JP2004018428A - カプシノイド抽出物の製造方法、及び該方法によって得られるカプシノイド抽出物 - Google Patents

カプシノイド抽出物の製造方法、及び該方法によって得られるカプシノイド抽出物 Download PDF

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Abstract

【課題】食品や医薬品として安全に使用できるカプシノイド抽出物を、安定且つ高収率に製造でき、かつ、使用に便利な濃縮された形態として得ることができる製造方法、及び該方法によって得られるカプシノイド抽出物を提供する。
【解決手段】カプシノイドを含有するトウガラシから溶媒で抽出する溶媒抽出工程と、該溶媒抽出工程後の抽出液から、前記溶媒を分離してカプシノイドを濃縮する濃縮工程とを少なくとも含み、抽出溶媒としてエタノール又は含水エタノールを用い、前記溶媒抽出工程を酸性条件下で行なう。抽出液に吸着剤を接触させてカプシノイドを吸着させる吸着工程と、吸着剤から溶離溶媒によってカプシノイドを溶離させる溶離工程とを更に含むことが好ましい。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶媒抽出を用いた、カプシノイドを含有するトウガラシ原料からのカプシノイド抽出物の製造方法、及び該方法によって得られるカプシノイド抽出物に関する。
【0002】
【従来の技術】
トウガラシ(Capsicum annuum L.)の果実及び葉は、食品、香辛料及び医薬品原料として世界中で広く利用されている。その辛味成分はカプサイシン、ジヒドロカプサイシンなど12種類以上の同族体からなる一群の物質であり、カプサイシノイドと総称されている。
【0003】
上記のカプサイシノイドのうち、カプサイシンについては、様々な生理活性、例えば、アドレナリンの分泌促進に基づくエネルギー代謝の亢進によって肥満抑制をもたらす等の作用を有していることが知られている(Buck SH,Burks TF.Pharmacol. Rev. 1986,38,179−226、岩井和夫,渡辺達夫編「トウガラシ 辛味の科学」,幸書房,2000年,P148−227)。
【0004】
しかしながら、カプサイシノイドは辛味及び侵襲性が強い為にその使用量等が制限されることから、食品又は食品添加物、医薬品としての用途が限定されるという問題があった。
【0005】
一方、タイ国で食用に栽培されているトウガラシ辛味品種「CH−19」(京都府立大学農学部野菜園芸学研究室導入番号)の自殖後代から京都大学実験圃場にて選抜固定された無辛味品種「CH−19甘」には、カプサイシノイドがほとんど含まれず、代わりにカプシエイト、ジヒドロカプシエイトなどのカプシノイドと総称されるカプサイシノイド様の類似物質が多量に含有されている(矢澤進・末留昇・岡本佳奈・並木隆和、1989、園芸学会雑誌58:601−607)。
【0006】
このカプシノイドは下記の一般式(I)、又は(II)で表される化合物であり、カプサイシノイドとカプシノイドの化学構造上の相違点は、カプサイシノイドがバニリルアミンに脂肪酸が酸アミド結合した化合物であるのに対し、カプシノイドはバニリルアルコールに脂肪酸がエステル結合した化合物である点のみである(Kobata K et al.J. Agricultural and Food Chemistry 1998,46,1695−1697)。
【0007】
【化1】
Figure 2004018428
【0008】
【化2】
Figure 2004018428
【0009】
なお、上記一般式(I)、(II)中、nは0〜10の整数、好ましくは3〜5の整数を意味する。
【0010】
