JP2004007907A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力力率を改善しつつ絶縁された直流出力を提供する方式には、1コンバータ方式と2コンバータ方式がある。昇圧型1コンバータは出力短絡に対応できず、降圧型1コンバータは入力電流が歪み、2コンバータは平滑フィルタが2組必要である問題があった。
【解決手段】
全波整流回路1の出力にインダクタ2と昇圧スイッチ5の直列回路を設け、昇圧スイッチ5に並列に二組の絶縁コンバータを設ける。絶縁コンバータの一次側は電流切替スイッチ6とトランスの一次巻線、降圧スイッチ7、フライホイールダイオード3からなり、二次側は整流素子12、コンデンサ14からなる。
この方式は昇圧、降圧、昇降圧動作を可能とする1コンバータ方式であるため、前記課題を解決できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は力率改善を行うスイッチング電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
入力の力率を改善しつつ、絶縁された直流出力を提供するスイッチング電源装置には、大きく分けて1コンバータ方式と2コンバータ方式がある。
2コンバータ方式とは、力率を改善するコンバータと絶縁された直流出力を提供するコンバータの二つを組み合わせる方式の事である。
これに対して1コンバータ方式とは、一つのコンバータが前記二つの機能を兼ね備える方式である。
【0003】
2コンバータ方式の一例を図14に示す。80が力率を改善するコンバータ、81が絶縁された直流出力を提供するコンバータである。
80は一般によく使用される昇圧チョッパ型力率改善コンバータである。回路構成上、チョーク83の電流が入力電流と等しくなるため、この電流が入力電圧波形と相似になるように制御することで、力率を改善する。
81は一般によく使用されるフォワードコンバータである。スイッチ素子87、88で入力電圧を入り切りして作ったパルス電圧をトランス89の一次巻線に加え、巻数比変換されて二次巻線に現れたパルス電圧を整流平滑回路90に通す事で直流出力を得る。
【0004】
2コンバータ方式には、それぞれ実績のあるコンバータを組み合わせるため信頼性が高いというメリットがある。しかしながら、コンバータが二つあることから、部品点数が多くなる事が避けられないデメリットも大きい。
【0005】
1コンバータ方式はその名の通りコンバータが一つであることから、2コンバータ方式の様な部品点数の増大を避ける事が可能である。
図15は1コンバータ方式の一例で、昇圧型の1コンバータである。その動作は以下のようになる。
【0006】
動作モードが4つあるが、モード1ではスイッチ素子101、102、103、104が全てオンする。入力電圧がチョーク100で短絡されるのでその電圧はViとなって、電流が直線的に増加する。
モード2ではスイッチ素子101、104がオフする。100→102→105→103のルートで電流が流れるが、電流の流れる向きはその時のViの極性に依存する。どちらに流れたにせよ、ダイオード106、107、108、109のうち二つが導通してトランス105の二次巻線電圧はVoとなる。一次、二次の巻数比をn:1とすると、一次巻線の電圧はnVoとなる。チョーク100の電圧はnVo−Viとなって、その電流は直線的に減少する。
モード3はモード1と同様にスイッチ素子101、102、103、104が全てオンする。動作はモード1と同じである。
モード4ではスイッチ素子102、103がオフする。100→101→105→104のルートで電流が流れ、先ほどと逆向きにトランス105に電流が流れ込む。チョーク100の電圧はnVo−Viとなって、その電流は直線的に減少する。
【0007】
しかしながら、この回路には負荷短絡ができないという問題点がある。
先ほど説明したように、チョーク100はモード1、3ではVinで励磁され、モード2、4ではnVo−Vinで励磁がリセットされる。ところが負荷短絡、即ちVo=0になるとVinで励磁され、−Vinで励磁がリセットされる事になる。−Vinでリセットとは、Vinで励磁される事に等しいので、つまりチョーク100は常にVinで励磁される事になる。したがっていずれチョーク100は飽和し、入力短絡となって破損に至る事になる。
【0008】
図16は1コンバータ方式の他の例で、降圧型の1コンバータである。その動作は以下のようになる。
