JP2004007860A - 住宅用分電盤の内機取付構造 - Google Patents
住宅用分電盤の内機取付構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004007860A JP2004007860A JP2002158007A JP2002158007A JP2004007860A JP 2004007860 A JP2004007860 A JP 2004007860A JP 2002158007 A JP2002158007 A JP 2002158007A JP 2002158007 A JP2002158007 A JP 2002158007A JP 2004007860 A JP2004007860 A JP 2004007860A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting
- mounting base
- base
- main body
- distribution board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Distribution Board (AREA)
Abstract
【課題】横型,縦型の双方に対応でき、更に内機の追加或いは変更に対しても容易に対応できる。
【解決手段】ケース本体底面1aに内機を取付ける取付台2を3本平行に帯状に盛上げ形成した。中央の取付台2aはケース本体底面1aの中心線M上に配置すると共に他の2本の取付台2b,2cは該中央の取付台2aを挟んで同一の間隔で配置し、各取付台2a、2b,2cの上面に同一間隔でねじ孔5を設けた。ねじ孔5は各取付台2に対して幅方向に一列に配置形成してねじ孔の組を形成した。そして、取付台2間に機器を組付ける内機取付ベース3を架け渡して前記ねじ孔5の組の少なくとも2つのねじ孔5を選択して装着し、内機取付ベース3を介して内機をケース本体1に組付けた。
【選択図】 図1
【解決手段】ケース本体底面1aに内機を取付ける取付台2を3本平行に帯状に盛上げ形成した。中央の取付台2aはケース本体底面1aの中心線M上に配置すると共に他の2本の取付台2b,2cは該中央の取付台2aを挟んで同一の間隔で配置し、各取付台2a、2b,2cの上面に同一間隔でねじ孔5を設けた。ねじ孔5は各取付台2に対して幅方向に一列に配置形成してねじ孔の組を形成した。そして、取付台2間に機器を組付ける内機取付ベース3を架け渡して前記ねじ孔5の組の少なくとも2つのねじ孔5を選択して装着し、内機取付ベース3を介して内機をケース本体1に組付けた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅やアパート等に使用される住宅用分電盤に関し、詳しくは住宅用分電盤の内機取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の住宅用分電盤のブレーカや導体バー等の内機を取付ける内機取付構造は、図5に示す構成のものや特開2001−157329号公報に開示された構成が知られている。図5(a)は分電盤ケースを形成するケース本体21の正面図、図5(b)はそのB−B線断面図を示し、22は四角柱状に突出形成して中央にねじ孔を有する内機取付部、23は配線用開口部である。内機取付部22はケース本体21aに複数ヶ所設けられ、ケース本体21に一体に形成されている。そして、図7の内機を取付けた正面図に示すように、主幹ブレーカ24、分岐ブレーカ25等の内機が内機取付部22を介してケース本体21に組付けられている。
【0003】
また、特開2001−157329号公報に開示された住宅用分電盤の場合、ケース本体に設けられた配線挿通孔の上下に分岐ブレーカのピッチで取付孔の列が形成され、内機取付台をその取付孔に取付けて機器を組付ける構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記図5に示す構成の場合は、ケース本体21を縦型と横型を共用しようとした場合、内機取付部22を双方の向きに対して良好な位置に配置することが難しかった。特に図7に示すように電流制限器を組付けるリミッター木板26のように内機取付部22を介さず直接ケース本体底面21aに取付ける内機は、その取付位置が内機取付部22により制限されてしまうため、内機取付部22のいくつかを切除して対応する場合も生じ、共用することが難しかった。
また、特開2001−157329号公報の構成は、例えば分岐回路数を増やす場合或いは回路構成を変更する場合、内機取付台を追加或いは変更する必要があるため、簡単に内機を増やしたり変更したりできなかった。
