JP2004016238A - 手すり付ベンチ - Google Patents

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Seijiro Kawamura
河村 誠二郎
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C9/00Stools for specified purposes
    • A47C9/06Wall stools ; Stools hingedly mounted against the wall

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  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
  • Special Chairs (AREA)

Abstract

【課題】建物の玄関等の屋内出入り口に設置される、手すりとベンチの使い勝手、施工性、等を向上させて、高齢者や身障者が外出するために靴を履く作業や上り框の段差の昇り降り等を容易に行なうことができる手すり付ベンチを提供する。
【解決手段】出入り口の段差を有する上がり框近傍の土間の壁面に靴の履き替えを補助するベンチを備え、かつ、このベンチに上下の移動を補助する手すりを一体的に構成したことを特徴とする手すり付ベンチとした。
さらに、手すりの下部を、ベンチより遠ざかる外方向に湾曲させてからベンチに一体的に構成した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、玄関等の屋内出入り口の段差を有する土間の壁面に取り付けられる手すりとベンチを一体的に構成した手すり付ベンチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の玄関等の屋内出入り口においては、土間の床と屋内との間には上り框等の段差が設けられることが多い。そして、通常この段差は健常者を対象にして、外出や家に戻ったときにこの段差に腰を下ろして靴等の履物を履いたり、脱いだりするのに適した比較的大きな段差に設定されていた。したがって、高齢者や身障者にとってはこの段差を昇り降りをすることが非常に困難であった。そこでその対策として、この上り框を低くすることや、その昇り降りを補助するために身体を支える手すりを段差近傍の壁面に設けることが提案されている。
しかしながら、このように段差を小さくすると、靴を履いたり脱いだりすることが、高齢者や身障者にとって非常に困難な動作となる。そこで別の対策として、上り框の段差は低くして、その代わりに玄関の土間にベンチを設けることが提案されている。
その一例として、図11に示すような、玄関に取り付けられている手すりとベンチとのセットが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の玄関に取り付けられている手すりとベンチとは、図11に示すが如く、各々が単独で取り付けられていた。従って、取り付け位置もばらつきがあり、使い勝手、施工性、トータルデザイン等にも不具合があり、また価格的にも高額になっている。
すなわち、手すりとベンチの取り合い関係が規定されていないため施工者の技術によっては、その設置位置もばらつきがでるため、理想的な使い勝手が得られないことも多かった。また、施工性においても、個々の商品を別々に取りつける事になるので、施工の手間がかかり、商品のトータルコストも高額となる。さらに、トータルデザイン的にもまとまりの無い煩雑なものになっている。
【0004】
そこで、本発明では上記の問題点を解決するため、前記従来の玄関に設置される、手すりとベンチの使い勝手、施工性、等を向上させて、高齢者や身障者が外出するために靴を履く作業、ならびに、上り框の段差の昇り降りやベンチに座ったり立ったりする上下移動を容易に行なうことができる手すり付ベンチを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決すべく、本発明の請求項1では、屋内出入り口の段差を有する上がり框近傍に設けられた手すり付ベンチにおいて、使用者が着座するベンチを構成する座面部材と、上がり框近傍の壁面に固定され、使用者の移動を補助するため鉛直方向に配置された鉛直方向部と、前記鉛直方向部に連続して水平方向に配置された水平部とをもつ手すり部材とからなり、前記座面部材は前記手すり部材に前記水平部で連接されていることを特徴とする手すり付ベンチとした。
本発明による手すり付ベンチでは手すり部材は座面部材と連接されて一体的に構成されているので、標準取り付け位置を設定しておけば両者の取り合いが施工方法によってばらつくこともなく、施工が簡単になり施工性やトータルデザイン等も向上し、価格的にも安価にできる。
