JP2004026257A - パレット - Google Patents

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JP2004026257A
JP2004026257A JP2002187772A JP2002187772A JP2004026257A JP 2004026257 A JP2004026257 A JP 2004026257A JP 2002187772 A JP2002187772 A JP 2002187772A JP 2002187772 A JP2002187772 A JP 2002187772A JP 2004026257 A JP2004026257 A JP 2004026257A
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steel material
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JP2002187772A
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Toru Oishi
大石 徹
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Asahi Kasei Electronics Co Ltd
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Asahi Kasei Electronics Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は荷物を積層して搬送、保管の際に使用されるパレットであって、特にフォークリフトの爪を四方から容易に挿入することが出来、かつ重量物を載置した際にもたわみ等の変形が生ずる恐れがないパレットを目的とする。
【解決手段】夫々複数の細帯板2、4、6等を所定の間隔を保ってほぼ平行に並列してなる下部支持層3、中間支持層5及び上部支持層7を夫々細帯板2、4、6が交差するように組合せると共に、下部支持層3と中間支持層5との間にブロック8を介在させて全体を結合し、さらに上部支持層5の所定の細帯板6の相互間に鋼材9を介在させて構成したパレット1の構造である。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷物を積層して搬送、保管時に用いられるパレットに係り、特に重量物を安定してかつ安全に支持して搬送或は保管し、かつフォークリフト、ハンドリフト等の爪を四方から容易に挿入し得る構造を有するパレットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の重量物を積層して搬送、保管し得るパレットの公知技術としては、例えば特開平7−40991号公報、或は特開2002−104570号公報等が知られている。
【0003】
前者の特開平7−40991号公報に記載された技術はパレットに重量物を積層し、かつ重量物を結束バンドでパレットに結束した際に、結束時にパレットの平板から結束バンドが浮き上がるのを防ぎ、フォークリフトの爪で結束バンドが切れてしまうことを防止するために、パレットの下面の所定位置に結束バンドに当接することが出来る当て板を設けて構成した構造である。
【0004】
後者の特開2002−104570号公報に係る技術は、ロール状に巻取られた重量のある感光材料を梱包する構造であって、段ボール箱製の外被の底部にパレットを載置し、その上部両側にロール状感光材料の巻芯を支持し得る上端中央部にU字型切欠部を有する支持板を起立し、前記外被の中に収納されたロール状感光材料を両側の支持板で中吊りするように保持すると共に、前記外被の底部に載置されたパレットを利用することによって、フォークリフトの爪で外被全体を搬送及び保管することが出来るようにした技術である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、前述の従来の技術に係るパレットは、パレットの平板から結束バンドの浮き上がるのを防ぎ、フォークリフトの爪で結束バンドが切れることを防止したり、或は段ボール箱の外被内の底部に収納されたパレットで重量のある材料を一体的に支持して搬送或は保管し得るように構成されている。
【0006】
しかし、これ等のパレットは重量物を載置した際に、特に重量物を多段で積層したり、或は重量物が積層されたパレットをフォークリフトの爪を挿入して持ち上げた場合には、パレットが左右にたわんだりして大きく変形してしまう問題があった。
【0007】
例えば、前述のようなロール状に巻き取られた感光材料の原反ロールを梱包した箱全体の重量は約800kgを有しているが、これを二段に積層すると、1.6トンもの重量になるので、従来一般に使用されていたパレットではたわみ等の変形が生じていた。
【0008】
例えば、前述のような感光材料の原反ロールを積層したパレットがたわんだりして変形した場合には、原反ロールを梱包した箱の底部分がパレットに添って、たわんだりして変形し、そのために収納した原半ロールのレジスト層と梱包箱の底部が接触し、該レジスト層が変形するので、この原反ロールは商品として使えなくなる可能性があった。
【0009】
