JP2004026325A - シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Takayuki Okada
岡田 貴之
Miki Mizuta
水田 美己
Masaharu Nemura
根村 雅晴
Yoshinori Isobe
磯部 義紀
Mitsushige Murata
村田 光繁
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Abstract

【課題】処理を施す必要のないシートは、シートに処理を施す機構を通過させないで、そのまま排出することによって、耐用年数を長くすること。
【解決手段】シート処理装置600は、送られてきたシートに処理を施すシート後処理部601と、シート後処理部601によって処理を施す必要のない送られてきたシートが積載されるシート排出トレイ51と、シート後処理部601及びシート排出トレイ51を有して送られてきたシートをシート排出トレイとシート後処理部601とで選択的に受け取る昇降体602と、を備えている。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートに処理を施すシート処理装置、特に、処理を施す必要のないシートを受け取ったとき、そのシートを、処理を施すときの案内路を通過させないで排出するシート処理装置と、このシート処理装置を装置本体に備えた画像形成装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、シート処理装置は、シートの取り扱い性が非常に向上する利点が認められて、広く使用されるようになってきている。シート処理装置は、シート整合処理、シート孔あけ処理、シート綴じ処理、シーを折り曲げ処理等の内、少なくとも1つの処理をシートに施すようになっている。
【0003】
従来のシート処理装置は、いわゆる「フィニッシャ」といわれて、例えば、画像形成装置の装置本体に備えられて、画像形成したシートに上記の処理を施すようになっている。画像形成装置は、シートに画像を形成する装置であって、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、シート処理装置は、例えば、画像形成装置の装置本体に備えられて使用される場合、画像形成装置で画像を形成した全部のシートに処理を施す必要があるとはかぎらない。
【0005】
しかし、従来のシート処理装置は、処理を施す必要のないシートまでが、シート処理部を通過するようになっているので、処理を施す必要のないシートを通過させる分だけ、シート処理部の各部品が余計に作動して、その分、耐用年数が短くなっていた。また、余計な動作をすることによって、故障する原因が増えていた。さらに、処理を施す必要のないシートを、シート処理部を通過させると、シートが汚れる原因になっていた。
【0006】
本発明は、処理を施す必要のないシートは、シートに処理を施す機構を通過させないで、そのまま排出することによって、耐用年数を長くすることができたシート処理装置と、このシート処理装置を備えて画像形成装置とを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のシート処理装置は、送られてきたシートに処理を施すシート処理手段と、前記シート処理手段によって処理を施さない前記送られてきたシートが積載されるシート積載手段と、前記シート処理手段及び前記シート積載手段を有して前記送られてきたシートを前記シート積載手段と前記シート処理手段とで選択的に受け取る受取選択手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明のシート処理装置における、前記シート積載手段は、前記シート処理手段の上方に配設してある。
【0009】
本発明のシート処理装置における、前記受取選択手段は、前記シートを前記シート処理手段で受け取る状態において、前記シートが所定時間送られてこないとき、前記シートを前記シート積載手段で受け取る状態に切り換わるようになっている。
【0010】
本発明のシート処理装置における、前記受取選択手段は、前記シートを前記シート処理手段で受け取る状態において、電源を切られたとき、前記シートを前記シート積載手段で受け取る状態に切り換わるようになっている。
【0011】
本発明のシート処理装置における、前記受取選択手段は、前記シート積載手段と前記シート処理手段とを有して変位可能な変位体と、前記送られてきたシートを前記シート積載手段で受け取る位置と前記シート処理手段で受け取る位置とに前記変位体を変位させる駆動部とを有し、前記変位体は、前記シートを前記シート処理手段で受け取る位置にいて、前記シートが所定時間送られてこないとき、前記シートを前記シート積載手段で受け取る位置に前記駆動部によって変位するようになっている。
【0012】
本発明のシート処理装置における、前記受取選択手段は、前記シート積載手段と前記シート処理手段とを有して変位可能な変位体と、前記送られてきたシートを前記シート積載手段で受け取る位置から前記シート処理手段で受け取る位置に前記変位体を変位させる駆動部とを有し、前記変位体は、前記シートを前記シート処理手段で受け取る位置にいて、前記シートが所定時間送られてこないとき、前記シートを前記シート積載手段で受け取る位置に自重によって変位するようになっている。
【0013】
本発明のシート処理装置における、前記受取選択手段は、前記シート積載手段と前記シート処理手段とを有して変位可能な変位体と、前記送られてきたシートを前記シート積載手段で受け取る位置と前記シート処理手段で受け取る位置とに前記変位体を変位させる駆動部とを有し、前記変位体が前記シートを前記シート処理手段で受け取る位置にいる状態で、前記電源を切られるときに、前記変位体が前記シートを前記シート積載手段で受け取る位置に前記駆動部によって変位してから前記電源が切れるようになっている。
