JP2004024661A - 遊技機及び遊技用システム - Google Patents

遊技機及び遊技用システム Download PDF

Info

Publication number
JP2004024661A
JP2004024661A JP2002187431A JP2002187431A JP2004024661A JP 2004024661 A JP2004024661 A JP 2004024661A JP 2002187431 A JP2002187431 A JP 2002187431A JP 2002187431 A JP2002187431 A JP 2002187431A JP 2004024661 A JP2004024661 A JP 2004024661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
game
information
gaming machine
organic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002187431A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
鵜川 詔八
Toshihiro Tozaki
戸崎 智弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP2002187431A priority Critical patent/JP2004024661A/ja
Publication of JP2004024661A publication Critical patent/JP2004024661A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】遊技場内の広告効果並びに演出効果、装飾効果を十分に高めることができる遊技機及び該遊技用システムを提供すること。
【解決手段】ガラス扉枠2における遊技領域7の周囲にEL表示装置を備えるパチンコ機1やスロットマシン201等の遊技機、及びこれら遊技機と、表示データの配信を行うホールコンピュータ120と、からなる遊技用システムであって、パチンコ機1並びにスロットマシン201は、ホールコンピュータ120から配信される表示データに基づいてEL表示装置の表示制御を行う。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、遊技者が所定の遊技を行うことが可能なパチンコ機やスロットマシン等の遊技機、及び該遊技機を含む遊技用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、遊技機が設置される遊技島の上方を被覆する幕板等、遊技機の周辺に表示装置を設け、これら表示装置に遊技場に関連した情報を表示することで広告効果を高めたり、画像やアニメーション等の動画を表示することにより遊技場内の演出効果や装飾効果を高められるようにしたものが多数実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、通常遊技機にて遊技を行う遊技者は、遊技機、特に遊技機において遊技が実行される遊技領域に注目してしまうため、上述のように遊技機の周辺に設けられた表示装置による表示では遊技者が気付きづらく、遊技場内の広告効果並びに演出効果、装飾効果を十分に高めることができないといった問題があった。
【0004】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、遊技場内の広告効果並びに演出効果、装飾効果を十分に高めることができる遊技機及び遊技用システムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の遊技機は、所定の価値を用いて遊技を行い、該遊技の結果に基づいて所定の遊技価値を付与する遊技機であって、
エレクトロルミネッセンス材料に電圧を印加させて発光させることにより表示態様を変化させるEL表示装置と、
外部機器からの所定の表示情報を受信するデータ受信手段と、
前記データ受信手段にて受信した前記表示情報に基づいて前記EL表示装置の表示制御を行う表示制御手段と、を備え、
遊技機前面には、遊技領域を透視可能な透視窓が形成されるとともに、前記遊技機前面の透視窓を除く領域の少なくとも一部に前記EL表示装置の表示領域が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、外部機器から受信した表示情報に基づいて遊技者が最も注目する遊技領域の周囲に形成された表示領域の表示態様を変化させることが可能となり、例えば、外部機器から受信した遊技場に関連した情報を表示したり、外部機器から受信した画像やアニメーション等の動画を表示したりできるため、遊技場内の広告効果並びに演出効果、装飾効果を一層高めることができる。また、表示装置として自己発光型のEL表示装置を採用することにより、視認性に優れた表示を行うことができる。
【0006】
本発明の遊技機の前記表示制御手段は、前記データ受信手段により外部機器から受信した前記表示情報を記憶する記憶手段を備えることが好ましい。
このようにすれば、外部機器から受信した表示情報を一時的に記憶することができるため、EL表示装置による表示制御を外部機器からの表示情報に基づいて正確に行うことができる。
【0007】
本発明の遊技機の前記外部機器は遊技場に関する情報の管理を行うホールコンピュータであり、前記データ受信手段は前記ホールコンピュータから前記遊技場に関する情報に基づく表示情報を受信することが好ましい。
このようにすれば、例えば、ホールコンピュータが管理する遊技機の情報に応じてEL表示装置の表示態様を変化させたり、イベントの告知等の情報をEL表示装置に表示させることもできる。
【0008】
本発明の遊技用システムは、所定の価値を用いて遊技を行い、該遊技の結果に基づいて所定の遊技価値を付与する遊技機と、
前記遊技機に対して所定の表示情報を配信する情報配信手段と、から構成され、前記遊技機は、エレクトロルミネッセンス材料に電圧を印加させて発光させることにより表示態様を変化させるEL表示装置と、前記情報配信手段から配信された前記表示情報を受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段にて受信した前記表示情報に基づいて前記EL表示装置の表示制御を行う表示制御手段と、を備え、遊技機前面には、遊技領域を透視可能な透視窓が形成されるとともに、前記遊技機前面の透視窓を除く領域の少なくとも一部に前記EL表示装置の表示領域が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、情報配信手段から配信した表示情報に基づいて、遊技者が最も注目する遊技機の遊技領域の周囲に形成された表示領域の表示態様を変化させることが可能となり、例えば、情報配信手段から受信した遊技場に関連した情報を表示したり、情報配信手段から受信した画像やアニメーション等の動画を表示したりできるため、遊技場内の広告効果並びに演出効果、装飾効果を一層高めることができる。また、遊技機に設けられる表示装置として自己発光型のEL表示装置を採用することにより、視認性に優れた表示を行うことができる。
【0009】
本発明の遊技用システムの前記情報配信手段は、遊技場外に設けられたコンピュータ端末とコンピュータネットワークを介してデータ通信を行うための通信手段を備えることが好ましい。
このようにすれば、例えばインターネット等のコンピュータネットワーク上のコンピュータ端末から入手した情報や画像を配信し、遊技機におけるEL表示装置に表示させることができる。
【0010】
本発明の遊技用システムの前記情報配信手段は、前記遊技機のEL表示装置の表示態様を設定する表示設定手段を備えることが好ましい。
このようにすれば、遊技機のEL表示装置の表示態様を情報配信手段にて任意に設定することができる。
【0011】
本発明の遊技機及び遊技用システムは、前記エレクトロルミネッセンス材料が、直流電圧を印加することで発光する有機エレクトロルミネッセンス材料であることが好ましい。
このようにすれば、エレクトロルミネッセンス材料を直流低電圧の印加により発光させることができるため、EL表示装置を省電力にて表示駆動できる。
【0012】
【発明の実施形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
まず、本実施例における遊技用システムを図1に基づいて説明すると、この遊技用システムは、複数の遊技機としてのパチンコ機1並びにスロットマシン201と、これら遊技機に関する遊技情報等、遊技場に関する情報の管理を行う情報配信手段としてのホールコンピュータ120と、から構成されている。
【0014】
これらパチンコ機1並びにスロットマシン201は、ホールコンピュータ120と、通信ケーブル121を介してデータ通信可能に接続されている。更にパチンコ機1並びにスロットマシン201は、ホールコンピュータ120と信号線122を介して接続されており、これらパチンコ機1やスロットマシン201から出力される遊技情報がホールコンピュータ120に入力されるようになっている。
【0015】
また、ホールコンピュータ120は、コンピュータネットワークとしてのインターネット網に接続され、インターネット網を介して遊技場外のコンテンツサーバ130とデータ通信可能とされている。
