JP2004002666A - 非水系インク組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】溶剤と分散剤と、顔料または染料の色材とからなる非水系インク組成物において、50%留出点が280℃以下の非極性有機溶剤を溶剤中に少なくとも10重量%以上含み、50%留出点が300℃以上の極性有機溶剤を溶剤中に少なくとも20重量%以上含むものとする。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録を行うプリンタに供するインク組成物に関し、特に不揮発性溶剤を主体とする非水系インク組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録は、低騒音で高速印字が可能な記録方法であり、最近急速に普及しつつある記録方法である。インクジェットプリンタは、流動性の高い液体インクを微細なノズルから噴射し、記録紙に記録する方式であり、オンディマンドタイプ(随意噴射)とコンティニアスタイプ(連続噴射)の方式に大別される。
【0003】
このようなインクジェット記録方式に用いられるインクとしては、大きく水系タイプインクと非水系タイプインクに分けられる。水系タイプインクは、酸性染料、直接染料、塩基性染料等の水溶性染料をグリコール系溶剤と水に溶解したものがよく用いられているが、水系タイプインクによるインクジェット記録物は、一般的に耐水性が悪いという問題がある。
【0004】
これに対し、非水系タイプインクは耐水性に優れるという利点を有している。非水系タイプインクは、揮発性溶剤を主体とする溶剤系インクと、不揮発性溶剤を主体とするオイル系インクに分けられる。特に後者のオイル系インクは、ノズルの目詰まりが生じにくいため印刷中のクリーニングの回数が少なくて済むといった理由から、高速インクジェットプリンタ用インクとして適しており、多種類のインクが提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−279467号公報
【0006】
【特許文献2】
特表平10−507478号公報
【0007】
【特許文献3】
特開2000−168227号公報
【0008】
【特許文献4】
特開2002−47437号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、オイル系インクはインク中に含まれる溶剤が揮発しにくいため、印刷物上の溶剤がいつまでも揮発せずに残留し、その残留した溶剤成分によって印刷物の裏側から印字部分が透けて見え、そのために裏抜けが発生しやすかったり、残留した溶剤成分が印字部分からにじむ、いわゆる油にじみが発生しやすいという問題がある。
【0010】
このような裏抜けや油にじみの問題は、インク中の溶剤を揮発しやすい成分に変更すれば解決することができるが、インク中の溶剤成分が揮発しやすくなるためにインクが増粘したり、ノズル付近に残留した溶剤中で分散剤が析出し顔料が凝集するなどして、目詰まりが発生しやすくなるという新たな問題が生じる。すなわち、裏抜けや油にじみの原因となる揮発しやすい溶剤をインク中に含有させないようにするとノズル付近に目詰まりを生じ、逆に揮発しにくい溶剤をインク中に含有させると、ノズルの目詰まりは解消されるものの、裏抜けや油にじみが発生しやすくなり、裏抜け・油にじみの問題とノズルの目詰まりの問題を解決するためには、インクに対して相反する性質が求められる。
【0011】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、裏抜け・油にじみの問題とノズルの目詰まりの問題を共に解決することが可能な非水系インク組成物を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の非水系インク組成物は、溶剤と分散剤と、顔料または染料の色材とからなる非水系インク組成物において、50%留出点が280℃以下の非極性有機溶剤を前記溶剤中に少なくとも10重量%以上含み、50%留出点が300℃以上の極性有機溶剤を前記溶剤中に少なくとも20重量%以上含むことを特徴とするものである。
【0013】
50%留出点は JIS K0066「化学製品の蒸留試験方法」に従って測定される、重量で50%の溶剤が揮発したときの温度を意味する。溶剤中には、50%留出点が280℃以下の非極性有機溶剤を少なくとも10重量%以上、50%留出点が300℃以上の極性有機溶剤を少なくとも20重量%以上含んでいれば、50%留出点が280℃より高い非極性有機溶剤や50%留出点が300℃未満の極性有機溶剤が含まれていてもよい。
【0014】
