JP4858906B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
上記した図柄表示装置及び画像表示装置を備えた遊技機は、図柄表示装置及び画像表示装置の各開口窓が穿設された扉体と、該扉体を開閉可能に支持する本体枠と、を備えている。図柄表示装置及び画像表示装置の取付構造としては、機械式に構成されて大型化する図柄表示装置を、遊技全体を制御する主制御基板が収納された主制御基板ボックス等の主要構成部品と同様に本体枠側に取り付ける一方、図柄表示装置に比べて小型の画像表示装置を一体的に扉体に取り付けるもの(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
また、近年では、図柄表示装置及び主制御基板(主制御基板ボックス)と同様に、機種変更時に画像表示装置も交換してしまう傾向にあり、このことから、画像表示装置、図柄表示装置、及び主制御基板(主制御基板ボックス)を遊技ユニットとして一つにユニット化し、当該遊技ユニットを本体枠に取り付ける構成としたもの(例えば、特許文献2参照)が提案されている。この構成によれば、機種変更時に、本体枠に対して着脱可能に構成された遊技ユニットを交換するという簡単な作業で容易に機種変更が行えるようになっている。
不正行為としては、主制御基板に実装されるROMや主制御基板を収納した主制御基板ボックス全体を不正に交換する行為、あるいは、ぶら下げ基板(不正基板)や不正装置を主制御基板に接続して不正に改造する行為等があげられる。このような不正行為は、ホールの営業中、さらには営業終了後(例えば、深夜)に人の目を盗んで行われる。しかも、遊技機が不正交換や不正改造を受けた後でも、他の遊技者(不正者以外の一般の遊技者)による通常の遊技中は、遊技機に異常の動作はなく、不正者によって特定の遊技操作がなされたり、特定の装置に反応して大当り確率を変える等の特別な動作をするようにされる場合が多い。従って、ホール側が不正行為による被害を回避、軽減するには、不正行為の予防措置を講ずると共に、もし不正交換、不正改造が行われたとしても、これを逸早く発見することが重要となる。
特許文献2の構成によれば、遊技ユニットの取付ベースとなる遊技板に画像表示装置及び図柄表示装置を組み付けた状態で、その裏面側に主制御基板(主制御基板ボックス)等の制御基板や接続配線が配置される。取り分け、遊技板に対する画像表示装置の取付構造を考えた場合、方形状の画像表示面を有する画像表示装置の裏面側、具体的には、画像表示装置の裏面と遊技板との間、あるいは画像表示装置の裏面と遊技板に取り付けられる他の装置との間にできる隙間に、不正基板等を隠蔽する不正が行われる可能性が高い。そこで、特許文献2のように、画像表示装置を遊技ユニットとしてユニット化した構成では、不正が行われたか否かを確認するために、外枠に対して回動自在に取り付けられた本体枠を回動して画像表示装置の裏面側を遊技ユニットの裏面側から頻繁に検査する必要がある。
但し、営業中に扉体を開放して検査を行う行為は、遊技者に不快感を与えるため好ましくない。このため、検査を行う場合は、必然的に閉店後となってしまう。ところが、このような手間のかかる検査作業を、集計、修理、清掃等、多くの仕事が集中する閉店後に、毎日各台毎に行うことは従業員にとって負担が大きく、実際に実施することは難しい。
本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、画像表示装置を遊技ユニットとしてユニット化した構成において、不正検査を容易且つ頻繁に実施することができる遊技機を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に係る本発明の遊技機は、扉体ヒンジ機構によって扉体が本体枠に開閉可能に取り付けられると共に、前記扉体に穿設された図柄開口窓に、図柄を変動表示する図柄表示装置が臨設された遊技機であって、前記図柄表示装置とは別体に構成されると共に、遊技の演出表示を行う画像表示面を有し、該画像表示面が前記扉体に穿設された画面開口窓に臨設される画像表示装置と、前記遊技機の主要な遊技制御を行うマイクロコンピュータを搭載した主制御基板と、該主制御基板を収納する主制御基板ボックスと、前記図柄表示装置、前記画像表示装置、及び前記主制