JP3161700U - ドレンキャップ - Google Patents

ドレンキャップ Download PDF

Info

Publication number
JP3161700U
JP3161700U JP2010003555U JP2010003555U JP3161700U JP 3161700 U JP3161700 U JP 3161700U JP 2010003555 U JP2010003555 U JP 2010003555U JP 2010003555 U JP2010003555 U JP 2010003555U JP 3161700 U JP3161700 U JP 3161700U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
spring plate
drain
drain port
cap body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2010003555U
Other languages
English (en)
Inventor
敦郎 植田
敦郎 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Altech Corp
Original Assignee
Altech Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Altech Corp filed Critical Altech Corp
Priority to JP2010003555U priority Critical patent/JP3161700U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3161700U publication Critical patent/JP3161700U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

【課題】バネ板の先端にゴミが引っかかることを防止して排水口の詰まりを抑制するドレンキャップを提供する。【解決手段】排水口を通水可能に塞ぐキャップ本体21と、キャップ本体21に取り付けられ弾撥力により排水口の内面に当接するバネ板22とを備え、バネ板22は、排水口に配置する前の状態で、キャップ本体21に取り付けた位置からキャップ本体21と離間する方向へ向かうように延在する中間部30と、中間部30の方向を変更するように中間部30の先端からキャップ本体21の側部外方へ向かって湾曲する湾曲部31とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、建築物の排水口に装着されるドレンキャップに関するものである。
ビルやマンション等の建築物の屋上や各階のベランダには、雨水を排水し得るよう排水口(ドレン)が設けられているのが一般的であり、この種の排水口には、雨水に随伴される落ち葉や小枝或いは紙、ビニール等といったゴミの侵入防止、並びに排水口が剥き出しになることによる危険性の回避、美観の保持等といった観点からドレンキャップが装着されている。
図14〜図16は従来における屋上に設けられるドレンキャップの一例を示すもので、1はドレンキャップを構成するキャップ本体であり、このキャップ本体1はフロア2の排水口3の上部外側に設置するためのフランジ部4と、該フランジ部4から上方に突出して排水口3を通水可能に塞ぐ上方突部5とから構成されており、このキャップ本体1の内部には、上端が上方突部5の内部中心位置に固定されて下方に所要長さで延設したロッド材6が固定されており、該ロッド材6の下端部には、十文字に交差されたバネ鋼材からなる2枚の細長いバネ板7の交差部分がビス止めされたもの、或いは1本のバネ鋼材からなる細長いバネ板7の中間部が固定されたものがある。尚、図14中における8はキャップ本体1に形成された雨水を導き入れるための取水口を示している。
前記フロア2を形成するためのモルタルやセメント、樹脂等といった流動性硬化材9の打設時に当該フロア2の排水口3の位置にドレン本体10が一緒に埋め込まれており、図16に示すように、前記キャップ本体1に固定した各バネ板7の両端部を下方向きに撓ませて排水口3内に挿入すると、前記各バネ板7が弾撥力によりドレン本体10の内面に圧接することでキャップ本体1が排水口3に固定されるようになっている。
