JP2004021454A - 印刷制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワーク上の印刷装置における印刷データの処理負担をユーザとの距離を考慮して登録した各印刷装置の印刷処理状況に適応して分散処理でき、かつ、印刷データを処理した印刷装置を情報処理装置のユーザが確実に特定して印刷処理結果を速やかに入手することである。
【解決手段】転送判断部207が印刷データを受信した印刷装置の印刷処理負荷がある一定以上ある場合に、印刷データを転送する他の印刷装置を登録し、該登録されている他の印刷装置に対して転送回数を付加して印刷データを転送する際に、転送される印刷データに付加されている転送回数を判定して、該印刷データを他の印刷装置へ転送することなく印刷処理する構成を特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】転送判断部207が印刷データを受信した印刷装置の印刷処理負荷がある一定以上ある場合に、印刷データを転送する他の印刷装置を登録し、該登録されている他の印刷装置に対して転送回数を付加して印刷データを転送する際に、転送される印刷データに付加されている転送回数を判定して、該印刷データを他の印刷装置へ転送することなく印刷処理する構成を特徴とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続される情報処理装置または複数の印刷装置とそれぞれ通信可能な印刷装置を制御する印刷制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、この種の印刷制御装置を備える印刷装置においては、印刷データの転送を行う際に、印刷データ処理状態の負担に応じてネットワーク中の他の印刷装置を対象としてデータ転送の可否を確かめ、印刷データを転送して他の印刷装置から出力できるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ネットワーク中の印刷装置に対してデータ転送の可否を確かめる管理が複雑になり、その調査自体に非常に時間が必要となるとともに、データ処理負担も重くなる。また、それらを実現する設備も大きくなりやすい。
【0004】
さらに、上記調査結果により出力先に決定された印刷装置から印刷処理結果をユーザが回収する場合、ユーザの意に反して遠い場所にある印刷装置に出力されてしまう場合もあった。
【0005】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、ネットワークに接続される情報処理装置または複数の印刷装置とそれぞれ通信可能な印刷装置を制御する印刷制御装置において、印刷処理負荷がある一定以上ある場合に、印刷データを転送する他の印刷装置を登録し、該登録されている他の印刷装置に対して転送回数を付加して前記印刷データを転送する際に、転送される印刷データに付加されている転送回数を判定して、該印刷データを他の印刷装置へ転送することなく印刷処理することにより、ネットワーク上の印刷装置における印刷データの処理負担をユーザとの距離を考慮して登録した各印刷装置の印刷処理状況に適応して分散処理でき、かつ、印刷データを処理した印刷装置を情報処理装置のユーザが確実に特定して印刷処理結果を速やかに入手できる印刷処理環境を自在に構築することができる印刷制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の発明は、ネットワークに接続される情報処理装置または複数の印刷装置とそれぞれ通信可能な印刷装置を制御する印刷制御装置であって、印刷処理負荷がある一定以上ある場合に、印刷データを転送する他の印刷装置を登録する登録手段と、前記登録手段により登録されている他の印刷装置に対して転送回数を付加して前記印刷データを転送する転送手段と、前記転送手段により転送される印刷データに付加されている転送回数を判定して、該印刷データを他の印刷装置へ転送することなく印刷処理する制御手段とを有することを特徴とする。
【0007】
本発明に係る第2の発明は、前記印刷データに付加されているユーザ名により識別される情報処理装置に対して、印刷データを印刷する印刷装置を特定するための印刷装置名を通知する第1の通知手段を有することを特徴とする。
【0008】
本発明に係る第3の発明は、前記転送手段は、印刷処理負荷がある一定以上である場合に、転送されてきた印刷データの転送先を登録されている次の印刷装置に変更することを特徴とする。
【0009】
本発明に係る第4の発明は、前記転送手段は、受信している印刷データを登録された次の転送候補となる印刷装置に転送する際に、該印刷データに飛び越し転送による転送回数分が増分される転送回数を付加して転送することを特徴とする。
【0010】
本発明に係る第5の発明は、前記ネットワーク上を転送される印刷データに付加される転送済み印刷装置名の履歴から同一印刷装置に再度印刷データが転送されているループ転送状態であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により再度印刷データが転送されているループ転送状態であると判定された場合に、その旨を前記印刷データに付加されているユーザ名により識別される情報処理装置に対して通知する第2の通知手段とを有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明を適用可能な印刷装置の内部構成を説明する断面図であり、例えばレーザビームプリンタ(以下、LBPと略す)の場合に対応する。なお、LBPは不図示のデータ源から文字パターンの登録や定型書式(フォームデータ)などの登録が行える。
