JP2004002660A - 両面粘着シート - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、研磨布を研磨装置に貼着するための両面粘着シートであって、被研磨体の「凹凸」と「うねり」とを一連の工程で又は同時に、かつ短時間で消去し得る両面粘着シートを提供することを目的とする。
【解決手段】1m内の最大厚みと最小厚みとの差(=厚みレンジ 単位:μm)をx軸、25%圧縮硬さ(単位:MPa)をy軸とした場合に、(0,0.1)、(200,0.1)、(200,0.2)、(100,0.3)、(100,1.0)、(0,1.0)の6座標で囲まれた領域に、厚みレンジ及び25%圧縮硬さが存在する発泡体シートの両面側に粘着剤層が設けられてなることを特徴とする両面粘着シート。
【選択図】   図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、両面粘着シートおよび研磨布積層体に関し、詳しくは研磨布を研磨装置に貼着するために使用される両面粘着シートおよび研磨布積層体に関し、さらに詳しくは精密研磨に供せられる両面粘着シートおよび研磨布積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から自動車、光学機器、電子材料、各種工作機機の分野では、様々な部品、部材の研磨が行われており、被研磨体に要求される精密さや均一性は益々厳しくなってきている。例えば、液晶ディスプレイ用ガラス板やハードディスク用金属板、同ガラス板の従来の研磨方法は、スエード調研磨布を用いて研磨されるが、その研磨布が研磨装置に固定される方法は、その簡便さ、使い勝手の良さ故に、多くはポリエチレンテレフタレート等の平滑なフイルムの両面に粘着剤が塗布された両面粘着テープが用いられることが多い。しかしながら、このような研磨方法では研磨布にクッション性がないために研磨時に研磨布と同時に使用される研磨砥粒材の影響でスクラッチ(引っ掻き傷)による不具合が指摘されていた。これを解消するために、研磨表面に発泡体によるクッション層を設ける方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】
特開平11−151651号公報
【0003】
しかしながら、このクッション層も厚さのバラツキが有るため、被研磨面と平行に圧力を掛ける研磨装置で研磨する場合、被研磨体に一様な圧力が掛けられず、被研磨体表面の形状の変化に追随することは困難となり、目的とする精度の研磨を行えなくなってきた。つまり、被研磨体表面に、図9に示すようにマクロ的な「うねり」と、その「うねり」の上のミクロ的な「凹凸」とが存在する場合である。近年の精密研磨の分野では「うねり」及び「凹凸」の両方を消し、表面が均一に研磨された一定の厚みの部材を得ることが強く要求される場合が多い。
このように、両面粘着シートを利用して研磨布を研磨装置に貼着し、精密研磨する場合に、上記した「うねり」及び「凹凸」の両方を消すためには、まず、柔軟性に富む両面粘着シートを用いて「凹凸」を消去するための研磨をし、次いで硬い両面粘着シートを用いて「うねり」を消去するための研磨をする必要があった。
【0004】
即ち、貼着に使用される両面粘着シートが柔軟性に富む場合には、被研磨体表面に対する研磨布表面の追従性が良いので、被研磨体表面の「凹凸」を比較的短時間で削り易く、なめらかな表面を得やすいが、その反面「うねり」を消し難い。
【0005】
一方、貼着に使用される両面粘着シートが硬い場合には、「凹凸」と「うねり」の解消が同時に進行するとはいうものの、「うねり」も「凹凸」もない面を形成するためには研磨に長時間を要する。つまり、両面粘着シートが硬い場合、被研磨体表面に対する研磨布表面の追従性が悪く、研磨布表面の一部が被研磨体表面に接触できない状態から研磨が始まる。そして、最も厚い部分、最も突出した凸の部分が削られてくるに従って、研磨布表面のうちそれまで接触できていなかった部分が徐々に被研磨体表面に接触できるようになり、被研磨体表面全体の研磨が徐々に進行する。よって、この場合、研磨に長時間を要する。
【0006】
そこで、より短時間で「凹凸」も「うねり」も共に消すための対応策が検討され、次に例示するように研磨の初期においては柔軟性に富む両面粘着シートを利用して短時間で「凹凸」を消し、次いで硬い両面粘着シートを利用して「うねり」を消す「二工程研磨」が採用されている。
(1)研磨装置を複数用意しておき、一つの研磨装置には柔らかい両面粘着シート、他の研磨装置には硬い両面粘着シートをそれぞれ用いて研磨布を貼着しておく。そして、まず柔らかい両面粘着シートを用いた研磨装置で「凹凸」消去のための研磨をし、次いで硬い両面粘着シートを用いた研磨装置で「うねり」消去のための研磨をする。
(2)柔らかい両面粘着シートを用いて研磨布を研磨装置に貼着し、この研磨装置を用いてまず「凹凸」消去のための研磨をし、次いで、研磨装置から柔らかい両面粘着シート及び研磨布を剥がし、代わりに硬い両面粘着シート及び研磨布を貼着し、「うねり」消去のための研磨をする。
【0007】
しかし、上記(1)(2)いずれの場合も、複数の両面粘着シートを必要とし、また研磨工程も煩雑となる。そこで、一種類の両面粘着シートを用い、貼り替え等の作業を必要とはせず、「凹凸」も「うねり」も一連の工程で又は同時に、かつ短時間で消去することが望まれてきた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、研磨布を研磨装置に貼着するための両面粘着シートであって、被研磨体の「凹凸」と「うねり」とを一連の工程で又は同時に、かつ研磨装置に不要な振動を引き起こさずに短時間で消去し得る両面粘着シートを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題に鑑み鋭意研究した結果、厚さバラツキが小さく、かつ特定の圧縮硬さの両面粘着シートを用いることによって、被研磨体の「凹凸」と「うねり」とを一連の工程で又は同時に、かつ短時間で消去し得る両面粘着シートを提供することを見出し、本発明を完成した。
即ち、第1の発明は、1m内の最大厚みと最小厚みとの差(=厚みレンジ 単位:μm)をx軸、25%圧縮硬さ(単位:MPa)をy軸とした場合に、(x、y)=(0,0.1)、(200,0.1)、(200,0.3)、(100,0.4)、(100,1.3)、(0,1.3)の6座標で囲まれた領域に、厚みレンジと25%圧縮硬さとが存在することを特徴とする両面粘着シートに関する。
