JP2004022947A - Uvloの移行調整装置 - Google Patents

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▲高▼田 啓明
Keimei Takada
Bunji Wada
和田 文治
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Abstract

【課題】低電圧誤動作防止機能が作動するタイミングを調整することができる、UVLOの移行調整装置を提供する。
【解決手段】直流電圧を保持するコンデンサ1Eと、コンデンサ1Eの電圧を分割する抵抗回路2と、抵抗回路2からの分割電圧がENABLE端子3Cに加えられ、この分割電圧が所定値以下になると動作を停止するIC3と、IC3のENABLE端子3Cにバイアス電流を流す供給回路4とを備える。この構成によって、IC3のENABLE端子3Cが低電圧誤動作防止機能をもつ場合、ENABLE端子3Cにバイアス電流を流すので、IC3の低電圧誤動作防止機能が動作するまでの時間を調整することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、低電圧誤動作防止(UVLO:Under Voltage Lockout)機能を備える集積回路に用いられる、UVLOの移行調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
集積回路(以下、ICという)には、ENABLE端子を備えるものがある。所定値以上の電圧がENABLE端子に加えられると、ICが動作を開始する。このようなICとして、例えばPWM(Pulse Width Modulation)制御用のパルスを発生するものがある。
【0003】
ICのENABLE端子に電圧を加えるために、外付け回路が用いられる。外付け回路として、図9に示すようなものがある。端子101、102に交流電圧が加えられると、この電圧は、ヒューズ103を経て、ダイオードブリッジ104に加えられる。ダイオードブリッジ104は、交流電圧を整流する。ダイオードブリッジ104からの整流電圧は、コンデンサ105で平滑される。
【0004】
一方、安定化電源部140は、安定化した直流電圧を発生し、IC120のIN端子121にこの直流電圧を供給する。これによって、IC120は動作状態になる。直流電圧が加えられると、IC120は、発振によってPWM制御用のパルスを発生し、このパルスをOUT端子122から出力する。SW(スイッチング)制御部130は、IC120からのパルスを用いてPWM制御を行い、スイッチングによって前記平滑電圧から交流電圧を発生する。そして、SW制御部130は、発生した交流電圧の整流平滑を行い、直流電圧(DC OUT)を出力する。
【0005】
一方、コンデンサ105による平滑電圧は、抵抗111と抵抗112とで構成される抵抗回路によって分割される。抵抗111、112による分割電圧は、IC120のENABLE端子123に加えられる。ENABLE端子123の電圧が、あらかじめ設定された設定レベルつまり所定値まで下がってくると、IC120が動作を止める。つまり、IC120は、低電圧誤動作防止機能を備えている。これによって、抵抗111、112による分割電圧が設定レベル以下になると、IC120は、発振動作を停止し、OUT端子122からのパルスの出力を止める。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、IC120のENABLE端子123に対する前記の外付け回路からの電圧付加には、次のような問題点がある。つまり、ダイオードブリッジ104からの整流電圧が低下した場合、抵抗111、112による分割電圧が設定レベル以下になると、低電圧誤動作防止機能によって、IC120が動作を停止してしまう。
【0007】
たとえば、電圧や電流の各値(図9)を次のようにする。
平滑電圧の値 V
抵抗111の値 R
抵抗111を流れる電流の値 I
抵抗112の値 R
【0008】
このとき、ENABLE端子123に加えられる分割電圧の値は次のようになる。
Figure 2004022947
【0009】
つまり、ENABLE端子123に加えられる分割電圧の値は、平滑電圧の値Vに比例する。図10に示すように、コンデンサ105の平滑電圧の値が変化するとき(図10のコンデンサ放電の直線)、ENABLE端子123に入力される分割電圧の値が変化する(図10の入力電圧の直線)。図10の値Vは、IC120が動作できる電圧であり、値Vは前記の設定レベルである。平滑電圧が値V11から低下し、値V12の大きさの平滑電圧まで放電したとき、分割電圧が設定レベルVに達し、IC120は、低電圧誤動作防止機能によって発振を停止してしまう。この場合の保持時間Tは、コンデンサ105の平滑電圧が値V11から値V12まで変化する間である。
