JP2004012360A - パターン検査装置、パターン検査方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】検査装置1は、基板9を撮像する撮像部2、撮像部2から画像の信号が入力される演算部4、および、コンピュータ5を有し、演算部4は撮像部2が取得した対象物画像から被検査画像および参照画像を特定する。演算部4において、特定された被検査画像の各画素が属する領域の種別が、対応する参照画像の画素の画素値に基づいて特定される。また、演算部4の比較検査回路において、被検査画像の各画素と対応する参照画像の画素との差分絶対値が算出され、特定された領域種別に応じた欠陥判定しきい値と差分絶対値とを比較することにより、欠陥の判定が行われる。これにより、検査装置1では画素が属する領域の種別に応じて欠陥を適切に検出することができる。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、対象物のパターンの検査を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体基板、カラーフィルタ、シャドウマスク、プリント配線基板等に形成されたパターンを検査する分野において、従来より主として多値画像による比較検査方式が用いられている。例えば、被検査画像と参照画像との画素値の差の絶対値を示す差分画像を求め、差分画像において所定のしきい値よりも大きな画素値を有する領域が欠陥として検出される。また、周期性を有するパターンを検査する場合には、複数の被検査画像を順次取得し、各被検査画像の検査を行う際に他の被検査画像を参照画像として比較検査が行われる。
【0003】
ところで、このような比較検査では鮮鋭度の変化による画像の粒状性の変化により、設定されるべきしきい値が変動するという問題があった。図1(a)および(b)は被検査画像の画素と参照画像の対応する画素との差の絶対値(以下、「差分絶対値」という。)のヒストグラム(すなわち、差分画像のヒストグラム)を示す図であり、図1(a)は画像の粒状性が大きい場合のヒストグラム91aを例示し、図1(b)は粒状性が小さい場合のヒストグラム91bを例示している。図1(a)および(b)は同一のパターンに関して求められた差分画像のヒストグラムであるが、撮像された画像の粒状性の違いによりヒストグラムの差分絶対値の分布範囲が異なる。
【0004】
したがって、例えば、図1(b)に示すヒストグラム91bに合わせてしきい値T1bが設定された場合に、被検査画像の粒状性が一時的に大きくなって差分絶対値の分布が図1(a)に示す状態になると、差分絶対値がしきい値T1bよりも大きく、値T1aよりも小さい正常な画素が疑似欠陥として検出されこととなる。一方、図1(a)に示すヒストグラム91aに合わせてしきい値T1aが設定された場合に、粒状性が一時的に小さくなって差分絶対値の分布が図1(b)に示す状態になると、差分絶対値がしきい値T1aよりも小さく、値T1bよりも大きい欠陥画素が検出されなくなる。
【0005】
そこで、特開2002−22421号公報では、差分画像の画素値の標準偏差を算出し、標準偏差に基づいて差分画像のヒストグラムを正規化して画像の鮮鋭度の変動(すなわち、粒状性の変動)の影響を取り除く手法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、半導体基板上において比較的平坦な領域(以下、「背景領域」という。)に表面のグレインが強い(すなわち、表面が粗い)アルミニウム配線が形成されたパターンを検査する場合、例えば、図2(a)に示すような差分絶対値に関する差分画像のヒストグラム92が得られたすると、ヒストグラム92に基づいてしきい値T2aが設定されたとしても適切な欠陥検出が行われない場合がある。
【0007】
なぜならば、図2(a)のヒストグラム92は、図2(b)に示す配線領域に関する差分画像のヒストグラム921と背景領域に関する差分画像のヒストグラム922とが合成されたものであり、配線領域に関するヒストグラム921の影響により、背景領域に関するヒストグラム922において欠陥を示す部分922aの差分絶対値がしきい値T2aよりも小さくなるからである。その結果、特開2002−22421号公報に記載された手法を用いたとしても図2(a)に示すヒストグラム92の場合は、適切なしきい値を設定することができない。
【0008】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、欠陥を適切に検出する方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、対象物上のパターンの検査を行うパターン検査装置であって、対象物を撮像して多階調の被検査画像のデータを取得する撮像部と、参照画像のデータを記憶する記憶部と、被検査画像の各画素が属する領域種別を参照画像の画素の値に基づいて特定する領域種別特定手段と、対応する領域種別に応じたパラメータ値を用いて被検査画像の各画素に対して判定を行う判定手段とを備える。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のパターン検査装置であって、対象物上のパターンが周期性を有し、被検査画像が前記撮像部により取得される対象物画像の一部であり、前記記憶部が、対象物画像中のパターンの周期の整数倍だけ被検査画像から離れた領域を参照画像として記憶する。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のパターン検査装置であって、対象物を前記撮像部に対して相対的に移動する機構をさらに備え、対象物上のパターンが周期性を有し、被検査画像および参照画像が対象物上のパターンの周期の整数倍だけ離れた領域の画像である。
【0012】
