JP2004216140A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 略同一形状に形成された複数の遊技板を積層状に積み重ねて積層することができる遊技盤を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】 遊技盤100を備えた遊技機であって、遊技盤100を構成する遊技板101の一側面には凸部110が突設され、遊技板の他側面には凹部130が形成される。
【選択図】 図17

Description

この発明は、球(主としてパチンコ球)を使用して遊技を行う遊技機、例えば、パチンコ球を使用してスロットマシン遊技のような遊技を行う遊技機やパチンコ機のような弾球遊技機とも呼ばれている遊技機に関する。
この種の遊技機において、遊技板に対し遊技に関する各種の装置や部品(例えば、図柄表示装置、作動装置、数値表示装置、役物装置等)が組み付けられることで遊技盤が構成される。
また、このような遊技板は合成樹脂材料あるいは木質合板等によって略方形に形成される(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−156006号公報(第2−3頁、図1−図3)
ところで、この種の遊技板において、同一形状に形成された複数の遊技板を積層状に積み重ねて保管したりあるいは運搬する場合、隣接する遊技板が相互に位置ずれし、上層部に位置する遊技板が不測に落下する、いわゆる荷崩れが生じやすい。
また、遊技板の前面や後面に突出部や部品等が突出して装着されている場合には、その突出部部品等をスペーサ等の保護部材によって保護した状態で積み重ねなければならず、その作業が厄介であるばかりでなく嵩張るという問題点があった。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、略同一形状に形成された複数の遊技板を積層状に積み重ねた場合においても、荷崩れを防止しながらかつ最小限のスペースにおいて容易に積み重ねて積層することができる遊技板を備えた遊技機を提供することである。
前記目的を達成するために、請求項1の発明に係る遊技機は、
「遊技盤を備えた遊技機であって、
前記遊技盤を構成する遊技板の一面には、凸部が突設され、前記遊技板の他面には、前記凸部が嵌合可能な凹部が形成され、
略同一形状をなす複数の遊技板が積層状に積み重ねられたときには、隣接する遊技板のうち、一方の遊技板の一面の凸部が他方の遊技板の他面の凹部に嵌込まれて積層状に積み重ねられる構成にしてあることを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
したがって、略同一形状をなす複数の遊技板が積層状に積み重ねられたときには、隣接する遊技板のうち、一方の遊技板の一面の凸部が他方の遊技板の他面の凹部に嵌込まれて積層状に積み重ねられる。このため、遊技板の一面の凸部の突出量に相当する分だけ嵩張るという不具合を防止することができる。
また、凸部と凹部の嵌合作用によって隣接する遊技板が相互に位置ずれすることを防止することができる。
また、例えば、遊技板を合成樹脂材の射出成形等によって一体に形成した場合、その成形と同時に、その遊技板の一面に凸部を他面に凹部を一体成形することができ、実用性に極めて優れる。
請求項2の発明に係る遊技機は、前記請求項1に記載の遊技機であって、
遊技板の一面に複数の凸部が突設され、前記遊技板の他面には、前記複数の凸部にそれぞれ対応する位置においてこれら凸部が嵌合可能な凹部がそれぞれ形成されていることを特徴とする。
したがって、複数の凸部と凹部の嵌合作用によって隣接する遊技板の位置ずれをより一層確実に防止することができ、複数の遊技板を整然として積み重ねて積層することができる。
請求項3の発明に係る遊技機は、前記請求項1又は2に記載の遊技機であって、
一方の遊技板の一面には、他方の遊技板の他面に突出状に組み付けられた部品が挿入される部品収納凹部が形成されていることを特徴とする。
したがって、一方の遊技板の部品収納凹部に、他方の遊技板に突出状に組み付けられた部品が挿入されて収納される。
このため、遊技板に突出状に組み付けられた部品に係わることなく複数の遊技板を積層状に積み重ねることができる。
請求項4の発明に係る遊技機は、前記請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機であって、
遊技板の一面には、装備品を位置決めして取り付けるための複数の位置決めピンが突設され、
前記複数の位置決めピンが凸部を兼用する構成にしてあることを特徴とする。
したがって、略同一形状をなす複数の遊技板が積層状に積み重ねられたときには、隣接する遊技板のうち、一方の遊技板の一面の複数の位置決めピンが、他方の遊技板の他面の凹部にそれぞれ嵌込まれて積層状に積み重ねられる。
また、遊技板の一面に装備品を装着するときには、前記複数の位置決めピンによって装備品を位置決めして装着することができる。
前記したように、複数の位置決めピンが凸部を兼用することで、遊技板の一面に積重専用の凸部を形成する必要がなく、構造が簡単化し、遊技板の製作コストの低減を図ることができる。
この発明によれば、略同一形状に形成された複数の遊技板を積層状に積み重ねた場合においても、荷崩れを防止しながらかつ最小限のスペースにおいて容易に積み重ねて積層することができ、遊技板の保管や運搬時において効果が大きい。
次に、この発明を実施するための最良の形態について、実施例にしたがって説明する。
図1はこの発明の実施例に係る遊技機の外枠に対し前枠、ガラス扉及び機構盤がそれぞれ開放された状態を示す斜視図である。図2は外枠に対し前枠が開放された状態を示す斜視図である。図3は前枠に対しガラス扉が開放された状態を示す斜視図である。図4は遊技機を斜め前方から示す斜視図である。図5は遊技機の正面図である。図6は遊技機の背面図である。図7は図6のVII−VII線に基づく遊技機の縦断面図である。図8は遊技機の上部を拡大して示す縦断面である。図9は前枠及び遊技盤装着枠の上部を示す斜視図である。図10は遊技盤ユニットを前方から示す斜視図である。図11は遊技盤ユニットを後方から示す斜視図である。図12は遊技板を前方から示す斜視図である。図13は遊技板を後方から示す斜視図である。なお、説明の便宜上、遊技機において遊技者側を前反対側を後という。
[遊技機の概要について]
図1と図2に示すように、遊技機は、外枠10、遊技機本体としての前枠30、ガラス扉51、遊技盤装着枠80、遊技盤ユニット(単に遊技盤という場合もある)100、機構盤200等を備えている。
外枠10は方形枠状に形成され、その下部前面には、前枠30の下面を受ける受け板15が一体状に設けられている。この外枠10の前側には、その片側に配設された前枠ヒンジ機構20によって前枠30が開閉可能に装着されている。
この実施例において、前枠ヒンジ機構20は、外枠10に対し前枠30を、その開閉支点を左右方向に変化させながら開閉動作させるスライドヒンジ機構によって構成されている。
すなわち、図2に示すように、前枠ヒンジ機構20は、外枠10の上枠11の一側寄り上面と受け板15の上面にそれぞれ固定されかつ左右方向のスライド溝24を有するヒンジ板21と、前枠30の一側の上下部に固定されかつ先端部にスライド溝24に沿ってスライドされるスライドピン23を有するヒンジ板22と、これら両ヒンジ板21、22に両端部が回動ピンによってそれぞれ回動可能に連結される支持アーム25と、を備えて構成されている。
また、前枠30のヒンジ板22の先端部は、同前枠30の一側縁より所定長さだけ外側に張り出されておりその張り出し端部にスライド溝24に沿ってスライドされるスライドピン23が突設されている。これによって外枠10に対し前枠30が前方に向けて所定量だけ突出されながら開放されるようになっている。
