JP2004011302A - 雪庇発生防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】傾斜板に積雪している場合でも雪庇の発生を防止できる雪庇発生防止装置の提供。
【解決手段】傾斜板bを風上側上方に向けて取り付けた本体aの頂部18に、所要形状の透孔d……を所要の間隔で複数開設した雪切板cを所要の取付手段により交換可能に取り付けてなる雪庇発生防止装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建造物の上縁部分に設置する雪庇発生防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
降雪地域では、降雪時に風があると、建造物風下側の上縁部分に屋上の積雪が迫り出してきて雪庇が発生する。この雪庇は、屋上を吹き越す風がその建造物の風下側で風速を落として下方に向かって巻き込む渦となったときに、運ばれてきた雪がその粘着性によって屋上の積雪に付着することにより風下に向かって成長してゆく。大きく成長した雪庇は、自重によって落下するので、通行人に危害を与えたり建造物に損害を与えることがある。
【0004】
そのような雪庇による危害・損害を防止するための装置として、たとえば、本発明者らの提案した特許第2882988号公報に記載の雪庇発生防止装置がある。
【0005】
それは、図5に示すように、建造物屋上の風下側のパラペット1上に、断面直角三角形状の本体2を、垂直板3を該建造物の外側(風下側)に向け、傾斜板4を内側(風上側上方)に向けて沿設するとともに、該本体2の頂部に雪切板5を垂直に起立固着させてなるものである。
この雪庇発生防止装置は傾斜板4によって、該建造物を吹き越す風の向きをスムーズに上向きに変えるとともに、その風速を増加させることにより、建造物の風下側で発生する渦の位置をその壁面から遠くへ離し、雪庇の発生を防止するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、傾斜板4の全体が積雪6に埋まっている場合、この傾斜板4によって風向をスムーズに上向きに変えることができない。しかも、積雪6の上面から突出した雪切板5が風をせき止めることにより、運ばれてきた雪は、風の流れから離れ、雪切板5の風上側の領域7に徐々に溜まってゆく。そして結局、屋上の積雪の上面8が雪切板5の頂部のところまで上昇することとなるので、この雪切板5の高さの分だけ屋上の積雪量を増やし、建造物への雪荷重の負担を大きくすることとなっていた。
しかも、ほぼ水平となった積雪の上面8に沿って吹く風9は建造物の風下側で下方に巻き込まれ、渦を形成するので、雪庇10が発生してしまう。
そこで、本発明は、傾斜板が積雪で埋まった場合にも、建造物の雪荷重負担を大きくせず、雪庇を発生させない雪庇発生防止装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の本発明雪庇発生防止装置は、傾斜板を風上側上方に向けて取り付けた本体の頂部に雪切板を備えてなる雪庇発生防止装置において、その雪切板cが所要形状の透孔d……を所要の間隔で複数開設してなるものである。
【0009】
請求項2記載の本発明は、雪切板cが、横長のアルミ板を横長中心線に沿って二つ折りにして、その折り目を含む上半部を密接させるとともに、そこに上記透孔d……を複数開設して突出部41とし、下半部を分離させて上記本体aの頂部18に嵌合する二股取付部41’とした断面略逆Y字状で、その二股取付部41’を、上記本体aの頂部18に嵌合乗載するようにしてなる請求項1記載の雪庇発生防止装置である。
【0010】
請求項3記載の本発明は、上記透孔d……を、横長楕円形状、縦長楕円形状または円形状とした請求項1または2記載の雪庇発生防止装置である。
【0011】
請求項4記載の本発明は、雪切板cを、本体aの上記頂部18に所要の取付手段により交換可能に取り付けてなる請求項1,2または3記載の雪庇発生防止装置である。
【0012】