【0016】
次いで、本実施例の遊技用システムを構成する遊技機であり、本発明が適用された遊技機の一例であるパチンコ機1について説明する。
【0017】
図2に示すように、パチンコ機1は、上部前面に額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。
【0018】
ガラス扉枠2の下方には打球供給皿3が設けられている。打球供給皿3の左右側には、内部に設けられるスピーカ27(図4参照)から出力される音を放音する放音部29がそれぞれ設けられている。打球供給皿3の下方には、打球供給皿3から溢れたパチンコ球を貯留する余剰球受皿4と打球を発射する打球操作ハンドル5とが設けられている。
【0019】
図1に示すように、ガラス扉枠2の後方には、遊技盤6が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤6の前面には遊技領域7が設けられている。
【0020】
ガラス扉枠2には、その略中央に遊技領域7を視認可能な透視窓としてのガラス板2aが形成されている。また、ガラス扉枠2の前面には、後に詳述するEL表示装置としての有機EL表示器100a〜dが設けられており、ガラス扉枠2の前面領域におけるガラス板2aを除く領域のほぼ全域にわたり有機EL表示器100a〜dからなる表示エリア100が形成されている。
【0021】
更に、ガラス板2aの外周部並びに表示エリア100の外周部には、遊技効果LED28が設けられている。遊技効果LED28には、光の3原色であるR(赤)、G(緑)、B(青)の発光素子を有するフルカラーLEDが適用されており、赤、緑、青、水、紫、黄、白の7色に発光が可能とされている。
【0022】
尚、本実施例では、パチンコ機2のガラス扉枠2の前面に有機EL表示器100a〜dが設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ガラス扉枠2の内方に有機EL表示器100a〜dを設け、ガラス扉枠2を透して有機EL表示器100a〜dからなる表示エリアを視認できるようにしても良い。
【0023】
図2に戻って、遊技領域7の中央付近には、可変表示部9と、可変表示器10とを含む可変表示装置8が設けられている。
【0024】
可変表示部9はLCD表示器(液晶表示器)にて形成されており、「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報を可変表示可能とされている。具体的に、可変表示部9の表示エリアにおいては、横方向に並ぶ態様で3つの可変表示エリアを表示上形成し、それらのエリアにおいて、「左図柄」、「中図柄」、「右図柄」の3つの特別図柄が個々に独立して可変表示可能である。可変表示器10は、7セグメントLEDよりなる1つの図柄表示エリアに、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示可能とされている。
【0025】
可変表示部9に表示される特別図柄は、後述するように打球が始動入賞口14へ始動入賞することに基づいて可変開始される。一方、可変表示部10に表示される普通図柄は、後述するように打球が通過ゲート11を通過することに基づいて可変開始される。
【0026】
可変表示部9の下部には、始動入賞口14に入賞した始動入賞球数を記憶して表示する4個の表示部(LED)を有する始動入賞記憶表示器18が設けられている。本実施例では、4個を上限として、始動入賞が記憶される毎に、始動入賞記憶表示器18のLEDが1つ追加して点灯する。そして、可変表示部9において特別図柄の可変表示が開始される毎に、LEDが1つ消灯する。
【0027】
可変表示装置8の側部には、打球を導く通過ゲート11が設けられている。可動片15は、ソレノイド16(図4参照)によって開状態とされる。通過ゲート11には、通過ゲート11を通過した打球を検出するゲートスイッチ12(図4参照)がある。また、始動入賞口14に入賞した打球は、始動入賞口スイッチ17(図4参照)によって検出される。
【0028】
可動片15の下方には、開閉板20が設けられた可変入賞球装置19が取付けられている。遊技状態が大当り状態(特定遊技状態)となれば、ソレノイド21(図4参照)によって開閉板20が開成し、可変入賞球装置19の大入賞口が開口する。大入賞口に進入した球のうち特定入賞領域(Vポケット)に入った入賞球はVカウントスイッチ22(図4参照)で検出される。一方、大入賞口内における特定入賞領域以外の通常入賞領域へ入賞した入賞球はカウントスイッチ23(図4参照)で検出される。
【0029】
遊技領域7には、複数の入賞口24a〜dが設けられている。入賞口24a〜dに入賞した打球は、入賞球検出スイッチ99a〜d(図4参照)で検出される。遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点灯表示される装飾ランプ25が設けられ、下部には、入賞しなかった打球を回収するアウト口26がある。
【0030】
打球操作ハンドル5の操作によって駆動モータ94(図4参照)により揺動されるハンマーによって発射された打球は、打球レール(図示略)を通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて遊技領域7に達しなかったパチンコ球は、環流経路(図示略)を通じて余剰球受皿4に環流されるようになっている。
【0031】
また、遊技領域7に打ち込まれた打球が通過ゲート11を通ってゲートスイッチ12で検出されると、可変表示器10に停止表示されている普通図柄が変動を開始する。尚、可変表示器10の可変表示中に打球が通過ゲート11を通過した場合にはその通過が記憶され、可変表示器10が停止して再度変動を開始可能な状態になってから通過記憶を「1」減算して可変表示器10が可変表示制御される。この通過記憶の上限は例えば「4」に定められており、現時点での通過記憶数が通過記憶表示器(図示せず)により表示される。
【0032】
また、打球が始動入賞口14に入賞し、始動入賞口スイッチ17で検出されると、特別図柄の変動を開始できる状態であれば、可変表示部9に表示される特別図柄がスクロールを始める。例えば、すでに可変表示が開始されて特別図柄が変動中である等の理由によって特別図柄の変動をすぐに開始できる状態でなければ、始動入賞記憶を一つ増やす。
【0033】
可変表示器10の可変表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(例えば7)となった場合に、始動入賞口14に設けられた可動片15が所定時間開成して、パチンコ球が始動入賞口14に入賞し易くなる遊技者にとって有利な状態となる。
【0034】
この始動入賞口14にパチンコ球が入賞して始動入賞口スイッチ17で検出されると、特別図柄の変動を開始できる状態であれば、可変表示装置8の可変表示部9において全特別図柄が可変表示(変動表示)を開始する。そして、その後、左,中,右の特別図柄が停止し、その停止表示結果が予め定められた特定の表示態様(例えば777)となった場合に、特定遊技状態(大当り状態)が発生する。このような大当り状態が発生する特定の表示態様は、大当り図柄と呼ばれ、この例では予め複数種類定められている。このように大当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置19の開閉板20が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(例えば30秒間)の経過または打球の所定個数(例えば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了し、その後、遊技者にとって不利な第2の状態となる。第1の状態となっている可変入賞球装置19の大入賞口内に進入した打球が特定入賞領域(Vポケット)に入賞してVカウントスイッチ22により検出されれば、その回の第1の状態の終了を待って再度開閉板20が開成されて第1の状態となる。この第1の状態の繰返し継続制御は、本実施例では最大15回まで実行可能とされている。このような最大15回実行可能である第1の状態となっている時期は、繰返し継続制御のラウンド(回)と呼ばれる。この例では、繰返し継続制御は、第1ラウンドから最大第15ラウンドまで繰返し実行可能である。
【0035】
また、可変表示装置8の可変表示部9で可変表示された左,中,右の特別図柄が同じ図柄の種類に一致した大当り図柄の組合せで停止表示されたときには前述したように大当りが発生するが、その大当り図柄が複数種類の大当り図柄のうちの予め定められた種類の大当り図柄(特別の表示態様の図柄)である場合には、前記特定遊技状態の終了後に通常遊技状態に比べて大当りが発生する確率が高く変動した確率変動状態(以下、確変状態ともいう)となる。このような確率変動状態の発生のきっかけとなる特別の表示態様の大当り図柄は、確変図柄とよばれる。以下、確変図柄により発生する大当りを確変大当りといい、確変図柄以外の大当り図柄(非確変図柄)により発生する大当りである通常大当りと区別している。
【0036】
通常遊技状態中に、一旦、確変大当りが発生すると、その確率変動状態は、例えば、少なくとも予め定められた確変継続回数(例えば、1回、あるいは2回)分の大当りが発生するまで確率変動状態に継続制御される。また、確率変動状態中に確変大当りが発生すれば、その確変大当り以降、改めて確変継続回数が計数され、その後、少なくとも確変継続回数だけ大当りが発生するまで確率変動状態が継続する。そして、確変継続回数に達した大当りが確変図柄以外の非確変図柄によるものであった場合には、確率変動の生じていない通常遊技状態に戻る。
