JP2004004340A - 液晶表示装置 - Google Patents

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JP2004004340A
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Nozomi Kamisaka
上坂 望
Hideaki Yabuuchi
薮内 英明
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Abstract

【課題】液晶表示装置に誘起される静電気による悪影響を低減する。
【解決手段】本発明の液晶表示装置は、下ベゼル14aは突起部14cを有し、この突起部14cは、絶縁膜37a・37bで覆われ且つ上記共通電極25に接続された引出し配線36を貫通部37cで貫通し、該貫通部37cにおいて上記の引出し配線36は露出している。これにより、下ベゼル14aに蓄積された静電気は、貫通部37cにおいて、突起部14cを介して露出状態の引出し配線36に対して放電され、引出し配線36に接続された共通電極25に導かれる。その結果、液晶表示装置が静電気による悪影響を受けることを回避できる。しかも、従来必要であった半田接続工程が不要となるので、全体としてコスト低減が可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置に誘起される静電気を円滑に放電させる液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アクティブマトリクス型液晶表示パネルは、複数のゲート信号線と、これらゲート信号線と交差するように設けられて複数のソース信号線と、各ゲート信号線及び各ソース信号線の交差部に配置された、画素を駆動する画素駆動素子と、これら画素駆動素子を介して上記マトリクス配線に接続された画素電極とを有するガラス等の透明な絶縁性の基板(アクティブマトリクス基板)と、一膜状の共通電極を有するガラス等の透明な絶縁性の基板(対向基板)とを有しており、これら基板の間に、液晶層が挟持されている。
【0003】
上記画素駆動素子としては、アモルファスシリコンにより構成した薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)や、MIM(Metal Insulator Metal)素子等がある。
【0004】
図4および図5に示す従来のTFT型液晶表示装置71において、静電気を帯電しやすい部材としては、ベゼル74が挙げられる。上ベゼル74bと下ベゼル74aとかなるベゼル74が帯電した場合、その帯電した静電気は、ゲート電極g(図4参照)やソース電極s(図4及び図5には図示されていない。)に放電され、ゲート信号線g(図4中のg1〜gn)やソース信号線s(図4中のs1〜sm)が発熱して断線したり、各信号線g・sに接続されたトランジスタ81の特性が変化したりしてしまう。
【0005】
また、静電気により誘起される電圧が高い場合、各信号線g・sに静電気が放電されてトランジスタ81が破壊されてしまう。さらに、ゲート信号線gおよびソース信号線sにおけるゲート信号駆動回路83及びソース信号駆動回路84との接続部分あるいはゲート駆動信号配線92やソース信号配線94(図4参照)に静電気が放電されると、ゲート信号線gに接続されるゲート信号駆動回路83およびソース信号線sに接続されたソース信号駆動回路84が破壊されてしまうことがある。なお、図4中の参照番号96は共通電極引出し配線を示す。
【0006】
また、上ベゼル74bに刻印が打たれるが、この際に、その裏側に微小であるが突起物101(図5参照)が発生する。その突起物101の先端や上ベゼル74bのエッジ部100に帯電した静電気の量が微量であっても、静電気が放電されやすくなり、液晶表示装置内に悪影響を与えることになる。
【0007】
また、図6及び図7に示すように、上ベゼル74bと下ベゼル74aとを固定するために、上ベゼル74a及び下ベゼル74bに凸凹をもたせ、かみ合わせている。ところが、下ベゼル74aを絶縁する絶縁シート70の厚みが薄い場合、たとえ下ベゼル74aが絶縁シート70で覆われていたとしても、凸凹を設けることによって、尖ったエッジ102を生じてしまい、このエッジ102から静電気が放電されやすい状況に陥る。
【0008】
