JP2004020977A - リサイクル品回収処理方法及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ユーザに回収先情報を表示してリサイクルし易いようにするリサイクル品回収処理方法及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、像担持体上に形成された静電潜像をトナー現像して記録紙に転写することによって画像形成を行う画像形成装置に用いられるリサイクル可能なリサイクル品の回収処理方法であり、リサイクル品が発生したとき、リサイクル品を回収する回収先に関する回収先情報を表示する。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明は、像担持体上に形成された静電潜像をトナー現像して記録紙に転写することによって画像形成を行う画像形成装置に用いられるリサイクル可能なリサイクル品の回収処理方法であり、リサイクル品が発生したとき、リサイクル品を回収する回収先に関する回収先情報を表示する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はリサイクル品回収処理方法及び画像形成装置に関し、詳細には通信手段を有する電子写真式画像形成装置、つまり複合機等の記録装置に用いられるトナーカートリッジ等の消耗品の内リサイクル可能なリサイクル品を回収する際の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の環境問題及び省資源問題に対する意識が高まり、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置において、使用済みの消耗品、例えばトナーカートリッジなどを回収し、分解、清掃して使用することに問題がある部品のみ交換して再使用するリサイクル処理を行うことに注目されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像形成装置のトナーカートリッジは、使い終わったらそのまま捨てられてしまうという不具合があった。ユーザがトナーカートリッジを回収先に返還しようとしても回収先がどこだか分からないという不具合があった。また、ユーザが回収先を知っている場合でも無駄な紙、トナー消費がされてしまうという不具合があった。更に、新しいトナーカートリッジをセットしたときには既に古いトナーカートリッジは捨てられてしまっているという不具合があった。
【0004】
本発明はこれらの問題点を解決するためのものであり、ユーザに回収先情報を表示してリサイクルし易いようにするリサイクル品回収処理方法及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、像担持体上に形成された静電潜像をトナー現像して記録紙に転写することによって画像形成を行う画像形成装置に用いられるリサイクル可能なリサイクル品の回収処理方法であり、リサイクル品が発生したとき、リサイクル品を回収する回収先に関する回収先情報を表示することに特徴がある。よって、ユーザに回収先情報を表示してリサイクルし易いようにすることが可能なリサイクル品回収処理方法を提供できる。
【0006】
また、別のリサイクル品回収処理方法によれば、リサイクル品の発生を事前に検出したとき、リサイクル品を回収する回収先に関する回収先情報を表示する。よって、事前にユーザに回収先情報を表示してリサイクルを更に促進することができる。
【0007】
更に、回収先情報は、回収先の住所、FAX番号、電話番号であることが好ましく、より一層リサイクルし易くなる。
【0008】
また、回収先のFAX番号に自動的に電話して回収先から回収先の地図情報をポーリング受信して得ることにより、回収先の地理に暗いユーザでも得た地図により回収先への持ち込みによるリサイクルを促進することができる。
【0009】
更に、回収先情報を得るか否かをユーザに促す旨の表示を行い、ユーザが回収先情報を得ることを指示した場合に回収先のFAX番号に電話して回収先から回収先の地図情報をポーリング受信して得ることにより、地図を必要としないユーザであれば無駄な記録紙やトナーの消費を防ぐことができる。
【0010】
また、リサイクル品はトナーカートリッジであり、トナーカートリッジが空になったときにトナーカートリッジを回収する回収先に関する回収先情報を表示することが好ましい。
【0011】
更に、リサイクル品はトナーカートリッジであり、トナーカートリッジ内のトナーが所定量以下になったときにトナーカートリッジを回収する回収先に関する回収先情報を表示することが好ましい。
【0012】
また、像担持体上に形成された静電潜像をトナー現像して記録紙に転写することによって画像形成を行う、別の発明である画像形成装置は、トナー現像を行うトナーを収納するトナーカートリッジ内のトナー量を検出する検出手段と、空のトナーカートリッジを回収する回収先に関する回収先情報を記憶する回収先情報記憶手段と、検出手段によって検出したトナー量が0又は所定量以下になったとき回収先情報記憶手段から読み出した回収先情報を表示する表示手段とを有することに特徴がある。よって、ユーザに回収先情報を表示してトナーカートリッジのリサイクルし易いようにすることが可能な画像形成装置を提供できる。
【0013】
更に、回収先情報は、回収先の住所、FAX番号、電話番号であることが好ましく、より一層リサイクルし易くなる。
【0014】
また、外部回線と接続して通信を行う通信手段を有し、FAX番号によって通信手段により回収先に電話をかけて回収先から回収先の地図情報をポーリング受信して得ることにより、回収先の地理に暗いユーザでも得た地図により回収先への持ち込みによるトナーカートリッジのリサイクルを促進することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明のリサイクル品回収処理方法は、リサイクル品が発生したとき、リサイクル品を回収する回収先に関する回収先情報を表示する。
【0016】
【実施例】
図1は本発明の一実施例に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。本実施例の画像形成装置100は、システム制御部101、システムメモリ部102、画像メモリ部103、符号化・復号化部104、記録部105、読取部106、操作部107、I/O制御部108、モデム部109、通信アナログ部110及びNCU部111を有し、各々は内部バス112に接続されて構成されている。そして、システム制御部101はシステム全体の制御を行う。システムメモリ部102はシステム制御に必要な情報や端末の地域コード、トナーカートリッジに関する情報等を記憶している。画像メモリ部103は画情報を記憶し、符号化・復号化部104は画情報の符号化及び復号化を行う。また、記録部105は記録を行い、読取部106は原稿の読み取りを行う。更に、操作部107はLCD,テンキー,ファンクションキー,短縮ダイヤルキー等を備え、セットアップ時には地域コードを入力する。I/O制御部108はシステム制御部101とのハンドシェイクを行い、モデム部109、NCU部111等の制御、記録部105におけるトナーカートリッジの状態監視を行う。そして、モデム部109はプロトコル信号や画情報をV.21、V.8、V.17、V.34、V.23等の規格に従って変復調を行い、DTMFの発信を行う。通信アナログ部110はアナログ信号の経路であり、NCU部111は回線とのインタフェースであり、オフフック検出、ダイヤルパルス送出を行う。