動作モードが4つあるが、モード1ではスイッチ素子120、123がオンする。120→124→123のルートで電流が流れるが、電流の流れる向きはその時のViの極性に依存する。どちらに流れたにせよ、ダイオード125、126、127、128のうち二つが導通する。トランス124の二次巻線電圧はVi/nとなるので、チョーク129の電圧はVi/n−Voとなり、その電流は直線的に増加する。
モード2では全てのスイッチ素子がオフする。129→130→128→127のルートで電流が流れ、チョーク電圧はVoとなってその電流は直線的に減少する。
モード3ではスイッチ素子121、122がオンする。121→124→122のルートで電流が流れ、先ほどと逆向きにトランス124に電流が流れ込む。チョーク129の電圧はモード1と同様にVi/n−Voとなり、その電流は直線的に増加する。
モード4はモード2と同様に全てのスイッチ素子がオフする。動作もモード2と同様である。
【0009】
しかしながら、この回路には入力電流波形が歪む問題がある。これは入力電圧が低いときに入力電流が流れなくなるためである。
先ほど説明したように、モード1とモード3でチョークはVi/n−Voで励磁される。したがって、Vi/nがVoを下回ると、チョーク129の電流を増やすことができなくなって、その電流がゼロになってしまう。このため、入力電流が流れなくなる。
商用周波数で見た場合、図17の様に、部分的に入力電流がゼロとなる波形となる。
【0010】
以上のように、降圧型では入力電圧が低いときに入力電流が流れないため、入力電流波形が歪む問題があり、昇圧型では負荷短絡するとチョークの励磁が解けずに飽和して、破損に至る問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記の1コンバータにおける問題点を解決する手段を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
交流入力を全波整流する全波整流回路と、全波整流回路の出力に接続されたインダクタと第一のスイッチ素子の直列回路と、第一のスイッチ素子に並列に接続された第二のスイッチ素子と第一のトランスの一次巻線と第三のスイッチ素子の直列回路と、第一のスイッチ素子に並列に接続された第四のスイッチ素子と第二のトランスの一次巻線と第五のスイッチ素子の直列回路と、インダクタと第二のスイッチ素子と第一のトランスの一次巻線の直列回路に並列に接続された第一の整流素子と、インダクタと第四のスイッチ素子と第二のトランスの一次巻線の直列回路に並列に接続された第二の整流素子と、第一のトランスの二次巻線に並列に接続された第三の整流素子とコンデンサの直列回路と、第二のトランスの二次巻線とコンデンサの直列回路に並列に接続された第四の整流素子とを備えた回路により課題を解決する。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の一実施例を示す。
図1は昇圧モード、降圧モード、昇降圧モードの3つの動作モードを持つ絶縁型のコンバータである。したがって、これらの動作モードを組み合わせる事により、先に説明した昇圧型1コンバータの問題点や降圧型1コンバータの問題点を回避することが可能となる。
【0014】
図1に矢印で示したように入力電圧をVi、出力電圧をVoとする。
またトランス10、11の一次巻線と二次巻線の巻数比をn:1とする。
では、最初に各スイッチの役割について説明する。
【0015】
スイッチ素子5は昇圧制御スイッチである。
昇圧モードでは、昇圧チョッパと同じ動作となるが、昇圧チョッパにおけるスイッチ素子と同じ役割を果たすのが、スイッチ素子5である。
【0016】
スイッチ素子6、8は電流切替スイッチである。
図1の場合、スイッチ素子5がオフしたとき、チョーク2の電流はスイッチ素子6を通ってトランス10に流れるか、スイッチ素子8を通ってトランス11に流れるかのどちらかである。そのどちらかを選択するのが、スイッチ素子6、8の役割である。
スイッチ素子6、8の必要性は、トランスの励磁期間に制約がある事に起因する。チョークの場合、一周期の100%近い期間励磁しても問題はない。これに対しトランスの場合、飽和の危険性があること、フライバック電圧が高くなってスイッチ素子に高電圧が印加されることを考慮すると、その励磁期間は実用上50〜60%に制約される。
しかしながら、入力電流を正弦波にしようとすると、チョークの励磁期間を0%から100%まで変える必要がある為、最大励磁期間が50〜60%というのは大きな制約となる。
本発明では、トランスを複数用意し、これらトランスを切り替えて使用することで、この問題を解決している。図1の場合、各トランスの励磁期間が50%でも、トータルで100%の励磁期間を確保する事が可能である。したがってスイッチ素子6、8は一周期の中で交互にオンオフされる。