【0012】
図において、1000はLBP本体であり、外部に接続されているホストコンピュータ(図2に示すホストコンピュータ201)から供給される文字情報(文字コード)やフォーム情報あるいはマクロ命令などを入力して記憶するとともに、それらの情報に従って対応する文字パターンやフォームパターンなどを作成し、記録媒体である記録紙上に像を形成する。
【0013】
1012は操作パネルで、操作のためのスイッチおよびLED表示器などが配されている。1001は、LBP本体1000全体の制御およびホストコンピュータから供給される文字情報などを解析するプリンタ制御ユニットであり、このプリンタ制御ユニット1001は、主に文字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザドライバ1002に出力する。
【0014】
レーザドライバ1002は半導体レーザ1003を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1003から発射されるレーザ光1004をオンオフ切り替えする。レーザ光1004は回転多面鏡1005で左右方向に振られ静電ドラム1006上を走査する。
【0015】
これにより、静電ドラム1006上には文字パターンの静電潜像が形成される。この潜像は、静電ドラム1006周囲の現像ユニット1007により現像された後、記録紙に転写される。この記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙はLBP本体1000に装着した用紙カセット1008に収納され、給紙ローラ1009および搬送ローラ1010と1011とにより装置内に取り込まれて、静電ドラム1006に供給される。
【0016】
図2は、本発明の第1実施形態を示す印刷制御装置の構成を説明するブロック図である。
【0017】
図において、201はホストコンピュータであり、プリントデータ及び制御データからなる印刷情報を印刷装置202に出力するものである。
【0018】
印刷装置202は、図1に示したLBP本体1000に相当する。印刷制御装置が適用される印刷装置202は大きく分けて通信インタフェース部204、プリンタエンジン部203、印刷スプール205、プリンタ登録部206、転送判断部207、フォーマッタ解析部208からなる。
【0019】
プリンタエンジン部203は、印刷イメージを永久画像として形成させるための印刷機能を備えている。通信制御手段であるところの通信インタフェース部204は、ホストコンピュータ201との通信を行う。
【0020】
印刷スプール205は、印刷待ちの印刷データを格納する。プリンタ登録部206は、転送先の印刷装置が登録され、転送に必要な情報、例えば転送先のIPアドレスが格納されている。
【0021】
転送判断部207は、印刷負荷がある一定以上ある場合に1台だけ登録された別の印刷装置に印刷データを転送する。なお、ホストコンピュータ201から転送されて来た印刷データが一定数転送されて来た印刷データならばそれ以上転送を行わず、転送されて来た印刷データを印刷する際にユーザに自分の印刷装置名を知らせる。
【0022】
また、転送判断部207は、印刷スプールにある印刷待ちのデータの量及び転送されて来た回数により印刷データの他の画像処理装置への転送を行うかどうかをも判断する。また、後述する図3に示す転送する際転送された回数を転送先の画像処理装置に伝えるための手段として機能する転送回数記録部に転送回数を設定する。
【0023】
フォーマッタ解析部208は、印刷スプール205から受信した印刷情報の解析処理を行い、印刷イメージを作成しプリンタエンジン部203に送る。なお、フォーマッタ解析部208はCPU、RAM、ROM等で構成されるものとする。
【0024】
図3は、図2に示した印刷装置202に転送される印刷データの構造を説明する概要図であり、(a)に示すように印刷データは、転送ヘッダと印刷データから構成されるデータであり、さらに、転送ヘッダには、(b)に示すように、転送における情報(転送回数記録部,ユーザ名記録部)から構成されている。
【0025】
なお、図3における転送回数記録部は、転送する際転送された回数を転送先の印刷装置に通知する手段であり、初めて印刷データが転送される場合は「1」が格納され、更に転送される度に1ずつ増加される。また、ユーザ名記録部には、印刷を行ったユーザのユーザ名が格納される。
【0026】
図4は、本発明に係る印刷制御装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、印刷装置202での印刷データの受渡し処理手順に対応する。なお、(401)〜(406)は各ステップを示す。
【0027】
図5は、図2に示した印刷制御装置を備える各プリンタP1〜P6におけるデータ転送の流れを示す概念図であり、特に転送回数を2回に設定した場合に対応し、各プリンタP1〜P6中を直線で通過する箇所は、転送された印刷データを次のプリンタに転送した状態を示す。
【0028】
先ず、ステップ(401)で、ホストコンピュータ201または他の印刷装置から印刷データを受信する。次に、ステップ(402)で、転送判断部207は印刷スプール205に格納されている印刷待ちのデータ量を調べ、一定以上待ち状態にあると判断した場合には、ステップ(403)で、印刷データ中の転送回数記録部より転送されて来たデータの転送回数を調べ一定回数転送されているか調べ、一定回数以下であると判定した場合は、ステップ(404)で、転送回数記録部に転送回数をセットして印刷データを転送して、処理を終了する。