【0014】
本発明のシート処理装置における、前記受取選択手段は、前記シート積載手段と前記シート処理手段とを有して変位可能な変位体と、前記送られてきたシートを前記シート積載手段で受け取る位置から前記シート処理手段で受け取る位置に前記変位体を変位させる駆動部とを有し、前記変位体は、前記シートを前記シート処理手段で受け取る位置にいて、前記電源を切られたとき、前記シートを前記シート積載手段で受け取る位置に自重によって変位するようになっている。
【0015】
本発明のシート処理装置における、前記シート積載手段は、前記シートの搬送方向の上流側に前記シートの上流端を受け止めるシート受け止め片を有している。
【0016】
本発明のシート処理装置における、前記シート処理手段の下流側に、前記シート処理手段によって処理を施された前記シートが積載される処理済シート積載手段を備えている。
【0017】
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像を形成された画像形成済みシートに処理を施すシート処理手段と、前記シート処理手段によって処理を施さない前記画像形成済みシートが積載されるシート積載手段と、前記シート処理手段及び前記シート積載手段を有して前記画像形成済みシートを前記シート積載手段と前記シート処理手段とで選択的に受け取る受取選択手段と、を備えている。
【0018】
本発明の画像形成装置における、前記シート積載手段は、前記シート処理手段の上方に配設してある。
【0019】
本発明の画像形成装置における、前記受取選択手段は、前記画像形成済みシートを前記シート処理手段で受け取る状態において、前記画像形成済みシートが所定時間送られてこないとき、前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る状態に切り換わるようになっている。
【0020】
本発明の画像形成装置における、前記受取選択手段は、前記画像形成済みシートを前記シート処理手段で受け取る状態において、電源を切られたとき、前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る状態に切り換わるようになっている。
【0021】
本発明の画像形成装置における、前記受取選択手段は、前記シート積載手段と前記シート処理手段とを有して変位可能な変位体と、前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る位置と前記シート処理手段で受け取る位置とに前記変位体を変位させる駆動部とを有し、前記変位体は、前記画像形成済みシートを前記シート処理手段で受け取る位置にいて、前記画像形成済みシートが所定時間送られてこないとき、前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る位置に前記駆動部によって変位するようになっている。
【0022】
本発明の画像形成装置における、前記受取選択手段は、前記シート積載手段と前記シート処理手段とを有して変位可能な変位体と、前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る位置から前記シート処理手段で受け取る位置に前記変位体を変位させる駆動部とを有し、前記変位体は、前記画像形成済みシートを前記シート処理手段で受け取る位置にいて、前記画像形成済みシートが所定時間送られてこないとき、前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る位置に自重によって変位するようになっている。
【0023】
本発明の画像形成装置における、前記受取選択手段は、前記シート積載手段と前記シート処理手段とを有して変位可能な変位体と、前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る位置と前記シート処理手段で受け取る位置とに前記変位体を変位させる駆動部とを有し、前記変位体が前記画像形成済みシートを前記シート処理手段で受け取る位置にいる状態で、前記電源を切られるときに、前記変位体が前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る位置に前記駆動部によって変位してから前記電源が切れるようになっている。
【0024】
本発明の画像形成装置における、前記受取選択手段は、前記シート積載手段と前記シート処理手段とを有して変位可能な変位体と、前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る位置から前記シート処理手段で受け取る位置に前記変位体を変位させる駆動部とを有し、前記変位体は、前記画像形成済みシートを前記シート処理手段で受け取る位置にいて、前記電源を切られたとき、前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る位置に自重によって変位するようになっている。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態のシート処理装置と、画像形成装置とを図に基づいて説明する。
【0026】
画像形成装置には、シートに画像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機等がある。本実施形態のシート処理装置は、例えば、複写機の構成要素の1つとして使用しているが、プリンタ、ファクシミリ等の構成要素の1つとして使用することができるようになっており、複写機の構成要素のみに使用されるものではない。
【0027】
