JPH07220782A - 分岐用端子台 - Google Patents

分岐用端子台

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JPH07220782A
JPH07220782A JP2597694A JP2597694A JPH07220782A JP H07220782 A JPH07220782 A JP H07220782A JP 2597694 A JP2597694 A JP 2597694A JP 2597694 A JP2597694 A JP 2597694A JP H07220782 A JPH07220782 A JP H07220782A
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JP2597694A
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Shinichi Fujimori
進一 藤森
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Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線の2本付けを行うことなく、複数個の負
荷への電源の分岐を行うことができる分岐用端子台を提
供する。 【構成】 電源を分岐する分岐用端子台1において、電
源に接続可能な入力端子12と、複数個の負荷に接続可
能な複数個の出力端子からなる出力端子群13,14,
15を持ち、出力端子群は入力端子に入力される相に対
応した相出力を行うように、該入力端子と電気的に接続
して形成し、その出力端子群中において各出力端子の位
置を異ならせて配置した構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源の分岐を行うため
の分岐用端子台に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電源を分岐して複数個の負荷に
電源供給を行う場合、複数個の分岐用の端子間を渡り線
を用いて接続し、それらの分岐用端子に複数個の負荷を
接続している。この様な電源の分岐の例として、例え
ば、配電盤内に配置されているメインブレーカの2次側
から複数個の負荷への分岐がある。図4はこのような配
電盤内におけるメインブレーカの2次側からの分岐例を
示す図であり、図中の配電盤中には、メインブレーカ2
と、接続する負荷数に対応した個数の分岐用端子台41
〜44とが設置されており、各分岐用端子台41〜44
から個々の負荷への電源供給が行われる。そして、メイ
ンブレーカ2の入力端は例えば3相電源の入力電源6と
接続され、出力端子は接続線50により第1の分岐用端
子台41の入力端子に接続されている。この第1の分岐
用端子台41から第2の分岐用端子台42への接続は、
前記メインブレーカ2からの接続線50が接続されてい
る端子と同じ入力端子に分岐用渡り線51の一方の端部
を接続し、分岐用渡り線51の他方の端部を第2の分岐
用端子台42の入力端子に接続することにより行われ
る。さらに、該第2の分岐用端子台42から第3の分岐
用端子台43への接続は、前記分岐用渡り線51が接続
されている端子と同じ入力端子に分岐用渡り線52の一
方の端部を接続し、他方の端部を第3の分岐用端子台4
3の入力端子に接続することにより行われる。以下、同
様にして、それぞれの負荷に接続される複数個の分岐用
端子台間は、同一の端子に2本の分岐用渡り線を取り付
けることにより接続が行われる。図5は、分岐用渡り線
による分岐を説明する斜視図であり、第1の分岐用端子
台41の入力端子にはメインブレーカの2次側に接続さ
れた接続線50と第2の分岐用端子台42の入力端子に
接続される分岐用渡り線51の2本の線が取り付けられ
ている。そして、それぞれの分岐用端子台からは出力端
子を介して負荷に接続され、電源の分岐が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
分岐用端子台において、2つ以上の複数の負荷に電源の
分岐を行う場合には、配線を2本付けすることになる。
この配線の2本付けは、同一の端子に配線をねじ等によ
り締めつけて取り付けられるが、締めつけが不十分とな
って配線の固定が不確実となる等の安全上の点で問題が
ある。この配線の2本付けについては、例えば、欧州安
