JP2012205832A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回動操作体を現在の遊技状態における最適位置に簡単かつ確実に合わせることができるパチンコ機を提供する。
【解決手段】操作ハンドル16は、回動操作体26に連動して一体的に回転する回転板44と、コイル45bへの通電によって磁力を発生する電磁石45と、電磁石45に対向して配置された永久磁石46等からなる力覚付与手段27を備えており、回動操作体26が現在の遊技状態における最適位置まで回動操作されたとき、コイル45bに通電して電磁石45と永久磁石46との間に外力を生じさせることにより、その外力が回動操作体26の回動方向の抵抗力として遊技者にフォースフィードバックされるようにした。
【選択図】図8

Description

本発明は、発射ハンドルの回動操作量に応じて遊技球の発射強度を調整するパチンコ機に関するものである。
一般的に、パチンコ機の前面下部には発射ハンドルが配設されており、この発射ハンドルに備えられる回動操作体を遊技者が回動操作すると、遊技球が遊技盤の遊技領域に向けて発射されるようになっている。遊技球の発射強度は回動操作体の操作量に応じて調整され、具体的には、回動操作体を大きく回動操作した場合に遊技球は強い強度で発射され、回動操作体を小さく回動操作した場合に遊技球は弱い強度で発射される。
このようなパチンコ機において、遊技領域にセンター役物と呼ばれる可変表示装置や複数の始動入賞口等を配設し、遊技領域を流下する遊技球が特定の始動入賞口に入賞したことを契機に電子抽選を行い、その抽選結果に基づいて可変表示装置が図柄の変動表示と停止表示を行うようにした機種が存在する。かかるパチンコ機では、可変表示装置の左右両側を遊技球が流下するように構成されているため、遊技者は、回動操作体の操作量で遊技球の発射強度を調整することにより、遊技中の遊技状態に応じて可変表示装置の左右に遊技球を打ち分ける必要がある。例えば、通常モードから特別遊技モードへ移行して可変表示装置の右側の始動入賞口へ入賞し易いときに、可変表示装置の左側に向けて遊技球を発射し続けていると、遊技球を思うように入賞させることができなくなる。
そこで従来より、発射ハンドルの周囲に、複数の現在角度表示ランプからなる現在角度表示ランプ群と、複数の推奨角度表示ランプからなる推奨角度表示ランプ群とを、回動操作体の回動方向に沿って円弧状に並設し、これら両ランプ群の点灯態様を利用して遊技状態に即した適切な強度で遊技球を発射可能としたパチンコ機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このパチンコ機では、通常遊技状態から例えば確変遊技状態になったときに、所定個数の推奨角度表示ランプを点灯させて回動操作体の推奨角度を点灯表示するようになっているため、現在角度表示ランプ群の点灯態様と推奨角度表示ランプ群の点灯態様を見比べることで、回動操作体の現在角度と推奨角度とのずれが一目瞭然となる。これにより遊技者は、現在角度表示ランプ群と推奨角度表示ランプ群の点灯態様が一致するように回動操作体を回動操作することで、遊技状態に即した適切な強度で遊技球を発射することができる。
特開2011−156号公報
しかしながら、前述した従来のパチンコ機においては、発射ハンドルの周囲に並設された現在角度表示ランプ群と推奨角度表示ランプ群を点灯動作させることで、遊技状態に即した回動操作体の適切角度を遊技者に視覚的に示唆するようになっているため、遊技者は遊技状態が変わる度に現在角度表示ランプ群と推奨角度表示ランプ群の点灯態様を見比べなければならず、回動操作体の適切角度を直感的に把握しにくいという問題があった。特に、遊技中の遊技者は遊技領域を流下する遊技球の動きを注視する傾向にあるため、遊技領域の遙か下方に配設された発射ハンドルの周囲に目が届きにくく、しかも、現在角度表示ランプ群と推奨角度表示ランプ群の点灯態様を見比べた上で、両ランプ群の点灯態様が一致するように回動操作体を回動操作する必要があり、回動操作体を適切角度に合わせにくいという問題もあった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、回動操作体を現在の遊技状態における最適位置に簡単かつ確実に合わせることができるパチンコ機を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域に向けて遊技球を発射する発射ハンドルとを備え、遊技者が前記発射ハンドルの回動操作体を回動操作することにより、その操作量に応じて遊技球の発射強度が調整されるようになっているパチンコ機において、前記回動操作体に外力を付与可能な力覚付与手段と、この力覚付与手段の動作を制御する制御手段とを備え、前記回動操作体が遊技中の遊技状態における最適位置に回動操作されたとき、前記制御手段が前記力覚付与手段を動作して該回動操作体に外力を付与するようにした。
