JP2004013559A - カード処理装置 - Google Patents

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藤原 康浩
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Abstract

【課題】カード処理に際しての作業性及び操作性の向上を図ることができるカード処理装置を提供する。
【解決手段】何れか一方のカード挿入/排出口からのカードの挿入が検知された場合に(ステップS3のY)、挿入されたカードを当該カード挿入/排出口からカード処理部へと引き込む(ステップS6、ステップS8)。これにより、カードを挿入する場合には、装置正面側及び装置背面側の双方向よりカードの挿入が許容され、また、カード処理部でのデータ処理の終了後には、カードが挿入されたカード挿入/排出口側へとカードが排出されるので(ステップS13、ステップS14)、カード処理に際しての作業性及び操作性の向上を図ることができる。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カード処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、現金の代わりに決済手段として機能する各種カード(クレジットカード,デビットカード決済に用いられるキャッシュカード,電子マネーを具備するICカード等)による決済が、広く利用されている。
【0003】
そこで、このような各種カードを用いた電子的決済を行う店舗等においては、図6に示すように、クレジットカードやデビットカード決済に用いられるキャッシュカード等の磁気ストライプに記憶されたデータを読み取るためのカード処理装置100や、電子マネーを具備するICカード、クレジットカードやデビットカード決済に用いられるキャッシュカード等のICチップに記憶されたデータの読取/書込を行うとともに暗証番号の入力を許容するカード処理装置101等を設置する必要がある。しかしながら、図6に示すように、各種カード(クレジットカード,デビットカード決済に用いられるキャッシュカード,電子マネーを具備するICカード等)に対応すべく複数種類のカード処理装置100,101を店舗に設置する場合には、広い設置スペースが必要となる。
【0004】
そこで、近年においては、1台で各種カード(クレジットカード,デビットカード決済に用いられるキャッシュカード,電子マネーを具備するICカード等)による決済処理に対応することができるカード処理装置の開発が進んでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、クレジット決済に際しては、顧客から受け取ったクレジットカードを店員がカード処理装置に挿入し、サインの確認等全ての処理が終了した時点で顧客に返却するような運用を行っている。
【0006】
一方、デビットカード決済に際しては、サインの確認が不要なので店員が顧客からキャッシュカードを受け取る必要性はないことから、店員がキャッシュカードに触れなくても決済を完了することが可能になっている。
【0007】
そこで、設置スペースの問題を解消すべく1台で各種カード(クレジットカード,デビットカード決済に用いられるキャッシュカード,電子マネーを具備するICカード等)による決済処理に対応することができるカード処理装置においては、カードに記憶されるデータの種類に応じ、カード処理装置の設置方向(カードの読み取り方向)を変えて決済を行うようにしている。
【0008】
しかしながら、カードに記憶されるデータの種類に応じ、カード処理装置の設置方向(カードの読み取り方向)を変えて決済を行うとすると、作業が煩雑となり、実用性に劣る。
【0009】
本発明は、カード処理に際しての作業性及び操作性の向上を図ることができるカード処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、カード搬送経路の一部を形成し、カードを装置内に引き込み/装置外に排出するカード搬送手段と、前記カード搬送経路上に設けられ、前記カードの記憶部に対してデータ処理を施すカード処理部と、装置正面側及び装置背面側にそれぞれ設けられ、前記カード搬送経路に連通する一対のカード挿入/排出口と、前記各カード挿入/排出口への前記カードの挿入を検知する挿入検知手段と、この挿入検知手段により一方の前記カード挿入/排出口からの前記カードの挿入を検知した場合、前記カードの挿入が検知された一方の前記カード挿入/排出口から前記カード処理部へと前記カード搬送手段によって前記カードを引き込むカード引き込み手段と、前記カードの挿入が検知された一方の前記カード挿入/排出口を記憶するカード挿入側記憶手段と、前記カード処理部でデータ処理が施された前記カードを、前記カード搬送手段によって前記挿入側記憶手段により記憶された前記カード挿入/排出口側に排出するカード排出手段と、を備える。