また、図2に示すように、前枠30の後側面には、その前枠ヒンジ機構20とは反対側の自由端よりにおいて施錠装置91が配設されている。そして、外枠10の前側に前枠30が閉じられたときには、施錠装置91のフック92が外枠10の自由端側の側枠に取り付けられた閉止具に係脱可能に係合することによって外枠10の前側に前枠30が閉じ状態に施錠されるようになっている。
[遊技機本体としての前枠について]
前枠30は、合成樹脂、軽合金、木質合板等より形成され、その中央部やや下部寄り部分から上端部近傍にわたって遊技盤ユニット100の遊技板101に対応する略四角形の開口窓31が形成されている(図3及び図7参照)。
また、前枠30の前面の片側(図3に向かって右側の自由端側寄り)の上部から中央部にかけてスピーカ34と上下2つのランプ基板33とがそれぞれ装着され、各ランプ基板33の前面には、ランプ、LED等の複数の発光体32がそれぞれ配設されている。
また、図3と図7に示すように、前枠30の前面には、その開口窓31の下部から前枠30の下端部にわたって下部前面板35が装着されている。下部前面板35には、その上部に上皿36が、同上皿36の一側部にレンズ38を有する上皿電飾部37が、同上皿36の下部に下皿39がそれぞれ装着されている。
また、上皿36には、貸し球及び賞球の球(パチンコ球)が払い出されて保留される。そして、上皿36に保留された球のうち、図3に向かって右側に整列された球(5個〜15個)が、後述するベッドボタン75及びクレジットボタン74の操作に基づいて作動する球送り装置(図示しない)によって遊技機の所定位置に送り出される。また、下皿39には、上皿36に貯留された球が満杯になったときに球が払い出されて貯留されるようになっている。
また、下部前面板35の所定位置、例えば、下皿39の一側近傍において貸球ボタン40、返却ボタン41、精算ボタン等が配設されている。また、下部前面板35の下部の前枠ヒンジ機構20側寄りには灰皿43が装着されている。
図3に示すように、前枠30の前面の前枠ヒンジ機構20寄り部分には、その上部から略中央部にわたって板厚が所定量だけ軽減された凹部が形成され、その凹部には、金属板、強化樹脂板等の剛性を有する平板状の補強部材45が同前枠30の前面と略同一面をなして取り付けられている。そして、前枠30の前面の補強部材45によって補強された部分には、扉ヒンジ機構50によってガラス扉51(開閉扉、前面扉等とも呼ばれている)の一側が開閉可能に装着されている。
[ガラス扉について]
図3〜図5に示すように、ガラス扉51は、剛性体よりなる扉枠本体52と、その扉枠本体52の前側に装着された装飾性を有する合成樹脂製の前面装飾板61とを主体として構成されている。そして、ガラス扉51の略中央部には、横長楕円形状をなし、かつガラス板、透明樹脂板等の透視可能な透明板54によって塞がれた主開口窓53が形成されている。この透明板54にはその略中央部に透視可能な透視領域55(後述する機械表示式表示ユニット(機械表示式表示装置)170の表示部に対向する領域)が設けられ、その透視領域55の外周囲には、センタ表示部56aを有する装飾領域が設けられている。この実施例において、装飾領域は、透明板54の後面に貼り付けられた装飾シート56によって構成されている。この装飾シート56は、光の透過率が部分的に変化したシート、例えば不透明部分、半透明部分、透明部分を備えている。そして、装飾シート56には、機種名が図案化された文字、数字、主要図柄、当たり図柄、当たり図柄の組合せ、装飾用背景等の文字、図柄、模様等の半透明部分又は透明部分よりなるセンタ表示部56aが設けられている。
また、この実施例において、装飾領域の左右両側部における装飾シート56の部分には、後述のランプホルダ115に設けられたランプ(図示しない)に対応する半透明部分又は透明部分よりなるサイド表示部56bが設けられている(図3〜図5参照)。
また、ガラス扉51の上部には、略四角形状をなし、後述する電気表示式表示ユニット145の表示面を透視可能なガラス板、透明樹脂板等よりなる透明板60によって塞がれた副開口窓59が形成されている。
図3〜図5に示すように、ガラス扉51の前面装飾板61には、その扉ヒンジ機構50側においてヒンジ側電飾部62が設けられている。このヒンジ側電飾部62の内部には、ランプ基板が配設され、そのランプ基板にはヒンジ側電飾部62を照明するランプ、LED等の複数の発光体(図示しない)が配設されている。
また、ガラス扉51の前面装飾板61には、その自由端寄りにおいて自由端側電飾部63と、スピーカ34に対する複数のスピーカ用スリット65が設けられている。また、自由端側電飾部63には、前枠30前面のランプ基板33上の複数の発光体32が発する光がそれぞれ出射される複数のレンズ64が配設されている(図4参照)。
図4と図5に示すように、ガラス扉51の前面装飾板61には、その主開口窓53の下部段差部に位置してベッドボタン75(賭け数設定ボタン)、クレジットボタン74(球投入ボタン)がそれぞれ操作可能に配設されている。
また、ガラス扉51の前面装飾板61の主開口窓53の下部段差部の下側前面には、作動レバー70、第1ストップボタン71、第2ストップボタン72、第3ストップボタン73等がそれぞれ操作可能に配設されている。なお、ガラス扉51の自由端側後面とこれに対向する前枠30の自由端側前面との間には、ガラス扉51を閉じ状態に解錠可能に施錠する施錠装置が配設されている。
[遊技盤装着部としての遊技盤装着枠について]
図1及び図7〜図9に示すように、前枠30の後面側には、合成樹脂、軽合金、木質合板等より形成された遊技盤装着部としての遊技盤装着枠80が配設されている。
この遊技盤装着枠80は、前枠30の開口窓31の後側周縁部に沿う上枠部81、下枠部82、及び左右の両側枠部83、84を備えかつ後述する遊技盤ユニット100の遊技板101が後方から嵌込可能な大きさの四角枠状に形成されている。また、遊技盤装着枠80は前枠30と同質材料によって一体成形して部品点数や組付工数を削減することが望ましい。
図7〜図9に示すように、遊技盤装着枠80の上枠部81には、次に詳述する遊技盤ユニット100の電気表示式表示ユニット145を、その上枠部81の後側から嵌込み可能でかつ同電気表示式表示ユニット145を位置決めして保持するための表示装置用嵌込部86が形成されている。
すなわち、図8と図9に示すように、表示装置用嵌込部86は、上枠部81の後側において、遊技盤ユニット100の電気表示式表示ユニット145を斜め下方から嵌込み可能でかつその電気表示式表示ユニット145の左右両側面に近接して左右方向の位置決めをなす左右の両側規制壁87と、図8に示すように、所定位置まで嵌込まれた電気表示式表示ユニット145の上部後面に接近して遊技盤ユニット100の後方への倒れを防止する倒れ防止部88とがそれぞれ形成されている。
また、図7と図9に示すように、遊技盤装着枠80の左右の両側枠部83、84の前側上部近傍には、側部前面当接片89が形成されている。また、遊技盤装着枠80の下枠部82には、下部前面当接片90が形成されている。そして、遊技盤装着枠80の枠内には、その側部前面当接片89と下部前面当接片90に当接する所定位置まで遊技盤ユニット100の遊技板101が嵌込まれ、これ以上前方に遊技盤ユニット100が移動することが阻止されるようになっている。
[遊技板を有する遊技盤ユニットについて]
図10と図11に示すように、遊技盤装着枠80の枠内に嵌込まれて装着される遊技盤ユニット(単に遊技盤という場合もある)100は、その主体部をなす遊技板101に対し、ランプホルダ115、数値表示ユニット120、冷陰極管156、機械表示式表示ユニット(機械表示式表示装置)170及び電気表示式表示ユニット(電気表示式表示装置)145等がそれぞれ一体状に組み付けられてユニット化されている。
また、この実施例において、遊技板101は、合成樹脂等よりなり、機械表示式表示ユニット170の各図柄表示体(表示部)175の前側表示面が突出される開口窓102を有して略方形枠状に形成されている(図12及び図13参照)。
