JP2007159809A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 遊技機ホールのパチンコ機用島設備に設置可能に方形枠状に形成された外枠10の前側に、ヒンジ機構60によって本体枠70が開閉可能に装着される。本体枠70の略中央部に、枠状をなす遊技ユニット装着部80が設けられ、遊技ユニット装着部80に、その前側開口部から遊技ユニット100が着脱交換可能に嵌込まれて装着される。
【選択図】 図20
Description
また、前記遊技ユニットは、ユニット本体をなす板状の遊技盤に対し、同遊技盤の略中央部に貫設された開口窓に臨んで図柄を変動表示する機械式の図柄表示装置(リール形式、ベルト形式等の図柄表示装置)が装着され、図柄表示装置の後側において、主制御基板が収納された主制御基板ボックスやその他の装置及び/又はその他の回路基板が装着されている。さらに、遊技盤の前側上部には、演出表示装置、演出制御基板ボックスが装着されて一つにユニット化されている。
このため、例えば、遊技ユニットを単体(本体枠と分離した状態)で運搬したり、保管する場合、あるいは本体枠に遊技ユニットを装着した状態において、接続線の突出部分に対し、異物(例えば、遊技機ホールの島設備の球供給装置や各種配線等の異物)が引掛かかり、あるいは、外枠と本体枠との間に挟み込む等して、接続線が損傷、断線されたり、あるいは接続線の端末コネクタが外れる等の不具合が発生することがある。
一方、本体枠側に配置された各種装置及び/又は各種回路基板と、遊技ユニット側の各種装置及び/又は各種回路基板とを接続するためにも、多くの接続線(複線又は単線)が必要となる。そして、本体枠の遊技ユニット装着部に遊技ユニットを装着した後、本体枠側に配置された各種装置及び/又は各種回路基板と、遊技ユニット側の各種装置及び/又は各種回路基板とを多くの接続線を用いて接続しなければならず、前記遊技ユニットの接続線と同様に、接続線の突出部分に、異物が引掛かったり挟み込まれる等して接続線が損傷、断線されたり、あるいは接続線の端末コネクタが外れる等の不具合が発生する。
「遊技機ホールのパチンコ機用の島設備に設置可能に方形枠状に形成された外枠の前側に、ヒンジ機構によって本体枠が開閉可能に装着され、前記本体枠の略中央部に、前後方向に開口する方形枠状の遊技ユニット装着部が設けられ、前記遊技ユニット装着部に、その前側開口部から遊技ユニットが着脱交換可能に嵌込まれて装着された遊技機であって、
前記遊技ユニットは、周壁と後壁を有して前方に開口する箱形状に形成された収納ボックスに、回転図柄表示装置、演出表示装置、回路基板としての主制御基板を収納した主制御基板ボックス、及びこれらに加えて他の装置及び/又は他の回路基板が、少なくとも前記各装置の接続部及び前記各回路基板の接続部を収納した状態で組み付けられて一つにユニット化され、
前記収納ボックス内に、前記回転図柄表示装置、前記演出表示装置、前記主制御基板、及びこれらに加えて他の装置及び/又は他の回路基板を電気的に接続するための複数の接続線が配線され、
前記本体枠側に配置された各種装置及び/又は各種回路基板と、前記遊技ユニット側の各種装置及び/又は各種回路基板とを接続するために、前記遊技ユニット装着部と、前記遊技ユニットとの相互には、前記遊技ユニット装着部の前側開口部から遊技ユニットが嵌込まれる動作によって接続される本体枠側コネクタと遊技ユニット側コネクタとがそれぞれ配設されていることを特徴とする遊技機。」
を要旨とする。
また、遊技ユニット装着部の前側開口部から遊技ユニットが嵌込まれる動作によって本体枠側コネクタと遊技ユニット側コネクタとがそれぞれ接続されるため、本体枠と遊技ユニットとの間に接続する接続線においても、接続線が多数存在しても、これら接続線が接続部分に存在しない構造(すなわち、コネクタ同士の接続)であるため、接続線が引掛かったり、挟み込む等して、損傷、断線されたり、あるいは接続線の端末コネクタが外れる等の不具合が生じることを防止することができる。
「請求項1に記載の遊技機であって、
収納ボックス内には、演出表示装置及び主制御基板にそれぞれ接続されかつ前記主制御基板から伝達される信号に基づいて少なくとも前記演出表示装置を制御する回路基板としての周辺制御基板を収納した周辺制御基板ボックスが収納されていることを特徴とする遊技機。」
を要旨とする。
「請求項1又は2に記載の遊技機であって、
収納ボックス内には、仕切壁によって仕切られた空間部が形成され、この空間部を収納部として所定の回路基板ボックスが収納されていることを特徴とする遊技機。」
を要旨とする。
さらに、収納部の回路基板ボックス内の回路基板と、例えば、主制御基板ボックス内の主制御基板とを接続する接続線を保護して、損傷、断線等を防止することができる。
「請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技機であって、
収納ボックス内には、本体枠側の各種装置及び/又は各種回路基板と、遊技ユニット側の各種装置及び/又は各種回路基板とを接続するために、遊技ユニット装着部の本体枠側コネクタに接続可能な遊技ユニット側コネクタが配設された中継基板が設けられ、
前記中継基板には、前記収納ボックス内に配線された接続線の端末コネクタが接続されるコネクタ接続部が複数個配設されていることを特徴とする遊技機。」
を要旨とする。
「請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技機であって、
収納ボックスの後壁の一部には凹部が形成され、この凹部内に遊技ユニット側コネクタが配設されていることを特徴とする遊技機。」
を要旨とする。
「請求項1〜5のいずれか一項に記載の遊技機であって、
