JP2003536135A - ウォッチドッグ・タイマー回路および方法 - Google Patents

ウォッチドッグ・タイマー回路および方法

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Abstract

(57)【要約】 ウォッチドッグ・タイマー構成は、テレビジョン信号処理装置などのシステムに、一貫して安定した動作を維持するための信頼性のある費用面で有効な手段を提供する点で有利である。少なくとも1つの実施形態によれば、ハードウェア・ウォッチドッグ・タイマー回路が規則的なパルスを集積回路(IC)におけるソフトウェア・タイマーから受信してそれ自体をリフレッシュする。ウォッチドッグ・タイマー回路がリフレッシュされない場合、ウォッチドッグ・タイマー回路が所定のロジック信号をICのマスク不可能割込み(NMI)端子に供給して、内部ICウォッチドッグ・タイマーによって生成されるものと類似したリセットを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 1.発明の分野 本発明は、一般に電子システムにおけるウォッチドッグ・タイマー回路の使用
法に関し、より詳細には、コンシューマ・エレクトロニクス(家庭用電化)製品
などのシステムに、一貫して安定した動作を維持するための信頼性のあるコスト
パフォーマンスの良い手段を提供するウォッチドッグ・タイマー構成に関する。
【0002】 2.関連技術の説明 マイクロプロセッサなどの集積回路(IC)によって制御されるアプリケーシ
ョンは、しばしば「ウォッチドッグ・タイマー(watchdog timer
)」回路を含む。一般に、ウォッチドッグ・タイマー回路は、電子デバイスの動
作のステータス(状態)を監視(monitor)且つ/または修正するように
機能する。ソフトウェアを含む集積回路を含むアプリケーションでは、ウォッチ
ドッグ・タイマーを使用してソフトウェア実行のステータスを監視することがで
きる。複雑なアプリケーションでは、ソフトウェアのあらゆる可能な変形形態(
variation)をテストすることが困難であり、ウォッチドッグ・タイマ
ーが、ソフトウェアが適切に実行できない状態を訂正するための効果的な手段を
提供する。例えば、電子番組ガイド(Electronic Program
Guide:EPG)データまたは他のタイプのデータなど、データを処理する
ためのマイクロプロセッサなどの集積回路(IC)を有する、テレビジョン信号
処理装置などのシステムは、ソフトウェアの複雑性に起因してウォッチドッグ・
タイマーを必要とする。詳細には、このようなシステムは、ソフトウェアの実行
において過渡現象(transient)、ノイズまたは他のシステム異常の結
果生じる可能性のあるエラーからの回復を可能とするために、ウォッチドッグ・
タイマーを必要とする。このような異常の一例は、受像管表示デバイスを含むテ
レビジョン信号受信機における静電放電(Electro Static Di
scharge:ESD)またはカイン−アーク過渡現象(Kine−Arc
transient)である。しかし、本発明はまた、表示デバイスを有するか
否かにかかわらず、様々なシステムに適用可能であり、本明細書で使用される「
テレビジョン信号受信機」、「テレビジョン・システム」、「テレビジョン信号
処理システム」または「テレビジョン信号処理装置」という語句は、様々なタイ
プの装置およびシステムを包含するように意図され、それだけに限定されるもの
ではないが、表示デバイスを含むテレビジョン・セットまたはモニタ、および、
セットトップ・ボックス(Set−Top Box:STB)、ビデオ・テープ
・レコーダ(VTR)、DVD、ビデオ・ゲーム(ボックス)またはパーソナル
・ビデオ・レコーダ(Personal Video Recorder:PV
R)などの表示デバイスを含まないシステムまたは装置も含まれる。このような
デバイスでは、アドレス・ビットが異常によって瞬間的に破損される可能性があ
り、これによりソフトウェアが強制的に、指定されていないアドレスにジャンプ
