JP5944634B2 - 非水系インク及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、非水系インク、それを用いた印刷方法及びその製造方法に関する。
インクジェット記録システムは、流動性の高い液体インクを微細なノズルから噴射し、用紙等の記録媒体に付着させて印刷を行う印刷システムである。このシステムは、比較的安価な装置で、高解像度、高品位の画像を、高速かつ低騒音で印刷可能という特徴を有し、最近急速に普及している。
インクの色材としては、顔料を利用したものと染料を利用したものに大別される。このうち、高画質印刷に必要な耐光性、耐候性および耐水性に優れていることから、顔料を色材とするインクが増加する傾向にある。
溶剤からみると、インクは大きく、水系タイプインクと非水系タイプインクに分けられる。揮発性溶剤を主体とする溶剤系インクや不揮発性溶剤を主体とするオイル系インクのように、インク用溶媒として水を使用しない非水系インクは、機上安定性(間欠吐出性、長時間放置後の吐出回復性など)が良い、用紙のカールがない、インクの浸透乾燥時間が短い、などの特徴を有し注目されている。
インクジェット記録システムでは、プリントヘッドのノズルプレートはフッ素加工等の撥インク処理をされることが多いが、非水系インクはノズルプレートに対して比較的濡れ性が高いため、ノズルプレートがインクで濡れやすい傾向がある。ノズルプレートにインクが付着すると、付着したインクがインク滴の吐出を妨げ、不吐出や吐出曲がりが発生するという問題がある。さらに、付着したインクが用紙に垂れて画像を汚すという問題もある。
また、インクジェット記録システムに用いられるプリントヘッドのノズルは、孔径が小さく目詰まりが発生することがあるため、通常はクリーニング機構が搭載されている。クリーニング機構の一例としては、インクを少量吐出させ、ワイピングブレードでノズルプレート表面を掻き取ることで行われる。ここで、ワイピングブレードでインクを掻き取ることにより、ノズルプレートが磨耗すると、ノズルプレートの撥インク性が低下することがあり、上記した吐出不良につながることがある。
特許文献1では、溶剤としてエステル系溶剤を含有する油性インクジェットインクに長鎖ポリアマイドと極性酸エステルの塩をインク全量に対して1質量%以上含有させることにより、ノズルプレートとインクが濡れにくくなるという提案をしている。しかし、特許文献1では、クリーニングによる撥インク性の低下に対しては検討されていない。また、長鎖ポリアマイドと極性酸エステルの塩をインクに含有させると、インクの用紙への浸透を促進し、印刷濃度が低下することがある。
さらに、非水系インクでは、ノズルプレートのワイピング耐久性とともに、高い印刷濃度と良好な貯蔵安定性が要求される。
特開2008−274232号公報
本発明の目的としては、ノズルプレートのワイピング耐久性及び貯蔵安定性に優れるとともに、印刷濃度が高い非水系インク、それを用いた印刷方法及びその製造方法を提供することである。
本発明の一側面としては、カーボンブラック及び非水系溶剤を含む非水系インクであって、前記カーボンブラックは、一次粒子径が18nm以上30nm未満であり、DBP吸収量が80cm/100g以上130cm/100g以下であり、及びpHが6.0以上9.0以下であるカーボンブラック(A)と、一次粒子径が30nm以上50nm以下であり、DBP吸収量が40cm/100g以上80cm/100g未満であり、及びpHが6.0以上9.0以下であるカーボンブラック(B)とを含む、非水系インクである。
本発明の他の側面としては、上記非水系インクを用いてインクジェット記録方法によって印刷する、印刷方法である。
本発明のさらに他の側面としては、一次粒子径が18nm以上30nm未満、DBP吸収量が80cm/100g以上130cm/100g以下、及びpHが6.0以上9.0以下であるカーボンブラック(A)と、一次粒子径が30nm以上50nm以下、DBP吸収量が40cm/100g以上80cm/100g未満、及びpHが6.0以上9.0以下であるカーボンブラック(B)と、非水系溶剤とを混合する工程を含む、非水系インクの製造方法である。
