JP2004024700A - ドリップバッグと、ドリップバッグの製造方法 - Google Patents

ドリップバッグと、ドリップバッグの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フィルターバッグより小さい2つ折りしただけのホルダーでもカップに安定に乗せることができ、バッグの口をしっかり開くことができるドリップバッグを提供する。
【解決手段】コーヒーが充填されたフィルターバッグ3と、2つ折りに畳まれた形でフィルターバッグ3を挟んだ紙製のホルダー5とを備えており、ホルダー5は、2つ折り線6側の端においてのみその余の部分と連続したアーム9と、2つ折り線6の両脇に渡って延びる切れ線10と該切れ線10の両端から下へ延びる折れ線11とで囲まれた折込み部13とが形成されると共に、アーム9以外の領域においてフィルターバッグ3に接着した。折込み部13を内側に折り込むとそれが突っ張りとなって2枚のホルダーハーフ7を外側に反る形で湾曲させるので、フィルターバッグ3の口をしっかり開く。折込み部13があった位置の上に残る張出し部15と2つのアーム9の合計3箇所でカップに乗せる。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドリップバッグに係り、特に、抽出原料を充填したフィルターバッグに厚紙製のホルダーが取り付けられていて、使用時はそのホルダーを起こしてカップに乗せる所謂カップオンタイプのドリップバッグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばレギュラーコーヒー等、湯を注いで成分を抽出する種類の抽出原料を1回分の量だけフィルターバッグに封入して分包形にする場合の形態の1つに、そのフィルターバッグをカップに掛けるためのホルダーを備えたドリップバッグがある。
このホルダーの具体的な形態には様々あるが、基本的には、フィルターバッグに貼り付けた部分とカップの口に乗せたり係合させたりする部分とが厚紙で一体に形成されており、これらの部分がフィルターバッグと共に平らに折り畳まれた形で提供され、使用時は、ホルダーの各部を立体的に起こすように構成されている。
【0003】
そのようなドリップバッグの一例aを図9に示す。同図(A)はドリップバッグaを平らに畳まれている形で示し、同図(B)はカップに載せた使用状態で示す。
bはフィルターバッグを示し、cはホルダーを示す。フィルターバッグbは、透液性を有する袋材シートによって逆さ台形様の平袋を為すように形成され、その上側端が易剥離性接着剤などによって容易に開封できる口になっていて、中には適量のレギュラーコーヒーが充填されている。
【0004】
ホルダーcは、横長で概ね逆さ台形様の2枚の側壁dを有すると共にこの側壁dの各端どうしは連続していて、同図(B)に示すように筒状に開くことができる形態になっている。この2枚の側壁dの左右両端部以外の部分がフィルターバッグbを挟んでおり、フィルターバッグbと側壁dの上端部どうしが接着されている。そして、2枚の側壁dには、フィルターバッグbに重なった領域において上下2個所を横長に切り抜くことでほぼ逆さ「へ」字形の差込み片eが形成され、この差込み片eの左右両端に該差込み片eをその余の部分より内側へ撓み易くするための折れ線fが設けられている。
【0005】
このドリップバッグaは次のように使用する。先ず、ホルダーcの2枚の側壁dの上端部中央を摘んで互いに反対側へ引っ張ってフィルターバッグbの口を開けながら、ホルダーcを筒形に広げ、差込み片eを内側へ撓ませながらこれを目的のカップhの中に入れて行くと、それと一緒にフィルターバッグbのほぼ下半分が当該カップhの中に収まると共に、側壁dの下端部gがカップhの周壁上端部に外側から密着する。カップhに対する高さ位置は、差込み片eの左右両端部がカップhの口に乗ることで定まる。
ここで、フィルターバッグbの中に湯を注いでコーヒーの成分を抽出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このドリップバッグaによると、ホルダーcが2箇所でカップhの開口部を内外両側からほぼぴったり挟むことになるため、カップhにしっかり取り付けることができ、ホルダーcの上端部が当該カップhの口径とほぼ同じ幅サイズで開口するためにフィルターバッグbの注湯口が大きく開いて湯を注ぎ易いなどの利点はあるが、その反面、次のような問題がある。
【0007】
先ず、ホルダーcが完全な筒形をしているので、このホルダーcを袋材シートに貼り付けた状態で袋材シートを製袋加工しながらその途上でコーヒーを充填する、といった一般的な製袋充填方式での製造を行うことが事実上不可能になってしまい、フィルターバッグbにコーヒーを充填する作業を給袋充填方式で行うことを余儀なくされる。