させられ、システムがロックアップ(異常停止)することがある。
【0003】 従来のウォッチドッグ・タイマー回路には様々な問題が存在する。例えば、I
C内部のウォッチドッグ・タイマー回路が、カウントダウン・タイマーのある値
による競合条件によりランダムに開始する可能性があることが観察されている。
標準の市販ウォッチドッグ・タイマーは比較的高価になる傾向があり、コスト削
減設計には望ましくない。さらに、市販ウォッチドッグ・タイマーは、回路スペ
ースが制限されているため、ある種の設計には適当でない場合もある。加えて、
ウォッチドッグ・タイマー回路は様々な設計状況を処理するために十分な時定数
を有する必要がある。従って、これらおよび他の問題に対処するウォッチドッグ
・タイマー回路の必要性がある。
【0004】 (発明の概要) 本発明は、第1および第2のウォッチドッグ・タイマーを含むテレビジョン信
号処理装置などの電子システムにおいて具体化されるマイクロプロセッサなどの
集積回路向けのウォッチドッグ・タイマー構成を提供する。第1のウォッチドッ
グ・タイマーは集積回路の内部に含まれ、集積回路の動作状態を監視するための
ものである。第1のウォッチドッグ・タイマーは少なくとも部分的にはソフトウ
ェアによって実現される。少なくとも1つの実施形態によれば、第2のウォッチ
ドッグ・タイマーは集積回路の外部のハードウェアを含む。本発明の一態様は、
第2のウォッチドッグ・タイマーが冗長性を提供することである。第2のウォッ
チドッグ・タイマーは、集積回路によって供給される電子信号に応答して集積回
路をリセットできるようにする。詳細には、第2のウォッチドッグ・タイマーは
、集積回路が電子信号を所定の期間に渡って第2のウォッチドッグ・タイマーに
供給できないとき、所定のロジック(論理)信号を集積回路の所定の端子(すな
わち、マスク不可能割込み(Non−Maskable Interrupt:
NMI)端子)に印加することによって、集積回路をリセットできるようにする
。第2のウォッチドッグ・タイマーは、集積回路を、静電放電および/またはカ
イン−アーク過渡現象などの信号過渡現象(signal transient
)によって引き起こされる動作エラーまたは異常から保護するために有用である
【0005】 別の実施形態によれば、ウォッチドッグ・タイマー構成は、集積回路の動作状
態を監視するための第1および第2のウォッチドッグ・タイマーを有する、マイ
クロプロセッサなどの集積回路を含む。第2のウォッチドッグ・タイマーは、第
1のウォッチドッグ・タイマーの所定の状態が検出されるとき、第1のウォッチ
ドッグ・タイマーをリセットする。この実施形態では、第1および第2のウォッ
チドッグ・タイマーは少なくとも部分的にはソフトウェアによって実現される。
【0006】 本発明の上述および他の特徴および利点、およびそれらを達成する方法がより
明らかとなり、本発明は、以下の本発明の実施形態の説明を添付の図面と共に参
照することによって、よりよく理解されるであろう。
【0007】 図面中では、類似の参照符号を使用して同じあるいは類似のタイプの構成要素
を表す。本明細書で述べた例示は本発明の好ましい実施形態を例示するが、この
ような例示はいかなる方法においても本発明の範囲を限定するものとして解釈さ
れるべきではない。
【0008】 (発明の詳細な説明) ここで、図面、より詳細には図1を参照して、本発明の原理により構成される
ウォッチドッグ・タイマー回路の第1の実施形態を採用するシステムの概略図を
示す。図1では、テレビジョン信号処理装置などのシステム10が、マイクロプ
ロセッサなどの集積回路(Integrated Circuit:IC)20
を含む。IC20は、リセット端子、入力/出力(I/O)端子およびマスク不
可能割込み(NMI)端子を含む。IC20はまた少なくとも1つの内部ウォッ
チドッグ・タイマーも含み、これがIC20の動作状態を監視且つ/または訂正
する。この内部ウォッチドッグ・タイマーは通常、IC20用の第1の(pri
mary)ウォッチドッグ・タイマーとしての機能を果たし、例えばIC20内