御基板を収納した前記主制御基板ボックスを各々取り付けて遊技ユニットとして1つにユニット化し、前記本体枠側に着脱交換可能に装着される取付基体と、前記遊技ユニットが前記本体枠側に装着された状態で前記画像表示装置を前記扉体に連結する連結手段と、を備え、前記画像表示装置は、一側部が装置ヒンジ機構によって前記取付基体に回動可能に取り付けられると共に、前記連結手段による前記扉体との連結により前記扉体の開閉動作に連れて回動し、前記扉体が開放されると、前記扉体の閉鎖状態で当該画像表示装置が被覆する裏面側スペースを前側から視認可能な位置まで回動し、前記主制御基板ボックスは、前記主制御基板の部品実装面を外部から視認可能にする実装面視認部を備えると共に、該実装面視認部が前記扉体の閉鎖状態で前記画像表示装置の裏面と接近して対面することで当該画像表示装置の裏面により覆い隠されるように前記裏面側スペースに配置されることを特徴とする。
この場合、ホール営業中の作業(例えば、遊技媒体としてコインを用いる遊技機の場合にはコインを補充する作業、また、遊技媒体としてパチンコ球を用いる遊技機の場合にはパチンコ球の球詰りを解消する作業等)として従業員が扉体を開放すると、その都度、扉体の開放動作に伴って画像表示装置が連れ回り、後方のスペース(扉体の閉鎖状態で画像表示装置が被覆する裏面側スペース)が視認可能な状態になる。このため、わざわざ検査の機会を特別に設けなくても、必要な日常作業を行うことで、同時に遊技機の最も不正行為が隠蔽され易い箇所、言い換えれば、不正が発見し難い箇所を検査することができ、遊技者に不快感を与えることなく容易且つ頻繁に不正をチェックすることができるため、主要構成部品が集約される遊技ユニットに対する不正行為を早期に発見することが可能となる。また、この構成によれば、扉体の閉鎖状態で主制御基板ボックスの前側が画像表示装置によって覆われるため、遊技機の前側から主制御基板ボックス内の主制御基板に対し不正行為がなされることを画像表示装置によって防止することができる。然も、扉体の開放状態では、画像表示装置の連れ回りによって裏面側スペースに配置された主制御基板ボックス内における主制御基板の部品実装面が実装面視認部から視認できるので、主制御基板に対して不正行為(例えば、不正ROMへの交換、主制御基板ボックスの封止部の破壊又は切断、主制御基板ボックス全体の交換等)が行われているか否かが容易に確認できる。
解決手段1において、前記取付基体は、周壁及び後壁を有して前方に開口する箱形状に形成された収納ボックスから構成され、前記図柄表示装置及び前記主基板を収納した前記主制御基板ボックスは、それぞれ前記収納ボックス内に収納され、前記画像表示装置は、前記画像表示面を前向きにして一側部が前記装置ヒンジ機構によって前記収納ボックスの前側開口部の一側部に開閉可能に装着される。
この場合、遊技ユニットの収納ボックス内には、主制御基板ボックスが収納されて保護される。これにより、遊技機の後側から主制御基板ボックスの主制御基板に対し不正行為(例えば、主制御基板のROMが不正ROMと不測に交換される不正行為等)がなされることを遊技ユニットの収納ボックスによって防止することができる。
解決手段1又は解決手段2において、前記主制御基板ボックスは、収納する前記主制御基板の部品実装面を外部から視認可能にする実装面視認部を備えると共に、該実装面視認部が前記扉体の閉鎖状態で前記画像表示装置の裏面と対向するように前記裏面側スペースに配置される。
この場合、扉体の閉鎖状態で主制御基板ボックスの前側が画像表示装置によって覆われるため、遊技機の前側から主制御基板ボックス内の主制御基板に対し不正行為がなされることを画像表示装置によって防止することができる。然も、扉体の開放状態では、画像表示装置の連れ回りによって裏面側スペースに配置された主制御基板ボックス内における主制御基板の部品実装面が実装面視認部から視認できるので、主制御基板に対して不正行為(例えば、不正ROMへの交換、主制御基板ボックスの封止部の破壊又は切断、主制御基板ボックス全体の交換等)が行われているか否かが容易に確認できる。
解決手段3において、前記主制御基板ボックスは、収納する前記主制御基板が前記扉体の閉鎖状態で前記画像表示装置の前記画像表示面と並行に配置されると共に、前記図柄表示装置の上方又は下方に支持体を介して衝立状に支持されて前記取付基体に取り付けられる。
