JP2004019921A - 超薄肉形転がり軸受 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(イ)軸受鋼に対する線膨張係数比が2以下もしくは(ロ)吸水率が0.5%以下または(イ)(ロ)両方の条件を具備する樹脂材料で保持器4を形成することにより、円環形状一体形の設計を成立させる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、産業用ロボット、工作機械、医療機器などに使用される超薄肉形転がり軸受に関し、より詳しくは、超薄肉形転がり軸受に組み込む樹脂製のセグメントタイプ保持器の挙動を安定させ、保持器が軌道輪に接触したときに発生する擦れ音を低減させるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
図8に医療機器の一種であるCTスキャナ装置の一例を示す。CTスキャナ装置では、X線管装置50で発生したX線を、その強度分布を一様ならしめるウエッジフィルター51、強度分布を制限するスリット52を介して被写体53に照射する。被写体53を通過したX線は検出器54で受けられ、電気信号に変換されて図示しないコンピューターに送られる。X線管装置50、ウエッジフィルター51、スリット52、検出器54などの各部品は、軸受55を介して固定架台56に回転自在に支持された略円筒状の回転架台57に装着され、この回転架台57の回転駆動によって被写体53の周囲を回転する。CTスキャナ装置では、互いに対向させたX線管装置50および検出器54の被写体53まわりの回転運動により、被写体53の検査断面内のすべての角度をカバーする投影データを得、これらのデータから予めプログラムされた再構成プログラムにより断層画像を得る。
【0003】
CTスキャナ装置においては、固定架台56の内周が被写体53が入る程度(概ね直径1m程度)に形成されるため、固定架台56と回転架台57との間の軸受55には、直径に対して断面が著しく小さい、いわゆる超薄肉形転がり軸受が使用される。
【0004】
CTスキャナ装置用の超薄肉形転がり軸受には、保持器として樹脂製のものが多用されている。この樹脂製保持器は、複数の円弧状のセグメントを環状に連結したもので、隣り合ったセグメントどうしが端部にて凹凸嵌合している。各セグメントは射出成形品であり、その材質として一般的に繊維強化ポリアミド樹脂(PA66)が使用される。PA66は軸受の軌道輪材料である軸受鋼より線膨張係数が大きく、温度変化により寸法差が拡大し、または吸水により膨張する性質があるため、大型軸受の場合、保持器円周長さが大幅に変化する。全セグメントを接合すると、この保持器円周長さの変化により軌道輪との案内すきまがなくなる可能性もあるため、すべてのセグメントを接合せずに一ヶ所すきまGが開いた状態(非接合状態)で使用される(図10)。
【0005】
この種の超薄肉形転がり軸受の従来の技術は、たとえば特開平2000−329143号公報、同2001−304266号公報、同2002−81442号公報に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
保持器を構成する樹脂製セグメントは、射出成形品であるため、成形誤差等によって凹凸嵌合部のはめあいがルーズになる場合がある。はめあいがルーズであると、図9に示すように、隣接するセグメント410,420間でずれを生じるおそれがある。図9は右側のセグメント420が内径側にずれた場合を例示したものである。
【0007】
超薄肉形転がり軸受の保持器400は一般に軌道輪案内で使用され、図9には外輪案内の場合を例示してある。軌道輪案内保持器は、軌道輪の保持器案内面(外輪内径面または内輪外径面)によってラジアル方向に案内(心出し)され、軌道輪の保持器案内面と保持器外径面(または内径面)とのラジアル方向のすきまを適切に保って、保持器の振れ回りを防ぐようにしている。そして、保持器は、軸受の回転に伴い、図9に符合Sで示す保持器の案内すきまSの範囲内で半径方向に移動しながら、案内方式によって外輪100、内輪200、転動体300のいずれかより駆動力を受けて回転する。そのため、たとえば外輪案内保持器の場合、図9に示すようにセグメント420のずれが生じた場合、保持器400の回転に伴い、当該セグメント420の端部421が本来接触するはずのない内輪200の外周に接触し(以下、これを「異常接触」と称する。)、これが打音や振動音響等の異音発生の要因となる場合がある。
【0008】
