JP2004004029A - ナビゲーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの行き先方向の広範囲に存在する施設等の情報を表示することができるナビゲーション装置を提供することである。
【解決手段】ナビゲーション装置の情報処理部4は、表示対象となる表示対象施設を特定する。次に、ユーザが進行すると予測される予測道路を特定し、予測道路上にある交差点から、基準交差点を選出する。情報処理部4は、選出された基準交差点を起点として、道路ネットワークを算出し、その付近に存在する施設情報を取得する。さらに、情報処理部4は、取得した施設情報を地図上に表示するための施設情報画像データを作成する。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はナビゲーション装置に関し、より特定的には、ユーザの位置の周辺にある施設等の情報を地図上に表示するナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ナビゲーション装置は、目的地までの経路を算出し、算出された経路を表示することを目的とするものであるが、経路を表示する際、目的地までの経路の他にも、ユーザにとって有意義な各種情報を表示するものが考えられている。例えば、自車の現在位置の周辺にある各種施設(例えば、ガソリンスタンドや、レストラン等)を表示するナビゲーション装置が提案されている。なお、以下の説明では、ナビゲーション装置において表示される、自車の周辺の施設に関する情報を、施設情報と呼ぶこととする。
【0003】
上記の施設情報を表示するナビゲーション装置の例として、所定の道路に沿って位置する施設について、現在位置から施設までの距離等を算出し、当該施設に関する情報を含む表を作成するものがある(例えば、特許文献1参照。)。図22は、このようなナビゲーション装置における表示例を示す図である。図22に示すように、ナビゲーション装置では、所定の道路に沿って位置する施設(C1、R1、G1等)と、施設までの距離(2km、3km、5km等)と、道路に対して施設が位置する側とについての情報が表示される。これによれば、ユーザは、所定の道路に沿って存在する施設について、その位置や距離等を容易に知ることができる。
【0004】
また、経路が設定されている場合、当該経路から一定距離内に存在する施設情報を探し、当該施設情報を表示するものがある(例えば、特許文献2参照。)。これによれば、ユーザは、経路周辺の施設情報を容易に確認することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−186132号公報
【特許文献2】
特開平5−216404号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、図22に示す表示例の方法では、所定の道路に沿って位置する施設の情報が表示される。しかし、この例では、所定の道路に隣接する施設の情報のみが得られ、当該所定の道路以外の道路については、行き先方向の道路であっても施設情報を得ることができない。従って、ユーザは、所定の道路から分岐する他の道路については施設情報を得ることができない。例えば、目的地までの経路上を走行している途中にユーザがガソリンスタンドに立ち寄ろうとした場合、ナビゲーション装置は、目的地までの経路上に隣接したガソリンスタンドがなければ、ガソリンスタンドの情報を表示しない。従って、目的地までの経路から分岐した道路の先にガソリンスタンドがあっても、ユーザはその情報を知ることができない。
【0007】
また、経路から一定距離内に存在する施設を探索の対象とする方法では、経路から距離に基づいて探索を行い、探索された施設情報を別画面で表示するので、ユーザは、経路周辺に存在する施設の存在を知ることができる。しかし、例えば、施設に行くために曲がるべき交差点の場所や、施設までの走行距離や所要時間といった、施設に関する詳細な情報を知ることができない。また、この方法では、経路が設定されていることが前提となっているので、経路が設定されていない場合、探索を行うことができない。
【0008】
以上のように、上記した2つの方法では、設定された道路やその周辺の情報を表示するものであるが、ユーザは、行き先方向に存在する施設情報について必ずしも十分な情報を得ることができない場合があった。
【0009】
それ故に、本発明の目的は、ユーザの行き先方向の広範囲に存在する施設等の情報をユーザにわかりやすく表示するナビゲーション装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明は、画面に道路地図を表示するナビゲーション装置である。ナビゲーション装置は、地図上の地点に関する地点情報を含む地図データを格納する地図データ格納部と、ユーザの位置および進行方向を取得する移動状況取得部と、基準交差点選出部と、地点情報取得部と、地図表示部とを備えている。ここで、基準交差点選出部は、画面に表示されている交差点のうち、ユーザの位置から進行方向に延びる道路ネットワークに含まれる少なくとも1つの交差点を基準交差点として選出する。なお、ユーザの位置とは、ユーザの現在位置の他、ユーザの仮想的な位置を含む概念である。地点情報取得部は、基準交差点に接続する道路であって、当該基準交差点から現在位置の方向へ延びる道路以外の道路を少なくとも基準道路とする。なお、当該基準交差点から現在位置の方向へ延びる道路をさらに基準道路としてもよい。そして、当該基準交差点から見て当該基準道路の先に延びる道路ネットワークに含まれる道路の付近に存在する地点に関する地点情報を地図格納部から取得する。これによって、地図表示部には、道路地図が表示されるとともに、地点情報取得部によって取得された地点情報が当該地点情報に関連する基準道路と対応付けて表示される。
【0011】
上記第1の発明によれば、ユーザの前方にある交差点(基準交差点)の先に存在する地点の地点情報は、当該交差点に接続される道路(基準道路)に対応付けられて表示される(図10参照)。ここで、地点情報とは、地図上の地点に関する情報であり、施設に関する施設情報や、地名の情報等を含む概念である。従って、ユーザは、ユーザの前方に存在する交差点に接続される各道路について、その先に何が存在するかを瞬時に把握することができる。換言すれば、ユーザは、表示された地点情報について、どの交差点でどの方向に曲がればよいかを瞬時に把握することができる。また、基準交差点に接続される複数の道路について地点情報を表示することが可能であるので、ユーザは、ユーザの行き先方向の広い範囲に存在する地点の地点情報を知ることができる。
【0012】
また、第1の発明において、ナビゲーション装置は、基準交差点から見て基準道路の先に延びる道路ネットワークに含まれる道路によって構成される検索ネットワークを算出するネットワーク算出部をさらに備えてもよい。このとき、地点情報取得部は、検索ネットワークに含まれる道路の付近に存在する地点に関する地点情報を基準道路に関連する地点情報として取得する。
【0013】
また、第1の発明において、ネットワーク算出部は、地図データに含まれている所定の種別の道路のみを検索ネットワークとしてもよい。これによれば、例えば、国道や県道といった主要な道路のみによって検索ネットワークを構成することができる。この場合、主要な道路の付近に存在する地点に関する地点情報のみが表示装置に表示される。ユーザは、知らない地域においては主要な道路以外の道路を進行しないと一般的に考えられるので、主要な道路付近の地点情報のみを表示すれば、広範囲の地点情報を表示することによる効果は十分である。また、主要な道路以外の道路を検索ネットワークから除外することで、検索ネットワークの算出処理を簡易にすることができる。従って、地点情報を表示するための処理時間を短くすることができる。
【0014】
また、第1の発明において、地点情報取得部は、条件判定部を含んでいてもよい。条件判定部は、複数の基準道路についてそれに関連する地点情報をそれぞれ取得した結果、同一の地点情報が重複して取得された場合、当該重複して取得された同一の地点情報に関連する異なる基準道路について、検索ネットワークに基づく所定の条件を満たすか否かを判定する。このとき、地図表示部は、地点情報取得部によって重複して取得された地点情報については、条件判定部によって所定の条件を満たすと判定された基準道路にのみ対応付けて表示する。
【0015】
これによれば、同一の地点情報が重複して取得された場合であっても、取得された地点情報がすべて表示されるわけではない。ここで、検索ネットワークを用いて地点情報を取得する方法においては、特に、基準交差点が複数である場合、同一の地点情報を重複して取得してしまう可能性がある。この場合に、同一の地点に関する地点情報が複数の基準道路に対応付けられて表示されると、ユーザは、どの基準道路を通って行けばよいかを判断することが困難になる。そこで、上記のように、所定の条件を満たす基準道路にのみ地点情報を表示させることによって、表示される地点情報の数を少なくすることできる。これによって、ユーザの判断を容易にすることができる。また、不要な地点情報が表示されないので、画面を見やすくすることができる。
【0016】
また、所定の条件が、基準道路を介して基準交差点から地点情報により示される地点までの経路の距離に関する条件である場合、条件判定部は、検索ネットワークを用いて、当該距離を異なる基準道路のそれぞれについて算出することによって、当該異なる基準道路について所定の条件を満たすか否かを判定するようにしてもよい。これによれば、例えば、所定の条件を「基準交差点から地点までの距離が最短となる経路に含まれる基準道路」とする場合、当該条件を満たす基準道路についてのみ、地点情報が表示され、必要性の少ないその他の基準道路については地点情報が表示されない。従って、ユーザは、どの基準道路を通るべきかを判断しなくとも、当該地点までの最短の経路を知ることができる。
【0017】
また、所定の条件が、基準道路を介して基準交差点から地点情報により示される地点までの経路の所要時間に関する条件である場合、条件判定部は、検索ネットワークを用いて、当該所要時間を異なる基準道路のそれぞれについて算出することによって、当該異なる基準道路について所定の条件を満たすか否かを判定してもよい。これによれば、例えば、所定の条件を「基準交差点から地点までの所要時間が最短となる経路に含まれる基準道路」とする場合、当該条件を満たす基準道路についてのみ、地点情報が表示され、必要性の少ないその他の基準道路については地点情報が表示されない。従って、ユーザは、どの基準道路を通るべきかを判断しなくとも、最短時間で行くことのできる経路を知ることができる。