請求項4に記載の発明は、対象物上のパターンの検査を行うパターン検査方法であって、対象物から取得された多階調の被検査画像の各画素が属する領域種別を参照画像の画素の値に基づいて特定する領域種別特定工程と、対応する領域種別に応じたパラメータ値を用いて前記被検査画像の各画素に対して判定を行う判定工程とを有する。
【0013】
請求項5に記載の発明は、対象物から取得された多階調の被検査画像のデータに基づいてコンピュータに前記対象物上のパターンの検査を実行させるプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、前記被検査画像の各画素が属する領域種別を参照画像の画素の値に基づいて特定する領域種別特定工程と、対応する領域種別に応じたパラメータ値を用いて前記被検査画像の各画素に対して判定を行う判定工程とを実行させる。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のプログラムであって、前記対象物上のパターンが周期性を有し、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、前記対象物から取得された対象物画像の一部を前記被検査画像として特定する工程と、前記対象物画像中のパターンの周期の整数倍だけ前記被検査画像から離れた領域を前記参照画像として特定する工程とをさらに実行させる。
【0015】
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載のプログラムであって、前記対象物上のパターンが周期性を有し、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、前記被検査画像に対応する前記対象物上の領域からパターンの周期の整数倍だけ離れた領域の画像を前記参照画像として準備する工程をさらに実行させる。
【0016】
請求項8に記載の発明は、請求項5に記載のプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、ゴールデン・テンプレート画像を前記参照画像として準備する工程をさらに実行させる。
【0017】
請求項9に記載の発明は、請求項5ないし8のいずれかに記載のプログラムであって、前記領域種別特定工程において前記領域種別が前記参照画像の画素の値に関するヒストグラムに基づいて特定される。
【0018】
請求項10に記載の発明は、請求項5ないし9のいずれかに記載のプログラムであって、前記パラメータ値が、前記被検査画像と前記参照画像との差分画像、前記差分画像の画素値を差分統計特徴量により正規化した正規化画像、および、前記正規化画像を平滑化した画像のうち少なくともいずれか1つに対応した値である。
【0019】
請求項11に記載の発明は、請求項5ないし10のいずれかに記載のプログラムであって、前記領域種別特定工程の前に複数の参照画像が準備され、前記複数の参照画像から新たな参照画像が生成される。
【0020】
【発明の実施の形態】
図3は本発明の第1の実施の形態に係る検査装置1の構成を示す図である。検査装置1は、半導体基板(以下、「基板」という。)9上の所定の領域を撮像して多階調の対象物画像のデータを取得する撮像部2、基板9を保持するステージ3、および、撮像部2に対してステージ3を相対的に移動するステージ駆動部31を有する。
【0021】
撮像部2は、照明光を出射する照明部21、基板9に照明光を導くとともに基板9からの光が入射する光学系22、および、光学系22により結像された基板9の像を電気信号に変換する撮像デバイス23を有する。ステージ駆動部31はステージ3を図3中のX方向に移動するX方向移動機構32、および、Y方向に移動するY方向移動機構33を有する。X方向移動機構32はモータ321にボールねじ(図示省略)が接続され、モータ321が回転することにより、Y方向移動機構33がガイドレール322に沿って図3中のX方向に移動する。Y方向移動機構33もX方向移動機構32と同様の構成となっており、モータ331が回転するとボールねじ(図示省略)によりステージ3がガイドレール332に沿ってY方向に移動する。
【0022】
検査装置1は、撮像部2から対象物画像を示す電気信号を受信する演算部4、並びに、撮像部2、ステージ駆動部31および演算部4に接続されたコンピュータ5をさらに有し、コンピュータ5が検査装置1の各構成を制御する制御部としての役割を担う。検査装置1では、コンピュータ5がステージ駆動部31を制御して撮像部2の撮像位置を基板9上の所定の位置へと相対的に移動する。
【0023】
図4は演算部4の構成を示す図である。以下、演算部4の各構成の機能について説明しつつ、検査装置1が被検査画像に対する欠陥の判定を行う動作について説明を行う。
【0024】
演算部4では、撮像部2からの信号を受けて対象物画像のデータが被検査画像メモリ41に記憶される。ただし、被検査画像メモリ41では対象物画像中の複数の領域のそれぞれが被検査画像として取扱可能に特定されている。被検査画像メモリ41からは第1比較検査回路45a、第2比較検査回路45bおよび遅延処理回路42に被検査画像の画素値が順次出力される。遅延処理回路42は入力された画素値を適宜遅延して参照画像メモリ43へと出力し、参照画像メモリ43には1つの被検査画像分のデータが記憶される。参照画像メモリ43は記憶している被検査画像の画素値を順次第1比較検査回路45aおよび第2比較検査回路45bへと出力する。これにより、第1比較検査回路45aおよび第2比較検査回路45bには、被検査画像メモリ41から出力された画素値と、1つの被検査画像分だけ遅延された画素値とが同時に入力される。
【0025】
図5(a)は、複数の被検査画像611〜614(以下、被検査画像610と総称する。)が被検査画像メモリ41において対象物画像(の一部)として記憶されている様子を示す図である。対象物画像は、例えば、メモリ領域およびロジック領域を有する基板9上のダイ(すなわち、1つのチップに対応する領域)におけるメモリ領域の画像であり、パターンが周期的に配列されている。そして、パターンの周期毎に対象物画像の一部が被検査画像として取り扱われる。換言すれば、1つの被検査画像610からパターンの周期の整数倍だけ離れた領域が他の被検査画像610として特定されている。