前記非極性有機溶剤は、前記溶剤中に少なくとも20重量%以上含むことがより好ましい。また、前記非極性有機溶剤は、脂肪族炭化水素溶剤、脂環式炭化水素溶剤、芳香族炭化水素溶剤からなる群より選ばれる少なくとも1つであることがより好ましい。
【0015】
前記極性有機溶剤は、50%留出点が300℃以上のエステル系溶剤を10重量%以上含み、前記分散剤がエステル構造を有するものであることが好ましい。前記エステル構造を有する分散剤は、ポリエステルアミン構造を有する分散剤であるか、または脂肪酸アミン構造を有する分散剤であることが好ましい。
【0016】
また、本発明の非水系インク組成物は、前記溶剤中に、前記50%留出点が300℃以上の極性有機溶剤を含む極性有機溶剤を60重量%以上含み、該極性有機溶剤中にエステル系溶剤を10重量%以上含むことが好ましい。
【0017】
【発明の効果】
裏抜け・油にじみは、インク中に含有される溶剤が揮発しにくいほど発生しやすいが、本発明の非水系インク組成物は、全溶剤中の少なくとも10重量%以上を50%留出点が280℃以下の非極性有機溶剤としたので、印刷用紙に印字されたインク組成物から溶剤成分が速やかに蒸発するために、裏抜け・油にじみを発生しにくいものとすることができる。また、揮発性溶剤が極性溶剤である場合は、一般に臭いが強いという問題があるが、本発明のインク組成物は、揮発しやすい50%留出点が280℃以下の溶剤が、非極性有機溶剤であるために臭いを少ないものとすることができる。
【0018】
また、ノズルを開放系に放置した場合に発生するノズルの目詰まりは、インク組成物中に含有される溶剤成分が揮発しやすいほど発生しやすいが、本発明の非水系インク組成物は、全溶剤中の少なくとも20重量%以上を50%留出点が300℃以上の極性有機溶剤としたので、ノズルの目詰まりを生じにくいものとすることができる。
【0019】
特に、分散剤は非極性有機溶剤に対してよりも極性有機溶剤により溶解しやすく、本発明の非水系インク組成物は、ノズル付近で50%留出点が280℃以下の非極性有機溶剤が揮発しても、分散剤は50%留出点が300℃以上の極性有機溶剤に安定に溶解することが可能であるため、顔料の凝集を効果的に抑制することが可能となる。また、顔料の凝集を抑制することができるため、インク吐出が安定し、画像の欠落や画像のにじみ、あるいは画像濃度の不足といった問題を解消することができる。
【0020】
また、エステル系溶剤を50%留出点が300℃以上のものとし、分散剤をエステル構造を有するものとした場合には、エステル系溶剤にエステル構造を有する分散剤は特に溶解しやすいため、顔料の凝集をより生じにくく、高温に放置してもインク粘度や粒径に変化が少ない、保存安定性に優れた非水系インク組成物とすることが可能となる。従って、保存経時したインクを用いてもフレッシュなインク使用の場合と吐出する条件が殆ど変動せず、得られる画像の安定性をも得ることができる。
【0021】
また、全溶剤中の60重量%以上を極性有機溶剤とし、この極性有機溶剤中にエステル系溶剤を10重量%以上含有させる場合には、インク中における分散剤の溶解性をより安定させることができるため、より顔料の凝集を抑制することが可能となる。特に、極性有機溶剤を60重量%以上含有させることによって、普通紙上における画像のにじみを効果的に抑制することが可能となる。これは、普通紙に対しては通常、水系ボールペンや水系万年筆のような水系筆記具で書く場合の画像のにじみを防止するためサイズ処理(疎水性処理)が施されており、にじみや裏抜けに対して、極性(親水)成分を有する液体の方が脂肪族炭化水素系溶剤のような非極性(疎水性)成分を有する液体よりも有利に寄与するものと考えられる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の非水系インク組成物は、50%留出点(以下、単に留出点という)が280℃以下の非極性有機溶剤と、留出点が300℃以上の極性有機溶剤と、分散剤と、顔料または染料の色材とを含むことを特徴とする。
【0023】
本発明の非水系インク組成物に用いられる非極性有機溶剤は、留出点が280℃以下の非極性有機溶剤を全溶剤に対して少なくとも10重量%以上含み、さらには20重量%以上含んでいることが好ましい。留出点が280℃以下の非極性有機溶剤が全溶剤に対して10重量%未満の場合には、印刷物上の溶剤がいつまでも揮発せずに残留するために、裏抜け・油にじみの発生を抑制することが難しくなる。
【0024】