本体枠の遊技ユニット装着部の後開口部には、同後開口部の一部を塞ぐようにして後止め板が設けられ、その後止め板の前側に本体枠側コネクタが配設されていることを特徴とする遊技機。」
を要旨とする。
本実施例に係る遊技機は、主に図1〜図8に示すように、基本的には、外枠10、扉体21、本体枠70、遊技ユニット100等を備えて構成されている。
外枠10は、遊技機ホールのパチンコ機用の島設備に設置可能に方形枠状に形成され、その下部前面には、本体枠70の下面を受ける受け板15が一体状に設けられている。なお、外枠10は、通常のパチンコ機に採用されている外枠と同様な外郭寸法・形状及び構造に設定されており、一般のパチンコ機の外枠を用いることもできる。
この実施例において、ヒンジ機構60は、外枠10に対し本体枠70を、その開閉支点を左右方向に変化させ、かつ本体枠70を前方に向けて適宜に変位させながら開放するように、外枠10側のヒンジ部材と、本体枠70側のヒンジ部材と、一端部がピンによって外枠10側のヒンジ部材に回動可能に連結され、他端部がピンとスライド溝によって本体枠70側のヒンジ部材に回動及びスライド可能に連結された支持アーム61とを備えたスライドヒンジ形態に構成されている。
図3に示すように、本体枠70の前側には、ヒンジ機構60寄り部分に配置されたヒンジ機構20によって扉体21が開閉(左右の横開き)可能に装着されている。扉体21の略中央部には、遊技ユニット100の機械式の回転図柄表示装置(以下、単に回転図柄表示装置という)110の複数の回転図柄表示体111の前側部をガラス板、透明樹脂板等の透視板23aを透して透視可能な主開口窓23が形成されている。また、扉体21の上部には、遊技ユニット100の電気式の演出表示装置(以下、単に演出表示装置という)130の表示器131の表示面を、ガラス板、透明樹脂板等の透視板24aを透して透視可能な副開口窓24が形成されている。
そして、扉体21の閉鎖時において、連絡通路部材29は、本体枠70の内部奥側に収納された状態を呈し、その後部側の球受け口(図示しない)が後述する球払出装置166の払出口に連通する。すなわち、この実施例では、本体枠70に遊技ユニット100が装着された状態において、収納ボックス150下部の上段下壁部153の下方に形成される本体枠70の内部奥側の空間部に対し連絡通路部材29が出し入れ可能に収納されるようになっている。また、球受け皿26と連絡通路部材29には、球貸機200の球放出樋201から放出された貸し球としてのパチンコ球と、球払出装置166から払い出された賞球としてのパチンコ球とが貯留されるようになっている。なお、図9と図10に示すように、球受け皿26の下流路側では、パチンコ球Bを次に述べる球取込装置30に供給するための前後2列の球整列路28が仕切り壁28aによって区画形成されている。
図3と図4に略示するように、扉体21の下部領域の内部には、球受け皿26の球整列路28のパチンコ球を、球投入ボタン40の手動操作に基づいて作動する駆動モータ(この実施例では可逆転モータ)35を駆動源として取り込み及び球抜きが可能な球取込装置30が設けられている。
この球取込装置30は、図9と図10に示すように、球受け皿26の前後2列の球整列路28にそれぞれ個別に連通する前後2列の球取込路32を区画形成する複数の球通路構成体31と、各列の球取込路32内のパチンコ球Bを回転動作によって取り込むスプロケット状の前後2個の球取込回転体33と、これら両球取込回転体33によって取り込まれたパチンコ球Bをそれぞれ個別に検出する前後2個の球検出器36とを備えて構成されている。そして、これら両球取込回転体33は、一基の駆動モータ35によって駆動される駆動軸35a上に設けられている(図10参照)。
なお、球取込装置30の前後2個の球検出器36を通過したパチンコ球Bは排出誘導路を有する誘導筒(共に図示しない)に誘導されて機外に排出され、島設備に設置された球回収通路(図示しない)に導かれるようになっている。
また、通路開閉部材39は、遊技機の前側から遊技者が手動操作できるように連動部39aが設けられている。そして、遊技者の手動操作によって、連動部39bを介して通路開閉部材39がばね38の弾発力に抗して開放位置までスライドされることで、球受け皿26内のパチンコ球Bが、前後2列の球整列路28、前後2列の球取込路32を経て球抜き通路37に自重によって流れるようになっている。
図2、図3、図11及び図12に示すように、本体枠70の後面には、そのヒンジ機構60とは反対側の自由端寄り部分において、外枠10に対する本体枠70の施錠と、本体枠70に対する扉体21の施錠を行う施錠装置50が取り付けられている。
この施錠装置50は、本体枠70の後面にビス固定された取付基板50aに組み付けられたシリンダ錠51と、取付基板50aに上下動可能に組み付けられた本体枠施錠部材54と、扉施錠部材(図示しない)と、シリンダ錠51の鍵孔に鍵が挿入された状態で正逆方向(左右方向)に回動可能に組み付けられた解錠部材53とを備えている。
そして、本体枠施錠部材54には、外枠10の前側に本体枠70が閉じられたときに、外枠10の右側枠杆10aの内側上下に取り付けられた閉止具56(図2参照)に係脱可能に係合して本体枠70を閉鎖位置に施錠する上下2個の本体枠施錠フック55が設けられている。また、扉施錠部材(図示しない)には本体枠70の後面から前面に開口する孔に向けて嵌挿され、本体枠70の前側に扉体21が閉じられたときに、その扉体21の後面に固定された閉止具59に係脱可能に係合して扉体21を閉鎖位置に施錠する上下2個の扉施錠フック58が設けられている。なお、シリンダ錠51は、扉体21の自由端寄り部分に設けられた貫通孔29を貫通して露出されている(図1及び図3参照)。