【0037】
可変表示装置8の可変表示部9においては、リーチ状態が発生する場合がある。ここで、「リーチ状態」とは、可変表示装置8の可変表示部9が可変開始された後、表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にまで達した時点でも、特定の表示態様となる表示条件から外れていない表示態様をいう。すなわち、リーチとは、複数の表示結果の一部がまだ導出表示されていない段階で、既に導出表示されている表示結果が特定の表示態様の組合せとなる条件を満たしている表示状態をいう。
【0038】
図3は、本実施例に用いたEL表示装置としての有機EL表示器100a〜dの構成を示す断面図である。
【0039】
本実施例の有機EL表示器100a〜dは、陽極となる複数の酸化インジウム薄膜電極(以下ITO電極と称す)103が配列されたX側ガラス基板101と、陰極となる複数の金属電極106が配列されたY側ガラス基板107と、の両極間に、電界を印加することでR(赤)、G(緑)、B(青)の各発光色を発光する有機蛍光体薄膜105R、105G、105Bが介在するように、かつITO電極103上を被覆するように形成されたキャリア層104上に薄膜として配列形成されるとともに、その外周にシール材102を設けることにより、X側ガラス基板101とY側ガラス基板107との間を密封した構成とされている。X側ガラス基板101の外周端部並びにY側ガラス基板101の外周端部には、陽極であるITO電極103と陰極である金属電極106とを、後述するEL駆動回路117に接続されるフレキシブルプリント基板(FPC)108が導出されている。また、Y側ガラス基板101の外方側には、ポリカーボネート等の樹脂を着色した有色透明樹脂にて保護層109が形成されており、外部からの衝撃等により有機EL表示器100a〜dが損傷する等の不都合を防止できる。また、保護層109が有色透明であるため、有機EL表示器100a〜dが非表示状態のときに、外部光の反射作用により表示エリア100が有色に見えるため、非表示状態であっても装飾効果を高めることができる。
【0040】
有機蛍光体薄膜105R、105G、105Bに使用される有機電界発光(以下有機ELと称す)材料としては、公知の低分子或いは高分子の有機EL材料であるアントラセン、ナフタレン、フェナントレン、ピレン、クリセン、ペリレン、ブタジエン誘導体、クマリン、アクリジンスチルベン誘導体、等の有機EL材料を使用することが好ましい。
【0041】
キャリア層104としては、正孔を有機蛍光体薄膜105R、105G、105Bに輸送するものや、電子を輸送する公知の有機導電材を使用することが好ましく、これらキャリア層104としては、正孔を輸送するフタロシアン系化合物や芳香族アミン系化合物が例示され、電子を輸送するものとしては、オキサジアゾール誘導体やトリアゾール誘導体等が例示され、これらを所定の膜圧に形成して使用することができる。
【0042】
また、有機EL材料や有機導電材104の薄膜を形成する手法は、ピンホールの無い良質な薄膜を形成できるものであれば、使用する各材料の性質に合わせて、スパッタリング法や蒸着法や、高分子である場合にはスピンコート法等の適宜な方法使用することができる。
【0043】
本実施例の有機EL表示器100a〜dでは、陽極(ITO電極103)と陰極(金属電極106)とが交差して隣接する部位に、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色を発光する有機蛍光体薄膜105R、105G、105Bが並列配置されており、これら対向する両電極間に、比較的低圧の直流電圧を印加することで、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色が、X側ガラス基板101側に放射されるようになっている。
【0044】
また、本実施例では、これら隣接する赤(R)、緑(G)、青(B)を1単位として1画素が形成されるとともに、これらがドットマトリクス状に配置されているため、後述するEL駆動回路117により、電圧を印加する電極が適宜に選択されることで、文字や画像を表示させることが可能とされている。更に、本実施例では、EL駆動回路117により、各交差する電極間に印加する電圧のパルス幅を適宜に変化させることで、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の各色の発光強度を変化させて諧調表示を行うことにより、フルカラー表示が可能とされている。
【0045】
尚、本実施例では、金属電極106が配列される基板材としてガラスを適用しているが、本発明はこれに限定されるものでははく、これら基板材として不透明なものを適用しても良い。また、本実施例では、陰極として不透明な金属電極106を適用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら陰極として透明な電極材料を適用して、有機EL表示器100a〜d自体を透明なものとしても良い。
【0046】
更には、基板材としてガラスに代えて、高分子フィルム等を使用しても良く、これにより可撓性を有するフィルム状の有機EL表示器とすることができる。このような有機EL表示器を適用することで、例えば、図13に示すパチンコ機500のように、表面に突状部(図13中二点領線に囲まれた部分)502が形成されたデザインのガラス扉枠501に、スピーカ503やランプモジュール504を避けるようにして、表面形状に合わせて、すなわち表面の凹凸に合わせてフィルム状の有機EL表示器510a〜dを装着し、画像や文字情報を表示可能な表示エリアを形成し、例えば、図13に示すキャラクタ画像を有機EL表示器510a〜dからなる表示エリアに表示することができる。これにより、既存のデザインのガラス扉枠に有機EL表示器510a〜dからなる表示エリアを形成することも可能となる。また、有機EL表示器として透明なものを適用すれば、例えばガラス扉枠に設けられたランプやLEDの表面を被覆するように有機EL表示器を装着してもランプやLEDの発光態様が有機EL表示器を透視して視認できるようになる。
【0047】
また、本実施例では、EL表示装置として、比較的低電圧の直流電圧を印加することにより発光する有機電界発光(EL)材料を使用した有機EL表示器100a〜dを用いているため、省電力にて表示駆動できる。
【0048】
このように、有機EL表示器100a〜dに使用されているエレクトロルミネッセンス材料に、直流電圧を印加することで発光する有機エレクトロルミネッセンス材料を用いることで、エレクトロルミネッセンス材料を直流低電圧の印加により発光させることができるため、有機EL表示器100a〜dを省電力にて表示駆動できる。
【0049】
尚、本発明はこれに限定されるものではなく、これらEL表示装置としては、マンガン(Mn)やテルビウム等の種々の元素が添加された硫化亜鉛(ZnS)薄膜や、セリウム(Ce)が添加された硫化ストロンチウム(SrS)薄膜をEL材料として用い、これらEL薄膜に高周波電圧を印加して発光させる無機EL表示器を用いるようにしても良い。
【0050】
図4は、パチンコ機に設けられた各種基板と各種電気部品との接続状況並びに遊技制御基板31における回路構成の一例を示すブロック図である。
【0051】
遊技制御基板31は、プログラムに従ってパチンコ機1を制御する基本回路53と、ゲートスイッチ12、始動入賞口スイッチ17、Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ23、入賞球検出スイッチ99a〜d、満タンスイッチ13(余剰球受皿4の満タンを検出する満タンスイッチ13)からの信号を基本回路53に与えるスイッチ回路58と、可動片15を開閉するソレノイド16および開閉板20を開閉するソレノイド21を基本回路53からの指令に従って駆動するソレノイド回路59と、始動入賞記憶表示器18の点灯および点滅を行うとともに、可変表示器10と装飾ランプ25とを駆動するランプ・LED回路60とを含む。
【0052】
また、遊技制御基板31は、基本回路53から与えられるデータに従って、大当りの発生を示す大当り情報、可変表示部9の可変表示に利用された始動入賞球の個数を示す始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報をホールコンピュータ120に対して出力する第1情報出力回路64を含む。
【0053】
基本回路53は、ROM54、RAM55、CPU56、I/Oポート57、および、クロック発生部50を含む。ROM54は、ゲーム制御用のプログラム等の各種の情報(データ)を記憶するためのものである。RAM55は、ワークメモリとして使用されるためのものである。CPU56は、ゲーム制御用のプログラム等の各種の制御用プログラムに従って遊技制御動作等の制御動作を行う。I/Oポート57は、データおよび信号等の各種情報の入出力用に設けられた複数のポートを有する。クロック発生部50は、基本回路53が動作する場合の基準タイミングとなる動作クロックをCPU56等の基本回路53内の各部に与えるものである。
【0054】