【0017】
次に、図1に示す構成を有する本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第1の実施例について当該動作フローを示す図2に従って説明する。先ず、マシンを購入して初めて電源をONしたときには初期設定モードが立ち上がり、初期設定を行うメニューに入る。そのひとつに地域コード設定があり、ユーザは自分の住んでいる地域のコードを選択して設定する。設定された地域コードは図1のシステムメモリ部102内の特定番地に格納される。マシンには予め各地域コードに対応する回収先の住所,電話番号等の回収先情報がシステムメモリ部102に登録されている。そして、マシンを使っていくうちにトナーが消費され、トナーカートリッジのトナーが無くなると図示していないトナーエンドセンサによりトナーエンドが検知される(ステップS101;YES)。トナーエンドが検知されると初期設定時に設定された地域コードがシステムメモリ部102の特定番地から読み出され(ステップS102)、読み出された地域コードに対応する回収先の住所,電話番号等の回収先情報が読み出される(ステップS103)。読み出された回収先情報は定型文と共に図1の操作部107上の表示部に出力される(ステップS104,S105)。なお、定型文は例えば「トナーカートリッジが空になりました。リサイクルのため以下の回収業者まで配送又はお持ちください。」といった旨でユーザに対し、配送又は直接持ち込み等の手段によるトナーカートリッジの回収を促進するものである。同時に操作部107上のトナーエンドランプを点灯する(ステップS106)。定型文、回収先情報の表示、およびトナーエンドランプは新しいトナーカートリッジがセットされ、トナーエンドセンサによってトナーエンドが検知されなくなるまで継続する(ステップS107;YES)。新しいトナーカートリッジがセットされた場合待機画面を表示部に表示してトナーエンドランプを消す(ステップS107;NO、ステップS108,S109)。
【0018】
次に、図1に示す構成を有する本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第2の実施例について当該動作フローを示す図3に従って説明する。図2に示す第1の実施例と比較して、図3におけるステップS201からS209までの動作は図2におけるステップS101からS109までの動作と同じであるのでここでは省略する。そして、トナーエンドが解消された後、回収先情報の1つとして回収先の地域コードを読み出し、更に登録されている回収先のFAX番号も読み出す(ステップS210,S211)。図1のNCU部111によって読み出した回収先のFAX番号へ自動的に電話をかけ、交信を開始しポーリング受信を行う(ステップS212)。そして、回収先のFAXには回収先情報、例えば回収先の地図情報がセットされておりポーリング受信を行うことで回収先情報、例えば回収先までの地図を出力する(ステップS213)。よって、ユーザは出力された回収先情報、例えば回収先の地図を頼りに空になったトナーカートリッジを回収先に届けることが可能になる。
【0019】
次に、図1に示す構成を有する本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第3の実施例について当該動作フローを示す図4に従って説明する。先ず、マシンを購入して初めて電源をONしたときには初期設定モードが立ち上がり、初期設定を行うメニューに入る。そのひとつに地域コード設定があり、ユーザは自分の住んでいる地域のコードを選択して設定する。設定された地域コードは図1のシステムメモリ部102内の特定番地に格納される。マシンには予め各地域コードに対応する回収先の住所,電話番号等の回収先情報がシステムメモリ部102に登録されている。そして、マシンを使っていくうちにトナーが消費され、トナーカートリッジのトナーが無くなると図示していないトナーエンドセンサによりトナーエンドが検知される(ステップS301;YES)。トナーエンドが検知されると初期設定時に設定された地域コードがシステムメモリ部102の特定番地から読み出され(ステップS302)、読み出された地域コードに対応する回収先の住所,電話番号等の回収先情報が読み出される(ステップS303)。読み出された回収先情報は定型文と共に図1の操作部107上の表示部に出力される(ステップS304,S305)。なお、定型文は例えば「トナーカートリッジが空になりました。リサイクルのため以下の回収業者まで配送又はお持ちください。」といった旨でユーザに対し、配送又は直接持ち込み等の手段によるトナーカートリッジの回収を促進するものである。同時に操作部107上のトナーエンドランプを点灯する(ステップS306)。そして、トナーエンドが解消されると、回収先の地図情報を出力するか否かの旨を表示部に表示する(ステップS307)。その直後図示していないタイマをスタートさせる(ステップS308)。その後、例えば、「トナーカートリッジのリサイクルを実施しています。回収先までの地図を出力する場合はスタートボタンを、出力しない場合はストップボタンを押してください。」と表示する。このときストップボタンが押されたことを検知した場合は何もしないで待機状態に戻る(ステップS309;YES、ステップS310)。新しいトナーカートリッジがセットされた場合待機画面を表示部に表示してトナーエンドランプを消す(ステップS311)。回収先情報の1つとして回収先の地域コードを読み出し、更に登録されている回収先のFAX番号も読み出す(ステップS312,S313)。そして、図1のNCU部111によって回収先のFAX番号へ自動的に電話をかけ、交信を開始しポーリング受信を行う(ステップS314)。回収先のFAXには回収先の地図情報がセットされておりポーリング受信を行うことで回収先までの地図を出力することができる(ステップS315)。ユーザは地図を頼りに空になったトナーカートリッジを回収先に届けることが可能になる。一方、ステップS309でスタートボタンが押し下げられず、かつストップボタンが押し下げられた場合(ステップS309;NO、ステップS316;YES)、あるいはタイマがタイムアウトして所定時間経過してもストップボタンが押し下げられなかった場合(ステップS317;YES)は、処理を終了させる。よって、ユーザが地図を必要としない場合は回収先情報の受信や出力を行わないことによって無駄な通信コストや記録紙出力を削減することができる。