また、軸受の内部すきまや使用条件によっては転動体の進み遅れが発生する。従来のようにすべてのセグメントを接合せずに一ヶ所すきまが開いた状態(非接合状態)で使用すると、転動体の進み遅れにより保持器の挙動が不安定になり、保持器が軌道輪と接触して発する擦れ音や、非接合部のセグメントが軌道輪を叩く打音が発生しやすくなる。高速で回転し静粛性が求められるCTスキャナ等に使用される軸受ではこのような擦れ音も問題となる。
【0009】
本発明の目的は、超薄肉形転がり軸受におけるこのような異音の発生を防止または抑制することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1ないし3の発明は、内輪と、外輪と、内外輪の軌道面間に介装された複数の転動体と、円周方向に複数のセグメントを結合して環状に形成され転動体を収容するためのポケットを有する保持器とを備え、前記転動体の直径とピッチ円直径との比を0.03以下とした超薄肉形転がり軸受において、(イ)軸受鋼に対する線膨張係数比が1以上2以下、(ロ)吸水率が0〜0.5%、のいずれか又は両方を満足する樹脂材料で保持器を形成したことを特徴とするものである。
【0011】
このような構成を採用することによってセグメントが伸縮しにくくなるため、円環形状一体形の保持器を成立させることができる。その結果、保持器の挙動が安定し、異音の防止ないしは抑制が実現する。従来は保持器材質としてPA66を使用するために、非接合部を設ける必要があったが、伸縮しにくい材料(鋼に対する線膨張係数比が小さく、ほとんど吸水しない材料)を選定することで円環形状一体形の保持器が使用可能となる。セグメントの非接合部を廃止して円環形状一体形とすることにより、転動体の進み遅れが発生しても保持器の挙動を安定させることができる。これによりセグメントの打音や擦れ音が緩和される。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1、2または3の超薄肉形転がり軸受において、保持器のポケット間の柱部にスリットを設けたことを特徴とするものである。スリットを設けることによって柱部が弾性変形しやすくなるため、ボールを挿入するために要する力(ボール挿入力)が小さくなり、ボールの組み込み作業が容易となる。たとえば、スリットの設定によって一ポケット当たりのボール挿入力を3kgf以下にすることができる。
【0013】
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかの超薄肉形転がり軸受において、保持器にボール拘束ポケットとボール非拘束ポケットを交互に配し、ボール拘束ポケットの入口径をボール直径の90〜98%としたことを特徴とするものである。これにより、あるいは請求項4の発明との相乗効果として、ボールの組み込み性が改善される。
【0014】
請求項6の発明は、請求項1、2または3の超薄肉形転がり軸受において、保持器が、球面ポケットによりボールを保持する、ボール案内の冠形保持器であって、かつ、段差付き断面構造であることを特徴とするものである。ボール案内保持器とすることによって、ボールの進み遅れが発生しても保持器の挙動を安定させることができるため、保持器が軌道輪に接触して発生させる擦れ音を防止ないしは抑制することができる。
【0015】
請求項7の発明は、請求項6の超薄肉形転がり軸受において、保持器が、ボール直径をDB、保持器の断面高さをH、保持器柱部の段差をhとしたとき、0.4DB < H < 0.6DB、かつ、h < 0.8Hの条件を満たすことを特徴とするものである。
【0016】
請求項8の発明は、内輪と、外輪と、内外輪の軌道面間に介装された複数の転動体と、円周方向に複数のセグメントを結合して環状に形成され転動体を収容するためのポケットを有する保持器とを備え、前記転動体の直径とピッチ円直径との比を0.03以下とした超薄肉形転がり軸受において、前記保持器が、球面ポケットによりボールを保持する、ボール案内の冠形保持器であって、かつ、段差付き断面構造であることを特徴とするものである。
【0017】
請求項9の発明は、請求項8の超薄肉形転がり軸受において、保持器が、ボール直径をDB、保持器の断面高さをH、保持器柱部の段差をhとしたとき、0.4DB < H < 0.6DB、かつ、h < 0.8Hの条件を満たすことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って詳細に説明する。
【0019】
