JP2013104001A - インクジェット用非水系顔料インク - Google Patents

インクジェット用非水系顔料インク Download PDF

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Abstract

【課題】転写汚れを防いで、印刷濃度が高く、裏抜けが低減したインクジェット用非水系顔料インクを提供する。
【解決手段】酸変性石油系炭化水素樹脂、顔料及び非水系溶剤を含む、インクジェット用非水系顔料インクである。
【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェット用非水系顔料インクに関する。
インクジェット記録方式は、流動性の高いインクジェットインクを微細なヘッドノズルからインク粒子として噴射し、上記ノズルに対向して置かれた用紙等の記録媒体に画像を記録する方式である。とりわけ、多数のインクヘッドを備えるラインヘッド方式のインクジェット記録装置を用いると高速印刷が可能であることから、近年急速に普及している。
このようなインクジェット記録方式に用いられるインクとして、非水系溶剤に顔料を分散させたいわゆる非水系顔料インクがある。インクジェット用非水系顔料インクは、インク自体が用紙上で乾燥固化するものではなく、インクが用紙内部に浸透して乾燥する浸透乾燥方式のインクであり、機上安定性(間欠吐出性、長時間放置後の吐出回復性など)が良い、用紙のカールがない、インクの浸透乾燥時間が短い、などの特徴を有し注目されている。
非水系顔料インクでは、一般に、溶剤に溶解する顔料分散剤を用いるところ、この顔料分散剤が溶剤と顔料との親和性を高めるため、溶剤が用紙に浸透する際に顔料も用紙内部に引き込まれやすい傾向がある。その結果、印刷濃度が低くなり、裏抜けが発生しやすいことがある。
また、用紙表面に着弾されたインクが未乾燥の状態で、用紙が搬送ローラーによって搬送されると、いわゆるローラー転写汚れが発生することがある。すなわち、未乾燥のインクが搬送ローラーに付着し、搬送ローラーに付着したインクは、同じ用紙の搬送方向下流側の領域や、次に搬送される用紙に転写され、用紙にインク汚れが発生することがある。このローラー転写汚れは、高速印刷で、インクの着弾から搬送ローラーによる搬送までの時間が短い場合に特に問題になる。
特許文献1には、印刷物の裏抜けを抑制して印刷濃度を高め、かつ、貯蔵安定性にも優れた非水系顔料インクを提供するために、特定の顔料分散能を有する非水系樹脂分散微粒子を含む非水系顔料インクが提案されている。また、特許文献2の段落0039には、非水系顔料インクの記録媒体への密着性を向上させるため、あるいは記録媒体での非水系顔料インクのドットの広がりの調製等を目的として、極性有機溶剤に溶解する樹脂を添加することが提案されている。
しなしながら、一般的にインクに固体樹脂を添加するとインクの粘度が上昇し、ローラー転写汚れが発生しやすくなる。このように、両性能を両立することは難しいという問題がある。
特開2010−1452号公報 特開2004−2666号公報
本発明の目的としては、転写汚れを防いで、印刷濃度が高く、裏抜けが低減したインクジェット用非水系顔料インクを提供することである。
本発明の一側面としては、酸変性石油系炭化水素樹脂、顔料及び非水系溶剤を含む、インクジェット用非水系顔料インクである。
本発明によれば、転写汚れを防いで、印刷濃度が高く、裏抜けが低減したインクジェット用非水系顔料インクを提供することができる。
以下、本発明に係る実施形態について説明するが、本実施形態における例示が本発明を限定することはない。
本発明の一実施形態によるインクジェット用非水系顔料インク(以下、単に「インク」と称することがある)としては、酸変性石油系炭化水素樹脂、顔料及び溶剤を含むことを特徴とする。これによって、転写汚れを防いで、印刷濃度が高く、裏抜けが低減したインクジェット用非水系顔料インクを提供することができる。