すなわち、ベゼル74に溜まった静電気が、エッジ102から基板78aのゲート信号線g(図7参照)やソース信号線s(図6参照)へ放電される。この放電に伴って、ゲート信号線gやソース信号線sが電流の流れすぎによる発熱で断線したり、ゲート信号線g及びソース信号線sに接続されたトランジスタ81の特性が変化したり、あるいは破壊したりする。
【0009】
また、近年液晶表示装置においてはデザインの観点から画像表示領域の占める割合が大きくなる一方、額縁と呼ばれる表示領域外であるベゼル部分74等の画像を表示しない部分の占める割合はますます小さくなっていることに加え、軽量化・薄型化が進み、液晶表示パネル72自体の厚みが薄くなると共にベゼル74、液晶表示パネル72、及び絶縁シート70は、より薄くなっている。しかも、近年、コスト低減のために、上ベゼル74bの絶縁シート70が廃止される傾向にある。
【0010】
これに伴って、ベゼル74と液晶表示パネルパネル72内の信号配線までの最短距離はますます短くなり、より一層、静電気が放電されやすい形態となっている。この結果、TFT型液晶表示装置71の生産工程において、ベゼル74に溜まった静電気が、導体が露出したエッジ部100、突起物101、及びエッジ102等から放電され、TFT型液晶表示装置71を損ない、生産効率を落とす原因になる。
【0011】
従来、上記不具合の対策として、ベゼルを液晶表示パネルのグランドに接続し、放電電流をグランドに導くことによって静電気の発生を抑えている。
【0012】
たとえば、特開平10−232621号公報では、静電気逃げ用パターンを設け、それに対応する部分に静電気逃げ用突起をシールドケースの内側に設けて、その間でのみ放電が生じるような構成の液晶表示パネルおよび液晶表示モジュールが開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術においては、静電気を逃がすために、ベゼルを半田でグランドに接続したり、ベゼルとグランド配線とを接触させたりする必要があった。
【0014】
半田接続を行う場合には、製造工程数が増加し、製造コストが高くなるという問題が生じる。
【0015】
また、ベゼルとグランド配線を接触させる場合には、接触抵抗が大きくなったり、接触不良が生じたりするという問題があり、静電気の除去機能が劣ることになる。加えて、ベゼルとグランド配線とを接触させるための加工が別途必要となり、これもコストアップの要因となっていた。
【0016】
更に、特開平10−232621号公報の技術によれば、静電気逃げ用パターンが、蓄積容量ラインを介して対向する基板の共通電極パターンと接続されているため、位置によっては、高電圧の静電気が印加される。この場合、蓄積容量ラインと重なるゲート信号線、及びソース信号線との間で二次的放電が発生し、表示不良を起こしてしまう。
【0017】
静電気逃げ用パターンの周辺に静電気に弱い突起を持った電子部品が配置されている場合、突起をもったベゼルから静電気逃げ用パターンに静電気が放電されずに、電子部品の突起を持った端子に対して静電気が放電されてしまう(上記端子から最短距離の箇所(帯電したベゼルの突起物以外の箇所)から放電が行われてしまう。)。
【0018】
これにより、上記従来の液晶表示装置では、電子部品の機能が損なわれてしまうという問題を有しており、静電気を確実にベゼルの突起物から静電気逃げ用パターンへ放電させることが可能であるとは言い難い。
【0019】
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、液晶表示装置に誘起される静電気を効率的に放電させることにより、静電気による悪影響を低減する液晶表示装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、液晶層を挟持する一対の基板と該一対の基板における各対向面側に配された共通電極とを有する液晶表示パネルと、電気的に開放状態にあり、該液晶表示パネルを取り囲む導電性の周設部材とを備えた液晶表示装置において、次の措置を講じたことを特徴としている。
【0021】
すなわち、上記液晶表示装置は、上記周設部材が突起部を有し、この突起部は、絶縁膜で覆われ且つ上記共通電極に接続された導体を貫通部で貫通し、該貫通部において上記導体は露出していることを特徴としている。
【0022】
上記の発明によれば、対向面側に共通電極を有する一対の基板によって液晶層が挟持された液晶表示パネルが周設部材によって取り囲まれて液晶表示装置が構成されている。
【0023】
このような液晶表示装置において、電気的に開放状態にある周設部材は、静電気を帯びやすく、静電気を蓄積することになる。このように蓄積された静電気は、液晶表示装置内の画素駆動素子や各信号線に対して放電される。その結果、液晶表示装置は、次のような悪影響を受ける。
