JP3867905B2 - 電子楽器における楽音生成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子ピアノ、その他の電子楽器における楽音生成方法に関し、特に、電子楽器においてデュアルモードで新たな楽音を生成する際に減衰音と持続音とが選択されても、濁りがなく、かつ心地よい音を生成することができる電子楽器における楽音生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
多くの電子楽器は、複数の音色をデフォルトで用意しており、それら音色のうちから任意に選択した音色で楽音を生成することができる。また、任意の複数の音色を選択することによりそれらの音色を重ねて同時に発音させることができるデュアルという機能を備えている。このデュアル機能により一つの演奏情報(鍵盤操作、MIDI入力等)で複数の音色を重ねて同時に発音させることができ、例えば、ピアノの音色とストリングスの音色を重ねて同時に発音させることができ、ピアノ単体、あるいはストリングス単体では得られなかったふくよかな新たな楽音を生成することができる。
【0003】
デュアルモードにおいて、音量バランス設定状態によってはその機能が効果的に発揮されないという問題に対処するため、特開平9−19013号公報には、一方の音色が他方の音色にマスキングされないように、また、各音色の特性を一層明瞭にすることができるように、音量バランス手段で設定された音量バランスに従って各音色の特性を変えること、具体的には、減衰系の音色と持続系の音色の音量が拮抗している音量バランス設定状態では減衰系の音色のアタックを強め、持続系の音色のアタックを緩めてそれぞれの音色の個性を出すこと、減衰系の音色が小音量である音量バランス設定状態ではその音色の低域と高域を上げ、持続系の音色が小音量である音量バランス設定状態ではその音色のリリースを長して小音量の音色が他方の音色にマスキングされないようにすることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子楽器におけるデュアル機能は、一般的には、選択された2つの音色を適当な、あるいは音量バランス設定用ボリュームで設定されたミックス比率で足し合わせるだけである。
【0005】
ところで、楽音には、ピアノやギターのように発音中の音量が時間と共に徐々に小さくなる音、すなわちを減衰音を発生するものと、オルガンやストリングスのように発音中の音量が余り変わらずに持続される音、すなわち持続音を発生するものとがある。デュアルモードでこのような減衰音と持続音、例えば、ピアノとストリングスとを重ねて発音させた場合、特にダンパ・ペダルを踏みながらこれらを重ねて発音させた場合には、持続音が減衰音に比べてかなり長く残り、全体として音が混沌として音が濁り、聴きづらくなるという問題がある。
【0006】
前記特開平9−19013号公報で提案されているものは、デュアルモードにおいて、各音色の特性を変えるものであるが、音量バランス設定状態との関係で一方の音色が他方の音色にマスキングされてしまうという問題に対処するために個々の音色の個性を明瞭にしようとするものであり、減衰音と持続音とを重ねて発音させた場合の前記問題は何ら意識されておらず、その問題に対処できるものでもない。
【0007】
本発明の目的は、上記問題にかんがみなされたものであり、デュアルモードで新たな楽音を生成する際に減衰音と持続音とが選択されても、濁りがなく、かつ心地よい楽音を生成することができる電子楽器における楽音生成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、デュアルモード時に音色として減衰音と持続音とが選択された場合に、前記持続音の減衰の仕方を前記減衰音の減衰の仕方に合わせるように変更する点に第1の特徴がある。
【0009】
また、本発明は、デュアルモード時に前記減衰音のミックス比率が50%を超えた場合に、前記持続音の減衰の仕方を前記減衰音の減衰の仕方に合わせるように変更する点に第2の特徴がある。
【0010】
また、本発明は、デュアルモード用の持続音の音色パラメータを備え、デュアルモード時にノーマルモード用の持続音の音色パラメータに代えて前記デュアルモード用の持続音の音色パラメータを用いることにより、前記持続音の減衰の仕方を前記減衰音の減衰の仕方に合わせるように変更する点に第3の特徴がある。
