JPH0720816Y2 - 母線直交形差込式しゃ断器 - Google Patents
母線直交形差込式しゃ断器Info
- Publication number
- JPH0720816Y2 JPH0720816Y2 JP1986104325U JP10432586U JPH0720816Y2 JP H0720816 Y2 JPH0720816 Y2 JP H0720816Y2 JP 1986104325 U JP1986104325 U JP 1986104325U JP 10432586 U JP10432586 U JP 10432586U JP H0720816 Y2 JPH0720816 Y2 JP H0720816Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- busbar
- circuit breaker
- duct
- main body
- bus bar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Patch Boards (AREA)
- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、母線ダクトの差込孔を介して母線に結合され
た時にしゃ断器本体の長手方向が母線と直交配置される
構造の母線直交形差込式しゃ断器に関する。
た時にしゃ断器本体の長手方向が母線と直交配置される
構造の母線直交形差込式しゃ断器に関する。
従来の技術 第3図及び第4図を参照するに、銅バー等からなる線形
母線1を囲む母線ダクト2に設けられた差込孔3を介し
て母線1に着脱自在に結合される形式のしゃ断器4がい
わゆるプラグインブレーカとして知られている。図示例
では、しゃ断器4が本体5及びこれに一体的に固定され
た接続子6からなり、接続子6の先端に形成されたフォ
ーク状二股部が母線1と弾性的に着脱自在に嵌合するこ
とにより母線1としゃ断器4との間の電気的及び機器的
結合を与える。
母線1を囲む母線ダクト2に設けられた差込孔3を介し
て母線1に着脱自在に結合される形式のしゃ断器4がい
わゆるプラグインブレーカとして知られている。図示例
では、しゃ断器4が本体5及びこれに一体的に固定され
た接続子6からなり、接続子6の先端に形成されたフォ
ーク状二股部が母線1と弾性的に着脱自在に嵌合するこ
とにより母線1としゃ断器4との間の電気的及び機器的
結合を与える。
従来のこの種しゃ断器4は、本体5の長手方向が第3図
に矢印Lで示される母線1の長手方向と一致するため、
母線ダクト2表面の大部分を少数のしゃ断器本体5が覆
い母線ダクト2を効率良く利用することができなかっ
た。例えば、定尺3mの母線ダクト2に取付けられるしゃ
断器の数は、母線ダクト2の片側2台でありその両側を
使っても4台に過ぎない。従って、母線ダクト2からの
分岐が多い場合にはその延長が不可欠となり、母線ダク
ト用スペースの増大及びコスト増の問題が生じていた。
に矢印Lで示される母線1の長手方向と一致するため、
母線ダクト2表面の大部分を少数のしゃ断器本体5が覆
い母線ダクト2を効率良く利用することができなかっ
た。例えば、定尺3mの母線ダクト2に取付けられるしゃ
断器の数は、母線ダクト2の片側2台でありその両側を
使っても4台に過ぎない。従って、母線ダクト2からの
分岐が多い場合にはその延長が不可欠となり、母線ダク
ト用スペースの増大及びコスト増の問題が生じていた。
考案が解決しようとする問題点 従って、本考案が解決しようとする問題点は、母線ダク
ト利用効率の改善にある。
ト利用効率の改善にある。
問題点を解決するための手段 第1図及び第2図を参照するに、本考案による母線直交
形差込式しゃ断器(以下、直交形しゃ断器という。)7
は複数の線形母線1を囲む母線ダクト2の壁の母線対向
部位に差込孔3を穿ったプラグイン母線ダクト用のしゃ
断器であって、直交形しゃ断器7に方形断面の本体5、
及び本体5の長手方向に間隔をおいて一体結合し且つ本
体5から少なくとも母線1と母線対向部位の差込孔3と
の間隔だけ突出する複数の接続子6を設け、接続子6を
プラグイン母線ダクトの差込孔3を介し対応線形母線1
へ弾性的に着脱自在とし、接続子6を母線1に弾性結合
した時に本体5の長手方向を母線1の長さ方向に対し直
角に保持する。
形差込式しゃ断器(以下、直交形しゃ断器という。)7
は複数の線形母線1を囲む母線ダクト2の壁の母線対向
部位に差込孔3を穿ったプラグイン母線ダクト用のしゃ
断器であって、直交形しゃ断器7に方形断面の本体5、
及び本体5の長手方向に間隔をおいて一体結合し且つ本
体5から少なくとも母線1と母線対向部位の差込孔3と
の間隔だけ突出する複数の接続子6を設け、接続子6を
プラグイン母線ダクトの差込孔3を介し対応線形母線1
へ弾性的に着脱自在とし、接続子6を母線1に弾性結合
した時に本体5の長手方向を母線1の長さ方向に対し直
角に保持する。
作用 第1図を参照するに、本考案による直交形しゃ断器7
は、本体5の長手方向に間隔をおいて一体結合し且つ本