シート処理装置は、シート整合処理、シート孔あけ処理、シート綴じ処理、シー折り曲げ処理等の内、少なくとも1つの処理をシートに施すようになっている。本実施形態のシート処理処置は、例えば、シートに綴じ処理を施すようになっているが、他の処理を施すようになっていてもよい。
【0028】
(複写機の概略構成)
図1は、本発明の実施形態のシート処理装置を有する装置の一例である画像形成装置のさらに一例である複写機の概略断面図である。本実施形態では、シート処理装置600の装置本体71と画像形成部2等の装置本体23とが別々になっている。そして、シート処理装置600を制御するシート処理制御部69はシート処理装置600の装置本体71内に設けてある。帯電ドラム15と感光体ドラム14等を制御する画像形成制御部24は画像形成部2等の装置本体23内に設けてある。
【0029】
なお、図6に示すように、シート処理制御部69は画像形成制御部24と一体にしてもよい。あるいは、図示しないが、シート処理制御部69に画像形成制御部24を一体にしてもよい。さらに、図7に示すように、シート処理装置600の装置本体と画像形成部2等の装置本体とを共通の装置本体25にし、かつシート処理制御部69を画像形成制御部24と一体にしてもよい。図1、図6において、電源スイッチ30は、画像形成部2等の装置本体23に設けてあるが、シート処理装置600の装置本体71に設けてあってもよい。
【0030】
複写機101は、原稿の画像を読み取る画像読み取り部1、シートに画像を形成する画像形成部、画像形成部2にシートを供給するシート供給部10、シート処理装置600、画像形成部2等を制御する画像形成制御部24等を備えている。
【0031】
画像読み取り部1、画像形成部2、シート供給部10、及び画像形成制御部24は、装置本体23内に設けてある。画像形成部2の上部には、画像読み取り部1を配設してある。画像形成部2の図1において左側には、画像形成部2で画像形成したシートを、例えば、綴じるシート処理装置600を配設してある。
【0032】
(画像読み取り部)
画像読み取り部1は、原稿を光学的に読み取る走査光学系4aの上に装備した原稿搬送装置(ADF)4bを有している。画像読み取り部1は、原稿搬送装置4bからプラテンガラス5上に送り込まれた原稿を、または原稿搬送装置4bを解放して直接プラテンガラス5上にセットされた原稿を、走査光学系4aで露光走査することにより読み取るようになっている。
【0033】
すなわち、画像読み取り部1は、プラテンガラス5上の原稿に対して光源6を走査しながら光を照射し、その反射光をミラー7およびレンズ8を介して光電変換素子9に集光して、電気的なデジタル信号に変換して画像形成部2、または他の画像形成装置、あるいはファクシミリ装置の画像形成部に伝送するようになっている。複写機101は、このデジタル信号を自己の画像形成部2に伝送すればコピー機として機能し、他の複写機101の画像形成部へ、あるいはファクシミリ装置の画像形成部へ伝送すればファクシミリ装置として機能する。
【0034】
なお、前記画像読み取り部1には必ずしも原稿搬送装置4bを装備する必要はない。すなわち、走査光学系4aのプラテンガラス5上にセットした原稿を押さえる原稿押さえ部材を設けたものであってもよい。
【0035】
(画像形成部)
画像形成部2は、画像形成部2の下方に配置されたシート給送部10に装填したシートカセット11から、給送ローラ12、搬送ローラ対13によって搬送されたシートPに対して電子写真方式によってトナー像を形成するようになっている。すなわち、図1の矢印方向へ回転する感光体ドラム14の表面は、帯電ローラ15によって一様に帯電され、この表面に前述した画像読取部1、あるいはパソコン等から伝送された画像情報に基づいて光照射するレーザースキャナ16で選択的な露光をされることによって、潜像を形成されるようになっている。
【0036】
この潜像は、現像器17でトナー現像されて、可視像化される。そして、トナー像は、搬送されてくるシートPに、転写ローラ18へのバイアス印加によって転写される。トナー像が転写されたシートは、搬送ベルト20により定着器19へ搬送されて、定着器19で加熱、加圧され、トナー像を定着される。最後にシートは、搬送ローラ対21によって搬送され、排出ローラ対22によってシート処理装置600に排出される。
【0037】
複写機101の装置本体23に設けた、画像形成手段である、例えば、画像形成処理部28の制御は、画像形成制御部24によって行われるようになっている。画像形成処理部28は、帯電ローラ15、現像器17、感光体ドラム14等を備えている。画像形成処理部28は、読み取り部1、画像形成部2、シート供給部10等も制御するようになっている。
【0038】
(シート処理装置)
(固定トレイ51にシートを積載するモード)
図1は、本実施形態のシート処理装置において、シートPに処理を施さないで、シート積載手段である、例えば、シート排出トレイ51に排出するときの状態図である。図2は、シートPに処理を施して、処理済みシート積載手段である、例えば、昇降トレイ53にシートを排出するときの状態図である。
【0039】
先ず、シート処理装置600を概略説明する。定着器19を通過した画像形成済みシートは、処理を施されないで排出される場合にはシート排出トレイ51へ、後処理を施されて出力される場合には昇降トレイ53へと、変位体である、例えば、昇降体602の昇降によって、選択的に排出されるようになっている。昇降体602は、装置本体71の1対の支柱72を案内にして、昇降するようになっている。また、画像形成済みシートは、後処理を施されない場合でも、多数枚排出される場合、昇降トレイ53に排出される。本実施形態のシート処理装置600は、昇降トレイ53がシートの枚数に応じて図1の矢印方向(下方)に移動するようになっているので、シートの大容量積載が可能になっている。
【0040】
