JP2004018398A - 水系殺微生物方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】亜硫酸イオンやチオ硫酸イオンなどの還元性物質が存在する水系における殺微生物方法を提供する。
【解決手段】還元性物質が存在する水系、特に、亜硫酸イオンおよび/あるいはチオ硫酸イオンを亜硫酸イオン換算で5〜200mg/L含んでいる還元性雰囲気にある水系に対し、リン酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸などのリン化合物の存在下に、有機ハロゲン系化合物、有機窒素硫黄系化合物、水中で亜塩素酸あるいは亜臭素酸を発生する化合物およびその塩類からなる群から選ばれる殺微生物剤の少なくとも1種を加える。
【選択図】    なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、還元性雰囲気下にある水系、特に古紙回収を含めたパルプの還元漂白工程、その後の製紙工程の水系における殺微生物方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、製紙産業においては紙のリサイクルが進展し、古紙の利用が新聞紙から中質・上質紙へと拡大して、再生紙の白色度を上げることが要望されている。
【0003】
紙の白色度を上げるために、通常パルプの漂白が行われる。パルプの漂白は、これまで塩素、次亜塩素酸ナトリウム(ハイポ)、二酸化塩素などの塩素系漂白処理が主流であったが、周辺環境への配慮から過酸化水素などの酸化剤を用いる漂白と、亜硫酸ナトリウム、ナトリウムハイドロサルファイト、二酸化チオ尿素、チオ硫酸ナトリウムなどの還元剤を用いる漂白を組み合わせた二段漂白方法へと転換するようになってきた。漂白工程における殺微生物処理は、これまで酸化型の殺微生物剤が主に用いられてきたが、還元剤を用いる漂白にあっては殺微生物作用が大きく低下し、微生物に由来するスライムが工程内の壁面や装置に付着することが多くなってきた。スライムは、その付着した面下での腐食、一部が剥離して紙製品に再付着して断紙を引き起こし操業の一時停止、成紙中の欠点(欠損部)や汚点の発生による品質低下などの多大な損失をもたらすため、水系におけるスライムの発生抑制は重要な課題であり、還元性雰囲気下における殺微生物処理に対する要望が高くなってきた。また、コーンでんぷんなどのでんぷん粉砕工程で、粉体化したでんぷんの白色度を調整のために亜硫酸ナトリウムを添加することがあり、このような系においても、還元性雰囲気であることから殺微生物作用の低下によるでんぷんスラリーの腐敗が問題となっている。
【0004】
還元性雰囲気下における殺菌方法は、例えば、有効成分として無水マレイン酸を添加してなる工業的殺菌方法〔特開平10−72304号公報〕、N,4−ジヒドロキシ−α−オキソベンゼンエタンイミドイルクロライドと無水マレイン酸もしくはその水溶性誘導体を組み合わせて添加する殺菌方法〔特開平3−170404号公報〕、2,2’−ジヒドロキシ−5,5’−ジクロロジフェニルメタンとイソチアゾリン−3−オン系化合物との包接化合物及びブロム化酢酸エステルを組み合わせて添加する殺菌方法〔特開平7−258002号公報〕、ジハロゲン化グリオキシム誘導体を添加する殺菌方法〔特開平8−20505号公報〕、メチレンビスチオシアネートと2,2−ジブロモ−2−ニトロエタノールを組み合わせて添加するか、または5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと4,5−ジクロロ−1,2−ジチオール−3−オンを組み合わせて添加する殺菌方法〔特開平10−36202号公報〕、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミドとブロム酢酸エステル化合物と2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−ジアセトキシプロパンあるいは2,2−ジブロモ−2−ニトロエタノールを組み合わせて添加する殺菌方法〔特開平10−67608号公報〕、α−クロロベンズアルドキシムと2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、1,4−ビス(ブロモアセトキシ)−2−ブテン、1,2−ビス(ブロモアセトキシ)エタン、1,2−ビス(ブロモアセトキシ)プロパン、1,2,3−トリス(ブロモアセトキシ)プロパン、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−ジアセトキシプロパン及び2,2−ジブロモ−2−ニトロエタノールのうちのいずれかとメチレンビスチオシアネートを組み合わせて添加する殺菌方法〔特開平10−109907号公報〕、ベンゾイソチアゾリンとジデシルジメチルアンモニウムクロライド、アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライドおよびジデシルメチルポリオキシエチルアンモニウムプロピオネートを組み合わせて添加する殺菌方法〔特開平11−71211号公報〕などが提案されている。しかし、依然として満足する効果を得るには至っておらず、より有効な殺微生物方法が強く求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
