JP2013027506A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発射ハンドル4を構成する回動部材4hの表面に有機ELディスプレイ90が設けられており、演出表示器30が城が炎上する動画Z4を表示すると、有機ELディスプレイ90が燃え盛る炎を表現した演出画像Z3を表示する。このように、演出表示器30が表示する動画と関連する演出画像Z3を発射ハンドル4に表示することができるため、演出表示器を大型化しなくても画像の表示領域を拡大することができ、演出効果を高めることができる。
【選択図】図2
Description
しかし、遊技盤の大きさには制約があるため、演出表示器が大型化すると、遊技球の流下領域が狭くなるという問題がある。
前記発射強度調節部材の表面の少なくとも一部(4h)が有機ELディスプレイ(90)であるという技術的手段を用いる。
なお、有機ELディスプレイのELは、Electro-Luminescenceの略である。以下同じ。
請求項1に係る発明を実施すれば、遊技球を発射する発射装置の発射強度を調節するための発射強度調節部材の表面の少なくとも一部が有機ELディスプレイであるため、画像表示装置のみでは不足していた表示領域を有機ELディスプレイによって補うことができる。
したがって、画像表示装置を大型化しなくても画像の表示領域を拡大することができ、演出効果を高めることができる。
請求項2に係る発明を実施すれば、有機ELディスプレイが画像表示装置の動画と関連のある画像を表示するため、画像表示装置による演出効果を高めることができる。
請求項3に係る発明を実施すれば、発射強度調節部材の表面のうち、曲面の部分にも有機ELディスプレイを一体化するように配置することができる。
したがって、発射強度調節部材の表面に有機ELディスプレイを配置するために、発射強度調節部材の形状として曲面を使うことができる領域の制約が生まれるおそれがない。
請求項4に係る発明を実施すれば、操作部材を操作すると、有機ELディスプレイに表示される画像が変化するため、画像表示装置だけでは成し得なかった演出を行うことができるので、演出効果を高めることができる。
請求項5に係る発明を実施すれば、有機ELディスプレイ本体の表面が透明の保護層により覆われているため、遊技者が手で有機ELディスプレイの表面を押圧するなど、外部接触から有機ELディスプレイ本体を保護することができる。
[主要構成]
この実施形態に係るパチンコ機の主要構成について図を参照して説明する。図1は、この実施形態に係るパチンコ機1を斜め前方から見た斜視図である。
次に、発射ハンドル4の構造について図を参照して説明する。
図2は図1に示すパチンコ機1に設けられた発射ハンドル4の斜視図である。図3は図1に示すパチンコ機1に設けられた発射ハンドル4を右方向から見た説明図である。図4(a)は図1に示すパチンコ機1に設けられた発射ハンドル4を回動中心に沿って縦方向に切断した断面図であり、(b)は(a)に示す発射ハンドル4に設けられた有機ELディスプレイ90の縦断面を拡大して示す説明図である。図5(a)は図1に示すパチンコ機1に設けられた発射ハンドル4の正面図であり、(b)は(a)においてCで示す部分の縦断面を拡大して示す説明図である。
次に、パチンコ機1に備えられた遊技盤の主要構成について図を参照して説明する。
図6は図1に示すパチンコ機1に設けられた遊技盤5の正面図である。図7は図6に示す遊技盤5を斜め前方から見た斜視図である。図8は図6に示す遊技盤5に設けられた可動役物40が下降した状態を示す正面図である。図9(a)は図6に示す遊技盤5に設けられた第1変動入賞装置24および第2変動入賞装置25を拡大して示す正面図であり、(b)は図6に示す遊技盤5に設けられた特別図柄表示装置31などを拡大して示す正面図である。
この実施形態では、演出表示器30は、液晶表示器により構成されている。なお、LEDをドットマトリクス状に配置したドット表示器、7セグメントLED、有機ELディスプレイなどを演出表示器30として用いることもできる。
この実施形態では、特別図柄表示装置31、普通図柄表示装置33および普通図柄保留数表示装置34は、それぞれLEDにより構成されているが、液晶表示装置などにより構成することもできる。
ここで、時短とは、特別図柄が変動表示を開始したタイミングから変動表示を終了したタイミングまでに要する時間が短縮され、かつ、普通図柄が変動表示を開始してから変動表示を終了するまでに要する時間が短縮された遊技状態をいう。
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図10および図11を参照して説明する。
主制御用ROM53には、主制御用CPU52が上記の各処理を実行するためのコンピュータプログラム、各制御基板へ送信する制御コマンド、大当り判定を行う際に参照する大当り値が設定された大当り値テーブル、転落抽選を行う際に参照する当り値が設定された当り値テーブル、各種の演出を行うときに参照する演出テーブルなどが読出し可能に記憶されている。
払出制御基板60には、下受け皿7が遊技球で満杯になった状態を検出するための下皿満杯スイッチ7bと、扉開放中継端子板86とが電気的に接続されている。扉開放中継端子板86には、ガラス枠セット3が開放された状態を検出するための扉開放スイッチ87と、外枠セット8が開放された状態を検出するための外枠開放スイッチ88とが電気的に接続されている。
また、画像音声制御用CPU72は、主制御用CPU52から演出制御基板400を介して送信された演出制御信号に従って各スピーカ10〜12を駆動し、演出制御信号に対応する効果音などを各スピーカ10〜12から出力させる。
補助演出下中継端子板507には、可動役物40を上昇させる左リフト(図示省略)を駆動する左リフトモータ40fと、左リフトが原点に復帰したことを検出する左リフト原点センサ40gと、収納部材46に収納された右側の可動役物45を移動させる扉右モータ45aと、その可動役物が原点に復帰したことを検出する扉右原点センサ45bと、左側の可動役物44を移動させる扉左モータ44aと、その可動役物44が原点に復帰したことを検出する扉左原点センサ44bとが電気的に接続されている。