このように、本実施形態のシート処理装置600における、処理を施さないシートのトレイの選択は、あらかじめ操作者の指示に応じて、昇降体602が選択するようになっており、昇降体602によるトレイの選択はジョブ毎に装置の操作部またはパソコン等から行ってもよいが、ジョブの種類や出力枚数等によりあらかじめ設定しておいてもよい。
【0041】
例えば、本実施形態のシート処理装置600は、処理設定をしていない印刷ジョブにおいては、1つのジョブで設定された出力枚数に応じて排出するトレイを自動的に選択するように設定することができるようになっている。つまり、本実施形態のシート処理装置600は、少数枚ジョブの場合はシート排出トレイ51に、多数枚ジョブの場合は昇降トレイ53に、それぞれシートを排出することができるようになっている。
【0042】
また、本実施形態のシート処理装置600は、ジョブごとの出力枚数にかぎらず、シート排出トレイ51に積載されているシ−トの枚数をシート処理制御部69によってカウントして、その枚数が所定枚数に達した時点で、シートの排出先を昇降トレイ53に切り替えるという制御もできるようになっている。
【0043】
以下、本実施形態のシート処理装置600を詳細に説明する。図3は、シート処理装置600の主要構成を示す主要断面図である。図3において、昇降体602の上面には、シート排出トレイ51を形成してある。また、昇降体602内には、シート処理手段である、例えば、シート後処理部601を設けてある。シート後処理部601内には、例えば、ステープラユニット55を設けてある。
【0044】
図5は、シート処理装置600の主要構成を示す背面図である。図5において、本実施形態のシート処理装置600は、ステッピングモータ67を駆動源とし、ステッピングモータ67からタイミングベルト63を介して駆動プーリ61に回転力が伝達されるようになっている。駆動プーリ61と従動プーリ62とにはタイミングベルト63を張架してある。このタイミングベルト63と昇降体602は、連結部64によって連結されている。昇降体602は、駆動プーリ61に入力された回転力によって、装置の前後に配設した2本のガイドレール65に沿って、上下方向に移動するようになっている。
【0045】
このような構成によって、シート処理装置600は、ステッピングモータ67が時計方向に回転すると昇降体602が上昇し、逆に、反時計方向に回転すると下降するようになっている。
【0046】
図1は、本実施形態のシート処理装置600において、後処理を施す必要のないシートをシート排出トレイ51に排出する時の装置の状態を示している。通常、昇降体602は、図1に示す一番下方に降りた状態で待機している(S101)。複写機101に電源を入れる(S102)。シートに処理を施すこともなく、又は、昇降トレイ53にシートを排出するのでもないので(S103)、昇降体は下降したままである(S104)。
【0047】
画像形成部2により画像形成された画像形成済みシートは、画像形成部2に設けた、矢印方向に回転する排出ローラ対22によって、勢いをもって、昇降体602の上面に設けたシート排出トレイ51の積載面51a上に排出される。すなわち、シートに処理を施す必要がなく、かつ、昇降トレイ53に排出しないで(S103)、シート排出トレイ51に排出するジョブが行われる場合には、シート処理装置600はなんらの動作も行わず、画像形成部2から排出されたシートはシート排出トレイ51に排出・積載されていく(S104)。シート排出トレイ15にシートを排出するジョブ動作の間中、シート処理装置600には電力は一切供給されていない。ジョブが終了していなければ、次のジョブへ移行する(S114、S115)。
【0048】
このように、本実施形態のシート処理装置600は、後処理を必要としないシートが画像形成部2等の装置本体23から送られてくると、作動しないでそのままシート排出トレイ51でシートを受け取るようになっているので、省エネルギ化を実現することができる。また、シート処理装置600が故障した場合でも、後処理をしないジョブにかぎり、その復旧を待たずに、シート排出トレイ51でシートを受け取ることができるので、シート処理装置600のダウンタイムを最小限に抑えることができる。さらに、後処理部61を不必要に作動させる必要がなくなって、その分、摩耗や故障が少なくなり、シート処理装置600を長期間使用することができる。また、シート処理装置600は、処理を施さないシートを、後処理部61を通過させないようになっているので、シートを汚したり、シートに損傷を与えたりするおそれが少なくなり、シートの品質や、シートに形成してある画像の品質を低下させるようなことがなくなる。
【0049】
(ステープル処理をしないで、昇降トレイ53に大量枚数のシートを積載するモード)
操作者によって、ステープル処理を行わないが大量枚数のジョブで昇降トレイ53に排出するジョブが指示されると(S103)、その信号が画像形成制御部24からシート処理制御部69に送られてくる。シート処理装置の電源が入る(S103,S105)。シート処理制御部69は、画像形成制御部24からの信号に基づいて、ステッピングモータ67を反時計方向に回転させる。昇降体602は、上昇動作を開始し、図4に示すシート後処理部601にシートを受け入れるシート受入口66が、画像形成部2のシート排出口である排出ローラ対22の位置と対向する位置まで上昇して、停止する。
【0050】
昇降体602の停止位置は、シート処理制御部69がステッピングモータ67のパルスをカウントすることによって決められる。昇降体602は、上昇待機状態となり、シートが搬送されてくるのに備える(S106)。
【0051】
昇降体602の上昇停止状態は、シート処理制御部69の制御によって、ステッピングモータ67にロック電流を流して、ステッピングモータ67の逆転を阻止し、昇降体602が自重によって下降しないようにすることによって保持される。
【0052】
