JP2000160596A - 余剰液処理装置 - Google Patents

余剰液処理装置

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JP2000160596A
JP2000160596A JP10343225A JP34322598A JP2000160596A JP 2000160596 A JP2000160596 A JP 2000160596A JP 10343225 A JP10343225 A JP 10343225A JP 34322598 A JP34322598 A JP 34322598A JP 2000160596 A JP2000160596 A JP 2000160596A
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Japan
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sand
earth
conveyer
recovered
liquid
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JP10343225A
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English (en)
Inventor
Haruki Kaiho
保 晴 喜 海
Sadami Ijichi
定 省 伊地知
Etsuo Hirakawa
川 悦 雄 平
Takashi Sunadake
嶽 貴 志 砂
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KLS SKILL SUPPLY KK
Sanwa Kizai Co Ltd
Gecoss Corp
Original Assignee
KLS SKILL SUPPLY KK
Sanwa Kizai Co Ltd
Kawasho Gecoss Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 余剰液が発生する作業現場近くへ移動してそ
の直近位置で固形分を含む余剰液を回収し、回収後直ち
に固液の分離処理を可能として処理作業の効率化を図
り、土砂詰り等のトラブルの発生をなくすことを課題と
する。 【解決手段】 作業現場を走行可能なベースマシン2に
余剰液吸込み用スクリューコンベア3を俯仰自在に設け
るとともに該コンベア3により吸入回収された余剰液か
ら土砂等の固形分を分離除去する分離装置4を設けたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木作業現場にお
いて発生する掘削土砂を含んだ余剰液を回収処理するた
めの余剰液処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から地中に竪穴を掘削するような土
木作業現場において掘削時に発生する掘削土砂、あるい
はベントナイト等の薬液を含んだ余剰液の回収は主とし
てサンドポンプを用いて行っている。この余剰液からこ
れに含まれている土砂等の固形分を分離除去する作業は
現場付近に設置された大型の分離装置を用いて行われて
おり、分離された土砂類は廃土槽に回収し、液は貯留槽
に供給して貯留し、再利用に供するようになされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに余剰液の回収
にサンドポンプを用いるものでは、サンドポンプは土砂
等の固形分の圧送能力に限界があるため固形分が吸収さ
れずに現場に残ってしまい、そのため固形分の一部は現
場付近に堆積させた状態としておき、後に別途手段によ
り回収を図るというやり方を採るほかはなく、作業能率
の低下およびコストアップを招いていた。
【0004】また広い現場においては、サンドポンプと
処理装置とを継ぐホースが長くなり、このホースの途中
で土砂の詰りが発生することが問題となっていた。
【0005】本発明は、余剰液が発生する作業現場近く
へ移動してその直近位置で固形分を含む余剰液の回収を
確実に行えるとともに回収後直ちに固液を分離して処理
することができ、処理作業の効率化を図るとともに土砂
詰り等のトラブルの発生のない余剰液処理装置を提供す
ることを課題としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として本発明は、作業現場を走行可能なベースマシンに
余剰液吸込み用スクリューコンベアを俯仰自在に設ける
とともに該コンベアにより吸入回収された余剰液から土
砂等の固形分を分離除去する分離装置を設けたことを特
徴とする。
【0007】こうしたことにより、土砂等の固形分を含
