JP3282499B2 - 楽音合成装置 - Google Patents
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Description
理をシミュレーションして発音する楽音合成装置に関す
る。
ションして発音する楽音合成装置は知られている。
楽器をシミュレーションした場合には、息圧センサ等に
よって検出された息圧情報に基づいて楽音の発音および
その音色の制御ができ、実際に管楽器を用いて行った演
奏に近いニュアンスを再現することができる。一方、息
圧センサ等によって息圧情報を検出しなくても、メモリ
に記憶された息圧情報を外部から入力された楽音制御情
報(たとえば自動演奏データ)に応じて読み出し、この
読み出された息圧情報に基づいて楽音を合成することに
より、管楽器の楽音をリアルに再現することができる。
来の楽音合成装置では、外部から入力される楽音制御情
報は常に自然楽器をシミュレーションして発音する装置
を対象としたものであるとは限らないため、装置本来の
能力を発揮できないことがあった。
方式音源で使用されることを前提として作成された場合
には、管楽器の音色の楽音を生成するときであっても、
その音色を表情付けるために息圧情報(たとえば、楽音
制御情報がMIDI(Musical Instrument Digital Int
erface)データである場合にはコントロールチェンジ#
2)が使用されることは希であり、通常、主として音量
やフィルタを制御するためのエクスプレッション情報
(MIDIデータではコントロールチェンジ#11)が
使用される。
楽器をシミュレーションするとともに、その音色の制御
にエクスプレッション情報を用いた場合には、このエク
スプレッション情報により指示される制御、すなわち音
量やフィルタ等の制御が行われるのみであり、楽音合成
装置が備えた能力を十分に発揮することはできなかっ
た。
で、他の楽音合成装置用に作成された楽音制御情報が入
力された場合にも、装置本来の能力を十分に発揮するこ
とが可能な楽音合成装置を提供することを目的とする。
本発明は、入力された制御信号に応じて励振信号を発生
する励振信号発生手段と、少なくとも遅延手段を閉ルー
プ接続し、前記励振信号を前記閉ループに入力すること
により楽音信号を生成する楽音信号生成手段とを備えた
楽音合成装置において、演奏情報を入力するための演奏
情報入力手段と、該入力された演奏情報に前記制御信号
として扱い得る準制御情報が含まれている場合に、該準
制御情報を前記制御信号として前記励振信号発生手段に
入力するモードまたは該準制御情報をその本来の意味の
情報として取扱うとともに当該演奏情報に含まれるベロ
シティ情報を前記制御情報として前記前記励振信号発生
手段に入力するモードのいずれかのモードを選択するた
めのモード選択手段とを有することとを特徴とする。ま
た、好ましくは、音色を指定するための音色指定手段を
有し、前記モード選択手段は、該指定された音色に応じ
て前記2種類のモードのうちいずれかのモードを選択す
ることを特徴とする。
音色指定手段を有し、前記モード選択手段は、該指定さ
れた音色に応じて前記2種類のモードのうちいずれかの
モードを選択することを特徴とする。
に基づいて詳細に説明する。
合成装置1の概略構成を示すブロック図である。
置1は、各種設定情報を入力するための設定操作子2
と、装置1全体の制御を司るCPU3と、CPU3が実
行する制御プログラムやテーブルデータ等を記憶するR
OM4と、各種入力情報および演算結果等を一時的に記
憶したりするRAM5と、各種情報を表示する表示部6
と、CPU3から出力された演奏情報に基づいて楽音信
号を発生(合成)する信号処理装置(本実施の形態で
は、DSP(Digital Signal Processor)を用いるの
で、以下、「DSP」という)7と、DSP7からのデ
ジタル楽音信号をアナログ楽音信号に変換するデジタル
アナログ変換器(DAC)8とにより構成されている。
そして、上記構成要素2〜7は、バス9を介して相互に
接続され、DSP7の出力側は、DAC9の入力側に接
続されている。
各種演算処理等を行うALU11と、ALU11が実行
するマイクロプログラムを格納するマイクロプログラム
RAM12と、楽音信号を生成するための各種パラメー
タ(その詳細は後述する)を記憶するパラメータRAM
13とにより、主として構成されている。