請求項5記載の本発明は、本体aが、直角三角形状の蓋板11,11を左右に立設するとともに、それらの間に、同じく直角三角形状の補強板12……を複数枚立設し、それら各板11,11,12……それぞれの直角を挟む2辺に形成したフランジに、直角に折曲成形した外装板13の、該直角を挟んで連続する底板部14と垂直板部15を張架・固定することにより、全一体化され、かつ、頂部18を断面逆V字状にするとともに、上記各板11,11,12……の斜辺側に開口部19を形成してなる請求項1,2,3または4記載の雪庇発生防止装置である。
【0013】
請求項6記載の本発明は、本体aが、外周縁にフランジを形成した直角三角形状の蓋板11,11を左右に立設するとともに、それらの間に、同じく外周縁にフランジを形成した直角三角形状の補強板12……を複数枚立設し、それら各板11,11,12……それぞれの直角を挟む2辺の上記フランジに、直角に折曲成形した外装板13の、該直角を挟んで連続する底板部14と垂直板部15を所要の固定手段で張架・固定することにより、全一体化され、かつ、上記底板部14の前側端に折曲形成した下部起立部16を、上記各板11,11,12……の斜辺の上記フランジの下側部に、また、上記垂直板部15の上側端に折曲形成した上部垂下部17を上記各板11,11,12……の斜辺の上記フランジの上側部に、各々所要の固定手段で張架・固定し、頂部18を断面逆V字状とするとともに、上記下部起立部16と上部垂下部17との間に横長方形の開口部19を形成し、この開口部19に上記各板11,11,12……の斜辺のフランジを臨ませた、断面直角三角形状の請求項1,2,3または4記載の雪庇発生防止装置である。
【0014】
請求項7記載の本発明は、あらかじめ一体に組み立てられた本体aを、該本体aの高さ、および長手方向に直交する水平方向の位置を、現場の状況に応じて一定範囲内で適宜調整して、補強板12……のボルト挿通横長孔20,20と、柱脚24の芯板26のボルト挿通縦長孔26’,26’とが交差した箇所に固定用ボルト37,37を挿通し、ナットを螺合・緊締することにより、建造物の上縁部分に取り付けるようにしてなる請求項5または6記載の雪庇発生防止装置である。
【0015】
請求項8記載の本発明は、請求項5,6または7記載の雪庇発生防止装置の複数台を長手方向に列設配置し、それらの互いに隣り合う本体aの、対向する蓋板11同士を連結ボルト45,45およびナットで緊締し、雪切板c同士の接続部分には、突出部41の密接させたアルミ板の間に、板状のジョイナー46を挟み込んで、連結してなる雪庇発生防止装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る雪庇発生防止装置の一実施形態について図1〜4を参照し詳しく述べる。
【0017】
aは、断面直角三角形状のアルミ製の本体で、それは、外周縁にフランジを形成した直角三角形状の蓋板11,11を左右に立設するとともに、それらの間に、同じく外周縁にフランジを形成した直角三角形状の補強板12……を複数枚立設し、それら各板11,11,12……それぞれの直角を挟む2辺の上記フランジに、直角に折曲成形した外装板13の、該直角を挟んで連続する底板部14と垂直板部15を溶接、ビス、リベット等の固定手段で張架・固定し、全一体化してなるものである。
上記底板部14の前側端には下部起立部16を折曲形成してあり、それを上記各板11,11,12……の斜辺の上記フランジの下側部に、また、上記垂直板部15の上側端には、上部垂下部17を折曲形成してあり、それを上記各板11,11,12……の斜辺の上記フランジの上側部に、各々所要の固定手段で張架・固定している。
これによって、本体aは、頂部18を断面逆V字状とするとともに、上記下部起立部16と上部垂下部17との間に横長方形の開口部19を形成し、この開口部19に上記各板11,11,12……の斜辺のフランジを臨ませている。
【0018】
また、上記補強板12……には、該本体aを後記する柱脚24の芯板26に固定するためのボルト挿通横長孔20,20を開設し、上記底板部14の上記補強板12……に対応する位置には該芯板26を下方から挿入するための芯板挿通孔21……を開設している。
【0019】