図11〜図14に示すように、本体枠70は、合成樹脂成形されており、外形枠(外郭枠)をなす前枠部71及び収納枠部をなす遊技ユニット装着部80を備えている。前枠部71は、外枠10の前側形状(受け板15を除く外郭形状)と略同じ大きさの方形枠状に形成され、その前枠部71の略中央内部には、後述する遊技ユニット100の収納ボックス150に対応する遊技ユニット装着部80が一体に形成されている。
遊技ユニット装着部80は、遊技ユニット100が、その収納ボックス150において前方から嵌込まれて着脱可能に装着される方形箱枠状をなし、かつ島設備に設置可能な奥行き寸法の範囲内で後方に向けて大きく突出して形成されている。この遊技ユニット装着部80の奥行き寸法は、図25に示すように、概ね回転図柄表示体111の直径の3/4程度であるが、少なくとも、回転図柄表示体111の直径の半分を越える寸法に形成することにより、遊技ユニット100の重心を受けて遊技ユニット100を安定よく保持できるようになっている。なお、遊技ユニット装着部80の下部は、遊技ユニット100の収納ボックス150の下部の段差形状に対応して段差形状に形成されている。
すなわち、留め具98は、図13に示すように、取付ねじに対するボス部98aと、そのボス部98aから突出された操作部98bと、収納ボックス150の前端縁を係脱可能に係止する係止部98cとを一体に備えている。そして、係止部98cが非係止位置に配置された状態で、遊技ユニット装着部80の前側開口部から遊技ユニット100の収納ボックス150が嵌込まれた後、留め具98が略90度回動操作されて係止位置に配置されることで、その係止部98cが収納ボックス150の前端縁を係止して前方への変動、ガタツキを防止し得るようになっている。なお、遊技ユニット装着部80には、収納ボックス150を嵌込み案内するために、その上部及び下部の内壁面には、前後方向に延びる各複数の案内リブ80a、80bが突設されている。
図2、図5、図6及び図7に示すように、本体枠70の後側の上部には、島設備側の球補給装置(図示しない)から供給されるパチンコ球を受けて貯留する箱形状の球タンク161と、その球タンク161から給出されるパチンコ球を受けて図示右側に流す傾斜状のレール通路を構成する球整流樋部材163が装着されている。
図5〜図7、図12及び図14に示すように、遊技ユニット装着部80の下方に位置する本体枠70の下部領域の後側には、電源基板182が収納された電源基板ボックス181と、払出制御基板187が収納された払出制御基板ボックス186とが左右に所定間隔を隔てて弾性爪、クリップ、ビス等の図示しない適宜の装着手段によってそれぞれ装着されており、本体枠70の下部領域には、払出制御基板ボックス186が装着される部分において次に述べる第1接続線92aと第2接続線93aとが後側から前側に向けて挿通可能な配線孔75が貫設されている。
また、図14に示すように、本体枠70の下部領域の左右方向略中央部には、前方を開口する箱形状のスピーカボックス175が後方に向けて一体に形成され(図13参照)、低音用スピーカ195(図36参照)が収納されおり、そして、このスピーカボックス175の前側開口部には、透過口190aを形成した保持板190が装着されている(図11参照)。
図5〜図7及び図12〜図14に示すように、遊技ユニット装着部80の後側開口部には、その後側開口部の上部を塞ぎ、かつ遊技ユニット100に対する後方ストッパ部としても機能する後止め板87が本体枠70と一体成形されている。
図13と14に示すように、後止め板87の前側の左右両側部及び中間部には、扉体21を含む本体枠70側の電気機器及び/又は回路基板と、遊技ユニット100の制御基板としての主制御基板121及び/又は周辺制御基板126とを電気的に接続するための、本体側コネクタとしての第1、第2及び第3コネクタ92、93、95が、コネクタ支持体91によって位置決めされて支持された状態で前方に向けて突出されている。
すなわち、第1、第2コネクタ92、93は、各フランジ部92c、93cの後方の各後側部が貫通孔91a、91bに嵌込まれて位置決めされた状態で、コネクタ支持体91の前面に取り付けられることで、その各前側部が前向に突出される。そして、第1コネクタ92の後側部から延出された第1接続線92aが後止め板87の前側と第1コネクタ92との間の配線空間92eに配線され、第2コネクタ93の後側部から延出された第2接続線93aが後止め板87の前側と第2コネクタ93との間の配線空間93eに配線されるようになっている。
そして、コネクタ支持体91は、第1、第2コネクタ92、93と、第3コネクタ95を有する外部情報・払出中継基板94が装着された状態で、後止め板87の前側(内壁面)に突設された複数のボス部90にビス90a等によって取り付けられている。
また、図7に示すように、外部情報・払出中継基板94のコネクタ接続部96から延出された第3接続線96aの端末コネクタ96bは、本体枠70の下部領域に形成された配線孔75を覆って払出制御基板187が装着された後、その払出制御基板187のコネクタ接続部187aに接続される。また、図6と図7に示すように、外部情報・払出中継基板94のコネクタ接続部97から延出された第4接続線97aの端末コネクタ97bは、外部端子基板157のコネクタ接続部157aに接続されるようになっている。
なお、外部端子基板157は、主制御基板121及び払出制御基板187から外部情報・払出中継基板94を介して伝達される球取込信号、払出信号、当たり信号等を外部に出力するものであり、遊技ユニット100の収納ボックス150の後壁面上角部に設置されており、遊技ユニット装着部80の後止め板87の上角部には、外部端子基板157を後方に露出させる開口孔80eが形成されている。