画像形成部2から排出された画像形成済みのシートは、シートパス54を通過して、シート後処理部601内を通過搬送される。そしてシートは、昇降トレイ53の積載面53a上に排出されて、積載される(S107,S109)。
【0053】
シート処理装置600が上昇した位置で、昇降トレイ53に、処理を施されないシートが排出されて(S107,S109)、画像形成部2での画像形成動作が終了したことが、画像形成制御部24からシート処理制御部69に信号が送られてきて、一定時間内に画像形成部2が動作しない場合、シート処理制御部69は、ステッピングモータ67を反時計方向に回転させて、昇降体602を図1に示す下降位置に戻し、下降待機状態にする(S111,S112)。そして、再度、画像形成部2の動作が再開されるまで、シート処理装置への電力の供給は停止される(S113)。一定時間内に画像形成部2が作動したとき(S111)、次のジョブへ移行する(S116)。
【0054】
(ステープル処理をしないで、昇降トレイ53にシートをオフセット積載するオフセットモード)
次に、画像を形成されたシートに対して、シート後処理部601で処理を施し、昇降トレイ53に排出する動作を説明する。図2は本実施形態のシート処理装置において、画像が形成されたシートに後処理を施した後、そのシートを昇降トレイ53に排出する状態を示す図である。
【0055】
操作者によりステープル処理が必要なジョブが指示されると、シート処理装置の電源が入る(S101乃至S105)。昇降体602は、排出ローラ対22の位置と対向する位置まで上昇して停止する(S106)。画像形成済みのシートは、シートパス54を通過して、シート後処理部601内に送られ、ステープラユニット55によって綴じ処理された後(S107,S108)、昇降トレイ53に排出される(S109)。ジョブが終了して、一定時間内にシートが送られてこないと(S111)、昇降体602は下降する(S112)。そして、シート処理装置への電力供給が停止される(S113)。一定時間内に画像形成部2が作動したとき(S111)、次のジョブへ移行する(S116)。
【0056】
以上の説明において、シート処理装置600は、昇降体602が上昇位置にあるとき、複写機101の電源スイッチ30を切ると、ステッピングモータ67が反時計方向に回転し、昇降体602を下降位置にまで下降させてから電源が切れるようになっている。すなわち、電源スイッチ30には、所定時間経過してから電源を切ることのできる遅延スイッチを使用している。遅延スイッチが作動すると、画像形成制御部24を通じて、シート処理制御部69に停止信号が送られ、シート処理制御部69は、ステッピングモータ67を所定時間反時計方向に回転させて停止させる。
【0057】
なお、昇降体602は、ステッピングモータ67の反時計方向への回転によって下降するようになっているが、昇降体602の自重を利用して、下降させてもよい。この場合、電源スイッチ30に、遅延スイッチを使用しないで通常のスイッチを使用する。電源スイッチを切ると、ステッピングモータ67に流れていた上記ロック電流が流れなくなり、ステッピングモータ67が回転自在の状態になる。この結果、昇降体602が自重によって下降する。下降した昇降体602は、不図示の緩衝機構(ショックアブソーバ)によって受け止められて、下降停止したときの衝撃を和らげられて、損傷を受けないようになっている。
【0058】
また、昇降体602の上昇位置を保持するため、ステッピングモータ67にロック電流を流しているが、ステッピングモータ67、駆動プーリ61、従動プーリ62のいずれかに不図示のブレーキを設けて、昇降体602の下降を規制してもよい。この場合、ブレーキを解放することによって、昇降体602は、自重によって下降する。
【0059】
複写機101を停止してから、その後、複写機101の電源スイッチを入れられても、直ちにはシート処理装置600には電力が供給されない。ステープル処理等のシート処理が必要なジョブ指令が画像形成制御部24からシート処理制御部69に送られてくるまでシート処理装置600には、電力が供給されない。ジョブ指令が画像形成制御部24からシート処理制御部69に送られてくると、シート処理制御部69は、シート処理装置600を作動させる。
【0060】
このように、図1に示すように、本実施形態のシート処理装置600は、昇降体602が下降した状態を初期状態にしてあるので、シート処理装置600に何らかの不具合が発生して、シート処理装置600自体が作動しなくなった場合においても、シート排出トレイ51上にシートを排出することができる。
【0061】
なお、本実施形態のシート処理装置600における昇降体602の上昇・下降動作は、昇降体602に連結したタイミングベルトの駆動によって行うようになっているが、昇降体602の上昇・下降動作の方法は、この限りではない。例えば、ワイヤーによる駆動機構、ラックとピニオンによる駆動構成、カム・リンクによる駆動機構を使用してもよい。
【0062】
また、ステッピングモータ67の代わりに、画像形成部2等の装置本体23内に設けてある駆動源を使用してもよい。例えば、排出ローラ対22を回転させる排出ローラ対用のモータ31を使用してもよい。この場合、モータ31は、排出ローラ対22を回転させるので、昇降体602の上昇させた後、シート排出のため、排出ローラ対22を回転させても駆動プーリ61に、モータ31の回転が伝わらないように、モータ31と駆動プーリ61との間に不図示のクラッチを設けておく必要がある。さらに、この場合、昇降体602を上昇位置に保持しておくには、クラッチ、駆動プーリ61、従動プーリ62のいずれかに不図示のブレーキを設けて、昇降体602の下降を阻止する必要がある。昇降体602の下降は、ブレーキを解放して、昇降体602の自重を利用して行う。この場合においても、モータ31で昇降体602の上昇させた後、排出ローラ対22を回転させてもピニオン79に、モータ31の回転が伝わらないように、モータ31とピニオン79との間に不図示のクラッチを設けておく必要がある。さらに、この場合、昇降体602を上昇位置に保持しておくには、クラッチ、ピニオン79のいずれかに不図示のブレーキを設けておく必要がある。