【0020】
次に、図1に示す構成を有する本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第4の実施例について当該動作フローを示す図5に従って説明する。先ず、マシンを使っていくうちにトナーが消費され、トナーカートリッジのトナーが少なくなると図示していないトナーニアエンドセンサによりトナーニアエンドが検知される(ステップS401;YES)。トナーニアエンドが検知されると初期設定時に設定された地域コードがシステムメモリ部102の特定番地から読み出され(ステップS402)、読み出された地域コードに対応する回収先の住所,電話番号等の回収先情報が読み出される(ステップS403)。読み出された回収先情報は定型文と共に図1の操作部107上の表示部に出力される(ステップS404,S405)。そして、トナーニアエンドLEDが点灯し、回収先情報の1つとして回収先の地域コードを読み出し、更に登録されている回収先のFAX番号も読み出す(ステップS406〜S408)。図1のNCU部111によって読み出した回収先のFAX番号へ自動的に電話をかけ、交信を開始しポーリング受信を行う(ステップS409)。そして、回収先のFAXには回収先情報、例えば回収先の地図情報がセットされておりポーリング受信を行うことで回収先情報、例えば回収先までの地図を出力する(ステップS410)。トナーエンドになればトナーエンドランプを点灯する(ステップS411;YES、ステップS412)。よって、トナーがすくなってきて全く無くなってしまう前に回収先情報、例えば回収先の地図を出力するので、トナーカートリッジの回収をトナーがなくなる前にユーザに知らしめることが可能になる。
【0021】
次に、図1に示す構成を有する本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第5の実施例について当該動作フローを示す図6に従って説明する。先ず、マシンを使っていくうちにトナーが消費され、トナーカートリッジのトナーが少なくなると図示していないトナーニアエンドセンサによりトナーニアエンドが検知される(ステップS501;YES)。トナーニアエンドが検知されると初期設定時に設定された地域コードがシステムメモリ部102の特定番地から読み出され(ステップS502)、読み出された地域コードに対応する回収先の住所、電話番号等の回収先情報が読み出される(ステップS503)。読み出された回収先情報は定型文と共に図1の操作部107上の表示部に出力される(ステップS504,S505)。なお、定型文は例えば「トナーカートリッジが空になりました。リサイクルのため以下の回収業者まで配送又はお持ちください。」といった旨でユーザに対し、配送又は直接持ち込み等の手段によるトナーカートリッジの回収を促進するものである。同時に操作部107上のトナーニアエンドランプを点灯する(ステップS506)。そして、トナーニアエンドが解消されると、回収先の地図情報を出力するか否かの旨を表示部に表示する(ステップS507)。その直後図示していないタイマをスタートさせる(ステップS508)。その後、例えば、「トナーカートリッジのリサイクルを実施しています。回収先までの地図を出力する場合はスタートボタンを、出力しない場合はストップボタンを押してください。」と表示する。このときストップボタンが押されたことを検知した場合は何もしないで待機状態に戻る。新しいトナーカートリッジがセットされた場合待機画面を表示部に表示してトナーニアエンドランプを消す。回収先情報の1つとして回収先の地域コードを読み出し、更に登録されている回収先のFAX番号も読み出す(ステップS510,S511)。そして、図1のNCU部111によって回収先のFAX番号へ自動的に電話をかけ、交信を開始しポーリング受信を行う(ステップS512)。回収先のFAXには回収先の地図情報がセットされておりポーリング受信を行うことで回収先までの地図を出力することができる(ステップS513)。そして、トナーエンドになればトナーエンドランプを点灯する(ステップS516;YES、ステップS517)。ユーザは地図を頼りに空になったトナーカートリッジを回収先に届けることが可能になる。一方、ステップS509でスタートボタンが押し下げられず、かつストップボタンが押し下げられた場合(ステップS509;NO、ステップS514;YES)、あるいはタイマがタイムアウトして所定時間経過してもストップボタンが押し下げられなかった場合(ステップS515;YES)は、処理を終了させる。よって、ユーザが地図を必要としない場合は回収先情報の受信や出力を行わないことによって無駄な通信コストや記録紙出力を削減することができる。
【0022】
なお、上記実施例ではリサイクル品をトナーカートリッジとして説明したがこれに限定する必要はないことは言うまでもない。
【0023】
図7は本発明の画像処理装置の一例であるデジタル複写機の構成を示すブロック図である。同図に示すように、デジタル複写機1は、主に、複写機本体2と、原稿自動送り装置(以下、ADFという)3と、自動仕分け装置4とを有する。また、複写機本体2は、原稿を読み取るスキャナ部5と、書込ユニット6、エンジン部7及び給紙ユニット8を有するプリンタ部9とを含んで構成されている。更に、ADF3は、読み取る原稿をスキャナ部5に送り、スキャナ部5で読み取った原稿を回収する。また、スキャナ部5は、光源と複数のミラーとを有するキャリッジ10、レンズ11及びCCD12を有し、ADF3で送られた原稿を走査して読み取る。書込ユニット6は、レーザ光源やポリゴンミラー等を有し、画像情報を含むレーザビーム13をエンジン部7に出射する。エンジン部7は、画像形成ユニット14、1次転写ユニット15、2次転写ユニット16及び定着ユニット17を有する。また、画像形成ユニット14は、感光体18の周囲に配置された帯電チャージャ19、シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)からなるカラー現像部20及びドラムクリーニング部21を有し、帯電チャージャ19で帯電した感光体18上に書込みユニット6から出射されるレーザビーム13で静電潜像を形成し、形成した静電潜像をカラー現像部20で可視化してトナー像を形成する。更に、1次転写ユニット15は、中間転写ベルト22、1次転写部23、テンションローラ24、2次転写ローラ25、クリーニング部26及び基準位置センサ27を有し、感光体18に形成されたトナー像を中間転写ベルト22に1次転写して各色のトナー像を重ね合わす。中間転写ベルト22は感光体18上のトナー像を1次転写するとき以外は接離機構によって感光体18表面から離れ、中間転写ベルト22に画像を1次転写するときだけ感光体18表面に圧接される。2次転写ユニット16は中間転写ベルト22に転写されたトナー像を記録紙に2次転写する。定着ユニット17は記録紙に転写されたトナー像を熱と圧力で定着する。また、給紙ユニット8は複数の給紙カセット28a〜28cと手差トレイ29を有し、記録紙を2次転写ユニット16に送る。更に、自動仕分け装置4は複数段の仕分けビン30a〜30nを有し、画像が形成された記録紙を仕分けして排出する。また、通信部31は図1のI/O制御部108、モデム部109、通信アナログ部110及びNCU部111に相当する。