図1にCTスキャナ装置に用いられる超薄肉形転がり軸受55の断面構造を示す。この軸受55は、リング状の外輪1と、外輪1の内周側に同心配置した同じくリング状の内輪2と、外輪1の軌道面1aと内輪2の軌道面2aとの間に転動自在に介在させた転動体、つまりここではボール3と、ボール3を円周方向等間隔に保持するための保持器4と、軸受の両端開口部を密封するためのシール5a,5bとを主な構成要素としている。
【0020】
図面には転動体3としてボールを例示してあるが、ころを使用することもできる。また、図示のように、転動体3の列数を一列とした単列軸受に限らず、二列の転動体を配した複列軸受を使用することも可能である。
【0021】
この軸受はピッチ円直径PCDが500mm〜1500mm程度で、ボール3の直径DBとピッチ円直径PCDとの比φを0.03以下とした超薄肉形転がり軸受であり、たとえば、ボール直径が1/2インチ(12.7mm)、ピッチ円直径PCDが1041.4mmの場合、両者の比φの値は0.012となる。
【0022】
外輪1の一端面に取付け孔8が形成され、この取付け孔8に図示しないボルト等の締結手段をねじ込むことによって、外輪1が図8に示したCTスキャナ装置の回転架台57に固定される。内輪2にも取付け孔9が設けられており、この取付け孔9に図示しないボルト等の締結手段をねじ込むことによって内輪2が固定架台56に固定される。以上から、外輪1が回転架台57と共に回転する回転部材となり、内輪2が非回転の固定部材となる。CTスキャナ装置の構造によっては、上記とは逆に外輪1を非回転の固定側、内輪2を回転架台57と共に回転する回転側とすることもできる。
【0023】
保持器4はセグメントタイプで、図2に示すように、複数の円弧状のセグメント40を円周方向につなぎあわせて環状にしたものである。各セグメント40は樹脂材料から射出成形によって形成される。図3および図4に示すように、各セグメント40の両端に形成した凸状もしくは凹状の嵌合部44a,44bを、結合相手となるセグメント端部の凹状もしくは凸状の嵌合部44b,44aと嵌合させ、円周方向で互いに係合させることによって隣り合ったセグメント40どうしが連結され、環状の保持器4が形成される。なお、図3および図4はいずれも円弧状セグメントを直線状に展開した状態を示している。
【0024】
図3および図4に例示したセグメント40は、環状体を円周方向の複数箇所で分割した円弧形状をなす基部41と、基部41から軸方向の一方に延びる柱部42とを備え、隣り合った柱部42間にポケット(43a,43b)が形成されている。ポケット(43a,43b)は二種類ある。ボール3の保持機能および等配機能を有する第一ポケット43aと、ボール3の等配機能のみを有する第二ポケット43bである。第一ポケット43aはポケット開口幅HW(図5(a)参照)がボール3の直径DBよりも小さくなっていて、ボール3のポケット開口側への飛び出しが規制され、ボール3が第一ポケット43a内に保持される。第二ポケット43bはポケットの開口幅がボール3の直径よりも大きく、ボール3は軸方向に自由に移動可能である。したがって、第二ポケット43bは第一ポケット43aのような保持機能は有さず、ボール3を等配する機能のみを有する。各セグメント40にはこれら二種類のポケット43a,43bが円周方向で交互に形成されている。
【0025】
ボール保持能力を有する第一ポケット43aと、ボール保持能力を有しない第二ポケット43bの二種類を設けたのは、組込み性の観点から、ボールを拘束するポケットを一つおきとするためである。具体的には、ボール3の直径をDB、ボール入口径をHWとすると、HW=0.90DB〜0.98DBが適している。ボールを拘束するポケットの締め代が大きいとボールの挿入が困難となり、また逆に小さいと衝撃等によりボールが脱落してしまう。よって、ボールの挿入が容易かつボールの脱落がない最適締め代に設定している。なお、HWが大きいとボールに対する保持器の軸方向ガタが大きくなり、運転時の振動や音響の面で不利となるため、HW=0.90〜0.94DWの設定が更に好ましい。
【0026】
ポケット43a,43bへのボール3の組み込みは、ポケット43a,43bの開口部から奥部側に向けてボール3を押し込むことによって行われる。この時、第一ポケット43aでは入口側の柱部42を押し広げながらボール3を押し込む必要があるが、第二ポケット43bではそのような手間を必要としないので、保持器4への転動体3の組込み工程を簡略化することができる。なお、上述したポケット43a,43bの形状や構造は例示にすぎず、たとえばポケットを単一形状とするなど、軸受の使用条件等に応じて種々の形状、構造のポケットを採用することが可能である。
【0027】