む余剰液の発生場所へベースマシンを走行移動させてそ
のスクリューコンベアの吸込み口を余剰液溜りに臨ませ
るよう俯仰角を調整し、固形分と共に液を吸入して回収
を行い、次いで分離装置により固形分を分離することに
より液分のみを別途回収して再利用等に供することがで
きる。
【0008】したがって現場で発生する余剰液をスクリ
ューコンベアにより効率よく回収することができるの
で、従来のように土砂類を現場付近に堆積させておいて
後に別途回収するという余分な作業が不要となる。また
ベースマシンと共に処理装置を作業現場近くに置くこと
ができるため広い現場においても従来のようにポンプと
処理装置との間に長大な搬送系を配置する必要がなく、
そのため搬送系統での土砂詰まり等の問題は全く生じる
ことがなく、分離した土砂の現場からの搬出も容易であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。
【0010】図1は本発明による余剰液処理装置1およ
びその装置により回収した余剰液を再利用するためのプ
ラントを組み合わせた場合の一実施形態を示し、図2は
そのフローを示している。
【0011】上記余剰液処理装置1は、作業現場におい
て走行可能なベースマシン2と、このベースマシン2に
俯仰自在に搭載されたスクリューコンベア3と、このス
クリューコンベア3により回収された余剰液中の固形分
を分離する分離装置4とからなっている。
【0012】前記スクリューコンベア3は、円筒状のケ
ーシング5と、このケーシング5内に挿通されたスクリ
ュー軸6とで構成され、このケーシング5の上端近くが
ベースマシン2の軸受部7に軸8により傾動自在に枢支
され、前記ベースマシン2に立設されたアーム9の先端
にピン10により連結されたアーム11の下端が前記ケ
ーシング5の下端近くにピン12により連結されてい
て、これらアーム9、11を油圧シリンダ13、14に
より作動させることによりスクリューコンベア3が前記
軸8を支点として俯仰自在とされている。
【0013】前記スクリュー軸6の上端はケーシング5
の上端に設置されたモータ15に減速機16を介して連
結され、前記ケーシング5の下端は余剰液の吸込み口1
7とされている。
【0014】前記ケーシング5の上端近くの下側部には
排出口18が設けられ、この排出口18はその直下位置
のベースマシン2上に搭載された分離装置4のホッパ1
9に臨ませてあり、前記ケーシング5内をスクリュー軸
6の回転により運ばれた余剰液をホッパ19を通じて分
離装置4へ送入するようになっている。
【0015】上記分離装置4は、振動スクリーンを内蔵
して液と礫、土砂等の固形分とを分離するもので、分離
された固形分はシュート20を通じて回収槽21へ廃棄
され、液分は余剰液貯留ユニット22へ給送される。
【0016】図1に示す実施形態においては、分離装置
4で分離された液分をアジテータ23へ落とし、水を注
入付与しのちサンドポンプ24により50〜100m離
れた位置に置かれる余剰液貯留ユニット22へ配管24
aを通じて圧送するようになされている。
【0017】前記プラントとしては、上記余剰液貯留ユ
ニット22、水槽25、自動プラント26、セメントサ
イロ27等で構成される。
【0018】前記余剰液貯留ユニット22は、アジテー
タ28、サンドポンプ29を備え、このポンプ29から
配管30を通じて水槽25へ、配管31を通じて前記分
離装置4の下部のアジテータ23へ、また配管32を通
じて自動プラント26へそれぞれ図示しない切換バルブ
の切換えにより余剰液を給送するようになっている。
【0019】前記水槽25には給水ポンプ33が設けら
れ、配管34を通じて水槽25内の余剰液を自動プラン
ト26へ給送するようになっている。
【0020】前記自動プラント26は、ミキサ35、ア
ジテータ36、グラウトポンプ37等を備え、上記ミキ
サ35には、ベントナイトサイロ38、このベントナイ
トサイロ38からベントナイトをミキサ35へ給送する
コンベア39が付帯されており、前記余剰液貯留ユニッ
ト22のサンドポンプ29からの前記配管32、水槽2
5からの前記配管34を通じて上記ミキサ35へ余剰液
が供給されるようになっている。
【0021】またこのミキサ35へはセメントサイロ2
7から配管40を通じてセメントが供給されるようにな
されている。
【0022】上記ミキサ35で余剰液とセメントとが撹
拌混練されたセメントミルクは、アジテータ36を経由
してグラウトポンプ37により配管41を通じ掘削機4
2の掘削軸43へ送られ、その下端から掘削地盤中に吐
出して地盤改良やソイルセメントパイルの造成に供され
る。
【0023】図1、図2において符号44は掘削機42
により削孔する箇所の近傍に予掘された水溜溝を示し、
図2において45は余剰液流量計、46はグラウト流量
計を示す。