次に、発射ハンドル4による演出例について図を参照して説明する。
(演出例1)
図2および図3に示したように、発射ハンドル4の回動部材4hに設けられた有機ELディスプレイ90に演出画像Z3を表示することができる。たとえば、演出表示器30が特定の演出画像を表示している場合に、その演出画像と関連のある演出画像Z3を表示する。図示の例では、有機ELディスプレイ90には、炎を表現した演出画像Z3が表示されており、図6に示す演出表示器30の画面には、城が炎上しているような動画Z4が表示されている。演出画像Z3は、燃え盛る炎を表現した動画である。
図12(a),(b)は発射ハンドル4の平面図である。同図に示すように、遊技球を発射する方向を指示する指示画像Z2を発射ハンドル4に設けた有機ELディスプレイ90に表示することができる。たとえば、第1変動入賞装置24および第2変動入賞装置25(図9(a))の少なくとも一方が開閉する遊技状態に変化したときに、遊技球がセンター飾り16の右側を流下するように、いわゆる右打ちを指示することができる。図12(a)に示す例では、有機ELディスプレイ90には、「右打ち」というメッセージから成る指示画像Z2が表示されており、遊技者に右打ちを指示している。指示画像Z2は、回動部材4hに沿って時計回りまたは反時計回りに移動するように表示することもできる。
このように、従来のパチンコ機では演出表示器30に表示しているメッセージを発射ハンドル4に設けた有機ELディスプレイ90に表示することができるため、その分、演出表示器30は演出画像の表示領域を拡大することができる。
(1)パチンコ機1の遊技状態を報知するための報知画像を発射ハンドル4に設けた有機ELディスプレイ90に表示することもできる。たとえば、パチンコ機1が実行する演出モードが複数種類存在する場合に、「修羅モード突入」など、どの演出モードに変化しているのかを表す報知画像を表示することができる。
このような構成を用いれば、演出表示器30だけでは成し得なかった演出を行うことができるため、演出効果を高めることができる。
(1)上述した実施形態のパチンコ機1を実施すれば、発射ハンドル4の表面の少なくとも一部が有機ELディスプレイ90であるため、演出表示器30のみでは不足していた表示領域を有機ELディスプレイ90によって補うことができる。
したがって、演出表示器30を大型化しなくても画像の表示領域を拡大することができ、演出効果を高めることができる。
したがって、発射ハンドル4の表面に有機ELディスプレイ90を配置するために、発射ハンドル4の形状として曲面を使うことができる領域の制約が生まれるおそれがない。
(1)発射ハンドル4を構成する前面カバー4a、または、発射レバー4b、または、タッチセンサホルダ4dの表面に有機ELディスプレイ90を設けることもできる。
4a・・前面カバー、4b・・発射レバー、4d・・タッチセンサホルダ、
4h・・回動部材、5・・遊技盤、17・・左袖上入賞口(入賞口)、
21・・中始動口(始動口)、22・・右始動口(始動口)、
24・・第1変動入賞装置(変動入賞装置)、24a・・第1大入賞口(大入賞口)、
25・・第2変動入賞装置(変動入賞装置)、25a・・第2大入賞口(大入賞口)、
30・・演出表示器(画像表示装置)、90・・有機ELディスプレイ、
91・・保護層、92・・有機ELディスプレイ本体、Z2・・指示画像、
Z3・・演出画像、Z4・・動画。
Claims (5)
- 遊技球の流下領域が形成された遊技盤と、
前記流下領域へ遊技球を発射する発射装置と、
遊技者が手で操作可能であり、前記発射装置の発射強度を調節するための発射強度調節部材と、
前記遊技盤に設けられた入賞口および始動口と、
前記発射装置により発射された遊技球が前記始動口に入賞したときに大当りかハズレかの判定(以下、大当り判定という)を行うマイクロコンピュータと、
前記発射装置により発射された遊技球が前記始動口に入賞した場合に動画の表示を開始し、その開始から所定時間経過後に前記大当り判定の結果に対応する画像を表示する画像表示装置と、
前記遊技盤に設けられており、遊技球の入賞領域が前記入賞口よりも大きい大入賞口を有し、前記マイクロコンピュータによる大当り判定の結果が大当りであり、その大当りに対応する画像を前記画像表示装置が表示した場合に前記大入賞口を所定回数開閉するように構成された変動入賞装置と、
前記発射装置により発射された遊技球が前記入賞口または始動口に入賞したときに、当該パチンコ機の内部から、当該パチンコ機にて遊技を行う遊技者が視認可能な領域へ賞球を払出す賞球払出装置と、を備えたパチンコ機において、
前記発射強度調節部材の表面の少なくとも一部が有機ELディスプレイであることを特徴とするパチンコ機。 - 前記有機ELディスプレイが前記動画と関連のある画像を表示することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
- 前記一部が曲面であり、フレキシブルな前記有機ELディスプレイが前記曲面と一体化していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパチンコ機。
- 当該パチンコ機にて遊技を行う遊技者が操作可能な操作部材が備えられており、
前記操作部材を操作することにより、前記有機ELディスプレイに表示される画像が変化するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のパチンコ機。 - 前記有機ELディスプレイが、有機ELディスプレイ本体と、その表面を覆う透明の保護層とを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載のパチンコ機。
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