第一ポケット43aおよび第二ポケット43bのいずれも、ボール3の表面とポケットの内面(ポケット面)47との間にはポケットすきまがあり、軸受の回転中はポケットすきまの存在によって保持器4が半径方向に移動する。この移動に伴い、保持器4が内輪2の外周面2bまたは外輪1の内周面1bのいずれか一方に接触し、保持器4の回転が案内される。図1の実施の形態では、保持器外周45を外輪内周1bに接触させて保持器4の回転を案内する外輪案内式の保持器4を例示しており、この外輪案内式では、保持器内周46が内輪2の外周2bと非接触となるよう軸受が設計される。
【0028】
図10に関連して既に述べたように、従来、複数個の円弧状セグメントから構成される大型転がり軸受用保持器では、円周方向の一ヶ所に非接合すきま部Gが存在した。このすきまGを設定する目的は、温度や吸水率の変化によって伸縮する保持器円周長さを調整することにあった。したがって、保持器を構成するセグメントに伸縮しにくい材料を使用することにより、すきま(非接合部)のない円環形状一体形でよいこととなる。
【0029】
そこで、表1に各種樹脂材料についての検討結果を示す。表1中、右端欄の膨張収縮によるレースとの干渉は、NTN株式会社製超薄肉軸受シリーズ品で確認した結果である。たとえば、ピッチ円直径PCDが1000 mm、外輪と保持器との間の案内すきまが直径で1mmの軸受で、PA66(ナイロン66)製保持器を使用し、雰囲気温度が20℃から60℃まで変化し、保持器の吸水率が2%から3%まで変化する場合を想定した場合、以下の影響を考慮すると案内すきまが−2.3mmで軌道輪と干渉してしまう。
・温度変化の影響=(4.5−1.25)×10−5×1000×ΔT(60−20)=1.3 mm
・保持器吸水膨張の影響=0.1%(吸水率が1%増加したときの寸法変化率)×1000=1mm(5mm以内であれば、ボールが安定しており、音響の問題がなかった。)
【0030】
【表1】
【0031】
この検討結果から、伸縮しにくい材料として採用し得るのは次の条件を満たすものであることが判った。
(イ)線膨張係数比(樹脂/軸受鋼)が2以下
(ロ)吸水率が0.5%以下
【0032】
PPS(ポリフェニレンサルファイド)のような材料を用いると剛性(縦弾性係数)が高くなることから、ボールが組み込みにくくなる場合があるため、組込み性の改善を図るのが望ましい。たとえば、図5(b)に示すようにポケット間の柱部42にスリット48を設けることにより、柱部42が弾性変形しやすくなるため、組込み性の改善を図ることができる。ボールの挿入に要する力が1ポケット当たり3kgf以下となるようなスリットの設定で、組込み性が良好となることが判った。表2にボール挿入力試験結果を示す。
【0033】
【表2】
【0034】
次に、図6および図7に示す実施の形態について説明する。なお、図6(a)は比較のために従来の保持器を示している。この実施の形態は保持器4をボール案内とすることにより、ボール3の進み遅れに拘らず保持器4の挙動を安定させ、軌道輪1または2に接触して擦れ音を発生させることがないようにしたものである。
【0035】
図6(b)および図7からわかるように、この実施の形態では、球面ポケット43cをもった冠形保持器を使用する。冠形保持器は、弾性変形によって転動体と保持器とを組み合わせることができる形のつのをもった保持器で、軸受の片方の側面から押し込んで組み立てるようになっている。なお、セグメントタイプであることには変わりがない。
【0036】
さらに、図6(a)の従来の保持器に比べて、図6(b)に示す実施の形態では、保持器断面高さHを軸方向から保持器4を挿入できる最大値を採り、保持器柱部の断面高さhは保持器断面高さHに対して符合49で示す段差分だけぬすむことで決定される。保持器4はポケットすきまを有するため、ボール3に対する保持器4の径方向ガタが発生する。その径方向ガタよりも段差49を大きくすることによってボール案内が成立する。Hおよびhの値を次の関係を満足するように設定すれば、ボール案内保持器となる。
0.4DB < H < 0.6DB
h < 0.8H
【0037】
このように段付き断面構造および球面ポケットをもった冠形保持器の採用によってボール案内が成立し、ボール案内とすることで、ボール3の進み遅れが発生しても保持器4の挙動を安定させ、また、軌道輪1または2に接触する擦れ音を対策することができる。したがって、この実施の形態の場合、保持器4は必ずしも円環形状一体形でなくてもよく、非接合部G(図10)があってもよいと考えられる。
【0038】