【0018】
また、条件判定部を備える場合、ナビゲーション装置は、過去に通過した道路の履歴を格納する道路履歴格納部をさらに備えていてもよい。さらに、所定の条件は、道路の履歴に関する条件である場合、条件判定部は、検索ネットワークと道路履歴格納部に格納されている道路の履歴との関係に基づいて、異なる基準道路について所定の条件を満たすか否かを判定してもよい。
【0019】
これによれば、以前に通過したことがある道路を含む経路に含まれる基準道路についてのみ、地点情報が表示され、その他の基準道路については地点情報が表示されない。以前に通過したことのある道路であれば、ユーザが道に迷う可能性は低く、目的の地点を見失うことも少ないと考えられる。従って、以前に通過したことのある基準道路についてのみ地点情報を表示することによって、ユーザにとって必要性の高い(選択する可能性が高い)経路のみを提示することができる。
【0020】
また、第1の発明において、地図データ格納部は、地点情報と当該地点情報により示される地点付近の道路とが対応付けられた地図データを格納してもよい。このとき、地点情報取得部は、地図データにおいて道路と対応付けられている地点情報を、当該道路の付近に存在する地点に関する地点情報とする。
【0021】
これによれば、地点情報を、それと対応付けられる道路を参照することによって取得できるので、道路ネットワーク周辺に存在する地点に関する地点情報を容易に取得することができる。
【0022】
また、第1の発明において、地図データ格納部は、地点の位置情報を含む地図データを格納してもよい。このとき、地点情報取得部は、検索ネットワークに含まれる道路と地点との距離が所定距離内となる地点に関する地点情報を、当該道路の付近に存在する地点に関する地点情報とする。
【0023】
これによれば、地点の位置情報を用いて、当該地点が道路ネットワークに含まれる地点情報を取得すべき地点情報として特定することができる。この場合、地点情報と道路とが対応付けられた地図データを用意しなくとも、道路ネットワーク周辺に存在する地点に関する地点情報を取得することができる。
【0024】
また、第1の発明において、ナビゲーション装置は、画面に表示されている道路のうち、ユーザが進行すると予測される予測道路を特定する予測道路特定部をさらに備えてもよい。このとき、基準交差点選出部は、基準交差点を予測道路上の交差点から選出する。
【0025】
予測道路特定部を備える場合、予測道路特定部は、出発地から目的地までの経路を予測道路に特定するものであってもよい。これによれば、目的地までの経路が予測道路となるので、ユーザが進行すると予測される道路を正確に判断することができる。
【0026】
また、予測道路特定部を備える場合、予測道路特定部は、ユーザの位置および進行方向に基づいて、ユーザの進行方向に存在し、かつ、所定の道路種別に属する道路を予測道路に特定するものであってもよい。これによれば、例えば、国道や県道といった大きな道路を予測道路とすることができる。一般的に、ユーザが進行する道路は大きな道路である可能性が高いと考えられる。従って、経路が選出されていない場合であっても、所定の道路種別により予測道路を特定することによって、ユーザが進行すると予測される道路を正確に判断することができる。
【0027】
また、予測道路特定部を備える場合、基準交差点選出部は、ユーザの位置および進行方向に基づいて、予測道路上の交差点であって、ユーザの位置から最も近い交差点を基準交差点として選出してもよい。予測道路上にある現在位置から最も近い交差点は、ユーザが通過する可能性が非常に高い。従って、かかる交差点を基準交差点とすることにより、ユーザにとって有用な地点情報を表示することができる。
【0028】
また、予測道路特定部を備える場合、基準交差点選出部は、予測道路上の交差点であって、当該予測道路と交差する道路が所定の種別に属する道路である交差点を基準交差点として選出してもよい。これによれば、所定の種別に属する道路、例えば、国道や県道といった主要な道路と予測道路とが交差する交差点が基準交差点となる。国道や県道といった主要な道路は、一般的にユーザが進行する可能性が高いので、かかる主要道路と交差する交差点をユーザが曲がる可能性も高いと考えられる。従って、かかる交差点を基準交差点とすることにより、ユーザにとって有用な地点情報を表示することができる。
【0029】
また、予測道路特定部を備える場合、ナビゲーション装置は、過去に通過した道路の履歴を格納する道路履歴格納部をさらに備えてもよい。このとき、基準交差点選出部は、道路履歴格納部に格納されている道路に基づいて、予測道路上の交差点であって、当該予測道路と道路履歴格納部に格納されている道路とが交差する交差点を基準交差点として選出する。これによれば、以前に通過した履歴のある道路と予測道路とが交差する交差点が基準交差点となる。以前にユーザが通過したことのある道路は、ユーザが進行する可能性が高いと考えられる。従って、かかる交差点を基準交差点とすることにより、ユーザにとって有用な地点情報を表示することができる。
【0030】
また、第1の発明において、地点情報取得部は、地図データに含まれている地点情報のうち、予め定められた所定種類の地点情報のみを取得してもよい。
【0031】
これによれば、予め定められた所定種類の地点情報のみが表示される。従って、表示したい情報をユーザが予め設定する等、何らかの条件によって表示すべき情報を設定することによって、必要な種類の情報を選択して表示することができる。
【0032】
また、第1の発明において、地図表示部は、基準交差点と反対の方向を示す矢印形状によって地点情報を表示してもよい。これによって、進行方向をユーザに対して示すことができる。また、地点情報取得部が異なる種類の複数の地点情報を取得する場合、地図表示部は、地点情報の種類に応じて表示形態を変化させて地点情報を表示してもよい。これによって、ユーザは、異なる種類の地点情報を容易に把握することができる。
【0033】
第2の発明は、表示装置の画面に表示された道路地図に地点情報を表示する地点情報表示方法である。当該方法では、画面に表示されている交差点のうち、ユーザの位置から進行方向に延びる道路ネットワークに含まれる少なくとも1つの交差点が基準交差点とされる。また、基準交差点に接続する道路であって、当該基準交差点からユーザの位置の方向へ延びる道路以外の道路は、少なくとも基準道路とされる。なお、当該基準交差点から現在位置の方向へ延びる道路をさらに基準道路としてもよい。そして、基準交差点から見て基準道路の先に延びる道路ネットワークに含まれる道路の付近に存在する地点に関する地点情報が当該基準道路と対応付けて表示される。以上の方法によって、第1の発明と同様の効果を得ることができる。
【0034】
第3の発明は、表示装置の画面に道路地図を表示するためにコンピュータに実行させるプログラムである。ここで、コンピュータには、地図上の地点に関する地点情報を含む地図データが記憶されている。当該プログラムは、移動状況取得ステップと、基準交差点選出ステップと、地点情報取得ステップと、地図表示ステップとをコンピュータに実行させる。移動状況取得ステップでは、ユーザの位置および進行方向が取得される。基準交差点選出ステップでは、画面に表示されている交差点のうち、ユーザの位置から進行方向に延びる道路ネットワークに含まれる少なくとも1つの交差点が基準交差点として選出される。地点情報取得ステップでは、基準交差点に接続する道路であって、当該基準交差点からユーザの位置の方向へ延びる道路以外の道路を少なくとも基準道路とし、当該基準交差点から見て当該基準道路の先に延びる道路ネットワークに含まれる道路の付近に存在する地点に関する地点情報が地図データから取得される。地図表示ステップでは、表示装置に道路地図が表示されるとともに、地点情報取得ステップにおいて取得された地点情報が当該地点情報に関連する基準道路と対応付けて表示される。以上のプログラムをコンピュータに実行させることによって、第1の発明と同様の効果を得ることができる。
【0035】
以上のように、本発明は、プログラムによって実現することが可能であり、これを記録媒体に記録して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムで容易に実施することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。なお、以下の第1の実施形態に係るナビゲーション装置は、車両用途に向けられるものであるが、他の実施形態においては、ナビゲーション装置の用途は車両用途に限られるものではない。図1において、ナビゲーション装置は、入力部1と、移動状況検出部2と、通信部3と、情報処理部4と、履歴格納部5と、地図データ格納部6と、出力部7と、環境情報取得部8とを備えている。以下、ナビゲーション装置の各部を説明する。
【0037】
入力部1は、ユーザによって操作される十字パッドやマウス、キーボード等により構成されており、ユーザによって設定される情報を入力するために用いられる。ユーザによって設定される情報の詳細については、後に述べるナビゲーション装置の動作において説明する。入力部1を用いて入力された情報は、情報処理部4に出力される。
【0038】
移動状況検出部2は、典型的には、GPS(Global Positioning System)の受信機、方位センサおよび車速センサから構成されており、自車(ユーザ)の現在位置および進行方向を検出して、現在位置の座標を示す現在位置情報および進行方向の情報を生成する。生成された情報は情報処理部4に出力される。
【0039】
通信部3は、典型的にはインターネットと通信可能な装置により構成されており、自車外から自車付近に存在する施設に関する情報等を取得する。通信部3によって取得された情報は、情報処理部4に出力される。
【0040】
情報処理部4は、CPU、ROMおよびRAM等によって構成されており、CPUがRAMを作業領域として使用しつつROM内のプログラムを実行することによって、ナビゲーション装置の各部から入力される情報に基づいて、地図および施設に関する施設情報を表示するための画像データを作成する。施設情報には、例えば、施設の名称を示す名称情報や施設までの距離を示す距離情報が含まれる。また、施設情報が表示される施設は、自車の行き先方向について、自車の周辺にある施設であり、例えば、周辺に存在するレストランや、コンビニエンスストア、観光地等である。なお、情報処理部4の詳細な動作については後述するフローチャートを用いて説明する。情報処理部4によって作成された画像データは、出力部7に出力される。