本発明によれば、ノズルプレートのワイピング耐久性及び貯蔵安定性に優れるとともに、印刷濃度が高い非水系インク、それを用いた印刷方法及びその製造方法を提供することができる。
以下、本発明に係る実施形態について説明するが、本実施形態における例示が本発明を限定することはない。
本発明の一実施形態による非水系インク(以下、単に「インク」と称することがある)は、カーボンブラック及び非水系溶剤を含む非水系インクであって、カーボンブラックは、一次粒子径が18nm以上30nm未満であり、DBP吸収量が80cm/100g以上130cm/100g以下であり、及びpHが6.0以上9.0以下であるカーボンブラック(A)と、一次粒子径が30nm以上50nm以下であり、DBP吸収量が40cm/100g以上80cm/100g未満であり、及びpHが6.0以上9.0以下であるカーボンブラック(B)とを含むことを特徴とする。これによって、ノズルプレートのワイピング耐久性及び貯蔵安定性に優れるとともに、印刷濃度が高い非水系インクを提供することができる。
非水系インクでは、通常、一次粒子径が小さくストラクチャが大きいカーボンブラックを用いることで、高い印刷濃度を得ることができる。しかし、本発明者等の検討によれば、ヘッドクリーニングによってノズルプレートの撥インク性が低下する原因の一つとしては、ノズルプレートに付着したインクのうちカーボンブラックが研磨剤のように作用し、ワイピングによってノズルプレート表面が削られることが挙げられる。さらに、カーボンブラックの一次粒子径が小さくなると、ノズルプレートの撥インク性がより低下することを見出した。
また、非水系インクでは、通常、酸性のカーボンブラックを用いることで、一次粒子径が小さくストラクチャが大きいものであっても、良好な貯蔵安定性を得ることができる。しかし、本発明者等の検討によれば、酸性のカーボンブラックでは、ワイピングの際にカーボンブラックとノズルプレートの親和性によって、ノズルプレート表面がさらに削られやすくなる。そこで、本実施形態では、pHが6.0以上9.0以下である中性のカーボンブラックを用いることで、この研磨作用を抑制することができる。この研磨作用は、インク全体のpHよりは、カーボンブラックに吸着した官能基部分に起因するため、カーボンブラックのpHを制御することが効果的であることを見出した。
また、中性のカーボンブラックでは、特に一次粒子径が小さいカーボンブラックでは、分散安定性が低下し貯蔵安定性が十分に得られないことがあるが、一次粒子径が大きくストラクチャが小さいカーボンブラックを併用することで、貯蔵安定性を良好に維持することができることを見出した。
すなわち、優れたノズルプレートのワイピング耐久性を得るために中性のカーボンブラックを用いる際に、高い印刷濃度を得るために、一次粒子径が小さくストラクチャが大きいカーボンブラック(A)を含み、優れた貯蔵安定性を得るために、一次粒子径が大きくストラクチャが小さいカーボンブラック(B)を含むことが好ましい。
カーボンブラックは、電子顕微鏡等で観察すると、球状の粒子が複数つらなった凝集体の構造になっている。この球状の粒子が一次粒子であり、その大きさが一次粒子径として表される。また、この凝集体がストラクチャであり、その大きさがDBP(ジブチルフタレート)吸収量として表される。
カーボンブラックの一次粒子径としては、一次粒子を電子顕微鏡で観察して求めた算術平均径として求めることができる。通常、カーボンブラックの一次粒子径が小さいことで高い印刷濃度を得ることができ、大きいことでインク中で優れた分散安定性を得ることができる。
カーボンブラックのDBP吸収量としては、カーボンブラック100gが吸収するDBP量で求めることができる(JIS K6221)、一般的にストラクチャが発達しているほど大きくなる。
また、カーボンブラックの表面には、カルボキシル基、ラクトン基、フェノール基、キノン基などの官能基が存在しており、これらの量や組成により表面性状が異なる。この表面性状はpHを測定することで間接的に測定できる。カーボンブラックのpHは、JIS K5101に従い、カーボンブラックと蒸留水の混合液のpHを測定することにより得られる。
