JP2004016354A - 弾球遊技機およびスロットマシン - Google Patents

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JP2004016354A
JP2004016354A JP2002173125A JP2002173125A JP2004016354A JP 2004016354 A JP2004016354 A JP 2004016354A JP 2002173125 A JP2002173125 A JP 2002173125A JP 2002173125 A JP2002173125 A JP 2002173125A JP 2004016354 A JP2004016354 A JP 2004016354A
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Shohachi Ugawa
鵜川 詔八
Toshiyuki Shudo
周藤 敏幸
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Abstract

【課題】複数本の光伝送体の設置方法を提案し、光演出効果を十分に高めた弾球遊技機およびスロットマシンを提供することである。
【解決手段】複数本の光伝送体を設置するに際し、それぞれの光伝送体の胴体部分が弾球遊技機等の奥行き方向へ階段状となるようにずらして設置する。
【選択図】    図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機などで代表される弾球遊技機およびスロットマシンに関する。詳しくは、遊技盤の前面に形成された遊技領域に遊技球を発射して遊技が行なわれる弾球遊技機、および、1ゲームに対して賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の弾球遊技機およびスロットマシンとして従来から一般的に知られているものに、たとえば、パチンコ遊技機のような、遊技盤の前面に形成された遊技領域に遊技球を発射して遊技が行なわれるものや、スロットマシンのような、1ゲームに対して賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なものがある。
【0003】
このような弾球遊技機およびスロットマシンにおいて、遊技の進行状況に応じて光を発し、演出を盛り上げるものとして、線状または棒状に発光する光伝送体を用いたものがあり、広い範囲において発光させることにより意匠性を高めようとするものがあった。また、光伝送体が取付けられている弾球遊技機やスロットマシンにおけるものではないが、光伝送体に切欠を設けて光伝送体内を伝送している光を分散させ、光伝送体の側周面から高輝度に発光させるものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような弾球遊技機およびスロットマシンにおいて、広い範囲にわたり光を放射できる光伝送体を複数本用いたときには、光演出を実行可能であるが、単に光伝送体を平面上に並べ光演出を実行したときには、奥行き感のある光演出ができず窮屈感を与えてしまい、光演出本来の効果を発揮することができず遊技に飽きてしまう不都合を生じさせていた。
【0005】
この発明は上述の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、複数本の光伝送体の設置方法を提案し、光演出効果を十分に高めた弾球遊技機およびスロットマシンを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段の具体例およびその効果】
(1) 遊技盤(遊技盤106)の前面に形成された遊技領域(遊技領域107)に遊技球(パチンコ球)を発射して遊技が行なわれる弾球遊技機(パチンコ遊技機101)であって、
光を供給する発光源(発光源LED3等)と、
前記発光源から一端部(端部1’)に供給された光を他端部(端部1”)まで伝送する光伝送体(光伝送体1)とを複数備え、
前記光伝送体の外周面は、長手方向(外周面を構成する母線の延びる方向)に沿って帯状(たとえば、母線と母線によって囲まれる領域)に広がる受光した光の進行方向を変更するための光路変更部(加工面5’)が形成された第1の領域と光路変更部が形成されない第2の領域とから構成されており、
前記第1の領域と前記第2の領域とで前記外周面の全周を取り囲んでおり(図3等参照)、
前記複数本の光伝送体は、弾球遊技機の奥行き方向へ向けて段状にずらして配置されている(図5等参照)。
【0007】
上述の構成によれば、複数本の光伝送体を弾球遊技機の奥行き方向へ向けて段状にずらして配置させることができる。これにより、遠近感のある立体的な演出態様により実行される光演出を遊技者に提供することができるため、遊技の興趣を向上させることができる。さらに、複数の光伝送体を配置させたときであっても、互いに重なり合うことがなく、複数の光伝送体それぞれから発する光を光演出に費やすことができる。また、複数の発光源を点在させ発光させたときと比較し、少数の発光源により広い範囲から光を遊技者に放射することができるとともに、複数の発光源により発光させたときに生ずる点在する光ではなく広範囲に連続した光を放射することができる。また、より少数の発光源で光演出を行なうことが可能となることから、配線数や取付工数を減少させることができる。さらに、光伝送体の長手方向に帯状に延びる第1の領域に、光の進行方向を変更させる光路変更部が形成されているため、遊技者側に非加工外周面を向けて配置させるか、加工外周面を向けて配置させるかにより、強い光を遊技者に向けて放射させ遊技者に強い印象を持たせるか、または、直接的に遊技者側に放射される光量を低減し従来にない間接照明的な光演出を実現させることができる効果をより顕著に発揮させることができる。
【0008】
(2) 前記光路変更部は、前記光伝送体の外周面にローレット掛けが施されることにより構成されている。
【0009】
上述の構成によれば、光伝送体の外周面にローレット掛けを施すことにより光路変更部が形成されている。これにより、放射光の光量・輝度や放射範囲を調整することができ、遊技者に向けて様々な態様で光演出を提供することができる。すなわち、ローレット掛けの切欠深さ,切欠角度によりローレット掛けの施されていない第2の領域から放射される光量・輝度を調整でき、さらに、切欠深さに至っては、放射範囲をも調整することができる。
【0010】
(3) 弾球遊技機は、前記発光源と前記光伝送体との間に介在し、かつ、前記発光源と前記光伝送体とを連結する連結部材(連結管2、連結部材24)をさらに備え、
前記連結部材は、前記複数本の光伝送体が取付られる取付部(図5の21a,22a,23a等参照)を含み、
前記取付部は、前記取付部に取付けられた前記複数本の光伝送体が弾球遊技機の奥行き方向(図5の取付板26方向)へ段状にずらして配置されるように、前記連結部材に配設されている(図5等参照)。
【0011】
上述の構成によれば、発光源と光伝送体との間の空間を覆う連結部材に設けられている取付部に光伝送体を取付けることにより、複数本の光伝送体を弾球遊技機の奥行き方向へ段状にずらして配置させることができる。これにより、光伝送体を個別に位置決めする手間を省くことができ組み付け作業を簡略化できるとともに、光演出を実行するために予め定められた位置に光伝送体を確実かつ容易に配置させることができる。
【0012】
(4) 弾球遊技機は、前記発光源と前記光伝送体との間に介在し、かつ、前記発光源と前記光伝送体とを連結する連結部材(連結管2、連結部材24)と、前記連結部材を取付ける取付部材(図5,図9の取付板26等参照)とをさらに備え、
前記取付部材には、長さの異なる突起部(図9の31a,32a,33a、図10の隆起部等)が連成されており(図9,図10等参照)、
前記連結部材を前記突起部に取付けたときに、前記連結部材に取付けられている前記光伝送体の複数が弾球遊技機の奥行き方向へ段状にずらして配置される(図9,図10等参照)。
【0013】
上述の構成によれば、取付部材の表面に連成されている突起部に、発光源と光伝送体との間の空間を覆うように設けられている連結部材を取付けることにより、かかる連結部材に取付けられている光伝送体を弾球遊技機の奥行き方向へ段状にずらして配置させることができる。これにより、光伝送体を位置決めする手間を省くことができ組み付け作業を簡略化できるとともに、光演出を実行するために予め定められた位置に確実かつ容易に配置させることができる。
【0014】
(5) 前記取付部材に連成された前記突起部は、前記遊技盤端側に連成されている突起部の長さを基準に、前記遊技盤中央側に段状にずれて短くなる(図11の(a)参照)。
【0015】
上述の構成によれば、取付部材の表面に連成されている突起部のうち、遊技盤の端側に位置する突起部の長さを基準として、遊技盤の中央側に位置する突起部の長さほど短くなるように構成されている。これにより、複数本の光伝送体から発せられる光を遊技者に向けることができ、光演出により確実に強い印象を持たせることができる。
【0016】
(6) 前記部材に連成された前記突起部は、前記遊技盤端側に連成されている突起部の長さを基準に、前記遊技盤中央側に段状にずれて長くなる(図11の(b)参照)。
【0017】