この場合、扉体の開放状態において、主制御基板の部品実装面の視認性を高めることができ、不正検査がより一層容易になる。また、主制御基板が画像表示装置の画像表示面と並行に配置されるため、主制御基板ボックスと画像表示装置との間に無駄な空間を設けることなく、主制御基板ボックスと画像表示装置とを前後に接近させて合理的に配置することができる。
解決手段1乃至解決手段4において、前記画像表示装置と前記取付基体との間には、前記画像表示装置を閉鎖位置で封印する封印手段が設けられている。
この場合、遊技ユニットを単独で保管したり、あるいは単独で運搬する場合において、取付基体に対し画像表示装置が封印手段によって閉鎖位置に封印されることにより、遊技ユニットの保管中や運搬中に、画像表示装置を開放して遊技ユニット内の主要構成部品(特には、主制御基板)に不正が行われたときには、封印手段の封印が解除された痕跡が残るため、一目で不正を発見することができ、ひいては遊技ユニットに対する不正行為を防止することができる。
解決手段1乃至解決手段5において、前記連結手段は、前記扉体の開閉動作に連動し且つ前記画像表示装置を所定の姿勢に保持して開閉動作するリンク機構によって構成される。
この場合、扉体の開閉動作に連動してリンク機構によって画像表示装置が所定の姿勢に保持されて開閉動作される。このため、扉体の開閉動作時において扉体の裏面やその裏面側に配設された各種部品に画像表示装置が当たったり、あるいは扉体の裏面側に配線された接続線に画像表示装置が引っかかり、接続線が損傷される等の不具合を防止することができる。
解決手段6において、前記リンク機構は、一対のリンクアームを有し、該一対のリンクアームの一端部が前記扉体又は前記画像表示装置に回動可能に連結され、前記一対のリンクアームの他端部が前記画像表示装置又は前記扉体の横方向にスライド可能に設けられたスライド体に回動可能に連結されて平行リンク機構をなしている。
この場合、リンク機構が平行リンク機構をなすため、扉体の開閉動作に連動して扉体と平行状態を保って画像表示装置が開閉動作される。これによって、扉体の開閉動作時において扉体に対する画像表示装置の衝突や扉体の裏面側の接続線の損傷をより一層良好に防止することができる。
本実施例に係る遊技機は、主に図1〜図8に示すように、基本的には、外枠10、扉体21、本体枠70、遊技ユニット100等を備えて構成されている。
外枠10は、遊技機ホールのパチンコ機用の島設備に設置可能に方形枠状に形成され、その下部前面には、本体枠70の下面を受ける受け板15が一体状に設けられている。なお、外枠10は、通常のパチンコ機に採用されている外枠と同様な外郭寸法形状及び構造に設定されており、一般のパチンコ機に採用されている外枠を用いることもできる。
図3に示すように、本体枠70の前側には、ヒンジ機構60寄り部分に配置されたヒンジ機構20(本発明の扉体ヒンジ機構に相当する)によって扉体21が開閉(左右の横開き)可能に装着されている。
扉体21の略中央部には、後述する遊技ユニット100の回転図柄表示装置110(この発明の図柄表示装置に相当する)の複数の回転図柄表示体111の前側部をガラス板、透明樹脂板等の透視板23aを透して透視可能な主開口窓23が形成されている。
また、扉体21の上部には、遊技ユニット100の電気式の表示装置130(以下、単に「演出表示装置」という。この発明の画像表示装置に相当する)の表示器131の表示面(画像表示面)を、ガラス板、透明樹脂板等の透視板24aを透して透視可能な副開口窓24(画面開口窓)が形成されている。
また、扉体21の前側下部には、その操作部台22の下方に位置して球受け皿26が設けられている。
なお、扉体21の前側には、球貸機200に対する貸球ボタン、返却ボタン、精算ボタン(図示しない)等が配設されている。
図3と図4に略示するように、扉体21の下部領域の内部には、球受け皿26の球整列路28のパチンコ球を、球投入ボタン40の手動操作に基づいて作動する駆動モータ(この実施例では可逆転モータ)35を駆動源として取り込み及び球抜きが可能な球取込装置30が設けられている。この球取込装置30は、図9と図10に示すように、球受け皿26の前後2列の球整列路28にそれぞれ個別に連通する前後2列の球取込路32を区画形成する複数の球通路構成体31と、各列の球取込路32内のパチンコ球Bを回転動作によって取り込むスプロケット状の前後2個の球取込回転体33と、これら両球取込回転体33によって取り込まれたパチンコ球Bをそれぞれ個別に検出する前後2個の球検出器36とを備えて構成されている。そして、これら両球取込回転体33は、一基の駆動モータ35によって駆動される駆動軸35a上に設けられている(図10参照)。
