JP2004004171A - カラーパターン表示用データの記憶方法および処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】カラーパターン表示用データを、少ないデータ量で記憶し、表示に供することができ、装置コストを低減することができるパターン表示用データの記憶方法および処理方法を提供すること。
【解決手段】カラーパターンにおける各色について1画素1ビットの形式のデータとし、これらデータとともに該データに対する色情報をROM3に記憶しておく。ROM3からデータおよび色情報を読み出し、CPU1で処理し、RAM4上に展開する。展開されたデータを直接、あるいはLUTで変換してカラー表LCDコントローラ5、6に出力する。
【選択図】 図4
【解決手段】カラーパターンにおける各色について1画素1ビットの形式のデータとし、これらデータとともに該データに対する色情報をROM3に記憶しておく。ROM3からデータおよび色情報を読み出し、CPU1で処理し、RAM4上に展開する。展開されたデータを直接、あるいはLUTで変換してカラー表LCDコントローラ5、6に出力する。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラーパターン表示用データの記憶方法および処理方法に関し、特に、電子楽器の状態表示などに用いられるカラーパターン表示用データを少ないデータ量として記憶し、表示に供することができるパターン表示用データの記憶方法および処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子ピアノなどの電子楽器は、音色名、テンポや拍子、デモ曲などの設定が可能になっており、これら各種設定状態のパターンを表示するためのディスプレイを操作パネルに備えている。
【0003】
従来、このディスプレイはLCDパネルからなり、パターンをモノクロで表示しているが、最近ではカラーで表示することも考えられている。また、ユーザにとって分かり易く、かつ操作しやすい表示を行うように、LCDパネルは大画面のものになってきており、さらに、電子楽器そのものに多くの機能が備えられるようになって表示すべき画面の数も多くなる傾向がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
予め定められたパターンをモノクロで表示する場合にはそれ程問題にならなかったが、カラーで表示する場合には、電子楽器などのように表示する色数が少ない場合であっても表示用のデータ量が増大し、その記憶に多くの容量を必要とするという問題が生じる。
【0005】
例えば、320×240画素のLCDパネルを用いてパターンをモノクロで表示する場合には1画素当たり1ビットのオン・オフ情報だけでよいので、1枚のパターンの表示用データを記憶するために、320×240(=76800)ビットの容量で済む。
【0006】
これに対し、カラーで表示する場合には、各画素についてオン、情報の他に色を表す情報が必要であり、カラー表示用データを1画素当たり1バイト(=8ビット)で取り扱うLCDコントローラなどのLSIに合わせて表示用データを形成し、これをそのまま記憶しようとすれば、1枚のパターンを表示するのに320×240×8(=614400)ビットの容量を必要とする。
【0007】
本発明は、上記問題にかんがみなされたものであり、カラーパターン表示用データを少ないデータ量として記憶し、表示に供することができ、特に、比較的少ない色数でパターン表示を行う装置におけるコストを低減することができるパターン表示用データの記憶方法および処理方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、カラーパターンにおける各色について、1画素1ビットの形式のデータとし、これらデータとともに該データに対する色情報を記憶する点に第1の特徴がある。
【0009】
また、本発明は、カラーパターンにおける各色ごとに記憶された1画素1ビットの形式のデータおよび該データに対する色情報からなるカラーパターン表示用データを、各色ごとに順次読み出し、表示コントローラに直接入力し得る形式のカラーパターン表示用データとしてRAM上に展開する点に第2の特徴がある。
【0010】
また、本発明は、カラーパターンにおける各色ごとに記憶された1画素1ビットの形式のデータおよび該データに対する色情報からなるカラーパターン表示用データを、各色ごとに順次読み出し、カラーパターンにおける各1画素をその色を指示する色番号で表した形式のカラーパターン表示用データとしてRAM上に展開する点に第3の特徴がある。
【0011】
また、本発明は、表示しようとするカラーパターンあるいはその一部のパターンが、その前に展開されたカラーパターン表示用データと色においてのみ異なる場合には、既に展開されているカラーパターン表示用データにおける該当パターンの画素の色番号を直接的に変更する点に第4の特徴がある。
【0012】
また、本発明は、表示しようとするカラーパターンが、その前に展開されたカラーパターンと一部においてのみ異なる場合には、該異なる一部のカラーパターンについてのデータおよび色情報を読み出し、これにより得られるデータおよび色情報と既に展開されているその他の部分のデータとに基づいてカラーパターン表示用データをRAM上に展開する点に第5の特徴がある。