全規格(EN60204)においても使用が制限され、
高電圧部分(50V以上)では使用が認められていな
い。そこで、本発明は前記した従来の分岐用端子台にお
ける問題点を解決し、配線の2本付けを行うことなく、
複数個の負荷への電源の分岐を行うことができる分岐用
端子台を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、電源を分岐す
る分岐用端子台において、電源に接続可能な入力端子
と、複数個の負荷に接続可能な複数個の出力端子からな
る出力端子群を持ち、出力端子群は入力端子に入力され
る電源の相に対応した相出力を行うように該入力端子と
電気的に接続して形成し、その出力端子群中において各
出力端子の位置を異ならせて配置した構造とすることに
より、前記目的を達成する。本発明の分岐用端子台の入
力端子は分岐前の電源に接続する端子であって、電源の
各相に対応して設けられ、また、出力端子は分岐した後
の相出力を負荷に接続する端子であって、負荷側の各相
に対応して設けられるのである。また、本発明の出力端
子群は、複数の出力端子を配置位置を異ならせて電気的
に接続した状態で形成するものであり、同一の出力端子
群の出力端子からは同一相の出力を異なる負荷に供する
ものである。そして、対応する相の入力端子と出力端子
群は、少なくとも電気的に接続されるものである。ま
た、本発明における分岐用端子台の出力端子を出力端子
群中において配置位置の異ならせる場合、例えば、出力
端子を出力端子群中において、垂直方向及び水平方向に
異ならせた階段状配置や、垂直方向に異ならせる配置
や、水平方向に異ならせてなる配置とすることができ
る。また、出力端子群を垂直方向に異ならせて配置する
こともできる。また、入力端子の取付け高さを電源側の
端子の高さと同じに形成することもできる。また、本発
明の分岐用端子台の入力端子に電源側に突出した突出部
を持たせ、その突出部を電源側の出力端に接続すること
により分岐用端子台と電源との接続を行うことができ
る。
【0005】
【作用】本発明によれば、電源を分岐する分岐用端子台
において、電源側を分岐用端子台の入力端子に接続し、
複数個の負荷の内で同一の相については該相と対応する
入力端子に接続されている出力端子群中の出力端子に接
続することによって、電源側から入力した相に対応する
出力を複数個の負荷に対してそれぞれの負荷に対応した
出力端子から分岐して出力することができる。本発明の
分岐用端子台の出力端子群は、各相に対応する出力端子
群中において、複数の出力端子を配置位置を異ならせて
形成するものであり、同一の出力端子群の出力端子から
は同一相の出力を異なる負荷に供することができ、ま
た、その負荷との接続はそれぞれの出力端子を介して渡
り線を用いることなく行うことができる。本発明におけ
る分岐用端子台の出力端子を、出力端子群中において垂
直方向及び水平方向に異ならせた階段状配置、垂直方向
に異ならせる配置、水平方向に異ならせてなる配置、あ
るいは出力端子群を垂直方向に異ならせて配置とするこ
とにより、個々の負荷の出力端子への接続を渡り線を用
いることなく行うことができる。また、入力端子の取付
け高さを電源側の端子の高さと同じに形成することによ
り、分岐用端子台の入力端子の電源側の端子への接続が
容易となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照しながら詳
細に説明するが、本発明は実施例に限定されるものでは
ない。 (実施例1の構成)図1は本発明の分岐用端子台の一実
施例の構成を説明する斜視図であり、図2は本発明の分
岐用端子台の同実施例の正面図であり、図3は本発明の
分岐用端子台の同実施例の側面図である。図1〜3に
は、本発明の一実施例である分岐用端子台1と該分岐用
端子台1を取り付ける電源側のメインブレーカ2が示さ
れている。メインブレーカ2は、電源と本発明の分岐用
端子台1との間に配置される電流遮断器であり、本発明
においてはこのメインブレーカ2も電源側として説明す
る。メインブレーカ2の出力端は、例えば入力端に3相
電源が接続されている場合には、U相,V相,及びW相
に対応して出力端子23から出力端子25の3つの出力
端子により構成される。各出力端子23〜25は、メイ
ンブレーカ2のベース21に一端に設けた取付け溝22
内に電極等による導電部を設けてなり、さらに該導電部
には分岐用端子台の電極を取り付けるための出力端子用