図2、図3、図11及び図12に示すように、本体枠70の後面には、そのヒンジ機構60とは反対側の自由端寄り部分において、外枠10に対する本体枠70の施錠と、本体枠70に対する扉体21の施錠を行う施錠装置50が取り付けられている。この施錠装置50は、本体枠70の後面にビス固定された取付基板50aに組み付けられたシリンダ錠51と、取付基板50aに上下動可能に組み付けられた本体枠施錠部材54と、扉施錠部材(図示しない)と、シリンダ錠51の鍵孔に鍵が挿入された状態で正逆方向(左右方向)に回動可能に組み付けられた解錠部材53とを備えている。
図11〜図14に示すように、本体枠70は、合成樹脂成形されており、本体枠70の外形枠(外郭枠)をなす前枠部71及び収納枠部をなす遊技ユニット装着部80を備えている。
図2、図5、図6及び図7に示すように、本体枠70の後側の上部には、島設備側の球補給装置(図示しない)から供給されるパチンコ球を受けて貯留する箱形状の球タンク161と、その球タンク161から給出されるパチンコ球を受けて図示右側に流す傾斜状のレール通路を構成する球整流樋部材163が装着されている。また、本体枠70の後側の遊技ユニット装着部80の片側(図示右側)には、縦長状にユニット化された賞球用の球払出装置166が装着されている。この球払出装置166は、球整流樋部材163における前後2列のレール通路の下流端に連通する前後2列の球通路166aと、払出モータ(図示しない)を駆動源として前後2列の球通路166aのパチンコ球を受けて払い出す前後2個の回転式の球払出部材(回転体)166cとが通路構成体に組み付けられて構成されている。そして、球払出装置166から払い出された賞球は、連絡通路部材29を経て球受け皿26に払い出されるようになっている。
図5〜図7、図12及び図14に示すように、遊技ユニット装着部80の下方に位置する本体枠70の下部領域の後側には、電源基板182が収納された電源基板ボックス181と、払出制御基板187が収納された払出制御基板ボックス186とが左右に所定間隔を隔ててクリップ、ビス等の図示しない適宜の装着手段によってそれぞれ装着されており、本体枠70の下部領域には、払出制御基板ボックス186が装着される部分において次に述べる第1接続線92aと第2接続線93aとが後側から前側に向けて挿通可能な配線孔75が貫設されている。また、本体枠70の下部領域の左右方向略中央部には、前方を開口する箱形状のスピーカボックス175が後方に向けて一体成形されて(図13参照)低音用スピーカ195(図33参照)が収納されおり、そして、このスピーカボックス175の前側開口部には、透過口190aを形成した保持板190が装着されている(図11参照)。
図5〜図7及び図12〜図14に示すように、遊技ユニット装着部80の後側開口部には、その後側開口部の上部を塞ぎ、かつ遊技ユニット100に対する後方ストッパ部としても機能する後止め板87が本体枠70と一体成形されている。そして、この後止め板87の前側の左右両側部及び中間部には、扉体21を含む本体枠70側の電気機器及び/又は回路基板と、遊技ユニット100の主制御基板121及び/又は周辺制御基板126とを電気的に接続するための、本体側コネクタとしての第1、第2及び第3コネクタ92、93、95が、コネクタ支持体91によって位置決めされて支持された状態で前方に向けて突出されている。
図17〜図19に示すように、遊技ユニット100は、ユニット本体を構成する方形箱形状の収納ボックス150(この発明の取付基体に相当する)内に、回転図柄表示装置110、演出表示装置(この発明の画像表示装置に相当する)130、主制御基板121を収納した主制御基板ボックス120、周辺制御基板126を収納した周辺制御基板ボックス125、主中継基板141及び周辺中継基板142を収納した中継基板ケース140等を備えて、全体が一つにユニット化されて構成されている。
