JP2004011166A - 排水溝ユニット - Google Patents

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Haruo Sasaki
佐々木 晴夫
Tsukasa Nishizawa
西澤 司
Toshiharu Ishii
石井 敏晴
Yasushi Namatame
生天目 泰
Shigeji Takahashi
高橋 繁治
Tomoichi Kawahira
川平 朝一
Masashi Inoue
井上 雅司
Takashi Shirakawa
白川 敬司
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Nippon Yakin Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】清掃性を向上させるとともに、床面における負荷が大きい場所で使用する際に好適である排水溝ユニットを提供する。
【解決手段】幅方向断面がV字形状である傾斜底面部12と、前記傾斜底面部の両端縁から起立している一対の鉛直部13と、前記各鉛直部から水平内側方向に屈曲している一対の水平上部14とを有し、前記一対の水平上部の間に狭幅の開口部16が形成されている金属製の溝本体11と、前記溝本体の両側の上隅角部を補強するために、同側の前記鉛直部と前記水平上部の間に設けられている金属製の補強斜材15とを備えていることを特徴とする排水溝ユニット10とした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品工場、医薬品工場、業務用厨房室等(以下、「食品工場等」という)に使用される排水溝ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
食品工場等では、清潔な室内環境を保つ必要があることから、薬品類を使用して、常時床面や壁面などを清掃し、かつ、消毒しておく必要がある。そのため、床面には集水枡に接続されている排水溝が埋設されており、清掃時に使用した洗浄水等を室外に排水できるようになっている。
【0003】
従来から、このような排水溝の構造は種々提案されており、例えば、図6(a)に示すように、「幅狭の溝口51aを上部に開設している円形断面形状の溝本体51と、前記溝口51aの両端縁から起立している溝導入部52とを備えている排水溝50(特開平6−49891号公報参照)」や、図6(b)に示すように、「矩形形状の下部断面61と略2等辺三角形形状の上部断面62を組み合わせた複合断面を有し、幅狭の溝口62aを上部に開設している排水溝60(特開平11−229476号公報参照)」等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の排水溝50,60は、底面部の断面形状が半円形状や矩形形状等であり、溝内に汚物等が堆積しやすいことから清掃性に劣るため、衛生上好ましくないという問題点を有していた。
【0005】
一方、食品工場等では、床面に対する負荷が非常に大きいため、ステンレス鋼板等の金属床板を用いた金属床板構造が採用される場合がある。
ところが、前記金属床板構造では、金属床板に熱湯などが流下した場合には熱膨張するため、基体に固定された中間部が面外に膨らんでしまい、当該基体の割れ、金属床板のふくれ及び剥離、膨張収縮時の発音等、各種の不具合が生じやすかった。そのため、このような金属床板構造に排水溝を設ける場合においても何らかの対策が必要となっていたが、前記従来の排水溝はコンクリー製の床面に埋設するために開発されたものであることから、そのまま採用することは難しいという問題点を有していた。
【0006】
本発明は、前記各問題点を解決するためになされたものであり、清掃性を向上させるとともに、床面に対する負荷が大きい場所で使用する際に好適である排水溝ユニットを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の排水溝ユニットは、幅方向断面がV字形状である傾斜底面部と、前記傾斜底面部の両端縁から起立している一対の鉛直部と、前記各鉛直部から水平内側方向に屈曲している一対の水平部とを有し、前記一対の水平部の間に狭幅の開口部が形成されている金属製の溝本体と、前記溝本体の両側の上隅角部を補強するために、各同側の前記鉛直部と前記水平部の間に設けられている金属製の補強斜材とを備えていることを特徴としている。
ここで、前記排水溝ユニットは、前記一対の水平部において、金属床板と接合可能となるように形成されていれば、金属床板構造に適用する際に非常に好適である。
【0008】
本発明は、金属床板構造に適用すると非常に好適であるが、この場合には、前記のように金属床板は熱膨張することから、当該熱膨張を吸収するために排水溝ユニットの開口部と略同一形状の開口部を設け、両開口部を一致させて接合することが好ましい。この排水溝ユニットの開口部は、主として、金属床板が熱膨張することによる伸びを吸収する役割と、洗浄水等の導入部としての役割を果たすものであり、その形状、幅及び長さ寸法等は、施工現場の状況、使用材料等に応じて適切に定めることができる。但し、作業者が上部を歩行した場合における安全性の確保や床面を走行する走行台車の車輪が脱輪することを防止するためには、この排水用の開口部の幅を、好ましくは10mm〜30mm、より好ましくは15mm〜25mmとすることが効果的である。