既知の通り、給袋充填方式による充填は、高速の充填機を使用したとしても、その処理能力は今のところ毎分30乃至40個程度が限度であり、製袋しながら充填を行う製袋充填方式に較べると、処理スピードが極めて遅くなってしまう。しかも、給袋充填機は構造が複雑であることから価格が極めて高いので、この価格がドリップバッグ1個当りの製造単価を押し上げる原因になる。
【0008】
また、コーヒーカップの直径は一般的には7〜8cm程度であるから、フィルターバッグbの横幅は、通常、このサイズのカップに多少余裕を残して収まるサイズに形成され、ホルダーのサイズもこの程度の大きさのカップに丁度乗るぐらいの大きさで足りるのであるが、従来のドリップバッグaにあっては、ホルダーcの横幅が、フィルターバッグbの横幅の1.5倍程度あるため、フィルターバッグbのサイズの割にホルダーcのサイズがかなり大きくなってしまう。従って、ホルダーcに用いる紙材料だけで無く外包装用の資材も大量に消費してしまうために製造コストが高く付き、嵩が大きいために輸送や保管に場所を取るという問題がある。
【0009】
更に、カップオンタイプのドリップバッグでは、充填する抽出原料の種類や形態に応じて、カップに載せた状態でのフィルターバッグbの高さ位置を選択的に設定することが行われ、大別すると、フィルターバッグbがカップhの中に深く沈む浸漬タイプにする場合と、そうはならない本来のドリップを行うドリップオンタイプにする場合がある。浸漬タイプにする場合は、フィルターバッグbに対するホルダーcの貼り付け位置を高めに設定してフィルターバッグbの底部をホルダーcのカップ乗載ラインより十分低くし、ドリップオンタイプにする場合は、フィルターバッグbに対するホルダーcの貼り付け位置を低めに設定してフィルターバッグbの底部がホルダーcのカップ乗載ラインよりあまり低くならないようにする。
【0010】
この点、従来のドリップバッグaのように、給袋充填方式による製造を余儀なくされるドリップバッグの多くは、ホルダーcとフィルターバッグbとの貼り付け位置関係が固定してしまうため、一つのホルダーは一つのタイプに専用のものになってしまう。これでは、量産コストを下げることができない。
【0011】
本発明は上記した従来の問題点に鑑みて為されたものであり、フィルターバッグのサイズとほぼ同じかそれより小さいサイズの2つ折りしただけのホルダーでも、フィルターバッグを保持した状態でカップの内側に収まる部分とカップの口に乗る部分を作ることができて、カップに載せた状態を安定に保つことができ、且つ、フィルターバッグの口を開く力を持たせることができ、更には製袋充填が可能で、しかも、フィルターバッグに対するホルダーの貼り付け位置を選択的に設定することができる画期的なドリップバッグと、その製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に記載したドリップバッグは、抽出原料が充填され上側縁沿いに開封用切取り線が設けられたフィルターバッグと、折り起こす前の状態では2つ折りに畳まれていてその2つ折り線が上記フィルターバッグの側縁のうち上側縁と直交する方向へ延びる別の側縁に重なる状態で該フィルターバッグを挟んだ紙製のホルダーとを備えており、該ホルダーは、反2つ折り線側へ偏寄した領域のうち少なくとも下部を残した部分であって2つ折り線側の端においてのみその余の部分と連続したアームと、上記2つ折り線の両脇に渡って延びる切れ線と該切れ線の両端から下へ延びる折れ線とで囲まれた折込み部とが設けられると共に、アーム以外の領域においてフィルターバッグに接着されたことを特徴とするものである。
【0013】
このドリップバッグにあっては、折込み部を2枚のホルダーハーフの内側へ折りこむと、この折込み部が突っ張り部材として働いて、2枚のホルダーハーフ即ち2つ折り線の両側にある部分を互いに反対側へ反る形に湾曲させ、この湾曲に伴ってフィルターバッグに開き力が付勢されると共に2つのアームがほぼV字形に開き、それまで折込み部が在った位置の上側にはその余の部分に対してほぼ庇状に突出した張出し部が残る。ここで、フィルターバッグの上側縁部を切取り線から切り取って口を開けると、その口は湾曲したホルダーハーフに引っ張られて大きく開く。これが使用時の形である。
【0014】
この使用時の形では、張出し部と2つのアームの合計3箇所がフィルターバッグを外側から囲うように位置するので、この3箇所を所望のカップの開口縁に着ければ、ドリップバッグを安定した姿勢でカップに乗せ置くことができる。しかも、ホルダーのうちアームと張出し部の下縁を結ぶカップ乗載ラインより下の部分はフィルターバッグを抱えた形で当該カップの中に収まるので、この部分がカップ上でのドリップバッグの横移動を防止する。
