JP2004021314A - 自動販売機の制御方法および装置および硬貨補助識別装置 - Google Patents
自動販売機の制御方法および装置および硬貨補助識別装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】硬貨補助識別装置3は硬貨1が投入された際に、第1の判別手段4と第2の判別手段5とで硬貨1を識別し、偽貨と判別された場合は信号切替設定スイッチ6によって偽貨信号を無効に設定していない場合、硬貨処理装置7に偽貨信号を出力し、また、偽貨信号を無効に設定している場合、硬貨処理装置7に偽貨信号を出力しない。更に、硬貨補助識別装置3は、待機状態の際に、硬貨補助識別装置3に異常等が発生すると、信号切替設定スイッチ6によって硬貨受入禁止信号を無効に設定していない場合、硬貨処理装置7に硬貨受入禁止信号を出力し、また、硬貨受入禁止信号を無効に設定している場合、硬貨処理装置7に硬貨受入禁止信号を出力しない。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機の制御方法および装置および硬貨補助識別装置に関し、特に、自動販売機の運用において補助的役割を果たす自動販売機の制御方法および装置および硬貨補助識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動販売機は主制御部に通信線を介して複数の周辺装置が接続されて構成される。例えば、周辺装置とは投入されたコインの識別、計数、振り分け、蓄積、払い出し等を主に処理するコイン処理装置(コインメック)や投入された紙幣の識別、計数、蓄積等を主に処理する紙幣識別装置(ビルバリデータ)等である。
【0003】
近年、国内の正貨と材質および形状が類似している外国通貨を加工した偽造硬貨が出回り、偽造硬貨を投入して釣銭を搾取する犯罪等に対して対処しきれない場合、画像処理等を施すことで貨幣を選別する補助貨幣選別装置を自動販売機の投入口から貨幣処理装置の間に取り付けて、より高性能な選別性能にして対応する傾向が増えてきている。ただし、より高性能な選別性能の場合には、市場環境等により頻繁なメンテナンスが要求され、現実にはメンテナンスが施すことは困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、補助貨幣選別装置が汚れ等の影響、機械的故障若しくは電気的故障で機能が停止してしまった場合、補助貨幣選別装置から自動販売機の主制御部に故障通知が出力され、故障通知を入力した主制御部は貨幣処理装置の硬貨受入も停止してしまう。つまり、補助貨幣装置が故障若しくは性能低下し、機能が維持できなくなった場合、自動販売機の貨幣の受け付けができなくなることで、利用客に迷惑を掛けることになり、また、商品販売機会を逸してしまうという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、自動販売機の運用において本来の機能を損ねることなく、偽造貨幣等を用いる犯罪に対して有効に機能する自動販売機の制御方法および装置および硬貨補助識別装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、硬貨投入口と硬貨処理装置との間に、前記硬貨投入口から投入された硬貨の正偽の補助識別を行う硬貨補助識別装置を配設し、前記硬貨補助識別装置により前記硬貨投入口から投入された硬貨が偽貨と識別された場合は、該識別に基づいて偽貨を示す補助識別結果を発生し、前記硬貨補助識別装置で偽貨と識別された硬貨を前記硬貨処理装置から返却する自動販売機の制御方法において、前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用するか否かを選択的に設定し、前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用しないと設定された場合は、前記硬貨補助識別装置の補助識別結果を無効にすることを特徴とする。
【0007】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記補助識別結果の無効は、前記硬貨補助識別装置の偽貨識別に基づいて発生される偽貨信号を無効にすることであることを特徴とする。
【0008】
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用しないと設定された場合における前記偽貨信号の無効は、前記硬貨補助識別装置で行われることを特徴とする。
【0009】