【0013】
さらに、本発明は、カラーパターン表示用データが、1画素1バイトの形式でRAM上に展開される点に第6の特徴がある。
【0014】
第1の特徴によれば、カラーパターン表示用データを少ないデータ量として記憶することができ、特に、比較的少ない色数でパターン表示を行う装置におけるコストを低減させることができる。
【0015】
また、第2、第3および第6の特徴によれば、既存の表示コントローラをそのまま用いての表示が可能になり、また、展開されたカラー表示用データをRAMから高速に読み出して表示に供することができる。
【0016】
さらに、第4および第5の特徴によれば、既に展開されているパターンを流用してカラーパターンを表示するため、CPUでのデータ処理の負担を軽減することができ、その分だけCPUを他の処理に当てることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は、本発明が適用される電子ピアノのハード構成を示すブロック図である。同図において、CPU1は、ROM3に格納されている制御プログラムに従って電子楽器全体の制御を行う。CPU1は、タイマ割り込み回路の他、MIDIインタフェース(I/F)2との接続用シリアルポートも備えている。MIDIインタフェース2は、外部MIDI機器との間においてMIDIメッセージのやり取りを行う信号送受信回路である。
【0018】
ROM3は、制御プログラム、複数の音色パラメータ、また、必要に応じて、その他エフェクトについてのパラメータなど、装置状態設定のための各種パラメータを記憶しており、また、後述のカラーパターン表示用データを記憶している。
【0019】
RAM4は、CPU1のワークエリア、各種レジスタのデータを一時記憶するバッファとして使用され、また、ROM3から読み出され、展開されたカラーパターン表示用データを記憶するためにも使用される。このRAM4は、例えばバッテリによりバックアップされていてもよい。
【0020】
操作パネル5は、装置状態設定のための操作子5−1、これにより設定された装置状態のパターンを表示するためのカラーディスプレイ5−2などを備えている。カラーディスプレイ5−2は、例えばLCDパネルからなる。
【0021】
操作パネルインタフェース(I/F)6は、操作パネル5の操作子5−1のオン・オフを示すスイッチイベント情報を生成する。このスイッチイベント情報は各操作子に対応付けられてRAM4に記憶される。スイッチイベント情報に従って、RAM4上に展開されたカラーパターン表示用データが読み出され、操作子5−1により設定された装置状態がカラーディスプレイ5−2でパターン表示される。
【0022】
鍵盤7は複数のキー(鍵)を有し、それぞれのキーオン・キーオフを示すキーイベント情報や押鍵強さつまりベロシティを示すタッチ情報を検知するための、例えば2つのセンサを有している。鍵盤インタフェース(I/F)8は、前記センサの状態に基づいてキーイベント情報やタッチ情報を生成し、これらの情報はキーナンバに対応付けられてRAM4に記憶される。ペダル9およびペダルインタフェース10は、ペダル操作のオン・オフを示すペダルイベント情報を生成し、このペダルイベント情報もRAM4に記憶される。
【0023】
楽音発生回路11は、波形読み出し方式により所望の楽音信号を発生する回路であり、例えばデジタルコントロール・オシレータ(DCO)、デジタルコントロール・フィルタ(DCF)、デジタルコントロール・アンプ(DCA)およびエフェクタを有し、デジタル楽音波形サンプル値が記憶されている波形メモリから、発音すべき音高に比例したアドレス間隔で順次波形データを読み出し、補間演算を行って楽音波形信号を発生させる。また、楽音発生回路11は、エンベロープ発生回路を有し、設定されたエンベロープパラメータに基づいて発生したエンベロープ信号をDCAにおいて楽音波形発生信号に乗算してエンベロープを付与し、楽音信号を出力する。楽音発生回路11は、複数、例えば32の楽音発生チャネルを有しているが、実際には、1つの楽音発生回路を時分割多重動作させることにより同時に複数の楽音信号を独立して発生可能に構成されている。
【0024】
D/A変換器12はデジタル楽音信号をアナログ信号に変換するものであり、このアナログ信号がアンプ13によって増幅された後、スピーカ14に供給されて発音が行われる。バス15は電子楽器内の各回路を接続している。
【0025】
本発明は、記憶手段、例えば、前記電子楽器の例で言えば、ROM3に記憶するカラーパターン表示用データの形式を工夫することによりその記憶に必要な容量を低減するものである。図2は、本発明に係るカラーパターン表示用データの記憶方法の説明図であり、同図は、説明を簡単にするために、カラーパターンを赤(R)、緑(G)および青(B)の3色で表示し、その大きさが8×8画素である例を示している。電子楽器などにおいては、カラーパターン表示といっても3色程度の少ない色数による表示で十分であり、本発明は、このような少ない色数による表示を対象としている。
【0026】