一方、図17、図18に示すように、フロア2と壁11との間に排水口3’が形成されている場合があり、この場合には、排水口3’を閉塞するためのコーナ部用のドレンキャップを設けている。このコーナ部用のドレンキャップは、フロア側キャップ部14と壁側キャップ部15がヒンジ部13により折曲げ可能に接続されたキャップ本体16を備えている。またフロア側キャップ部14と壁側キャップ部15には取水口8が形成されている。更に図18に示すごとく壁側キャップ部15の前記ヒンジ部13に近い側の下面には固定ブロック17が設けてあり、固定ブロック17には支点ピン18を中心に上下方向に回動可能な回動駒19が設けてあり、1枚の細長いバネ板7の中間部が回動駒19にビス止めされている。
キャップ本体16を排水口3’に固定する際には、バネ板7の両端部を互いに近付けるように撓ませて排水口3’内に挿入し、フロア側キャップ部14をフロア2上に設置し、壁側キャップ部15を壁11上に設置する。この時、前記バネ板7が水平状態になるように支点ピン18によって回動駒19の位置を固定する。これにより、バネ板7の先端が排水口3’の上下方向中間の内面に弾撥力によって圧接されることによりキャップ本体16を排水口3’に固定するようになっている。
尚、前述の如きドレンキャップの一般的技術水準を示すものとしては、例えば、特許文献1がある。
実用新案登録第3109990号公報
しかしながら、このようなキャップ本体1,16や先行技術文献の例のキャップ本体を排水口3,3’に固定する際には、バネ板7の全体が、ドレン本体10や排水口3,3’の内面に沿って圧接せず、図16、図18に示す如くバネ板7の一部がドレン本体10や排水口3,3’の内面に接して湾曲し、バネ板7の先端が排水口の軸心方向へ向かって丸く撓んだ状態になるため、落ち葉や小枝或いは紙、ビニール等のゴミがバネ板7の先端に引っかかり、排水口3,3’に詰まりを生じて水の流れを堰き止めてしまうという問題があった。
本考案は上述の実情に鑑みてなしたもので、バネ板の先端にゴミが引っかかることを防止して排水口の詰まりを抑制するドレンキャップを提供することを目的としている。
本考案は、排水口を通水可能に塞ぐキャップ本体と、該キャップ本体に取り付けられ弾撥力により排水口の内面に当接するバネ板とを備え、前記バネ板は、排水口に配置する前の状態で、キャップ本体に取り付けた位置からキャップ本体と離間する方向へ向かうように延在する中間部と、該中間部の方向を変更するように中間部の先端からキャップ本体の側部外方へ向かって湾曲する湾曲部とを備えたことを特徴とするドレンキャップ、に係るものである。
本考案は、排水口を通水可能に塞ぐキャップ本体と、該キャップ本体に取り付けられ弾撥力により排水口の内面に当接するバネ板とを備え、前記バネ板は、排水口の周方向に沿って延在する周方向延在部を備えたことを特徴とするドレンキャップ、に係るものである。
本考案は、排水口を通水可能に塞ぐキャップ本体と、該キャップ本体に取り付けられ弾撥力により排水口の内面に当接するバネ板とを備え、前記バネ板は、排水口の周方向に沿って延在する周方向延在部と、排水口に配置する前の状態で、周方向延在部からキャップ本体と離間する方向へ延在し且つキャップ本体の側部外方へ向かって湾曲する湾曲部とを備えたことを特徴とするドレンキャップ、に係るものである。
本考案のドレンキャップにおいて、前記バネ板の周方向延在部は、下方側に空けるように延在する形状を備えることが好ましい。
本考案のドレンキャップによれば、バネ板に、キャップ本体の側部外方へ向かって湾曲する湾曲部、排水口の周方向に沿って延在する周方向延在部の少なくとも一つを備えるので、湾曲部の場合には、湾曲部が排水口の延在方向の内面に沿って圧接し、また周方向延在部の場合には、周方向延在部が排水口の周方向の内面に沿って圧接し、バネ板の先端が排水口の内面に接した状態になり、ゴミがバネ板の先端に引っかかることを防止し、排水口の詰まりを抑制することができる。また、排水口の詰まりを抑制して水の流れを堰き止めることがないので、多量の水が屋根に長期間溜まった状態による建物の寿命の低下や性能の劣化を防止することができるという優れた効果を奏し得る。
