JP2004033424A - 遊技機 - Google Patents

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JP2004033424A
JP2004033424A JP2002193463A JP2002193463A JP2004033424A JP 2004033424 A JP2004033424 A JP 2004033424A JP 2002193463 A JP2002193463 A JP 2002193463A JP 2002193463 A JP2002193463 A JP 2002193463A JP 2004033424 A JP2004033424 A JP 2004033424A
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Shohachi Ugawa
鵜川 詔八
Toshihiro Tozaki
戸崎 智弘
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Abstract

【課題】遊技領域の遊技性を低減させることなく、可変表示装置による可変表示の表示効果を向上させることが出来る遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技機1は、可変表示領域E1に識別情報の可変表示結果として予め定められた特定の表示態様が導出表示されたときに、遊技者にとって有利となる特定遊技状態が発生されるように制御されるとともに、遊技領域7を透視可能な透視窓2aに透明なEL表示装置200が設けられ、該EL表示装置200のEL表示領域における可変表示領域E1において識別情報の可変表示が行われるようになっている。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、所定の価値を用いて遊技を行い、該遊技の結果に基づいて所定の遊技価値を付与する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の遊技機において従来から一般的に知られているものとしては、例えば遊技領域を構成する遊技盤面に、遊技の進行に応じて識別情報を可変表示する可変表示装置を備えるパチンコ機等がある。この種のパチンコ機に設けられる可変表示装置としては、例えば始動入賞により表示図柄を変動させる液晶表示器や、複数の回胴体を回転させることで表示図柄を変動させるドラム表示器等が知られている。
【0003】
このような可変表示装置を備えるパチンコ機にあっては、可変表示装置の可変表示結果が導出表示されたときに、遊技者にとって有利となる大当り状態等が発生する可能性があり、可変表示装置は遊技中において遊技者が最も注目するものであることから、可変表示装置を大型化したり、遊技領域内に設けた複数の表示器により構成するなどして可変表示領域を大きくして、可変表示の表示効果を高めようとする傾向がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように可変表示装置を大型化したり、複数の表示器にて構成する場合、可変表示装置による可変表示の表示効果は向上するものの、可変表示装置は遊技盤面に設けられていることから、遊技領域内における可変表示装置の占有スペースが大となる。
【0005】
この場合、遊技者が遊技領域内に打ち込んだ打球の流下領域や、遊技領域内に設けられる役物、遊技効果ランプ等の配置スペースが狭くなる等、遊技領域における制約事項が多くなり、遊技性が著しく低減してしまうといった問題を有していた。
【0006】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、遊技領域の遊技性を低減させることなく、可変表示装置による可変表示の表示効果を向上させることが出来る遊技機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の遊技機は、所定の価値を用いて遊技を行い、該遊技の結果に基づいて所定の遊技価値を付与する遊技機であって、
エレクトロルミネッセンス材料に電圧を印加させて発光させることにより表示態様を変化させるEL表示装置と、
該EL表示装置の表示制御を行う表示制御手段と、を備え、
前記遊技機の前面には、遊技領域を透視可能な透視窓が形成されるとともに、該透視窓には前記EL表示装置のEL表示領域が設けられ、該EL表示装置のEL表示領域は識別情報の可変表示が行われる可変表示領域を含み、
前記表示制御手段は、前記遊技の進行に応じて、前記可変表示領域に識別情報を可変表示させる制御を行う可変表示制御手段を含み、
前記可変表示領域に、前記識別情報の可変表示結果として予め定められた特定の表示態様が導出表示されたときに、遊技者にとって有利となる特定遊技状態を発生させる制御を行う遊技状態制御手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、EL表示装置が透視窓に設けられることで、遊技領域の遊技性を低減させることなくEL表示装置を設けることが出来るばかりか、EL表示装置の配置位置等が遊技領域の状況により制限されることがないので、可変表示の表示効果を著しく向上させることが出来る。また、識別情報を可変表示させる表示装置として自己発光型のEL表示装置を適用することで、遊技領域内の何らかの要因により識別情報の可変表示が影響を受けて視認性が損なわれること等がない。
【0008】
本発明の遊技機の前記EL表示装置のEL表示領域を透過して前記遊技領域が視認可能であることが好ましい。
このようにすれば、EL表示装置を配置しても、その後方の遊技領域が見えなくなることがないので、遊技性の低減を効果的に回避することが出来る。
【0009】
本発明の遊技機は、前記透視窓が形成された透視窓枠を備え、前記EL表示装置のEL表示領域は前記透視窓のほぼ全域にわたり設けられていることが好ましい。
このようにすれば、遊技領域のほぼ全域を利用して識別情報を可変表示させることが出来るため、迫力ある可変表示を提供できる。
【0010】
本発明の遊技機の前記表示制御手段は、遊技状態に応じて前記可変表示領域の大きさを変化させる制御を行うことが好ましい。
このようにすれば、可変表示態様のバリエーションが増加するとともに、遊技状態に応じて可変表示態様を変化させることが出来るため、可変表示の演出効果が高まる。
【0011】
本発明の遊技機の前記表示制御手段は、前記EL表示装置に対して着脱可能に接続されていることが好ましい。
このようにすれば、機種変更時に表示制御手段のみを交換することで、機種に応じた演出を行うことが可能となり、EL表示装置は再利用できるため、機種変更に係るコストを軽減できる。
【0012】
本発明の遊技機は、前記EL表示装置の表裏面をそれぞれ被覆する保護層が設けられていることが好ましい。
このようにすれば、外部または内部からの衝撃等によりEL表示装置が損傷する等の不都合を防止できる。
【0013】
本発明の遊技機は、前記透視窓が形成された透視窓枠を備え、該透視窓枠における前記透視窓を除く領域にEL表示装置が設けられていることが好ましい。
このようにすれば、透視窓の周囲の演出効果並びに装飾効果を高めることが出来るため、可変表示装置の可変表示態様をより効果的に演出することが可能となる。
【0014】
本発明の遊技機は、前記遊技の進行に応じて表示態様を変化させる第2の表示装置を、前記遊技領域上に前記EL表示装置とは別個に設け、前記表示制御手段は、前記可変表示領域における識別情報の可変表示に応じて前記第2の表示装置の表示態様を変化させる制御を行うことが好ましい。
このようにすれば、EL表示装置による識別情報の可変表示に応じて第2の表示装置の表示態様を変化させることが出来るため、2つの表示装置を用いて効果的な演出を行うことが出来る。
【0015】
本発明の遊技機は、前記第2の表示装置の第2の表示領域は前記可変表示領域の少なくとも一部を含み、前記可変表示制御手段は、前記第2の表示装置の第2の表示領域上における前記可変表示領域において識別情報を可変表示させる制御を行うことが好ましい。
このようにすれば、識別情報の可変表示に視覚的な変化を持たせることが出来る。
【0016】
【発明の実施形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明すると、図1には、本発明が適用された遊技機の一例であるパチンコ機1の全体正面図が示されている。パチンコ機1は、図1及び図2に示されるように、図示しない枠状に形成された基枠に開閉自在に枢支されるとともに、パチンコ球が打ち込まれる略円形の遊技領域7が前面に形成された遊技盤6が上半部に着脱自在に取り付けられた前面枠41と、前面枠41における遊技盤6及びその周囲前面を開閉自在に枢支された透視窓枠としてのガラス扉枠2と、から主に構成されている。
【0017】
前面枠41の前面におけるガラス扉枠2の下方には、打球供給皿3が設けられているとともに、打球供給皿3の左右側には、内部に設けられるスピーカ27(図5参照)から出力される音を放音する放音部29がそれぞれ設けられている。打球供給皿3の下方には、打球供給皿3から溢れたパチンコ球を貯留する余剰球受皿4と、打球を発射する打球操作ハンドル5と、が設けられている。
【0018】
図2には、図1のA−A断面図が示されており、図中右側がパチンコ機1の前方となっている。ガラス扉枠2は、中央に遊技領域7とほぼ同形の円形の開口部42が形成された非透明の合成樹脂板により構成されている。この開口部42は、前面枠41の前面上半部を閉塞した状態において、その後方の遊技領域7の前方に対向するようになっており、ガラス扉枠2の後面側から着脱自在に取り付けられる透明な2枚のガラス板2a、2bにより閉塞されている。
【0019】
ガラス扉枠2により前面枠41の前面上半部を閉塞した状態において、ガラス板2a、2bは遊技盤6の前面から所定距離離間した前方位置に配置されるので、遊技盤6の前面とガラス板2bの後面との間にパチンコ球が打ち込まれる遊技領域7が形成される。また、パチンコ機1の前方からガラス板2a、2bを通して後方の遊技領域7が視認出来るため、ガラス板2a、2bは遊技領域7を透視可能な透視窓を構成している。
【0020】