一般的に、非水系インクでは、酸塩基相互作用により樹脂や顔料分散剤がカーボンブラックに吸着し、樹脂や顔料分散剤の立体障害によってインク中で分散性が安定化していると考えられる。カーボンブラックは通常中性〜弱アルカリ性であるが、酸塩基相互作用を高めて顔料分散性を向上させるために、極性の高い官能基を付与させる酸性処理を施すことがある。しかし、酸性処理したカーボンブラックでは、カーボンブラックによってノズルプレートが削られやすくなり、ノズルプレートのワイピング耐久性が低下することがある。そこで、本実施形態では、カーボンブラック(A)及び(B)のpHをそれぞれ6.0以上9.0以下としている。
pH6.0以上9.0以下のカーボンブラックとしては、各種製造方法によって得られるカーボンブラックのうち、酸化処理量が少ないか又は酸化処理を施さない製造方法によって得られたものの中から適宜選択することができ、また、製造工程において酸化処理量を変化させることによってpH6.0以上9.0以下に調整することもできる。
カーボンブラックとしては、例えば、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック、サーマルブラック、ケッチェンブラック等から選択して用いることができる。
カーボンブラック(A)の一次粒子径としては、18nm以上30nm未満である。この一次粒子径としては、より好ましくは20nm以上であり、さらに好ましくは22nm以上である。また、この一次粒子径としては、より好ましくは28nm以下であり、さらに好ましくは26nm以下である。
カーボンブラック(A)のDBP吸収量としては、80cm/100g以上130cm/100g以下である。このDBP吸収量としては、より好ましくは90cm/100g以上であり、さらに好ましくは100cm/100g以上である。また、このDBP吸収量としては、より好ましくは125cm/100g以下であり、さらに好ましくは115cm/100g以下である。
この一次粒子径及びDBP吸収量が上記範囲であることで、一次粒子径が小さくストラクチャが大きいカーボンブラック(A)となり、高い印刷濃度を得るとともに、優れた貯蔵安定性を得ることができる。一次粒子径が小さすぎる及びストラクチャが大きすぎると、貯蔵安定性が低下することがあり、一次粒子径が大きすぎる及びストラクチャが小さすぎると、印刷濃度が十分に得られないことがあるため、上記範囲であることが好ましい。
カーボンブラック(A)のpHとしては、6.0以上9.0以下であり、より好ましくは7.0〜9.0であり、さらに好ましくは7.0〜8.0である。このpHが6.0以上であることで、カーボンブラックとの磨耗によるノズルプレートの劣化を防ぐことができ、このpHが9.0以下であることで、貯蔵安定性を良好に維持することができる。
カーボンブラック(B)の一次粒子径としては、30nm以上50nm以下である。この一次粒子径としては、より好ましくは33nm以上であり、さらに好ましくは35nm以上である。また、この一次粒子径としては、より好ましくは45nm以下であり、さらに好ましくは40nm以下である。
カーボンブラック(B)のDBP吸収量としては、40cm/100g以上80cm/100g未満である。このDBP吸収量としては、より好ましくは43cm/100g以上であり、さらに好ましくは45cm/100g以上である。また、このDBP吸収量としては、より好ましくは70cm/100g以下であり、さらに好ましくは66cm/100g以下である。
この一次粒子径及びDBP吸収量が上記範囲であることで、一次粒子径が大きくストラクチャが小さいカーボンブラック(B)となる。このカーボンブラック(B)をカーボンブラック(A)とともに用いることで、カーボンブラック(A)単独で問題となる貯蔵安定性を改善することができる。すなわち、カーボンブラック(A)は中性で一次粒子径が小さいため貯蔵安定性が低下しやすいが、同じ中性であってもカーボンブラック(B)は一次粒子径が大きいためカーボンブラック(A)と併用することで貯蔵安定性を良好にすることができる。さらに、カーボンブラック(B)は、一次粒子径が大きいため、ノズルプレートが削られにくく、ノズルプレートのワイピング耐久性を良好にすることができる。