【0026】
ここで、被検査画像メモリ41が右側の被検査画像614から順に画素値を出力するものとすると、1つの被検査画像610の画素値が出力される際には、参照画像メモリ43からは右側に隣接する被検査画像610の対応する画素値が出力されることとなる。すなわち、被検査画像613の1つの画素値が被検査画像メモリ41から出力される際には、被検査画像614の対応する画素値が参照画像メモリ43から出力される。同様に、被検査画像612,611の1つの画素値が被検査画像メモリ41から出力される際には、被検査画像613,612の対応する画素値がそれぞれ参照画像メモリ43から出力される。なお、最初の被検査画像614の画素値が被検査画像メモリ41から出力される際には、予め隣接する被検査画像613のデータが参照画像メモリ43に記憶され(例えば、ダミーのデータとして被検査画像613のデータが被検査画像メモリ41から出力される。)、これらの被検査画像614,613の対応する画素値が被検査画像メモリ41および参照画像メモリ43から同時に出力される。
【0027】
以上のように、各被検査画像610の画素値が被検査画像メモリ41から出力される際には、隣接する被検査画像610のデータが検査における参照画像のデータとして参照画像メモリ43に記憶されており(正確には、参照画像メモリ43から1つの画素値が出力されると、遅延処理回路42から隣接する被検査画像610の対応する画素値が入力されて置き換えられる。)、参照画像の画素値が参照画像メモリ43から出力される。
【0028】
図5(b)は参照画像を図5(a)に対応付けて例示する図である。符号622,623,624を付す参照画像はそれぞれ被検査画像612,613,614であり、図5(a)にて右側から順に配列された被検査画像614,613,612,611に対して、参照画像623,624,623,622が使用される様子を示している。以下の説明ではこれらの参照画像を参照画像620と総称する。
【0029】
図4に示すように、参照画像メモリ43は領域判定回路44に接続されており、1つの参照画像620のデータが参照画像メモリ43に蓄積された時点で(すなわち、被検査画像メモリ41から1つの被検査画像610における最初の画素値が出力される直前に)、領域判定回路44が参照画像メモリ43に記憶されている参照画像620の画素値の平均を算出する。したがって、被検査画像メモリ41および参照画像メモリ43から被検査画像610および参照画像620の互いに対応する画素値が出力される時点では、領域判定回路44にて既に平均値が準備された状態となっている。
【0030】
平均値は各画素が属すべき領域種別(すなわち、領域の種類)を特定するためのしきい値(以下、「領域判定しきい値」という。)として準備される。なお、図5(c)に領域判定しきい値により各画素が属する領域種別を特定した場合の参照画像620を例示する。図5(c)において、平行斜線を付す領域63が暗い領域であり、平行斜線を付していない領域64が明るい領域である。これらの領域63,64は画素単位の領域となり、実際の明るい領域および暗い領域とは完全に一致するとは限らない(図5(b)および(c)の左側の参照画像622に互いに対応する画素620aを例示する。)。
【0031】
なお、領域判定しきい値を高度に求めることができる場合には(特に、後述するように領域判定しきい値がコンピュータにより求められる場合には)、領域判定しきい値は参照画像の画素値のヒストグラムの極小値の位置等に基づいて求められることが好ましい。
【0032】
第1比較検査回路45aおよび第2比較検査回路45bの双方では、被検査画像メモリ41および参照画像メモリ43から入力された被検査画像610の画素値と参照画像620の画素値との間の差分絶対値が算出される。図6は、図5(a)に示す各被検査画像610の1つの画素に関して差分絶対値が算出される様子を説明するための図である。なお、図6において符号611a,612a,613a,614aにて示す画素値は、図5(a)において符号611a,612a,613a,614aを付す画素の画素値を示している。
【0033】
画素614aの画素値が被検査画像メモリ41から出力される際には、画素613aの画素値が参照画像メモリ43から出力されるため、画素614aの画素値Y4と画素613aの画素値Y3とにより差分絶対値Z4が算出される。画素613a,612a,611aの画素値が被検査画像メモリ41から出力される際には、それぞれ画素614a,613a,612aの画素値が参照画像メモリ43から出力され、画素値Y4と画素値Y3との差分絶対値Z3(=Z4)、画素値Y3と画素値Y2との差分絶対値Z2、画素値Y2と画素値Y1との差分絶対値Z1がそれぞれ求められる。
【0034】
各比較検査回路45a,45bにおいて被検査画像610中の1つの画素について差分絶対値が算出されると、続いて欠陥判定が行われる。第1比較検査回路45aおよび第2比較検査回路45bはそれぞれ、暗い領域63および明るい領域64に対応して設けられており、各領域種別に応じて欠陥であるかどうかを判定するための差分絶対値に対するしきい値(以下、「欠陥判定しきい値」という。)が予め設定されている。すなわち、第1比較検査回路45aと第2比較検査回路45bとには互いに異なる欠陥判定しきい値が設定されており、各比較検査回路45a,45bは、算出された差分絶対値が欠陥判定しきい値より大きい場合には欠陥画素であると判定し、小さい場合には非欠陥画素(すなわち、正常な画素)であると判定する。
【0035】
