JP2001222745A - 自動販売機及び自動販売機ネットワークシステム - Google Patents

自動販売機及び自動販売機ネットワークシステム

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JP2001222745A
JP2001222745A JP2000030111A JP2000030111A JP2001222745A JP 2001222745 A JP2001222745 A JP 2001222745A JP 2000030111 A JP2000030111 A JP 2000030111A JP 2000030111 A JP2000030111 A JP 2000030111A JP 2001222745 A JP2001222745 A JP 2001222745A
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vending machine
identification accuracy
signal
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JP2000030111A
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English (en)
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Norihisa Takahashi
昇久 高橋
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動販売機の貨幣処理装置に関し、該自動販
売機等の貨幣使用頻度や設置場所の防犯状況に応じて、
貨幣の識別精度や貨幣受入可否等の貨幣受入状態を変化
させ、正規の貨幣の受入率を十分に確保して、中身商品
等の販売効率を向上させると共に偽貨等による悪戯を防
止する。 【解決手段】自動販売機13の貨幣処理装置1は貨幣投
入状態、返却操作状態から貨幣使用頻度や悪戯発生状況
を判別し、それらが所定の状態に達したことをホストコ
ンピュータ11に出力する外部外部インターフェース部
6を備え、またホストコンピュータ11から外部インタ
ーフェース部6を介して入力される制御信号によって識
別精度や貨幣受入可否を設定する制御部2を備える。こ
れによって、ホストコンピュータ11は貨幣処理装置1
の貨幣受入状態を常に最適に設定し、正貨幣の受入率を
十分に確保して販売効率を向上させると共に悪戯を防止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貨幣処理装置に係
り、特に自動販売機に偽貨幣を投入して釣銭や中身商品
を搾取する悪戯を、前記貨幣処理装置の識別精度を変え
ることによって防止する自動販売機または自動販売機ネ
ットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、種々の外国貨幣が国内に持ち込ま
れているが、中には我が国の貨幣と形状や材質等が酷似
しているものも存在する。そして、このような我が国貨
幣に酷似する外国貨幣を、そのまま、または変造して、
自動販売機等に不正使用し、中身商品や釣銭を搾取する
悪戯が発生している。このような悪戯に対処するための
方法として、貨幣の判別範囲を狭めて貨幣の識別精度を
向上させ、このような外国貨幣を受入れないようにする
ことが考えられる。しかし、貨幣の判別範囲を狭める
と、使い古しや汚れた正規の貨幣を受入れなくなり、正
規の貨幣の受入率を低下させる不都合が生じた。
【0003】このような課題を解決し、正規の貨幣の受
入率を十分に確保して上記のような悪戯を防止する方法
として、従来は、特開平8−153251号公報に記載
されているようなものが知られている。これは、自動販
売機等の貨幣処理機に対する貨幣投入状態、返却操作状
態を検出してそれらが所定の基準状態に達したとき、貨
幣の受入動作或いは返却動作を一時的に禁止し、また、
設置場所、或いは販売時間帯等の情報により、悪戯を予
測して設置場所や時間帯毎に識別精度を変更することに
よって、販売時間帯、設置場所等の影響を受けることな
く正規の貨幣の受入れ率を確保し、販売効率を向上させ
ると共に、悪戯を防止するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の方法においては、貨幣投入状態や、返却操作状態が