また、この実施例において、遊技板101は、前面板101a、開口窓102の内周縁部に沿って四角環状をなす内側周壁101b、前面板101aの外周縁部に沿って四角環状をなす外側周壁101c、前面板101aの後面から突出しかつ格子状に交差する複数の縦リブ107及び横リブ108を一体に備えている。
すなわち、遊技板101は、その各枠部を構成している上枠部103、下枠部104及び左右の両側枠部105、106は、前記した前面板101a、内側周壁101b、外側周壁101c、複数の縦リブ107及び横リブ108によってそれぞれ一体に連結されて構成されている。これによって遊技板101は、軽量化が図られながら所望とする剛性を有しかつ所定の厚さ寸法をもつ方形枠状に形成されている。
図12に示すように、遊技板101の一面(この実施例では遊技板101の前面)には、装備品を位置決めして取り付けるための複数の位置決めピン110、111(この発明の凸部に相当する)がそれぞれ突設されている。
この実施の形成において、遊技板101の左右の両側枠部105、106の前面板101aの高さ方向中央部の上下部分の計4箇所において、装備品としてのランプホルダ115に対応するランプホルダ用位置決めピン110が突設されている。そして、図10に示すように、遊技板101の左右の両側枠部105、106の前面板101aの高さ方向中央部には、左右一対のランプホルダ115がランプホルダ用位置決めピン110によって位置決めされた後、ビス等によって取り付けられる。
これら一対のランプホルダ115には、ガラス扉51の主開口窓53に設けられた装飾シート56の側シート部58をそれぞれ個別に照明する各複数のランプ(図示しない)が点滅可能に配設されている。
また、遊技板101の左右の両側枠部105、106の前面板101aの高さ方向下部寄り部分の2箇所において、装備品としての数値表示ユニット120に対応する表示ユニット用位置決めピン111がそれぞれ突設されている。そして、遊技板101の左右の両側枠部105、106の前面板101aの高さ方向下部寄り部分に跨って横長の数値表示ユニット120が表示ユニット用位置決めピン111によって位置決めされた後、ビス等によって取り付けられる(図10参照)。
この数値表示ユニット120は、その本体部分をなすユニットケース121に対し、7セグメント表示器よりなるクレジット用表示部122、ゲームカウント用表示部123及び払出用表示部124がそれぞれ組み付けられている。
また、図13と図14に示すように、遊技板101の他面(この実施例では遊技板101の後面)には、ランプホルダ用位置決めピン110及び表示ユニット用位置決めピン111にのうち、少なくとも1つの位置決めピン、望ましくは2つ以上の位置決めピン110(及び/又は111)が嵌合可能な位置決め凹部130がそれぞれ形成されている。
また、位置決め凹部130に対応する位置決めピン110(及び/又は111)以外の各位置決めピン110(及び/又は111)の配設位置は、縦リブ107と横リブ108とが共に存在しない凹部(空間部)に対応する位置に設定されている。
これによって、図16と図17に示すように、略同一形状をなす複数の遊技板101が積層状に積み重ねられたときには、隣接する遊技板101のうち、一方の遊技板101の位置決めピン110(及び/又は111)が他方の遊技板101の位置決め凹部130に嵌込まれる。また、前記以外の位置決めピン110(及び/又は111)は縦リブ107と横リブ108とが共に存在しない凹部(空間部)に挿入されて積層状に積み重ねられるようになっている。
また、この実施例において、図11〜図13に示すように、遊技板101の後面の所定位置(この実施例では側枠部106の上部寄り部分)には、同遊技板101に対し後述する機械表示式表示ユニット170をそのユニット本体171の片側の取付フランジ172において仮止めするユニット仮止具(この発明の部品に相当する)135が突出状態で取付ねじ136を中心として回動可能に取り付けられている。
また、遊技板101の前面には、部品としてのユニット仮止具135が収納状態で挿入可能な部品収納凹部112が凹設されている。
これによって、図16に示すように、略同一形状をなす複数の遊技板101が積層状に積み重ねられたときには、一方の遊技板101のユニット仮止具135が他方の遊技板101の部品収納凹部112に挿入されて積層状に積み重ねられるようになっている。
[第2の表示ユニットとして電気表示式表示ユニットについて]
また、図10と図12に示すように、遊技板101前面の上部、すなわち上枠部103には、その左右方向略中央部から自由端側(前枠ヒンジ機構20や扉ヒンジ機構50が配置される側と反対側)寄り部分において、電気表示式表示ユニット用装着凹部140が凹設されている。この装着凹部140の底面はやや斜め下向き状をなしており、その左右両側部の前側には、平断面鉤形状をなす一対の係止片141が突設されている。そして、装着凹部140には、比較的大型、例えば、遊技板101の幅寸法の1/2前後、あるいはそれ以上の幅寸法の第2の表示ユニットとしての電気表示式の表示部146を前側に有する電気表示式表示ユニット(電気表示式表示装置)145が、その表示部146前面の表示面をやや斜め下向き状にして嵌込まれる。さらに、電気表示式表示ユニット145は、その左右両側部が一対の係止片141に係止された状態で装着保持されるようになっている。
また、電気表示式表示ユニット145は、液晶表示器、プラズマ表示器、EL表示器等の電気表示式の表示部146と、その表示部146の後面に装着されかつ表示制御基板が収納された表示制御ボックスと、を一体状に備えてユニット化されている。そして、電気表示式表示ユニット145は、遊技板101の装着凹部140に装着された状態において、同電気表示式表示ユニット145の略上半部が遊技板101の上枠部103の上端面から上方に突出して装着されるようになっている。
[照明ランプとしての冷陰極管について]
また、図10と図12に示すように、遊技板101の上枠部103のヒンジ寄り部分には変換器用装着凹部150が凹設され、その変換器用装着凹部150には、次に述べる照明ランプ(光源)としての冷陰極管156に対する電源供給用の変換器(インバータ)151がビス等の取付手段によって装着されている。
また、図8と図10に示すように、遊技板101の上枠部103には、開口窓102の上縁部に沿って照明ランプとしての横方向に長尺の冷陰極管156が配設されている。この冷陰極管156は、機械表示式表示ユニット170の各図柄表示体(表示部)175の前側表示面を照明するものであり、ガラス扉51の主開口窓53における装飾領域(装飾シート56の上シート部57)の背後に位置して装着されている。そして、冷陰極管156は、装飾領域(装飾シート56の上シート部57)を照明する機能とを兼ね備えている。さらに、冷陰極管156の背後には、同冷陰極管156が発する光の一部を、機械表示式表示ユニット170の各図柄表示体175の前側表示面と、ガラス扉51の主開口窓53における装飾シート56の上シート部57とに向けてそれぞれ反射する反射板157が装着されている。
[第1の表示ユニットとして機械表示式表示ユニットについて]
図10と図11に示すように、遊技板101の略中央部には、第1の表示ユニットとしての機械表示式表示ユニット(機械表示式表示装置)170が装着されている。この実施例において、遊技板101の後面において、その開口窓102に臨んで機械表示式表示ユニット170が装着されている。この機械表示式表示ユニット170は、その本体部をなすユニット本体171と、そのユニット本体171に組み込まれた左右及び中間の3つの無端状ベルト(円形リング状の回転リール、回転ドラム等であってもよい)よりなる図柄表示体(表示部)175と、ユニット本体171の後面にボックス装着板180を介して装着される主基板ボックス181並びに副基板ボックス183を主体として構成されてユニット化されている。