取付穴231が形成されている。そして、電源が3相電
源の場合、出力端子23から出力端子25をそれぞれ例
えばU相,V相,及びW相等の相毎に対応させることが
できる。一方、分岐用端子台1は、ベース11の水平部
分を水平方向及び垂直方向に位置をずらして階段状に形
成し、該階段状の水平部分に負荷側の配線を取り付ける
ように構成したものである。図1〜3においては、3相
の電源についてそれぞれ第1負荷31から第4負荷34
までの4つの負荷を接続する場合を示している。
【0007】負荷側に接続するための分岐用出力端子群
は電源の相数に対応して設けられ、その形状はベース1
1の階段状の形状に合わせて形成される。図において
は、分岐用出力端子群は第1分岐用出力端子群13,第
2分岐用出力端子群14,及び第3分岐用出力端子群1
5の3つの分岐用出力端子群が、それぞれメインブレー
カ2の出力端子23,24,及び25に対応して設けら
れている。3つの分岐用出力端子群の内、第1分岐用出
力端子群13を例として説明する。第1分岐用出力端子
群13は、その形状をベース11の階段形状に合わせて
階段形状に形成し、その水平部をベース11の水平部に
位置合わせし、またその垂直部をベース11の垂直部に
位置合わせすることにより嵌合させて取り付けられる。
【0008】第1分岐用出力端子群13の水平部分に
は、例えば、上方の水平部から順に第1負荷用取付穴1
31,第2負荷用取付穴132,第3負荷用取付穴13
3,及び第4負荷用取付穴134が出力端子として形成
され、それぞれの取付穴に対して第1負荷31,第2負
荷32,第3負荷33,及び第4負荷34の取付け用の
端子が取付けねじ16等の固定手段によって取り付けら
れる。この負荷用取付穴131〜134は、分岐用端子
台が階段状に形成されていることにより垂直方向及び水
平方向に位置がずれており、この位置ずれによって渡り
線を用いない負荷の端子の取付けが可能となっている。
また、第1分岐用出力端子群13の電源側の端部は、電
源側に対して突出して形成される分岐用入力端子12を
有しており、該分岐用入力端子12にも電源用取付穴1
21が形成されている。この突出した分岐用入力端子1
2のベース11における取り付け高さは、メインブレー
カ2の出力端子23の取付溝22における電極の高さに
対応しており、分岐用端子台1のベース11をメインブ
レーカ2のベース21に当接させることにより、分岐用
入力端子12の突出部を取付溝22内に挿入して嵌合さ
せることができる。そして、この分岐用入力端子12を
メインブレーカ2の取付溝22内に嵌合した後、分岐用
入力端子12の電源用取付穴121とメインブレーカ2
の出力端子用取付穴231とを取付けねじ16等の固定
手段により固定して、電源と分岐用端子台とを電気的及
び機械的に接続する。また、その他の第2分岐用出力端
子群14、及び第3分岐用出力端子群15についても、
前記した第1分岐用出力端子群13と同様な構成であ
り、メインブレーカ2の出力端子24,及び出力端子2
5に対して電気的及び機械的に接続が行われる。したが
って、第1分岐用出力端子群13については、その第1
分岐用出力端子群13を構成する階段状の導電部材上に
設けられた第1負荷用取付穴131〜134の複数個の
出力端子によって1つの出力端子群が形成され、その出
力端子群は該出力端子群と電気的に接続している電源側
の相の出力を、複数個の負荷に該相と同一の相を供給す
ることになる。なお、図2,3には、メインブレーカ2
のスイッチ27が設けられている。
【0009】(実施例1の作用)前記図1〜3に示す分
岐用端子台において、分岐用端子台1と電源側のメイン
ブレーカ2との接続は、前記したように、分岐用端子台
1のベース11をメインブレーカ2のベース21に当接
させて分岐用入力端子12の突出部を取付け溝22内に
挿入して嵌合させ、分岐用入力端子12の電源用取付穴
121とメインブレーカ2の出力端子用取付穴231と
を位置合わせして、取付けねじ16等の固定手段により
固定することにより行われる。この接続を相毎に設けら
れた分岐用端子台の分岐用入力端子と電源側の出力端子
について行うことにより、電源の全ての相についての接
続を行うことができる。また、分岐用端子台1と複数個
の負荷との接続は、各負荷の相ごとに分岐用端子台1の
分岐用出力端子群13〜15に接続することにより行わ
れる。例えば、第1負荷31を接続する場合には、その
第1負荷31の一つの相(例えば、図中のU相)を第1