カーボンブラック(B)のpHとしては、6.0以上9.0以下であり、より好ましくは7.0〜9.0であり、さらに好ましくは7.0〜8.0である。このpHが6.0以上であることで、カーボンブラックとの磨耗によるノズルプレートの劣化を防ぐことができ、このpHが9.0以下であることで、貯蔵安定性を良好に維持することができる。
非水系インクには、本発明の効果を損なわない限り、カーボンブラック(A)及び(B)以外のその他の色材が含まれてもよい。その他の色材としては、顔料及び/または染料を用いることができ、顔料としてカーボンブラック(A)及び(B)以外のカーボンブラックを用いてもよい。
その他の顔料としては、有機顔料、無機顔料を問わず、印刷の技術分野で用いられているものを使用でき、特に限定されない。具体的には、その他のカーボンブラック、カドミウムレッド、クロムイエロー、カドミウムイエロー、酸化クロム、ピリジアン、チタンコバルトグリーン、ウルトラマリンブルー、プルシアンブルー、コバルトブルー、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、ジオキサジン系顔料、スレン系顔料、ペリレン系顔料、チオインジゴ系顔料、キノフタロン系顔料、金属錯体顔料などが併用できる。
染料としては、特に限定されず、アゾ染料、金属錯塩染料、ナフトール染料、アントラキノン染料、インジゴ染料、カーボニウム染料、キノンイミン染料、キサンテン染料、シアニン染料、キノリン染料、ニトロ染料、ニトロソ染料、ベンゾキノン染料、ナフトキノン染料、フタロシアニン染料、金属フタロシアニン染料などが併用できる。
インク中の顔料全体の含有量としては、通常0.01〜20質量%であり、印刷濃度とインク粘度の観点から1〜15質量%であることが好ましく、5〜10質量%であることが一層好ましい。顔料全体中に含まれるカーボンブラック(A)及び(B)以外の顔料は、顔料全体の20質量%以下であることが好ましく、10質量%以下がより好ましい。
カーボンブラック(A)とカーボンブラック(B)は、質量比で、9:1〜4:6の範囲であることが好ましく、6:4〜5:5の範囲であることが一層好ましい。カーボンブラック(A)の質量比が多いことで印刷濃度が高まり、カーボンブラック(B)の質量比が多いことでノズルプレートのワイピング耐久性が向上する傾向がある。
非水系インク中におけるカーボンブラック(A)及び(B)を含む顔料の分散を良好にするために、非水系インクに顔料分散剤を添加することが好ましい。顔料分散剤としては、顔料を溶剤中に安定して分散させるものであれば特に限定されないが、例えば、水酸基含有カルボン酸エステル、長鎖ポリアミノアマイドと高分子量酸エステルの塩、高分子量ポリカルボン酸の塩、長鎖ポリアミノアマイドと極性酸エステルの塩、高分子量不飽和酸エステル、高分子共重合物、変性ポリウレタン、変性ポリアクリレート、ポリエーテルエステル型アニオン系活性剤、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリエステルポリアミン、ステアリルアミンアセテート等が使用され、そのうち、高分子分散剤を使用するのが好ましい。
顔料分散剤の具体例としては、日本ルーブリゾール社製「ソルスパース5000(フタロシアニンアンモニウム塩系)、13940(ポリエステルアミン系)、17000、18000(脂肪酸アミン系)、11200、22000、24000、28000」(いずれも商品名)、Efka CHEMICALS社製「エフカ400、401、402、403、450、451、453(変性ポリアクリレート)、46,47,48,49,4010,4055(変性ポリウレタン)」(いずれも商品名)、花王株式会社製「デモールP、EP、ポイズ520、521、530、ホモゲノールL−18(ポリカルボン酸型高分子界面活性剤)」(いずれも商品名)、楠本化成株式会社製「ディスパロンKS−860、KS−873N4(高分子ポリエステルのアミン塩)」(いずれも商品名)、第一工業製薬株式会社製「ディスコール202、206、OA−202、OA−600(多鎖型高分子非イオン系)」(いずれも商品名)等が挙げられる。