体5から少なくとも母線1と母線対向部位の差込孔3と
の間隔だけ突出する複数の接続子6を有するので、接続
子6をプラグイン母線ダクトの差込孔3を介し対応線形
母線1へ着脱自在に弾性結合した時に本体5の長手方向
が母線1の長さ方向に対し直角になる。従って、母線長
さ方向における隣接直交形しゃ断器7間の間隔が短くな
り、一定長の母線1又は母線ダクト2に取付けられるし
ゃ断器7の数が従来のしゃ断器4の場合よりも増える。
は、本体5の長手方向に間隔をおいて一体結合し且つ本
体5から少なくとも母線1と母線対向部位の差込孔3と
の間隔だけ突出する複数の接続子6を有するので、接続
子6をプラグイン母線ダクトの差込孔3を介し対応線形
母線1へ着脱自在に弾性結合した時に本体5の長手方向
が母線1の長さ方向に対し直角になる。従って、母線長
さ方向における隣接直交形しゃ断器7間の間隔が短くな
り、一定長の母線1又は母線ダクト2に取付けられるし
ゃ断器7の数が従来のしゃ断器4の場合よりも増える。
例えば、定尺3mの母線ダクト2に対し第3図の従来形し
ゃ断器4は4台しか取付けられなかったが、従来品と同
一の電圧・電流定格を有する第1図の本考案直交形しゃ
断器7は10台取付けることができる。母線利用効率を単
位長の母線1又は母線ダクト2に取付けられるしゃ断器
の台数で表わすならば、第1図の場合その母線利用効率
が本考案により第3図の従来例の2.5倍に改善されたこ
とになる。
ゃ断器4は4台しか取付けられなかったが、従来品と同
一の電圧・電流定格を有する第1図の本考案直交形しゃ
断器7は10台取付けることができる。母線利用効率を単
位長の母線1又は母線ダクト2に取付けられるしゃ断器
の台数で表わすならば、第1図の場合その母線利用効率
が本考案により第3図の従来例の2.5倍に改善されたこ
とになる。
実施例 第1図に示される本考案の実施例において、例えば左側
の直交形しゃ断器7が400Aフレームのものであり右側の
直交側しゃ断器7が100Aフレームのものであるが、その
本体5は横幅が同一であり縦長さのみが相違する。従っ
て、予想される一定範囲の電流容量の直交形しゃ断器7
に対し、個別しゃ断器電流定格とは無関係に母線ダクト
2に等間隔で差込孔3を設けることでき、母線ダクト2
の標準化が可能になる。第1図は、母線ダクト2の両側
に千鳥配置で10個の差込孔3が等間隔で設けられた例を
示す。
の直交形しゃ断器7が400Aフレームのものであり右側の
直交側しゃ断器7が100Aフレームのものであるが、その
本体5は横幅が同一であり縦長さのみが相違する。従っ
て、予想される一定範囲の電流容量の直交形しゃ断器7
に対し、個別しゃ断器電流定格とは無関係に母線ダクト
2に等間隔で差込孔3を設けることでき、母線ダクト2
の標準化が可能になる。第1図は、母線ダクト2の両側
に千鳥配置で10個の差込孔3が等間隔で設けられた例を
示す。
直交形しゃ断器7の取付けを容易にするため、その本体
5を取付枠8に固定すると共に母線ダクト2に沿って支
持枠9を設け、取付枠8に螺合する固定ねじ10により、
本体5を母線ダクト2及び支持枠9に固定するようにし
てもよい。第1図及び第2図において記号11は直交形し
ゃ断器7から引出されるケーブルを示す。
5を取付枠8に固定すると共に母線ダクト2に沿って支
持枠9を設け、取付枠8に螺合する固定ねじ10により、
本体5を母線ダクト2及び支持枠9に固定するようにし
てもよい。第1図及び第2図において記号11は直交形し
ゃ断器7から引出されるケーブルを示す。
第5図は、本考案による直交形しゃ断器7が取付けられ
る母線ダクト2を架台12により上下2段に配置した例を
示す。本例においては、架台12を床Fにアンカーボルト
Aにより固定して自立形とし、支持枠9の下方にケーブ
ルラック13を設け、直交形しゃ断器7からのケーブル11
をケーブルラック13上に整然と配置している。支持枠9
及び架台12は例えば適当なアングル部材により組立てる
ことができる。複数の母線ダクト2と本考案による直交
形しゃ断器7とを第5図の配置又は他の適当な配置で組
合わせれば、プラグイン形の分電盤を簡単に構成するこ
とができる。
る母線ダクト2を架台12により上下2段に配置した例を
示す。本例においては、架台12を床Fにアンカーボルト
Aにより固定して自立形とし、支持枠9の下方にケーブ
ルラック13を設け、直交形しゃ断器7からのケーブル11
をケーブルラック13上に整然と配置している。支持枠9
及び架台12は例えば適当なアングル部材により組立てる
ことができる。複数の母線ダクト2と本考案による直交
形しゃ断器7とを第5図の配置又は他の適当な配置で組
合わせれば、プラグイン形の分電盤を簡単に構成するこ
とができる。
考案の効果 以上詳細に説明した如く、本考案による母線直交形差込
式しゃ断器は、母線ダクトの差込孔を介して母線に結合
された時にしゃ断器本体の長手方向が母線と直交配置さ
れる構造を有するので、次の効果を奏する。
式しゃ断器は、母線ダクトの差込孔を介して母線に結合
された時にしゃ断器本体の長手方向が母線と直交配置さ