分岐用出力端子群13の出力端子である第1負荷用取付
穴131に取付ねじ16等の固定手段によって取付け、
他の相(例えば、図中の残りのV相,及びW相)を第2
分岐用出力端子群14,及び第3分岐用出力端子群15
のそれぞれの出力端子である第1負荷用取付穴に取付ね
じ16等の固定手段によって取付ける。さらに、第2負
荷32を接続する場合には、その第2負荷32の一つの
相(例えば、図中のU相)を第1分岐用出力端子群13
の出力端子の第2負荷用取付穴132に取付ねじ16等
の固定手段によって取付け、他の相(例えば、図中の残
りのV相,及びW相)を第2分岐用出力端子群14,及
び第3分岐用出力端子群15のそれぞれの出力端子の第
2負荷用取付穴に取付ねじ16等の固定手段によって取
付ける。同様にして、その他の負荷についても分岐用端
子台1への取付けを行う。この複数個の負荷の取付けに
おいては、その取付け位置が、分岐用端子台1の階段状
の異なる高さの水平部であって、負荷毎に異なる取付け
位置であるため、渡り線を用いることなく取付けが可能
となり、渡り線の取付けの作業が不要となる。
【0010】(実施例2の構成)図6は本発明の分岐用
端子台の一実施例の他の構成を説明する斜視図である。
【0011】本発明の一実施例である分岐用端子台7
は、前記実施例と同様にメインブレーカ2等の電源側と
接続されるが、メインブレーカ2については前記説明と
同様であるため、ここでは、分岐用端子台7の構成につ
いてのみ説明し、電源側のメインブレーカについて説明
を省略する。分岐用端子台7は、前記実施例と同様に、
ベース11を水平部分を水平方向及び垂直方向に位置を
ずらして階段状に形成し、該階段状の水平部分に負荷側
の配線を取り付けるように構成したものである。図6に
おいては、3相の電源についてそれぞれ第1負荷31か
ら第3負荷33までの3つの負荷を接続する場合を示し
ている。負荷側に接続するための分岐用出力端子群は電
源の相数に対応して設けられ、その形状はベース11の
階段状の形状に合わせて形成される。図においては、分
岐用出力端子群は第1分岐用出力端子群13,第2分岐
用出力端子群14,及び第3分岐用出力端子群15の3
つの分岐用出力端子群が、電源側の出力端子に対応して
設けられている。3つの分岐用出力端子群の内の第1分
岐用出力端子群13は、その形状をベース11の階段形
状に合わせて階段形状とし、その水平部をベース11の
第1の水平部のほぼ全体に延びるように形成し、その第
1分岐用出力端子群13の水平部分には、例えば、水平
方向の一方の端部から他方の端部に向かって順に第1負
荷用取付穴131,第2負荷用取付穴132,及び第3
負荷用取付穴133を設けて出力端子とし、それぞれの
取付穴に対して第1負荷31,第2負荷32,及び第3
負荷33の取付け用の端子が取付けねじ16等の固定手
段によって取り付けられる。この負荷用取付穴131〜
133の出力端子は、階段状に形成された分岐用端子台
の一つの水平部上において水平方向に配置位置がずれて
おり、この位置ずれによって渡り線を用いない負荷の端
子の取付けが可能となっている。
【0012】また、第1分岐用出力端子群13の電源側
の端部は、電源側に対して突出して形成される分岐用入
力端子12を有しており、該分岐用入力端子12にも電
源用取付穴121が形成されている。この突出した分岐
用入力端子12のベース11における取り付け高さは、
メインブレーカ2の出力端子23の取付け溝22におけ
る電極の高さに対応して同じ高さに設けられており、分
岐用端子台7のベース11をメインブレーカ2のベース
21に当接させることにより、分岐用入力端子12の突
出部を取付け溝22内に挿入して嵌合させて取りつける
ことができる。そして、この分岐用入力端子12をメイ
ンブレーカ2の取付溝22内に嵌合した後、分岐用入力
端子12の電源用取付穴121とメインブレーカ2の出
力端子用取付穴231とを取付けねじ16等の固定手段
により固定して、電源と分岐用端子台との電気的及び機
械的な接続を行う。分岐用端子台7の第2分岐用出力端
子群14は、前記第1の分岐用出力端子群13とほぼ同
様の構成であるが、その分岐用端子台7のベース11に
対する取付位置は、前記第1の分岐用出力端子群13が
取り付けられている水平面とは異なる水平面上となる。
例えば、図6においては、第2分岐用出力端子群14が
取り付けられる水平面は、第1分岐用出力端子群13の