上記顔料分散剤のうち、ポリエステル鎖からなる側鎖を複数備える櫛形構造のポリアミド系分散剤が好ましく使用される。ポリエステル鎖からなる側鎖を複数備える櫛形構造のポリアミド系分散剤とは、ポリエチレンイミンのような主鎖に多数の窒素原子を備え、該窒素原子を介してアミド結合した側鎖を複数備える化合物であって、該側鎖がポリエステル鎖であるものをいい、例えば、特開平5−177123号公報に開示されているような、ポリエチレンイミンなどのポリアルキレンイミンからなる主鎖一分子当り3〜80個のポリ(カルボニル―C3〜C6―アルキレンオキシ)鎖がアミド架橋によって側鎖として結合している構造の分散剤が挙げられる。なお、かかる櫛形構造のポリアミド系分散剤としては、上記日本ルーブリゾール社製ソルスパース11200、ソルスパース28000(何れも商品名)が該当する。
インク中の顔料分散剤の配合量は、適宜設定できるが、顔料分散性の観点から、質量比で、顔料1部に対し0.05〜1.5部程度であることが好ましく、0.1〜1.3部であることがより好ましい。インク全体に対しては、顔料分散剤は、0.5〜15質量%程度含まれていることが好ましく、1〜12質量%であることが一層好ましい。
非水系溶剤としては、非極性有機溶剤および極性有機溶剤であって、50%留出点が150℃以上の溶剤である。50%留出点は、JIS K0066「化学製品の蒸留試験方法」に従って測定される、質量で50%の溶剤が揮発したときの温度を意味する。安全性の観点から、非水系溶剤の50%留出点は160℃以上であることが好ましく、さらに、230℃以上であることがより好ましい。
たとえば、非極性有機溶剤としては、脂肪族炭化水素溶剤、脂環式炭化水素系溶剤、芳香族炭化水素溶剤等の石油系溶剤を好ましく挙げることができる。脂肪族炭化水素溶剤、脂環式炭化水素系溶剤としては、たとえば、日本石油(株)製「テクリーンN−16、テクリーンN−20、テクリーンN−22、日石ナフテゾールL、日石ナフテゾールM、日石ナフテゾールH、0号ソルベントL、0号ソルベントM、0号ソルベントH、日石アイソゾール300、日石アイソゾール400、AF−4、AF−5、AF−6、AF−7」、Exxon社製「Isopar(アイソパー)G、Isopar H、Isopar L、Isopar M、Exxsol D40、Exxsol D80、Exxsol D100、Exxsol D130、Exxsol D140」、株式会社ジャパンエナジー製「ノルマルパラフィンH」等を好ましく挙げることができる。芳香族炭化水素溶剤としては、日本石油(株)製「日石クリーンソルG」(アルキルベンゼン)、Exxon社製「ソルベッソ200」等を好ましく挙げることができる。
極性有機溶剤としては、エステル系溶剤、アルコール系溶剤、高級脂肪酸系溶剤、エーテル系溶剤、およびこれらの混合溶剤を用いることができる。たとえば、炭素数8〜20の高級脂肪酸と炭素数1〜24のアルコールとのエステルであるエステル系溶剤、炭素数8〜24の高級アルコール、および炭素数8〜20の高級脂肪酸からなる群から選ばれた1種以上を好ましく使用できる。
極性有機溶剤としてより具体的には、ラウリル酸メチル、ラウリル酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソオクチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソステアリル、オレイン酸メチル、オレイン酸エチル、オレイン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、リノール酸メチル、リノール酸イソブチル、リノール酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、大豆油メチル、大豆油イソブチル、トール油メチル、トール油イソブチル、アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチル、モノカプリン酸プロピレングリコール、トリ2エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリルなどのエステル系溶剤;イソミリスチルアルコール、イソパルミチルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール、デシルテトラデカノールなどのアルコール系溶剤;ノナン酸、イソノナン酸、イソミリスチン酸、ヘキサデカン酸、イソパルミチン酸、オレイン酸、イソステアリン酸などの高級脂肪酸系溶剤;ジエチルグリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールジブチルエーテルなどのエーテル系溶剤、が好ましく挙げられる。