図21〜図23に示すように、収納ボックス150は、回転図柄表示装置110、主制御基板ボックス120、周辺制御基板ボックス125及び中継基板ケース140を一括的に収納して保護するものであり、合成樹脂材によって前方に開口する箱形状に形成されるとともに、本体枠70の遊技ユニット装着部80の開口前側から着脱可能に嵌込まれる大きさ及び形状に形成されている。この収納ボックス150は、その外郭が角張った形状とされており、図19と図21に示すように、上部の左右両側部の前側には外側に向けて張り出す張出部150a、150bが形成され、下部が図19に向かって左側が高く右側が低い段差状に形成されている。
図22に示すように、収納ボックス150の上段下壁部153上には、回転図柄表示装置110が載置されて収納されるようになっている。回転図柄表示装置110は、金属板等の剛性を有する部材によって前方に開口する略方形箱形に形成された収納フレーム102と、その収納フレーム102の内部に横方向の軸回りに回転可能に収納された状態で横方向に配列された複数(例えば、左、中、右の3列の)の円形リールよりなる回転図柄表示体111によって構成されている。そして、回転図柄表示装置110は、その収納フレーム102の下面に取り付けられた下ベース板101aが収納ボックス150の上段下壁部153上に略水平状に載置され、下ベース板101aの前端の取付片101bが収納ボックス150の前側にビスによって締め付けられて固定される。これによって、収納ボックス150に回転図柄表示装置110が、その収納フレーム102において固定されるようになっている。この際、収納フレーム102の後壁板103が、収納ボックス150の後開口窓152から僅かに後方へ突出された状態で露出されるようになっている。
図19と図22に示すように、収納ボックス150内には、収納フレーム102の下ベース板101aと下段下壁部155との間の空間部を基板ボックス格納部129として利用し、その基板ボックス格納部129には周辺制御基板ボックス125が収納され、例えば、係止クリップ、止めねじ等の適宜の固定手段によって収納状態に保持されるようになっている。この周辺制御基板ボックス125には、主制御基板121からの遊技に関する信号を受け、その信号に基づいて演出表示装置130を制御するとともに、遊技機の所定位置に配設された左右のスピーカ38及び低音スピーカ195を作動制御したり、ランプ、LED等のランプ基板37、トップランプ基板39を点滅制御する周辺制御基板126が収納されている(図33参照)。
図16、図24及び図25に示すように、収納ボックス150の後側には、遊技ユニット装着部80の前側開口部から遊技ユニット100が嵌込まれる動作によって本体側の第1、第2、第3コネクタ92、93、95に接続される遊技ユニット側の第1、第2、第3コネクタ143、144、145がそれぞれ配設されている。そして、収納ボックス150の後側の後壁の一部には、凹部としての基板ケース格納部159が形成されており、その基板ケース格納部159には中継基板ケース140が嵌込まれて装着される。
図20と図22に示すように、主制御基板ボックス120は、その主制御基板121の表面(CPU、RAM、ROM等の部品(マイクロコンピュータ)が装着される面(部品実装面))が前方に指向しかつ次に詳述する画像表示装置としての演出表示装置130と並行状をなして回転図柄表示装置110の上面に支持体105によって起立状態(衝立状)に支持されている。回転図柄表示装置110の収納フレーム102の上面には、収納フレーム102と略同じ幅寸法(左右方向の幅寸法)を有して断面略L字状に形成された支持体105が、その下部の取付基板105aにおいて固定されている。そして、支持体105の略垂直に立ち上がる垂直板105bの前側には、主制御基板ボックス120が起立状態に(略垂直状態をなす縦置きの状態)支持されて装着されている。
図20、図22及び図24に示すように、回転図柄表示装置110の収納フレーム102の支持体105の垂直板105bの一側(扉体21のヒンジ機構20側)には、画像表示装置としての演出表示装置130が、その表示面(次に述べる表示器131の表示面(画像表示面))を前向きにしてヒンジ機構108(本発明の装置ヒンジ機構に相当する)によって開閉可能に装着されている。このヒンジ機構108では、図24に示すように、支持体105の垂直板105bの一側に張り出されたヒンジブラケット105cの上下部に、ヒンジ板106が前方に向けて水平状に突出され、これら上下の両ヒンジ板106にヒンジ孔106aが貫設されている。