また、従来より殺微生物剤として用いられている有機ハロゲン化系合物、有機窒素硫黄系化合物、水中で次亜塩素酸あるいは次亜臭素酸を発生する化合物は、これらを単独に亜硫酸イオンやチオ硫酸イオンなどの還元性物質が存在する水系に添加した場合、殺微生物力が著しく低く、工程の安定操業に支障をきたす状況であった。本発明の目的は、従来の殺微生物剤を用いて還元性雰囲気下にある水系における効果的な殺微生物方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究した結果、還元性雰囲気下にある水系に対し、リン化合物を共存させて上記従来の殺微生物剤を加えることにより殺微生物効果が著しく高まることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、請求項1の発明は、水系殺微生物方法であり、(A) 下記一般式(1)および(2)で表されるホスホン酸類、リン酸、ポリリン酸およびこれらのアルカリ塩から選ばれる少なくとも1種の存在下に、(B) 有機ハロゲン系化合物、有機窒素硫黄系化合物、水中で次亜塩素酸あるいは次亜臭素酸を発生する化合物およびその塩類の群から選ばれる殺微生物剤の少なくとも1種を加えることからなっている。
【0008】
【化3】
Figure 2004018398
(式中、Rは炭素数2〜8のヒドロキシル基を含んでもよいアルキルモノ〜トリカルボキシル基である)
【0009】
【化4】
Figure 2004018398
(式中、Rはヒドロキシル基を含んでもよい炭素数1〜12のアルキレン基である)
【0010】
請求項2の発明は、請求項1記載の水系殺微生物方法であり、ホスホン酸類が、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸およびそのアルカリ塩から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1記載の水系殺微生物方法であり、有機ハロゲン系化合物が、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、1,3−ジアセトキシ−2−ブロモ−2−ニトロプロパン、2,2−ジブロモ−2−ニトロ−1−エタノール、1,2−ビス−(ブロモアセトキシ)−エタン、1,4−ビス−(ブロモアセトキシ)−2−ブテン、2−(p−ヒドロオキシフェニル)グリオキシロヒドロキシモイルクロライドおよび4,5−ジクロロ−1,2ジチオール−3−オンから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1記載の水系殺微生物方法であり、有機窒素硫黄系化合物が、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オンから選ばれる3−イソチアゾロン系化合物、および該3−イソチアゾロン系化合物と金属塩とのコンプレックスから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする。
【0013】
請求項5の発明は、請求項1記載の水系殺微生物方法であり、水中で亜塩素酸あるいは亜臭素酸を発生する化合物およびその塩類が、次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜臭素酸、次亜臭素酸ナトリウム、次亜臭素酸カリウム、1−ブロモ−3−クロロ−5,5−ジメチルヒダントイン、1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルヒダントイン、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン、ジクロロイソシアヌル酸およびその水溶性金属塩およびトリクロロイソシアヌル酸から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする。
【0014】
請求項6の発明は、請求項1記載の水系殺微生物方法であり、還元性雰囲気下にある水系が、亜硫酸イオンおよび/あるいはチオ硫酸イオンを亜硫酸イオン換算で5〜200mg/L含んでいる水系であることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明は、還元性雰囲気にある水系に対し、A成分の一般式(1)および(2)表示のホスホン酸類、リン酸、ポリリン酸およびこれらのアルカリ塩(以下、これらを一括して単に「リン化合物」と総称する)から選ばれる少なくとも1種の存在下に、B成分の殺微生物剤を加えてなる水系殺微生物方法である。
【0016】