【0011】
また、本発明は、デュアルモード時に前記減衰音の減衰の仕方を表す音色パラメータを用いることにより、前記持続音の減衰の仕方を前記減衰音の減衰の仕方に合わせるように変更する点に第4の特徴がある。
【0012】
さらに、本発明は、前記持続音の減衰の仕方を変更することに加え、前記持続音の低音域および高音域の少なくとも一方のレベルを低下させる点に第5の特徴がある。
【0015】
第1ないし第4の特徴によれば、デュアルモードにより新たな楽音を生成する際に減衰音と持続音とが選択されても、持続音が長く残ることを抑制することができ、濁りがなく、かつ心地よい音を生成することができる。
【0016】
また、第3の特徴によれば、予めデュアルモード用の持続音の音色パラメータを用意しておくことにより、デュアルモードにより新たな楽音を生成する際の持続音の減衰の仕方を自由に設定することができる。
【0017】
また、第4の特徴によれば、デュアルモード用の音色パラメータを特別に用意しておくことなく、減衰音のパラメータを利用して持続音が長く残ることを抑制することができる。
【0018】
さらに、第5の特徴によれば、デュアルモードにより新たな楽音を生成する際に減衰音と持続音とが選択されても、長く残る持続音を少なくしてその影響を抑制することができ、濁りがなく、かつ心地よい音を生成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電子ピアノのハード構成を示すブロック図である。同図において、CPU1は、ROM3に格納されている制御プログラムに従って電子楽器全体の制御を行う。CPU1は、タイマ割り込み回路の他、MIDIインタフェース(I/F)2との接続用シリアルポートも備えている。MIDIインタフェース2は、外部MIDI機器との間においてMIDIメッセージのやり取りを行う信号送受信回路である。
【0020】
ROM3は、制御プログラム、複数の音色パラメータ、例えば、コンサートグランドピアノ(ピアノ1)、スタジオグランドピアノ(ピアノ2)、オルガン、ストリングス、・・・などの音色パラメータ、また、必要に応じて、その他エフェクトについてのパラメータなど、演奏状態を設定するための各種パラメータを記憶している。RAM4は、CPU1のワークエリアとして使用され、また、各種レジスタのデータを一時記憶するバッファとしても使用される。このRAM4は、例えばバッテリによりバックアップされていてもよい。
操作パネル5は、演奏時の状態を設定するための操作子を有する。この操作パネル5の詳細は後述する。操作パネルインタフェース(I/F)6は、操作パネル5の操作子のオン・オフを示すスイッチイベント情報を生成する。これらスイッチイベント情報は各操作子に対応付けられてRAM4に記憶される。
【0021】
鍵盤7は複数のキー(鍵)を有し、それぞれのキーオン・キーオフを示すキーイベント情報や押鍵強さつまりベロシティを示すタッチ情報を検知するための、例えば2つのセンサを有している。鍵盤インタフェース(I/F)8は、前記センサの状態に基づいてキーイベント情報やタッチ情報を生成し、これらの情報はキーナンバに対応付けられてRAM4に記憶される。ダンパペダルを含むペダル9およびペダルインタフェース10は、ペダル操作のオン・オフを示すペダルイベント情報を生成し、このペダルイベント情報もRAM4に記憶される。
【0022】
楽音発生回路11は、波形読み出し方式により所望の楽音信号を発生する回路であり、例えばデジタルコントロール・オシレータ(DCO)、デジタルコントロール・フィルタ(DCF)、デジタルコントロール・アンプ(DCA)およびエフェクタを有し、デジタル楽音波形サンプル値が記憶されている波形メモリから、発音すべき音高に比例したアドレス間隔で順次波形データを読み出し、補間演算を行って楽音波形信号を発生させる。また、楽音発生回路11は、エンベロープ発生回路を有し、設定されたエンベロープパラメータに基づいて発生したエンベロープ信号をDCAにおいて楽音波形発生信号に乗算してエンベロープを付与し、楽音信号を出力する。楽音発生回路11は、複数、例えば32の楽音発生チャネルを有しているが、実際には、1つの楽音発生回路を時分割多重動作させることにより同時に複数の楽音信号を独立して発生可能に構成されている。
【0023】