以上の説明では、図1で示すように保持器4の回転を保持器外周45と外輪内周1bとの接触で案内する外輪案内形式の保持器4を例示したが、これに限定されることはなく、保持器4の回転を保持器内周46と内輪外周2bとの接触で案内する内輪案内形式や、転動体3との接触のみで案内する転動体案内形式の保持器についても同様に本発明を適用することができる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、保持器の挙動が安定するため、保持器が軌道輪に接触して発生させる擦れ音その他の異音の低減が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す超薄肉形転がり軸受の断面図である。
【図2】保持器の概略構造を示す正面図である。
【図3】セグメントの嵌合部を示す部分平面図である。
【図4】セグメントの展開平面図である。
【図5】aはスリット無しセグメントの拡大斜視図、
bはスリット付きセグメントの拡大斜視図である。
【図6】別の実施の形態を示す軸受の断面図である。
【図7】aは図6におけるセグメントの展開平面図、bは断面図である。
【図8】CTスキャナ装置の概略構造を示す断面図である。
【図9】セグメントの嵌合部にずれを生じた状態を示す断面図である。
【図10】従来のセグメントタイプ保持器の正面図である。
【符号の説明】
1 外輪
1a 軌道面
2 内輪
2a 軌道面
3 転動体
4 保持器
40 セグメント
41 基部
42 柱部
43a 第一ポケット
43b 第二ポケット
43c 球面ポケット
44a 凹状嵌合部
44b 凸状嵌合部
45 保持器外周
46 保持器内周
47 ポケット面
48 スリット
49 段差(ぬすみ)
Claims (9)
- 内輪と、外輪と、内外輪の軌道面間に介装された複数の転動体と、円周方向に複数のセグメントを結合して環状に形成され転動体を収容するためのポケットを有する保持器とを備え、前記転動体の直径とピッチ円直径との比を0.03以下とした超薄肉形転がり軸受において、前記保持器を軸受鋼に対する線膨張係数比が1〜2の樹脂材料で形成したことを特徴とする超薄肉形転がり軸受。
- 内輪と、外輪と、内外輪の軌道面間に介装された複数の転動体と、円周方向に複数のセグメントを結合して環状に形成され転動体を収容するためのポケットを有する保持器とを備え、前記転動体の直径とピッチ円直径との比を0.03以下とした超薄肉形転がり軸受において、前記保持器を吸水率が0〜0.5%以下の樹脂材料で形成したことを特徴とする超薄肉形転がり軸受。
- 内輪と、外輪と、内外輪の軌道面間に介装された複数の転動体と、円周方向に複数のセグメントを結合して環状に形成され転動体を収容するためのポケットを有する保持器とを備え、前記転動体の直径とピッチ円直径との比を0.03以下とした超薄肉形転がり軸受において、前記保持器を軸受鋼に対する線膨張係数比が1〜2で、吸水率が0〜0.5%の樹脂材料で形成したことを特徴とする超薄肉形転がり軸受。
- 前記保持器のポケット間の柱部にスリットを設けたことを特徴とする請求項1、2または3の超薄肉形転がり軸受。
- 前記保持器にボール拘束ポケットとボール非拘束ポケットを交互に配し、ボール拘束ポケットの入口径をボール直径の90〜98%としたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの超薄肉形転がり軸受。
- 前記保持器が、球面ポケットによりボールを保持する、ボール案内の冠形保持器であって、かつ、段差付き断面構造であることを特徴とする請求項1、2または3の超薄肉形転がり軸受。
- 前記保持器が、ボール直径をDB、保持器の断面高さをH、保持器柱部の段差をhとしたとき、0.4DB < H < 0.6DB、かつ、h < 0.8Hの条件を満たすことを特徴とする請求項6の超薄肉形転がり軸受。
- 内輪と、外輪と、内外輪の軌道面間に介装された複数の転動体と、円周方向に複数のセグメントを結合して環状に形成され転動体を収容するためのポケットを有する保持器とを備え、前記転動体の直径とピッチ円直径との比を0.03以下とした超薄肉形転がり軸受において、前記保持器が、ボールを収容するためのポケットをもった複数の円弧状セグメントを環状に連結してなり、球面ポケットによりボールを保持する、ボール案内の冠形保持器であって、かつ、段差付き断面構造であることを特徴とする超薄肉形転がり軸受。
- 前記保持器が、ボール直径をDB、保持器の断面高さをH、保持器柱部の段差をhとしたとき、0.4DB < H < 0.6DB、かつ、h < 0.8Hの条件を満たすことを特徴とする請求項8の超薄肉形転がり軸受。
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