表示すべきカラーパターンが、例えば、図2(a)に示すようにR、G、Bのパターンの組み合わせからなる場合、このカラーパターンの各色について同色の部分のみを抽出したものは、図2(b)、(c)、(d)に示すようになる。本発明では、この各々のデータを予め記憶しておき、カラーパターン表示用データとする。各色のパターン表示用データは、その色で表示する画素部分が「1」、その色で表示しない画素部分が「0」の、1画素1ビットのオン・オフ情報の形式であり、これを表示の色情報ととともにROM3に記憶する。なお、図2では、その色で表示しない画素部分の「0」は省略してある。
【0027】
CPU1が16進でデータを取り扱うものとすると、前記R表示用データ(図2(b))は、1行目、2行目は00H、3行目、4行目は18H、3行目以下は00Hと表現され、G表示用データ(図2(c))は、1行目は00H、2行目〜5行目は40H、6行目は60H、7行目以下は00Hと表現され、B表示用データ(図2(d))は、1行目〜3行目は00H、4行目〜7行目は02H、8行目は00Hと表現される。
【0028】
カラーパターンをこのような形式のデータとして記憶させることにより、前記例で言えば、記憶に必要な容量は、各色について8×8(=64)ビット、3色合計8×8×3(=192)ビットとなり、従来の8×8×8(=512)ビットより大幅に低減させることができる。
【0029】
図3ないし図5は、カラーパターン表示用データの記憶の具体例を示し、図3は、元のカラーパターンであり、このカラーパターンを256色ビットマップデータとして表したのが図4である。なお、図示都合上、カラーパターンをモノクロで示しているが、実際上は、例えば、背景色以外に赤色、灰色の2色からなるパターンである。
【0030】
このカラーパターン表示用データは、パターンの一番下の行の左から右の順で格納され、一行分終わると一つ上の行の左から右にという順番で一番上の行のデータまで格納されている。各画素のデータは、0x0F(0FH)、0x0F、・・・であり、8ビット(1バイト)により1画素が表されており、「00」、「08」、「0F」は、例えば、赤色、灰色、背景色をそれぞれ表す色番号である。従来では、このような形式のデータとしてカラーパターンを記憶し、それを読み出して表示コントローラに出力しているため、記憶に要する容量が大きくなる。なお、この場合、表示コントローラは、前記色番号のデータを処理し得る構成のものである。
【0031】
図5は、図3のカラーパターンを本発明に従い色別に分解し、分解された灰色についてのパターンを1画素1ビットにした場合の例である。図5において、例えば、0x0Fは、「00001111」であり、これだけで灰色の部分4画素、灰色でない部分の4画素の計8画素を表している。なお、この例では、灰色の部分を「0」、灰色でない部分を「1」としているが、これを逆にして灰色の部分を「1」、灰色でない部分を「0」として表しても構わない。
【0032】
また、1画素1ビットのオン・オフ情報の前にその色を指示する色情報(色番号)0x08を付加しており、これにより以下に続くオン・オフ情報が灰色の画素データであることを表している。ここでは灰色についてのパターンの画素データを示したが、このようなでデータが分解された他の色のパターン、この例では、赤色(色情報(色番号):0x00)のパターンについても存在する。
【0033】
以上のような形式で分解され、記憶されたデータに基づいてカラーパターンを表示させる場合、各色についてのパターン表示用データの色情報と各画素のオン・オフ(「1」、「0」)情報を処理し、例えば、1画素当たり1バイトのデータとしてRAM上に展開する。このデータは、表示コントローラに直接入力し得る形式のデータとして展開することができる。また、このデータは、カラーパターンにおける各1画素をその色を指示する色番号で表した形式のデータとして展開することもでき、これが表示コントローラに直接入力し得る形式でないならば、ルックアップテーブル(LUT)などの参照表によりデータ変換を行えばよい。LUTは、入力データをアドレスとして出力データを読み出すものであるため、遅れなく出力データを表示に供することができる。
【0034】
図6は、本発明に係るカラーパターン表示用データの処理方法を示す概念図である。前記のようにしてROM3に予め記憶した各色のパターン表示用データを1ビットづつ順次読み出してCPU1により、例えば1画素当たり1バイトのデータに変換してRAM4上に展開する。この変換処理には時間を要するが、色数が少ないパターン表示の場合には処理量が少ないので、変換処理に伴う遅れはそれ程問題にはならない。展開されたデータは、そのまま、あるいはLUTにより変換してLCDコントローラに出力する。
【0035】
図7は、本発明に係るカラーパターン表示用データの処理方法の一実施形態を示すフローチャートであり、まず、操作などに従って表示しようとするパターンの位置、サイズ、色数の情報を読み込む(S1)。これら情報は、パターンとともにROM3に記憶しておいたものを読み込めばよく、操作内容などに応じてそれら情報を変形して読む込むようにすることもできる。なお、このフローチャートは、パターンの位置、サイズの情報を、最初に読み込むデータのみに持たせ、後のデータでは省略した例であるが、これらの情報を各色ごとに持たせて、その都度読み込むようにすることもできる。
【0036】
また、サイズの情報は、パターンの高さ、幅、画素数のうちの少なくとも2つのデータであればよく、それにより所定サイズのパターンが再現ができる。パターンの位置やサイズの情報は、ディスプレイ画面の全面を書き換えるのではなく、その一部を書き換える場合や一部に新たなパターンを書き加える場合などに必要である。