第2の発明は、1m内の最大厚みと最小厚みとの差(=厚みレンジ 単位:μm)をx軸、25%圧縮硬さ(単位:MPa)をy軸とした場合に、(x、y)=(0,0.1)、(100,0.1)、(100,1.3)、(0,1.3)の4座標で囲まれた領域に、厚みレンジと25%圧縮硬さとが存在することを特徴とする第1の発明に記載の両面粘着シートに関する。即ち、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が100μm以内、及び25%圧縮硬さが0.1〜1.3MPaであることを特徴とする両面粘着シートに関する。
第3の発明は、1m内の最大厚みと最小厚みとの差(=厚みレンジ 単位:μm)をx軸、25%圧縮硬さ(単位:MPa)をy軸とした場合に、(x、y)=(0,0.1)、(200,0.1)、(200,0.2)、(100,0.3)、(100,1.0)、(0,1.0)の6座標で囲まれた領域に、厚みレンジと25%圧縮硬さとが存在する発泡体シートの両面側に粘着剤層が設けられてなることを特徴とする第1の発明に記載の両面粘着シートに関する。
第4の発明は、1m内の最大厚みと最小厚みとの差(=厚みレンジ 単位:μm)をx軸、25%圧縮硬さ(単位:MPa)をy軸とした場合に、(x、y)=(0,0.1)、(100,0.1)、(100,1.0)、(0,1.0)の4座標で囲まれた領域に、厚みレンジと25%圧縮硬さとが存在することを特徴とする第1の発明に記載の両面粘着シートに関する。即ち、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が100μm以内、及び25%圧縮硬さが0.1〜1.0MPaである発泡体シートの両面側に粘着剤層が設けられてなることを特徴とする両面粘着シートに関する。
第5の発明は、発泡体シート(1)の金属イオン含有率が、5000ppm以下であることを特徴とする第2の発明から第4の発明のいずれかに記載の両面粘着シートに関する。
第6の発明は、破断強度が40MPa以上の補強シート(3)が、発泡体シート(1)と一方の粘着剤層(2’)との間に設けられていることを特徴とする第2の発明から第5の発明のいずれかに記載の両面粘着シートに関する。
第7の発明は、補強シート(3)の金属イオン含有率が、5000ppm以下であることを特徴とする第6の発明に記載の両面粘着シートに関する。
第8の発明は、粘着剤層(2)及び(2’)の合計の金属イオン含有率が、5000ppm以下であることを特徴とする第2の発明から第7の発明のいずれかに記載の両面粘着シートに関する。
第9の発明は、第1の発明から第8の発明のいずれかに記載の両面粘着シート研磨布とが積層されてなることを特徴とする研磨布積層体に関する。
【0010】
また、本発明は以下の発明にも関する。
即ち、第10の発明は、発泡体シート(1)と、補強シート(3)と、第1及び第2の粘着剤層(2)、(2’)とを有する両面粘着シートであって、
1m内の最大厚みと最小厚みとの差(=厚みレンジ 単位:μm)をx軸、25%圧縮硬さ(単位:MPa)をy軸とした場合に、(x、y)=(0,0.1)、(200,0.1)、(200,0.2)、(100,0.3)、(100,1.0)、(0,1.0)の6座標で囲まれた領域に、前記発泡体シート(1)の厚みレンジと25%圧縮硬さとが存在し、
前記補強シート(3)は破断強度が40MPa以上であり、
前記粘着剤層は前記発泡体シート(1)及び前記補強シート(3)を挟んで設けられており、
総金属イオン含有率が1500ppm以下であることを特徴とする両面粘着シートに関する。
第11の発明は、前記発泡体シート(1)と前記補強シート(3)との間に、さらに粘着材層もしくは接着材層(6)を設けたことを特徴とする前記第8の発明に記載の両面粘着シートに関する。
第12の発明は、前記第8又は前記第9の発明記載の両面粘着シートに研磨布を積層したことを特徴とする研磨布積層体に関する。
前記第10から第12の発明は、種々の用途に使用されうるものであるが、特に電子部品(例えば半導体ウェーハ)の研磨に好適に用いられうるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の詳細についていくつかの好ましい実施の形態を挙げて説明する。
但し、本発明が以下の実施の形態に限定されないことはいうまでもない。
第1の実施の形態としての本発明の両面粘着シートは、1m内の最大厚みと最小厚みとの差(=厚みレンジ 単位:μm)をx軸、25%圧縮硬さ(単位:MPa)をy軸とした場合に、(0,0.1)、(200,0.1)、(200,0.3)、(100,0.4)、(100,1.3)、(0,1.3)の6座標で囲まれた領域(以下特定領域Aという)に、厚みレンジ及び25%圧縮硬さが存在することを特徴とする両面粘着シートである。即ち、図10において実線で囲まれる特定領域Aに厚みレンジ及び25%圧縮硬さが存在することを特徴とする両面粘着シートである。
ここで、両面粘着シートとは、両面粘着テープ、両面粘着フィルム等とも呼ばれるものである。また、両面粘着シートには、基材の両面に粘着剤層を設けてなる両面粘着積層タイプの他に、積層構造を呈しない、いわゆる基材レスの両面粘着シートも含まれる。本発明においては研磨作業後に研磨積層体を研磨装置から取り外す場合を考慮すると前者の両面粘着積層タイプが好ましい。
【0012】
両面粘着シートの厚みレンジ及び25%圧縮硬さが上記特定領域A外にあると、被研磨体を一定の均一な厚みに研磨することが困難となる。
つまり、厚みレンジが広くなると、圧力を掛けて研磨する際に厚みの厚い部分と薄い部分で圧力差が生じる。従って、厚みレンジは、200μm以下であることが重要であり、100μm以下であることが好ましい。但し、厚みレンジが100μmを越えても、25%圧縮硬さが比較的小さく両面粘着シートが比較的柔軟の場合には、研磨時の振動を吸収することができる。
25%圧縮硬さが、0.1MPa未満だと両面粘着シートが柔軟になりすぎるので、被研磨体の「凹凸」を簡単に消去し得るが、「うねり」を消去できない。一方、25%圧縮硬さが、1.3MPaを越えると両面粘着シートが硬くなりすぎるので、「凹凸」及び「うねり」を消去するには長時間を要する。
このため、研磨精度を必要とする場合は、両面粘着シートの1m内の厚みレンジは80μm以内、かつ、25%圧縮硬さは、0.1〜1.3MPaであることが好ましく、さらに、厚みレンジは60μm以内、かつ、0.15〜0.7MPaであることがより好ましい。
また、両面粘着シートの1m内の平均厚さは、研磨する際に圧力を掛けたときに所望する25%圧縮硬さを得ることと、両面粘着シートに対する水平方向の剪断力によって引き起こされるずり変形に抗するため400μm〜2.5mmであることが好ましい。尚、上記ずり変形は研磨特性を劣化させる。
両面粘着シートの厚さの測定は、プローブ直径10mm、印加荷重50g/cmにおいて、1μm桁表示が可能なデジタル計測器により行われ得る。
【0013】