カプシノイドは、カプサイシノイドと同様のエネルギー代謝促進作用、肥満抑制作用、免疫賦活作用などを有することが知られている。例えば、特開平11−246478号公報には、カプシノイドを含有する食品組成物及び医薬組成物が開示されており、また、特開2001−26538号公報には、カプシノイドを有効成分として含有する肥満抑制剤、体脂肪蓄積抑制剤、アドレナリン分泌促進剤が開示されている。
【0011】
また、上記の特開平11−246478号公報には、上記のトウガラシ無辛味固定品種「CH−19甘」から酢酸エチルを用いてカプシノイドを抽出し、得られた抽出物から酢酸エチルを留去したオレオレジン(樹脂油剤)を、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製して抽出物を製造する方法が記載されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の特開平11−246478号公報の方法においては、原料トウガラシからの抽出工程において、抽出溶媒として酢酸エチルを用いているために、抽出物を食品に利用しようとした場合、食品衛生法の規制を受けるという問題点があった。
【0013】
また、シリカゲルクロマトグラフィーを用いる精製工程において、カプシノイドが徐々に分解されるため、短時間内に分離・精製を完了する必要があるという問題点もあった。
【0014】
したがって、本発明の目的は、無辛味固定品種などのトウガラシ原料から、食品として安全に使用できるカプシノイド抽出物を安定的、高収率に製造でき、しかも、使用に便利な濃縮された形態として得ることができる、カプシノイド抽出物の製造方法、及び該製造方法によって得られるカプシノイド抽出物を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、食品や医薬品に対して安全に添加できるカプシノイド抽出物の製造方法について鋭意研究を行なった結果、食品衛生法において、食品製造に使用が許可されている有機溶媒のうち、特に、エタノール又は含水エタノールを抽出溶媒に用い、かつ、抽出溶媒の液性を酸性にして抽出することによって、高濃度でかつ均質なカプシノイドの抽出物を得ることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0016】
すなわち、本発明のカプシノイド抽出物の製造方法は、カプシノイドを含有するトウガラシから、前記カプシノイドを溶媒で抽出する溶媒抽出工程と、該溶媒抽出工程後の抽出液から、前記溶媒を分離して前記カプシノイドを濃縮する濃縮工程とを少なくとも含むカプシノイド抽出物の製造方法において、前記抽出溶媒としてエタノール又は含水エタノールを用い、前記溶媒抽出工程を酸性条件下で行なうことを特徴とする。
【0017】
本発明の製造方法によれば、抽出溶媒として、食品衛生法においても食品製造に使用が許可されているエタノール又は含水エタノールを用いたので、安全性の高い抽出物を製造することができる。また、溶媒抽出工程を酸性条件下で行なうことにより、カプシノイドの分解を抑制して安定性を高め、高収率にカプシノイドを抽出することができる。
【0018】
本発明の製造方法においては、前記抽出溶媒の体積に対して、有機酸又は無機酸を0.1〜50g/Lとなるように添加して前記酸性条件とすることが好ましい。
【0019】
これによれば、食品工業において通常用いられる有機酸又は無機酸を添加することにより、安全性の高い抽出物を製造することができる。また、抽出溶媒の体積に対して、有機酸又は無機酸を0.1〜50g/Lとなるように添加することにより、高収率にカプシノイドを抽出することができる。
【0020】
更に、本発明の製造方法においては、前記溶媒抽出工程後の抽出液に吸着剤を接触させて前記カプシノイドを吸着させる吸着工程と、前記吸着工程後の吸着剤から、溶離溶媒によって前記カプシノイドを溶離させる溶離工程とを更に含むことが好ましい。
【0021】
