JP2004000450A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技機の後側に配設された機構盤100の上部に多数個の球を貯留して供給する球タンク200が装着された遊技機であって、機構盤100の上部には、球タンク200が嵌込まれて装着されるタンク装着部120が形成される。タンク装着部120に球タンク200が装着されたときには、球タンク200の自重及び同球タンク200内の球の荷重をタンク装着部120において受ける構成にしてある。
【選択図】 図12
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、球(主としてパチンコ球)を使用して遊技を行う遊技機、例えば、パチンコ球を使用してスロットマシン遊技のような遊技を行う遊技機(パロット機とも呼ばれることがある)やパチンコ機のような弾球遊技機とも呼ばれている遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
球を使用して遊技を行う遊技機においては、その後側に配設された機構盤の上部に多数個の球を貯留して供給する球タンクが装着される。このような球タンクにおいては、その両側部に張り出し状に形成された両取付フランジに取付孔が貫設されている。そして、球タンクの両取付フランジの取付孔を通してビスが機構盤の上部にねじ込まれることによって、機構盤の上部に球タンクが装着されるのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−237236号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、機構盤の上部に球タンクがその両取付フランジにおいてビスによって装着される従来の構造にあっては、そのビス止め部に球タンクの自重及びそのタンク内に貯留された球の荷重が集中して作用する。このため、ビス止め部やその近傍において、球タンクの取付フランジや機構盤が損傷される場合があった。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、球タンクの自重及びそのタンク内に貯留された球の荷重が原因となる球タンクや機構盤の損傷を防止することができる遊技機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、手段1の発明に係る遊技機は、請求項1に記載のとおりの構成を要旨とするもので、遊技機の後側に配設された機構盤の上部に多数個の球を貯留して供給する球タンクが装着された遊技機であって、前記機構盤の上部には、前記球タンクが嵌込まれて装着される凹状のタンク装着部が形成される。前記タンク装着部の凹部内に前記球タンクが装着されたときには、前記球タンクの自重及び同球タンク内の球の荷重を前記タンク装着部の凹部において受ける構成にしてある。
したがって、機構盤の上部に形成された凹状のタンク装着部の凹部において球タンクの自重及び同球タンク内の球の荷重を分散して受けることが可能となる。このため、球タンクの自重及び同球タンク内の球の荷重が一部分(例えばビス止め部やその近傍)に集中して作用することを防止することができる。
【0006】
手段2の発明に係る遊技機は、手段1に記載の遊技機であって、タンク装着部は、球タンクの形状に対応しかつ機構盤の上端及び前後両側にそれぞれ開口する切り欠き状の凹部によって形成されている。
したがって、タンク装着部の凹部内に球タンクを装着する方向や、球タンクの奥行き方向の寸法設定の自由度を高めることができる。
例えば、タンク装着部の凹部の前側開口部から球タンクを嵌込んで装着することもでき、タンク装着部の凹部の後側開口部から球タンクを嵌込んで装着することもでき、タンク装着部の凹部の上方開口部から球タンクを嵌込んで装着することもできる。また、球タンクの奥行き寸法を積極的に大きく設定して球タンクを大型化し、その球タンクの後側部分(例えば、後半部)を機構盤の後側面からはみ出して装着することも可能となる。
【0007】
手段3の発明に係る遊技機は、手段2に記載の遊技機であって、タンク装着部の凹部の奥行き寸法は、球タンクの奥行き寸法の略半分程度の大きさに形成されている。
したがって、球タンクの自重及び同球タンク内の球の荷重をタンク装着部の凹部において良好に受けることができる。
【0008】
手段4の発明に係る遊技機は、手段1〜3のいずれか一項に記載の遊技機であって、タンク装着部は、球タンクの両側部を支持する両側壁部を備える。前記タンク装着部の両側壁部と前記球タンクの両側部には、奥行き方向にそれぞれ延びて前記タンク装着部の凹部に前記球タンクを嵌込み案内するとともに、相互に係合して前記球タンクの自重及び同球タンク内の球の荷重を受ける溝部と凸部とがそれぞれ形成されている。
したがって、奥行き方向にそれぞれ延びる溝部と凸部の案内作用によって、タンク装着部の凹部内に球タンクを容易に嵌込んで装着することができる。
しかも、タンク装着部の凹部内に球タンクが装着された状態において、奥行き方向にそれぞれ延びる溝部と凸部の係合部全体で球タンクの自重及び同球タンク内の球の荷重を分散して受けることができ、球タンク及び機構盤の損傷防止に効果が大きい。
【0009】
手段5の発明に係る遊技機は、手段1〜4のいずれか一項に記載の遊技機であって、タンク装着部は、球タンクの底板部を受ける受け棚壁を備えている。
したがって、タンク装着部の凹部内に球タンクが装着された状態において、受け棚壁の上面全体で球タンクの自重及び同球タンク内の球の荷重を分散して受けることができ、球タンク及び機構盤の損傷防止に効果が大きい。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。
図1は球を使用して遊技を行う遊技機、この実施の形態ではパチンコ球を使用してスロットマシン遊技のような遊技を行う遊技機を示す正面図である。図2は図1のII−II線に基づく縦断面図である。図3は遊技機を後方から示す背面図である。なお、説明の便宜上、遊技機に対する遊技者側を前、反対側を後という。
図1〜図3に示すように、遊技機は、外枠10、前枠20、装着枠50、遊技装置70、機構盤100等を主体として構成されている。
外枠10は方形枠状に形成され、その下部前面には、前枠20の下端面を受ける受け板11が一体状に設けられている。
【0011】
外枠10の前側には、その片側に配設されたヒンジ板16とヒンジ軸17とを備えた前枠ヒンジ装置15によって前枠20が開閉可能に装着されている。また前枠20は、その前枠ヒンジ装置15とは反対側の自由端よりに配設された施錠装置18によって外枠10の前側に閉じ状態に施錠されるようになっている。
図2と図4に示すように、前枠20は、木質合板、合成樹脂、軽合金等より形成され、その略中央部には、遊技装置70に対応する開口窓21が形成されている。
また、前枠20の前面の片側(図4に向かって左側)部には、その上部から略中央部にわたって板厚が所定量だけ軽減された凹部が形成され、その凹部には、金属板、強化樹脂板等の剛性を有する平板状の補強部材23が前枠20の前面と略同一面をなして取り付けられている。そして、前枠20の前面の補強部材23によって補強された部分には、扉ヒンジ装置30によって開閉扉31(ガラス扉とも呼ばれている)の一側が開閉可能に装着されている。この開閉扉31は、遊技装置70の前側部分を前方から透視可能な窓部を構成する扉枠本体と、その扉枠本体の窓部を塞ぐようにして同扉枠本体の窓枠サッシ部に着脱可能に装着されたガラス板等の透明板とを備えて構成されている。
【0012】
また、図1に示すように、開閉扉31の下部には、操作表示板35が配設され、この操作表示板35には、レバー等の作動部材36、第1ストップボタン41、第2ストップボタン42、第3ストップボタン43等が操作可能に配設されるとともに、7セグメント表示のクレジット用表示器44、ゲームカウント用表示器45、払出用表示器46の前面表示部が視認可能に配設されている。なお、作動部材36、第1ストップボタン41、第2ストップボタン42、第3ストップボタン43、クレジット用表示器44、ゲームカウント用表示器45、払出用表示器46等は、遊技装置70の遊技ユニット72前面の所定位置にそれぞれ設けられている。
【0013】