このように構成されたパチンコ機では、発射ハンドルの回動操作体が遊技者によって所望の位置に回動操作されると、力覚付与手段によって生起される外力が回動方向の抵抗力として遊技者にフォースフィードバックされるため、回動操作体が現在の遊技状態における最適位置に回動操作されたことを、遊技者はブラインドタッチによる操作感触として明確に認識することができる。
上記の構成において、回動操作体の最適な回動位置を表示する表示手段と、この表示手段を点灯動作するスイッチング素子とを備えると共に、力覚付与手段が、回動操作体に連動して一体的に回転する回転板と、通電によって磁力を発生する電磁石と、電磁石に対向して配置された磁性体とを備えており、これら電磁石と磁性体のいずれか一方を回動操作体に搭載し、スイッチング素子が電磁石への通電によって動作されるようにすると、電磁石に対する電流の方向や大きさを選択することにより、回動操作体に付与される外力の種類(吸着力または反発力)や大きさを簡単に設定することができ、しかも、遊技者は回動操作体の最適位置を操作感触だけでなく視覚的にも認識することができる。
本発明のパチンコ機は、発射ハンドルの回動操作体が現在の遊技状態における最適位置に回動操作されると、力覚付与手段から回転操作体に対して抵抗力が付与されるため、遊技者は回動操作体の最適位置をブラインドタッチによる操作感触として明確に認識できる。したがって、回動操作体の最適位置を探すという斬新でユニークな遊技性を実現できると共に、現在の遊技状態に即した最適の発射強度で遊技球を発射することができる。
本発明の実施形態例に係るパチンコ機の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機のガラス扉を開けた状態の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機の背面図である。 図1のパチンコ機に備えられる発射ハンドルの斜視図である。 図4に示す発射ハンドルを裏面側から見た斜視図である。 図4に示す発射ハンドルの正面図である。 図6のA−A線に沿う断面図である。 図6のB−B線に沿う断面図である。 図4に示す発射ハンドルの分解斜視図である。 図4の発射ハンドルに備えられる力覚付与手段の斜視図である。 図10に示す力覚付与手段の要部説明図である。 図10の力覚付与手段に備えられる電磁石等を動作させるための制御ブロック図である。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1に示すように、本実施形態例に係るパチンコ機Pは、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた本体枠2と、本体枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられたガラス扉3等を備えており、ガラス扉3にはガラスやプラスチック等からなる透明板4が取り付けられている。
図2に示すように、機枠1の左側枠部には上側軸受け体5と下側軸受け体(図示せず)が固着されており、この下側軸受け体よりも下方の左下隅部には大型のスピーカ6が配設されている。一方、本体枠2の左側枠部の上下両端には第1ピン(図示せず)が設けられており、これら両第1ピンが対応する上下の軸受け体に軸支されることにより、本体枠2は機枠1に対して開閉自在となっている。
本体枠2の上部内側には遊技盤7が収納されており、この遊技盤7の盤面(前面)は透明板4を透して目視可能となっている。遊技盤7はガイドレール8等によって区画形成された遊技領域9を有しており、詳細な説明は省略するが、遊技領域9には可変表示装置や始動入賞口、一般入賞口、アタッカー装置、遊技釘、風車、アウト口等が設けられている。遊技盤7よりも下方の本体枠2はガラス扉3によって覆い隠される設置部2bとなっており、この設置部2b内の下部中央には遊技球を遊技領域9に向けて発射する発射装置10が配設されている。