更に、遊技制御基板31には、電源投入時に基本回路53をリセットするための初期リセット回路66と、電源投入後に基本回路53を定期的にリセットするための定期リセット回路65と、基本回路53から与えられるアドレス信号をデコードしてI/Oポート57のうちのいずれかのI/Oポートを選択するための信号を出力するアドレスデコード回路67とが設けられている。
【0055】
基本回路53は、電源投入時において、初期リセット回路66により初期リセットされる。また、電源投入後、基本回路53は、定期リセット回路65により定期的(例えば2ms毎)にリセットされ、割込み処理が実行される。これにより、割込み処理が実行される毎に、ゲーム制御用のプログラムが所定位置から再度実行される。
【0056】
打球を発射する打球発射装置(図示略)は、発射制御基板91上の回路によって制御される駆動モータ94で駆動される。そして、駆動モータ94の駆動力は、打球操作ハンドル5の操作量に従って調整される。すなわち、発射制御基板91上の回路によって、打球操作ハンドル5の操作量に応じた速度で打球が発射されるように制御される。
【0057】
また、遊技制御基板31から液晶表示制御基板80には、可変表示装置8の可変表示部9の表示制御に関する指令情報として、表示制御コマンドが伝送される。液晶表示制御基板80側では、表示制御コマンドの指令内容にしたがって、可変表示部9の表示制御を行う。
【0058】
遊技制御基板31からLED制御基板35には、LED制御基板35により制御が行われる遊技効果LED28の発光制御に関する指令情報としての発光制御コマンドが伝送される。LED制御基板35側では、発光制御コマンドの指令内容にしたがって、遊技効果LED28の発光制御を行う。尚、本実施例では発光制御コマンドとして液晶表示制御基板80に伝送される表示制御コマンドと同一のコマンドが伝送されるようになっており、これにより、可変表示部9の表示と連動して遊技効果LED28の発光制御が行われるようになっている。
【0059】
遊技制御基板31から音声制御基板70には、音声制御基板70によりスピーカ27から出力される効果音等の音声の制御に関する指令情報としての音声制御用コマンドが伝送される。この音声制御用コマンドに応じて、音声制御基板70側では、スピーカ27からの効果音の発生等の音声制御を行う。
【0060】
また、基本回路53は、入賞球検出スイッチ99a〜dの検出信号と始動入賞口スイッチ17の検出信号、Vカウントスイッチ22の検出信号、カウントスイッチ23の検出信号に基づいて、所定個数の賞球を球払出装置97により払出させるための指令情報としての払出制御コマンドを賞球制御基板37に伝送する。賞球制御基板37側では、その出力されてきた払出制御コマンドに応じて球払出装置97を制御して所定個数の賞球を払出すための制御を行う。
【0061】
また、満タンスイッチ13からの検出信号が満タン状態を示している場合には、その状況に応じて、払出禁止コマンドを賞球制御基板37へ伝送し、球払出装置97による賞球の払出しを停止させる。
【0062】
また、賞球制御基板37上には、第2情報出力回路部68が設けられており、これら賞球制御基板37において制御される賞球の払い出し数の情報等を外部出力できるようになっている。
【0063】
また、賞球制御基板37は、対応して設置されるカードユニット(図示略)と接続され、各種信号の送受が実施可能とされており、対応するカードユニットからの球貸要求に応じて球払出装置97を制御して所定個数の貸出球を払出すための制御を行う。
【0064】
また、本実施例のパチンコ機1には、表示制御手段としてのEL表示制御基板40が搭載される。EL表示制御基板40はホールコンピュータ120とデータ通信可能に接続されており、ホールコンピュータ120から配信される表示データに基づいて、有機EL表示器100a〜dの表示制御を行う。
【0065】
図5は、EL表示制御基板40の構成を示すブロック図である。EL表示制御基板40に設けられた制御部110は、CPU111と、必要なデータの書き込み、及び読み出しができる記憶手段としてのRAM112と、CPU111の制御プログラムや各種データテーブル等を格納するROM113と、I/Oポート114と、を含む。すなわち、制御部110は、これらCPU111、RAM112、ROM113、I/Oポート114が全て内蔵された1チップマイクロコンピュータにて構成されている。
【0066】
また、EL表示制御基板40には、ホールコンピュータ120とのデータの送受を行うデータ受信手段としての通信回路115と、有機EL表示器100a〜dの表示駆動を行うEL駆動回路117と、が搭載されている。
【0067】
制御部110は、ホールコンピュータ120から配信された表示データをRAM112に一時記憶し、表示データの受信が完了した後、受信した表示データに基づき有機EL表示器100a〜dの表示制御を行う。尚、本実施例では表示データの受信の完了を待って有機EL表示器100a〜dの表示制御を行う構成とされているが、例えば、配信されるデータ量が大きかったり、再生時間の長い動画データ等が配信され、一度に全てを表示しきれない場合には、表示データを受信し、RAM112に一時的に記憶しつつ、順次、有機EL表示器100a〜dに表示させる制御を行うようにしても良い。
【0068】
図6並びに図7は、有機EL表示器100a〜dからなる表示エリア100の表示態様の一例を示す図である。
【0069】
図6に示すように、パチンコ機1では、ホールコンピュータ120から配信された表示データの受信に基づき有機EL表示器100a〜dの表示制御が行われることで、受信した表示データに基づく背景画像または背景色、アニメーション等の動画表示、文字情報等の表示が表示エリア100に表示される。また、図7に示すように、文字情報等の情報をスクロール表示させることも可能である。
【0070】
このように本実施例の遊技機であるパチンコ機1では、外部機器であるホールコンピュータ120から受信した表示データに基づいて遊技者が最も注目する遊技領域7の周囲に形成された有機EL表示器100a〜dからなる表示エリア100の表示態様を変化させることが可能となり、例えば、ホールコンピュータ120から受信した遊技場に関連した情報を表示したり、ホールコンピュータ120から受信した画像やアニメーション等の動画データを表示したりできるため、遊技場内の広告効果並びに演出効果、装飾効果を一層高めることができる。
【0071】
また、本実施例のパチンコ機1では、表示装置として自己発光型のEL表示装置(有機EL表示器100a〜d)を採用しており、これにより、LCD等の表示装置を適用する場合に比較して視認性に優れた表示を行うことができる。また、同じ自己発光型の表示装置であるプラズマディスプレイやドットマトリクスLED等の表示装置を適用する場合に比較して省電力にて表示駆動できるうえに、遊技機自体の軽量化を図ることもできる。尚、本実施例では、EL材料として有機EL材料を用いた有機EL表示器100a〜dを採用しているが、前述した無機EL材料を用いた無機EL表示器を表示装置として採用した場合でもほぼ同様の効果を得られる。
【0072】
また、本実施例では、表示制御基板40の制御部110が、ホールコンピュータ120から配信された表示データをRAM212に一時記憶し、表示データの受信を完了した後、受信した表示データに基づき有機EL表示器100a〜dの表示制御を行うようになっており、これら有機EL表示器100a〜dの表示制御を配信される表示データに基づいて正確に行うことができる。また、一度受信した表示データを記憶しておけば、同一の表示データを再度受信することなく記憶されている表示データに基づく表示制御を行うことも可能である。
【0073】
また、本実施例では、表示制御基板40の制御部110が、遊技機に関する情報等、遊技場に関する情報の管理を行うホールコンピュータ120から配信される表示データに基づいて有機EL表示器100a〜dの表示制御を行うようになっており、例えば、ホールコンピュータ120が管理する遊技機の情報に応じて有機EL表示器100a〜dの表示態様を変化させたり、イベントの告知等の情報を有機EL表示器100a〜dに表示させることもできる。
【0074】
また、本実施例では、表示制御基板40がホールコンピュータ120から配信される表示データに基づいてのみ有機EL表示器100a〜dの表示制御を行う構成とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、遊技制御基板31から送信された制御コマンドに応じて有機EL表示器100a〜dの表示制御を行うようにしても良く、このようにすることで、ホールコンピュータ120から配信される表示データに基づく表示制御に加え、遊技制御基板31が制御する遊技状態に応じて有機EL表示器100a〜dの表示態様を変化させる等、遊技状態に応じた表示制御を行うことが可能となる。また、非稼働状態においては、ホールコンピュータ120から配信された表示データに基づく表示を行い、稼働状態の場合には、遊技に関連した演出表示を行うこともできる。
【0075】
次いで、本実施例の遊技用システムを構成する遊技機であり、本発明が適用された遊技機の一例であるスロットマシン201について説明する。
【0076】
図8は、スロットマシン201の正面図である。スロットマシン201の前面は、主に、上部パネル204、遊技パネル206、下部パネル207とから構成されている。上部パネル204、下部パネル207の内面には、前述したパチンコ機1に適用した有機EL表示器100a〜dと同様の有機EL表示器290、292が、それぞれ設けられており、これら上部パネル204、下部パネル207を透して有機EL表示器290、292の表示内容を視認可能な表示エリアが各々形成されている。