れる構造を有するので、次の効果を奏する。
(イ) 母線ダクトの利用効率を改善し、省スペースを
図ることができる。
図ることができる。
(ロ) 多数の引出しが必要な場合に従来不可欠であっ
た母線ダクトの延長を不要とし、省資源を図ることがで
きる。
た母線ダクトの延長を不要とし、省資源を図ることがで
きる。
(ハ) 母線ダクトの長さを短くしコスト低減を図るこ
とができる。
とができる。
(ニ) プラグイン形の床据付分電盤を容易に構成する
ことができる。
ことができる。
(ホ) 母線ダクトの延長の際に従来設置されていた過
電流保護装置を母線ダクト延長の不要化により省略する
ことができる。
電流保護装置を母線ダクト延長の不要化により省略する
ことができる。
第1図は母線ダクト及び本考案による直交形しゃ断器の
正面図、第2図は第1図の側面図、第3図は母線ダクト
及び従来の差込式しゃ断器の正面図、第4図は第3図の
側面図、第5図は2段配置の母線ダクト及び直交形しゃ
断器からなる分電盤の説明図である。 1……母線、2……母線ダクト、3……差込孔、4……
しゃ断器、5……本体、6……接続子、7……直交形し
ゃ断器、8……取付枠、9……支持枠、10……固定ね
じ、11……ケーブル、12……架台、13……ケーブルラッ
ク。
正面図、第2図は第1図の側面図、第3図は母線ダクト
及び従来の差込式しゃ断器の正面図、第4図は第3図の
側面図、第5図は2段配置の母線ダクト及び直交形しゃ
断器からなる分電盤の説明図である。 1……母線、2……母線ダクト、3……差込孔、4……
しゃ断器、5……本体、6……接続子、7……直交形し
ゃ断器、8……取付枠、9……支持枠、10……固定ね
じ、11……ケーブル、12……架台、13……ケーブルラッ
ク。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02B 1/40 (56)参考文献 特公 昭42−22248(JP,B1) 実公 昭60−22562(JP,Y2) 実公 昭56−5452(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】複数の線形母線を囲む母線ダクトの壁の母
線対向部位に差込孔を穿ったプラグイン母線ダクト用の
しゃ断器において、上記しゃ断器に方形断面の本体、及
び本体長手方向に間隔をおいて一体結合し且つ本体から
少なくとも上記母線と上記母線対向部位の差込孔との間
隔だけ突出する複数の接続子を設け、上記接続子をプラ
グイン母線ダクトの差込孔を介し対応線形母線へ弾性的
に着脱自在とし、上記接続子を上記母線に弾性結合した
時に上記本体の長手方向を上記母線の長さ方向に対し直
角に保持してなるプラグイン母線ダクト用母線直交形差
込式しゃ断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986104325U JPH0720816Y2 (ja) | 1986-07-09 | 1986-07-09 | 母線直交形差込式しゃ断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986104325U JPH0720816Y2 (ja) | 1986-07-09 | 1986-07-09 | 母線直交形差込式しゃ断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6310707U JPS6310707U (ja) | 1988-01-23 |
JPH0720816Y2 true JPH0720816Y2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=30977716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986104325U Expired - Lifetime JPH0720816Y2 (ja) | 1986-07-09 | 1986-07-09 | 母線直交形差込式しゃ断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720816Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2525319Y2 (ja) * | 1993-05-14 | 1997-02-12 | 鹿島建設株式会社 | 無停電分電盤 |
JP6395551B2 (ja) * | 2014-10-09 | 2018-09-26 | 共同カイテック株式会社 | バスダクトの分岐装置及びバスダクトの分岐構造 |
-
1986
- 1986-07-09 JP JP1986104325U patent/JPH0720816Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6310707U (ja) | 1988-01-23 |
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