また、図1と図2に示すように、前枠20の前面下部には、開閉扉31の下方に隣接して上皿47が装着され、その上皿47の下部には下皿48が装着されている。なお、上皿47には、貸し球及び賞球の球が払い出されて保留され、その上皿47に保留された球のうち、図1に向かって右側に整列された所定数の球(5個〜15個)が作動部材36の作動操作に基づいて作動する球送り装置(図示しない)によって遊技機の所定位置に送り出されることで、遊技(この実施の形態ではスロットマシン遊技)が行われるようになっている。また、下皿48には、上皿47に貯留された球が満杯になったときに球が払い出されて貯留されるようになっている。
【0014】
図4に示すように、前枠20の後面側には、装着枠50が固定手段60によって固定状態で装着されている。前枠20に対する装着枠50の固定手段60は、結合孔25、固定用ボス部61、固定係合板62及び可動係合板63を備えている。
すなわち、この実施の形態において、前枠20には複数の結合孔25が配設されている。また、前枠20の開口窓21の周縁部の上下部及び左右部の少なくとも4箇所に結合孔25が配設されることが望ましく、図4に示すように、前枠20の開口窓21の上縁部近傍の左右部2箇所と、開口窓21の下縁部近傍の左右及び中央部の3箇所と、前枠20の下縁部近傍に位置する箇所(合計7箇所)に結合孔25が配設されることがより一層望ましい。
図4及び図6の(A)及び(B)に示すように、前枠20に貫設された各結合孔25は、略横長四角形状をなす角孔状に形成され、前枠20の前後両面に開口する貫通部26と、その貫通部26の前側下部に位置して前枠20の前面に凹設されかつ貫通部26よりも幅が狭い段差部27を有する係合部28と、をそれぞれ連通状に備えている。
【0015】
一方、図4と図5に示すように、装着枠50は、合成樹脂、軽金属等よりなり、前枠20の開口窓21よりも所定量だけ大きい開口窓51を有して略方形枠状に形成されている。
また、装着枠50は、枠板52、段差状内壁部57、前側外壁部58及び後側外壁部59を一体に有して構成されている。
枠板52は、開口窓51の上下左右に沿う上板部53、下板部54、及び左右の両側板部55、56を略同一に備えて平坦に形成されている。
また、段差状内壁部57は、枠板52の内周縁、すなわち開口窓51の周縁(内側四周縁)から前枠20の後面に接近する位置まで前方に向けて突出されて略四角環状をなしており、その段差状内壁部57の所定高さ位置には段差面57aが形成されている。
前側外壁部58は、枠板52の外周縁(外側四周縁)から前枠20の後面に接近する位置まで前方に向けて略四角環状をなして突出されている。また、後側外壁部59は、枠板52の外周縁(外側四周縁)から後方に向けて略四角環状をなして突出されている。
【0016】
また、枠板52の上板部53の前面と、下板部54の前面には、前記した複数個(7個)の角孔状の結合孔25にそれぞれ対応し、かつ各結合孔25の貫通部26に嵌挿される略角筒状の固定用ボス部61がそれぞれ突設されている。
図6に示すように、固定用ボス部61の前端面には、結合孔25の係合部28に形成された段差面27に係合し、かつ結合孔25の係合部28の幅寸法と略同じ幅寸法を有する略四角板状の固定係合板62が固着されている。さらに固定係合板62の前側にはレバー状の可動係合板63がその一端部寄り部分において前後方向の締付ネジ64によって回動操作可能に組み付けられている。
そして、可動係合板63は、締付ネジ64を中心として回動操作されることで、図6の(A)及び(B)に示すように、略直立状をなすロック位置と、図7の(A)及び(B)に示すように、ロック位置から時計回り方向に略60度回動されたロック解除位置とに配置切換されるようになっている。
【0017】
すなわち、前枠20の後側に装着枠50を固定する場合には、図7の(A)及び(B)に示すように、可動係合板63がロック解除位置に配置された状態において、前枠20の各結合孔25の後方から装着枠50の各固定用ボス部61、固定係合板62及び可動係合板63が挿入される。その後、固定用ボス部61の下面が結合孔25の下側内面に当接する位置まで下げる。ここで、図6の(A)及び(B)に示すように、可動係合板63が略直立状をなすロック位置に配置される。これによって、可動係合板63の上端面が結合孔25の上側内面に当接することで、前枠20の後側に装着枠50が固定状態で装着される。
また、前記とは逆の手順で操作することで、前枠20に対し装着枠50が取り外される。
【0018】
前記したように前枠20の後側に装着枠50が装着された状態において、前枠20に対する装着枠50の前後方向のガタツキ(移動)は、結合孔25の係合部28の段差面27と前枠20の後面との間の板厚部分が、装着枠50の段差状内壁部57及び前側外壁部58の各前端と複数の固定係合板62との間に挟まれることで阻止される。
また、前枠20に対する装着枠50の左右方向のガタツキ(移動)は、複数の結合孔25の係合部28の左右両側部と、固定用ボス部61及び固定係合板62の左右両側部との当接によって阻止される。
また、前枠20に対する装着枠50の上下方向のガタツキ(移動)は、複数の結合孔25の下側部に当接する複数の固定用ボス部61と、複数の結合孔25の上側部に当接する複数の可動係合板63とによって阻止される。
このため、前枠20の後側に装着枠50が強固にかつ安定よく固定される。
特に、前枠20の後側に対し装着枠50を容易にかつ正確に位置決めして安定よく固定することができるとともに、容易に取り外すことができる。このため、前枠20の後側に対し装着枠50を取り付けたり、あるいは取り外す際、装着専用のビスをねじ込んで取り付けたり、そのビスを緩めて取り外す煩わしい作業が不要となる。
【0019】
前記したように前枠20の後側に固定状態で装着された装着枠50には、その開口窓51、すなわち段差状内壁部57の段差面57aに当接する位置まで遊技装置70の遊技盤71が着脱可能に嵌込まれて装着される。
遊技装置70は、後述する機構盤100の内側リブ壁107によって遊技盤71の後面の周縁部が押されられた状態で固定されるようになっている。
図1と図2に示すように、遊技装置70は、装着枠50の開口窓51に対応する大きさの略四角板状に形成され遊技盤71と、その遊技盤71に装着された遊技ユニット72とを備えている。遊技ユニット72は、左右及び中間の3つの図柄表示用回転ベルト73(円形リング状の回転リール、回転ドラム等であってもよい)と、液晶表示器74とがそれぞれ組み付けられており、その前側下部には、前記した作動部材36、第1ストップボタン41、第2ストップボタン42、第3ストップボタン43、クレジット用表示器44、ゲームカウント用表示器45、払出用表示器46等が配設されている。
【0020】
すなわち、遊技装置70は、作動部材36を作動することで3つの図柄表示用回転ベルト73がそれぞれ回転し、各図柄表示用回転ベルト73にそれぞれ対応する第1〜第3ストップボタン41、42、43を押すことで各図柄表示用回転ベルト73が停止するようになっている。そして、各図柄表示用回転ベルト73にそれぞれ個別に表示された各図柄(3つの図柄)の列が所定の当たり図柄列となって停止したときには、所定数の球が上皿47に払い出されるようになっている。
また、図2に示すように、遊技装置70の遊技ユニット72の後側には裏カバー体75が配設され、この裏カバー体75の後面の下部には、遊技全般の制御を行うための主制御基板81が収納された主基板ボックス80が配設されている。また、裏カバー体75の後面には、主基板ボックス80の上部に隣接して副基板ボックス85が装着されている。副基板ボックス85には、遊技機の所定位置に配設されたスピーカ等を作動制御したり、あるいはランプ、LED等を点滅制御するためのするための音声制御基板、ランプ制御基板等の副制御基板86が収納されている。
【0021】
図2と図3に示すように、装着枠50の後側には、機構盤100が、その一側において機構盤ヒンジ装置90によって後方に開閉可能に装着され、閉止具91によって閉じ状態に閉止保持されている。
図8〜図10に示すように、機構盤100は、合成樹脂、軽金属等よりなり、その略中央部には、遊技ユニット72の後部、あるいは主基板ボックス80及び副基板ボックス85が後方に突出される開口窓101を有して略方形枠状に形成されている。
また、機構盤100は、後枠板102、内側リブ壁107及び外側リブ壁108を一体に有して構成されている。
【0022】