また、請求項4の発明は、請求項2の発明において、前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用しないと設定された場合における前記偽貨信号の無効は、前記硬貨補助識別装置と自動販売機の主制御部との間に接続された通信制御部で行われることを特徴とする。
【0010】
また、請求項5の発明は、請求項2の発明において、前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用しないと設定された場合における前記偽貨信号の無効は、前記硬貨処理装置で行われることを特徴とする。
【0011】
また、請求項6の発明は、請求項2の発明において、前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用しないと設定された場合における前記偽貨信号の無効は、前記硬貨補助識別装置および前記硬貨処理装置に接続された自動販売機の主制御部で行われることを特徴とする。
【0012】
また、請求項7の発明は、請求項2の発明において、前記硬貨補助識別装置の異常を検出して該異常検出に基づき硬貨受入禁止信号を発生し、前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用すると設定されている場合は、前記硬貨受入禁止信号を前記硬貨処理装置へ加えて、前記硬貨投入口から投入された硬貨の前記硬貨処理装置への受入を禁止し、前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用しないと設定された場合は、前記硬貨受入禁止信号を無効にすることを特徴とする。
【0013】
また、請求項8の発明は、硬貨投入口と硬貨処理装置との間に、前記硬貨投入口から投入された硬貨の正偽の補助識別を行う硬貨補助識別装置を配設し、前記硬貨補助識別装置により前記硬貨投入口から投入された硬貨が偽貨と識別された場合は、該識別に基づいて偽貨を示す補助識別結果を発生し、前記硬貨補助識別装置で偽貨と識別された硬貨を前記硬貨処理装置から返却する自動販売機の制御装置において、前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用するか否かを選択的に設定する設定手段と、前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用しないと設定された場合は、前記硬貨補助識別装置の補助識別結果を無効にする補助識別結果無効手段とを具備することを特徴とする。
【0014】
また、請求項9の発明は、請求項8の発明において、前記補助識別結果の無効は、前記硬貨補助識別装置の偽貨識別に基づいて発生される偽貨信号を無効にすることであることを特徴とする。
【0015】
また、請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記補助識別結果無効手段は、前記硬貨補助識別装置に設けられることを特徴とする。
【0016】
また、請求項11の発明は、請求項9の発明において、前記補助識別結果無効手段は、前記硬貨補助識別装置と自動販売機の主制御部との間に接続された通信制御部に設けられることを特徴とする。
【0017】
また、請求項12の発明は、請求項9の発明において、前記補助識別結果無効手段は、前記硬貨処理装置に設けられることを特徴とする。
【0018】
また、請求項13の発明は、請求項9の発明において、前記補助識別結果無効手段は、前記硬貨補助識別装置および前記硬貨処理装置に接続された自動販売機の主制御部に設けられることを特徴とする。
【0019】
また、請求項14の発明は、請求項9の発明において、前記硬貨補助識別装置の異常を検出して該異常検出に基づき異常信号を発生する異常信号発生手段と、前記設定手段により前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用すると設定されている場合に、前記異常信号に基づき硬貨受入禁止信号を前記硬貨処理装置へ加えて、前記硬貨投入口から投入された硬貨の前記硬貨処理装置への受入を禁止する硬貨受入禁止手段と、前記設定手段により前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用しないと設定された場合に、前記硬貨受入禁止信号を無効にする硬貨受入禁止信号無効手段とを更に具備することを特徴とする。
【0020】