ガラス板2a、2bは、周縁部に設けられる環状の保持リング43により前後方向(図2中左右方向)に互いに所定距離離間した状態に保持されている。そして、前後のガラス板2a、2b間には、後述する識別情報としての特別図柄を可変表示可能なEL表示装置としての透明な無機EL表示器200が、前方のガラス板2aの後面に当接した状態でガラス板2aのほぼ全域にわたって設けられているため、ガラス板2aの全域にわたってEL表示領域としての円形の表示エリア200aが形成されている。
【0021】
透明な無機EL表示器200は、例えばパチンコ機1の前方から遊技者により叩かれたり、パチンコ球が衝突すること等による衝撃により損傷したり、また、後方の遊技領域7内に打ち込まれたパチンコ球が衝突すること等による衝撃により損傷する恐れがあるが、前後のガラス板2a、2b間に設けられているため、これら前後のガラス板2a、2bに保護されることにより損傷が効果的に防止されている。すなわち、本実施例においては、これらガラス板2a、2bは、無機EL表示器200を衝撃や損傷から保護するための保護層として機能している。
【0022】
なお、本実施例においては、無機EL表示器200は前方のガラス板2aの後面に取り付けられ、後方のガラス板2bから離間した状態で設けられているが、無機EL表示器200の後面を後方のガラス板2bの前面に当接するように設けられてもよいし、あるいはガラス板2a、2bを無機EL表示器200の前後面(表裏面)に当接させて2枚のガラス板2a、2bにより前後方向から挟持するように設けられていてもよい。なお、無機EL表示器200の詳細な構造は後述する。
【0023】
また、ガラス扉枠2の前面におけるガラス板2aの周囲には、後述するEL表示装置としての有機EL表示器100a〜dが設けられており、これら有機EL表示器100a〜dにより、ガラス板2aの周囲にわたってEL表示装置のEL表示領域としての表示エリア100(図1中における斜線領域)が形成されている。この表示エリア100には、パチンコ機1の前面を装飾するための装飾の表示や、後述するような遊技に関連する種々の演出が表示されるようになっている。
【0024】
なお、本実施例における透視窓はガラス板2a、2bにて構成されているが、遊技領域7を透視可能に構成できるものであれば、ガラス板以外の例えばポリカーボネート樹脂等の樹脂材や、その他の素材にて構成されていてもよい。
【0025】
尚、本実施例では、有機EL表示器100a〜dはガラス扉枠2の前面におけるガラス板2aの周囲に設けられているが、ガラス扉枠2全体を透明なポリカーボネイト樹脂等により透明に構成して、ガラス扉枠2の裏面におけるガラス板2aの周囲に配置してもよいし、あるいは、有機EL表示器100a〜dからの配線の引き回しを簡素化するために前面枠41の前面に配置してもよい。
【0026】
ガラス扉枠2における表示エリア100の外周部には、遊技効果LED28が設けられている。遊技効果LED28には、光の3原色であるR(赤)、G(緑)、B(青)の発光素子を有するフルカラーLEDが適用されており、赤、緑、青、水、紫、黄、白の7色に発光が可能とされている。
【0027】
図1に戻って、円形の表示エリア200aの略中央付近は、「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される可変表示領域としての可変表示エリアE1(図1中四角枠状の2点鎖線(実際には表示されない)に囲まれるエリア)とされている。
【0028】
可変表示エリアE1においては、横方向に並ぶ態様で3つの可変表示エリアが表示上で形成され、それらのエリアにおいて、「左図柄」、「中図柄」、「右図柄」の3つの特別図柄が、後述するように打球が始動入賞口14へ始動入賞することに基づいて個々に独立して可変表示されるようになっている。
【0029】
一方、遊技盤6の前面における略円形の遊技領域7内には、パチンコ球の流下経路を左右する図示しない釘や風車等が適宜配設されているとともに、遊技領域7内上部及び左右端部には、ソレノイド303、304、305(図5参照)の駆動により形態を変化可能に構成された恐竜をモチーフにした役物300、301、302がそれぞれ配設されている。
【0030】
役物300の周囲を囲むように形成された装飾ブロック306の上部中央には、7セグメントLEDよりなる1つの図柄表示エリアに、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示可能とされた可変表示器10が設けられている。可変表示器10に表示される普通図柄は、後述するように打球が通過ゲート11を通過することに基づいて可変開始される。なお、本実施例においては上記普通図柄の可変表示を7セグメントLEDにて行っていたが、無機EL表示器200にて行うようにしてもよい。
【0031】
また、装飾ブロック306における可変表示器10の左右側には、その下方に設けられる始動入賞口14に入賞した始動入賞球数を記憶して表示する4個の表示部(LED)を有する始動入賞記憶表示器18が設けられている。本実施例では、4個を上限として、始動入賞が記憶される毎に、始動入賞記憶表示器18のLEDが1つ追加して点灯する。そして、可変表示エリアE1において特別図柄の可変表示が開始される毎に、LEDが1つ消灯する。
【0032】
始動入賞口14に設けられる可動片15は、ソレノイド16によって開状態とされるとともに、始動入賞口14に入賞した打球は、始動入賞口スイッチ17(図5参照)によって検出される。始動入賞口14の左側には、打球を導く通過ゲート11が設けられており、通過ゲート11を通過した打球は、ゲートスイッチ12(図5参照)によって検出される。
【0033】
可動片15の下方には、開閉板20が設けられた可変入賞球装置19が取付けられている。遊技状態が大当り状態(特定遊技状態)となれば、ソレノイド21(図5参照)によって開閉板20が開成し、可変入賞球装置19の大入賞口が開口する。大入賞口に進入した球のうち特定入賞領域(Vポケット)に入った入賞球はVカウントスイッチ22(図5参照)で検出される。一方、大入賞口内における特定入賞領域以外の通常入賞領域へ入賞した入賞球はカウントスイッチ23(図5参照)で検出される。
【0034】
24a〜dは入賞口を示し、入賞口24a〜dに入賞した打球は、入賞球検出スイッチ99a〜d(図5参照)で検出される。また、左右の役物301、302が配設される装飾ブロック307には、遊技中に点灯表示される装飾ランプ25が設けられている。また、遊技領域7の下部には、入賞しなかった打球を回収するアウト口26が形成されている。
【0035】
打球操作ハンドル5の操作によって駆動モータ94(図5参照)により揺動されるハンマーによって発射された打球は、打球レール(図示略)を通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて遊技領域7に達しなかったパチンコ球は、環流経路(図示略)を通じて余剰球受皿4に環流されるようになっている。
【0036】
また、遊技領域7に打ち込まれた打球が通過ゲート11を通ってゲートスイッチ12で検出されると、可変表示器10に停止表示されている普通図柄が変動を開始する。尚、可変表示器10の可変表示中に打球が通過ゲート11を通過した場合にはその通過が記憶され、可変表示器10が停止して再度変動を開始可能な状態になってから通過記憶を「1」減算して可変表示器10が可変表示制御される。この通過記憶の上限は例えば「4」に定められており、現時点での通過記憶数が通過記憶表示器(図示せず)により表示される。
【0037】
また、打球が始動入賞口14に入賞し、始動入賞口スイッチ17で検出されると、特別図柄の変動を開始できる状態であれば、可変表示エリアE1に表示される特別図柄がスクロールを始める。例えば、すでに可変表示が開始されて特別図柄が変動中である等の理由によって特別図柄の変動をすぐに開始できる状態でなければ、始動入賞記憶を一つ増やす。
【0038】
可変表示器10の可変表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(例えば7)となった場合に、始動入賞口14に設けられた可動片15が所定時間開成して、パチンコ球が始動入賞口14に入賞し易くなる遊技者にとって有利な状態となる。
【0039】
この始動入賞口14にパチンコ球が入賞して始動入賞口スイッチ17で検出されると、特別図柄の変動を開始できる状態であれば、可変表示エリアE1において全特別図柄が可変表示(変動表示)を開始する。そして、その後、左,中,右の特別図柄が停止し、その停止表示結果が予め定められた特定の表示態様(例えば777)となった場合に、特定遊技状態(大当り状態)が発生する。このような大当り状態が発生する特定の表示態様は、大当り図柄と呼ばれ、この例では予め複数種類定められている。このように大当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置19の開閉板20が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(例えば30秒間)の経過または打球の所定個数(例えば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了し、その後、遊技者にとって不利な第2の状態となる。第1の状態となっている可変入賞球装置19の大入賞口内に進入した打球が特定入賞領域(Vポケット)に入賞してVカウントスイッチ22により検出されれば、その回の第1の状態の終了を待って再度開閉板20が開成されて第1の状態となる。この第1の状態の繰返し継続制御は、本実施例では最大15回まで実行可能とされている。このような最大15回実行可能である第1の状態となっている時期は、繰返し継続制御のラウンド(回)と呼ばれる。この例では、繰返し継続制御は、第1ラウンドから最大第15ラウンドまで繰返し実行可能である。
【0040】
また、可変表示エリアE1で可変表示された左,中,右の特別図柄が同じ図柄の種類に一致した大当り図柄の組合せで停止表示されたときには前述したように大当りが発生するが、その大当り図柄が複数種類の大当り図柄のうちの予め定められた種類の大当り図柄(特別の表示態様の図柄)である場合には、前記特定遊技状態の終了後に通常遊技状態に比べて大当りが発生する確率が高く変動した確率変動状態(以下、確変状態ともいう)となる。このような確率変動状態の発生のきっかけとなる特別の表示態様の大当り図柄は、確変図柄とよばれる。以下、確変図柄により発生する大当りを確変大当りといい、確変図柄以外の大当り図柄(非確変図柄)により発生する大当りである通常大当りと区別している。
