JP4859056B2 - 弾球遊技機の発射装置 - Google Patents
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Description
遊技領域には、各種の入賞口、遊技球の進路に変化を与えるくぎ及び風車等が設けられている。
また、遊技盤の右下側には、ハンドルを有する発射装置が設けられている。遊技者によってハンドルが回動されると、その回動角度に応じた強度で遊技球が打撃され、遊技球は、遊技領域内に放たれる。
しかし、この隙間にコイン等(貨幣、及びスロットマシンの遊技メダルを含む)を挟み込み、ハンドルを固定する行為が行われる場合がある。このようにコイン等でハンドルを固定することで、遊技者は、ハンドルを把持することなく遊技を行うことができる。
すなわち、遊技者がハンドルに触れると、所定量以上の静電容量が検出されるように形成されている。
また、タッチセンサを用いた場合に、ハンドルに軽く触れるだけで静電容量が検出されるので、コイン等でハンドルを固定するとともにハンドルに軽く触れるだけで遊技を行うという行為が数多く行われている。
請求項1の発明は、ハンドルを回動させることで、遊技盤に遊技球を発射する弾球遊技機の発射装置であって、透明又は半透明のカバー部と、前記カバー部の内部に配置され、複数枚の羽根からなるとともに、正面から見て前記羽根間に隙間を有するように形成された風車と、前記風車を回転するための駆動部と、前記風車の後側に位置し、前記風車の回転により露出及び隠蔽され、複数色に発光可能な複数の発光体を含む発光部とを備え、前記発光体が発光された状態で前記風車が回転されると、前記発光体の光が点滅状になって前記カバー部外に放射されるように構成されており、前記ハンドルの一部とその近隣に位置する前記発射装置の他の部分とによって溝状に形成された隙間部を備え、前記隙間部にコイン等を挟み込んだときは前記ハンドルを回動させた状態で保持することができ、前記ハンドルの一部及び前記他の部分が導電体からなり、前記隙間部にコイン等の導電体を挟み込んだときは前記ハンドルの一部と前記他の部分とが導通するように形成され、前記隙間部の前記ハンドルの一部と前記他の部分とが導通されているか否かを検知する検知手段と、前記検知手段により前記ハンドルの一部と前記他の部分とが導通されたことを検知したときは、前記風車を回転させるとともに前記発光体を発光させるように制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、発射装置には隙間部が形成され、この隙間部にコイン等を挟む込むことで、ハンドルが固定可能となる。しかし、隙間部にコイン等の導電体を挟み込んだときは、ハンドルの一部と、他の部分とがコイン等で導通され、それが検知される。
そして、導通が検知されると、風車が回転するとともに発光体が発光する。風車が回転して発光体が発光すると、カバー部外に発光体の光が点滅状になって放射される。
したがって、隙間部にコイン等が挟み込まれてハンドルが固定されると、発光体の光が外部に放射されるので、ハンドルを固定しているか否かを外部から容易に判別することができる。
図1は、本発明の発射装置が適用される弾球遊技機1の外観斜視図である。
図1において、弾球遊技機1は、遊技盤2と、遊技盤2を支持する枠体3とを備える。遊技盤2の前面側には、ガラス板4が配置されている。
遊技盤2の詳細は、図示を省略するが、遊技盤2の外縁には、円弧状に形成されたガイドレールによって囲まれた遊技領域が設けられている。この遊技領域には、各種の入賞口が設けられている。
上受け皿5は、払い出された遊技球が払い出された遊技球を貯留しておくとともに、遊技領域内に発射するための遊技球を発射装置10に供給するためのものである。上受け皿5に球技級が所定量満たされているときは、その後に払い出された遊技球は、下受け皿6に送られる。
図2において、カバー部11は、発射装置10の最前面に設けられ、透明又は半透明の材料(樹脂等)から形成されたものであり、ドーム状に形成されている。
また、風車12は、複数(図2の例では4枚)の羽根12aと、羽根12aを支持する軸部12bとから構成されている。羽根12aは、何枚であっても良いが、羽根12a間に隙間が形成されていることが条件となる。
モータ14は、風車12を回転駆動するための駆動源であり、モータ14の軸14aが風車12の軸部12aに連結される。なお、モータ14は、LED基板13の中空部に配置される。
図3に示すように、カバー部11の内面側に、カバー部11と干渉することなく風車12が配置され、さらにその奥側に、LED基板13が配置される。いいかえれば、カバー部11とハンドル18との間の空隙に、風車12、LED基板13及びモータ14が配置される。すなわち、従来の発射装置10の外形に対して大きくなることはない。
バネ(ねじりコイルバネ)15は、ハンドル18を、図2中、反時計回りに付勢するものである。遊技者がハンドル18を図中、時計回りに回動した後、手を離せば、バネ15の付勢力によってハンドル18が反時計回りに回動され、所定位置まで戻される。
ボス17は、ハンドル18の中心部に固定され、ハンドル18の中心軸になるとともに、バネ15の一方端を所定位置で固定している。
これにより、隙間部10aの一方の側面はリング16Aから構成され、他方の側面は、メッキ部18aから構成されるので、両方の側面ともに導電体となる。したがって、この隙間部10aに導電体を差し込むと、両者が導通される。