【0041】
履歴格納部5は、自車が過去に走行した履歴に関する履歴情報を格納する。履歴格納部5は、例えば、自車が過去に走行した道路の履歴や、過去にユーザが訪れた施設の履歴を格納する。履歴格納部5は、情報処理部4の内部に構成されるものであってもよい。すなわち、情報処理部4を構成するRAMによって構成されてもよい。履歴格納部5に格納されている履歴情報は、情報処理部4に出力される。
【0042】
地図データ格納部6は、例えばCD−ROMやDVDやHDDを記憶媒体として含む大容量記憶装置によって構成され、地図データを格納する。地図データには、交差点を示すノードおよび道路を示すリンクのデータが含まれており、また、地図上の道路および交差点の接続関係を表すネットワークデータが含まれている。また、第1の実施形態においては、地図データに含まれるリンクのデータには、各種のデータが対応づけられて格納されている。具体的には、リンクのデータには、施設情報、道路種別情報、および表示位置情報が対応づけられて格納されている。ここでは、地図データ格納部6には、施設の名称を示す名称情報が施設情報として格納されているとする。リンクに対応付けられる施設情報は、当該リンクにより示される道路の付近に位置する施設の施設情報である。また、施設情報とともに、施設を識別するための施設IDが格納されている。道路種別情報とは、リンクにより示される道路の種別(例えば、国道や県道)を示す情報である。以上のようなリンク、施設情報、施設ID、および道路種別を対応づけたデータ構造は、従来の地図データと同様である。表示位置情報は、道路に対応付けて施設情報を表示する際の表示位置を示す情報である。このように、第1の実施形態では、従来の地図データのデータ構造に加え、リンクデータに表示位置情報が対応づけられていてもよい。地図データ格納部6に格納されている地図データは、情報処理部4に出力される。
【0043】
出力部7は、典型的には、表示装置およびスピーカから構成されており、情報処理部4により作成された画像データを表示装置によって表示する。出力部7は、表示装置に表示されている施設情報のうち、強調すべきものについては、スピーカによって音声によりユーザに通知してもよい。
【0044】
環境情報取得部8は、車両に取り付けられた各種センサにより構成され、環境情報を取得する。環境情報とは、車両の状態等に関する各種の情報をいい、例えば、ガソリン残量、現在時刻が挙げられる。例えば、環境情報としてガソリン残量を取得する場合、ガソリン残量を検出するセンサが車両に必要となる。環境情報取得部8によって取得された環境情報は、情報処理部4に出力される。
【0045】
次に、本ナビゲーション装置の動作について説明する。ナビゲーション装置の電源投入後、情報処理部4は、ROMに記録されたプログラムの実行を開始する。ここで、図2は、当該プログラムに記述された情報処理部4の処理手順を示すフローチャートである。
【0046】
まず、情報処理部4は、移動状況検出部2において検出される情報を入力することにより、自車の移動状況情報を取得する(ステップS101)。移動状況情報は、自車の現在位置を示す現在位置情報および進行方向を示す進行方向情報からなる情報である。次に、情報処理部4は、地図データ格納部6に格納されている地図データ(リンク、ノードおよび道路ネットワークのデータ)を取得し(ステップS102)、表示装置に地図を表示するための地図画像データを作成する(ステップS103)。ここで、ステップS102において取得する地図データは、ステップS101において取得された現在位置周辺の地図データである。また、ステップS103において作成される地図画像データは、当該現在位置周辺の地図データである。
【0047】
次に、情報処理部4は、施設情報画像データの作成処理を行う(ステップS104)。施設情報画像データとは、施設情報を表示するための画像データである。以下、ステップS104の詳細を説明する。なお、第1の実施形態においては、以下のステップS104において、地図に含まれる各種施設のうち、ユーザにとって必要となる特定種類の施設についてのみ、施設情報画像データが作成される。ここで、以下の説明において、施設情報が地図上に表示される施設を、表示対象施設と呼ぶ。さらに、第1の実施形態においては、表示対象施設となる施設の種類をコンビニエンスストアとする。
【0048】
図3は、図2のステップS104の詳細を示すフローチャートである。まず、情報処理部4は、表示対象施設の種類を特定する(ステップS201)。第1の実施形態においては、ステップS201において、入力部1から入力される、表示対象施設の種類が取得されるものとする。すなわち、第1の実施形態では、ユーザが入力部1を用いてコンビニエンスストアの情報を表示する旨の入力を行った結果、ステップS201において表示対象施設としてコンビニエンスストアという情報が取得されるものとする。
【0049】
次に、情報処理部4は、地図上に表示される道路のうち、予測道路を特定する(ステップS202)。予測道路とは、ユーザが通過すると予測される道路をいう。第1の実施形態において、予測道路は、国道であるとする。具体的には、現在位置が国道上にある場合、当該国道が予測道路として特定される。また、現在位置が国道上にない場合、自車の進行方向の向きにあり、現在位置から最も近い国道が、予測道路として特定される。予測道路の特定処理は、例えば、次のように行われてもよい。すなわち、移動状況検出部2によって検出される現在位置および進行方向を用いて、現在位置から進行方向の向きに延びる道路ネットワークを探索する。その際、最初に探索された国道を予測道路とする。また、予測道路の特定処理は、その時点で画面に表示されている国道のうち、現在位置に最も近い国道を予測道路とすることによって行われてもよい。なお、以上において、道路が国道であるか否かの判断は、地図データに含まれる道路種別情報を用いて行われる。
【0050】
次に、情報処理部4は、基準交差点の選出処理を行う(ステップS203)。ここで、基準交差点とは、表示される施設情報の検索が行われる対象となる道路ネットワークの起点となる交差点をいう。また、基準交差点を示すノードを基準ノードと呼ぶ。従って、基準ノードにより示される交差点を起点として道路ネットワークが算出され、算出された道路ネットワーク付近の施設について検索が行われる(後述するステップS204参照)。ステップS203では、画面に表示されている交差点のうち、少なくとも1つの交差点が基準交差点として選出される。また、基準交差点は、ユーザの現在位置から進行方向に延びる道路ネットワークに含まれる交差点から選出される。以下、ステップS203の詳細を説明する。
【0051】
図4は、図3のステップS203の詳細を示すフローチャートである。ここで、フローチャートの詳細を説明する前に、図4における基準交差点の選出処理の概要を説明する。図5は、基準交差点の選出処理が行われる道路ネットワークの一例を模式的に示す図である。図5において、20は現在位置を表し、21〜24はノードを表し、25〜36はリンクを表している。基準交差点の選出処理においては、予測道路を示すリンクに接続されている各ノードについて基準ノードとなるか否かを判定することによって、基準交差点(基準ノード)が選出される。図5を例にとって説明すると、ステップS202において予測道路としてリンク25〜27が特定された場合、ノード21および22について基準ノードとなるか否かの判定が行われる。また、リンク25、33および34が予測道路に特定された場合、ノード21および23について基準ノードとなるか否かの判定が行われる。
【0052】
また、基準ノードとなるか否かの判定は、ノードが所定の条件を満たすか否かにより行われる。第1の実施形態において、所定の条件は、予測道路以外の他の国道または県道と接続されている交差点のうち、現在位置に最も近い交差点であることとする。図5を例にとって説明すると、リンク25〜27が国道である場合に、リンク31〜34が国道または県道である場合、ノード21が基準ノードに選出される。一方、リンク25〜27が国道である場合に、リンク32および33が国道でも県道でもない場合、ノード21は基準ノードに選出されない。この場合、さらに、ノード22について上記所定の条件が判定され、リンク35および36が国道または県道である場合、ノード22が基準ノードに選出される。なお、第1の実施形態では、基準ノードであるか否かの判定は、現在位置から近い位置にあるノード順に行われる。第1の実施形態においては、以上の方法で基準ノードが選出される。以下、図4に示すフローチャートの詳細を説明する。
【0053】
まず、情報処理部4は、地図上に表示されており、かつ、予測道路を示すリンクに接続されているノードのうち、1つのノードを選択する(ステップS301)。第1の実施形態において、選択されるノードは、自車の進行方向にあり現在位置から最近のノードである。なお、以下の説明においては、ステップS301またはステップS305において選択されたノードを選択ノードと呼ぶことにする。次に、情報処理部4は、現在位置のあるリンクを記憶する(ステップS302)。さらに、情報処理部4は、選択ノードを記憶する(ステップS303)。なお、2回目以降のステップS303においては、最新の選択ノードのみが記憶され、以前に記憶された選択ノードは破棄される。つまり、ステップS303においては、情報処理部4は、選択ノードを更新して記憶する。
【0054】
次に、情報処理部4は、選択ノードが基準ノードとなる条件を満たすか否かを判定する(ステップS304)。上述したように、第1の実施形態においては、基準ノードとなる条件は、予測道路以外の他の国道または県道と接続されているノードのうち、現在位置に最も近いノードであることである。従って、ステップS305の判定は、選択ノードに接続されているリンクの道路種別が、国道または県道であるか否かにより行われる。
【0055】
ステップS304の判定において、選択ノードが基準ノードでない場合、情報処理部4は、次のノードを選択する(ステップS305)。ステップS305において、情報処理部4は、直前に選択されたノードに接続されるノードのうち、予測道路上のノードであり、かつ、現在位置から離れる方向にあるノードを、次のノードに選択する。図5を例にとって説明すると、直前に選択されていたノードがノード21である場合、予測道路(リンク25〜27)上のノードであり、現在位置20から離れる方向にあるノードは、ノード22である。従って、ノード21が選択された次に選択されるノードは、ノード22となる。これにより、基準ノードであるか否かの判定が、現在位置から近い位置にあるノードから順に行われることとなる。なお、上述したように、ステップS305において選択されたノードを選択ノードと呼ぶ。