例えば、図6に例示した画素611aが判定される際に、第1比較検査回路45aの欠陥判定しきい値がT1(ただし、T1<Z1)であり、第2比較検査回路45bの欠陥判定しきい値がT2(ただし、T2>Z1)であるものとすると、画素611aは第1比較検査回路45aでは「欠陥」と判定され、第2比較検査回路45bでは「非欠陥」と判定される。そして、欠陥判定結果が各比較検査回路45a,45bからセレクタ46へと出力される。
【0036】
一方、領域判定回路44には参照画像メモリ43から出力される画素値が入力され、領域判定しきい値に基づいて判定対象の画素が参照画像620中の暗い領域63と明るい領域64とのいずれに属するかが特定される(図5(c)参照)。すなわち、参照画像620の画素の画素値が領域判定しきい値より小さい場合は暗い領域63と判定され、領域判定しきい値以上である場合は明るい領域64と判定される。領域種別を示すデータはセレクタ46に入力される。
【0037】
領域判定回路44から領域種別を示すデータ(領域判定結果)、並びに、各比較検査回路45a,45bから欠陥判定結果が入力されたセレクタ46は、領域判定結果に基づいて第1比較検査回路45aまたは第2比較検査回路45bのいずれかの欠陥判定結果を選択し、選択した欠陥判定結果をコンピュータ5に送信する。図5(a)の画素611aの場合には、暗い領域64の画素(図5(c)参照)であるため、セレクタ46では第1比較検査回路45aの欠陥判定結果(すなわち、「欠陥」)が選択され、コンピュータ5に出力される。
【0038】
以上のようにして、検査装置1では被検査画像610の各画素に関して領域種別毎の欠陥判定しきい値を用いて欠陥の判定が行われる。
【0039】
表1は、図5(a)の被検査画像610に対して、上記欠陥判定の処理により得られる結果の一部を例示する表である。表1において「被検査画像画素番号」および「参照画像画素番号」に図5(a)の画素に付す符号を記入している。また、画素611a〜614aは各被検査画像610において互いに対応する画素であり、画素611b〜614bも各被検査画像610において互いに対応する画素であり、画素611a,611bが欠陥画素である。「比較検査回路」の欄には、第1比較検査回路45aの欠陥判定結果が選択された場合には「1」を、第2比較検査回路45bの欠陥判定結果が選択された場合には「2」を記入している。
【0040】
【表1】
【0041】
表1の結果では、画素611a,611bに対応する差分絶対値がそれぞれの属する暗い領域63および明るい領域64の欠陥判定しきい値よりも大きくなり、欠陥画素と判定されている。このように、従来の手法では被検査画像内に暗い領域63および明るい領域64がある場合には、暗い領域63の欠陥を検出することが困難であったが(なお、暗い領域63に合わせてしきい値が設定された場合には、疑似欠陥が多数検出されることとなる。)、検査装置1では、暗い領域63に属する欠陥画素および明るい領域64に属する欠陥画素の双方を適切に検出することができる。
【0042】
以上のように、検査装置1では、対象物画像から検査対象領域である複数の被検査画像および参照画像を取得し、被検査画像の各画素が属する領域種別を参照画像の画素の値に基づいて特定する。そして、被検査画像の各画素に関して、参照画像を参照して画素特徴量(上記説明では差分絶対値を例示したが、他の特徴量が採用されてもよい。)を算出し、領域種別に応じた欠陥判定しきい値を用いて被検査画像の各画素に対する欠陥の判定が行われる。その結果、被検査画像610に複数の領域種別が存在する場合であっても、領域種別毎に適切な欠陥検査を行うことが可能となり、疑似欠陥の過剰検出および真欠陥の検出漏れを適切に防ぐことが実現される。
【0043】
なお、被検査画像に含まれる領域が3種類存在する場合には、図7に示すように比較検査回路45を3つ設けて各比較検査回路45に領域種別に応じたしきい値を設定し、3つの比較検査回路45からの出力が領域判定回路44による領域判定結果に基づいてセレクタ46により選択されることで、適切な欠陥検査を行うことが実現される。すなわち、領域種別の数だけ比較検査回路45を設けることにより、3以上の領域種別が存在する場合であっても欠陥検査が可能となる。
【0044】
図8は本発明の第2の実施の形態に係る検査装置1の演算部4aを示す図である。演算部4aでは、撮像部2からの対象物画像の信号は切替スイッチ40を介して被検査画像メモリ41または参照画像メモリ43へと送信される。他の構成は第1の実施の形態と同様であり、同符号を付している。
【0045】
演算部4aを有する検査装置1における被検査画像は、例えば、基板9上に配列されているダイのロジック領域上に形成されたパターンの画像とされる。検査装置1において被検査画像が取得される際には、切替スイッチ40が被検査画像メモリ41側に接続されるとともに、ステージ駆動部31がステージ3を移動することにより撮像部2の撮像位置が基板9上のダイのロジック領域上へと移動する(図3参照)。そして、被検査画像メモリ41に対象物画像のデータが記憶され、さらに、対象物画像中の被検査画像の領域が特定される。
【0046】
参照画像が取得される際には、切替スイッチ40は参照画像メモリ43側に接続され、撮像部2の撮像位置がステージ駆動部31により他のダイの同じ位置(すなわち、ダイのパターンの周期の整数倍だけ離れた撮像領域)へと移動し、他のダイのロジック領域上の画像が取得される。そして、撮像部2により取得された対象物画像のデータが参照画像の領域が特定可能な状態で参照画像メモリ43に記憶される。ロジック領域内のパターンは周期性を有しないため、1つの対象物画像に被検査画像と参照画像とを含めることができないが、被検査画像に対応する基板9上の領域からダイのパターンの周期の整数倍だけ離れた領域を撮像することにより、参照画像を準備することが可能となる。
【0047】
被検査画像および参照画像が取得されると、第1の実施の形態と同様に、参照画像に基づいて領域判定しきい値が決定され、領域判定回路44において被検査画像の各画素に対する領域種別が順次特定されるとともに、各比較検査回路45a,45bにおいて比較検査が行われ、セレクタ46により特定された領域種別に応じて欠陥判定結果の選択が行われる。