【0024】
すなわち、各信号線が発熱して断線したり、各信号線に接続された画素駆動素子の特性が変化したりする。また、静電気により誘起される電圧が高い場合、上記放電によって上記の画素駆動素子が破壊されてしまう。また、各信号線の各駆動回路との接続部分等に静電気が放電されると、各駆動回路が破壊されてしまうこともある。
【0025】
そこで、本液晶表示装置によれば、上記周設部材は突起部を有し、この突起部は、絶縁膜で覆われた導体を貫通部で貫通し、該貫通部において上記導体は露出している。これにより、周設部材に蓄積された静電気は、貫通部において、突起部を介して露出状態の導体に対して放電される。なお、上記貫通部以外においては、上記導体は絶縁膜で覆われているので、他の導電性部材と電気的に短絡することはない。
【0026】
導体に放電された静電気は、該導体に接続された共通電極に導かれる。このように、周設部材に蓄積された静電気は、液晶表示装置内の画素駆動素子や各信号線に対して放電されなくなる。それゆえ、本液晶表示装置は、上記のような悪影響を受けることを確実に回避できる。
【0027】
しかも、従来必要であった半田接続工程が不要となるので、全体としてコスト低減が可能となる。
【0028】
上記液晶表示装置において、上記貫通部における上記突起部と上記導体との距離が上記絶縁膜の厚み以下であることが好ましい。この場合、周設部材の他の箇所から各信号線等へ放電される前に、確実に、上記貫通部における上記導体に対して放電させることが可能となる。
【0029】
上記貫通部において、断面が絶縁膜、導体、及び絶縁膜の順に階段状になるように上記導体が露出していることが好ましい。この場合、断面が階段状ゆえ、貫通部において、導体を確実に露出させることが可能となる。しかも、突起部からの距離が、絶縁膜よりも導体の方が遠くになるように配されるので、導電性の周設部材と、共通電極に接続された導体とが電気的に短絡することを確実に回避できる。
【0030】
上記貫通部において、上記導体は、上記突起部に向かって先細りするように設けられていることが好ましい。この場合、突起部に近い導体の先端部に電界が集中するので、この先端部を介して静電気が放電されることをより確実にすることができる。
【0031】
本発明の他の液晶表示装置は、上記課題を解決するために、液晶層を挟持する一対の基板と該一対の基板における各対向面側に配された共通電極とを有する液晶表示パネルと、液晶表示パネルを取り囲む周設部材とを備えた液晶表示装置において、次の措置を講じたことを特徴としている。
【0032】
すなわち、上記他の液晶表示装置は、上記基板のうちいずれか一方の基板の表面に、上記共通電極から引出された引出し配線を有するとともに、該引出し配線は上記共通電極への信号を供給する基板に接続されており、その基板上の配線は、絶縁膜により覆われているが、共通電極配線が引かれている基板面と上記周設部材が接触している面の一部の箇所に穴が設けられ、上記周設部材に突起を設けてそれを囲むように穴を配し、上記周設部材と接触している面は絶縁膜により絶縁され、該絶縁膜により空間距離をとり接近している箇所において、その絶縁膜上には絶縁されていない共通電極とつながった配線が設けられていることを特徴としている。
【0033】
上記の発明によれば、静電気が周設部材に蓄積された場合、静電気は周設部材と接触した、基板の穴部周辺の絶縁膜(周設部材側)の裏面にある共通電極とつながった引出し配線(周設部材とは接触していない)に対して放電される。この引出し配線は共通電極に接続されているため、静電気は、結局、共通電極へと流れる。これにより、静電気が液晶表示装置に与える上記悪影響を確実に防止することができる。
【0034】
また、従来必要であった半田接続工程が不要となるので、全体としてコスト低減が可能となる。
【0035】
なお、いずれか一方の基板の表面とは、液晶層の封入された側の面のことを示している。また、いずれか一方の基板の表面に、上記共通電極から引出された引出し配線を有するとは、共通電極が、各配線が設けられている基板上に形成されている場合(いわゆるIPSモードの液晶表示装置)、および各配線が設けられている基板の対向する面に形成されている場合(いわゆる、TNモードやVAモードの液晶表示装置)のどちらであっても、本発明が適用可能であることを示している。
【0036】