【0017】
スイッチ素子7、9は降圧制御スイッチである。
降圧モードでは、降圧チョッパと同じ動作となるが、降圧チョッパにおけるスイッチ素子と同じ役割を果たすのが、スイッチ素子7、9である。
【0018】
それでは各動作モードについて、それぞれ説明する。
最初に昇圧モードの説明をするが、その前に昇圧チョッパの動作について、説明する。図2は昇圧チョッパの回路図である。
スイッチ素子22がオンすると、チョーク21には入力電圧Viが印加され、チョーク21は励磁されてその電流は直線的に増加する。スイッチ素子22がオフすると、20→21→23→24→20のルートで電流が流れる。チョーク21の電圧は反転してVo−Vinとなり、その電流は直線的に減少する。
チョーク21の電圧、電流波形を図3に示す。
図1の昇圧モード動作は、絶縁用のトランスが入っているだけで、基本的にこれと同じ動作となる。
【0019】
図1の昇圧モードにおける各スイッチのオンオフパターンについて説明する。
昇圧制御スイッチ5が昇圧チョッパにおけるスイッチの役割を果たし、これのオンオフで制御を行う。
電流切替スイッチ6、8は常にデューティ50%で交互にオンオフする。
降圧制御スイッチ7、9は昇圧制御スイッチがオフの時に交互にオンされ、その位相は電流切替スイッチ6、8と同期する。
昇圧モードにおける各スイッチのオンオフパターンを図4に示す。図4は2周期分を表示している。
【0020】
昇圧制御スイッチ5がオンすると、入力はチョーク2で短絡される。
したがってこの時、ブリッジダイオード1の電圧降下を無視すれば、チョーク2には入力電圧Viが印加される。
【0021】
昇圧制御スイッチ5がオフすると、チョーク2の電流は電流切替スイッチ6→トランス10→降圧制御スイッチ7のルートか或いは電流切替スイッチ8→トランス11→降圧制御スイッチ9のルートのいずれかを通って流れる。いずれの場合でも、トランスの一次巻線に電流が流れると、二次側の整流ダイオード12、もしくは13が導通する。
整流ダイオード12、13の電圧降下を無視すれば、このときトランス10、もしくはトランス11の二次巻線電圧はVoとなる。したがって、トランス10、11の一次巻線電圧はnVoとなる。よってスイッチ素子6、7、8、9の電圧降下を無視すれば、チョーク2の電圧はnVo−Viとなる。
【0022】
以上を図で示すと、図4に示されるチョーク2の電圧、電流波形となる。
これは出力電圧Voがトランスにより巻数比変換されてnVoとなっただけであり、本質的に先に説明した昇圧チョッパと同じ動作である。
【0023】
次に降圧モードの説明をするが、その前に降圧チョッパの動作について、説明する。図5は降圧チョッパの回路図である。
スイッチ素子31がオンすると、チョーク31にはVi−Voが印加され、チョーク33は励磁されてその電流は直線的に増加する。スイッチ素子31がオフすると、33→34→32→33のルートで電流が流れる。チョーク33の電圧は反転してVoとなり、その電流は直線的に減少する。
チョーク33の電圧、電流波形を図6に示す。
図1の降圧モード動作は、絶縁用のトランスが入っているだけで、基本的にこれと同じ動作となる。
【0024】
図1の降圧モードにおける各スイッチのオンオフパターンについて説明する。
昇圧制御スイッチ5はこのモードでは使用しない。常にオフとなる。
電流切替スイッチ6、8は常にデューティ50%で交互にオンオフする。
降圧制御スイッチ7、9が降圧チョッパにおけるスイッチの役割を果たし、これのオンオフで制御を行う。位相は電流切替スイッチ6、8と同期する。
降圧モードにおける各スイッチのオンオフパターンを図7に示す。図7は2周期分を表示している。
【0025】
まず、降圧制御スイッチ7、9がオンしたときの動作について説明する。
降圧制御スイッチがオンするときは、先に説明したように対応する電流切替スイッチがオンしている。したがって、チョーク2の電流は電流切替スイッチ6→トランス10→降圧制御スイッチ7のルートか或いは電流切替スイッチ8→トランス11→降圧制御スイッチ9のルートのいずれかを通って流れる。よって昇圧モードで説明したように、チョーク2の電圧はnVo−Viとなる。但し、降圧モードは入力電圧が出力電圧よりも高いときに使うので、Vi−nVoと書いた方が正しい。
【0026】
降圧制御スイッチ7、9がオフすると、チョーク2の電流は電流切替スイッチ6→トランス10→ダイオード3のルートか或いは電流切替スイッチ8→トランス11→ダイオード4のルートのいずれかを通って流れる。このとき、二次側の整流ダイオードが導通するので、昇圧モードで説明したようにトランスの一次巻線電圧はnVoとなる。したがって、ダイオード3、4の電圧降下を無視すれば、チョーク2の電圧はnVoとなる。