しかして、このドリップバッグによれば、筒形で無くしかもフィルターバッグのサイズとほぼ同じかそれより小さいサイズの2つ折りしただけのホルダーでも、フィルターバッグを保持した状態でカップの内側に収まる部分とカップの口に乗る3箇所を作ることができて、カップに載せた状態を安定に保つことができ、且つ、フィルターバッグの口をしっかり開くことができる。
【0015】
ホルダーをフィルターバッグに接着する位置は特に限られることは無いが、この位置に、アームを除くホルダーの左右両端部を含めるのが望ましく、このようにすれば、ホルダーのアーム以外の部分が全体的にフィルターバッグを抱える形になる。
アームや折込み部の具体的な形についても特に制約されることは無いが、これらの下側縁は基本的に一直線上に位置させるのが望ましい。
【0016】
請求項2に記載したドリップバッグは、請求項1に記載したドリップバッグにおいて、フィルターバッグは2つ折りされた矩形の袋材シートの折返し縁以外の3つの側縁がシールされた形をしており、ホルダーはその2つ折り線がフィルターバッグの折り返し縁に重なる状態で該フィルターバッグを挟んだことを特徴とするものである。
【0017】
このようにすると、袋材シートの2つ折り方向とホルダーの2つ折り方向とが一致するので、2つ折りされる前のホルダーを袋材シートに貼り付けてこれらを一緒に2つ折りすることができ、そのように2つ折りした袋材シートの互いに重なった両側縁を先ずシールすることで当該袋材シートをスリーブ形に成形した後そのスリーブ形の先端の口をシールした状態で抽出原料を充填するという製袋充填が可能になる。
【0018】
この製袋充填方式による充填を伴うドリップバッグの製造方法を具体化したものが請求項6に記載した製造方法である。
即ち、請求項6に記載したドリップバッグの製造方法は、透液性を有する長尺な袋材シートと、2つ折りするための折り線が設けられており反折り線側へ偏寄した領域にあって該折り線側の端においてのみその余の部分と連続したアームと上記折り線の両脇に渡って延びるように形成された切れ線と該切れ線の両端から下へ延びた折れ線とで囲まれた折込み部とを備えた紙製のホルダーを使用し、走行する袋材シートに対し、アーム以外の領域に接着剤が塗布された状態のホルダーをその折り線が袋材シートの幅方向中間ラインと重なるように一定間隔で貼り付け、このホルダーと共に袋材シートを幅方向で2つ折りし、この2つ折りされた袋材シートの互いに重なった両側縁をシールして該袋材シートをスリーブ形に成形して行き、この状態の袋材シートを隣接し合うホルダーの間で順次最終シールし、次の最終シールが実行される前に、袋材シートのシール先端側内部に抽出原料を充填することを特徴とするものである。
【0019】
請求項3に記載したドリップバッグは、請求項2に記載したドリップバッグにおいて、ホルダーの上下幅をフィルターバッグの上下幅のほぼ半分又はそれ以下にしたことを特徴とするものである。
本発明においては、フィルターバッグの開封手段である切取り線がホルダーとは無関係になっているので、フィルターバッグに対するホルダーのサイズを請求項3のように設定しておくと、同じホルダーを使用しながら、これをフィルターバッグに貼り付ける位置を上下方向で変更するだけで、カップに溜まる抽出液にフィルターバッグが浸かる浸漬タイプのドリップバッグと、その抽出液にフィルターバッグが浸からない本来のドリップタイプのドリップバッグの両方を選択的に製作することができる。
【0020】
即ち、ホルダーをフィルターバッグの底部寄り位置に貼り付ければアームや張出し部からフィルターバッグ底部までの距離が短くなって本来のドリップタイプになり、逆に、ホルダーをフィルターバッグの切取り線寄り位置に貼り付ければアームや張出し部からフィルターバッグ底部までの距離が長くなって浸漬タイプになるからである。
フィルターバッグに対するホルダーの貼付け位置を変更するには、袋材シートに対するホルダーの供給位相を変えるか、又は、最終シールの位置を変えれば良い。
【0021】
請求項4に記載したドリップバッグは、請求項1から3のいずれかに記載したドリップバッグにおいて、ホルダーには、アームの自由端から下へ突出した引掛り爪を設けると共に、切れ線のうち2つ折り線を含む中間部をその両脇より下へ変位させたことを特徴とするものである。
従って、折込み部をホルダーハーフの内側へ折り込むと、切れ線の中間部に囲まれた部分が張出し部の角部から下へ突出した爪様の形で残るので、ドリップバッグをカップに載せた状態では、この爪様の部分とアームの引掛り爪がカップに外側から対向して当該ドリップバッグの脱落を防止する。
【0022】