インクに酸変性石油系炭化水素樹脂を添加することで、転写汚れを防いで、印刷濃度を高くし、裏抜けを低減することができる。これは、インク中に酸変性石油系炭化水素樹脂が含まれることで、記録媒体にインクが着弾するときに、インクの溶剤離脱性が向上するためと考えられる。すなわち、酸変性石油系炭化水素樹脂は、石油系溶剤等を含む非水系溶剤との溶解性が悪いため、記録媒体にインクが着弾するとすぐに、インク中の非水系溶剤が離脱して記録媒体内部に浸透し、酸変性石油系炭化水素樹脂と顔料とが記録媒体表面に留まると考えられる。このように溶剤離脱性が良好であれば、インクの乾燥及び定着が速く、転写汚れを防止することができる。また、溶剤離脱性が良好であることで、インクが記録媒体に着弾後にインク中の顔料が非水系溶剤とともに記録媒体内部に浸透しにくく、また、記録媒体表面で顔料が非水系溶剤とともに拡散することも防止されるため、印刷濃度を高くし、裏抜けを低減することができる。
酸変性石油系炭化水素樹脂を構成する石油系炭化水素樹脂としては、特に限定されないが、ペンテン、ペンタジエン、イソプレン等を原料とするC5系石油樹脂、インデン、メチルインデン、ビニルトルエン、スチレン、α−メチルスチレン、β−メチルスチレン等を原料とするC9系石油樹脂、シクロペンタジエン、ジシクロペンタジエン等を原料とするDCPD(ジシクロペンタジエン)系石油樹脂、これらの石油樹脂の原料を2種以上組み合わせて共重合した共重合石油樹脂等を挙げることができる。
酸変性石油系炭化水素樹脂は、石油系炭化水素樹脂を不飽和カルボン酸またはその無水物で処理したものであり、石油系炭化水素樹脂に、不飽和カルボン酸またはその酸無水物とアルコールとを反応させて得ることができる。
酸変性石油系炭化水素樹脂は、芳香族炭化水素基を有することが好ましい。これによって、酸変性石油系炭化水素樹脂の芳香族炭化水素基が顔料へ吸着作用を示し、酸変性石油系炭化水素樹脂と顔料との吸着性が増加し、溶剤離脱性がさらに高まり、転写汚れの防止、印刷濃度の向上及び裏抜けの低減の作用をさらに高めることができる。
芳香族炭化水素基を有する酸変性石油系炭化水素樹脂としては、C9系石油樹脂や、C9系石油樹脂原料とC5系石油樹脂原料及び/またはDCPD系石油樹脂原料との共重合石油樹脂を挙げることができ、好ましくは、C9系石油樹脂原料とC5系石油樹脂原料との共重合石油樹脂である。
不飽和カルボン酸またはその酸無水物としては、例えば、炭素数3〜36であり、より好ましくは炭素数3〜18のものである。不飽和カルボン酸またはその無水物としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、ケイ皮酸等、及びこれらの無水物を挙げることができる。特に、反応性及びコストの観点から、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸等を用いることが好ましい。
不飽和カルボン酸またはその酸無水物の使用量としては、石油系炭化水素樹脂に対し好ましくは0.1〜15質量%、より好ましくは0.1〜10質量%である。
アルコールとしては、例えば、一価アルコール、多価アルコール、またはこれらの組み合わせを用いることができる。
一価アルコールとしては、例えば、1−ブタノール、1−ヘキサノール、1−オクタノール、2−エチルヘキサノール、1−ドデカノール、1−オクタデカノール、1−ドコサノール等の直鎖アルコール、ベンジルアルコール、ナフチルアルコール等の芳香族アルコールを挙げることができる。
多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロプレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ヘキサンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ジトリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール、ジペンタエリトリトール、D−ソルビトール等の直鎖アルコール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環式アルコールを挙げることができる。