【0037】
次に、第1の色についての色情報を読み込み(S2)、続いてその色についての画像データを読み込み、ビット−バイト変換を行う(S3)。
【0038】
第1の色について以上の処理が終了すれば(S4)、順次、第2、第3・・の色について、第1の色と同様に、色情報を読み込み(S2)、画像データを読み込み、ビット−バイト変換を行う(S3)。S1で読み込んだ色数の情報に基づいて全色についての処理が終了したと判断されれば(S5)、処理を終了する。以上の処理により展開されたデータはRAM4に記憶された後、ディスプレイ5−2に出力される。
【0039】
本発明では、カラーパターンにおける各色についてのデータを形成しており、各色のパターン同士は重畳されることがないので、以上のように色順次で処理してパターンが存在する箇所についてのみRAMに書き込むことにより各色のパターンが合成された一画面分の表示用データを展開できる。
【0040】
ROM3に記憶しているカラーパターン表示用データは、表示コントローラに直接入力し得る形式のものでなくても、それをCPU1で処理し、必要に応じてさらにLUTで変換して表示コントローラに入力し得るデータとしているため、表示コントローラは既存のものを使用し得る。また、RAM4に展開されたデータは、高速に読み出して表示に供することができる。
【0041】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、種々の変形が可能である。例えば、上記実施態様は、装置内部のROMにカラーパターン表示用データを記憶するものであるが、この表示用データは、外部の記憶装置に記憶し、そこから読み出して表示に供するようにすることもできる。
【0042】
また、RAM上に一度展開されたパターンの一部を、続く表示において利用するようにすることもできる。すなわち、その前の表示パターンと一部においてのみ変わるパターンを表示させる際は、変わる部分についてのみRAM上でオーバライト(上書き)することにより、既に展開されていて次の表示パターンで流用できるパターン部分についてはそのまま残すことができる。なお、その前の表示パターンと一部のみにおいて変わるパターンか否かは、読み出されるパターンを指示する操作内容、パターンの位置やサイズなどに基づいて判断できる。この場合、CPUはディスプレイ全面についてのデータを処理する必要がないので、その処理を軽減させることができる。
【0043】
また、パターンが同じで色のみが変わるパターンが続く場合には、新たな色情報のみを読み出し、既に展開されている表示用データの色番号を直接的に変更するようにすることもできる。例えば、楽音信号の「記録」と「再生」などは、色のみが「赤」と「青」に変わり、ともに矢印のパターンでそれら状態を表示することが多く、このような場合、矢印のパターンについてはその画像データをROMから読み出して改めて展開する必要がなく、新たな色情報のみをROMから読み出し、表示用データをその色情報に相当する色番号に直接的に変更すればよい。前記の例で言えば、「0x08」の画素を「0x00」に直接的に変更すれば、灰色部分を赤色部分に変えることができる。
【0044】
本発明は、電子楽器に限らず、予め定められたカラーパターンを選択的に表示する各種装置に適用可能であり、特に、使用色数が少ないカラーパターンを表示する装置に適用した場合にデータの記憶容量低減の効果が大きい。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、カラーパターン表示用データを少ないデータ量として記憶し、表示に供することができ、装置コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される電子ピアノのハード構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るカラーパターン表示用データの記憶方法の説明図である。
【図3】表示されるカラーパターンの一例を示す図である。
【図4】図3のカラーパターンを256色ビットマップデータとして表した図ある。
【図5】本発明に従って図3のカラーパターンを表した図である。
【図6】本発明に係るカラーパターン表示用データの処理方法の概念図である。
【図7】本発明に係るカラーパターン表示用データの処理方法の一実施形態を示すフロー図である。
【符号の説明】
1・・・CPU、2・・・MIDIインタフェース、3・・ROM、4・・・RAM、5・・・操作パネル、5−1・・・操作子、5−2・・・ディスプレイ、6・・・操作パネルインタフェース、7・・・鍵盤、8・・・鍵盤インタフェース、9・・・ペダル、10・・・ペダルインタフェース、11・・・楽音発生回路、12・・・D/A、13・・・アンプ、14・・スピーカ、15・・・バス
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラーパターン表示用データの記憶方法および処理方法に関し、特に、電子楽器の状態表示などに用いられるカラーパターン表示用データを少ないデータ量として記憶し、表示に供することができるパターン表示用データの記憶方法および処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子ピアノなどの電子楽器は、音色名、テンポや拍子、デモ曲などの設定が可能になっており、これら各種設定状態のパターンを表示するためのディスプレイを操作パネルに備えている。