すなわち、ユニット本体171は、剛性を有する部材、例えば、鉄板等の金属板が略四角筒状に曲げ加工されて形成され、その前端部両側部には横方向に張り出す取付フランジ172が折り曲げ加工等によって形成されている。
ユニット本体171に組み込まれた各図柄表示体175は、それぞれ別の駆動モータを駆動源として回転制御されるとともに、各図柄表示体175の表面全周には数字、図柄、模様等の抽選図柄が表示されている。そして、機械表示式表示ユニット170は、図4に示すベッドボタン75を操作して賭け数を設定した後、クレジットボタン74を操作して賭け数に応じた球を投入したことを条件として、作動レバー70を作動することで3つの図柄表示体175がそれぞれ回転する。そして、各図柄表示体175にそれぞれ対応する第1〜第3ストップボタン71、72、73を押すことで各図柄表示体175が停止するようになっている。また、各図柄表示体175の前側表示面にそれぞれ個別に表示された各図柄(3つの図柄)の列が所定の当たり図柄列となって停止したときには、所定数の球が上皿36に払い出されるようになっている。
また、図11に示すように、ユニット本体171の後面にはボックス装着板180が配設され、このボックス装着板180の後面の下部には、遊技全般の制御を行うための主制御基板182が収納された主基板ボックス181が配設されている。また、ボックス装着板180の後面には、主基板ボックス181の上部に隣接して副基板ボックス183が装着されている。副基板ボックス183には、遊技機の所定位置に配設されたスピーカ等を作動制御したり、あるいはランプ、LED等を点滅制御するためのするための音声制御基板、ランプ制御基板等の副制御基板184が収納されている。
[遊技盤の配線構造について]
遊技板101の外側面には、その遊技板101を含む遊技盤ユニット100内において各種の回路基板(制御基板等も含む)や電気機器を電気的に接続するための電気的接続線を同遊技板101の外郭形状の外側に突出することなくその内側において配線するための配線用凹部が形成されている。
この実施例において、図10〜図12に示すように、遊技板101の一方の側枠部(前枠ヒンジ機構20や扉ヒンジ機構50が配置される側と反対側の自由端側に位置する側枠部)106の外側面の上下部には、形態が異なる複数種類、例えば遊技盤用第1、第2接続線164、168にそれぞれ対応する配線用第1凹部160と配線用第2凹部166とがそれぞれ切り欠き状に凹設されている。
この実施例において、遊技盤用第1接続線164は、複数本の単線(ばら線)の端末部に共通の端末コネクタが接続された電気的接続線が用いられる。
また、遊技盤用第2接続線168は、複数の接続線が平帯状をなして一体化されたフラットケーブルとも呼ばれる電気的接続線が用いられている。
図12に示すように、配線用第1凹部160の底部には、その底面から略直角状に突設する根元部と、その根元部の先端から配線用第1凹部160に平行して延出された係止部とをそれぞれ一体に有して平面形状で略T字状(L字状でもよい)をなす上係止片161、中間係止片162及び下係止片163がそれぞれ形成されている。そして、配線用第1凹部160には、その上係止片161、中間係止片162及び下係止片163の各係止部を順次に弾性的に拡開変形させながら複数本の単線よりなる遊技盤用第1接続線164が挿入されるようになっている(図11参照)。
これによって、同遊技盤用第1接続線164は蛇行状に屈曲されかつ上係止片161、中間係止片162及び下係止片163の各係止部によって係止(あるいは弾性的に係止)されて保持されるようになっている。
また、図12に示すように、配線用第2凹部166の底部の上下両端部に存在する上下の両側壁部の所定高さ位置には、配線用第2凹部166の底部に平行して一対の弾性係止片167が対向に突出されている。そして、配線用第2凹部166には、フラットケーブルよりなる遊技盤用第2接続線168がその幅方向の両側部寄り部分が一対の弾性係止片167に係止されて保持されるようになっている。
また、この実施例において、図11に示すように、遊技盤用第1接続線164は、副基板ボックス183内に収納された副制御基板184と電気表示式表示ユニット145内に収納された表示制御基板とを電気的に接続する。すなわち、遊技盤用第1接続線164は、その一端の端末コネクタが副制御基板184の一側(前枠ヒンジ機構20や扉ヒンジ機構50が配置される側と反対側の自由端側)寄りに配置された遊技盤用基板コネクタに接続され、同遊技盤用第1接続線164他端の端末コネクタが表示制御基板の基板コネクタに接続される。
また、遊技盤用第2接続線168は、後述する主基板ボックス181内に収納された主制御基板182と数値表示ユニット120の回路基板とを電気的に接続する。
すなわち、図10と図11に示すように、遊技盤用第2接続線168は、その一端の端末コネクタが主制御基板182の一側(前枠ヒンジ機構20や扉ヒンジ機構50が配置される側と反対側の自由端側)寄りに配置された遊技盤用基板コネクタに接続され、同遊技盤用第2接続線168の他端の端末コネクタが数値表示ユニット120の回路基板の基板コネクタに接続される。
[遊技盤側とガラス扉側の配線構造について]
図3に示すように、遊技板101の前面のヒンジ側(前枠ヒンジ機構20や扉ヒンジ機構50が配置される側)寄りの上部には、扉用第1、第2前面コネクタ177a、178aが隣接状に配設され、下部には扉用第3前面コネクタ179aが配設されている。
そして、ガラス扉51の上部寄り部分に配設された各種のランプ基板等に対応する扉用第1、第2接続線177、178の端末コネクタが扉用第1、第2前面コネクタ177a、178aにそれぞれ接続されるようになっている。
また、ガラス扉51の下部寄りに配設された第1〜第3ストップボタン71〜73や作動レバー70等に対応する扉用第3接続線187の端末コネクタが扉用第3前面コネクタ179aに接続されるようになっている。
また、図6と図18に示すように、遊技板101の後面のヒンジ側(前枠ヒンジ機構20や扉ヒンジ機構50が配置される側)寄りの上下部には、扉用第1、第2及び第3前面コネクタ177a、178a、179aにそれぞれ電気的に接続されている扉用第1、第2及び第3後面コネクタ185a、186a、187aがそれぞれ配設されている。
扉用第1、第2後面コネクタ185a、186aには、扉用第1、第2接続線185、186の各一方の端末コネクタが接続されている。そして、扉用第1、第2接続線185、186の各他方の端末コネクタが副制御基板184のヒンジ側(前枠ヒンジ機構20や扉ヒンジ機構50が配置される側)寄りに配置された扉用基板コネクタにそれぞれ接続されている。
また、扉用第3後面コネクタ187aには、扉用第3接続線187の一方の端末コネクタが接続されている。そして、扉用第3接続線187の他方の端末コネクタが主制御基板182の他側(前枠ヒンジ機構20や扉ヒンジ機構50が配置される側)寄りに配置された扉用基板コネクタにそれぞれ接続されている。
また、この実施例において、遊技板101の後面のヒンジ側(前枠ヒンジ機構20や扉ヒンジ機構50が配置される側)寄りの上部、すなわち、扉用第1、第2後面コネクタ185a、186aが配設される近傍には、照明ランプとしての冷陰極管156に対応する変換器151に対する変換器用後面コネクタ188aが配設されている。この変換器用後面コネクタ188aには、変換器用接続線188の各一方の端末コネクタが接続されている。そして、変換器用接続線188の他方の端末コネクタが副制御基板184のヒンジ側(前枠ヒンジ機構20や扉ヒンジ機構50が配置される側)寄りに配置された変換器用基板コネクタに接続されている。
[機構盤について]
図1に示すように、遊技盤装着枠80の後側には、機構盤200が、その一側において機構盤ヒンジ機構195によって後方に開閉可能に装着され、閉止具によって閉じ状態に閉止保持されている。