【0024】次に作用を説明する。
【0025】掘削機42により地盤を削孔する工程にお
いてその削孔箇所近傍にベースマシン2を走行移動さ
せ、水溜溝44内にスクリューコンベア3の先端の吸込
み口17が位置するようベースマシン2を位置させたう
え、油圧シリンダ13、14の操作によりスクリューコ
ンベア3の姿勢を定める。
【0026】次いでモータ15を駆動してスクリュー軸
6を回動させ、ケーシング5の先端の吸込み口17から
土砂を含んだ余剰液を取込む。取込まれた余剰液はスク
リュー軸6のスクリュー翼によりケーシング5内を上方
へ搬送される。
【0027】ケーシング5内の上方に至った余剰液は排
出口18から排出されて分離装置4のホッパ19内へ投
入され、振動スクリーンにより礫や土砂の固り等の固形
分が分離され、分離された固形分は回収槽21内へ回収
され、3mmφ以下の固形分は液分と共にアジテータ2
3へ落とされる。なおこの粒径はスクリーンのメッシュ
の密度により任意に選択することができる。
【0028】このアジテータ23へ水を注入し、サンド
ポンプ24で作業現場から離れた位置(50〜100
m)に設置される余剰液貯留ユニット22のアジテータ
28へ送られる。
【0029】この貯留ユニット22へ貯えられた再利用
可能な液をサンドポンプ29により自動プラント26の
ミキサ35へ供給する。このときの供給量は流量計45
で計測され、セメントの混合割合が所望の値に調整する
ためセメントベントナイトの不足分をセメントサイロ2
7、ベントナイトサイロ38から投入する。
【0030】この供給液とセメントサイロ27から供給
されるセメントとがこのミキサ35により混合撹拌され
てグラウトポンプ37により掘削機42の掘削軸43へ
供給され、掘削地盤に吐出される。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、地
盤の削孔現場等から発生する余剰液の回収をスクリュー
コンベアにより行うので効率よく回収することができ、
スクリューコンベアにより回収した余剰液に含まれる土
砂等の固形分はベースマシン上の分離装置により直ちに
分離することができ、これらにより従来のように現場付
近に土砂類を堆積させておく必要がなく、その堆積土砂
を別途手段により回収するという余分の手数が省け、作
業能率の著しい向上を図ることができる。
【0032】また余剰液から固形分を分離除去する分離
装置をベースマシンに設け、常にスクリューコンベアと
共に位置しているので、この分離装置を作業現場近くに
おくことができ、従来のようにポンプと分離装置との間
の搬送系統中での土砂詰り等のトラブルの発生を皆無と
することができる。
【0033】さらに余剰液を再利用するプラントと組合
わせる場合でも、プラントへは固形分を除去した後の余
剰液を給送することができるので、離れた位置にプラン
トを設置しても支障なく余剰液の再利用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す構成図。
【図2】図1のフロー図。
【符号の説明】
1 余剰液処理装置 2 ベースマシン 3 スクリューコンベア 4 分離装置 5 ケーシング 6 スクリュー軸 9,11 アーム 13,14 油圧シリンダ 15 モータ 17 吸込み口 18 排出口 21 固形分の回収槽 22 余剰液貯留ユニット 25 水槽 26 自動プラント 27 セメントサイロ 35 ミキサ 42 掘削機 43 掘削軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊地知 定 省 埼玉県大宮市深作236−40 (72)発明者 平 川 悦 雄 千葉県千葉市花見川区天戸町1293 三和機 材株式会社千葉工場内 (72)発明者 砂 嶽 貴 志 千葉県千葉市花見川区天戸町1293 三和機 材株式会社千葉工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業現場を走行可能なベースマシンに余剰
    液吸込み用スクリューコンベアを俯仰自在に設けるとと
    もに該コンベアにより吸入回収された余剰液から土砂等
    の固形分を分離除去する分離装置を設けたことを特徴と
    する余剰液処理装置。
JP10343225A 1998-12-02 1998-12-02 余剰液処理装置 Pending JP2000160596A (ja)

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JP10343225A JP2000160596A (ja) 1998-12-02 1998-12-02 余剰液処理装置

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