【0005】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、横型,縦型の双方に対応でき、更に内機の追加或いは変更に対しても容易に対応できる住宅用分電盤の内機取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、配線を挿通するための開口部を有するケース本体に内機を組付けて分電盤を形成する住宅用分電盤の内機取付構造であって、前記ケース本体底面に内機を取付けるための帯状の取付台を3本平行に盛上げ形成し、中央の取付台はケース本体底面の中心線上に配置すると共に他の2本は該中央の取付台を挟んで同一の間隔で配置し、前記取付台間に内機を組付ける棒状の内機取付ベースを少なくとも1組架け渡して配置し、該内機取付ベースを介して内機をケース本体に組付けることを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、各取付台の上面に、取付台相互間で整列配置するようにねじ孔を複数形成し、前記ねじ孔に内機取付ベースをねじ止めして取付台間に架け渡して配置することを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、内機取付ベースは、取付台間に装着した際に取付台に平行する方向に配線挿通のための挿通空間が形成されて成ることを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかの発明において、取付台に形成したねじ孔に隣接するケース本体底面に、内機取付ベースを位置決めする位置決め手段を設けてなることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る住宅用分電盤の内機取付構造の実施形態の一例を示し、(a)は分電盤ケース本体の正面図、(b)はそのA−A線断面図を示している。また、図2は図1の底部構造の説明図で、内機取付ベースを分離した状態を示している。
図において、1はケース本体、2は内機を取付ける取付台、3は内機取付ベースであり、ケース本体1は分電盤への配線を挿通する複数の開口部4が大きく形成された略四角形の底面1aとその4辺に周設されて図示しない蓋板の装着を可能とする側板1bとで構成され、住宅用分電盤ケースの一部を構成している。
【0011】
取付台2は底面1aを帯状に盛上げて形成され、ケース本体1の長手方向に3本形成されている。中央の取付台2aは底面1aの中心線M上に配置され、他の2本2b,2cは中央の取付台2aを挟んで同一の間隔で、且つ上面が同一の高さになるよう形成されている。但し、各取付台2a〜2cは開口部4により夫々複数に分断されて形成されている。
そして、取付台2の上面となる内機取付面には所定間隔で複数のねじ孔5が形成され、夫々のねじ孔5は各取付台2a〜2cに対して幅方向に一列に整列配置して形成され、ねじ孔5の組を形成している。また、6は位置決め手段としての突起であり、取付台2のねじ孔5に隣接するケース本体底面1aに設けられている。
【0012】
内機取付ベース3は、図2に示すように略四角柱の棒形状で長ベース3aと短ベース3bの2種類の長さで樹脂成形により形成され、長ベース3aは長手方向前後端部及び中央に取付台への連結部7が設けられ、中央の取付台2aを跨いで左右両端の取付台2b,2c間に架け渡して装着される。また、短ベース3bは長手方向前後端部に取付台への連結部7を有し、中央の取付台2aと左右の取付台2b,2cの何れか一方の間に装着される。
【0013】
内機取付ベース3の連結部7はねじ挿通孔で形成され、取付台2のねじ孔5の中の1組を選択してネジ止めされる。また、連結部7に隣接する内機取付ベース3上面には内機を連結してケース本体1に組付ける内機連結部8が設けられ、ねじ孔が形成されている。
また、各連結部7間にはU字状の切り欠き9が取付台に平行に形成され、内機取付ベース3を取付台2の間を塞ぐように装着しても、内機取付ベースを跨いで配線を挿通可能な挿通空間を有するよう形成しているし、ケース本体底面1aに接する下面には、図1(b)に示すように突起6に対応する凹部10が設けられ、突起6と凹部10を合わせることで内機取付ベース3の位置決めを容易にし、ねじ止めし易くしている。
尚、図1ではこれら内機取付ベース3はケース本体1の底面1aの3ヶ所装着しているが、内機の種類や形状に応じて適宜位置に必要数装着される。
【0014】
図3は縦に配置して内機を組付けたケース本体1の正面図を示している。図示するように1組の長ベース3a上にブレーカ装着板11を組付けてブレーカ12及び導体バーを組付け、短ベース1bと一方の長ベース1aを利用して主幹ブレーカ14が組付けられている。