【0029】
一方、ステップ(402)で、転送判断部207は印刷スプール205に格納されている印刷待ちのデータ量を調べ一定以上待ち状態にないと判断した場合、およびステップ(404)で、一定数であると判定した場合は、ステップ(405)へ進み、印刷装置202を示す名をホストコンピュータ201に返し、ステップ(406)で、印刷データの印刷処理を行い、処理を終了する。
【0030】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用しても構わない。また、本発明はシステムあるいは装置にプログラムを供給することによって実施される場合にも適用できることは言うまでもない。この場合、本発明に係わるプログラムを格納した媒体が、本発明を構成することになる。そして、該記憶媒体からそのプログラムをシステム或は装置に読み出すことによって、そのシステム或は装置が、予め定められた手順で動作する。
【0031】
〔第2実施形態〕
図6は、図2に示した印刷装置202に転送される印刷データの構造を説明する概要図であり、(a)に示すように印刷データは、転送ヘッダと印刷データから構成されるデータであり、さらに、転送ヘッダには、(b)に示すように、転送における情報(転送回数記録部,ユーザ名記録部,転送プリンタ名記録部)から構成されている。
【0032】
なお、(a)における転送ヘッダは転送における情報を格納する。また、(b)における転送回数記録部は、転送された回数を転送先の印刷装置に伝える手段であり、始めに転送される場合は「1」が格納され、更に転送される度に「1」ずつ増加される。
【0033】
また、(b)におけるユーザ名記録部は、印刷を行ったユーザのユーザ名を格納する手段であり、(b)における転送プリンタ名記録部は転送を経た画像処理装置名を記録する手段である。さらに、(c)は転送プリンタ名記録部の内容を示し、転送して来たプリンタの履歴を格納している。
【0034】
図7は、本発明に係る印刷制御装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、印刷装置202での印刷データの受渡し処理手順に対応する。なお、(701)〜(710)は各ステップを示す。
【0035】
先ず、ステップ(701)で、ホストコンピュータ201または他の画像処理装置からから印刷データを受信する。次に、ステップ(702)で、転送判断部207は印刷スプール205に格納されている印刷待ちのデータ量を調べ一定以上待ち状態にあるかどうかを判定し、一定以上待ち状態にあると判定した場合には、ステップ(703)で、印刷データ中の転送回数記録部より転送されて来たデータの転送回数を調ベ、一定回数転送されているかどうかを判断し、一定回数転送されていないと判断した場合は、ステップ(704)で、転送先の印刷装置に転送可能かどうか(転送先の負荷が一定数以上かどうか)を判断し、NOならば、ステップ(708)へ進み、YES、すなわち、転送不可能な状態であると判断した場合は、ステップ(705)で転送先を他の印刷装置より受信し、ステップ(706)で、転送先を更に変更し、ステップ(707)で、印刷データ中の転送回数記録部の転送回数を「2」増やし、ステップ(708)で、印刷データを転送して、処理を終了する。
【0036】
一方、ステップ(702)で、転送判断部207は印刷スプール205に格納されている印刷待ちのデータ量を調べ、一定以上待ち状態にないと判定した場合は、ステップ(709)へ進み、印刷装置202を示す名をホストコンピュータ201に返信して、ステップ(710)で、印刷データの印刷処理を行い、処理を終了する。
【0037】
一方、ステップ(703)で、転送回数記録部より転送されて来た印刷データの転送回数を調ベ、一定回数転送されているか調べた際に、一定回数転送されていると判定した場合には、ステップ(709)以降へ進む。
【0038】
図8は、本発明に係る印刷制御装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、データ転送のループが発生した場合にユーザに知らせる処理手順に対応する。なお、(801)〜(804)は各ステップを示す。
【0039】
先ず、ステップ(801)で、印刷データを受信したら、図6に示した印刷データ中の転送プリンタ名記録部から転送を行って来たプリンタ名を検索し、ステップ(803)で、自分自身のプリンタ名があるかどうかを判断し、以前受け取ったデータでないと判断した場合は処理を終了し、以前受け取ったデータであると判断した場合は、ステップ(804)で、図6に示した印刷データ中のユーザ名記録部に格納されているユーザにデータ転送にループが発生している事を通知して、処理を終了する。
【0040】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用しても構わない。また、本発明はシステムあるいは装置にプログラムを供給することによって実施される場合にも適用できることは言うまでもない。この場合、本発明に係わるプログラムを格納した媒体が、本発明を構成することになる。そして、該記憶媒体からそのプログラムをシステム或は装置に読み出すことによって、そのシステム或は装置が、予め定められた手順で動作する。
【0041】
以下、図9に示すメモリマップを参照して本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷システムで読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0042】