請求項5に記載したドリップバッグは、請求項1から4のいずれかに記載したドリップバッグにおいて、ホルダーのアームより低い領域に反2つ折り線側の端においてのみその余の部分と連続した繋ぎ片を設け、この繋ぎ片の自由端寄り位置に相手側繋ぎ片と相互に係止される係止手段を設けたことを特徴とするものである。
【0023】
この繋ぎ片を互いに対向するように起こして、それぞれの係止手段を相互に係止させると、当該2枚の繋ぎ片の自由端どうしが繋がれるので、2枚のホルダーハーフがフィルターバッグを外側から完全に囲うループ形を為すように連結され、これにより、ホルダーによるフィルターバッグの保持が更に安定する。そして、自由端どうしが繋がれた繋ぎ片には互いに反対側へ反らされることでその根元に互いに開く方向への力が生じるため、ホルダーが全体的に丸みを増すことになり、それにより、フィルターバッグの注湯口が一層大きく開くことになる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態に係るドリップバッグを図面に従って説明する。図面に示した各実施の形態は、本発明をコーヒーのドリップバッグに適用したものである。
【0025】
〔1.第一の実施の形態〕(図1〜図5)
図1から図5は、第一の実施の形態に係るドリップバッグ1とその製造方法を示すものである。
このドリップバッグ1は、レギュラーコーヒーを1回分の量だけ充填したフィルターバッグ3と、これを保持したホルダー5とで構成され、ガスバリア性の図示しない外袋で密封された形で提供される。
ホルダー5は、これを折り起こす前の状態では2つ折りに畳まれた形をしており、この形のホルダー5がフィルターバッグ3を厚み方向で挟んだ状態になっていて、ホルダー5の2箇所がフィルターバッグ3に接着されている。
【0026】
〔A.構造〕(図1)
〔A−1.フィルターバッグ〕
フィルターバッグ3は、左右方向(図1における左下方へ向かう方向を左側とし、上方へ向かう方向を上側とする。)に長い長方形の平袋状に形成されており、その右側縁を折返し縁3aとして2つ折りした袋材シートのその余の3つの側縁をシールした形になっている。袋材シートとしては、柔軟で透液性を有し且つヒートシールや超音波シールなどの熱シール処理が可能なもの、例えば、坪量30g/平方m程度のナイロン製不織布等を用いている。このフィルターバッグ3には、その上シール側縁3bに近接した位置を該シール側縁3bと平行に延びるミシン目様の切取り線3dが設けられている。この切取り線3dは開封用のもので、ここから上側を切り取ることでフィルターバッグ3に注湯口が開く。
フィルターバッグ3へのコーヒーの充填は製袋充填方式で行われる。これについては後述する。
【0027】
〔A−2.ホルダー〕
ホルダー5の外形は、左右方向に長い厚紙をその長手方向中間に刻設した2つ折り線6で2つ折りすることで、横長長方形状を為すホルダーハーフ7を2枚形成した形になっており、2枚のホルダーハーフ7の各部位は2つ折り線6を基準とした互いに線対称の形になっている。図1(B)はこのホルダー5を平らに展開して裏面側から示したものである。ホルダーハーフ7のサイズは、その左右長がフィルターバッグ3の左右長より多少短く、上下幅はフィルターバッグ3の上下幅の半分よりやや短くなっている。
以下の説明において、山折れの概念は、ホルダー5を2つ折り線6で2つ折りした状態で外側を向く表面に稜線ができる方向への折れを山折れとする概念である。
【0028】
ホルダーハーフ7には、2つ折り線6から遠い方のほぼ半分を上下に概ね2分した切れ線8が設けられていて、この切れ線8から上の部分がアーム9になっている。従って、アーム9は2つ折り線6側の端においてのみその余の部分と連続している。
切れ線8は、大部分が左右方向へ真っ直ぐ延びているが、反2つ折り線6側の先端部だけが下に向かってL字形に屈曲して先端縁に達しており、このL字形の屈曲により、アーム9の先端部(自由端)に下へ向かってほぼ鈎形に突出した引掛り爪9aが形成される。
【0029】
また、ホルダー5には、2つ折り線6のほぼ中間位置の両脇に渡って延びる切れ線10が設けられている。この切れ線10は、全長がホルダー5の左右長の6分の1程度で、その中間部10aはその両脇よりある程度下に変位してコ字形に屈曲しており、この中間部10a以外の部分は切れ線8と同じ高さで延びている。この切れ線10の両端からは下方へ延びる山折れ線11が設けられている。これら切れ線10と山折れ線11とで囲まれた領域が折込み部13であり、この折込み部13から上の部分が張出し部15になる。この張出し部15は、切れ線10の中間部10aで囲まれた突出部を含み、この突出部が引掛り爪15aになる。
切れ線8と10のうち左右方向へ真っ直ぐ延びる部分がカップ乗載ラインLとなる。
【0030】