機構盤200は、合成樹脂等よりなり、その略中央部には、遊技盤ユニット100の後側突出部、例えば、機械表示式表示ユニット170の一部あるいは主基板ボックス181及び副基板ボックス183が後方に突出される開口窓201を有して略方形枠状に形成されている(図1及び図2参照)。
図2に示すように、機構盤200の上枠部後面の上下部には、球タンク210とタンクレール211とが連通状に装着されている。また、機構盤200のヒンジ側の側枠部には、球払出装置220が装着されている。この球払出装置220は、タンクレール211に通じる球通路、電動駆動部材としての払出モータによって駆動されかつ球通路の球を払出通路に払い出す球払出部材等がケース体に組み付けられてユニット化されている。
また、機構盤200の下枠部の後面には、回路基板としての払出制御基板241及び電源基板242が収納された基板ボックス230が開閉並びに着脱可能に装着されている。
[シールド部材について]
図1、図7及び図11に示すように、第2の表示ユニットとしての電気表示式表示ユニット145と機構盤200の球タンク210との間には、機構盤200側からの静電気、すなわち、主として島設備から供給される多量の球が帯電状態で供給され、これが原因となって発生する電磁波等から電気表示式表示ユニット145の表示制御基板を保護するためのシールド部材148が装着されている。
この実施例において、遊技板101後面の上部、すなわち上枠部103の後面でかつ電気表示式表示ユニット用装着凹部140の底板部に対応する位置にシールド部材148が装着されている。このシールド部材148は、鉄板、ステンレス板、銅板等の金属板や導電板よりなり、表示制御基板と略同じ大きさあるいは適宜に大きい四角板状に形成されている。そして、シールド部材148は、ビス等によって遊技板101の上枠部103の後面に取り付けられている。
また、シールド部材148は、電気表示式表示ユニット145の後側及び周囲を取り囲むようにして箱形状(ケース状)に形成されたものでもよく、また、シールド部材148は、電気表示式表示ユニット145に一体状に装着されてもよい。
[実施例の作用効果について]
この実施例に係る遊技機は前述したように構成される。
したがって、図14〜図17に示すように、略同一形状をなす複数の遊技板101を積層状に積み重ねる場合、下層の遊技板101の一面(上向き面となる前面)の凸部としての位置決めピン110(及び/又は111)と、その下層の遊技板101の一面に積み重ねられる上層の遊技板101の他面の他面の凹部としての位置決め凹部130とを合致させながら嵌込まれることで、下層の遊技板101の一面に上層の遊技板101が位置決めされて積み重ねられる。
この際、下層の遊技板101において、前記以外の位置決めピン110(及び/又は111)は、上層の遊技板101の縦リブ107と横リブ108とが共に存在しない凹部(空間部)に挿入されて積層状に積み重ねられる。
このため、遊技板101の一面から突出された位置決めピン110、111の突出量に相当する分だけ嵩張るという不具合を防止することができる。言い換えると、複数の遊技板101をその板厚寸法に相当する寸法で整然として積み重ねて積層することができる。
また、複数の遊技板101が積み重ねられた状態において、位置決めピン110(及び/又は111)と、位置決め凹部130との嵌合作用によって隣接する遊技板101が相互に位置ずれすることを確実に防止することができる。
また、この実施例において、図16に示すように、一方の遊技板101の一面には、他方の遊技板101の他面に突出状に組み付けられた部品としてのユニット仮止具135が挿入される部品収納凹部112が形成されている。
したがって、一方の遊技板101の部品収納凹部112に、他方の遊技板101に突出状に組み付けられたユニット仮止具135が挿入されて収納される。
このため、遊技板101に突出状に組み付けられた部品としてのユニット仮止具135に係わることなく複数の遊技板101を積層状に積み重ねることができる。
前記したように、この実施例では、略同一形状に形成された複数の遊技板101を積層状に積み重ねた場合においても、荷崩れを防止しながらかつ最小限のスペースにおいて容易に積み重ねて積層することができ、遊技板101の保管や運搬時において効果が大きい。
また、遊技板101に対し各種の装備品を装着して遊技盤ユニット(単に遊技盤という場合もある)100を構成する場合、図10と図12に示すように、遊技板101の前側においては、その左右の両側枠部105、106の各位置決めピン110によって左右一対のランプホルダ115がそれぞれ位置決めされた後、ビス等によって取り付けられる。
また、左右の両側枠部105、106の高さ方向下部寄り部分の2箇所の位置決めピン111によって横長の数値表示ユニット120が位置決めされた後、ビス等によって取り付けられる。
また、遊技板101の上枠部103前側の電気表示式表示ユニット用装着凹部140に電気表示式表示ユニット145が、その表示部146前面の表示面をやや斜め下向き状にして嵌込まれ一対の係止片141に係止された状態で装着保持される。
また、遊技板101の上枠部103前側の変換器用装着凹部150には、照明ランプとしての冷陰極管156に対する電源供給用の変換器(インバータ)151がビス等の取付手段によって装着される。
さらに、遊技板101の上枠部103前側には、開口窓102の上縁部に沿って照明ランプとしての横方向に長尺の冷陰極管156が装着される。なお、図3に示すように、変換器151と冷陰極管156は接続線192によって電気的に接続される。
一方、図11と図13に示すように、遊技板101の後面には、その開口窓102に臨んで機械表示式表示ユニット170が装着される。すなわち、遊技板101の後面に機械表示式表示ユニット170を装着する場合、まず、ユニット本体171の一方の取付フランジ172が、遊技板101の後面のユニット仮止具135によって仮止めされる。ここで、他方の取付フランジ172がビスによって遊技板101の側枠部105に締め付け固定される。その後、仮止め状態にある一方の取付フランジ172がビスによって遊技板101の側枠部106に締め付け固定されることで、遊技板101の後面に機械表示式表示ユニット170が容易に装着される。
また、遊技板101後面の上部、すなわち上枠部103の後面でかつ電気表示式表示ユニット用装着凹部140の底板部に対応する位置にはシールド部材148がビス等によって装着される。
前記したように、遊技板101の前後両側部に各種の装備品、装置等が装着され、その遊技板101側において遊技盤用第1、第2接続線164、168を配線して各種の装備品、装置と主制御基板182あるいは副制御基板184とを電気的に接続することで遊技盤ユニット100が構成される。
すなわち、前記したように、遊技板101の自由端側の側枠部106に形成した配線用第1凹部160には、遊技盤用第1接続線164が蛇行状に屈曲された状態で上係止片161、中間係止片162及び下係止片163の各係止部によって係止される。また、遊技板101の自由端側の側枠部106に形成した配線用第2凹部166には、フラットケーブルよりなる遊技盤用第2接続線168が一対の弾性係止片167に係止されて保持される。
また、図6と図18に示すように、遊技板101の後面のヒンジ側寄りの上部の変換器用後面コネクタ188aと、副制御基板184の変換器用基板コネクタに対し変換器用接続線188の端末コネクタがそれぞれ接続される。
このようにして、遊技盤ユニット100内で接続可能な遊技盤用第1、第2接続線164、168と変換器用接続線188のうち、主要部、すなわち、遊技盤用第1、第2接続線164、168を自由端側に配線することで、遊技盤ユニット100のヒンジ寄り側にガラス扉51に対する配線スペースを広く確保することができる。
例えば、遊技板101の前後両面のヒンジ側寄り部分には、扉用第1〜3前面コネクタ177a、178a、179aと、扉用第1〜3後面コネクタ185a、186a、187aとをそれぞれ容易に配設することができる(図3、図6及び図18参照)。