D/A変換器12はデジタル楽音信号をアナログ信号に変換するものであり、このアナログ信号がアンプ13によって増幅された後、スピーカ14に供給されて発音が行われる。バス15は電子楽器内の各回路を接続している。
【0024】
図2は、図1の操作パネル5の外観概略構成を示す正面図である。この操作パネル5は、音色選択スイッチ5−1〜5−nを有し、各音色スイッチは、例えば、ピアノ1(コンサートグランドピアノ)、ピアノ2(スタジオグランドピアノ)、オルガン、ストリングス、・・・などに対応している。操作パネル5には、例えばLCDスクリーンなどからなるディスプレイを具備させることができ、さらに、電子楽器が備える機能に応じて、エフェクトオン/オフボタン、スプリット選択ボタン、デュアル/スプリットバランス設定用スライダなどの操作子も具備させることもできる。
【0025】
電子楽器では電源投入時などの初期状態においては最もシンプルなモードの標準状態、すなわち、ノーマルモードの標準状態に設定されるのが普通であるが、操作パネル5の操作子の操作によりそれとは異なる設定状態および演奏モードにすることができる。その際の操作指示や設定状態をディスプレイに表示させることができる。例えば、音色選択スイッチ5−1〜5−nのいずれか1つを押圧すると、ROM3に記憶されている音色パラメータのうちの押圧された音色選択選択スイッチに対応する音色パラメータが呼び出され、CPU1のワークエリアおよび楽音発生回路11に設定される。ここで、さらにもう1つの音色選択スイッチを押圧すると、それに対応する音色パラメータも呼び出されて楽音発生回路11に設定され、デュアルモードでの演奏が可能になる。なお、デュアルモードでの音量バランスは、予め決められた値に設定され、デュアル/スプリットバランス設定用スライダが具備されているものでは、それにより任意に設定できる。また、音色の設定状態を知るために、各音色選択ボタン5−1〜5−nの近傍にLEDなどの表示を設けるようにしてもよい。
【0026】
図3は、本発明の一実施形態に係る電子ピアノの処理を示すメインフローチャートである。まず、電源が投入されると、ステップS1でCPU1、RAM4、楽音発生回路11を構成するLSI等を初期化する。
【0027】
ステップS2では、操作パネル5が操作されたか否かを検出する。操作パネル5が操作されない場合には、ステップS3、S4でそれぞれキー、ペダルが操作されたか否かを検出し、ステップS5、S6でその検出に応じたキー処理、ペダル割当機能処理を実行する。さらに、その他の処理、例えば自動演奏などの処理が設定された場合にはステップS7でその処理を実行する。以上の処理は、従来から知られているものであるが、本発明では、パネル処理のステップS8で、デュアルモードで2つの音色選択スイッチが選択されたか否か、また、選択された音色が減衰音と持続音であるかるか否かに応じた処理を実行する。
【0028】
図4は、パネル処理(ステップS8)の第1の実施形態のフローチャートであり、操作パネル5が操作されたことが検出された場合に実行される。
【0029】
まず、ステップS9で、操作パネル5における操作が音色選択スイッチであるか否かを判断し、音色スイッチの操作でない場合には、操作されたスイッチに応じた処理をステップS10で実行した後、リターンする。また、操作パネル5における操作が音色選択スイッチである場合には、ステップS11で、それが単に1つの音色選択スイッチの操作であるか否かを判断する。この判断は、例えば、音色スイッチが操作されたときに設定されるフラグを調べることにより行われる。ステップS11で、単に1つの音色選択ボタンの操作であると判断すると、ステップS12で、操作された音色選択ボタンに対応した音色パラメータをROM3から呼び出してCPU1のワークエリアおよび楽音発生回路11に設定し、その後、リターンする。この状態では選択された音色によるノーマルモードでの演奏が可能である。
【0030】
また、ステップS11で、音色選択スイッチの操作が2つ目の音色選択スイッチの操作であると判断した場合には、さらに、ステップ13で、選択された2つの音色が減衰音と持続音であるか否かを判断する。この判断は、各音色が減衰音であるか持続音であるかの対応をテーブルに予め記憶させておき、これ参照することにより実行できる。
【0031】