本考案を実施する形態の第一例を示す全体概念図である。 第一例においてキャップ本体とバネ板の取付状態を示す概念図である。 第一例においてキャップ本体を排水口に取り付ける前のバネ板の状態を示す概念図である。 第一例においてキャップ本体を排水口に取り付けた後のバネ板の状態を示す概念図である。 本考案を実施する形態の第二例を示す全体概念図である。 第二例においてキャップ本体とバネ板の取付状態を示す概念図である。 第二例においてキャップ本体を排水口に取り付けた後のバネ板の状態を示す概念図である。 図7のVIII−VIII方向の矢視図である。 本考案を実施する形態の第三例を示す全体概念図である。 第三例においてキャップ本体とバネ板の取付状態を示す概念図である。 第三例においてキャップ本体を排水口に取り付けた後のバネ板の状態を示す概念図である。 本考案を実施する形態の第四例を示す概念側面図である。 第四例においてキャップ本体を排水口に取り付けた後のバネ板の状態を示す概念図である。 従来のドレンキャップを構成するキャップ本体の一例を示す斜視図である。 図14のキャップ本体を側方から見た概念断面図である。 図14のキャップ本体を排水口に設置した状態を示す概念側面図である。 従来のコーナ部用のドレンキャップを構成するキャップ本体の一例を示す斜視図である。 図17のキャップ本体を排水口に設置した状態を示す概念側面図である。
以下、本考案を実施する形態の第一例を図1〜図4を参照して説明する。なお、図中、図17、図18と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
実施の形態の第一例のドレンキャップは、コーナ部用のドレンキャップであって、フロア2の排水口20(図4参照)を通水可能に塞ぐキャップ本体21と、キャップ本体21に取り付けられる1枚の細長いバネ板22とを備えている。
キャップ本体21は、フロア2と壁11との間から延在する排水口20に対応するように、排水口20の前面に位置し得る板状の前面部23と、前面部23から屈曲して形成され排水口20の前方両側面に位置し得る板状の側面部24とを備えている。前面部23及び両側の側面部24には、全面にわたって長孔25を備え、雨水等が外部から排水口20へ流れるようになっている。また前面部23の中央下部には固定ブロック26を備え、固定ブロック26には支点ピン27を中心に上下方向に回動可能な回動駒28が設けられている。ここでキャップ本体21の形状や構成は特に限定されるものではなく、円形の外周や他の形状の外周を備えても良いし、キャップ本体21の長孔25をどのような形状にしても良いし、従来の如く折曲げ可能に構成されても良い。更に回動駒28を備えることなく、キャップ本体21の固定ブロック等にバネ板22を直接固定しても良い。
バネ板22は、回動駒28にビス29を介して取り付けられており、取り付け位置を中心として左右対称に滑らかな凸状に形成されている。バネ板22の形状は、具体的に排水口20に配置する前の状態で、キャップ本体21に取り付けた位置からキャップ本体21と離間する方向へ向かうように、キャップ本体21に取り付けた位置から斜め後方に向かって湾曲する中間部30と、中間部30の方向をキャップ本体21の側部外方へ向かって変更するように中間部30の先端からキャップ本体21の前面部23と平行な方向へ湾曲する湾曲部31とから構成されている。ここでバネ板22の形状は、中間部30を直線状にしても良いし、1枚のバネ板22を分割したような形状にしてキャップ本体21の左右に配置しても良い。またバネ体の全長は、キャップ本体21の横幅より長くしても良いし、他の長さでも良い。更に複数のバネ板22を備えても良い。
以下、本考案を実施する形態の第一例の作用を説明する。
キャップ本体21を排水口20に取り付ける際には、バネ板22の両側の先端を互いに近付けるように撓ませて排水口20内に挿入し、挿入後にバネ板22の弾撥力によって図4に示すようにバネ板22の湾曲部31の外面全体を排水口20の延在方向の内面に沿って圧接させ、キャップ本体21を排水口20に固定する。ここで排水口20は、図2に示すごとくドレン本体10を備える場合であっても良いし、ドレン本体10がない場合であっても良い。また排水口20が既存のものである場合には、既存の排水口に塩化ビニールやウレタン等の改修用ドレンや保護部材を配置した後、バネ板22を挿入しても良い。
またバネ板22を排水口20内に配した際には、バネ板22の先端が排水口20の軸心方向へ向かって丸く撓んだ状態になることがなく、雨水と共に、落ち葉や小枝或いは紙、ビニール等のゴミがキャップ本体21内に流れ込んだ場合であっても、ゴミがバネ板22の先端に引っかかることがない。
このように、実施の形態の第一例のドレンキャップによれば、バネ板22に、キャップ本体21の側部外方へ向かって湾曲する湾曲部31を備えるので、バネ板22の湾曲部31の外面全体が排水口20の延在方向の内面に沿って圧接し、バネ板22の先端が排水口20の内面に接した状態になり、ゴミがバネ板22の先端に引っかかることを防止し、よって排水口20の詰まりを抑制することができる。また排水口20の詰まりを抑制して水の流れを堰き止めることがないので、多量の水が屋根に長期間溜まった状態による建物の寿命の低下や性能の劣化を防止することができる。更にバネ板22の厚みを薄くするので、湾曲部31の厚みによりゴミが引っかかることを防止できる。