取付け水平面より一段下で前方にずれた面となってい
る。また、第2分岐用出力端子群14の電源との接続
は、前記第1分岐用出力端子群13と同様に、電源側に
対して突出して形成される分岐用入力端子、及びその分
岐用入力端子に形成された電源用取付穴により行われ
る。この分岐用入力端子のベース11における取付位置
と第2分岐用出力端子群14の取付位置は、階段状の構
成のため高さが異なり、さらにその間に第1分岐用出力
端子群13が配置されているため、ベース11の内部に
貫通孔141を第2分岐用出力端子群14の取付け水平
面まで形成し、その貫通孔141を通して分岐用入力端
子12と第2分岐用出力端子群14との電気的接続を行
う。
【0013】さらに、分岐用端子台7の第3分岐用出力
端子群15は、前記第2の分岐用出力端子群14とほぼ
同様の構成であるが、その分岐用端子台7のベース11
に対する取付け位置は、前記第1の分岐用出力端子群1
3が取り付けられいてる水平面、及び前記第2の分岐用
出力端子群14が取り付けられいてる水平面とは異なる
水平面上となる。例えば、図6においては、第3分岐用
出力端子群15が取り付けられる水平面は、第2分岐用
出力端子群14の取付け水平面より一段下で前方にずれ
た面となっている。なお、第3分岐用出力端子群15の
電源との接続は、前記第2分岐用出力端子群14と同様
に、電源側に対して突出して形成される分岐用入力端
子、及びその分岐用入力端子に形成された電源用取付穴
により行われる。この分岐用入力端子のベース11にお
ける取付け位置と第3分岐用出力端子群15の取付け位
置は、階段状の構成のため高さが異なり、さらにその間
に第1分岐用出力端子群13、第2分岐用出力端子群1
4が配置されているため、ベース11の内部に貫通孔1
51を第3分岐用出力端子群15の取付け水平面まで形
成し、その貫通孔151を通して分岐用入力端子と第3
分岐用出力端子群15との電気的接続を行う。なお、第
2分岐用出力端子群14、及び第3分岐用出力端子群1
5についても、前記した第1分岐用出力端子群13と同
様な構成によって、メインブレーカ2の出力端子24,
及び出力端子25に対する電気的及び機械的な接続が行
われる。したがって、第1分岐用出力端子群13、第2
分岐用出力端子群14、及び第3分岐用出力端子群15
は、それぞれを構成する水平部上の導電部材上に設けら
れた第2負荷用取付穴、及び第3負荷用取付穴からなる
複数個の出力端子によって、それぞれ1つの出力端子群
が形成され、その出力端子群は該出力端子群と電気的に
接続している電源側の相の出力を、複数個の負荷に対し
て該相と同一の相を供給することになる。
【0014】(実施例2の作用)前記図6に示す分岐用
端子台における分岐用端子台7と電源側のメインブレー
カとの接続は、前記実施例1と同様であるため説明を省
略する。分岐用端子台7と複数個の負荷との接続は、各
負荷の相ごとに分岐用端子台7の分岐用出力端子群13
〜15に接続することにより行われる。例えば、第1負
荷31を接続する場合には、その第1負荷31の一つの
相(例えば、図中のU相)を第1分岐用出力端子群13
の出力端子である第1負荷用取付穴131に取付ねじ1
6等の固定手段によって取付け、他の相(例えば、図中
の残りのV相,及びW相)を第2分岐用出力端子群1
4,及び第3分岐用出力端子群15のそれぞれの出力端
子の第1負荷用取付穴に取付ねじ16等の固定手段によ
って取付ける。この場合、第1負荷の3つの相は(図中
のU相,V相,及びW相)は、図において、分岐用端子
台7の一方の端部側に揃うことになる。また、第2負荷
32を接続する場合には、前記第1負荷31と同様にし
て、その第2負荷32の一つの相(例えば、図中のU
相)を第1分岐用出力端子群13の出力端子の第2負荷
用取付穴132に取付ねじ16等の固定手段によって取
付け、他の相(例えば、図中の残りのV相,及びW相)
を第2分岐用出力端子群14,及び第3分岐用出力端子
群15のそれぞれの出力端子の第2負荷用取付穴に取付
ねじ16等の固定手段によって取付ける。この場合、第
2負荷の3つの相は(図中のU相,V相,及びW相)
は、図において、分岐用端子台7の中央部に揃うことに
なる。同様にして、残りの負荷についても分岐用端子第
7への取付けを行う。この場合、第3負荷の3つの相は
(図中のU相,V相,及びW相)は、図において、分岐
用端子台7の第1負荷とは反対側の端部に揃うことにな
る。この複数個の負荷の取付けにおいては、その取付け