図5は、このテーブルの一例を示し、各音色に対応させてそれが減衰音であるか持続音であるかを記憶している。CPU1は、デュアルモードにおいて選択された各音色が減衰音であるか持続音であるか否かを、このテーブルを参照して判断することができる。なお、このようなテーブルを設けることなく、各音色のパラメータ(ディケイ・スピードなど)を調べることによってもその音色が減衰音であるか持続音であるか否かを判断できる。
【0032】
ステップ13で、選択された2つの音色が減衰音と持続音でない、すなわち、減衰音と減衰音、あるいは持続音と持続音であると判断すると、ステップ14で、通常のデュアルモードにおけるように、音色選択スイッチに対応した音色パラメータもCPU1のワークエリアおよび楽音発生回路11に設定した後、リターンする。これにより、結局、2つの音色パラメータがCPU1のワークエリアおよび楽音発生回路11に設定され、選択された音色によるデュアルモードでの演奏が可能になる。
【0033】
ステップ13で、選択された2つの音色が減衰音と持続音であると判断すると、ステップ15で、持続音のディケイ・スピードを減衰音のディケイスピードに変更して各音色パラメータをCPU1のワークエリアおよび楽音発生回路11に設定する。これにより、持続音の減衰の仕方が減衰音の減衰の仕方に合わせられる。
【0034】
図6は、各音色に対して記憶されている音色パラメータの一例を示し、ここではピアノ1とストリングスの音色パラメータを示している。この例に示されるように、音色パラメータは、音高のパラメータ(DCO)、音量のパラメータ(DCA)および音色のパラメータ(DCF)を含み、DCAは、アタック・スピード(AS)、アタック・レベル(AL)、ディケイ・スピード(DS)、サステイン・レベル(SL)およびリリース・スピード(RS)などのパラメータから成り、音の立ち上がりから消えていくまでのエンベロープを表している。DCAのこれらのパラメータは、図7にエンベロープと共に示した部分を表している。
【0035】
デュアルモード時の音色として、例えば減衰音であるピアノ1と持続音であるストリングスとが選択された場合、ピアノ1の音声パラメータはそのまま設定されるのに対し、ストリングスの音声パラメータは、そのDSがピアノ1のDSに変更されて設定される。なお、DSのみでなく、SL、RSなども変更するようにすることもできる。
【0036】
上記第1の実施形態では、選択された2つの音色が減衰音と持続音である場合に持続音の減衰の仕方を変更するようにしているが、これに代えて第1の音色に減衰音が選択され、第2の音色に持続音が選択された場合に持続音の減衰の仕方を変更するようにしてもよい。この第2の実施形態の第1の実施形態と異なるステップを図8に示す。すなわち、第2の実施形態においては、図4のステップS13に代えてステップS13′を用いればよい。第1の音色は、普通、メインの楽音となるものであり、このメインの楽音に合わせて持続音を減衰させれば持続音が長く残ることによる聴きづらい音の濁りを抑制することができる。
【0037】
また、本発明は、減衰音と持続音とが選択され、減衰音のミックス比率が略50%を越えた場合、持続音の減衰の仕方を減衰音の減衰の仕方に合わせるようにしてもよい。この第3の実施形態の第1の実施形態と異なるステップを図9に示す。すなわち、第3の実施形態においては、図4のステップS13に代えてステップS13″を用いればよい。
【0038】
さらに、上記第1ないし第3の実施形態では、持続音の減衰の仕方を減衰音の減衰の仕方に合わせるようにしているが、これら各実施形態において、持続音の音色パラメータを、予めデュアルモード用に用意された音色パラメータに変更するようにすることもできる。すなわち、図10に示すように、持続音についてデュアル用のパラメータを予め別に記憶しておき、図4のステップS15に代えて図11のステップS15′を用いるようにしてもよい。なお、この場合、変更するパラメータのみを記憶しておき、そのパラメータについて変更するようにすれば記憶容量が少なくて済む。
【0039】
以上の各実施形態は、減衰音に比較して持続音が長く残らないように、持続音の減衰の仕方に着目したものであるが、デュアルの効果がある程度発揮され、かつ長く残る持続音が目立たないようにレベルを変えることによっても、濁りのない、心地よい音を生成することができる。この場合には、キースケーリングをつけることにより、持続音の低音域および高音域の少なくとも一方のレベルを低下させるようにすればよい。