本発明でいう「両面粘着シートの25%圧縮硬さ」とは、両面粘着シートを温度23℃、相対湿度50%の環境に24時間以上静置した後、該両面粘着シートを50mm×50mmに打ち抜き、両面粘着シートを平滑な金属板と貼り合わせて水平に設置し、温度23℃、相対湿度50%の環境下にて該積層体の中央をφ5mm円柱状圧子で50mm/分の速度で該積層体に対し垂直方向に圧縮し、元の厚みから25%圧縮させた際の応力をいう。
【0014】
第2の実施の形態としての本発明の両面粘着シートは、前記した第1の実施の形態としての両面粘着シートの構成要件に加えて、さらに前記基材の両面側に粘着剤層を設けることを特徴とする両面粘着シートである。この場合、基材として発泡体シート(1)を用い、当該発泡体シート(1)の両面側に粘着剤層(2)、(2’)が設けられてなるものが好ましい。また、破断強度が40MPa以上の補強シート(3)を、発泡体シート(1)と一方の粘着剤層(2’)との間に設ける構成としてもよい。
用いられる発泡体シート(1)は、1m内の厚みレンジ(単位:μm)をx軸、25%圧縮硬さ(単位:MPa)をy軸とした場合に、(0,0.1)、(200,0.1)、(200,0.2)、(100,0.3)、(100,1.0)、(0,1.0)の6座標で囲まれた領域(以下特定領域Bという)に、厚みレンジ及び25%圧縮硬さが存在することが好ましい。
【0015】
発泡体シートの1m内の厚みレンジ及び25%圧縮硬さが、図10の斜線部で示される特定領域B以外にあると、被研磨体を一定の均一な厚みに研磨することが困難となる。
つまり、厚みレンジが広くなると圧力を掛けて研磨する際に厚みの厚い部分と薄い部分で圧力差が生じる。従って、厚みレンジは、200μm以下であることが重要であり、100μm以下であることが好ましい。但し、厚みレンジが100μmを越えても、25%圧縮硬さが比較的小さく比較的柔軟な発泡体シートを用いれば、研磨時の振動を吸収することができる。
発泡体シート(1)の25%圧縮硬さが、0.1MPa未満だと両面粘着シートが柔軟になりすぎるので、被研磨体の「凹凸」を簡単に消去し得るが、「うねり」を消去できない。一方、発泡体シート(1)の25%圧縮硬さが、1.0MPaを越えると両面粘着シートが硬くなりすぎるので、「凹凸」及び「うねり」を消去するには長時間を要するからである。このため、研磨精度を必要とする場合は、発泡体シートの1m内の厚みレンジは80μm以内、かつ、25%圧縮硬さは、0.1〜1.0MPaであることが好ましく、さらに、厚みレンジは60μm以内、かつ、0.2〜0.5MPaであることがより好ましい。
また、発泡体シートの1m内の平均厚さは、研磨する際に圧力を掛けたときに所望する25%圧縮硬さを得ることと、両面粘着シートに対する水平方向の剪断力によって引き起こされるずり変形に抗するため400μm〜2.5mmであることが好ましい。尚、上記ずり変形は研磨特性を劣化させる。
発泡体シートの厚さの測定は、両面粘着シートと同一の装置にて行い得る。
【0016】
本発明でいう「発泡体シートの25%圧縮硬さ」とは、発泡体シートをJISK 6400に記載される試験の一般的条件、即ち温度23℃、相対湿度50%の環境に24時間以上静置した後、該発泡体シートを30mm×30mmに打ち抜き、約10mmの厚さとなるようにシートを重ね合わせ、同温湿度環境下にて前記重ね合わせたシート全面を50mm/分の速度で平行に圧縮し、元の厚みから25%圧縮させた際の応力をいう。
【0017】
また、研磨工程中に両面粘着シートから金属イオンが溶出すると、被研磨体の研磨表面を汚染して、被研磨体が金属の場合は固有の電気特性を変化させたり、あるいは被研磨体が光学レンズの場合はその屈折率を変化させたりするので、本発明の両面粘着シートから金属イオンが溶出しないか、又は本発明の両面粘着シートが、実質的に金属イオンを含有しないことが好ましい。基材として発泡体シート(1)を用いる場合には、該発泡体シート(1)から金属イオンが溶出しないか、又は発泡体シート(1)が、実質的に金属イオンを含有しないことが好ましい。
【0018】
本発明でいう「金属イオン」とは、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、アルミニウム、チタン、クロム、鉄、ニッケル、銅、亜鉛、タングステンの13種の金属のイオンである。上記金属イオンの総量は、試料(両面粘着シートや発泡体シート(1))を硝酸と硫酸による酸分解法によって分解した後、高周波誘導結合プラズマ発光分析装置にて検出できる。両面粘着シートに含まれる上記金属イオンの総量は、15000ppm以下であることが好ましく、3000ppm以下であることがより好ましく、1500ppm以下であることがさらに好ましい。また、発泡体シート(1)に含まれる上記金属イオンの総量は5000ppm以下であることが好ましく、1000ppm以下であることがより好ましく、500ppm以下であることがさらに好ましい。
【0019】
本発明において使用される発泡体シート(1)としては、ポリウレタン、ポリエチレン、シリコーンゴム等が挙げられ、これらは種々の方法で得ることができる。これらの中でも硬さ、厚み精度が得やすいので、ポリウレタンが好ましい。
【0020】
本発明において使用される発泡体シート(1)のうち、ポリウレタン発泡体シートについて説明する。ポリウレタンは、イソシアネート類と水酸基を有する化合物とを反応させて製造するが、この際適当な条件で水を添加すると炭酸ガスが発生する。この炭酸ガスをよく攪拌して細かく材料中に分散させ、材料が硬化するまで材料から散逸しないようにしておくと、ポリウレタンの発泡材料を得ることができる(プラスチック成形加工便覧、第4版、全日本プラスチック成形工業連合会編)。
【0021】
ポリウレタン発泡体シートについて説明する。一般にポリウレタンの原料中に水酸化アルミニウム等の金属化合物を触媒量添加することによって、これが発泡時に発泡セルの核となり、発泡体セルを微細にかつ安定化することができる。しかし、上記した理由により、本発明に用いられる発泡体シート(1)としては、発泡体セルの均一性が多少損なわれるとしても金属化合物が添加されていないものを選ぶことが好ましい。
ただし、被研磨物内に含有される金属や研磨のために用いる活性剤に代表される添加剤もしくは酸、塩基を含有する水溶液、または、潤滑油に含まれる金属は含有していても差し支えない場合がある。
【0022】
ポリウレタン発泡体は、従来公知の一般的な方法でシート状に成形することができる。例えば、特開昭51−67396号公報、特開昭53−6365号公報には、押し出しダイから工程フィルム上に、反応することによってポリウレタンを形成し得る未発泡の組成物を展開し、発泡させつつオーブン内を通過させて硬化させる方法が提案されている。