【0024】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変形や置換可能であることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、像担持体上に形成された静電潜像をトナー現像して記録紙に転写することによって画像形成を行う画像形成装置に用いられるリサイクル可能なリサイクル品の回収処理方法であり、リサイクル品が発生したとき、リサイクル品を回収する回収先に関する回収先情報を表示することに特徴がある。よって、ユーザに回収先情報を表示してリサイクルし易いようにすることが可能なリサイクル品回収処理方法を提供できる。
【0026】
また、別のリサイクル品回収処理方法によれば、リサイクル品の発生を事前に検出したとき、リサイクル品を回収する回収先に関する回収先情報を表示する。よって、事前にユーザに回収先情報を表示してリサイクルを更に促進することができる。
【0027】
更に、回収先情報は、回収先の住所、FAX番号、電話番号であることが好ましく、より一層リサイクルし易くなる。
【0028】
また、回収先のFAX番号に自動的に電話して回収先から回収先の地図情報をポーリング受信して得ることにより、回収先の地理に暗いユーザでも得た地図により回収先への持ち込みによるリサイクルを促進することができる。
【0029】
更に、回収先情報を得るか否かをユーザに促す旨の表示を行い、ユーザが回収先情報を得ることを指示した場合に回収先のFAX番号に電話して回収先から回収先の地図情報をポーリング受信して得ることにより、地図を必要としないユーザであれば無駄な記録紙やトナーの消費を防ぐことができる。
【0030】
また、リサイクル品はトナーカートリッジであり、トナーカートリッジが空になったときにトナーカートリッジを回収する回収先に関する回収先情報を表示することが好ましい。
【0031】
更に、リサイクル品はトナーカートリッジであり、トナーカートリッジ内のトナーが所定量以下になったときにトナーカートリッジを回収する回収先に関する回収先情報を表示することが好ましい。
【0032】
また、像担持体上に形成された静電潜像をトナー現像して記録紙に転写することによって画像形成を行う、別の発明である画像形成装置は、トナー現像を行うトナーを収納するトナーカートリッジ内のトナー量を検出する検出手段と、空のトナーカートリッジを回収する回収先に関する回収先情報を記憶する回収先情報記憶手段と、検出手段によって検出したトナー量が0又は所定量以下になったとき回収先情報記憶手段から読み出した回収先情報を表示する表示手段とを有することに特徴がある。よって、ユーザに回収先情報を表示してトナーカートリッジのリサイクルし易いようにすることが可能な画像形成装置を提供できる。
【0033】
更に、回収先情報は、回収先の住所、FAX番号、電話番号であることが好ましく、より一層リサイクルし易くなる。
【0034】
また、外部回線と接続して通信を行う通信手段を有し、FAX番号によって通信手段により回収先に電話をかけて回収先から回収先の地図情報をポーリング受信して得ることにより、回収先の地理に暗いユーザでも得た地図により回収先への持ち込みによるトナーカートリッジのリサイクルを促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第1の実施例を示すフローチャートである。
【図3】本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第2の実施例を示すフローチャートである。
【図4】本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第3の実施例を示すフローチャートである。
【図5】本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第4の実施例を示すフローチャートである。
【図6】本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第5の実施例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の画像処理装置の一例であるデジタル複写機の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100;画像形成装置、101;システム制御部、
102;システムメモリ部、103;画像メモリ部、
104;符号化・復号化部、105;記録部、106;読取部、
107;操作部、108;I/O制御部、109;モデム部、
110;通信アナログ部、111;NCU部、112;内部バス。
【発明の属する技術分野】
本発明はリサイクル品回収処理方法及び画像形成装置に関し、詳細には通信手段を有する電子写真式画像形成装置、つまり複合機等の記録装置に用いられるトナーカートリッジ等の消耗品の内リサイクル可能なリサイクル品を回収する際の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の環境問題及び省資源問題に対する意識が高まり、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置において、使用済みの消耗品、例えばトナーカートリッジなどを回収し、分解、清掃して使用することに問題がある部品のみ交換して再使用するリサイクル処理を行うことに注目されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像形成装置のトナーカートリッジは、使い終わったらそのまま捨てられてしまうという不具合があった。ユーザがトナーカートリッジを回収先に返還しようとしても回収先がどこだか分からないという不具合があった。また、ユーザが回収先を知っている場合でも無駄な紙、トナー消費がされてしまうという不具合があった。更に、新しいトナーカートリッジをセットしたときには既に古いトナーカートリッジは捨てられてしまっているという不具合があった。
【0004】