これによれば、吸着剤を接触させてカプシノイドを吸着させることにより、カプシノイドの収率を維持しつつ、カプシノイドの含有率、すなわち、純度を向上させることができる。
【0022】
また、本発明の製造方法においては、前記吸着剤が、架橋スチレン系の多孔質重合体であることが好ましい。
【0023】
これによれば、架橋スチレン系の多孔質重合体はカプシノイドの吸着効果が高いので、カプシノイドの含有率を特に向上させることができ、本発明に好適に用いることができる。
【0024】
本発明のカプシノイド抽出物は、上記の製造方法によって得られるカプシノイド抽出物である。また、本発明のカプシノイド抽出物は、食品又は医薬品の添加物として好適に使用される。
【0025】
これにより、食品又は医薬品として安全に使用でき、使用に便利な濃縮形態でカプシノイド抽出物を利用することができる。また、食品又は医薬品の添加物として使用することにより、エネルギー代謝促進作用、肥満抑制作用、免疫賦活作用等の生理活性作用を有するカプシノイド抽出物を提供できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について更に詳細に説明する。本発明のカプシノイド抽出物の製造方法は、カプシノイドを含有するトウガラシから、前記カプシノイドを溶媒で抽出する溶媒抽出工程と、該溶媒抽出工程後の抽出液から、前記溶媒を分離して前記カプシノイドを濃縮する濃縮工程とを少なくとも含んでいる。
【0027】
まず、溶媒抽出工程においては、原料となるカプシノイドを含有するトウガラシから、従来公知の有機溶媒抽出法を利用してカプシノイドを抽出する。
【0028】
本発明において使用する原料トウガラシは、カプシノイドを含有するトウガラシであればその品種、産地等について特別な制限はないが、カプシノイドを多量に含有し、かつ、辛味成分であるカプサイシノイドの含有量が少ない無辛味品種が望ましい。
【0029】
このようなトウガラシの品種としては、無辛味品種である「CH−19甘」が例示できる。原料トウガラシの形態としては、青果、乾燥物、乾燥粉砕物のいずれも使用することが可能であるが、カプシノイドの抽出効率の点から乾燥粉砕物を用いることが好ましい。
【0030】
次に抽出溶媒について説明すると、本発明においては、第1に抽出溶媒としてエタノール又は含水エタノールを使用することを特徴とする。エタノールは食品衛生法に基づき食品の抽出溶媒として使用が許可されているので、抽出物を食品に利用することができる。
【0031】
エタノール濃度としては、30〜100体積%であることが好ましく、より好ましくは30〜70体積%、特に好ましくは50〜60体積%である。30体積%未満の場合には、カプシノイド抽出効率の低下、及び水溶性成分の増加によりカプシノイド含量が低下する。更に、濃縮時間が延長するため、カプシノイドが分解し、カプシノイドの収率が低率となるので好ましくない。
【0032】
また、抽出溶媒の使用量については特に限定されないが、原料トウガラシの質量(g)に対して、体積(cm)で5〜30倍が好ましく、10〜15倍の抽出溶媒を用いることがより好ましい。
【0033】
次に、本発明においては、抽出溶媒の液性を酸性にすることを第2の特徴としている。これにより、カプシノイドの安定性を高め、高収率にカプシノイドを抽出することができる。
【0034】
抽出溶媒を酸性にするためには、有機酸又は無機酸を添加することが好ましい。使用する酸の種類は特に制限されず、食品工業において通常用いられる有機酸として、クエン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、酢酸等が例示できる。また、無機酸としては、無機リン酸等が例示できる。
【0035】
有機酸又は無機酸の添加量としては、抽出溶媒の体積に対して、有機酸又は無機酸を0.1〜50g/Lとなるように添加することが好ましく、1〜10g/Lとなるように添加することがより好ましい。また、pHとしては2.0〜6.5とすることが好ましく、2.8〜4.0とすることがより好ましい。
