JP2004011101A - 固化剤余剰液の回収方法およびその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】余剰液の固化剤液と掘削原位置土との分離のための設備の簡素化を図るとともに分離の作業性の改善を図ることを課題とする。
【解決手段】掘削機1の掘削ヘッドから吐出される固化剤液と掘削機により掘削された掘削原位置土とを混合撹拌して地中壁等の造成物を構築するソイルセメントミキシング工法において、掘削撹拌中に排出される泥水状の余剰液から土砂と分離された固化剤余剰液と、この固化剤余剰液をサイクロン21に供給してここで微粒子が除去されたリサイクル用固化剤余剰液とを同じ貯留用タンク22内に貯蔵することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ソイルセメントミキシング工法における固化剤余剰液の回収方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
大規模開削工事において、止水性山留め壁として近年ソイルセメントミキシング工法による連続壁の造成が一般に行われている。
【0003】
このソイルセメントミキシング工法は、掘削原位置土とセメント系固化剤液とを掘削機による掘削時に混合撹拌して地中壁(または杭)を造成するものであり、造成される地中壁等の均一性の確保、および応力材の挿入性の向上、ならびに掘削機(オーガー)への負荷の軽減のために造成対象土単位体積当り50〜90%程度のセメント系固化剤液の注入を必要とするのが一般的である。
【0004】
そのため前記セメント系固化剤液の注入量に比例する形で泥水状の余剰液が発生し、多くの場合これを自然乾燥させたのち産業廃棄物として処理するようになされている。
【0005】
しかし、このような廃棄処理では、余剰の固化剤液または混合土を産業廃棄物として処理する工程が必要となり、その産業廃棄物処理対策が極めて大きな負担となっていた。
【0006】
このような廃棄処理に伴う負担を取り除き、余剰液を回収してリサイクルし、固化剤液の有効利用を図る技術が開発され、実用に供されている。
【0007】
従来の余剰液リサイクルプラントにおける余剰液の回収には、図2に示すように掘削機1の掘削ロッド2の先端の掘削ヘッドから掘削土砂中に注入される固化剤液の余剰の溢出分は吸入装置3の吸い込み装置4を通じて吸い込まれ、吸い込まれた余剰液は配管5、6を通じて振動スクリーン7へ導かれ、ここで固化剤液と混合原位置土とが分離される。
【0008】
上記振動スクリーン7により分離され微粒子を含む固化剤余剰液は振動スクリーン7の直下に配置された第1のタンクTに流入し、この余剰液は第1のタンクT内に設置されたポンプPにより汲み揚げられてサイクロン8へ送られ、このサイクロン8でオーバーフローして微粒子が取り除かれたリサイクル用固化剤余剰液は管路9を通じて第2のタンクTへ送られる。
【0009】
そして前記第1のタンクTおよび第2のタンクTは設備が大掛かりにならないよう、可能な限り適正な小容量とされており、そのため工事の流れの関係で第1のタンクTおよび第2タンクT内の液量のバランスが崩れる場合がある。それ故第2のタンクT内にポンプPを設置し、配管10を通じて第1のタンクTに戻して液量のバランスをとるようになされている。
【0010】
上記第2のタンクTからはポンプP、配管11、図示しないプラントを通じリサイクル用固化剤液が掘削機1の掘削ロッド2へ送られ、その下端から掘削土砂中に注入するようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに上記従来の技術では、固化剤液と混合原位置土とを分離させる工程に第1、第2の2つのタンクT,Tと、第2のタンクTから第1のタンクTへ液を戻すためのポンプPおよびその配管10とを必要とし、そのため装置が大型かつ複雑となり、また余剰液の処理能率が悪いという問題点があった。
【0012】
本発明は、余剰液の固化剤液と原位置土との分離のための設備の簡素化を図ると同時に分離の作業性の向上を図ることを課題としてなされたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する手段として本発明は、掘削機の掘削ヘッドから吐出される固化剤液と掘削機により掘削された掘削原位置土とを混合撹拌して地中壁等の造成物を構築するソイルセメントミキシング工法において、掘削撹拌中に排出される泥水状の余剰液から土砂と分離された固化剤余剰液と、この固化剤余剰液をサイクロンに供給してここで微粒子が除去されたリサイクル用固化剤余剰液とを同じ貯留用タンク内に貯蔵するようにしたことにある。
【0014】
前記サイクロンで微粒子が除去されたリサイクル用固化剤余剰液を、前記貯留用タンクへ戻すか、前記掘削ヘッドへ供給するかを選択するようにすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して説明する。
【0016】
図1は本発明を実施するに用いる装置の一形態を略示するもので、掘削撹拌中に排出される泥水状の余剰液から固化剤液を土砂と分離する分離機20と、分離機20により土砂と分離された固化剤余剰液から微粒子分を分離除去するサイクロン21と、前記分離機20で土砂と分離された固化剤余剰液と前記サイクロン21で微粒子分が分離除去されたリサイクル用固化剤液とを共に受け入れて貯蔵する単一構造の貯留用タンク22とを具有している。
【0017】
前記分離機20は、図示の実施形態では振動スクリーン23、24によるものを示しており、前記貯留用タンク22の上部に配置されている。
【0018】
掘削時に排出される泥水状の余剰液は管路25を通じて傾斜配置の下部の振動スクリーン24の上端位置に供給され、分離機20に搭載の加振装置26による振動により土砂と固化剤液とが分離されるようになっており、分離された土砂は振動スクリーン24の傾斜によりその下流側へ移行してその末端から発生残土27として排出される。また土砂と分離された固化剤液は振動スクリーン24を透過してその下部の貯留用タンク22内に受け入れられる。
【0019】
一方、前記サイクロン21は、上部の振動スクリーン23の上面に臨ませて配設され、このサイクロン21へは、前記貯留用タンク22内に配置されたポンプPにより該タンク22内に貯蔵された固化剤余剰液が汲み揚げられて供給され、サイクロン21の上部一側接線方向から圧入されて旋回流を生じさせ、固化剤余剰液中の微粒状の土砂類は振動スクリーン23上で捕捉され、リサイクル可能な固化剤液のみが貯留用タンク22内へ戻される。
【0020】
前記貯留用タンク22内には、モータMにより回動する撹拌機28が設置され、この撹拌機28の撹拌羽根29,29により貯留用タンク22内を撹拌するようになっている。
【0021】
前記サイクロン21でオーバーフローしたリサイクル用固化剤液のオーバーフロー管路30の末端は前記貯留用タンク内に臨んで配管され、このオーバーフロー管路30の途中部には掘削機へリサイクル用固化剤液を送るためのプラントへ向かう管路31が分岐され、この分岐部分には三方弁32,32が設けられていて固化剤液を貯留用タンク22へ戻すか、プラントへ送るかの選択的な切り換えができるようになってきる。33はそのポンプを示す。
【0022】
なお上記三方弁32,32は、余剰液中の微粒子や土砂の沈降による詰りを起こすことを考慮してバタフライ弁構造のものを用いるのが好ましい。
【0023】
前記貯留用タンク22にはフロートスイッチ33が設けられ、貯留用タンク22内の水位が所定値を超えたとき貯留用タンク22内への余剰液の流入を停止させるようにして貯留用タンク22のオーバーフロー等のトラブルを未然に防止するようになっている。
【0024】
したがって掘削時に排出される泥水状の余剰液は管路25を通じて分離機20へ送られ、この分離機20の振動スクリーン24で受け止められ、振動スクリーン24の振動により土砂はその上に残され、該スクリーン24を透過した固化剤液はその直下の貯留用タンク22内に回収される。
【0025】
振動スクリーン24上に残った土砂は、振動スクリーン24の振動により末端へ移行し、残土27として外部に排出されて適宜運搬処理される。
【0026】
一方、前記貯留用タンク22に入った固化剤液は、ポンプPにより汲み揚げられてサイクロン21へ送られ、このサイクロン21で微粒子分が分離されてその微粒子分は振動スクリーン23で受け止められ、オーバーフロー液はオーバーフロー管路30を通じて貯留タンク22へ戻される。
【0027】
上記の作用を一つの貯留用タンク22で行うことにより貯留用タンク22内の余剰液中の土砂や微粒子は次第に減少し、リサイクル可能な固化剤液となる。
【0028】
このリサイクル用固化剤余剰液を掘削機へ送るには、三方弁32,32を切り換えて管路30と31とを連通させ、プラントへ送って所定の固化剤(セメント)の添加、流量の制御等を行って掘削機へ供給し、掘削ヘッドから掘削地盤中へ供給される。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、従来要していた2槽のタンクT,Tおよび3基のポンプP,P,Pを、単一の貯留用タンクおよび単一のポンプの使用によって従来と同様のソイルセメントミキシング工法を実施することが可能となり、特にタンクの設置数の削減により設備費、設置スペースの節減と、タンク洗浄時間の短縮による作業性の向上を図ることができ、またポンプの使用台数の削減により設備費、電力費の節減と、流量バランスの調整不要に伴う作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す略示断面図。
【図2】従来の技術を示す説明図。
【符号の説明】
1 掘削機
2 掘削ロッド
3 吸入装置
8 サイクロン
20 分離機
21 サイクロン
22 貯留用タンク
23,24 振動スクリーン
32 三方弁