上述の構成によれば、取付部材の表面に連成されている突起部のうち、遊技盤の端側に位置する突起部の長さを基準として、遊技盤の中央側に位置する突起部の長さほど長くなるように構成されている。これにより、複数本の光伝送体から発せられる光を遊技者以外の周囲に向けることができる。
【0018】
(7) 1ゲームに対して賭数を設定(たとえば、メダル,パチンコ球等を投入しセット)することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化(たとえば、リールに付された図柄のスクロール)させることが可能な可変表示装置の表示結果(たとえば、停止図柄)が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞(たとえば、ビッグボーナス入賞、小役入賞)が発生可能なスロットマシン(たとえば、スロットマシン、パチンコ球を用いたスロットマシン等)であって、
光を供給する発光源(発光源LED3等)と、
前記発光源から一端部(端部1’)に供給された光を他端部(端部1”)まで伝送する光伝送体(光伝送体1)とを複数備え、
前記光伝送体の外周面は、長手方向(外周面を構成する母線の延びる方向)に沿って帯状(たとえば、母線と母線によって囲まれる領域)に広がる受光した光の進行方向を変更するための光路変更部(加工面5’)が形成された第1の領域と光路変更部が形成されない第2の領域とから構成されており、
前記第1の領域と前記第2の領域とで前記外周面の全周を取り囲んでおり(図3等参照)、
前記複数本の光伝送体は、スロットマシンの奥行き方向へ向けて段状にずらして配置されている(図9,図10等参照)。
【0019】
上述の構成によれば、複数本の光伝送体をスロットマシンの奥行き方向へ向けて段状にずらして配置させることができる。これにより、遠近感のある立体的な演出態様により実行される光演出を遊技者に提供することができるため、遊技の興趣を向上させることができる。さらに、複数の光伝送体を配置させたときであっても、互いに重なり合うことがなく、複数の光伝送体それぞれから発する光を光演出に費やすことができる。また、複数の発光源を点在させ発光させたときと比較し、少数の発光源により広い範囲から光を遊技者に放射することができるとともに、複数の発光源により発光させたときに生ずる点在する光ではなく広範囲に連続した光を放射することができる。また、より少数の発光源で光演出を行なうことが可能となることから、配線数や取付工数を減少させることができる。さらに、光伝送体の長手方向に帯状に延びる第1の領域に、光の進行方向を変更させる光路変更部が形成されているため、遊技者側に非加工外周面を向けて配置させるか、加工外周面を向けて配置させるかにより、強い光を遊技者に向けて放射させ遊技者に強い印象を持たせるか、または、直接的に遊技者側に放射される光量を低減し従来にない間接照明的な光演出を実現させることができる効果をより顕著に発揮させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。なお、以下の実施の形態においては、弾球遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、遊技盤の前面に形成された遊技領域に遊技球を発射して遊技が行なわれる弾球遊技機や1ゲームに対して賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なスロットマシンであれば他の弾球遊技機やスロットマシンにおいても適用することが可能である。
【0021】
第1実施形態
図1は、発光源LED3と光伝送ロッド1と、それらを連結するための連結管2について説明するための図である。なお、ここでは一般的に説明するため、光伝送ロッド1には、たとえば、ローレット掛け等の加工が施されていない状態について説明する。
【0022】
まず、本実施形態で用いる光伝送ロッド1は、アクリル酸と誘導体を重合させたアクリル樹脂から構成される一層構造を採用しており、また、その形状は円柱となるよう形成されている。その円柱の端部1’から入射された光を他端部1”まで伝送する特性を有している。これは、アクリル樹脂の内部を伝送する光が外周面に衝突したときに、その外周面における法線からの角度(いわゆる入射角)が一定値未満であれば、たとえば外周面に対し正面から衝突すれば、アクリル樹脂の内部から外部へ放射され、逆に、その外周面の法線からの角度が一定値以上であれば、たとえば外周面に対し斜めに衝突すれば、再度内部に反射され外部へ放射されない、といったアクリル樹脂の特性を利用し伝送可能としている。なお、本実施形態においては、アクリル樹脂の一層構造による光伝送ロッドを用いた例について説明するが、2層構造からなり、内層を構成する材料(コア材)が、外層を構成する材料(クラッド材)よりも屈折率が高くなるように構成し、一定角度(いわゆる、臨界角)以上で内層と外層の境界面に衝突したときに反射され、一定角度以内で境界面に衝突したときに内部から外部に放射されるような構造にしてもよい。
【0023】
なお、材質はアクリル樹脂に限るものではなく、プラスティックや合成ゴムならびにゴム状プラスティック等の透明材料であればよい。具体例としては、アクリルゴム、アクリルゴム、脂環式アクリル樹脂、アモルファスポリオレフィン、クロロプレンゴム、ジアリルフタレート、シリコン樹脂、シリコンゴム、スピラン樹脂、スチレン・メチルメタクリレート共重合体、ノルボルネン系樹脂、フッ素樹脂、フッ素ゴム、ポリアミド、ポリアリルサルホン、ポリアリレート、ポリイソプレンゴム、ポリイミド、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルイミド、ポリエステルカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリカーボネート、ポリサルホン、ポリスチレン、ポリメチルペンテンポリメチルメタクリレート等が挙げられる。また、2層構造としたときの外層の材質は、選択した内層の材質より屈折率の低い材質を選択するようにすればよい。
【0024】
また、光伝送ロッド1の形状は円柱形状のものについて説明するが、これに限らず、中部が詰まったラグビーボールのような形状でもよく、一端部1’から入射された光を他端部1”まで伝送することができる形状であればどのような形状でもよい。
【0025】
図1(a)では、光伝送ロッド1の片端1’側に連結管2を介して発光源LED3が設けられている。発光源LED3を発光させることにより、照射される光は、連結管2によりその光を外に放出することなく光伝送ロッド1の端部1’に入射され、上述したように他端部1”まで伝送される。また、本実施形態においては、光伝送ロッド1を連結管2に設けられている挿入部分4に挿入させることにより一体となるように構成されている。発光源LEDにおいても同様である。なお、螺着することにより一体とするように構成してもよく、発光源LED3からの光を無駄なく光伝送ロッド1に伝達できるような構成であればよい。
【0026】
図1(b)では、光伝送ロッド1の両端1’,1”にそれぞれ連結管2を介して発光源LED3が設けられている。発光源LED3を発光させることにより照射される光は、光伝送ロッド1の両端部1’,1”にそれぞれ入射され、入射された端部に相対する端部まで伝送される。
【0027】
図2,図3は、光伝送ロッド1にローレット掛けが施された状態を側面と断面から説明するための図である。なお、本実施形態においては、開角90°V字の加工部を有する被加工物によりローレット掛けが施されたものであり、図中の斜線部は、この被加工物によりローレット掛けが施された、いわゆる、切欠部分を示している。
【0028】
なお、本実施形態においては、加工の施されていない光伝送ロッドを、事後的にローレット掛けを施すことにより光路変更部が形成される例について説明するが、これに限らず、光伝送ロッドを生産する段階において予め光路変更部が形成されるようにしてもよい。すなわち、一方向に凹凸面を有する内面形状の射出成形用金型を利用し、アクリル樹脂のペレットを加熱・溶融してかかる金型内に射出・流入し、冷却・固化することにより得られた光伝送ロッドを用いてもよい。かかる光伝送ロッドにおいても、同様に、長手方向に帯状に延びる第1の領域に光路変更部が形成されている。
【0029】
ここで光路変更部(以下、切欠という)とは、光伝送ロッド内の伝送過程にある光の進行方向を変更するために形成されたものをいい、光伝送ロッドの外周面に衝突することにより光の進行方向が変更される材質の有する特性をいうものではない。
【0030】
図2(a)は、光伝送ロッド1の外周面にローレット掛けが施されている箇所の外周面の側面図を示す。切欠5は、開角θ=90°となる三角形状に切欠かれている。また、切欠のピッチ間隔は、光伝送ロッド1の外径Aの5分の1(0.2A)程度となるように設定している。なお、かかるピッチ間隔を狭くするほど、放射光の光量を多くすることができ、ピッチ間隔を広くするほど、放射光の光量を少なくすることができる。よって、かかる切欠のピッチ間隔は、必要とする放射光の光量に合わせて任意に選択できるものであるため、光伝送ロッド1の外径に対し5分の1(0.2A)程度に切欠くことに限るものではない。
【0031】