このように形成されたホルダー5は、その2つ折り線6がフィルターバッグ3の折返し縁3aに重なる状態で2枚のホルダーハーフ7がフィルターバッグ3を厚み方向で挟むと共に、アーム9以外の領域における裏面に塗布された接着剤17によってフィルターバッグ3に接着されている。この接着剤17が塗布された位置は、カップ乗載ラインLより下の領域における反2つ折り線6側の先端部と、張出し部15の各裏面である。
フィルターバッグ3にホルダー5を貼り付ける位置は、左右方向では2つ折り線6が折返し縁3aに重なる位置に特定されるが、上下方向ではフィルターバッグ3の切取り線3dに重ならない範囲で選択的に設定される。図面では、ホルダー5を切取り線3d寄りに偏寄した高い位置に貼り付けた例を示してある。
【0031】
ホルダー5は以上のように構成されているので、アーム9はその余の部分に対して側方へ折り起こすことができ、折込み部13は2枚のホルダーハーフ7の内側へ折り込むことができる。
ドリップバッグ1は以上のように構成されている。
【0032】
〔B.製造方法〕(図2、図3)
次に、ドリップバッグ1の製造方法を図2及び図3で説明する。
21は、フィルターバッグ3の材料である袋材シートを示す。この袋材シート21は、フィルターバッグ3に必要な左右幅の2倍の幅寸法を有した長尺なテープ状をしており、図示しない供給リールから連続して引き出されて走行する。
【0033】
ホルダー5は、その表面に所望の印刷が為されると共に、前記した2つ折り線6や切れ線8、10、山折れ線11を伴って所定の形に型抜きされた後、接着剤17が塗布された状態で供給され、その接着剤17によって、走行する袋材シート21に一定間隔で貼り付けられて行く。図2はこの状態を示す。即ち、ホルダー5は、2つ折りされていない形で、その左右方向が袋材シート21の幅方向と一致し且つその2つ折り線6が袋材シート21の幅方向における仮想中間ライン21aに重なるように位置決めされて袋材シート21に貼り付けられて行く。
【0034】
そして、袋材シート21は、ホルダー5が貼り付けられて行くポジションの先で図示しないスリーブ成形機構を通され、そのスリーブ成形機構のガイド部材によって、図3に示すように、ホルダー5と一緒に幅方向で2つ折りに畳まれて幅方向両側縁を重ね合わされると共に、その重ね合わされた両側縁が加熱ローラー23でヒートシールされて行く。この2つ折りは前記仮想中間ライン21aで行われ、この仮想中間ライン21aがフィルターバッグ3の折返し縁3aになる。そして、加熱ローラー23によるシールがフィルターバッグ3の横シール側縁3c(図1等参照)を形成する。このシールは、超音波シールなど、ヒートシール以外の方法でも良い。
【0035】
このようにして袋材シート21がスリーブ状に加工されて行き、スリーブ成形機構より先のホジションで図示しないシールアンドカット機構によってある程度の幅を有する帯状に最終シール25が為されると共にそのシールされた領域における幅方向中間位置でカットされる。
この最終シール25が為された領域のうちカット線から下の半分が上シール側縁3bになり上半分が下シール側縁3b′になる。即ち、このシールアンドカットは、隣接する2つのホルダー5と5の間の位置に対して順次行われ、後続のホルダー5との間においてこのシールアンドカットが行われることにより、四方が閉じたフィルターバッグ3が1個完成し且つ後続部分から切り離され、その後続部分の先端に下シール側縁3b′が残る。
ドリップバッグ1を連包形で得ようとする場合は、この最終シール25を、カットを伴わない方法で行えば良い。
【0036】
このシールアンドカットを行う処理ヘッドには袋材21の走行方向先側の脇に位置したミシン目カッターが一体的に取り付けられており、そのミシン目カッターによって、フィルターバッグ3の前記切取り線3cが設けられる。
【0037】
27は図示しないコーヒーホッパーから延びた充填ノズルを示す。この充填ノズル27は、スリーブ成形機構の手前の位置から、スリーブ状に成形されて行く袋材シート21の内側に挿入されており、袋材シート21に対するシールアンドカットが為された後、袋材シート21のシール先端側内部にこの充填ノズル27から一定量のコーヒーが投下され、次いで次のシールアンドカットが実行される。このようにして、コーヒーの充填が製袋途上で行われる。
しかして、一定量のコーヒーが充填されたフィルターバッグ3が製作されると同時に、このフィルターバッグ3に2つ折りされたホルダー5が接着剤17で接着された形のドリップバッグ1が出来上がる。
【0038】
〔C.使用方法〕(図4、図5)
次に、ドリップバッグ1の使用方法を説明する。