22は、建造物の上縁部分であって、かつ、風下側のパラペット、23……は、このパラペット上面に所要間隔をおいて植設されたアンカーボルトである。24……は、柱脚で、それは、長孔25’,25’を開設したベースプレート25に、ボルト挿通縦長孔26’,26’を開設した芯板26を設立してなるものである。この柱脚24……は、上記長孔25’,25’をアンカーボルト23,23に嵌合し、適宜位置の調整をして、ナット27……を緊締することによってパラペット22の上面に設立・固定されている。
29は、笠木で、それは、上記柱脚24……の芯板26……を長孔30……に挿通させて、上記パラペット22の上面に笠木取付用ホルダー31によって固定されている。
【0020】
32は、上記笠木29の長孔30から突出させた上記芯板26を、中央の窓孔33に貫通させて、該笠木29に乗載・固定した柱脚カバーである。この柱脚カバー32は、その外周壁34の下辺縁を内方に折曲成形して、下部外周に外周溝35を形成している。この外周溝35には、上記笠木29との間に水が入り込まないようにシーリング材36を充填している。また、芯板26……を貫通させた上記窓孔33の間隙にもシーリング材を充填してあり、柱脚カバー32内部に水が入り込まないようになっている。
【0021】
上記本体aは、建造物の上縁部分に、すなわち、例えば上記パラペット22上に、垂直板部15を該建造物の外側(風下側)に向け、開口部19を該建造物の内側(風上側上方)に向けて取り付けられる。
さらに詳しくは、あらかじめ組み立てた上記本体aを、その芯板挿通孔21……を上記柱脚24……の芯板26……に上方から嵌合させて下ろし、該本体aの高さ、および長手方向に直交する水平方向の位置を、現場の状況に応じて一定範囲内で適宜調整する。その後、補強板12……のボルト挿通横長孔20,20と、芯板26のボルト挿通縦長孔26’,26’とが交差する箇所に固定用ボルト37,37を挿通し、ナットを螺合・緊締する。
【0022】
bは、平坦面38の一側に湾曲面38’を連続させてなる傾斜板である。上記本体aと、この傾斜板bの対応する箇所にはビス挿通孔39……および40……を開設している。この傾斜板bは、上記ビス挿通孔39……,40……にビスを挿通することにより、上記本体aに、それの開口部19を塞いで、平坦面38を風上側上方に向けた傾斜状態で取り付けられる。
【0023】
この傾斜板bは、建造物を吹き越す風の向きを上方へ向けるとともにその風速を速め、該建造物の風下で発生する渦の位置を壁面から離し、雪庇の発生を防ぐもので、その傾斜は、45°以上とするのが好ましく、特に55°〜60°前後とするのが雪庇発生防止に最適である。
【0024】
cは、横長のアルミ板を横長中心線に沿って二つ折りにして、その折り目を含む上半部を密接させるとともに、そこに横長楕円形状の透孔d……を所要の間隔で複数開設して突出部41とし、下半部を分離させて上記本体aの頂部18に嵌合する二股取付部41’とした断面略逆Y字状の雪切板である。上記透孔d……の形状は横長楕円形状に限られるものではなく、縦長楕円形状や円形状等、任意の形状とすることができる。
この雪切板cは、上記二股取付部41’を上記頂部18に嵌合乗載させた状態で、所要の取付手段により上記本体aの頂部18に交換可能に取り付けられている。
具体的には、この雪切板cの二股取付部41’と上記本体aの頂部18のそれぞれ対応する箇所に取付孔42……と43……を開設してあり、雪切板cは、それら取付孔42……,43……にビス44……を螺合・緊締することによって取り付けられている。
【0025】
風は、雪切板cに開設した上記透孔d……を、風圧を高め、風速を増して通過するので、建造物の風下側に発生する渦の位置を、従来の雪庇発生防止装置による場合よりも遠くに離し、より確実に雪庇発生を防止することができる。
また、透孔d……を開設してあるので、傾斜板bの全体が積雪に埋まっている場合であっても、その積雪面から突出した雪切板cが風をせき止めることがなく、そこに雪が溜まってしまうことがない。
すなわち、風により運ばれる雪は透孔d……を通過するから、雪切板cが積雪により埋まってしまうことが少なくなり、したがって、その分だけ、屋上の積雪量を増加させず、建造物にかかる雪荷重の負担を増加させない。
【0026】