達する所定の基準状態、設置場所情報或は販売時間帯情
報が予め決められて記憶されているため、実際の状況と
記憶されている内容が異なる場合や、一義的に記憶内容
を決定できない場合には、その都度記憶内容を変更しな
ければならない。また、これらの基準状態、設置場所或
は販売時間帯情報の記憶は貨幣処理装置1台毎に記憶さ
れるため、多数の貨幣処理装置の記憶内容を変更するこ
とは容易ではない。本発明はこのような課題を解決し、
しかも貨幣投入状態、返却操作状態に基づいて、さらに
効果的に識別精度を設定し、正規の貨幣の受入率を十分
に確保して販売効率を向上させて、悪戯を防止すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1にかかる発明は、貨幣処理装置を有する自
動販売機において、前記貨幣処理装置は、通路に配設し
たセンサにより通過する貨幣の性状を検出し、これに応
じた検銭信号を出力する検銭手段と、許容範囲を有する
基準値を金種別に記憶する記憶手段と、前記検銭信号と
前記基準値を比較することにより前記貨幣の正偽を識別
する識別手段と、前記基準値の許容範囲を設定する識別
精度設定手段と、外部装置と信号の入出力を行う外部接
続手段とを備え、前記識別精度設定手段は外部からの識
別精度設定信号に基づいて前記基準値の許容範囲を設定
することよって、前記識別精度の変更を外部からの指示
に基づいて自由に行うことが可能な自動販売機を提供す
ることができる。
【0006】請求項2にかかる発明は、請求項1記載の
自動販売機において、前記貨幣処理装置は、貨幣の投入
状態を検出する投入状態検出手段と、貨幣返却操作の有
無を検出する返却操作検出手段と、前記投入状態及び前
記返却操作の有無が所定の基準状態に達したときに得ら
れる基準状態信号を、前記外部接続手段を介して前記外
部装置に出力する状態出力手段とを備え、前記状態出力
手段からの出力に応じた外部からの識別精度設定信号
を、前記識別精度設定手段に供給することによって、貨
幣処理機の使用状態を把握すると共に、前記使用状態に
応じた識別精度を設定可能な自動販売機を提供すること
ができる。
【0007】請求項3にかかる発明は、所定範囲内に設
けられた複数の自動販売機を接続する自動販売機通信回
線と、前記自動販売機通信回線と接続して該自動販売機
を管理するホストコンピュータとからなり、前記自動販
売機は、貨幣の投入状態を検出する投入状態検出手段
と、貨幣返却操作の有無を検出する返却操作検出手段
と、前記投入状態及び前記返却操作の有無が所定の基準
状態に達したときに得られる基準状態信号を、前記自動
販売機通信回線を介して前記ホストコンピュータに出力
する状態出力手段とを備えると共に、前記基準状態信号
に応じた前記ホストコンピュータからの識別精度設定信
号を前記自動販売機通信回線を介して入力し、貨幣の識
別精度を設定する識別精度設定手段を備えたことによっ
て、前記ホストコンピュータが貨幣処理装置の使用状態
に応じた識別精度の設定や貨幣の受入を禁止する制御を
可能にする自動販売機ネットワークシステムを提供する
ことができる。
【0008】請求項4にかかる発明は、請求項3記載の
自動販売機ネットワークシステムが、TCP/IP(通
信プロトコル)によって制御されることを特徴とするこ
とによって、自動販売機ネットワークシステムに接続す
る各々の自動販売機毎に、貨幣処理装置の使用状態に応
じて容易に識別精度を設定することを可能とすることが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。図1は本発明を説明するための制御ブロッ
ク図である。貨幣処理装置1の制御係は、貨幣通路の途
中に設けられ通過する貨幣の性状を検出して検銭回路4
に検出データを出力する貨幣センサ3と、許容範囲を有
する基準値等を記憶する記憶部5と、検銭回路4からの
検銭データと記憶部5に記憶される基準値とを比較し
て、貨幣の正偽、金種を識別したりする制御部2と、識
別結果に応じて貨幣を返却したり、金種別に収納するた
めに貨幣通路を切換える通路切換部7と、制御部2に時
間情報を出力するタイマ部8と、貨幣の返却操作を検知
する返却操作検知部9と、制御部2と外部を接続する外
部インターフェース部6とによって構成される。また、
外部インターフェース部6は、通信回線12(LANや