非極性有機溶剤としては、脂肪族炭化水素溶剤、脂環式炭化水素系溶剤、芳香族炭化水素溶剤等を好ましくあげることができる。脂肪族炭化水素溶剤、脂環式炭化水素系溶剤としては、例えば、日本石油社製「テクリーンN−16、テクリーンN−20、テクリーンN−22、日石ナフテゾールL、日石ナフテゾールM、日石ナフテゾールH、0号ソルベントL、0号ソルベントM、0号ソルベントH、日石アイソゾール300、日石アイソゾール400、AF−4、AF−5、AF−6、AF−7」、Exxon社製「IsoparG、IsoparH、IsoparL、IsoparM、ExxolD40、ExxolD80、ExxolD100、ExxolD130、ExxolD140」等を好ましくあげることができる。また、芳香族炭化水素溶剤としては、日本石油社製「日石クリーンソルG」(アルキルベンゼン)等を好ましくあげることができる。留出点が280℃以下の非極性有機溶剤としては、日本石油社製「AF−4、AF−7、ナフテゾールM、ナフテゾールL、テクリーンN−16、テクリーンN−20、テクリーンN−22、0号ソルベントL、0号ソルベントM、0号ソルベントH、アイソゾール300、アイソゾール400、クリーンソルG」、Exxon社製「ExxolD80、ソルベッソ200、アイソパーM、アイソパーL」等を好ましくあげることができる。
【0025】
上記非極性有機溶剤は、単独でまた2種類以上を適宜選択して用いることができる。2種類以上の非極性有機溶剤を用いる場合には、留出点が280℃以下の非極性有機溶剤を全溶剤に対して少なくとも10重量%以上用いていれば、留出点が280℃よりも高い非極性有機溶剤が含まれていても差し支えない。
【0026】
本発明の非水系インク組成物に用いられる極性有機溶剤は、留出点が300℃以上の極性有機溶剤を少なくとも20重量%以上含み、さらには50重量%以上含んでいることが好ましい。留出点が300℃以上の極性有機溶剤が全溶剤に対して20重量%未満の場合には、顔料の凝集が生じやすくなって、ノズルの目詰まりが起こりやすくなる。この場合、留出点が300℃以上の極性有機溶剤を含む全極性有機溶剤の割合は、溶剤全体の60重量%で、全極性有機溶剤中にエステル系溶剤を10重量%以上含むことがより好ましい。ここに言うエステル系溶剤の留出点は300℃以上であっても、300℃未満であってもよい。
【0027】
極性有機溶剤としては、エステル系溶剤、アルコール系溶剤、高級脂肪酸系溶剤、エーテル系溶剤、およびこれらの混合溶剤を用いることができる。極性有機溶剤は、極性有機溶剤以外の溶剤と混合した時に、単一の相となるものから選択される。
【0028】
具体的には、ラウリル酸メチル、ラウリル酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソステアリル、オレイン酸メチル、オレイン酸エチル、オレイン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、リノール酸メチル、リノール酸イソブチル、リノール酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、大豆油メチル、大豆油イソブチル、トール油メチル、トール油イソブチル、アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチル、モノカプリン酸プロピレングリコール、トリ2エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリ2エチルヘキサン酸グリセリルなどのエステル系溶剤、イソミリスチルアルコール、イソパルミチルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコールなどのアルコール系溶剤、イソノナン酸、イソミリスチン酸、ヘキサデカン酸、イソパルミチン酸、オレイン酸、イソステアリン酸などの高級脂肪酸系溶剤、ジエチルグリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールジブチルエーテルなどのエーテル系溶剤が好ましくあげられる。
【0029】
留出点が300℃以上の極性有機溶剤としては、大豆油メチル、大豆油イソブチル、オレイン酸エチル、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、イソパルミチン酸、イソステアリン酸、イソアラキン酸、イソヘキサコ酸、イソステアリン酸イソプロピル、リノール酸メチル、リノール酸イソブチル、トール油イソブチル等を好ましくあげることができる。
【0030】
上記極性有機溶剤は、単独でまた2種類以上を適宜選択して用いることができる。2種類以上の極性有機溶剤を用いる場合には、留出点が300℃以上の極性有機溶剤を全溶剤に対して少なくとも20重量%以上用いていれば、留出点が300℃未満の極性有機溶剤が含まれていても差し支えない。