【0006】
本発明の請求項2では、前記手すり部材は、前記鉛直方向部の下部を前記座面部材より遠ざかる外方向に湾曲させていることを特徴とする請求項1に記載の手すり付ベンチとした。
これにより、使用者がベンチに腰掛けた時足腰のさまたげにならず、座った状態でも下方向に手すりを把持できるので、安定した姿勢で靴の履き替えを行うことができる。
【0007】
本発明の請求項3では、前記手すり部材の前記鉛直方向部は、前記屋内出入り口の土間と上がり框の境目に設置されることを特徴とする請求項1または2に記載の手すり付ベンチとした。
これにより、手すりは、上がり框を上下移動するときの移動動作範囲の中心部の位置に設置されることになるため上下移動し易くなるとともに、ベンチは靴の履き替えが容易にできる上がり框近傍の土間側に設置できるので、理想的な使い勝手が得られる。
【0008】
本発明の請求項4では、手すりの前記鉛直方向部の上端部に物を着脱容易に係止するための係止部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の手すり付ベンチとした。
これにより、使用者が屋内出入り口でカバンやコートを引っ掛けることができ、外出や家に戻った時の簡単な身支度の補助的役目を果たすことができる。
【0009】
本発明の請求項5では、ベンチ使用時の前記座面部材の位置を変更するための使用位置調節構造を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の手すり付ベンチとした。
使用位置調節構造としては、座面部材の高さを変更する場合と座面部材の壁や手すりの垂直方向部からの水平位置を変更する場合とが考えられるが、いづれも座面部材と手すりを通常のイス等で採用されているようなスライト゛構造や回転アーム構造で連接する構造を適宜採用できる。
これにより、例えば、複数の使用者が同じベンチを使用するような場合でも、使用者の体格や使い方に合わせた着座位置を選択することができるため、より広いニーズに対応が可能となる。
【0010】
本発明の請求項6では、ベンチ非使用時の前記座面部材の位置を、ベンチ使用時の前記座面部材の位置とは異なる収納位置に移動させるための座面移動構造を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の手すり付ベンチとした。
これにより、使用者がベンチを使用しない時、座面部材を簡便に収納できるので、前記従来の屋内出入り口に設置されているベンチに比べ、屋内出入り口廻りが広くなり使い勝手が向上する。
【0011】
本発明の請求項7では、着座時の荷重に対する前記座面部材の保持強度を補強する支持補強部材を、前記座面部材に連接して有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の手すり付ベンチとした。
これにより、ベンチ使用者が着座部材に着座したときに、手すり部材との連接部だけでなく、支持補強部材でも荷重を支えるため、着座部材の保持強度が向上するとともに、連接部に要求される強度を小さく出来るため全体的な設計自由度が向上する。
【0012】
本発明の請求項8では、前記支持補強部材が、前記座面部材の着座面の裏面側に設けられ、内部に小物を収納する空間を持った収納ボックスであることを特徴とする請求項7に記載の手すり付ベンチとした。
これにより、前項の効果に加えて、屋内出入り口に必要な備品等を収納出来ることにより、使用勝手も向上する。
【0013】
本発明の請求項9では、前記座面部材の収納動作時に、前記支持補強部材を収納位置に移動させるための補強部材移動構造を有することを特徴とする請求項7に記載の手すり付ベンチとした。
これにより、ベンチを使用しないときに、座面部材だけでなく支持補強部材も一緒に支持補強部材を収納出来るため、収納する動作をすることだけで床面を掃除する時などの作業性が良い。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明に係わる手すり付ベンチは、玄関等屋内出入り口の段差を有する上がり框近傍の壁面近くにベンチを備えさらに、このベンチに手すりを一体的に構成して壁面に固定している。
この手すりは、上がり框やベンチでの上下移動を容易にする目的と、ベンチに腰掛けた時の安定姿勢を保つという2つの目的がある。
また、ベンチは、ベンチに座ることで靴の履き替え等の動作が容易に行えるという目的がある
【0015】
以下に図面を参照して本発明に係わる手すり付ベンチの実施の各形態をより具体的に説明する。
尚、以下では本発明に関わる手すり付ベンチ1を、出入り口の屋内に向かって右側の壁に設置した場合を説明する。
【0016】
(第1実施形態)