上記周設部材と接している穴の周囲の上記周設部材と接触している面は上記絶縁膜により絶縁され、上記絶縁膜により空間距離をとり接近している箇所において、その絶縁膜の表面には絶縁されていない上記共通電極と接続されている配線が上記穴にむかって先細りのパターンを有していることが好ましい。
【0037】
この場合、前記突起部が、先細り状に形成されることにより,周設部材に帯電した静電気は、より一層突起部の部分に溜まりやすくなり、放電目標となる引出し配線への放電をより確実なものとすることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1及び図2に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、図1は、図2のA−A線矢視断面図である。
【0039】
図1および図2に示すように、TFT型液晶表示装置11は、液晶表示パネル12を備え、液晶表示パネル12を挟持している内側の面が、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の薄い絶縁シート10で覆われている。
【0040】
ベゼル14は、上記液晶表示パネル12の端部を保護するために液晶表示パネル12を取り囲むケースのことであり、導電性を有し、下ベゼル14a(周設部材)と、絶縁シートで覆われていない上ベゼル14b(周設部材)とで構成されている。ベゼル14は、接地されておらず(グランドに接続されておらず)、電気的に開放状態となっている。
【0041】
上記液晶表示パネル12は、図1に示すように、液晶層17と、この液晶層17を挟持する一対の基板15a・15bを所定の間隔を保持して貼り合わせる封止部材16とで構成されている。
【0042】
上記の基板15aは、透過性の絶縁基板18aと、この絶縁基板18aの一方の表面上に塗布されて形成された配向膜20aとを主として含む構成を有している。
【0043】
上記の基板15bは、透過性の絶縁基板18bと、この絶縁基板18bの表面のほぼ全面を覆うように形成された共通電極25と、この共通電極25を覆うように塗布されて形成された配向膜20bとを含む構成を有している。
【0044】
上記の共通電極25は、導電性部材40を介して、絶縁基板18a上の共通電極駆動配線36(引出し配線36)と接続されている。
【0045】
上記の絶縁基板18a・18bは、特定の材料に限定されるものではないが、例えば、ガラスやプラスチックなどの材料からなる。また、上記の配向膜20a・20bは、上記液晶層17の液晶(図示しない)を所定の方向へ配向させるために設けられている。
【0046】
上記の基板15a・15bは、上記配向膜20a・20bが対向するようにそれぞれ設けられ、上記封止部材16によって所定の間隔を保持して貼合わされている。これらの基板15a・15bおよび封止部材16によって囲まれた空間内に液晶が注入されることにより、上記液晶層17が形成されて上記TFT型液晶表示装置11が構成される。なお、上記の封止部材16として、例えば、UV硬化樹脂からなる接着剤などが使用される。
【0047】
上記の絶縁基板18aには、上記の共通電極25から引出された上記の共通電極駆動配線(引出し線)36が設けられている。
【0048】
本実施形態のTFT型液晶表示装置11において、電極パターンは、複数のゲート信号線g1、g2、g3,…、gn(以下、総称するときには、単にゲート信号線gと称す。)と、複数のトランジスタ21と、複数の画素電極22とを含む構成を有している。なお、複数のソース信号線s1、s2、s3,…、smについても、総称するときには、単にソース信号線sと称す。
【0049】
上記ゲート信号線gは、一定間隔で互いに平行に配線されている。上記ソース信号線sは、ゲート信号線gに対して直交するように一定間隔で互いに絶縁されて配線されている。
【0050】
上記トランジスタ21は、ゲート信号線gとソース信号線sとの各交差部分付近に設けられており、各ゲートGが対応するゲート信号線に、各ソースSが対応するソース信号線に、各ドレインDが対応する画素電極22にそれぞれ接続されている。
【0051】
集積化されたゲート信号駆動回路23において、駆動電力はゲート駆動電源配線30およびグランド配線31により供給、またゲート駆動信号配線32によりゲート信号を供給されることにより、液晶表示パネル12は駆動される。
【0052】
ソース信号駆動回路24においても同様に、駆動電力はソース駆動電源配線33およびグランド配線31により供給、またソース信号駆動回路24によりソース信号を供給されることにより、液晶表示パネル12は駆動される。