インターネット等)に接続する自動販売機13の自動販
売機制御部10に接続される。そして、通信回線12に
は、自動販売機を管理するホストコンピュータ11が接
続されている。
【0010】図2は、本発明における自動販売機ネット
ワークシステムを示す通信概念図である。所定範囲内に
設けられた複数の自動販売機13を接続する自動販売機
LAN12aと、各々の自動販売機LAN12aを接続
する通信回線12bと、自動販売機LAN12aと接続
して自動販売機を管理するホストコンピュータ11とに
よって構成されている。
【0011】ここで、貨幣センサ3の検出データに基づ
く検銭回路4の検銭信号データと記憶部5に記憶される
許容範囲を有する基準値とを比較して、貨幣の真偽、金
種を識別する識別精度について説明する。各金種毎に得
られる検銭回路4からの検銭信号データの平均値Aのプ
ラス・マイナス両側に等分に誤差範囲Eを設け、この両
側の誤差範囲2Eを基準値Aの許容範囲とする。ここ
で、Eが小さいほど許容範囲は狭くなり、識別精度が向
上して外国貨幣や変造貨を受け入れなくなるが、摩耗や
汚れのある正規の貨幣も受入れ難くなる。逆に、Eが大
きくなると、摩耗や汚れのある正規の貨幣も受入れる
が、識別精度が低下して、外国貨幣や変造貨を受入れ易
くなってしまう。そこで、外国貨や変造貨が使われる可
能性が低い場所や時間帯においては、許容範囲を広めに
設定し、逆に外国貨や変造貨が使われる可能性の高い場
所や時間帯においては、許容範囲を狭めて設定すること
によって、販売時間帯、設置場所等の影響を受けること
なく正規の貨幣の受入れ率を確保し、販売効率を向上さ
せると共に、悪戯を防止することができる。本発明で
は、識別精度を1〜5の5段階に設定し、それぞれ、識
別精度1は許容範囲が狭い、識別精度2は許容範囲がや
や狭い、識別精度3は許容範囲が標準範囲、識別精度4
は容範囲がやや広い、識別精度5は許容範囲が広いもの
とする。
【0012】次に、図3を参照して本発明の自動販売機
13の貨幣処理装置1の制御部2が、貨幣処理装置1の
貨幣投入状態、返却操作の有無を検出して、それらが所
定の基準状態に達したことを判別し、それぞれの状態に
対応した信号を出力する動作を説明する。
【0013】ステップ1:貨幣センサが、投入貨幣を検
知したか否かを判別する。
【0014】ステップ2:貨幣の投入状態を検出するた
めに、所定時間内に投入される貨幣の投入枚数を計数す
る動作において所定時間を規定するタイマーAが動作中
であるか否かを判別する。
【0015】ステップ3:所定時間内に投入される貨幣
の投入枚数を計数する動作において、1枚目の貨幣が投
入されたとき所定時間を規定するタイマーAを起動し
て、これを1枚目の貨幣とするため貨幣投入枚数Mの内
容をクリアする。
【0016】ステップ4:貨幣の所定時間内の投入枚数
を累積する。
【0017】ステップ5:投入された貨幣が正貨幣であ
るか否かを判別する。
【0018】ステップ6:所定時間内に同一金種の貨幣
が連続して投入されて、しかも返却操作が行われたかを
検知する動作において、所定時間を規定するタイマーB
が動作中であるか否かを判別する。
【0019】ステップ7:所定時間内に同一金種の貨幣
が連続して投入され、しかも返却操作が行われたかを検
知する動作において、所定時間を規定するタイマーBを
起動し、次の返却操作を1回目の返却操作とするため返
却操作回数Pの内容をクリアする。
【0020】ステップ8:同一金種の貨幣が連続して投
入されたか否かを判別する。
【0021】ステップ9:同一金種連続投入に続けて返
却操作が行われたか否かを判別する。
【0022】ステップ10:同一金種連続投入に続けて
行われた返却操作の所定時間内の操作回数を累積する。
【0023】ステップ11:同一金種連続投入に続けて
行われた返却操作の所定時間内の累積操作回数が2以上
であるか否かを判別する。
【0024】ステップ12:同一金種連続投入に続けて
行われた返却操作の所定時間内の累積操作回数が1のと
き、制御部2は外部インターフェース部6を介して、自
動販売機制御部10へ悪戯検知信号を出力する。
【0025】ステップ13:同一金種連続投入に続けて
行われた返却操作の所定時間内の累積操作回数が2であ
るか否かを判別する。
【0026】ステップ14:同一金種連続投入に続けて
行われた返却操作の所定時間内の累積操作回数が2のと
き、制御部2は外部インターフェース部6を介して、自