奏情報を入力するための演奏操作子100が接続され、
演奏者が演奏操作子100を操作することによって発生
した演奏情報がMIDI信号に変換されてCPU3に入
力される。
理の概要を説明するためのブロック図である。かかる楽
音合成処理は、主として、励振波形(入力波形)を発生
する励振制御モデル部21と、該励振制御モデル部21
から発生された励振波形EXCTを自然楽器の発音原理
に基づいて、すなわち励振波形EXCTを遅延させたり
フィードバックさせたりして楽音信号を生成する基本物
理モデル部22とによって行われる。
子100の操作に応じてその出力特性が決定される物理
モデル駆動信号FORCEが供給される。本実施の形態
では、この物理モデル駆動信号FORCEとして、前記
エクスプレッションデータ(情報)または演奏操作子1
00の操作速度や強さを表現するベロシティデータ(情
報)のいずれかが選択されて入力される。さらに、励振
制御モデル部21には、複数の楽音制御パラメータによ
り構成されるパラメータ群EXCPARも供給され、励
振制御モデル部21は、供給された物理モデル駆動信号
FORCEおよびパラメータ群EXCPARに応じて励
振波形EXCTを生成し、基本物理モデル部22に供給
する。なお、パラメータ群EXCPARは、演奏操作子
100からの出力に応じてその一部または全部が可変制
御される。
EXCPARと同様に、複数の楽音制御パラメータによ
り構成され、そのパラメータの一部または全部が可変制
御されるパラメータ群MAINPARが供給され、基本
物理モデル部22は、このパラメータ群MAINPAR
および励振制御モデル部21からの出力EXCTに応じ
て楽音信号を生成し、その楽音信号をフィードバック信
号FBSIGとして励振制御モデル部21にフィードバ
ックするとともに、このようにして生成された楽音信号
を所定の位置から読み出し、楽音信号MOUTとして乗
算器23に出力する。
の出力側が接続され、乗算器23は、楽音信号MOUT
とセレクタ24からの出力信号とを乗算し、信号EGT
ONEとしてエフェクト付与部25に出力する。
EXCPARと同様に、複数の楽音制御パラメータによ
り構成され、そのパラメータの一部または全部が可変制
御されるパラメータ群EFCTPARが供給され、エフ
ェクト付与部25は、入力された信号EGTONEを、
このパラメータ群EFCTPARに応じて加工(各種効
果を付与)して、デジタル楽音信号として前記DAC8
に出力する。
OLCONTが供給される一方、入力端子0には大きさ
が“1”である信号が供給され、セレクト端子には信号
VOLSELが供給される。信号VOLSELがハイ
(H)レベル(“1”)信号のときには、入力端子1に
供給された信号がセレクタ24から出力される一方、信
号VOLSELがロウ(L)レベル(“0”)信号のと
きには、入力端子0に供給された信号がセレクタ24か
ら出力される。すなわち、前記乗算器23からの出力信
号EGTONEは、セレクタ24の入力端子1が選択さ
れた場合にはMOUT×VOLSELになり、入力端子
0が選択された場合にはMOUT×1=MOUTにな
る。
SPパラメータRAM13のメモリマップを示す図であ
り、(a)は、ROM4のメモリマップを示し、(b)
は、RAM5のメモリマップを示し、(c)は、DSP
パラメータRAM13のメモリマップを示し、(d)
は、ROM4またはRAM5に格納されるボイスデータ
のデータフォーマットを示している。
3が実行する制御処理プログラムを格納するCPUプロ
グラム領域と、前記DSP7のALU11が実行するマ
イクロプログラムを格納するDSPマイクロプログラム
データ領域と、工場設定等により予め設定されたボイス
データであるプリセットボイスデータを格納するプリセ
ットボイスデータ領域PRESETVOICEk(k=
1,…,n)とにより構成されている。
3の演算処理等により使用されるCPUワーキングエリ
アと、エクスプレッションデータをブレスコントロール
データ(すなわち前記物理モデル駆動信号FORCE)
として用いるモード(以下、このモードを「BCモー
ド」という)であることを“1”で示す一方、エクスプ
レッションデータをボリュームデータとして用いるとと
もに、前記演奏操作子100の操作により発生するベロ
シティデータをブレスコントロールデータとして用いる
モード(以下、このモードを「Velモード」という)
であることを“0”で示すエクスプレッションフラグE