【0036】
上記の有機酸又は無機酸の添加量が0.1g/L未満であると、酸の種類によってはpHが充分に低くならないために、カプシノイドの安定性が低下するので好ましくなく、50g/Lを超えると、揮発酸でない場合には濃縮工程後の抽出物中に残るのでカプシノイド含有率が低下し、また、酸度が上がることで呈味が悪くなる。更に、酸が析出することで抽出物の均一性や流動性が損われるので好ましくない。
【0037】
溶媒抽出工程における抽出方法としては特に限定されず、原料トウガラシに抽出溶媒を連続的に還流させるような連続抽出法でもよく、バッチ抽出法でもよい。なお、バッチ抽出法の場合には、溶媒操作は複数回繰返して行ないカプシノイドの回収率を高めることが好ましく、2〜4回抽出操作を繰返すことが好ましい。更に、抽出操作は攪拌しながら行なうことが好ましい。
【0038】
また、抽出時間も特に限定されないが、好ましくは0.5〜16時間、より好ましくは1〜3時間の範囲で行なうことができる。また、抽出温度としては0〜50℃が好ましく、15〜25℃がより好ましい。
【0039】
上記の溶媒抽出工程の後、濃縮工程において抽出溶媒を分離することによって、本発明のカプシノイド抽出物を得ることができる。抽出溶媒の分離方法としては従来公知の方法が使用でき、減圧濃縮等が好ましく行なわれる。この場合、温度、圧力等の条件は適宜設定可能であり限定されないが、温度としては、好ましくは30〜50℃、より好ましくは35〜40℃である。また、圧力としては、好ましくは6〜10kPa、より好ましくは8〜9kPaで減圧濃縮を行なうことができる。
【0040】
本発明においては、上記のように、溶媒抽出工程後の抽出液を、そのまま濃縮工程で濃縮してカプシノイド抽出物を得てもよいが、溶媒抽出工程後の抽出液に吸着剤を接触させて前記カプシノイドを吸着させる吸着工程の後、この吸着工程後の吸着剤から、溶離溶媒によって前記カプシノイドを溶離させる溶離工程を経た後に、濃縮工程を行なうことが好ましい。これによって、カプシノイド抽出物におけるカプシノイドの含有率、すなわちカプシノイド純度が高い抽出物を得ることができる。
【0041】
吸着工程に使用する吸着剤としては、最終製品中に吸着剤が残存しないように完全に除去可能なものであれば特に制限されることはなく、例えば、合成吸着樹脂、イオン交換樹脂、活性白土、活性炭などを挙げることができる。このうち、カプシノイドの吸着性、溶離性に優れる点から、合成吸着樹脂を用いることが好ましい。
【0042】
また、合成吸着樹脂のなかでも、架橋スチレン系の多孔質重合体が、カプシノイドの吸着性、溶離性に特に優れるので好ましい。このような吸着剤としては、例えば、ダイヤイオンSP825(商品名、三菱化学株式会社製)や、ダイヤイオンHP21(商品名、三菱化学株式会社製)等が挙げられる。
【0043】
吸着剤の使用量としては、原料トウガラシに対して10〜300質量%用いることが好ましく、30〜50質量%用いることがより好ましい。吸着剤の使用量が10質量%未満であると、カプシノイドの吸着が不充分となり、カプシノイド含有率が向上しないので好ましくなく、300質量%を超えると、溶媒使用量が増加し操作が煩雑になる上、コストも上昇するので好ましくない。
【0044】
吸着時間は特に限定されないが、好ましくは0.5〜16時間、より好ましくは0.5〜1時間の範囲で行なうことができる。また、吸着工程は攪拌しながら行なうことが好ましい。
【0045】
なお、吸着剤の添加は、溶媒抽出工程が、抽出溶媒を連続的に還流させるような連続抽出法の場合には、あらかじめ抽出槽中に吸着剤を添加しておけばよく、バッチ処理の場合には、抽出操作の繰返し数に合わせて、吸着工程も複数回行なうことが好ましく、通常2〜4回行なうことが好ましい。この場合、例えば、以下のような手順で行なうことができる。