先ず、ホルダー5の折込み部13を指先などで押して、該折込み部13を図4に示すように2枚のホルダーハーフ7、7の内側へ折り込む。この作業は例えば、折込み部13の脇辺りとフィルターバッグ3との間に指先を入れて折込み部13をV字形に適度に開き、その状態から別の指で該折込み部13の中間部(2つ折り線6が通っている位置)を押し込んでそのV字形の向きを左右反転させる、といったやり方で行う。このように折り込まれた折込み部13は、これを平らに畳むような力を意図的に加えない限り、ホルダー5自体の剛性等によってV字形に開いた形を保持する。従って、この形の折込み部13が突っ張り部材として働いて、2枚のホルダーハーフ7に互いに離れる方向への開き力を付勢し、それによって2枚のホルダーハーフ7が互いに反対側へ反る形に多少湾曲される。また、折込み部13がこのように折り込まれることで、張り出し部15がその余の部分に対して右側へ庇状に突出した形で残る。
【0039】
ここで、フィルターバッグ3の上シール側縁3b側の端部を、図4に二点鎖線で示すように切取り線3dで切り取って注湯口29を作る。すると、それまでフィルターバッグ3を挟んで互いにほぼ畳まれていたホルダーハーフ7どうしが、折込み部13によって付勢されている開き力によって、図5に示すように、互いに反対側へ大きく膨らむように湾曲すると共に、フィルターバッグ3の注湯口29を大きく開く。このとき、アーム9はフィルターバッグ3に直接接着されてはいないので、ホルダーハーフ7が湾曲するのに従って互いにV字形に開く。
【0040】
コーヒー抽出液を採るときは、図5に示すように、V字形に開いたホルダー5を適宜なカップ30の開口縁に乗せる。即ち、フィルターバッグ3の下部をカップ30の中に入れながら、そのカップ30の開口縁に2つのアーム9と張り出し部15を乗せる。これにより、フィルターバッグ3がホルダー5に吊持された形で当該カップ30に上から臨み、ホルダー5のうち前記カップ乗載ラインLから下の部分はフィルターバッグ3を抱えたままカップ30の中に収まる。アーム9や張り出し部15がカップに乗る位置はカップ30の大きさによって多少変わるが、いずれにしてもアーム9と張り出し部15の合計3箇所がカップ30に乗るので、カップ30上のホルダー5の姿勢は非常に安定する。そして、ホルダー5のうちカップ乗載ラインLから下の部分がカップ30の中に収まることと、アーム9の引掛り爪9aと張り出し部15の引掛り爪15aがカップ30の縁に外側から対向又は係合することで、ドリップバッグ1の横移動や脱落はほぼ確実に防止される。
【0041】
しかして、図5を見て分かるように、このドリップバッグ1をカップ30に乗せた状態では、フィルターバッグ3は勿論、ホルダー5についても、当該カップ30から側方へ出っ張る部分は殆ど無い。
【0042】
尚、注湯口29をより大きく開きたい場合や、2つのアーム9のV字形の開き角を大きくしたいときは、ホルダーハーフ7の左右方向中間辺りで折り癖が付くように意図的に撓めて、ホルダー5のカップ乗載ラインLから下の部分を円形に近づけてやれば良い。
また、小さめのカップを使用するときは、カップ乗載ラインLから下の部分における自由端側の部分どうしを重ねるようにするとこの部分がだいぶ小さく窄むので、内径5cm程度のカップにも使用することができる。
【0043】
〔D.ホルダー貼付け位置とタイプの変更〕
図面に示したドリップバッグ1では、フィルターバッグ3にホルダー5が貼り付けられた位置を高い位置すなわち切取り線3d寄りの位置にしてあるために、ホルダー5のカップ乗載ラインLからフィルターバッグ3の下端までの距離が長くなって、多くの場合、ドリップを行う際にカップに溜まる抽出液にフィルターバッグ3の底部が浸かることになる。従って、図面に示したドリップバッグ1は浸漬法による抽出に向いたタイプになっている。
【0044】
これを、カップに溜まる抽出液にフィルターバッグ3が浸からない本来のドリップを行うドリップオンタイプにするときは、フィルターバッグ3にホルダー5を貼り付ける位置を下げれば良い。例えば、カップ載置ラインLが図1(A)に二点鎖線で示す辺りに来るようにホルダー5の接着位置を変更すれば良い。
フィルターバッグ3に対するホルダー5の貼付け位置を変更する方法としては、袋材シート21にホルダー5を貼り付けて行く際のこれら両者の走行方向での位相をずらせるか、又は、この位相は変えないでシールアンドカットする位置をホルダー5寄りに変更すれば良い。
【0045】
〔2.第二の実施の形態〕(図6)
図6は、第二の実施の形態に係るドリップバッグ1Aを示すものである。このドリップバッグ1Aが前記ドリップバッグ1と相違するところは、ホルダーの上下幅を長めにしたことと、アームを切り起こし状に形成したことだけである。従って、説明はアームについてだけ行い、その余の部分については、図面の各部に前記ドリップバッグ1における同様の部位に付した符号と同じ符号、又はそれにダッシュ記号やアルファベット記号を付けた符号を付することで重複説明を避ける。このような符号の使い方とその意味は、後述する第三の実施の形態においても同様とする。