また、請求項15の発明は、硬貨投入口と硬貨処理装置との間に設けられ、前記硬貨投入口から投入された硬貨の正偽の補助識別を行う硬貨補助識別装置であって、前記硬貨投入口から投入された硬貨が補助識別対象硬貨か否かを判別する第1の判別手段と、前記第1の判別手段により前記硬貨投入口から投入された硬貨が前記補助識別対象硬貨であると判別された場合に起動され、該硬貨が正貨であるか否かを判別する第2の判別手段と、前記第2の判別手段により前記硬貨投入口から投入された硬貨が偽貨であると判別された場合は偽貨信号を発生する偽貨信号発生手段と、前記偽貨信号発生手段で発生された偽貨信号を無効にするか否かを選択的に切り換える偽貨信号無効切換手段とを具備することを特徴とする。
【0021】
また、請求項16の発明は、請求項15の発明において、前記第2の判別手段の異常を検出する異常検出手段と、前記異常信号に基づき前記硬貨投入口から投入された硬貨の前記硬貨処理装置への受入を禁止する硬貨受入禁止信号を発生する硬貨受入禁止信号発生手段と、前記硬貨受入禁止信号発生手段から発生された硬貨受入禁止信号を無効にするか否かを選択的に切り換える硬貨受入禁止信号無効切換手段とを更に具備することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる自動販売機の制御方法および装置および硬貨補助識別装置の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1は、自動販売機の投入口周辺の一例を示す概略構成図である。
【0024】
図1に示すように、硬貨補助識別装置3は投入口2と硬貨処理装置6との間に配設され、硬貨補助識別装置3は硬貨処理装置7と自動販売機の主制御部8とに接続している。なお、投入口2から投入された硬貨1は、硬貨補助識別装置3を通過して図示矢印から硬貨処理装置7に投入される。
【0025】
ここで、硬貨補助識別装置3は、第1の判別手段4と第2の判別手段5とを有する。第1の判別手段4と第2の判別手段5とで自動販売機に投入された硬貨1の正偽の判別を行い、判別の結果が偽貨の場合は硬貨処理装置7に偽貨信号を出力する。なお、判別の結果が正貨の場合は硬貨処理装置7に何も信号を出力しない。また、硬貨補助識別装置3に異常等が発生した場合は硬貨処理装置7と自動販売機の主制御部8とに硬貨受入禁止信号を出力する。
【0026】
また、第1の判別手段4は、磁気センサ等で硬貨1の金種が予め設定した対象金種(例えば、100円硬貨、500円硬貨等)であるか否か判別する機能を有する。
【0027】
また、第2の判別手段5は、第1の判別手段4で対象金種と判別された際に、判別された対象金種の特徴(例えば、表面模様等)に基づいて硬貨1を詳細に識別して正偽を判別する機能を有する。
【0028】
また、硬貨補助識別装置3は、図示しない制御部を有している。制御部は硬貨補助識別装置3全体の制御を行うとともに、偽貨信号や硬貨受入禁止信号の出力の制御を行い、出力の制御の設定は信号出力切替設定スイッチ6でユーザ自ら行うことができる。なお、制御部については後述にて詳細に説明する。
【0029】
また、硬貨処理装置7は、一般的な自動販売機用の硬貨処理装置であり、硬貨補助識別装置3から硬貨1を受け取ると、硬貨1の識別や選別を行い、各金種毎に一時貯蔵部へ振り分けて保管し、硬貨返却および釣銭払出の際には一時貯蔵部からの払い出しを行い、識別した硬貨1の金額信号を出力する。
【0030】
また、自動販売機の主制御部8は、自動販売機全体の制御や硬貨処理装置7の制御を行う。
【0031】
次に、硬貨補助識別装置3が行う処理手順について図2に示すフローチャートを参照して説明する。
【0032】
まず、硬貨補助識別装置が待機状態(硬貨の投入待ち状態)の際に、硬貨補助硬貨装置に異常等が発生した場合(ステップS201でYES)、硬貨受入禁止信号を無効にするか否か確認し(ステップS202)、硬貨受入禁止信号を無効にする場合(ステップS202でYES)、硬貨受入禁止信号を硬貨処理装置と自動販売機の主制御部とに出力し(ステップS203)、待機状態に戻る(ステップS201に戻る)。なお、硬貨処理装置および自動販売機の主制御部が硬貨受入禁止信号を入力すると、自動販売機の主制御部は商品の販売を停止し、硬貨処理装置は硬貨を受け入れない。
【0033】
また、硬貨受入禁止信号を無効にしない場合(ステップS202でNO)、何も信号を出力せずに、待機状態に戻る(ステップS201に戻る)。
【0034】
ここで、硬貨補助識別装置が待機状態の際に、硬貨補助硬貨装置に異常等が発生せずに(ステップS201でNO)、硬貨補助識別装置に硬貨が投入されると(ステップS204でYES)、硬貨補助識別装置の第1の判別手段で硬貨が対象金種であるか否か判別し(ステップS205)、対象金種と判別されなかった場合(ステップS205でNO)、何も信号を出力せずに、待機状態に戻る(ステップS201に戻る)。