【0041】
通常遊技状態中に、一旦、確変大当りが発生すると、その確率変動状態は、例えば、少なくとも予め定められた確変継続回数(例えば、1回、あるいは2回)分の大当りが発生するまで確率変動状態に継続制御される。また、確率変動状態中に確変大当りが発生すれば、その確変大当り以降、改めて確変継続回数が計数され、その後、少なくとも確変継続回数だけ大当りが発生するまで確率変動状態が継続する。そして、確変継続回数に達した大当りが確変図柄以外の非確変図柄によるものであった場合には、確率変動の生じていない通常遊技状態に戻る。
【0042】
可変表示エリアE1においては、リーチ状態が発生する場合がある。ここで、「リーチ状態」とは、可変表示エリアE1にて可変表示が開始された後、表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にまで達した時点でも、特定の表示態様となる表示条件から外れていない表示態様をいう。すなわち、リーチとは、複数の表示結果の一部がまだ導出表示されていない段階で、既に導出表示されている表示結果が特定の表示態様の組合せとなる条件を満たしている表示状態をいう。
【0043】
次に、図3には、本実施例に用いたEL表示装置としての無機EL表示器200の構成を示す断面図が示されている。
【0044】
本実施例に用いた無機EL表示器200は、図3に示されるように、陽極となる複数の透明な酸化インジウム薄膜(ITO)電極203が配列形成されたX側ガラス基板201と、陰極となる陽極と同様の複数の透明な酸化インジウム薄膜(ITO)電極206が配列形成されたY側ガラス基板207との両極間に、絶縁体からなる絶縁層204の薄膜を2層配設し、これら両絶縁層204、204の間に電界を印加することで発光する無機蛍光体薄膜205R、205G、205Bが介在するようにし、その外周をシール材202により、前記X側ガラス基板201とY側ガラス基板207との間が密封された構成とされていて、前記X側ガラス基板201の外周端部並びにY側ガラス基板207の外周端部には、前記陽極・陰極である酸化インジウム薄膜(ITO)電極203、206を表示制御する後述する無機EL駆動回路220に接続するためのフレキシブルプリント基板(FPC)208が導出されている。
【0045】
前記無機蛍光体薄膜205R、205G、205Bに使用される無機電界発光(EL)材料としては、マンガン(Mn)やテルビウム等の種々の元素が添加された硫化亜鉛(ZnS)薄膜や、セリウム(Ce)が添加された硫化ストロンチウム(SrS)薄膜や、チタン酸バリウム(BaTiO)薄膜等を無機電界発光(EL)材料として好適に使用することができる。
【0046】
また、前記絶縁体204としては、5酸化タンタル(Ta)が例示され、これを所定の膜厚に形成して使用することができる。
【0047】
また、これら無機電界発光(EL)材料や前記絶縁体204の薄膜を形成する手法は、ピンホールの無い良質な薄膜を形成できるものであれば、使用する各材料の性質に合わせて、スパッタリング法や蒸着法や、高分子である場合にはスピンコート法等の適宜な方法使用することができる。
【0048】
本実施例の無機EL表示器200は、前記陽極・陰極である酸化インジウム薄膜(ITO)電極203、206との交差する隣接する部位に、RGBの赤(R)、緑(G)、青(B)の各3原色を発光する無機蛍光体薄膜205R、205G、205Bが並列配置形成され、これら対向する両電極間に、高周波電圧を印加することで、赤(R)、緑(G)、青(B)の各3原色が、前記X側ガラス基板201側に放射されるようになっている。
【0049】
尚、本実施例の無機EL表示器200は、これら隣接する赤(R)、緑(G)、青(B)を1単位として1画素が形成されるとともに、これらがドットマトリクス状に配置されているため、後述する無機EL駆動回路220により、電圧を印加する電極が適宜に選択されることで、文字や画像を表示させることが可能とされている。更に、本実施例では、無機EL駆動回路220により、各交差する電極間に印加する電圧のパルス幅を適宜に変化させることで、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の各色の発光強度を変化させて諧調表示を行うことにより、フルカラー表示が可能とされている。
【0050】
尚、前記基板材としてガラスに代えて、高分子フィルム等を使用して、無機EL表示器200を可撓性を有するフイルムディスプレイとしても良い。
【0051】
このように、無機EL表示器200を構成するX側ガラス基板201や、Y側ガラス基板207や、陽極・陰極に用いられる酸化インジウム薄膜(ITO)電極203、206は透明であり、絶縁体204や無機蛍光体薄膜205R、205G、205Bは膜厚が薄く構成されていて光が透過するため、これにより無機EL表示器200はほぼ透明に構成され、無機EL表示器200の少なくとも非発光表示領域においては後方の遊技領域7を見通すことが出来るため、遊技領域7の状況を無機EL表示器200を通して視認することが出来るようになっている。
【0052】
図4は、本実施例に用いた有機EL表示器100a〜dの構成を示す断面図である。
【0053】
本実施例の有機EL表示器100a〜dは、陽極となる複数の酸化インジウム薄膜(ITO)電極103が配列されたX側ガラス基板101と、陰極となる複数の金属電極106が配列されたY側ガラス基板107と、の両極間に、電界を印加することでR(赤)、G(緑)、B(青)の各発光色を発光する有機蛍光体薄膜105R、105G、105Bが介在するように、かつ酸化インジウム薄膜(ITO)電極103上を被覆するように形成されたキャリア層104上に薄膜として配列形成されるとともに、その外周にシール材102を設けることにより、X側ガラス基板101とY側ガラス基板107との間を密封した構成とされている。X側ガラス基板101の外周端部並びにY側ガラス基板101の外周端部には、陽極である酸化インジウム薄膜(ITO)電極103と陰極である金属電極106とを、後述する有機EL駆動回路117に接続されるフレキシブルプリント基板(FPC)108が導出されている。また、Y側ガラス基板101の外方側には、ポリカーボネート等の樹脂を着色した有色透明樹脂にて保護層109が形成されており、外部からの衝撃等により有機EL表示器100a〜dが損傷する等の不都合を防止できる。
【0054】
なお、上記のように保護層109が着色されていることで、有機EL表示器100a〜dの非表示状態時において、外部光の反射作用によって表示エリア100が適宜色に見えることになるため、有機EL表示器100a〜dの非表示状態時における表示エリア100の装飾性が効果的に高まる。
【0055】
有機蛍光体薄膜105R、105G、105Bに使用される有機電界発光(以下有機ELと称す)材料としては、公知の低分子或いは高分子の有機EL材料であるアントラセン、ナフタレン、フェナントレン、ピレン、クリセン、ペリレン、ブタジエン誘導体、クマリン、アクリジンスチルベン誘導体、等の有機EL材料を使用することが好ましい。
【0056】
キャリア層104としては、正孔を有機蛍光体薄膜105R、105G、105Bに輸送するものや、電子を輸送する公知の有機導電材を使用することが好ましく、これらキャリア層104としては、正孔を輸送するフタロシアン系化合物や芳香族アミン系化合物が例示され、電子を輸送するものとしては、オキサジアゾール誘導体やトリアゾール誘導体等が例示され、これらを所定の膜圧に形成して使用することができる。
【0057】
また、有機EL材料や有機導電材104の薄膜を形成する手法は、ピンホールの無い良質な薄膜を形成できるものであれば、使用する各材料の性質に合わせて、スパッタリング法や蒸着法や、高分子である場合にはスピンコート法等の適宜な方法使用することができる。
【0058】
本実施例の有機EL表示器100a〜dでは、陽極(酸化インジウム薄膜(ITO)電極103)と陰極(金属電極106)とが交差して隣接する部位に、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色を発光する有機蛍光体薄膜105R、105G、105Bが並列配置されており、これら対向する両電極間に、比較的低圧の直流電圧を印加することで、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色が、X側ガラス基板101側に放射されるようになっている。
【0059】
また、本実施例では、これら隣接する赤(R)、緑(G)、青(B)を1単位として1画素が形成されるとともに、これらがドットマトリクス状に配置されているため、後述する有機EL駆動回路117により、電圧を印加する電極が適宜に選択されることで、文字や画像を表示させることが可能とされている。更に、本実施例では、有機EL駆動回路117により、各交差する電極間に印加する電圧のパルス幅を適宜に変化させることで、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の各色の発光強度を変化させて諧調表示を行うことにより、フルカラー表示が可能とされている。
【0060】
尚、本実施例では、金属電極106が配列される基板材としてガラスを適用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら基板材として不透明なものを適用しても良い。また、本実施例では、陰極として不透明な金属電極106を適用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら陰極として透明な電極材料を適用して、有機EL表示器100a〜d自体を透明なものとしても良い。
【0061】