【0027】
以上を図で示すと、図7に示されるチョーク2の電圧、電流波形となる。
これは出力電圧Voがトランスにより巻数比変換されてnVoとなっただけであり、本質的に先に説明した降圧チョッパと同じ動作である。
【0028】
次に昇降圧モードの説明をするが、その前に昇降圧チョッパの動作について、説明する。図8は昇降圧チョッパの回路図である。
スイッチ素子41がオンすると、チョーク42にはViが印加され、チョーク42は励磁されてその電流は直線的に増加する。スイッチ素子41がオフすると、42→44→43→42のルートで電流が流れる。チョーク42の電圧は反転してVoとなり、その電流は直線的に減少する。
チョーク42の電圧、電流波形を図9に示す。
図1の昇降圧モード動作は、絶縁用のトランスが入っているだけで、基本的にこれと同じ動作となる。
【0029】
図1の昇降圧モードにおける各スイッチのオンオフパターンについて説明する。昇圧制御スイッチ5が昇降圧チョッパにおけるスイッチの役割を果たし、これのオンオフで制御を行う。
電流切替スイッチ6、8は常にデューティ50%で交互にオンオフする。
降圧制御スイッチ7、9はこのモードでは使用しない。常にオフとなる。
昇降圧モードにおける各スイッチのオンオフパターンを図10に示す。図10は2周期分を表示している。
【0030】
昇圧制御スイッチ5がオンすると、入力はチョーク2で短絡される。
したがってこの時、ブリッジダイオード1の電圧降下を無視すれば、チョーク2には入力電圧Viが印加される。
【0031】
昇圧制御スイッチ7、9がオフすると、チョーク2の電流は電流切替スイッチ6→トランス10→ダイオード3のルートか或いは電流切替スイッチ8→トランス11→ダイオード4のルートのいずれかを通って流れる。このとき、二次側の整流ダイオードが導通するので、トランスの一次巻線電圧はnVoとなる。したがって、ダイオード3、4の電圧降下を無視すれば、チョーク2の電圧はnVoとなる。
【0032】
以上を図で示すと、図10に示されるチョーク2の電圧、電流波形となる。
これは出力電圧Voがトランスにより巻数比変換されてnVoとなっただけであり、本質的に先に説明した昇降圧チョッパと同じ動作である。
【0033】
以上説明したように、図1のコンバータは、昇圧モードでは昇圧チョッパと同じ動作をし、降圧モードでは降圧チョッパと同じ動作をし、昇降圧モードでは昇降圧チョッパと同じ動作をする。各スイッチ素子のオンオフパターンを変えるだけで、昇圧、降圧、昇降圧の動作を自由に選択することが可能である。
したがって負荷を短絡できないという昇圧型の問題を回避することは簡単である。負荷を短絡されたときは、降圧モードに移行させればチョークは飽和しない。更に、入力電流波形が歪むという降圧型の問題も回避可能である。入力電圧が低いときは、昇圧モードで動作させることにより、入力電流を流すことができる。したがって波形は歪まない。
本発明により、1コンバータの問題は克服された。
【0034】
図11に本発明の他の実施例を示す。
図1との違いは、電流切替スイッチ56、58の位置だけであり、その機能に違いはない。したがって、これまでに説明した様に交互にオンオフさせれば、全く同様の動作となる。
電流切替スイッチ56、58とダイオード53、54は直列に接続されているので、56、58が双方向に電流を遮断する能力を持つスイッチである場合、ダイオード53、54を短絡し削除することが可能である。ダイオード53、54を削除した場合の回路図を12に示す。
【0035】
図13に本発明の他の実施例を示す。
図1ではトランスの励磁期間が長くなりすぎることを防ぐため、2個のトランスを使用しているが、トランスの個数は2個に限定されるものではない。任意の数のトランスを使用できるように拡張したのが、図13である。
74、75に示す回路ブロックを追加していくことにより、トランスをいくらでも増やしていくことができる。トランスを増やすと、出力リップルが減少するメリットがある。なぜなら、トランスの数が2個の場合、一周期でチョーク72の電圧は2回プラスマイナスが反転するが、例えばトランスの数を3個にすれば、3回反転するようになる。その分、チョーク72のリップル電流が減るので、そのリップル電流が出力コンデンサ76に流れ込んだときに発生するリップル電圧が減るのである。
これはいわゆるマルチフェイズコンバータと同じ動作、特徴である。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、従来の1コンバータ方式の問題を解消したコンバータを実現することが可能である。