図9は、本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0043】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0044】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0045】
本実施形態における図4,図7,図8に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0046】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0047】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0048】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0049】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0050】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0051】
上記実施形態によれば、ネットワーク全体の画像処理装置の負荷情報を把握する事無く簡単に負荷分散を行う事ができ、印刷効率を上げる事ができる。
【0052】
また、転送先を近距離にある画像処理装置に設定する事により、出力する際に指定を行わなくても簡単に出力される画像処理装置を近距離に限定する事ができ、簡単にユーザインタフェースを高める事ができる。
【0053】
さらに、出力を行った画像処理装置をユーザに知らせる事ができ、ユーザインタフェースを高める事ができる。
【0054】
また、無駄な印刷データの転送を抑える事ができ印刷効率を上げる事ができ、ネットワークの負荷を減らし印刷効率を上げる事ができる。
【0055】
さらに、転送がループしてしまい無駄な転送が行われている事をユーザに知らせる事ができ、ネットワークの負荷を減らし、印刷効率を上げる事ができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ネットワークに接続される情報処理装置または複数の印刷装置とそれぞれ通信可能な印刷装置を制御する印刷制御装置において、印刷処理負荷がある一定以上ある場合に、印刷データを転送する他の印刷装置を登録し、該登録されている他の印刷装置に対して転送回数を付加して前記印刷データを転送する際に、転送される印刷データに付加されている転送回数を判定して、該印刷データを他の印刷装置へ転送することなく印刷処理するので、ネットワーク上の印刷装置における印刷データの処理負担をユーザとの距離を考慮して登録した各印刷装置の印刷処理状況に適応して分散処理でき、かつ、印刷データを処理した印刷装置を情報処理装置のユーザが確実に特定して印刷処理結果を速やかに入手できる印刷処理環境を自在に構築することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な印刷装置の内部構成を説明する断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す印刷制御装置の構成を説明するブロック図である。
【図3】図2に示した印刷装置に転送される印刷データの構造を説明する概要図である。
【図4】本発明に係る印刷制御装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】図2に示した印刷制御装置におけるデータ転送の流れを示す概念図である。
【図6】図2に示した印刷装置に転送される印刷データの構造を説明する概要図である。
【図7】本発明に係る印刷制御装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る印刷制御装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
201 ホストコンピュータ
202 印刷装置
203 プリンタエンジン部
204 通信インタフェース
205 印刷スプール
206 プリンタ登録部
207 転送判断部
208 フォーマッタ解析部
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続される情報処理装置または複数の印刷装置とそれぞれ通信可能な印刷装置を制御する印刷制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、この種の印刷制御装置を備える印刷装置においては、印刷データの転送を行う際に、印刷データ処理状態の負担に応じてネットワーク中の他の印刷装置を対象としてデータ転送の可否を確かめ、印刷データを転送して他の印刷装置から出力できるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ネットワーク中の印刷装置に対してデータ転送の可否を確かめる管理が複雑になり、その調査自体に非常に時間が必要となるとともに、データ処理負担も重くなる。また、それらを実現する設備も大きくなりやすい。
【0004】
さらに、上記調査結果により出力先に決定された印刷装置から印刷処理結果をユーザが回収する場合、ユーザの意に反して遠い場所にある印刷装置に出力されてしまう場合もあった。