のソフトウェア・ルーチンが適切に実行できない状況において、IC20をリセ
ットできるようにする。一実施形態によれば、IC20の内部ウォッチドッグ・
タイマーは2つのカウンタ(図示せず)を含む。一方のカウンタはIC20内の
ソフトウェアによって設定され、ウォッチドッグ・タイマーが満了する前の時間
量を制御し、IC20をリセットする。一実施形態によれば、この第1のカウン
タは100マイクロ秒の分解能を有する。また、第2のカウンタ(すなわち、プ
リスケーラ(prescaler))もあり、これはシステム10の4MHzク
ロックによって駆動され、400から1までカウント・ダウンする。この第2の
カウンタが1に達する度に、第1のカウンタが減少され、第2のカウンタが始め
からもう一度開始する。ソフトウェアが直接第2のカウンタにアクセスするため
の手段がないので、第2のカウンタが2の値を有するときに、第1のカウンタが
ソフトウェアによってリセットされた場合、例えば、第1のカウンタはその後間
もなく、ウォッチドッグ・タイマーが満了したかのような動作態様を示し、IC
20を再度リセットする。後述するように、本発明のすべての実施形態は、前述
したものなど、第1の内部ウォッチドッグ・タイマー(回路)を含む。
【0009】 前述したものが2つのカウンタを含むなどの状態のため、第1の(prima
ry)内部ウォッチドッグ・タイマーのみでは一貫した信頼性のあるシステム動
作には十分でない可能性があると言われている。従って、第2の(second
ary)ウォッチドッグ・タイマーが、第1のウォッチドッグ・タイマーと協調
して動作して信頼性を向上させることが望ましい。本発明は、このような第2の
ウォッチドッグ・タイマーのための4つの異なる実施形態を検討する。最初の3
つの実施形態はIC20の外部のハードウェアにおいて実現され、図1〜図3が
それぞれ参照される。第4の実施形態はIC20の内部におけるソフトウェアに
よる実現であり、図4を参照されたい。
【0010】 図1に戻って参照すると、IC20の外部の回路は、第2のハードウェア・ウ
ォッチドッグ・タイマー回路の第1の実施態様を表し、この回路は、前述した内
部ウォッチドッグ・タイマーと共に使用されてIC20の動作状態を監視するも
のである。この方法では、IC20の内部ウォッチドッグ・タイマーおよび外部
ハードウェア・ウォッチドッグ・タイマーが、IC20(および最終的にはシス
テム10)の動作の完全性を保証するウォッチドッグ・タイマー構成を提供する
。図1の外部ウォッチドッグ・タイマー回路は5つの抵抗R1、R2、R3、R
7およびR8、3つのコンデンサC1、C3およびC7、2つのダイオードD4
およびD5、2つのトランジスタQ2およびQ4、および1つの電源V3を含む
。これらの回路構成要素のための好ましい値を図1に例示する。
【0011】 図1の動作の間、40ミリ秒の方形波がIC20のI/O端子から出力される
。内部ソフトウェア・ループを使用してタイミングを生成することができ、様々
なソフトウェア・ルーチンのサンプルを定期的にサンプリングして、IC20が
適切に動作中であるかどうかを決定することができる。I/O端子からの方形波
が高−低遷移においてコンデンサC1を充電し、エネルギーが低−高遷移におい
てコンデンサC3に転送される。通常の動作の間、トランジスタQ2のベースに
接続されたコンデンサC3側が約5.3ボルトまで充電される。この状態下で、
トランジスタQ2がターン・オフされ、抵抗R2がIC20のNMI端子を論理
ロー(低)状態に維持する。NMI端子はエッジ・センシティブ(edge s
ensitive)なので、NMIはアクティブではない。ソフトウェア・ルー
チンの1つが適切にウォッチドッグ・タイマー回路をリフレッシュ(refre
sh)していない場合、IC20のI/O端子から出るパルスが停止する。この
出力は交流(AC)結合されているので、ウォッチドッグ・タイマー回路は、ウ
ォッチドッグ・タイマーにタイムアウトが起こるときに何の極性で出力が終了す
るかについては構わない。電荷がコンデンサC3に供給されることなく、抵抗R