図2(b)は、光伝送ロッド1の外周面に施されたローレット掛け付近の光の進行方向を説明するための図である。図中の矢印は、光伝送ロッド1内を端部から他端部まで伝送する過程にある光の進行方向を示している。なお、θは臨界角を示しており、ローレット掛け加工面5’上の法線10と屈折角90°となる光11のローレット掛け加工面5’に衝突する前の光路とがなす角度である。
【0032】
ここで、臨界角とは、スネルの法則(nsinθ=nsinθ)により屈折角θ=90°となるときのθの値である。かかる臨界角θより大きな入射角となるように光を衝突させたときには、屈折角も90°よりも大きくなり、衝突させた光を全反射させることができる。この性質を利用し、光伝送ロッド1内部を伝送中の光の進行方向を変更させることができる。以下、ローレット掛け加工面5’に衝突した際の入射角が臨界角θより大きな値で衝突した光と、臨界角θより小さな値で衝突した光における光路の進行方向をそれぞれ説明する。
【0033】
光12は、ローレット掛け加工面5’に臨界角θより大きな角度で衝突(入射)した光である。臨界角θよりも大きな角度で衝突しているため全反射し、切欠5が施されていない外周面側に進行する。さらに、かかる切欠5が施されていない外周面の衝突点における臨界角θより小さな角度で衝突したときは外部に放射され、大きな角度で衝突したときは光伝送ロッド1内部へ全反射され伝送されることとなる。
【0034】
光13は、ローレット掛け加工面5’に臨界角θより小さな角度で衝突(入射)した光である。臨界角θよりも小さな角度で衝突しているため光伝送ロッド1外部に放射される。
【0035】
ただし、光伝送ロッド1内部を伝送中の光の進行方向における割合としては、光12のような臨界角θよりも大きな角度でローレット掛け加工面5’に衝突する光の方が、光13のような臨界角θよりも小さな角度でローレット掛け加工面5’に衝突する光よりも多くなる。これは、切欠5の開角を調節していることや、連結管2の内面形状を調節(たとえば、テーパーを付ける)すること等によりローレット掛け加工面5’に衝突したときに臨界角θより大きな値で衝突する割合が高くなるように構成している。
【0036】
以上のことから、ローレット掛けを施し切欠5を設けることにより、ローレット掛けが施された外周面とローレット掛けが施されていない外周面とでは、放射される光の量を異ならせることができ、同一の光伝送ロッド1であっても見る方向により放射光の光量・輝度を異ならせることができる。すなわち、本来であればローレット掛けが施された外周面から放射されるはずの光の進行方向が切欠5により変更されるため、ローレット掛けが施された外周面から放射される光の量を少量に抑えられ、ローレット掛けが施されていない外周面から放射される光の量を多量にすることができる。
【0037】
なお、かかる切欠5の開き角度θが広いほど、伝送過程にある光は加工面5’に対し鈍角に衝突し反射するため、ローレット掛けが施されていない外周面から放射される光量は比較的多くなる。また、切欠5の開き角度θが狭いときは、伝送過程にある光が加工面5’に対し鋭角に衝突するため、ローレット掛けが施されている外周面からそのまま外部へ放射され、ローレット掛けが施されていない外周面から放射される光量は比較的少なくなる。よって、かかる開き角度の設定は、必要となる光量に合わせて任意に選択できるものであるため、90°に限るものではない。
【0038】
図3(a)は、光伝送ロッド1の外周面にローレット掛けが施されている箇所の断面を説明するための図である。図中の寸法は、切欠5の切欠深さと外径の比率を示している。切欠5の切欠深さは、光伝送ロッド1の外径Aの8分程度(0.08A)となるように設定している。なお、かかる切欠5の深さを深くするほど、ローレット掛けが施されていない外周面から光の放射される放射範囲を比較的広くすることができる。また、切欠5の深さを浅くするほど、ローレット掛けが施されていない外周面から光の放射される放射範囲は比較的狭くなるが、光伝送可能距離が長くなるため光伝送ロッド1の端まで光を伝達し易くなる。よって、かかる切欠5の深さの設定は、必要とする光の放射範囲に合わせて任意に選択できるものであるため、光伝送ロッド1の外径に対し8分程度(0.08A)に切欠くことに限るものではない。
【0039】
図3(b)は、光伝送ロッド1の光伝送途中箇所の断面形状を説明するための図である。なお、光伝送途中箇所の断面形状とは、ローレット掛けが施された第1の領域とローレット掛けが施されていない第2の領域とを含む断面であって、光伝送ロッド1の端部を含む断面ではない。
【0040】
図中の矢印はそれぞれ放射光の進行方向を示している。前述したように、ローレット掛けが施されている外周面側から放射される光14は少量となり、ローレット掛けが施されていない外周面側から放射される光15は多量となっている。また、前述したスネルの法則に則り、光15は光伝送ロッド1から空気中に放射される際に屈折する。よって、光15は、焦点に向かって収束した後、発散する方向に進行するため、広範囲にわたって強い光を放射することができる。
【0041】
図4は、ローレット掛けの施された光伝送ロッドを用いて光演出を実行する遊技機部材の一例について説明するための図である。
【0042】
図4(a)は、本実施形態で用いる遊技機部材20の構成を示している。遊技機部材20は、光伝送ロッドに光を供給する発光源LED21’,22’,23’と、それぞれの発光源から照射された光を無駄なく複数本の光伝送ロッドに供給可能にするとともに組み付けを容易にする連結部材24,25と、それぞれの発光源LEDから照射された光を端部から受光し他端部まで伝送する3本の光伝送ロッド21,22,23と、これら組み立てたものを一体として遊技機に取付けるための取付板26から構成されている。なお、本実施形態の遊技機部材20に用いる光伝送ロッドは、中空形状に成形されたものではなく、中身の詰まった中実形状に成形された、無垢状のものである。
【0043】
図4(b)は、遊技機部材20に用いる光伝送ロッド21を取付板26側から見たときの拡大図である。
【0044】
遊技機部材20に用いられる光伝送ロッド21の外周面は、光伝送ロッドにおける長手方向に沿って帯状に広がる領域にローレット掛けが施されている第1の領域(以下、加工外周面という)と、ローレット掛けが施されていない第2の領域(以下、非加工外周面という)とが互いに補い合うことにより構成されている。
【0045】
ここで、前述した長手方向に沿って帯状に広がる領域について説明する。
長手方向に沿って帯状に広がる領域とは、円柱形状の光伝送ロッド21における外周面である柱面(外周面)が直線(母線)27の運動によって描かれた曲面であることより、かかる直線(母線)の一の直線(母線)27と他の直線(母線)27’の一つとを境界線として囲まれる外周面上の領域28をいう。よって、円柱形状の光伝送ロッドを本実施形態のように湾曲に変形させたときであっても、螺旋状に広がるような領域となることがなく、たとえば、一方向から光伝送ロッドを見たときに、加工外周面と非加工外周面が交互に錯綜することがない。なお、長手方向に広がる範囲は、光伝送ロッド21と連結部材24,25を組み立てたときに、露出する範囲を少なくとも含んであればよく、隠蔽される光伝送ロッド21の範囲をも含むものであってもよい。たとえば、図1(a)にもとづき説明すると、前述した挿入部分4を除く光伝送ロッド1の露出した範囲を含んでいればよく、挿入部分4をも含む範囲であってもよい。本実施形態においては、このようにして定まる範囲を、長手方向に沿って帯状に広がる領域とする。
【0046】
また、加工外周面と非加工外周面とが互いに補い合うことにより光伝送ロッドの外周面が構成されている。すなわち、光伝送ロッドの外周面の全周にわたり加工外周面が形成されることや加工外周面が全く形成されていないようなこともない。さらに、光伝送ロッドの外周面のうち半周部分が、複数の加工外周面と非加工外周面から構成されるようにしてもよい。たとえば、光伝送ロッドの外周面のうち半周部分が、加工外周面と非加工外周面を交互に配置させることや、加工外周面を隣り合うように連続して配置させることにより構成されているようにしてもよい。
【0047】
また、本実施形態におけるローレット掛けは、加工外周面上の直線(母線)27と直交する方向に切欠溝が向くように施されている。なお、切欠溝の向きを直線(母線)27と直交する方向に施すことに限らず、切欠溝の向きを直線(母線)27と斜交する方向に施すようにしてもよい。すなわち、伝送中の光が切欠に衝突し全反射できるような向きであればどのような向きであってもよい。
【0048】
前述したように、一方向の外周面にローレット掛けを施すことにより、非加工外周面側では、加工外周面で進行方向が変更された光が放射されることにより強い光を視認することができる。本実施形態では、かかる加工外周面(ローレット掛けが施された外周面)である光路変更部が形成されている第1の領域を遊技機側に向け配置することにより、遊技者に強い光を認識させることができ、光演出効果を高めている。なお、加工外周面側では、切欠により放射される光はほとんどないことにより弱い光を視認することとなる。さらに、切欠を真横から臨んだときは、ほとんど光を視認することができないこととなる。
【0049】
図5は、本実施形態で用いる連結部材24の取付穴に嵌着された光伝送ロッドの位置関係を説明するための図である。
【0050】