本体枠2の右側枠部にはシリンダ錠11aを有する施錠装置11が設置されており、図示省略されているが、この施錠装置11は本体枠2の裏面に配置された後部施錠杆と本体枠2の前面に配置された前部施錠杆とを備えている。常態では、施錠装置11の後部施錠杆により機枠1に対して本体枠2が施錠されると共に、前部施錠杆により本体枠2に対してガラス扉3が施錠されている。そして、シリンダ錠11aの鍵穴に図示せぬ鍵を差し込み、この鍵を一方向(例えば時計回り)へ回動すると、後部施錠杆が上動して本体枠2が開錠されるようになっている。また、シリンダ錠11aの鍵穴に差し込んだ鍵を他方向(反時計回り)へ回動すると、前部施錠杆が上動してガラス扉3が開錠されるようになっている。
ガラス扉3の左側枠部の上下両端には第2ピン(図示せず)が設けられており、これら両第2ピンを本体枠2の上下の軸孔(図示せず)に挿入することにより、ガラス扉3は本体枠2に対して開閉自在となっている。図1に戻り、ガラス扉3には遊技盤7の盤面に対向する大きな開口3aが開設されており、この開口3aは透明板4によって塞がれている。ガラス扉3の前面上部には比較的小型のスピーカ12が左右に1個ずつ配設されており、これらスピーカ12と前述した大型のスピーカ6とによって遊技に関する様々な効果音を発するようになっている。また、ガラス扉3の前面下部には、遊技盤7の裏面に配設された球払出装置(後述する)から払い出された遊技球を収容する上段受皿13と、上段受皿13から排出された遊技球を収容する下段受皿14と、遊技者による押下操作が可能なプッシュ釦15とが設けられており、上段受皿12の右側方には発射装置10の発射強度を調整するための操作ハンドル16が配設されている。
図3に示すように、このパチンコ機Pの背面側には、遊技に関する主要な処理を行う主制御処理部17と、主制御処理部17からの指令を受けて可変表示装置やスピーカ等の各種装置を制御する副制御処理部18と、賞球払出装置19と、主制御処理部17からの指令を受けて賞球払出装置19を制御する払出制御処理部20と、操作ハンドル16の回動操作量に応じて発射装置10の作動を制御する発射制御処理部21と、賞球数や大当たり回数等の各種情報を遊技場のホールコンピュータに出力する外部端子基板22等が設けられている。
主制御処理部17は、CPU(Central Processing Unit)と、予め定められた制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)と、生成された処理情報の一時記憶および記憶した情報の削除を行うRAM(Random Access Memory)等が実装された制御基板(メイン基板)とを備えており、このCPUがROMに格納された各種プログラムやデータを読み込んで実行することにより、遊技に関する主要な処理が行われる。
次に、前記操作ハンドル16について説明すると、図4〜図11に示すように、この発射ハンドル16は、ガラス扉3の裏面側に固定された取付ベース23と、取付ベース23に取り付けられてガラス扉3の下部前方へ突出するハンドルベース24と、ハンドルベース24に固定された円椀状のフェースカバー25と、これらハンドルベース24とフェースカバー25との間に回動可能に配設された回動操作体26と、取付ベース23の裏面側に配置された力覚付与手段27とによって主に構成されており、遊技者の指先で操作される回動操作体26の回動角度に応じて遊技球の発射強度が調整されるようになっている。
ハンドルベース24は、取付ベース23から前方へ突出する円筒状の本体部24aと、本体部24aの前端からラッパ状に突出する円椀部24bと、本体部24aの前面に位置する円板状の基板部24cとを有し、基板部24cには支持突起24dと複数本の支柱24eが前方に向けて突設されている。また、円椀部24bの内面にはプッシュスイッチ28が搭載されると共に、このプッシュスイッチ28を動作させる操作レバー29が回転可能に支持されており、操作レバー29の一端部は円椀部24bの外方へ突出している(図6参照)。プッシュスイッチ28は遊技球の発射停止信号を検出する押圧操作型の電気部品であり、遊技球の発射動作中に遊技者が指先で操作レバー29を押圧操作すると、遊技球の発射が一時的に停止されるようになっている。さらに、基板部24cの裏面にはロータリボリューム30が搭載されており、このロータリボリューム30の回転軸は基板部24cの前方に突出し、該回転軸に歯車31が固着されている。ロータリボリューム30は回動操作体26の回動操作量を検出する回転操作型の電気部品であり、その検出信号に基づいて発射装置10の図示せぬモータが打撃槌の回転駆動力を制御することで、前述したように遊技球の発射強度が調整される。