[実施例の遊技盤の装着構造の作用効果について]
前記したように構成される遊技盤ユニット100は、次に述べる手順によって遊技盤装着枠80に装着される。すなわち、図7〜図10に示すように、まず、遊技盤装着枠80の上枠部81に形成された表示装置用嵌込部86の左右の両側規制壁87に沿って遊技盤ユニット100の電気表示式表示ユニット145を斜め下方から嵌込む。そして、遊技盤ユニット100をしだいに直立状態にしながら、その遊技板101を遊技盤装着枠80の側部前面当接片89と下部前面当接片90に遊技板101の前面が当接する所定位置まで嵌込まれる。
前記したように、遊技盤装着枠80の表示装置用嵌込部86の左右の両側規制壁87によって遊技盤ユニット100の電気表示式表示ユニット145を左右方向に位置決め案内しながら遊技盤装着枠80の所定位置まで遊技盤ユニット100を容易に嵌込むことができる。
また、遊技盤装着枠80の所定位置まで遊技盤ユニット100が嵌込まれた状態において、電気表示式表示ユニット145の上部後面が表示装置用嵌込部86の倒れ防止部88に接近する。このため、遊技盤ユニット100が後方への不測に倒れる不具合を防止することができる。その後、遊技盤ユニット100をその遊技板101の周縁部近傍において留め具によって遊技盤装着枠80に容易に装着することができる。
[実施例の遊技盤の配線構造の作用効果について]
また、この実施例において、遊技板101の自由端側の側枠部(この場合ヒンジ側の側枠部105でもよい)106に、配線用凹部、この実施例では、図11に示すように、配線用第1凹部160と配線用第2凹部166とをそれぞれ切り欠き状に形成し、こられ配線用第1、第2凹部160、166に遊技盤用第1、第2接続線164、168をそれぞれ挿通して保持することができる。言い換えると、遊技盤用第1、第2接続線164、168を遊技板101の外郭部からはみ出すことがないように保持することができる。このため、遊技盤装着枠80に遊技盤ユニット100を嵌込むときに、遊技盤用第1、第2接続線164、168が妨害物となる不具合を防止することができる。
また、遊技板101の配線用第1凹部160には、遊技盤用第1接続線164を蛇行状に屈曲させた状態で上係止片161、中間係止片162及び下係止片163の各係止部によって確実に係止して保持することができる。
また、遊技板101の配線用第2凹部166には、フラットケーブルよりなる遊技盤用第2接続線168をその幅方向両側部近傍において一対の弾性係止片167によって確実に係止して保持することができる。
前記したように、遊技盤装着枠80に遊技盤ユニット100が装着された後、遊技盤ユニット100とガラス扉51との電気的接続作用が行われる。
すなわち、図3に示すように、遊技板101の前面のヒンジ側寄り部分の上部に配設された扉用第1、第2前面コネクタ177a、178aに対してはガラス扉51の上部寄り部分に配設された各種のランプ基板等に対応する扉用第1、第2接続線185、186の端末コネクタが接続される。
また、遊技板101の前面のヒンジ側寄り部分の下部に配設されたは扉用第3前面コネクタ179aに対してはガラス扉51の下部寄りに配設された第1〜第3ストップボタン71〜73や作動レバー70等に対応する扉用第3接続線179の端末コネクタが接続される。これによって遊技盤ユニット100とガラス扉51との電気的接続をヒンジ寄り部分において容易に行うことができる。
また、この実施例におて、ガラス扉51のヒンジ機構側においては、ガラス扉51側のランプ基板や各種ボタン等が遊技板101側の主制御基板182や副制御基板184と、扉用第1、第2接続線177、178によって電気的に接続される。
また、ヒンジ機構と反対側の自由端側においては、遊技板101前側の電気表示式表示ユニット145や数値表示ユニット120が、遊技板101後側の主制御基板182や副制御基板184と遊技盤用第1、第2接続線164、168によって電気的に接続される。
このようにして、遊技板101とガラス扉51との扉用第1、第2接続線177、178と、遊技板101の前側と後側との遊技盤用第1、第2接続線164、168とを遊技板101のヒンジ機構側及び自由端側とにそれぞれ区分けして配線することで、扉用第1、第2接続線177、178と、遊技盤用第1、第2接続線164、168とが互いに入り交じることなく合理的に配線することができる。このため、配線作業や配線の保守点検が容易となる。
また、ヒンジ機構側において遊技板101とガラス扉51との扉用第1、第2接続線177、178を配線することで、自由端側において配線する場合と比べ扉用第1、第2接続線177、178を短くすることができるとともに、ガラス扉51の開閉時に扉用第1、第2接続線177、178が過大に引張されて断線する不具合を防止することができる。
[実施例の照明ランプ(光源)としての冷陰極管の作用効果について]
また、この実施例において、遊技板101の上枠部103前面には、開口窓102の上縁部に沿って照明ランプ(光源)としての横方向に長尺の冷陰極管156が配設されている。
図8に示すように、冷陰極管156は、同冷陰極管156が発する光の一部を、機械表示式表示ユニット170の各図柄表示体175の前側表示面と、ガラス扉51の主開口窓53における装飾シート56の上シート部57とに向けてそれぞれ反射する反射板157を備えている。このため、この冷陰極管156によって、機械表示式表示ユニット170の各図柄表示体(表示部)175の前側表示面をそれぞれ照明することができるとともに、ガラス扉51の主開口窓53における装飾領域(装飾シート56の上シート部57)を照明することができる。
言い換えると、照明ランプとしての横方向に長尺の冷陰極管156は、機械表示式表示ユニット170の機械表示式の表示部(ベルト、リール、ドラム等)を照明するとともに、ガラス扉51の主開口窓53における装飾領域(装飾シート56の上シート部57)を照明する機能を兼ね備えている。
このように、機械表示式表示ユニット170の各図柄表示体(表示部)175の前側表示面を照明する冷陰極管156によって、ガラス扉51の主開口窓53における装飾領域(装飾シート56のセンタ表示部56a)を照明することで、装飾領域専用の照明ランプ(光源)を準備して遊技板101の前面の所定位置に装着する手間を省くことができ、コスト低減に効果が大きい。
しかも、装飾領域専用の照明ランプを装着するスペースを確保する必要もないため、その分だけ他の装備品を配設するための設計の自由度を増大させることが可能となる。
また、冷陰極管156の背後に設けた反射部材157によって冷陰極管156が発する光を反射して機械表示式表示ユニット170の機械表示式の表示部(ベルト、リール、ドラム等)及びガラス扉51の装飾領域のセンタ表示部56aをそれぞれ良好に照明することができ、照明効果を高めることができる。
特に、遊技板101に装着された機械表示式表示ユニット(機械表示式表示装置)170の機械表示式の表示部を照明する際、光源としての冷陰極管156を遊技板101の前部に配置することで、ガラス扉51側に配置する場合と比べ、不測に位置ずれすることなく適切に照明することができる。
また、ガラス扉51の透明板54の後面に装飾シート56を貼り付けらることによって、文字、図柄、模様等のセンタ表示部56aを有する装飾領域を容易に構成することができる。
また、この実施例において、図3と図10に示すように、遊技板101前面の上部おいて、ヒンジ寄り側に照明ランプとしての冷陰極管156に対する電源供給用の変換器(インバータ)151が装着される。このため、遊技板101の前側において、冷陰極管156と電源供給用の変換器151とを短い接続線によって容易に接続することができる。
さらに、ヒンジ側寄りにおいて、遊技機本体側、前枠30側の電源供給部としての電源基板と変換器151とを接続線によって容易に接続することができる。