【0046】
まず、1回目の溶媒抽出工程後の抽出液を濾布を用いて濾過し、濾液と原料残渣の両方を回収する。次に、回収した濾液に吸着剤を添加、撹拌して、カプシノイドを吸着剤に吸着させる1回目の吸着工程を行なう。
【0047】
上記1回目の吸着工程後、濾布濾過して吸着剤及び濾液を回収する。この濾液は捨て去ることなく、再度抽出溶媒として使用できる。これにより、原料トウガラシを同一の抽出溶媒により繰り返し抽出できるので、抽出溶媒の使用量を少量に抑えることができ経済的である。また、溶媒の廃棄量を減少できるので環境への負荷も低減できる。
【0048】
一方、回収した原料残渣中には、上記の抽出操作によって抽出しきれなかったカプシノイドが残存する。そこで、この原料残渣に上記の再抽出用の抽出溶媒(上記1回目の吸着工程後の濾液)を再度添加し、2回目の抽出工程を行なう。そして、再度濾布濾過の操作を繰り返し、得られた濾液に上記1回目の吸着工程で使用した吸着剤を再度添加して撹拌した後、濾布濾過して、2回目の吸着工程を行なう。
【0049】
このように、抽出工程、吸着工程を複数回繰り返した後に、吸着剤を回収する。これによって、溶媒抽出工程がバッチ処理の場合にも、吸着剤へのカプシノイドの吸着量を向上させることができる。
【0050】
次に、溶離工程について説明すると、溶離工程においては、上記の吸着工程後の吸着剤から、溶離溶媒を用いて前記カプシノイドを溶離させ、濃縮前のカプシノイド抽出物を得る。
【0051】
溶離溶剤としては、カプシノイドを溶離できればよく、特に限定されないが、上記の抽出工程で用いた、有機酸又は無機酸を添加したエタノール又は含水エタノールを好ましく用いることができる。
【0052】
この場合、溶離を充分に行なうためには、エタノール含有率が抽出溶媒として用いる場合に比べて高いことが好ましい。具体的には、60〜100体積%が好ましく、より好ましくは70〜100体積%、特に好ましくは90〜95体積%である。なお、有機酸又は無機酸の種類や添加量としては、抽出溶媒として用いる場合と同じものを用いることができる。また、溶離時間としては、好ましくは0.5〜16時間、より好ましくは0.5〜1時間の範囲である。また、溶離操作は攪拌しながら行なうことが好ましい。
【0053】
このように、抽出工程の後、吸着工程及び溶離工程を経て、濃縮工程を行なうことによっても本発明のカプシノイド抽出物を得ることができる。
【0054】
上記の製造方法により得られた、本発明のトウガラシ抽出物は、高濃度のカプシノイドを含有し、カプサイシンと比較して辛味、侵襲性がなく、毒性も認められない。したがって、食品又は医薬品の添加物として好適に利用できる。
【0055】
すなわち、本発明のカプシノイド抽出物は、血中トリグリセリド濃度低下、血中遊離脂肪酸濃度増加、血中アドレナリンのレベルの増加、血中グルコース濃度の増加及び酸素消費量増加作用を有するので、エネルギー代謝を活性化して、持久力を向上させるほか、肥満抑制や、代謝状態の改善、例えば一過的な低血糖の改善など、一般的な個体の栄養状況の改善、健康増進に有用である。
【0056】
医薬品としての用途としては、例えば、特開平11−246478号公報、特開2001−26538号公報、特開2001−158738号公報、特開2002−114676号公報に開示されているような、エネルギー代謝の活性化剤、肥満抑制剤、体脂肪蓄積抑制剤、鎮痛剤、アドレナリン分泌促進剤、持久力向上剤等の各種生理活性を有する医薬品を例示することができる。
【0057】
また、本発明のカプシノイド抽出物を食品に添加した場合には、上記のような各種の生理活性を有する健康食品又は機能性食品として利用することができる。
【0058】