本発明はこれらの問題点を解決するためのものであり、ユーザに回収先情報を表示してリサイクルし易いようにするリサイクル品回収処理方法及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、像担持体上に形成された静電潜像をトナー現像して記録紙に転写することによって画像形成を行う画像形成装置に用いられるリサイクル可能なリサイクル品の回収処理方法であり、リサイクル品が発生したとき、リサイクル品を回収する回収先に関する回収先情報を表示することに特徴がある。よって、ユーザに回収先情報を表示してリサイクルし易いようにすることが可能なリサイクル品回収処理方法を提供できる。
【0006】
また、別のリサイクル品回収処理方法によれば、リサイクル品の発生を事前に検出したとき、リサイクル品を回収する回収先に関する回収先情報を表示する。よって、事前にユーザに回収先情報を表示してリサイクルを更に促進することができる。
【0007】
更に、回収先情報は、回収先の住所、FAX番号、電話番号であることが好ましく、より一層リサイクルし易くなる。
【0008】
また、回収先のFAX番号に自動的に電話して回収先から回収先の地図情報をポーリング受信して得ることにより、回収先の地理に暗いユーザでも得た地図により回収先への持ち込みによるリサイクルを促進することができる。
【0009】
更に、回収先情報を得るか否かをユーザに促す旨の表示を行い、ユーザが回収先情報を得ることを指示した場合に回収先のFAX番号に電話して回収先から回収先の地図情報をポーリング受信して得ることにより、地図を必要としないユーザであれば無駄な記録紙やトナーの消費を防ぐことができる。
【0010】
また、リサイクル品はトナーカートリッジであり、トナーカートリッジが空になったときにトナーカートリッジを回収する回収先に関する回収先情報を表示することが好ましい。
【0011】
更に、リサイクル品はトナーカートリッジであり、トナーカートリッジ内のトナーが所定量以下になったときにトナーカートリッジを回収する回収先に関する回収先情報を表示することが好ましい。
【0012】
また、像担持体上に形成された静電潜像をトナー現像して記録紙に転写することによって画像形成を行う、別の発明である画像形成装置は、トナー現像を行うトナーを収納するトナーカートリッジ内のトナー量を検出する検出手段と、空のトナーカートリッジを回収する回収先に関する回収先情報を記憶する回収先情報記憶手段と、検出手段によって検出したトナー量が0又は所定量以下になったとき回収先情報記憶手段から読み出した回収先情報を表示する表示手段とを有することに特徴がある。よって、ユーザに回収先情報を表示してトナーカートリッジのリサイクルし易いようにすることが可能な画像形成装置を提供できる。
【0013】
更に、回収先情報は、回収先の住所、FAX番号、電話番号であることが好ましく、より一層リサイクルし易くなる。
【0014】
また、外部回線と接続して通信を行う通信手段を有し、FAX番号によって通信手段により回収先に電話をかけて回収先から回収先の地図情報をポーリング受信して得ることにより、回収先の地理に暗いユーザでも得た地図により回収先への持ち込みによるトナーカートリッジのリサイクルを促進することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明のリサイクル品回収処理方法は、リサイクル品が発生したとき、リサイクル品を回収する回収先に関する回収先情報を表示する。
【0016】
【実施例】
図1は本発明の一実施例に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。本実施例の画像形成装置100は、システム制御部101、システムメモリ部102、画像メモリ部103、符号化・復号化部104、記録部105、読取部106、操作部107、I/O制御部108、モデム部109、通信アナログ部110及びNCU部111を有し、各々は内部バス112に接続されて構成されている。そして、システム制御部101はシステム全体の制御を行う。システムメモリ部102はシステム制御に必要な情報や端末の地域コード、トナーカートリッジに関する情報等を記憶している。画像メモリ部103は画情報を記憶し、符号化・復号化部104は画情報の符号化及び復号化を行う。また、記録部105は記録を行い、読取部106は原稿の読み取りを行う。更に、操作部107はLCD,テンキー,ファンクションキー,短縮ダイヤルキー等を備え、セットアップ時には地域コードを入力する。I/O制御部108はシステム制御部101とのハンドシェイクを行い、モデム部109、NCU部111等の制御、記録部105におけるトナーカートリッジの状態監視を行う。そして、モデム部109はプロトコル信号や画情報をV.21、V.8、V.17、V.34、V.23等の規格に従って変復調を行い、DTMFの発信を行う。通信アナログ部110はアナログ信号の経路であり、NCU部111は回線とのインタフェースであり、オフフック検出、ダイヤルパルス送出を行う。
【0017】
次に、図1に示す構成を有する本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第1の実施例について当該動作フローを示す図2に従って説明する。先ず、マシンを購入して初めて電源をONしたときには初期設定モードが立ち上がり、初期設定を行うメニューに入る。そのひとつに地域コード設定があり、ユーザは自分の住んでいる地域のコードを選択して設定する。設定された地域コードは図1のシステムメモリ部102内の特定番地に格納される。マシンには予め各地域コードに対応する回収先の住所,電話番号等の回収先情報がシステムメモリ部102に登録されている。そして、マシンを使っていくうちにトナーが消費され、トナーカートリッジのトナーが無くなると図示していないトナーエンドセンサによりトナーエンドが検知される(ステップS101;YES)。トナーエンドが検知されると初期設定時に設定された地域コードがシステムメモリ部102の特定番地から読み出され(ステップS102)、読み出された地域コードに対応する回収先の住所,電話番号等の回収先情報が読み出される(ステップS103)。読み出された回収先情報は定型文と共に図1の操作部107上の表示部に出力される(ステップS104,S105)。なお、定型文は例えば「トナーカートリッジが空になりました。リサイクルのため以下の回収業者まで配送又はお持ちください。」といった旨でユーザに対し、配送又は直接持ち込み等の手段によるトナーカートリッジの回収を促進するものである。同時に操作部107上のトナーエンドランプを点灯する(ステップS106)。定型文、回収先情報の表示、およびトナーエンドランプは新しいトナーカートリッジがセットされ、トナーエンドセンサによってトナーエンドが検知されなくなるまで継続する(ステップS107;YES)。新しいトナーカートリッジがセットされた場合待機画面を表示部に表示してトナーエンドランプを消す(ステップS107;NO、ステップS108,S109)。