アルコールの使用量としては、例えば、不飽和カルボン酸またはその無水物が有するカルボキシル基1当量に対して0.3〜2当量、好ましくは0.4〜1.5当量のヒドロキシル基の割合で添加することが好ましい。
酸変性の反応手順は、特に限定されない。例えば、石油系炭化水素樹脂、不飽和カルボン酸またはその無水物、及びアルコールを混合し、無触媒または触媒を添加して、同時に加熱反応させてもよい。または、石油系炭化水素樹脂と不飽和カルボン酸またはその無水物とを予め加熱反応させ、次いで、アルコールを添加してエステル化を行ってもよい。
酸変性石油系炭化水素樹脂は、インク全体に対し、15質量%以下で配合することができ、より好ましくは10質量%以下であり、一層好ましくは5質量%以下である。15質量%以下であることで、インク粘度の上昇を抑えて、転写汚れの発生を防止することができ、また、吐出性能にも優れる。また、溶剤離脱性の作用によって転写汚れの防止、印刷濃度の向上及び裏抜けの低減の効果を十分に得るためには、酸変性石油系炭化水素樹脂は、インク全体に対し、0.1質量%以上で配合すればよく、より好ましくは1質量%以上であり、一層好ましくは3質量%以上である。
また、酸変性石油系炭化水素樹脂は、質量比で、顔料1に対し、固形分換算で0.1〜15で配合することができ、より好ましくは0.3〜5であり、一層好ましくは0.3〜1である。
酸変性石油系炭化水素樹脂の酸価としては、25(mgKOH/g)以下とすることができ、好ましくは20(mgKOH/g)以下である。酸価が25(mgKOH/g)以下であることで、インクの分散性を安定して保つことができる。また、溶剤離脱性の作用を十分に得るために、酸変性石油系炭化水素樹脂の酸価としては、0.1(mgKOH/g)以上とすることができ、好ましくは0.5(mgKOH/g)以上であり、一層好ましくは5.0(mgKOH/g)以上である。
酸変性石油系炭化水素樹脂の酸価としては、上記した酸変性の反応手順において、カルボン酸またはその無水物やアルコールの配合量によって調製することができる。また、酸変性石油系炭化水素樹脂を酸価の異なる他の酸変性石油系炭化水素樹脂と混合することで調製してもよい。
酸変性石油系炭化水素樹脂の数平均分子量としては、インク粘度の観点から、300〜3000であることが好ましく、さらに300〜1500であることが好ましい。
また、酸変性石油系炭化水素樹脂の軟化点としては、吐出安定性の観点から、60〜140℃であることが好ましい。
本実施形態によるインクに含まれる顔料は何色であってもよく、黒色インク用の顔料としては、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック類;銅、鉄、酸化チタン等の金属類または金属酸化物;オルトニトロアニリンブラック等の有機顔料を挙げることができる。これらは単独で、または任意に混合して使用することができる。
カラーインク用顔料としては、トルイジンレッド、パーマネントカーミンFB、ジスアゾオレンジPMP、レーキレッドC、ブリリアントカーミン6B、キナクリドンレッド、ジオキサンバイオレット、オルトニトロアニリンオレンジ、ジニトロアニリンオレンジ、バルカンオレンジ、トルイジンレッド、塩素化パラレッド、ブリリアントファーストスカーレット、ナフトールレッド23、ビラゾロンレッド、バリウムレッド2B、カルシウムレッド2B、ストロンチウムレッド2B、マンガンレッド2B、バリウムリソームレッド、ピグメントスカーレッド3Bレーキ、レーキボルドー10B、アンソシン3Bレーキ、アンソシン5Bレーキ、ローダミン6Gレーキ、エオシンレーキ、べんがら、ファフトールレッドFGR、ローダミンBレーキ、メチルバイオレッドレーキ、ジオキサジンバイオレッド、ナフトールカーミンFB、ナフトールレッドM、ファストイエローAAA、ファストイエロー10G、ジスアゾイエローAAMX、ジスアゾイエローAAOT、ジスアゾイエローAAOA、ジスアゾイエローHR、イソインドリンイエロー、ファストイエローG、ジスアゾイエローAAA、フタロシアニンブルー、ピクトリアピュアブルー、ベーシックブルー5Bレーキ、ベーシックブルー6Gレーキ、ファストスカイブルー、アルカリブルーRトナー、ピーコックブルーレーキ、紺青、群青、レフレックスブルー2G、レフレックスブルーR、アルカリブルーGトナー、ブリリアントグリーンレーキ、ダイアモンドグリーンチオフラビンレーキ、フタロシアニングリーンG、グリーンゴールド、フタロシアニングリーンY、酸化鉄粉、さびこ、亜鉛華、酸化チタン、炭酸カルシウム、クレー、硫酸バリウム、アルミナホワイト、アルミニウム粉、ブロンズ粉、昼光蛍光顔料、パール顔料等を例示できる、これらは単独で、または任意混合して用いることができる。
