JP4348051B2 - 支線分岐装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主回路から多数個の支線を分岐導出するための支線分岐装置、とくに三相四線式電源を4個の母線バーを介して支線側へ分岐するための支線分岐装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
三相四線式電源の支線分岐形態には、3個の母線バーを介して分岐する3線式と、4個の母線バーを介して分岐する4線式とがある。前者の支線分岐形態は、例えば特開平10−271642号公報や、特許第2685415号公報に見ることができる。いずれも母線バーとその両側に配置した一群のブレーカーとを分岐導体で接続するが、分岐導体の種類数を少なくしながら、結線作業の手間を省くために、分岐導体の配置構造などに工夫が凝らしてある。
【0003】
母線バーを隣接配置する場合には、母線バー間の空中放電による短絡を防ぐために所定の縁面間隔を設ける必要があり、隣接する分岐導体やブレーカーの接続端子においても、同様に所定の縁面間隔を確保する必要がある。先の特開平10−271642号公報においては、母線バー間の縁面間隔を意図的に小さく設定したうえで、母線バー間に絶縁棒を介装して縁面間隔の不足を補っている。また、特許第2685415号公報においては、母線バーを上下互い違い状に配置することで、必要な縁面間隔を確保している。因みに、前者の分岐導体は、母線バーを間にして左右に対向するブレーカーの接続端子の少なくとも一方を、1個の分岐導体で共通して接続する形態を採るのに対し、後者では、個々のブレーカーと母線バーとを2個の分岐導体で接続するため、分岐導体の総数が多く、その分だけ分岐導体の母線バーやブレーカーに対する取り付けや取り外しに多くの手間を要する欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
4線式の支線分岐形態は、3線式の支線分岐形態に比べて大電流を分岐供給できる特長を備えているが、母線バーが1個増える分だけ、分岐導体の構造、およびその配置形態が複雑になりやすい。母線バーを上下互い違い状に配置する支線分岐形態と同様に、4個の母線バーを上下互い違い状に配置すると、分岐導体の構造、およびその配置形態がさらに複雑になる。
【0005】
本発明の目的は、分岐導体を共通部品化して装置全体の構造を簡素化できるうえ、分岐導体の母線バーやブレーカーへの着脱の手間を省くことができる支線分岐装置を提供することにある。本発明の目的は、同一平面上に一定ピッチで配置した4個の母線バーを共通部品化でき、しかも分岐導体を共通使用でき、その分だけ母線バーや分岐導体の製作コストを減少し、部品管理を簡素化できる支線分岐装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の支線分岐装置は、同一平面上に一定ピッチで隣接配置される帯状の4個の母線バー2R・2S・2T・2Nと、これらの母線バー2R・2S・2T・2Nの左右外側に隣接配置した支線側ブレーカー4の一群と、各母線バー2R・2S・2T・2Nとブレーカー4群とを接続する第1〜第4の分岐導体5・6・7・8とを含む。4個の母線バー2R・2S・2T・2Nは、N相の母線バー2Nが左右方向の端部に位置するような並び状態で絶縁性の支持台9上に配置されている。各母線バー2R・2S・2T・2Nには、その長手方向に沿って、第1〜第4の分岐導体5〜8を締結するねじ穴11が、ブレーカー4の隣接ピッチに一致して一定間隔おきに形成されて、各母線バー2R・2S・2T・2Nが共通部品化してある。各ブレーカー4には、それぞれ上下段違い状に配置される2個の接続端子4H・4Lが設けてある。母線バー2R・2S・2T・2Nを間に挟んで左右に対向配置したブレーカー対の接続端子4H・4Lどうしを、N相の母線バー2Nに締結した第1分岐導体5と、R相、S相、T相のいずれかひとつの母線バー2R・2S・2Tに締結されて、前記第1分岐導体5と交差する第2・第3・第4の各分岐導体6・7・8とで同時に共通接続する。以て、第1〜第4の各分岐導体5・6・7・8を共通部品化する。
前記第1分岐導体5は、N相の母線バー2NにビスS1で締結される第1締結座14と、第1締結座14から左右に伸びるジャンプ腕15の突端のそれぞれに設けられてブレーカー対の上端側の接続端子4HにビスS1で締結される第2締結座16・16とを一体に備える。ジャンプ腕15は第1締結座14より上方に突設してある。