またバネ板22の湾曲部31の全体が排水口20の延在方向の内面に沿って圧接するので、排水口20の内面に接触するバネ板22の面積が増加し、キャップ本体21が排水口20から外れることを抑制するように抜け強度を高め、キャップ本体21を適切に配置することができる。
以下、本考案を実施する形態の第二例を図5〜図8を参照して説明する。なお、図中、図1〜図4と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
実施の形態の第二例のドレンキャップは、第一例のバネ板22を変形したものであり、キャップ本体21は、第一例と同様な前面部23及び側面部24を備え、前面部23の中央下部には凸状の固定部材21aを備えている。
第二例のバネ板32は、キャップ本体21の固定部材21aにビス33を介して取り付けられており、取り付け位置を中心として左右対称に形成されている。具体的にバネ板32の形状は、排水口20の周方向に沿って延在し且つ排水口20の延在方向に沿って所定幅を備える周方向延在部34を備えて構成されている。また周方向延在部34は、断面形状で、一方の側部位置から上方を周回して他方の側部位置まで延在する円弧であり、周方向延在部34の下方側には、排水口20の内面を露出させる開放部35(図8参照)を形成していると共に、周方向延在部34の上端には、キャップ本体21の固定部材21aに対してビス33により固定し得る取付部36を備えている。ここでバネ板32の円弧は、排水口20へ配置した際に弾性力を発生するように排水口20の円弧よりやや大きな円弧が好ましい。またバネ板32の厚みは、排水口20に挿入できるように撓み且つ排水口20の内面に密接するように所定の弾性力を有することが好ましい。
以下、本考案を実施する形態の第二例の作用を説明する。
キャップ本体21を既存の排水口20に取り付ける際には、周方向延在部34の下端を互いに近付けて丸めるように撓ませて排水口20内に挿入し、挿入後にバネ板32の弾撥力によって図7、図8に示すように周方向延在部34の外面全体を排水口20の内面に沿って圧接させ、キャップ本体21を排水口20に固定する。ここで排水口20は、図7に示すごとくドレン本体10を備える場合であっても良いし、ドレン本体10がない場合であっても良い。また排水口20が既存のものである場合には、既存の排水口に塩化ビニールやウレタン等の改修用ドレンや保護部材を配置した後、バネ板32を挿入しても良い。
またバネ板32を排水口20内に配した際には、バネ板32の下端や先端が排水口20の軸心方向へ向かって丸く撓んだ状態になることがなく、雨水と共に、落ち葉や小枝或いは紙、ビニール等のゴミがキャップ本体21内に流れ込んだ場合であっても、ゴミがバネ板32の下端や先端に引っかかることがない。
このように、実施の形態の第二例のドレンキャップによれば、バネ板32に、排水口20の周方向に沿って延在する周方向延在部34を備えるので、バネ板32の周方向延在部34の外面全体が排水口20の周方向の内面に沿って圧接し、バネ板32の下端や先端が排水口20の内面に接した状態になり、バネ板32の下端や先端にゴミが引っかかることを防止し、よって排水口20の詰まりを抑制することができる。また排水口20の詰まりを抑制して水の流れを堰き止めることがないので、多量の水が屋根に長期間溜まった状態による建物の寿命の低下や性能の劣化を防止することができる。更にバネ板32の厚みを薄くするので、周方向延在部34の厚みによりゴミが引っかかることを防止できる。
またバネ板32の周方向延在部34の外面全体が排水口20の周方向の内面に沿って圧接するので、排水口20の内面に接触するバネ板32の面積が増加し、キャップ本体21が排水口20から外れることを抑制するように抜け強度を高め、キャップ本体21を適切に配置することができる。
更に実施の形態の第二例のドレンキャップにおいて、バネ板32の周方向延在部34は、下方側に空けるように延在する形状を備えると、バネ板32の下方側にゴミが引っかかることを一層抑制し、排水口20の詰まりを好適に防止することができる。
以下、本考案を実施する形態の第三例を図9〜図11を参照して説明する。なお、図中、図1〜図8と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