検知センサ23は、遊技者がハンドル18を把持しているか否か(握っているか否か)を検知するセンサである。検知センサ23は、遊技者によって把持されたときに発生する静電容量を検知する。
支持部24は、弾球遊技機1の前面側に固定されるとともに、ハンドル18等を回転自在に支持する。
また、ハンドル18の裏面側の最大外径部には、金属メッキが施されたメッキ部18bが形成されている。これにより、隙間部10bの一方の側面はリング16Bから構成され、他方の側面は、メッキ部18bから構成されるので、両方の側面ともに導電体となる。したがって、この隙間部10bに導電体を差し込むと、両者が導通される。
図6に示すように、弾球遊技機1には、発射装置10の駆動を制御するための制御手段(CPUを搭載した制御基板)30が設けられている。そして、この制御手段30に、モータ14、LED基板13、ボリューム21、停止装置22、検知センサ23、モータ25、検知センサ27が電気的に接続されている。
さらにまた、制御手段30は、検知センサ23によりハンドル18が遊技者によって把持されていることを検知しているときのみ、モータ25の駆動を許可する。検知センサ23によりハンドル18が把持されていないことを検知すると、制御手段30は、モータ25の駆動を停止する。
したがって、遊技者が、コイン等の導電体を隙間部10a又は隙間部10bに挟み込んでハンドル18を固定しようとすると、隙間部10a又は隙間部10bが導通され、光が外部に放出されることとなる。
また、ハンドル18を固定するだけでLED13bの光が外部にもれ、目立ってしまうので、遊技者に対し、ハンドル18の固定行為の牽制にもなる。
(1)本実施形態では弾球遊技機1を例示したが、遊技球を用いて遊技を行うスロットマシン(パロット)も本発明の弾球遊技機に含まれる。
例えば第1に、制御手段30は、検知センサ27により導通が検知されているときは、風車12を回転させるとともにLED13bを発光するように制御するが、検知センサ27により導通が検知されていないときは、風車12の回転又はLED13bの発光の一方を停止するように制御することが挙げられる。
さらにまた第3に、検知センサ27により導通が検知されていないときは、LED13bを青色で発光するように制御するが、検知センサ27により導通が検知されたときは、LED13bを赤色で(異なる色で)発光するように制御することが挙げられる。
(4)本実施形態では、導電体である他の部分(部品)として、リング16A及び16Bを設けた。しかし、これに限らず、カバー部11や支持部24において、ハンドル18のメッキ部18a及び18bに対向する部分にメッキ等を設けたものであっても良い。
2 遊技盤
3 枠体
4 ガラス板
5 上受け皿
6 下受け皿
10 発射装置
11 カバー部
12 風車
12b 軸部
12a 羽根
13 LED基板
13a 基板
13b LED
14 モータ
14a 軸
15 バネ
16A、16B リング
17 ボス部
18 ハンドル
19 ギヤ
20 ギヤ
21 ボリューム
22 停止装置
23 検知センサ
24 支持部
25 モータ
26 打撃部材
27 検知センサ
30 制御手段
Claims (3)
- ハンドルを回動させることで、遊技盤に遊技球を発射する弾球遊技機の発射装置であって、
透明又は半透明のカバー部と、
前記カバー部の内部に配置され、複数枚の羽根からなるとともに、正面から見て前記羽根間に隙間を有するように形成された風車と、
前記風車を回転するための駆動部と、
前記風車の後側に位置し、前記風車の回転により露出及び隠蔽され、複数色に発光可能な複数の発光体を含む発光部と
を備え、
前記発光体が発光された状態で前記風車が回転されると、前記発光体の光が点滅状になって前記カバー部外に放射されるように構成されており、
前記ハンドルの一部とその近隣に位置する前記発射装置の他の部分とによって溝状に形成された隙間部を備え、
前記隙間部にコイン等を挟み込んだときは前記ハンドルを回動させた状態で保持することができ、
前記ハンドルの一部及び前記他の部分が導電体からなり、前記隙間部にコイン等の導電体を挟み込んだときは前記ハンドルの一部と前記他の部分とが導通するように形成され、
前記隙間部の前記ハンドルの一部と前記他の部分とが導通されているか否かを検知する検知手段と、
前記検知手段により前記ハンドルの一部と前記他の部分とが導通されたことを検知したときは、前記風車を回転させるとともに前記発光体を発光させるように制御する制御手段と
を備えることを特徴とする弾球遊技機の発射装置。 - 請求項1に記載の弾球遊技機の発射装置において、
前記制御手段は、前記検知手段により前記ハンドルの一部と前記他の部分とが導通されていないことを検知したときは、前記風車の回転又は前記発光体の発光のうち少なくとも一方を行わないように制御する
ことを特徴とする弾球遊技機の発射装置。 - 請求項1に記載の弾球遊技機の発射装置において、
前記制御手段は、前記検知手段により前記ハンドルの一部と前記他の部分とが導通されていないことを検知したときと、前記検知手段により前記ハンドルの一部と前記他の部分とが導通されていることを検知したときとで、前記風車の回転パターン又は前記発光体の発光パターンの少なくとも一方が異なるように制御する
ことを特徴とする弾球遊技機の発射装置。
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