動販売機制御部10へ悪戯防止信号を出力する。
【0027】ステップ15:所定時間内の貨幣の投入枚
数が20に達したか否かを判別する。
【0028】ステップ16:所定時間内の貨幣の投入枚
数が20に達したとき、制御部2は外部インターフェー
ス部6を介して、自動販売機制御部10へ投入枚数頻度
信号「少」を出力する。
【0029】ステップ17:所定時間内の貨幣の投入枚
数が50に達したか否かを判別する。
【0030】ステップ18:所定時間内の貨幣の投入枚
数が50に達したとき、制御部2は外部インターフェー
ス部6を介して、自動販売機制御部10へ投入枚数頻度
信号「中」を出力する。
【0031】ステップ19:所定時間内の貨幣の投入枚
数が100に達したか否かを判別する。
【0032】ステップ20:所定時間内の貨幣の投入枚
数が100に達したとき、制御部2は外部インターフェ
ース部6を介して、自動販売機制御部10へ投入枚数頻
度信号「多」を出力する。
【0033】以上のようにして、貨幣の投入枚数頻度、
及び貨幣の投入状態、返却操作の有無が所定の状態に達
したことが検出され、各々の状態に応じた信号データが
制御部2から外部インターフェース6を介して自動販売
機制御部10へ出力される。
【0034】自動販売機制御部10は、上記各々の状態
に応じた信号データが入力されたとき、これらの信号デ
ータを通信回線12を介して、自動販売機13を管理す
るホストコンピュータ11に出力する。
【0035】次に、図4を参照して自動販売機13を管
理する本発明のホストコンピュータ11の制御動作を説
明する。
【0036】ステップ31:悪戯防止信号が入力された
か否かを判別する。
【0037】ステップ32:悪戯防止信号が入力された
とき、当該自動販売機含む所定範囲内に設けられた自動
販売機制御部10に貨幣受入禁止信号を出力する。
【0038】ステップ33:悪戯検知信号が入力された
か否かを判別する。
【0039】ステップ34:悪戯検知信号が入力された
とき、当該自動販売機含む所定範囲内に設けられた自動
販売機制御部10に許容範囲最小信号を出力する。
【0040】ステップ35:投入枚数頻度信号が入力さ
れたか否かを判別する。
【0041】ステップ36:投入枚数頻度信号を出力し
た自動販売機13は、識別精度自動変更モードに設定さ
れているか否かを判別する。ここで、識別精度自動変更
モードは、各々の自動販売機毎にホストコンピュータ1
1によって予め設定可能である。
【0042】ステップ37:投入枚数頻度信号を出力し
た自動販売機は、屋内モードであるか否かを判別する。
ここで、各々の自動販売機は、屋内に設置されている等
の場合に、予めホストコンピュータ11によって屋内モ
ードに設定することができる。
【0043】ステップ38:投入枚数頻度信号を出力し
た自動販売機13が、屋内モードに設定され、かつ投入
枚数頻度信号が「多」であるか否かを判別する。
【0044】ステップ39:投入枚数頻度信号が「多」
であるとき、貨幣処理装置1の金種毎の基準値の許容範
囲を識別精度5に設定する許容範囲設定信号を当該自動
販売機制御部に出力する。
【0045】ステップ40:投入枚数頻度信号を出力し
た自動販売機13が、屋内モードに設定され、かつ投入
枚数頻度信号が「中」であるか否かを判別する。
【0046】ステップ41:投入枚数頻度信号が「中」
であるとき、貨幣処理装置1の金種毎の基準値の許容範
囲を識別精度4に設定する許容範囲設定信号を当該自動
販売機制御部に出力する。
【0047】ステップ42:投入枚数頻度信号を出力し
た自動販売機13が、屋内モードに設定され、かつ投入
枚数頻度信号が「少」であるか否かを判別する。
【0048】ステップ43:投入枚数頻度信号が「少」
であるとき、貨幣処理装置1の金種毎の基準値の許容範
囲を識別精度3に設定する許容範囲設定信号を当該自動
販売機制御部に出力する。
【0049】ステップ44:投入枚数頻度信号を出力し
た自動販売機13が、屋内モードではなく、かつ投入枚
数頻度信号が「多」であるか否かを判別する。
【0050】ステップ45:投入枚数頻度信号が「多」
であるとき、貨幣処理装置1の金種毎の基準値の許容範
囲を識別精度4に設定する許容範囲設定信号を当該自動
販売機制御部に出力する。
【0051】ステップ46:投入枚数頻度信号を出力し
た自動販売機13が、屋内モードではなく、かつ投入枚
数頻度信号が「中」であるか否かを判別する。
【0052】ステップ47:投入枚数頻度信号が「中」