更には、基板材としてガラスに代えて、高分子フィルム等を使用しても良く、これにより可撓性を有するフィルム状の有機EL表示器とすることができる。このような有機EL表示器を適用することで、例えば、図13に示す変形例としてのパチンコ機500のように、表面に突状部(図13中二点領線に囲まれた部分)502が形成されたデザインのガラス扉枠501に、スピーカ503やランプモジュール504を避けるようにして、表面形状に合わせて、すなわち表面の凹凸に合わせてフィルム状の有機EL表示器510a〜dを装着し、画像や文字情報を表示可能な表示エリアを形成し、例えば、図13に示すキャラクタ画像を有機EL表示器510a〜dからなる表示エリアに表示することができる。これにより、既存のデザインのガラス扉枠に有機EL表示器510a〜dからなる表示エリアを形成することも可能となる。また、有機EL表示器として透明なものを適用すれば、例えばガラス扉枠に設けられたランプやLEDの表面を被覆するように有機EL表示器を装着してもランプやLEDの発光態様が有機EL表示器を透視して視認できるようになる。
【0062】
図5は、パチンコ機に設けられた各種基板と各種電気部品との接続状況並びに遊技制御基板31における回路構成の一例を示すブロック図である。
【0063】
遊技制御手段としての遊技制御基板31は、プログラムに従ってパチンコ機1を制御する基本回路53と、ゲートスイッチ12、始動入賞口スイッチ17、Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ23、入賞球検出スイッチ99a〜d、満タンスイッチ13(余剰球受皿4の満タンを検出する満タンスイッチ13)からの信号を基本回路53に与えるスイッチ回路58と、可動片15を開閉するソレノイド16、開閉板20を開閉するソレノイド21、役物300の形態を遊技状況に応じて変化させるソレノイド303、役物301の形態を遊技状況に応じて変化させるソレノイド304、役物302の形態を遊技状況に応じて変化させるソレノイド305、を基本回路53からの指令に従って駆動するソレノイド回路59と、始動入賞記憶表示器18の点灯および点滅を行うとともに、可変表示器10と装飾ランプ25とを駆動するランプ・LED回路60とを含む。
【0064】
また、遊技制御基板31は、基本回路53から与えられるデータに従って、大当りの発生を示す大当り情報、無機EL表示器200の可変表示に利用された始動入賞球の個数を示す始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報を外部の管理コンピュータ等に対して出力する第1情報出力回路64を含む。
【0065】
基本回路53は、ROM54、RAM55、CPU56、I/Oポート57、および、クロック発生部50を含む。ROM54は、ゲーム制御用のプログラム等の各種の情報(データ)を記憶するためのものである。RAM55は、ワークメモリとして使用されるためのものである。CPU56は、ゲーム制御用のプログラム等の各種の制御用プログラムに従って遊技制御動作等の制御動作を行う。I/Oポート57は、データおよび信号等の各種情報の入出力用に設けられた複数のポートを有する。クロック発生部50は、基本回路53が動作する場合の基準タイミングとなる動作クロックをCPU56等の基本回路53内の各部に与えるものである。
【0066】
更に、遊技制御基板31には、電源投入時に基本回路53をリセットするための初期リセット回路66と、電源投入後に基本回路53を定期的にリセットするための定期リセット回路65と、基本回路53から与えられるアドレス信号をデコードしてI/Oポート57のうちのいずれかのI/Oポートを選択するための信号を出力するアドレスデコード回路67と、が設けられている。
【0067】
基本回路53は、電源投入時において、初期リセット回路66により初期リセットされる。また、電源投入後、基本回路53は、定期リセット回路65により定期的(例えば、2ms毎)にリセットされ、割込み処理が実行される。これにより、割込み処理が実行される毎に、ゲーム制御用のプログラムが所定位置から再度実行される。
【0068】
遊技制御基板31では、始動入賞口14へのパチンコ球の入賞に基づき、内部に大当り状態を発生させるか否かの内部抽選を実施するとともに、この内部抽選結果に応じて可変表示エリアE1の可変表示を開始させるための始動入賞コマンドや、前記内部抽選結果に基づき可変表示エリアE1に可変表示結果として表示させる図柄確定コマンド等の表示制御コマンドを表示制御基板80に送信する。また、可変表示エリアE1に特定の表示態様を表示させる表示制御コマンドを送信したときには、特定の表示態様の表示に基づいて遊技状態を大当り状態に移行させる制御を行うようになっている。
【0069】
打球を発射する打球発射装置(図示略)は、発射制御基板91上の回路によって制御される駆動モータ94で駆動される。そして、駆動モータ94の駆動力は、打球操作ハンドル5の操作量に従って調整される。すなわち、発射制御基板91上の回路によって、打球操作ハンドル5の操作量に応じた速度で打球が発射されるように制御される。
【0070】
また、遊技制御基板31から表示制御基板80には、無機EL表示器200の可変表示エリアE1の表示制御並びに有機EL表示器100a〜dの表示エリア100の表示制御に関する指令情報として、表示制御コマンドが伝送される。表示制御基板80側では、表示制御コマンドの指令内容にしたがって、無機EL表示器200、有機EL表示器100a〜dの表示制御を行う。
【0071】
遊技制御基板31からLED制御基板35には、LED制御基板35により制御が行われる遊技効果LED28の発光制御に関する指令情報としての発光制御コマンドが伝送される。LED制御基板35側では、発光制御コマンドの指令内容にしたがって、遊技効果LED28の発光制御を行う。尚、本実施例では発光制御コマンドとして表示制御基板80に伝送される表示制御コマンドと同一のコマンドが伝送されるようになっており、これにより、無機EL表示器200の可変表示エリアE1並びに有機EL表示器100a〜dの表示と連動して遊技効果LED28の発光制御が行われるようになっている。
【0072】
遊技制御基板31から音声制御基板70には、音声制御基板70によりスピーカ27から出力される効果音等の音声の制御に関する指令情報としての音声制御用コマンドが伝送される。この音声制御用コマンドに応じて、音声制御基板70側では、スピーカ27からの効果音の発生等の音声制御を行う。
【0073】
また、基本回路53は、入賞球検出スイッチ99a〜dの検出信号と始動入賞口スイッチ17の検出信号、Vカウントスイッチ22の検出信号、カウントスイッチ23の検出信号に基づいて、所定個数の賞球を球払出装置97により払出させるための指令情報としての払出制御コマンドを賞球制御基板37に伝送する。賞球制御基板37側では、その出力されてきた払出制御コマンドに応じて球払出装置97を制御して所定個数の賞球を払出すための制御を行う。
【0074】
また、満タンスイッチ13からの検出信号が満タン状態を示している場合には、その状況に応じて、払出禁止コマンドを賞球制御基板37へ伝送し、球払出装置97による賞球の払出しを停止させる。
【0075】
また、賞球制御基板37上には、第2情報出力回路部68が設けられており、これら賞球制御基板37において制御される賞球の払い出し数の情報等を外部出力できるようになっている。
【0076】
また、賞球制御基板37は、対応して設置されるカードユニット(図示略)と接続され、各種信号の送受が実施可能とされており、対応するカードユニットからの球貸要求に応じて球払出装置97を制御して所定個数の貸出球を払出すための制御を行う。
【0077】
また、本実施例のパチンコ機1では、無機EL表示器200及び有機EL表示器100a〜dと、これらの表示制御を行う表示制御基板80とがコネクタ(図示略)を介して着脱可能に接続されており、遊技制御基板31、表示制御基板80を交換することによりゲーム性や演出内容を変更できる構成とされている。すなわちこれら各基板を交換することにより機種変更ができる構成とされている。尚、発射制御基板91や賞球制御基板37は、異なる機種間においても共通に使用される。
【0078】
図6は、表示制御基板80の構成を示すブロック図である。表示制御基板80に設けられた制御部110は、CPU111と、必要なデータの書き込み、及び読み出しができるRAM112と、CPU111の制御プログラムや各種データテーブル等を格納するROM113と、I/Oポート114と、を含む。すなわち、制御部110は、これらCPU111、RAM112、ROM113、I/Oポート114が全て内蔵された1チップマイクロコンピュータにて構成されている。
【0079】
また、表示制御基板80には、遊技制御基板31からの表示制御コマンドが入力される入力回路115と、有機EL表示器100a〜dを表示制御するための有機EL駆動回路117と、無機EL表示器200を表示制御するための無機EL駆動回路220と、有機EL表示器100a〜dに表示される表示データが格納されている画像ROM119と、無機EL表示器200に表示される表示データが格納されている画像ROM221と、が搭載されている。
【0080】
制御部110は、遊技制御基板31から送信された表示制御コマンドに基づいて指令内容を特定し、この特定した指令内容に応じた有機EL表示器100a〜dの表示パターン及び/または無機EL表示器200の表示パターンを抽出し、この表示パターンに応じた表示データを有機EL表示器100a〜d及び/または無機EL表示器200に表示させるための表示駆動コマンドを、有機EL駆動回路117及び/または無機EL駆動回路220に送信する処理を行う。
【0081】
一方、有機EL駆動回路117においては、制御部110からの表示駆動コマンドの受信に基づき該当する表示データを画像ROM119から抽出し、この抽出した表示データに基づいて有機EL表示器100a〜dの表示駆動を行う。
【0082】
また、無機EL駆動回路220においては、制御部110からの表示駆動コマンドの受信に基づき該当する表示データを画像ROM221から抽出し、この抽出した表示データに基づいて無機EL表示器200の表示駆動を行う。
【0083】