【0011】
したがって、何れか一方のカード挿入/排出口からのカードの挿入が検知された場合に、挿入されたカードが当該カード挿入/排出口からカード処理部へと引き込まれる。これにより、カードを挿入する場合には、装置正面側及び装置背面側の双方向よりカードの挿入が許容される。また、カード処理部でのデータ処理の終了後には、カードが挿入されたカード挿入/排出口側へとカードが排出されるので、カード処理に際しての作業性及び操作性の向上を図ることが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態を図1ないし図5に基づいて説明する。本実施の形態のカード処理装置は、POS(Point of Sales:販売時点管理)端末(図示せず)に接続して使用されるカード処理端末に適用した一例である。
【0013】
図1はカード処理端末1を正面側から見た状態を概略的に示す外観斜視図、図2はカード処理端末1を背面側から見た状態を概略的に示す外観斜視図、図3はその縦断側面図である。
【0014】
カード処理端末1は、箱型のボトムカバー2と、ボトムカバー2の上側に設けられるトップカバー3とによって構成される本体ケーシング4を有している。本体ケーシング4の正面(図1中手前側を正面側とする)には、水平方向に長いスリット形状を有して本体ケーシング4の内側と外側とを連通し、カードCを挿入/排出するためのカード挿入/排出口である正面連通口5が設けられている。一方、図2に示すように、本体ケーシング4の背面には、水平方向に長いスリット形状を有して本体ケーシング4の内側と外側とを連通し、正面連通口5と同様にカードCを挿入/排出するためのカード挿入/排出口である背面連通口6が設けられている。なお、背面連通口6は、本体ケーシング4の設置面からの高さが正面連通口5と同じ高さになるように位置付けられている。つまり、詳細については後述するが、本実施の形態のカード処理端末1は、正面連通口5及び背面連通口6を介した双方向からのカードCの挿入/排出が可能な構成になっている。そして、本実施の形態のカード処理端末1は、本体ケーシング4の正面連通口5側を顧客側に向け、本体ケーシング4の背面連通口6側をオペレータである店員側に向けて設置されるものである。
【0015】
ここで、正面連通口5を介してカード処理端末1に対して挿入/排出されるカードCについて説明する。本実施の形態のカードCは、図3に示すように、記憶部として磁気ストライプSとICチップ50とを有している。なお、カードCとしては、磁気ストライプSとICチップ50との何れか一方のみを有するものであっても良い。カードCの種類としては、例えば、クレジットカード、デビットカード決済に用いられるキャッシュカード、ポイントカード等である。例えばデビットカード決済に用いられるキャッシュカードであれば、磁気ストライプSには、このカードの所有者である顧客の銀行口座番号や口座開設時に設定された暗証番号等の顧客データが記憶されている。また、例えばクレジットカードであれば、ICチップ50には、クレジット決済用のカード番号や暗証番号等の顧客データが記憶されている。
【0016】
このような本体ケーシング4の正面連通口5の近傍には、カードCの挿入方向を案内するイラスト7が備えられている。イラスト7は、カードCに付されている矢印等のマークが示す方向と同方向に挿入するように、カードCの挿入方向を案内するものである。また、本体ケーシング4の背面連通口6の近傍にも、同様に、カードCの挿入方向を案内するイラスト8が備えられている。イラスト8は、カードCに付されている矢印等のマークが示す方向と反対方向に挿入するようにカードCの挿入方向を案内するものである。このようなイラスト7,8の表示にしたがってカードCが挿入された場合には、カードCの磁気ストライプSとICチップ50とが同一の位置を通過することになる。
【0017】
また、本体ケーシング4の正面連通口5の近傍や背面連通口6の近傍には、LED9がそれぞれ設けられている。本実施の形態のカード処理端末1は、これらのLED9を点灯させたり点滅させることにより、カード処理端末1の動作状態を顧客や店員等のオペレータに対して報知することができるようになっている。
【0018】
本体ケーシング4の上面には、顧客等のオペレータによる操作を受け付けるキーボード11が設けられている。キーボード11には、「0」から「9」までの置数キー、エンターキー、キャンセルキーおよび各種ファンクションキー等が配列されている。
【0019】