実施の形態の第三例のドレンキャップは、第一例または第二例のバネ板22,32を変形したものであり、キャップ本体21は、第二例と同様な前面部23、側面部24、凸状の固定部材21aを備えている。
第三例のバネ板37は、第二例と同様にキャップ本体21の固定部材21aにビス38を介して取り付けられており、取り付け位置を中心として左右対称に形成されている。具体的にバネ板37の形状は、排水口20の周方向に沿って延在する周方向延在部39と、周方向延在部39の先端からキャップ本体21と離間する方向へ延在する湾曲部40とを備えて構成されている。また周方向延在部39は、断面形状で、一方の側部位置から上方を周回して他方の側部位置まで延在する円弧であり、周方向延在部39の下方側には、排水口20の内面を露出させる開放部35(図8参照)を形成していると共に、周方向延在部39の上端には、キャップ本体21の固定部にビス38により固定し得る取付部41を備えている。更に湾曲部40の形状は、排水口20に配置する前の状態で、周方向延在部39の下端からキャップ本体21の側部外方へ向かうように斜め後方へ湾曲している。ここでバネ板37の厚みは、排水口20に挿入できるように撓み且つ排水口20の内面に密接するように所定の弾性力を有することが好ましい。またバネ体の全長は、キャップ本体21の横幅より長くしても良いし、他の長さでも良い。更に複数のバネ板37を備えても良い。
以下、本考案を実施する形態の第三例の作用を説明する。
キャップ本体21を既存の排水口20に取り付ける際には、両側の湾曲部40の先端を互いに近付けるように撓ませると共に、周方向延在部39の下端を互いに近付けて丸めるように撓ませて排水口20内に挿入し、挿入後にバネ板37の弾撥力によって図11に示すように湾曲部40の外面全体を排水口20の延在方向の内面に沿って圧接させると共に、周方向延在部39の外面全体を排水口20の周方向の内面に沿って圧接させ、キャップ本体21を排水口20に固定する。ここで排水口20は、図11に示すごとくドレン本体10を備える場合であっても良いし、ドレン本体10がない場合であっても良い。また排水口20が既存のものである場合には、既存の排水口に塩化ビニールやウレタン等の改修用ドレンや保護部材を配置した後、バネ板37を挿入しても良い。
またバネ板37を排水口20内に配した際には、湾曲部40の先端や周方向延在部39の下端が排水口20の軸心方向へ向かって丸く撓んだ状態になることがなく、雨水と共に、落ち葉や小枝或いは紙、ビニール等のゴミがキャップ本体21内に流れ込んだ場合であっても、ゴミがバネ板37の下端や先端に引っかかることがない。
このように、実施の形態の第三例のドレンキャップによれば、バネ板37に、排水口20の周方向に沿って延在する周方向延在部39と、周方向延在部39の先端からキャップ本体21と離間する方向へ延在し且つキャップ本体21の側部外方へ向かって湾曲する湾曲部40とを備えるので、湾曲部40の外面全体が排水口20の延在方向の内面に沿って圧接すると共に、周方向延在部39の外面全体が排水口20の周方向の内面に沿って圧接し、バネ板37の下端や先端が排水口20の内面に接した状態になり、バネ板37の下端や先端にゴミが引っかかることを防止し、よって排水口20の詰まりを抑制することができる。また排水口20の詰まりを抑制して水の流れを堰き止めることがないので、多量の水が屋根に長期間溜まった状態による建物の寿命の低下や性能の劣化を防止することができる。更にバネ板37の厚みを薄くするので、湾曲部40や周方向延在部39の厚みによりゴミが引っかかることを防止できる。
また湾曲部40の外面全体及び周方向延在部39の外面全体が排水口20の内面に圧接するので、排水口20の内面に接触するバネ板37の面積が増加し、キャップ本体21が排水口20から外れることを抑制するように抜け強度を高め、キャップ本体21を適切に配置することができる。
更に実施の形態の第三例のドレンキャップにおいて、バネ板37の周方向延在部39は、下方側に空けるように延在する形状を備えると、バネ板37の下方側にゴミが引っかかることを一層抑制し、排水口20の詰まりを好適に防止することができる。
以下、本考案を実施する形態の第四例を図12、図13を参照して説明する。なお、図中、図1〜図11と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
実施の形態の第四例のドレンキャップは、屋上に設けられるドレンキャップであって、フロア2の排水口3を通水可能に塞ぐキャップ本体1と、キャップ本体1に取り付けられる細長いバネ板42とを備えており、キャップ本体1は、図14、図15に示すものと同じで構成を備えている。なおキャップ本体1は、他の形状でも良い。