【0063】
排出ローラ対22のモータ31を使用する場合、駆動プーリ61、従動プーリ62、タイミングベルト63の代わりに、図8に示すように、画像形成部等の装置本体23にピニオン79を設けて、昇降体602にピニオン79に噛合するラック80を設け、ピニオン79をモータ31によって回転させることによって、昇降体602を昇降させてもよい。あるいは、昇降体602を上昇のみさせて、下降は昇降体602の自重を利用して行ってもよい。
【0064】
また、昇降体602を上昇した状態を保持するには、図9に示すようにプランジャ73を使用してもよい。プランジャ73は、支柱72に設けてあり、昇降体602が所定の位置に上昇すると、シート処理制御部69の制御によって突出するスピンドル74によって昇降体602の下降を阻止するようになっている。スピンドル74の突出状態(図9に示す状態)は、プランジャ73に流れるロック電流によって保持される。
【0065】
昇降体602の下降は、シート処理制御部69の制御によってロック電流を解除して、ばね75によってプランジャ73を引っ込めると、昇降体602が自重によって下降する。下降した昇降体602は、緩衝機構(ショックアブソーバ)76によって受け止められて、損傷を受けないようになっている。なお、プランジャ73は、1対の支柱72に各々設けてあり、昇降体602を両側で受け止めてもよいし、一方の支柱72にのみ設けて昇降体602の片側を受け止めてもよい。緩衝機構76は、1対の支柱72を渡してある梁77の上に設けてある。緩衝機構76の数は、幾つであってもよい。
【0066】
したがって、昇降体602の駆動部として、例えば、上記のステッピングモータ67、駆動プーリ61、従動プーリ62及びタイミングベルト63等からなる昇降機構78、排出ローラ対22用のモータ31、駆動プーリ61、従動プーリ62、タイミングベルト63及びブレーキ等からなる機構、ステッピングモータ67、駆動プーリ61、従動プーリ62、タイミングベルト63及びプランジャ73等からなる機構、排出ローラ対22用のモータ31、駆動プーリ61、従動プーリ62、タイミングベルト63及びプランジャ73等からなる機構、排出ローラ対22用のモータ31、ピニオン79、ラック80等からなる機構等があることになる。
【0067】
また、受取選択手段は、例えば、上記駆動部における、いずれかの機構と、昇降体602とによって構成されている。
【0068】
上述のように、シート処理装置600は、図1に示すように、昇降体602が下降位置にいる状態をシート処理装置600の初期姿勢にしたことによって、シート排出トレイ51へのシート排出時には、シート後処理部601が作動しなくて済むようになっている。また、シート処理処理600は、昇降トレイ53にシートを排出するときにのみ、昇降体602を図2に示すように上昇させることによって、シート後処理部601への搬送路を形成して、シート後処理部601が作動して電力が消費され、シートの搬送、処理を行うようになっている。したがって、シート処理装置600は、消費電力が従来より少なくなっている。
【0069】
なお、モータ31のロック電流、ブレーキの保持電流等による消費電力は、従来のシート処理装置において消費されることのない消費電力であるが、従来のシート処理装置における搬送ローラの回転に消費される電力、初期化動作に消費される電力等の合計の消費電力よりも少ないので、本実施形態のシート処理装置の省エネルギ化を阻害することはない。
【0070】
シート排出トレイ51は、シート排出方向の上流側端部が下流側端部よりも低くなっている。そして、シート排出トレイ51の上流端部には、シート受け止め片である、例えば、排出シート後端壁52を突設してある。このため、昇降体602が上昇して、シート後処理部601内に搬送される場合において、既に、シート排出トレイ51上にシートが積載されていても、シート排出トレイ51の上流端部には排出シート後端壁52を突設してあるので、シート排出トレイ51上のシートがシート排出トレイ51から落下するようなことがない。
【0071】
なお、排出シート後端壁52は、シート排出トレイ51が、シートを積載したまま、図1に示す位置から、図2に示す位置に上昇したとき、シートの上流端を受け止めて、シートがシート排出トレイ51から落下するのを防止している。また、排出シート後端壁52は、切替入口部60の上昇にともなって、シートの上流端が排出ローラ対22や、複写機の装置本体23に擦れるのを防止して、シートが損傷を受けないようにしている。さらに、シート排出トレイ51のシート積載面51aがシート排出方向の上流側端を下流側端より低くした傾斜面になっているので、排出シート後端壁52は、シート積載面51aを滑り降りるシートを受け止めてシートの整合を行うようになっている。
【0072】
【発明の効果】
本発明のシート処理装置は、後処理が不必要なシートが送られてきたとき、シート処理手段を通さないでシートを受け取るようになっているので、シート処理手段を一切動作させる必要がなく、耐用年数を延ばすこと、故障原因を回避すること、省エネルギ化を実現すること等ができる。さらに、シートに損傷を与えたり、シートを汚したりして、シートの品質を低下させるのを防止することができる。
【0073】
また、本発明のシート処理装置は、受取選択手段が待機位置において、シート積載手段を選択するようになっているので、シート処理手段が故障した場合において、後処理をしないシートにかぎり、そのシート処理手段の復旧を待たないでシートを受け取ることができて、ダウンタイムを最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシート処理装置を備えた画像形成装置の一例である複写機のシート搬送方向に沿った断面図である。