次いで、本実施例におけるパチンコ機1における表示制御基板80に設けられた制御部110は、前述したように、始動入賞口14へのパチンコ球の入賞に基づいて、ガラス板2a、2b間に設けられる透明無機EL表示器200の表示エリア200aのうちの可変表示エリアE1に特別図柄を可変表示させる制御を行うとともに、所定条件が成立したときに、可変表示エリアE1に表示させる特別図柄の可変表示態様に関連する演出態様を、可変表示エリアE1を除く表示エリア200a及び表示エリア100に表示させる制御を行うようになっており、以下、その可変表示態様及び演出態様の一例を図7〜図10に基づいて説明していく。
【0084】
なお、前述したように、可変表示エリアE1を含む表示エリア200aを構成する無機EL表示器200は透明に構成されており、表示エリア200aの表示状態と遊技領域7内の状況との区別がわかりにくいことから、図7〜図11においては、各図中(a)においては遊技盤6の前面の遊技領域7の状態を示し、(b)において透明無機EL表示器200の表示エリア200aの表示状態を示し、(c)において遊技者側からのガラス扉枠2の前面全域の表示態様を示し、これら各図により遊技領域7の状況、無機EL表示器200、有機EL表示器100a〜dそれぞれの状況を説明することとする。
【0085】
さらに各図7〜図11中の(a)では、遊技領域7内における役物300〜302以外の種々の要素(図1に示した風車、始動入賞口14や釘等の遊技用部品)を省略した図として説明する。
【0086】
まず図7には、始動入賞口14へのパチンコ球の入賞に基づいて、可変表示エリアE1において可変表示が開始された状態が示されている。この状態において、遊技領域7内の役物300〜302は、図7(a)に示されるように静止状態であり、遊技者が打ち込んだパチンコ球が流下している状態となる。表示エリア200aにおいては、中央付近の可変表示エリアE1にて左、中、右の可変表示エリアの特別図柄が可変表示され、可変表示エリアE1以外の領域には何も表示されない。
【0087】
なお、パチンコ機1が非稼働状態である場合には、特に図示はしないが、表示エリア200a上にタイトル画面やデモ画面等が表示されるとともに、表示エリア100の全域が青色に発光した表示態様となるように無機EL表示器200並びに有機EL表示器100a〜dの表示制御が行われ、これにより非稼働状態である旨が報知される。このように非稼働状態において表示エリア100を稼働状態とは異なる表示態様(ここでは青色に発光)を表示させることで、パチンコ機1の稼働状況を、遊技者のみならず、他の遊技者や店員等が、パチンコ機1から離れた場所から容易に把握することが出来る。
【0088】
また、可変表示エリアE1にて特別図柄の可変表示が開始された時点で、図7(c)に示されるように、表示エリア200aの周囲に形成された有機EL表示器100a〜dの表示エリア100には、反時計回りに回転するスパイラル状の模様が表示されるとともに、表示エリア100の外周部の遊技効果ランプ28が点滅する。
【0089】
ここで、可変表示エリアE1を含む表示エリア200aを形成する無機EL表示器200は、前述したように透明に構成されているとともに、遊技盤6の前面から所定距離離間した前方位置に配置されるガラス板2a、2b間に設けられているため、無機EL表示器200に関わらず可変表示エリアE1を含む表示エリア200aの後方の遊技領域7内においてパチンコ球は流下することになる。
【0090】
すなわち、特別図柄の可変表示を行う無機EL表示器200が、遊技領域7を構成する遊技盤6の前面から前方に離間して配置されたガラス板2a、2b間に設けられていることで、遊技領域7における可変表示エリアE1を含む表示エリア200a全体の後方もパチンコ球の流下領域として機能することになるとともに、役物300〜302や、各要素(図1に示した風車、始動入賞口14や釘等の遊技用部品)の配置位置が無機EL表示器200により制限されることがないので、遊技領域7内における遊技性が著しく損なわれることがない。
【0091】
また、無機EL表示器200は自己発光型の表示器であり、例えば後方の遊技盤6から前方の可変表示エリアE1に照射表示させるような表示器ではないため、可変表示エリアE1にて可変表示が行われている状態において、その後方にてパチンコ球が流下すること等があっても、可変表示エリアE1の可変表示状態がパチンコ球により損なわれたりすることがない。
【0092】
次に図8には、可変表示が開始されてから所定時間経過後において前述したリーチ状態が発生した状況が示されている。このリーチ状態中における可変表示エリアE1は、例えば図8(b)に示されるように、左図柄(7)及び右図柄(7)とが中段の横ライン上に停止表示され、中図柄は可変表示が継続されている状態となっている。
【0093】
また、このように可変表示エリアE1における左右の可変表示エリアに左図柄(7)及び右図柄(7)とが中段の横ライン上に停止表示された段階において、図8(b)に示されるように、表示エリア200aにおける可変表示エリアE1の下方位置に「リーチ!」なる文字が表示され、リーチ状態が発生したことが文字情報により遊技者に報知表示される。
【0094】
さらにこのリーチ状態が発生した時点において、ソレノイド303〜305が駆動されて3つの役物300〜302の形態が変化する。詳しくは、ソレノイド303〜305のON/OFFが繰り返されることで恐竜の口が開閉するとともに、手足等の部位が上下動する。このように可変表示エリアE1にリーチ態様が表示されたときに、表示エリア200aの表示態様のみならず、その後方の遊技領域7に設けられた機械的構造物である役物300〜302の動作態様による演出が行われることで、遊技者の大当りへの期待感を効果的に高めることが出来るとともに、遊技領域7に設けられる役物300〜302と表示エリア200aの配置位置が前後に異なっているため、構造による視覚的な演出効果も生じる。
【0095】
また、リーチ状態が発生したときに常に役物300〜302を動作させるのではなく、例えばリーチ状態が発生した場合における所定の確率で役物300〜302を動作させるようにしたり、あるいは動作させる役物300〜302の数をリーチ毎に変えるようにすれば、リーチ状態の発生に伴う演出のバリエーションが増加するので演出効果が向上するとともに、遊技者の大当りへの期待感をより効果的に高めることが出来る。
【0096】
また、この状態において、表示エリア200aの周囲に形成された有機EL表示器100a〜dの表示エリア100の表示内容が、反時計回りに回転するスパイラル状の模様に切り替え表示されるとともに、表示エリア100の外周部の遊技効果ランプ28の点滅間隔が変化して短くなる。
【0097】
次いで、図8に示されるリーチ状態が発生した時点から所定時間が経過した時点で、可変表示エリアE1における中央の可変表示エリアに、大当りの対象となる「7」以外の適宜の特別図柄(例えば「3」(図示略))が一時停止すると、表示エリア200aにおける上部の役物300の配置位置下部から、可変表示エリアE1の中央に向かって噴出される炎が表示されるとともに、表示エリア200aにおける可変表示エリアE1の下方の領域には、演出を盛り上げるための女性のキャラクタC1が表示される(図9(b)(c)参照)。
【0098】
この炎の噴出表示に伴って、可変表示エリアE1では、その中央の可変表示エリアに一時停止されている特別図柄「3」が燃えて溶けだし(例えば図9(b)参照)、大当りの対象となる「7」に近づく次の特別図柄「4」に変化していく(図示略)。
【0099】
この際、可変表示エリアE1における中央の可変表示エリアが図7及び図8のときよりも拡大表示されるとともに、左右の可変表示エリアが縮小表示されるため、この時点において特に注目される中央の可変表示エリアに表示される特別図柄である「6」を強調して表示させることが出来る。
【0100】
図9には、上記のように恐竜が炎を噴出して特別図柄を変化させる演出が繰り返し行われた後、中央の可変表示エリアに特別図柄「6」が一時停止された状況が示されている。なお、このように特別図柄が一時停止している状況においては可変表示は継続中である。また、図9(a)に示されるように、役物300〜302による動作演出も継続される。
【0101】
また、この状態において、表示エリア200aの周囲に形成された有機EL表示器100a〜dの表示エリア100の表示内容が、スパイラル状の模様の表示から炎の表示に切り替わるとともに、表示エリア100の外周部の遊技効果ランプ28が点灯状態に切り替わり、遊技効果ランプ28の発光色も変化する。
【0102】
特に図9(c)に示されるように、表示制御基板80の制御部110は、あたかも炎が上部の恐竜(役物300)の口から噴出されているような表示態様を表示させる制御を行うとともに、可変表示エリアE1に向けて噴出された炎により、可変表示エリアE1に一時停止(可変表示)される特別図柄が燃えて溶け出すといったように、無機EL表示器200の表示エリア200aに表示される可変表示態様及び演出表示態様と、遊技領域7に設けられた役物300〜302の動作態様と、が相互に作用を及ぼすような演出表示態様を表示させる制御を行うので、可変表示に関連する演出効果が効果的に高まるばかりか、可変表示態様及び演出表示態様と役物300〜302の動作態様との関連性が高まり、一体感のある演出を遊技者に提供することが出来る。
【0103】
また、特別図柄が可変表示される可変表示エリアE1を含む表示エリア200aが、遊技領域7の前方対向位置に配置されるガラス板2a全域にわたって設けられていることで、遊技領域7の遊技性を低減させることなく、可変表示態様に関連する演出表示態様を広範囲にわたって表示出来るため、可変表示エリアE1における可変表示及び可変表示に関連する演出表示の効果がより高まるとともに、迫力ある演出を遊技者に提供できる。
【0104】
次いで、図9に示される表示状態から、可変表示エリアE1における中央の可変表示エリアに大当りの対象となる「7」の特別図柄が停止表示されると、図10(b)に示されるように、可変表示エリアE1の可変表示が終了して、左、中、右の可変表示エリアの中段それぞれに特別図柄「7」が停止されて特定の表示態様「777」が表示される。そしてこの可変表示エリアE1における特定の表示態様の停止表示に基づいて、大当り状態が発生することになる。
【0105】