第四例のバネ板42は、ロッド材6の下端部にビス(図示せず)を介して取り付けられており、取り付け位置を中心として左右対称に滑らかな凸状に形成されている。バネ板42の形状は、具体的に排水口3に配置する前の状態で、キャップ本体1に取り付けた位置からキャップ本体1と離間する方向へ向かうように、キャップ本体1に取り付けた位置から斜め後方に向かって湾曲する中間部43と、中間部43の方向をキャップ本体1の側部外方へ向かって変更するように中間部43の先端からキャップ本体1のフランジ部4と平行な方向へ湾曲する湾曲部44とから構成されている。ここでバネ板42の形状は、中間部30を直線状にしても良いし、1枚のバネ板42を分割したような形状にしてキャップ本体1の左右に配置しても良い。またバネ体の全長は、キャップ本体1の横幅より長くしても良いし、他の長さでも良い。更に複数のバネ板42を備えても良いし、十文字に交差した構成にしても良い。
以下、本考案を実施する形態の第四例の作用を説明する。
キャップ本体1を排水口3に取り付ける際には、バネ板42の両側の先端を互いに近付けるように撓ませて排水口3内に挿入し、挿入後にバネ板42の弾撥力によって図13に示すようにバネ板42の湾曲部44の外面全体を排水口3の延在方向の内面に沿って圧接させ、キャップ本体1を排水口3に固定する。ここで排水口3は、図13に示すごとくドレン本体10を備える場合であっても良いし、ドレン本体10がない場合であっても良い。また排水口3が既存のものである場合には、既存の排水口3に塩化ビニールやウレタン等の改修用ドレンや保護部材を配置した後、バネ板42を挿入しても良い。
またバネ板42を排水口3内に配した際には、バネ板42の先端が排水口3の軸心方向へ向かって丸く撓んだ状態になることがなく、雨水と共に、落ち葉や小枝或いは紙、ビニール等のゴミがキャップ本体1内に流れ込んだ場合であっても、ゴミがバネ板42の先端に引っかかることがない。
このように、実施の形態の第四例のドレンキャップによれば、バネ板42に、キャップ本体1の側部外方へ向かって湾曲する湾曲部44を備えるので、バネ板42の湾曲部44の外面全体が排水口3の延在方向の内面に沿って圧接し、バネ板42の先端が排水口3の内面に接した状態になり、ゴミがバネ板42の先端に引っかかることを防止し、よって排水口3の詰まりを抑制することができる。また排水口3の詰まりを抑制して水の流れを堰き止めることがないで、多量の水が屋根に長期間溜まった状態による建物の寿命の低下や性能の劣化を防止することができる。更にバネ板42の厚みを薄くするので、湾曲部44の厚みによりゴミが引っかかることを防止できる。
またバネ板42の湾曲部44の外面全体が排水口3の延在方向の内面に沿って圧接するので、排水口3の内面に接触するバネ板42の面積が増加し、キャップ本体1が排水口3から外れることを抑制するように抜け強度を高め、キャップ本体1を適切に配置することができる。
尚、本考案のドレンキャップは、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、キャップ本体の形状は図示例に限定されないこと、その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 キャップ本体
21 キャップ本体
22 第一例のバネ板
30 中間部
31 湾曲部
32 第二例のバネ板
34 周方向延在部
37 第三例のバネ板
39 周方向延在部
40 湾曲部
42 第四例のバネ板
43 中間部
44 湾曲部

Claims (4)

  1. 排水口を通水可能に塞ぐキャップ本体と、該キャップ本体に取り付けられ弾撥力により排水口の内面に当接するバネ板とを備え、前記バネ板は、排水口に配置する前の状態で、キャップ本体に取り付けた位置からキャップ本体と離間する方向へ向かうように延在する中間部と、該中間部の方向を変更するように中間部の先端からキャップ本体の側部外方へ向かって湾曲する湾曲部とを備えたことを特徴とするドレンキャップ。
  2. 排水口を通水可能に塞ぐキャップ本体と、該キャップ本体に取り付けられ弾撥力により排水口の内面に当接するバネ板とを備え、前記バネ板は、排水口の周方向に沿って延在する周方向延在部を備えたことを特徴とするドレンキャップ。