また、本体ケーシング4の上側のキーボード11より背面側には、LCD(Liquid Crystal Display)13を有し、図示しないフリーストッパを介して本体ケーシング4に連結された図示しない支軸を回動中心として本体ケーシング4に対して回動自在とされているLCDユニット12が設けられている。LCDユニット12は、フリーストッパの機能によって、上面が本体ケーシング4の上面に連続する位置と、本体ケーシング4に対して起立する起立位置との間で任意の位置に位置付けられる。LCDユニット12のLCD13には、後述するカード読取処理に際し、各種の操作ガイダンス等が表示される。
【0020】
図3に示すように、本体ケーシング4の内部には、いわゆる自走式のカードリーダライタ部14が設けられている。カードリーダライタ部14には、カード通路18が設けられており、正面連通口5と背面連通口6とを直線的に連通する。つまり、正面連通口5と背面連通口6とカード通路18とによって、カードの搬送経路が構成されている。カード通路18には、カード通路18を間にして対向する回転搬送体としての二組のローラ対21,22が設けられている。一方のローラ対21は正面連通口5側に設けられており、他方のローラ対22は背面連通口6側に設けられている。ローラ対21,22は、本体ケーシング4内に設けられるモータ23(図4参照)によって、カードCを装置内に引き込む方向、または、装置外に排出する方向に選択的に搬送するように回転駆動される。ここに、カード搬送手段が実現されている。
【0021】
また、カード通路18には、カードCの磁気ストライプSに記憶されたデータを読み取るためのカード処理部である磁気カードリーダ19(図4参照)が設けられており、イラスト7,8の表示にしたがって挿入されるカードCの磁気ストライプSに対応する位置に配設されている。また、カード通路18には、カードCのICチップ50に記憶されたデータの読取/書込を行うためのカード処理部であるICカードリーダ/ライタ20(図4参照)が設けられており、イラスト7,8の表示にしたがって挿入されるカードCのICチップ50に対応する位置に配設されている。
【0022】
さらに、カード通路18の正面連通口5の近傍、および、背面連通口6の近傍には、カードCの挿入を検知するための透過型光センサである顧客側センサ24および店員側センサ25がそれぞれ設けられている。さらにまた、カード通路18の正面連通口5の近傍には、カード通路18を遮断する遮断位置と、カード通路18を開放させる開放位置との間で揺動自在とされたシャッター26が設けられている。シャッター26は、ソレノイド27(図4参照)に連結されており、ソレノイド27のON/OFF駆動によって、遮断位置または開放位置のいずれか一方に選択的に位置付けられる。
【0023】
このようなカード処理端末1は、本体ケーシング4のボトムカバー2の内側に、カード処理端末1が備える各部を駆動制御する各種制御回路を搭載したメインPCB(Printed Circuit Board:プリント配線基板)28及びサブPCB29を備えている。メインPCB28とサブPCB29とは、互いに通信自在に接続されている。
【0024】
次に、カード処理端末1が備える各部の電気的接続について図4を参照して説明する。図4に示すように、カード処理端末1は、マイクロコンピュータ(Microcomputer:以下、マイコンという)30を備えており、このマイコン30によってカード処理端末1が備える各部を駆動制御する。マイコン30は、各部を集中的に駆動制御するCPU(Central Processing Unit)31に、アドレスバス、データバス等のバスライン32を介して、制御プログラム等の固定的データを予め格納するROM(Read Only Memory)33と、可変的なデータを書き換え自在に記憶してCPU31の作業エリアとして機能するRAM(Random Access Memory)34とが接続されて構成されている。
【0025】
ROM33には制御プログラムが格納されており、カード処理端末1の起動時、ROM33に格納された制御プログラムはRAM34に書き込まれ、これによってマイコン30による各部の駆動制御が可能な状態となる。マイコン30によって駆動制御される各部を次に説明する。
【0026】
LED9は、点灯制御回路36を介してバスライン32に接続され、マイコン30からの信号が点灯制御回路36に入力されると、点灯制御回路36による駆動制御にしたがって点灯/消灯を行う。
【0027】
キーボード11は、キーボード入力回路37を介してバスライン32に接続され、キーボード入力回路37の動作によって押下されたキーに応じた信号をマイコン30に入力する。
【0028】