また、遊技板101前面のヒンジ寄り側に変換器151が装着されことで、遊技板101前面の自由端寄り部分には比較的大きいスペースを確保することが容易となる。そして、遊技板101前面の上部左右方向略中央部から自由端寄り部分にわたる大きいスペースに比較的大型、例えば、遊技板101の幅寸法の1/2前後、あるいはそれ以上の幅寸法をもつ大型の表示部146を前側に有する電気表示式表示ユニット145を装着することができる。
[実施例のシールド部材の作用効果について]
遊技板101の上部には、球タンク210の前側に略対面状態で第2の表示ユニットとしての電気表示式表示ユニット145が設けられ、電気表示式表示ユニット145と球タンク210との間には、導電性のシールド部材148が配設されている。この実施例において、図1、図7及び図11に示すように、電気表示式表示ユニット145と機構盤200の球タンク210との間(例えば、電気表示式表示ユニット用装着凹部140の底板部に対応する位置)に、鉄板、ステンレス板、銅板等の金属板や導電板よりなる導電性のシールド部材148が装着されている。
このため、機構盤200側からの静電気や電磁波等による悪影響、例えば、球タンク210に供給された球の帯電による悪影響をシールド部材148においてシールドすることができる。言い換えると、球タンク210内の帯電した球の静電気や電磁波をシールド部材148によって遮断(吸収)することができる。この結果、機構盤200側からの静電気や電磁波等が原因となって電気表示式表示ユニット145の表示制御基板が誤動作したり、あるいは液晶表示部等の電気表示式表示部の画面が乱れる等の不具合を防止することができる。
また、遊技板101の上部前側に電気表示式表示ユニット145を、上部後側にシールド部材148を装着することで、電気表示式表示ユニット145とシールド部材148とが不測に位置ずれすることがない。このため、球タンク210内に貯留されてた球の静電気や電磁波等をシールド部材148によって確実に遮断して表示ユニットを保護することができる。
また、液晶表示器、プラズマ表示器、EL表示器等の表示部146を有する電気表示式表示ユニット145は、静電気や電磁波の影響を受けやすいため、シールド部材148による静電気や電磁波等の遮断による効果が大きい。
遊技板101の中央部には、第1の表示ユニットとしてのベルト、リール、ドラム等機械表示式の図柄表示体175を有する機械表示式表示ユニット170が設けられ、遊技板101の上部には、前記したように第2の表示ユニットとしての電気表示式表示ユニット145が設けられている。
これによって、機械表示式表示ユニット170を、大当たりの抽選図柄を変動表示する主表示装置とし、電気表示式表示ユニット145遊技演出用の副表示装置として用いることができる。このため、遊技演出をより一層向上させることができる。
さらに、機械表示式表示ユニット170と電気表示式表示ユニット145との組合せによって斬新な遊技演出を行うことができる。
[他の実施例について]
なお、この発明は実施例に限定するものではない。
例えば、前記実施例においては、パチンコ球を使用してスロットマシン遊技のような遊技を行う遊技機である場合を例示したが、パチンコ機等の弾球遊技機ある場合においても実施可能である。例えば、前記実施例においては、遊技板101に対し、図柄表示体175(回転ベルト、回転レール、回転ドラム等)を備えた機械表示式表示ユニット170が装着されて遊技盤ユニット(単に遊技盤という場合もある)100が構成されるが、弾球遊技機においては、遊技板に各種の入賞装置、役物装置、誘導釘等が配設されて遊技盤ユニットが構成される。
また、前記実施例は次に述べる他の発明1〜4を含んでいる。
[他の発明1の手段及び作用効果について]
他の発明1の手段1は、
「遊技機本体と、その遊技機本体の遊技盤装着部に着脱可能に装着された遊技盤と、その遊技盤の所定位置に装着された機械表示式表示装置と、前記遊技機本体の前側に開閉可能に装着されたガラス扉と、を備えた遊技機であって、
前記ガラス扉は、前記機械表示式表示装置の表示部を透視可能な透視領域と、その透視領域の周縁部に設けられた半透明部分を有する装飾領域と、がそれぞれ設けられ、
前記遊技盤の前部には、前記機械表示式表示装置の表示部を照明する光源が前記ガラス扉の装飾領域の後側に対応する位置において配置されることで前記ガラス扉の装飾領域を照明する構成にしてあることを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
ここで、遊技機本体とは、遊技盤装着部を有する前枠や、前枠と機構盤とが一体化された本体枠等をいう。
また、遊技盤とは、遊技に関する各種の装置、構成部材等が装着されたものをいい、装着ベースは、板状のもの、箱形状のもの、枠形状のもの等を含み、その形状は問わない。
前記構成において、遊技盤の前部に配置した光源によって機械表示式表示装置の表示部を照明することができるとともに、ガラス扉の透視領域の周縁部に設けられた半透明部分を有する装飾領域を照明することができる。このため、ガラス扉の装飾領域を照明する専用の光源(照明ランプ)を準備して所定位置に装着する手間を省くことができ、コスト低減に効果が大きい。しかも、専用の光源を装着するスペースを確保する必要もないため、その分だけ他の装備品を配設するための設計の自由度を増大させることが可能となる。
特に、光源を遊技盤の前部に配置することで、ガラス扉側に配置する場合と比べ、遊技盤に装着の機械表示式表示装置の表示部を不測に位置ずれすることなく適切に照明することができる。
他の発明1の手段1の従属項としての手段2に係る遊技機は、光源の背後に反射部材が設けられていることを特徴とする。
したがって、光源が発する光を反射部材によって反射して機械表示式表示装置の表示部及びガラス扉の装飾領域をそれぞれ良好に照明することができ、照明効果を高めることができる。
他の発明1の手段1又は2の従属項としての手段3に係る遊技機は、遊技盤の前部に光源に対応する電源供給用の変換器が装着されていることを特徴とする。
したがって、遊技盤の前部に光源と電源供給用の変換器とがそれぞれ装着されることで、遊技盤の前において、光源と電源供給用の変換器とを短い接続線によって容易に接続することができる。
他の発明1の手段3の従属項としての手段4に係る遊技機は、電源供給用の変換器が遊技機本体のヒンジ側寄りに配置されていることを特徴とする。
したがって、遊技機本体のヒンジ側寄りにおいて、遊技機本体側の電源供給部と変換器とを接続線によって容易に接続することができる。
他の発明1の手段1又は2又は3又は4の従属項としての手段5に係る遊技機は、
機械表示式表示装置の表示部に対応するガラス扉の透視領域の周縁部に設けられた半透明部分を有する装飾領域は、前記ガラス扉の透明板(例えば、ガラス板)の後面に貼り付けられた装飾シートによって構成されていることを特徴とする。
したがって、ガラス扉の透明板の後面に装飾シートを貼り付けることによって、ガラス扉の透視領域の周縁部に半透明部分を有する装飾領域を容易に構成することができる。
[他の発明2の手段及び作用効果について]
他の発明2の手段1は、
「遊技機本体と、その遊技機本体の遊技盤装着部に着脱可能に装着された遊技盤と、を備えた遊技機であって、
前記遊技盤の周縁部の一部には、同遊技盤の前側と後側にそれぞれ配設される各種の回路基板、各種の電気機器等を電気的に接続する接続線に対応する配線用凹部が形成され、
前記遊技盤の外郭形状の外側に突出することなく前記配線用凹部内に前記接続線が挿通されて配線されることを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
ここで、遊技機本体とは、遊技盤装着部を有する前枠や、前枠と機構盤とが一体化された本体枠等をいう。
前記構成において、遊技盤の前側と後側にそれぞれ配設される各種の回路基板、各種の電気機器等を電気的に接続する接続線が遊技盤の外郭形状の外側に突出することなく配線用凹部内に挿通されて配線される。