フェースカバー25の内部には基板台32が配設されており、この基板台32には、中央に位置する軸受孔部32aと、軸受孔部32aの周囲に位置する複数のねじ孔32bとが形成されている。そして、図示せぬネジを基板部24cの裏面から各支柱24eと各ねじ孔32bに挿入してフェースカバー25に螺着することにより、フェースカバー25と基板台32およびハンドルベース24の三者は互いに一体化されている。ただし、フェースカバー25の後端面とハンドルベース24の円椀部24bとの間には所定幅の環状空間が画成されており、この環状空間から回動操作体26が回動可能に露出している。フェースカバー25の周面上部には円弧状に延びる切欠き25aが形成されており、この切欠き25a内にアクリル樹脂等の透明材料からなる第1レンズ体33が取り付けられている。また、フェースカバー25の内部には第1基板34がネジ止めされており、第1基板34上には複数のLED35が実装されている。これらLED群35は第1レンズ体33の裏面に対向してインジケータ用の表示部を構成しており、本実施形態例では、4個のLED35が第1レンズ体33の円周方向に沿って等間隔に配列されている。
回動操作体26は、フェースカバー25と円椀部24b間に挟持された基体部26aと、基体部26aの外周縁を包囲するリング部26bと、リング部26bの外周面から突出する指当部26cと、基体部26aの前面中央から前方へ突出する円筒状の軸部26d等を有しており、軸部26dにはばね受け体36が回転不能な状態で挿入・保持されている。基体部26aの裏面側中央には伝達軸体37がネジ止めされており、軸部26dと伝達軸体37は回動操作体26の回転中心軸に沿って前後方向へ延びている。軸部26dの先端部は基板台32の軸受孔部32aに回転可能に支持されており、回動操作体26は軸部26dと伝達軸体37を中心に回動操作される。基体部26aには一対の円弧状孔26eが形成されており、ハンドルベース24の支持突起24dと各支柱24eはこれら円弧状孔26eを挿通してフェースカバー25の内部に達している。これにより回動操作体26をハンドルベース24とフェースカバー25に対して所定の角度範囲内で回動操作することが可能となり、回動操作体26の回動範囲は円弧状孔26eの周方向の両端が支柱24eに当接することによって規定される。
回動操作体26の軸部26dにはトーションばね38の巻回部が挿入されており、この巻回部から突出する一対の腕部は回動操作体26のばね受け体36とハンドルベース24の支持突起24dとにそれぞれ掛止されている。これにより、回動操作体26はトーションばね38の弾発力によって回動方向の初期位置に回動付勢されている。また、伝達軸体37の外周面にはギア部37aが刻設されており、このギア部37aが前述した歯車31と噛合することにより、回動操作体26の回転が伝達軸体37と歯車31を介してロータリボリューム30の回転軸に伝達される。
回動操作体26の指当部26cは後端面を開口する収納空間を有しており、この収納空間は蓋体39によって塞がれている。収納空間の内部には第2レンズ体40と第2基板41が収納・保持されており、第2基板41上にはLED42が実装されている。第2レンズ体40はアクリル樹脂等の透明材料からなり、この第2レンズ体40には指当部26cの前面に露出する表示突部40aが形成されている。表示突部40aは回動操作体26の回動操作に伴ってフェースカバー25の第1レンズ体33の上部外方を移動し、LED42は表示突部40aの裏面に対向している。そして、これらフェースカバー25側に設けられた第1レンズ体33とLED群35によるインジケータ表示部と、指当部26c側に設けられた第2レンズ体40とLED42による動作表示部とによって、回動操作体26の最適な回動位置を表示可能な表示手段が構成されている。
なお、回動操作体26は合成樹脂材料の表面に良導電性のメッキ加工を施したものからなり、このメッキ箇所が基体部26aに搭載されたタッチセンサ43と電気的に接続されている。このタッチセンサ43は回動操作体26が遊技者に接触しているか否かを判定する検出素子であり、接触している場合は前述した発射装置10のモータへの電力供給を可能にする。