【0056】
ステップS305の後、情報処理部4は、ステップS303において記憶されたノード(前の選択ノード)と、ステップS305において選択された選択ノード(現在の選択ノード)との間のリンクを記憶し(ステップS306)、ステップS303に戻る。なお、2回目以降のステップS306においては、ステップS303と同様、情報処理部4は、リンクを更新して記憶する。また、ステップS306においてリンクが記憶されると、ステップS302において記憶されたリンクは破棄される。
【0057】
一方、ステップS304において、選択ノードが基準ノードである場合、情報処理部4は、選択されたノード、すなわち、ステップS303において記憶されたノードを基準ノードとして決定し(ステップS307)、サブルーチンステップS203の処理を終了する。また、ステップS307において、情報処理部4は、ステップS302またはS306において記憶されたリンクを基準ノードに対応付けて記憶しておく。
【0058】
図3の説明に戻り、ステップS203の次に、情報処理部4は、施設情報の取得処理を行う(ステップS204)。ステップS204では、まず、道路ネットワークを算出するための基準道路が設定される。第1の実施形態においては、基準道路とは、基準交差点に接続する道路であって、かつ、基準交差点から現在位置の方向へ延びる道路以外の道路とする。さらに、情報処理部4は、基準交差点から見て基準道路の先に延びる道路ネットワークに含まれる道路の付近に存在する施設に関する施設情報を地図データ格納部から取得する。具体的には、ステップS204では、ステップS203において決定された基準ノードにより示される交差点を起点とする道路ネットワークが算出され、当該道路ネットワークに含まれる道路の付近に存在する施設のうち、上記表示対象施設に関する施設情報が取得される。なお、第1の実施形態においては、地図データに格納されている施設情報に加え、その他の方法で取得される施設情報が表示される。以下、施設情報の取得処理の詳細について説明する。
【0059】
図6は、図3のステップS204の詳細を示すフローチャートである。まず、情報処理部4は、基準リンクを1つ選択する(ステップS401)。基準リンクとは、基準道路を示すリンクであり、換言すれば、基準ノードに接続されるリンクのうち、現在位置の方向に延びるリンクを除外したものである。すなわち、基準リンクは、基準ノードに接続されたリンクのうち、図4に示すステップS307において記憶されたリンクを除くリンクをいう。図5を例にとって説明すると、基準ノードがノード21である場合、基準リンクは、リンク26、32および33である。従って、この場合、ステップS401において、リンク26、32および33のうち、いずれか1つのリンクが選択される。なお、以下の説明では、ステップS401において選択されている基準リンクを選択リンクと呼ぶ。
【0060】
次に、情報処理部4は、基準交差点から見て基準道路の先に延びる道路ネットワークを算出する(ステップS402)。第1の実施形態においては、ステップS402において算出される道路ネットワークを、検索ネットワークと呼ぶ。ステップS402では、直前のステップS401において選択された選択リンクを含む検索ネットワークが算出される。これによって、選択リンクにより示される道路を含む検索ネットワークデータが作成される。以下、ステップS402の詳細を説明する。
【0061】
図7は、図6のステップS402において作成される検索ネットワークデータのデータ構造を示す図である。図7に示すように、検索ネットワークデータは、基準リンクを頂点としたツリー構造を有するリストによって構成される。ステップS402において、情報処理部4は、まず、直前のステップS401において選択した選択リンクを図7に示すツリー構造の頂点とする。ここで、図7に示す検索ネットワークデータは、リンクを示すリンク情報によって構成されるが、当該リンク情報は、地図データIDおよびリンクIDから構成される。地図データIDは、区分ごとに分けられた地図データの各区分を識別するための情報であり、リンクIDは、当該区分に含まれる各リンクを識別するための情報である。従って、地図データIDおよびリンクIDによって、すべての地図データに含まれる各リンクを一義的に表現することができる。
【0062】
次に、情報処理部4は、基準リンクに接続されるリンクを検索ネットワークデータとして格納する。ここで、基準リンクに接続されるリンクは、基準リンクの両端のノードのうち、基準ノードではない方のノードに接続されるリンクとなる。図5を例にとって説明すると、基準ノードがノード21であり、選択リンクがリンク32の場合、リンク32が基準リンクとなり、基準リンクに接続されるリンクは、リンク31となる。すなわち、上記例の場合、図7に示すリンクAはリンク31となる。
【0063】
さらに、情報処理部4は、検索ネットワークデータとして格納されたリンクに接続されるリンクを検索ネットワークデータとして格納する。ここで、1つのリンクに接続されるリンクが複数ある場合、検索ネットワークデータにおいても複数の枝を有するようにツリーが構成される。例えば、図7に示す検索ネットワークデータは、リンクBにはリンクCおよびリンクDが接続されていることを示している。
【0064】
以上のように、基準リンクを起点として接続されるリンクが順に探索され、探索されたリンクが検索ネットワークデータとして格納されることにより、検索ネットワークデータが作成される。また、検索ネットワークは、選択リンクを起点として基準ノードから遠ざかる方向へ広がっていく。ここで、検索ネットワークデータの作成は、検索ネットワークが所定範囲まで拡大した場合に終了する。所定範囲は、典型的には、選択リンクから予め定められた所定距離以内にあるリンクの範囲である。なお、リンクの所要時間を算出可能である場合、所定範囲は、選択リンクから所定時間以内に通過可能なリンクとしてもよい。また、検索ネットワークデータを構成するリンクの数が所定数になると、検索ネットワークデータの作成を終了するようにしてもよい。
【0065】
図6の説明に戻り、ステップS402の次に、情報処理部4は、表示用データの作成処理を行う(ステップS403)。表示用データとは、施設情報を表示するために必要な情報を示すデータである。ステップS403においては、検索ネットワークに基づいて施設を検索し、1つの表示対象施設について1つの表示用データが作成される。以下、表示用データの作成処理を詳細に説明する。
【0066】
図8は、図6のステップS403において作成される表示用データのデータ構造を示す図である。図8のように、表示用データは、施設IDと、基準ノードと、基準リンクと、表示位置情報と、施設情報とを含んでいる。表示用データに含まれる各情報は、以下のように取得される。
【0067】
図9は、図6のステップS403の詳細を示すフローチャートである。まず、情報処理部4は、ステップS402で作成された検索ネットワークデータを用いて、表示すべき施設情報の施設IDを取得する(ステップS501)。施設IDは、施設を識別するための情報であり、具体的には、施設の名称、種類等である。また、施設IDとして、例えば、「コンビニエンスストア−001」のように、施設の種類とIDとを用いてもよい。施設IDは、予め地図データに格納されており、地図データ格納部6から取得される。以下、施設IDを取得する際の情報処理部4の処理を説明する。
【0068】
情報処理部4は、検索ネットワークデータに含まれているリンクに対応づけられている施設情報であって、かつ、ステップS201において特定された表示対象施設の種類と同じ種類の施設情報について、施設IDを取得する。また、上述したように、表示対象施設とは、施設情報画像データが作成される施設をいう。第1の実施形態のように表示対象施設がコンビニエンスストアに設定されている場合、情報処理部4は、検索ネットワークデータに含まれているリンクに対応付けられている施設IDのうち、施設IDがコンビニエンスストアを示す施設IDを取得する。以上のように施設IDが取得された施設について、施設に関するその他の情報が算出される。すなわち、情報処理部4は、施設IDを取得した施設について、基準ノードID、基準リンクID、表示位置情報および施設情報を取得する。
【0069】
また、第1の実施形態において、リンクに対応付けられている施設情報は、道路と施設とを予め対応付けて格納している地図データを用いて決定される。前述のように、第1の実施形態においては、道路を示すリンクと当該道路に隣接する施設の施設情報とは、地図データにおいて対応づけて格納されている。従って、地図データを参照することによって、リンクに対応する施設IDを容易に取得することができる。なお、地図データにおいてリンクと施設IDとが対応付けられていない場合は、他の方法によってリンクと施設IDとの対応を判断してもよい。例えば、地図データには施設IDに対応付けて施設の位置情報を格納しておき、リンクから所定距離以内に位置する施設を示す施設IDは、当該リンクに対応すると判断するようにしてもよい。
【0070】
ステップS501の次に、情報処理部4は、基準交差点から施設までの経路を算出する(ステップS502)。ここで、施設は、ステップS501において取得した施設IDにより示される施設のことである。当該経路の算出は、ステップS402において算出された検索ネットワークに基づいて行われる。
【0071】
また、情報処理部4は、当該経路の算出処理の際に、基準ノードおよび基準リンクを取得する。基準ノードは、表示用データ作成時に決定されている基準ノードである。基準ノードは、ステップS307において決定されたノードであり、ステップS303において記憶された情報である。また、基準リンクは、表示用データ作成時の選択リンクである。従って、基準リンクは、ステップS401において選択されたリンクである。
【0072】
