JP2004017701A - 水素ステーション及び改質器 - Google Patents

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岡野 哲朗
Hiroshi Yatabe
谷田部 広志
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Abstract

【課題】立ち上がり時間を短縮する。
【解決手段】炭化水素系燃料と水蒸気とを反応させる改質触媒層26が配置された反応部51と、燃焼により発生させた燃焼ガスで反応部51を加熱する燃焼器12とを備えてなる改質器17をトラック1に搭載してなり、燃焼ガスと反応部51とを熱交換させるガス流路50を備え、ガス流路50にエンジン5から排出される排ガスを導く排気流路8を設けることにより、エンジン5から排出される排ガスで改質器17の反応部51を予熱することができ、目的地に到着してから改質器を設定温度まで昇温させる時間である立ち上がり時間を短縮することができる。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両を備えた移動式の水素ステーション及び水素ステーションに搭載される改質器の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
水素ステーションは、例えば、水素エンジン車や燃料電池車(FCV)などに燃料である水素を供給する施設であり、水素エンジン車や燃料電池車(以下、水素燃料車と称する)を普及させるために全国各地に設置することが望まれている。しかし、水素ステーションを設置する用地や水素製造装置の確保などが困難であるためインフラの整備には時間がかかっている。
【0003】
そこで、従来では、水素ステーションを移動させる方法が考えられている。この移動式の水素ステーションの形態としては、車両に搭載した蓄圧器に高圧水素を充填するものや、車両に水の電気透析装置を搭載するものがある。また、特開2000−95020では、水素ステーションを移動させる方法に代えて、既存のLPG供給施設に水素タンクを設置するとともに、例えばメタン、ブタン、プロパンなどの炭化水素系の原料を水蒸気改質する改質器を有する水素製造装置を搭載した車両を各LPG供給施設に巡回させるというシステムが提案されている。このシステムでは、巡回する車両の移動中に水素製造装置を作動させて水素を製造することで、車両が到着後、直ちに水素を供給できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、蓄圧器に高圧水素を充填するものは、水素を放出後、水素製造装置を備えた施設に戻って再び充填しなければならず利便性が悪い。また、水を電気透析するものは、電気分解に必要な大量の電力を供給する設備が必要になるという問題がある。
【0005】
一方、水素製造装置を搭載した車両を既存のLPG供給施設に巡回させる方法は、原料となる炭化水素系燃料を補給すれば足りるので、装置と別に電源設備や水素製造装置が不要であるが、走行中に水素を製造するため水素の製造中に車両の事故や振動などによるトラブルが発生する可能性があり好ましくない。しかし、安全性を重視して車両の移動中に水素の製造を行わないと、当然に、目的地に到着してから水素の製造を開始しなければならず、迅速な水素の供給ができないという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、立ち上がり時間を短縮することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の水素ステーションは、炭化水素系燃料と水蒸気との反応により水素ガスを発生させる改質器を車両に搭載してなり、この改質器を車両の、例えばガソリンエンジンまたは天然ガスエンジンなどの動力装置の排熱により予熱する予熱手段を備えたことにより上記課題を解決する。
【0008】
すなわち、本発明は、炭化水素系燃料を水蒸気で改質する場合、改質器を例えば700〜850℃の設定温度に昇温する必要があることに着目してなされたものであり、車両の動力装置の排熱を利用して改質器を予熱できるようにしたものである。
【0009】