図8と図9に示すように、機構盤100の後枠板102は、開口窓101の上下左右に沿う上板部103、下板部104、及び左右の両側板部105、106を略同一面に一体に備えて平坦に形成されている。
また、内側リブ壁107は、後枠板102の内周縁、すなわち開口窓101の周縁(内側四周縁)から前方の遊技盤71に向けかつ遊技盤71の後面周縁部に当接する位置まで略四角環状をなして突設されている。
また、外側リブ壁108は、後枠板102の外周縁(外側四周縁)から前方の装着枠50に向けかつ装着枠50の枠板52に当接する位置まで略四角環状をなして突設されている。そして、機構盤100は、内側リブ壁107及び外側リブ壁108によって強度が高められている。
また、外側リブ壁108は、装着枠50の後側外壁部59の内側に僅かな隙間をもって嵌込まれる大きさに形成されている。そして、装着枠50の後側外壁部59の内側に機構盤100の外側リブ壁108が嵌込まれて装着枠50に機構盤100が閉じられることで、後側外壁部59と外側リブ壁108との間に異物が不測に挿入されて不正行為が行われることが防止されるようになっている(図25参照)。
また、後側外壁部59と外側リブ壁108と嵌合によって、これら後側外壁部59と外側リブ壁108との強度が相互に高められ、ひいては、装着枠50と機構盤100との強度が相互に高められるようになっている。
【0023】
また、図8に示すように、機構盤100の後枠板102の前面の片側寄り下部(図に向かって左側寄り下部)には、球を機外に排出する排出通路111や球を所定位置まで払い出すための払出通路112、その払出通路112に払い出された球を上皿47に導くための上皿連通路113、その上皿連通路113の球貯留部に球が満杯になったときに球を下皿48に導くための下皿連通路114等を形成する通路壁110が所定形状に突設されている。また、前記各通路を構成する通路壁110の前側にはこれら通路壁110と協働して各通路を必要に応じて前後2列に区画構成する通路構成部材(図示しない)が装着されている。
【0024】
図9と図10に示すように、機構盤100には、球タンク200に対応するタンク装着部120が設けられると共に、同機構盤100の後面側には、タンクレール220に対応するレール装着部130、球払出装置250に対応する払出装置装着部140、球止部材300に対応する球止め用装着部160、第1の基板ボックス400に対応する第1のボックス装着部170及び第2の基板ボックス420に対応する第2のボックス装着部180がそれぞれ形成されている。
【0025】
また、この実施の形態において、図9と図12に示すように、機構盤100のタンク装着部120は、開口部121と、その開口部121下側の受け棚壁122及び左右両側の側壁部126を備えて構成されている。
また、レール装着部130は、底板部132、下側壁部133を備えたレール用凹部131によって構成されている。
また、図9と図18に示すように、払出装置装着部140は、底板部145、上壁部142及び側壁部143、144を備えた払出装置用凹部141によって構成され、球止め用装着部160は、装着孔161を備えたボス部162によって構成されている。
また、図9と図26に示すように、第1のボックス装着部170は、底板部176、上壁部172、下壁部173及び左右の両側壁部174、175を備えたボックス用凹部171によって構成されている。さらに、第2のボックス装着部180は、底板部186、上壁部182、下壁部183及び左右の両側壁部184、185を備えたボックス用凹部181によって構成されている。
そして、機構盤100は、各装着部を構成する各凹部よって強度が効率よく高められるようになっている。
【0026】
また、機構盤100において、第1のボックス装着部170の上壁部172、下壁部173及び左右の両側壁部174、175以外の壁部、すなわち、機構盤100の内側リブ壁107、外側リブ壁108、タンク装着部120を構成する受け棚壁122及び左右両側の側壁部126、レール用凹部131の下側壁部133、払出装置用凹部141の上壁部142及び左右の両側壁部143、144、第2ボックス用凹部181の上壁部182、下壁部183及び片側の側壁部184の各壁部の突出高さ寸法(遊技盤71または前枠20後面からの突出高さ寸法)は略一定である。言い換えると、遊技盤71または前枠20後面からの機構盤100の後枠板102の距離寸法が略一定となるように、後枠板102の配設位置が設定されている。
また、各壁部の突出高さ寸法は、少なくとも、レール用凹部131の下側壁部133上に、前後2列の球通路を構成するタンクレール220の下板部223下面の略全幅を受けることができる程度に設定されている。言い換えると、後枠板102を基準とするとレール用凹部131の下側壁部133の前方への突出寸法は、前後2列の球通路を構成するタンクレール220の下板部223下面の略全幅を受けることができる程度に設定されている。
【0027】
次に、前記した機構盤100のタンク装着部120、レール装着部130、球払出装置250、球止め用装着部160、第1のボックス装着部170、及び第2のボックス装着部180と、これら各装着部に装着される球タンク200、タンクレール220、球払出装置250、球止部材300、第1の基板ボックス400及び第2の基板ボックス420を順次詳細に説明する。
図11〜図17に示すように、機構盤100の上部(後枠板102の上板部103)には、球タンク200を着脱可能に装着するためのタンク装着部120と、タンクレール220を着脱可能に装着するためのレール装着部130とが上下に隣接して設けられている。
【0028】
タンク装着部120は、機構盤100の片側上端部に略凹状をなして形成されている。そして、タンク装着部120の凹部内に球タンク200が装着されたときには、その球タンク200の自重及び同球タンク200内の球の荷重をタンク装着部120の凹部において受ける構成にしてある。この実施の形態において、略凹状をなすタンク装着部120は、機構盤100の前方から球タンク200を装着可能な開口部121を有し、その開口部121の下側には、球タンク200の下面を受ける受け棚壁122が形成されている。
また、タンク装着部120の開口部121の左右両側部には、両側壁部126が対向状に形成されている。そして、これら両側壁部126の相対する面には、タンク装着部120の凹部の前側から後側に向けて球タンク200を嵌込み案内するとともに、球タンク200のの自重及び同球タンク200内の球の荷重を受ける溝部としての装着溝127が前後方向(すなわち、奥行き方向)に延びて凹設されている。
【0029】
図11〜図15に示すように、機構盤100のタンク装着部120には、所定量(多数個)の球を貯留して、その球を順次にタンクレール220に向けて供給するための球タンク200が着脱可能に装着される。
この球タンク200は、合成樹脂製のタンク本体201を主体として構成されている。
図13に示すように、タンク本体201は、前側壁202、後側壁203、左右の側壁部204、205及び底板部206を有し、かつ所定量(多数個)の球が収納されるタンク容量の上方開口の箱形状に形成されている。そして、底板部206の片側(図に向かって左側)寄りには、球をタンクレール220に向けて供給する供給口207が開口されている。なお、底板部206は、供給口207に向けて適宜に下傾する傾斜状に形成されている。
【0030】
また、底板部206の前側寄り部分は、タンク装着部120の受け棚壁122の形状に対応して形成されている。そして、球タンク200の底板部206の前側寄り部分の下面が受け棚壁122の上面によって受けられて支持されるようになっている。
【0031】
また、タンク本体201の左右の側壁部204、205の上縁部外側から後側壁203の上縁部後側にわたって補強用のリブを兼ねる凸縁208が連続して形成されている。そして、左右の側壁部204、205の凸縁(この発明の凸部に相当する)208は、タンク装着部120の両側壁部126の装着溝127と協働してタンク装着部120の凹部の前側から後側に向けて球タンク200を嵌込み案内するようになっている。また、タンク装着部120の球タンク200が装着されたときには、装着溝127と凸縁208との係合部において、球タンク200の自重及び同球タンク200内の球の荷重を分散して受けるようになっている。
また、タンク本体201の前側壁202の左右両端部から取付フランジ209がそれぞれ張り出されている。