図1、図2は、本発明に係わる手すり付ベンチ1の基本的な態様を示し、ベンチとして使用者が着座する座面部材2を回転可能に手すり3に一体的に連結した斜視図である。
図1は、使用者が座面部材2に腰掛ける時に、座面部材2を屋内出入り口の土間11と水平に固定した使用状態を示す。
図2は、使用者がベンチを使用しない時、座面部材2を屋内出入り口の壁面12側に回転収納した状態を示す。
【0017】
手すり付ベンチ1は、玄関の上がり框10での上下移動を補助する手すり3、靴の履き替えを補助する座面部材2で構成されている。
手すり3は、上がり框10や座面部材2での上下移動が容易に出来るように上方部が直線的に垂直方向に伸びる垂直部3Bと、下方部は座面部材2に腰掛けた時に足腰のさまたげにならず、座った状態でも下方向に把持できるように、座面部材2から遠ざかる外方向に一旦湾曲した湾曲部3Aと、湾曲部3Aに連なり座面部材2を支持する水平方向に伸びる水平部3Cとで構成している。本実施例では水平部3Cは座面部材2を挟むような形で2つに分割されており、他方はサイドブラケット6として壁に固定されるようになっている。
【0018】
本実施形態では、座面部材2は手すり3との一体感をより高めるために比較的厚みを大きくしてその両側面に座面連接部を設けているが、手すり3の湾曲部3Aに連続した水平部3Cを長くして、その上に厚みを薄くした座面部材2を載せた形にして座面部材2の裏面側に座面連接部を形成しても良い。また、手すり3の前記水平部3Cを更に延長させて、その端部を本実施形態と同じようにブラケット形式にして壁面に固定するようにしても良い。いずれの場合でも、手すり3を壁面に取り付けるだけで座面部材2が支持されるため、本実施形態と同様な効果が得られるだけでなく、座面連接部を座面部材2の裏側に設定できるため、構造設計の自由度が大きくなる。
【0019】
座面部材2は、靴の履き替え時に一時的に腰掛けて身体を安定させられるように、腰掛けやすい広さと平らな平面を成している。使用者が座面部材2に腰掛ける時は、座面部材2を玄関の土間11と水平に固定できる止め機構で固定し、使用しない時は、玄関の壁面12側に90度回転収納できる回転機構を座面部材2の両側面に有している。尚、回転方向としては本実施形態とは反対方向に座面部材2の裏面側に90度回転させる方法も、前記止め機構の固定・解除構造を適宜選択することによって可能である。
【0020】
座面部材2の形状は、使用者が腰掛けやすく、省スペース化も図れるような半円形状を成しているが、使用者がさらに使いやすくなるように、大きさや平面形状を変更したり、断面形状を凹凸形状にしても良い。
【0021】
手すり付ベンチ1の取り付けは、まず手すり3を手すり3と直交する上下2個所のブラケット5を用いて玄関の壁面12に固定する。次に、手すりの湾曲した湾曲部3Aに連なる水平部3Cの端部とサイドブラケット6の端部とを、座面部材2側面の回転機構部に差し込んで座面部材2との連結を行なった後、サイドブラケット6を壁面に固定する。
【0022】
手すり3を玄関の壁面12に取り付ける位置は、玄関の土間11と上がり框10の境目に、手すり3の垂直部3Bを土間及び上がり框に対して垂直に設置することが望ましい。
【0023】
手すり3の形状は、使用者が把持しやすいような丸棒状を成しているが、断面形状は握りやすさを向上させるための凹凸加工や握り部の方向を変更して、さらに、把持しやすい形状に変更しても良い。
【0024】
手すり3の上端部は、ブラケット5から上の部分を延長し、カバンやコートを掛けられるように、先端部分が丸型形状のフック4を設けている。手すり3にフック4を一体的に設けることにより、玄関での簡単な身支度の補助的役目を果たすことができる。
フック4の形状は、使用用途に応じて形状を変更したり、本数を増やすことは可能である。
【0025】
収納移動構造としては、本実施形態の回転機構のように手すりの水平部3Cに回転軸受けを設けて、手すりの水平部3Cに平行な軸回りに座面部材2を壁側に回転させる方法が簡便であるが、その他にも、手すり3の水平部3Cに2軸以上の自由度を持ったジョイント部を設ける方法など、適宜各種の構造が考えられる。
【0026】
サイドブラケット6は、座面部材2を支持して壁面に固定する役目を成すが、手すり3の水平部3Cの一部をも構成しており、使用者が腰掛けた時にさらに使いやすくなるように、水平部3Cの長尺化や形状変更を行って、座面部材2から立ち上がる時の補助的役割を持たせても良い。
【0027】
(第2実施形態)
図3は、本発明に係わる手すり付ベンチ1の第2実施形態を示した斜視図である。
前記第1実施形態の座面部材2を玄関の壁面12に直接固定できるように、座面部材2裏面側に玄関の壁面12取り付け用のL型ブラケット7を設置した。これにより座面部材2の取り付け強度が向上し、使用者が安心して腰掛けることができる。また、価格の低減も見込まれるという利点もある。