【0003】
従来、このディスプレイはLCDパネルからなり、パターンをモノクロで表示しているが、最近ではカラーで表示することも考えられている。また、ユーザにとって分かり易く、かつ操作しやすい表示を行うように、LCDパネルは大画面のものになってきており、さらに、電子楽器そのものに多くの機能が備えられるようになって表示すべき画面の数も多くなる傾向がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
予め定められたパターンをモノクロで表示する場合にはそれ程問題にならなかったが、カラーで表示する場合には、電子楽器などのように表示する色数が少ない場合であっても表示用のデータ量が増大し、その記憶に多くの容量を必要とするという問題が生じる。
【0005】
例えば、320×240画素のLCDパネルを用いてパターンをモノクロで表示する場合には1画素当たり1ビットのオン・オフ情報だけでよいので、1枚のパターンの表示用データを記憶するために、320×240(=76800)ビットの容量で済む。
【0006】
これに対し、カラーで表示する場合には、各画素についてオン、情報の他に色を表す情報が必要であり、カラー表示用データを1画素当たり1バイト(=8ビット)で取り扱うLCDコントローラなどのLSIに合わせて表示用データを形成し、これをそのまま記憶しようとすれば、1枚のパターンを表示するのに320×240×8(=614400)ビットの容量を必要とする。
【0007】
本発明は、上記問題にかんがみなされたものであり、カラーパターン表示用データを少ないデータ量として記憶し、表示に供することができ、特に、比較的少ない色数でパターン表示を行う装置におけるコストを低減することができるパターン表示用データの記憶方法および処理方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、カラーパターンにおける各色について、1画素1ビットの形式のデータとし、これらデータとともに該データに対する色情報を記憶する点に第1の特徴がある。
【0009】
また、本発明は、カラーパターンにおける各色ごとに記憶された1画素1ビットの形式のデータおよび該データに対する色情報からなるカラーパターン表示用データを、各色ごとに順次読み出し、表示コントローラに直接入力し得る形式のカラーパターン表示用データとしてRAM上に展開する点に第2の特徴がある。
【0010】
また、本発明は、カラーパターンにおける各色ごとに記憶された1画素1ビットの形式のデータおよび該データに対する色情報からなるカラーパターン表示用データを、各色ごとに順次読み出し、カラーパターンにおける各1画素をその色を指示する色番号で表した形式のカラーパターン表示用データとしてRAM上に展開する点に第3の特徴がある。
【0011】
また、本発明は、表示しようとするカラーパターンあるいはその一部のパターンが、その前に展開されたカラーパターン表示用データと色においてのみ異なる場合には、既に展開されているカラーパターン表示用データにおける該当パターンの画素の色番号を直接的に変更する点に第4の特徴がある。
【0012】
また、本発明は、表示しようとするカラーパターンが、その前に展開されたカラーパターンと一部においてのみ異なる場合には、該異なる一部のカラーパターンについてのデータおよび色情報を読み出し、これにより得られるデータおよび色情報と既に展開されているその他の部分のデータとに基づいてカラーパターン表示用データをRAM上に展開する点に第5の特徴がある。
【0013】
さらに、本発明は、カラーパターン表示用データが、1画素1バイトの形式でRAM上に展開される点に第6の特徴がある。
【0014】
第1の特徴によれば、カラーパターン表示用データを少ないデータ量として記憶することができ、特に、比較的少ない色数でパターン表示を行う装置におけるコストを低減させることができる。
【0015】
また、第2、第3および第6の特徴によれば、既存の表示コントローラをそのまま用いての表示が可能になり、また、展開されたカラー表示用データをRAMから高速に読み出して表示に供することができる。
【0016】
さらに、第4および第5の特徴によれば、既に展開されているパターンを流用してカラーパターンを表示するため、CPUでのデータ処理の負担を軽減することができ、その分だけCPUを他の処理に当てることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は、本発明が適用される電子ピアノのハード構成を示すブロック図である。同図において、CPU1は、ROM3に格納されている制御プログラムに従って電子楽器全体の制御を行う。CPU1は、タイマ割り込み回路の他、MIDIインタフェース(I/F)2との接続用シリアルポートも備えている。MIDIインタフェース2は、外部MIDI機器との間においてMIDIメッセージのやり取りを行う信号送受信回路である。
【0018】
ROM3は、制御プログラム、複数の音色パラメータ、また、必要に応じて、その他エフェクトについてのパラメータなど、装置状態設定のための各種パラメータを記憶しており、また、後述のカラーパターン表示用データを記憶している。