【0032】
すなわち、この実施の形態において、機構盤100のタンク装着部120に球タンク200を装着する場合、機構盤100のタンク装着部120の開口部121の前側から、その開口部121両側の側壁部126の装着溝127に、球タンク200の左右の側壁部204、205の凸縁208を差し込んで挿入する。そして、球タンク200の左右の両取付フランジ209が、タンク装着部120の両側壁部126の前面に当接する位置まで球タンク200が差し込まれたところで、ビス210によって球タンク200の左右の両取付フランジ209をタンク装着部120の両側壁部126の前面に締め付け固定することで、タンク装着部120に球タンク200が装着される(図11及び図14参照)。
【0033】
前記したようにタンク装着部120の前側から、その左右の両側壁部126の装着溝127に、球タンク200の左右の側壁部204、205の凸縁208を差し込んで挿入した後、同球タンク200の左右の両取付フランジ209をタンク装着部120の両側壁部126の前面にビス210によって締め付け固定することで、タンク装着部120に球タンク200を容易に装着することができる。
また、球タンク200の装着状態において、タンク本体201の底板部206の前側寄り部分(タンク本体201の底板部206の略前側半分)の下面が、タンク装着部120の受け棚壁122によってそれぞれ受けられて支持される。
このため、球タンク200の自重及びそのタンク内に貯留された球の荷重が、受け棚壁122の上面の略全面によって安定よく受けられる。
【0034】
すなわち、従来の球タンクでは左右の取付フランジを機構盤100の後面に片持ち状にビス止めする構造であるため、ビス止め部に球タンク200の自重及びそのタンク内に貯留された球の荷重が集中して作用することから、ビス止め部で破損する問題点があった。
この実施の形態に係る球タンク200の装着構造によれば、機構盤100の上部の凹状のタンク装着部120の凹部内に球タンク200が装着されたときには、その球タンク200の自重及び同球タンク200内の球の荷重をタンク装着部120の凹部において分散して受けることができる。このため、球タンク200の自重及び同球タンク200内の球の荷重が一部分(例えば、ビス210による球タンク200の左右の両取付フランジ209やタンク装着部120の両側壁部126の一部のビス止め部やその近傍)に集中して作用することを防止することができる。
【0035】
また、タンク装着部120は、球タンク200の形状に対応しかつ機構盤100の上端及び前後両側にそれぞれ開口する切り欠き状の凹部によって形成されている。このため、タンク装着部120の凹部内に球タンク200を装着する方向や、球タンク200の奥行き方向の寸法設定の自由度を高めることができる。
例えば、この実施の形態においては、タンク装着部120の凹部の前側開口部から球タンク200を嵌込んで装着することができる。また、球タンク200の凸縁208、取付フランジ209等の形状や形成位置等を適宜に変えることによって、タンク装着部120の凹部の後側開口部から球タンク200を嵌込んで装着することも可能となる。さらに、タンク装着部120の凹部の上方開口部から球タンク200を嵌込んで装着することも可能となり、設計の自由度を増大させることができる。
また、球タンク200の奥行き寸法を積極的に大きく設定して球タンク200を大型化し、その球タンク200の後側部分(例えば、後半部)を機構盤100の後側面からはみ出して装着することも可能となる。
また、この実施の形態において、図11に示すように、タンク装着部120の凹部の前後方向の奥行き寸法は、球タンク200の前後方向の奥行き寸法の略半分程度の大きさに形成されている。このため、球タンク200に球が満杯状態で貯留された状態にあっても、その球タンク200の自重及び同球タンク200内の球の荷重をタンク装着部120の凹部において良好に受けることができる。例えば、球タンク200の重心位置をタンク装着部120の凹部の範囲内、すなわち、受け棚壁122の上面で安定よく受けることができ、耐久性に優れる。
【0036】
また、この実施の形態に係る球タンク200の装着構造によれば、タンク装着部120の左右の両側壁部126と、球タンク200の左右の両側壁部204、205には、前後方向(奥行き方向)にそれぞれ延びてタンク装着部120凹部に球タンク200を嵌込み案内するとともに、相互に係合して球タンク200の自重及び同球タンク200内の球の荷重を受ける溝部と凸部としての装着溝127と凸縁208がそれぞれ形成されている。
このため、奥行き方向にそれぞれ延びる装着溝127と凸縁208の案内作用によって、タンク装着部120の凹部内に球タンク200を容易に嵌込んで装着することができる。
しかも、タンク装着部120の凹部内に球タンク200が装着された状態において、奥行き方向にそれぞれ延びる装着溝127と凸縁208の係合部全体で球タンク200の自重及び同球タンク200内の球の荷重を分散して受けることができる。
また、タンク装着部120は、球タンク200の下面を受ける受け棚壁122が形成されている。このため、タンク装着部120の凹部内に球タンク200が装着された状態において、受け棚壁122の上面全体で球タンク200の自重及び同球タンク200内の球の荷重を分散して受けることができる。
【0037】
前記したように、この実施の形態に係る球タンク200の装着構造によれば、球タンク200の自重及びそのタンク内に貯留された球の荷重が、受け棚壁122の上面の略全面によって安定よく受けるとともに、その荷重の一部が球タンク200の凸縁208とタンク装着部120の装着溝127との嵌合部分に分散して受けられるため、球タンク200やその支持部の損傷防止に効果が大きい。
【0038】
図11と図12に示すように、機構盤100の後面側には、タンク装着部120の下側に隣接してレール装着部130が形成されている。
このレール装着部130は、後枠板102の上板部103の一部が前方に向けて凹されて形成されたレール用凹部131を主体として形成されている。そして、レール用凹部131の下側壁をなす下側壁部133は、後枠板102の上板部103からタンクレール220の前後方向の幅寸法と略同じ幅寸法を有して前方に向けて突出しており、その一側が高く、他側が低い(図12に向かって左側が高く、右側が低い)傾斜面に形成されている。
また、レール用凹部131の底部をなす底板部132と、下側壁部133との境界部には、タンクレール220に対応する複数個の角孔状をなす装着孔134がそのレール方向に所定間隔を保って形成されている。また、レール用凹部131の一側壁の近傍には、係止孔135が形成されている。
【0039】
図11、図16及び図17に示すように、機構盤100のレール装着部130、すなわちレール用凹部131には、球タンク200の供給口207から供給(流出)された球を、単列又は複列、例えば、前後2列に配列し流下させその球を球払出装置250に向けて誘導案内するためのタンクレール220が着脱可能に装着される。
このタンクレール220は、合成樹脂の射出成形によって形成されたレール本体221を主体として構成されている。
【0040】
レール本体221は、後壁部222と下板部223とを一体状に有して横断面略L字状に形成されている。下板部223は、レール用凹部131の下側壁部133に沿って傾斜状に形成されるとともに、その幅方向に略中央部には、仕切り壁225が直角状に立設されている。そして、下板部223上には、その仕切り壁225を境として球を前後2列に配列して誘導する球誘導路が形成されている。
また、下板部223の前側下縁には、レール用凹部131の複数の装着孔134に係脱可能に係合する複数の鉤形状の係止片230がそれぞれ突設されている。
また、レール本体221の一端(図17に向かって左端)には端壁部240が形成され、その端壁部240には、レール用凹部131の係止孔135に係脱可能に係合する弾性係止爪241が突設されている。
【0041】
すなわち、この実施の形態において、機構盤100のレール装着部130にタンクレール220を装着する場合、まず、タンクレール220の複数の係止片230がレール用凹部131の複数の装着孔134の上方からそれぞれ差し込まれる。次に、タンクレール220が一方向に移動されることで、複数の係止片230の先端部の係止部231が装着孔134に係合する。