また、可変表示の終了の際においては、可変表示エリアE1が全体的に拡大表示されて特定の表示態様が強調表示されるため、可変表示結果として特定の表示態様(大当り態様)が表示されたことが報知表示さる。また、役物300〜302の動作演出が終了してそれぞれ口が開いた態様にて停止される。
【0106】
同時に、表示エリア200aにおける可変表示エリアE1の一部及びその左右側の領域には、あたかも左右の恐竜(役物301、302)の口から炎が噴出されているような表示態様が表示されるとともに、可変表示エリアE1の下方には「大当り!」なる文字が表示され、大当り状態が発生したことが文字情報により遊技者に報知表示される。さらに表示エリア100の表示内容が、炎の回転表示から女性のキャラクタC2が表示され、大当り状態が発生したことを示す演出表示態様となる。
【0107】
また、特に図示はしないが、上記のように大当り状態が発生して開閉板20が開放する際においてキャラクタC2が出現して、あたかもキャラクタC2が開閉板20を開放させるような演出表示がなされるようにしてもよい。このように表示エリア200aがガラス板2aに設けられていることで、遊技領域7内の開閉板20や役物300〜302等種々の遊技部品の動きに関連した表示態様を表示エリア200aにて容易に表示させることが出来る。
【0108】
以上説明してきたように、本実施例のパチンコ機1にあっては、遊技領域7を前面に形成する遊技盤6の前面から所定距離離間する前方位置に配置されるガラス板2a、2bの全域にわたって透明な無機EL表示器200が設けられ、この無機EL表示器200の表示エリア200aの一部の領域を構成する可変表示エリアE1にて特別図柄が可変表示されるとともに、この可変表示結果として可変表示エリアE1に予め定められた特定の表示態様が導出表示されたときに、遊技者にとって有利となる特定遊技状態である大当り状態が発生するようになっている。
【0109】
よって、特定図柄が可変表示される可変表示エリアE1を構成する無機EL表示器200が透視窓としてのガラス板2aに設けられることで、遊技領域7内に設けられる各要素(例えば釘、風車、始動入賞口14、役物300〜302等の遊技用部品)の配置位置が制限されたり、パチンコ球の流下領域が狭まる等、遊技性を低減させることなく可変表示エリアE1を設けることが出来、これにより可変表示エリアE1の大きさや、その可変表示エリアE1の位置の自由度が広がるため、可変表示態様の視認性や演出効果を効果的に高めることが出来る。
【0110】
逆に、このような無機EL表示器200を遊技領域7内に配置することで、遊技領域7内におけるパチンコ球の流下領域が狭まったり、始動入賞口14や釘(図示略)等の配置位置が制限されること等により、遊技領域7の遊技性が著しく低減されることがない。さらには、特別図柄を可変表示させる無機EL表示器200を遊技盤6に設けないので、その分遊技領域7におけるパチンコ球の流下領域を広く確保出来るとともに、役物300〜302や装飾部品等、種々の遊技部品を設けるなどして、遊技領域7の遊技性を効果的に向上させることが可能となる。
【0111】
また、無機EL表示器200は透明に構成されていることで、可変表示エリアE1を含め、その周囲の表示エリア200aにおける少なくとも非表示状態の表示エリアを通して後方の遊技領域7の状況を視認することが出来るため、遊技領域7の視認性の低減を効果的に回避できる。
【0112】
また、本実施例では、無機EL表示器200が透明であることから、表示エリア200aは後方の遊技領域7に対応するガラス板2a、2bの全域にわたって設けられているので、可変表示エリアE1を、遊技状態や遊技領域7内の状況に応じて適宜の位置に容易に変更することが出来るため、可変表示の視認性の低減を回避できるばかりか、表示エリア200a全域を利用して迫力ある可変表示や種々の演出を提供できる。
【0113】
さらには、遊技状態に応じて可変表示エリアE1の大きさを自由に拡大、縮小することが可能となるため、可変表示態様のバリエーションが増加するとともに、遊技状態に応じて可変表示を強調させたり、逆に他の演出態様を強調させることが出来るため、可変表示や演出表示を、そのときの遊技状態に応じて変化させることが出来る。なお、可変表示エリアE1の大きさを拡大、縮小させるタイミングや時期は、上記リーチ状態中や大当り発生時のみに限定されるものではなく、可変表示の開始時等、種々に変更可能である。
【0114】
例えば、通常の遊技状態時においては可変表示エリアE1を例えば小さくしておき、遊技領域7内に打ち込まれたパチンコ球が流下する状況等を見せるようにし、リーチ状態の成立時や、大当り状態の発生の契機となる表示態様が表示された場合等、可変表示エリアE1を最も注目する際において可変表示エリアE1を大きくするようにしてもよく、このようにすれば、遊技領域7及び可変表示それぞれの視認性を低減させることなく、より効果的に見せることが出来る。
【0115】
さらに、ガラス扉枠2の前面における表示エリア200aの周囲全域に設けられた有機EL表示器100a〜dの表示エリア100においても、可変表示態様に関連する演出態様を表示させることが出来るので、演出効果をより高めることが出来る。
【0116】
また、言うまでもなく、無機EL表示器200の可変表示態様や、これに関わる演出態様は上記図示したものに限定されるものではなく、種々の表示態様に変更可能である。
【0117】
また、本実施例においては、無機EL表示器200の可変表示エリアE1にて、可変表示中にリーチ状態が発生した場合における可変表示態様及びこれに関連する演出表示態様の一例を示したが、例えば通常の可変表示中において、前述したようなリーチ状態が発生することを予告するリーチ予告演出が行われるようにしたりしてもよい。
【0118】
また、無機EL表示器200の表示エリア200aにて、可変表示エリアE1の可変表示に関連しない種々の表示を行うことも可能であり、例えば図10にて説明したように、大当りの発生に伴って、大当りが発生したことを示す大当り演出態様を表示したり、あるいは特に図示はしないが、遊技者が遊技を実施していないパチンコ機1の非稼働状態中において、パチンコ機1の遊技履歴に基づく種々の遊技情報(例えば大当り回数や大当り間始動回数等)や、パチンコ機1の機種名や遊技方法の説明情報等を表示するようにしてもよい。また、これら遊技履歴に基づく種々の遊技情報を有機EL表示器100a〜dにて表示させるようにしてもよい。
【0119】
また、特別図柄を可変表示する表示装置として、自己発光型の透明なEL表示装置(無機EL表示器200)を採用することで、LCD等の表示装置を適用する場合に比較して視認性に優れた表示を行うことができるばかりか、同じ自己発光型の表示装置であるプラズマディスプレイやドットマトリクスLED等の表示装置を適用する場合に比較して、遊技機自体の薄形化・軽量化を図ることもできる。
【0120】
また、後方照射型の表示装置ではなく自己発光型であることで、無機EL表示器200の後面と遊技盤6の前面との間にパチンコ球が通過するなどしても、表示自体には何ら影響が及ぶことはないので、遊技領域7の前方対向位置に配置されるガラス板2a、2b間に設けるには最適である。
【0121】
なお、本実施例では、透視窓としてのガラス板2aに設けるEL表示装置として、無機EL材料を用いた無機EL表示器200を採用しているが、本発明においては、低電圧で発光させることが出来るEL材料として有機EL材料を用いた有機EL表示器を採用することも可能であり、この場合、無機EL表示器に比べて省電力化を図ることが出来る。また、このように有機EL表示器を採用する場合においても、有機EL表示器を透明に構成し、該有機EL表示器を透過して後方の遊技領域7を視認出来るようにすることが好ましい。
【0122】
なお、本実施例においては、透視窓としてのガラス板2aに設けるEL表示装置として、表示器を透過して後方の遊技領域7を視認できるように透明に構成された無機EL表示器200を適用していたが、ガラス板2aに設けるEL表示装置は、必ずしもEL表示装置を透過して後方の遊技領域7が透視できるように全体が透明に構成されていなくてもよい。なお、このように非透明のEL表示装置を適用する場合、好ましくは例えば遊技領域7内におけるパチンコ球が流下する頻度の低い領域や、釘や風車等の遊技部品等のない領域の前方対向位置に設ければ、遊技領域7の視認性等が著しく低減することがない。
【0123】
また、無機EL表示器200は必ずしもガラス板2a全域にわたって設けられている必要はなく、例えば図1に示される可変表示エリアE1に対応するエリアのみに部分的に設けられていてもよく、また、部分的に設ける場合における配置位置は限定されるものではない。
【0124】
また、本実施例のパチンコ機1では、無機EL表示器200及び有機EL表示器100a〜dと、これらの表示制御を行う表示制御基板80とが、図示しないコネクタ等を介して着脱自在に接続されており、表示制御基板80が交換可能に設けられているため、機種変更時には、表示制御基板80のみを交換することで、機種に応じた表示制御に変更することが可能となり、無機EL表示器200及び有機EL表示器100a〜dは再利用できるため、機種変更に係るコストを軽減できることが好ましいが、無機EL表示器200及び有機EL表示器100a〜dと表示制御基板80とは必ずしも分離可能に構成されていなくてもよい。
【0125】
また、本実施例のパチンコ機1では、可変表示及びその他の演出等を行う無機EL表示器200の表示制御と、有機EL表示器100a〜dの表示制御と、が同一の表示制御基板80が行う構成とされており、無機EL表示器200の表示制御を行う制御手段と、可変表示部9及び有機EL表示器100a〜dの表示制御を行う制御手段と、を別個に設ける必要がなくなるため、遊技機の製造コストを軽減することができる。
【0126】
さらに本実施例では、無機EL表示器200及び有機EL表示器100a〜dの表示制御の機能が機種変更時に交換される表示制御基板80に搭載されており、交換の必要性の低いLED制御基板35や音声制御基板70に搭載した場合に比較して経済的であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらLED制御基板35や音声制御基板70に無機EL表示器200及び有機EL表示器100a〜dの表示制御の機能を搭載するようにしても良い。
【0127】