1が最終的にコンデンサC3を放電する。トランジスタQ2のベースにおける電
圧が2.7ボルトまでドロップしたとき(すなわち、3.3ボルトのエミッタよ
り0.6ボルト低い)、トランジスタQ2がターン・オンし、低−高遷移が論理
ハイ(高)信号をNMI端子に供給する。NMI端子へのこの入力によりIC2
0内のソフトウェアがリセット・ベクトル(vector)へのジャンプを強い
られ、これが、次いでIC20を再初期化(すなわち、リセット)する。
【0012】 コンデンサC3上の電圧が、AC電源ドロップアウト(dropout)時間
の後に既知の値であるようにするため、トランジスタQ4が設けられる。トラン
ジスタQ4はIC20のリセット端子によってターン・オンされる。論理ロー(
低)状態がリセット端子において、あらゆるAC電源ドロップアウト時間中に提
示される。この論理ロー(低)状態がトランジスタQ4をターン・オンさせ、こ
れを飽和させ、これにより強制的にコンデンサC3中でゼロ・ボルトになるよう
にする。これにより、回路の初期状態が一定であることを保証する。リセット端
子を使用して、トランジスタQ2のベースを直接論理ロー(低)状態にすること
ができるが、これはIC20のリセット機能の立上りおよび立下り時間に影響を
与え、ある状況においては受け入れ可能でない可能性がある。図1の回路はまた
少なくとも2つの独自の時定数(time constant)も設定する。I
C20がI/O端子を初期化するまでに1秒を要する(且つ、コンデンサC3を
ゼロ・ボルトから0.6ボルトまで充電する時定数が約0.4秒である)と仮定
すると、ウォッチドッグ・タイマーのリセットは、システム10(例えば、テレ
ビジョン信号処理装置)に電力が供給されてから約0.4秒後に生成される。ト
ランジスタQ4が最初にコンデンサC3における電圧をゼロに設定しなければ、
実際の初期化が起こるまでに最大で3倍長い時間を要する可能性がある。これに
よりユーザがシステム10を電源オンにする機能が遅延されるので、500ミリ
秒未満の遅延が好ましい。IC20のI/O端子が初期化された後、約1.4秒
(コンデンサC3および抵抗R1の約3倍の時定数)より長い任意の電圧降下(
drop)によって、実際のウォッチドッグ・タイマーにタイムアウトが生じる
。漏洩(leakage)の問題を防止するため、コンデンサC3は、電解コン
デンサではなく多層チップ・コンデンサとして選択されることが好ましい。コン
デンサC7は、静電放電(ESD)およびカイン−アーク過渡現象が不定にウォ
ッチドッグ・タイマーにタイムアウトを生じることを防止するために設けられる
【0013】 図2を参照して、本発明の原理により構成されたウォッチドッグ・タイマー回
路構成の第2の実施形態を使用するシステムの概略図を例示する。図2の回路は
図1の回路の変形態様であり、全般的に同じ方法でIC20をリセットするよう
に動作する。加えて、図2の回路は、図1の回路と同じ回路構成要素の多数を使
用するが、それらの値は異なる場合がある。この実施形態における回路構成要素
のための好ましい値を図2に例示する。図1のように、図2におけるIC20も
上述した内部ウォッチドッグ・タイマーを含み、これがIC20の動作状態を監
視する。従って、図2のハードウェア回路は内部ウォッチドッグ・タイマーと協
調して動作し、図1の回路より長い時定数を提供するように設計される。コンピ
ュータのシミュレーションは、図1のダイオードD5の漏洩が著しくなる可能性
があり、且つ結果として、抵抗R1の最大値を200Kオームに制限することが
好ましいことを示している。図2の回路はこの漏洩の問題に、図1のダイオード
D5をトランジスタQ5のベース・エミッタ接合で置き換えることによって対処
する。小さい信号トランジスタのベース・エリアが通常のダイオードのものより
はるかに小さいので、飽和電流(本質的には漏洩電流)もはるかに低い。トラン
ジスタQ5をダイオードD5の代わりに使用することによって、図2の回路は図
1の回路の時定数を2倍以上にすることができる。
【0014】 図3を参照して、本発明の原理により構成されたウォッチドッグ・タイマー回