本発明の方法における還元性雰囲気にある水系は、水中にハイドロサルファイト塩類、チオ硫酸塩類、チオグリコール酸塩類、二酸化チオ尿素など還元性物質を含む水系で、これらは水中でスルホキシル酸イオン、亜硫酸イオン、チオ硫酸イオンなどになって存在している。本発明が対象とする水系は、還元性雰囲気の程度を亜硫酸イオン換算で示すと、亜硫酸イオン換算で5mg/L以上、特に5〜200mg/L含んでいる水系である。亜硫酸イオン換算で5mg/L未満の水系であっても本発明の殺微生物効果は得られるが、この場合リン化合物が存在しなくとも十分な殺微生物効果は得られることが多い。亜硫酸イオン換算で200mg/Lより多く含んでいる水系では、リン化合物の存在で殺微生物効果は大きくなるが、必要となるリン化合物量も多くなり、殺微生物効果の向上は充分大きいとはいえないことがある。
【0017】
上記のような還元性雰囲気の水系としては、古紙回収を含めたパルプの還元漂白工程、還元漂白処理されたパルプを含むパルプスラリー、還元剤を含むでんぷんスラリーなどがあり、その他各種工業分野においてみられる硫化水素が混入して還元性雰囲気となった水系も包含する。
【0018】
本発明の方法におけるリン化合物は、上記一般式(1)あるいは(2)表示のホスホン酸類、リン酸、ポリリン酸およびこれらのナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等のアルカリ塩である。
【0019】
一般式(1)において、Rは炭素数2〜8のヒドロキシル基を含んでもよいアルキルモノ〜トリカルボキシル基であり、具体的に例示すると、ヒドロキシホスホノ酢酸、α−ヒドロキシホスホノプロピオン酸、β−ヒドロキシホスホノプロピオン酸、α−ヒドロキシホスホノブタン酸、α−ヒドロキシホスホノペンタン酸、3−ヒドロキシ−2−ホスホノブタン−1、4−ジカルボン酸、2−ホスホノブタン−1,3,4−トリカルボン酸、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸である。また一般式(2)において、Rはヒドロキシル基を含んでもよい炭素数1〜12のアルキレン基である。具体的に例示すると、メチレンジホスホン酸、エチリデンジホスホン酸、イソプロピリデンジホスホン酸、1,6−ジメチルヘキサメチレンジホスホン酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、1−ヒドロキシプロピリデン−1,1−ジホスホン酸、1,6−ジヒドロキシ−1,6−ジメチルヘキサメチルジホスホン酸等である。また、ポリリン酸は、オルトリン酸の縮合物であり、ピロリン酸、トリポリリン酸、メタリン酸、ヘキサメタリン酸等がある。これらのうちリン酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸が好ましく選ばれる。尚、一般式(1)、(2)表示のホスホン酸類の代わりに分子中にアミノ基を含んだホスホン酸、例えば、ジエチルアミノメチレンホスホン酸及びその塩、1−アミノエタン−1,1−ジホスホン酸及びその塩、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)及びその塩、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)及びその塩等では、本発明の効果を得ることができない。
【0020】
リン化合物の添加量は、リン化合物の種類、水質、温度、水流など該水系の工程条件、さらに水系の還元性の程度、その他微生物に伴う障害の程度、障害を抑える必要度などによって異なり一律に決められるものではないが、代表的には、還元性の程度を亜硫酸イオン換算量にして、水中の亜硫酸イオンの1モル量に対し、リン化合物におけるホスホン酸基を0.5〜50モル量、好ましくは1〜20モル量、さらに好ましくは2〜5モル量である。添加量が0.5モル量未満では本発明の効果が充分でなく、また50モル量より多いと効果は充分にあるが添加量の割には効果をそれ以上に大きくできないことがある。
【0021】
本発明における殺微生物剤は、有機ハロゲン系化合物、有機窒素硫黄系化合物、水中で亜塩素酸あるいは亜臭素酸を発生する化合物及びその塩類のグループから任意に1種又は2種以上が選ばれる。
【0022】
有機ハロゲン系化合物は、具体的には2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、1,3−ジアセトキシ−2−ブロモ−2−ニトロプロパン、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール、2,2−ジブロモ−2−ニトロ−1−エタノール、1,2−ビス−(ブロモアセトキシ)−エタン、1,4−ビス−(ブロモアセトキシ)−2−ブテン、ジクロログリオキシム、α−クロロベンズアルドキシム、2−(p−ヒドロオキシフェニル)グリオキシロヒドロキシモイルクロライド、4,5−ジクロロ−1,2−ジチオール−3−オン、β−ブロモ−β−ニトロスチレンなどが挙げられる。好適には、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、1,3−ジアセトキシ−2−ブロモ−2−ニトロプロパン、2,2−ジブロモ−2−ニトロ−1−エタノール、1,2−ビス−(ブロモアセトキシ)−エタン、1,4−ビス−(ブロモアセトキシ)−2−ブテン、2−(p−ヒドロオキシフェニル)グリオキシロヒドロキシモイルクロライド、4,5−ジクロロ−1,2−ジチオール−3−オンである。