また、雪切板cの突出部41は板状をなしているので、雪が該雪切板cの頂部を超えて積もった場合でも、その積雪が時間の経過とともに自重により嵩を減らす(圧密沈降)のに伴って、該雪切板cの外方の余分な雪を切断し、雪庇が成長する前に落下させる。
【0027】
さらに、雪切板cは、その透孔d……を通して反対側が見えるようになっているから、雪庇発生防止装置全体の高さも低く感じられ、建造物の外観を損なうことがないとともに、複数の透孔d……を所要の間隔で設けることにより、装飾としての効果も高く、意匠性に富むものとなる。
【0028】
上記のように、雪切板cは交換可能に取り付けられているので、本体aを一定の寸法のものに製作しておき、雪切板cだけを適宜の大きさのものに交換することにより、設置場所の気象状況や屋根の形状・面積等に応じて全体の高さを簡単に調整できる。すなわち、設置場所にかかわらず、一定の高さに製作しておいた本体aを使用できるので装置の製作費用が低減される。
また、設置後の気象状況の変化により屋上の積雪が想定した量を超えるおそれがある場合や雪切板cが破損した場合等にもその雪切板cを交換するだけで雪庇発生防止機能を発揮させることができ、本体a自体の交換の必要がないので経済的である。
【0029】
さらに、本体aの建造物の上縁部分(パラペット22)への取付けは、上記のように、開口部19を、その建造物の内側に向けて行うことができ、その本体aへの傾斜板bと雪切板cの取付けも、同様にして、いずれも屋上側から容易に行えるので、建造物の外側に足場を組むことなく設置作業が安全であり、また、設置工事費を削減することができる。
【0030】
上記雪庇発生防止装置の複数台を、長手方向に列設配置する場合には、図4に示すように、互いに隣り合う本体aの、対向する蓋板11同士を連結ボルト45……およびナットで緊締して接続する。上記本体aは、内部に補強板12……を配設しているので十分な強度を持っているが、長手方向に連続して接続することにより、全体としてさらに強度を上げることができる。
また、雪切板c同士の接続部分には、突出部41の密接させた二重のアルミ板の間に、板状のジョイナー46を挟み込んで接続する。これによって、雪切板c同士のずれを防ぎ、見映えよく仕上げることができる。
【0031】
【発明の効果】
以上述べたところから明らかなように、請求項1,2および3記載の本発明雪庇発生防止装置によれば次の効果を奏する。
【0032】
雪切板に透孔を所要の間隔で複数開設したので、風は、その透孔を風圧を高め、風速を増して通過する。これによって、建造物の風下側に発生する渦の位置を、従来の雪庇発生防止装置によるよりも遠くに離し、したがって確実に雪庇発生を防止することができる。
【0033】
請求項4記載の本発明は、雪切板が交換可能に取り付けられているので、本体を一定の寸法のものに製作しておき、雪切板だけを適宜の大きさのものに交換することにより、設置場所の気象状況や屋根の形状・面積等に応じて全体の高さを簡単に調整できる。すなわち、設置場所にかかわらず、一定の高さに製作しておいた本体を使用できるので装置の製作費用が低減される。
さらに、設置後の気象状況の変化により屋上の積雪が想定した量を超えるおそれがある場合や雪切板が破損した場合等にも雪切板の交換だけ行えばよく、本体自体の交換の必要がないので経済的である。
【0034】
請求項5および6記載の本発明雪庇発生防止装置は、本体が補強板を備えているから十分な強度を有する。
【0035】
請求項7記載の本発明雪庇発生防止装置は、本体があらかじめ一体に組み立てられているので簡単に取り付けることができる。また、芯板のボルト挿通縦長孔と、補強板のボルト挿通横長孔とにより、本体の位置を簡単に調整して固定することができる。
【0036】
請求項8記載の本発明雪庇発生防止装置は、互いに隣り合う本体の、対向する蓋板同士をボルト・ナットで緊締して接続するとともに、雪切板同士の接続部分には、突出部の密接させたアルミ板の間に、ジョイナーを挟み込んで接続しているので、強度が高く、しかも見映えがよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雪庇発生防止装置の斜視図である。
【図2】同上のX−X線拡大断面図である。
【図3】同上の分解斜視図である。