【0005】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、ネットワークに接続される情報処理装置または複数の印刷装置とそれぞれ通信可能な印刷装置を制御する印刷制御装置において、印刷処理負荷がある一定以上ある場合に、印刷データを転送する他の印刷装置を登録し、該登録されている他の印刷装置に対して転送回数を付加して前記印刷データを転送する際に、転送される印刷データに付加されている転送回数を判定して、該印刷データを他の印刷装置へ転送することなく印刷処理することにより、ネットワーク上の印刷装置における印刷データの処理負担をユーザとの距離を考慮して登録した各印刷装置の印刷処理状況に適応して分散処理でき、かつ、印刷データを処理した印刷装置を情報処理装置のユーザが確実に特定して印刷処理結果を速やかに入手できる印刷処理環境を自在に構築することができる印刷制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の発明は、ネットワークに接続される情報処理装置または複数の印刷装置とそれぞれ通信可能な印刷装置を制御する印刷制御装置であって、印刷処理負荷がある一定以上ある場合に、印刷データを転送する他の印刷装置を登録する登録手段と、前記登録手段により登録されている他の印刷装置に対して転送回数を付加して前記印刷データを転送する転送手段と、前記転送手段により転送される印刷データに付加されている転送回数を判定して、該印刷データを他の印刷装置へ転送することなく印刷処理する制御手段とを有することを特徴とする。
【0007】
本発明に係る第2の発明は、前記印刷データに付加されているユーザ名により識別される情報処理装置に対して、印刷データを印刷する印刷装置を特定するための印刷装置名を通知する第1の通知手段を有することを特徴とする。
【0008】
本発明に係る第3の発明は、前記転送手段は、印刷処理負荷がある一定以上である場合に、転送されてきた印刷データの転送先を登録されている次の印刷装置に変更することを特徴とする。
【0009】
本発明に係る第4の発明は、前記転送手段は、受信している印刷データを登録された次の転送候補となる印刷装置に転送する際に、該印刷データに飛び越し転送による転送回数分が増分される転送回数を付加して転送することを特徴とする。
【0010】
本発明に係る第5の発明は、前記ネットワーク上を転送される印刷データに付加される転送済み印刷装置名の履歴から同一印刷装置に再度印刷データが転送されているループ転送状態であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により再度印刷データが転送されているループ転送状態であると判定された場合に、その旨を前記印刷データに付加されているユーザ名により識別される情報処理装置に対して通知する第2の通知手段とを有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明を適用可能な印刷装置の内部構成を説明する断面図であり、例えばレーザビームプリンタ(以下、LBPと略す)の場合に対応する。なお、LBPは不図示のデータ源から文字パターンの登録や定型書式(フォームデータ)などの登録が行える。
【0012】
図において、1000はLBP本体であり、外部に接続されているホストコンピュータ(図2に示すホストコンピュータ201)から供給される文字情報(文字コード)やフォーム情報あるいはマクロ命令などを入力して記憶するとともに、それらの情報に従って対応する文字パターンやフォームパターンなどを作成し、記録媒体である記録紙上に像を形成する。
【0013】
1012は操作パネルで、操作のためのスイッチおよびLED表示器などが配されている。1001は、LBP本体1000全体の制御およびホストコンピュータから供給される文字情報などを解析するプリンタ制御ユニットであり、このプリンタ制御ユニット1001は、主に文字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザドライバ1002に出力する。
【0014】
レーザドライバ1002は半導体レーザ1003を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1003から発射されるレーザ光1004をオンオフ切り替えする。レーザ光1004は回転多面鏡1005で左右方向に振られ静電ドラム1006上を走査する。
【0015】
これにより、静電ドラム1006上には文字パターンの静電潜像が形成される。この潜像は、静電ドラム1006周囲の現像ユニット1007により現像された後、記録紙に転写される。この記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙はLBP本体1000に装着した用紙カセット1008に収納され、給紙ローラ1009および搬送ローラ1010と1011とにより装置内に取り込まれて、静電ドラム1006に供給される。
【0016】
図2は、本発明の第1実施形態を示す印刷制御装置の構成を説明するブロック図である。
【0017】
図において、201はホストコンピュータであり、プリントデータ及び制御データからなる印刷情報を印刷装置202に出力するものである。
【0018】
印刷装置202は、図1に示したLBP本体1000に相当する。印刷制御装置が適用される印刷装置202は大きく分けて通信インタフェース部204、プリンタエンジン部203、印刷スプール205、プリンタ登録部206、転送判断部207、フォーマッタ解析部208からなる。
【0019】
プリンタエンジン部203は、印刷イメージを永久画像として形成させるための印刷機能を備えている。通信制御手段であるところの通信インタフェース部204は、ホストコンピュータ201との通信を行う。
【0020】