食品としては、種々の食品、例えば、固体、液体、ゾル、ゲル、粉末及び顆粒状食品に任意に配合することが可能である。該配合は、従来公知の製造方法によって行なうことができ、例えば、特開平11−246478号公報に記載されているような方法により、チョコレート等の固体食品、スポーツ飲料などの液体食品等に容易に配合することができる。
【0059】
また、カプシノイド抽出物の添加形態としては、例えば、デキストリン、コーンスターチ、乳糖等の各種の賦型剤類や乳化剤等の副原料と共に、カプシノイド抽出物を混合、造粒又はカプセル化等をすることにより製造してもよく、また、必要に応じて、保存料や香料などを添加することもできる。
【0060】
医薬品として投与する形態としては、経口又は非経口的に投与することができるが、カプシノイド抽出物は辛味がないので、投与に適する形態に製剤化することにより、経口投与に好適に用いられる。この場合、その投与形態にあわせ、薬学的に許容される、例えばゼラチン等の添加剤を加えて製剤化することも可能である。
【0061】
製剤の形態としては、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくは坐薬等の固形製剤でもよく、シロップ剤、エリキシル剤若しくは注射剤等の液体製剤であってもよい。
【0062】
なお、これらの製剤は、本発明のカプシノイド抽出物を全薬剤の0.1〜100質量%含有することが好ましく、10〜50質量%含有することがより好ましい。
【0063】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、実施例は本発明を何ら限定するものではない。
【0064】
<実施例1>
▲1▼抽出工程
抽出槽にトウガラシ無辛味品種「CH−19甘」の乾燥粉砕物(カプシノイド含量0.145質量%)100gを仕込み、抽出溶媒として、0.1%クエン酸を添加した90%エタノール(1gのクエン酸と100mlの水及び900mlのエタノールを混合した液)1Lを抽出溶媒として加え、室温にて1時間撹拌しながら1回目の抽出操作を行なった後、濾布濾過して、原料トウガラシの残渣を除去した。
【0065】
回収した原料残渣に、新しい上記の抽出溶媒1Lを加え、室温にて1時間撹拌しながら2回目の抽出操作を行なった後、濾布濾過によって、原料残渣を除去した。同様にして、原料残渣からの抽出操作を再度繰り返し、合計3回の抽出操作を行なった。
【0066】
▲2▼濃縮工程
上記の3回分の抽出操作によって得られた濾液をすべてプールして、40℃にて減圧濃縮を行ない、抽出物20.60gを得た。
【0067】
<実施例2>
▲1▼抽出工程、吸着工程
抽出槽にトウガラシ無辛味品種「CH−19甘」の乾燥粉砕物(カプシノイド含量0.184質量%)100gを仕込み、抽出溶媒として、0.1%クエン酸を添加した50%エタノール1Lを抽出溶媒として加え、室温にて1時間撹拌しながら1回目の抽出操作を行なった後、濾布濾過して原料残渣を除去した。
【0068】
次に、濾液に吸着剤(ダイヤイオンSP825:三菱化学株式会社製)30gを添加し、室温にて30分間撹拌しながら1回目の吸着操作を行なった後、濾布濾過して吸着剤を除去した。
【0069】
この濾液を、再度、上記の原料残渣に加え、室温にて1時間撹拌しながら2回目の抽出を行なった後、濾布濾過してトウガラシの残渣を除去した。
【0070】
上記濾布濾過後の濾液に、再度、上記の回収した吸着剤を添加し、室温にて30分間撹拌しながら2回目の吸着操作を行なった後、濾布濾過して吸着剤を除去した。
【0071】
同様にして、残渣からの抽出操作と、濾布濾過と、濾液の吸着剤への吸着操作を再度繰り返し、合計3回の抽出操作及び吸着操作を行なった後、濾布濾過して吸着剤及び濾液の両方を回収した。
【0072】
更に、上記の濾液に対して新たな上記吸着剤10gを添加し、室温にて30分間撹拌しながら4回目の吸着操作を行ない、濾布濾過して吸着剤及び濾液の両方を回収した。