【0035】
また、対象金種と判別された場合(ステップS205でYES)、硬貨補助識別装置の第2の判別手段で対象金種の特徴に基づいて硬貨を詳細に識別して正偽を判別し(ステップS206)、正貨と判別された場合(ステップS206でYES)、何も信号を出力せずに、待機状態に戻る(ステップS201に戻る)。
【0036】
また、偽貨と判別された場合(ステップS206でNO)、偽貨信号を無効にするか否か確認し(ステップS207)、偽貨信号を無効にする場合(ステップS207でYES)、偽貨信号を硬貨処理装置に出力し(ステップS208)、待機状態に戻る(ステップS201に戻る)。なお、硬貨処理装置が偽貨信号を入力すると、硬貨処理装置は硬貨補助識別装置から受け取った硬貨の識別や選別を行わずに、硬貨を返却する。
【0037】
また、偽貨信号を無効にしない場合(ステップS207でNO)、何も信号を出力せずに、待機状態に戻る(ステップS201に戻る)。
次に、硬貨補助識別装置3の制御部について詳細に説明する。
【0038】
図3は、本発明に係わる硬貨補助識別装置3を接続した自動販売機の概略構成の一例を示すブロック図である。
【0039】
図3に示すように、硬貨補助識別装置3は第1の判別手段4、第2の判別手段5および制御部9を具備し、制御部9は硬貨処理装置7および自動販売機の主制御部8に接続され、通信のやり取りを行っている。
【0040】
ここで、制御部9は、偽貨信号無効手段10と硬貨受入禁止信号無効手段11とを具備し、信号切替設定スイッチ6による設定に基づいて偽貨信号や硬貨受入禁止信号の出力の制御を行うとともに、硬貨補助識別装置3全体の制御および硬貨処理装置7と自動販売機の主制御部8との通信の中継を行う。
【0041】
自動販売機に硬貨1が投入された際に、第1の判別手段4で硬貨1が対象金種(例えば、500円や100円等)であるか否かを判別し、対象金種と判別された場合、第2の判別手段5で硬貨1の真偽の判別を行い、正貨と判別された場合は正貨信号を制御部9に出力し、また、偽貨と判別された場合は偽貨信号を制御部9に出力する。また、第1の判別手段4で対象金種でないと判別された場合、第2の判別手段5による硬貨1の真偽の判別を行わず、制御部9に何も信号を出力しない。
【0042】
そして、制御部9は偽貨信号を受け取った際に、信号切替設定スイッチ6によって偽貨信号を無効に設定していない場合、硬貨処理装置7に偽貨信号を出力し、また、信号切替設定スイッチ6によって偽貨信号を無効に設定している場合、偽貨信号無効手段10によって硬貨処理装置7に偽貨信号を出力しない。
【0043】
また、制御部9は正貨信号を受け取ったおよび制御部9は何も信号を受け取らなかった際に、硬貨処理装置7に何も信号を出力しない。
【0044】
更に、制御部9は、待機状態(硬貨の投入待ち状態)の際に、硬貨補助識別装置3に異常等が発生すると、信号切替設定スイッチ6によって硬貨受入禁止信号を無効に設定していない場合、硬貨処理装置7に硬貨受入禁止信号を出力し、また、信号切替設定スイッチ6によって硬貨受入禁止信号を無効に設定している場合、硬貨受入禁止信号無効手段11によって硬貨処理装置7に硬貨受入禁止信号を出力しない。
【0045】
なお、上記実施例は、硬貨補助識別装置3の制御部9が信号切替設定スイッチ6、偽貨信号無効手段10および硬貨受入禁止信号無効手段11を具備する構成を一例にしてきたが、制御部9が硬貨補助識別装置3から独立する構成でも適用可能であり、更に、硬貨処理装置7や自動販売機の主制御部8が信号切替設定スイッチ6、偽貨信号無効手段10および硬貨受入禁止信号無効手段11を具備する構成でも適用可能である。
【0046】
次に、制御部9が硬貨補助識別装置3から独立する構成について説明する。
【0047】
図4は、本発明に係わる通信制御部12を接続した自動販売機の概略構成の一例を示すブロック図である。
【0048】
図4に示すように、通信制御部12は偽貨信号無効手段10と硬貨受入禁止信号無効手段11とを具備し、信号切替設定スイッチ6による設定に基づいて偽貨信号や硬貨受入禁止信号の出力の制御を行うとともに、硬貨処理装置7と自動販売機の主制御部8との通信の中継を行う。なお、硬貨補助識別装置3、硬貨処理装置7および自動販売機の主制御部8の構成や動作等は図3に示すものと同様である。
【0049】
また、通信制御部12で行われる偽貨信号および硬貨受入禁止信号の出力の制御は、図3に示す制御部9と同様の出力の制御を行う。
【0050】