【0048】
以上のように、第2の実施の形態に係る検査装置1では、基板9上において互いに離れた領域の被検査画像および参照画像をステージ駆動部31を制御して取得することにより、被検査画像の各画素の欠陥を領域種別毎に適切に検出することが可能となる。
【0049】
図9は本発明の第3の実施の形態に係る検査装置1の演算部4bを示す図である。演算部4bは切替スイッチ40を有し、ステージ駆動部31および切替スイッチ40が制御されることにより撮像部2により取得された対象物画像が被検査画像メモリ41、第1参照画像メモリ43a、第2参照画像メモリ43b、または、第3参照画像メモリ43cへと入力される。第2の実施の形態と同様に、被検査画像メモリ41には被検査画像の領域が特定可能な状態で対象物画像が取得され、各参照画像メモリ43a〜43bには、基板9上のダイのパターンの周期の整数倍だけ離れた領域を示す複数の対象物画像が、それぞれ参照画像の領域が特定可能な状態で記憶される。そして、領域判定回路44には、複数の参照画像の画素値の平均が領域判定しきい値として設定される。
【0050】
被検査画像メモリ41から画素値が各比較検査回路45a,45bへと順次入力される際には、対応する参照画像の画素値が各参照画像メモリ43a〜43cから参照画像セレクタ47へと入力される。参照画像セレクタ47は、入力される複数の画素値のうち、中間値を選択して出力する。例えば、図10に示すように、入力される3つの画素値がY5,Y6,Y7(ただし、Y5>Y6>Y7)であるとすると、画素値Y5〜Y7の中間値である画素値Y6が参照画像セレクタ47により選択され、領域判定回路44および各比較検査回路45a,45bへと出力される。
【0051】
各比較検査回路45a,45bでは、被検査画像の画素値と選択された参照画像の画素値の差分絶対値が算出される。図10に示すように被検査画像の画素値をY8とすると、各比較検査回路45a,45bでは、画素値Y8と画素値Y6との差分絶対値Z8が算出され、予め設定された欠陥判定しきい値に基づいて欠陥の判定が行われる。一方、選択された参照画像の画素値は領域判定回路44にも入力され、第1の実施の形態と同様に、領域判定回路44により特定された領域種別に基づいて、セレクタ46が欠陥判定結果を選択し、選択された欠陥判定結果がコンピュータ5へと出力される。
【0052】
以上のように、第3の実施の形態に係る検査装置1では、1つの被検査画像に対して複数の参照画像が取得され、画素毎に参照画像の選択が行われる。換言すれば、複数の参照画像から実質的に新たな参照画像が生成され、生成された参照画像に基づいて、領域判定(領域種別の特定)および欠陥判定が行われる。これにより、1つの参照画像から取り出される画素値が欠陥画素の画素値であったとしても、他の2つの参照画像からの非欠陥の画素の画素値が取り出される限り、適切に欠陥検査を行うことができ、欠陥検査の精度の向上が実現される。
【0053】
なお、複数の参照画像から決定される画素値は、必ずしも中間値である必要はなく、例えば、複数の参照画像の画素値の平均を算出し、平均値が領域判定および欠陥判定に利用されてもよい。
【0054】
また、第1の実施の形態と同様に、切替スイッチ40が設けられずに撮像部2が被検査画像メモリ41に接続され、対象物画像の一部が被検査画像とされ、被検査画像からパターンの周期の整数倍離された複数箇所の領域が参照画像とされて、これらの画像のデータが第1ないし参照画像メモリ43a〜43cに記憶されてもよい。
【0055】
図11は本発明の第4の実施の形態に係る検査装置1の演算部4cを示す図である。演算部4cの参照画像メモリ43にはCADデータを元に生成されたゴールデン・テンプレート画像(すなわち、欠陥が存在しない、または、欠陥が存在しないと推定される画像)のデータが予め記憶される。他の構成は第1の実施の形態と同様であり、同符号を付している。
【0056】
演算部4cを有する検査装置1により検査が行われる場合、仮に、基板9上の検査対象領域のほとんどが欠陥である場合であっても被検査画像の各画素に対応する参照画像の画素が欠陥画素となることが防止され、被検査画像の欠陥の検出を適切に行うことが実現される。なお、ゴールデン・テンプレート画像としては基板9上の欠陥が存在しない検査対象領域を撮像することにより取得される画像や、この画像に対してスムージングやコントラスト調整によるノイズ付加等の画像処理を施すことにより得られる画像等が採用されてもよい。
【0057】
図12は本発明の第5の実施の形態に係る検査装置1の演算部4dを示す図である。演算部4dは第3の実施の形態に係る演算部4bと比べて、第1ないし第3参照画像メモリ43a〜43cから画素値が直接入力される第1ないし第3領域判定回路44a〜44cが設けられ、領域判定回路44a〜44cからの出力が多数決回路48を介してセレクタ46に入力されるという点で相違している。
【0058】
第1ないし第3領域判定回路44a〜44cには、予め第1ないし第3参照画像メモリ43a〜43cの参照画像の画素値の平均が領域判定しきい値として個別に設定され、第1ないし第3参照画像メモリ43a〜43cからの画素値に対して個別に領域種別の特定が行われる。特定された領域種別(領域判定結果)は、多数決回路48による多数決により1つの領域判定結果とされ、セレクタ46の制御に利用される。
【0059】
これにより、参照画像からの画素値に不具合がある場合であっても、領域種別を正確に特定することができ、欠陥検査の精度が向上される。
【0060】
図13は本発明の第6の実施の形態に係る検査装置1の演算部4eを示す図である。演算部4eには、第5の実施の形態と同様に、第1ないし第3参照画像メモリ43a〜43c、第1ないし第3領域判定回路44a〜44c、並びに、多数決回路48が設けられ、複数の参照画像に基づいて領域種別の判定結果が多数決にて決定される。