XPRSFLGを格納するエクスプレッションフラグ領
域EXPRSFLGと、上記ベロシティデータを格納す
るベロシティデータ領域VELと、プレッシャデータ
(息圧情報)を格納するプレッシャデータ領域PRES
SUREと、エクスプレッションデータそのものを格納
し、この格納されたデータ値に応じて音色制御を行うた
めのエクスプレッション音色制御領域EXPRSTC
と、ボリュームデータを格納するボリューム領域VOL
と、演奏者が自由に設定できるボイスデータを格納する
演奏者ボイスデータ領域USERVOICEj(j=
1,…,m)とにより構成されている。
UREに格納されるデータには、後述するように、物理
モデル駆動信号FORCEとして、すなわちブレスコン
トロールデータとして用いられる。そして、プレッシャ
データ領域PRESSUREには、少なくともエクスプ
レッションデータまたはベロシティデータのいずれかの
データが格納され、さらに前記演奏操作子100からM
IDI信号のブレスコントロールデータが出力されたと
きには、このいずれかのデータに当該ブレスコントロー
ルデータが加算される。このため、プレッシャデータ領
域PRESSUREをブレスコントロールデータ領域と
呼ばずに、プレッシャデータ領域を呼んでいる。
レクタ24の入力端子1に入力される信号VOLCON
Tの値が格納される。
示すように、前記物理モデル駆動信号FORCEを格納
する領域FORCEと、前記パラメータ群EXCPAR
を格納する領域EXCPARと、前記パラメータ群MA
INPARを格納する領域MAINPARと、前記信号
VOLSELの値を格納する領域VOLSELと、前記
信号VOLCONTの値を格納する領域VOLCONT
と、前記パラメータ群EFCTPARを格納する領域E
FCTPARとにより構成されている。
ータは、(d)に示すように、その音色名を格納する領
域TONENAMEと、制御割当て情報(CONTROL ASSI
GN DATA)を格納する領域と、DSPパラメータRAM
13に設定される各種パラメータ群を格納する領域PA
RAMETERSとにより構成されている。制御割当て
情報としては、物理モデル駆動信号FORCEに割り当
てるべきデータを決定するためのFORCE割当データ
(FORCE ASSIGN)および前記エクスプレッションフラグ
EXPRSFLGに割り当てられるエクスプレッション
モードデータ(EXPRMODE)が図示されている。
一例を示す図であり、(a)は、前記BCモードの表示
の一例を示し、(b)は、前記Velモードの表示の一
例を示している。
モード」)を示し、「横バー」は物理モデル駆動信号F
ORCEの大きさ(具体的には、前記プレッシャデータ
領域PRESSUREの値)を表示し、“P1”は音色
データとして前記プリセットボイスデータ1を選択して
いることを示し、“ALTO−SAX1”は音色名を示
し、“EXPRESSION→Breath cont”はエクスプレッショ
ンデータをブレスコントロールデータとして用いること
を示している。
(Velモード)を示し、「横バー」は物理モデル駆動
信号FORCEの大きさ(プレッシャデータ領域PRE
SSUREの値)を表示し、“U3”は音色データとし
て前記演奏者ボイスデータ3を選択していることを示
し、“GUITAR2”は音色名を示し、“EXPRESSION
→Volume”はエクスプレッションデータをボリュームデ
ータとして用いることを示している。
2の図示しない音色スイッチを操作することにより音色
を選択すると、その音色に対応するボイスデータ中のエ
クスプレッションモードデータ(図3(d))が読み出
されて、RAM5のエクスプレッションフラグ領域EX
PRSFLGに設定され、このエクスプレッションフラ
グEXPRSFLGの状態に応じて、「BCモード」ま
たは「Velモード」のいずれかのモードが決定され、
上述のように、そのモードに応じて表示が切り換えられ
る。
実行する制御処理を、以下、図5〜9を参照して説明す
る。
するメインルーチンの手順を示すフローチャートであ
る。
たり、ROM4のマイクロプログラムデータをDSP7
のマイクロプログラムメモリ12へロードしたりする等
の初期設定を行う(ステップS1)。
する操作イベント検出処理を行い(ステップS2)、こ
の検出された操作イベントに応じて、前記図4で説明し
た表示モードの変更等の処理を行う動作モード管理処理
サブルーチンを実行する(ステップS3)。