【図2】図1に示すシート処理装置がシートに処理を施すことができる状態の図である。
【図3】シート処理装置の正面断面図であり、シート排出トレイでシートを受け取っている状態の図である。
【図4】シート処理装置の正面断面図であり、シート後処理部でシートに処理を施すときの状態図である。
【図5】シート処理装置の背面図であり、昇降体を昇降させる機構を示した図である。
【図6】図1に示す複写機において、画像形成制御部とシート処理制御部とを一体にした図である。
【図7】図1に示す複写機において、画像形成制御部とシート処理制御部とを一体にし、かつシート処理装置の装置本体と、画像形成部等の装置本体とを一体にした図である。
【図8】昇降体を上昇させる他の形態の機構を示した図である。
【図9】昇降体の上昇状態を保持する機構を示した図である。
【図10】シート処理装置の動作を説明する概略フローチャートである。
【符号の説明】
P   シート
1   画像読取部
2   画像形成部
14   感光体ドラム
19   定着器
22   排出ローラ対
23   画像形成部等の装置本体
24   画像形成制御部
25   共通の装置本体
28   画像形成処理部(画像形成手段)
30   電源スイッチ
31   排出ローラ対用のモータ
51   シート排出トレイ(シート積載手段)
51a  積載面
52   排出シート後端壁(シート受け止め片)
53   昇降トレイ(処理済みシート積載手段)
55   ステープラユニット
61   駆動プーリ
62   従動プーリ
63   タイミングベルト
64   連結部
65   ガイドレール
66   シート受入口
67   ステッピングモータ
69   シート処理制御部
71   装置本体
72   支柱
73   プランジャ
74   スピンドル
75   ばね
76   緩衝機構
77   梁
78   昇降機構(駆動部)
79   ピニオン
80   ラック
101   複写機
600   シート処理装置
601   シート後処理部(シート処理手段、受取選択手段)
602   昇降体(変位体、受取選択手段)

Claims (18)

  1. 送られてきたシートに処理を施すシート処理手段と、
    前記シート処理手段によって処理を施さない前記送られてきたシートが積載されるシート積載手段と、
    前記シート処理手段及び前記シート積載手段を有して前記送られてきたシートを前記シート積載手段と前記シート処理手段とで選択的に受け取る受取選択手段と、
    を備えたことを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記シート積載手段は、前記シート処理手段の上方に配設してあることを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記受取選択手段は、前記シートを前記シート処理手段で受け取る状態において、前記シートが所定時間送られてこないとき、前記シートを前記シート積載手段で受け取る状態に切り換わることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート処理装置。
  4. 前記受取選択手段は、前記シートを前記シート処理手段で受け取る状態において、電源を切られたとき、前記シートを前記シート積載手段で受け取る状態に切り換わることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート処理装置。
  5. 前記受取選択手段は、前記シート積載手段と前記シート処理手段とを有して変位可能な変位体と、前記送られてきたシートを前記シート積載手段で受け取る位置と前記シート処理手段で受け取る位置とに前記変位体を変位させる駆動部とを有し、前記変位体は、前記シートを前記シート処理手段で受け取る位置にいて、前記シートが所定時間送られてこないとき、前記シートを前記シート積載手段で受け取る位置に前記駆動部によって変位することを特徴とする請求項1,2,3のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  6. 前記受取選択手段は、前記シート積載手段と前記シート処理手段とを有して変位可能な変位体と、前記送られてきたシートを前記シート積載手段で受け取る位置から前記シート処理手段で受け取る位置に前記変位体を変位させる駆動部とを有し、前記変位体は、前記シートを前記シート処理手段で受け取る位置にいて、前記シートが所定時間送られてこないとき、前記シートを前記シート積載手段で受け取る位置に自重によって変位することを特徴とする請求項2又は3に記載のシート処理装置。
  7. 前記受取選択手段は、前記シート積載手段と前記シート処理手段とを有して変位可能な変位体と、前記送られてきたシートを前記シート積載手段で受け取る位置と前記シート処理手段で受け取る位置とに前記変位体を変位させる駆動部とを有し、前記変位体が前記シートを前記シート処理手段で受け取る位置にいる状態で、前記電源を切られるときに、前記変位体が前記シートを前記シート積載手段で受け取る位置に前記駆動部によって変位してから前記電源が切れることを特徴とする請求項1,2,4のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  8. 前記受取選択手段は、前記シート積載手段と前記シート処理手段とを有して変位可能な変位体と、前記送られてきたシートを前記シート積載手段で受け取る位置から前記シート処理手段で受け取る位置に前記変位体を変位させる駆動部とを有し、前記変位体は、前記シートを前記シート処理手段で受け取る位置にいて、前記電源を切られたとき、前記シートを前記シート積載手段で受け取る位置に自重によって変位することを特徴とする請求項2又は4に記載のシート処理装置。