【0061】
一方、演算部4eには被検査画像メモリ41と第1および第2比較検査回路45a,45bの間に特徴量算出回路491がさらに設けられ、被検査画像メモリ41並びに第1ないし第3参照画像メモリ43a〜43cから被検査画像の画素値並びに複数の参照画像の画素値が特徴量算出回路491に入力される。
【0062】
特徴量算出回路491では、予め、被検査画像と各参照画像との差分絶対値を示す差分画像における複数の画素値(または、全ての画素値)の標準偏差(合計3つの標準偏差)が準備されている。そして、被検査画像および3つの参照画像の画素値が入力されると、被検査画像の画素値に対する3つの差分絶対値が算出され、それぞれが対応する標準偏差により正規化される。すなわち、各差分絶対値が対応する標準偏差で除され、所定の係数が乗じられる。正規化された差分絶対値は欠陥である確率の指標値として利用することができるため、以下、正規化された差分絶対値を「エラー確率値」と呼ぶ。
【0063】
3つのエラー確率値が求められると、特徴量算出回路491ではさらに、3つのエラー確率値が掛け合わされ(あるいは、相乗平均が求められ)、第1および第2比較検査回路45a,45bに画素特徴量として入力される。なお、特徴量算出回路491による演算は、実質的には、被検査画像と各参照画像との差分画像を求め、差分画像の画素値が正規化され、さらに、正規化された複数の差分画像の対応する画素の値の相乗平均を画素値として有する新たな差分画像を生成する処理に等しい。特徴量算出回路491には、生成される新たな差分画像を記憶するための画像メモリが別途設けられてもよい。また、新たな差分画像は、正規化された複数の差分画像の平均値画像として生成されてもよい。
【0064】
第1および第2比較検査回路45a,45bには、予め、画素特徴量に対する領域種別に応じた欠陥判定しきい値が設定されており、入力された画素特徴量に基づいて欠陥の判定が行われる。各比較検査回路45a,45bにおける欠陥判定の結果は、第5の実施の形態と同様に、セレクタ46に入力され、多数決回路48にて決定された領域種別に応じて欠陥判定結果の選択が行われてコンピュータ5へと送信される。
【0065】
以上のように、第6の実施の形態に係る検査装置1では、標準偏差により正規化された差分画像に基づいて欠陥の判定を行うことにより、撮像部2からの画像の質にばらつきがある場合であっても、適切な欠陥検査を行うことが実現される。
【0066】
次に、演算部4eを有する検査装置1が欠陥の判定を行うもう1つの処理の例について説明を行う。演算部4eには追加的な欠陥判定を行うために平均化回路492がさらに設けられ、特徴量算出回路491において生成された画素特徴量と周辺画素の画素特徴量(処理の直前に別途記憶されているものとする。)との平均値を求め、求められた値を第1および第2比較検査回路45a,45bへと出力する。各比較検査回路45a,45bでは、平均化回路492の出力に応じた欠陥判定しきい値が予め設定されており、各比較検査回路45a,45bが欠陥の判定を行い、セレクタ46は上記の処理と同様に欠陥判定結果を選択出力する。
【0067】
以上のように、演算部4eでは標準偏差により正規化された差分画像を実質的に平滑化して欠陥が判定されるため、複数の画素に亘る、いわゆるシミのような欠陥(すなわち、画素値が「非欠陥」に比べてわずかに高い程度であるが比較的面積の大きい欠陥)であっても検出することが可能となる。
【0068】
なお、特徴量算出回路491では、必ずしも標準偏差により差分画像が正規化される必要はなく、例えば、差分絶対値のヒストグラムにおいて任意の範囲での頻度の累積値を用いて差分画像が正規化されてもよい。すなわち、差分画像の画素値に関する統計から得られる様々な差分統計特徴量に基づいて差分画像が正規化されてよい。
【0069】
以上、第1ないし第6の実施の形態に係る検査装置1について説明を行ってきたが、検査装置1の演算部4,4a〜4eの機能はコンピュータ5により実現されてもよい。以下、コンピュータ5が演算部4,4a〜4eとしての動作を行う場合について説明を行う。
【0070】
コンピュータ5は、図14に示すように、各種演算処理を行うCPU51、基本プログラムを記憶するROM52および各種情報を記憶するRAM53をバスラインに接続した一般的なコンピュータシステムの構成となっている。バスラインにはさらに、情報記憶を行う固定ディスク54、画像等の各種情報の表示を行うディスプレイ55、操作者からの入力を受け付けるキーボード56aおよびマウス56b、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体8から情報の読み取りを行う読取装置57、並びに、検査装置1の他の構成との間で信号を送受信する通信部58が、適宜、インターフェイス(I/F)を介する等して接続される。
【0071】
コンピュータ5には、事前に読取装置57を介して記録媒体8からプログラム80が読み出され、固定ディスク54に記憶される。そして、プログラム80がRAM53にコピーされるとともにCPU51がRAM53内のプログラムに従って演算処理を実行することにより(すなわち、コンピュータがプログラムを実行することにより)、コンピュータ5が演算部4,4a〜4eとしての動作を行う。
【0072】
図15は、コンピュータ5が欠陥判定の処理を行う動作の流れを示す図である。コンピュータ5では、まず、撮像部2からの信号を受けて対象物画像のデータが固定ディスク54に記憶され(予め記憶されていてもよい。)、対象物画像中の被検査画像がCPU51により特定されてアクセスが可能な状態で準備される(ステップS11,S12)。また、必要な数の参照画像のデータも固定ディスク54に準備される(ステップS13)。
【0073】