【0009】
また、傾斜底面部の幅方向における傾斜角度(傾斜底面部が水平方向となす角度(図2(a),(b)におけるθ1))は、汚物等を円滑に流下させるためには、好ましくは10度〜30度、より好ましくは15度〜25度(20度が最適)とすることが効果的である(前記傾斜角度を10度未満にすると、汚物等が傾斜底面部に沿って流下しにくくなり、傾斜角度が30度を超えると傾斜底面部の頂角の部分に汚物等が溜まりやすくなってしまう)。
さらに、前記排水溝ユニットは、各種の金属材料を使用することができるが、耐錆性及び耐久性等の観点からはステンレス鋼を用いることが好適である。
【0010】
前記のように本発明の排水溝ユニットを金属床板構造に適用した場合には、金属床板が熱膨張することにより生じる伸長が開口部を境に分断され、水平部及び鉛直部の上部が追従して変形することにより前記金属床板の伸長を吸収することができる。
さらに、排水溝ユニットは金属製であり、変形を生じやすい溝本体の上隅角部が補強斜材により補強されていることから、耐久性を向上させることができる。
【0011】
また、前記排水溝ユニットにおいて、前記溝本体は長手方向に所定の勾配を有し、かつ、幅方向断面形状が連続的に変形するように形成されているものであってもよい。
ここで、溝本体に勾配を設ける場合には、排水量等に応じて適切に定める必要があるが、1/100以上、好ましくは1/80以上、より好ましくは1/50以上とすることが好適である。
【0012】
本発明の排水溝ユニットによれば、溝本体は、V字形状の傾斜底面部を有しているとともに、長手方向に所定の勾配を有して形成されている。そのため、洗浄水等が幅方向の傾斜に沿って中央部に集まりながら長手方向に流下することになり、幅方向と長手方向で相乗的に加速して洗浄水等が流れるため、溝本体に汚物等が堆積することを効果的に防止することができる。この場合に、V字形状の傾斜底面部とすることで、同幅の半円弧形状の底面部とした場合と比較して、傾斜底面部の傾斜角度を大きくすることができる。
さらに、傾斜底面部の両端縁から起立している一対の鉛直部の長さを適切に変化させることにより、長手方向の勾配を容易に調節することができる。
【0013】
また、前記排水溝ユニットにおいて、前記溝本体の長手方向における上流側端部から所定長さの間に、前記導水領域を閉塞する上向きの傾斜面が形成されていることを特徴とするものであってもよい。
ここで、導水領域とは、溝本体の内部に形成される洗浄水等を導水するための空間部である。
【0014】
本発明の排水溝ユニットによれば、上流側端部から所定長さの間に、導水部を閉塞する上向きの傾斜面が形成されており、前記端部に角部(直角部乃至鋭角部)が形成されないことから、当該部位に汚物等が溜まることを効果的に防止することができる。
【0015】
さらに、前記排水溝ユニットにおいて、基体に固定するための固定用部材が、前記各鉛直部の下方における外側面に付設されているものであってもよい。
ここで、固定用部材は山形鋼等を用いることが好適であるが、その形状や寸法等には制限がなく、長尺材、若しくは、所定寸法に分割されているピース材のいずれをも用いることができる。
【0016】
本発明の排水溝ユニットによれば、基体に固定するための固定用部材が各鉛直部の下方における外側面に付設されていることから、金属床板の熱膨張に起因する水平部及び鉛直部の変形を阻害することがなく、良好な追従性を確保することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
【0018】
[排水溝ユニット]
図1及び図2に示すように、本発明の排水溝ユニット10は、ステンレス鋼製である細長形状に形成されており、傾斜底面部12、一対の鉛直部13及び一対の水平上部14(水平部)とを有する溝本体11と、前記各水平上部14と一体、かつ、約45度に折り曲げ加工されており、その先端部が同側の鉛直部13に溶接されている補強斜材15とを備えている。
【0019】
前記溝本体11は、幅方向断面がV字形状である傾斜底面部12と、当該傾斜底面部12の両端縁から垂直に起立している一対の鉛直部13と、当該各鉛直部13から水平内側方向に屈曲している一対の水平上部14とを有しており、その内部には、三角形断面の下部断面と矩形断面の上部断面を組み合わせた五角形形状の複合断面が形成されることになる(但し、導水領域Dの形状は、補強斜材15により変形七角形形状となる)。
また、前記一対の水平上部14の間に、長手方向に狭幅となる開口部16が形成されており、洗浄水等を溝本体11の内部に集水可能となっている。
【0020】
なお、本実施形態では、排水溝ユニット10の傾斜底面部12と両鉛直部13とを一体で形成し、折り曲げ成形された一体の水平上部14と補強斜材15を前記鉛直部13に溶接することにより形成されている。しかし、このような成形方法に限られるものではなく、溝本体11を一体に形成して、補強斜材15のみを溶接する構造等とするものであってもよい。
また、本実施形態では、補強斜材15の折り曲げ角度(図2(a),(b)におけるθ2)を約45度としているが、当該折り曲げ角度は、先端部の溶接性と、溝本体11の内部の視認性を考慮すると40度以上70度以下、好ましくは40度以上50度以下(最適は45度)の範囲内で適切に定めることが好ましい。