前記第2の分岐導体6は、R相の母線バー2RにビスS2で締結される第1締結座18と、第1締結座18から左右に伸びるジャンプ腕19の突端のそれぞれに設けられてブレーカー対の下端側の接続端子4LにビスS2で締結される第2締結座20・20とを一体に備えている。ジャンプ腕19は第1締結座18より上方に突設してあり、その突出寸法は第1分岐導体5のジャンプ腕15の突出寸法の半分に設定されている。
前記第3の分岐導体7は、S相の母線バー2SにビスS3で締結される第1締結座22と、第1締結座22から左右に伸びるジャンプ腕23の突端のそれぞれに設けられてブレーカー対の下端側の接続端子4LにビスS3で締結される第2締結座24・24とを一体に備えている。ジャンプ腕23は第1締結座22より上方に突設してあり、その突出寸法は第2分岐導体6のジャンプ腕19の突出寸法と同じに設定されている。
前記第4の分岐導体8は、T相の母線バー2TにビスS4で締結される第1締結座26と、第1締結座26から左右に伸びるジャンプ腕27の突端のそれぞれに設けられてブレーカー対の下端側の接続端子4LにビスS4で締結される第2締結座28・28とを一体に備えている。ジャンプ腕27は第1締結座26より上方に突設してあり、その突出寸法は第2分岐導体6のジャンプ腕19の突出寸法と同じに設定されている。
第2の分岐導体6のジャンプ腕19、第3の分岐導体7のジャンプ腕23、および第4の分岐導体8のジャンプ腕27には絶縁皮膜が施してある。
上記の各母線バー2R・2S・2T・2Nと各ブレーカー4とを各分岐導体5〜8で接続した状態において、N相の母線バー2Nに締結した第1分岐導体5の第1締結座14を、他の分岐導体6〜8のジャンプ腕19・23・27の間に露出させる。
第1の分岐導体5と第2の分岐導体6との組み合わせ、第1の分岐導体5と第3の分岐導体7との組み合わせ、第1の分岐導体5と第4の分岐導体8の組み合わせの計三種の組み合わせから選択されるいずれか一種の分岐導体5・6・7・8の組み合わせにより、左右一対のブレーカー4で構成されるブレーカー対と母線バー2R・2S・2T・2Nとを接続する。
各母線バー2R・2S・2T・2Nのねじ穴11の中心を、ブレーカー4の上段側の接続端子4Hのねじ中心を通る仮想線上に位置させる。
ブレーカー4の上下方向の高さ寸法の範囲内に、4個の母線バー2R・2S・2T・2Nと4種の分岐導体5〜8とを配置する。
【0008】
【発明の作用効果】
本発明の支線分岐装置においては、同一平面上に配置した4個の母線バー2R・2S・2T・2Nのねじ穴11のピッチをブレーカー4の隣接ピッチに一致させたうえで、各母線バー2R・2S・2T・2Nと、その両側に配置した左右一対ずつのブレーカー4との3者を、第1〜第4の各分岐導体5〜8で共通接続して、各分岐導体5〜8と母線バー2R・2S・2T・2Nをそれぞれ共通部品化するので、支線分岐装置全体の構造を簡素化できるうえ、母線バー2R・2S・2T・2Nやブレーカー4に対する各分岐導体5〜8の組み付けの手間を省くことができる。また、4個の母線バー2R・2S・2T・2N、および分岐導体5〜8を共通部品化できる分だけ、母線バー2R・2S・2T・2Nや、分岐導体5〜8の製作コストを減少して、支線分岐装置の供給コストを減少できる。支線分岐装置の構成部品の種類数が少ない分だけ部品管理を簡素化できる点でも有利である。
【0009】
上記の各母線バー2R・2S・2T・2Nと各ブレーカー4とを各分岐導体5〜8で接続した状態において、N相の母線バー2Nに締結した第1分岐導体5の第1締結座14が、他の分岐導体6〜8のジャンプ腕19・23・27の間に露出するように支線分岐装置を構成するので、各母線バー2R・2S・2T・2Nおよび各ブレーカー4に対する各分岐導体5〜8の結線作業に要する手間を減少し、その分だけ施工費用を節約できる。4個の母線バー2R・2S・2T・2Nを同一平面上に配置することも各分岐導体5〜8の組み付け作業を簡便化することに役立っている。通電容量が大きい場合にも支線分岐装置の占有スペースの増加を抑止して、その不だけ分電盤や配電盤等の内部スペースを有効利用できる。
【0010】
【実施例】