【0073】
▲2▼溶離工程
上記の回収した吸着剤の合計約40gをプールし、溶離溶媒として、0.1%クエン酸を添加した95%エタノール400mlを加えて、室温にて30分間撹拌しながら1回目の溶離操作を行ない、濾布濾過して吸着剤及び濾液の両方を回収した。
【0074】
同様にして、上記の溶離操作と、濾布濾過を更に2回繰返し、合計3回の溶離操作を行なった。
【0075】
▲3▼濃縮工程
上記3回分の溶離操作により得られた濾液をすべてプールし、40℃にて減圧濃縮を行ない、抽出物4.58gを得た。
【0076】
<実施例3>
▲1▼抽出工程、吸着工程
抽出槽にトウガラシ無辛味品種「CH−19甘」の乾燥粉砕物(カプシノイド含量0.184質量%)100gを仕込み、抽出溶媒として、0.1%クエン酸を添加した50%エタノール1.5Lを抽出溶媒として加え、抽出槽における撹拌抽出操作と、濾布濾過、及び吸着槽における吸着剤30gへの吸着と濾布濾過を、室温で1晩、還流させながら連続的に行なった。
【0077】
次に、抽出槽より、抽出液と原料残渣とを回収して再度濾布濾過を行ない、また吸着槽より、抽出液と吸着剤とを回収して再度濾布濾過を行ない、この両濾液を混合して新たな吸着剤10gに室温にて30分間撹拌しながら吸着させた後、濾布濾過を行なって吸着剤約10gを回収した。
【0078】
▲2▼溶離工程
先に回収した吸着剤約30gとこの吸着剤約10gを混合し、溶離溶媒として95%エタノール400mlを添加し、30分間撹拌しながら1回目の溶離操作を行なった後に濾布濾過した。
【0079】
回収した吸着剤に、再度、新たな溶離溶媒400mlを添加し、30分間撹拌しながら2回目の溶離操作を行なった後に濾布濾過した。この操作を繰り返し、合計4回の溶離操作を行なった。
【0080】
▲3▼濃縮工程
上記4回分の溶離操作により得られた濾液をすべてプールし、40℃にて減圧濃縮を行ない、抽出物3.22gを得た。
【0081】
<比較例1>
▲1▼抽出工程
抽出槽にトウガラシの無辛味品種「CH−19甘」の乾燥粉砕物(カプシノイド含量0.203質量%)100gを仕込み、抽出溶媒として、90%エタノール1Lを添加し、室温にて1時間撹拌しながら1回目の抽出操作を行なった後、濾布濾過して原料トウガラシの残渣を除去した。
【0082】
回収した原料残渣に新たな抽出溶媒0.7Lを加え、室温にて1時間撹拌しながら2回目の抽出操作を行なった後、濾布濾過によって、原料残渣を除去した。
【0083】
▲2▼濃縮工程
上記2回分の抽出操作によって得られた濾液をすべてプールし、40℃にて減圧濃縮を行ない、抽出物16.68gを得た。
【0084】
<比較例2>
▲1▼抽出工程
抽出槽にトウガラシの無辛味品種「CH−19甘」の乾燥粉砕物(カプシノイド含量0.203質量%)100gを仕込み、50%エタノール1Lを添加して室温にて3時間撹拌しながら抽出した後、濾布を用いて濾過してトウガラシの残渣を除去した。
【0085】
▲2▼濃縮工程
上記の抽出操作によって得られた濾液を、40℃にて減圧濃縮を行ない、抽出物18.87gを得た。
【0086】
<試験例>
原料トウガラシ及び抽出物中に含まれるカプシノイドを定量分析し、カプシノイドの含有率(質量%)、及び、カプシノイドの回収率(%)を分析した。なお、カプシノイドの回収率は、原料として用いた乾燥粉砕物に含まれるカプシノイドの量を100%として算出した。
【0087】
また、カプシノイドの定量分析は、下記の条件下にて逆相HPLCを用いて行なった。抽出物は氷酢酸に溶解して分析に供した。また、トウガラシ無辛味固定品種「CH−19甘」乾燥粉砕物は、酢酸エチルにより3回抽出し、抽出液をプールしてその一部を分析に供した。
【0088】
カラム:ODS(4.6×150mm)
溶媒:80%メタノール
流速:1ml/分
温度:40℃