例えば、第1の実施の形態の動作を行う場合には、対象物画像の一部が被検査画像として特定され、パターンの周期の整数倍だけ被検査画像から離れた領域が参照画像として特定される。一方、他の実施の形態のように参照画像が撮像部2から直接取得される場合は、コンピュータ5がステージ3を適宜、ダイのパターンの周期の整数倍だけ移動して被検査画像および必要な数の参照画像の撮像が行われたり、あるいは、ゴールデン・テンプレート画像が参照画像として準備される。
【0074】
次に、参照画像に基づいて領域判定しきい値が決定される(ステップS14)。例えば、第1、第2および第4の実施の形態と同等の動作が行われる場合には参照画像の画素値の平均が領域判定しきい値として求められ、第3の実施の形態と同等の動作が行われる場合には、複数の参照画像から新たな参照画像が生成された上で領域判定しきい値が決定され、第5および第6の実施の形態と同等の動作が行われる場合には、参照画像毎に領域判定しきい値が決定される。
【0075】
なお、既述のように、コンピュータ5により領域判定しきい値が求められる場合には、参照画像の画素値のヒストグラムに基づいて領域判定しきい値を求めることも容易に実現される。また、領域判定しきい値はヒストグラムの極小値の位置や中間値のみならず、極大値の位置や全体的な分布も考慮して高度に求められてもよい。
【0076】
一方、操作者の入力により、領域種別(および、欠陥判定に利用される画素特徴量の種類)に応じた欠陥判定しきい値が設定される(ステップS15)。もちろん、欠陥判定しきい値は撮像部2の光学設定や予め準備されたデータ等に基づいて自動的に設定されてもよい。
【0077】
各種しきい値が準備されると、CPU51により被検査画像および参照画像に基づいて被検査画像の各画素の対応する画素特徴量を画素値として有する特徴量画像が求められる(ステップS16)。例えば、第1ないし第5の実施の形態と同等の動作を行う場合には、被検査画像と参照画像(または、複数の参照画像から生成された新たな参照画像)との差分画像が特徴量画像として求められ、第6の実施の形態と同等の動作を行う場合には、互いに対応する画素のエラー確率値の相乗平均を画素値として有する特徴量画像や特徴量画像に平滑化処理を施した画像が求められる。
【0078】
そして、特徴量画像の1つの画素が特定され(ステップS17)、この画素の属する領域種別が参照画像(または、新たに生成された参照画像)の対応する画素の値と領域判定しきい値とを比較することにより特定される(第5および第6の実施の形態では特定された複数の領域種別に対してさらに多数決が行われる)(ステップS18)。特徴量画像における画素値は特定された領域判定しきい値に対応する欠陥判定しきい値と比較され、被検査画像中の対応する画素が欠陥画素であるか否かが判定される(ステップS19)。
【0079】
ステップS17ないしS19が特徴量画像の各画素について繰り返されることより、被検査画像の全画素に対する欠陥判定が完了する(ステップS20)。以上の処理により、第1ないし第6の実施の形態と同様に、疑似欠陥の過剰検出および真欠陥の検出漏れを適切に防ぐことが実現される。欠陥判定結果は、例えば、欠陥の位置を示す2値画像のデータとして固定ディスク54に保存される。
【0080】
なお、コンピュータ5では特徴量画像が生成されるものとして説明したが、第1ないし第6の実施の形態にて説明したように、1つの画素について判定が行われる毎に1つの画素特徴量が求められてもよい。コンピュータ5にて欠陥検出を行う場合には、柔軟に処理工程を変更することができる。
【0081】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
【0082】
上記第5および第6の実施の形態では複数の参照画像の画素に関する領域種別の結果が多数決回路48において多数決されることにより領域種別が特定されるが、例えば、図16に示すように参照画像メモリ43および領域判定回路44を1組だけ設け、領域判定回路44に領域判定画像メモリ441および膨張収縮回路442を設けることにより同等の機能を実現することができる。図16に示す領域判定回路44では、領域判定しきい値が決定されると各画素の領域種別を示す2値画像が領域判定画像として領域判定画像メモリ441に記憶される。さらに、領域判定画像に対して膨張収縮回路442が膨張収縮処理を施すことによりノイズが除去され、ノイズ除去後の領域判定画像に基づいてセレクタ46が制御されることにより、領域種別の誤判定の抑制が実現される。
【0083】
また、上記第1ないし第6の実施の形態では、比較検査回路が複数設けられ、各比較検査回路による欠陥判定結果が領域判定結果に応じてセレクタ46により選択されるが、例えば、図17に示すように、領域判定回路44の領域判定結果がしきい値セレクタ494に入力され、しきい値セレクタ494によりしきい値メモリ495から領域種別に応じたしきい値が選択されて欠陥判定しきい値として比較検査回路45に入力されてもよい。これにより、1つの比較検査回路45を設けるのみで、領域種別に応じた適切な欠陥の判定を行うことができる。
【0084】
上記第1ないし第6の実施の形態では、各比較検査回路において1つの欠陥判定しきい値を用いて欠陥の判定が行われるが、カラー画像に対する検査の場合や複雑な欠陥判定を行う場合には、判定に用いられるパラメータ値として複数の欠陥判定しきい値が複合的に使用されてもよい。
【0085】
また、上記実施の形態では、被検査画像と参照画像との差分画像、差分画像の画素値を差分統計特徴量により正規化した正規化画像、または、正規化画像を平滑化した画像の画素値に対応した欠陥判定しきい値が設定されるが、これらの画像のうち複数種類の画像に対する欠陥判定しきい値が設定されて高度な欠陥判定が行われてもよい。
【0086】
比較検査回路において、被検査画像の複数の画素に関する欠陥の判定が同時に行われてもよく、また、複数の画素を1つの画素とみなして画像の解像度を低下させた欠陥の判定が行われてもよい。
【0087】
撮像部2とステージ3とは相対的に移動すればよく、例えば、ステージ3が固定され、撮像部2に移動機構が設けられてもよい。