【図4】上記雪庇発生防止装置を長手方向に列設配置する状態を示した斜視図である。
【図5】従来の雪庇発生防止装置の断面図である。
【符号の説明】
a     本体
b     傾斜板
c     雪切板
d     透孔
11    蓋板
12    補強板
13    外装板
14    底板部
15    垂直板部
16    下部起立部
17    上部垂下部
18    頂部
19    開口部
20    ボルト挿通横長孔
24    柱脚
26    芯板
26’   ボルト挿通縦長孔
37    固定用ボルト
41    突出部
41’   二股取付部
45    連結ボルト
46    ジョイナー

Claims (8)

  1. 傾斜板を風上側上方に向けて取り付けた本体の頂部に雪切板を備えてなる雪庇発生防止装置において、その雪切板が所要形状の透孔を所要の間隔で複数開設してなることを特徴とする雪庇発生防止装置。
  2. 雪切板が、横長のアルミ板を横長中心線に沿って二つ折りにして、その折り目を含む上半部を密接させるとともに、そこに上記透孔を複数開設して突出部とし、下半部を分離させて上記本体の頂部に嵌合する二股取付部とした断面略逆Y字状で、その二股取付部を、上記本体の頂部に嵌合乗載するようにしてなることを特徴とする請求項1記載の雪庇発生防止装置。
  3. 上記透孔が、横長楕円形状、縦長楕円形状または円形状であることを特徴とする請求項1または2記載の雪庇発生防止装置。
  4. 雪切板を、本体の上記頂部に所要の取付手段により交換可能に取り付けてなることを特徴とする請求項1,2または3記載の雪庇発生防止装置。
  5. 本体が、直角三角形状の蓋板を左右に立設するとともに、それらの間に、同じく直角三角形状の補強板を複数枚立設し、それら各板それぞれの直角を挟む2辺に形成したフランジに、直角に折曲成形した外装板の、該直角を挟んで連続する底板部と垂直板部を張架・固定することにより、全一体化され、かつ、頂部を断面逆V字状にするとともに、上記各板の斜辺側に開口部を形成してなることを特徴とする請求項1,2,3または4記載の雪庇発生防止装置。
  6. 本体が、外周縁にフランジを形成した直角三角形状の蓋板を左右に立設するとともに、それらの間に、同じく外周縁にフランジを形成した直角三角形状の補強板を複数枚立設し、それら各板それぞれの直角を挟む2辺の上記フランジに、直角に折曲成形した外装板の、該直角を挟んで連続する底板部と垂直板部を所要の固定手段で張架・固定することにより、全一体化され、かつ、上記底板部の前側端に折曲形成した下部起立部を、上記各板の斜辺の上記フランジの下側部に、また、上記垂直板部の上側端に折曲形成した上部垂下部を上記各板の斜辺の上記フランジの上側部に、各々所要の固定手段で張架・固定し、頂部を断面逆V字状とするとともに、上記下部起立部と上部垂下部との間に横長方形の開口部を形成し、この開口部に上記各板の斜辺のフランジを臨ませた、断面直角三角形状のものであることを特徴とする請求項1,2,3または4記載の雪庇発生防止装置。
  7. あらかじめ一体に組み立てられた本体を、該本体の高さ、および長手方向に直交する水平方向の位置を、現場の状況に応じて一定範囲内で適宜調整して、補強板のボルト挿通横長孔と、柱脚の芯板のボルト挿通縦長孔とが交差した箇所に固定用ボルトを挿通し、ナットを螺合・緊締することにより、建造物の上縁部分に取り付けるようにしてなることを特徴とする請求項5または6記載の雪庇発生防止装置。
  8. 請求項5,6または7記載の雪庇発生防止装置の複数台を長手方向に列設配置し、それらの互いに隣り合う本体の、対向する蓋板同士を連結ボルトおよびナットで緊締し、雪切板同士の接続部分には、突出部の密接させたアルミ板の間に、板状のジョイナーを挟み込んで、連結してなることを特徴とする雪庇発生防止装置。
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CN114336316A (zh) * 2021-11-17 2022-04-12 安徽宇亚电气自动化有限公司 一种防积雪的低压配电柜

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