このように、内機取付ベースはねじ孔の何れか1組を選択して装着するので、選択するねじ孔の組を変更することで、装着位置を任意に変更できる。従って、多種類の内機の組付けに容易に対応できるし、内機の変更や増設に対しても内機取付ベースを移動して対応することが可能で、柔軟に対応できる。
また、取付台が補強リブとして作用するので、ケース本体を堅牢な構造にできるし、内機取付ベースを取付台間に渡して配置することで、更に堅牢な構造にできる。
【0015】
また、15は電流制限器を装着するためのリミッター木板を示し、リミッター木板15は、中央の取付台2aに沿って直接ケース本体1に取付けられている。尚、ケース本体1の所定位置にはリミッター木板を連結するためのねじ孔が設けられている。
このように、内機取付ベースをケース本体内に配置しなければケース本体内に大きく突出した部位が無くなるので、リミッター木板等の内機取付板の取付け場所に自由度が有り、ケース本体を縦型或いは横型に配置しても、双方に対して容易に対応させて取付けることができる。
また、中央の取付台は中心線上に配置されるので、内機取付ベース等の位置決めをその取付台を利用することで容易に実施でき、取付台を設けることで専用の部材を用いることなくリミッター木板を容易に取付けることができる。
更に、図4はモデムやハブ等の情報機器を組付けるための情報盤ベース16を示しているが、このような比較的大きな内機取付板であっても、取付台のねじ孔を利用して容易に装着でき、そうすることで情報機器の組付けも容易に実施できる。
【0016】
尚、配線挿通用の挿通溝は内機取付ベースの機器装着面にU字状に形成されているが、反対側のケース本体当接面側に形成しても良いし、U字状でなくとも良い。また、リミッター木板や情報盤ベース等の内機取付板は何れも内機取付ベースを介さず装着されているが、内機取付ベースを介して装着しても良い。
【0017】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、内機取付ベースを介して内機をケース本体に取付けるため、内機取付ベースをケース本体内に配置しなければケース本体内に大きく突出した部位が無くなるので、リミッター木板等の内機取付板の取付け場所に自由度が有り、ケース本体を縦型或いは横型に配置しても、双方に対して容易に対応させて取付けることができる。
また、中央の取付台は中心線上に配置されるので、内機取付ベース等の位置決めをその取付台を利用することで容易に実施でき、取付台を設けることで専用の部材を用いることなくリミッター木板を容易に取付けることができる。
更に、取付台が補強リブとして作用するので、ケース本体を堅牢な構造にできるし、内機取付ベースを取付台間に渡して配置することで、更に堅牢な構造にできる。
【0018】
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加えて、内機取付ベースはねじ孔の何れか1組を選択して装着するので、選択するねじ孔の組を変更することで、装着位置を任意に変更できる。従って、多種類の機器の組付けに容易に対応できるし、内機の変更や増設に対しても内機取付ベースを移動して対応することが可能で、柔軟に対応できる。
また、取付台のねじ孔を情報機器を組付けるための木製ベース板をネジ止めする際にも使用可能であり、そうすることで情報機器を組付けることができる。
【0019】
請求項3の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、取付台間に内機取付ベースが配置されても、内機取付ベースを跨いで配線を挿通することができ、配線スペースが制限されることがない。
【0020】
請求項4の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、内機取付ベースを容易に位置決めできるので、装着作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示し、住宅用分電盤の内機取付構造の説明図であり、(a)は分電盤本体ケースの正面図、(b)はそのA−A線断面説明図である。
【図2】図1の底部を抜き出した斜視説明図であり、内機取付ベースを分離した図である。
【図3】図1の本体ケースに機器を組付けた正面図である。
【図4】情報機器組付け用のベース板である。
【図5】従来の住宅用分電盤の内機取付構造を示し、(a)はケース本体の正面図、(b)はB−B線断面図である。
【図6】図5のケース本体に機器を組付けた状態の正面図である。
【符号の説明】