図17〜図19に示すように、遊技ユニット100は、ユニット本体を構成する方形箱形状の収納ボックス150内に、回転図柄表示装置110、演出表示装置130、回路基板としての主制御基板121を収納した主制御基板ボックス120、回路基板としての周辺制御基板126を収納した周辺制御基板ボックス125、主中継基板141及び周辺中継基板142を収納した中継基板ケース140等を備えて、全体が一つにユニット化されて構成されている。
図24〜図26に示すように、収納ボックス150は、収納フレーム102を含む回転図柄表示装置110、主制御基板ボックス120、周辺制御基板ボックス125、中継基板ケース140及び複数(多数)の接続線(単線又は複線)301〜311を一括的に収納して保護するものであり、合成樹脂材によって前方に開口する箱形状に形成されるとともに、本体枠70の遊技ユニット装着部80の開口前側から着脱可能に嵌込まれる形状・サイズに形成されている。この収納ボックス150は、その外郭が角張った形状とされており、図19と図20及び図24に示すように、上部の左右両側部の前側には外側に向けて張り出す張出部150a、150bが形成され、下部が図19に向かって左側が高く右側が低い段差状に形成されている。
そして、遊技ユニット装着部80内に収納ボックス150が嵌込まれたときには、収納ボックス150の上部に形成された左右の張出部150a、150bの外側面が、遊技ユニット装着部80の上部左右の内壁面に形成された複数の案内リブ80aの突出端又は内壁面に接近あるいは当接するとともに、下部の段差部150の外側面が遊技ユニット装着部80の下部の一内壁面に形成された複数の案内リブ80bに接近あるいは当接した状態において、同収納ボックス150の下部の上段下壁部153と下段下壁部155の下面が、遊技ユニット装着部80の段差状の底板部85に受承される。これによって、遊技ユニット装着部80に収納ボックス150が位置決めされた状態で安定よく収納保持されるようになっている。なお、収納ボックス150の後壁151には、回転図柄表示装置110の収納フレーム102の後壁板103を露出させる放熱用の後開口窓152が貫設されている。
図23と図25に示すように、収納ボックス150の上段下壁部153上には、回転図柄表示装置110が載置されて収納されるようになっている。この回転図柄表示装置110は、金属板等の剛性を有する部材によって前方に開口する略方形箱形に形成された収納フレーム102と、この収納フレーム102の内部に横方向の軸回りに回転可能に収納された状態で横方向に配列された複数(例えば、左、中、右の3列の)の円形リールよりなる回転図柄表示体111によって構成されている。そして、回転図柄表示装置110は、収納フレーム102の下面に取り付けられた下ベース板101aが収納ボックス150の上段下壁部153上に略水平状に載置され、下ベース板101aの前端の取付片101bが収納ボックス150の前側にビスによって締め付けられて固定される。これによって、収納ボックス150に回転図柄表示装置110が、その収納フレーム102において固定されるようになっている。この際、収納フレーム102の後壁板103が、収納ボックス150の後開口窓152から僅かに後方へ突出された状態で露出されるようになっている。
また、扉体21の主開口窓23を透して視認されかつ複数の回転図柄表示体111の表示面にそれぞれ個別に表示された各抽選図柄(3つの図柄)の列が所定の当たり図柄列を表示して停止したことを契機として、所定数の賞球が球払出装置166によって球受け皿26側へ払い出さるようになっている。なお、図23に示すように、収納フレーム102の後壁板103には、多数の放熱孔104が貫設されている。
図23と図25に示すように、主制御基板ボックス120は、その主制御基板121の表面(CPU、RAM、ROM等の部品が装着される面)が前方に指向しかつ次に詳述する演出表示装置130と並行状をなして回転図柄表示装置110の上面に支持体105によって起立状態に支持されている。
この実施例において、回転図柄表示装置110の収納フレーム102の上面には、収納フレーム102と略同じ幅寸法(左右方向の幅寸法)を有して断面略L字状に形成された支持体105が、その下部の取付基板105aにおいて固定されている。そして、支持体105の略垂直に立ち上がる垂直板105bの前側には、主制御基板ボックス120が起立状態に(略垂直状態をなす縦置きの状態)支持されて装着されている。
図18と図25に示すように、主制御基板ボックス120は、支持体105の垂直板105bの前面に沿って装着されかつ透明な合成樹脂材によって方形の薄箱状に形成されたベース体122と、そのベース体122の前側開口部に着脱可能又は開閉可能に装着されかつ透明な合成樹脂材によってベース体122の前側開口部を覆う形状に形成された蓋体123とを備え、ベース体122と蓋体123によって構成された収納室に、回転図柄表示装置110の制御を含む遊技全般の制御を行うための主制御基板121が、その表面(CPU、RAM、ROM、コネクタ接続部等の部品が装着される面)を前方に指向した状態で収納されている。
また、主制御基板ボックス120のベース体122と蓋体123との周縁部の相互には、周知の封印ねじ124a(例えば、締め付け方向への回転は許容され、反対方向の取り外し方向へは回転不能に形成されたワンウェイねじ)によって封印される複数の封印部124が切断可能に形成されている(図18参照)。
図23、図25及び図27に示すように、回転図柄表示装置110の収納フレーム102の支持体105の垂直板105bの一側(扉体21のヒンジ機構20側)には、演出表示装置130が、その表示面(次に述べる表示器131の表示面)を前向きにしてヒンジ機構108によって開閉可能に装着されている。