【0031】
分散剤としては、水酸基含有カルボン酸エステル、長鎖ポリアミノアマイドと高分子量酸エステルの塩、高分子量ポリカルボン酸の塩、長鎖ポリアミノアマイドと極性酸エステルの塩、高分子量不飽和酸エステル、高分子共重合物、変性ポリウレタン、変性ポリアクリレート、ポリエーテルエステル型アニオン系活性剤、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリエステルポリアミン、ステアリルアミンアセテート等を用いることができる。
【0032】
分散剤の具体例としては、BYK Chemie社製「Anti−Terra−U(ポリアミノアマイドリン酸塩)」、「Anti−Terra−203/204(高分子量ポリカルボン酸塩)」、「Disperbyk−101(ポリアミノアマイドリン酸塩と酸エステル)、107(水酸基含有カルボン酸エステル)、110(酸基を含む共重合物)、130(ポリアマイド)、161、162、163、164、165、166、170(高分子共重合物)」、「400」、「Bykumen(高分子量不飽和酸エステル)」、「BYK−P104、P105(高分子量不飽和酸ポリカルボン酸)」、「P104S、240S(高分子量不飽和酸ポリカルボン酸とシリコン系)」、「Lactimon(長鎖アミンと不飽和酸ポリカルボン酸とシリコン)」があげられる。
【0033】
また、EfkaCHEMICALS社製「エフカ44、46、47、48、49、54、63、64、65、66、71、701、764、766」、「エフカポリマー100(変性ポリアクリレート)、150(脂肪族系変性ポリマー)、400、401、402、403、450、451、452、453(変性ポリアクリレート)、745(銅フタロシアニン系)」、共栄社化学社製「フローレン TG−710(ウレタンオリゴマー)」、「フローレンDOPA−15B(アクリルオリゴマー)」、「フローレンSH−290、SP−1000」、「ポリフローNo.50E、No.300(アクリル系共重合物)」、楠本化成社製「ディスパロンKS−860、873SN、874(高分子分散剤)、#2150(脂肪族多価カルボン酸)、#7004(ポリエーテルエステル型)」「DA−703−50(ポリエステル酸アマイドアミン塩)」があげられる。
【0034】
さらに、花王社製「デモールRN、N(ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、MS.C、SN−B(芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、EP」、「ホモゲノールL−18(ポリカルボン酸型高分子)、「エマルゲン920、930、931、935、950、985(ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル)」、「アセタミン24(ココナッツアミンアセテート)、86(ステアリルアミンアセテート)」、アビシア社製「ソルスパース5000(フタロシアニンアンモニウム塩系)、13940(ポリエステルアミン系)、17000、18000(脂肪酸アミン系)、22000、24000、28000」、日光ケミカル社製「ニッコールT106(ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート)、MYS−IEX(ポリオキシエチレンモノステアレート)、Hexagline4−O(ヘキサグリセリルテトラオレート)」等があげられる。
【0035】
上記に記載の極性有機溶剤と分散剤の組み合わせの中で、留出点が300℃以上のエステル系溶剤とエステル構造を有する分散剤、特にポリエステルアミン構造または脂肪酸アミン構造を有する分散剤との組み合わせにおいて、より良好な分散安定性、すなわち顔料が微細な粒径を有し、高温下の放置において粒径変化や粘度変化が少なく安定したインク組成物が得られる。エステル系溶剤は極性有機溶剤中、10重量%以上含有されるが、インク中での顔料の分散性を高めるためには、より好ましくは30重量%以上、さらには50重量%以上の割合で含有されることが好ましい。
【0036】
顔料としては、無機顔料、有機顔料を問わず、印刷の技術分野で一般に用いられているものを使用することができる。具体的には、例えば、カーボンブラック、カドミウムレッド、モリブデンレッド、クロムイエロー、カドミウムイエロー、チタンイエロー、酸化クロム、ピリジアン、コバルトグリーン、ウルトラマリンブルー、プルシアンブルー、コバルトブルー、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、ジオキサジン系顔料、スレン系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、チオインジゴ系顔料、キノフタロン系顔料、金属錯体顔料などの従来公知の顔料を特に限定することなく用いることができる。