図1ないし図6は本発明に係る支線分岐装置の実施例を示す。図1において符号1は主回路のブレーカーであり、その負荷側端子と4個の母線バー2R・2S・2T・2Nとが、それぞれ母線導体3を介して接続してある。支線分岐装置は、4個の母線バー2R・2S・2T・2Nと、その左右側外方に配置した支線側のブレーカー4群と、これら両者を接続する4種の分岐導体5・6・7・8と、母線バー2R・2S・2T・2Nの上下のバー端部を支持する一対の支持台9などで構成する。
【0011】
母線バー2R・2S・2T・2Nは断面四角形の帯状銅棒からなり、その長手方向に沿って分岐導体5・6・7・8を締結するためのねじ穴11が一定ピッチおきに通設してある。ねじ穴11の隣接ピッチは、ブレーカー4の隣接ピッチに一致させてある。各母線バー2R・2S・2T・2Nは、支持台9上に一定の隣接ピッチで左右に配置されて、ボルト12で支持台9に締結固定してある。支持台9は例えばポリプロピレン等の絶縁性に優れたプラスチック材を素材とする射出成形品からなる。母線導体3の側の支持台9においては、母線導体3と各母線バー2R・2S・2T・2Nとを、支持台9と共に共締め固定する。なお、この実施例では、R相、S相、T相、N相の各母線バー2R・2S・2T・2Nを、図1に向かって左から右へ記載順に配置した。
【0012】
ブレーカー4は市販品であって、図6に示すように母線バー2R・2S・2T・2Nに臨む側面の上下に、分岐導体5・6・7・8を締結するための接続端子4H・4Lが上下段違い状に配置してある。両接続端子4H・4L間の縁面距離を確保するためである。なお、ブレーカー4は母線バー2R・2S・2T・2Nを間にして左右に対向配置されてブレーカー対を構成しており、基本的にはこのブレーカー対ごとに支線への分電を行う。一対のブレーカー4・4は左右で反転配置されるので、左右で高さの異なる接続端子4H・4Lのねじ中心どうしを結ぶ仮想線は、母線バー2R・2S・2T・2Nの長手方向線と直交する仮想平面上に位置しており、先に説明した各母線バー2R・2S・2T・2Nのねじ穴11の中心は、図1に向かって右側のブレーカー4における上段側の接続端子4Hのねじ中心を通る仮想線上に位置させてある。
【0013】
図2に示すように第1〜第4の各分岐導体5・6・7・8は、銅板を素材にしたプレス成形品で形成し、第1分岐導体5を除く分岐導体6・7・8の必要個所には絶縁被覆が施してある。この絶縁被覆部分を符号Rで示す。
【0014】
図2および図3において、第1分岐導体5は、N相の母線バー2NにビスS1で締結される第1締結座14と、第1締結座14から左右に伸びるジャンプ腕15の突端のそれぞれに設けた第2締結座16とを一体に備えており、各ブレーカー対に共通して使用される。図3に示すように、左右に伸びるジャンプ腕15は第1締結座14より前方に突設してあり、その先端の第2締結座16が、左右のブレーカー対における上段側の接続端子4HのそれぞれにビスS1で締結される。左右のブレーカー対の対向範囲内で、各分岐導体5〜8の母線バー2R・2S・2T・2Nに対する締結作業を簡便化するために、第1締結座14から左側へ伸びる腕15の中途部は斜めに傾斜している(図1参照)。
【0015】
図2および図3において、第2分岐導体6は、R相の母線バー2RにビスS2で締結される第1締結座18と、第1締結座18から左右に伸びるジャンプ腕19の突端のそれぞれに設けた第2締結座20とを一体に備えている。第1締結座18から右に伸びるジャンプ腕19は第1締結座18より前方に突設されて絶縁被覆Rで覆ってあり、その突出寸法は先の第1分岐導体5のジャンプ腕15の突出寸法の概ね半分とする。第2締結座20は、左右のブレーカー対における下側の接続端子4LのそれぞれにビスS2で締結する。第1締結座18から右側へ伸びる腕19の中途部は、締結作業を簡便化するために斜めに傾斜している(図1参照)。
【0016】
図2および図4において、第3分岐導体7は、S相の母線バー2SにビスS3で締結される第1締結座22と、第1締結座22から左右に伸びるジャンプ腕23の突端のそれぞれに設けた第2締結座24とを一体に備えている。第1締結座22から左右に伸びるジャンプ腕23は第1締結座22より前方に突設されて絶縁被覆Rで覆ってあり、その突出寸法は、先の第2分岐導体6におけるジャンプ腕19の突出寸法と同じに設定してある。第2締結座24は、左右のブレーカー対における下側の接続端子4LのそれぞれにビスS3で締結する。第1締結座22から右側へ伸びるジャンプ腕23の中途部は、締結作業を簡便化するために斜めに傾斜している(図1参照)。