工程フィルムに剥離処理を施した場合には、シート形成後に工程フィルムを剥離してウレタンのみの発泡体シートを得ることができる。また、工程フィルムに剥離処理を施さない場合には、ポリウレタンの発泡、硬化の過程で、ポリウレタンと工程フィルムとが強固に結合するので、この工程フィルムを後述する補強シート(3)として利用することができ、発泡体シート(1)と補強シート(3)との間には格別接着剤層もしくは粘着剤層(6)を設けなくても両シートを積層することができる。
また、剥離処理してなる工程フィルムを使用する場合、1枚の工程フィルムの剥離処理面に、上記組成物を展開して発泡、硬化させたり、2枚の工程フィルムの剥離処理面間に上記組成物を挟み込んでから発泡、硬化させたりする方法があるが、後者の方が好ましい。即ち2枚の工程フィルムを用いてポリウレタン発泡体シートを形成し、両工程フィルムを剥がすと、シート両面に滑らかなスキン層を有する発泡体シートが形成される。このスキン層は、接着剤層もしくは粘着剤層(6)を積層した場合、層間の密着性向上に効果を奏し、さらに厚み精度が制御し易いため、2枚の工程フィルムを用いることが好ましい。
【0023】
ウレタン発泡体シートの成形に使用する工程フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等の平滑性と100℃程度の熱を数分間かけても溶融切断しないような耐熱性とを有するフィルムが用いられる。
【0024】
上記した発泡体シート(1)の破断強度は一般に比較的小さいので(例えば、5MPa以下)、破断強度が40MPa以上の補強シート(3)を、発泡体シート(1)と一方の粘着剤層(2’)との間に設けることによって、両面粘着シートの強度を大きくすることができる。両面粘着シートの破断強度を大きくできると、例えば研磨後、研磨布ごと両面粘着シートを研磨装置から剥がしたり、又は研磨後、両面粘着シートから研磨布を剥がす際に、両面粘着シートを破損することなく剥がし易くなる。
補強シート(3)は、種々のプラスチックシートであることが好ましく、厚さバラツキ精度の観点から好ましくはポリエチレンテレフタレートがより好ましい。厚さは12〜250μmであることが好ましく、さらに25〜100μmであることがより好ましい。
また、補強シート(3)の金属イオン含有率は、発泡体シート(1)等の場合と同様の理由で、5000ppm以下であることが好ましく、1000ppm以下であることがより好ましく、500ppm以下であることがさらに好ましい。
【0025】
尚、補強シート(3)を有する場合、図1〜6に示すように、両面粘着シートの積層断面構成は非対称となるが、少なくとも一方の面の25%圧縮硬さが0.1〜1.3MPaの範囲にあれば良く、補強シート(3)から遠い方の粘着剤層(2)面の25%圧縮硬さが上記範囲にあることがより好ましい。
【0026】
本発明において用いる粘着剤層(2)、(2’)について説明する。
本発明の両面粘着シートは、研磨布と研磨装置との間に位置し、両者を貼着するために用いられるものであり、補強シート(3)がある場合には、図1〜6に示すように、積層断面構成が非対称となるので、
(A)補強シート(3)から遠い方の粘着剤層(2)に研磨布を貼着し、補強シート(3)に近い方の粘着剤層(2’)を研磨装置に貼着する。即ち、両面粘着シートを研磨布に付着する際に、補強シート3と研磨布の間に発泡体シート1と粘着剤層2を挟むようにして付着する。
(B)補強シート(3)から遠い方の粘着剤層(2)を研磨装置に貼着し、補強シート(3)に近い方の粘着剤層(2’)に研磨布を貼着する。
即ち、両面粘着シートを研磨装置に付着する際に、補強シート3と研磨装置の間に発泡体シート1と粘着剤層2を挟むようにして付着する。
前記(A)(B)の形態の内、研磨布積層体を研磨装置から除去する作業の観点からは(A)の形態が好ましい。
(A)、(B)いずれの形態で使用するかによって、粘着剤層(2)、(2’)は適宜選択することができる。
例えば、(A)の形態で使用する場合には、粘着剤層(2)は、研磨布及び発泡体シート(1)に貼着し得ることが必要であり、一方粘着剤層(2’)は、補強シート(3)及び研磨装置に貼着し得ることが必要である。これらの貼着特性は、発泡体シート(1)の素材や表面状態、補強シート(3)の素材や表面状態等を考慮して選択すればよい。
【0027】
研磨布表面がスエード調の場合や、研磨布表面に不陸部が多く十分な接着面積を確保し難い場合には、両面粘着シートに研磨布を強固に接着させ難くなる。両面粘着シートに研磨布を強固に接着させる必要があるので、上記のような研磨布を用いる場合には、研磨布を貼着する側の粘着剤層の厚みを20〜150μmとして粘着力を向上させた両面粘着シートを用いることが好ましい。
また、研磨装置に貼着する側の粘着剤層は、剥がす際に粘着剤が残り難くなるようにするためには薄膜である方が有利であるので、厚みを5〜50μmとして再剥離性能を向上させることが好ましい。
また、粘着剤層(2)、(2’)は、貼着時及び研磨に使用する時の温度範囲において、ゴム状領域にあることが重要であり、JIS Z0237に規定する粘着テープ・粘着シート試験方法による180度引き剥がしの粘着力が50mN/25mm以上、室温における落下までの保持時間が60分以上であることが好ましい。
さらに研磨後に、研磨布を両面粘着シートから、又は研磨布ごと両面粘着シートを研磨装置から剥がす場合には、剥離し易いことが好ましい。即ち、研磨の最中は強固に研磨布や研磨装置に付着し、その後は容易に剥離し得ることが好ましい。
【0028】
さらに発泡体シート(1)や補強シート(3)の場合と同様に粘着剤層(2)、(2’)の場合も、金属イオンが溶出しないか、又は実質的に金属イオンを含有しないこと、具体的には含有率が多くとも5000ppmであることが好ましく、1000ppm以下であることがより好ましく、500ppm以下であることがさらに好ましい。
このような粘着剤層(2)、(2’)の形成に用いられる粘着剤としては、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、ゴム系粘着剤等が挙げられ、中でも金属イオンが混入し難いという点からウレタン系粘着剤、アクリル系粘着剤が好ましく、粘着性能のバランスを確保し易いという点から、アクリル系粘着剤がさらに好ましい。
【0029】
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明してきたが、本発明の両面粘着シートは、所望により粘着剤層もしくは接着剤層(6)を設ける構成としていてもよい。
本発明において用い得る粘着剤層もしくは接着剤層(6)は、発泡体シート(1)と補強シート(3)との間に位置し、両層を相互に固定するための層であり、その厚みは5〜150μmであることが好ましい。