【0021】
一方、側面視において、前記溝本体11は、下流側端部10bにおける鉛直部13の長さが上流側端部10aにおける鉛直部13の長さと比較して長くなるように形成されており、その間における鉛直部13の長さが所定割合で変化するように長手方向に勾配が設けられ、幅方向に断面形状が連続的に変化するように形成されている。
さらに、前記溝本体11の長手方向における上流側端部10aから所定長さの間には、導水領域Dを閉塞する上向きの傾斜面17が形成されている。図2に示すように、この傾斜面17は、当該上流側端部10aの近傍における所定位置で、傾斜底面部12の勾配が不連続となるように変化して形成されており、傾斜面17の最上部は水平上部14と一致している。
【0022】
また、前記各鉛直部13の下方における外側面には、後記金属床板20を支持する床スラブ6(基体)に固定するための山形鋼18(固定用部材)が付設される(図3参照)。この山形鋼18は、各々、その側辺18a,18bが溝本体11に対して垂直方向及び外側方向に位置するように取り付けられる。
【0023】
なお、前記排水溝ユニット10の下流側端部10bは集水枡30に接続可能となっている。
例えば、本実施形態では、両鉛直部13の上端、両水平部14及び補強斜材15が切り取られており、その上面部に蓋部材31が被設されることによって閉塞された状態で、集水枡30の側面部における導水口30aに接続されることになる。
【0024】
[床構造]
続いて、前記排水溝ユニット10を使用した床構造1について説明する。図3に示すように、この床構造1は、鉄筋コンクリート造基体である床スラブ6と、その上部に打設されている防水用のシンダーコンクリート7A,7B,7Cと、その上部を被装している金属床板20と、当該金属床板20に接合されている排水溝ユニット10を主要部として構成されている。
【0025】
前記排水溝ユニット10は、傾斜底面部12と嵌合する形状となるように床スラブ6(基体)の水平床部6a上に打設されている中央シンダーコンクリート7Aの上部に載置されており、前記山形鋼18の下側辺18bが床スラブ6の水平床部6aに接合されている。
前記床スラブ6は、水平床部6aとその周縁の立上部6bとから構成されており、排水溝ユニット10の左右には、当該排水溝ユニット10の水平上部14と同一高さに至るまで、左右のシンダーコンクリート7B,7Cが打設されている。そして、このシンダーコンクリート7B,7Cの上面に金属床板20の平板部21が載置されている。
【0026】
この金属床板20はステンレス鋼板であり、左右のシンダーコンクリート7B,7C及び床スラブ6の左右の立上部6bを覆う形状に形成されている。すなわち、前記シンダーコンクリート7B,7Cに接する平板部21と、当該平板部21の周縁に立設しており床スラブの立上部6bと接する鉛直部22とから形成されている。
【0027】
前記平板部21において、前記排水溝ユニット10における一対の水平上部14の間に形成されている開口部16に対応する部位には、当該開口部16と同一形状である熱膨張吸収用開口部23が形成されている。
そして、前記排水溝ユニット10における左右の水平上部14の先端部は、長手方向の全面に渡って、熱膨張吸収用開口部23を挟んだ左右の平板部21の下面に重ね溶接されることにより金属床板20と接合されている。
また、前記排水溝ユニット10の下流側端部10bは、床スラブ6に埋設されている集水枡30(図1参照)に接続されている。
【0028】
なお、金属床板20の平板部21の周縁部と鉛直部22の内面に沿って、断面視で略L字形状であり、上端部が直角に突出した水平端部28aを有するステンレス鋼製である幅木部材28が溶接されている。そして、前記金属床板20は、幅木部材28の水平端部28aを床スラブ6の立上部6bの上端部に掛止させた状態で取り付けられている。
【0029】
[作用]
本発明の排水溝ユニット10を用いた床構造1において、金属床板20に熱湯が流下等して温度変化が生じた場合には、当該平板部21は熱膨張吸収用開口部23の方向(図4(b)における矢印方向)に伸びる(熱膨張する)(図4(a)→図4(b)参照)。この平板部21の伸びは、熱膨張吸収用開口部23及び排水溝ユニット10の開口部16の部位で分断され、当該排水溝ユニット10の水平上部14と鉛直部13の上部が追従して変形することによって吸収されるため、金属床板20の平板部床21が左右のシンダーコンクリート7B,7Cに対して膨らむことがない。そのため、熱膨張が繰り返されることによる発音や、シンダーコンクリート7B,7Cのひび割れ等の不都合を防止することが可能となる。
【0030】
また、前記排水溝ユニット10によれば、金属床板20を支持する床スラブ6に固定するための山形鋼18が各鉛直部13の下部外側に付設されていることから、金属床板20の熱膨張に起因する水平部14及び鉛直部13の変形を阻害することがなく、良好な追従性を確保することができる。
さらに、前記排水溝ユニット10は、変形を生じやすい溝本体11の上隅角部が補強斜材15により補強されていることから、耐久性を向上させることができる。
【0031】