【0037】
染料としては、アゾ染料、金属錯塩染料、ナフトール染料、アントラキノン染料、インジゴ染料、カーボニウム染料、キノンイミン染料、キサンテン染料、シアニン染料、キノリン染料、ニトロ染料、ニトロソ染料、ベンゾキノン染料、ナフトキノン染料、フタロシアニン染料、金属フタロシアニン染料などの油溶性染料がより好ましい。
【0038】
これらの顔料および染料は、単独で用いてもよいし、適宜組み合わせて使用することも可能であるが、インク全体に対して0.01〜20重量%の範囲で含有することが望ましい。
【0039】
本発明のインキ組成物には、インキ組成物の被記録媒体への密着性を向上させるため、あるいは被記録媒体でのインキ組成物のドットの広がりの調整等を目的として、上記極性有機溶剤に溶解する樹脂を添加することができる。このような樹脂としては、アクリル系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、スチレン−マレイン酸系樹脂、ロジン系樹脂、ロジンエステル系樹脂、エチレン−酢ビ系樹脂、石油樹脂、クマロンインデン系樹脂、テルペンフェノール系樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ系樹脂、セルロース系樹脂、塩酢ビ系樹脂、キシレン樹脂、アルキッド樹脂、脂肪族炭化水素樹脂、ブチラール樹脂、マレイン酸樹脂、フマル酸樹脂等が用いられる。
以下に、本発明を実施例により具体的に説明する。
【0040】
【実施例】
(実施例1)
大豆油メチル13重量部、大豆油イソブチル20重量部、オレイン酸エチル10重量部、イソステアリルアルコール10重量部、ナフテン系溶剤(日石化学社製AF−4)17重量部、ナフテン系溶剤(日石化学社製AF−6)15重量部を混合し、これに分散剤としてソルスパース13940(アビシア社製)5重量部を溶解し、さらにカーボンブラック(MA−8)5重量部を添加してプレミックスした。その後ビーズミルにて滞留時間約20分間で分散し、インクを得た。
【0041】
(実施例2〜実施例7)
表1に記載した顔料、極性有機溶剤、非極性有機溶剤、分散剤を、記載量用いた以外は、実施例1と同様にしてインクを得た。
【0042】
【表1】
【0043】
(比較例1〜比較例8)
表2に記載した顔料、極性有機溶剤、非極性有機溶剤、分散剤を、記載量用いた以外は、実施例1と同様にしてインクを得た。
【0044】
【表2】
【0045】
(評価方法)
<油にじみ>
普通紙(理想科学工業社製「理想用紙厚口S」)に2cm角のベタを印字し、24時間放置後、印字の周囲の油にじみの端から印字の正方形の辺を垂直に結んだ長さを、任意の10点の場所で測定し、その平均の長さによって以下のように評価した。
○:平均長さが1mm未満
△:平均長さが1mm以上5mm未満
×:平均長さが5mm以上
【0046】
<裏抜け>
油にじみの評価に用いたベタ部の裏側をOD計(マクベス社製)で測定し、以下のように評価した。
○:OD値が0.15未満
△:OD値が0.15以上0.3未満
×:OD値が0.3以上
【0047】
<放置性(目詰まり)>
印刷した後、インクジェットヘッドを6時間放置し、再び印刷を行った場合のヘッドからインクが正常に吐出されるか否かについて、以下のように評価した。
【0048】
○:全ノズルからインクが正常に吐出される
△:インクが吐出されないノズルが全ノズルの半分未満
×:インクが吐出されないノズルが全ノズルの半分以上
【0049】
<貯蔵安定性>
70℃の環境下で、インクを密閉容器に入れて6ヶ月間放置し、その後インクの平均粒径とインクの粘度の変化を測定し、その測定結果を以下のように評価した。なお、インクの平均粒径は(株)堀場製作所製の動的光散乱式粒径分布装置LB−500により、インクの粘度はHAAKEレオメータRS75により測定した。
◎:平均粒径および粘度の変化率がともに5%未満
○:平均粒径または粘度の変化率が5%以上10%未満
△:平均粒径または粘度の変化率が10%以上20%未満
×:平均粒径または粘度の変化率が20%以上
【0050】
<臭い>
インクの臭いをかぎ、不快な感じがしなかったものを○、不快な感じがしたものを×として評価した。
【0051】