【0010】
つまり、IC120のENABLE端子123に対して前記の外付け回路から電圧を付加する場合、コンデンサ105の容量の限界に満たないうちに、IC120が動作を停止してしまうという問題点がある。
【0011】
この発明は、前記の課題を解決し、低電圧誤動作防止機能が作動するタイミングを調整することができる、UVLOの移行調整装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、直流電圧を保持するコンデンサと、前記コンデンサの電圧を分割する抵抗回路と、前記抵抗回路からの分割電圧が第1の端子に加えられ、この分割電圧が所定値以下になると動作を停止する集積回路と、前記集積回路の第1の端子にバイアス電流を流す供給回路とを備えることを特徴とするUVLOの移行調整装置である。
【0013】
また、請求項2の発明は、直流電圧を保持するコンデンサと、前記コンデンサの電圧を分割する抵抗回路と、前記抵抗回路からの分割電圧がヒステリシス特性をもつ第1の端子に加えられ、この分割電圧が所定値以上になると動作し、この分割電圧がヒステリシス特性の最低値になると動作を停止する集積回路と、前記集積回路の第1の端子にバイアス電流を流す供給回路とを備えることを特徴とするUVLOの移行調整装置である。
【0014】
請求項3発明は、請求項1または2に記載のUVLOの移行調整装置において、前記供給回路は、前記集積回路の基準電圧を利用して流れる電流を制限する抵抗と、前記抵抗からの電流をバイアス電流として前記集積回路の第1の端子に流すと共に前記集積回路の基準電圧に向かって流れる電流を防ぐダイオードとを備えることを特徴とする。請求項4の発明は、請求項1または2に記載のUVLOの移行調整装置において、前記供給回路は、前記直流電圧を出力する電圧発生回路と、前記電圧発生回路からの直流電圧で流れる電流を制限する抵抗と、前記抵抗からの電流をバイアス電流として前記集積回路の第1の端子に流すと共に前記電圧発生回路に向かって流れる電流を防ぐダイオードとを備えることを特徴とする。請求項5の発明は、請求項3または4に記載のUVLOの移行調整装置において、前記抵抗を可変にしたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0016】
[実施の形態1]
図1は、この実施の形態による、UVLOの移行調整装置を示す回路図である。図1のUVLOの移行調整装置は、平滑回路1、抵抗回路2、IC3、および供給回路4を備えている。なお、図1中では、5がSW制御部であり、6が安定化電源部である。これらは、図9のSW制御部130、安定化電源部140とそれぞれ同じであるので、説明を省略する。
【0017】
平滑回路1は、端子1A、1B、ヒューズ1C、ダイオードブリッジ1D、およびコンデンサ1Eを備えている。平滑回路1は、交流電圧を直流の平滑電圧に変換する。つまり、端子1A、1Bに交流電圧が加えられると、この電圧は、ヒューズ1Cを経て、ダイオードブリッジ1Dに加えられる。ダイオードブリッジ1Dは、交流電圧を整流する。コンデンサ1Eは、ダイオードブリッジ1Dからの整流電圧を平滑し、直流の平滑電圧を生成する。
【0018】
抵抗回路2は、抵抗2Aと抵抗2Bとを備えている。抵抗回路2は、平滑回路1からの平滑電圧を分割する。つまり、平滑回路1のコンデンサ1Eに対して、抵抗2Aと抵抗2Bとの直列回路が接続されている。そして、コンデンサ1Eの平滑電圧を抵抗2Aと抵抗2Bとの比で分割する。
【0019】
IC3は、IN端子3A、OUT端子3B、ENABLE端子3C、およびREF端子3Dを備えている。安定化電源部6からの直流電圧がIN端子3Aに加えられると、IC3は動作状態になる。そして、IC3は、発振によってPWM制御用のパルスを発生し、このパルスをOUT端子3Bから出力する。
【0020】
IC3は低電圧誤動作防止(UVLO)機能をもつ。つまり、抵抗回路2からの分割電圧が、あらかじめ設定された所定値である設定レベル以下になると、IC3は、動作を停止し、OUT端子3Bからのパルスの出力を止める。
【0021】
また、IC3は、REF端子3Dに基準電圧を発生する。基準電圧は、安定化された一定の電圧である。
【0022】