また、前記排水溝ユニット10における溝本体11は、V字形状の傾斜底面部12を有しているとともに、長手方向に所定の勾配を有して形成されている。そのため、洗浄水等が幅方向の傾斜に沿って中央部に集まりながら長手方向に流下することになり、幅方向と長手方向で相乗的に加速して洗浄水等が流れるため、溝本体に汚物等が堆積することを効果的に防止することができる。
加えて、鉛直部13の長さを適切に変化させることにより、長手方向の勾配を容易に調節することができる。
【0032】
さらに、前記排水溝ユニット10によれば、溝本体11の長手方向における上流側端部10aから所定長さの間に、導水領域Dを閉塞する上向きの傾斜面17が形成されており、前記上流側端部10aに角部が形成されないことから当該部位に汚物等がたまることを効果的に防止することができる。
【0033】
また、前記排水溝ユニット10によれば、金属床板20が熱膨張することにより生じる変形に追従する機能と、洗浄水等の集水に必要な機能を果たすために、開口部16を必要最小限に設けていることから、作業者がその上部を歩行する際における安全性を確保し、かつ、作業台車の車輪が脱輪すること等を効果的に防止することが可能となる。加えて、開口部16は長手方向に一条に設けられており、補強斜材15を適切に設けることにより、溝本体11の内部の状態を容易に確認することができる。
【0034】
このように、本発明によれば、排水溝を製造するための構造部材をユニット化したことから、各現場の状況に応じて、簡易かつ安価に排水溝を構築することができる。
【0035】
以上、本発明について、好適な実施形態の一例を説明した。しかし、本発明は、前記実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜設計変更が可能である。
【0036】
特に、前記実施形態では、床スラブ6の中央部に一体の排水溝ユニット10を設けた場合について説明したが、複数の排水溝ユニット10を組み合わせて設けることも可能である。
例えば、図5に示すように、床面積と床厚の制約から、片勾配で排水溝を設けることが難しい場合には、2体の前記排水溝ユニット10の上流側端部10a同士を中央部で溶接接合して、左右の両側に勾配を設けた排水溝10’とすることもできる。この場合には、排水溝ユニット10の上流側端部10aには傾斜面17が設けられており、溶接すべき部位が少ないことから、排水溝を短時間かつ安価に施工することができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、清掃性を向上させるとともに、床面に対する負荷が大きい場所で使用する際に好適である排水溝ユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排水溝ユニットを示す図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図2】(a)は、図1(a)のX−X断面図、(b)は、図1(a)のY−Y断面図である。
【図3】本発明の排水溝ユニットを使用した床構造を示す幅方向断面図である。
【図4】床構造の作用を示す幅方向断面図であり、(a)は熱膨張前、(b)は熱膨張時を示す。
【図5】2体の本発明の排水溝ユニットを接合した場合を示す図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図6】(a),(b)ともに、従来の排水溝を示す幅方向断面図である。
【符号の説明】
1   床構造
6   床スラブ(基体)
7A〜7C  シンダーコンクリート
10  排水溝ユニット
11  溝本体
12  傾斜底面部
13  鉛直部
14  水平上部(水平部)
15  補強斜材
16  開口部
17  傾斜面
18  山形鋼(固定用部材)
20  金属床板
21  平板部
23  熱膨張吸収用開口部

Claims (5)

  1. 幅方向断面がV字形状である傾斜底面部と、前記傾斜底面部の両端縁から起立している一対の鉛直部と、前記各鉛直部から水平内側方向に屈曲している一対の水平部とを有し、前記一対の水平部の間に狭幅の開口部が形成されている金属製の溝本体と、
    前記溝本体の両側の上隅角部を補強するために、同側の前記鉛直部と前記水平部の間に設けられている金属製の補強斜材とを備えていることを特徴とする排水溝ユニット。
  2. 前記溝本体は長手方向に所定の勾配を有し、かつ、幅方向断面形状が連続的に変形するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の排水溝ユニット。
  3. 前記溝本体の長手方向における上流側端部から所定長さの間に、導水領域を閉塞する上向きの傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排水溝ユニット。
  4. 基体に固定するための固定用部材が、前記各鉛直部の下方における外側面に付設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の排水溝ユニット。
  5. 前記一対の水平部において、金属床板と接合可能となるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の排水溝ユニット。
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