なお、遊技ユニット装着部80に遊技ユニット100が装着された後、閉止部材215は、閉止位置から所定方向に略90度、回動操作されて非係合位置に配置切換される。
図11、図17及び図25に示すように、演出表示装置130と収納ボックス150との間に演出表示装置130を閉鎖位置で封印する封印手段220が設けられることが望ましい。
また、封印手段220としては、紐、ワイヤ、ベルト等の切断可能な可撓性長尺部材を演出表示装置130と収納ボックス150との相互に形成された掛け止め部にわたって掛け渡し、その可撓性長尺部材の両端部を金属製または合成樹脂製の封印体によって結束状態に封印することによっても構成することができる。
図26〜図32に示すように、演出表示装置130と扉体21との間には、扉体21の開閉動作に連動してその開閉方向と同方向に演出表示装置130を開閉動作させる連結手段としての開閉連動機構230が設けられている。また、開閉連動機構230は、扉体21と遊技ユニット100とが分離した状態では非連繋とされ、扉体21と遊技ユニット100との組付状態では連繋される。この開閉連動機構230は、扉体21の開閉動作に連動しかつ演出表示装置130を開閉扉21に平行する姿勢に保持して開閉動作させる平行リンク機構231によって構成されている。
そして、スライド体240の両連結軸234、237の上方から第1、第2のリンクアーム232、235の端部に貫設された軸孔232a、235aが嵌挿された後、図31に示すように、両連結軸234、237の上方からリンク押え板270の両係合片271、272がそれぞれ嵌込まれるリンク押え板270の移動によって、両係合片271、272が弾性的に拡開されながら両支持片275、276の支持ピン275a、276aに嵌込まれる。これによって、両支持片275、276の支持ピン275a、276aと両連結片273、274の係止孔273a、274aとが嵌合してリンク押え板270が支持ピン275a、276aを中心として回動可能に装着されるようになっている。なお、スライド体240の両連結軸234、237に対し第1、第2のリンクアーム232、235の連結を外すときには、図31の2点鎖線に示すように、リンク押え板270を支持ピン275a、276aを中心として下方に回動して、リンク押え板270の両係合片271、272を弾性的に拡開させながら両連結軸234、237の先端から強制的に離脱させることによって、第1、第2のリンクアーム232、235の連結を容易に手早く外すことができるようになっている。
図33のブロック図に示すように、交流電源は分電基板180を経て電源基板182に流れ、電源基板182で直流電力に変換されて払出制御基板187に供給される。また、交流電源は分電基板180及び球貸機中継基板199を経て球貸機200に供給される。そして、払出制御基板187には、各種検出器からの信号や主制御基板121からの信号が伝達される。一方、主制御基板121は遊技全般を制御し、周辺制御基板126は周辺機器を制御する。なお、主制御基板121には、扉体21の球投入ボタン40、始動レバー41、第1〜第3ストップボタン42、43、44の各操作信号、球取込装置30の取込信号等が操作中継基板48、主中継基板141を介して伝達される。
次に、前述したように構成されたこの実施例に係る遊技機の作用効果を説明する。
まず、扉体21の球投入ボタン40を操作する。すると、その信号が操作中継基板48、主中継基板141を介して主制御基板121に伝達される。これに基づいて、球取込装置30の可逆転モータよりなる駆動モータ35が作動され、駆動軸35aと共に、前後の両球取込回転体33が正回転(図10において時計回り)される。この前後の両球取込回転体33の正回転による球取込作用によって、前後2列の球取込路32内のパチンコ球が取り込まれ、その後、取り込まれたパチンコ球Bが前後2個の球検出器36を通過して機外に排出される。そして、前後2個の球検出器36によって検出されたパチンコ球Bの合計の数が、賭け数に応じたパチンコ球Bの数に達して取り込まれたことを条件として、駆動モータ35が停止される。