【0023】
有機窒素硫黄系化合物は、具体的には5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−ブロモ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジブロモ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−シクロヘキシル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジブロモ−2−シクロヘキシル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4,5−トリメチルメチレン−4−イソチアゾリン−3−オンなどの3−イソチアゾロン系化合物、及びこれら3−イソチアゾロン系化合物と金属塩とのコンプレックスなどが挙げられる。好ましくは、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジブロモ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン及びこれら3−イソチアゾロン系化合物と金属塩とのコンプレックスである。コンプレックスを形成する金属塩は、3−イソチアゾロン系化合物によって特に限定されるものではなく、適宜選択されれば良く、通常、塩化亜鉛、臭化亜鉛、よう化亜鉛、硫酸亜鉛、塩化銅、臭化銅、硫酸銅、塩化ニッケル、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム等が用いられ、好ましくは塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムである。3−イソチアゾロン系化合物と金属塩とのコンプレックスの混合比は、通常、5:1〜1:1(重量比)である。
【0024】
水中で亜塩素酸あるいは亜臭素酸を発生する化合物及びその塩類は、具体的には次亜塩素酸、次亜臭素酸、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、1−ブロモ−3−クロロ−5,5−ジメチルヒダントイン、1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルヒダントイン、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン、ジクロロイソシアヌル酸およびその水溶性金属塩、トリクロロイソシアヌル酸などが挙げられる。ここに例示した殺微生物剤は、すでに当業界ではよく知られたものであるが、還元性雰囲気にある水系においては従来の使用方法で殺微生物効果が充分発揮されないことが多かったものである。
【0025】
殺微生物剤の添加量は、用いる殺微生物剤の種類、水質、温度など該水系の工程条件、水系に生存している微生物の種類、微生物数、スライムの発生の程度、添加頻度、その他殺微生物の必要度などによって異なるので一律に決められるものではないが、通常、対象とする処理水系に対して、0.1〜1000mg/L、好ましくは1〜100mg/L、さらに好ましくは5〜20mg/Lである。0.1mg/Lより少ない添加量では殺微生物効果が充分得られないことがあり、また、1000mg/Lより多いと、殺微生物効果は充分にあるが、添加量の割には効果をそれ以上に大きくすることができず経済的にみて不利になることがある。
【0026】
本発明の殺微生物方法は、リン化合物の存在下に殺微生物剤を加えるものであり、加える方法は何ら制限されるものではなく、任意に決められる。すなわち、リン化合物と殺微生物剤をそれぞれ別々に加えても、あるいは両者を予め所定割合で混合した混合物を作っておき加えてもよい。このとき適当な溶媒に溶解させて均一液体、あるいは懸濁液とするのが実用上、好ましい。溶媒は、水、水と水溶性有機溶剤の混合溶剤、有機溶剤など適宜選択して使用されるが、好ましくは水、水溶性有機溶剤、あるいは水と水溶性有機溶剤の混合溶剤である。
【0027】