00の操作により発生したMIDI信号(イベント)に
応じた処理であるMIDIイベント処理サブルーチンを
実行し、ステップS5では、DSP7のパラメータRA
M13に格納された各種パラメータを制御するDSPパ
ラメータ制御処理サブルーチンを実行した後に、前記ス
テップS2に戻り、前述の処理を繰り返す。
チンの詳細な手順を示すフローチャートである。
押されて音色指定イベントが発生したか否かを判別し
(ステップS11)、音色指定イベントが発生したとき
には、このイベントにより指定された音色に対応する、
ROM4またはRAM5に格納されたボイスデータ中の
音色パラメータを読み出して、DSP7のパラメータR
AM13に転送する(ステップS12)。
で指定されたボイスデータ中のエクスプレッションモー
ドデータEXPSMODEを読み出して、エクスプレッ
ションフラグEXPRSFLGに設定し、ステップS1
4では、このボイスデータ中の音色名データTONEN
AMEを読み出し、前述したように、その音色名を表示
部6に表示する。
RSFLGが“1”であるか否かを判別し(ステップS
15)、EXPRSFLG=1のときには、前記図4
(a)で説明したBCモード表示を行う(ステップS1
6)一方、EXPRSFLG=0のときには、前記図4
(b)で説明したVelモード表示を行う(ステップS
17)。
イベントがないときにはステップS12〜S17をスキ
ップしてステップS18に進む。
ボイスデータUSERVOICEj中の音色パラメータ
を編集した場合には、この編集指示に応じて音色パラメ
ータの編集処理を行った後に、本動作モード管理処理サ
ブルーチンを終了する。
ント処理サブルーチンの詳細な手順を示すフローチャー
トである。
号がキーオンイベントであるか否かを判別し(ステップ
S21)、キーオンイベントのときには、たとえばキー
オンイベントに付随したベロシティデータをRAM5の
前記ベロシティデータ領域VELに格納する処理等のキ
ーオンに応じたキーオン処理を行う(ステップS2
2)。
MIDI信号がキーオンイベントでないときには、その
MIDI信号がキーオフイベントであるか否かを判別し
(ステップS23)、キーオフイベントのときには、た
とえばベロシティデータ領域VELをクリア(“0”)
する処理等のキーオフ処理を行う(ステップS24)。
タ領域VELの値はキーオフ時まで保持され、キーオフ
で“0”になる。
MIDI信号がキーオフイベントでないときには、ステ
ップS24をスキップしてステップS25に進む。
号がエクスプレッションデータ(以下、このデータによ
って発生したイベントを「エクスプレッションデータ受
信イベント」という)であるか否かを判別し、エクスプ
レッションデータ受信イベントのときには、前記エクス
プレッションフラグEXPRSFLGが“1”であるか
否かを判別する(ステップS26)。
G=1のとき、すなわちBCモードが選択されていると
きには、エクスプレッションデータ受信イベントの「デ
ータ」を前記領域PRESSUREおよびエクスプレッ
ション音色制御領域EXPRSTCに格納する(ステッ
プS27)。ここで、MIDI信号(コード)は、“B
X KK LL(16進表記)”というフォーマットで表
現され、“BX”は、当該信号がMIDI信号であるこ
とを示し、“KK”は、00〜7Fのいずれかの値を採
る「コントロールナンバ」を示し、“LL”は、00〜
7Fのいずれかの値を採る「データ」を示している。こ
のフォーマットでエクスプレッションデータを表現する
と、“BX 0B LL”となり、このうち、“LL”が
領域PRESSUREおよびエクスプレッション音色制
御領域EXPRSTCに格納される。
SFLG=0のとき、すなわちVelモードが選択され
ているときには、前記エクスプレッションデータ受信イ
ベントの「データ」をエクスプレッション音色制御領域
EXPRSTCおよび前記ボリューム領域VOLに格納
するとともに、前記領域VELに格納された値を領域P
RESSUREに格納する(ステップS28)。
UREに格納された値に基づいて、前記図4に示すよう
に、表示部6にグラフ(前記図4の「横バー」)を表示
し、ステップS30では、ブレスコントロールデータ受
信イベントがあったか否かを判別する。
ールデータ受信イベントがあったときには、エクスプレ
ッションフラグEXPRSFLGが“0”であるか否か
を判別し(ステップS31)、EXPRSFLG=1の