【0046】
このドリップバッグ1Aのホルダー5Aは、上下幅がフィルターバッグ3の上下幅のほぼ3分の2程度あって、そのホルダーハーフ7の反2つ折り線6側の先端縁寄りの領域に、該2つ折り線6側に向かって開口したほぼコ字形の切れ線35を設けてあり、この切れ線35で囲まれた部分がアーム9Aになっている。このアーム9Aにも係合爪9a′が設けられている。ホルダー5Aは、切れ線35の外側領域における反2つ折り線6側の端部と張り出し部15がフィルターバッグ3に接着されている。
このようにすると、フィルターバッグ3の大部分がホルダー5に抱えられるために、注湯口29を開いたフィルターバッグ3の形がしっかり保持される。
【0047】
〔3.第三の実施の形態〕(図7、図8)
図7及び図8は、第三の実施の形態に係るドリップバッグ1Bを示すものである。このドリップバッグ1Bが前記ドリップバッグ1と相違するところは、主として、ホルダーのカップ乗載ラインから下の部分を無端状に組み立てることができるようにしたことだけである。
【0048】
このドリップバッグ1Bのホルダー5Bには、カップ乗載ラインLから下の領域に、反2つ折り線6側に向かって開口した横長のコ字形に延びる切れ線41を設けてあり、この切れ線41で囲まれた部分が繋ぎ片43になっている。従って、この繋ぎ片43は反2つ折り線6側の端においてのみその余の部分と連続しており、その自由端寄りの位置に当該繋ぎ片43の上下幅の半分程度の長さで切込み43aが設けられている。一方の繋ぎ片43の切込み43aは該繋ぎ片43の上側縁に達し、他方の繋ぎ片43の切込み43aは該繋ぎ片43の下側縁に達している。
【0049】
このドリップバッグ1Bを使用するときは、図8に示すように、繋ぎ片43を互いに対向するように起こして、その切込み43aの延長線上の部位を相手の繋ぎ片43の切込み43aに差し込むことで、当該2枚の繋ぎ片43の自由端どうしを繋ぐ。これにより、2枚のホルダーハーフ7どうしがループ形を為すように無端状に連結されて、フィルターバッグ3を外側から完全に囲う形に組み立てられるので、ホルダー5Bによるフィルターバッグ3の保持が非常に安定する。また、自由端どうしが繋がれた繋ぎ片43には互いに反対側へ反らされることでその根元に互いに開く方向への力が生じるため、ホルダー5Bが全体的に丸みを増すことになり、それにより、フィルターバッグ3の注湯口29が一層大きく開く。
【0050】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の具体的構成がこの実施の形態に限定されるものでは無く、本発明の要旨から外れない範囲での設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、実施の形態においては、本発明をコーヒーのドリップバッグに適用したが、本発明はこのようなものに限らず、各種の抽出原料を包装するためのドリップバッグとして広く適用することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明によれば、筒形で無く2つ折りしただけのホルダーでありながら、フィルターバッグを保持した状態でカップの内側に収まる部分とカップの口に乗る3箇所を作ることができて、カップに載せた状態を安定に保つことができ、且つ、フィルターバッグの口をしっかり開くことができる。
【0052】
請求項2の発明又は請求項6の発明によれば、製袋充填方式による充填を行うことができる。
【0053】
請求項3の発明によれば、同じホルダーを使用しながら、カップに溜まる抽出液にフィルターバッグが浸かる浸漬タイプのドリップバッグと、その抽出液にフィルターバッグが浸からない本来のドリップタイプのドリップバッグの両方を選択的に製作することができる。
【0054】
請求項4の発明によれば、ドリップバッグをカップに載せた状態では、張出し部の角部から下へ突出した爪様の部分とアームの引掛り爪がカップに外側から対向して当該ドリップバッグの脱落を防止する。
【0055】
請求項5の発明によれば、ホルダーを、フィルターバッグを外側から完全に囲うループ形を為すように連結された形に組み立てることができるので、ホルダーによるフィルターバッグの保持が更に安定し、しかも、自由端どうしが繋がれた繋ぎ片には互いに反対側へ反らされることでその根元に互いに開く方向への力が生じるため、ホルダーが全体的に丸みを増すことになり、それによってフィルターバッグの注湯口が一層大きく開くことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係るドリップバッグを示すもので、(A)は使用前の状態における斜視図、(B)はホルダーを平らに展開して裏面側から見た斜視図である。