【0040】
また、本発明は、持続音が長く残らず、かつ残る持続音を少なくするように、持続音の減衰の仕方を減衰音の減衰の仕方に合わせ、かつ持続音の低音域および高音域の少なくとも一方のレベルを低下させるようにすることもできる。
【0041】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、種々の変形が可能である。例えば、2つの音色が選択された場合だけでなく、最も長く残る持続音を抑制したり、最も短い減衰音の減衰の仕方に合わせるようにしたりして、それ以上の音色が選択された場合にも拡張することができる。また、持続音が減衰音に比べてかなり長く残り、全体として音が混沌として音が濁り、聴きづらくなるという問題が顕著に起こるのはダンパ・ペダルが踏まれた時であるため、ダンパ・ペダルが踏まれたことが検出された時のみ持続音の音声パラメータを変更するようにすることもできる。さらに、本発明は、電子ピアノに限らず、音色選択を有する種々の電子楽器に適用可能であり、また、外部MIDI機器からのMIDI入力に対しても同様に適用可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、デュアルモードにより新たな楽音を生成する際に減衰音と持続音とが選択されても、濁りがなく、かつ心地よい楽音を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る電子ピアノのハード構成を示すブロック図である。
【図2】 操作パネルの外観概略構成を示す正面図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る電子ピアノの処理を示すメインフローチャートである。
【図4】 パネル処理の第1の実施形態のフローチャートである。
【図5】 パネル処理で使用されるテーブルの一例を示す図である。
【図6】 音色パラメータの一例を示す図である。
【図7】 エンベロープとパラメータとの関係を示す説明図である。
【図8】 パネル処理の第2の実施形態の要部フローチャートである。
【図9】 パネル処理の第3の実施形態の要部フローチャートである。
【図10】 パネル処理で使用されるパラメータの一例を示す図である。
【図11】 パネル処理のさらに他の実施形態の要部フローチャートである。
【符号の説明】
1・・・CPU、2・・・MIDIインタフェース、3・・ROM、4・・・RAM、5・・・操作パネル、6・・・操作パネルインタフェース、7・・・鍵盤、8・・・鍵盤インタフェース、9・・・ペダル、10・・・ペダルインタフェース、11・・・楽音発生回路、12・・・D/A、13・・・アンプ、14・・スピーカ、15・・・バス、5−1〜5−n・・・音色選択ボタン、
Claims (5)
- 電子楽器における楽音生成装置において、デュアルモード時に音色として減衰音と持続音とが選択された場合に、前記持続音の減衰の仕方を前記減衰音の減衰の仕方に合わせるように変更することを特徴とする電子楽器における楽音生成装置。
- デュアルモード時に前記減衰音のミックス比率が50%を超えた場合に、前記持続音の減衰の仕方を前記減衰音の減衰の仕方に合わせるように変更することを特徴とする請求項1に記載の電子楽器における楽音生成装置。
- デュアルモード用の持続音の音色パラメータを備え、
デュアルモード時にノーマルモード用の持続音の音色パラメータに代えて前記デュアルモード用の持続音の音色パラメータを用いることにより、前記持続音の減衰の仕方を前記減衰音の減衰の仕方に合わせるように変更することを特徴とする請求項1または2に記載の電子楽器における楽音生成装置。 - デュアルモード時に前記減衰音の減衰の仕方を表す音色パラメータを用いることにより、前記持続音の減衰の仕方を前記減衰音の減衰の仕方に合わせるように変更することを特徴とする請求項1または2に記載の電子楽器における楽音生成装置。
- 前記持続音の減衰の仕方を変更することに加え、前記持続音の低音域および高音域の少なくとも一方のレベルを低下させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電子楽器における楽音生成装置。
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