したがって、遊技盤の所定位置に接続線を挿通するための貫通孔を貫設することなく、遊技盤の前側と後側にそれぞれ配設される各種の回路基板、各種の電気機器等を電気的に接続することができる。しかも、遊技機本体の遊技盤装着部に遊技盤を着脱する際、接続線が妨害物となる不具合を防止することができる。
この結果、遊技盤の前側と後側にそれぞれ配設される各種の回路基板、各種の電気機器等を接続線によって電気的に接続した状態のままで、遊技機本体の遊技盤装着部に遊技盤を容易に着脱することができる。
他の発明2の手段1の従属項としての手段2に係る遊技機は、配線用凹部に接続線を係止する係止手段が設けられていることを特徴とする。
したがって、係止手段によって配線用凹部に接続線を係止することで、接続線が配線用凹部から不測にはみ出す不具合を防止することができる。
他の発明2の手段2の従属項としての手段3に係る遊技機は、接続線の係止手段は、前記接続線を蛇行状に屈曲させて係止する複数の係止部によって構成されていることを特徴とする。
したがって、複数の係止部によって接続線を蛇行状に屈曲させて係止することができるため、配線用凹部に接続線を確実に係止して保持することができる。
また、蛇行状に屈曲された接続線自身の弾性力によって、複数の係止部に接続線が弾性的に係止可能となる。このため、配線用凹部に対する接続線の係止力を増大させることができ接続線の外れ防止に効果が大きい。
他の発明2の手段2の従属項としての手段4に係る遊技機は、接続線の係止手段は、フラットケーブルよりなる接続線の幅方向両側部を係止する一対の係止部によって構成されていることを特徴とする。
したがって、一対の係止部によってフラットケーブルよりなる接続線をその幅方向両側部近傍において確実に係止して保持することができる。
他の発明2の手段3又は4の従属項としての手段5に係る遊技機は、係止部の一部又は略全体おいて、遊技盤の外郭形状に沿いかつ配線用凹部の開口部を狭めるようにして形成された平坦部分を有していることを特徴とする。
したがって、係止部によって配線用凹部内に接続線を確実に係止して保持することができるとともに、係止部の平坦部分に対し異物が引掛かることを防止することができ、遊技盤の取り扱いがし易くなる。
他の発明2の手段3〜5のいずれか一項の従属項としての手段6に係る遊技機は、接続線の係止手段を構成する係支部は、配線用凹部の一部に一体に形成されていることを特徴とする。
したがって、配線用凹部の一部に係支部を一体に形成することで、遊技盤と別個に係止部を形成して配線用凹部に装着する手間を省くことができ、この分だけコスト低減を図ることができる。
[他の発明3の手段及び作用効果について]
他の発明3の手段1は、
「遊技機本体と、その遊技機本体の遊技盤装着部に着脱可能に装着された遊技盤と、前記遊技機本体の前側にヒンジ機構によって開閉可能に装着されたガラス扉と、を備えた遊技機であって、
前記遊技盤と前記ガラス扉とにそれぞれ配設される各種の回路基板、各種の電気機器等を電気的に接続する接続線は、前記ヒンジ機構側において配線され、
前記遊技盤の前側と後側にそれぞれ配設される各種の回路基板、各種の電気機器等を電気的に接続する接続線は、前記ヒンジ機構側とは反対側の自由端側において配線されるように構成されていることを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
前記構成において、ガラス扉のヒンジ機構側においては、遊技盤とガラス扉との接続線を配線し、ヒンジ機構と反対側の自由端側においては、遊技盤の前側と後側の接続線を配線することで、遊技盤とガラス扉との接続線と、遊技盤の前側と後側の接続線とが互いに入り交じることなく合理的に配線することができる。このため、配線作業や配線の保守点検が容易となる。
また、ガラス扉のヒンジ機構側において、遊技盤とガラス扉との接続線を配線することで、自由端側において配線する場合と比べ接続線を短くすることができるとともに、ガラス扉の開閉時に接続線が過大に引張されて断線する不具合を防止することができる。
[他の発明4の手段及び作用効果について]
他の発明4の手段1は、
「遊技機本体と、その遊技機本体の遊技盤装着枠の一側から嵌込まれて着脱可能に装着された遊技盤と、を備えた遊技機であって、
前記遊技盤には、その上縁部から一部突出した状態で表示装置が装着される一方、
前記遊技盤装着枠には、前記表示装置が下方から嵌込み可能な表示装置用嵌込部が形成されていることを特徴とする遊技機。」を要旨とする。
前記構成において、遊技盤装着枠に遊技盤を装着する際、まず、遊技盤装着枠の表示装置用嵌込部の下方から遊技盤の表示装置を嵌込み、次に、遊技盤装着枠に遊技盤を嵌込むことによって、遊技盤装着枠に遊技盤が仮止め状態で保持される。この状態において、遊技盤の不測の倒れが表示装置用嵌込部によって防止される。
その後、遊技盤装着枠に対し留め具等の固定手段によって固定することで遊技盤装着枠に遊技盤を容易に装着することができる。
すなわち、遊技盤装着枠の一側から遊技盤を嵌込んだ後、留め具等の固定手段によって固定する構造とした場合には、遊技盤装着枠に対し遊技盤を固定する際に遊技盤が不測に倒れる場合がある。
これに対し、遊技盤装着枠に、遊技盤の表示装置が下方から嵌込み可能な表示装置用嵌込部を形成することによって、遊技盤の不測の倒れを防止することができ、遊技盤の装着作業の能率向上を図ることができる。
他の発明4の手段1の従属項としての手段2に係る遊技機は、表示装置用嵌込部には、表示装置の一側部に接近して倒れを防止する倒れ防止部が形成されていることを特徴とする。
したがって、遊技盤の不測の倒れを表示装置の一側部に接近する倒れ防止部によって確実に防止することができる。
他の発明4の手段1又は2の従属項としての手段3に係る遊技機は、表示装置用嵌込部は、表示装置の左右両側部に近接して左右方向の位置決めをなす左右の両側規制壁を有している。
したがって、表示装置用嵌込部の左右の両側規制壁によって遊技盤の表示装置を位置決め案内しながら容易に嵌込むことができる。
この発明の実施例に係る遊技機の外枠に対し前枠、ガラス扉及び機構盤がそれぞれ開放された状態を示す斜視図である。 同じく外枠に対し前枠が開放された状態を示す斜視図である。 同じく前枠に対しガラス扉が開放された状態を示す斜視図である。 同じく遊技機を斜め前方から示す斜視図である。 同じく遊技機の正面図である。 同じく遊技機の背面図である。 同じく図6のVII−VII線に基づく遊技機の縦断面図である。 同じく遊技機の上部を拡大して示す縦断面である。 同じく前枠及び遊技盤装着枠の上部を示す斜視図である。 同じく遊技盤ユニットを前方から示す斜視図である。 同じく遊技盤ユニットを後方から示す斜視図である。 同じく遊技板を前方から示す斜視図である。 同じく遊技板を後方から示す斜視図である。 同じく略同一形状の隣接する遊技板を前方から示す斜視図である。 同じく遊技板の正面図である。 同じく略同一形状の隣接する遊技板を積層状に積み重ねた状態を示す図15のXVI−XVI線に基づく横断面図である。 同じく略同一形状の複数の遊技板を積層状に積み重ねた状態を示す斜視図である。 同じく遊技盤ユニットの後面側の配線を示す説明図である。
符号の説明
1 遊技機
10 外枠
30 前枠
80 遊技盤装着枠
100 遊技盤ユニット(遊技盤)
101 遊技板
110、111 位置決めピン(凸部)
130 位置決め凹部(凹部)
145 電気表示式表示ユニット(第2の表示ユニット)
156 冷陰極管(照明ランプ)
157 反射板
170 機械表示式表示ユニット(第1の表示ユニット)
175 図柄表示体
176 前側表示面
200 機構盤
210 球タンク
211 タンクレール
220 球払出装置

Claims (1)

  1. 遊技盤を備えた遊技機であって、
    前記遊技盤を構成する遊技板の一面には凸部が突設され、前記遊技板の他面には凹部が形成されることを特徴とする遊技機。
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