Claims (4)

  1. 掘削機の掘削ヘッドから吐出される固化剤液と掘削機により掘削された掘削原位置土とを混合撹拌して地中壁等の造成物を構築するソイルセメントミキシング工法において、掘削撹拌中に排出される泥水状の余剰液から土砂と分離された固化剤余剰液と、この固化剤余剰液をサイクロンに供給してここで微粒子が除去されたリサイクル用固化剤余剰液とを同じ貯留用タンク内に貯蔵することを特徴とする固化剤余剰液の回収方法。
  2. 前記サイクロンで微粒子が除去されたリサイクル用固化剤余剰液を、前記貯留用タンクへ戻すか、前記掘削ヘッドへ供給するかを選択するようにされている請求項1記載の固化剤余剰液の回収方法。
  3. 掘削機の掘削ヘッドから吐出される固化剤液と掘削機により掘削された掘削原位置土とを混合撹拌して地中壁等の造成物を構築するソイルセメントミキシング工法に用いるものであって、掘削撹拌中に排出される泥水状の余剰液から固化剤余剰液を土砂と分離する分離機と、この分離機により土砂と分離された固化剤余剰液から微粒子分を分離除去するサイクロンと、前記分離機で土砂と分離された固化剤余剰液と前記サイクロンで微粒子分が分離除去されたリサイクル用固化剤余剰液とを共に受け入れて貯蔵する貯留用タンクとを具有することを特徴とする固化剤余剰液の回収装置。
  4. 前記サイクロンで微粒子が除去されたリサイクル用固化剤余剰液を前記貯留タンクへ導く管路に前記掘削機へ連通する管路を分岐して設け、前記管路のいずれかに前記リサイクル固化剤余剰液を選択的に供給する切換えバルブを有している請求項3記載の固化剤余剰液の回収装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011208456A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Gecoss Corp ソイルセメントミキシング工法に用いる固化剤余剰液処理装置

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