この実施例において、図26に示すように、開閉連動機構230は、対をなす第1、第2のリンクアーム232、235と、これら第1、第2のリンクアーム232、235の一端部を所定間隔を保って連結軸233、236によって回動可能に連結しかつ扉体21の後側上部に固定状態で装着されたリンク支持体250と、第1、第2のリンクアーム232、235の一端部を所定間隔を保って連結軸234、237によって回動可能に連結しかつ演出表示装置130の上部の案内レール241に沿って横方向にスライド可能に嵌挿されたスライド体240とを備えた平行リンク機構231によって構成されている。
なお、前にも述べたように、封印手段220としての結束ベルト221は、本体枠70の遊技ユニット装着部80に遊技ユニット100が装着された後、ベルト部22が切断されて取り外されることで開封される。
なお、この発明は前記実施例に限定するものではない。
例えば、前記実施例においては、開閉連動機構230を構成する平行リンク機構231が第1、第2のリンクアーム232、235、リンク支持体250及びスライド体240を備えて構成される場合を例示したが、例えば、図34と図35に示すように、扉体21と演出表示装置130との間において、ヒンジ機構20とヒンジ機構108の各ヒンジ中心を通る線と平行なリンクアーム290を設け、そのリンクアーム290の一端部を連結軸によって扉体21に回動可能に連結し、同リンクアーム290の他端部を連結軸によって演出表示装置130に回動可能に連結して平行リンク機構を構成することも可能である。この場合、リンクアーム290の一端側を扉体21に固定的に、他端側を演出表示装置130に脱着可能に構成すると、脱着作業が容易になる。但し、この場合には、ヒンジ機構20とヒンジ機構108の各ヒンジ中心間の距離と、リンクアーム290の両端の連結軸の中心間の距離を等しくして四節の平行リンク機構を構成することが望ましい。
20 ヒンジ機構(扉体ヒンジ機構)
21 扉体
23 主開口窓(図柄開口窓)
24 副開口窓(画面開口窓)
70 本体枠
80 遊技ユニット装着部
100 遊技ユニット
102 収納フレーム
108 ヒンジ機構(装置ヒンジ機構)
110 回転図柄表示装置(図柄表示装置)
111 回転図柄表示体
120 主制御基板ボックス
121 主制御基板
125 周辺制御基板ボックス
126 周辺制御基板
130 演出表示装置(画像表示装置)
131 表示器
150 収納ボックス(取付基体)
230 開閉連動機構(連結手段)
231 平行リンク機構
232 第1のリンクアーム
235 第2のリンクアーム
240 スライド体
241 案内レール
250 リンク支持体
Claims (1)
- 扉体ヒンジ機構によって扉体が本体枠に開閉可能に取り付けられると共に、前記扉体に穿設された図柄開口窓に、図柄を変動表示する図柄表示装置が臨設された遊技機であって、
前記図柄表示装置とは別体に構成されると共に、遊技の演出表示を行う画像表示面を有し、該画像表示面が前記扉体に穿設された画面開口窓に臨設される画像表示装置と、
前記遊技機の主要な遊技制御を行うマイクロコンピュータを搭載した主制御基板と、
該主制御基板を収納する主制御基板ボックスと、
前記図柄表示装置、前記画像表示装置、及び前記主制御基板を収納した前記主制御基板ボックスを各々取り付けて遊技ユニットとして1つにユニット化し、前記本体枠側に着脱交換可能に装着される取付基体と、
前記遊技ユニットが前記本体枠側に装着された状態で前記画像表示装置を前記扉体に連結する連結手段と、を備え、
前記画像表示装置は、一側部が装置ヒンジ機構によって前記取付基体に回動可能に取り付けられると共に、前記連結手段による前記扉体との連結により前記扉体の開閉動作に連れて回動し、前記扉体が開放されると、前記扉体の閉鎖状態で当該画像表示装置が被覆する裏面側スペースを前側から視認可能な位置まで回動し、
前記主制御基板ボックスは、前記主制御基板の部品実装面を外部から視認可能にする実装面視認部を備えると共に、該実装面視認部が前記扉体の閉鎖状態で前記画像表示装置の裏面と接近して対面することで当該画像表示装置の裏面により覆い隠されるように前記裏面側スペースに配置されることを特徴とする遊技機。
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