顔料の平均粒径は、吐出安定性と保存安定性の観点から300nm以下であることが好ましく、150nm以下であることがより好ましく、100nm以下であることがさらに好ましい。ここで、顔料の平均粒径は、株式会社堀場製作所製の動的光散乱式粒度分布測定装置LB−500により測定された値である。
インク中の顔料の含有量は、通常0.01〜20質量%であり、印刷濃度とインク粘度の観点から3〜15質量%であることが好ましい。
インク中における顔料の分散を良好にするために、インクに顔料分散剤を添加することが好ましい。顔料分散剤としては、顔料を溶剤中に安定して分散させるものであれば特に限定されないが、例えば、水酸基含有カルボン酸エステル、長鎖ポリアミノアマイドと高分子量酸エステルの塩、高分子量ポリカルボン酸の塩、長鎖ポリアミノアマイドと極性酸エステルの塩、高分子量不飽和酸エステル、高分子共重合物、変性ポリウレタン、変性ポリアクリレート、ポリエーテルエステル型アニオン系活性剤、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリエステルポリアミン、ステアリルアミンアセテート等が使用され、そのうち、高分子分散剤を使用するのが好ましい。
顔料分散剤の具体例としては、日本ルーブリゾール株式会社製「ソルスパース5000(フタロシアニンアンモニウム塩系)、13940(ポリエステルアミン系)、17000、18000(脂肪酸アミン系)、11200、22000、24000、28000」(いずれも商品名)、Efka CHEMICALS社製「エフカ400、401、402、403、450、451、453(変性ポリアクリレート)、46,47,48,49,4010,4055(変性ポリウレタン)」(いずれも商品名)、花王株式会社製「デモールP、EP、ポイズ520、521、530、ホモゲノールL−18(ポリカルボン酸型高分子界面活性剤)」(いずれも商品名)、楠本化成株式会社製「ディスパロンKS−860、KS−873N4(高分子ポリエステルのアミン塩)」(いずれも商品名)、第一工業製薬株式会社製「ディスコール202、206、OA−202、OA−600(多鎖型高分子非イオン系)」(いずれも商品名)等が挙げられる。
インク中の顔料分散剤の配合量は、適宜設定できるが、顔料分散性の観点から、質量比で、顔料1部に対し0.05〜2.0部程度であることが好ましく、0.1〜1.5部であることがより好ましい。インク全体に対しては、顔料分散剤は、0.5〜15質量%程度含まれていることが好ましく、1〜12質量%であることが一層好ましい。
非水系溶剤としては、非極性有機溶剤および極性有機溶剤であって、50%留出点が150℃以上の溶剤である。50%留出点は、JIS K0066「化学製品の蒸留試験方法」に従って測定される、質量で50%の溶剤が揮発したときの温度を意味する。安全性の観点から、非水系溶剤の50%留出点は160℃以上であることが好ましく、さらに、230℃以上であることがより好ましい。
たとえば、非極性有機溶剤としては、脂肪族炭化水素溶剤、脂環式炭化水素系溶剤、芳香族炭化水素溶剤等の石油系溶剤を好ましく挙げることができる。脂肪族炭化水素溶剤、脂環式炭化水素系溶剤としては、たとえば、JX日鉱日石エネルギー株式会社製「テクリーンN−16、テクリーンN−20、テクリーンN−22、日石ナフテゾールL、日石ナフテゾールM、日石ナフテゾールH、0号ソルベントL、0号ソルベントM、0号ソルベントH、日石アイソゾール300、日石アイソゾール400、AF−4、AF−5、AF−6、AF−7」、Exxon社製「Isopar(アイソパー)G、Isopar H、Isopar L、Isopar M、Exxsol D40、Exxsol D80、Exxsol D100、Exxsol D130、Exxsol D140」、株式会社ジャパンエナジー製「ノルマルパラフィンH」等を好ましく挙げることができる。芳香族炭化水素溶剤としては、日本石油(株)製「日石クリーンソルG」(アルキルベンゼン)、Exxon社製「ソルベッソ200」等を好ましく挙げることができる。