第1実施形態と同じ構成については説明を省略した。
【0028】
(第3実施形態)
図4は、本発明に係わる手すり付ベンチ1の第3実施形態を示した斜視図である。
前記第2実施形態の座面部材2を玄関の土間11に支持させるための脚部8を座面部材2の裏面側の前側の位置に座面部材2に接して設置した。これにより、使用者が座面部材2に腰掛けた時の荷重を玄関の壁面12と土間11の両方で支持できるので、使用者がより安心して腰掛けることができるだけでなく、座面部材2と手すり3の座面連接部との接続強度はそれ程必要とされなくなるため、より簡易な連接構造に出来るという利点がある。
【0029】
また、この形態で座面部材2を回転式などの収納移動構造で収納式にすることも可能である。その場合さらに、脚部8と座面部材2との連接部を軸支ピンなどを用いた可動連接構造で接続することによって、座面部材2を収納移動させると同時に脚部8も収納位置に移動させるようにすることも可能である。その場合、座面部材2の収納位置や展開位置で脚部8を固定させるロック機能を前記可動連接構造部に併せ持つことが望ましい。これにより、脚部8を床面に固定する必要が無くなり、設置床面が有効に活用できるだけでなく清掃等も容易になる。
第1、2実施形態と同じ構成については説明を省略した。
【0030】
(第4実施形態)
図5,図6は本発明に係わる手すり付ベンチ1の第4実施形態を示した斜視図であり、座面部材2の上がり框10側と土間11側の両方に、手すり3と手すり13とを設置している。図5は、座面部材2の使用状態を、図6は、座面部材2の収納状態をそれぞれ示している。
【0031】
玄関の土間11側に手すり13を追加設置することで、座面部材2に腰掛けた時に、使用者が上がり框10側の手すり3と、玄関の土間11側の手すり13に対し、左右の使い分けができるので、より使い勝手が向上する。また、土間11から上がり框10までの移動も、手すりを2本設けることで、1本設置に比べ使用者が手すりを把持する部位が多くなり、使い勝手が向上するという利点がある。また座面部材2が手すり13側でも支持されるため、保持強度も向上する。
第1、2実施形態と同じ構成については説明を省略した。
【0032】
(第5実施形態)
図7は、本発明に係わる手すり付ベンチ1の第5実施形態を示した斜視図であり、座面部材2の両側面側に垂直部を持つ手すりを設置した点は第4実施形態と同じであるが、座面部材2をL型ブラケット7で土間の壁面に固定している点が異なっている。
したがって、座面部材2の保持は手すりの座面連接部との2点支持になるため、使用時に加わる荷重に対する強度が向上する。
第1、2実施形態と同じ構成については説明を省略した。
【0033】
(第6実施形態)
図8は、本発明に係わる手すり付ベンチ1の第6実施形態を示した斜視図であり、手すり3の湾曲部を3Aを廃し、垂直部3Bの中央部の上がり框10側に、第2水平部3Dを一体的に設置した斜視図である。
これにより、使用者が上がり框10での上下移動と水平移動の2つの動作を容易に行うことができ、使い勝手が向上するという利点がある。
第1、2実施形態と同じ構成については説明を省略した。
【0034】
(第7実施形態)
図9は、手すり付ベンチ1の第7実施形態を示した斜視図である。
前記第6実施形態の手すり3の垂直部3Bの中央部から上方に直線状に伸びた部分を廃し、手すりの水平部3C、手すりの垂直部3B、第2水平部3Dの3つの部位を連続的に連結させて、座面部材2と一体的に構成させた。これにより、使用者がL型の手すり3D手すり3と座面部材2の間を手すりを握った手を持ち替えることなく連続的に移動することができるため、使い勝手が向上するという利点がある。また、価格の低減も見込まれる。
第1、2実施形態と同じ構成については説明を省略した。
【0035】
(第8実施形態)
図10は、座面部材2の下部に、靴磨き、靴べら、スリッパ等の玄関用小物が収納できるような収納ボックス9を、座面部材2設置した斜視図である。ここで座面部材2が収納ボックス9のハウジングの天面部材を兼ねて収納ボックス9に固定された形態でも、あるいは、収納ボックス9の開閉扉として開閉可能な形態でもどちらとしても良い。これらの場合は、収納ボックス9のハウジングの側面部材が座面部材2にかかる着座荷重を受ける事になる。また、座面部材2にかかる使用者の荷重を支えることができる支柱を収納ボックス9の内部に設けた構成としても良い。
【0036】
これにより、玄関廻りがすっきりし、使い勝手も向上する。また、座面部材2の下部がボックス形状を成しているので、強度が保たれていることが使用者が一見して判るため安心して座面部材2に腰掛けられるという利点もある。
第1、2実施形態と同じ構成については説明を省略した。
【0037】