【0077】
このように有機EL表示器290、292がそれぞれ、上部パネル204、下部パネル207の内面に設けられている。すなわち有機EL表示器290、292の表面がこれら各パネルにより被覆されているため、外部からの衝撃等により有機ELパネル290、292が破損する等の不都合を防止できる。
【0078】
また、スロットマシン201では、その前面を構成する上部パネル204、下部パネル207のほぼ全域にわたって有機EL表示器290、292による表示エリアが形成されており、上部パネル204、下部パネル207のほぼ全域の表示態様を変化させることができるため、より演出効果並びに装飾効果を高めることができる。
【0079】
また、遊技パネル206の略中央部には、内蔵されるリール251L、251C、251Rを透視可能な透視窓214が形成されているとともに、その周囲には遊技に関連した情報が表示される各種表示部が形成されている。
【0080】
また、遊技パネル206と下部パネル207の間にはゲームを開始するためのスタートレバー238や各リール251L、251C、251Rに対応するストップボタン240L、240C、240Rが設けられている。
【0081】
ここでスロットマシン201のゲーム要領を間単に説明すると、まず、メダルやクレジットを用いて賭数を設定する。これによりゲームを開始可能な状態となる。この状態でスタートレバー238が操作されることで、ゲームが開始され、各リール251L、251C、251Rの回転が開始される。これに基づき各リール251L、251C、251Rに描かれた図柄が透視窓214内を下方向に向かって可変表示する。この状態でストップボタン240L、240C、240Rを操作することで各々対応するリールが停止制御され、図柄が導出表示されることとなる。これらストップボタンの操作により全てのリールが停止され、その際透視窓214に表示された各リールの図柄が所定の表示態様、例えば、「777」の揃目となった場合には、入賞が発生し、所定の遊技価値(メダルやクレジット、その他、多くの価値を獲得できるビッグボーナス(BB)やレギュラーボーナス(RB)等の遊技状態)が付与されるようになっている。
【0082】
図9は、スロットマシン201の構成を示すブロック図である。スロットマシン201には、主に、ゲーム(遊技状態)の制御を行うメイン制御基板400と、メイン制御基板400からの制御コマンドに応じて各種の演出を制御するサブ制御基板401と、が設けられている。
【0083】
メイン制御基板400は、ホールコンピュータ120等の外部機器に対して遊技情報、例えば、ゲームの賭数として使用されたメダル枚数を示すメダルIN信号や入賞に基づき払い出されたメダル枚数を示すメダルOUT信号、遊技者にとって有利なビッグボーナス(BB)の発生を示すBB中信号、同様に遊技者にとって有利なレギュラーボーナス(RB)の発生を示すRB中信号等の情報を出力する外部出力回路(図示略)を含む。
【0084】
更に、スロットマシン201には、これらメイン制御基板400やサブ制御基板401とは別個に有機EL表示器290、292の表示制御を行うEL表示制御基板402が設けられている。
【0085】
EL表示制御基板402は、ホールコンピュータ120とのデータの送受を行う通信回路(図示略)や有機EL表示器290、292の表示制御を行う制御部(図示略)を備える。
【0086】
EL表示制御基板402の制御部は、ホールコンピュータ120から配信された表示データを内蔵されるRAM等の記憶手段(図示略)に一時記憶し、表示データの受信が完了した後、受信した表示データに基づき有機EL表示器290、292の表示制御を行う。尚、本実施例では表示データの受信の完了を待って有機EL表示器290、292の表示制御を行う構成とされているが、例えば、配信されるデータ量が大きかったり、再生時間の長い動画データ等が配信され、一度に全てを表示しきれない場合には、表示データを受信し、記憶手段に一時的に記憶しつつ、順次、有機EL表示器290、292に表示させる制御を行うようにしても良い。
【0087】
図10は、上部パネル204並びに下部パネル206に対応する表示エリアの表示態様の一例を示す図である。
【0088】
図10に示すように、スロットマシン201では、ホールコンピュータ120から配信された表示データの受信に基づき有機EL表示器290、292の表示制御が行われることで、受信した表示データに基づく背景画像または背景色、アニメーション等の動画表示、文字情報等の表示が各表示エリアに表示される。また、特に図示しないが文字情報等の情報をスクロール表示させることも可能である。
【0089】
このように本実施例の遊技機であるスロットマシン201では、外部機器であるホールコンピュータ120から受信した表示データに基づいて遊技者が最も注目する遊技パネル206の周囲に形成された有機EL表示器290、292に対応する各パネルの表示エリアの表示態様を変化させることが可能となり、例えば、ホールコンピュータ120から受信した遊技場に関連した情報を表示したり、ホールコンピュータ120から受信した画像やアニメーション等の動画データを表示したりできるため、遊技場内の広告効果並びに演出効果、装飾効果を一層高めることができる。
【0090】
また、本実施例のスロットマシン201では、表示装置として自己発光型のEL表示装置(有機EL表示器290、292)を採用しており、これにより、LCD等の表示装置を適用する場合に比較して視認性に優れた表示を行うことができる。また、同じ自己発光型の表示装置であるプラズマディスプレイやドットマトリクスLED等の表示装置を適用する場合に比較して省電力にて表示駆動できるうえに、遊技機自体の軽量化を図ることもできる。尚、本実施例では、EL材料として有機EL材料を用いた有機EL表示器290、292を採用しているが、前述した無機EL材料を用いた無機EL表示器を表示装置として採用した場合でもほぼ同様の効果を得られる。
【0091】
また、本実施例では、EL表示制御基板402の制御部が、ホールコンピュータ120から配信された表示データを記憶手段に一時記憶し、表示データの受信を完了した後、受信した表示データに基づき有機EL表示器290、292の表示制御を行うようになっており、これら有機EL表示器290、292の表示制御を配信される表示データに基づいて正確に行うことができる。また、一度受信した表示データを記憶しておけば、同一の表示データを再度受信することなく記憶されている表示データに基づく表示制御を行うことも可能である。
【0092】
また、本実施例では、EL表示制御基板402の制御部が、遊技機に関する情報等、遊技場に関する情報の管理を行うホールコンピュータ120から配信される表示データに基づいて有機EL表示器290、292の表示制御を行うようになっており、例えば、ホールコンピュータ120が管理する遊技機の情報に応じて有機EL表示器290、292の表示態様を変化させたり、イベントの告知等の情報を有機EL表示器290、292に表示させることもできる。
【0093】
また、本実施例では、EL表示制御基板402がホールコンピュータ120から配信される表示データに基づいてのみ有機EL表示器290、292の表示制御を行う構成とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、メイン制御基板400やサブ制御基板401から送信された制御コマンドに応じて有機EL表示器290、292の表示制御を行うようにしても良く、このようにすることで、ホールコンピュータ120から配信される表示データに基づく表示制御に加え、メイン制御基板400が制御する遊技状態やサブ制御基板401が制御する演出状態に応じて有機EL表示器290、292の表示態様を変化させる等、遊技状態や演出状態に応じた表示制御を行うことが可能となる。また、非稼働状態においては、ホールコンピュータ120から配信された表示データに基づく表示を行い、稼働状態の場合には、遊技に関連した演出表示を行うこともできる。
【0094】
次いで、情報配信手段としてのホールコンピュータ120の構成について説明する。
【0095】
ホールコンピュータ120は、図11に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス140と、このホールコンピュータ120が実施する各種処理等を行うCPU141と、ワークメモリ等として使用されるRAM142と、時刻情報やカレンダ情報を出力するリアルタイムクロック(RTC)143と、磁気ディスクから成る記憶装置144と、キーボードやマウス等の入力装置145と、表示装置146と、パチンコ機1やスロットマシン201から出力される遊技情報が入力される情報入力部147と、パチンコ機1に搭載されるEL表示制御基板40やスロットマシン201に搭載されるEL表示制御基板402とのデータの送受を行う第1通信部148と、インターネット網を介して遊技場外コンテンツサーバ130とデータの送受を行う第2通信部149と、を備える比較的処理能力の高いコンピュータである。
【0096】
記憶装置144には、ホールコンピュータ120の動作プログラムに加えて、パチンコ機1やスロットマシン201から出力された遊技情報を管理する遊技情報データベース(DB)や、パチンコ機1やスロットマシン201に対して配信される表示データを含む表示パターンが登録される表示情報データベースが記憶されている。