であるとき、貨幣処理装置1の金種毎の基準値の許容範
囲を識別精度3に設定する許容範囲設定信号を当該自動
販売機制御部に出力する。
【0053】ステップ48:投入枚数頻度信号を出力し
た自動販売機13が、屋内モードではなく、かつ投入枚
数頻度信号が「少」であるか否かを判別する。
【0054】ステップ49:投入枚数頻度信号が「少」
であるとき、貨幣処理装置1の金種毎の基準値の許容範
囲を識別精度2に設定する許容範囲設定信号を当該自動
販売機制御部に出力する。
【0055】以上のようにして、本発明のホストコンピ
ュータ11は、各々の自動販売機13の貨幣投入状態、
返却操作の有無、または貨幣投入頻度に応じて、自動販
売機制御部10に貨幣受入禁止信号、許容範囲最小信
号、または設定する許容範囲に応じた許容範囲設定信号
を出力して自動販売機13を管理する。さらに、自動販
売機制御部10は外部インターフェース部6を介して、
紙幣処理装置1の制御部2に上記信号データを出力す
る。
【0056】次に、図5を参照してホストコンピュータ
11からの信号データに基づく貨幣処理装置1の貨幣受
入制御動作を説明する。
【0057】ステップ51:貨幣処理装置1が、貨幣受
入禁止信号を受信して貨幣の受入を所定時間禁止する貨
幣受入禁止モードが動作中であるか否かを判別する。
【0058】ステップ52:貨幣受入禁止信号が入力さ
れたか否かを判別する。
【0059】ステップ53:貨幣の受入を所定時間禁止
する貨幣受入禁止モードを起動する。
【0060】ステップ54:貨幣の受入を所定時間禁止
する貨幣受入禁止モードの所定時間を規定するタイマー
Cを起動する。なお、タイマーCが停止して、貨幣受入
禁止モードが解除されたとき基準値の許容範囲は、ステ
ップ61で記憶される許容範囲に設定される。
【0061】ステップ55:基準値の許容範囲を最小
(最も狭い範囲)に設定する許容範囲最小モードが起動
中であるか否かを判別する。
【0062】ステップ56:許容範囲最小信号が入力さ
れたか否かを判別する。
【0063】ステップ57:基準値の許容範囲を所定時
間の間最小に設定する許容範囲最小モードを起動する。
【0064】ステップ58:基準値の許容範囲を所定時
間の間最小に設定する許容範囲最小モードの所定時間を
規定するタイマーDを起動する。なお、タイマーDが停
止して、許容範囲最小モードが解除されたとき基準値の
許容範囲はステップ61で記憶される許容範囲に設定さ
れる。
【0065】ステップ59:基準値の許容範囲を設定す
る許容範囲設定信号が入力されたか否かを判別する。
【0066】ステップ60:許容範囲設定信号が入力さ
れたとき、基準値の許容範囲をそれぞれの許容範囲設定
信号データに基づいて設定する。
【0067】ステップ61:設定された基準値の許容範
囲を記憶する。
【0068】以上のようにして、貨幣処理機1はホスト
コンピュータ11によって制御される。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、自動販売機の貨幣処理装置の識別精度設定手
段は、外部からの識別精度設定信号に基づいて基準値の
許容範囲を設定することができることによって、識別精
度の変更が外部からの指示に基づいて自由に行えるた
め、基準値の許容範囲の変更を容易に、しかもリアルタ
イムで行うことが可能になる。
【0070】請求項2記載の発明によれば、貨幣処理装
置の使用状態を把握すると共に、貨幣処理装置の識別精
度の設定や貨幣の受入を禁止する制御が可能な自動販売
機を提供することによって、自動販売機の設置環境の変
化に応じて貨幣処理装置の貨幣受入状態を制御する自動
販売機を提供することが可能になる。
【0071】請求項3記載の発明によれば、自動販売機
を管理するホストコンピュータによって、貨幣処理装置
の使用状態に応じて、識別精度の設定等の貨幣受入状態
を制御可能にした自動販売機ネットワークシステムを提
供することによって、複数の自動販売機を効率的に容易
に管理することが可能である。
【0072】請求項4記載の発明によれば、自動販売機
ネットワークシステムに接続する各々の自動販売機毎
に、貨幣処理装置の使用状態に応じた識別精度の設定等
の貨幣受入状態の制御を可能とすることによって、各々
の自動販売機毎に最適な貨幣受入状態を設定することが
でき、正規の貨幣の受入率を効果的に確保しながら、中