印刷スプール205は、印刷待ちの印刷データを格納する。プリンタ登録部206は、転送先の印刷装置が登録され、転送に必要な情報、例えば転送先のIPアドレスが格納されている。
【0021】
転送判断部207は、印刷負荷がある一定以上ある場合に1台だけ登録された別の印刷装置に印刷データを転送する。なお、ホストコンピュータ201から転送されて来た印刷データが一定数転送されて来た印刷データならばそれ以上転送を行わず、転送されて来た印刷データを印刷する際にユーザに自分の印刷装置名を知らせる。
【0022】
また、転送判断部207は、印刷スプールにある印刷待ちのデータの量及び転送されて来た回数により印刷データの他の画像処理装置への転送を行うかどうかをも判断する。また、後述する図3に示す転送する際転送された回数を転送先の画像処理装置に伝えるための手段として機能する転送回数記録部に転送回数を設定する。
【0023】
フォーマッタ解析部208は、印刷スプール205から受信した印刷情報の解析処理を行い、印刷イメージを作成しプリンタエンジン部203に送る。なお、フォーマッタ解析部208はCPU、RAM、ROM等で構成されるものとする。
【0024】
図3は、図2に示した印刷装置202に転送される印刷データの構造を説明する概要図であり、(a)に示すように印刷データは、転送ヘッダと印刷データから構成されるデータであり、さらに、転送ヘッダには、(b)に示すように、転送における情報(転送回数記録部,ユーザ名記録部)から構成されている。
【0025】
なお、図3における転送回数記録部は、転送する際転送された回数を転送先の印刷装置に通知する手段であり、初めて印刷データが転送される場合は「1」が格納され、更に転送される度に1ずつ増加される。また、ユーザ名記録部には、印刷を行ったユーザのユーザ名が格納される。
【0026】
図4は、本発明に係る印刷制御装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、印刷装置202での印刷データの受渡し処理手順に対応する。なお、(401)〜(406)は各ステップを示す。
【0027】
図5は、図2に示した印刷制御装置を備える各プリンタP1〜P6におけるデータ転送の流れを示す概念図であり、特に転送回数を2回に設定した場合に対応し、各プリンタP1〜P6中を直線で通過する箇所は、転送された印刷データを次のプリンタに転送した状態を示す。
【0028】
先ず、ステップ(401)で、ホストコンピュータ201または他の印刷装置から印刷データを受信する。次に、ステップ(402)で、転送判断部207は印刷スプール205に格納されている印刷待ちのデータ量を調べ、一定以上待ち状態にあると判断した場合には、ステップ(403)で、印刷データ中の転送回数記録部より転送されて来たデータの転送回数を調べ一定回数転送されているか調べ、一定回数以下であると判定した場合は、ステップ(404)で、転送回数記録部に転送回数をセットして印刷データを転送して、処理を終了する。
【0029】
一方、ステップ(402)で、転送判断部207は印刷スプール205に格納されている印刷待ちのデータ量を調べ一定以上待ち状態にないと判断した場合、およびステップ(404)で、一定数であると判定した場合は、ステップ(405)へ進み、印刷装置202を示す名をホストコンピュータ201に返し、ステップ(406)で、印刷データの印刷処理を行い、処理を終了する。
【0030】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用しても構わない。また、本発明はシステムあるいは装置にプログラムを供給することによって実施される場合にも適用できることは言うまでもない。この場合、本発明に係わるプログラムを格納した媒体が、本発明を構成することになる。そして、該記憶媒体からそのプログラムをシステム或は装置に読み出すことによって、そのシステム或は装置が、予め定められた手順で動作する。
【0031】
〔第2実施形態〕
図6は、図2に示した印刷装置202に転送される印刷データの構造を説明する概要図であり、(a)に示すように印刷データは、転送ヘッダと印刷データから構成されるデータであり、さらに、転送ヘッダには、(b)に示すように、転送における情報(転送回数記録部,ユーザ名記録部,転送プリンタ名記録部)から構成されている。
【0032】
なお、(a)における転送ヘッダは転送における情報を格納する。また、(b)における転送回数記録部は、転送された回数を転送先の印刷装置に伝える手段であり、始めに転送される場合は「1」が格納され、更に転送される度に「1」ずつ増加される。
【0033】
また、(b)におけるユーザ名記録部は、印刷を行ったユーザのユーザ名を格納する手段であり、(b)における転送プリンタ名記録部は転送を経た画像処理装置名を記録する手段である。さらに、(c)は転送プリンタ名記録部の内容を示し、転送して来たプリンタの履歴を格納している。
【0034】
図7は、本発明に係る印刷制御装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、印刷装置202での印刷データの受渡し処理手順に対応する。なお、(701)〜(710)は各ステップを示す。
【0035】