検出器:蛍光検出器 Ex=280nm,Em=320nm
実施例1〜3、及び比較例1、2における、カプシノイドの含有率(質量%)、及び、カプシノイドの回収率(%)をまとめて表1に示す。
【0089】
【表1】
Figure 2004018428
【0090】
表1から明らかなように、実施例1〜3においてはいずれもカプシノイドの回収率が70%以上であり、比較例1、2に比べて高収率であることがわかる。
【0091】
90%エタノールを用いてバッチ抽出法により抽出した実施例1と比較例1とを比較すると、抽出溶媒に0.1%のクエン酸を添加し、抽出回数が1回多い実施例1では、原料中に含まれるカプシノイドのほぼ全量が回収されたのに対し、比較例1では約60%のカプシノイドしか回収されなかった。
【0092】
また、実施例2と比較例2とを比較すると、抽出溶媒に0.1%のクエン酸を添加し、かつ、濾布濾過により回収された抽出溶媒を再使用しつつ1時間の抽出を合計3回行なった実施例2では、カプシノイドの回収率は93.1%と高収率であったのに対し、クエン酸を添加せず、3時間の抽出を1回のみ行なった比較例2においては20.5%と低率にとどまった。
【0093】
更に、吸着剤を利用しない実施例1と、吸着剤を利用した実施例2とを比較すると、カプシノイド回収率はそれぞれ103.5%及び93.1%とほぼ同等であるのに対し、得られた抽出物の質量はそれぞれ23.58g及び4.58gであり約5倍異なっている。すなわち、実施例2のカプシノイド含有率、すなわちカプシノイド純度は、実施例1の約5倍となっており、実施例2においては、吸着剤の使用によってカプシノイドの純度が高まっていることがわかる。
【0094】
実施例2と実施例3とを比較すると、バッチ抽出法である実施例2と、抽出溶媒を自動的に原料トウガラシへ還流させる連続抽出法の実施例3とでは、回収率はやや実施例3が劣るものの、カプシノイド含有率については同等の純度が得られており、連続抽出法においても、高収率、高含量のカプシノイド抽出物が得られていることがわかる。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、無辛味固定品種などのトウガラシ原料から、食品として安全に使用できるカプシノイド抽出物を、安定、高収率に製造でき、かつ、使用に便利な濃縮された形態としてカプシノイド抽出物を得ることができるので、食品や医薬品の添加物として好適に用いることができる。

Claims (6)

  1. カプシノイドを含有するトウガラシから、前記カプシノイドを溶媒で抽出する溶媒抽出工程と、該溶媒抽出工程後の抽出液から、前記溶媒を分離して前記カプシノイドを濃縮する濃縮工程とを少なくとも含むカプシノイド抽出物の製造方法において、前記抽出溶媒としてエタノール又は含水エタノールを用い、前記溶媒抽出工程を酸性条件下で行なうことを特徴とするカプシノイド抽出物の製造方法。
  2. 前記溶媒抽出工程において、前記抽出溶媒の体積に対して、有機酸又は無機酸を0.1〜50g/Lとなるように添加して前記酸性条件とする請求項1記載のカプシノイド抽出物の製造方法。
  3. 前記溶媒抽出工程後の抽出液に吸着剤を接触させて前記カプシノイドを吸着させる吸着工程と、前記吸着工程後の吸着剤から、溶離溶媒によって前記カプシノイドを溶離させる溶離工程とを更に含む請求項1又は2記載のカプシノイド抽出物の製造方法。
  4. 前記吸着剤が、架橋スチレン系の多孔質重合体である請求項3記載のカプシノイド抽出物の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の製造方法によって得られるカプシノイド抽出物。
  6. 食品又は医薬品の添加物として使用される請求項5記載のカプシノイド抽出物。
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