このような構成によれば、水素ステーションが目的地へ移動する際に、改質器を予め昇温することができるので、目的地に到着してから改質器を設定温度まで昇温させる時間、つまり、立ち上がり時間を短縮することができる。なお、予熱手段は、動力装置の排熱を利用して改質器を予熱することができればよく、例えば、金属などの伝熱部材で改質器と動力装置と熱的に導通させる構成、または、単に、改質器を動力装置の近傍に配置する構成とすることができる。
【0010】
また、炭化水素系燃料と水蒸気とを反応させる改質触媒層が配置された反応部と、燃焼により発生させた燃焼ガスで反応部を加熱する燃焼器とを備えてなる改質器を車両に搭載してなり、この燃焼器に車両の動力装置の排ガスを導く予熱手段を備えた構成とすることができる。この場合において、改質器は、燃焼ガスが通流し、燃焼ガスと反応部とを熱交換させるガス流路を備え、予熱手段は、動力装置の排ガスをガス流路に導く構成とすることができる。これにより、動力装置から排出される排ガスで改質器の燃焼器及び反応部を予熱することができる。
【0011】
また、動力装置の燃料は、改質器で改質される炭化水素系燃料と同種の燃料とすることができる。これにより、動力装置の燃料タンクと改質器の燃料タンクを共有することができ、タンク設備やタンク設備をためのスペースを縮小することができる。なお、炭化水素系燃料として、例えばCNGと称する圧縮天然ガスなどを用いることができる。
【0012】
また、本発明の水素ステーションは、外部の燃料タンクに水素ガスを供給する供給装置を備えた構成とする。このような構成とすることで、外部の燃料タンク、つまり、水素が供給される側の水素燃料車に燃料を供給することができ、定置式の水素ステーションが建設されていない場所での水素燃料車の補給を可能にする。この場合において、供給装置は、例えば、燃料タンクに高圧の水素を充填する高圧ガス貯蔵タイプや、燃料タンク内の水素吸蔵合金に水素を吸蔵させるメタルハイドライドタイプに対応するものとする。また、高圧ガス貯蔵タイプの充填圧力は、通常の水素ボンベの圧力(例えば、15〜25MPa)より高い例えば25MPaである。そこで、本発明の水素ステーションは、水素を圧縮する圧縮機を備えた構成とする。さらに、この圧縮機に動力装置の動力を伝える動力伝達部材とを備えた構成とすることができる。これにより、圧縮機の動力として用いられる例えば発電機などの設備や、その発電機のためのスペースを縮小することができるので好ましい。
【0013】
また、本発明の改質器は、炭化水素系燃料と水蒸気とを反応させる改質触媒層が配置された反応部と、燃焼により燃焼ガスを発生させる燃焼器と、燃焼ガスが通流し燃焼ガスと反応部とを熱交換させるガス流路とを備え、このガス流路は車両の動力装置の排気流路に連結する構成とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用してなる水素ステーションの一実施の形態について、図1〜図7を用いて説明する。図1は、本発明を適用してなる水素ステーションの一実施形態の概略構成を示した図である。図2は、本実施形態を適用してなる水素ステーションの概略構成を示した斜視図である。図3は、本発明を適用してなる水素ステーションに搭載される改質器の概略構成について示した図である。図4は、圧縮天然ガスの減圧機構の概略構成を示した図である。図5は、横軸に時間、縦軸に改質器17の温度を表し、従来の立ち上がり時間を点線で、本実施形態の立ち上がり時間を実線で示したグラフである。図6は、排ガス流路の変形例を示した図である。図7は、本発明を適用してなる水素ステーションの変形例を示した図である。
【0015】
本実施形態の水素ステーションは、図1及び図2に示すように、トラック1と、トラック1に搭載された水素製造装置3とで構成されている。トラック1は、メタンを主成分とする圧縮天然ガス(CNG)を燃料とするエンジン5と、エンジン5と、圧縮天然ガスが充填される燃料タンク7と、例えば、水が充填される給水タンク9と、例えば水を主成分とする冷媒が通流し冷媒と外気とを熱交換させる熱交換器11を備えて形成されている。エンジン5の動力は図示していないシャフトを介して車輪に伝達されるように形成されている。エンジン5は、燃料ガス流路6を介して燃料タンク7に接続され、燃料タンク7内の圧縮天然ガスがエンジン5に供給されるようになっている。また、エンジン5の排気口は、排気流路8の一端に接続され、排気流路8の他端は、水素製造装置3に搭載された改質器17の燃焼器12に連結されている。また、排気流路8には、排ガス燃焼器13が設けられている。
