JPH09274488A - 楽音発生装置 - Google Patents

楽音発生装置

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JPH09274488A
JPH09274488A JP8108607A JP10860796A JPH09274488A JP H09274488 A JPH09274488 A JP H09274488A JP 8108607 A JP8108607 A JP 8108607A JP 10860796 A JP10860796 A JP 10860796A JP H09274488 A JPH09274488 A JP H09274488A
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JP
Japan
Prior art keywords
image
track
data
musical
pitch
Prior art date
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Pending
Application number
JP8108607A
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English (en)
Inventor
Shiro Ishiguro
士郎 石黒
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のトラックの楽音の時間的流れを表示装
置にグラフィック画像で表示できるようにする。 【解決手段】 CPU21は、鍵盤2からの音高デー
タ、各種スイッチ22からのスイッチデータを入力し、
その入力データに基づいて音源23に発音、消音を指示
して、アンプ24を介してスピーカ12及びオーディオ
出力端子13にオーディオ信号を出力させる。この場合
に、オーディオ信号の出力に同期して複数のトラックの
楽音の時間的流れを示すグラフィック画像の画像データ
をRAM25に描画し、VDP27に転送する。VDP
27はその画像データを画面に表示できる画像データに
変換してVRAM28に書き込み、1画面分の画像デー
タをVRAM28から読み出して、RGB・ENCOD
ER29によりRGBアナログ信号をビデオ信号に変換
してビデオ出力端子14からテレビ受像機に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、再生する曲の楽
音データを画像で表す楽音発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シンセサイザーやパソコン用の音楽ソフ
トには、自動演奏のように一連の動作を連続的に制御す
るシーケンサーソフトと呼ばれるものがある。また、こ
のシーケンサーソフトには、曲の楽音データをピアノロ
ールという方法で表示する機能がある。このようなシー
ケンサーソフトを搭載した楽音生成装置では、曲のタイ
ミングすなわち時間を横軸に音高を縦軸にして楽音の時
間的流れをグラフィックで表すことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、MIDIシ
ンセサイザーには、マルチ・トラック・シーケンサーと
称する機能があり、複数のトラック(例えば16トラッ
ク)に多重録音のようなプロセスで自動演奏の楽音デー
タを入力できるものがある。しかしながら、上記従来の
楽音発生装置では複数のトラックの楽音の時間的流れは
把握できないという問題があった。この発明の課題は、
複数のトラックの楽音の時間的流れを表示装置にグラフ
ィック画像で表示できるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数のトラ
ックの各々における音高並びに発音及び消音のタイミン
グを含む楽音データを音源に送出して発音を指示する楽
音指示手段と、音源に送出する楽音データの複数のトラ
ックに対して音高及びタイミングの少なくとも一方を表
示するためのグラフィック画像を生成する画像生成手段
と、を備えた構成になっている。このような構成によ
り、複数のトラックの楽音の時間的流れを表示装置にグ
ラフィック画像で表示することにより、音符を記載した
正規の譜面を用いる場合よりも、複数のトラックの楽音
で構成された曲のイメージを感覚的に把握できる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図14を参照して、
この発明の実施形態を説明する。実施形態における楽音