以上の評価方法により実施例1〜実施例7および比較例1〜比較例7のインクを評価した。その評価結果と、全溶剤中における留出点が280℃以下の非極性有機溶剤の割合(重量%)、全溶剤中における留出点が300℃以上の極性有機溶剤の割合(重量%)、全溶剤中における極性有機溶剤の割合(重量%)、全極性有機溶剤中におけるエステル系溶剤の割合(重量%)をまとめたものを表3に示す。
【0052】
【表3】
【0053】
比較例1および2のインクは、留出点が300℃以上の極性有機溶剤を20重量%以上含むため、放置性や貯蔵安定性はよかったものの、留出点が280℃以下の非極性有機溶剤の含有量が10重量%未満であるために、印刷用紙に印字されたインクから溶剤成分が蒸発しにくく、裏抜け・油にじみがかなり発生した。また、比較例7では、比較例1および比較例2に比べて全溶剤中の極性有機溶剤の含有量が24.7重量%と低いため、貯蔵安定性も悪くなった。また、比較例3〜6のインクは、留出点が280℃以下の非極性有機溶剤を10重量%以上含むため、裏抜けや油にじみの発生は少なかったものの、留出点が300℃以上の極性有機溶剤の含有量が20重量%未満であるために、放置性や貯蔵安定性が悪くなった。さらに、留出点の低い極性有機溶剤の割合が高いために、臭いの評価も悪くなった。
【0054】
一方、実施例1〜7のインクは、全溶剤中における留出点が280℃以下の非極性有機溶剤の割合が10重量%以上、全溶剤中における留出点が300℃以上の極性有機溶剤の割合が20重量%以上であるため、裏抜け・油にじみの発生が抑制されるとともに、ノズルの目詰まりを生じにくいものとすることができた。なお、実施例3は、全溶剤中における極性有機溶剤の割合が23.5重量%と低いために、若干貯蔵安定性が落ちた。
【0055】
以上のように本発明の非水系インク組成物は、全溶剤中の少なくとも10重量%以上を留出点が280℃以下の非極性有機溶剤としたので、印刷用紙に印字されたインク組成物から溶剤成分が速やかに蒸発するために、裏抜け・油にじみが発生しにくいものとすることができ、また、揮発しやすい溶剤が、非極性有機溶剤であるために臭いを少ないものとすることができる。さらに、本発明の非水系インク組成物は、全溶剤中の少なくとも20重量%以上を留出点が300℃以上の極性有機溶剤としたので、ノズルの目詰まりを生じにくいものとすることができる。加えて、本発明の非水系インク組成物は、ノズル付近で留出点が280℃以下の非極性有機溶剤が揮発しても、分散剤は留出点が300℃以上の極性有機溶剤に安定に溶解しているため、顔料の凝集を効果的に抑制することが可能となり、画像の欠落や画像のにじみ、あるいは画像濃度の不足といった問題を解消することができる。
【0056】
従って、本発明の非水系インク組成物は、多孔性支持体の一方の面上に、多孔性樹脂膜を塗工した構成からなり、非画線部に対応する多孔性樹脂膜の孔を閉塞させてインキ非通過部を形成させる孔版原紙による孔版印刷のためのインクとして用いても、あるいは非弾性樹脂フィルムからなる微多孔性孔版原紙を用いた孔版印刷システム(例えば特開2002−2140号)用のインクとして用いても、油にじみと裏抜けを抑制し、かつ版を長期間放置した後のインクの目詰まりを抑えることを可能とすることができる。
Claims (7)
- 溶剤と分散剤と、顔料または染料の色材とからなる非水系インク組成物において、50%留出点が280℃以下の非極性有機溶剤を前記溶剤中に少なくとも10重量%以上含み、50%留出点が300℃以上の極性有機溶剤を前記溶剤中に少なくとも20重量%以上含むことを特徴とする非水系インク組成物。
- 前記非極性有機溶剤を前記溶剤中に少なくとも20重量%以上含むことを特徴とする請求項1記載の非水系インク組成物。
- 前記非極性有機溶剤が、脂肪族炭化水素溶剤、脂環式炭化水素溶剤、芳香族炭化水素溶剤からなる群より選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする請求項1または2記載の非水系インク組成物。
- 前記極性有機溶剤中に50%留出点が300℃以上のエステル系溶剤を10重量%以上含み、前記分散剤がエステル構造を有するものであることを特徴とする請求項1、2または3記載の非水系インク組成物。
- 前記分散剤が、ポリエステルアミン構造を有する分散剤であることを特徴とする請求項4記載の非水系インク組成物。
- 前記分散剤が、脂肪酸アミン構造を有する分散剤であることを特徴とする請求項4記載の非水系インク組成物。
- 前記溶剤中に、前記50%留出点が300℃以上の極性有機溶剤を含む極性有機溶剤を60重量%以上含み、該極性有機溶剤中にエステル系溶剤を10重量%以上含むことを特徴とする請求項1、2または3記載の非水系インク組成物。
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