また、前記タンクレール220の移動によって、弾性係止爪241がレール用凹部131の係止孔135に弾性的に係合し、これによって機構盤100のレール用凹部131(レール装着部130)にタンクレール220が装着される。なお、タンクレール220は、タンク装着部120に球タンク200が装着される前に、レール用凹部131に装着されることが装着作業上、好ましい。
【0042】
前記したようにレール用凹部131の複数の装着孔134の上方からタンクレール220の複数の係止片230を差し込んだ後、同タンクレール220を一方向に移動させる簡単な操作によって、複数の係止片230が各装着孔134に係合するとともに、弾性係止爪241が係止孔135に弾性的に係合する。このため、レール用凹部131に対するタンクレール220の装着作業を容易に行うことができる。
また、レール用凹部131にタンクレール220が装着された状態において、タンクレール220の幅寸法と略同じ幅寸法を有するレール用凹部131の下側壁部133の上面によって、タンクレール220の下板部223が安定よく支えられる。
【0043】
図11の(A)及び(B)の示すように、レール用凹部131にタンクレール220が装着された状態において、レール用凹部131の底板部132を前壁部とし、その底板部132とタンクレール220の後壁部222との間において、タンクレール220の下板部223上には、仕切り壁225を境として球を前後2列に配列して誘導する球誘導路が形成される。言い換えると、レール用凹部131の底板部132をタンクレール220の前壁部として機能させることができ、その分だけタンクレール220を形成するための樹脂材料を節減することができるとともに軽量化を図ることができる。
【0044】
図18に示すように、機構盤100の後面の片側部分(後枠板102の一方の側板部106の部分)には、球払出装置250を装着するための払出装置装着部140が設けられている。この払出装置装着部140は、後枠板102の側板部106の高さ方向略中央部が前方に向けて凹まされ形成された払出装置用凹部141を主体として形成されている。払出装置用凹部141の左右の両側壁部143、144は、後枠板102の側板部106から前方に向けて突出している。
払出装置用凹部141の両側壁部143、144と後枠板102(側板部106)にわたって、球払出装置250のケース体252を係止する複数の係止孔146が形成されている。この係止孔146は、側板部106に開口する部分に形成された挿入部147と、側壁部143又は144において挿入部147に連通し形成されかつ下方に向けて適宜に拡大された係止部148とを備えている。
【0045】
また、図18と図19に示すように、払出装置用凹部141の上壁部142の一部には、球払出装置250のケース体252の上端部を押さえることで同ケース体252を上方へ移動不能にロックするロック体150が一体状に形成されている。
ロック体150は、払出装置用凹部141の上壁部142の前端縁に一体状に形成されて弾性変形可能な弾性変形部151と、その弾性変形部151の下端部から後方に向けて断面略U字状をなして突出され、その後端部の折返し部を押圧部としているロック解除用操作部152と、そのロック解除用操作部152前端から払出装置用凹部141の底面をなす底板部145の沿って下向きに突出され、球払出装置250のケース体252の上端部を押さえるロック片153と、を一体に備えている。
また、図19に示すように、払出装置用凹部141の下端開口縁をなす後枠板102(側板部106)の一部には、球払出装置250のケース体252の下端部を止着する差込部149が形成されている。
【0046】
図10に示すように、機構盤100の払出装置用凹部141(払出装置装着部140)には、賞球数、あるいは貸し球数に対応する数の球を機構盤100側の排出通路111に向けて払い出すための球払出装置250が着脱可能に装着される。
図19〜図21に示すように、球払出装置250は、通路切換部材263、一対の可動案内部材264、払出用モータ270、回転体272、賞球用検出器280、貸球用検出器281、カバー体255、256等の各種の構成部品がケース体252に配設されてユニット化(一体化)された球払出ユニット251によって構成されている。
すなわち、ケース体252は、合成樹脂の射出成形等によって形成された複数の構成部材(球通路を構成する通路壁が一体に形成される場合がある)がネジ等によって分離可能に結合されること構成されている。
【0047】
図19と図20に示すように、ケース体252の上部片側には、タンクレール220の前後2列の球流出口からの球がそれぞれ流入する流入口において開口する前後2列でかつ縦通路状をなす払出用球通路260と、その払出用球通路260の上部において通路切換部材263によって連通あるいは閉じられる排出用球通路261とがそれぞれ設けられている。
また、前後2列の払出用球通路260の下端部には、回転体収納部において前後各2列の賞球用通路266と貸球用通路267とに分岐され、これら前後各2列の賞球用通路266と貸球用通路267には前後の両賞球用検出器280と貸球用検出器281とがそれぞれ配設されている(図19及び図20参照)。
また、前後各2列の賞球用通路266と貸球用通路267とはその下端の合流部において合流し、機構盤100側の払出通路112に連通している。
【0048】
また、前後2列の払出用球通路260下端部の回転体収納部には、外周面に複数の球受部を有してスプロケット状をなす前後の両球送り部を有する回転体272が回転可能に配設され、ケース体252の所定位置には回転体272を回転駆動する払出用モータ270が装着されている。
また、ケース体252の内部には、前後2列の払出用球通路260の下端部に位置しかつ払出用球通路260の球を回転体272の球受部に向けて流下案内する前後各一対の可動案内部材264が装着されている。これら各一対の可動案内部材264は、球噛みを回避する位置に向けて軸を中心として回動可能でかつバネ(図示しない)によって、球案内位置(図20に示す位置)に配置保持されるようになっている。
【0049】
図20に示すように、ケース体252の上部寄り部分の左右両側面には、払出装置用凹部141の両側壁部143、144に形成された複数の係止孔146に係脱可能に係合する係止凸部253がそれぞれ形成されている。
また、図19に示すように、ケース体252の下端部には、払出装置用凹部141の下端部の差込部149が係脱可能に差し込まれる係止溝154が形成されている。
そして、球払出ユニット251は、そのケース体252が払出装置用凹部141の後方からその払出装置用凹部141に嵌込まれる際、まず、ケース体252の係止凸部253が払出装置用凹部141の複数の係止孔146の挿入部147に位置合わせされた状態で嵌込まれる。ここで、ケース体252が所定位置まで引き下げられることで、ケース体252の係止凸部253が係止孔146の係止部148に係合するとともに、図19に示すように、ケース体252の係止溝254が払出装置用凹部141の下端部の差込部149に差し込まれて係合する。
【0050】
一方、図19に示すように、ケース体252が所定位置まで引き下げられると、払出装置用凹部141の上壁部142に設けられたロック体150のロック片153の下端部がケース体252の上端部に係合し、これによって払出装置用凹部141に嵌込まれて収納された状態で球払出ユニット21が装着される。
前記したように、払出装置用凹部141に球払出ユニット251が装着された状態において、払出装置用凹部141の左右の両側壁部143の間に球払出ユニット251のケース体252が僅かな隙間をもって嵌込まれて装着される。このため、払出装置用凹部141とケース体252との強度が相互に高められ、ひいては機構盤100の強度が高められる。
また、球払出ユニット251のケース体252の左右方向への動き(ガタツキ)は払出装置用凹部141の両側壁部143、144によって阻止される。また、ケース体252の前後方向並びに下方への動き(ガタツキ)は、ケース体252の複数の係止凸部253と払出装置用凹部141の複数の係止孔146との係合力、並びにケース体252の係止溝254と払出装置用凹部141の差込部149との係合力によって阻止される。また、ケース体252の上方への動き(ガタツキ)は、ロック体150のロック片153の下端がケース体252の上端部に当接することで阻止される。