力覚付与手段27は、前後方向へ延びる回転軸44aを有する回転板44と、通電によって磁力を発生する電磁石45と、この電磁石45に対向して配置された永久磁石46とによって主に構成されており、これら各部材44,45,46は取付ベース23と背面板47との間に配置されている。回転板44の回転軸44aの後端は背面板47の軸孔47aに回転可能に支持されており、この回転軸44aの前端を伝達軸体37の後端に係止することにより、回転板44は回動操作体26に連動して一体的に回転する。回転板44の周縁部には円弧状に延びる複数のスリット44bが形成されており、背面板47にはスリット44bの存否によってオン/オフ信号を出力する一対の光センサ48,49が搭載されている。これら光センサ48,49は、光路を介して発光素子と受光素子(いずれも図示せず)が対向するフォトインタラプタからなり、回転板44の周縁部が各光センサ48,49の光路内を回動することで、光センサ48,49の光路がスリット44bの存否によって断続される。したがって、両光センサ48,49の出力信号に基づいて回転板44の回転角度、すなわち回動操作体26の回動操作角度を検出することができる。
電磁石45は円柱状の磁性体45aにコイル45bを複数ターン巻回したもので(図8参照)、コイル45bに通電することによって磁力を発生する。この電磁石45はホルダ50に収納された状態で回転板44の前面に取り付けられており、回転板44にはホルダ50に近接して支持突部44cが形成されている。この支持突部44cには第3基板51が搭載されると共に、クランク形状のスイッチレバー52が回転可能に支持されている。図示省略されているが、第3基板51にはスイッチレバー52の端部に対向する接点やプッシュスイッチ等のスイッチング素子が実装されており、このスイッチング素子がスイッチレバー52の回転駆動によってオン動作されると、そのオン信号に基づいて第2基板41上のLED42が点灯するようになっている。スイッチレバー52は磁性材料からなり、スイッチレバー52とホルダ50の外壁面との間には板ばね53が介設されている。図11(a)に示すように、電磁石45のコイル45bに通電されていない場合、スイッチレバー52は板ばね53の弾発力によって電磁石45から離反する方向へ回転付勢されているが、コイル45bに通電されると、図11(b)に示すように、スイッチレバー52の一端部が電磁石45に吸着され、それに伴ってスイッチレバー52の他端部が第3基板51に近接して前記スイッチング素子をオン動作させる。
永久磁石46は半円弧状に形成された磁性体であり、この永久磁石46は磁石ホルダ54とカバー55内に収納された状態で背面板47に取り付けられている。永久磁石46は回転板44の裏面に所定間隔を存して対向しており、回転板44の回転に伴って電磁石45が永久磁石46の前方を移動する。その際、コイル45bに通電されて電磁石45に磁力が発生すると、回転板44の裏面と対向する永久磁石46の極性(N極/S極)に応じて、電磁石45と永久磁石46との間に吸引力または反発力が外力として生起され、この外力は回転板44から回動操作体26を介して遊技者に回動方向の抵抗力として知覚される。なお、かかる外力の大きさは電磁石45のコイル45bに流す電流値によって適宜設定することが可能であり、コイル45bに流す電流の方向によって外力の種類(吸引力または反発力)を変えることもできる。
図12に示すように、前記第1基板34は作動制御部56に接続されており、この作動制御部56から第1基板34上のLED群35を点灯させるためのコマンドが出力されるようになっている。作動制御部56には遊技状態に即した回動操作体26の推奨角度が記憶されており、主制御処理部17から副制御処理部18に対して現在の遊技状態が出力されると、そのコマンドを副制御処理部18から作動制御部56に出力することにより、作動制御部56は現在の遊技状態における回動操作体26の最適位置に対応する態様でLED群35を点灯させる。すなわち、遊技者が不利を被ることのない遊技球の発射強度は遊技状態に応じて変化し、例えば、通常遊技状態と特別遊技状態(大当たり遊技状態)と確変遊技状態および時短遊技状態の4つの遊技状態を有するパチンコ機Pの場合、通常遊技状態では遊技領域9の左側領域を狙って遊技球を発射することが推奨されるため、この場合は図6の左端から1番目または2番目のLED35を点灯させる。また、特別遊技状態では、アタッカー装置への入賞を目指して遊技領域9の最も右側領域を狙って遊技球を発射することが推奨されるため、この場合は図6の左端から4番目(つまり最も右端側)のLED35を点灯させる。さらに、確変遊技状態や時短遊技状態では、始動入賞口への入賞を目指して遊技領域9の中央寄りの右側領域を狙って遊技球を発射することが推奨されるため、この場合は図6の左端から3番目のLED35を点灯させる。そして、かかるLED35の光はフェースカバー25の第1レンズ体33を通して外部から目視可能であるため、遊技者はLED群35の点灯態様を見ることで回動操作体26の最適位置(推奨位置)を知ることができる。したがって、遊技者は回動操作体26の回動操作量を調整することにより、フェースカバー25側で点灯しているLED35と指当部26cの表示突部40aとを一致させれば、当該位置で現在の遊技状態における最適な発射強度で遊技球を打ち出すことができる。