【0019】
RAM4は、CPU1のワークエリア、各種レジスタのデータを一時記憶するバッファとして使用され、また、ROM3から読み出され、展開されたカラーパターン表示用データを記憶するためにも使用される。このRAM4は、例えばバッテリによりバックアップされていてもよい。
【0020】
操作パネル5は、装置状態設定のための操作子5−1、これにより設定された装置状態のパターンを表示するためのカラーディスプレイ5−2などを備えている。カラーディスプレイ5−2は、例えばLCDパネルからなる。
【0021】
操作パネルインタフェース(I/F)6は、操作パネル5の操作子5−1のオン・オフを示すスイッチイベント情報を生成する。このスイッチイベント情報は各操作子に対応付けられてRAM4に記憶される。スイッチイベント情報に従って、RAM4上に展開されたカラーパターン表示用データが読み出され、操作子5−1により設定された装置状態がカラーディスプレイ5−2でパターン表示される。
【0022】
鍵盤7は複数のキー(鍵)を有し、それぞれのキーオン・キーオフを示すキーイベント情報や押鍵強さつまりベロシティを示すタッチ情報を検知するための、例えば2つのセンサを有している。鍵盤インタフェース(I/F)8は、前記センサの状態に基づいてキーイベント情報やタッチ情報を生成し、これらの情報はキーナンバに対応付けられてRAM4に記憶される。ペダル9およびペダルインタフェース10は、ペダル操作のオン・オフを示すペダルイベント情報を生成し、このペダルイベント情報もRAM4に記憶される。
【0023】
楽音発生回路11は、波形読み出し方式により所望の楽音信号を発生する回路であり、例えばデジタルコントロール・オシレータ(DCO)、デジタルコントロール・フィルタ(DCF)、デジタルコントロール・アンプ(DCA)およびエフェクタを有し、デジタル楽音波形サンプル値が記憶されている波形メモリから、発音すべき音高に比例したアドレス間隔で順次波形データを読み出し、補間演算を行って楽音波形信号を発生させる。また、楽音発生回路11は、エンベロープ発生回路を有し、設定されたエンベロープパラメータに基づいて発生したエンベロープ信号をDCAにおいて楽音波形発生信号に乗算してエンベロープを付与し、楽音信号を出力する。楽音発生回路11は、複数、例えば32の楽音発生チャネルを有しているが、実際には、1つの楽音発生回路を時分割多重動作させることにより同時に複数の楽音信号を独立して発生可能に構成されている。
【0024】
D/A変換器12はデジタル楽音信号をアナログ信号に変換するものであり、このアナログ信号がアンプ13によって増幅された後、スピーカ14に供給されて発音が行われる。バス15は電子楽器内の各回路を接続している。
【0025】
本発明は、記憶手段、例えば、前記電子楽器の例で言えば、ROM3に記憶するカラーパターン表示用データの形式を工夫することによりその記憶に必要な容量を低減するものである。図2は、本発明に係るカラーパターン表示用データの記憶方法の説明図であり、同図は、説明を簡単にするために、カラーパターンを赤(R)、緑(G)および青(B)の3色で表示し、その大きさが8×8画素である例を示している。電子楽器などにおいては、カラーパターン表示といっても3色程度の少ない色数による表示で十分であり、本発明は、このような少ない色数による表示を対象としている。
【0026】
表示すべきカラーパターンが、例えば、図2(a)に示すようにR、G、Bのパターンの組み合わせからなる場合、このカラーパターンの各色について同色の部分のみを抽出したものは、図2(b)、(c)、(d)に示すようになる。本発明では、この各々のデータを予め記憶しておき、カラーパターン表示用データとする。各色のパターン表示用データは、その色で表示する画素部分が「1」、その色で表示しない画素部分が「0」の、1画素1ビットのオン・オフ情報の形式であり、これを表示の色情報ととともにROM3に記憶する。なお、図2では、その色で表示しない画素部分の「0」は省略してある。
【0027】
CPU1が16進でデータを取り扱うものとすると、前記R表示用データ(図2(b))は、1行目、2行目は00H、3行目、4行目は18H、3行目以下は00Hと表現され、G表示用データ(図2(c))は、1行目は00H、2行目〜5行目は40H、6行目は60H、7行目以下は00Hと表現され、B表示用データ(図2(d))は、1行目〜3行目は00H、4行目〜7行目は02H、8行目は00Hと表現される。
【0028】
カラーパターンをこのような形式のデータとして記憶させることにより、前記例で言えば、記憶に必要な容量は、各色について8×8(=64)ビット、3色合計8×8×3(=192)ビットとなり、従来の8×8×8(=512)ビットより大幅に低減させることができる。
【0029】
図3ないし図5は、カラーパターン表示用データの記憶の具体例を示し、図3は、元のカラーパターンであり、このカラーパターンを256色ビットマップデータとして表したのが図4である。なお、図示都合上、カラーパターンをモノクロで示しているが、実際上は、例えば、背景色以外に赤色、灰色の2色からなるパターンである。
【0030】