LCD13は、表示制御回路38を介してバスライン32に接続され、マイコン30からの表示データが表示制御回路38に入力されると、表示制御回路38に駆動されて所定事項を表示する。
【0029】
磁気カードリーダ19は、磁気カードリーダ制御回路39を介してバスライン32に接続され、磁気カードリーダ制御回路39の動作によってマイコン30に対して読み取った信号を入力する。
【0030】
ICカードリーダ/ライタ20は、ICカードリーダ/ライタ制御回路40を介してバスライン32に接続され、ICカードリーダ/ライタ制御回路40の動作によってマイコン30との間で信号の入出力を行う。
【0031】
モータ23は、モータ駆動回路41を介してバスライン32に接続され、マイコン30からの駆動信号に応じたモータ駆動回路41の動作によって正逆回転駆動する。
【0032】
顧客側センサ24および店員側センサ25は、センサ入力回路42,43を介してそれぞれバスライン32に接続され、センサ入力回路42,43の動作によってカードCの挿入の有無を示す検出信号をマイコン30に入力する。
【0033】
ソレノイド27は、バスライン32に接続されており、マイコン30からの駆動信号に応じてON/OFF駆動される。
【0034】
また、マイコン30には、POS端末との通信を司る通信I/F44がバスライン32を介して接続されている。
【0035】
ここで、カード処理端末1に内蔵されたROM33に格納された制御プログラムが、マイコン30に実行させる機能について説明する。なお、本実施の形態においては、従来のカード処理端末1によって行なわれる処理と同様の処理についてはその説明を省略する。
【0036】
次に、本実施の形態のカード処理端末1の有する特長的な機能であるカード読取処理の流れを以下に説明する。ここで、図5はカード読取処理の流れを概略的に示すフローチャートである。カード読取処理は、まず、POS端末からのカード挿入許可信号の受信に待機する(ステップS1)。カード挿入許可信号は、POS端末におけるクレジットによるカード決済処理に伴ってカード処理端末1に対して送信される信号である。なお、以下においては、クレジットによるカード決済処理に伴ってカード挿入許可信号が送信されたものとして説明する。すなわち、カードCのICチップ50に対するデータ処理を主体に説明する。
【0037】
POS端末からのカード挿入許可信号を受信したと判断すると(ステップS1のY)、ステップS2に進み、顧客側センサ24及び店員側センサ25の監視を開始し、カードCの挿入に待機する。
【0038】
顧客側センサ24及び店員側センサ25の監視開始後、顧客側センサ24又は店員側センサ25に出力変化が生じ(ステップS3のY)、顧客側センサ24側にカードCが挿入された場合には(ステップS4のY:挿入検知手段)、顧客自らが正面連通口5からカードCを挿入したものと判断し、挿入フラグを“0”にセットした後(ステップS5:カード挿入側記憶手段)、カード搬送処理を実行する(ステップS6)。ステップS6でのカード搬送処理は、ローラ対21,22の回転によって正面側から背面側(図3中左から右方向)へとカードCが搬送されるようにモータ23を回転駆動させる。以降、正面側から背面側へカードCを搬送する方向にローラ対21,22を回転させるようなモータ23の回転方向を正回転とする。カードCは、ICカードリーダ/ライタ20の読取位置にカードCのICチップ50が位置付けられるまで搬送される。ここに、カード引き込み手段の機能が実行される。
【0039】
一方、顧客側センサ24及び店員側センサ25の監視開始後、顧客側センサ24又は店員側センサ25に出力変化が生じ(ステップS3のY)、店員側センサ25にカードCが挿入された場合には(ステップS4のN:挿入検知手段)、店員が背面連通口6からカードCを挿入したものと判断し、挿入フラグを“1”にセットした後(ステップS7:カード挿入側記憶手段)、カード搬送処理を実行する(ステップS8)。ステップS8でのカード搬送処理は、ローラ対21,22を逆回転させ、カードCを背面側から正面側(図3中右から左方向)へと搬送する。カードCは、ICカードリーダ/ライタ20の読取位置にカードCのICチップ50が位置付けられるまで搬送される。ここに、カード引き込み手段の機能が実行される。
【0040】
また、ステップS8でのカード搬送処理においては、店員側センサ25に出力変化が生じたと判断すると、ソレノイド27をON状態としてシャッター26を遮断位置に位置付ける。これにより、店員が背面連通口6から挿入したカードCがカード通路18に既に存在する状態で、顧客自らが正面連通口5から別のカードCを挿入してしまうことを防止することができる。
【0041】