これらの非水系溶剤は単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。
本実施形態では、ノズルプレートのワイピング耐久性の観点から、上記した非水系溶剤のうち、アルコール系溶剤を含むことが好ましく、さらに炭素数10〜24のアルコール系溶剤を含むことがより好ましい。炭素数10〜24のアルコール系溶剤としては、イソミリスチルアルコール(炭素数14)、イソセチルアルコール(炭素数16)、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール(炭素数18)、その他、ガーベット反応等による2量化アルコール等が挙げられる。アルコール系溶剤の含有量としては、非水系溶剤の全質量の1質量%以上であることが好ましく、さらに5質量%以上であることがより好ましく、また、40質量%以下であることが好ましく、さらに20質量%以下であることがより好ましい。
本実施形態の非水系インクには、本発明の効果を阻害しない範囲内で、例えば、ノズルの目詰まり防止剤、酸化防止剤、導電率調整剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、酸素吸収剤、定着剤、防腐剤、界面活性剤などを適宜添加することもできる。これらの種類は、特に限定されることはなく、当該分野で使用されているものを用いることができる。
本実施形態の非水系インクの製造方法としては、一次粒子径が18nm以上30nm未満、DBP吸収量が80cm/100g以上130cm/100g以下、及びpHが6.0以上9.0以下であるカーボンブラック(A)と、一次粒子径が30nm以上50nm以下、DBP吸収量が40cm/100g以上80cm/100g未満、及びpHが6.0以上9.0以下であるカーボンブラック(B)と、非水系溶剤とを混合する工程を含むことを特徴とする。これによって、ノズルプレートのワイピング耐久性及び貯蔵安定性に優れるとともに、印刷濃度が高い非水系インクを得ることができる。カーボンブラック(A)及び(B)、非水系溶剤については上記した通りである。
製造方法の一例としては、ビーズミル等の分散機に、色材及び非水系溶剤を含む全成分を一括または分割して加えて攪拌・混合し、所望により、メンブレンフィルター等によりろ過することによって得られる。例えば、予め非水系溶剤の一部と色材の全量を均一に混合させた混合液を調製して分散機にて分散させた後、この分散液に残りの成分を添加してろ過機を通すことにより調製することができる。
非水系インクを用いた印刷方法は、特に限定されないが、インクジェット記録方法を用いて行うことができる。インクジェット記録方法は、ピエゾ方式、静電方式、サーマル方式など、いずれの方式のものであってもよい。インクジェット記録装置を用いる場合は、デジタル信号に基づいてインクジェットヘッドから本実施形態に係るインクを吐出させ、吐出されたインク液滴を記録媒体に付着させるようにすることが好ましい。
非水系インクをインクジェット記録用非水系インクとして用いる場合のインクの粘度は、吐出ヘッドのノズル径や吐出環境等によってその適性範囲は異なるが、一般に、23℃において5〜30mPa・sであることが好ましく、5〜15mPa・sであることがより好ましく、約10mPa・s程度であることが最も適している。ここで粘度は、23℃において0.1Pa/sの速度で剪断応力を0Paから増加させたときの10Paにおける値を表す。
記録媒体としては、特に限定されず、普通紙、上質普通紙、インクジェット(IJ)紙、IJマット紙、記録媒体上にインク吸収溶液がコートされたコート紙、コート紙よりもインク吸収層の厚みが薄い微コート紙、光沢紙(フォト光沢用紙)、特殊紙、布等で使用することができる。
以下に、本発明を実施例により詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<インクの調整>