【0053】
ゲート信号駆動回路23及びソース信号駆動回路24は、それぞれゲート信号線gおよびソース信号線sの長手方向の一端部付近に設けられている。
【0054】
なお、図2においては、ゲート信号駆動回路23へのゲート駆動電源配線30やゲート駆動信号配線32は一本の配線で描かれているが、通常一本とは限らない。特に、ゲート駆動信号配線32においては複数本あるのが通常であり、本実施の形態においては、説明の便宜上、ゲート駆動信号配線32を一本線で描いているが、複数本ある場合も含んでいるとする。また、ソース側のソース駆動電源配線33、ソース駆動信号配線34についても同様である。
【0055】
これら駆動電源配線30・33、駆動信号配線32・34、及びグランド配線31、並びに共通電極駆動配線36(以下、引出し配線と称す。)は、FPC(Flexible Print Circuit)35に接続され、該FPC35の端部に集められている。
【0056】
ところで、近年、液晶ディスプレイなど最先端電子デバイスの微細化、高密度化に伴い、静電気がデバイス内の特性品位を損ねたり、破壊したりして、製品の歩留まり向上の阻害要因となり問題になっている。
【0057】
液晶表示装置(液晶ディスプレイ)においても、周設部材(ベゼル)に静電気が帯電し、帯電した周設部材から液晶表示装置内の構成部品へと放電が行われて該構成部品が破壊してしまう(悪影響を受ける)という問題を抱えていた。
【0058】
そこで、本実施の形態に係る液晶表示装置においては、下ベゼル14aは突起部14cを有し、この突起部14cは、絶縁膜37a・37bで覆われ且つ上記共通電極25に接続された引出し配線36(導体)を貫通部37cで貫通し、該貫通部37cにおいて上記の引出し配線36は露出していることを特徴としている。
【0059】
このように、上記突起部14cは、絶縁膜37a・37bで覆われた引出し配線36を貫通部37cで貫通し、該貫通部37cにおいて上記導体は露出しているので、下ベゼル14aに蓄積された静電気は、貫通部37cにおいて、突起部14cを介して露出状態の引出し配線36に対して放電される。なお、上記貫通部37c以外においては、上記の引出し配線36は絶縁膜37a・37bで覆われているので、他の導電性を有する部材と電気的に短絡(ショート)することはない。
【0060】
上記の引出し配線36に放電された静電気は、該引出し配線36に接続された上記の共通電極25に導かれる。その結果、液晶表示装置11内のトランジスタ11、ゲート信号線g、およびソース信号線s等に対して放電されなくなる。それゆえ、本液晶表示装置は、上述したような悪影響を受けることを確実に且つ未然に回避できる。しかも、従来必要であった半田接続工程が不要となるので、全体としてコスト低減が可能となる。
【0061】
より具体的には、本実施形態のTFT型液晶表示装置11は、下ベゼル14aの突起部14cが、FPC35の引出し配線36中の穴(貫通部37c)で囲まれるように設けられている。
【0062】
FPC35は基板18aの配線と導電性部材(ACF)40によって接続され、その接触部のFPC35側においては銅箔等の導電材料からなる配線が露出しており、液晶表示パネル12との配線(36、34、33等で示される配線)との導通を図っている。それ以外の電気的接点を持つ必要のない箇所ではポリイミド等の絶縁膜37(37a・37b)で覆われ、電気的に絶縁されている。
【0063】
本実施の形態によれば、FPC35において、引出し配線36の一部がポリイミド37で絶縁されていない領域(穴状の領域であり、上記貫通部37cに対応する。)は突起部14cを囲うように配され、絶縁膜37aの端部と突起部14cの間の第1距離(穴径)は、引出し配線36の端部と突起部14cの間の第2距離(穴径)より大きく設定されていると共に、絶縁膜37bの端部と突起部14cの間の第3距離は、上記の第2距離より小さく設定されている。
【0064】
上記のように、第1距離を第2距離より大きくすることによって、引出し配線36が確実に露出すると共に、引出し配線36と導電性の下ベゼル14aとが電気的に短絡しない距離を確保できる。
【0065】
このことにより、下ベゼル14aに溜まった静電気は引出し配線36への距離を絶縁膜37bの厚み100μm以下とすることができ、下ベゼル14aの他の箇所から、ゲート信号線gやソース信号線sへ放電される前に確実に引出し配線36へ突起部14cを介して放電されることになる。
【0066】