極性有機溶剤としては、エステル系溶剤、アルコール系溶剤、高級脂肪酸系溶剤、エーテル系溶剤、およびこれらの混合溶剤を用いることができる。たとえば、炭素数8〜20の高級脂肪酸と炭素数1〜24のアルコールとのエステルであるエステル系溶剤、炭素数8〜24の高級アルコール、および炭素数8〜20の高級脂肪酸からなる群から選ばれた1種以上を好ましく使用できる。
極性有機溶剤としてより具体的には、ラウリル酸メチル、ラウリル酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソオクチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソステアリル、オレイン酸メチル、オレイン酸エチル、オレイン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、リノール酸メチル、リノール酸イソブチル、リノール酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、大豆油メチル、大豆油イソブチル、トール油メチル、トール油イソブチル、アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチル、モノカプリン酸プロピレングリコール、トリ2エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリルなどのエステル系溶剤;イソミリスチルアルコール、イソパルミチルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール、デシルテトラデカノールなどのアルコール系溶剤;ノナン酸、イソノナン酸、イソミリスチン酸、ヘキサデカン酸、イソパルミチン酸、オレイン酸、イソステアリン酸などの高級脂肪酸系溶剤;ジエチルグリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールジブチルエーテルなどのエーテル系溶剤、が好ましく挙げられる。
これらの非水系溶剤は単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。
本実施形態では、溶剤離脱性を高めるために、上記した非水系溶剤のうち、石油系溶剤を含むことが好ましい。石油系溶剤としては、脂肪族炭化水素溶剤、脂環式炭化水素系溶剤、芳香族炭化水素溶剤等のいずれであってもよいが、酸変性石油系炭化水素樹脂がC5系石油樹脂をベースにする樹脂である場合は脂肪族炭化水素溶剤であることが好ましい。石油系溶剤は、非水系溶剤全質量に対し、20質量%以上であることが好ましく、さらに40質量%以上であることがより好ましい。
また、非水系溶剤には、石油系溶剤とともに、酸変性石油系炭化水素樹脂の溶解性を高めるために、上記した非水系溶剤のうち、エステル系溶剤及び/またはアルコール系溶剤を含むことが好ましく、特にエステル系溶剤を含むことが好ましい。エステル系溶剤は、非水系溶剤全質量に対し、10質量%以上であることが好ましく、さらに30質量%以上であることがより好ましい。
アルコール系溶剤としては、酸変性石油系炭化水素樹脂の溶解性の観点から、炭素数8〜22のアルコール系溶剤が好ましく、例えば、イソミリスチルアルコール(炭素数14)、イソセチルアルコール(炭素数16)、イソステアリルアルコール(炭素数18)、オレイルアルコール(炭素数18)、その他、ガーベット反応等による2量化アルコール等を用いることができる。アルコール系溶剤の含有量としては、非水系溶剤全質量に対し、1質量%以上であることが好ましく、さらに5質量%以上であることがより好ましい。