そして、ICカードリーダ/ライタ20の読取位置にカードCのICチップ50が位置付けられると、ICカードリーダ/ライタ20によってICチップ50に記憶されているデータ(クレジット決済用のカード番号等)が読み取られ、所定のカード処理業務(ステップS9)が実行される。このステップS9のカード処理業務は、概略的には、ICチップ50から読み取ったデータ(クレジット決済用のカード番号等)をPOS端末を介してクレジット会社に送信した後、クレジット会社での信用チェックや金額承認等の信用照会処理に係る照会結果データをPOS端末を介して受信するものである。照会結果データを受信したカード処理端末1は、この照会結果データにしたがってクレジット伝票を発行する。
【0042】
ステップS9のカード処理業務が終了すると、POS端末からのカード排出信号の受信に待機する(ステップS10)。カード排出信号は、POS端末におけるカード決済処理の終了後にカード処理端末1に対して送信される信号である。
【0043】
POS端末からのカード排出信号を受信したと判断すると(ステップS10のY)、ステップS11に進み、挿入フラグが“0”であるか否かを判断する。
【0044】
挿入フラグが“0”の場合には(ステップS11のY)、ステップS12に進み、ステップS9のカード処理業務がクレジット処理であったか否かを判断する。
【0045】
ステップS9のカード処理業務がクレジット処理でなかった場合には(ステップS12のN)、例えばポイントカードであるカードCを顧客自らが正面連通口5から挿入したものと判断し、ローラ対21,22を逆回転させ、ICカードリーダ/ライタ20の読取位置で停止していたカードCを正面連通口5を介して本体ケーシング4の外へと排出する(ステップS13:カード排出手段)。
【0046】
また、挿入フラグが“1”であれば(ステップS11のN)、店員が背面連通口6からカードCを挿入したものと判断し、ローラ対21,22を正回転させ、ICカードリーダ/ライタ20の読取位置で停止していたカードCを背面連通口6を介して本体ケーシング4の外へと排出する(ステップS14:カード排出手段)。
【0047】
さらに、ステップS9のカード処理業務がクレジット処理であった場合には(ステップS12のY)、カードCを顧客自らが正面連通口5から挿入したにもかかわらず、ローラ対21,22を正回転させ、ICカードリーダ/ライタ20の読取位置で停止していたカードCを背面連通口6を介して本体ケーシング4の外へと排出する(ステップS14:クレジットカード排出手段)。このようにステップS9のカード処理業務がクレジット処理であった場合には必ず店員側へカードCを排出するようにしたのは、店員が、発行されたクレジット伝票に顧客のサインを記入させた後、クレジット伝票に記載された顧客のサインと、カード処理端末1から排出されたカードCに記載されているサインとを見比べて、一致していることを確認する必要があるからである。すなわち、店員は、背面連通口6を介して本体ケーシング4の外へと排出発行されたカードCを容易に受け取ることができる。
【0048】
そして、本実施の形態のカード処理端末1によれば、クレジット決済に際して顧客から店員にカードCを渡し、このカードCを店員がカード処理端末1に挿入するといった煩雑な手順を踏むことなく、クレジット決済を行うことができる。また、クレジット決済に際して、顧客側へカードCが排出されることもないので、クレジット決済完了時点で直ちにサインの見比べ作業を行うことができる。
【0049】
つまり、本実施の形態のカード処理端末1によれば、何れか一方のカード挿入/排出口5,6からのカードCの挿入が検知された場合に、挿入されたカードCが当該カード挿入/排出口5,6からカード処理部(磁気カードリーダ19,ICカードリーダ/ライタ20)へと引き込まれる。これにより、カードCを挿入する場合には、装置正面側及び装置背面側の双方向よりカードCの挿入が許容されるので、カードの種別等を意識することなくカードCをカード処理部(磁気カードリーダ19,ICカードリーダ/ライタ20)へと搬送することができ、操作性や作業効率を向上させることができる。
【0050】
上記説明の実施の形態から、請求項1記載の発明は、何れか一方のカード挿入/排出口からのカードの挿入が検知された場合に、挿入されたカードが当該カード挿入/排出口からカード処理部へと引き込まれることにより、カードを挿入する場合には、装置正面側及び装置背面側の双方向よりカードの挿入が許容される。また、カード処理部でのデータ処理の終了後には、カードが挿入されたカード挿入/排出口側へとカードが排出されるので、カード処理に際しての作業性及び操作性の向上を図ることができる。
【0051】