  9. 前記シート積載手段は、前記シートの搬送方向の上流側に前記シートの上流端を受け止めるシート受け止め片を有していることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  10. 前記シート処理手段の下流側に、前記シート処理手段によって処理を施された前記シートが積載される処理済シート積載手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  11. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって画像を形成された画像形成済みシートに処理を施すシート処理手段と、
    前記シート処理手段によって処理を施さない前記画像形成済みシートが積載されるシート積載手段と、
    前記シート処理手段及び前記シート積載手段を有して前記画像形成済みシートを前記シート積載手段と前記シート処理手段とで選択的に受け取る受取選択手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記シート積載手段は、前記シート処理手段の上方に配設してあることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記受取選択手段は、前記画像形成済みシートを前記シート処理手段で受け取る状態において、前記画像形成済みシートが所定時間送られてこないとき、前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る状態に切り換わることを特徴とする請求項11又は12に記載の画像形成装置。
  14. 前記受取選択手段は、前記画像形成済みシートを前記シート処理手段で受け取る状態において、電源を切られたとき、前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る状態に切り換わることを特徴とする請求項11又は12に記載の画像形成装置。
  15. 前記受取選択手段は、前記シート積載手段と前記シート処理手段とを有して変位可能な変位体と、前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る位置と前記シート処理手段で受け取る位置とに前記変位体を変位させる駆動部とを有し、前記変位体は、前記画像形成済みシートを前記シート処理手段で受け取る位置にいて、前記画像形成済みシートが所定時間送られてこないとき、前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る位置に前記駆動部によって変位することを特徴とする請求項11,12,13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 前記受取選択手段は、前記シート積載手段と前記シート処理手段とを有して変位可能な変位体と、前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る位置から前記シート処理手段で受け取る位置に前記変位体を変位させる駆動部とを有し、前記変位体は、前記画像形成済みシートを前記シート処理手段で受け取る位置にいて、前記画像形成済みシートが所定時間送られてこないとき、前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る位置に自重によって変位することを特徴とする請求項12又は13に記載の画像形成装置。
  17. 前記受取選択手段は、前記シート積載手段と前記シート処理手段とを有して変位可能な変位体と、前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る位置と前記シート処理手段で受け取る位置とに前記変位体を変位させる駆動部とを有し、前記変位体が前記画像形成済みシートを前記シート処理手段で受け取る位置にいる状態で、前記電源を切られるときに、前記変位体が前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る位置に前記駆動部によって変位してから前記電源が切れることを特徴とする請求項11,12,14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  18. 前記受取選択手段は、前記シート積載手段と前記シート処理手段とを有して変位可能な変位体と、前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る位置から前記シート処理手段で受け取る位置に前記変位体を変位させる駆動部とを有し、前記変位体は、前記画像形成済みシートを前記シート処理手段で受け取る位置にいて、前記電源を切られたとき、前記画像形成済みシートを前記シート積載手段で受け取る位置に自重によって変位することを特徴とする請求項12又は14に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006096469A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Toshiba Tec Corp シート後処理装置及び待機トレイ
JP2017177456A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 キヤノン株式会社 画像形成装置の電力制御方法

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