ところで粘着剤は感圧性接着剤とも呼ばれ、広義の概念では接着剤に含まれるものであるが、本発明でいう「接着剤」はいわゆる感圧性接着剤(粘着剤)以外の接着剤という意味である。粘着剤としては(2)、(2’)と同様のものを使用することができ、また接着剤としては水系、溶剤系を問わず、溶媒乾燥による一般タイプからドライラミタイプまで、300mm/分による180度引き剥がし強度が50mN/25mm以上のものを使用することができる。
両面粘着シートを研磨布及び研磨装置に貼着するためには上記したように粘着剤層(2)、(2’)を用い得るのに対し、発泡体シート(1)と補強シート(3)とを相互に固定するための層しては、粘着剤層の他、接着剤層も用いることができる。発泡体シート(1)と補強シート(3)とは、一旦相互に固定してしまえば剥離するという特別な要求はないので、接着剤層を介して固定することができるのに対し、研磨装置側、研磨布側に位置する層には貼着後剥離するという要求もあるので、接着剤ではなく粘着剤で形成することが重要である。
さらに発泡体シート(1)の場合と同様に粘着剤もしくは接着剤層(6)も、金属イオンを溶出しないことが好ましく、実質的に金属イオンを含有しないことが好ましい。
【0030】
また、本発明の両面粘着シートは、その粘着剤層面に剥離シートを積層した状態で供することができる。用いられ得る剥離シートには、両面剥離処理してなるもの(4)と片面剥離してなるもの(5)、(5’)とがある。いずれの剥離シートも粘着剤層(2)、(2’)を被覆した後、粘着剤層(2)、(2’)と接する界面において容易に剥離シートを剥離し得ることが必要であり、かつ剥離シート上に粘着剤の残留がないことが要求される。ここでいう容易に剥離することが可能なレベルとは、一般的に180度引き剥がし粘着力が1N/25mm未満のものをいう。
剥離シートとして具体的には、ポリエチレンテレフタレートや配向したポリプロピレン等の各種プラスチックフィルム、または紙の上にシリコーン系あるいは非シリコーン系の剥離剤を塗工したものを用いることができる。粘着剤層の厚み精度を確保するために、プラスチックフイルムをベースとした剥離シートを用いることが望ましい。
前記剥離シートは、両面粘着シートと剥離シートの機能が損なわなければどのように配置しても構わない。従って、例えば、図7,8に示されるように、発泡体シート(1)、粘着剤層(2)(2’)からなる両面粘着シートに剥離シートを設ける場合、両面剥離シート(4)もしくは片面剥離シート(5)(5’)を両面粘着シートの片面もしくは両面に配置する構成としてもよい。また、図1〜3に示されるように、発泡体シート(1)、粘着剤層(2)(2’)、補強シート(3)からなる両面粘着シートに剥離シートを設ける場合、両面剥離シート(4)もしくは片面剥離シート(5)(5’)を両面粘着シートの片面もしくは両面に配置する構成としてもよい。さらに、図4〜6に示されるように、発泡体シート(1)、粘着剤層(2)(2’)、補強シート(3)、粘着剤層(2)(2’)、及び粘着剤層もしくは接着剤層(6)からなる両面粘着シートに剥離シートを設ける場合、両面剥離シート(4)もしくは片面剥離シート(5)(5’)を両面粘着シートの片面もしくは両面に配置する構成としてもよい。
【0031】
本発明の両面粘着シートのうち、発泡体シート(1)の両面側に粘着剤層(2)(2’)が設けられてなる両面粘着シートであって、補強シート(3)を有しない両面粘着シートは、例えば以下に示す(イ)〜(ハ)のような方法で得ることができる。
方法(イ)
発泡体シート(1)の一方の面に粘着剤層(2’)を形成し、該粘着剤層(2’)の他方の面に両面剥離シート(4)を積層する。次いで、前記粘着剤層(2’)が接していない方の発泡体シート(1)の面に粘着剤層(2)を形成し、該粘着剤層(2)の他方の面と両面剥離シート(4)の他方の面(粘着剤層(2’)が接していない方の面)とが接するようにロール状に巻き取る。
【0032】
方法(ロ)
発泡体シート(1)の両面にそれぞれ粘着剤層(2)、(2’)を同時に形成し、一方の粘着剤層(2’)側に両面剥離シート(4)を積層しつつ、該粘着剤層(2’)が接していない方の両面剥離シート(4)と他の粘着剤層(2)とが接するように巻き取る。
【0033】
方法(ハ)
片面剥離シート(5)の剥離処理面に粘着剤層(2)を形成し、該粘着剤層(2)の他方の面に発泡体シート(1)を積層し、発泡体シート(1)の他方の面に粘着剤層(2’)を形成し、該粘着剤層(2’)の他方の面に片面剥離シート(5’)の剥離処理面を積層する。
【0034】
前記した補強シート(3)を有する両面粘着シートは、例えば以下に示す(ニ)〜(ヘ)のような方法で得ることができる。
方法(ニ)
補強シート(3)の一方の面に粘着剤層(2’)を形成し、該粘着剤層(2’)の他方の面に両面剥離シート(4)を積層する。次いで、前記粘着剤層(2’)が接していない方の補強シート(3)の面に粘着剤層(6)を形成し、該粘着剤層(6)の他方の面に発泡体シート(1)を積層する。次いで、該発泡体シート(1)の他方の面に粘着剤層(2)を形成し、該粘着剤層(2)の他方の面と両面剥離シート(4)の他方の面(粘着剤層(2’)が接していない方の面)とが接するようにロール状に巻き取る。
方法(ホ)
補強シート(3)の一方の面に粘着剤層(2’)を形成し、該粘着剤層(2’)の他方の面に片面剥離シート(5’)の剥離処理面を積層する。次いで、前記粘着剤層(2’)が接していない方の補強シート(3)の面に粘着剤層(6)を形成し、該粘着剤層(6)の他方の面に発泡体シート(1)を積層する。次いで、該発泡体シート(1)の他方の面に粘着剤層(2)を形成し、該粘着剤層(2)の他方の面に片面剥離シート(5)の剥離処理面を積層する。
方法(ヘ)
片面剥離シート(5)の剥離処理面に粘着剤層(2)を形成し、該粘着剤層(2)の他方の面に発泡体シート(1)を積層し、発泡体シート(1)の他方の面に粘着剤層(6)を積層し、次いで該粘着剤層(6)の他方の面に補強シート(3)を積層し、該補強シート(3)の他方の面に粘着剤層(2’)を形成し、該粘着剤層(2’)の他方の面に片面剥離シート(5’)の剥離処理面を積層する。
【0035】
剥離シート(4)、(5)、(5’)、発泡体シート(1)もしくは補強シート(3)上に各粘着剤を塗工する方法としては、例えばコンマコーター、ダイコーター、リップコーター、キスコーター、グラビアコーター等を使用して行う。コンマコーターを用いる場合、粘着剤の粘度は0.1〜100Pa・s程度が良好である。
【0036】
以上、両面粘着シートについて説明してきたが、本発明の別の態様として前記の両面粘着シートに研磨布が積層された研磨布積層体が提供される。研磨布としては、特に限定されることなく従来公知の研磨布を用いることができる。好ましくは前記研磨布としては、合成皮革スエード又はベロア、硬質ウレタン発泡体等を用いることができる。