このため、払出装置用凹部141に球払出ユニット251が安定よく固定されて装着される。
【0051】
また、球払出ユニット251の保守点検や修理交換等に際し、払出装置用凹部141に装着された球払出ユニット251を取り外す場合、図19の鎖線に示すように、ロック体150は、ロック解除用操作部152が斜め下向きに押圧操作される。すると、ロック体150は、その弾性変形部151が弾性変形しながらそのロック片153がケース体252の上端部から前方に外れるロック解除位置まで変位する。
ここで、ケース体252の係止溝254が払出装置用凹部141の下端部の差込部149から外れ、かつケース体252の係止凸部253が係止孔146の挿入部147に達する位置までケース体252が上方に所定量だけ引き上げられる。その後、払出装置用凹部141からケース体252が後方に引き出されることで、払出装置用凹部141から球払出ユニット251が取り外される。
前記したようにして、機構盤100の払出装置装着部140を構成する払出装置用凹部141に対し球払出装置250を構成するユニット化された球払出ユニット251を容易に着脱することができる。
【0052】
図18、図22及び図23に示すように、機構盤100には、レール装着部130と払出装置装着部140との間に位置して球止め用装着部160が設けられている。この球止め用装着部160は、球止部材300が球止め位置と非球止め位置とに前後方向に移動可能に嵌込まれる段差孔状の装着孔161を有するボス部162を主体として構成されている。このボス部162の装着孔161は、前側に大径孔部161aを、後側に小径孔部161bを有して段差孔状に形成されその段差面をストッパ部163としている。そして、図23に示すように、球止部材300を後方に引き出して球止め位置に配置したときには、これ以上の後方への球止部材300の引き出しを阻止するようになっている。
また、ボス部162の外周面下部には、装着孔161の一部を開口して球止部材300の進退動を可能とする開口部165が形成されている(図18参照)。
【0053】
図22と図23に示すように、機構盤100の球止め用装着部160には、タンクレール220の球流出口を塞いで球Bの流出を止める球止め位置と、球Bの流出を許容する非球止め位置とに配置切換される球止部材300が装着されている。この球止部材300は、機構盤100の前側からその球止め用装着部160装着孔161の大径孔部161aに差し込まれて挿入される球止体302と、機構盤100の後側から球止体302に一体に組み付けられる操作体310との2部品を主体として構成される。
すなわち、球止体302は、装着孔161の大径孔部161aの孔径寸法よりも適宜に小さく小径孔部161bと略同径で軸方向に移動可能に嵌挿される外形寸法を有する筒軸部303と、同筒軸部303の前部近傍にスリット状に切り込み部等によって弾性的に縮小・拡大しかつ装着孔161の大径孔部161aの内周面に圧接して所定の摩擦力を付与するとともに、装着孔161のストッパ部163に当接して抜け止めをなすフランジ状の抜止部305と、筒軸部303の外周下面から垂下状に突出されかつ抜止部305がストッパ部163に当接する球止め位置まで移動されたときにタンクレール220の球Bを止める板状の球止部304と、を有している。
【0054】
操作体310は、機構盤100の後側おいて、球止体302の後方開口部からその筒内に挿入される結合軸部311と、その結合軸部311の後端部外周面に沿いかつ球止体302の後端部が嵌挿される隙間をもって形成された大径の操作部312とを一体に備えている。
すなわち、機構盤100の球止め用装着部160に球止部材300を装着する場合、まず、機構盤100の前側からその球止め用装着部160装着孔161の大径孔部161aに球止体302の筒軸部303が嵌挿される。
次に、機構盤100の後側において、球止体302の筒軸部303の後方開口部からその筒内に、操作体310の結合軸部311が圧入あるいは必要に応じて接着剤を塗布して挿入される。また、球止体302の筒軸部303に対する操作体310の結合軸部311の挿入にともなって、結合軸部311と操作部312との間の隙間に球止体302の後端部が圧入あるいは必要に応じて接着剤を塗布して嵌挿される。これによって、球止体302に操作体310が一体に結合されて球止部材300が構成されるととも、機構盤100の球止め用装着部160に装着される。
【0055】
前記したように機構盤100の球止め用装着部160に球止部材300が装着された状態において、球止部材300は、その操作部311を把持して後方に引き出すことで球止め位置に配置され、元の状態に前方に押し込むことで非球止め位置に配置切換される。
図23に示すように、球止部材300が球止め位置に配置されたときには、その球止部304によって、タンクレール220の球流出口から球Bが流出するのを阻止することができる。
また、図22に示すように、球止部材300が非球止め位置に配置切換されたときには、タンクレール220の球流出口から球止部304が退避して球Bの流出を許容する。
また、球止部材300が球止め位置あるいは非球止め位置に配置された状態において、球止体302の筒軸部303の抜止部305の外周面が、装着孔161の大径孔部161aの内周面に圧接して所定の摩擦力を付与する。そしてこの摩擦力によって球止部材300を球止め位置あるいは非球止め位置に保持することができ、球止部材300が不測に移動する不具合を防止することができる。
【0056】
図24〜図26に示すように、機構盤100の後面下部(後枠板102の下板部104)には第1の基板ボックス400と第2の基板ボックス420とを左右に隣接して装着するための第1のボックス装着部170と第2のボックス装着部180とがそれぞれ設けられている。
また、この実施の形態において、図24と図25に示すように、第1の基板ボックス400は、ベース体410と蓋体411との間に、回路基板としての払出制御基板402が収納されて構成されている。
また、ベース体410の内面中央部には、第1のボックス装着部170の底板部176の中央部を通して締付用のネジがネジ込まれるボス部415が突設されている。また、払出制御基板402は、主制御基板81から伝達される信号に基づいて球払出装置250の払出用モータ270を作動制御するようになっている。
また、第1の基板ボックス400のベース体410の内部に、払出制御基板402を締め付け固定するための複数のビスは、ベース体410の外部(下面)に僅かではあるが突出している。これら複数のビスのうち、少なくとも1つのビスがアース用ビス416(アース端子)とされ、そのアース用ビス416は払出制御基板402のアース回路に電気的に接続されている(図27及び図29参照)。
【0057】
図24と図25に示すように、第2の基板ボックス420は、ベース体430と蓋体431との間に、回路基板としての電源基板422が収納されて構成されている。また、ベース体430の内面中央部には、第2のボックス装着部180の底板部186の中央部を通して締付用のネジがネジ込まれるボス部435が突設されている。また、電源基板422は外部電源を受け、遊技機の各種電機部品や電動装置にそれぞれ所要とする電源を供給するようになっている。
また、第2の基板ボックス420においても、そのベース体430に電源基板422を締め付け固定するための複数のビスは、ベース体430の外部(下面)に僅かではあるが突出している。そして、これら複数のビスのうち、少なくとも1つのビスをアース用ビスとし、そのアース用ビスは電源基板422のアース回路に電気的に接続されている。
【0058】
図25に向かって右側の第1のボックス装着部170は、図25と図26に示すように、後枠板102の下板部104の一部、言い換えると、後枠板102と略同一面をなす底板部176を有するとともに、第1の基板ボックス400を外周を僅かな隙間をもって囲む壁部を有するボックス用凹部171を主体として構成されている。
すなわち、ボックス用凹部171は、第1の基板ボックス400に対応する大きさに形成された底板部176と、その底板部176の四周縁から後方に向けて略直角でかつ四角環状をなして突出された上壁部172、下壁部173及び左右の両側壁部174、175を有して後方に開口している。
【0059】