発生装置は、図1に示すように、操作面に、電源スイッ
チ1、音高を指定する鍵盤2、発音する楽音の音量を調
整する音量キー3、楽音のテンポ、音色、リズム、をそ
れぞれ設定するテンポキー4、音色キー5、リズムキー
6、処理を中止するストップキー7等を備えている。ま
た、後述する表示画像を選択するための十字カーソルキ
ー(選択手段)9、選択した項目を決定する決定キー1
0及び選択した項目を前の状態に戻すあるいは取り消す
戻り/取消しキー11を備えている。また、内部には発
音する楽音をモニターするスピーカ12が設けられてい
る。さらに、この楽音発生装置の後側面には、外部にオ
ーディオ信号を出力するオーディオ出力端子13及びビ
デオ信号を出力するビデオ出力端子14、並びに外部か
ら電源を供給する電源入力端子15が設けられている。
そして、この楽音発生装置を使用する場合には、図2に
示すように、オーディオ出力端子13及びビデオ出力端
子14を、テレビ受像機16のオーディオ入力端子17
及びビデオ入力端子18にそれぞれ接続する。
【0006】図3は、この楽音発生装置のシステム構成
である。CPU21の入力ポートには、鍵盤2、各種ス
イッチ22が接続され、出力ポートには音源23が接続
されている。そして、この音源23にはアンプ24が接
続されている。また、CPU21のバスには、RAM2
5、ROM26、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロ
セッサ)27が接続されている。そして、VDP27に
はVRAM28及びRGB・ENCODER29が接続
されている。
【0007】次に、各部の機能について説明する。CP
U21は、鍵盤2からの音高データ、各種スイッチ22
からのスイッチデータを入力し、その入力データに基づ
いて音源23に発音、消音を指示して、アンプ24を介
してスピーカ12及びオーディオ出力端子13にオーデ
ィオ信号を出力させる。RAM25は、CPU21で処
理した演算データ、楽音データ、画像データ等を一時的
に記憶する。ROM26には、CPU21の動作プログ
ラム、楽音データ、画像データがあらかじめ記憶されて
いる。VDP27は、RAM25から供給された画像デ
ータを画面に表示できる画像データに変換する。VRA
M28は、VDP27の書き込み指示又は読み出し指示
に応じて1画面分の画像データを記憶し又は出力する。
RGB・ENCODER29は、VDP27からのRG
Bアナログ信号をテレビ受像機16のフォーマットのビ
デオ信号に変換してビデオ出力端子14から送出する。
【0008】次に、この発明の実施形態の動作を説明す
る。電源スイッチ1がオンになると、図4において、C
PU21は各部の状態を初期化するデバイスイニシャラ
イズを行い(ステップS1)、メインフローを実行する
(ステップS2)。メインフローでは、図5に示すよう
に、鍵盤2をスキャンして(ステップS3)、その入力
データに基づいて音高データ、タイミングデータ等を作
成する発音処理を行う(ステップS4)。また、各種ス
イッチ22をスキャンし(ステップS5)、複数のトラ
ックに対するイベント行列を作成する(ステップS
6)。そして、イベント行列に基づいて音源23に対す
る音楽処理を実行する(ステップS7)。次に、画像処
理(ステップS8)及びその他のシステム処理(ステッ
プS9)を行う。
【0009】画像処理は、図6に示すように、画像切り
替えイベントがあるか否かを判別し(ステップS1
1)、イベントがある場合には、画面初期データをRO
M26からRAM25にロードして(ステップS1
2)、メインフローに戻る。一方、画像切り替えイベン
トがない場合には現在の画面モードの判定をし(ステッ
プS13)、その判定結果に応じて各画面モード処理
(ステップS14)、マルチロール画面モード処理(ス
テップS15)等を行って、メインフローに戻る。
【0010】マルチロール画面モード処理を行う場合に
は、図7に示すように、画像イベントが有るか否かを判
別し(ステップS16)、画像イベントがない場合には
図6のフローに戻り、画像イベントがある場合にはその
画像イベントを分析する(ステップS17)。この分析
結果が、任意の1つのトラックにおけるタイミング・音
高を表示する場合には、タイミング−音高の各座標軸に
よる表示処理、すなわち通常のピアノロール処理を行う
(ステップS18)。分析結果が、複数のトラックに対
してタイミングを表示する場合には、タイミング−トラ
ック軸による表示処理を行う(ステップS19)。分析
結果が、複数のトラックに対して音高を表示する場合に
は、トラック−音高軸による表示処理を行う(ステップ