本実施形態の非水系顔料インクには、本発明の効果を阻害しない範囲内で、例えば、ノズルの目詰まり防止剤、酸化防止剤、導電率調整剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、酸素吸収剤、定着剤、防腐剤、界面活性剤などを適宜添加することもできる。これらの種類は、特に限定されることはなく、当該分野で使用されているものを用いることができる。
非水系顔料インクの粘度は、吐出ヘッドのノズル径や吐出環境等によってその適性範囲は異なるが、一般に、23℃において5〜30mPa・sであることが好ましく、5〜15mPa・sであることがより好ましく、10〜13mPa・s程度であることが一層適している。ここで粘度は、23℃において0.1Pa/sの速度で剪断応力を0Paから増加させたときの10Paにおける値を表す。
製造方法の一例としては、ビーズミル等の分散機に、酸変性石油系炭化水素樹脂、顔料及び非水系溶剤を含む全成分を一括または分割して加えて攪拌・混合し、所望により、メンブレンフィルター等によりろ過することによって得られる。例えば、予め非水系溶剤の一部と顔料の全量と任意に顔料分散剤を均一に混合させた混合液を調製して分散機にて分散させ顔料分散体を調製し、また、残りの非水系溶剤に酸変性石油系炭化水素樹脂を溶解させて樹脂溶液を調製し、次いで、顔料分散体と樹脂溶液とを混合してろ過機を通すことにより調製することができる。
非水系顔料インクを用いたインクジェット記録方法は、ピエゾ方式、静電方式、サーマル方式など、いずれの方式のものであってもよい。インクジェット記録装置を用いる場合は、デジタル信号に基づいてインクジェットヘッドから本実施形態に係るインクを吐出させ、吐出されたインク液滴を記録媒体に付着させるようにすることが好ましい。
記録媒体としては、特に限定されず、普通紙、上質普通紙、インクジェット(IJ)紙、IJマット紙、記録媒体上にインク吸収溶液がコートされたコート紙、コート紙よりもインク吸収層の厚みが薄い微コート紙、光沢紙(フォト光沢用紙)、特殊紙、布等で使用することができる。
以下に、本発明を実施例により詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<樹脂溶液の作製>
表1に示す各固体樹脂50質量%とオレイン酸メチル(花王株式会社製エキセパール「M−OL」)50質量%とを混合し、120℃に加熱し、撹拌しながら溶解させ、表2及び表3に示す組成の樹脂溶液を得た。なお、実施例6の樹脂溶液では、C5/C9系脂肪族/芳香族系炭化水素樹脂AとC5系脂肪族系炭化水素樹脂との質量比1:1の混合物50質量%をオレイン酸メチル50質量%と混合した。
Figure 2013104001
<インクの調整>
表2及び表3に示す各配合で、顔料、顔料分散剤、非水系溶剤をプレミックスした後、ロッキングミル(株式会社セイワ技研製)で4時間分散し、顔料分散体を得た。得られた顔料分散体と固体樹脂溶液を混合した後、セルロースアセテートフィルター(アドバンテック株式会社製、孔径:3μm)を用いて粗大粒子を除去し、インクを得た。
Figure 2013104001
Figure 2013104001
表2及び表3に示す成分は以下の通りである。
カーボンブラック:MA8、三菱化学株式会社製
ソルスパース28000:日本ルーブリゾール株式会社製
AFソルベント6号:石油系脂肪族炭化水素溶剤、JX日鉱日石エネルギー株式会社製
イソステアリルアルコール:ファインオキソコール180、日産化学工業株式会社製
オレイン酸メチル:エキセパール「M−OL」、花王株式会社製
<固体樹脂の酸価測定>
(C5/C9系脂肪族/芳香族系炭化水素樹脂A)
固体樹脂とTHF(テトラヒドロフラン)を質量比で1:2の割合で混合して溶解し、測定用樹脂溶液を調製した。次に、この測定用樹脂溶液15gを100mlの三角フラスコに計り採り、指示薬としてフェノールフタレイン溶液を数滴添加した。次に、この溶液を0.5mol/lの水酸化カリウムエタノール溶液で10mlビュレットを用いて滴定し、指示薬の薄い紅色が30秒以上続いた時を終点とした。滴定に要した水酸化カリウムの量から、固体樹脂1gあたりの酸価を求めたところ、17(mgKOH/g)であった。なお、使用した試薬はいずれも和光純薬工業製である。