【0097】
また、本実施例のホールコンピュータ120では、表示装置146に表示される表示設定画面において、パチンコ機1やスロットマシン201に配信される表示データやその配信タイミング等からなる表示パターンの設定が実行可能とされている。
【0098】
図12に示すように、表示設定画面には、表示情報データベースに登録されている表示パターンがリスト表示される表示パターン一覧領域と、表示パターンを作成または編集するためのデータ作成領域と、が設けられている。
【0099】
表示パターン一覧領域には、既に登録されている表示パターン別に付与されるパターンNo.と、これらパターンNo.に対応する表示パターンの適用の有無(「無効」または「有効」)と、が表示されるリスト表示部と、テーブル作成ボタン、即時配信ボタン、新規作成ボタン、編集ボタン、削除ボタンからなる各種入力ボタンと、が設けられている。
【0100】
表示パターン一覧領域に設けられたテーブル作成ボタンは、リスト表示部に表示された各表示パターンの適用の有無、すなわち各表示パターンに基づく表示データを配信するか否かの設定に基づいて配信テーブルを作成する際に入力されるボタンである。
【0101】
また、即時配信ボタンは、リスト表示部にて選択された表示パターンに基づく表示データを即時に配信する際に入力されるボタンである。また、新規作成ボタンは、新規に表示パターンを設定する際に入力されるボタンである。また、編集ボタンは、リスト表示部にて選択された表示パターンを編集する際に入力されるボタンである。また、削除ボタンは、リスト表示部にて選択された表示パターンを削除する際に入力されるボタンである。
【0102】
データ作成領域には、各種選択部や各種ボタンが設けられており、表示データを配信する遊技機の種別や、表示データの背景、挿入される画像並びにその表示位置、挿入されるテキストデータ並びにその表示位置、配信タイミング、配信対象となる遊技機等が設定可能とされている。尚、データ作成領域に設けられたパターン登録ボタンは、設定内容を確定し、新たな表示パターンとして表示情報データベースに登録または更新する際に入力されるボタンである。
【0103】
また、本実施例では、データ作成領域にインターネットボタンが設けられており、このインターネットボタンを入力することで、背景画像や挿入画像等のサンプルデータをインターネット網を介して接続されたコンテンツサーバ130より入手できるようになっている。
【0104】
このように本実施例ホールコンピュータ120では、各パチンコ機1やスロットマシン201に対して配信する表示データやその配信タイミング等を表示設定画面にて任意に設定することができるようになっている。
【0105】
また、ホールコンピュータ120は、インターネット網を介して遊技場外のコンテンツサーバ130から、配信される表示データの素材となる背景画像や挿入画像を入手可能とされており、予めホールコンピュータ120に登録されている背景画像や挿入画像にて表示データを作成する場合よりも、より多くの素材を入手して表示データを作成し、より多彩な表示データをパチンコ機1やスロットマシン201に配信することができる。
【0106】
本実施例のホールコンピュータ120では、開店時に行われる開店処理や前述した表示設定画面におけるテーブル作成ボタンの入力に基づいて、その時点にて有効とされた表示パターンに基づく表示データの配信タイミングを定義する配信テーブルを作成し、この配信テーブルに基づいて該当するパチンコ機1またはスロットマシン201に対して表示データを配信する処理を行う。これら表示データがパチンコ機1に配信された場合には、これら配信された表示データに基づいてパチンコ機1の有機EL表示器100a〜dの表示制御が行われ、表示エリア100に、ホールコンピュータ120より配信された表示データに基づく表示態様が表示されることとなる。一方、表示データがスロットマシン201に配信された場合には、これら配信された表示データに基づいてスロットマシン201の有機EL表示器290、292の表示制御が行われ、上部パネル204並びに下部パネル207に対応する表示エリアに、ホールコンピュータ120より配信された表示データに基づく表示態様が表示されることとなる。
【0107】
尚、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、開店時に遊技情報データベースに登録されている表示データを各遊技機に配信し、配信テーブルに基づいて該当する表示データを表示させる旨のコマンドのみを該当する遊技機に送信することで、各遊技機に表示制御を行わせるようにしても良い。
【0108】
また、表示設定画面における即時配信ボタンが入力された場合には、配信テーブルの設定に関わらず、選択された表示パターンに基づく表示データを該当するパチンコ機1またはスロットマシン201に対して即時に配信する処理を行う。
【0109】
このように本実施例では、表示データを即時に配信し、この配信した表示データに基づく表示を遊技機に設けられた表示エリアに表示させることが可能とされており、例えば、急遽開催されるイベント情報等、急を要する情報の告知等を行うことも可能とされている。
【0110】
以上説明したように、本実施例の遊技用システムでは、情報配信手段であるホールコンピュータ120から配信した表示データに基づいて、パチンコ機1に設けられた有機EL表示器100a〜dからなる表示エリア100や、スロットマシン201に設けられた各パネルに対応して設けられる有機EL表示器290、292の表示エリアの表示態様を変化させることが可能となり、各遊技機に設けられる記憶装置や制御手段の変更を伴うことなく、各遊技機に設けられた表示エリアの表示パターンを多様化させることができるため、演出効果並びに装飾効果を一層高めることができる。
【0111】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0112】
例えば、前記実施例の遊技用システムにおいては、ホールコンピュータ120が、表示情報データベースに登録された表示パターンに基づく配信タイミング、すなわち予め設定された配信タイミングに応じて該当する表示データを該当する遊技機に配信する構成とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、大当り情報等の遊技情報を受信した遊技機に対して特定の表示データを配信し、配信を受けた遊技機における表示エリアの表示態様を変化させるようにしても良い。
【0113】
また、前記実施例の遊技用システムでは、情報配信手段として遊技情報等、遊技場に関する情報の管理を行うホールコンピュータ120を適用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、情報配信手段として表示データの配信のみを行う配信コンピュータを適用しても良い。
【0114】
また、前記実施例においては、遊技機の一例としてパチンコ球を用いて遊技を行う通常のパチンコ機やメダルやクレジットを用いて遊技を行うスロットマシンを適用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の遊技機、例えばパチンコ玉を用いて遊技を行うスロットマシンや、パチンコ玉が内部で循環する循環式パチンコ機、メダルやパチンコ玉を用いることなくクレジットを用いて遊技を行う完全クレジット式のスロットマシン等の遊技機を適用しても良い。
【0115】
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0116】
本発明の請求項1は、所定の価値(パチンコ球(メダル、クレジット))を用いて遊技を行い、該遊技の結果に基づいて所定の遊技価値(パチンコ球(メダル、クレジット))を付与する遊技機(パチンコ機1(スロットマシン201))であって、エレクトロルミネッセンス材料(EL材料)に電圧を印加させて発光させることにより表示態様を変化させるEL表示装置(有機EL表示器100a〜d(有機EL表示器290、292))と、外部機器(ホールコンピュータ120)からの所定の表示情報(表示データ)を受信するデータ受信手段(通信回路115)と、前記データ受信手段(通信回路115)にて受信した前記表示情報(表示データ)に基づいて前記EL表示装置(有機EL表示器100a〜d(有機EL表示器290、292))の表示制御を行う表示制御手段(EL表示制御基板40(EL表示制御基板402))と、を備え、遊技機前面には、遊技領域7(各リールの表示領域)を透視可能な透視窓(ガラス板2a(透視窓214))が形成されるとともに、前記遊技機前面の透視窓(ガラス板2a(透視窓214))を除く領域の少なくとも一部に前記EL表示装置(有機EL表示器100a〜d(有機EL表示器290、292))の表示領域(表示エリア100)が形成されている。
【0117】
本発明の請求項2は、前記表示制御手段(EL表示制御基板40(サブ制御基板401))は、前記データ受信手段(通信回路115)により外部機器(ホールコンピュータ120)から受信した前記表示情報(表示データ)を記憶する記憶手段(RAM112)を備える。
【0118】
本発明の請求項3は、前記外部機器は遊技場に関する情報の管理を行うホールコンピュータ120であり、前記データ受信手段(通信回路115)は前記ホールコンピュータ120から前記遊技場に関する情報に基づく表示情報(表示データ)を受信する。
【0119】