このヒンジ機構108では、図27に示すように、支持体105の垂直板105bの一側に張り出されたヒンジブラケット105cの上下部に、ヒンジ板106が前方に向けて水平状に突出され、これら上下の両ヒンジ板106にヒンジ孔106aが貫設されている。また、演出表示装置130の表示器131の外周部を補強する金属製の補強枠131aの一側に張り出されたヒンジブラケット107aの上下部に、前記上下の両ヒンジ板106の上面にそれぞれ受け支えられるヒンジ板107bが後方に向けて水平状に突出されている。そして、これら上下の両ヒンジ板107bの下面に垂下状に突出されたヒンジピン107が、前記上下の両ヒンジ板106にヒンジ孔106aの上方から嵌挿され、かつ上下の両ヒンジ板106の上面に上下の両ヒンジ板107bの下面が受け支えられることによって、回転図柄表示装置110の収納フレーム102の支持体105に演出表示装置130が、ヒンジ機構108のヒンジピン107を中心として開閉回動可能に装着されるようになっている。このように、ヒンジ機構108は、支持体105側に設けられたヒンジ孔106aを有する上下の両ヒンジ板106と、表示器131側に設けられたヒンジピン107を有する上下の両ヒンジ板107bとにより構成されている。
そして、図24と図25に示すように、収納ボックス150に回転図柄表示装置110がその収納フレーム102の下ベース板101aにおいて固定された状態において、演出表示装置130は、その表示器131の表示面を前向きにして収納ボックス150の前側開口部の上部に露出されるようになっている。
図17、図28及び図29に示すように、収納ボックス150に対し演出表示装置130を閉鎖位置にロックするための閉止機構210が収納ボックス150と演出表示装置130との間に設けれられている。閉止機構210は、演出表示装置130の表示器131の自由端縁に張り出し状に形成された係合片211と、その係合片211に係脱可能に係合する位置において収納ボックス150の開口部上縁部に軸216を中心として回動操作可能に設けられた閉止部材215とを備えて構成されている。そして、閉止部材215は、軸216を中心として手動により回動操作されることで、その係止部217が係合片211と係合して演出表示装置130を閉鎖位置に閉止保持する閉止位置(ロック位置)と、その閉止位置から所定方向に略90度変位されかつ係止部217が係合片211から外れる非係合位置(ロック解除位置)とに配置切換されるようになっている。なお、図28においては係止部217が係合片211から外れた非係合状態を示す。
このようにして、収納ボックス150に対し演出表示装置130を閉止機構210によって閉鎖位置にロックすることで、遊技ユニット100を単独で保管したり、あるいは単独で運搬する場合において、演出表示装置130がヒンジ機構108のヒンジ中心を支点として不測に回動することがないようになっている。なお、遊技ユニット装着部80に遊技ユニット100が装着された後、閉止部材215は、閉止位置から所定方向に略90度、回動操作されて非係合位置に配置切換される。
図19と図25に示すように、収納ボックス150内には、収納フレーム102の下ベース板(この発明の仕切り壁の相当する)101aと下段下壁部155との間の空間部を基板ボックス格納部129として利用し、その基板ボックス格納部129には周辺制御基板ボックス125が収納され、例えば、係止クリップ、止めねじ等の図示しない適宜の固定手段によって収納状態に保持されるようになっている。
周辺制御基板ボックス125には、主制御基板121からの遊技に関する信号を受け、その信号に基づいて演出表示装置130を制御するとともに、遊技機の所定位置に配設された左右のスピーカ38及び低音スピーカ195を作動制御したり、あるいは、ランプ、LED等のランプ基板37、トップランプ基板39を点滅制御する周辺制御基板126が収納されている(図36参照)。
図20〜図22に示すように、収納ボックス150内には、回転図柄表示装置110、演出表示装置130の表示制御基板133、主制御基板121、周辺制御基板126、主中継基板141及び周辺中継基板142を電気的に接続するための複数(多数)の接続線(単線又は複線)301〜304が配線されている。そして、図20〜図22及び図36に示すように、主制御基板121と周辺中継基板142は、中継基板300と接続線301〜304を介して接続されている。
すなわち、表面(CPU、RAM、ROM、コネクタ接続部等の部品が装着される面)を前方に指向した状態で前向きに配置された主制御基板121前面の図20に向かって右側の上下部に配置されたコネクタ接続部には、2本(2束)の接続線301、302の各一方の端末コネクタ301a、302aが接続され、これら接続線301、302は収納ボックス150内の内側壁に沿って配線されて、各接続線301、302の各他方の端末コネクタ301b、302bが収納ボックス150の後壁部151の下部に装着された中継基板300のコネクタ接続部に接続されている。
一方、表面(CPU、RAM、ROM、コネクタ接続部等の部品が装着される面)を上方に指向した状態で上向きに配置された周辺中継基板142の上面の図20に向かって前部左側に配置されたコネクタ接続部には、接続線303、304の各一方の端末コネクタ303a、304aが接続され、これら接続線303、304は仕切壁としての下ベース板101aの下面に沿って配線され、各接続線303、304の各他方の端末コネクタ303b、304bは、中継基板300のコネクタ接続部に接続されている。
また、図20〜図22に示すように、周辺制御基板126の上面の前部右側に配設されたコネクタ接続部に接続線311の一方の端末コネクタ311aが接続され、この接続線311は、仕切壁としての下ベース板101aの下面及び収納ボックス150の右奥側に沿って配線され、この接続線311の他方の端末コネクタ311bが中継基板ケース140の周辺中継基板142の下面に設けられたコネクタ接続部に接続されている。なお、収納ボックス150の内壁面に一体または別体の接続線用の留め部320を設け、収納ボックス150の内壁面に沿って接続線を配線して保持することが望ましい(図21参照)。