次に、硬貨処理装置7が信号切替設定スイッチ6、偽貨信号無効手段10および硬貨受入禁止信号無効手段11を具備する構成について説明する。
【0051】
図5は、本発明に係わる硬貨処理装置7を接続した自動販売機の概略構成の一例を示すブロック図である。
【0052】
図5に示すように、硬貨処理装置7は偽貨信号無効手段10と硬貨受入禁止信号無効手段11とを具備し、信号切替設定スイッチ6による設定に基づいて偽貨信号や硬貨受入禁止信号の無効の制御を行う。なお、硬貨補助識別装置3および自動販売機の主制御部8の構成や動作等は図3に示すものと同様である。
【0053】
自動販売機に硬貨1が投入された際に、硬貨補助識別装置3で硬貨1の識別が行われ、硬貨処理装置7は硬貨補助識別装置3から偽貨信号を受け取った際に、信号切替設定スイッチ6によって偽貨信号を無効に設定していない場合、硬貨1の識別や選別を行わずに返却し、また、信号切替設定スイッチ6によって偽貨信号を無効に設定している場合、硬貨1の識別や選別を行う。
【0054】
また、硬貨処理装置7は硬貨補助識別装置3から正貨信号を受け取ったおよび硬貨処理装置7は硬貨補助識別装置3から何も信号を受け取らなかった際に、硬貨1の識別や選別を行う。
【0055】
更に、硬貨処理装置7は、待機状態(硬貨の投入待ち状態)の際に、硬貨補助識別装置3に異常等が発生し、硬貨補助識別装置3から硬貨受入禁止信号を受け取ると、信号切替設定スイッチ6によって硬貨受入禁止信号を無効に設定していない場合、硬貨の受け入れを行わず、自動販売機の主制御部8に異常信号を出力し、また、信号切替設定スイッチ6によって硬貨受入禁止信号を無効に設定している場合、硬貨受入禁止信号を無視して硬貨の受け入れを行う。ここで、硬貨補助識別装置3の第1の判別手段4で予め設定した対象金種と判別された硬貨のみ受け入れを行わないように信号切替設定スイッチ6で設定する構成でも良い。
【0056】
次に、自動販売機の主制御部8が信号切替設定スイッチ6、偽貨信号無効手段10および硬貨受入禁止信号無効手段11を具備する構成について説明する。
【0057】
図6は、本発明に係わる自動販売機の主制御部8を接続した自動販売機の概略構成の一例を示すブロック図である。
【0058】
図6に示すように、自動販売機の主制御部8は偽貨信号無効手段10と硬貨受入禁止信号無効手段11とを具備し、信号切替設定スイッチ6による設定に基づいて偽貨信号や硬貨受入禁止信号の無効の制御を行う。なお、硬貨補助識別装置3および硬貨処理装置7の構成や動作等は図3に示すものと同様である。
【0059】
自動販売機に硬貨1が投入された際に、硬貨補助識別装置3で硬貨1の識別が行われ、自動販売機の主制御部8は硬貨補助識別装置3から偽貨信号を受け取った際に、硬貨処理装置7に偽貨信号を出力し、また、信号切替設定スイッチ6によって偽貨信号を無効に設定している場合、偽貨信号無効手段10によって硬貨処理装置7に偽貨信号を出力しない。
【0060】
また、自動販売機の主制御部8は正貨信号を受け取ったおよび自動販売機の主制御部8は何も信号を受け取らなかった際に、硬貨処理装置7に何も信号を出力しない。
【0061】
更に、自動販売機の主制御部8は、待機状態(硬貨の投入待ち状態)の際に、硬貨補助識別装置3に異常等が発生し、硬貨補助識別装置3から硬貨受入禁止信号を受け取ると、信号切替設定スイッチ6によって硬貨受入禁止信号を無効に設定していない場合、硬貨処理装置7に硬貨受入禁止信号を出力して自動販売機の主制御部は商品の販売を停止し、また、信号切替設定スイッチ6によって硬貨受入禁止信号を無効に設定している場合、硬貨受入禁止信号無効手段11によって硬貨処理装置7に硬貨受入禁止信号を出力しない。ここで、硬貨補助識別装置3の第1の判別手段4で予め設定した対象金種と判別された硬貨(つまり、硬貨補助識別装置3から正貨信号若しくは偽貨信号を受け取った際)のみ受け入れを行わないように信号切替設定スイッチ6で設定する構成でも良い。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、硬貨補助識別装置から出力される故障や偽貨を示す信号を制御することで、硬貨補助識別装置の影響によって、自動販売機の運用において本来の機能を損ねることなく、自動販売機の利便性や売上の低下を防止することが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動販売機の投入口周辺の一例を示す概略構成図である。