【0018】
次に、図1に示す構成を有する本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第2の実施例について当該動作フローを示す図3に従って説明する。図2に示す第1の実施例と比較して、図3におけるステップS201からS209までの動作は図2におけるステップS101からS109までの動作と同じであるのでここでは省略する。そして、トナーエンドが解消された後、回収先情報の1つとして回収先の地域コードを読み出し、更に登録されている回収先のFAX番号も読み出す(ステップS210,S211)。図1のNCU部111によって読み出した回収先のFAX番号へ自動的に電話をかけ、交信を開始しポーリング受信を行う(ステップS212)。そして、回収先のFAXには回収先情報、例えば回収先の地図情報がセットされておりポーリング受信を行うことで回収先情報、例えば回収先までの地図を出力する(ステップS213)。よって、ユーザは出力された回収先情報、例えば回収先の地図を頼りに空になったトナーカートリッジを回収先に届けることが可能になる。
【0019】
次に、図1に示す構成を有する本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第3の実施例について当該動作フローを示す図4に従って説明する。先ず、マシンを購入して初めて電源をONしたときには初期設定モードが立ち上がり、初期設定を行うメニューに入る。そのひとつに地域コード設定があり、ユーザは自分の住んでいる地域のコードを選択して設定する。設定された地域コードは図1のシステムメモリ部102内の特定番地に格納される。マシンには予め各地域コードに対応する回収先の住所,電話番号等の回収先情報がシステムメモリ部102に登録されている。そして、マシンを使っていくうちにトナーが消費され、トナーカートリッジのトナーが無くなると図示していないトナーエンドセンサによりトナーエンドが検知される(ステップS301;YES)。トナーエンドが検知されると初期設定時に設定された地域コードがシステムメモリ部102の特定番地から読み出され(ステップS302)、読み出された地域コードに対応する回収先の住所,電話番号等の回収先情報が読み出される(ステップS303)。読み出された回収先情報は定型文と共に図1の操作部107上の表示部に出力される(ステップS304,S305)。なお、定型文は例えば「トナーカートリッジが空になりました。リサイクルのため以下の回収業者まで配送又はお持ちください。」といった旨でユーザに対し、配送又は直接持ち込み等の手段によるトナーカートリッジの回収を促進するものである。同時に操作部107上のトナーエンドランプを点灯する(ステップS306)。そして、トナーエンドが解消されると、回収先の地図情報を出力するか否かの旨を表示部に表示する(ステップS307)。その直後図示していないタイマをスタートさせる(ステップS308)。その後、例えば、「トナーカートリッジのリサイクルを実施しています。回収先までの地図を出力する場合はスタートボタンを、出力しない場合はストップボタンを押してください。」と表示する。このときストップボタンが押されたことを検知した場合は何もしないで待機状態に戻る(ステップS309;YES、ステップS310)。新しいトナーカートリッジがセットされた場合待機画面を表示部に表示してトナーエンドランプを消す(ステップS311)。回収先情報の1つとして回収先の地域コードを読み出し、更に登録されている回収先のFAX番号も読み出す(ステップS312,S313)。そして、図1のNCU部111によって回収先のFAX番号へ自動的に電話をかけ、交信を開始しポーリング受信を行う(ステップS314)。回収先のFAXには回収先の地図情報がセットされておりポーリング受信を行うことで回収先までの地図を出力することができる(ステップS315)。ユーザは地図を頼りに空になったトナーカートリッジを回収先に届けることが可能になる。一方、ステップS309でスタートボタンが押し下げられず、かつストップボタンが押し下げられた場合(ステップS309;NO、ステップS316;YES)、あるいはタイマがタイムアウトして所定時間経過してもストップボタンが押し下げられなかった場合(ステップS317;YES)は、処理を終了させる。よって、ユーザが地図を必要としない場合は回収先情報の受信や出力を行わないことによって無駄な通信コストや記録紙出力を削減することができる。
【0020】
次に、図1に示す構成を有する本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第4の実施例について当該動作フローを示す図5に従って説明する。先ず、マシンを使っていくうちにトナーが消費され、トナーカートリッジのトナーが少なくなると図示していないトナーニアエンドセンサによりトナーニアエンドが検知される(ステップS401;YES)。トナーニアエンドが検知されると初期設定時に設定された地域コードがシステムメモリ部102の特定番地から読み出され(ステップS402)、読み出された地域コードに対応する回収先の住所,電話番号等の回収先情報が読み出される(ステップS403)。読み出された回収先情報は定型文と共に図1の操作部107上の表示部に出力される(ステップS404,S405)。そして、トナーニアエンドLEDが点灯し、回収先情報の1つとして回収先の地域コードを読み出し、更に登録されている回収先のFAX番号も読み出す(ステップS406〜S408)。図1のNCU部111によって読み出した回収先のFAX番号へ自動的に電話をかけ、交信を開始しポーリング受信を行う(ステップS409)。そして、回収先のFAXには回収先情報、例えば回収先の地図情報がセットされておりポーリング受信を行うことで回収先情報、例えば回収先までの地図を出力する(ステップS410)。トナーエンドになればトナーエンドランプを点灯する(ステップS411;YES、ステップS412)。よって、トナーがすくなってきて全く無くなってしまう前に回収先情報、例えば回収先の地図を出力するので、トナーカートリッジの回収をトナーがなくなる前にユーザに知らしめることが可能になる。
【0021】