路構成の第3の実施形態を使用するシステムの概略図を示す。図2のように、図
3の回路は図1の回路のもう1つの変形態様であり、同じ回路構成要素の多数を
使用するが、それらの値は異なる場合がある。この実施形態における回路構成要
素のための好ましい値を図3に例示する。図3におけるIC20も上述した内部
ウォッチドッグ・タイマーを含み、これがIC20の動作状態を監視する。しか
し、図3の回路は図1の回路とは異なり、いくつかの追加の構成要素、すなわち
3つの抵抗R4、R10およびR11、1つのトランジスタQ5および1つのダ
イオードD17を含む。加えて、図3の回路は図1のダイオードD4およびD5
を使用しない。図3の回路は、さらに時定数を増大させるように設計されたもの
である。これは、トランジスタQ2がターン・オンする前にコンデンサC3に充
電される電圧を増大することによって達成される。図3のダイオードD17を追
加することによって、トランジスタQ2におけるトリガ電圧が約1.4ボルトに
増大する(標準のトランジスタおよびダイオードを仮定する)。抵抗R4を追加
することによって、予測される電流が強制的にダイオードD17を通過させられ
、その電圧が非常に一定して降下される。
【0015】 図4を参照して、本発明の原理により構成されたウォッチドッグ・タイマー構
成の第4の実施形態の動作を例示する流れ図を示す。この第4の実施形態は、図
1〜図3におけるIC20など、ICにおいて使用するために適したソフトウェ
アによる実現方法である。この方法では、図4に示したソフトウェア・ウォッチ
ドッグ・タイマーが、本明細書で上述したIC20の第1の内部ウォッチドッグ
・タイマーに対する第2の内部ウォッチドッグ・タイマーとしての機能を果たす
。第4の実施形態の一態様は、第1のウォッチドッグ・タイマーの第1のカウン
タを読み取り、いつこれが減少されるかを調べることを含む。第1のカウンタが
減少された後、これは、第1のウォッチドッグ・タイマーの第2のカウンタがち
ょうど一回転(roll over)し、且つカウント・ダウンを再度400か
ら開始したことを示す。第1のカウンタが減少された後、第2のソフトウェア・
ウォッチドッグ・タイマーは、第2のカウンタが再度カウント値2に達する前に
第1のカウンタをリフレッシュするために、制限された時間量(例示的実施形態
では、100マイクロ秒未満のみ)を有する。不確定性がタイミングにおいて存
在しないようにするため、IC20のすべての割込み(interrupt)が
、第1のカウンタがポーリングされている間に禁止される。割込みは、第1のカ
ウンタがリフレッシュされた後になるまで、再度許可(enable)されない
。図4は、ソフトウェアにより実現される第2のウォッチドッグ・タイマーのこ
の動作を例示し、これを以下に記載する。
【0016】 ステップ41で、第2のウォッチドッグ・タイマーがIC20のすべての割込
みを禁止させる。次に、ステップ42で、第1のウォッチドッグ・タイマーの第
1のカウンタが1回目に読み取られる。ステップ43で、第1のカウンタが再度
読み取られる。次いで、ステップ44で、第1のカウンタのカウント値がステッ
プ42および43における第1および第2の読み取りの間で変化しているかどう
かが判定される。カウント値が変化していなかった場合、プロセスの流れがステ
ップ43に戻るようにループし、第1のカウンタが再度読み取られる。第1のカ
ウンタのカウント値が変化していた場合、プロセスの流れがステップ45に進行
し、第1のカウンタがリフレッシュされる(すなわち、ゼロに初期化される)。
最後に、ステップ46で、IC20の割込みが再度許可される。
【0017】 本明細書に記載したように、本発明は電子システムの安定した一貫性のある動
作を保証するウォッチドッグ・タイマー構成のためのいくつかの変形態様を提供
する点で有利である。本明細書でテレビジョン信号処理装置に関連して記載した
が、本発明は、ビデオ・カセット・レコーダ(VCR)、デジタル衛星装置、デ
ジタル・ビデオ・ディスク(DVD)プレイヤ、コンパクト・ディスク(CD)