位置が、分岐用端子台7の階段状の異なる高さの水平部
であって、負荷毎に異なる取付け位置であるため、渡り
線を用いることなく取付けが可能となる。
【0015】(実施例3の構成)図7は本発明の分岐用
端子台の一実施例の他の構成を説明する斜視図である。
【0016】本発明の一実施例である分岐用端子台8
は、前記実施例と同様にメインブレーカ2等の電源側に
接続されるが、メインブレーカ2については前記説明と
同様であるため、ここでは、分岐用端子台8の構成につ
いてのみ説明し、電源側のメインブレーカについての説
明を省略する。分岐用端子台8は、ほぼ垂直方向の寸法
を有するベース9により形成され、該ベース9の垂直面
に負荷側の配線を取り付けるように構成したものであ
る。図7においては、3相の電源についてそれぞれ第1
負荷31から第3負荷33までの3つの負荷を接続する
場合を示している。負荷側に接続するための分岐用出力
端子群は電源の相数に対応して設けられ、その形状は例
えば、ベース9の形状に合わせて分岐用入力端子と分岐
用出力端子群とをL字型に湾曲して形成される。図にお
いては、分岐用出力端子群は第1分岐用出力端子群1
3,第2分岐用出力端子群14,及び第3分岐用出力端
子群15の3つが、電源側の出力端子に対応して設けら
れている。3つの分岐用出力端子群の内の第1分岐用出
力端子群13は、垂直部をベース9の垂直方向に延びて
形成されており、その垂直部に、例えば、上方から下方
に向かって順に第1負荷用取付穴131,第2負荷用取
付穴132,及び第3負荷用取付穴133の出力端子が
形成され、それぞれの取付穴に対して第1負荷31,第
2負荷32,及び第3負荷33の取付け用の端子が取付
けねじ16等の固定手段によって取り付けられる。この
負荷用取付穴131〜133は、分岐用端子台の一つの
垂直部上の垂直方向に位置がずれており、この位置ずれ
によって渡り線を要しない負荷の端子の取付けが可能と
なっている。
【0017】また、第1分岐用出力端子群13の電源側
の端部は、電源側に対して突出して形成される分岐用入
力端子12を有しており、該分岐用入力端子12にも電
源用取付穴121が形成されている。この突出した分岐
用入力端子12のベース11における取り付け高さは、
メインブレーカ2の出力端子23の取付け溝22におけ
る電極の高さに対応して同じ高さに設けられており、分
岐用端子台8のベース11をメインブレーカ2のベース
21に当接させることにより、分岐用入力端子12の突
出部を取付け溝22内に挿入して嵌合させて取り付ける
ことができる。そして、この分岐用入力端子12をメイ
ンブレーカ2の取付け溝22内に嵌合した後、分岐用入
力端子12の電源用取付穴121とメインブレーカ2の
出力端子用取付穴231とを取付けねじ16等の固定手
段により固定して、電源と分岐用端子台の電気的及び機
械的な接続を行う。分岐用端子台8の第2分岐用出力端
子群14、及び第3分岐用出力端子群15は、前記第1
の分岐用出力端子群13とほぼ同様の構成である。な
お、第2分岐用出力端子群14、及び第3分岐用出力端
子群15についても、前記した第1分岐用出力端子群1
3と同様な構成であり、メインブレーカ2の出力端子2
4,及び出力端子25に対して電気的及び機械的に接続
が行われる。
【0018】したがって、第1分岐用出力端子群13、
第2分岐用出力端子群14、及び第3分岐用出力端子群
15は、それぞれを構成する垂直部の導電部材上に設け
られた第1負荷用取付穴、第2負荷用取付穴、及び第3
負荷用取付穴からなる複数個の出力端子によって、それ
ぞれ1つの出力端子群が形成され、その出力端子群は該
出力端子群と電気的に接続されている電源側の相の出力
を、複数個の負荷に対して該相と同一の相を供給するこ
とになる。
【0019】(実施例3の作用)前記図7に示す分岐用
端子台における分岐用端子台8と電源側のメインブレー
カとの接続は、前記実施例1と同様であるため説明を省
略する。分岐用端子台8と複数個の負荷との接続は、各
負荷の相ごとに分岐用端子台8の分岐用出力端子群13
〜15に接続することにより行われる。例えば、第1負
荷31を接続する場合には、その第1負荷31の一つの
相(例えば、図中のU相)を第1分岐用出力端子群13
の出力端子の第1負荷用取付穴131に取付ねじ16等
の固定手段によって取付け、他の相(例えば、図中の残
りのV相,及びW相)を第2分岐用出力端子群14,及
び第3分岐用出力端子群15のそれぞれの出力端子の第