供給回路4は、IC3のREF端子3DとENABLE端子3Cとの間に接続されている。供給回路4は、ENABLE端子3Cにバイアス電流を流す。このバイアス電流は、抵抗回路2の抵抗2Bを流れることになる。供給回路4の一例を図2に示す。図2の供給回路4は、抵抗4Aとダイオード4Bとを備えている。抵抗4Aは、IC3のREF端子3Dから抵抗回路2の抵抗2Bに向かって流れる電流を制限する。ダイオード4Bは、抵抗回路2の分割電圧がREF端子3Dの基準電圧より大きくなったときに、電流がREF端子3Dに流れることを防ぐ。なお、IC3はGND端子3Eを備え、GND端子3Eはグランドに接続されている。
【0023】
この実施の形態によるUVLOの移行調整装置では、抵抗回路2の抵抗2Bにバイアス電流を流すことによって、低電圧誤動作防止機能が作動するタイミングを調整する。たとえば、電圧や電流の各値(図2)を次のようにする。
平滑電圧の値 V
抵抗2Aの値 R
抵抗2Aを流れる電流の値 I
抵抗2Bの値 R
抵抗2Bを流れる電流の値 I
抵抗4Aの値 R
抵抗4Aを流れる電流の値 I
REF端子3Dの電圧の値 VREF
【0024】
ENABLE端子3Cに加えられる分割電圧の値が電圧VREFより大きい場合、つまり、平滑電圧が通常の値の場合、分割電圧は次ぎのようになる。
Figure 2004022947
この場合、抵抗4Aには電流が流れないのでI=Iであり、分割電圧が抵抗4Aの値Rに依存しない。
【0025】
ENABLE端子3Cに加えられる分割電圧の値が電圧VREFより小さい場合、つまり、平滑電圧が低下すると、分割電圧は次ぎのようになる。
Figure 2004022947
この式から、ENABLE端子3Cに加えられる分割電圧の値は、コンデンサ1Eからの電流Iに依存すると共に、REF端子3Dからの電流Iにも依存する。
【0026】
また、REF端子3Dからの電流Iは、
Figure 2004022947
であり、抵抗4Aの値Rに依存する。この結果、ENABLE端子3Cに入力される分割電圧の値が抵抗4Aの値Rに依存する。
【0027】
図3に示すように、コンデンサ1Eの平滑電圧の値が変化するとき(図3のコンデンサ放電の直線)、ENABLE端子3Cに加えられる分割電圧の値が変化する(図3の入力電圧の直線)。図3の値Vは、IC3が動作できる電圧であり、値Vは前記の設定レベルである。平滑電圧が値V11から低下し、コンデンサ1Eの容量によって平滑電圧が値V12になる。この状態のとき、従来技術によれば、入力電圧が値Vに達しているので、ICは動作を停止する。しかし、この実施の形態では、供給回路4から抵抗2Bに流れる電流Iによって、分割電圧が値V12となり、この値は設定レベルVに比べて大きくなる。この結果、IC3は、発振を継続し、OUT端子3Bからパルスを出力する。
【0028】
この後、コンデンサ1Eの電圧が値V12から値V13に低下すると、分割電圧が設定レベルVになる。したがって、従来の保持時間Tに比べてΔTだけ保持時間を延長することができ、IC3が低電圧誤動作防止機能に移行するまでの時間を長くすることができる。つまり、この実施の形態によれば、IC3のENABLE端子3Cの電圧が設定レベルVに達するまでの時間を操作可能にし、低電圧誤動作防止機能が作動するタイミングを調整することが可能である。
【0029】
また、この実施の形態によれば、抵抗4Aとダイオード4Bとを用いた簡単な回路によって、低電圧誤動作防止機能が作動するタイミングを調整することが可能である。
【0030】
この実施の形態の変形例として、次のものがある。この変形例では、供給回路4の抵抗4A(図2)を固定としが、この抵抗4Aを可変にして、低電圧誤動作防止機能が作動するタイミングを可変抵抗によって調整する構成でもよい。これによって、ENABLE端子3Cの電圧が設定レベルに達するまでの時間を任意に操作可能にする。
【0031】
また、別の変形例として、IC3のENABLE端子3Cがヒステリシス特性を持つようにしてもよい。この場合にも、ENABLE端子3Cに入力される分割電圧がヒステリシス特性の最低値になると、IC3が動作を停止するので、ENABLE端子3Cの電圧が最低値に達するまでの時間を操作可能にする。
【0032】
[実施の形態2]
この実施の形態では、実施の形態1の供給回路4を次のようにしている。実施の形態1では、供給回路4が利用する電圧としてIC3の基準電圧を用いたが、この実施の形態では、外部の電圧を用いる。図4に示すように、この実施の形態による供給回路10は、電圧発生回路11、抵抗12、およびダイオード13を備えている。
【0033】