【図2】硬貨補助識別装置6が行う処理手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係わる硬貨補助識別装置3を接続した自動販売機の概略構成の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係わる通信制御部12を接続した自動販売機の概略構成の一例を示すブロック図である。
【図5】本発明に係わる硬貨処理装置7を接続した自動販売機の概略構成の一例を示すブロック図である。
【図6】本発明に係わる自動販売機の主制御部8を接続した自動販売機の概略構成の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 硬貨
2 投入口
3 硬貨補助識別装置
4 第1の判別手段
5 第2の判別手段
6 信号切替設定スイッチ
7 硬貨処理装置
8 自動販売機の主制御部
9 制御部
10 偽貨信号無効手段
11 硬貨受入禁止信号無効手段
12 通信制御部
Claims (16)
- 硬貨投入口と硬貨処理装置との間に、前記硬貨投入口から投入された硬貨の正偽の補助識別を行う硬貨補助識別装置を配設し、前記硬貨補助識別装置により前記硬貨投入口から投入された硬貨が偽貨と識別された場合は、該識別に基づいて偽貨を示す補助識別結果を発生し、前記硬貨補助識別装置で偽貨と識別された硬貨を前記硬貨処理装置から返却する自動販売機の制御方法において、
前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用するか否かを選択的に設定し、
前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用しないと設定された場合は、前記硬貨補助識別装置の補助識別結果を無効にする
ことを特徴とする自動販売機の制御方法。 - 前記補助識別結果の無効は、前記硬貨補助識別装置の偽貨識別に基づいて発生される偽貨信号を無効にすることである
ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機の制御方法。 - 前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用しないと設定された場合における前記偽貨信号の無効は、前記硬貨補助識別装置で行われる
ことを特徴とする請求項2記載の自動販売機の制御方法。 - 前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用しないと設定された場合における前記偽貨信号の無効は、前記硬貨補助識別装置と自動販売機の主制御部との間に接続された通信制御部で行われる
ことを特徴とする請求項2記載の自動販売機の制御方法。 - 前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用しないと設定された場合における前記偽貨信号の無効は、前記硬貨処理装置で行われる
ことを特徴とする請求項2記載の自動販売機の制御方法。 - 前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用しないと設定された場合における前記偽貨信号の無効は、前記硬貨補助識別装置および前記硬貨処理装置に接続された自動販売機の主制御部で行われる
ことを特徴とする請求項2記載の自動販売機の制御方法。 - 前記硬貨補助識別装置の異常を検出して該異常検出に基づき硬貨受入禁止信号を発生し、
前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用すると設定されている場合は、前記硬貨受入禁止信号を前記硬貨処理装置へ加えて、前記硬貨投入口から投入された硬貨の前記硬貨処理装置への受入を禁止し、
前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用しないと設定された場合は、前記硬貨受入禁止信号を無効にする
ことを特徴とする請求項2記載の自動販売機の制御方法。 - 硬貨投入口と硬貨処理装置との間に、前記硬貨投入口から投入された硬貨の正偽の補助識別を行う硬貨補助識別装置を配設し、前記硬貨補助識別装置により前記硬貨投入口から投入された硬貨が偽貨と識別された場合は、該識別に基づいて偽貨を示す補助識別結果を発生し、前記硬貨補助識別装置で偽貨と識別された硬貨を前記硬貨処理装置から返却する自動販売機の制御装置において、
前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用するか否かを選択的に設定する設定手段と、
前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用しないと設定された場合は、前記硬貨補助識別装置の補助識別結果を無効にする補助識別結果無効手段と