S20)。分析結果が、複数のトラックに対して音高及
びタイミングを表示する場合には、タイミング−トラッ
ク−音高軸による表示処理を行う(ステップS21)。
分析結果が、スイッチ点灯あるいはその他の画面処理の
場合には、その該当する処理を行う(ステップS2
2)。表示処理の終了後、図6のフローに戻る。
【0011】ステップS18〜ステップS21の各表示
処理では、図8に示すように、座標軸をRAM25に描
画し(ステップS23)、トラック、音高、タイミング
を表す音符フォントをRAM25に描画する(ステップ
S24)。そして、RAM25に描画した画像データ
を、図9に示すVDP割り込みに応じて、RAM27か
らVDP27に転送する(ステップS25)。VDP2
7は転送された画像データを順次VRAM28に書き込
む。VRAM28に1画面分の画像データが書き込まれ
ると、その1画面画像データが読み出されて、RGB・
ENCODER29でビデオ信号に変換されてテレビ受
像機16に表示される。
【0012】したがって、テレビ受像機16には各分析
結果に応じた画面が表示される。図10は、図7のステ
ップS18におけるピアノロールの表示画面であり、タ
イミング(TIM)をX軸、音高(PIT)をY軸にし
た2次元のグラフィック画像31が表示される。また、
グラフィック画像31の下には十字カーソルキー9によ
って選択される選択画像32が表示されている。さらに
この選択画像32において、選択された第1トラック、
音高(PITCH)及びタイミング(TIMING)が
強調されて表示される。図11は、図7のステップS1
9のマルチロールの表示画面であり、タイミング(TI
M)をX軸、トラック(TRA)をY軸にした2次元の
グラフィック画像33が表示される。また、選択画像3
2において、選択された第1トラック、第4トラック及
び第5トラック、並びにタイミング(TIMING)及
びトラック(TRACK)が強調されて表示される。し
たがってユーザは、トラックとタイミングに注目して2
次元的に曲のイメージを把握できる。図12は、図7の
ステップS20のマルチロールの表示画面であり、トラ
ック(TRA)をX軸、音高(PIT)をY軸にした2
次元のグラフィック画像34が表示される。また、選択
画像32において、選択された第1トラック、第4トラ
ック及び第5トラック、並びに音高(PITCH)及び
トラック(TIMING)が強調されて表示される。し
たがってユーザは、トラックと音高に注目して2次元的
に曲のイメージを把握できる。図13は、図7のステッ
プS21のマルチロールの表示画面であり、トラック
(TRA)をX軸、タイミング(TIM)をY軸、音高
(PIT)をZ軸にした3次元の立体的なグラフィック
画像35が表示される。また、選択画像32において、
選択された第1トラック、第4トラック及び第5トラッ
ク、並びに音高(PITCH)、タイミング(TIMI
NG)及びトラック(TRACK)が強調されて表示さ
れる。したがってユーザは、複数のトラックの音高及び
タイミングに注目して3次元的に曲のイメージを把握で
きる。
【0013】このように上記実施形態によれば、複数の
トラックの楽音の音高、タイミングの時間的流れをテレ
ビ受像機16にグラフィック画像で表示する。したがっ
て、音符を記載した正規の譜面を用いる場合よりも、複
数のトラックの楽音で構成された曲のイメージを感覚的
に把握できる。
【0014】なお、上記実施形態では、テレビ受像機1
6の画面には音符を表示していないが、他の実施形態と
して音符もグラフィック画像に表示させる構成にしても
よい。例えば、図14に示すように、トラック(TR
A)をX軸、タイミング(TIM)をY軸、音高(PI
T)をZ軸にした3次元の立体的なグラフィック画像に
音符記号を表示させてもよい。この場合には、曲を構成
する楽譜のイメージを感覚的に把握できる。
【0015】また、上記実施形態では、モノクロのグラ
フィック画像を想定したが、カラーグラフィック画像を
表示するようにしてもよい。例えば、各トラックごとに
レッド、オレンジ、イエロー、グリーン等の異なる色相
で表示し、音高の高さ又はタイミングの長さを色の彩度
すなわちグラディエーションで表示するカラーグラフィ
ック画像であってもよい。この場合には、より一層、曲
を構成する楽譜のイメージを感覚的に把握できる。この
場合において、トラックに対応させる色の要素としては
色相に限らず他の要素である彩度又は明度であってもよ
い。要は、各トラック、音高の高さ及びタイミングの長
さを色の色相、彩度及び明度と任意に対応させてカラー
グラフィック画像を表示させればよい。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、複数のトラックの楽