このカラーパターン表示用データは、パターンの一番下の行の左から右の順で格納され、一行分終わると一つ上の行の左から右にという順番で一番上の行のデータまで格納されている。各画素のデータは、0x0F(0FH)、0x0F、・・・であり、8ビット(1バイト)により1画素が表されており、「00」、「08」、「0F」は、例えば、赤色、灰色、背景色をそれぞれ表す色番号である。従来では、このような形式のデータとしてカラーパターンを記憶し、それを読み出して表示コントローラに出力しているため、記憶に要する容量が大きくなる。なお、この場合、表示コントローラは、前記色番号のデータを処理し得る構成のものである。
【0031】
図5は、図3のカラーパターンを本発明に従い色別に分解し、分解された灰色についてのパターンを1画素1ビットにした場合の例である。図5において、例えば、0x0Fは、「00001111」であり、これだけで灰色の部分4画素、灰色でない部分の4画素の計8画素を表している。なお、この例では、灰色の部分を「0」、灰色でない部分を「1」としているが、これを逆にして灰色の部分を「1」、灰色でない部分を「0」として表しても構わない。
【0032】
また、1画素1ビットのオン・オフ情報の前にその色を指示する色情報(色番号)0x08を付加しており、これにより以下に続くオン・オフ情報が灰色の画素データであることを表している。ここでは灰色についてのパターンの画素データを示したが、このようなでデータが分解された他の色のパターン、この例では、赤色(色情報(色番号):0x00)のパターンについても存在する。
【0033】
以上のような形式で分解され、記憶されたデータに基づいてカラーパターンを表示させる場合、各色についてのパターン表示用データの色情報と各画素のオン・オフ(「1」、「0」)情報を処理し、例えば、1画素当たり1バイトのデータとしてRAM上に展開する。このデータは、表示コントローラに直接入力し得る形式のデータとして展開することができる。また、このデータは、カラーパターンにおける各1画素をその色を指示する色番号で表した形式のデータとして展開することもでき、これが表示コントローラに直接入力し得る形式でないならば、ルックアップテーブル(LUT)などの参照表によりデータ変換を行えばよい。LUTは、入力データをアドレスとして出力データを読み出すものであるため、遅れなく出力データを表示に供することができる。
【0034】
図6は、本発明に係るカラーパターン表示用データの処理方法を示す概念図である。前記のようにしてROM3に予め記憶した各色のパターン表示用データを1ビットづつ順次読み出してCPU1により、例えば1画素当たり1バイトのデータに変換してRAM4上に展開する。この変換処理には時間を要するが、色数が少ないパターン表示の場合には処理量が少ないので、変換処理に伴う遅れはそれ程問題にはならない。展開されたデータは、そのまま、あるいはLUTにより変換してLCDコントローラに出力する。
【0035】
図7は、本発明に係るカラーパターン表示用データの処理方法の一実施形態を示すフローチャートであり、まず、操作などに従って表示しようとするパターンの位置、サイズ、色数の情報を読み込む(S1)。これら情報は、パターンとともにROM3に記憶しておいたものを読み込めばよく、操作内容などに応じてそれら情報を変形して読む込むようにすることもできる。なお、このフローチャートは、パターンの位置、サイズの情報を、最初に読み込むデータのみに持たせ、後のデータでは省略した例であるが、これらの情報を各色ごとに持たせて、その都度読み込むようにすることもできる。
【0036】
また、サイズの情報は、パターンの高さ、幅、画素数のうちの少なくとも2つのデータであればよく、それにより所定サイズのパターンが再現ができる。パターンの位置やサイズの情報は、ディスプレイ画面の全面を書き換えるのではなく、その一部を書き換える場合や一部に新たなパターンを書き加える場合などに必要である。
【0037】
次に、第1の色についての色情報を読み込み(S2)、続いてその色についての画像データを読み込み、ビット−バイト変換を行う(S3)。
【0038】
第1の色について以上の処理が終了すれば(S4)、順次、第2、第3・・の色について、第1の色と同様に、色情報を読み込み(S2)、画像データを読み込み、ビット−バイト変換を行う(S3)。S1で読み込んだ色数の情報に基づいて全色についての処理が終了したと判断されれば(S5)、処理を終了する。以上の処理により展開されたデータはRAM4に記憶された後、ディスプレイ5−2に出力される。
【0039】
本発明では、カラーパターンにおける各色についてのデータを形成しており、各色のパターン同士は重畳されることがないので、以上のように色順次で処理してパターンが存在する箇所についてのみRAMに書き込むことにより各色のパターンが合成された一画面分の表示用データを展開できる。
【0040】
ROM3に記憶しているカラーパターン表示用データは、表示コントローラに直接入力し得る形式のものでなくても、それをCPU1で処理し、必要に応じてさらにLUTで変換して表示コントローラに入力し得るデータとしているため、表示コントローラは既存のものを使用し得る。また、RAM4に展開されたデータは、高速に読み出して表示に供することができる。
【0041】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、種々の変形が可能である。例えば、上記実施態様は、装置内部のROMにカラーパターン表示用データを記憶するものであるが、この表示用データは、外部の記憶装置に記憶し、そこから読み出して表示に供するようにすることもできる。