図5(a)は、連結部材24の取付穴と取付板26の位置関係を説明するための上面図である。取付板26の表面には、凹凸部28が設けられており、発光源LEDと光伝送ロッドを複数組み付け可能な連結部材24の側面24’を嵌め込み固定できるように構成されている。
【0051】
一方、連結部材24は、光伝送ロッド21,22,23を嵌着するためのそれぞれに対応した取付穴21a,22a,23aが設けられている。取付穴21a,22a,23aは、取付穴のうち右側に設けられている取付穴21aの位置を基準として、取付板26方向へ階段状にずれた位置に取付穴22a、23aのそれぞれが配設されている。よって、かかる取付穴21a,22a,23aは、実際に取付板26を介し遊技機に取付けたときに、遊技者から見て同一直線上に位置することがないよう遊技機の奥行き方向へ階段状となるようにずらして配設されている。
【0052】
ここで、かかる取付穴21a、22a、23aに光伝送ロッド21、22、23を嵌着させた連結部材24を考えてみると、取付板26の表面に設けられた凹凸部28に嵌め込み固定し、取付板26を遊技機に取付けたときに、遊技機の真正面に位置している遊技者にとって、3本の光伝送ロッド21、22、23の胴体部分がぴったりと重なってしまうことがないように、遊技機の奥行き方向へ階段状にずれるように配置されている。これにより、複数本の光伝送ロッドを遊技機に配置させたときに奥行きのある光演出・遠近感のある立体的な光演出を遊技者に提供することが可能となり、遊技の興趣を向上させることができる。また、階段状にずれるように配置されそれぞれが重ならないため、この3本の光伝送ロッド21,22,23から発せられる光を無駄なく光演出を実行させるために費やすことができる。
【0053】
さらに、本実施形態においては、かかる効果を発揮させるべく、遊技機の奥行き方向へ配置されている光伝送ロッドは、遊技機の手前側に配置されている光伝送ロッドよりも、遊技盤の中央側または遊技機の端側のいずれかに向けて階段状にずれるように配置させることにより、遠近感のある立体的な光演出を直接的または間接的に遊技者に提供することができる。
【0054】
なお、連結部材に取付穴を階段状に設けたのは、以上のような効果を発揮させるためであり、複数本のうち数本のみが奥行き方向へ階段状にずれるように配置させているようなものは、遊技者に窮屈な印象を与えてしまい、遠近感のある立体的な光演出を実行することができないため除外するものとする。
【0055】
図5(b)は、連結部材24付近の側面図を示している。各種遊技機部材を取付けるための遊技機側のベニヤ板29に取付板26を介し、光伝送ロッド21,22,23と連結部材24とそれぞれに対応した発光源LEDが一体として取付けられている。光伝送ロッド21は取付穴21aに、光伝送ロッド22は取付穴22aに、光伝送ロッド23は取付穴23aに嵌着されている。
【0056】
前述したように、複数の取付穴は、それぞれ、遊技機の手前に配設されている取付穴の位置を基準として、遊技機の奥に配設されている取付穴ほど、遊技盤の中央側または遊技機の端側のいずれかに向けて階段状にずれるように連結部材24に設けられている。よって、かかる取付穴に嵌着させる光伝送ロッドの胴体部分が階段状となるようにずれて配置されることとなる。なお、本実施形態における光伝送ロッド21,22,23は、加工外周面が取付板26側に、非加工外周面が遊技者側に向くように配置されているが、これに限らず、非加工外周面が取付板26側に、加工外周面が遊技者側に向くように配置されていてもよい。前者の場合は、強い光を遊技者に向けて放射させ遊技者に強い印象を持たせることができ、後者の場合は、直接的に遊技者側に放射される光量を低減し従来にない間接照明的な光演出を実現させることができる効果をより顕著に発揮させることができる。また、非加工外周面が取付板26の法線方向に向くように配置されているが、これに限らず、遊技機部材が取付けられる位置により非加工外周面の向きを、遊技者の視野範囲と放射光の放射範囲が互いに重なる割合が多くなる向きに随時調整し設定する。たとえば、後述する、装飾ランプとして用いたときには、取付板26の法線方向に対し遊技機中心方向に約20°回転させることにより前述したそれぞれの範囲が重なる割合を多くすることができる。
【0057】
図6は、取付穴が遊技盤の中央側または遊技機の端側のいずれかに向けて階段状にずれるように配設された連結部材と遊技者との位置関係を説明するための図である。なお、図中のそれぞれの破線矢印は、遊技機の端側,中央側,奥側,手前側の方向を示している。
【0058】
図6(a)は、複数の取付穴が、それぞれ、遊技機の手前に配設されている取付穴の位置を基準として、遊技機の奥に配設されている取付穴ほど、遊技盤の中央側に向けて階段状にずれるように設けられている連結部材24を左右に配置させたときの遊技者との関係を説明するための図である。
【0059】
連結部材に予め配設されてある取付穴に光伝送ロッドを取付けることにより、遊技機の奥行き方向に配置される光伝送ロッドほど、遊技機の手前側に配置される光伝送ロッドよりも、遊技盤の中央側に向けて階段状にずれるように配置されるため、光伝送ロッドのそれぞれを位置決めする手間を省き、組み付け作業を簡略化するとともに、確実に決められた位置に容易に光伝送ロッドを配置することができる。
【0060】
さらに、複数本の光伝送ロッドから発せられる光を遊技者に向けることができ、複数本の光伝送ロッドによる光演出が実行されることにより、遊技者に対し確実に強い印象を持たせることができる。
【0061】
図6(b)は、複数の取付穴が、それぞれ、遊技機の手前に配設されている取付穴の位置を基準として、遊技機の奥に配設されている取付穴ほど、遊技機の端側に向けて階段状にずれるように設けられている連結部材24を左右に配置させたときの遊技者との関係を説明するための図である。
【0062】
連結部材に予め配設されてある取付穴に光伝送ロッドを取付けることにより、遊技機の奥行き方向に配設される光伝送ロッドほど、遊技機の手前側に配置される光伝送ロッドよりも、遊技機の端側に向けて階段状にずれるように配置されるため、光伝送ロッドのそれぞれを位置決めする手間を省き、組み付け作業を簡略化するとともに、確実に決められた位置に容易に光伝送ロッドを配置することができる。
【0063】
さらに、複数本の光伝送ロッドから発せられる光を遊技者以外の周囲に向けることができ、複数本の光伝送ロッドによる光演出が実行されることにより、周囲の人がうらやむ光演出が実行されることにより、間接的に遊技者を優越感に浸らせ、満足感を実感させることができる。
【0064】
図7は、前述した遊技機部材と同様の枠ランプを備えたパチンコ遊技機101の正面図である。
【0065】
パチンコ遊技機101は、縦長な方形状に枠組み形成される外枠162aと、該外枠162aの内側に開閉可能に軸支されかつパチンコ遊技機101の主要構成部が集約して設けられる前面枠162bと、該前面枠162bの前面上部に開閉自在に軸支されて設けられる額縁状に形成されたガラス扉枠102と、ガラス扉枠102の下部に打球供給皿103と、打球供給皿103の下部に打球供給皿103から溢れた景品玉を貯留する余剰玉受皿104と打球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)105とが設けられている。ガラス扉枠102の後方には、遊技盤106が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤106の前面には遊技領域107が設けられている。これについては、図7を用いて後述する。また、遊技領域107の外側の左右上部には、効果音を発する2つのスピーカ127が設けられている。なお、本実施形態においては、前面枠162bに着脱可能に遊技盤103が取付けられており、かかる遊技盤103に釘や役物等を取りつけ遊技領域107が形成されている例について説明しているが、前面枠に直接釘や役物等を取りつけ遊技領域を形成するものであってもよい。
【0066】
遊技領域107の上部外周には、遊技の進行に応じて広範囲にわたり点灯・点滅等の光演出を行なうことが可能な枠ランプ128aと、その左右に枠ランプ128b,128cが設けられている。なお、かかる枠ランプ128a,128b,128cは、それぞれ前述した光伝送ロッドと発光源とこれらを組み合わせる連結部材(図5等参照)から構成されている。本実施形態において用いる連結部材に設けられた複数の取付穴は、遊技機の奥行き方向へ配設されている取付穴ほど、遊技機の手前側に配設されている取付穴よりも、遊技盤の中央側または遊技機の端側のいずれかに向けて階段状にずれるように配設されているため、かかる取付穴に光伝送ロッドを嵌着させることによりそれぞれの光伝送ロッドの胴体部分が階段状にずれるように配置させることができ、かかる光伝送ロッドにより遠近感のある立体的な光演出を実行することを可能としている。また、遊技者がパチンコ遊技機1を正面視したときに、枠ランプ128a,128b,128c内に配置されている光伝送ロッドは階段状にずれて配置されることとなるため、遊技者に対し窮屈な印象を与えることなく、リラックスして遊技に臨むことができ遊技の興趣を向上させることができる。
【0067】