音の時間的流れを表示装置にグラフィック画像で表示す
ることにより、音符を記載した正規の譜面を用いる場合
よりも、複数のトラックの楽音で構成された曲のイメー
ジを感覚的に把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の楽音発生装置の実施形態の外観の平
面図。
【図2】図1の楽音発生装置とテレビ受像機とを組み合
わせて使用する場合の説明図。
【図3】図1の楽音発生装置のシステムのブロック図。
【図4】実施形態におけるCPUの動作を示すフローチ
ャート。
【図5】図4におけるメインフローチャート。
【図6】図5における画像処理のフローチャート。
【図7】図6におけるマルチロール画面モード処理のフ
ローチャート。
【図8】図7におけるタイミング−トラック軸による表
示処理のフロ−チャ−ト。
【図9】画像デ−タ転送の割り込みのフロ−チャ−ト。
【図10】タイミング−音高軸による表示処理のグラフ
ィック画像を示す図。
【図11】タイミング−トラック軸による表示処理のグ
ラフィック画像を示す図。
【図12】トラック−音高軸による表示処理のグラフィ
ック画像を示す図。
【図13】タイミング−トラック−音高軸による表示処
理のグラフィック画像を示す図。
【図14】音符記号で表したタイミング−トラック−音
高軸のグラフィック画像を示す図。
【符号の説明】
2 鍵盤 21 CPU 23 音源 25 RAM 26 ROM 27 VDP 28 VRAM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のトラックの各々における音高並び
    に発音及び消音のタイミングを含む楽音データを音源に
    送出して発音を指示する楽音指示手段と、 前記音源に送出する楽音データの複数のトラックに対し
    て音高及びタイミングの少なくとも一方を表示するため
    のグラフィック画像を生成する画像生成手段と、 を備えたことを特徴とする楽音発生装置。
  2. 【請求項2】 前記画像生成手段は、各トラック、音高
    の高さ及びタイミングを色の色相、彩度及び明度と任意
    に対応させて表示するカラーグラフィック画像を生成す
    ることを特徴とする請求項1記載の楽音発生装置。
  3. 【請求項3】 前記画像生成手段は、前記トラック、音
    高及びタイミングの各項目を軸とする3次元のグラフィ
    ック画像を生成することを特徴とする請求項1又は2記
    載の楽音発生装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のトラックの番号、音高及びタ
    イミングの項目を選択する選択手段を備え、 前記画像生成手段は、前記複数のトラックの番号、音高
    及びタイミングの項目を選択するための項目表示画像を
    生成し、前記選択手段で任意の項目が選択されたとき
    は、当該選択された項目に対応する項目表示画像を強調
    して表示する処理を行うことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の楽音発生装置。
  5. 【請求項5】 前記画像生成手段は、各トラックを異な
    る色相に対応させて表示するカラーグラフィック画像を
    生成し、選択されたトラック番号に対応する項目表示画
    像を前記カラーグラフィック画像の対応するトラックの
    色相で表示する処理を行うことを特徴とする請求項4記
    載の楽音生成装置。
JP8108607A 1996-04-05 1996-04-05 楽音発生装置 Pending JPH09274488A (ja)

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JP8108607A JPH09274488A (ja) 1996-04-05 1996-04-05 楽音発生装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003524216A (ja) * 2000-02-22 2003-08-12 ハーモニックス ミュージック システムズ, インコーポレイテッド 音楽データを3次元環境で表示する方法および装置
JP2015152680A (ja) * 2014-02-12 2015-08-24 ヤマハ株式会社 音楽情報処理装置及びプログラム並びに方法

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