を具備することを特徴とする自動販売機の制御装置。 - 前記補助識別結果の無効は、前記硬貨補助識別装置の偽貨識別に基づいて発生される偽貨信号を無効にすることである
ことを特徴とする請求項8記載の自動販売機の制御装置。 - 前記補助識別結果無効手段は、
前記硬貨補助識別装置に設けられる
ことを特徴とする請求項9記載の自動販売機の制御装置。 - 前記補助識別結果無効手段は、
前記硬貨補助識別装置と自動販売機の主制御部との間に接続された通信制御部に設けられる
ことを特徴とする請求項9記載の自動販売機の制御装置。 - 前記補助識別結果無効手段は、
前記硬貨処理装置に設けられる
ことを特徴とする請求項9記載の自動販売機の制御装置。 - 前記補助識別結果無効手段は、
前記硬貨補助識別装置および前記硬貨処理装置に接続された自動販売機の主制御部に設けられる
ことを特徴とする請求項9記載の自動販売機の制御装置。 - 前記硬貨補助識別装置の異常を検出して該異常検出に基づき異常信号を発生する異常信号発生手段と、
前記設定手段により前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用すると設定されている場合に、前記異常信号に基づき硬貨受入禁止信号を前記硬貨処理装置へ加えて、前記硬貨投入口から投入された硬貨の前記硬貨処理装置への受入を禁止する硬貨受入禁止手段と、
前記設定手段により前記硬貨補助識別装置の補助識別を採用しないと設定された場合に、前記硬貨受入禁止信号を無効にする硬貨受入禁止信号無効手段と
を更に具備することを特徴とする請求項9記載の自動販売機の制御装置。 - 硬貨投入口と硬貨処理装置との間に設けられ、前記硬貨投入口から投入された硬貨の正偽の補助識別を行う硬貨補助識別装置であって、
前記硬貨投入口から投入された硬貨が補助識別対象硬貨か否かを判別する第1の判別手段と、
前記第1の判別手段により前記硬貨投入口から投入された硬貨が前記補助識別対象硬貨であると判別された場合に起動され、該硬貨が正貨であるか否かを判別する第2の判別手段と、
前記第2の判別手段により前記硬貨投入口から投入された硬貨が偽貨であると判別された場合は偽貨信号を発生する偽貨信号発生手段と、
前記偽貨信号発生手段で発生された偽貨信号を無効にするか否かを選択的に切り換える偽貨信号無効切換手段と
を具備することを特徴とする硬貨補助識別装置。 - 前記第2の判別手段の異常を検出する異常検出手段と、
前記異常信号に基づき前記硬貨投入口から投入された硬貨の前記硬貨処理装置への受入を禁止する硬貨受入禁止信号を発生する硬貨受入禁止信号発生手段と、
前記硬貨受入禁止信号発生手段から発生された硬貨受入禁止信号を無効にするか否かを選択的に切り換える硬貨受入禁止信号無効切換手段と
を更に具備することを特徴とする請求項15記載の硬貨補助識別装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002171606A JP2004021314A (ja) | 2002-06-12 | 2002-06-12 | 自動販売機の制御方法および装置および硬貨補助識別装置 |
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JP2002171606A JP2004021314A (ja) | 2002-06-12 | 2002-06-12 | 自動販売機の制御方法および装置および硬貨補助識別装置 |
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JP (1) | JP2004021314A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010003188A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Kubota Corp | 自動販売機 |
-
2002
- 2002-06-12 JP JP2002171606A patent/JP2004021314A/ja active Pending
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JP2010003188A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Kubota Corp | 自動販売機 |
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