水溶性有機溶剤は具体例には、アセトンなどのケトン類、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールなどのアルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコールなどのグリコール類、メチルセロソルブ、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルなどのグリコールエーテル類、メチルアセテート、ジエチルカーボネートなどのエステル類、ジオキサン、テトラヒドフランなどのエーテル類、N−メチルピロリドン、2−メチルピロリドンなどのピロリドン類、γ−ブチロラクトン、β−ブチロラクトンなどのラクトン類、ジメチルホルムアミドなどのアミド類などが挙げられる。非水溶性有機溶剤は具体的には、ポリプロピレングリコールなどのグリコール類、プロピレンカーボンートなどのカーボネート類などがある。さらに必要により、界面活性などを添加しても構わない。界面活性剤は、乳化・分散作用を有する通常のノニオン性、アニオン性、カチオン性および両性の界面活性剤が適宜選択され、具体的にはポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、アルキルエーテルカルボン酸塩、アルキルトリメチルアンモニウムハライドなどである。
【0028】
水系への添加方法は、特に限定されるものではなく、例えば通常の薬品注入ポンプを用いて連続的あるいは間欠的に添加する。
【0029】
本発明の殺微生物方法は、対象とする水系のpHの影響が小さく、pH4の酸性域からpH9以下のアルカリ性域まで広く適用することができる。
【0030】
本発明の殺微生物方法を実施するにあたり、同時に他の殺微生物剤、界面活性剤、消泡剤、スケールコントロール剤、分散剤などの工程添加剤を使用することがあるが、本発明は本発明の目的が達せられる範囲において、それら工程添加剤の添加については何ら制限するものではない。
【0031】
【実施例】
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によってなんら限定されるものではない。
【0032】
〔試験に用いた化合物および微生物〕
1.リン化合物
A−1:リン酸〔東京化成(株)製・試薬〕を0.5重量%水溶液として用いた。
A−2:1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸〔バイオラボ社製、「Belclene 660」(商品名)、固形分:60%〕を0.83重量%水溶液として用いた。
A−3:2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸〔バイオラボ社製、「Belclene 650」(商品名)、固形分:50%〕を1.0重量%水溶液として用いた。
A−4:ヒドロキシホスホノ酢酸〔バイオラボ社製,「Belcor 575」(商品名)、固形分:50%〕を1.0重量%水溶液として用いた。
A−5:(比較例で使用)アミノトリ(メチレンホスホン酸)〔モンサント社製、「DEQUEST2000」(商品名)、固形分:50重量%〕の1重量%水溶液として用いた。
A−6:(比較例で使用)エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)〔モンサント社製、「DEQUEST2041」(商品名)、固形分:22重量%〕の4.5重量%水溶液として用いた。
【0033】
2.殺微生物剤
B−1:2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド〔長瀬化成(株)製、「DBNPA」(商品名)〕を0.5重量%ジエチレングリコール溶液として用いた。
B−2:1,3−ジアセトキシ−2−ブロモ−2−ニトロプロパン〔ケイアイ化成(株)製、「ブロモニール A−100」(商品名)〕を0.5重量%水溶液として用いた。
B−3:4,5−ジクロロ−1,2−ジチオール−3−オン〔吉富ファインケミカル(株)製、「マイクロバン86」(商品名)〕を0.5重量%ジエチレングリコール溶液として用いた。
B−4:4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−イソチアゾリン−3−オン〔ローム&ハース社製、「クラリックス4000」(商品名)〕を0.5重量%水溶液として用いた。
B−5:2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール[ナガセ化成(株)製、「BNPD」(商品名)]を0.5重量%水溶液として用いた。
B−6:2,2−ジブロモ−2−ニトロ−1−エタノール[ケイアイ化成(株)製、「ジブニロール」(商品名)]を0.5重量%N−メチルピロリドン溶液として用いた。
B−7:1,2−ビス−(ブロモアセトキシ)−エタン[ケミクレア(株)製、「BBAE」(商品名)]を0.5重量%N−メチルピロリドン溶液として用いた。
B−8:1,4−ビス−(ブロモアセトキシ)−2−ブテン[ケミクレア(株)製、「BBAB」(商品名)]を0.5重量%N−メチルピロリドン溶液として用いた。
B−9:1−ブロモ−3−クロロ−5,5−ジメチルヒダントイン[グレートレークスケミカル社製、「ブロミサイド」(商品名)]を0.5重量%水溶液として用いた。
B−10:2−(p−ヒドロオキシフェニル)グリオキシロヒドロキシモイルクロライド[ケイアイ化成(株)製、「HP−100」(商品名)]を0.5重量%N−メチルピロリドン溶液として用いた。