さらに、上記説明の実施の形態から、請求項2記載の発明は、何れか一方のカード挿入/排出口からのカードの挿入が検知された場合に、挿入されたカードが当該カード挿入/排出口からカード処理部へと引き込まれることにより、カードを挿入する場合には、装置正面側及び装置背面側の双方向よりカードの挿入が許容され、カード処理部でのデータ処理の終了後には、基本的にはカードが挿入されたカード挿入/排出口側へとカードが排出されるが、カード処理業務がクレジット処理であった場合には必ず装置背面側である店員側へとカードが排出されるので、店員は、カード処理装置から排出されたカードを容易に取得することが可能になり、発行されたクレジット伝票に顧客のサインを記入させた後、クレジット伝票に記載された顧客のサインと、カードに記載されているサインとを容易に見比べることが可能になるので、カード処理に際しての作業性及び操作性の向上を図ることができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、カード処理に際しての作業性及び操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のカード処理端末を正面側から見た状態を概略的に示す外観斜視図である。
【図2】カード処理端末を背面側から見た状態を概略的に示す外観斜視図である。
【図3】その縦断側面図である。
【図4】カード処理端末が備える各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図5】カード読取処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
【図6】従来のカード処理装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…カード処理装置、5…装置正面側のカード挿入/排出口、6…装置背面側のカード挿入/排出口、19,20…カード処理部、50,S…カードの記憶部、C…カード

Claims (2)

  1. カード搬送経路の一部を形成し、カードを装置内に引き込み/装置外に排出するカード搬送手段と、
    前記カード搬送経路上に設けられ、前記カードの記憶部に対してデータ処理を施すカード処理部と、
    装置正面側及び装置背面側にそれぞれ設けられ、前記カード搬送経路に連通する一対のカード挿入/排出口と、
    前記各カード挿入/排出口への前記カードの挿入を検知する挿入検知手段と、
    この挿入検知手段により一方の前記カード挿入/排出口からの前記カードの挿入を検知した場合、前記カードの挿入が検知された一方の前記カード挿入/排出口から前記カード処理部へと前記カード搬送手段によって前記カードを引き込むカード引き込み手段と、
    前記カードの挿入が検知された一方の前記カード挿入/排出口を記憶するカード挿入側記憶手段と、
    前記カード処理部でデータ処理が施された前記カードを、前記カード搬送手段によって前記挿入側記憶手段により記憶された前記カード挿入/排出口側に排出するカード排出手段と、
    を備えるカード処理装置。
  2. カード搬送経路の一部を形成し、カードを装置内に引き込み/装置外に排出するカード搬送手段と、
    前記カード搬送経路上に設けられ、前記カードの記憶部に対してデータ処理を施すカード処理部と、
    装置正面側及び装置背面側にそれぞれ設けられ、前記カード搬送経路に連通する一対のカード挿入/排出口と、
    前記各カード挿入/排出口への前記カードの挿入を検知する挿入検知手段と、
    この挿入検知手段により一方の前記カード挿入/排出口からの前記カードの挿入を検知した場合、前記カードの挿入が検知された一方の前記カード挿入/排出口から前記カード処理部へと前記カード搬送手段によって前記カードを引き込むカード引き込み手段と、
    前記カードの挿入が検知された一方の前記カード挿入/排出口を記憶するカード挿入側記憶手段と、
    前記カード処理部でクレジット決済処理以外のデータ処理が施された前記カードを、前記カード搬送手段によって前記挿入側記憶手段により記憶された前記カード挿入/排出口側に排出するカード排出手段と、
    前記カード処理部でクレジット決済処理のデータ処理が施された前記カードを、前記カード搬送手段によって装置背面側に設けられた前記カード挿入/排出口側に排出するクレジットカード排出手段と、
    を備えるカード処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10615619B2 (en) 2015-02-12 2020-04-07 Shenzhen Laidian Technology Co., Ltd. Retractable charging apparatus

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