図16、図24及び図25に示すように、収納ボックス150の後側には、遊技ユニット装着部80の前側開口部から遊技ユニット100が嵌込まれる動作によって本体側の第1、第2、第3コネクタ92、93、95に接続される遊技ユニット側の第1、第2、第3コネクタ143、144、145がそれぞれ配設されている。そして、収納ボックス150の後側の後壁の一部には、凹部としての基板ケース格納部159が形成されており、その基板ケース格納部159には中継基板ケース140が嵌込まれて装着される。
図24に示すように、中継基板ケース140には、周辺制御基板126と扉装飾駆動基板47とを電気的に接続するための周辺中継基板142と、主制御基板121と操作中継基板48及び外部情報・払出中継基板94とを電気的に接続するための主中継基板141とがそれぞれ収納されている。周辺中継基板142には、前記した本体枠側コネクタとしての第1コネクタ92に接続可能な第1コネクタ143が、中継基板ケース140後端面から後方に突出して配置されている。
一方、主中継基板141には、前記した本体枠側コネクタとしての第2コネクタ93に接続可能な第2コネクタ144が中継基板ケース140後端面から後方に突出して配置されている。また、主中継基板141には、前記した本体枠側コネクタとして外部情報・払出中継基板94の第3コネクタ95に接続可能な第3コネクタ145が中継基板ケース140後端面から後方に突出して配置されている。
そして、遊技ユニット装着部80の前側開口部から遊技ユニット100の収納ボックス150が嵌込まれる動作によって、遊技ユニット側の第1コネクタ143、第2コネクタ144及び第3コネクタ145と、本体側の第1コネクタ92、第2コネクタ93及び第3コネクタ95とがそれぞれ接続されるようになっている(図16参照)。なお、中継基板ケース140の後面の左右両端部寄り部分には、本体枠70の後止め板87の凹部88の係止孔88a(図13参照)に係脱可能に挿入されかつ後端部に蝶ナット状の操作部149を有する留め具148が後方に向けて突出されている。
そして、遊技ユニット装着部80の後側開口部80cに後カバー体158が装着された状態において、その後カバー体158の後壁と収納ボックス150の後壁151との間には、第1接続線92a、第2接続線93a及び第3接続線96aが配線されるとともに、第1接続線92a、第2接続線93a及び第3接続線96aを露出させることなく覆うようになっている。この後カバー体158は、その下部において払出制御基板187の少なくとも第3接続線96aの端末コネクタ96bが接続されるコネクタ接続部を覆う大きさに形成されている。なお、図12に示すように、後カバー体158の後壁には多数の放熱孔158aが必要に応じて貫設されている。また、本体枠70に対し後カバー体158は、錠装置等によって施錠されたり封印手段によって封印されて管理されることが不正行為の点において望ましい。
図11、図17及び図28に示すように、演出表示装置130と収納ボックス150との間に演出表示装置130を閉鎖位置で封印する封印手段220が設けられることが望ましい。この場合、遊技ユニット100を単独で保管したり、あるいは単独で運搬する場合において、収納ボックス150に対し演出表示装置130が封印手段220によって閉鎖位置に封印されることによって、主制御基板ボックス120の主制御基板121に対する不正行為(例えば、制御基板のROMが不正ROMと不測に交換される不正行為)を防止することができる。
また、封印手段220としては、図28に示す周知の構造の結束ベルトに、特殊な刻印を施したり、特殊な色で着色を施す等によって遊技機の所有者、管理者以外では入手や製作が困難な結束ベルト221を用いることができる。この場合、結束ベルト221のベルト部222を、演出表示装置130と収納ボックス150との相互に設けられた掛け止め部225、226にわたって掛け渡し、そのベルト部222をバックル部223に挿通し、バックル部222のロック爪(図示しない)と、ベルト部222のベルト方向に配列された多数の係止歯(図示しない)のうちの少なくとも一つの係止歯とを噛み合わせることによって、演出表示装置130を閉鎖位置で容易に封印することができる。結束ベルト221によって封印した後、その結束ベルト221が不正に切断された場合には、その切断痕により不正行為がなされたことが容易に推察され得る。
なお、遊技ユニット装着部80に遊技ユニット100が装着された後は、結束ベルト221のベルト部222が切断されて結束ベルト221が取り外されることで演出表示装置130が開封される。また、封印手段220としては、紐、ワイヤ、ベルト等の切断可能な可撓性長尺部材を演出表示装置130と収納ボックス150との相互に形成された掛け止め部にわたって掛け渡し、その可撓性長尺部材の両端部を金属製または合成樹脂製の封印体によって結束状態に封印することによっても構成することができる。
図29〜図35に示すように、演出表示装置130と扉体21との間には、扉体21の開閉動作に連動してその開閉方向と同方向に演出表示装置130を開閉動作させる開閉連動機構230が設けられている。また、開閉連動機構230は、扉体21と遊技ユニット100とが分離した状態では非連繋とされ、扉体21と遊技ユニット100との組付状態では連繋される。この開閉連動機構230は、扉体21の開閉動作に連動しかつ演出表示装置130を開閉扉21に平行する姿勢に保持して開閉動作させる平行リンク機構231によって構成されている。