本発明の請求項4は、所定の価値(パチンコ球(メダル、クレジット))を用いて遊技を行い、該遊技の結果に基づいて所定の遊技価値(パチンコ球(メダル、クレジット))を付与する遊技機(パチンコ機1(スロットマシン201))と、遊技場内に設けられ、前記遊技機(パチンコ機1(スロットマシン201))に対して所定の表示情報(表示データ)を配信する情報配信手段(ホールコンピュータ120)と、から構成され、前記遊技機(パチンコ機1(スロットマシン201))は、エレクトロルミネッセンス材料(EL材料)に電圧を印加させて発光させることにより表示態様を変化させるEL表示装置(有機EL表示器100a〜d(有機EL表示器290、292))と、前記情報配信手段(ホールコンピュータ120)から配信された前記表示情報(表示データ)を受信するデータ受信手段(通信回路115)と、前記データ受信手段(通信回路115)にて受信した前記表示情報(表示データ)に基づいて前記EL表示装置(有機EL表示器100a〜d(有機EL表示器290、292))の表示制御を行う表示制御手段(EL表示制御基板40(EL表示制御基板402))と、を備える。
【0120】
本発明の請求項5は、前記情報配信手段(ホールコンピュータ120)は、遊技場外に設けられたコンピュータ端末(コンテンツサーバ130)とコンピュータネットワーク(インターネット網)を介してデータ通信を行うための通信手段(第2通信部149)を備える。
【0121】
本発明の請求項6は、前記情報配信手段(ホールコンピュータ120)は、前記遊技機(パチンコ機1(スロットマシン201))のEL表示装置(有機EL表示器100a〜d(有機EL表示器290、292))の表示態様を設定する表示設定手段(表示設定画面)を備える。
【0122】
本発明の請求項7は、前記エレクトロルミネッセンス材料(EL材料)が、直流電圧を印加することで発光する有機エレクトロルミネッセンス材料(有機EL材料)である。
【0123】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
【0124】
(a)請求項1の発明によれば、外部機器から受信した表示情報に基づいて遊技者が最も注目する遊技領域の周囲に形成された表示領域の表示態様を変化させることが可能となり、例えば、外部機器から受信した遊技場に関連した情報を表示したり、外部機器から受信した画像やアニメーション等の動画を表示したりできるため、遊技場内の広告効果並びに演出効果、装飾効果を一層高めることができる。また、表示装置として自己発光型のEL表示装置を採用することにより、視認性に優れた表示を行うことができる。
【0125】
(b)請求項2の発明によれば、外部機器から受信した表示情報を一時的に記憶することができるため、EL表示装置による表示制御を外部機器からの表示情報に基づいて正確に行うことができる。
【0126】
(c)請求項3の発明によれば、例えば、ホールコンピュータが管理する遊技機の情報に応じてEL表示装置の表示態様を変化させたり、イベントの告知等の情報をEL表示装置に表示させることもできる。
【0127】
(d)請求項4の発明によれば、情報配信手段から配信した表示情報に基づいて、遊技者が最も注目する遊技機の遊技領域の周囲に形成された表示領域の表示態様を変化させることが可能となり、例えば、情報配信手段から受信した遊技場に関連した情報を表示したり、情報配信手段から受信した画像やアニメーション等の動画を表示したりできるため、遊技場内の広告効果並びに演出効果、装飾効果を一層高めることができる。また、遊技機に設けられる表示装置として自己発光型のEL表示装置を採用することにより、視認性に優れた表示を行うことができる。
【0128】
(e)請求項5の発明によれば、例えばインターネット等のコンピュータネットワーク上のコンピュータ端末から入手した情報や画像を配信し、遊技機におけるEL表示装置に表示させることができる。
【0129】
(f)請求項6の発明によれば、遊技機のEL表示装置の表示態様を情報配信手段にて任意に設定することができる。
【0130】
(g)請求項7の発明によれば、エレクトロルミネッセンス材料を直流低電圧の印加により発光させることができるため、EL表示装置を省電力にて表示駆動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明げ適用された遊技用システムの構成を示す図である。
【図2】本発明が適用された遊技機の一例であるパチンコ機の正面図である。
【図3】図2のパチンコ機に設けられた有機EL表示器の構造を示す断面図である。
【図4】図2のパチンコ機の構成を示すブロック図である。
【図5】図2のパチンコ機に設けられるEL表示制御基板の構成を示すブロック図である。
【図6】図2のパチンコ機における表示エリアの表示態様の一例を示す図である。
【図7】図2のパチンコ機における表示エリアの表示態様の一例を示す図である。
【図8】本発明が適用された遊技機の一例であるスロットマシンの正面図である。
【図9】図8に示すスロットマシン201の構成を示すブロック図である。
【図10】図8に示すスロットマシンの表示エリアの表示態様の一例を示す図である。
【図11】本実施例におけるホールコンピュータの構成を示すブロック図である。
【図12】図11のホールコンピュータに表示される表示設定画面を示す図である。
【図13】図2のパチンコ機の変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
1              パチンコ機
2              ガラス扉枠
2a             ガラス板
3              打球供給皿
4              余剰球受皿
5              打球操作ハンドル
6              遊技盤
7              遊技領域
8              可変表示装置
9              可変表示部
10             可変表示器
11             通過ゲート
12             ゲートスイッチ
13             満タンスイッチ
14             始動入賞口
15             可動片
16             ソレノイド
17             始動入賞口スイッチ
18             始動入賞記憶表示器
19             可変入賞球装置
20             開閉板
21             ソレノイド
22             Vカウントスイッチ
23             カウントスイッチ
24a〜d          入賞口
25             装飾ランプ
26             アウト口
27             スピーカ
28             遊技効果LED
29             放音部
31             遊技制御基板
35             LED制御基板
37             賞球制御基板
40             EL表示制御基板
50             クロック発生部
53             基本回路
54             ROM
55             RAM
56             CPU
57             I/Oポート
58             スイッチ回路
59             ソレノイド回路
60             ランプ・LED回路
64             第1情報出力回路
65             定期リセット回路
66             初期リセット回路
67             アドレスデコード回路
68             第2情報出力回路
70             音声制御基板
80             液晶表示制御基板
91             発射制御基板
94             駆動モータ
97             球払出装置
99a〜d          入賞球検出スイッチ
100            表示領域
100a〜d         有機EL表示器
101            X側ガラス基板
102            シール材
103            酸化インジウム薄膜電極(ITO電極)
104            キャリア層
105R、105G、105B 有機蛍光体薄膜
106            金属電極
107            Y側ガラス基板
108            フレキシブルプリント基板(FPC)
109            保護層
110            表示制御マイクロコンピュータ
111            CPU
112            RAM
113            ROM
114            I/Oポート
115            通信回路
117            EL駆動回路
120            ホールコンピュータ
121            通信ケーブル
122            信号線
130            コンテンツサーバ
140            データバス
141            CPU
142            RAM
143            RTC