【0042】
また、RAM上に一度展開されたパターンの一部を、続く表示において利用するようにすることもできる。すなわち、その前の表示パターンと一部においてのみ変わるパターンを表示させる際は、変わる部分についてのみRAM上でオーバライト(上書き)することにより、既に展開されていて次の表示パターンで流用できるパターン部分についてはそのまま残すことができる。なお、その前の表示パターンと一部のみにおいて変わるパターンか否かは、読み出されるパターンを指示する操作内容、パターンの位置やサイズなどに基づいて判断できる。この場合、CPUはディスプレイ全面についてのデータを処理する必要がないので、その処理を軽減させることができる。
【0043】
また、パターンが同じで色のみが変わるパターンが続く場合には、新たな色情報のみを読み出し、既に展開されている表示用データの色番号を直接的に変更するようにすることもできる。例えば、楽音信号の「記録」と「再生」などは、色のみが「赤」と「青」に変わり、ともに矢印のパターンでそれら状態を表示することが多く、このような場合、矢印のパターンについてはその画像データをROMから読み出して改めて展開する必要がなく、新たな色情報のみをROMから読み出し、表示用データをその色情報に相当する色番号に直接的に変更すればよい。前記の例で言えば、「0x08」の画素を「0x00」に直接的に変更すれば、灰色部分を赤色部分に変えることができる。
【0044】
本発明は、電子楽器に限らず、予め定められたカラーパターンを選択的に表示する各種装置に適用可能であり、特に、使用色数が少ないカラーパターンを表示する装置に適用した場合にデータの記憶容量低減の効果が大きい。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、カラーパターン表示用データを少ないデータ量として記憶し、表示に供することができ、装置コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される電子ピアノのハード構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るカラーパターン表示用データの記憶方法の説明図である。
【図3】表示されるカラーパターンの一例を示す図である。
【図4】図3のカラーパターンを256色ビットマップデータとして表した図ある。
【図5】本発明に従って図3のカラーパターンを表した図である。
【図6】本発明に係るカラーパターン表示用データの処理方法の概念図である。
【図7】本発明に係るカラーパターン表示用データの処理方法の一実施形態を示すフロー図である。
【符号の説明】
1・・・CPU、2・・・MIDIインタフェース、3・・ROM、4・・・RAM、5・・・操作パネル、5−1・・・操作子、5−2・・・ディスプレイ、6・・・操作パネルインタフェース、7・・・鍵盤、8・・・鍵盤インタフェース、9・・・ペダル、10・・・ペダルインタフェース、11・・・楽音発生回路、12・・・D/A、13・・・アンプ、14・・スピーカ、15・・・バス
Claims (6)
- カラーパターンにおける各色について、1画素1ビットの形式のデータとし、これらデータとともに該データに対する色情報を記憶することを特徴とするカラーパターン表示用データの記憶方法。
- カラーパターンにおける各色ごとに記憶された1画素1ビットの形式のデータおよび該データに対する色情報からなるカラーパターン表示用データを、各色ごとに順次読み出し、表示コントローラに直接入力し得る形式のカラーパターン表示用データとしてRAM上に展開することを特徴とするカラーパターン表示用データの処理方法。
- カラーパターンにおける各色ごとに記憶された1画素1ビットの形式のデータおよび該データに対する色情報からなるカラーパターン表示用データを、各色ごとに順次読み出し、カラーパターンにおける各1画素をその色を指示する色番号で表した形式のカラーパターン表示用データとしてRAM上に展開することを特徴とするカラーパターン表示用データの処理方法。
- 表示しようとするカラーパターンあるいはその一部のパターンが、その前に展開されたカラーパターン表示用データと色においてのみ異なる場合には、既に展開されているカラーパターン表示用データにおける該当パターンの画素の色番号を直接的に変更することを特徴とする請求項3に記載のカラーパターン表示用データの処理方法。
- 表示しようとするカラーパターンが、その前に展開されたカラーパターンと一部においてのみ異なる場合には、該異なる一部のカラーパターンについてのデータおよび色情報を読み出し、これにより得られるデータおよび色情報と既に展開されているその他の部分のデータとに基づいてカラーパターン表示用データをRAM上に展開することを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載のカラーパターン表示用データの処理方法。
- カラーパターン表示用データが、1画素1バイトの形式でRAM上に展開されることを特徴とする請求項2または3に記載のカラーパターン表示用データの処理方法。
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