B−11:次亜塩素酸ナトリウム [「6%次亜塩素酸ナトリウム」(商品名)関東化学試薬製] を10%重量%水溶液として用いた。
【0034】
3.比較に用いた殺微生物剤
C−1:無水マレイン酸〔関東化学(株)製・試薬〕を0.5重量%水溶液として用いた。
【0035】
4.殺微生物試験に用いた微生物
微生物1:グラム陰性菌のシュードモナス エルギノーサ(Pseudomonas aeruginosa:IFO−12689)
微生物2:胞子形成菌のバシルス スブチルス(Bacilus subtils:IAM−1633)
微生物3:グラム陽性菌であるスタフィロコッカス アウレウス(Staphlococcus aureus:IAM−12082)
微生物4:腸内細菌のエッセレシア コリ(Escherechia coli:IAM−12119)
微生物5:グラム陰性菌で多糖類を産生し、スライム形成力が高いキサントモナス カンペストリス(Xanthmonas campestris:IFO−13551)
微生物6:カビのトリコデルマ ビリデ(Trichoderma virde:IFO−5720)
微生物7:酵母のサッカロミセス セルビシエ(Sacharomyces cerevisiae:IAM−4274)
【0036】
〔殺微生物試験1〕
細菌用平板培地〔グルコース1.0g、ペプトン5.0g、イーストエキストラクト2.5g、寒天18gを蒸留水1Lに溶解させ、pHを6.8に調整〕に、シュードモナス エルギノーサ(Pseudomonas   aeruginosa:IFO−12689)(微生物1)を対数増殖期になるように25℃にて1〜2日間培養を行なった。滅菌水100mL中に対数増殖期にある菌株をl白金耳入れた後、還元性物質として亜硫酸ナトリウムをSO 2−濃度として5mg/L、25mg/L、50mg/L、100mg/Lになるように添加し、さらにpH6に調整した。次に調整したリン化合物を活性分濃度としてA−1:200mg/L、A−2:200mg/L、A−3:600mg/L、A−4:400mg/Lと殺微生物剤B−1〜B−17:5〜20mg/Lになるように添加し、30℃、30分間振盪した後、コロニーカウント法により菌数(個/mL)の測定を行なった。結果を表1に示した。比較例として、A−1〜A−6、B−1〜B−11:5〜50mg/L単独添加およびC−1:5mg/L、5mg/LとB−1、B−10:5mg/Lの同時添加を行い、結果を表2に示した。
【0037】
【表1】
Figure 2004018398
【0038】
【表2】
Figure 2004018398
【0039】
従来の殺微生物剤は、還元性物質が共存すると殺微生物効果は著しく低下し、SO 2−濃度として50mg/L共存すると、殺微生物効果は全くなくなる。一方、本発明の殺微生物方法によれば、還元性物質が100mg/L共存しても高い殺微生物効果が得られる。
【0040】
〔殺微生物試験2〕
殺微生物試験1において用いたのと同じ平板培地に、グラム陰性菌のシュードモナス エルギノーサ(Pseudomonas aeruginosa:IFO−12689)(微生物1)を対数増殖期になるように25℃にて1〜2日間培養を行なった。300mL三角フラスコに滅菌水100mLを入れ、これに対数増殖期にある菌株をl白金耳入れた後、ナトリウムハイドロサルファイト(還元性物質)をSO 2−濃度として25mg/Lとなるように添加し、pH8に調整した。同様に、他の300mL三角フラスコに滅菌水100mLを入れ、二酸化チオ尿素(還元性物質)をスルホキシル酸濃度として25mg/Lになるように添加し、pH8に調整した。次にリン化合物A−1〜A−4、殺微生物剤B−1〜B−11をそれぞれ所定量(活性分濃度として)添加し、30℃、30分間振盪した後、コロニーカウント法により菌数(個/mL)の測定を行なった。結果を表3に示した。
【0041】
【表3】
Figure 2004018398
【0042】
本発明の殺微生物方法によれば、ナトリウムハイドロサルファイト、二酸化チオ尿素が存在する系においてもなお顕著な殺微生物効果があることが確認された。
【0043】
〔殺微生物試験3〕
微生物−1〜5は、殺微生物試験1と同じ平板培地を用い、それぞれを対数増殖期になるように25℃にて1〜2日間培養を行なった。300mL三角フラスコに滅菌水100mLに入れ、次に対数増殖期にある微生物1〜5それぞれの菌株を1白金耳取り、三角フラスコ内の滅菌水中に入れて細菌供試懸濁液とした。微生物−6は、PDA平板培地(田辺製薬(株)製)にて菌株を25℃、3日間培養した後、白金耳にて表面をかきとり、10mL試験管に入れて滅菌水2mLに加え、振盪して菌糸および胞子の懸濁液を作った。微生物−7は、PDA平板培地にて菌株を25℃、3日間培養を行なった後、白金耳にて表面をかき取り、滅菌水2mLに入れ、振盪して菌の懸濁液を作った。それぞれの懸濁液を0.5mLずつ取り、99.5mLの滅菌水に入れたものをカビ及び酵母供試懸濁液とした。これら各微生物懸濁液に、亜硫酸ナトリウムをSO 2−濃度25mg/L添加し、pHを4、7、9のそれぞれに調整した。次にリン化合物A−1を活性分濃度として50mg/L、殺微生物剤B−1、B−3、B−6、B−9、B−10を活性分濃度として所定量添加し、30℃、30分間振盪した後、コロニーカウント法により菌数(個/mL)の測定を行なった。微生物1に対する結果を表4に、微生物2に対する結果を表5に、微生物3に対する結果を表6に、微生物4に対する結果を表7に、微生物5に対する結果を表8に、微生物6に対する結果を表9に、微生物7に対する結果を表10に示した。