まず従来の降圧型1コンバータと比較すれば、入力電流波形が歪まない為、特性が改善される効果がある。従来の降圧型1コンバータでは、波形の歪みが大きい為に適用できなかった大容量コンバータでも、本発明の技術であれば対応可能である。
従来の昇圧型1コンバータと比較すれば、負荷短絡に対する特別な対策回路が不要であるメリットがある。
また、2コンバータ方式と比較すると、大型部品である平滑フィルタが削減できるメリットがある。2コンバータ方式では、各コンバータで1組、合計2組の平滑フィルタが必要であった。本発明ではそれが1組で済む。このため、製品の小型化、軽量化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】昇圧チョッパの回路図である。
【図3】昇圧チョッパの動作波形のグラフである。
【図4】図1の昇圧モードにおける動作波形のグラフである。
【図5】降圧チョッパの回路図である。
【図6】降圧チョッパの動作波形のグラフである。
【図7】図1の降圧モードにおける動作波形のグラフである。
【図8】昇降圧チョッパの回路図である。
【図9】昇降圧チョッパの動作波形のグラフである。
【図10】図1の昇降圧モードにおける動作波形のグラフである。
【図11】本発明の他の実施例の回路図である。
【図12】本発明の他の実施例の回路図である。
【図13】本発明の他の実施例の回路図である。
【図14】2コンバータの従来例の回路図である。
【図15】1コンバータの従来例(昇圧型)の回路図である。
【図16】1コンバータの従来例(降圧型)の回路図である。
【図17】図16の入力電圧、入力電流波形のグラフである。
【符号の説明】
1  全波整流回路
2  インダクタ
3、4  整流素子
5〜9  スイッチ素子
10、11  トランス
12、13  整流素子
14  コンデンサ
20、30、40  コンデンサ
21、33、42  インダクタ
22、31、41  スイッチ素子
23、32、43  整流素子
24、34、44  コンデンサ
51  全波整流回路
52  インダクタ
53、54  整流素子
55〜59  スイッチ素子
60、61  トランス
62、63  整流素子
64  コンデンサ
71  全波整流回路
72  インダクタ
73  スイッチ素子
74、75  回路ブロック
76  コンデンサ
80  昇圧チョッパ型力率改善回路
81  フォワードコンバータ
82  全波整流回路
83、93  インダクタ
84、87、88  スイッチ素子
85、91、92  整流素子
86、94  コンデンサ
89  トランス
90  整流平滑回路
100  インダクタ
101〜104  スイッチ素子
105  トランス
106〜109  整流素子
110  コンデンサ
120〜123  スイッチ素子
124  トランス
125〜128  整流素子
129  インダクタ
130  コンデンサ

Claims (6)

  1. 交流入力を全波整流する全波整流回路と、
    前記全波整流回路の出力に接続されたインダクタと第一のスイッチ素子の直列回路と、
    前記第一のスイッチ素子に並列に接続された第二のスイッチ素子と第一のトランスの一次巻線と第三のスイッチ素子の直列回路と、
    前記第一のスイッチ素子に並列に接続された第四のスイッチ素子と第二のトランスの一次巻線と第五のスイッチ素子の直列回路と、
    前記インダクタと前記第二のスイッチ素子と前記第一のトランスの一次巻線の直列回路に並列に接続された第一の整流素子と、
    前記インダクタと前記第四のスイッチ素子と前記第二のトランスの一次巻線の直列回路に並列に接続された第二の整流素子と、
    前記第一のトランスの二次巻線に並列に接続された第三の整流素子とコンデンサの直列回路と、
    前記第二のトランスの二次巻線と前記コンデンサの直列回路に並列に接続された第四の整流素子とを備えたことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 交流入力を全波整流する全波整流回路と、該全波整流回路の出力に接続されたインダクタと第一のスイッチ素子の直列回路とを備え、
    第二のスイッチ素子とトランスの一次巻線と第三のスイッチ素子の直列回路、トランスの二次巻線と第一の整流素子の直列回路、及び一端が前記一次巻線と前記第三のスイッチ素子の接続点に接続された第二の整流素子からなり、前記第二のスイッチ素子と前記トランスの一次巻線と前記第三のスイッチ素子の直列回路の両端を第一の入力端子対、前記第二の整流素子の他端を第二の入力端子、前記トランスの二次巻線と前記第一の整流素子の直列回路の両端を出力端子対とする回路ブロックを2以上の任意の数だけ設け、