1・・ケース本体、1a・・底面、2(2a,2b、2c)・・取付台、3,3a,3b・・内機取付ベース、4・・開口部、5・・ねじ孔、6・・位置決め手段としての突起、7・・連結部、8・・内機連結部、9・・配線挿通空間としての切り欠き、10・・凹部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅やアパート等に使用される住宅用分電盤に関し、詳しくは住宅用分電盤の内機取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の住宅用分電盤のブレーカや導体バー等の内機を取付ける内機取付構造は、図5に示す構成のものや特開2001−157329号公報に開示された構成が知られている。図5(a)は分電盤ケースを形成するケース本体21の正面図、図5(b)はそのB−B線断面図を示し、22は四角柱状に突出形成して中央にねじ孔を有する内機取付部、23は配線用開口部である。内機取付部22はケース本体21aに複数ヶ所設けられ、ケース本体21に一体に形成されている。そして、図7の内機を取付けた正面図に示すように、主幹ブレーカ24、分岐ブレーカ25等の内機が内機取付部22を介してケース本体21に組付けられている。
【0003】
また、特開2001−157329号公報に開示された住宅用分電盤の場合、ケース本体に設けられた配線挿通孔の上下に分岐ブレーカのピッチで取付孔の列が形成され、内機取付台をその取付孔に取付けて機器を組付ける構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記図5に示す構成の場合は、ケース本体21を縦型と横型を共用しようとした場合、内機取付部22を双方の向きに対して良好な位置に配置することが難しかった。特に図7に示すように電流制限器を組付けるリミッター木板26のように内機取付部22を介さず直接ケース本体底面21aに取付ける内機は、その取付位置が内機取付部22により制限されてしまうため、内機取付部22のいくつかを切除して対応する場合も生じ、共用することが難しかった。
また、特開2001−157329号公報の構成は、例えば分岐回路数を増やす場合或いは回路構成を変更する場合、内機取付台を追加或いは変更する必要があるため、簡単に内機を増やしたり変更したりできなかった。
【0005】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、横型,縦型の双方に対応でき、更に内機の追加或いは変更に対しても容易に対応できる住宅用分電盤の内機取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、配線を挿通するための開口部を有するケース本体に内機を組付けて分電盤を形成する住宅用分電盤の内機取付構造であって、前記ケース本体底面に内機を取付けるための帯状の取付台を3本平行に盛上げ形成し、中央の取付台はケース本体底面の中心線上に配置すると共に他の2本は該中央の取付台を挟んで同一の間隔で配置し、前記取付台間に内機を組付ける棒状の内機取付ベースを少なくとも1組架け渡して配置し、該内機取付ベースを介して内機をケース本体に組付けることを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、各取付台の上面に、取付台相互間で整列配置するようにねじ孔を複数形成し、前記ねじ孔に内機取付ベースをねじ止めして取付台間に架け渡して配置することを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、内機取付ベースは、取付台間に装着した際に取付台に平行する方向に配線挿通のための挿通空間が形成されて成ることを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかの発明において、取付台に形成したねじ孔に隣接するケース本体底面に、内機取付ベースを位置決めする位置決め手段を設けてなることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る住宅用分電盤の内機取付構造の実施形態の一例を示し、(a)は分電盤ケース本体の正面図、(b)はそのA−A線断面図を示している。また、図2は図1の底部構造の説明図で、内機取付ベースを分離した状態を示している。
図において、1はケース本体、2は内機を取付ける取付台、3は内機取付ベースであり、ケース本体1は分電盤への配線を挿通する複数の開口部4が大きく形成された略四角形の底面1aとその4辺に周設されて図示しない蓋板の装着を可能とする側板1bとで構成され、住宅用分電盤ケースの一部を構成している。
【0011】
取付台2は底面1aを帯状に盛上げて形成され、ケース本体1の長手方向に3本形成されている。中央の取付台2aは底面1aの中心線M上に配置され、他の2本2b,2cは中央の取付台2aを挟んで同一の間隔で、且つ上面が同一の高さになるよう形成されている。但し、各取付台2a〜2cは開口部4により夫々複数に分断されて形成されている。