先ず、ステップ(701)で、ホストコンピュータ201または他の画像処理装置からから印刷データを受信する。次に、ステップ(702)で、転送判断部207は印刷スプール205に格納されている印刷待ちのデータ量を調べ一定以上待ち状態にあるかどうかを判定し、一定以上待ち状態にあると判定した場合には、ステップ(703)で、印刷データ中の転送回数記録部より転送されて来たデータの転送回数を調ベ、一定回数転送されているかどうかを判断し、一定回数転送されていないと判断した場合は、ステップ(704)で、転送先の印刷装置に転送可能かどうか(転送先の負荷が一定数以上かどうか)を判断し、NOならば、ステップ(708)へ進み、YES、すなわち、転送不可能な状態であると判断した場合は、ステップ(705)で転送先を他の印刷装置より受信し、ステップ(706)で、転送先を更に変更し、ステップ(707)で、印刷データ中の転送回数記録部の転送回数を「2」増やし、ステップ(708)で、印刷データを転送して、処理を終了する。
【0036】
一方、ステップ(702)で、転送判断部207は印刷スプール205に格納されている印刷待ちのデータ量を調べ、一定以上待ち状態にないと判定した場合は、ステップ(709)へ進み、印刷装置202を示す名をホストコンピュータ201に返信して、ステップ(710)で、印刷データの印刷処理を行い、処理を終了する。
【0037】
一方、ステップ(703)で、転送回数記録部より転送されて来た印刷データの転送回数を調ベ、一定回数転送されているか調べた際に、一定回数転送されていると判定した場合には、ステップ(709)以降へ進む。
【0038】
図8は、本発明に係る印刷制御装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、データ転送のループが発生した場合にユーザに知らせる処理手順に対応する。なお、(801)〜(804)は各ステップを示す。
【0039】
先ず、ステップ(801)で、印刷データを受信したら、図6に示した印刷データ中の転送プリンタ名記録部から転送を行って来たプリンタ名を検索し、ステップ(803)で、自分自身のプリンタ名があるかどうかを判断し、以前受け取ったデータでないと判断した場合は処理を終了し、以前受け取ったデータであると判断した場合は、ステップ(804)で、図6に示した印刷データ中のユーザ名記録部に格納されているユーザにデータ転送にループが発生している事を通知して、処理を終了する。
【0040】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用しても構わない。また、本発明はシステムあるいは装置にプログラムを供給することによって実施される場合にも適用できることは言うまでもない。この場合、本発明に係わるプログラムを格納した媒体が、本発明を構成することになる。そして、該記憶媒体からそのプログラムをシステム或は装置に読み出すことによって、そのシステム或は装置が、予め定められた手順で動作する。
【0041】
以下、図9に示すメモリマップを参照して本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷システムで読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0042】
図9は、本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0043】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0044】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0045】
本実施形態における図4,図7,図8に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0046】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0047】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0048】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0049】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0050】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0051】
上記実施形態によれば、ネットワーク全体の画像処理装置の負荷情報を把握する事無く簡単に負荷分散を行う事ができ、印刷効率を上げる事ができる。
【0052】
また、転送先を近距離にある画像処理装置に設定する事により、出力する際に指定を行わなくても簡単に出力される画像処理装置を近距離に限定する事ができ、簡単にユーザインタフェースを高める事ができる。
【0053】
さらに、出力を行った画像処理装置をユーザに知らせる事ができ、ユーザインタフェースを高める事ができる。
【0054】
また、無駄な印刷データの転送を抑える事ができ印刷効率を上げる事ができ、ネットワークの負荷を減らし印刷効率を上げる事ができる。
【0055】
さらに、転送がループしてしまい無駄な転送が行われている事をユーザに知らせる事ができ、ネットワークの負荷を減らし、印刷効率を上げる事ができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ネットワークに接続される情報処理装置または複数の印刷装置とそれぞれ通信可能な印刷装置を制御する印刷制御装置において、印刷処理負荷がある一定以上ある場合に、印刷データを転送する他の印刷装置を登録し、該登録されている他の印刷装置に対して転送回数を付加して前記印刷データを転送する際に、転送される印刷データに付加されている転送回数を判定して、該印刷データを他の印刷装置へ転送することなく印刷処理するので、ネットワーク上の印刷装置における印刷データの処理負担をユーザとの距離を考慮して登録した各印刷装置の印刷処理状況に適応して分散処理でき、かつ、印刷データを処理した印刷装置を情報処理装置のユーザが確実に特定して印刷処理結果を速やかに入手できる印刷処理環境を自在に構築することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な印刷装置の内部構成を説明する断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す印刷制御装置の構成を説明するブロック図である。