次に、図1に示す構成を有する本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第5の実施例について当該動作フローを示す図6に従って説明する。先ず、マシンを使っていくうちにトナーが消費され、トナーカートリッジのトナーが少なくなると図示していないトナーニアエンドセンサによりトナーニアエンドが検知される(ステップS501;YES)。トナーニアエンドが検知されると初期設定時に設定された地域コードがシステムメモリ部102の特定番地から読み出され(ステップS502)、読み出された地域コードに対応する回収先の住所、電話番号等の回収先情報が読み出される(ステップS503)。読み出された回収先情報は定型文と共に図1の操作部107上の表示部に出力される(ステップS504,S505)。なお、定型文は例えば「トナーカートリッジが空になりました。リサイクルのため以下の回収業者まで配送又はお持ちください。」といった旨でユーザに対し、配送又は直接持ち込み等の手段によるトナーカートリッジの回収を促進するものである。同時に操作部107上のトナーニアエンドランプを点灯する(ステップS506)。そして、トナーニアエンドが解消されると、回収先の地図情報を出力するか否かの旨を表示部に表示する(ステップS507)。その直後図示していないタイマをスタートさせる(ステップS508)。その後、例えば、「トナーカートリッジのリサイクルを実施しています。回収先までの地図を出力する場合はスタートボタンを、出力しない場合はストップボタンを押してください。」と表示する。このときストップボタンが押されたことを検知した場合は何もしないで待機状態に戻る。新しいトナーカートリッジがセットされた場合待機画面を表示部に表示してトナーニアエンドランプを消す。回収先情報の1つとして回収先の地域コードを読み出し、更に登録されている回収先のFAX番号も読み出す(ステップS510,S511)。そして、図1のNCU部111によって回収先のFAX番号へ自動的に電話をかけ、交信を開始しポーリング受信を行う(ステップS512)。回収先のFAXには回収先の地図情報がセットされておりポーリング受信を行うことで回収先までの地図を出力することができる(ステップS513)。そして、トナーエンドになればトナーエンドランプを点灯する(ステップS516;YES、ステップS517)。ユーザは地図を頼りに空になったトナーカートリッジを回収先に届けることが可能になる。一方、ステップS509でスタートボタンが押し下げられず、かつストップボタンが押し下げられた場合(ステップS509;NO、ステップS514;YES)、あるいはタイマがタイムアウトして所定時間経過してもストップボタンが押し下げられなかった場合(ステップS515;YES)は、処理を終了させる。よって、ユーザが地図を必要としない場合は回収先情報の受信や出力を行わないことによって無駄な通信コストや記録紙出力を削減することができる。
【0022】
なお、上記実施例ではリサイクル品をトナーカートリッジとして説明したがこれに限定する必要はないことは言うまでもない。
【0023】
図7は本発明の画像処理装置の一例であるデジタル複写機の構成を示すブロック図である。同図に示すように、デジタル複写機1は、主に、複写機本体2と、原稿自動送り装置(以下、ADFという)3と、自動仕分け装置4とを有する。また、複写機本体2は、原稿を読み取るスキャナ部5と、書込ユニット6、エンジン部7及び給紙ユニット8を有するプリンタ部9とを含んで構成されている。更に、ADF3は、読み取る原稿をスキャナ部5に送り、スキャナ部5で読み取った原稿を回収する。また、スキャナ部5は、光源と複数のミラーとを有するキャリッジ10、レンズ11及びCCD12を有し、ADF3で送られた原稿を走査して読み取る。書込ユニット6は、レーザ光源やポリゴンミラー等を有し、画像情報を含むレーザビーム13をエンジン部7に出射する。エンジン部7は、画像形成ユニット14、1次転写ユニット15、2次転写ユニット16及び定着ユニット17を有する。また、画像形成ユニット14は、感光体18の周囲に配置された帯電チャージャ19、シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)からなるカラー現像部20及びドラムクリーニング部21を有し、帯電チャージャ19で帯電した感光体18上に書込みユニット6から出射されるレーザビーム13で静電潜像を形成し、形成した静電潜像をカラー現像部20で可視化してトナー像を形成する。更に、1次転写ユニット15は、中間転写ベルト22、1次転写部23、テンションローラ24、2次転写ローラ25、クリーニング部26及び基準位置センサ27を有し、感光体18に形成されたトナー像を中間転写ベルト22に1次転写して各色のトナー像を重ね合わす。中間転写ベルト22は感光体18上のトナー像を1次転写するとき以外は接離機構によって感光体18表面から離れ、中間転写ベルト22に画像を1次転写するときだけ感光体18表面に圧接される。2次転写ユニット16は中間転写ベルト22に転写されたトナー像を記録紙に2次転写する。定着ユニット17は記録紙に転写されたトナー像を熱と圧力で定着する。また、給紙ユニット8は複数の給紙カセット28a〜28cと手差トレイ29を有し、記録紙を2次転写ユニット16に送る。更に、自動仕分け装置4は複数段の仕分けビン30a〜30nを有し、画像が形成された記録紙を仕分けして排出する。また、通信部31は図1のI/O制御部108、モデム部109、通信アナログ部110及びNCU部111に相当する。
【0024】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変形や置換可能であることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、像担持体上に形成された静電潜像をトナー現像して記録紙に転写することによって画像形成を行う画像形成装置に用いられるリサイクル可能なリサイクル品の回収処理方法であり、リサイクル品が発生したとき、リサイクル品を回収する回収先に関する回収先情報を表示することに特徴がある。よって、ユーザに回収先情報を表示してリサイクルし易いようにすることが可能なリサイクル品回収処理方法を提供できる。
【0026】
また、別のリサイクル品回収処理方法によれば、リサイクル品の発生を事前に検出したとき、リサイクル品を回収する回収先に関する回収先情報を表示する。よって、事前にユーザに回収先情報を表示してリサイクルを更に促進することができる。
【0027】
更に、回収先情報は、回収先の住所、FAX番号、電話番号であることが好ましく、より一層リサイクルし易くなる。
【0028】
また、回収先のFAX番号に自動的に電話して回収先から回収先の地図情報をポーリング受信して得ることにより、回収先の地理に暗いユーザでも得た地図により回収先への持ち込みによるリサイクルを促進することができる。
【0029】
更に、回収先情報を得るか否かをユーザに促す旨の表示を行い、ユーザが回収先情報を得ることを指示した場合に回収先のFAX番号に電話して回収先から回収先の地図情報をポーリング受信して得ることにより、地図を必要としないユーザであれば無駄な記録紙やトナーの消費を防ぐことができる。
【0030】
また、リサイクル品はトナーカートリッジであり、トナーカートリッジが空になったときにトナーカートリッジを回収する回収先に関する回収先情報を表示することが好ましい。