本発明に係るパレットは、前述のような多くの問題点に鑑み開発された全く新しい発明に係るパレットであって、特に並列された複数の細帯板で形成される下部支持層、中間支持層及び上部支持層を夫々交差結合させることによってパレットを構成し、かつ上部支持層の所定の細帯板間に鋼材を介在させることによってパレットを補強し、これによって重量物を積層しかつ搬送した場合にもパレットにたわみ等の変形が生ずることを防止し、さらにリフトの爪を四方から容易に挿入出来るようにした全く新しい技術を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るパレットは、前述の多くの問題点を根本的に改善した発明であって、その第1発明の要旨は、複数の細帯板を所定の間隔を保ってほぼ平行に並列してなる下部支持層と、複数の細帯板を夫々該下部支持層の細帯板と交差するように並列してなる中間支持層と、及び複数の細帯板を中間支持層の細帯板と交差するように並列してなる上部支持層とを組合わせると共に、前記下部支持層と中間支持層との間にブロックを介在させて結合してなるパレットに於て、前記上部支持層の所定の細帯板の相互間に鋼材を介在させて構成したことを特徴としたパレットである。
【0011】
前述の第1発明に係るパレットに於ては、複数の細帯板を所定の間隔を保ってほぼ平行に並列してなる下部支持層、中間支持層及び上部支持層の三層を夫々交差するように組合せ結合させて構成したので、下部支持層或は中間支持層の細帯板間にリフトの爪を挿入することが出来る。従って、リフトの爪をパレットの四方から挿入して持上げ、積み込みや荷降ろしの作業を良好な状態で実施することが出来る。
【0012】
また、第1発明のパレットに於ては、前記上部支持層の所定の細帯板の相互間に鋼材を介在させて構成したので、パレットを著しく補強することが出来、これによって重量物をパレットに積層したり、パレットを吊上げたりした場合にもパレットのたわみ等の変形が発生することを防止出来る。特にたわみ等の変形が生じ易いパレットの両側部に鋼材を取付けることによって、パレットの変形を防止することが出来る。本発明は鋼材で補強したので、比較的変形が生じ易い長方形のパレットも容易に構成することが出来る。
【0013】
本発明の第2発明のパレットの要旨は、前記鋼材が所定の断面形状を有するチャンネル材で形成されていることを特徴とした第1発明のパレットである。
【0014】
前述の第2発明に於ては、上部支持層の細帯板の相互間に介在される鋼材をチャンネル材で構成したので、単なる板鋼材を使用した場合よりも、折曲等の強度を著しく増大せしめることが出来、パレットのたわみ等の変形を防止出来る。また、チャンネル材は市販のものをそのまま切断して使用することが出来、かつパレットの中間支持層の細帯板に簡単にビス止めすることが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】
図により本発明に係るパレットの一実施例を具体的に説明すると、図1は本発明に係るパレットの斜視図、図2は図1のパレットの平面、正面及び側面図、図3は図1のパレットから鋼材を除去した構造のパレットの斜視図、図4は図1及び図3のパレットを用いて感光フィルム原反ロール(DFR原反ロール)入り梱包箱を二段に積んだ状態の模式図である。
【0016】
図1及び図2に於て、1は本発明に係るパレットであって、等間隔に並列された3本の細帯板2よりなる下部支持層3と、同様に等間隔に並列された5本の細帯板4よりなる中間支持層5と、等間隔に並列された5本の細帯板6よりなる上部支持層7と、前記下部支持層3と中間支持層5との間に介在される15個の角柱状ブロック8と、及び上部支持層7の細帯板6の相互間に介在されるC型チャンネル材よりなる鋼材9との組合せより構成されている。
【0017】
前記各支持層3、5、7及びブロック8との組合せ結合に当っては、図に示す如く、先ず下部支持層3の3個の細帯板2上に夫々5個のブロック8を等間隔に並列して固定し、かつ、中間支持層5の5個の細帯板4を前記細帯板2と直交する方向にブロック8上に載置して固定する。
【0018】
次に、上部支持層7の5個の細帯板6を前記細帯板4上に直交するように載置して固定し、さらに、上部支持層7の両側の細帯板6に沿って鋼材9を細帯板6の相互間に挿入し、この鋼材9の両端部を中間支持層5の細帯板4にビス10を介して取付けることによって、パレット1を組立て構成することが出来る。
【0019】
前記の下部支持層3、中間支持層5及び上部支持層7の細帯板2、4、6の数は必要に応じて増減することが出来る。前述の鋼材9は市販のチャンネル材をそのまま利用出来、安価に供給することが出来る。また、鋼材9はチャンネル材に限定されることなく、種々の鋼材が使用可能である。
【0020】
さらに、この鋼材9の取付介在は上部支持層7の両側部のみに限定されることなく、全部の細帯板6の相互間に介在させることによってパレット1の全体を均一に補強することも可能である。本発明に係るパレット1は、前述のように一部に鋼材9を使用するのみで、他は全て木材を使用するので、全体が軽量であって取扱いが容易であり、しかも安価に大量生産することが出来る。
【0021】
本発明に於ては、重量物を載置した場合に、比較的たわみ易いパレット1の両側部に夫々鋼材9を取付けて構成したので、この鋼材9によってパレット1の両側部を強固に補強することが出来る。
【0022】
図3に於て、11は比較的軽量の荷物を積載し得るパレットであって、基本的構造は前記パレット1と同一の構造を有している。パレット1とパレット11との差異は鋼材9が取付けられているか否かの違いに過ぎない。
【0023】