電圧発生回路11は定電圧を発生する。この実施の形態では、電圧発生回路11が発生する定電圧は、通常、IC3のENABLE端子3Cに加えられる分割電圧に比べて小さい。電圧発生回路11として、図5に示すものがある。この電圧発生回路は、交流電圧を定電圧に変換して出力する。つまり、コンデンサ14Cが接続されている端子14Aと端子14Bとの間に、スイッチ14Dのオンで交流電圧が加えられると、トランス14Eが交流電圧の大きさを変換する。変換された交流電圧をダイオード14Fが整流し、整流された電圧をコンデンサ14Gが平滑する。電圧発生回路は、こうして生成した直流電圧を定電圧として、端子14H、14Iから、抵抗12とグランドとの間に出力する。
【0034】
また、電圧発生回路11からの定電圧を安定化するために、図6に示すように、レギュレータ15Bを用いてもよい。レギュレータ15Bは、端子15Aに入力された定電圧を安定化して、端子15Cから出力する。端子15Cからの安定化電圧が抵抗12に加えられる。
【0035】
さらに、図6に示す回路の代わりに図7に示すものを用いてもよい。図7では、端子16Aに入力された定電圧を、抵抗16Bと定電圧ダイオード16Cとによって安定化し、端子16Dから出力する。端子16Dからの安定化電圧が抵抗12に加えられる。
【0036】
こうして生成された定電圧または安定化電圧は、抵抗12によって電流が制限され、ダイオード13を経由して、IC3のENABLE端子3Cに加えられる。ダイオード13は、抵抗回路2の分割電圧が電圧発生回路11の定電圧または安定化電圧より大きくなったときに、抵抗回路2から電圧発生回路11へ電流が流れることを防止する。
【0037】
IC3のENABLE端子3Cに加えられた電流は抵抗2Bを流れる。この結果、実施の形態1と同様に、IC3の保持時間を従来の時間Tに比べて長くすることができる。つまり、この実施の形態によれば、IC3のENABLE端子3Cの電圧が設定レベルに達するまでの時間を操作可能にし、低電圧誤動作防止機能が作動するタイミングを調整することが可能である。
【0038】
この実施の形態の変形例として、次のものがある。この変形例では、供給回路10の抵抗12(図4)を固定としが、この抵抗12を可変にして、低電圧誤動作防止機能が作動するタイミングを可変抵抗によって調整する構成でもよい。これによって、ENABLE端子3Cの電圧が設定レベルに達するまでの時間を任意に操作可能にする。
【0039】
また、別の変形例として、IC3のENABLE端子3Cがヒステリシス特性を持つようにしてもよい。この場合にも、ENABLE端子3Cに入力される分割電圧がヒステリシス特性の最低値になると、IC3が動作を停止するので、ENABLE端子3Cの電圧が最低値に達するまでの時間を操作可能にする。
【0040】
[実施の形態3]
この実施の形態では、実施の形態1の供給回路4を次のようにしている。実施の形態1では、供給回路4が利用する電圧としてIC3の基準電圧を用いたが、この実施の形態では、実施の形態2と同じように外部の電圧を用いる。図8に示すように、この実施の形態による供給回路20は、電圧発生回路21、抵抗22、23、24、およびダイオード25を備えている。
【0041】
抵抗24とダイオード25とは、図4の抵抗12とダイオード13とそれぞれ同じであり、説明を省略する。この実施の形態では、電圧発生回路21が発生する定電圧は、IC3のENABLE端子3Cに加えられる分割電圧に比べて大きい。このために、抵抗22と抵抗23とによる直列回路で、電圧発生回路21が発生する定電圧を分割する。そして、分割した定電圧を抵抗24に加える。電圧発生回路21として、出力電圧は実施の形態2に比べて大きいが、図5の供給回路および図6、7の安定化回路を用いる。
【0042】
抵抗22、23で分割された定電圧は、実施の形態2と同じように、抵抗24によって電流が制限され、ダイオード25を経由して、IC3のENABLE端子3Cに加えられている。さらに、この電流は抵抗2Bを流れる。この結果、実施の形態2と同様に、IC3の保持時間を従来の時間T(図10)に比べて長くすることができる。つまり、この実施の形態によれば、IC3のENABLE端子3Cの電圧が設定レベルに達するまでの時間を操作可能にし、低電圧誤動作防止機能が作動するタイミングを調整することが可能である。
【0043】この実施の形態の変形例として次のものがある。この変形例では、供給回路20の抵抗24(図8)を固定としが、この抵抗24を可変にして、低電圧誤動作防止機能が作動するタイミングを可変抵抗によって調整する構成でもよい。これによって、ENABLE端子3Cの電圧が設定レベルに達するまでの時間を任意に操作可能にする。
【0044】