  3. 排水口を通水可能に塞ぐキャップ本体と、該キャップ本体に取り付けられ弾撥力により排水口の内面に当接するバネ板とを備え、前記バネ板は、排水口の周方向に沿って延在する周方向延在部と、排水口に配置する前の状態で、周方向延在部からキャップ本体と離間する方向へ延在し且つキャップ本体の側部外方へ向かって湾曲する湾曲部とを備えたことを特徴とするドレンキャップ。
  4. 前記バネ板の周方向延在部は、下方側に空けるように延在する形状を備えたことを特徴とする請求項2、3に記載のドレンキャップ。
JP2010003555U 2010-05-27 2010-05-27 ドレンキャップ Expired - Lifetime JP3161700U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010003555U JP3161700U (ja) 2010-05-27 2010-05-27 ドレンキャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010003555U JP3161700U (ja) 2010-05-27 2010-05-27 ドレンキャップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3161700U true JP3161700U (ja) 2010-08-05

Family

ID=54864598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010003555U Expired - Lifetime JP3161700U (ja) 2010-05-27 2010-05-27 ドレンキャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3161700U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016145468A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 株式会社アルテック ドレンキャップ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016145468A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 株式会社アルテック ドレンキャップ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2731366C (en) Flexible gutter shield
CA2907280A1 (en) Eavestrough with a gutter sheild
JP5260438B2 (ja) 破風化粧板
JP3161700U (ja) ドレンキャップ
JP2007222008A (ja) ビニールハウスにおける結露回収装置
JP6955762B2 (ja) 屋根面換気ユニット及び屋根面換気ユニットの施工方法
JP3209114U (ja) ドレンキャップ
JP5722666B2 (ja) 建物の構造
JP5426245B2 (ja) ドレンキャップ
JP4873941B2 (ja) けらば板金及び屋根構造
JP2009191495A (ja) ルーフドレイン
JP4830924B2 (ja) 軒樋内曲がり継手
JP4894710B2 (ja) 軒先水切り構造
JP4054819B2 (ja) 金属製谷瓦
JP4602843B2 (ja) 破風用雨水誘導板
JP4875424B2 (ja) 中継用ドレンキャップ
JP6227953B2 (ja) 角度自在型ドレンキャップ
JP2012102577A (ja) 谷部化粧板金及びそれを使用した屋根構造
JP3189586U (ja) 曲線側溝、及び側溝構造体
JP2000352157A (ja) ドレンストレーナ
JP7173774B2 (ja) 縦葺き材の接続構造及び縦葺き材
JP3159835U (ja) 無落雪住宅の排水溝カバー
JP4455016B2 (ja) 雨樋
JP2009030419A (ja) ログハウス
JP4797668B2 (ja) 軒樋内継手

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3161700

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130714

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term