そして、この例では、ガラス扉枠102の左側中央部に景品球払出時に点灯する賞球ランプ151が設けられ、ガラス扉枠102の中央上部に補給玉が切れたときに点灯する玉切れランプ152が設けられている。なお、かかるランプ等も光伝送ロッドを用い点灯・点滅させるようにしてもよい。なお、本実施形態においては、遊技機上方の前面側をガラス扉枠102で覆われた遊技機について説明するため、遊技枠としてガラス扉枠102に枠ランプ128a,128b,128cを設けた例を説明したが、これに限らず、遊技機上方の前面側を2つ以上の枠で覆われた遊技機においては、遊技枠としてその前面側を覆うそれぞれの枠に光伝送ロッドにより構成された。たとえば、遊技機上方の前面側をガラス扉枠102と前面枠162bにより覆われた遊技機については、ガラス扉枠102と前面枠162bに枠ランプを設けてもよい。また、ガラス扉枠102か前面枠162bかのいずれか一方に設けてもよい。
【0068】
図8は、パチンコ遊技機101の遊技盤106の前面に設けられている遊技領域107を説明するための図である。
【0069】
遊技領域107の中央付近には、特別図柄表示部109を有する可変表示装置108が設けられている。また、可変表示装置108の下方中央部には始動入賞口114を構成する始動用電動役物115が、その両側には通過ゲート111がそれぞれ設けられている。さらに、始動入賞口114の下方には可変入賞球装置119が取付けられている。
【0070】
始動入賞口114に入った始動入賞玉は、始動口スイッチ(図示省略)によって検出される。始動口スイッチで打玉が検出されると、可変表示装置108の特別図柄が可変開始し、キャラクタの出現や、遊技者にとって有利となる大当り表示や各種予告等を表示し遊技を盛り上げるための演出が実行される。
【0071】
また、遊技領域107の左右周辺には、遊技の進行に応じて広範囲にわたり点灯・点滅等の演出を行なう装飾ランプ125が設けられている。本実施形態においては、かかる装飾ランプ125は、図4,図5を用い説明した遊技機部材と同一の構造からなる。すなわち、光伝送ロッドと発光源LEDを連結する連結部材に設けられている取付穴が、遊技機の奥行き方向へ配設されている取付穴ほど、遊技機の手前側に配設されている取付穴よりも、遊技盤の中央側または遊技機の端側のいずれかに向けて階段状にずれるように配設されているため、かかる取付穴に光伝送ロッドを嵌着させることによりそれぞれの光伝送ロッドの胴体部分が階段状にずれるように配置させることができ、かかる光伝送ロッドにより遠近感のある立体的な光演出を実行することを可能としている。
【0072】
なお、遊技は、打球を発射する打球操作ハンドル105を操作することにより、発射された遊技球が遊技領域107に打ち込まれ遊技が実行される。また、発射された遊技球が遊技領域107内に設けられている始動入賞口114等に入賞することにより、遊技者に遊技球が払い出される。さらに、可変表示装置108の可変表示が開始され、特定の表示結果となったときに遊技者に有利な遊技状態(大当り)に制御されるように構成されている。
【0073】
次に、この実施の形態により得られる主な効果をまとめて説明する。
前述したように、複数本の光伝送ロッドが遊技機の奥行き方向へ階段状となるようにずらして配置されている。これにより、遠近感のある立体的な演出態様により実行される光演出を遊技者に提供することができるため、光演出本来の効果を発揮でき遊技の興趣を向上させることができる。さらに、複数の光伝送体を配置させたときであっても、互いに重なり合うことがなく、複数の光伝送体それぞれから発する光を光演出に費やすことができる。
【0074】
前述したように、複数本の光伝送ロッドを取付けるために連結部材にそれぞれ対応するように設けられた複数の取付穴が、それぞれ、遊技機の手前に配設されている取付穴の位置を基準として、遊技機の奥に配設されている取付穴ほど、遊技盤の中央側または遊技機の端側に向けて階段状にずれるように設けられている。これにより、光伝送ロッドを個別に位置決めする手間を省くことができ組み付け作業を簡略化できるとともに、光演出を実行するために予め定められた位置に光伝送ロッドを確実かつ容易に配置させることができる。
【0075】
前述したように、複数本の光伝送ロッドを取付けるために連結部材にそれぞれ対応するように設けられた複数の取付穴が、遊技盤中央側に位置するにしたがって階段状にずれるように構成されている。これにより、複数本の光伝送ロッドから発せられる光を遊技者に向けることができ、光演出により確実に強い印象を持たせ、遊技者の大当りになるかもわからないといった期待を煽ることができる。
【0076】
前述したように、複数本の光伝送ロッドを取付けるために連結部材にそれぞれ対応するように設けられた複数の取付穴が、遊技盤端側に位置するにしたがって階段状にずれるように構成されている。これにより、複数本の光伝送ロッドから発せられる光を遊技者以外の周囲に向けることができ、遊技者を優越感に浸らせ、満足感を実感させることができる。たとえば、大当りしそうだと周囲の人にうらやましく思わせることにより、遊技者は優越感を実感することができ、遊技に対する満足度を向上させることができる。
【0077】
前述したように、光を伝送する特性を有する光伝送ロッドを用いて、遊技機の遊技の進行に合わせて点灯・点滅等させることにより光演出を行なうことができる。これにより、光伝送ロッドの片端または両端に光を入射させるための発光源を設けるだけで、端部から入射した光を相対する端部まで伝送されるため、従来のような散在させたランプを点灯・点滅等させることにより行なわれる光演出と比較し、より広範囲にわたり連続的な光を放射させることができ、遊技者の視覚を刺激し、興趣を向上させることができる。また、設置する発光源の数・消費電力等を低減することができるため、遊技場側にとってランニングコストを低下させることができる。
【0078】
前述したように、光伝送ロッドの外周面にローレット掛けを施すことにより切欠が形成されている。これにより、放射光の光量・輝度や放射範囲を調整することができ、遊技者に向けて様々な態様で光演出を提供することができる。すなわち、ローレット掛けの切欠深さ,切欠角度によりローレット掛けの施されていない第2の領域から放射される光量・輝度を調整でき、さらに、切欠深さに至っては、放射範囲をも調整することができる。
【0079】
さらに、かかる効果は、前述した光伝送ロッドの一方の外周面にローレット掛けを施し、遊技者側に非加工外周面を向けて配置させるか、加工外周面を向けて配置させるかにより、強い光を遊技者に向けて放射させることにより強い印象を持たせるか、または、直接的に遊技者側に放射される光量を低減し従来にない間接照明的な光演出を実現させることができる効果をより顕著に発揮させることができる。
【0080】
前述したように、ローレット掛けは、光伝送ロッドの一方の外周面側を被加工物により切欠ことにより施されている。これにより、被加工物を変更することにより、放射光の光量・輝度や放射範囲を調整することができ、様々な光演出を実現させることができ、光演出の種類を豊富にすることができる。
【0081】
前述したように、1の連結部材に、複数本の光伝送ロッドを取付られるように構成されている。これにより、複数本の光伝送ロッドに対応する数の連結部材を用意する必要がなく、部品数を削減することができる。また、一体の連結部材に複数本の光伝送ロッドを取付けるだけで組み付けることができるため、部品が散乱してしまうといった不都合の発生を防止することができる。
【0082】
前述したように、光伝送ロッドの断面形状が正円となる光伝送ロッドを使用している。これにより、角部が存在しないため光の境目を発生させてしまうことを未然に防止することができる。また、円形特有のレンズ効果により放射光をより広範囲に放射できるように拡散させるため、非加工外周面を遊技者に向けて配置したときは、視覚を通じて遊技者により強い光を認識させることができ、加工外周面を遊技者に向けて配置したときは、加工面は平面であるためレンズ効果が生じず、より間接的な照明効果を発揮させることができる。
【0083】
前述したように、遊技機の枠ランプ128や遊技盤の盤面部材である装飾ランプ125に光伝送ロッドを用いている。これにより、遊技の演出に応じて光演出を広範囲にわたり放射させることができ、遊技者の興趣を向上させることができる。さらに、前者の場合は、遊技者のみでなく周囲の人にも光演出を見せることができ、光により遊技場の島全体を演出することができ、後者の場合は、遊技者にとって近い位置に備えられるため、光演出をより視認しやすいものとすることができる。
【0084】
第2実施形態
次に、第2実施形態を説明する。前述した第1実施形態では、ローレット掛けを施した光伝送ロッドを用いて、パチンコ遊技機に階段状となるように配置させるにあたり、光伝送ロッドを嵌着する取付穴を階段状となるように連結部材に設けた例について説明した。この第2実施形態においては、かかる光伝送ロッドをスロットマシンやパチンコ球を用いたスロットマシンに用い、さらに、予め階段状に形成された載置台の載置面に連結部材を取付けることにより、光伝送ロッドが階段状に配置される例について説明する。
【0085】
図9は、本実施形態で用いる連結部材30とかかる連結部材30を取付ける載置台34および取付板26の位置関係を説明するための上面図である。なお、第1実施形態で説明したと同様に、取付板26の表面には、凹凸部28が設けられており、載置台34の側面を嵌め込み固定できるように構成されている。
【0086】