また、作動制御部56には力覚付与手段27の両光センサ48,49と電磁石45が接続されており、作動制御部56は、両光センサ48,49の検知信号に基づいて回動操作体26(回転板44)の回転角度を演算し、回動操作体26が現在の遊技状態における最適位置まで回動操作されたとき、コイル45bに通電して電磁石45と永久磁石46との間に外力(吸引力または反発力)を生じさせる。すなわち、両光センサ48,49の出力信号に基づいて回動操作体26の回動操作量が検出されるため、例えば、確変遊技状態や時短遊技状態で弱い右打ちが推奨されている場合、回動操作体26がこの推奨位置(最適位置)にまで回動操作された時点で、コイル45bに通電して電磁石45と永久磁石46との間に外力を生じさせれば、その外力が回動操作体26の回動方向の抵抗力として遊技者にフォースフィードバックされる。これにより、回動操作体26が現在の遊技状態における最適位置に回動操作されたことを、遊技者はブラインドタッチによる操作感触として明確に認識することができ、フェースカバー25に設けられたLED群35の点灯態様をわざわざ見なくても、現在の遊技状態に即した最適の発射強度で遊技球を発射することができる。しかも、遊技者にフォースフィードバックされる外力によって回動操作体26の最適位置を知覚できるため、遊技者が回動操作体26の最適位置をブラインドタッチで探すという、従来にない斬新でユニークな遊技性を実現することができる。また、コイル45bに通電されると、スイッチレバー52の一端部が電磁石45に吸着されて第3基板51上のスイッチング素子を動作させ、その動作信号に基づいてLED42が点灯して指当部26cの表示突部40aを照光するため、回動操作体26が現在の遊技状態における最適位置まで回動操作されたときに、フェースカバー25側で点灯しているLED35の真上で指当部26cの表示突部40aが照光する。したがって、回動操作体26が現在の遊技状態における最適位置に回動操作されたことを、回動操作体26に付与される外力に基づいて力覚的に感知できるだけでなく、フェースカバー25と指当部26cの各表示部を見ることで視覚的にも感知できる。
上述のごとく構成されたパチンコ機Pにおいては、遊技者が掌でフェースカバー25を握りながら指先を指当部26cに押し当てて回動操作体26を回動操作すると、回動操作体26の回転が伝達軸体37と歯車31を介してロータリボリューム30に伝達され、ロータリボリューム30から回動操作体26の回動量が検出される。そして、ロータリボリューム30の検出信号に基づいて発射装置10の図示せぬモータを制御することにより、受皿5に貯留された遊技球が回動操作体26の回動操作量に応じた発射強度で遊技盤7の遊技領域9に向けて発射される。また、かかる回動操作体26の回動操作に伴ってトーションばね38が蓄力されていき、回動操作体26に対する回動操作力が除去されると、回動操作体26はこのトーションばね38の弾発力によって初期位置に自動復帰する。
ここで、本実施形態例に係るパチンコ機Pでは、発射ハンドル16の回動操作体26が初期位置から図6の時計回りに所定角度(約100度)だけ回動操作可能となっており、この回動操作体26の遊技状態に即した最適な推奨角度が作動制御部56に記憶されている。そして、遊技中に主制御処理部17から副制御処理部18に現在の遊技状態を示すコマンドが出力され、そのコマンドを副制御処理部18から作動制御部56に出力することにより、フェースカバー25に設けられた第1レンズ体33の裏面側で第1基板34上のLED群35を、現在の遊技状態における回動操作体26の最適位置に対応する表示態様で点灯させる。例えば、通常遊技状態では、遊技領域9の左側領域を狙って遊技球を発射することが推奨されるため、図6の左端から1番目または2番目のLED35を点灯させ、通常遊技状態から確変遊技状態へ移行した場合は、始動入賞口への入賞を目指して遊技領域9の中央寄りの右側領域を狙って遊技球を発射することが推奨されるため、図6の左端から3番目のLED35を点灯させる。したがって、遊技の開始時または遊技途中でLED群35の点灯態様を目視することで、遊技者は現在の遊技状態における回動操作体26の最適位置を知ることができるため、回動操作体26を回動操作して点灯状態のLED35の位置に指当部26cの表示突部40aを一致させれば、遊技状態に即した最適な発射強度で遊技球を打ち出すことができる。