次に、情報処理部4は、表示位置情報を取得する(ステップS503)。表示位置情報は、施設情報を表示する際の表示位置を示す情報である。表示位置情報は、施設情報が基準リンクの近傍に表示されるように、基準リンクに基づいて決定される。例えば、表示位置情報の内容としては、「リンクの中央に表示する」や、「リンクの他端(基準交差点に接続される側と逆の端)に表示する」等が考えられる。前述のように、第1の実施形態において、表示位置情報は、地図データに含まれる各リンクに対応して予め地図データに格納されている。従って、表示位置情報は地図データ格納部6から取得される。取得される表示位置情報は、直前のステップS401において選択された選択リンクに対応づけられて地図データに格納されている表示位置情報である。
【0073】
次に、情報処理部4は、ステップS504およびS505において、地図に表示すべき施設情報を取得する。図8のように、第1の実施形態では、地図データに含まれている名称情報に加え、距離情報が取得される。つまり、第1の実施形態では、地図データ格納部6に予め格納されている施設情報だけでなく、他の方法によって取得される施設情報(ここでは、距離情報)が算出されて表示される。まず、情報処理部4は、地図データに含まれている施設情報を取得する(ステップS504)。地図データに含まれている施設情報は、地図データ格納部6に格納されている地図データにおいて、リンクおよび施設IDと対応づけられている。従って、ステップS504では、ステップS501において取得された施設IDに対応する施設情報が地図データ格納部6から取得される。なお、ここでは、地図データに含まれている施設情報は施設の名称を示す名称情報であるとする。
【0074】
次に、情報処理部4は、現在位置から施設までの距離を示す距離情報を取得し(ステップS505)、図9に示すサブルーチンステップS403の処理を終了する。距離情報は、ステップS502において算出された基準交差点から施設までの経路に基づいて算出される。具体的には、距離情報は、基準交差点から施設までの経路の距離と、現在位置から基準交差点までの距離との和として算出される。なお、他の実施形態においては、距離情報に代えて、所要時間情報を用いてもよい。所要時間情報は、現在位置から施設IDによって示される施設までの所要時間を示す情報である。所要時間情報は、距離情報と同様、ステップS502において算出された経路に基づいて算出される。
【0075】
なお、施設情報は、その他の情報を含むものであってもよい。例えば、施設がレストランである場合、施設情報として、レストランの名称の他に、営業時間、駐車場の有無等が挙げられる。また、施設がガソリンスタンドである場合、料金単価の情報等が挙げられる。なお、施設情報は、予め地図データに格納されている情報を取得することによって得られるものであってもよいし、通信部3によって外部から取得するようにしてもよい。例えば、施設情報は、例えば店の混み具合や最新の安売り情報のように、通信部3によって外部から得られる情報であってもよい。
【0076】
再び図6の説明に戻り、ステップS403の次に、情報処理部4は、ステップS401において、すべての基準リンクを選択リンクとして選択したか否かを判定する(ステップS404)。いずれか1つの基準リンクでも選択されていない場合、情報処理部4は、ステップS401に戻り、ステップS401〜ステップS404の一連の処理を繰り返す。一方、基準リンクがすべて選択された場合、すべての基準リンクに対応する検索ネットワーク(基準リンクが1つの場合は、1つの検索ネットワーク)について探索が行われたこととなる。ここで、基準交差点から延びる道路ネットワークは、各選択リンクに対応する検索ネットワークを合成したものとも言える。従って、すべての基準リンクに対応する検索ネットワークについて探索を行うことは、基準交差点から延びる所定の範囲の道路ネットワークについて探索を行ったことを意味する。以上より、基準リンクをすべて選択した場合、情報処理部4は、施設情報の取得処理を終了する。
【0077】
再び図3の説明に戻り、施設情報の取得処理の終了後、情報処理部4は、ステップS204において作成された表示用データに基づいて、施設情報画像データを作成する(ステップS205)。具体的には、表示用データに含まれている表示位置情報により示される表示位置に、施設情報の内容を表示するように、施設情報画像データを作成する。以上により、図3に示す施設情報画像データの作成処理が完了する。
【0078】
図2の説明に戻り、ステップS104の次に、情報処理部4は、地図画像データと施設情報画像データとを合成する(ステップS105)。さらに、情報処理部4は、合成した画像データを出力部7に出力する(ステップS106)。出力された画像データは、出力部7の表示装置に表示される。ステップS106によって、道路地図が表示されるとともに、ステップS204に示す施設情報の取得処理において取得された施設情報が、当該施設情報に関連する道路と対応付けられて表示装置に表示される。ステップS106の後、情報処理部4は、ステップS101の処理に戻り、ステップS101〜106の処理を繰り返す。これによって、施設情報の表示されている地図が更新して表示されることとなる。
【0079】
図10は、第1の実施形態に係るナビゲーション装置の表示の一例を示す図である。なお、図10では、表示対象施設として、コンビニエンスストアが設定されているとする。また、施設情報として表示される内容は、コンビニエンスストアの名称および現在位置からの距離であるとする。さらに、図10では、基準交差点は、交差点A(「交差点A」の文字は、実際には表示されない)であるとする。
【0080】
図10のように、第1の実施形態においては、交差点Aから延びる各道路(現在一方向に延びる道路を除く)について、施設情報が表示される。上述のように、施設情報の表示位置を決める表示位置情報は、施設情報が基準リンクの近傍に表示されるように決定される。従って、ユーザは、ユーザが通過する交差点について、どの道路を進めば、所望の施設(ここでは、コンビニエンスストア)があるかを、即座に把握することができる。さらに、図10に示す例では、現在位置からの距離が表示されているので、施設情報が複数表示された場合であっても、ユーザはどの施設に立ち寄るべきかを容易に判断することができる。
【0081】
なお、基準交差点から現在位置の方向へ延びる道路を基準道路としない理由は、このような道路はその先に何があるかを表示する必要がないからである。つまり、基準交差点から現在位置の方向へ延びる道路は、現在位置から基準交差点までに進行する際にユーザが通過する道路であるので、当該道路付近の施設情報を探索する必要性は少ない。逆に、ユーザにとって必要性の少ない情報を表示することによって、地図自体が見づらくなるおそれがある。以上より、基準交差点から現在位置の方向へ延びる道路以外の道路について道路ネットワークを算出することによって、ユーザにとって有用な施設情報のみを表示することができる。
【0082】
なお、第1の実施形態では、地図上に表示される情報は、施設情報であるとしたが、表示される情報はこれに限らない。表示される情報は、自車の行き先周辺の地点に関する地点情報であればよい。地点情報には、上記施設情報の他、例えば、周辺の地名の情報等が含まれる。また、施設情報には、ユーザに固有の施設情報(例えば、ユーザの知人の家)が含まれる。
【0083】
また、第1の実施形態においては、表示対象施設の種類は、ユーザが入力部1を用いることによって設定された。ここで、他の実施形態においては、表示対象施設の種類は、他の方法によって設定されてもよい。例えば、表示対象施設の種類は、環境情報取得部8によって取得される上記環境情報に基づいて設定されてもよい。環境情報に基づいて表示対象施設が決定される具体例としては、次のような実施形態が考えられる。つまり、ガソリン残量が少なくなってきたことを車両に取り付けられたセンサが感知した場合、センサからの情報を取得した情報処理部4は、ガソリンスタンドの情報を表示対象施設に設定する。その結果、地図上にガソリンスタンドの情報が表示されるので、ユーザは、ガソリン残量が少なくなっていること、および、周囲にあるガソリンスタンドの情報を知ることができる。また、環境情報として現在時刻を用いる場合、現在時刻が食事をする時間帯(例えば、12時)になれば、情報処理部4は、レストランに関する情報を表示対象施設に設定するようにしてもよい。
【0084】
また、表示対象施設は、履歴格納部5に格納されている履歴情報に基づいて決定されてもよい。例えば、ある地点においてレストランに関する情報を以前に表示した履歴が格納されている場合、当該地点付近においては、情報処理部4は、レストランに関する情報を表示対象施設に設定するようにしてもよい。
【0085】
なお、第1の実施形態においては、上記予測道路は国道または県道であることとしたが、他の実施形態においては、予測道路は、他の条件により決定されてもよい。例えば、ナビゲーション装置において目的地までの経路が算出されている場合、当該経路を予測道路としてもよい。予測道路を目的地までの経路とする場合、ユーザが通過する道路を確実に予測することができる。また、経路の他、以前に車両が通過した道路の履歴を格納しておき、以前に通過したことのある道路を予測道路としてもよい。
【0086】
また、第1の実施形態においては、基準ノードは、予測道路以外の国道または県道と接続されているノードのうち、現在位置に最も近いノードであることを条件として決定された。ここで、他の実施形態においては、他の条件を用いて基準ノードを決定してもよい。例えば、以前に車両が通過した道路の履歴を履歴格納部5に格納しておき、当該履歴に基づいて基準ノードを決定してもよい。例えば、予測道路と履歴格納部5に格納されている道路とが接続されている交差点を示すノードであるか否かを、履歴に基づいて判定するようにしてもよい。以前に通過したことのある道路に接続される交差点であれば、ユーザが当該交差点を右左折する可能性が高いと考えられる。従って、履歴に基づいて基準ノードを決定することによって、ユーザが右左折する可能性が高い交差点について施設情報を表示することができるので、ユーザが利用する可能性の高い施設情報を表示することができる。
【0087】
また、検索ネットワークの探索は、特定の道路種別の道路のみを対象として行ってもよい。例えば、探索対象となるリンクを、国道または県道を示すリンクに限定してもよい。この場合、道路が分岐していても、主要な道路のみが探索の対象となり、それ以外の道路については探索の対象とならない。このように、探索対象となるリンクを減少させることにより、探索処理に要する時間を短縮することができる。また、一般的に、ユーザの心理としては、よく知らない場所では、国道や県道といった主要道路以外の道路にはあまり入り込みたくないと考えられる。従って、主要道路以外の道路について探索を行った結果施設情報を取得しても、その施設を実際に利用する可能性は低いと考えられる。以上より、特定の道路種別の道路のみを探索対象とすることにより、必要性の少ない探索を行わずに、探索を効率的に行うことができる。