    前記各回路ブロックは、前記出力端子対をコンデンサの両端に接続し、前記第一の入力端子対を前記第一のスイッチ素子の両端に接続し、前記第二の入力端子を前記全波整流回路と前記インダクタとの接続点に接続することを特徴とするスイッチング電源装置。
  3. 交流入力を全波整流する全波整流回路と、
    前記全波整流回路の出力に接続されたインダクタと第一のスイッチ素子の直列回路と、
    前記第一のスイッチ素子に並列に接続された第一のトランスの一次巻線と第二のスイッチ素子の直列回路と、
    前記第一のスイッチ素子に並列に接続された第二のトランスの一次巻線と第三のスイッチ素子の直列回路と、
    前記インダクタと前記第一のトランスの一次巻線の直列回路に並列に接続された第一の整流素子と第四のスイッチ素子の直列回路と、
    前記インダクタと前記第二のトランスの一次巻線の直列回路に並列に接続された第二の整流素子と第五のスイッチ素子の直列回路と、
    前記第一のトランスの二次巻線に並列に接続された第三の整流素子とコンデンサの直列回路と、
    前記第二のトランスの二次巻線と前記コンデンサの直列回路に並列に接続された第四の整流素子とを備えたことを特徴とするスイッチング電源装置。
  4. 交流入力を全波整流する全波整流回路と、該全波整流回路の出力に接続されたインダクタと第一のスイッチ素子の直列回路とを備え、
    トランスの一次巻線と第二のスイッチ素子の直列回路、前記トランスの二次巻線と第一の整流素子の直列回路、及び一端が前記トランスの一次巻線と前記第二のスイッチ素子の接続点に接続された第二の整流素子と第三のスイッチ素子の直列回路からなり、前記トランスの一次巻線と前記第二スイッチ素子の直列回路の両端を第一の入力端子対、前記第二の整流素子と前記第三のスイッチ素子の直列回路の他端を第二の入力端子、前記トランスの二次巻線と前記第一の整流素子の直列回路の両端を出力端子対とする回路ブロックを2以上の任意の数だけ設け、
    前記各回路ブロックは、前記出力端子対をコンデンサの両端に接続し、前記第一の入力端子対を前記第一のスイッチ素子の両端に接続し、前記第二の入力端子を前記インダクタと前記全波整流回路の接続点に接続することを特徴とするスイッチング電源装置。
  5. 交流入力を全波整流する全波整流回路と、
    前記全波整流回路の出力に接続されたインダクタと第一のスイッチ素子の直列回路と、
    前記第一のスイッチ素子に並列に接続された第一のトランスの一次巻線と第二のスイッチ素子の直列回路と、
    前記第一のスイッチ素子に並列に接続された第二のトランスの一次巻線と第三のスイッチ素子の直列回路と、
    前記インダクタと前記第一のトランスの一次巻線の直列回路に並列に接続された第四のスイッチ素子と、
    前記インダクタと前記第二のトランスの一次巻線の直列回路に並列に接続された第五のスイッチ素子と、
    前記第一のトランスの二次巻線に並列に接続された第三の整流素子とコンデンサの直列回路と、
    前記第二のトランスの二次巻線と前記コンデンサの直列回路に並列に接続された第四の整流素子とを備え、
    前記第四のスイッチ素子及び前記第五のスイッチ素子を双方向の電流遮断能力を持つスイッチ素子としたことを特徴とするスイッチング電源装置。
  6. 交流入力を全波整流する全波整流回路と、該全波整流回路の出力に接続されたインダクタと第一のスイッチ素子の直列回路とを備え、
    トランスの一次巻線と第二のスイッチ素子の直列回路、前記トランスの二次巻線と第一の整流素子の直列回路、及び一端が前記トランスの一次巻線と前記第二のスイッチ素子の接続点に接続された第三のスイッチ素子からなり、前記トランスの一次巻線と前記第二スイッチ素子の直列回路の両端を第一の入力端子対、前記第三のスイッチ素子の他端を第二の入力端子、前記トランスの二次巻線と前記第一の整流素子の直列回路の両端を出力端子対とする回路ブロックを2以上の任意の数だけ設け、
    前記各回路ブロックは、前記出力端子対をコンデンサの両端に接続し、前記第一の入力端子対を前記第一のスイッチ素子の両端に接続し、前記第二の入力端子を前記インダクタと前記全波整流回路の接続点に接続し、
    前記第三のスイッチ素子が双方向の電流遮断能力を持つスイッチ素子としたことを特徴とするスイッチング電源装置。
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