また、別の変形例として、IC3のENABLE端子3Cがヒステリシス特性を持つようにしてもよい。この場合にも、ENABLE端子3Cに入力される分割電圧がヒステリシス特性の最低値になると、IC3が動作を停止するので、ENABLE端子3Cの電圧が最低値に達するまでの時間を操作可能にする。
【0045】
以上、この発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。たとえば、実施の形態2、3では、供給回路として図5を用い、さらに、図6、7の安定化回路を付加したが、供給回路および安定化回路としては、各種のものを用いることができる。同じように、実施の形態1では、外部電源(安定化電源部6)からの直流電圧をIC3に供給したが、コンデンサ1Eの電圧をIC3用の直流電圧に変換して用いてもよく、また、SW制御部5からIC3用の直流電圧に変換して用いてもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上、説明したように、この発明によれば、ICがENABLE端子のような第1の端子を備え、かつ、この端子が低電圧誤動作防止機能をもつ場合、第1の端子にバイアス電流を流すので、低電圧誤動作防止機能が動作するまでの時間を調整することができる。
【0047】
また、この発明によれば、抵抗とダイオードとを用いた簡単な構成によって、所定値に達するまでの時間を操作することができる。さらに、抵抗を可変にしたので、最低値に達するまでの時間を任意に操作可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるUVLOの移行調整装置を示す回路図である。
【図2】図1の供給回路の一例を示す回路図である。
【図3】実施の形態1による保持時間の調整を説明するための図である。
【図4】実施の形態2による供給回路の一例を示す回路図である。
【図5】図4の供給回路の一例を示す回路図である。
【図6】図5の供給回路の出力を安定化する回路の一例を示す回路図である。
【図7】図5の供給回路の出力を安定化する回路の他の例を示す回路図である。
【図8】実施の形態3による供給回路の一例を示す回路図である。
【図9】ICの従来の外付け回路を示す回路図である。
【図10】従来の技術による保持時間を説明するための図である。
【符号の説明】
1 平滑回路
1A、1B 端子
1C ヒューズ
1D ダイオードブリッジ
1E コンデンサ
2 抵抗回路
2A、2B 抵抗
3 IC
3A IN端子
3B OUT端子
3C ENABLE端子
3D REF端子
3E GND端子
4、10、20 供給回路
4A、12、16B、22、23、24 抵抗
4B、13、14F、25 ダイオード
11、21 電圧発生回路
14A、14B、14H、14I、15A、15C、16A、16D 端子
14C、14G コンデンサ
14D スイッチ
14E トランス
15B レギュレータ
16C 定電圧ダイオード
5 SW制御部
6 安定化電源部

Claims (5)

  1. 直流電圧を保持するコンデンサと、
    前記コンデンサの電圧を分割する抵抗回路と、
    前記抵抗回路からの分割電圧が第1の端子に加えられ、この分割電圧が所定値以下になると動作を停止する集積回路と、
    前記集積回路の第1の端子にバイアス電流を流す供給回路とを備えることを特徴とするUVLOの移行調整装置。
  2. 直流電圧を保持するコンデンサと、
    前記コンデンサの電圧を分割する抵抗回路と、
    前記抵抗回路からの分割電圧がヒステリシス特性をもつ第1の端子に加えられ、この分割電圧が所定値以上になると動作し、この分割電圧がヒステリシス特性の最低値になると動作を停止する集積回路と、
    前記集積回路の第1の端子にバイアス電流を流す供給回路とを備えることを特徴とするUVLOの移行調整装置。
  3. 前記供給回路は、前記集積回路の基準電圧を利用して流れる電流を制限する抵抗と、前記抵抗からの電流をバイアス電流として前記集積回路の第1の端子に流すと共に前記集積回路の基準電圧に向かって流れる電流を防ぐダイオードとを備えることを特徴とする請求項1または2に記載のUVLOの移行調整装置。
  4. 前記供給回路は、前記直流電圧を出力する電圧発生回路と、前記電圧発生回路からの直流電圧で流れる電流を制限する抵抗と、前記抵抗からの電流をバイアス電流として前記集積回路の第1の端子に流すと共に前記電圧発生回路に向かって流れる電流を防ぐダイオードとを備えることを特徴とする請求項1または2に記載のUVLOの移行調整装置。
  5. 前記抵抗を可変にしたことを特徴とする請求項3または4に記載のUVLOの移行調整装置。
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