そして、スライド体240の両連結軸234、237の上方から第1、第2のリンクアーム232、235の端部に貫設された軸孔232a、235aが嵌挿された後、図31に示すように、両連結軸234、237の上方からリンク押え板270の両係合片271、272がそれぞれ嵌込まれるリンク押え板270の移動によって、両連結片273、274が弾性的に拡開されながら両支持片275、276の支持ピン275a、276aに嵌込まれる。これによって、両支持片275、276の支持ピン275a、276aと両連結片273、274の係止孔273a、274aとが嵌合してリンク押え板270が支持ピン275a、276aを中心として回動可能に装着されるようになっている。
なお、スライド体240の両連結軸234、237に対し第1、第2のリンクアーム232、235の連結を外すときには、図31の2点鎖線に示すように、リンク押え板270を支持ピン275a、276aを中心として下方に回動して、リンク押え板270の両係合片271、272を弾性的に拡開させながら両連結軸234、237の先端から強制的に離脱させることによって、第1、第2のリンクアーム232、235の連結を容易に手早く外すことができるようになっている。
また、リンク支持体250の所定位置には、前記両差込片251、252が両差込部261、262に差し込まれたときにリンク支持体250の係合孔253の端縁に係合して抜け止めをなす抜止爪263が形成されている。そして、扉体21の後面に取付手段(図示しない)によって取付体260が固定された状態で、リンク支持体250の両差込片251、252が両差込部261、262に差し込まれ、リンク支持体250の係合孔253の端縁に抜止爪263が係合することによって、扉体21の後面に取付体260を介してリンク支持体250が位置決め固定されるようになっている。
また、図32に示すように、スライド体240に、その外周面から軸孔にわたってねじ孔(雌ネジ)240aを貫通状に形成し、そのねじ孔240aに止めねじ240bをねじ込んで止めねじ240bの先端を案内レール241の外周面に圧接、またはくい込ませることで、案内レール241に対しスライド体240を所定位置に固定化し得、開閉連動機構230(平行リンク機構231)を拘束保持することも可能である。これによれば、扉体21を開放した状態で止めねじ240bをねじ込んで扉体21を開放状態に不動化することができる(図35参照)。この場合には、扉体21が開放状態で安定するので遊技ユニット100に対する作業がやり易い。
図36のブロック図に示すように、交流電源は分電基板180を経て電源基板182に流れ、電源基板182で直流電力に変換されて払出制御基板187に供給される。また、交流電源は分電基板180及び球貸機中継基板199を経て球貸機200に供給される。
払出制御基板187には、各種検出器からの信号や主制御基板121からの信号が伝達される。また、主制御基板121は遊技全般を制御し、周辺制御基板126は周辺機器を制御する。そして、主制御基板121には、扉体21の球投入ボタン40、始動レバー41、第1〜第3ストップボタン42、43、44の各操作信号、球取込装置30の取込信号等が操作中継基板48、主中継基板141を介して伝達される。これに基づいて、主制御基板121は回転図柄表示装置110を制御するとともに、周辺制御基板126に遊技に関する信号を伝達する。
また、主制御基板121は、球取込みや払い出しに関する外部信号を外部情報・払出中継基板94を介して外部端子基板157に伝達し、その外部端子板に伝達された信号は、例えばホールコンピュータに伝達する。さらに、主制御基板121は、賞球に関する信号を外部情報・払出中継基板94を介して払出制御基板187に伝達する。そして、主制御基板121からの遊技に関する信号を受けた周辺制御基板126は表示器131の表示制御基板133に信号を伝達し、表示器131に遊技演出に関する動画が表示される。さらに、周辺制御基板126は、扉装飾駆動基板47に接続されたランプ基板37、トップランプ基板39、左右のスピーカ38及び低音スピーカ195を作動制御する。
次に、前述したように構成されたこの実施例に係る遊技機の作用効果を説明する。
まず、扉体21の球投入ボタン40を操作する。すると、その信号が操作中継基板48、主中継基板141を介して主制御基板121に伝達される。これに基づいて、球取込装置30の可逆転モータよりなる駆動モータ35が作動され、駆動軸35aと共に、前後の両球取込回転体33が正回転(図10において時計回り)される。この前後の両球取込回転体33の正回転による球取込作用によって、前後2列の球取込路32内のパチンコ球が取り込まれ、その後、取り込まれたパチンコ球Bが前後2個の球検出器36を通過して機外に排出される。そして、前後2個の球検出器36によって検出されたパチンコ球Bの合計の数が、賭け数に応じたパチンコ球Bの数に達して取り込まれたことを条件として、駆動モータ35が停止される。
そして、扉体21の主開口窓23を透して視認される表示部に複数の回転図柄表示体111が予め設定された当たり図柄列を表示して停止したときに、球払出装置166の払出モータが作動され、球払出部材(回転体)が駆動される。これによって、所定数のパチンコ球が球払出装置166の払出口から連絡通路部材29の連絡通路を経て球受け皿26に払い出される。
例えば、遊技ユニット100を単体(本体枠70と分離した状態)で運搬したり、保管する場合、あるいは、本体枠70に遊技ユニット100を装着した状態において、各接続線が収納ボックス150内に収納されて保護され、不測に突出されるがない。このため、接続線301〜311の突出部分に対し、異物(例えば、遊技機ホールの島設備の球供給装置や各種配線等の異物)が引っかかり、あるいは、外枠10と本体枠70との間に挟み込む等により、接続線が損傷、断線されたり、あるいは接続線の端末コネクタ301a〜311a、301b〜311bが外れる等の不具合が生じない。