(C5/C9系脂肪族/芳香族系炭化水素樹脂AとC5系脂肪族系炭化水素樹脂の質量比1:1の混合物)
上記C5/C9系脂肪族/芳香族系炭化水素樹脂Aの測定方法において、固体樹脂としてC5/C9系脂肪族/芳香族系炭化水素樹脂AとC5系脂肪族系炭化水素樹脂の質量比1:1の混合物を用いて、測定用樹脂溶液30gを100mlの三角フラスコに計り採った他は同様にして、固体樹脂1gあたりの酸価を求めたところ、9.4(mgKOH/g)であった。
その他の固体樹脂の酸価は、カタログ値を参考にした。
<インク粘度測定>
インクの粘度は、23℃において0.1Pa/sの速度で剪断応力を0Paから増加させたときの10Paにおける粘度であり、ハーケ社製応力制御式レオメータRS75(コーン角度1°、直径60mm)で測定した。
<印刷濃度評価>
得られたインクをインクジェットプリンタ「ORPHIS−X9050」(理想科学工業株式会社製)に装填し、300dpi相当のベタ画像を、理想用紙薄口(理想科学工業株式会社製、普通紙)に印刷した。印刷物のベタ画像部分の表面OD値を、光学濃度計(RD920、マクベス社製)を用いて測定し、以下の基準で評価した。なお、「ORPHISX9050」は、ライン型インクジェットヘッドを使用し、主走査方向(ノズルが並んでいる方向)に直交する副走査方向に用紙を搬送して印字を行うシステムである。結果を表2及び表3に併せて示す。
AA:表面OD値が1.15以上
A:表面OD値が1.14〜1.10
B:表面OD値が1.05〜1.09
C:表面OD値が1.04以下
<裏抜け防止作用評価>
上記した印刷濃度評価と同様にして、得られた印刷物のベタ画像部分の裏面OD値を測定し、以下の基準で評価した。裏面OD値が小さいほど裏抜けが防止されている。結果を表2及び表3に併せて示す
A:裏面OD値が0.20以下
B:裏面OD値が0.21〜0.24
C:裏面OD値が0.25以上
<転写汚れ防止作用評価>
得られたインクをORPHIS−X9050(理想科学工業株式会社製)に装填し、300dpi相当のベタ画像を、理想用紙薄口(理想科学工業株式会社製、普通紙)に印刷した。印刷物の非印字部分の汚れ度合いを目視で観察し、以下の基準で評価した。結果を表2及び表3に併せて示す。
AA:転写汚れがない
A:転写汚れが殆どない
B:若干の転写汚れがある
C:転写汚れが目立つ
表2及び表3に示す通り、各実施例のインクは、転写汚れ防止作用に優れ、印刷濃度及び裏抜け防止作用も良好であった。実施例1〜4では、同じ固体樹脂を用いて、固体樹脂の配合比が異なっており、固体樹脂量が多くなると転写汚れ防止作用及び印刷濃度が向上することがわかった。実施形態4では、固体樹脂量が10質量%以上になると、インク粘度も上昇するため、転写汚れ防止作用が低下したと考えられる。実施例3、5及び6では、同じ固体樹脂量であるが、固体樹脂の種類が異なっており、固体樹脂の酸価が大きい方が転写汚れ防止作用が優れることがわかった。
比較例1では、固体樹脂を含まないため、印刷濃度及び裏抜け防止作用が低下した。比較例2及び3では、固体樹脂が酸変性されていないため、転写汚れ防止作用が低下した。比較例4では、石油系炭化水素樹脂ではないため、転写汚れ防止作用が低下した。

Claims (4)

  1. 酸変性石油系炭化水素樹脂、顔料及び非水系溶剤を含む、インクジェット用非水系顔料インク。
  2. 前記酸変性石油系炭化水素樹脂の酸価は0.5(mgKOH/g)〜20(mgKOH/g)である、請求項1に記載のインクジェット用非水系顔料インク。
  3. 前記酸変性石油系炭化水素樹脂は芳香族炭化水素基を有する、請求項1または2に記載のインクジェット用非水系顔料インク。
  4. 前記非水系溶剤は、石油系溶剤と、エステル系溶剤及び/またはアルコール系溶剤とを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載のインクジェット用非水系顔料インク。
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