また、可変表示に関連して動作する役物300〜302の駆動制御が遊技制御基板31により行われるようになっていたが、LED制御基板35や音声制御基板70等により制御されるようにしてもよい。
【0128】
また、無機EL表示器200の表示制御を行う制御手段と、有機EL表示器100a〜dの表示制御を行う制御手段と、を別個の制御手段により構成しても良く、このようにすることで1つの制御手段に処理負荷が集中してしまうことを回避できる。また、高性能な制御手段を用いる場合には、無機EL表示器200の表示制御、及び有機EL表示器100a〜dの表示制御、スピーカ27の音声出力制御、遊技効果LED28の発光制御、役物300〜302の駆動制御を1つの制御手段にて行う構成としても良い。
【0129】
また、無機EL表示器200や有機EL表示器100a〜dの表示制御を行う表示制御基板80を、遊技場に関する情報の管理を行うホールコンピュータに接続し、例えば遊技場に関する情報(例えばイベントの告知や遊技に関わるサービス内容等)や、遊技場を演出するためのキャラクター等を無機EL表示器200や有機EL表示器100a〜dにて表示させるようにしてもよい。
【0130】
以上、本発明が適用された遊技機の一例であるパチンコ機1を図面により説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0131】
例えば、上記実施例においては、識別情報としての特別図柄は、全て無機EL表示器200の表示エリア200aの一部を構成する可変表示エリアE1において可変表示されるようになっていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも遊技領域7を透視可能な透視窓としてのガラス板2aに設けられる無機EL表示器200にて、可変表示する特別図柄のうちの少なくとも一部の特別図柄を可変表示させるようになっていれば、その他の一部の特別図柄を、ガラス板2a以外の他の部位に設けられた可変表示装置にて可変表示させるようにしてもよい。
【0132】
図11及び図12には、上記のように可変表示する特別図柄のうちの一部の特別図柄を、ガラス板2a以外の部位に設けられた表示器にて可変表示させるようになっているパチンコ機1’の一例が変形例として示されている。
【0133】
以下、このパチンコ機1’の構成を簡単に説明するが、このパチンコ機1’において、前述のパチンコ機1と同様に構成されている部位に関しては、同様の符号を付すことでその詳細な説明は省略することとする。
【0134】
図11及び図12に示されるように、パチンコ機1’における左、中、右の可変表示エリアのうち、左右の可変表示エリアE2、E3には、ガラス板2aに設けられた無機EL表示器200にて特別図柄が可変表示されるようになっているとともに、中央の可変表示エリアE4には、無機EL表示器200とは別個に遊技盤6に設けられた第2の表示装置としての液晶表示器310にて特別図柄が可変表示されるようになっており、これら3つの可変表示エリアE2〜E4での全ての可変表示が停止表示され、これら各可変表示エリアE2〜E4に停止表示されたそれぞれの特別図柄の組み合わせにより予め定められた特定の表示態様が導出表示されたときに、遊技者にとって有利となる特定遊技状態である大当り状態が発生するようになっている。
【0135】
このように構成されるパチンコ機1’においても、各可変表示エリアE2〜E4のうちの左右の可変表示エリアE2、E3にて特別図柄を可変表示させる無機EL表示器200が、遊技領域7の前方位置に配置されるガラス板2aに設けられているため、これら各可変表示エリアE2〜E4全てに対応する可変表示器を遊技盤6に設ける場合に比べて、遊技領域7内に設けられる各要素(例えば釘、風車、始動入賞口14、役物300〜302等の遊技用部品)の配置位置が制限されたり、パチンコ球の流下領域が狭まる等、遊技性を低減させることなく可変表示エリアを設けることが出来、これにより可変表示エリア全体の大きさや、各可変表示エリアE2、E3等の位置の自由度が広がるため、可変表示態様の視認性や演出効果を効果的に高めることが出来る。
【0136】
また、特に詳細な説明はしないが、このパチンコ機1’においても、前述したパチンコ機1にて行うような種々の可変表示態様や、それに関連する種々の演出等を行った場合、同様の作用・効果が得られることは言うまでもない。
【0137】
また、このように遊技盤6に他の表示器を設ける場合において、全ての特別図柄の可変表示を無機EL表示器200にて行うようにし、液晶表示器310においては演出態様を表示するようにしてもよい。
【0138】
また、前記実施例においては、遊技機の一例として、始動入賞に基づき表示態様を変化させた後、所定の表示結果を導出表示する可変表示装置(無機EL表示器200)を有し、この可変表示装置による表示結果が予め定められた特定の表示態様となった場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生させる第1種パチンコ機を適用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、始動入賞に基づいて開放する電動役物の所定領域へ入賞した場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生させる第2種パチンコ機、所定領域へ入賞した場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態が発生し、所定の権利を発生または継続させる第3種パチンコ機を本発明の遊技機として適用しても良い。
【0139】
前記実施例や変形例においては、遊技機の一例としてパチンコ球を用いて遊技を行う通常のパチンコ機を適用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の遊技機、例えばメダルやパチンコ玉を用いて遊技を行うスロットマシンやパチンコ玉が内部で循環する循環式パチンコ機や、メダルやパチンコ玉を用いることなくクレジットを用いて遊技を行う完全クレジット式のスロットマシン等の遊技機に適用しても良い。
【0140】
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0141】
本発明の請求項1は、所定の価値(パチンコ球)を用いて遊技を行い、該遊技の結果に基づいて所定の遊技価値(パチンコ球)を付与する遊技機(パチンコ機1、1’)であって、
エレクトロルミネッセンス材料(EL材料)に電圧を印加させて発光させることにより表示態様を変化させるEL表示装置(無機EL表示器200)と、
該EL表示装置の表示制御を行う表示制御手段(表示制御基板80)と、を備え、
前記遊技機の前面には、遊技領域(7)を透視可能な透視窓(ガラス板2a、2b)が形成されるとともに、該透視窓には前記EL表示装置のEL表示領域(表示エリア200a)が設けられ、該EL表示装置のEL表示領域は識別情報(特別図柄)の可変表示が行われる可変表示領域(可変表示エリアE1〜E4)を含み、
前記表示制御手段は、前記遊技の進行に応じて、前記可変表示領域に識別情報を可変表示させる制御を行う可変表示制御手段(表示制御基板80)を含み、
前記可変表示領域に、前記識別情報の可変表示結果として予め定められた特定の表示態様(7、7、7)が導出表示されたときに、遊技者にとって有利となる特定遊技状態(大当り状態)を発生させる制御を行う遊技状態制御手段(遊技制御基板31)を備える。
【0142】
本発明の請求項2は、前記EL表示装置(無機EL表示器200)のEL表示領域(表示エリア200a)を透過して前記遊技領域(7)が視認可能である。
【0143】
本発明の請求項3は、前記透視窓(ガラス板2a、2b)が形成された透視窓枠(ガラス扉枠2)を備え、前記EL表示装置(無機EL表示器200)のEL表示領域(表示エリア200a)は前記透視窓のほぼ全域にわたり設けられている。
【0144】
本発明の請求項4は、前記表示制御手段(表示制御基板80)は、遊技状態(リーチ状態/大当り発生状態)に応じて前記可変表示領域(可変表示エリアE1〜E3)の大きさを変化させる制御を行う。
【0145】
本発明の請求項5は、前記表示制御手段(表示制御基板80)は、前記EL表示装置(無機EL表示器200)に対して着脱可能に接続されている。
【0146】
本発明の請求項6は、前記EL表示装置(無機EL表示器200)の表裏面をそれぞれ被覆する保護層(ガラス板2a、2b)が設けられている。
【0147】
本発明の請求項7は、前記透視窓(ガラス板2a、2b)が形成された透視窓枠(ガラス扉枠2)を備え、該透視窓枠における前記透視窓を除く領域にEL表示装置(有機EL表示器100a〜d)が設けられている。
【0148】
本発明の請求項8は、前記遊技の進行に応じて表示態様を変化させる第2の表示装置(液晶表示器310)を、前記遊技領域(7)上に前記EL表示装置(無機EL表示器200)とは別個に設け、前記表示制御手段(表示制御基板80)は、前記可変表示領域(可変表示エリアE2、E3)における識別情報(特別図柄)の可変表示に応じて前記第2の表示装置の表示態様を変化させる制御を行う。
【0149】
本発明の請求項9は、前記第2の表示装置(液晶表示器310)の第2の表示領域(可変表示エリアE4)は前記可変表示領域(可変表示エリアE2、E3)の少なくとも一部を含み、前記可変表示制御手段(表示制御基板80)は、前記第2の表示装置の第2の表示領域上における前記可変表示領域において識別情報を可変表示させる制御を行う。
【0150】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
【0151】
(a)請求項1の発明によれば、EL表示装置が透視窓に設けられることで、遊技領域の遊技性を低減させることなくEL表示装置を設けることが出来るばかりか、EL表示装置の配置位置等が遊技領域の状況により制限されることがないので、可変表示の表示効果を著しく向上させることが出来る。また、識別情報を可変表示させる表示装置として自己発光型のEL表示装置を適用することで、遊技領域内の何らかの要因により識別情報の可変表示が影響を受けて視認性が損なわれること等がない。
【0152】