この場合、前記研磨布は両面粘着シートに予め設けるように構成しても使用時に両面粘着シートに設ける構成としても構わない。
【0037】
【実施例】
実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが本発明が以下の実施例に限定されないことはいうまでもない。
(実施例1)
粘着性アクリル樹脂を含む粘着剤(東洋インキ製造(株)製、金属イオン含有率11ppm)100部とイソシアネート誘導体系硬化剤(東洋インキ製造(株)製)3部とを攪拌混合した粘着剤組成物塗液をコンマコーターで乾燥膜厚30μmとなるように補強シート(3)となる75μmのポリエチレンテレフタレートフイルム(金属イオン含有率12ppm)全面に塗布し、粘着剤層(2’)を形成しつつ、巻き取り時に両面剥離処理してなるポリエチレンテレフタレート剥離シート(4)を該粘着剤層(2’)に0.3MPaの圧力でラミネートして、剥離シート(4)/粘着剤層(2’)/補強シート層(3)からなる粘着シート(C)を得た。
【0038】
次に、粘着シート(C)の補強シート(3)側に前記と同様の粘着剤組成物塗液を同様の方法で同様の乾燥膜厚となるように全面塗布し、粘着剤層(6)を形成しつつ、巻き取り時に該粘着剤層(6)に1m内の平均厚さが1502μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が30μm、25%圧縮硬さが0.39MPa、金属イオン含有率が12ppmのポリウレタン発泡体シート(1−1)を0.3MPaの圧力でラミネートして、剥離シート(4)/粘着剤層(2’)/補強シート層/粘着剤層(6)/発泡体シート(1−1)からなる粘着シート(B)を得た。
【0039】
最後に、ポリエチレンテレフタレート剥離シートを工程フィルムとして前記と同様の粘着剤組成物塗液を同様の方法で同様の乾燥膜厚となるように全面塗布し、粘着剤層(2)を形成しつつ、巻き取り時に該粘着剤層(2)に前記粘着シート(B)の発泡体シート(1−1)側を0.3MPaの圧力でラミネートした後、工程フィルムをはがし取り、図4に示すような剥離シート(4)/粘着剤層(2’)/補強シート(3)/粘着剤層(6)/発泡体シート(1−1)/粘着剤層(2)からなる、1m内の平均厚さが1667μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が32μm、粘着剤層(2’)側の25%圧縮硬さが0.43MPaの粘着シート(A−1)を得た。
【0040】
(実施例2)
実施例1で用いた発泡体シート(1−1)の代わりに、1m内の平均厚さが1568μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が74μm、25%圧縮硬さが0.39MPa、金属イオン含有率14ppmのウレタン樹脂発泡体シート(1−2)を用いた以外は実施例1と同様にして、剥離シート(4)/粘着剤層(2’)/補強シート(3)/粘着剤層(6)/発泡体シート(1−2)/粘着剤層(2)からなる、図4に示す構成と同様な構成であって、1m内の平均厚さが1733μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が75μm、25%圧縮硬さが0.43MPaとなる粘着シート(A−2)を得た。
【0041】
(実施例3)
実施例1で用いた発泡体シート(1−1)の代わりに、1m内の平均厚さが1488μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が170μm、25%圧縮硬さが0.13MPa、金属イオン含有率18ppmのウレタン樹脂発泡体シート(1−5)を用いた以外は実施例1と同様にして、剥離シート(4)/粘着剤層(2’)/補強シート(3)/粘着剤層(6)/発泡体シート(1−3)/粘着剤層(2)からなる、図4に示す構成と同様な構成であって、1m内の平均厚さが1654μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が171μm、25%圧縮硬さが0.16MPaとなる粘着シート(A−3)を得た。
【0042】
(比較例1)
実施例1で用いた発泡体シート(1−1)の代わりに、1m内の平均厚さが1698μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が150μm、25%圧縮硬さが0.39MPa、金属イオン含有率15ppmのウレタン樹脂発泡体シート(1−3)を用いた以外は実施例1と同様にして、剥離シート(4)/粘着剤層(2’)/補強シート(3)/粘着剤層(6)/発泡体シート(1−4)/粘着剤層(2)からなる、図4に示す構成と同様な構成であって、1m内の平均厚さが1863μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が151μm、25%圧縮硬さが0.43MPaの粘着シート(A−4)を得た。
【0043】
(比較例2)
実施例1で用いた発泡体シート(1−1)の代わりに、1m内の平均厚さが1089μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が30μm、25%圧縮硬さが1.20MPa、金属イオン含有率21ppmのポリウレタン発泡体シート(1−4)を用いた以外は実施例1と同様にして、剥離シート(4)/粘着剤層(2’)/補強シート(3)/粘着剤層(6)/発泡体シート(1−5)/粘着剤層(2)からなる、図4に示す構成と同様な構成であって、1m内の平均厚さが1254μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が32μm、25%圧縮硬さが1.39MPaの粘着シート(A−5)を得た。
【0044】
(比較例3)
実施例1で用いた発泡体シート(1−1)の代わりに、1m内の平均厚さが1289μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が230μm、25%圧縮硬さが0.12MPa、金属イオン含有率25ppmのポリウレタン発泡体シート(1−4)を用いた以外は実施例1と同様にして、剥離シート(4)/粘着剤層(2’)/補強シート(3)/粘着剤層(6)/発泡体シート(1−6)/粘着剤層(2)からなる、図4に示す構成と同様な構成であって、1m内の平均厚さが1455μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が232μm、25%圧縮硬さが0.15MPaの粘着シート(A−6)を得た。