そして、対をなす第2コネクタ93、144の接続によって、主中継基板141と操作中継基板48とが第2接続線93aによって接続され、これによって、遊技ユニット100の主制御基板121と、電気機器としての開閉扉21の球投入ボタン40、始動レバー41、第1〜第3ストップボタン42、43、44及び球取込装置30が接続される。また、対をなす第3コネクタ95、145の接続によって、主中継基板141と外部情報・払出中継基板94と接続される。そして、外部情報・払出中継基板94及び第3接続線96aによって、遊技ユニット100の主制御基板121と、本体枠70側の払出制御基板187とが接続されると共に、外部情報・払出中継基板94と第4接続線97aによって、主制御基板121と外部端子基板157とが接続される。このようにして、本体枠70と遊技ユニット100の間の各接続線の接続作業を容易にすることがことができる。
仮に、本体枠と別体に後止め板が形成されて本体枠の遊技ユニット装着部の後側開口部にビス等によって取り付けられた場合には、後止め板が取り外された状態で、本体側コネクタの部分や接続線に不正基板が接続されて不正行為がなされることが想定される。これに対し、後止め板87を本体枠70と一体成形することで、後止め板87を取り外すことができないため、コネクタ部分それぞれの接続線92a、93a、96aに対する不正基板の接続等の不正行為を良好に防止することができる。
また、遊技ユニット100の主制御基板121に接続される主中継基板141の第2コネクタ144と、本体枠70側の回路基板としての開閉扉21の操作中継基板48の第2コネクタ93とのコネクタ接続部分及び第2接続線93aに対する不正基板の不測の接続を防止することができる。これによって、主中継基板141を介して主制御基板121に不正信号が伝達されることを防止できるため、本実施例の遊技機において、球取込装置30によって正常な球の取り込みが行われない状態で遊技が行われる不正行為を防止することができる。
そして、第1、第2コネクタ92、93の後側部から第1、第2接続線92a、93aを延出させ、外部情報・払出中継基板94のコネクタ接続部96、97から第3、第4接続線96a、97aをそれぞれ延出させた状態で、後止め板87の前側に配線空間92e、93e、96eを隔てコネクタ支持体91を取り付けることができる。これによって、配線空間92e、93e、96eに対する第1、第2接続線92a、93a及び第3、第4接続線96a、97aの配線を自動的に行うことができるとともに、後止め板87の前側に対する本体側コネクタとしての第1、第2コネクタ92、93及び外部情報・払出中継基板94の第3コネクタ95の取り付けを容易化することができる。
なお、前にも述べたように、封印手段220としての結束ベルト221は、本体枠70の遊技ユニット装着部80に遊技ユニット100が装着された後、ベルト部22が切断されて取り外されることで開封される。
なお、この発明は前記実施例に限定するものではない。例えば、開閉連動機構230を構成する平行リンク機構231が第1、第2のリンクアーム232、235、リンク支持体250及びスライド体240を備えて構成される場合を例示したが、例えば、図37と図38に示すように、扉体21と演出表示装置130との間において、ヒンジ機構20とヒンジ機構108の各ヒンジ中心を通る線と平行なリンクアーム290を設け、そのリンクアーム290の一端部を連結軸によって扉体21に回動可能に連結し、同リンクアーム290の他端部を連結軸によって演出表示装置130に回動可能に連結して平行リンク機構を構成することも可能である。
但し、この場合には、双方のヒンジ機構20と108の各ヒンジ中心間の距離と、リンクアーム290の両端の連結軸の中心間の距離を等しくして四節の平行リンク機構が構成される。そして、この状態において、図37と図38に示すように、開閉連動機構230を構成するリンク機構(リンクアーム290)によって、扉体21の開閉動作に連動して演出表示装置130が所定の姿勢に保持されて開閉動作される。この結果、扉体21の開閉動作時において扉体21の後面やその後面に配設された各種部品に演出表示装置130が当たったり、あるいは扉体21の後側に配線された接続線に演出表示装置130が引掛かり、接続線が損傷される等の不具合を良好に防止することができる。
前述のように、開閉連動機構230によって扉体21の開閉動作に連動してその開閉方向と同方向に演出表示装置130を開閉動作させることで、主制御基板ボックス120及び主中継基板141の目視による点検、あるいは不正の有無の確認を容易に行うことができる。なお、開閉連動機構230を使用しない場合には、演出表示装置130を閉止手段によって閉鎖位置に閉止することが望ましい。
21 扉体
70 本体枠
80 遊技ユニット装着部
100 遊技ユニット
102 収納フレーム
110 回転図柄表示装置
111 回転図柄表示体
120 主制御基板ボックス
121 主制御基板
125 周辺制御基板ボックス
126 周辺制御基板
130 演出表示装置
131 表示器
230 開閉連動機構
231 平行リンク機構
232 第1のリンクアーム
235 第2のリンクアーム
240 スライド体
241 案内レール
250 リンク支持体
Claims (1)
- 遊技機ホールのパチンコ機用の島設備に設置可能に方形枠状に形成された外枠の前側に、ヒンジ機構によって本体枠が開閉可能に装着され、前記本体枠の略中央部に、前後方向に開口する方形枠状の遊技ユニット装着部が設けられ、前記遊技ユニット装着部に、その前側開口部から遊技ユニットが着脱交換可能に嵌込まれて装着されたことを特徴とする遊技機。
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