【0088】
【発明の効果】
本発明によれば、参照画像に基づいて領域種別を特定することにより、領域種別に応じた適切な欠陥判定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は差分画像のヒストグラムを例示する図である。
【図2】(a)および(b)は差分画像のヒストグラムを例示する図である。
【図3】検査装置の概略構成を示す図である。
【図4】演算部の構成を示す図である。
【図5】(a)ないし(c)は、それぞれ被検査画像、参照画像および参照画像の領域種別を示す図である。
【図6】差分絶対値が算出される様子を説明するための図である。
【図7】3つの領域種別が存在する場合の演算部の構成を示す図である。
【図8】第2の実施の形態に係る演算部を示す図である。
【図9】第3の実施の形態に係る演算部を示す図である。
【図10】参照画像セレクタにより画素値が選択される様子を説明するための図である。
【図11】第4の実施の形態に係る演算部を示す図である。
【図12】第5の実施の形態に係る演算部を示す図である。
【図13】第6の実施の形態に係る演算部を示す図である。
【図14】コンピュータの構成を示す図である。
【図15】欠陥判定の処理の流れを示す図である。
【図16】演算部の他の例を示す図である。
【図17】演算部のさらに他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 検査装置
2 撮像部
5 コンピュータ
9 基板
31 ステージ駆動部
43,43a〜43c 参照画像メモリ
44,44a〜44c 領域判定回路
611〜614 被検査画像
622〜623 参照画像
80 プログラム
45,45a,45b 比較検査回路
611a〜614a,611b〜614b,621a 画素
S12,S13,S16,S17 ステップ
Claims (11)
- 対象物上のパターンの検査を行うパターン検査装置であって、
対象物を撮像して多階調の被検査画像のデータを取得する撮像部と、
参照画像のデータを記憶する記憶部と、
被検査画像の各画素が属する領域種別を参照画像の画素の値に基づいて特定する領域種別特定手段と、
対応する領域種別に応じたパラメータ値を用いて被検査画像の各画素に対して判定を行う判定手段と、
を備えることを特徴とするパターン検査装置。 - 請求項1に記載のパターン検査装置であって、
対象物上のパターンが周期性を有し、被検査画像が前記撮像部により取得される対象物画像の一部であり、
前記記憶部が、対象物画像中のパターンの周期の整数倍だけ被検査画像から離れた領域を参照画像として記憶することを特徴とするパターン検査装置。 - 請求項1に記載のパターン検査装置であって、
対象物を前記撮像部に対して相対的に移動する機構をさらに備え、
対象物上のパターンが周期性を有し、被検査画像および参照画像が対象物上のパターンの周期の整数倍だけ離れた領域の画像であることを特徴とするパターン検査装置。 - 対象物上のパターンの検査を行うパターン検査方法であって、
対象物から取得された多階調の被検査画像の各画素が属する領域種別を参照画像の画素の値に基づいて特定する領域種別特定工程と、
対応する領域種別に応じたパラメータ値を用いて前記被検査画像の各画素に対して判定を行う判定工程と、
を有することを特徴とするパターン検査方法。 - 対象物から取得された多階調の被検査画像のデータに基づいてコンピュータに前記対象物上のパターンの検査を実行させるプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
前記被検査画像の各画素が属する領域種別を参照画像の画素の値に基づいて特定する領域種別特定工程と、
対応する領域種別に応じたパラメータ値を用いて前記被検査画像の各画素に対して判定を行う判定工程と、
を実行させることを特徴とするプログラム。 - 請求項5に記載のプログラムであって、前記対象物上のパターンが周期性を有し、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
前記対象物から取得された対象物画像の一部を前記被検査画像として特定する工程と、
前記対象物画像中のパターンの周期の整数倍だけ前記被検査画像から離れた領域を前記参照画像として特定する工程と、
をさらに実行させることを特徴とするプログラム。 - 請求項5に記載のプログラムであって、前記対象物上のパターンが周期性を有し、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
前記被検査画像に対応する前記対象物上の領域からパターンの周期の整数倍だけ離れた領域の画像を前記参照画像として準備する工程をさらに実行させることを特徴とするプログラム。 - 請求項5に記載のプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
ゴールデン・テンプレート画像を前記参照画像として準備する工程をさらに実行させることを特徴とするプログラム。 - 請求項5ないし8のいずれかに記載のプログラムであって、前記領域種別特定工程において前記領域種別が前記参照画像の画素の値に関するヒストグラムに基づいて特定されることを特徴とするプログラム。
- 請求項5ないし9のいずれかに記載のプログラムであって、
前記パラメータ値が、前記被検査画像と前記参照画像との差分画像、前記差分画像の画素値を差分統計特徴量により正規化した正規化画像、および、前記正規化画像を平滑化した画像のうち少なくともいずれか1つに対応した値であることを特徴とするプログラム。 - 請求項5ないし10のいずれかに記載のプログラムであって、
前記領域種別特定工程の前に複数の参照画像が準備され、前記複数の参照画像から新たな参照画像が生成されることを特徴とするプログラム。
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