以上各種の形態を述べたように、手すりの左右取り付け、長尺化、形状変更や、座面部材の固定化、形状変更、ボックス付等を行う事によって、使い勝手や機能の向上が図れる場合は、各種の形態を組合わせた形態として、個々の玄関廻りに合わせたバリエーション化を適宜行っても良い。
【0038】
また、玄関のレイアウトによっては、左右の使い勝手が出てくる場合があるので、左側取り付けタイプも用意した方が良い。その場合は前述した各実施形態とは、座面部材2と手すり3、13との相対位置が逆になる。
材質は、堅牢性を考慮して金属製を基本とするが、デザイン、価格等で金属以外の要望が出てくる場合は、強度上の問題が出ない範囲であればその制限はない。
【0039】
【発明の効果】
以上の本発明によって、玄関等の屋内出入り口に設置される、手すりとベンチの使い勝手、施工性、等を向上させて、高齢者や身障者が外出するために靴を履く作業や上り框の段差の昇り降り等を容易に行なうことができる手すり付ベンチを提供することができる。
つまり、本発明にかかわる手すり付ベンチは、従来の単独でバラバラに設置されていた手すりとベンチを一体的に構成し、取り付け位置も限定することで、従来の使い勝手の不具合を軽減でき、施工性やデザイン性も向上し、価格的にも安価にできるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件発明の第1実施形態である手すり付ベンチを示す。
【図2】第1実施形態のベンチを壁側に収納した状態を示す。
【図3】本件発明の第2実施形態である手すり付ベンチを示す。
【図4】本件発明の第3実施形態である手すり付ベンチを示す。
【図5】本件発明の第4実施形態である手すり付ベンチを示す。
【図6】本件発明の第4実施形態のベンチを壁側に収納した状態を示す。
【図7】本件発明の第5実施形態である手すり付ベンチを示す。
【図8】本件発明の第6実施形態である手すり付ベンチを示す。
【図9】本件発明の第7実施形態である手すり付ベンチを示す。
【図10】本件発明の第8実施形態である手すり付ベンチを示す。
【図11】従来の屋内出入り口用の手すりとベンチを示す。
【符号の説明】
1 手すり付ベンチ
2 座面部材
3 手すり
3A 手すり3の湾曲部
3B 手すり3の垂直部
3C 手すり3の水平部
3D 手すり3の第2水平部
4 フック
5 ブラケット
6 サイドブラケット
7 L型ブラケット
8 脚部
9 収納ボックス
10 上り框
11 土間
12 玄関の壁面
13 手すり
21 手すり
22 ベンチ

Claims (9)

  1. 屋内出入り口の段差を有する上がり框近傍に設けられた手すり付ベンチにおいて、使用者が着座するベンチを構成する座面部材と、上がり框近傍の壁面に固定され、使用者の移動を補助するため鉛直方向に配置された鉛直方向部と、前記鉛直方向部に連続して水平方向に配置された水平部とをもつ手すり部材とからなり、前記座面部材は前記手すり部材に前記水平部で連接されていることを特徴とする手すり付ベンチ。
  2. 前記手すり部材は、前記鉛直方向部の下部を前記座面部材より遠ざかる外方向に湾曲させていることを特徴とする請求項1に記載の手すり付ベンチ。
  3. 前記手すり部材の前記鉛直方向部は、前記屋内出入り口の土間と上がり框の境目に設置されることを特徴とする請求項1または2に記載の手すり付ベンチ。
  4. 手すりの前記鉛直方向部の上端部に物を着脱容易に係止するための係止部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の手すり付ベンチ。
  5. ベンチ使用時の前記座面部材の位置を変更するための使用位置調節構造を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の手すり付ベンチ。
  6. ベンチ非使用時の前記座面部材の位置を、ベンチ使用時の前記座面部材の位置とは異なる収納位置に移動させるための座面移動構造を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の手すり付ベンチ。
  7. 着座時の荷重に対する前記座面部材の保持強度を補強する支持補強部材を、前記座面部材に連接して有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の手すり付ベンチ。
  8. 前記支持補強部材が、前記座面部材の着座面の裏面側に設けられ、内部に小物を収納する空間を持った収納ボックスであることを特徴とする請求項7に記載の手すり付ベンチ。
  9. 前記座面部材の収納動作時に、前記支持補強部材を収納位置に移動させるための補強部材移動構造を有することを特徴とする請求項7に記載の手すり付ベンチ。
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