表1及び表2に示す配合でインクを調整した。表1及び表2に示す割合で各成分をプレミックスし、この混合液35gをガラス容器に入れ、これにジルコニアビーズ(直径0.5mm)100gを入れ、ロッキングミル(株式会社セイワ技研製RMO5S型)を用いて周波数65Hzで2時間分散し、インクを調整した。
表1及び表2に示す成分は以下の通りである。また、表1及び表2に示すカーボンブラックの詳細を表3に示す。
ソルスパース−11200:日本ルーブリゾール株式会社製「ソルスパース11200」
オレイン酸メチル:高級脂肪酸エステル系溶剤、花王株式会社製エキセパール「M−OL」
イソミリスチルアルコール:高級アルコール系溶剤、日産化学工業株式会社製「FOC140N」
AF6:石油系炭化水素系溶剤、新日本石油株式会社製「AFソルベント6号」
Figure 0005944634
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表3において、一次粒子径は、電子顕微鏡により測定、算出した平均直径である。また、DBP吸収量は、JIS K6217に準拠して求めた。また、pHは、JIS K5101に準拠して求めた。
<評価>
上記した各インクを用いて、ノズルプレートのワイピング耐久性、印刷濃度及び貯蔵安定性について評価を行った。結果を表1及び表2に併せて示す。
(ノズルプレートのワイピング耐久性)
上記した各インクをインクジェットプリンタ「ORPHISX9050」(理想科学工業株式会社製)に装填し、ヘッドメンテナンスの「ノーマルクリーニング」によりヘッドクリーニングを4000回行い、ノズルプレートのうちワイピングブレードが接した部分の撥インク性を目視で観察し、以下の基準で評価した。「ノーマルクリーニング」では、インク経路を加圧してヘッドノズルからインクを排出した後、ゴム製のワイピングブレードでノズル面のインクを掻き取る動作を実施する。
AA:ワイピングブレードが接した部分の撥インク性が保たれていて、ヘッドクリーニング後、即座にインクがはじかれた。
A:ワイピングブレードが接した部分の撥インク性が保たれていて、ヘッドクリーニング後、20秒以内でインクがはじかれた。
B:ワイピングブレードが接した一部分の撥インク性が低下していた。
C:ワイピングブレードが接した全ての部分の撥インク性が低下していた。
(印刷濃度)
上記した各インクをインクジェットプリンタ「ORPHISX9050」に装填し、普通紙(理想用紙薄口、理想科学工業株式会社製)に、300×300dpiでベタ画像を印刷することにより、印刷濃度を評価した。ベタ画像が形成された印刷物の表面OD値を、光学濃度計(RD920、マクベス社製)を用いて測定し、以下の基準で評価した。なお、「ORPHISX9050」は、ライン型インクジェットヘッドを使用し、主走査方向(ノズルが並んでいる方向)に直交する副走査方向に用紙を搬送して印字を行うシステムである。
AA:1.15以上
A:1.05以上1.15未満
B:0.95以上1.05未満
C:0.95未満
(貯蔵安定性)
上記した各インクについて初期粘度を測定した後に、各インクをそれぞれ密閉容器に入れて、70℃の環境下で1週間放置し、その後インクの粘度を測定し、粘度変化率([(4週間後の粘度値×100)/(初期粘度値)]−100(%))を求め、以下の基準で評価した。インクの粘度は、23℃において0.1Pa/sの速度で剪断応力を0Paから増加させたときの10Paにおける粘度であり、ハーケ社製応力制御式レオメータRS75(コーン角度1°、直径60mm)で測定した。
A:粘度変化率が±2%未満
B:粘度変化率が±2%以上±5%未満
C:粘度変化率が±5%以上
表1及び表2に示す通り、各実施例のインクは、ノズルプレートのワイピング耐久性、印刷濃度、及び貯蔵安定性がいずれも良好であった。
実施例1から3では、カーボンブラック(A)及び(B)の質量比が異なるが、いずれも良好な結果であった。カーボンブラック(A)の含有量が増加すると印刷濃度が向上し、カーボンブラック(B)の含有量が増加するとノズルプレートのワイピング耐久性が向上した。