本実施形態で用いる連結部材30は、3本の光伝送ロッド(図示省略)を嵌着するためのそれぞれに対応した取付穴31、32、33が直線状に並ぶように設けられている。なお、連結部材30は複数本の光伝送ロッドを嵌着できるものに限らず、光伝送ロッドと連結部材に設けられた取付穴が1対1対応になっているものであってもよい。
【0087】
次に、載置台34の形状は、取付板26の表面に設けられている凹凸部28に嵌め込む側面部と、かかる側面部には3本の突起部31a,32a,33aから構成されている。また、右側に配設されている突起部31aの長さを基準として、取付板26方向へ階段状に短くなるように突起部32a,33aのそれぞれ長さが調節されている。
【0088】
かかる突起部31a,32a,33aの先端は、実際に取付板26を介しスロットマシンに取付けたときに、遊技者から見て同一直線上に位置することがないようスロットマシンの奥行き方向へ階段状となるように長さをずらして調節されている。すなわち、突起部31a、32a、33aに光伝送ロッドを嵌着させた連結部材30を、載置台34の突起部31a,32a,33aの先端に取付け、さらに、かかる載置台34を取付板26の表面に設けられた凹凸部28に嵌め込み固定し、取付板26をスロットマシンに取付けたときに、スロットマシンの真正面に位置している遊技者にとって、3本の光伝送ロッドの胴体部分がぴったりと重なってしまうことがないように、遊技機の奥行き方向へ階段状にずれるように配置される。これにより、複数本の光伝送ロッドをスロットマシンに配置させたときに奥行きのある光演出・遠近感のある立体的な光演出を遊技者に提供することが可能となり、遊技の興趣を向上させることができる。
【0089】
なお、本実施形態においては、取付板26と載置台34とを別個に設けた例を説明したが、これに限らず、取付板と載置台を一体の部材として構成し、取付板の表面に突起部を連成させるようにしてもよい。さらに、載置台34の載置面はそれぞれ長さの異なる突起部31a、32a、33aから構成され、突起部の先端に連結部材31を取付ける例を説明したが、これに限らず、たとえば、図10を参照して、連結部材30を取付ける載置台35の載置面を連結部材30の形状(波型)をかたどった面36から構成し、かかる面36に連結部材を取付けるように構成してもよい。すなわち、突起部ではなく隆起部から載置台を構成するようにしてもよい。
【0090】
図11は、突起部の先端がスロットマシンの中央側またはスロットマシンの端側のいずれかに向けて階段状にずれるように突起部の長さ調節がなされた載置台に取付けられた連結部材と遊技者との位置関係を説明するための図である。なお、図中のそれぞれの破線矢印は、遊技機の端側,中央側,奥側,手前側の方向を示している。
【0091】
図11(a)は、それぞれの突起部の長さを、スロットマシンの端側の突起部の長さを基準として、スロットマシンの中央側に向けて連成されている突起部の長さを徐々に短くする調節がなされた載置台に取付けられた連結部材を左右に配置させたときの遊技者との関係を説明するための図である。
【0092】
予め長さが決められている突起部の先端に連結部材を取付けることにより、連結部材に嵌着された光伝送ロッドの胴体部分がスロットマシンの中央側に向けて階段状にずれるように配置されるため、光伝送ロッドのそれぞれを位置決めする手間を省き、組み付け作業を簡略化するとともに、確実に決められた位置に容易に光伝送ロッドを配置することができる。
【0093】
さらに、複数本の光伝送ロッドから発せられる光を遊技者に向けることができ、複数本の光伝送ロッドによる光演出が実行されることにより、遊技者に対し確実に強い印象を持たせることができる。
【0094】
図11(b)は、それぞれの突起部の長さを、スロットマシンの端側の突起部の長さを基準として、スロットマシンの中央側に向けて連成されている突起部の長さを徐々に長くする調節がなされた載置台に取付けられた連結部材を左右に配置させたときの遊技者との関係を説明するための図である。
【0095】
予め長さが決められている突起部の先端に連結部材を取付けることにより、連結部材に嵌着された光伝送ロッドの胴体部分がスロットマシンの端側に向けて階段状にずれるように配置されるため、光伝送ロッドのそれぞれを位置決めする手間を省き、組み付け作業を簡略化するとともに、確実に決められた位置に容易に光伝送ロッドを配置することができる。
【0096】
さらに、複数本の光伝送ロッドから発せられる光を遊技者以外の周囲に向けることができ、複数本の光伝送ロッドによる光演出が実行されることにより、周囲の人がうらやむ光演出が実行されることにより、間接的に遊技者を優越感に浸らせ、満足感を実感させることができる。
【0097】
図12は、スロットマシン201の全体正面図である。スロットマシン201の前面扉202は、施錠装置253の鍵穴に挿入した所定のキーを時計回り方向に回動操作することにより開放させることが可能になる。かかる前面扉202は、上部前面飾り枠208と下部前面飾り枠209とが設けられている。
【0098】
上部前面飾り枠208は、遊技効果ランプ部230a〜230eおよび入賞図柄説明表示パネル205が設けられた上段部分と、遊技パネル206や各種表示部が設けられた略楕円型の中段部分と、遊技パネル206の下部から前面側に突出して形成され、メダル投入部251や各種操作ボタン243〜246、241L,241C,241R、スタートレバー242等が設けられた下段部分とからなる。
【0099】
入賞図柄説明表示パネル205には、演出用の枠ランプ271が設けられている。この枠ランプ271は、それぞれ前述した光伝送ロッドと発光源とこれらを組み合わせる連結部材および載置台(図9等参照)から構成されており、様々な演出用の光が発せられる。本実施形態においては、連結部材を介し載置台に取付けるだけで、それぞれの光伝送ロッドの胴体部分がスロットマシンの奥行き方向へ階段状にずらして配置させることができる。これにより、組み付けの際に、一本一本階段状となるように位置決めする作業を簡略化することができるとともに、確実に決められた位置に容易に光伝送ロッドを配置することができる。また、光伝送ロッドを奥行き方向へ階段状にずらして配置させることができるため、たとえば、時間経過とともに光伝送ロッドから発せられる、かつスロットマシンの奥に配置されている光伝送ロッドから順に光量を徐々に増量させ、手前に配置されている光伝送ロッドに向かって順に発光を開始する制御を行なうことにより、まるでスロットマシンの奥から物体が移動してくるような、遠近感のある立体的な光演出を実行することができるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【0100】
さらに、前述した突起部の長さを、スロットマシンの端側に位置する突起部の長さを基準として、スロットマシンの上部に向けて連成されている突起部の長さを徐々に短くする調節がなされた載置台を用いたときには、光伝送ロッドの胴体部分がスロットマシンの上部に向けて階段状にずれるように配置されるため、スロットマシンの後ろを通りすぎる周囲の人に向けて、うらやむような光演出が実行されることにより、間接的に遊技者を優越感に浸らせることができる。また、前述した突起部の長さを、スロットマシンの中央側に位置する突起部の長さを基準として、スロットマシンの中央に向けて連成されている突起部の長さを徐々に短くする調節がなされた載置台を用いたときには、光伝送ロッドの胴体部分がスロットマシンの中央に向けて階段状にずれるように配置されるため、複数本の光伝送ロッドにより行なわれる光演出を遊技者に視認させることができるため、確実に強い印象を持たせることができる。
【0101】
さらに、かかる枠ランプ271の周囲には、前述した遊技効果ランプ部230a〜230eと、右斜め下部遊技効果ランプ部233と、左斜め下部遊技効果ランプ部234とが設けられている。これにより、枠ランプ271から広い範囲にわたる切れ目のない光を放射させ、それを周囲から引き立たせるように各遊技効果ランプから単光を放射させることができるため、光にメリハリが生じ光り演出効果を高めることができる。
【0102】
下部前面飾り枠209の下方には、遊技媒体の一例となるメダルが払出されるメダル払出穴254と前述した下部スピーカ部259とが形成されている。また、スタートレバー242の左斜め下には左斜め下部遊技効果ランプ部236が設けられ、メダル詰まり解除ボタン246の右斜め下には右斜め下部遊技効果ランプ部235が設けられている。
【0103】
遊技パネル206には、スロットマシン201の本体側に設けられた左リール204L,中リール204C,右リール204Rと、各リール間に設けられている装飾チューブ272,273を透視可能な透視窓240と、透視窓240の上方に位置する小役告知表示部224,225,226と、透視窓240の左側に位置する1枚賭け表示部221、2枚賭け表示部222a,222b、および3枚賭け表示部223a,223bと、透視窓240の右側に位置するゲームオーバー表示部214、リプレイ表示部215、ウエイト表示部216、スタート表示部217、および投入指示表示部(インサートメダル表示部ともいう。)218と、透視窓240の下側に位置するクレジット表示部211、ゲーム回数表示部212、およびペイアウト表示部213とが設けられている。
【0104】