【0031】
更に、リサイクル品はトナーカートリッジであり、トナーカートリッジ内のトナーが所定量以下になったときにトナーカートリッジを回収する回収先に関する回収先情報を表示することが好ましい。
【0032】
また、像担持体上に形成された静電潜像をトナー現像して記録紙に転写することによって画像形成を行う、別の発明である画像形成装置は、トナー現像を行うトナーを収納するトナーカートリッジ内のトナー量を検出する検出手段と、空のトナーカートリッジを回収する回収先に関する回収先情報を記憶する回収先情報記憶手段と、検出手段によって検出したトナー量が0又は所定量以下になったとき回収先情報記憶手段から読み出した回収先情報を表示する表示手段とを有することに特徴がある。よって、ユーザに回収先情報を表示してトナーカートリッジのリサイクルし易いようにすることが可能な画像形成装置を提供できる。
【0033】
更に、回収先情報は、回収先の住所、FAX番号、電話番号であることが好ましく、より一層リサイクルし易くなる。
【0034】
また、外部回線と接続して通信を行う通信手段を有し、FAX番号によって通信手段により回収先に電話をかけて回収先から回収先の地図情報をポーリング受信して得ることにより、回収先の地理に暗いユーザでも得た地図により回収先への持ち込みによるトナーカートリッジのリサイクルを促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第1の実施例を示すフローチャートである。
【図3】本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第2の実施例を示すフローチャートである。
【図4】本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第3の実施例を示すフローチャートである。
【図5】本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第4の実施例を示すフローチャートである。
【図6】本実施例の画像形成装置におけるトナーカートリッジ回収処理動作の第5の実施例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の画像処理装置の一例であるデジタル複写機の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100;画像形成装置、101;システム制御部、
102;システムメモリ部、103;画像メモリ部、
104;符号化・復号化部、105;記録部、106;読取部、
107;操作部、108;I/O制御部、109;モデム部、
110;通信アナログ部、111;NCU部、112;内部バス。
Claims (10)
- 像担持体上に形成された静電潜像をトナー現像して記録紙に転写することによって画像形成を行う画像形成装置に用いられるリサイクル可能なリサイクル品の回収処理方法において、
前記リサイクル品が発生したとき、前記リサイクル品を回収する回収先に関する回収先情報を表示することを特徴とするリサイクル品回収処理方法。 - 像担持体上に形成された静電潜像をトナー現像して記録紙に転写することによって画像形成を行う画像形成装置に用いられるリサイクル可能なリサイクル品の回収処理方法において、
前記リサイクル品の発生を事前に検出したとき、前記リサイクル品を回収する回収先に関する回収先情報を表示することを特徴とするリサイクル品回収処理方法。 - 前記回収先情報は、回収先の住所、FAX番号、電話番号である請求項1又は2に記載のリサイクル品回収処理方法。
- 前記回収先のFAX番号に自動的に電話して前記回収先から前記回収先の地図情報をポーリング受信して得る請求項1又は2に記載のリサイクル品回収処理方法。
- 前記回収先情報を得るか否かをユーザに促す旨の表示を行い、ユーザが前記回収先情報を得ることを指示した場合に前記回収先のFAX番号に電話して前記回収先から前記回収先の地図情報をポーリング受信して得る請求項1又は2に記載のリサイクル品回収処理方法。
- 前記リサイクル品はトナーカートリッジであり、トナーカートリッジが空になったときに前記トナーカートリッジを回収する回収先に関する回収先情報を表示する請求項1記載のリサイクル品回収処理方法。
- 前記リサイクル品はトナーカートリッジであり、トナーカートリッジ内のトナーが所定量以下になったときに前記トナーカートリッジを回収する回収先に関する回収先情報を表示する請求項2記載のリサイクル品回収処理方法。
- 像担持体上に形成された静電潜像をトナー現像して記録紙に転写することによって画像形成を行う画像形成装置において、
トナー現像を行うトナーを収納するトナーカートリッジ内のトナー量を検出する検出手段と、
空の前記トナーカートリッジを回収する回収先に関する回収先情報を記憶する回収先情報記憶手段と、
前記検出手段によって検出した前記トナー量が0又は所定量以下になったとき前記回収先情報記憶手段から読み出した前記回収先情報を表示する表示手段と
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記回収先情報は、回収先の住所、FAX番号、電話番号である請求項8記載の画像形成装置。
- 外部回線と接続して通信を行う通信手段を有し、前記FAX番号によって前記通信手段により前記回収先に電話をかけて前記回収先から前記回収先の地図情報をポーリング受信して得る請求項8記載の画像形成装置。
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JP2002176546A JP2004020977A (ja) | 2002-06-18 | 2002-06-18 | リサイクル品回収処理方法及び画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006208725A (ja) * | 2005-01-27 | 2006-08-10 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、そのサービス拠点連絡方法、プログラム及び記録媒体 |
KR100746668B1 (ko) * | 2004-06-16 | 2007-08-06 | 주식회사 만도 | 자동차용 조향장치의 토오크센서 |
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2002
- 2002-06-18 JP JP2002176546A patent/JP2004020977A/ja active Pending
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