ときには、ブレスコントロールデータ受信イベントの
「データ」を領域PRESSUREの値に加算して領域
PRESSUREの値を更新した(ステップS32)後
に、ステップS33に進む。
トロールデータ受信イベントがないとき、または、ステ
ップS31の判別でEXPRSFLG=0のときには、
直ちにステップS33に進む。
号を受信したときに行うその他のMIDIイベント処理
を実行した後に、本MIDIイベント処理サブルーチン
を終了する。
ールデータ受信イベントがあり、且つVelモードが選
択されているとき(EXPRSFLG=0)に、このブ
レスコントロールデータ受信イベントの「データ」を領
域PRESSUREの値に加算するようにした(前記ス
テップS32)が、これに限らず、ブレスコントロール
データ受信イベントを無視するようにしてもよいし、こ
のブレスコントロールデータ受信イベントを無視するモ
ードと前記ステップS32の処理を行うモードとを演奏
者が切り換えることができるようにしてもよい。あるい
は、領域PRESSUREに格納する値は、前記領域V
ELの値またはブレスコントロールデータ受信イベント
の「データ」のいずれか一方の値のみとし、演奏者がこ
のいずれかの値を選択することができるようにしてもよ
い。
ータ制御処理サブルーチンの詳細な手順を示すフローチ
ャートである。
Eに格納されたデータを読み出して、前記DSP7の領
域FORCEに格納する(ステップS41)。
SFLGが“1”であるか否かを判別し(ステップS4
2)、EXPRSFLG=1のとき、すなわちBCモー
ドが選択されているときには、前記ボリューム領域VO
Lに“0”を設定する(ステップS43)一方、EXP
RSFLG=0のとき、すなわちVelモードが選択さ
れているときには、領域VOLSELに“1”を設定す
る(ステップS44)。ここで、領域VOLSELに値
が設定されると、この値は前記セレクタ24のセレクト
端子SELに供給され、前述したように、VOLSEL
=1のときには入力端子1が選択され、VOLSEL=
0のときには入力端子0が選択される。すなわち、BC
モード(VOLSEL=0)では、エクスプレッション
データは物理モデル駆動信号FORCEを生成するため
に用いられるので、セレクタ24の入力端子0が選択さ
れ、乗算器23には“1”が供給される。一方、Vel
モード(VOLSEL=1)では、エクスプレッション
データはボリューム情報として用いられるため、セレク
タ24の入力端子1が選択され、乗算器23には領域V
OLCONTの値が供給される。
VOLに格納された値を読み出して、前記DSP7の領
域VOLCONTに格納する。
記制御割当情報(CONTROL ASSIGN DATA)に従い、前記
エクスプレッション音色制御領域EXPRSTCに格納
されたデータに応じて割り当てられたパラメータ、すな
わち当該選択されているボイスデータの前記パラメータ
群(PARAMETERS)中、制御割当情報およびエクスプレッ
ション音色制御領域EXPRSTCのデータに応じて決
定されたパラメータを変更し、この変更されたパラメー
タを前記DSP7の対応する領域に転送する(ステップ
S46)。ここで、エクスプレッション音色制御領域E
XPRSTCには、少なくとも前記領域VOLCONT
のデータ以外のパラメータを変動させるようにアサイン
されたデータが格納される。
ータを転送するその他のDSPパラメータ転送処理を実
行した(ステップS47)後に、本DSPパラメータ処
理を終了する。
する制御処理、すなわち前記マイクロプログラムメモリ
12に格納されるマイクロプログラムの手順を示すフロ
ーチャートであり、本DSPマイクロプログラム処理
は、前記図2で説明した各処理を順次行っているのみで
ある。
1が実行する演算処理を行い(ステップS51)、基本
物理モデル部22が実行する演算処理を行う(ステップ
S52)。
よびセレクタ24が実行する演算処理を行い(ステップ
S53)、エフェクト付与部25が実行する演算処理を
行い(ステップS54)、すべての演算が終了した結果
を出力として取り出し、前記DAC8に出力する(ステ
ップS55)。
エクスプレッションデータをブレスコントロールデータ
(プレッションデータ)として用いるBCモードを設け
るとともに、エクスプレッションデータを本来のボリュ
ーム情報として用いるとともに、ベロシティデータをブ
レスコントロールデータとして用いるVelモードを設