上記構成にすることにより、ベゼル14に帯電した静電気は、FPC35の貫通部37c内の引出し配線36に対して突起部14cから放電される。このとき、引出し配線36は、導電性部材40(ACF)を介して共通電極25と接続されているため、静電気は共通電極25へと流れる。それゆえ、ゲート信号駆動回路23およびソース信号駆動回路24や、トランジスタ21が静電気による悪影響を受けることを確実に且つ未然に防止することができる。
【0067】
また、従来の技術のように、静電気除去のためにベゼル14をグランドに接続する必要がないため、その分、コスト低減が可能となる。
【0068】
また、図3に示すように、上記貫通部37cにおける引出し配線36のパターン形状は、貫通部37c内の突起部14cに向かって先細りの形状とすることが好ましい。なぜなら、引出し配線36の先端に電界が集中し、静電気がより放電されやすくなるからである。
【0069】
なお、本実施の形態においては、貫通部37c内の引き配線36のパターン形状を先細りの形状とする場合について説明したが、電界が集中する形状であれば他の形状でもよい。また、本発明は、このように電界が集中する形状に限定されるものではなく、どのような形状であっても、また、先端がどのような形状であっても前述の本発明の効果を奏する。ただし、本発明をより効率的に実施するためには、突状部14cは、本実施形態のように、先細り形状のような電界が集中して静電気が放電しやすい形状を有していることが好ましい。
【0070】
また、本実施形態においては、共通電極25が基板15b上に形成されている液晶表示装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、基板15a上に形成されている液晶表示装置(IPSモード)についても、本発明を適用することが可能である。
【0071】
本発明に係る液晶表示装置は、以上のように、下ベゼル14aに蓄積された静電気を共通電極25へと逃がすことができ、ゲート信号駆動回路23およびソース信号駆動回路24やトランジスタ21が、静電気によって、悪影響を受けたり破壊されたりすることを確実に防止できる。
【0072】
上記の引出し配線36は、共通電極25へ信号を供給するための回路基板を中継する配線(FPC35)につながれ、下ベゼル14aが、その中継配線(FPC35)内の貫通部37c内に突起部14cを有し、下ベゼル14aに蓄積された静電気が、突起部14cから引出し配線36に対して放電され、最終的には共通電極25に導かれる。これにより、静電気による悪影響を未然に回避することができると共に、絶縁膜37が基板面の絶縁膜よりもより高い耐電圧をもつことになり、突起部14cから放電された静電気により誘起される電圧が高電圧であっても確実に引出し配線36へと静電気を放電させることができる。
【0073】
また、静電気の放電目標となる引出し配線36のパターンは、先端が先細り形状のものが好ましい。この場合、下ベゼル14aからの放電が効率的に行われることになる。
【0074】
また、本発明の他の液晶表示装置は、共通電極と接続された蓄積容量ラインおよび引出し配線を具備するとともに、液晶層を挟持する一対の基板と一方の基板の表面に配置された共通電極とを有する液晶表示パネルと、液晶表示パネルを取り囲む周設部材とを備え、上記引出し配線は、静電気が蓄積容量ライン側に流れないように共通電極とを接続されている。
【0075】
この場合、共通電極と接続された引出し配線へ静電気が放電されても、蓄積容量ラインと直接接続されていないため、静電気が蓄積容量ラインに流れるとしても、一度共通電極に流れてから流れることになる。よって、たとえ高い電圧の静電気が引出し配線に印加された場合であっても、共通電極で電圧が下がるので、二次的放電を誘発するような電圧では流れない。それゆえ、蓄積容量ラインとゲート信号線、ソース信号線とが重なる基板上の位置で二次的放電が起きて表示不良が発生する等の静電気による悪影響を防止することができる。
【0076】
さらに、前記共通電極に駆動信号を伝達する共通電極駆動配線と、蓄積容量ラインとが分離されていることがより好ましい。この場合、引出し配線への静電気が放電されても、引出し配線は、共通電極駆動配線に接続されているため、静電気は共通電極へと流れる。しかし、蓄積容量ラインと共通電極駆動配線とが分離されているため、蓄積容量ラインへ静電気が流れることはない。よって、蓄積容量ラインとゲート信号線、ソース信号線との重なる基板上の位置で二次的放電が起きて表示不良が出る等の静電気による悪影響をさらに確実に防止できる。
【0077】