【0016】
水素製造装置3は、圧縮天然ガスを燃焼して水を加熱し水蒸気を生成するボイラ15と、ボイラ15で生成された水蒸気と圧縮天然ガスとを反応させて水素ガスを含む改質ガスを発生させる改質器17と、改質ガスから水素を多く含んだガスを精製する例えばPSA装置などのガス精製装置19と、ガス精製装置19で精製された高純度の水素を、例えば水素エンジン車や燃料電池車などの水素燃料車24に供給するディスペンサ21などを備えて構成されている。ボイラ15は、水が通流する図示していない伝熱管と図示していない燃焼部とを有し、ボイラ15の伝熱管の一端は給水タンク9に、他端はガス流路16を介して改質器17の入口に接続されている。また、ボイラ15の燃焼部は燃料タンク7に接続され、燃料タンク7内の圧縮天然ガスを導入して燃焼するようになっている。また、燃料タンク7は、ガス流路16を介して改質器17の入口に接続されている。なお、ボイラ15の伝熱管が接続される位置と燃料タンク7との間のガス流路16には、圧縮天然ガスに付臭剤として添付されたイオウ化合物を吸着する脱硫器43が設けられている。
【0017】
改質器17の吐出側、つまり、改質器17で発生した改質ガスの排出口は、ガス流路20を介してガス精製装置19の入口に連結されている。また、ガス流路20には、CO転化器27、ガス冷却器30、31、気水分離器33、デミスタ35が順次配置されている。ガス精製装置19に供給された改質ガスは、水素を多く含んだ精製ガスと、精製ガスから分離された不純物を多く含む残余ガスとに分離され、精製ガスはガス流路34を介して、圧縮機37の吸引側に導かれるようになっている。圧縮機37の吐出側は、高圧の水素ガスを貯留する蓄圧ユニット39に接続され、蓄圧ユニット39はディスペンサ21に接続されている。ディスペンサ21は、水素燃料車24に連結して水素を充填可能に形成されている。なお、圧縮機37は、図2で示す発電機66から供給される電力で駆動する構造である。
【0018】
また、ガス冷却器30は、ガス流路20を通流する改質ガスと冷媒とを熱交換させるように形成され、冷媒は循環流路32を介してガス冷却器30と熱交換器11との間を循環するようになっている。ガス冷却器31は、ガス流路20を通流する改質ガスとエアブロア45により供給される外気とを熱交換させるように形成されている。また、エアブロア45の吐出側は空気流路46を介して改質器17の燃焼器12に連結されている。デミスタ35は、改質ガスをフロン等の冷媒との熱交換により強制的に冷却して含有水分を例えば0.2%以下に除去する機能を有している。なお、ガス精製装置19で精製ガスから分離された不純物を多く含む残余ガスの吐出側は、ガス流路36を介して改質器17の燃焼器12に連結されている。
【0019】
また、ガス流路16は、図1では図示していない減圧装置55が設けられている。減圧装置55は、図4に示すように、ガス流路16内の圧力を検出して出力する圧力センサ56と、ガス流路16に配置された弁57と、圧力センサ56が検出した圧力に応じて弁57の開度を調整する制御装置58とで構成されている。この制御装置58は、ガス流路16内の圧力が、例えば0.9〜0.99MPaになるように弁57を制御するようになっている。これにより、燃料タンク7(ボンベ元圧20MPa)から供給される圧縮天然ガスの圧力を減圧することができ、エンジン5と改質器17とで燃料を共有することができる。
【0020】
次に、本発明の特徴部である改質器17の構成について説明する。改質器17は、図3に示すように、大筒23と、大筒23の内径より小さい外径を有し大筒23に同軸に挿入されて配置された中筒24と、中筒24の内径より小さい外径を有し中筒24に同軸に挿入されて配置された小筒25とを備えて形成されている。大筒23の一端は閉塞され、閉塞された一端側には燃焼器12が形成されている。大筒23の他端からは中筒24の一端が突出し、大筒23の他端と中筒24の外周とは閉塞され、大筒23と中筒24とに挟まれた部分は、燃焼ガスまたはエンジン5の排ガスと反応部51とを熱交換させるガス流路50が形成されている。また、大筒23の他端側には外気と大筒23内を連通する排ガス流路28が接続されている。
【0021】