(b)請求項2の発明によれば、EL表示装置を配置しても、その後方の遊技領域が見えなくなることがないので、遊技性の低減を効果的に回避することが出来る。
【0153】
(c)請求項3の発明によれば、遊技領域のほぼ全域を利用して識別情報を可変表示させることが出来るため、迫力ある可変表示を提供できる。
【0154】
(d)請求項4の発明によれば、可変表示態様のバリエーションが増加するとともに、遊技状態に応じて可変表示態様を変化させることが出来るため、可変表示の演出効果が高まる。
【0155】
(e)請求項5の発明によれば、機種変更時に表示制御手段のみを交換することで、機種に応じた演出を行うことが可能となり、EL表示装置は再利用できるため、機種変更に係るコストを軽減できる。
【0156】
(f)請求項6の発明によれば、外部または内部からの衝撃等によりEL表示装置が損傷する等の不都合を防止できる。
【0157】
(g)請求項7の発明によれば、透視窓の周囲の演出効果並びに装飾効果を高めることが出来るため、可変表示装置の可変表示態様をより効果的に演出することが可能となる。
【0158】
(h)請求項8の発明によれば、EL表示装置による識別情報の可変表示に応じて第2の表示装置の表示態様を変化させることが出来るため、2つの表示装置を用いて効果的な演出を行うことが出来る。
【0159】
(i)請求項9の発明によれば、識別情報の可変表示に視覚的な変化を持たせることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された遊技機の一例であるパチンコ機を示す正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のパチンコ機に設けられた無機EL表示器200の構造を示す断面図である。
【図4】図1のパチンコ機に設けられた有機EL表示器100a〜dの構造を示す断面図である。
【図5】図1のパチンコ機の構成を示すブロック図である。
【図6】図1のパチンコ機に設けられる表示制御基板の構成を示すブロック図である。
【図7】可変表示態様及び可変表示に関連する関連演出態様の一例を示す図である。
【図8】同じく可変表示態様及び可変表示に関連する関連演出態様の一例を示す図である。
【図9】同じく可変表示態様及び可変表示に関連する関連演出態様の一例を示す図である。
【図10】同じく可変表示態様及び可変表示に関連する関連演出態様の一例を示す図である。
【図11】変形例としてのパチンコ機1を示す正面図である。
【図12】図12のパチンコ機の構造を示す概略図である。
【図13】前面が凹凸状に形成されたガラス扉枠に有機EL表示器500a’〜d’が設けられた変形例としてのパチンコ機500を示す正面図である。
【符号の説明】
1、1’           パチンコ機
2              ガラス扉枠
2a、2b          ガラス板
3              打球供給皿
4              余剰球受皿
5              打球操作ハンドル
6              遊技盤
7              遊技領域
10             可変表示器
11             通過ゲート
12             ゲートスイッチ
13             満タンスイッチ
14             始動入賞口
15             可動片
16             ソレノイド
17             始動入賞口スイッチ
18             始動入賞記憶表示器
19             可変入賞球装置
20             開閉板
21             ソレノイド
22             Vカウントスイッチ
23             カウントスイッチ
24a〜d          入賞口
25             装飾ランプ
26             アウト口
27             スピーカ
29             放音部
28             遊技効果LED
31             遊技制御基板
35             LED制御基板
37             賞球制御基板
41             前面枠
42             開口部
50             クロック発生部
53             基本回路
54             ROM
55             RAM
56             CPU
57             I/Oポート
58             スイッチ回路
59             ソレノイド回路
60             ランプ・LED回路
64             第1情報出力回路
65             定期リセット回路
66             初期リセット回路
67             アドレスデコード回路
68             第2情報出力回路
70             音声制御基板
80             表示制御基板
91             発射制御基板
94             駆動モータ
97             球払出装置
99a〜d          入賞球検出スイッチ
100a〜d         有機EL表示器
101            X側ガラス基板
102            シール材
103            酸化インジウム薄膜電極(ITO電極)
104            キャリア層
105R、105G、105B 有機蛍光体薄膜
106            金属電極
107            Y側ガラス基板
108            フレキシブルプリント基板(FPC)
110            表示制御マイクロコンピュータ
111            CPU
112            RAM
113            ROM
114            I/Oポート
115            入力回路
117            EL駆動回路
119            画像ROM
200            無機EL表示器
200a           表示エリア
201            X側ガラス基板
202            シール材
203            電極
204            絶縁層
205R、205G、205B 無機蛍光体薄膜
206            電極
207            Y側ガラス基板
220            無機EL駆動回路
221            画像ROM
300〜302        役物
303〜305        ソレノイド
306、307        装飾ブロック
310            液晶表示器
500            パチンコ機
501            ガラス扉枠
502            突状部
503            スピーカ
504            ランプモジュール
510a〜d         有機EL表示器

Claims (9)

  1. 所定の価値を用いて遊技を行い、該遊技の結果に基づいて所定の遊技価値を付与する遊技機であって、
    エレクトロルミネッセンス材料に電圧を印加させて発光させることにより表示態様を変化させるEL表示装置と、
    該EL表示装置の表示制御を行う表示制御手段と、を備え、
    前記遊技機の前面には、遊技領域を透視可能な透視窓が形成されるとともに、該透視窓には前記EL表示装置のEL表示領域が設けられ、該EL表示装置のEL表示領域は識別情報の可変表示が行われる可変表示領域を含み、
    前記表示制御手段は、前記遊技の進行に応じて、前記可変表示領域に識別情報を可変表示させる制御を行う可変表示制御手段を含み、
    前記可変表示領域に、前記識別情報の可変表示結果として予め定められた特定の表示態様が導出表示されたときに、遊技者にとって有利となる特定遊技状態を発生させる制御を行う遊技状態制御手段を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記EL表示装置のEL表示領域を透過して前記遊技領域が視認可能である請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記透視窓が形成された透視窓枠を備え、前記EL表示装置のEL表示領域は前記透視窓のほぼ全域にわたり設けられている請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記表示制御手段は、遊技状態に応じて前記可変表示領域の大きさを変化させる制御を行う請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記表示制御手段は、前記EL表示装置に対して着脱可能に接続されている請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記EL表示装置の表裏面をそれぞれ被覆する保護層が設けられている請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 前記透視窓が形成された透視窓枠を備え、該透視窓枠における前記透視窓を除く領域にEL表示装置が設けられている請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機。
  8. 前記遊技の進行に応じて表示態様を変化させる第2の表示装置を、前記遊技領域上に前記EL表示装置とは別個に設け、前記表示制御手段は、前記可変表示領域における識別情報の可変表示に応じて前記第2の表示装置の表示態様を変化させる制御を行う請求項1〜7のいずれかに記載の遊技機。
  9. 前記第2の表示装置の第2の表示領域は前記可変表示領域の少なくとも一部を含み、前記可変表示制御手段は、前記第2の表示装置の第2の表示領域上における前記可変表示領域において識別情報を可変表示させる制御を行う請求項8に記載の遊技機。
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