身商品の販売効率を向上させ、悪戯を防止することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明説明するため制御ブロック図である。
【図2】本発明おける自動販売機ネットワークシステム
を示す通信概念図である。
【図3】本発明の貨幣処理装置が貨幣受入状態に応じて
信号データを出力する処理を示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明の自動販売機を管理するホストコンピュ
ータの制御処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明のホストコンピュータからの制御信号に
基づく貨幣処理装置の貨幣受入制御処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
2 制御部(貨幣処理装置) 3 貨幣センサ 4 検銭回路 5 記憶部 6 外部インターフェース部 7 通路切換部 8 タイマ部 9 返却操作検知部 10 自動販売機制御部 11 ホストコンピュータ 12a 自動販売機LAN 12b 通信回線 13 自動販売機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07D 9/00 461 G07D 9/00 301 Fターム(参考) 3E001 AA05 BA01 BA02 CA07 FA07 FA09 3E002 CA04 CA20 DA04 3E040 AA01 AA08 BA13 CA02 CB04 DA04 3E041 AA03 CB09 DB01 3E044 AA01 BA01 BA02 DA01 DA02 DA03 DB02 DB05 DB12 DD02 DD03 DE01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貨幣処理装置を有する自動販売機におい
    て、前記貨幣処理装置は通路に配設したセンサにより通
    過する貨幣の性状を検出し、これに応じた検銭信号を出
    力する検銭手段と、許容範囲を有する基準値を金種別に
    記憶する記憶手段と、前記検銭信号と前記基準値を比較
    することにより前記貨幣の正偽を識別する識別手段と、
    前記基準値の許容範囲を設定する識別精度設定手段と、
    外部装置と信号の入出力を行う外部接続手段とを備え、
    前記識別精度設定手段は外部からの識別精度設定信号に
    基づいて前記基準値の許容範囲を設定することを特徴と
    する自動販売機。
  2. 【請求項2】 前記貨幣処理装置は、貨幣の投入状態を
    検出する投入状態検出手段と、貨幣返却操作の有無を検
    出する返却操作検出手段と、前記投入状態及び前記貨幣
    返却操作の有無が所定の基準状態に達したときに得られ
    る基準状態信号を、前記外部接続手段を介して前記外部
    装置に出力する状態出力手段とを備え、前記状態出力手
    段からの出力に応じた外部からの識別精度設定信号を、
    前記識別精度設定手段に供給することを特徴とする請求
    項1記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 所定範囲内に設けられた複数の自動販売
    機を接続する自動販売機通信回線と、前記自動販売機通
    信回線と接続して前記自動販売機を管理するホストコン
    ピュータとからなり、前記自動販売機は、貨幣の投入状
    態を検出する投入状態検出手段と、貨幣返却操作の有無
    を検出する返却操作検出手段と、前記投入状態及び前記
    返却操作の有無が所定の基準状態に達したときに得られ
    る基準状態信号を、前記自動販売機通信回線を介して前
    記ホストコンピュータに出力する状態出力手段とを備え
    ると共に、前記基準状態信号に応じた前記ホストコンピ
    ュータからの識別精度設定信号を前記自動販売機通信回
    線を介して入力し、貨幣の識別精度を設定する識別精度
    設定手段を備えたことを特徴とする自動販売機ネットワ
    ークシステム。
  4. 【請求項4】 TCP/IP(通信プロトコル)によっ
    て制御されることを特徴とする請求項3記載の自動販売
    機ネットワークシステム。
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