大筒23内に位置する中筒24の一端は閉塞され、大筒23から突出する中筒24の他端からは小筒25が突出し、かつ、他端と小筒25の外周とは閉塞されている。中筒24内に位置する小筒25の一端は開口した状態とし、小筒25の他端は、ガス流路20に接続されている。また、中筒24と小筒25とに挟まれた部分には、炭化水素系燃料と水蒸気との反応を促進させる改質触媒26が配置され、反応部51を形成している。
【0022】
改質器17の中筒24の大筒23から突出した部分は原料の入口であり、ガス流路16が接続されている。また、燃焼器12は、ガス流路18を介して燃料タンク7に、排気流路8を介してエンジン5の排気口に、空気流路46を介してエアブロア45に、ガス流路36を介してガス精製装置19にそれぞれ連結されている。
【0023】
このような構成の水素ステーションの動作について説明する。まず、水素製造時の動作について説明する。通常の水素製造時、燃料タンク7内の原料の圧縮天然ガス(ボンベ元圧20MPa)は、減圧装置55によって、例えば0.9MPaまで減圧された後、脱硫器43に流入し、脱硫器43において付臭剤として添加したイオウ化合物が吸着除去される。一方、ボイラ15は、燃料タンク7から供給された圧縮天然ガスを燃焼して、給水タンクから供給された水を加熱する。この加熱によりボイラ15で発生した水蒸気は、脱硫器43を通過した圧縮天然ガスと混合した後、改質器17の反応部51に流入する。
【0024】
反応部51に流入した圧縮天然ガスと水蒸気の混合気は、反応部51に充填された改質触媒26の作用で水素リッチの改質ガスに改質される。反応部51で発生した改質ガスはガス流路20を通流し、CO転化器27において、改質ガス内の残存COと残存水蒸気を反応させてさらに水素濃度が増加する。CO転化器27から流出した改質ガスは、ガス冷却器30、31で温度を下げられ、気水分離器33及びデミスタ35で凝縮水を除去し、ガス精製装置19に入る。
【0025】
ガス精製装置19で精製された水素濃度が高い精製ガスは、圧縮機37で、例えば40MPa以上に加圧され、一旦、蓄圧器39に蓄えられ、ディスペンサ21を介して水素燃料車24に供給される。ガス精製装置19から排出される水素を含んだ残余ガスは、燃焼器12に供給され、エアブロワ45から供給される空気と共に燃焼され、反応部51内で進行する改質反応の熱源となる。
【0026】
次に、水素ステーションの移動時における動作について説明する。移動時、エンジン5の運転が開始されトラック1が走行する。このとき、エンジン5から排出された燃焼ガス、つまり排ガスは、排気流路8を介して改質器17の燃焼器12へ流入する。燃焼器12へ流入した排ガスは、改質器17のガス流路50内を通流してガス流路28から外気へ放出される。このように排ガスがガス流路50を通流することで、改質器17の反応部51及び改質触媒26が予熱される。この結果、水素ステーション到着から水素供給までにかかる時間を短縮することができる。この立ち上がり時間の違いを図5を参照して説明する。図5は、横軸に時間、縦軸に改質器17の温度を表し、従来の立ち上がり時間を点線で、本実施形態の立ち上がり時間を実線で示したグラフである。このグラフから分かるように、本実施形態の構成とすることで、出発から目的地到着までの間に改質器17を予熱することができ、水素製造装置3を起動してから水素供給開始までにかかる時間を大幅に短縮することができる。
【0027】
また、本実施の形態では、改質器17の燃焼器12は、排気流路8を介してエンジン5の排気口に接続された構成としたが、これに代えて、排気流路8の排ガス燃焼器13と燃焼器12との間から分岐する排気流路60を設け、排ガスを排気流路60から消音器61を介して外部に導くように形成することができる。この場合において、排気流路60が分岐する部分と燃焼器12との間の排気流路8に弁63を、排気流路60に弁64を設ける構成とすることができる。このような構成とすることで、エンジン5の排ガスを任意に改質器17の燃焼器12に導くことができるので好ましい。また、本実施の形態では、エンジン5を天然ガスを燃料とするものとしたが、本発明はエンジン5の排熱を利用して改質器を過熱することができればよく、従来の燃料である例えばガソリンなどを燃料としたものでもよい。
【0028】