そして、取付台2の上面となる内機取付面には所定間隔で複数のねじ孔5が形成され、夫々のねじ孔5は各取付台2a〜2cに対して幅方向に一列に整列配置して形成され、ねじ孔5の組を形成している。また、6は位置決め手段としての突起であり、取付台2のねじ孔5に隣接するケース本体底面1aに設けられている。
【0012】
内機取付ベース3は、図2に示すように略四角柱の棒形状で長ベース3aと短ベース3bの2種類の長さで樹脂成形により形成され、長ベース3aは長手方向前後端部及び中央に取付台への連結部7が設けられ、中央の取付台2aを跨いで左右両端の取付台2b,2c間に架け渡して装着される。また、短ベース3bは長手方向前後端部に取付台への連結部7を有し、中央の取付台2aと左右の取付台2b,2cの何れか一方の間に装着される。
【0013】
内機取付ベース3の連結部7はねじ挿通孔で形成され、取付台2のねじ孔5の中の1組を選択してネジ止めされる。また、連結部7に隣接する内機取付ベース3上面には内機を連結してケース本体1に組付ける内機連結部8が設けられ、ねじ孔が形成されている。
また、各連結部7間にはU字状の切り欠き9が取付台に平行に形成され、内機取付ベース3を取付台2の間を塞ぐように装着しても、内機取付ベースを跨いで配線を挿通可能な挿通空間を有するよう形成しているし、ケース本体底面1aに接する下面には、図1(b)に示すように突起6に対応する凹部10が設けられ、突起6と凹部10を合わせることで内機取付ベース3の位置決めを容易にし、ねじ止めし易くしている。
尚、図1ではこれら内機取付ベース3はケース本体1の底面1aの3ヶ所装着しているが、内機の種類や形状に応じて適宜位置に必要数装着される。
【0014】
図3は縦に配置して内機を組付けたケース本体1の正面図を示している。図示するように1組の長ベース3a上にブレーカ装着板11を組付けてブレーカ12及び導体バーを組付け、短ベース1bと一方の長ベース1aを利用して主幹ブレーカ14が組付けられている。
このように、内機取付ベースはねじ孔の何れか1組を選択して装着するので、選択するねじ孔の組を変更することで、装着位置を任意に変更できる。従って、多種類の内機の組付けに容易に対応できるし、内機の変更や増設に対しても内機取付ベースを移動して対応することが可能で、柔軟に対応できる。
また、取付台が補強リブとして作用するので、ケース本体を堅牢な構造にできるし、内機取付ベースを取付台間に渡して配置することで、更に堅牢な構造にできる。
【0015】
また、15は電流制限器を装着するためのリミッター木板を示し、リミッター木板15は、中央の取付台2aに沿って直接ケース本体1に取付けられている。尚、ケース本体1の所定位置にはリミッター木板を連結するためのねじ孔が設けられている。
このように、内機取付ベースをケース本体内に配置しなければケース本体内に大きく突出した部位が無くなるので、リミッター木板等の内機取付板の取付け場所に自由度が有り、ケース本体を縦型或いは横型に配置しても、双方に対して容易に対応させて取付けることができる。
また、中央の取付台は中心線上に配置されるので、内機取付ベース等の位置決めをその取付台を利用することで容易に実施でき、取付台を設けることで専用の部材を用いることなくリミッター木板を容易に取付けることができる。
更に、図4はモデムやハブ等の情報機器を組付けるための情報盤ベース16を示しているが、このような比較的大きな内機取付板であっても、取付台のねじ孔を利用して容易に装着でき、そうすることで情報機器の組付けも容易に実施できる。
【0016】
尚、配線挿通用の挿通溝は内機取付ベースの機器装着面にU字状に形成されているが、反対側のケース本体当接面側に形成しても良いし、U字状でなくとも良い。また、リミッター木板や情報盤ベース等の内機取付板は何れも内機取付ベースを介さず装着されているが、内機取付ベースを介して装着しても良い。
【0017】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、内機取付ベースを介して内機をケース本体に取付けるため、内機取付ベースをケース本体内に配置しなければケース本体内に大きく突出した部位が無くなるので、リミッター木板等の内機取付板の取付け場所に自由度が有り、ケース本体を縦型或いは横型に配置しても、双方に対して容易に対応させて取付けることができる。
また、中央の取付台は中心線上に配置されるので、内機取付ベース等の位置決めをその取付台を利用することで容易に実施でき、取付台を設けることで専用の部材を用いることなくリミッター木板を容易に取付けることができる。
更に、取付台が補強リブとして作用するので、ケース本体を堅牢な構造にできるし、内機取付ベースを取付台間に渡して配置することで、更に堅牢な構造にできる。
【0018】
