JP3069918U - 折り畳み椅子を備えたユニットバス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 介護を必要とする人を入浴させて洗う
時、洗い場で椅子に腰をかけさせて、洗ってあげる必要
がある。専用に用いる別個の椅子では、保管時等に占有
スペースが大きくなり不便である。 【解決手段】 ユニットバスに造り付けの椅子を備える
ことにより、必要時にはこれを使用することで便に供
し、不要時には折り畳んで定位置に収納しておくこと
で、狭い浴室での作業等に障害とならないようにした。
また健常者等でも使用できるため、これまで別個に用意
していた洗い場用の小さな専用椅子も、不要となった。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】

本考案は、使用者の利便性を図ったユニットバスに関するものである。

【従来の技術】

洗い場でからだを洗う時に通常は、健常者では簀の子を敷くか小さな椅子を使 用していた。要介護者等を洗ってあげる時は、浴室用のかなり大きめの椅子に座 らせる等で、洗ってあげていた。

【考案が解決しようとする課題】

大きな椅子は、要介護者等が使わない時は邪魔になるため浴室の外に出してお くのが普通であるが、浴室外に置いてもかなりのスペースを占有するため、邪魔 になることが多い。また必要になる都度、椅子を浴室内に運ばなくてはならなか った。

【課題を解決するための手段】

本考案は、椅子を折り畳みにしてユニットバスに設けた収納スペースに格納で きるようにし、別個の椅子は不要とした。

【考案の実施の形態】

洗い場に面する４面の内、入り口側を除いた３面で、少なくても１個所に折り 畳み椅子を具備し、使用しない時は折り畳んで所定の位置に、格納できるように した。 椅子は、本体と一体型（＝造り付けタイプ）でも、セパレートタイプ（ユニッ トバスとは別に製作して切り離しできるようにして、折り畳めば所定の位置に格 納できるもの）でも可能である。 肘掛け（＝アームレスト）も取り付けてあるが、これがなくてもなんら問題は ない。 折り畳み方向は、図面では上側に格納するようになっているが、下方向に折り 畳むような機構も可能である。

【考案の効果】

介護を必要とする老人等が入浴するとき簡単に椅子が用意でき、これに腰を 掛けて介護者に洗ってもらうことができる。 また身体障害者や健常者でも、入浴してからだを洗う時に、これに腰を掛け て使用することで、別個の小さな椅子が不要になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】立面図折り畳み椅子を備えたユニットバスの立
面図

【図２】平面図折り畳み椅子を備えたユニットバスの平
面図

【符号の説明】 １ 浴室の壁面 ２ 肘掛け（ピンで壁面等に連結） ３ 椅子の座面（お尻の形に合わせ窪みを設けてある） ４ 補強用脚（座面にピンで連結） ５ 収納スペース ６ 洗い場 ７ バスタブ ８ ピン（回転部の主軸） ９ 入り口扉

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】折り畳んで収納可能な椅子を具備したユニ
   ットバス