144            記憶装置
145            入力装置
146            表示装置
147            情報入力部
148            第1通信部
149            第2通信部
201            スロットマシン
204            上部パネル
206            遊技パネル
207            下部パネル
214            透視窓
240L、240C、240R ストップボタン
251L、251C、251R リール
290、292        有機EL表示器
400            メイン制御基板
401            サブ制御基板
402            EL表示制御基板
500            パチンコ機
501            ガラス扉枠
502            突状部
503            スピーカ
504            ランプモジュール
510a〜d         有機EL表示器

Claims (7)

  1. 所定の価値を用いて遊技を行い、該遊技の結果に基づいて所定の遊技価値を付与する遊技機であって、
    エレクトロルミネッセンス材料に電圧を印加させて発光させることにより表示態様を変化させるEL表示装置と、
    外部機器からの所定の表示情報を受信するデータ受信手段と、
    前記データ受信手段にて受信した前記表示情報に基づいて前記EL表示装置の表示制御を行う表示制御手段と、を備え、
    遊技機前面には、遊技領域を透視可能な透視窓が形成されるとともに、前記遊技機前面の透視窓を除く領域の少なくとも一部に前記EL表示装置の表示領域が形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記表示制御手段は、前記データ受信手段により外部機器から受信した前記表示情報を記憶する記憶手段を備える請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記外部機器は遊技場に関する情報の管理を行うホールコンピュータであり、前記データ受信手段は前記ホールコンピュータから前記遊技場に関する情報に基づく表示情報を受信する請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 所定の価値を用いて遊技を行い、該遊技の結果に基づいて所定の遊技価値を付与する遊技機と、
    前記遊技機に対して所定の表示情報を配信する情報配信手段と、から構成され、前記遊技機は、エレクトロルミネッセンス材料に電圧を印加させて発光させることにより表示態様を変化させるEL表示装置と、前記情報配信手段から配信された前記表示情報を受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段にて受信した前記表示情報に基づいて前記EL表示装置の表示制御を行う表示制御手段と、を備え、遊技機前面には、遊技領域を透視可能な透視窓が形成されるとともに、前記遊技機前面の透視窓を除く領域の少なくとも一部に前記EL表示装置の表示領域が形成されていることを特徴とする遊技用システム。
  5. 前記情報配信手段は、遊技場外に設けられたコンピュータ端末とコンピュータネットワークを介してデータ通信を行うための通信手段を備える請求項4に記載の遊技用システム。
  6. 前記情報配信手段は、前記遊技機のEL表示装置の表示態様を設定する表示設定手段を備える請求項4または5に記載の遊技用システム。
  7. 前記エレクトロルミネッセンス材料が、直流電圧を印加することで発光する有機エレクトロルミネッセンス材料である請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機及び遊技用システム。
JP2002187431A 2002-06-27 2002-06-27 遊技機及び遊技用システム Pending JP2004024661A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002187431A JP2004024661A (ja) 2002-06-27 2002-06-27 遊技機及び遊技用システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002187431A JP2004024661A (ja) 2002-06-27 2002-06-27 遊技機及び遊技用システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004024661A true JP2004024661A (ja) 2004-01-29

Family

ID=31182475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002187431A Pending JP2004024661A (ja) 2002-06-27 2002-06-27 遊技機及び遊技用システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004024661A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005318931A (ja) * 2004-05-06 2005-11-17 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd パチンコ遊技装置
JP2006223689A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2006340994A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Aruze Corp 遊技システム
JP2007151713A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Aruze Corp 遊技機及び遊技機システム
JP2007244643A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Daito Giken:Kk 遊技台および遊技システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005318931A (ja) * 2004-05-06 2005-11-17 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd パチンコ遊技装置
JP2006223689A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2006340994A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Aruze Corp 遊技システム
JP2007151713A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Aruze Corp 遊技機及び遊技機システム
JP2007244643A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Daito Giken:Kk 遊技台および遊技システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7281980B2 (en) Gaming machine
JP2004016664A (ja) 遊技機
US7232127B2 (en) Lighting system for gaming devices
US20040224747A1 (en) Gaming machine
US20080200233A1 (en) Gaming system monitoring client terminals with hybrid reel assemblies
JP2002239096A (ja) 遊技機
JP2002224409A (ja) 遊技機
JP2004008710A (ja) 遊技機及び遊技島設備
JP2004024610A (ja) 遊技機
JP4819228B2 (ja) 遊技機
JP2014117469A (ja) 遊技機
JP2013121447A (ja) 遊技台
JP2004024402A (ja) 遊技機
JP2011172691A (ja) 遊技台
JP2004016729A (ja) 弾球遊技機
JP2004024661A (ja) 遊技機及び遊技用システム
JP2004008623A (ja) 遊技機
JP2004033424A (ja) 遊技機
JP2003325880A (ja) 遊技機
JP6024924B2 (ja) 遊技台
JP4289591B2 (ja) 遊技機
JP6402759B2 (ja) 遊技台
JP2000070486A (ja) 遊技機
JP2004008622A (ja) 遊技機
JP4472235B2 (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080805

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081216