【0044】
【表4】
Figure 2004018398
【0045】
【表5】
Figure 2004018398
【0046】
【表6】
Figure 2004018398
【0047】
【表7】
Figure 2004018398
【0048】
【表8】
Figure 2004018398
【0049】
【表9】
Figure 2004018398
【0050】
【表10】
Figure 2004018398
【0051】
表4〜10に示した結果から、本発明の殺微生物方法は、広いpH範囲で高い殺微生物効果を示していることがわかる。
【0052】
【発明の効果】
上記説明したように、本発明によれば、還元性雰囲気下にある水系においても優れた殺微生物効果が発揮されることから、製紙工程の古紙回収を含めたパルプの還元漂白工程、その後の工程、でんぷんスラリー調整工程などにおける微生物障害による操業の停止などの弊害を防止し、工程の安定化、生産性の向上に大きく寄与することができる。

Claims (6)

  1. 還元性雰囲気下の水系に、(A) 下記一般式(1)および(2)で表されるホスホン酸類、リン酸、ポリリン酸およびこれらのアルカリ塩から選ばれる少なくとも1種と(B) 有機ハロゲン化系合物、有機窒素硫黄系化合物、水中で次亜塩素酸あるいは次亜臭素酸を発生する化合物及びその塩類からなる群から選ばれる殺微生物剤の少なくとも1種とを組み合わせて加えることを特徴とする水系殺微生物方法。
    Figure 2004018398
    (式中、Rは炭素数2〜8のヒドロキシル基を含んでもよいアルキルモノ〜トリカルボキシル基である)
    Figure 2004018398
    (式中、Rはヒドロキシル基を含んでもよい炭素数1〜12のアルキレン基である)
  2. 前記ホスホン酸類が、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸およびそのアルカリ塩から選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の水系殺微生物方法。
  3. 前記有機ハロゲン系化合物が、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、1,3−ジアセトキシ−2−ブロモ−2−ニトロプロパン、2,2−ジブロモ−2−ニトロ−1−エタノール、1,2−ビス−(ブロモアセトキシ)−エタン、1,4−ビス−(ブロモアセトキシ)−2−ブテン、2−(p−ヒドロオキシフェニル)グリオキシロヒドロキシモイルクロライドおよび4,5−ジクロロ−1,2−ジチオール−3−オンから選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の水系殺微生物方法。
  4. 前記有機窒素硫黄系化合物が、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オンおよび2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オンから選ばれる3−イソチアゾロン系化合物、及び該3−イソチアゾロン系化合物と金属塩とのコンプレックスから選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の水系殺微生物方法。
  5. 水中で次亜塩素酸あるいは次亜臭素酸を発生する化合物が、次亜塩素酸およびそのアルカリ金属塩、次亜臭素酸およびそのアルカリ金属塩、1−ブロモ−3−クロロ−5,5−ジメチルヒダントイン、1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルヒダントイン、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン、ジクロロイソシアヌル酸およびその水溶性金属塩、トリクロロイソシアヌル酸から選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の水系殺微生物方法。
  6. 前記還元性雰囲気下にある水系が、亜硫酸イオンおよび/あるいはチオ硫酸イオンを亜硫酸イオン換算で5〜200mg/L含んでいる水系である請求項1記載の水系殺微生物方法。
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