【0045】
(実施例4)
粘着性アクリル樹脂を含む粘着剤(東洋インキ製造(株)製、金属イオン含有率11ppm)100部とイソシアネート誘導体系硬化剤(東洋インキ製造(株)製)3部とを攪拌混合した粘着剤組成物塗液を、コンマコーターで乾燥膜厚30μmとなるように、両面剥離処理してなるポリエチレンテレフタレート剥離シート(4)全面に塗布し、粘着剤層(2’)を形成しつつ、巻き取り時に該粘着剤層(2’)に1m内の平均厚さが1502μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が30μm、25%圧縮硬さが0.39MPa、金属イオン含有率12ppmのポリウレタン発泡体シート(1−1)を0.3MPaの圧力でラミネートして、剥離シート(4)/粘着剤層(2’)/発泡体シート(1−1)からなる粘着シート(D)を得た。
【0046】
次に、ポリエチレンテレフタレート剥離シートを工程フィルムとして前記と同様の粘着剤組成物塗液を同様の方法で同様の乾燥膜厚となるように全面塗布し、粘着剤層(2)を形成しつつ、巻き取り時に該粘着剤層(2)に前記粘着シート(D)の発泡体シート(1−1)側を0.3MPaの圧力でラミネートした後、工程フィルムをはがし取り、図7に示すような剥離シート(4)/粘着剤層(2’)/発泡体シート(1−1)/粘着剤層(2)からなる、1m内の平均厚さが1565μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が33μm、25%圧縮硬さが0.41MPaの粘着シート(E−1)を得た。
【0047】
(実施例5)
実施例3で用いた発泡体シート(1−1)の代わりに、1m内の平均厚さが1562μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が76μm、25%圧縮硬さが0.39MPa、金属イオン含有率14ppmのウレタン樹脂発泡体シート(1−6)を用いた以外は実施例3と同様にして、剥離シート(4)/粘着剤層(2’)/発泡体シート(1−6)/粘着剤層(2)からなる、図7に示す構成と同様な構成であって、1m内の平均厚さが1623μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が76μm、25%圧縮硬さが0.41MPaとなる粘着シート(E−2)を得た。
【0048】
(比較例4)
実施例3で用いた発泡体シート(1−1)の代わりに、1m内の平均厚さが1603μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が161μm、25%圧縮硬さが0.38MPa、金属イオン含有率17ppmのウレタン樹脂発泡体シート(1−7)を用いた以外は実施例2と同様にして剥離シート(4)/粘着剤層(2’)/発泡体シート(1−7)/粘着剤層(2)からなる、図7に示す構成と同様な構成であって、1m内の平均厚さが1768μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が162μm、25%圧縮硬さが0.39MPaの粘着シート(E−3)を得た。
【0049】
(比較例5)
実施例3で用いた発泡体シート(1−1)の代わりに、1m内の平均厚さが1104μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が46μm、25%圧縮硬さが1.3MPa、金属イオン含有率23ppmのポリウレタン発泡体シート(1−8)を用いた以外は実施例2と同様にして剥離シート(3)/粘着剤層(2’)/発泡体シート(1−8)/粘着剤層(2)からなる、図7に示す構成と同様な構成であって、1m内の平均厚さが1164μm、1m内の最大厚みと最小厚みとの差が47μm、25%圧縮硬さが1.38MPaの粘着シート(E−4)を得た。
【0050】
[研磨試験]
実施例および比較例で得られた粘着シート(50mm×50mm)の粘着剤層(2)側にJISR6253に規定する1000番の耐水研摩紙を貼りあわせ、粘着剤層(2’)側を、テスター産業社製研磨装置の定盤側に貼着した。
他方、前記研磨装置に、下記凸状被研磨試料の凸状面が前記耐水研磨紙と並行な位置に対向するように凸状被研磨試料を装着し、前記耐水研磨紙と下記凸状被研磨試料とを接触せしめ、荷重200gr/cmの圧力が掛かるようにし、20ml/分の流量で純水を供給しながら、20m/分の速度で、10分間研磨作業を行った。
【0051】
<被研磨試料>
60mm×300mm、平均厚さ2.02mmのステンレス板(SUS304)に、0.030mm厚さの粘着剤層を介して、60mm×300mm、平均厚さ0.130mm、一方の面の60度反射光沢度が14.7のポリカーボネートのシート(a)の他の面を積層し、該ポリカーボネートのシート(a)のほぼ中央に、0.030mm厚さの粘着剤層を介して、15mm×250mm、平均厚さ0.130mm、一方の面の60度反射光沢度が14.7であるポリカーボネートのシート(b)の他の面を積層し、低部が(a)、高部が(b)からなる凸状の被研磨試料とした。
【0052】
<評価方法1>
被研磨試料のポリカーボネートシート(a)および(b)の平均厚さ、及び60度反射光沢度を研磨の前後でそれぞれ測定し、(b)の平均厚さ減量(b1)/(a)の平均厚さ減量(a1)、および(b)の60度反射光沢度(b2)/(a)の60度反射光沢度(a2)を求め、(b1)/(a1)、(b2)/(a2)の値から以下のように評価した。
◎:1.4≦(b1)/(a1)<1.6、
1.4≦(b2)/(a2)<1.6
○:1.6≦(b1)/(a1)<2.0、
1.6≦(b2)/(a2)<2.0、
又は1.25≦(b1)/(a1)<1.4、
1.25≦(b2)/(a2)<1.4
×:2.0≦(b1)/(a1)、
2.0≦(b2)/(a2)、
又は(b1)/(a1)<1.25
(b2)/(a2)<1.25
両面粘着シートの25%圧縮硬さが大きく硬すぎると、ポリカーボネートシート(b)が主として研磨されるが、ポリカーボネートシート(a)は研磨が進行しない。他方、両面粘着シートの25%圧縮硬さが小さく柔かすぎると、ポリカーボネートシート(a)、(b)共に同程度の研磨量および光沢度となるが、研磨自体に時間を要するので10分間という研磨時間中にはごく僅かしか研磨が進行しない。
【0053】
<評価方法2>
断面矩形状の溝加工を研磨パッドの中心から同心円状に多数本施した研磨パッドと図1記載の両面粘着シートを積層してなる研磨パッドを用いて、研磨時のスラリー流量を100ml/min、とし、シリコンのウエハ表面の熱酸化膜を加工圧が48kPa、定盤回転速度が60rpm、被研磨物回転速度が40rpm、研磨時間が120secの条件で振動評価を行った.