【0017】
図2および図5において、第4分岐導体8は、T相の母線バー2TにビスS4で締結される第1締結座26と、第1締結座26から左右に伸びるジャンプ腕27の突端のそれぞれに設けた第2締結座28とを一体に備えている。第1締結座26から左右に伸びるジャンプ腕27は第1締結座26より前方に突設されて絶縁被覆Rで覆ってあり、その突出寸法は、先の第2分岐導体6におけるジャンプ腕19の突出寸法と同じに設定してある。第2締結座28は、左右のブレーカー対における下側の接続端子4LのそれぞれにビスS4で締結する。第1締結座26から右側へ伸びるジャンプ腕27の中途部は、締結作業を簡便化するために斜めに傾斜している(図1参照)。
【0018】
以下、同様の分岐形態を繰り返し行って支線への分電を行うことにより、第1〜第4分岐導体5〜8を共通部品として使用でき、この分岐形態では、主回路に三相四線式(173/100V)の電源が供給されているとき、左右のブレーカー4・4にはそれぞれ100Vの電流が供給される。なお、左右のブレーカー対の接続端子4H・4LをR相とS相、R相とT相、あるいはS相とT相の母線バーにそれぞれ共通接続すると、173Vの電源を供給できる。この場合に使用される分岐導体の説明は省略する。
【0019】
支線分岐装置を組む場合には、まず4個の母線バー2R・2S・2T・2Nを支持台9に締結する。次に、突出寸法が小さな第2〜第4分岐導体6〜8を各母線バー2R・2S・2T、および左右のブレーカー対の下段側の接続端子4Lに締結する。最後に第1分岐導体5を母線バー2Nと、左右のブレーカー対の上段側の接続端子4Hに締結する。このとき、第1分岐導体5の第1締結座14を、図1に示すように第2〜第4分岐導体6〜8のジャンプ腕19・23・27から上下にずれた位置に露出させて、その締結作業を簡単に行うために、各分岐導体5〜8のジャンプ腕15・19・23・27の中途部を斜めに傾斜させて、第1締結座14の外面がジャンプ腕19・23・27で覆われるのを解消している。
【0020】
多くの場合、4個の母線バー2R・2S・2T・2Nの配置形態は図1に示す形態を採るが、必要があればその配置パターンを変更することができ、本発明の支線分岐装置は、そのような場合にも各分岐導体5〜8を共通部品化できる。例えば図7に示すように、R相、S相、N相、T相の順に母線バー2R・2S・2N・2Tを配置した場合には、第1分岐導体5で各ブレーカー対の上段の接続端子4HとN相の母線バー2Nとを共通接続する。さらに、R相の母線バー2R、S相の母線バー2S、およびT相の母線バー2Tと、各ブレーカー対の下段側の接続端子4Lを第2〜第4の各分岐導体6・7・8で共通接続することにより、上記の実施例と同様に、各支線に100Vの電流を分岐できる。この実施例から理解できるように、各母線バー2R・2S・2T・2Nの配置形態は必要に応じて自由に設定でき、いかなる配置形態を採る場合にも第1〜第4の各分岐導体5〜8を共通して使用できる。
【0021】
各ねじ穴11の中心は、左右で対をなすブレーカー4・4の外郭線を結ぶ領域内に位置させてあればよく、例えば実施例で説明した位置より下側に設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】支線分岐装置の正面図である。
【図2】分岐導体と母線バーの斜視図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】図1におけるB−B線断面図である。
【図5】図1におけるC−C線断面図である。
【図6】図3におけるD−D線断面図である。
【図7】支線分岐装置の別の実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
2R・2S・2T・2N 母線バー
4 ブレーカー
5 第1分岐導体
6 第2分岐導体
7 第3分岐導体
8 第4分岐導体
11 ねじ穴
Claims (1)
- 同一平面上に一定ピッチで隣接配置される帯状の4個の母線バー(2R・2S・2T・2N)と、これらの母線バー(2R・2S・2T・2N)の左右外側に隣接配置した支線側ブレーカー(4)の一群と、各母線バー(2R・2S・2T・2N)とブレーカー(4)群とを接続する第1〜第4の分岐導体(5・6・7・8)とを含み、