装飾光伝送ロッド272,273は、各々、前述した光伝送ロッドと発光源とこれらを組み合わせる連結部材および載置台(図9等参照)から構成されており、外周面を剥き出し状態で配置され、各リール204L,204C,204Rの回転や出目に対応させ様々な演出用の光が発せられる。かかる装飾光伝送ロッド272,273においても、載置台の突起部先端が階段状にずれるように突起部の長さ調節がなされているため、組み付け作業が容易でありながら、遠近感のある立体的な光演出を遊技者やその周囲の人に提供することができる。
【0105】
さらに、前述した突起部の長さを、スロットマシンの端側に位置する突起部の長さを基準として、スロットマシンの端側に向けて連成されている突起部の長さを徐々に短くする調節がなされた載置台を用いたときには、光伝送ロッドの胴体部分がスロットマシンの端側に向けて階段状にずれるように配置されるため、隣に設置されてあるスロットマシンで遊技を行っている人に対し、うらやむような光演出が実行されるため、間接的に遊技者を優越感に浸らせることができる。また、前述した突起部の長さを、スロットマシンの中央側に位置する突起部の長さを基準として、スロットマシンの中央に向けて連成されている突起部の長さを徐々に短くする調節がなされた載置台を用いたときには、光伝送ロッドの胴体部分がスロットマシンの中央に向けて階段状にずれるように配置されるため、複数本の光伝送ロッドにより行なわれる光演出を遊技者に視認させることができるため、確実に強い印象を持たせることができる。
【0106】
さらに、かかる遊技者側から見える部分における光伝送ロッドの形状は、各リール204L,204C,204Rと同様に、円となるように配置されている。これにより、リールの上段部分付近の光伝送ロッド外周面から斜め上前方方向に、リールの中段部分付近の光伝送ロッド外周面から水平前方方向に、リールの下段部分付近の光伝送ロッド外周面から斜め下前方方向に、それぞれ光が放射されるため、垂直方向においても広範囲に光を放射することができ、遊技に集中させることができる。
【0107】
なお、装飾光伝送ロッド272,273は、各リール204L,204C,204Rと別個独立に本体に固定させてもよいし、各リールの側縁部に設けリールが駆動することにより装飾光伝送ロッドも回転駆動するようにしてもよい。また、リールの図柄と対応させて、装飾光伝送ロッドから発光される発光色を変更するようにしてもよい。たとえば、リール回転駆動中において、赤色の「7」が透視窓240内に回転移動してきた場合に装飾光伝送ロッドの発光色を赤色に、青色の「BAR」が回転移動してきた場合に発光色を青色にするようにしてもよい。これにより、回転駆動中に強い光を放射させることにより行なわれる光演出を楽しみながら、さらに、遊技者はその光演出を見ることにより容易に希望する停止図柄の配置付近の図柄を停止させることができるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【0108】
また、かかる装飾ランプ272,273の周囲には、前述した右斜め上部遊技効果ランプ部233と、左斜め上部遊技効果ランプ部234と、右部遊技効果ランプ部231a,231bと、左部遊技効果ランプ部232a,232bとが設けられている。これにより、枠ランプ271について前述したと同様の効果を奏することができる。
【0109】
なお、遊技は、メダルをメダル投入部251に入れることにより、または、クレジットがあるときはBETボタン243,244を操作することにより、賭数を設定した後、スタートレバー242を操作することにより各リール204L,204C,204Rが一斉に回転を始め、遊技が開始される。遊技が開始された後、回転しているリールを停止させる際に、各ストップボタン241L,241C,241Rを操作する。また、操作がなされなかったときでも、所定の変動時間が経過した後に各リール204L,204C,204Rが、たとえば204L,204C,204Rの優先順序で自動的に順次停止し、各ストップボタン241L,241C,241Rに設けられた操作有効ランプが410L,410C,410Rの順序で消灯する。
【0110】
すべてのリール204L,204C,204Rが停止した時点で、透視窓240から視認される各リール204L,204C,204Rの上段、中段、下段の3段の図柄のうち、賭数に応じて定められる有効な入賞ライン上に位置する図柄の組合わせによって入賞の有無が決定される。賭数が1の場合には、可変表示部における中段の横1列の入賞ラインのみが有効ラインとなる。賭数が2の場合には、可変表示部における上段、中段、下段の横3列の入賞ラインが有効ラインとなる。賭数が3の場合には、可変表示部における横3列と斜め対角線上2列の合計5本の入賞ラインが有効ラインとなる。
【0111】
有効ライン上における図柄の組合わせが予め定められた特定の表示態様(たとえば、「ベル」の3つ揃い、「7」の3つ揃い等)となって入賞(たとえば、ビッグボーナス入賞、小役入賞)が発生した場合には、光伝送ロッドを用いた枠ランプ271と装飾ランプ272,273を含む各種遊技効果ランプ部が所定の態様で点滅するとともにスピーカから効果音が出力され、効果的な演出がなされる。そして、入賞に応じた数のメダルがクレジットとして払出されてクレジット表示部211のクレジット数が加算更新される。また、ペイアウト表示部213には、その払出数が表示される。なお、クレジット数が上限(=50)に達した場合には、直接、メダルがメダル払出穴254から払出される。
【0112】
以上、図12を用いて、メダルを遊技媒体とするスロットマシンにローレット掛けを施した光伝送ロッドを用い、予め階段状に形成された載置台の載置面に連結部材を取付けることにより、光伝送ロッドが階段状に配置される例について説明したが、これに限らず、第1実施形態で説明したパチンコ遊技機1であってもよく、また、パチンコ球を遊技媒体とするスロットマシン(以下、パチロットという)であったもよい。いずれの場合であっても、前述した同様の光演出効果を奏することができる。
【0113】
パチロットは、スイッチ操作により所定数のパチンコ球を遊技に賭けさせ、その遊技の結果に応じて予め定められた数のパチンコ球を払い出す形式の遊技機である。よって、前述したスロットマシンとほぼ同じ構造となっているが、パチンコ球を遊技媒体とするため、前面扉の下部前面飾り枠の上側には賞球排出口から排出された賞球を貯留しながら取込口方向に導く供給皿と、下段部のさらに下側には供給皿から溢れたパチンコ球を貯留する余剰玉受皿がそれぞれ設けられている。
【0114】
なお、遊技は、BETボタンを操作することにより、供給皿に貯留されているパチンコ球が取り込まれ、賭数が設定された後に、スタートレバーを操作することにより各リールが一斉に回転を始め、遊技が開始される。遊技内容は、スロットマシンの遊技内容とほぼ同一となるため、説明を省略する。
【0115】
また、以上に示した第2実施形態については、前述した第1実施形態と共通する技術思想による構成について、前述した第1実施形態の場合と同様の技術的効果を得ることができる。
【0116】
次に、以上説明した実施の形態の変形例や特徴点を以下に列挙する。
(1) 前述した実施形態においては、突起部の先端に連結部材を取付けることにより、その連結部材に嵌着されている光伝送ロッドの胴体部分が遊技機の奥行き方向へ向かって階段状にずれるように配置される例について説明したが、突起部の先端に限らず、突起部のいかなる部位であってもよい。すなわち、突起部に設けられた取付け箇所に、連結部材を取付けたときに、かかる連結部材に嵌着されている光伝送ロッドの胴体部分が階段状にずれるように配置される構成であればよい。
【0117】
(2) 前述した実施形態においては、1本の光伝送ロッドの片端または両端に対して連結部材の取付穴を介し1個の発光源を設置し、光を供給する実施形態について説明したが、これに限らず、発光源側の取付穴に3色の発光源を取付可能にし、3色の発光源から照射される光を1本の光伝送ロッドに供給するように連結部材を構成させてもよい。図13は連結部材50の一例であり、(a)は側面図、(b)は連結部材50の上面図である。これにより、1本の光伝送ロッドでありながら、発光させる発光源を組合わせることにより、放射光の色を自在に変化させ遊技状態に適合した色を放射させることができるため、遠近感のある立体的な光演出を実行する際に、より細やかな色彩調整を行なうことができる。また、切欠態様により光量・輝度、放射範囲を調整できることに加え発光色をも調整できるため、遊技に対する興趣をさらに向上させることができる。なお、かかる発光源を発光させる制御は、遊技の進行を制御する遊技制御手段や、遊技の演出を制御する演出制御手段で制御するようにしてもよい。また、1本の光伝送ロッドに限らず複数本でもよく、3色の発光源に限らず2色でもそれ以上の複数色でもよい。さらに、1つの発光源が複数色を発光可能なものであってもよい。
【0118】
(3) 前述した実施形態においては、ローレット掛けを施すときに開角90°V字の加工部を有する被加工物を用いたが、これに限らず、U字の加工部やコ字の加工部(図14参照)を有する被加工物を用い、光伝送ロッドの外周面にローレット掛けを施すようにしてもよい。切欠の形状により、放射される光量・輝度、放射範囲を微妙に異ならせることができるため、光演出の演出パターンを豊富にすることができる。また、これら複数種類の切欠を、一本の光伝送ロッドにランダムに盛り込むように加工してもよい。
【0119】