また、圧縮機37の動力として、図2に示すように発電機66を搭載した構成としたが、これに代えて、図7に示すように、エンジン5の動力を伝達するクラッチ67とシャフト68を設け、水素製造時にクラッチ67を切り替えてエンジン5の動力を圧縮機37に伝達する構成とすることができる。これにより、発電機66及び発電機66を搭載するスペースを節約することができる。
【0029】
以上のように、本実施の形態によれば、エンジン5の排ガスを改質器17の燃焼器12へ導くことができるので、目的地へ移動する最中に改質器を予め昇温することができ、目的地に到着してから改質器を設定温度まで昇温させる時間を短縮することができる。また、エンジン5の燃料を、改質器17で改質される炭化水素系燃料と同種の圧縮天然ガスCNGとすることで、エンジン5の燃料タンクと改質器17の燃料タンクを共有することができ、タンク設備やタンク設備をためのスペースを縮小することができる。
【0030】
また、水素燃料車24に水素を供給するディスペンサ21を備えた構成とすることで、定置式の水素ステーションが建設されていない、例えば、高速道路上やインフラが整備されていない地方都市などにおいても水素燃料車24に燃料を補給することができる。この場合において、ディスペンサ21は、燃料タンクに高圧の水素を充填する高圧ガス貯蔵タイプと、燃料タンク内の水素吸蔵合金に水素を吸蔵させるメタルハイドライドタイプに対応するものとする。また、圧縮機37を搭載することで、高圧ガス貯蔵タイプに燃料を充填することを可能にする。
【0031】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、立ち上がり時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる水素ステーションの一実施形態の概略構成を示した図である。
【図2】本実施形態を適用してなる水素ステーションの概略構成を示した斜視図である。
【図3】本発明を適用してなる水素ステーションに搭載される改質器の概略構成について示した図である。
【図4】圧縮天然ガスの減圧機構の概略構成を示した図である。
【図5】横軸に時間、縦軸に改質器の温度を表し、従来の立ち上がり時間を点線で、本実施形態の立ち上がり時間を実線で示したグラフである。
【図6】排ガス流路の変形例を示した図である。
【図7】本発明を適用してなる水素ステーションの変形例を示した図である。
【符号の説明】
1 トラック
5 エンジン
8 排気流路
12 燃焼器
17 改質器
26 改質触媒
50 ガス流路
51 反応部

Claims (7)

  1. 炭化水素系燃料と水蒸気との反応により水素ガスを発生させる改質器を車両に搭載してなり、該改質器を前記車両の動力装置の排熱により予熱する予熱手段を備えた水素ステーション。
  2. 炭化水素系燃料と水蒸気とを反応させる改質触媒層が配置された反応部と、燃焼により発生させた燃焼ガスで前記反応部を加熱する燃焼器とを備えてなる改質器を車両に搭載してなり、該燃焼器に前記車両の動力装置の排ガスを導く予熱手段を備えた水素ステーション。
  3. 前記改質器は、前記燃焼ガスが通流し、前記燃焼ガスと前記反応部とを熱交換させるガス流路を備え、前記予熱手段は、前記動力装置の排ガスを前記ガス流路に導くことを特徴とする請求項2に記載の水素ステーション。
  4. 前記動力装置の燃料は、前記炭化水素系燃料と同種の燃料であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の水素ステーション。
  5. 外部の燃料タンクに前記水素ガスを供給する供給装置を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の水素ステーション。
  6. 前記水素ガスを圧縮する圧縮機と、前記動力装置の動力を該圧縮機に伝える動力伝達部材とを備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の水素ステーション。
  7. 炭化水素系燃料と水蒸気とを反応させる改質触媒層が配置された反応部と、燃焼により燃焼ガスを発生させる燃焼器と、前記燃焼ガスが通流し前記燃焼ガスと前記反応部とを熱交換させるガス流路とを備え、該ガス流路は前記車両の動力装置の排気流路に連結される改質器。
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