4個の母線バー(2R・2S・2T・2N)は、N相の母線バー(2N)が左右方向の端部に位置するような並び状態で絶縁性の支持台(9)上に配置されており、
各母線バー(2R・2S・2T・2N)には、その長手方向に沿って、第1〜第4の分岐導体(5〜8)を締結するねじ穴(11)が、ブレーカー(4)の隣接ピッチに一致して一定間隔おきに形成されて、各母線バー(2R・2S・2T・2N)が共通部品化されており、
各ブレーカー(4)には、それぞれ上下段違い状に配置される2個の接続端子(4H・4L)が設けられており、
母線バー(2R・2S・2T・2N)を間に挟んで左右に対向配置したブレーカー対の接続端子(4H・4L)どうしが、N相の母線バー(2N)に締結した第1分岐導体(5)と、R相、S相、T相のいずれかひとつの母線バー(2R・2S・2T)に締結されて、前記第1分岐導体(5)と交差する第2・第3・第4の各分岐導体(6・7・8)とで同時に共通接続されて、第1〜第4の各分岐導体(5・6・7・8)が共通部品化してあり、
前記第1分岐導体(5)は、N相の母線バー(2N)にビス(S1)で締結される第1締結座(14)と、第1締結座(14)から左右に伸びるジャンプ腕(15)の突端のそれぞれに設けられてブレーカー対の上端側の接続端子(4H)にビス(S1)で締結される第2締結座(16・16)とを一体に備えており、ジャンプ腕(15)は第1締結座(14)より上方に突設してあり、
前記第2の分岐導体(6)は、R相の母線バー(2R)にビス(S2)で締結される第1締結座(18)と、第1締結座(18)から左右に伸びるジャンプ腕(19)の突端のそれぞれに設けられてブレーカー対の下端側の接続端子(4L)にビス(S2)で締結される第2締結座(20・20)とを一体に備えており、ジャンプ腕(19)は第1締結座(18)より上方に突設してあり、その突出寸法は第1分岐導体(5)のジャンプ腕(15)の突出寸法の半分に設定されており、
前記第3の分岐導体(7)は、S相の母線バー(2S)にビス(S3)で締結される第1締結座(22)と、第1締結座(22)から左右に伸びるジャンプ腕(23)の突端のそれぞれに設けられてブレーカー対の下端側の接続端子(4L)にビス(S3)で締結される第2締結座(24・24)とを一体に備えており、ジャンプ腕(23)は第1締結座(22)より上方に突設してあり、その突出寸法は第2分岐導体(6)のジャンプ腕(19)の突出寸法と同じに設定されており、
前記第4の分岐導体(8)は、T相の母線バー(2T)にビス(S4)で締結される第1締結座(26)と、第1締結座(26)から左右に伸びるジャンプ腕(27)の突端のそれぞれに設けられてブレーカー対の下端側の接続端子(4L)にビス(S4)で締結される第2締結座(28・28)とを一体に備えており、ジャンプ腕(27)は第1締結座(26)より上方に突設してあり、その突出寸法は第2分岐導体(6)のジャンプ腕(19)の突出寸法と同じに設定されており、
第2の分岐導体(6)のジャンプ腕(19)、第3の分岐導体(7)のジャンプ腕(23)、および第4の分岐導体(8)のジャンプ腕(27)には絶縁皮膜が施してあり、
各母線バー(2R・2S・2T・2N)と各ブレーカー(4)とを各分岐導体(5〜8)で接続した状態において、N相の母線バー(2N)に締結した第1分岐導体(5)の第1締結座(14)が、他の分岐導体(6〜8)のジャンプ腕(19・23・27)の間に露出しており、
前記第1の分岐導体(5)と前記第2の分岐導体(6)との組み合わせ、前記第1分岐導体(5)と前記第3の分岐導体(7)との組み合わせ、前記第1の分岐導体(5)と前記第4の分岐導体(8)の組み合わせの計三種の組み合わせから選択されるいずれか一種の分岐導体(5・6・7・8)の組み合わせにより、左右一対のブレーカー(4)で構成されるブレーカー対と母線バー(2R・2S・2T・2N)とが接続されており、
各母線バー(2R・2S・2T・2N)のねじ穴(11)の中心が、ブレーカー(4)の上段側の接続端子(4H)のねじ中心を通る仮想線上に位置しており、
ブレーカー(4)の上下方向の高さ寸法の範囲内に、4個の母線バー(2R・2S・2T・2N)と4種の分岐導体(5〜8)とが配置されている支線分岐装置。
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