【図3】図2に示した印刷装置に転送される印刷データの構造を説明する概要図である。
【図4】本発明に係る印刷制御装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】図2に示した印刷制御装置におけるデータ転送の流れを示す概念図である。
【図6】図2に示した印刷装置に転送される印刷データの構造を説明する概要図である。
【図7】本発明に係る印刷制御装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る印刷制御装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
201 ホストコンピュータ
202 印刷装置
203 プリンタエンジン部
204 通信インタフェース
205 印刷スプール
206 プリンタ登録部
207 転送判断部
208 フォーマッタ解析部
Claims (5)
- ネットワークに接続される情報処理装置または複数の印刷装置とそれぞれ通信可能な印刷装置を制御する印刷制御装置であって、
印刷処理負荷がある一定以上ある場合に、印刷データを転送する他の印刷装置を登録する登録手段と、
前記登録手段により登録されている他の印刷装置に対して転送回数を付加して前記印刷データを転送する転送手段と、
前記転送手段により転送される印刷データに付加されている転送回数を判定して、該印刷データを他の印刷装置へ転送することなく印刷処理する制御手段と、を有することを特徴とする印刷制御装置。 - 前記印刷データに付加されているユーザ名により識別される情報処理装置に対して、印刷データを印刷する印刷装置を特定するための印刷装置名を通知する第1の通知手段を有することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
- 前記転送手段は、印刷処理負荷がある一定以上である場合に、転送されてきた印刷データの転送先を登録されている次の印刷装置に変更することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
- 前記転送手段は、受信している印刷データを登録された次の転送候補となる印刷装置に転送する際に、該印刷データに飛び越し転送による転送回数分が増分される転送回数を付加して転送することを特徴とする請求項3記載の印刷制御装置。
- 前記ネットワーク上を転送される印刷データに付加される転送済み印刷装置名の履歴から同一印刷装置に再度印刷データが転送されているループ転送状態であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により再度印刷データが転送されているループ転送状態であると判定された場合に、その旨を前記印刷データに付加されているユーザ名により識別される情報処理装置に対して通知する第2の通知手段と、
を有することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002173706A JP2004021454A (ja) | 2002-06-14 | 2002-06-14 | 印刷制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP2002173706A Pending JP2004021454A (ja) | 2002-06-14 | 2002-06-14 | 印刷制御装置 |
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010247499A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-11-04 | Oki Data Corp | 印刷装置 |
JP2014179733A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Ricoh Co Ltd | 画像処理システム、画像処理装置及び制御プログラム |
JP2015107555A (ja) * | 2013-12-03 | 2015-06-11 | コニカミノルタ株式会社 | プリントシステム、プリンター、ジョブ処理方法、およびジョブ処理プログラム |
-
2002
- 2002-06-14 JP JP2002173706A patent/JP2004021454A/ja active Pending
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US9386173B2 (en) | 2013-12-03 | 2016-07-05 | Konica Minolta, Inc. | Printing system, printer, job processing method and computer readable recording medium storing job processing program |
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