1負荷用取付穴に取付ねじ16等の固定手段によって取
付ける。この場合、第1負荷の3つの相は(図中のU
相,V相,及びW相)は、図において、分岐用端子台8
の一方の端部側に揃うことになる。また、第2負荷3
2、及び第3負荷33を接続する場合についても、前記
第1負荷31と同様であり、第2負荷32の接続の場合
には、分岐用端子台8の中央部に揃い、第3負荷33の
接続の場合には、分岐用端子台8の前記第1負荷31と
は逆の側の端部に揃うことになる。この複数個の負荷の
取付けにおいては、その取付け位置が、分岐用端子台8
の垂直方向に異なる高さであって、負荷毎に異なる取付
け位置であるため、渡り線を用いることなく取付けが可
能となる。なお、前記実施例1〜3において、負荷用取
付穴は各負荷に接続するための出力端子の機能を成すも
のとなる。
【0020】(実施例の効果)本発明の実施例によれ
ば、一つの端子に対して一つの負荷のみの接続とし、渡
り線を用いない配線を行うことにより、高電圧の分岐に
おいても安全な配線を行うことができ、配線作業が容易
となる。また、本発明の実施例2によれば、同一の負荷
については分岐用端子台の一方の端部あるいは、中央部
とし、負荷の配線の重なりはその負荷自身の配線によっ
てのみ行われるため、他の負荷の取付け取外しに影響を
与えることなく、配線の操作を行うことができる。
【0021】(変形例)前記実施例においては、電源と
接続される分岐用入力端子と、負荷側と接続される分岐
用出力端子との間は、一体に形成された同一の導電体に
より電気的に接続されているが、これらの端子を一体成
形の導体によらず、別体の導電体により電気的に接続す
る構成とすることもできる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
配線の2本付けを行うことなく、複数個の負荷への電源
の分岐を行うことができる分岐用端子台を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分岐用端子台の一実施例の構成を説明
する斜視図である。
【図2】本発明の分岐用端子台の同実施例の正面図であ
る。
【図3】本発明の分岐用端子台の同実施例の側面図であ
る。
【図4】従来の配電盤内におけるメインブレーカの2次
側からの分岐例を示す図である。
【図5】従来の分岐用渡り線による分岐を説明する斜視
図である。
【図6】本発明の分岐用端子台の一実施例の他の構成を
説明する斜視図である。
【図7】本発明の分岐用端子台の一実施例の他の構成を
説明する斜視図である。
【符号の説明】
1,7,8 分岐用端子台 9,11 ベース 12 分岐用入力端子 13,14,15 分岐用出力端子群 16 取付けねじ 31〜34 負荷 121 電源用取付穴 131〜134 負荷用取付け穴 141,151 貫通孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源に接続可能な入力端子と、負荷に接
    続可能な複数個の出力端子からなる出力端子群とを有
    し、出力端子群は入力端子に入力される相に対応した相
    出力を行うように該入力端子と電気的に接続して形成
    し、各出力端子は出力端子群中において異なる位置に配
    置することを特徴とする分岐用端子台。
  2. 【請求項2】 前記出力端子の出力端子群中における配
    置位置は、垂直方向及び水平方向に異ならせて階段状に
    配してなる請求項1記載の分岐用端子台。
  3. 【請求項3】 前記出力端子の出力端子群中における配
    置位置は、垂直方向に異ならせてなる請求項1記載の分
    岐用端子台。
  4. 【請求項4】 前記出力端子の出力端子群中における配
    置位置は、水平方向に異ならせてなる請求項1記載の分
    岐用端子台。
  5. 【請求項5】 前記出力端子群は垂直方向に異ならせて
    配置する請求項4記載の分岐用端子台。
  6. 【請求項6】 前記入力端子の取付け高さは、電源側の
    端子と同じである請求項1,2,3,4,及び5記載の
    分岐用端子台。
  7. 【請求項7】 前記入力端子は、電源側に突出した突出
    部を有し、該突出部を電源側の出力端に接続する請求項
    1,2,3,4,及び5記載の分岐用端子台。
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