【0088】
さらに、第1の実施形態においては、検索ネットワークの算出処理と、施設情報の検索処理とは、別個に行われる。すなわち、第1の実施形態においては、検索ネットワークデータを作成した(ステップS402)後、作成した検索ネットワークデータに基づいて施設情報を取得する(ステップS403)。ここで、他の実施形態においては、検索ネットワークの算出処理と、施設情報の取得処理とを交互に行ってもよい。具体的には、検索ネットワークの算出処理においてリンクが探索される度に、当該探索されたリンクに対応付けられる施設情報を取得してもよい。
【0089】
また、第1の実施形態においては、施設情報が表示される個数に制限を設けていないが、1つの道路に対応して表示される施設情報の数に制限を設けてもよい。表示する数を制限するための条件は、例えば、距離や所要時間等が考えられる。例えば、現在位置からの距離が近いもの3つまでを表示するようにしてもよい。さらに、施設情報の表示個数に制限を加える場合、上記のように検索ネットワークの算出処理と施設情報の取得処理とを交互に行ってもよい。これによれば、表示可能な数の施設情報が取得された段階で検索ネットワークの算出を終了することができるので、処理全体に要する時間を短縮することができる。
【0090】
また、第1の実施形態においては、地図表示は、地図を真上から見た2次元的な表示であったが、地図表示の方法は、例えば鳥瞰図のような3次元表示でもよい。
【0091】
なお、上述した第1の実施形態においては、検索ネットワークが探索され、施設情報が表示される対象となる交差点、すなわち、基準交差点は1つである。また、基準交差点から複数の道路が延びている場合であっても、それぞれの道路について独立して施設情報が検索され、表示される。従って、第1の実施形態では、以下の状況が生じる可能性があった。
【0092】
図11は、第1の実施形態に係るナビゲーション装置の表示の他の例を示す図である。なお、図11においては、現在位置の周辺に存在するガソリンスタンドの名称(例えば、“GS・A”)および現在位置からの距離が表示されている。また、図11においては、交差点Bが基準交差点である。まず、図11に示す表示例では、交差点Bから交差点Cに向かう道路に対応して「GS・C 1.3km」という情報が表示されている。また、交差点Bから交差点Dに向かう道路に対応して「GS・C 1.5km」という情報が表示されている。このように、第1の実施形態においては、基準交差点に接続する各基準道路について独立して施設情報が表示されるので、複数の表示内容が重複する場合があった。このような重複する表示は、ユーザにとって不要であるばかりか、かえってユーザにとってわかりにくくなってしまう。従って、かかる重複表示は、表示しないことが好ましい。
【0093】
そこで、第2の実施形態では、不必要な重複表示を行わない処理を行うものとする。また、第2の実施形態においては、複数の基準交差点が選出されてもよいものとする。すなわち、第2の実施形態における基準交差点の条件は、予測道路以外の他の国道または県道と接続されている交差点であることとする。
【0094】
さらに、第2の実施形態においては、所定の起動条件が満たされた場合、施設情報の表示が行われるものとする。起動条件とは、施設情報の表示が行われるための条件である。具体的には、起動条件を「ガソリン残量が少なくなってきたこと」とし、当該条件を満たす場合に、施設情報(ガソリンスタンドの情報)が表示されるものとする。以下、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
【0095】
第2の実施形態に係るナビゲーション装置の構成は、図1に示す第1の実施形態と同様であるので、以下の説明では図1を援用することとし、ナビゲーション装置の構成の図示を省略する。以下、第2の実施形態に係るナビゲーション装置の動作を、図12〜図14を用いて説明する。
【0096】
図12は、第2の実施形態における情報処理部4の処理手順を示すフローチャートである。図12において、第1の実施形態の動作(図2参照)と異なるのは、ステップS601およびS602の処理である。まず、情報処理部4は、起動情報を取得する(ステップS601)。ここで、起動情報とは、起動条件を判定するために必要となる情報をいう。例えば、起動条件が「ガソリンが少なくなってきたこと(ガソリン残量が所定量以下であること)」である場合、起動情報は、ガソリン残量の情報である。ガソリン残量の情報は、環境情報取得部8の一例であるガソリン残量を検出するセンサによって取得される。
【0097】
次に、情報処理部4は、ステップS601において取得された起動情報に基づいて、起動条件が満たされたか否かを判定する(ステップS602)。上記の例の場合、起動情報により示されるガソリン残量が所定量以下になった場合、起動条件が満たされたと判定される。なお、起動条件は、予め情報処理部4の記憶装置に記憶されている。
【0098】
ステップS602の判定において、起動条件が満たされたと判定された場合、情報処理部4は、ステップS603の処理に進む。一方、起動条件が満たされないと判定された場合、情報処理部4は、ステップS601の処理に戻る。ステップS601の処理は、所定時間間隔(例えば、5分)ごとに行われるのが好ましい。
【0099】
図12において、ステップS603〜S605の処理は第1の実施形態(図1に示すステップS101〜S103)と同様であるので、説明を省略する。ステップS606に示す施設情報画像データの作成処理の詳細は、図13に示されている。以下、ステップS606を図13を用いて説明する。
【0100】
図13は、第2の実施形態におけるステップS606の詳細を示すフローチャートである。まず、情報処理部4は、表示対象施設の種類を特定し(ステップS701)、次に、地図上に表示される道路のうち、予測道路を特定する(ステップS702)。なお、上記ステップS701およびS702の処理は、第1の実施形態におけるステップS201およびステップS202の処理と同様である。ここで、第2の実施形態においては、表示対象施設の種類は、ガソリンスタンドとする。また、予測道路は、第1の実施形態と同様、国道もしくは県道であるとする。
【0101】
次に、情報処理部4は、基準交差点の選択処理を行う(ステップS703)。ステップS703の処理は、図4に示す第1の実施形態における基準交差点の処理とほぼ同様であるが、以下の点で異なる。すなわち、第2の実施形態における基準交差点の選出処理では、選択ノードが基準ノードであるか否かの判定(図4に示すステップS304)において、すでに基準ノードに決定された選択ノードは、基準ノードではないと判定される。これは、2回目以降(ステップS704の次に行われる場合)のステップS703の処理において、すでに決定された基準ノードを再度基準ノードとして決定しないためである。
【0102】
ステップS703の次に、情報処理部4は、基準交差点をすべて選出したか否かを判定する(ステップS704)。ステップS704の判定は、具体的には、予測道路上の交差点であり、かつ、画面上に表示されている交差点のすべてについて、基準交差点についての判定を行ったか(選択ノードとされたか)否かにより行われる。基準交差点をすべて選出していない場合、情報処理部4は、ステップS703およびS704の処理を繰り返す。一方、基準交差点をすべて選出した場合、情報処理部4は、施設情報の取得処理を行う(ステップS705)。以下、第2の実施形態における施設情報の取得処理の詳細を図14を用いて説明する。
【0103】
図14は、図13に示すステップS705の詳細を示すフローチャートである。まず、情報処理部4は、ステップS703およびS704において選択された基準ノードから、1つの基準ノードを選択する(ステップS801)。次に、情報処理部4は、ステップS801において選択された基準ノードに接続されている基準リンクから、1つの基準リンクを選択する(ステップS802)。ここで、基準リンクとは、第1の実施形態におけるステップS401において述べたように、基準ノードに接続されるリンクのうち、現在位置の方向に延びるリンクを除外したものである。なお、以下の説明において、ステップS802において選択された基準リンクを、選択リンクと呼ぶ。
【0104】
次に、情報処理部4は、選択リンクを含む検索ネットワークを算出する(ステップS803)。ステップS803の処理は、第1の実施形態におけるステップS402の処理と同様であり、図7に示す検索ネットワークデータと同様の検索ネットワークデータが作成される。
【0105】
次に、情報処理部4は、ステップS803において算出された検索ネットワークデータに基づいて施設を検索し、ステップS701において特定された表示対象施設の種類に合致する表示対象施設を特定する(ステップS804)。ステップS803および804において、表示対象施設が複数選出された場合、情報処理部4は、複数の表示対象施設を特定する。具体的には、施設の特定は、直前のステップS802において選択された選択リンクと施設IDとを対応付けて記憶しておくことにより行われる。
【0106】
次に、情報処理部4は、ステップS804において特定した表示対象施設と同じ施設があるか否かを判定する(ステップS805)。具体的には、情報処理部4は、ステップS804において記憶した施設IDと同一の施設IDをすでに記憶していないか否かを判定する。すなわち、記憶している場合、ステップS804において特定した表示対象施設と同じ施設があると判定される。また、記憶していない場合、ステップS804において特定した表示対象施設と同じ施設がないと判定される。
【0107】
ステップS805の判定において、ステップS804において特定した表示対象施設と同じ施設がないと判定された場合、情報処理部4は、当該表示対象施設について表示用データを作成する(ステップS806)。ステップS806では、第1の実施形態におけるステップS403と同様の処理が行われる。従って、表示用データは、図8に示す第1の実施形態における表示用データと同様のデータが作成される。
【0108】