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られるものについても本発明の技術的手段に含まれる。
【0078】
【発明の効果】
本発明の液晶表示装置は、以上のように、周設部材が突起部を有し、この突起部は、絶縁膜で覆われ且つ上記共通電極に接続された導体を貫通部で貫通し、該貫通部において上記導体は露出していることを特徴としている。
【0079】
電気的に開放状態にある周設部材は、静電気を帯びやすく、静電気を蓄積することになる。このように蓄積された静電気は、液晶表示装置内の画素駆動素子や各信号線に対して放電される。その結果、液晶表示装置は、悪影響を受ける。
【0080】
そこで、上記液晶表示装置によれば、上記周設部材は突起部を有し、この突起部は、絶縁膜で覆われた導体を貫通部で貫通し、該貫通部において上記導体は露出している。これにより、周設部材に蓄積された静電気は、貫通部において、突起部を介して露出状態の導体に対して放電される。なお、上記貫通部以外においては、上記導体は絶縁膜で覆われているので、他の導電性部材と電気的に短絡することはない。
【0081】
導体に放電された静電気は、該導体に接続された共通電極に導かれる。このように、周設部材に蓄積された静電気は、液晶表示装置内の画素駆動素子や各信号線に対して放電されなくなる。それゆえ、本液晶表示装置は、上記のような悪影響を受けることを確実に回避できる。
【0082】
しかも、従来必要であった半田接続工程が不要となるので、全体としてコスト低減が可能となるという効果を併せて奏する。
【0083】
上記液晶表示装置において、上記貫通部における上記突起部と上記導体との距離が上記絶縁膜の厚み以下であることが好ましい。この場合、周設部材の他の箇所から各信号線等へ放電される前に、確実に、上記貫通部における上記導体に対して放電させることが可能となるという効果を併せて奏する。
【0084】
上記貫通部において、断面が絶縁膜、導体、及び絶縁膜の順に階段状になるように上記導体が露出していることが好ましい。この場合、断面が階段状ゆえ、貫通部において、導体を確実に露出させることが可能となる。しかも、突起部からの距離が、絶縁膜よりも導体の方が遠くになるように配されるので、導電性の周設部材と、共通電極に接続された導体とが電気的に短絡することを確実に回避できるという効果を併せて奏する。
【0085】
上記貫通部において、上記導体は、上記突起部に向かって先細りするように設けられていることが好ましい。この場合、突起部に近い導体の先端部に電界が集中するので、この先端部を介して静電気が放電されることをより確実にすることができるという効果を併せて奏する。
【0086】
本発明の他の液晶表示装置は、以上のように、基板のうちいずれか一方の基板の表面に、上記共通電極から引出された引出し配線を有するとともに、上記引出し配線は上記共通電極への信号を供給する基板に接続されており、その基板上の配線は、絶縁膜により覆われているが、共通電極配線が引かれている基板面と上記周設部材が接触している面の一部の箇所に穴が設けられ、上記周設部材に突起を設けてそれを囲むように穴を配し、上記周設部材と接触している面は絶縁膜により絶縁され、該絶縁膜により空間距離をとり接近している箇所において、その絶縁膜上には絶縁されていない共通電極とつながった配線が設けられていることを特徴としている。
【0087】
上記の発明によれば、静電気が周設部材に蓄積された場合、静電気は周設部材と接触した、基板の穴部周辺の絶縁膜(周設部材側)の裏面にある共通電極とつながった引出し配線(周設部材とは接触していない)に対して放電される。この引出し配線は共通電極に接続されているため、静電気は、結局、共通電極へと流れる。これにより、静電気が液晶表示装置に与える上記悪影響を確実に防止することができる。
【0088】
また、従来必要であった半田接続工程が不要となるので、全体としてコスト低減が可能となるという効果を併せて奏する。
【0089】
なお、いずれか一方の基板の表面とは、液晶層の封入された側の面のことを示している。また、いずれか一方の基板の表面に、上記共通電極から引出された引出し配線を有するとは、共通電極が、各配線が設けられている基板上に形成されている場合(いわゆるIPSモードの液晶表示装置)、および各配線が設けられている基板の対向する面に形成されている場合(いわゆる、TNモードやVAモードの液晶表示装置)のどちらであっても、本発明が適用可能であることを示している。
【0090】