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加えて、内機取付ベースはねじ孔の何れか1組を選択して装着するので、選択するねじ孔の組を変更することで、装着位置を任意に変更できる。従って、多種類の機器の組付けに容易に対応できるし、内機の変更や増設に対しても内機取付ベースを移動して対応することが可能で、柔軟に対応できる。
また、取付台のねじ孔を情報機器を組付けるための木製ベース板をネジ止めする際にも使用可能であり、そうすることで情報機器を組付けることができる。
【0019】
請求項3の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、取付台間に内機取付ベースが配置されても、内機取付ベースを跨いで配線を挿通することができ、配線スペースが制限されることがない。
【0020】
請求項4の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、内機取付ベースを容易に位置決めできるので、装着作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示し、住宅用分電盤の内機取付構造の説明図であり、(a)は分電盤本体ケースの正面図、(b)はそのA−A線断面説明図である。
【図2】図1の底部を抜き出した斜視説明図であり、内機取付ベースを分離した図である。
【図3】図1の本体ケースに機器を組付けた正面図である。
【図4】情報機器組付け用のベース板である。
【図5】従来の住宅用分電盤の内機取付構造を示し、(a)はケース本体の正面図、(b)はB−B線断面図である。
【図6】図5のケース本体に機器を組付けた状態の正面図である。
【符号の説明】
1・・ケース本体、1a・・底面、2(2a,2b、2c)・・取付台、3,3a,3b・・内機取付ベース、4・・開口部、5・・ねじ孔、6・・位置決め手段としての突起、7・・連結部、8・・内機連結部、9・・配線挿通空間としての切り欠き、10・・凹部。
Claims (4)
- 配線を挿通するための開口部を有するケース本体に内機を組付けて分電盤を形成する住宅用分電盤の内機取付構造であって、
前記ケース本体底面に内機を取付けるための帯状の取付台を3本平行に盛上げ形成し、中央の取付台はケース本体底面の中心線上に配置すると共に他の2本は該中央の取付台を挟んで同一の間隔で配置し、前記取付台間に内機を組付ける棒状の内機取付ベースを少なくとも1組架け渡して配置し、該内機取付ベースを介して内機をケース本体に組付けることを特徴とする住宅用分電盤の内機取付構造。 - 各取付台の上面に、取付台相互間で整列配置するようにねじ孔を複数形成し、前記ねじ孔に内機取付ベースをねじ止めして取付台間に架け渡して配置する請求項1記載の住宅用分電盤の内機取付構造。
- 内機取付ベースは、取付台間に装着した際に取付台に平行する方向に配線挿通のための挿通空間が形成されて成る請求項1又は2記載の住宅用分電盤の内機取付構造。
- 取付台に形成したねじ孔に隣接するケース本体底面に、内機取付ベースを位置決めする位置決め手段を設けてなる請求項1乃至3の何れかに記載の住宅用分電盤の内機取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002158007A JP2004007860A (ja) | 2002-05-30 | 2002-05-30 | 住宅用分電盤の内機取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002158007A JP2004007860A (ja) | 2002-05-30 | 2002-05-30 | 住宅用分電盤の内機取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004007860A true JP2004007860A (ja) | 2004-01-08 |
Family
ID=30428562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002158007A Pending JP2004007860A (ja) | 2002-05-30 | 2002-05-30 | 住宅用分電盤の内機取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004007860A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006081296A (ja) * | 2004-09-09 | 2006-03-23 | Tempearl Ind Co Ltd | 住宅用分電盤 |
JP2009177962A (ja) * | 2008-01-25 | 2009-08-06 | Kawamura Electric Inc | 機器取り付け用支持材 |