一方、ステップS805の判定において、ステップS804において特定した表示対象施設と同じ施設があると判定された場合、情報処理部4は、すでに作成されている表示用データを更新するか否かを判定する(ステップS807)。ステップS804において特定した表示対象施設と同じ施設がある場合とは、ステップS806で表示用データがすでに作成されている表示対象施設がある場合、換言すれば、複数の基準道路についてそれに関連する同一の施設情報が重複して特定された場合である。この場合、ステップS807では、当該重複して特定された同一の施設情報に関連する基準道路(すなわち、ステップS802において選択された選択リンクにより示される基準道路)が検索ネットワークに基づく所定の条件を満たすか否かによって、すでに作成されている表示用データを更新するか否かが判定される。なお、第2の実施形態においては、所定の条件を満たすか否かの判定は、表示用データに含まれている距離情報に基づいて行われる。以下、ステップS807の判定処理の詳細を説明する。
【0109】
まず、情報処理部4は、直前のステップS803において算出された検索ネットワークデータに基づいて、現在位置から表示対象施設までの距離を算出する。これによって、現在位置から表示対象施設までの経路であって、ステップS802において選択された選択リンクにより示される基準道路を通過する経路の距離が算出される。次に、情報処理部4は、算出した距離と、すでに作成されている表示用データに含まれている距離情報により示される距離とを比較する。比較の結果、算出した距離の方が大きい場合、表示用データを更新しないと判定する。一方、算出した距離の方が小さい場合、表示用データを更新すると判定する。ステップS804において表示対象施設が重複して特定される度に上記の処理を行うことによって、最終的に、距離が最短となる経路に含まれる基準道路についての表示用データが作成されることとなる。
【0110】
なお、第2の実施形態においては、ステップS807における所定の条件として経路の距離に関する条件を用いて、表示対象施設を対応付けるべき基準道路を決定するが、他の実施形態においては、その他の条件を用いてもよい。例えば、経路の所要時間に関する条件を用いてもよい。具体的には、所要時間が最短である経路に含まれている基準道路にのみ、表示対象施設を対応付けるようにしてもよい。
【0111】
また、ステップS807における所定の条件として、例えば、履歴格納部5に格納されている道路の履歴に関する条件を用い、検索ネットワークと履歴格納部5に格納されている道路の履歴との関係に基づいて、所定の条件を満たすか否かを判定するようにしてもよい。具体的には、履歴格納部5に格納されている道路の履歴に含まれる基準道路にのみ、表示対象施設を対応付けるようにしてもよい。
【0112】
また、例えば、ステップS807における所定の条件は、距離情報以外の施設情報に関する条件であってもよい。例えば、表示対象施設がレストランである場合、情報処理部4は、駐車場の有無を示す駐車場情報をレストランに関する施設情報として取得し、当該駐車場情報によって所定の条件を満たすか否かを判定するようにしてもよい。具体的には、駐車場情報が駐車場があることを示し、かつ、距離情報が最短となる施設であることを、ステップS807における所定の条件としてもよい。なお、ステップS807の判定に用いられる施設情報としては、上記駐車場情報の他、店の混雑状況や、セール中であることを示す情報等が考えられる。また、施設情報は、ステップS807の判定の際に通信部3等から適宜取得されてもよい。このように、ステップS807の判定に施設情報を用いることによって、ユーザの目的に合致した適切な施設情報を表示することができる。例えば、距離情報のみを用いて判定を行う場合、現在位置から最も近いレストランが表示されたが、ユーザは、駐車場がないことを知り(施設情報として駐車場情報が表示され、ユーザはそれを見る。)、結局、そのレストランには行かない、といった状況が考えられる。ステップS807の判定に施設情報を用いることによって、かかる状況を回避することができる。
【0113】
ステップS807の判定において、表示用データを更新すると判定された場合、情報処理部4は、表示用データを更新し(ステップS808)、ステップS809の処理に進む。ステップS808において、具体的には、情報処理部4は、直前のステップS803において作成した検索ネットワークデータに基づいて表示用データを作成し直す。一方、表示用データを更新しないと判定された場合、情報処理部4は、ステップS808の処理をスキップし、ステップS809の処理に進む。
【0114】
次に、情報処理部4は、ステップS801において選択した基準ノードに接続される基準リンクについて、ステップS802においてすべて選択したか否かを判定する(ステップS809)。当該基準リンクをいずれか1つでも選択していない場合、情報処理部4は、ステップS802に戻り、ステップS802〜809の一連の処理を繰り返す。一方、当該基準リンクをすべて選択した場合、情報処理部4は、基準ノードに決定されたすべてのノードをステップS801において選択したか否かを判定する(ステップS810)。いずれか1つでも基準ノードを選択していない場合、情報処理部4は、ステップS801に戻り、ステップS801〜S810の一連の処理を繰り返す。一方、すべての基準ノードを選択した場合、情報処理部4は、ステップS705における施設情報の取得処理を終了する。
【0115】
図13の説明に戻り、ステップS705の次に、情報処理部4は、ステップS705において作成された表示用データに基づいて、施設情報画像データを作成し(ステップS706)、ステップS104の処理を終了する。なお、ステップS706の処理は、第1の実施形態におけるステップS205の処理と同様である。
【0116】
図12の説明に戻り、ステップS606の次に、情報処理部4は、ステップS607およびS608の処理を行う。ステップS607の処理は、図2に示すステップS105と同様であり、ステップS608の処理は、図2に示すステップS106と同様であるので、詳細な説明を省略する。
【0117】
図15は、第2の実施形態に係るナビゲーション装置の表示の一例を示す図である。なお、図15では、表示対象施設として、ガソリンスタンド(GS)が設定されているとする。また、施設情報として表示される内容は、ガソリンスタンドの名称および現在位置からの距離であるとする。さらに、図15では、基準ノードは、交差点BおよびCを示すノードであるとする。なお、図10と同様、図15において、「交差点B」、「交差点C」および「交差点D」の文字は、実際には表示されないものとする。
【0118】
図11と図15とを比較すると、図11においては、交差点Bと交差点Dとの間の道路と、交差点Bと交差点Cとの間の道路と上に、ガソリンスタンドB(GS・B)に関する情報が表示されている。一方、図15においては、交差点Cから画面の右に延びる道路との上に、ガソリンスタンドB(GS・B)の施設情報が表示されている。第2の実施形態においては、複数の道路について同一の施設が表示対象施設として特定された場合、現在位置からの距離が最も小さくなる道路上にのみ、当該施設の施設情報が表示される。これは、図14のステップS807およびS708において、距離が最小となるように表示用データを更新することによるものである。つまり、基準リンクおよび基準ノードについて、距離が最小となる場合の基準リンクおよび基準ノードに更新されるので、表示用データとして記憶されるリンクは、距離が最小となる場合に通過する道路を表す。また、表示位置情報も更新された基準リンクに対応するように更新される。以上より、ガソリンスタンドBに関する情報は、距離が最小となる場合に通過する道路の上に表示されることとなる。また、ガソリンスタンドBに関する情報は、他の道路の上には表示されない。
【0119】
また、図11においては、ガソリンスタンドC(GS・C)は表示されていないが、図15においては、ガソリンスタンドCの施設情報が表示されている。これは、交差点Bに加えて、交差点Cを基準交差点に選出したためである。なお、ここでは、交差点Bを基準交差点とした場合、ガソリンスタンドCは探索される道路ネットワークの範囲に含まれないものとする。このように、基準交差点を複数選出することにより、より多くの施設情報を表示することができる。
【0120】
なお、表示される施設情報の表示形態は、基準道路と対応づけて表示されるものであればどのような形態であってもよい。図16〜図21は、他の実施形態におけるナビゲーション装置の表示例を示す図である。他の実施形態においては、図16のように、複数種類の施設について施設情報が表示されるようにしてもよい。さらに、異なる種類の施設ごとに、表示形態を異ならせるようにしてもよい。また、図16に示すコンビニエンスストアの施設情報(図16に示される「コンビニA 1.2km」)のように、道路に沿って表示されてもよい。なお、図16では、車外から通信部3を介して最新の情報が取得される場合、通信部3から取得される情報については、図16に示す「8:00〜21:00 駐車場有」と表示される情報のように、通常の表示形態とは異なる形態で表示される。通信部3から取得される情報のような、時間によって内容が変化する情報については、地図データから得られる固定的な(時間によって内容が変化しない)情報とは異なる表示形態で表示するようにしてもよい。
【0121】
さらに、施設情報の表示形態の例としては、以下の形態が考えられる。例えば、図17のように、施設情報の表示は、吹き出し形の形状によって基準道路と対応付けられる形態であってもよい。これによれば、施設情報を道路地図の邪魔にならない場所に表示することができる。このように、施設情報の表示位置は、必ずしも関連する基準道路上でなくともよく、関連する基準道路との対応がわかるように表示されればよい。また、図18のように、施設情報の表示形状は、矢印形の形状であってもよい。矢印形の形状を基準交差点の反対側の方向、すなわち、ユーザの進行方向に向けることによって、方向がよりわかりやすくなる。さらに、施設情報の表示形態は、図19のように、実際の看板のような表示であってもよいし、図20のように、矢印形の看板のような表示であってもよい。また、図21のように、施設がガソリンスタンドの場合には、施設情報の形状を実際のガソリンスタンドにある看板の形状とし、施設がレストランの場合には、ガソリンスタンドとは別の形状とするようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す情報処理部4において実行されるプログラムに記述された情報処理部4の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】図2のステップS104の詳細を示すフローチャートである。