(4) 前述した実施形態においては、正円の光伝送ロッドにローレット掛けを施す実施の形態について説明したが、これに限らず、楕円形状の光伝送ロッドにローレット掛けを施してもよい(図15等参照)。これにより、取付箇所により適した光を放射させることができる。言いかえると、放射させる光の輝度・光量を多くすべき取付箇所であるとき(たとえば、遊技機の中心に配置させるとき)は楕円の短軸と平行となるようにローレット掛けを施し(図15(a)参照)、また、放射範囲を広くすべき取付箇所であるとき(たとえば、遊技機の上下左右に配置させるとき)は楕円の長軸に平行となるようにローレット掛けを施す(図15(b)参照)ようにしてもよい。前者は、ローレット掛けにより形成された加工面が広いため放射される光量が多くなり輝度が高くなる。後者は、加工面で反射した光がレンズ効果により広い範囲に放射される。よって、同じ連結部材または載置台を用いて、遠近感のある立体的な光演出を実行するときであっても、かかる光伝送ロッドの断面形状を変更することにより、微妙に異なる光演出を遊技者に提供することができる。
【0120】
(5) 前述した実施形態においては、ローレット掛けは、光伝送ロッドの光伝送途中箇所の一方向の外周面に形成させているが、これに限らず、光伝送途中箇所の2外周面あるいは3外周面等、複数外周面にローレット掛けを施してもよい(図16参照)。これにより、放射範囲は狭くなるがローレット掛けが施されていない外周面からより大量の光を集中放射させることができるため、直接的・間接的に放射される光をより強調させることができる。なお、複数外周面にローレット掛けを施すときであっても、光伝送ロッドの長手方向に帯状に延びる複数の外周面にローレット掛けを施すため、一方向から光伝送ロッドを見たときに、加工外周面と非加工外周面が交互に錯綜することがない。
【0121】
(6) 前述した実施形態においては、光伝送ロッドを遊技枠前面の枠ランプや遊技領域内の装飾ランプとして使用する実施形態について説明したが、これに限らず、可変表示装置8に備えられている表飾り内に光伝送ロッドを埋め込み(図17点線部参照)、直接的な特別図柄表示部9から放射される光と光量・輝度において全く違った光を遊技者側に放射させるようにしてもよい。これにより、可変表示装置8からの表示演出と表飾りからの光演出との相互間に、コントラストを付けることができ、従来にない演出効果を遊技者に提供することができる。
【0122】
(7) 前述した実施形態において、切欠の開き角度θが広いほど、ローレット掛けが施されていない外周面から放射される光量は比較的多くなり、切欠の開き角度θが狭いほど、ローレット掛けが施されていない外周面から放射される光量は比較的少なくなることについて説明した。これを利用し、光伝送ロッドから放射される放射光量をほぼ一律にすることができる。すなわち、1本の光伝送ロッドにおいて発光源からの距離により放射光量の違いによるむらの発生を防止することができる。具体的には、発光源から比較的近い位置でのローレット掛けの切欠の開き角度θが狭くなるようにし(たとえば、60°)、発光源から距離が離れるにしたがって切欠の開き角度θを徐々に広くなるようにすればよい(最終的にたとえば、120°)。また、ローレット掛けを施す間隔を、発光源から遠くなるにしたがって狭くするように設けることによっても、同様の効果を発生させることができる。前者は、発光源から比較的近い箇所の切欠に衝突した光のうち外部に放射される割合を低くし、発光源から遠くなるにしたがって、切欠に衝突した光のうち外部に放射される割合を高くすることによるものである。後者は、発光源から比較的近い箇所で切欠により外部に放射される機会を抑え、発光源から遠くなるにしたがって、放射される機会を多く発生させたことによる。よって、遠近感のある立体的な光演出を均一な光量により遊技者に提供することができる。
【0123】
(8) 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】発光源LEDと光伝送ロッドと連結管について説明するための図である。
【図2】光伝送ロッドにローレット掛けが施された状態を側面から説明するための図である。
【図3】光伝送ロッドにローレット掛けが施された状態を断面から説明するための図である。
【図4】ローレット掛けの施された光伝送ロッドを用いた遊技機部材の一例について説明するための図である。
【図5】遊技機部材の構成部品である連結部材の一例について説明するための図である。
【図6】遊技機部材の構成部品である連結部材を遊技機に配置させるときの遊技者との位置関係を説明するための図である。
【図7】パチンコ遊技機を正面から見た正面図である。
【図8】パチンコ遊技機の遊技領域を正面から見た正面図である。
【図9】第2実施形態で用いる遊技機部材の構成部品である連結部材の一例について説明するための図である。
【図10】第2実施形態で用いる遊技機部材の構成部品である連結部材の他の一例について説明するための図である。
【図11】第2実施形態で用いる遊技機部材の構成部品である連結部材をスロットマシンに配置させるときの遊技者との位置関係を説明するための図である。
【図12】スロットマシンを正面から見た正面図である。
【図13】変形例としての連結部材を説明するための図である。
【図14】光伝送ロッドにローレット掛けが施された形状を側面から説明するための図である。
【図15】楕円形状の光伝送ロッドにローレット掛けが施された状態を断面から説明するための図である。
【図16】光伝送ロッドの複数外周面にローレット掛けが施された状態を断面から説明するための図である。
【図17】表飾り部分に光伝送ロッドを埋めこんだ可変表示装置を説明するための図である。
【符号の説明】
1 光伝送ロッド、2 連結管、3 発光源LED、20 遊技機部材、24,25,30 連結部材、26 取付板、34,35 載置台、36 載置面、128 枠ランプ、101 パチンコ遊技機、125 装飾ランプ、201 スロットマシン、204 リールユニット、204L,204C,204R リール、241L,241C,241R ストップボタン、242 スタートレバー、243 1枚BETボタン、244 MAXBETボタン。

Claims (7)

  1. 遊技盤の前面に形成された遊技領域に遊技球を発射して遊技が行なわれる弾球遊技機であって、
    光を供給する発光源と、
    前記発光源から一端部に供給された光を他端部まで伝送する光伝送体とを複数備え、
    前記光伝送体の外周面は、長手方向に沿って帯状に広がる受光した光の進行方向を変更するための光路変更部が形成された第1の領域と光路変更部が形成されない第2の領域とから構成されており、
    前記第1の領域と前記第2の領域とで前記外周面の全周を取り囲んでおり、
    前記複数本の光伝送体は、弾球遊技機の奥行き方向へ向けて段状にずらして配置されていることを特徴とする、弾球遊技機。
  2. 前記光路変更部は、前記光伝送体の外周面にローレット掛けが施されることにより形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 弾球遊技機は、前記発光源と前記光伝送体との間に介在し、かつ、前記発光源と前記光伝送体とを連結する連結部材をさらに備え、
    前記連結部材は、前記複数本の光伝送体が取付られる取付部を含み、
    前記取付部は、前記取付部に取付けられた前記複数本の光伝送体が弾球遊技機の奥行き方向へ段状にずらして配置されるように、前記連結部材に配設されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 弾球遊技機は、前記発光源と前記光伝送体との間に介在し、かつ、前記発光源と前記光伝送体とを連結する連結部材と、
    前記連結部材を取付ける取付部材とをさらに備え、
    前記取付部材には、長さの異なる突起部が連成されており、
    前記連結部材を前記突起部に取付けたときに、前記連結部材に取付けられている前記光伝送体の複数が弾球遊技機の奥行き方向へ段状にずらして配置されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の弾球遊技機。
  5. 前記取付部材に連成された前記突起部は、前記遊技盤端側に連成されている突起部の長さを基準に、前記遊技盤中央側に段状にずれて短くなることを特徴とする、請求項4に記載の弾球遊技機。
  6. 前記取付部材に連成された前記突起部は、前記遊技盤端側に連成されている突起部の長さを基準に、前記遊技盤中央側に段状にずれて長くなることを特徴とする、請求項4に記載の弾球遊技機。
  7. 1ゲームに対して賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なスロットマシンであって、
    光を供給する発光源と、
    前記発光源から一端部に供給された光を他端部まで伝送する光伝送体とを複数備え、
    前記光伝送体の外周面は、長手方向に沿って帯状に広がる受光した光の進行方向を変更するための光路変更部が形成された第1の領域と光路変更部が形成されない第2の領域とから構成されており、
    前記第1の領域と前記第2の領域とで前記外周面の全周を取り囲んでおり、
    前記複数本の光伝送体は、スロットマシンの奥行き方向へ向けて段状にずらして配置されていることを特徴とする、スロットマシン。
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