け、いずれかのモードを選択できるように構成したの
で、他の楽音合成装置用に作成された楽音制御情報が入
力された場合にも、楽音合成装置が備えた能力を十分に
発揮することができる。
ドとVelモードと切り換えるようにしたので、選択音
色に応じて最適な楽音を生成することができる。
入力された演奏情報に前記制御信号として扱い得る準制
御情報が含まれている場合に、該準制御情報を制御信号
として励振信号発生手段に入力するモードまたは該準制
御情報をその本来の意味の情報として取扱うとともに当
該演奏情報に含まれるベロシティ情報を前記制御情報と
して前記前記励振信号発生手段に入力するモードのいず
れかのモードが選択されるので、他の楽音合成装置用に
作成された楽音制御情報が入力された場合にも、装置本
来の能力を十分に発揮することが可能となる効果を奏す
る。
定された音色に応じて前記2種類のモードのうちいずれ
かのモードが選択されるので、選択音色に応じて最適な
楽音を生成することができる。
概略構成を示すブロック図である。
するためのブロック図である。
RAMのメモリマップを示す図である。
である。
ルーチンの手順を示すフローチャートである。
な手順を示すフローチャートである。
細な手順を示すフローチャートである。
の詳細な手順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
指定手段) 11 DSP(励振信号発生手段、楽音信号生成手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 入力された制御信号に応じて励振信号を
発生する励振信号発生手段と、少なくとも遅延手段を閉
ループ接続し、前記励振信号を前記閉ループに入力する
ことにより楽音信号を生成する楽音信号生成手段とを備
えた楽音合成装置において、 演奏情報を入力するための演奏情報入力手段と、 該入力された演奏情報に前記制御信号として扱い得る準
制御情報が含まれている場合に、該準制御情報を前記制
御信号として前記励振信号発生手段に入力するモードま
たは該準制御情報をその本来の意味の情報として取扱う
とともに当該演奏情報に含まれるベロシティ情報を前記
制御情報として前記前記励振信号発生手段に入力するモ
ードのいずれかのモードを選択するためのモード選択手
段と を有することとを特徴とする楽音合成装置。 - 【請求項2】 音色を指定するための音色指定手段を有
し、 前記モード選択手段は、該指定された音色に応じて前記
2種類のモードのうちいずれかのモードを選択すること
を特徴とする請求項1記載の楽音合成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14645596A JP3282499B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 楽音合成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14645596A JP3282499B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 楽音合成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09305178A JPH09305178A (ja) | 1997-11-28 |
JP3282499B2 true JP3282499B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=15408036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14645596A Expired - Fee Related JP3282499B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 楽音合成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3282499B2 (ja) |
-
1996
- 1996-05-17 JP JP14645596A patent/JP3282499B2/ja not_active Expired - Fee Related
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