【図4】図3のステップS203の詳細を示すフローチャートである。
【図5】第1の実施形態における基準交差点の選択処理が行われる道路ネットワークデータの一例を模式的に示す図である。
【図6】図3のステップS204の詳細を示すフローチャートである。
【図7】図6のステップS402において作成される検索ネットワークデータのデータ構造を示す図である。
【図8】図6のステップS403において作成される表示用データのデータ構造を示す図である。
【図9】図6のステップS403の詳細を示すフローチャートである。
【図10】第1の実施形態に係るナビゲーション装置の表示の一例を示す図である。
【図11】第1の実施形態に係るナビゲーション装置の表示の他の一例を示す図である。
【図12】第2の実施形態における情報処理部4の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】第2の実施形態におけるステップS606の詳細を示すフローチャートである。
【図14】図13に示すステップS705の詳細を示すフローチャートである。
【図15】第2の実施形態に係るナビゲーション装置の表示の一例を示す図である。
【図16】他の実施形態におけるナビゲーション装置の表示例を示す図である。
【図17】他の実施形態におけるナビゲーション装置の表示例を示す図である。
【図18】他の実施形態におけるナビゲーション装置の表示例を示す図である。
【図19】他の実施形態におけるナビゲーション装置の表示例を示す図である。
【図20】他の実施形態におけるナビゲーション装置の表示例を示す図である。
【図21】他の実施形態におけるナビゲーション装置の表示例を示す図である。
【図22】従来のナビゲーションシステムにおける表示例を示す図である。
【符号の説明】
1…入力部
2…移動状況検出部
3…通信部
4…情報処理部
5…履歴記憶部
6…地図データ格納部
7…出力部
20…現在位置
21〜24…ノード
25〜36…リンク

Claims (23)

  1. 画面に道路地図を表示するナビゲーション装置であって、
    地図上の地点に関する地点情報を含む地図データを格納する地図データ格納部と、
    ユーザの位置および進行方向を取得する移動状況取得部と、
    画面に表示されている交差点のうち、ユーザの位置から進行方向に延びる道路ネットワークに含まれる少なくとも1つの交差点を基準交差点として選出する基準交差点選出部と、
    前記基準交差点に接続する道路であって、当該基準交差点からユーザの位置の方向へ延びる道路以外の道路を少なくとも基準道路とし、当該基準交差点から見て当該基準道路の先に延びる道路ネットワークに含まれる道路の付近に存在する地点に関する地点情報を前記地図データ格納部から取得する地点情報取得部と、
    前記道路地図を表示するとともに、前記地点情報取得部によって取得された地点情報を当該地点情報に関連する基準道路と対応付けて表示する地図表示部とを備える、ナビゲーション装置。
  2. 前記基準交差点から見て前記基準道路の先に延びる道路ネットワークに含まれる道路によって構成される検索ネットワークを算出するネットワーク算出部をさらに備え、
    前記地点情報取得部は、前記検索ネットワークに含まれる道路の付近に存在する地点に関する地点情報を前記基準道路に関連する地点情報として取得する、請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 前記ネットワーク算出部は、前記地図データに含まれている所定の種別の道路のみを前記検索ネットワークとする、請求項2に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記地点情報取得部は、複数の基準道路についてそれに関連する地点情報をそれぞれ取得した結果、同一の地点情報が重複して取得された場合、当該重複して取得された同一の地点情報に関連する異なる基準道路について、前記検索ネットワークに基づく所定の条件を満たすか否かを判定する条件判定部を含み、
    前記地図表示部は、前記地点情報取得部によって重複して取得された地点情報については、前記条件判定部によって前記所定の条件を満たすと判定された基準道路にのみ対応付けて表示する、請求項2に記載のナビゲーション装置。
  5. 前記所定の条件は、基準道路を介して前記基準交差点から地点情報により示される地点までの経路の距離に関する条件であり、
    前記条件判定部は、前記検索ネットワークを用いて、当該距離を前記異なる基準道路のそれぞれについて算出することによって、当該異なる基準道路について前記所定の条件を満たすか否かを判定する、請求項4に記載のナビゲーション装置。
  6. 前記所定の条件は、基準道路を介して前記基準交差点から地点情報により示される地点までの経路の所要時間に関する条件であり、
    前記条件判定部は、前記検索ネットワークを用いて、当該所要時間を前記異なる基準道路のそれぞれについて算出することによって、当該異なる基準道路について前記所定の条件を満たすか否かを判定する、請求項4に記載のナビゲーション装置。
  7. 過去に通過した道路の履歴を格納する道路履歴格納部をさらに備え、
    前記所定の条件は、道路の履歴に関する条件であり、
    前記条件判定部は、前記検索ネットワークと前記道路履歴格納部に格納されている道路の履歴との関係に基づいて、前記異なる基準道路について前記所定の条件を満たすか否かを判定する、請求項4に記載のナビゲーション装置。
  8. 前記地図データ格納部は、前記地点情報と当該地点情報により示される地点付近の道路とが対応付けられた地図データを格納し、
    前記地点情報取得部は、前記地図データにおいて道路と対応付けられている地点情報を、当該道路の付近に存在する地点に関する地点情報とする、請求項1に記載のナビゲーション装置。
  9. 前記地図データ格納部は、地点の位置情報を含む地図データを格納し、
    前記地点情報取得部は、前記検索ネットワークに含まれる道路と地点との距離が所定距離内となる地点に関する地点情報を、当該道路の付近に存在する地点に関する地点情報とする、請求項1に記載のナビゲーション装置。
  10. 画面に表示されている道路のうち、ユーザが進行すると予測される予測道路を特定する予測道路特定部をさらに備え、
    前記基準交差点選出部は、前記基準交差点を前記予測道路上の交差点から選出する、請求項1に記載のナビゲーション装置。
  11. 前記予測道路特定部は、出発地から目的地までの経路を前記予測道路に特定する、請求項10に記載のナビゲーション装置。
  12. 前記予測道路特定部は、ユーザの位置および進行方向に基づいて、ユーザの進行方向に存在し、かつ、所定の道路種別に属する道路を前記予測道路に特定する、請求項10に記載のナビゲーション装置。
  13. 前記基準交差点選出部は、ユーザの位置および進行方向に基づいて、前記予測道路上の交差点であって、ユーザの位置から最も近い交差点を前記基準交差点として選出する、請求項10に記載のナビゲーション装置。
  14. 前記基準交差点選出部は、前記予測道路上の交差点であって、当該予測道路と交差する道路が所定の種別に属する道路である交差点を前記基準交差点として選出する、請求項10に記載のナビゲーション装置。
  15. 過去に通過した道路の履歴を格納する道路履歴格納部をさらに備え、
    前記基準交差点選出部は、前記道路履歴格納部に格納されている道路に基づいて、前記予測道路上の交差点であって、当該予測道路と前記道路履歴格納部に格納されている道路とが交差する交差点を前記基準交差点として選出する、請求項10に記載のナビゲーション装置。
  16. 前記地点情報取得部は、前記地図データに含まれている地点情報のうち、予め定められた所定種類の地点情報のみを取得する、請求項1に記載のナビゲーション装置。
  17. 前記地点情報は、施設に関する施設情報である、請求項1に記載のナビゲーション装置。
  18. 前記地点情報は、地名を示す地名情報である、請求項1に記載のナビゲーション装置。
  19. 前記地図表示部は、前記基準交差点と反対の方向を示す矢印形状によって地点情報を表示する、請求項1に記載のナビゲーション装置。
  20. 前記地点情報取得部は、異なる種類の複数の地点情報を取得し、
    前記地図表示部は、地点情報の種類に応じて表示形態を変化させて地点情報を表示する、請求項1に記載のナビゲーション装置。
  21. 表示装置の画面に表示された道路地図に地点情報を表示する地点情報表示方法であって、
    画面に表示されている交差点のうち、ユーザの位置から進行方向に延びる道路ネットワークに含まれる少なくとも1つの交差点を基準交差点とし、
    前記基準交差点に接続する道路であって、当該基準交差点からユーザの位置の方向へ延びる道路以外の道路を少なくとも基準道路とし、
    前記基準交差点から見て前記基準道路の先に延びる道路ネットワークに含まれる道路の付近に存在する地点に関する地点情報を当該基準道路と対応付けて表示する、地点情報表示方法。
  22. 表示装置の画面に道路地図を表示するためにコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記コンピュータには、地図上の地点に関する地点情報を含む地図データが記憶されており、
    ユーザの位置および進行方向を取得する移動状況取得ステップと、
    画面に表示されている交差点のうち、ユーザの位置から進行方向に延びる道路ネットワークに含まれる少なくとも1つの交差点を基準交差点として選出する基準交差点選出ステップと、
    前記基準交差点に接続する道路であって、当該基準交差点からユーザの位置の方向へ延びる道路以外の道路を少なくとも基準道路とし、当該基準交差点から見て当該基準道路の先に延びる道路ネットワークに含まれる道路の付近に存在する地点に関する地点情報を前記地図データから取得する地点情報取得ステップと、表示装置に前記道路地図を表示させるとともに、前記地点情報取得ステップにおいて取得された地点情報を当該地点情報に関連する基準道路と対応付けて表示させる地図表示ステップとを前記コンピュータに実行させるプログラム。
  23. 請求項22に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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