また、回動操作体26の回動操作に伴って回転板44が一体的に回転すると、作動制御部56が、光センサ48,49の検知信号に基づいて回動操作体26(回転板44)の回動操作量を演算し、回動操作体26が現在の遊技状態における最適位置まで回動操作されたとき、コイル45bに通電して電磁石45と永久磁石46との間に外力(吸引力または反発力)を生起させる。例えば、特別遊技状態で強右打ちが推奨されている場合、回動操作体26がこの推奨位置まで回動操作された時点で、コイル45bに通電して電磁石45と永久磁石46との間に外力を生じさせると、その外力が回転板44を介して回動操作体26の回動方向の抵抗力として遊技者にフォースフィードバックされる。これにより、回動操作体26が現在の遊技状態における最適位置に回動操作されたことを、遊技者はブラインドタッチによる操作感触として明確に認識することができ、フェースカバー25に設けられたLED群35の点灯態様をわざわざ見なくても、現在の遊技状態に即した最適の発射強度で遊技球を発射することができる。しかも、遊技者にフォースフィードバックされる外力によって回動操作体26の最適位置を知覚できるため、遊技者が回動操作体26の最適位置をブラインドタッチで探すという斬新でユニークな遊技性を実現することができる。また、コイル45bに通電することでスイッチレバー52が第3基板51上のスイッチング素子を動作させ、その動作信号に基づいて表示突部40aの裏面に配置されたLED42を点灯させるため、回動操作体26が現在の遊技状態における最適位置まで回動操作されたときに、フェースカバー25側で点灯しているLED35の真上で指当部26cの表示突部40aが照光する。したがって、回動操作体26が現在の遊技状態における最適位置に回動操作されたことを、回動操作体26に付与される外力に基づいて力覚的に感知できるだけでなく、フェースカバー25側のインジケータ表示部と指当部26c側の動作表示部とを見ることで視覚的にも感知できる。
なお、上記実施形態例では、回転板44の回転角度を検出する光センサ48,49の検知信号に基づいて作動制御部56が回動操作体26の回動操作量を演算するようにしているが、光センサ48,49に代えて接触式(ブラシ式)や磁気式等の検出手段を用いることも可能であり、あるいは、発射装置10のモータを制御するロータリボリューム30の検出信号を発射制御処理部21と作動制御部56との両方に入力して光センサ48,49を省略することも可能である。
7 遊技盤
9 遊技領域
10 発射装置
16 操作ハンドル
17 主制御処理部
18 副制御処理部
23 取付ベース
24 ハンドルベース
25 フェースカバー
26 回動操作体
26c 指当部
27 力覚付与手段
33 第1レンズ体
34 第1基板
35 LED
37 伝達軸体
38 トーションばね
40 第2レンズ体
40a 表示突部
41 第2基板
42 LED
44 回転板
44a 回転軸
44b スリット
44c 支持突部
45 電磁石
45a 磁性体
45b コイル
46 永久磁石(磁性体)
47 背面板
48,49 光センサ
51 第3基板
52 スイッチレバー
53 板ばね
56 作動制御部
P パチンコ機

Claims (2)

  1. 遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域に向けて遊技球を発射する発射ハンドルとを備え、遊技者が前記発射ハンドルの回動操作体を回動操作することにより、その操作量に応じて遊技球の発射強度が調整されるようになっているパチンコ機において、
    前記回動操作体に外力を付与可能な力覚付与手段と、この力覚付与手段の動作を制御する制御手段とを備え、前記回動操作体が遊技中の遊技状態における最適位置に回動操作されたとき、前記制御手段が前記力覚付与手段を動作して該回動操作体に外力を付与するようにしたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 請求項1の記載において、前記回動操作体の最適な回動位置を表示する表示手段と、この表示手段を点灯動作するスイッチング素子とを備えると共に、前記力覚付与手段が、前記回動操作体に連動して一体的に回転する回転板と、通電によって磁力を発生する電磁石と、この電磁石に対向して配置された磁性体とを備えており、前記電磁石と前記磁性体のいずれか一方を前記回動操作体に搭載し、前記スイッチング素子が前記電磁石への通電によって動作されるようにしたことを特徴とするパチンコ機。
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