上記周設部材と接している穴の周囲の上記周設部材と接触している面は上記絶縁膜により絶縁され、上記絶縁膜により空間距離をとり接近している箇所において、その絶縁膜の表面には絶縁されていない上記共通電極と接続されている配線が上記穴にむかって先細りのパターンを有していることが好ましい。
【0091】
この場合、前記突起部が、先細り状に形成されることにより,周設部材に帯電した静電気は、より一層突起部の部分に溜まりやすくなり、放電目標となる引出し配線への放電をより確実なものとすることができるという効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置としてのTFT型液晶表示装置の断面図である。
【図2】上記TFT型液晶表示装置の構成例を示す平面図である。
【図3】上記液晶表示装置の貫通部における引出し配線の形状例を示すパターン図である。
【図4】従来のTFT型液晶表示装置の構成を示す平面図である。
【図5】図4のJ−J線矢視断面図である。
【図6】図4のH―H線矢視断面図である。
【図7】図4のI―I線矢視断面図である。
【符号の説明】
11  TFT型液晶表示装置(液晶表示装置)
10  絶縁膜
12  液晶表示パネル
14  ベゼル
14a 下ベゼル
14b 上ベゼル
14c 突起部
15a 基板
15b 基板
16  封止部材
17  液晶層
18a 絶縁基板
18b 絶縁基板
23  ゲート電極駆動回路
24  ソース電極駆動回路
25  共通電極
31  グランド配線
32  ゲート駆動信号配線
33  ソース駆動電源配線
34  ソース電極信号配線
36  引出し配線
37c 貫通部
37  絶縁膜
40  導電性部材

Claims (6)

  1. 液晶層を挟持する一対の基板と該一対の基板における各対向面側に配された共通電極とを有する液晶表示パネルと、電気的に開放状態にあり、該液晶表示パネルを取り囲む導電性の周設部材とを備えた液晶表示装置において、
    上記周設部材は突起部を有し、この突起部は、絶縁膜で覆われ且つ上記共通電極に接続された導体を貫通部で貫通し、該貫通部において上記導体は露出していることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 上記貫通部における上記突起部と上記導体との距離が上記絶縁膜の厚み以下であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 上記貫通部において、断面が絶縁膜、導体、及び絶縁膜の順に階段状になるように上記導体が露出していることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
  4. 上記貫通部において、上記導体は、上記突起部に向かって先細りするように設けられていることを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の液晶表示装置。
  5. 液晶層を挟持する一対の基板と該一対の基板における各対向面側に配された共通電極とを有する液晶表示パネルと、液晶表示パネルを取り囲む周設部材とを備えた液晶表示装置において、
    上記基板のうちいずれか一方の基板の表面に、上記共通電極から引出された引出し配線を有するとともに、
    上記引出し配線は上記共通電極への信号を供給する基板に接続されており、その基板上の配線は、絶縁膜により覆われているが、共通電極配線が引かれている基板面と上記周設部材が接触している面の一部の箇所に穴が設けられ、上記周設部材に突起を設けてそれを囲むように穴を配し、上記周設部材と接触している面は絶縁膜により絶縁され、該絶縁膜により空間距離をとり接近している箇所において、その絶縁膜上には絶縁されていない共通電極とつながった配線が設けられていることを特徴とする液晶表示装置。
  6. 上記周設部材と接している穴の周囲の上記周設部材と接触している面は上記絶縁膜により絶縁され、上記絶縁膜により空間距離をとり接近している箇所において、その絶縁膜の表面には絶縁されていない上記共通電極と接続されている配線が上記穴にむかって先細りのパターンを有していることを特徴する請求項5に記載の液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017037386A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 アルプス電気株式会社 入力装置

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