また、ボックス用凹部171の少なくとも相対する壁部(この実施の形態では、上壁部172、下壁部173及び左右の両側壁部174、175)には、弾性係止片179が切り込み部によって弾性変形可能に一体状に形成されている。これら複数の弾性係止片179は、ボックス用凹部171に第1の基板ボックス400を弾性的に係止するためのもので、複数の弾性係止片179の先端部には、案内面と係止面を有して断面略三角形状をなす係止爪179aがそれぞれ形成されている(図27〜図29参照)。
ボックス用凹部171の底板部176には、第1の基板ボックス400の底部を弾性的に押圧する押圧手段が設けられている。
図26〜図28に示すように、押圧手段は、ボックス用凹部171の底板部176に一体状に形成された弾性押圧片177によって構成されている。
【0060】
この実施の形態において、底板部176の複数箇所(好ましくは底板部176の四隅部近傍)に、略C字状、U字状等の切り込み溝が形成されることによって、複数(4つ)の弾性押圧片177がその各根元部177aにおいてそれぞれ弾性変形可能に形成されている。
そして、図27に示すように、ボックス用凹部171に第1の基板ボックス400が嵌込まれる前の自由状態にあるときには、複数の弾性押圧片177は、底板部176よりも後方(ボックス用凹部171の内方)に向けて所定量だけ突出している。
【0061】
また、図27と図28に示すように、第1のボックス装着部170のボックス用凹部171の底板部176には、同底板部176と第1の基板ボックス400の底部との間に挟まれかつ複数の弾性押圧片177によって第1の基板ボックス400の底部に押圧された状態で導電板としての第1のシールド板350が配設されている。
この第1のシールド板350は、鉄板、ステンレス板、銅板等の金属板よりなり、ボックス用凹部171の底板部176の沿って設置される大きさの四角形状に形成されている。また、第1のシールド板350の略中央部には中央部に締付用ネジが挿通される長孔状の抜き孔351が貫設されて、その抜き孔361の長手方向両端部から抜き孔351の中心部に向けて2つの接続端子352が形成されている。そして、これら2つの接続端子352のいずれか一方の接続端子352には、アース線の端末部が電気的に接続されるようになっている。
【0062】
すなわち、第1のボックス装着部170のボックス用凹部171に第1の基板ボックス400を装着する場合、まず、図27に示すように、ボックス用凹部171の底板部176上に第1のシールド板350が設置される。次に、ボックス用凹部171の複数の弾性係止片179の係止爪179aの案内面に沿って第1の基板ボックス400が押し込まれる。すると、複数の弾性係止片179が外側に向けてそれぞれ弾性変形する。
【0063】
図28に示すように、ボックス用凹部171の所定位置まで第1の基板ボックス400が押し込まれて嵌込まれることで、複数の弾性係止片179の弾性変形に基づく弾発力によって、複数の弾性係止片179の係止爪179aが第1の基板ボックス400の外側面の係合部に弾性的に係合する。そして、複数の弾性係止片179の係止爪179aによって第1のボックス装着部170のボックス用凹部171に第1の基板ボックス400が僅かな隙間をもって嵌込まれかつ収納された状態で装着される(図28及び図29参照)。
また、この実施の形態において、図25に示すように、機構盤100の前側からボックス用凹部171の底板部176の中央部を通して締付用のネジ417が第1の基板ボックス400のベース体410のボス部415にネジ込まれることで、ボックス用凹部171(第1のボックス装着部170)に第1の基板ボックス400が確実に締め付け固定される。このため、ボックス用凹部171から第1の基板ボックス400が不測に抜け出て外れる不具合を防止することができる。
【0064】
図28に示すように、ボックス用凹部171に第1の基板ボックス400が僅かな隙間をもって嵌込まれかつ収納されたときには、その第1の基板ボックス400の底部に第1のシールド板350を介して押し付けられて複数の弾性押圧片177がその各根元部177aにおいて弾性的に変形して後退する。これら複数の弾性押圧片177の弾性変形に基づく弾発力によって第1のシールド板350を介して第1の基板ボックス400の底部を後方に向けて、すなわち、ボックス用凹部171から抜け出る方向に弾性的に押圧する。そして、複数の弾性押圧片177の弾性変形に基づく弾発力によって、第1の基板ボックス400のベース体410の外部(下面)に突出している締付用ビスのうち、少なくとも1つのアース用ビス416に対し、第1のシールド板350が圧接されて電気的に接続される。このため、第1の基板ボックス400の払出制御基板402が静電気等から保護される。
前記したようにボックス用凹部171の底板部176上に第1のシールド板350を設置(載置)した後、ボックス用凹部171に第1の基板ボックス400を装着することによって、第1の基板ボックス400のアース用ビス416(アース端子)と第1のシールド板350とを電気的に接続することができる。このため、第1の基板ボックス400内に第1のシールド板350を配設し、その第1のシールド板350を払出制御基板402のアース回路に電気的に接続する煩わしい作業を解消することができる。
また、第1のシールド板350がボックス用凹部171の底板部176と略同じ大きさに形成されて底板部176上に配設されることによってボックス用凹部171の強度が第1のシールド板350によって補強され、ひいては機構盤100の強度が高められる。
【0065】
また、第1のボックス装着部170のボックス用凹部171から第1の基板ボックス400を取り外す場合、まず、機構盤100の前側から締付用のネジ417が取り外される。
ここで、ボックス用凹部171の複数の弾性係止片179を外側にそれぞれ弾性的に撓ませて第1の基板ボックス400の外側面の係合部との係合を外す。
すると、ボックス用凹部171の複数の弾性押圧片177の弾性変形に基づく弾発力によってボックス用凹部171から抜け出る後方に向けて第1のシールド板350を介して第1の基板ボックス400が所定量だけ押し出される。
これによって、ボックス用凹部171に僅かな隙間をもって嵌込まれて収納されている第1の基板ボックス400がボックス用凹部171から容易に取り外される。
【0066】
次に、図25に向かって左側の第2のボックス装着部180は、後枠板102の下板部104よりも前方に所定量だけ凹まされた部分を底板部185とするボックス用凹部181を主体として構成されている。
すなわち、第2のボックス装着部180のボックス用凹部181は、第2の基板ボックス420に対応する大きさに形成された底板部186と、その底板部186の四周縁から後方に向けて略直角状をなして突出された上壁部182、下壁部183及び左右の両側壁部184、185を有して後方に開口している。そして前にも述べたように、ボックス用凹部181の上壁部182、下壁部183及び片側(図26に向かって左側)の側壁部184は、後枠板102の下板部104と略同一面をなして一体に結合され、他側の側壁部185は、第1のボックス装着部170のボックス用凹部171の側壁部174と一体連続状に形成されている。
【0067】
また、第2のボックス装着部180のボックス用凹部181の少なくとも相対する壁部(この実施の形態では、上壁部182、下壁部183及び片側の側壁部184)には、弾性係止片189が切り込み部によって弾性変形可能に一体状に形成されている。これら複数の弾性係止片189は、ボックス用凹部181に第2の基板ボックス420を弾性的に係止するためのもので、複数の弾性係止片189の先端部には、前記した弾性係止片179と同様にして案内面と係止面を有して断面略三角形状をなす係止爪がそれぞれ形成されている。
そして、ボックス用凹部181に第2の基板ボックス420が複数の弾性係止片189によって弾性的に係止されて装着されるようになっている。
ボックス用凹部181の底板部186には、第1のボックス装着部170のボックス用凹部171の複数の弾性押圧片177と略同様にして、第2の基板ボックス420の底部を弾性的に押圧する複数の弾性押圧片187がその各根元部187aにおいてそれぞれ弾性変形可能に形成されている(図26参照)。
【0068】
また、ボックス用凹部181の底板部186には、同底板部186と第2の基板ボックス420の底部との間に挟まれかつ複数の弾性押圧片187によって第2の基板ボックス420の底部に押圧された状態で導電板としての第2のシールド板360が配設されている。