JP2012120322A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Tempearl Ind Co Ltd | 住宅用分電盤 |
JP2018137903A (ja) * | 2017-02-22 | 2018-08-30 | 日東工業株式会社 | 電気機器収納用箱 |
CN114976971A (zh) * | 2022-06-02 | 2022-08-30 | 嘉兴市恒创电力设备有限公司 | 一种轨道式箱式变电站 |
-
2002
- 2002-05-30 JP JP2002158007A patent/JP2004007860A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006081296A (ja) * | 2004-09-09 | 2006-03-23 | Tempearl Ind Co Ltd | 住宅用分電盤 |
JP4510563B2 (ja) * | 2004-09-09 | 2010-07-28 | テンパール工業株式会社 | 住宅用分電盤 |
JP2009177962A (ja) * | 2008-01-25 | 2009-08-06 | Kawamura Electric Inc | 機器取り付け用支持材 |
JP2012120322A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Tempearl Ind Co Ltd | 住宅用分電盤 |
JP2018137903A (ja) * | 2017-02-22 | 2018-08-30 | 日東工業株式会社 | 電気機器収納用箱 |
CN114976971A (zh) * | 2022-06-02 | 2022-08-30 | 嘉兴市恒创电力设备有限公司 | 一种轨道式箱式变电站 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6038126A (en) | Electrical power supply assembly | |
CA2654658C (en) | Modular bus assembly for a loadcenter | |
JP2002164034A (ja) | バッテリ接続プレート | |
JPS61270806A (ja) | 多数のコンデンサの保持装置 | |
JP2004007860A (ja) | 住宅用分電盤の内機取付構造 | |
RU2005140273A (ru) | Многосекционная электромонтажная панель с разметкой монтажа цоколей электротехнических устройств | |
JP4560197B2 (ja) | 単相3線式分電盤の電圧切替装置 | |
JP3792906B2 (ja) | 制御盤 | |
JPH0719500B2 (ja) | 小形スイッチ | |
JP2003284211A (ja) | 分電盤 | |
JP4348051B2 (ja) | 支線分岐装置 | |
EP0573254B1 (en) | Housing for control unit | |
JP4379846B2 (ja) | 分電盤の分岐部構造 | |
JP2573279Y2 (ja) | プリント基板用ユニット | |
JPH0424929B2 (ja) | ||
EP0343864B1 (en) | Connector for printed circuit boards | |
JP3690234B2 (ja) | プリント基板保持構造 | |
JPH037993Y2 (ja) | ||
JPH026611Y2 (ja) | ||
JPH06233421A (ja) | 差込接続装置 | |
JP2004007861A (ja) | 住宅用分電盤の機器取付構造 | |
JPH0628788Y2 (ja) | 端子台 | |
JP2002153340A (ja) | 収納キャビネット | |
CA1063709A (en) | Site assembled electrical load center | |
JPH0421256Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080603 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080710 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090303 |