0:振動しない、 1:微妙に振動する、 2:振動する、 3:やや強い振動、 4:強い振動、 5:かなり強い振動
【0054】
<評価方法3>
断面矩形状の溝加工を研磨パッドの中心から同心円状に多数本施した研磨パッドと図1記載の両面粘着シートを積層してなる研磨パッドを用いて、研磨時のスラリー流量を100ml/min、とし、シリコンのウエハ表面の熱酸化膜を加工圧が48kPa、定盤回転速度が60rpm、被研磨物回転速度が40rpm、研磨時間が120secの条件で均一性評価を行った.
均一性の評価はウェハ面内49点の研磨レートのバラツキ度合いで評価した。バラツキ度合いの少ない物を○、バラツキ度合いの大きいものを×、○と×の中間を△のように3段階に分けた。
【0055】
【表1】
Figure 2004002660
【0056】
【発明の効果】
本発明の両面粘着シートを用いて研磨布を研磨装置に貼着し、被研磨体を研磨することによって、振動を生じることなく、被研磨体の「凹凸」と「うねり」とを一連の工程で又は同時に、かつ短時間で消去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両面粘着シートに両面剥離シートを積層した状態の断面図(補強シート(3)のある場合)
【図2】本発明の両面粘着シートに両面剥離シートを積層した状態の断面図(補強シート(3)のある場合)
【図3】本発明の両面粘着シートに片面剥離シートを積層した状態の断面図(補強シート(3)のある場合)
【図4】本発明の両面粘着シートに両面剥離シートを積層した状態の断面図(補強シート(3)のある場合であって、該補強シート(3)と発泡体シート(1)との間に粘着剤層又は接着剤層(6)があるもの)
【図5】本発明の両面粘着シートに両面剥離シートを積層した状態の断面図(補強シート(3)のある場合であって、該補強シート(3)と発泡体シート(1)との間に粘着剤層又は接着剤層(6)があるもの)
【図6】本発明の両面粘着シートに片面剥離シートを積層した状態の断面図(補強シート(3)のある場合であって、該補強シート(3)と発泡体シート(1)との間に粘着剤層又は接着剤層(6)があるもの)
【図7】本発明の両面粘着シートに両面剥離シートを積層した状態の断面図(補強シートのない場合)
【図8】本発明の両面粘着シートに片面剥離シートを積層した状態の断面図(補強シートのない場合)
【図9】被研磨体の断面図
【図10】1m内の厚さレンジ(X軸)と25%圧縮硬さ(Y軸)とで特定される両面粘着シート及び発泡体シート。
【符号の説明】
(1)…………発泡体シート
(2)(2’)…粘着剤層
(3)…………補強シート
(4)…………両面剥離シート
(5)(5’)…片面剥離シート
(6)…………粘着剤層又は接着剤層

Claims (9)

  1. 1m内の最大厚みと最小厚みとの差(=厚みレンジ 単位:μm)をx軸、25%圧縮硬さ(単位:MPa)をy軸とした場合に、(x、y)=(0,0.1)、(200,0.1)、(200,0.3)、(100,0.4)、(100,1.3)、(0,1.3)の6座標で囲まれた領域に、厚みレンジと25%圧縮硬さとが存在することを特徴とする両面粘着シート。
  2. 1m内の最大厚みと最小厚みとの差(=厚みレンジ 単位:μm)をx軸、25%圧縮硬さ(単位:MPa)をy軸とした場合に、(x、y)=(0,0.1)、(100,0.1)、(100,1.3)、(0,1.3)の4座標で囲まれた領域に、厚みレンジと25%圧縮硬さとが存在することを特徴とする請求項1記載の両面粘着シート。
  3. 1m内の最大厚みと最小厚みとの差(=厚みレンジ 単位:μm)をx軸、25%圧縮硬さ(単位:MPa)をy軸とした場合に、(x、y)=(0,0.1)、(200,0.1)、(200,0.2)、(100,0.3)、(100,1.0)、(0,1.0)の6座標で囲まれた領域に、厚みレンジと25%圧縮硬さとが存在することを特徴とする請求項1記載の両面粘着シート。
  4. 1m内の最大厚みと最小厚みとの差(=厚みレンジ 単位:μm)をx軸、25%圧縮硬さ(単位:MPa)をy軸とした場合に、(x、y)=(0,0.1)、(100,0.1)、(100,1.0)、(0,1.0)の4座標で囲まれた領域に、厚みレンジと25%圧縮硬さとが存在することを特徴とする請求項1記載の両面粘着シート。
  5. 発泡体シートの金属イオン含有率が、5000ppm以下であることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の両面粘着シート。
  6. 破断強度が40MPa以上の補強シートが、発泡体シートと一方の粘着剤層との間に設けられていることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の両面粘着シート。
  7. 補強シートの金属イオン含有率が、5000ppm以下であることを特徴とする請求項6記載の両面粘着シート。
  8. 粘着剤層の金属イオン含有率が、5000ppm以下であることを特徴とする請求項2から請求項7のいずれかに記載の両面粘着シート。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の両面粘着シートと研磨布とが積層されてなることを特徴とする研磨布積層体。
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