実施例4及び5では、実施例1と異なるカーボンブラック(A)及び(B)を含み、いずれも良好な結果であった。実施例1では、カーボンブラック(A)及び(B)は比較的一次粒子径が大きいため、ノズルプレートのワイピング耐久性がより向上したと考えられる。
実施例6及び7では、実施例1と異なる非水系溶剤を含み、いずれも良好な結果であった。実施例1では、非水系溶剤としてイソミチルアルコールを含むため、ノズルプレートのワイピング耐久性がより向上したと考えられる。
比較例1では、カーボンブラック(A)のみを含み、ノズルプレートのワイピング耐久性及び貯蔵安定性が十分に得られなかった。カーボンブラックの一次粒子径が小さいためノズルプレートが削られやすく、ストラクチャが大きいためインク中の分散性が良好でないと考えられる。
比較例2では、カーボンブラック(B)のみを含み、カーボンブラックの一次粒子径が大きく、印刷濃度が十分に得られなかった。
比較例3では、酸性のカーボンブラックC−1を単独で含み、ノズルプレートのワイピング耐久性が十分に得られなかった。
比較例4では、カーボンブラック(B)を含まず、カーボンブラック(A)とその他のカーボンブラックC−5を含み、いずれも一次粒子径が小さく、ノズルプレートのワイピング耐久性及び貯蔵安定性が十分に得られなかった。
比較例5では、カーボンブラック(A)を含まず、カーボンブラック(B)とその他のカーボンブラックC−6を含み、いずれも一次粒子径が大きく、印刷濃度が十分に得られなかった。
比較例6では、その他のカーボンブラックC−1とC−2との組み合わせであり、ノズルプレートのワイピング耐久性及び印刷濃度が十分に得られなかった。C−1とC−2はいずれも酸性であり、C−2は一次粒子径が比較的大きいため、ノズルプレートのワイピング耐久性及び印刷濃度が十分に得られなかったと考えられる。
比較例7では、その他のカーボンブラックC−4とC−6との組み合わせであり、印刷濃度及び貯蔵安定性が十分に得られなかった。C−4の一次粒子径が小さいため、貯蔵安定性が低下したと考えられる。また、C−6の一次粒子径が大きいため、印刷濃度が低下したと考えられる。
比較例8では、その他のカーボンブラックC−5とC−7との組み合わせであり、印刷濃度及び貯蔵安定性を十分に得られなかった。C−5の一次粒子径が小さいため、貯蔵安定性が低下したと考えられる。また、C−7の一次粒子径が大きいため、印刷濃度が低下したと考えられる。

Claims (4)

  1. カーボンブラック非水系溶剤、及び顔料分散剤を含む非水系インクであって、
    前記カーボンブラックは、
    一次粒子径が18nm以上30nm未満であり、DBP吸収量が80cm/100g以上130cm/100g以下であり、及びpHが6.0以上9.0以下であるカーボンブラック(A)と、
    一次粒子径が30nm以上50nm以下であり、DBP吸収量が40cm/100g以上80cm/100g未満であり、及びpHが6.0以上9.0以下であるカーボンブラック(B)とを含み、
    前記カーボンブラック(A)と前記カーボンブラック(B)との質量比が9:1〜4:6であり、
    前記非水系溶剤が脂肪族炭化水素溶剤、脂環式炭化水素系溶剤及び芳香族炭化水素溶剤のうち1種以上を含む、非水系インク。
  2. 前記非水系溶剤がアルコール系溶剤をさらに含む、請求項1に記載の非水系インク。
  3. 請求項1または2に記載の非水系インクを用いてインクジェット記録方法によって印刷する、印刷方法。
  4. 一次粒子径が18nm以上30nm未満、DBP吸収量が80cm/100g以上130cm/100g以下、及びpHが6.0以上9.0以下であるカーボンブラック(A)と、
    一次粒子径が30nm以上50nm以下、DBP吸収量が40cm/100g以上80cm/100g未満、及びpHが6.0以上9.0以下であるカーボンブラック(B)と、
    脂肪族炭化水素溶剤、脂環式炭化水素系溶剤及び芳香族炭化水素溶剤のうち1種以上を含む非水系溶剤と、顔料分散剤とを混合する工程を含み、
    前記カーボンブラック(A)と前記カーボンブラック(B)との質量比が9:1〜4:6となるように混合する、非水系インクの製造方法。
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