この第2のシールド板360は、第1のシールド板350と略同様にして導電性金属板よりなり、ボックス用凹部181の底板部186と略同じ大きさの四角形状に形成されるとともに、その抜き孔の中心部に向けて2つの接続端子のいずれか一方の接続端子にアース線の端末部が電気的に接続されるようになっている。
【0069】
したがって、第2のボックス装着部180のボックス用凹部181に第2の基板ボックス420を装着したり、あるいは取り外す場合においても、第1のボックス装着部170のボックス用凹部171に対する第1の基板ボックス400を装着あるいは取り外し操作と略同様に操作することで容易に装着したり取り外したりすることができる。
【0070】
前記したように、この実施の形態では、第1のボックス装着部170及び第2のボックス装着部180を、第1の基板ボックス400及び第2の基板ボックス420を僅かな隙間をもって取り囲む壁部を有するボックス用凹部171、181によってそれぞれ構成される。そして、機構盤100の第1、第2のボックス装着部170、180のボックス用凹部171、181に第1、第2の基板ボックス400、420がそれぞれ僅かな隙間をもって嵌込まれかつ収納された状態で装着される。このため、ボックス用凹部171、181と第1、第2の基板ボックス400、420との強度がそれぞれ相互に高められ、ひいては機構盤100の強度が効率よく高められる。
【0071】
なお、この発明は前記実施の形態に限定するものではない。
例えば、前記実施の形態においては、機構盤100のタンク装着部120の左右の両側壁部126の所定高さ位置に、奥行き方向に延びる溝部としての装着溝127が形成され、球タンク200の左右の両側壁部204、205に、奥行き方向に延びる凸部としての凸縁208がそれぞれ形成されている場合を例示したが、図31に示すように、機構盤100のタンク装着部120の左右の両側壁部126に凸部208aを突設し、球タンク200の左右の両側壁部204、205に溝部127aを形成してもよい。
また、図32に示すように、機構盤100のタンク装着部120の左右の両側壁部126と球タンク200の左右の両側壁部204、205の高さ方向の複数箇所に、装着溝127と凸縁208をそれぞれ形成してもよい。この場合、左右各複数の装着溝127と凸縁208の係合部全体で球タンク200の自重及び同球タンク200内の球の荷重をそれぞれ分散して受けることができ、球タンク200や機構盤100の損傷をより一層防止することができる。
また、溝部としての装着溝127や凸部としての凸縁208の横断面形状はどの様な形状であってもよく、例えば、横断面略半円形の他、四角形、三角形等であってもよい。
【0072】
また、前記実施の形態ではパチンコ球を使用してスロットマシン遊技のような遊技を行う遊技機である場合を例示したが、パチンコ機等の弾球遊技機ある場合においても実施可能である。例えば、前記実施の形態においては、遊技盤71に対し、図柄表示用回転ベルト73(回転レール、回転ドラム等)を備えた遊技ユニット72が装着されて遊技装置70が構成されるが、弾球遊技機においては、遊技盤に各種の入賞装置、役物装置、誘導釘等が配設されて遊技装置が構成される。
また、遊技盤71は、合成樹脂製、木質合板製、金属製等のいずれにおいても構成することができる。
【0073】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、機構盤のタンク装着部の凹部において球タンクの自重及び同球タンク内の球の荷重を分散して受けることができる。このため、球タンクの自重及びそのタンク内に貯留された球の荷重が原因となる球タンクや機構盤の損傷を防止することができ、耐久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る遊技機を示す正面図である。
【図2】同じく図1のII−II線に基づく遊技機の縦断面図である。
【図3】同じく遊技機を示す背面図である。
【図4】同じく前枠と装着枠との組付状態を示す正面図である。
【図5】同じく装着枠を示す背面図である。
【図6】同じく図6の(A)は前枠と装着枠との固定手段を構成する結合孔、固定用ボス部、固定係合板及び可動係合板によって前枠と装着枠とが固定された状態を示す正面図であり、図6の(B)は側断面図である。
【図7】同じく図7の(A)は可動係合板が非固定状態まで回動された状態を示す正面図であり、図7の(B)は側断面図である。
【図8】同じく機構盤を示す正面図である。
【図9】同じく機構盤を示す背面図である。
【図10】同じく機構盤の各装着部に球タンク、タンクレール及び球払出装置の球払出ユニットがそれぞれ装着された状態を一部破断して示す背面図である。
【図11】同じく機構盤のタンク装着部とレール装着部に球タンクとタンクレールとがそれぞれ装着された状態を示す縦断面図である。
【図12】同じく機構盤のタンク装着部とレール装着部とを拡大して示す背面図である。
【図13】同じく球タンクを示す斜視図である。
【図14】同じく球タンクを示す平面図である。
【図15】同じく球タンクを示す背面図である。
【図16】同じくタンクレールを示す拡大して示す背面図である。
【図17】同じくタンクレールを拡大して示す平面図である。
【図18】同じく機構盤の払出装置装着部と球止め用装着部とを拡大して示す背面図である。
【図19】同じく払出装置装着部の払出装置用凹部に球払出装置の球払出ユニットが装着された状態を示す縦断面図である。
【図20】同じく球払出ユニットのケース体に通路切換部材、可動案内部材、回転体、賞球用検出器、貸球用検出器が配設された状態を示す断面図である。
【図21】同じく球払出ユニットを示す背面図である。
【図22】同じく球止部材が非球止め位置に配置された状態を示す縦断面図である。
【図23】同じく球止部材が球止め位置に配置された状態を示す縦断面図である。
【図24】同じく機構盤の第1、第2の両ボックス装着部に第1、第2の両基板ボックスが装着された状態を示す背面図である。
【図25】同じく図24のXXV−XXV線に基づく第1、第2の両基板ボックスの装着状態を示す下方から視た断面図である。
【図26】同じく機構盤の第1、第2の両ボックス装着部を示す背面図である。
【図27】同じく図26のXXVII−XXVII線に基づきかつ機構盤の第1のボックス装着部(又は第2のボックス装着部)に第1の基板ボックス(又は第2のボックス装着部)が装着される前で自由状態の弾性押圧片を拡大して示す断面図である。
【図28】同じく機構盤の第1のボックス装着部(又は第2のボックス装着部)に第1の基板ボックス(又は第2の基板ボックス)が装着され弾性係止片が弾性変形された状態を拡大して示す断面図である。
【図29】同じく機構盤の第1のボックス装着部(又は第2のボックス装着部)に第1の基板ボックス(又は第2の基板ボックス)が弾性係止片によって係止された状態を拡大して示す断面図である。
【図30】同じく第1のシールド板(又は第2のシールド板)を拡大して示す正面図である。
【図31】機構盤のタンク装着部の左右の両側壁部に凸部を突設し、球タンクの左右の両側壁部に溝部を形成した実施態様を示す説明図である。
【図32】機構盤のタンク装着部の左右の両側壁部と球タンクの左右の両側壁部の高さ方向の複数箇所に溝部と凸部とをそれぞれ形成した実施態様を示す説明図である。
【符号の説明】
1 遊技機
10 外枠
20 前枠
50 装着枠
70 遊技装置
71 遊技盤
72 遊技ユニット
100 機構盤
120 タンク装着部
130 レール装着部
140 払出装置装着部
160 球止め用装着部
170 第1のボックス装着部
180 第2のボックス装着部
200 球タンク
220 タンクレール
250 球払出装置
300 球止部材
350 第1のシールド板
360 第2のシールド板
400 第1の基板ボックス
420 第2の基板ボックス
Claims (1)
- 遊技機の後側に配設された機構盤の上部に多数個の球を貯留して供給する球タンクが装着された遊技機であって、
前記機構盤の上部には、前記球タンクが嵌込まれて装着されるタンク装着部が形成され、
前記タンク装着部に前記球タンクが装着されたときには、前記球タンクの自重及び同球タンク内の球の荷重を前記タンク装着部において受ける構成にしてある遊技機。
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