【図2】図1に示すドリップバッグの製造方法を説明するためのもので、袋材シートにホルダーが貼り付けられて行く状態を示す斜視図である。
【図3】図2の状態からドリップバッグの製造完了までの工程を説明するための斜視図である。
【図4】図1のドリップバッグの使用方法を説明するためのもので、ホルダーの折込み部を折り込んだ状態を示す斜視図である。
【図5】図4の状態からフィルターバッグの口を開けてカップに乗せた状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態に係るドリップバッグを示すもので、(A)は使用前の状態における正面図、(B)は折込み部を折り込んだ状態の斜視図である。
【図7】本発明の第三の実施の形態に係るドリップバッグを示すもので、(A)は使用前の状態における斜視図、(B)はホルダーを平らに展開して裏面側から見た斜視図である。
【図8】図7のドリップバッグを折り起こしてカップに乗せた状態を示す斜視図である。
【図9】従来のカップオンタイプのドリップバッグの一例を示すもので、(A)は使用前の状態における正面図、(B)は使用状態の斜視図である。
【符号の説明】
1…ドリップバッグ  3…フィルターバッグ  3a…別の側縁(折返し縁)
3b…上側縁  3b′…側縁  3c…側縁  3d…切取り線
5…ホルダー  6…2つ折り線(折り線)  9…アーム  9a…引掛り爪
10…切れ線  10a…(切れ線の)中間部  11…折れ線
13…折込み部  17…接着剤  21…袋材シート
21a…袋材シートの幅方向中間ライン  25…最終シール
1A…ドリップバッグ  5A…ホルダー  9A…アーム
9a′…引掛り爪
1B…ドリップバッグ  5B…ホルダー  43…繋ぎ片
43a…係止手段

Claims (6)

  1. 抽出原料が充填され上側縁沿いに開封用切取り線が設けられたフィルターバッグと、折り起こす前の状態では2つ折りに畳まれていてその2つ折り線が上記フィルターバッグの側縁のうち上側縁と直交する方向へ延びる別の側縁に重なる状態で該フィルターバッグを挟んだ紙製のホルダーとを備えており、該ホルダーは、反2つ折り線側へ偏寄した領域のうち少なくとも下部を残した部分であって2つ折り線側の端においてのみその余の部分と連続したアームと、上記2つ折り線の両脇に渡って延びる切れ線と該切れ線の両端から下へ延びる折れ線とで囲まれた折込み部とが設けられると共に、アーム以外の領域においてフィルターバッグに接着されたことを特徴とするドリップバッグ。
  2. 請求項1に記載したドリップバッグにおいて、フィルターバッグは2つ折りされた矩形の袋材シートの折返し縁以外の3つの側縁がシールされた形をしており、ホルダーはその2つ折り線がフィルターバッグの折り返し縁に重なる状態で該フィルターバッグを挟んだことを特徴とするドリップバッグ。
  3. 請求項2に記載したドリップバッグにおいて、ホルダーの上下幅をフィルターバッグの上下幅のほぼ半分又はそれ以下にしたことを特徴とするドリップバッグ。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載したドリップバッグにおいて、ホルダーには、アームの自由端から下へ突出した引掛り爪を設けると共に、切れ線のうち2つ折り線を含む中間部をその両脇より下へ変位させたことを特徴とするドリップバッグ。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載したドリップバッグにおいて、ホルダーのアームより低い領域に反2つ折り線側の端においてのみその余の部分と連続した繋ぎ片を設け、この繋ぎ片の自由端寄り位置に相手側繋ぎ片と相互に係止される係止手段を設けたことを特徴とするドリップバッグ。
  6. 透液性を有する長尺な袋材シートと、2つ折りするための折り線が設けられており反折り線側へ偏寄した領域にあって該折り線側の端においてのみその余の部分と連続したアームと上記折り線の両脇に渡って延びるように形成された切れ線と該切れ線の両端から下へ延びた折れ線とで囲まれた折込み部とを備えた紙製のホルダーを使用し、走行する袋材シートに対し、アーム以外の領域に接着剤が塗布された状態のホルダーをその折り線が袋材シートの幅方向中間ラインと重なるように一定間隔で貼り付け、このホルダーと共に袋材シートを幅方向で2つ折りし、この2つ折りされた袋材シートの互いに重なった両側縁をシールして該袋材シートをスリーブ形に成形して行き、この状態の袋材シートを隣接し合うホルダーの間で順次最終シールし、次の最終シールが実行される前に、袋材シートのシール先端側内部に抽出原料を充填することを特徴とするドリップバッグの製造方法。
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