このパレット11は、例えば図4に示すような場合に有効に使用することが出来る。即ち、DFR原反ロール12を梱包した箱13を二段に積層するような場合に、荷重が一番大きくかかる下段の箱13の下には前記本発明のパレット1を使用し、上段の箱13の下にはパレット11を使用することが出来る。
【0024】
一般的にDFR原反ロール12を梱包した箱13の重量は約800kgであるので、これを二段に積層した場合には約1.6トンの重量になる。従って、上段の箱13はパレット11で充分に支持出来るが、二段に積層された下段の箱13をパレット11で支持した場合には、荷重が大きいのでパレット11にたわみ等の変形が生ずる心配がある。そのために、下段の箱13の下には、本発明に係るパレット1が有効に使用出来る。
【0025】
DFR原反ロール12を梱包した箱13をパレット上に載置した場合に、パレットに荷重によるたわみ等の変形が生ずると、箱13の底部がパレットに沿って変形し、中吊上に収納したDFR原反ロール12と箱13の底部とが接触する。そのために、DFR原反ロール12のレジスト層が変形し、このDFR原反ロール12が商品として使用出来なくなる可能性がある。従って、荷重が大きくかかる場所に、前述の本発明のパレット1を使用すれば、前述のようなトラブルが発生することを防止することが出来る。
【0026】
図4に於て、DFR原反ロール12を梱包する箱13内の両側には夫々軸受台14が取付けられており、この軸受台14によって箱13内に収納されたDFR原反ロール12の軸12aを支持し、DFR原反ロール12を箱13内で中吊り状態に梱包することが出来るように構成されている。
【0027】
本発明に係るパレット1は前述のように、主として、木材を組合せることによって構成されるので軽量であると共に安価に大量生産することが出来る。そして、該パレット1は、比較的軽量な荷物を載置し得る前述のようなパレット11の一部に、単に鋼材9をビス止めすることによって製造出来るので、製造工程も極めて簡便である。従って、2種類のパレット1、11をほぼ同一工程で安価にかつ大量に製造することも可能である。
【0028】
【発明の効果】
本発明に係るパレットに於ては、複数の細帯板を所定の間隔を保ってほぼ平行に並列してなる下部支持層、中間支持層及び上部支持層の三層を夫々交差するように組合せ結合させて構成したので、下部支持層或は中間支持層の細帯板間にリフトの爪を挿入することが出来る。従って、リフトの爪をパレットの四方から挿入して持上げ、積み込みや荷降ろしの作業を良好な状態で実施することが出来る等の多大な効果を有している。
【0029】
また、本発明のパレットに於ては、前記上部支持層の所定の細帯板の相互間に鋼材を介在させて構成したので、パレットを著しく補強することが出来、これによって重量物をパレットに積層したり、パレットを吊上げたりした場合にもパレットのたわみ等の変形が発生することを防止出来る。特にたわみ等の変形が生じ易いパレットの両側部に鋼材を取付けることによって、パレットの変形を簡単に防止することが出来る効果も有している。本発明は変形が生じ易い長方形のパレットに有効に利用することが出来る。
【0030】
また、本発明に於て、上部支持層の細帯板の相互間に介在される鋼材をチャンネル材で構成した場合には、単なる板鋼材を使用した場合よりも、折曲等の強度を著しく増大せしめることが出来、パレットのたわみ等の変形を防止出来る。また、チャンネル材は市販のものをそのまま切断して使用することが出来、かつパレットの中間支持層の細帯板に簡単にビス止めすることが出来る等の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパレットの斜視図である。
【図2】図1のパレットの平面、正面及び側面図である。
【図3】図1のパレットから鋼材を除去した構造のパレットの斜視図である。
【図4】図1及び図3のパレットを用いて感光フィルム原反ロール(DFR原反ロール)入り梱包箱を二段に積んだ状態の模式図である。
【符号の説明】
1    パレット
2    細帯板
3    下部支持層
4    細帯板
5   中間支持層
6      細帯板
7   上部支持層
8   角柱状ブロック
9   鋼材
10  ビス
11  パレット
12  DFR原反ロール
12a 軸
13  箱
14  軸受台

Claims (2)

  1. 複数の細帯板を所定の間隔を保ってほぼ平行に並列してなる下部支持層と、複数の細帯板を夫々該下部支持層の細帯板と交差するように並列してなる中間支持層と、及び複数の細帯板を中間支持層の細帯板と交差するように並列してなる上部支持層とを組合わせると共に、前記下部支持層と中間支持層との間にブロックを介在させて結合してなるパレットに於て、前記上部支持層の所定の細帯板の相互間に鋼材を介在させて構成したことを特徴としたパレット。
  2. 前記鋼材が所定の断面形状を有するチャンネル材で形成されていることを特徴とした請求項1のパレット。
JP2002187772A 2002-06-27 2002-06-27 パレット Pending JP2004026257A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016213972A (ja) * 2015-05-08 2016-12-15 トヨタ自動車株式会社 送電装置

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