プレイヤ、コンピュータまたは類似のシステムなどいかなるオーディオ、ビデオ
または他のコンシューマ・エレクトロニクス・デバイス(家電装置)にも適用可
能にすることができる。
【0018】 本発明を、好ましい設計を有するものとして記載したが、本発明をさらに、こ
の開示の精神および範囲内で変更することができる。従って、本願は、その一般
原理を使用した本発明のいかなる変形態様、使用および/または適合をも包含す
るように意図される。さらに、本願は、本発明が関係し、且つ特許請求の範囲の
制限内に含まれる技術分野における既知あるいは慣例的な実現内に入るような、
本開示からの逸脱を包含するように意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理により構成されたウォッチドッグ・タイマー構成の第1の実施形
態を使用するシステムの概略図である。
【図2】 本発明の原理により構成されたウォッチドッグ・タイマー構成の第2の実施形
態を使用するシステムの概略図である。
【図3】 本発明の原理により構成されたウォッチドッグ・タイマー構成の第3の実施形
態を使用するシステムの概略図である。
【図4】 本発明の原理により構成されたウォッチドッグ・タイマー構成の第4の実施形
態の動作を例示する流れ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EC,EE,ES,FI,GB, GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,I N,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD, MG,MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG, US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ニエルツウイツク,マーク アラン アメリカ合衆国 インデイアナ州 ブラウ ンズバーグ ノース・901・イースト 5945 (72)発明者 テステイン,ウイリアム ジヨン アメリカ合衆国 インデイアナ州 インデ イアナポリス ウイノナ・ドライブ 6808 Fターム(参考) 5B042 GB05 JJ13 JJ21

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォッチドッグ・タイマー回路であって、 集積回路の動作状態を監視するための第1のウォッチドッグ・タイマーを含む
    集積回路と、 前記集積回路の外部にある第2のウォッチドッグ・タイマーとを含み、前記第
    2のウォッチドッグ・タイマーは、前記集積回路によって供給された電子信号の
    受信に応じて前記集積回路をリセットできるようにする、ウォッチドッグ・タイ
    マー回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のウォッチドッグ・タイマーが少なくとも部分的に
    はソフトウェアによって実現され、前記第2のウォッチドッグ・タイマーがハー
    ドウェアによって実現される、請求項1に記載のウォッチドッグ・タイマー回路
  3. 【請求項3】 前記集積回路がマイクロプロセッサを含む、請求項1に記載
    のウォッチドッグ・タイマー回路。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2のウォッチドッグ・タイマーがコンシュ
    ーマ・エレクトロニクス・デバイスにおいて実現される、請求項1に記載のウォ
    ッチドッグ・タイマー回路。
  5. 【請求項5】 前記コンシューマ・エレクトロニクス・デバイスがテレビジ
    ョン信号処理装置を含む、請求項4に記載のウォッチドッグ・タイマー回路。
  6. 【請求項6】 前記第2のウォッチドッグ・タイマーが前記集積回路を静電
    放電から保護する、請求項1に記載のウォッチドッグ・タイマー回路。
  7. 【請求項7】 前記第2のウォッチドッグ・タイマーが前記集積回路をカイ
    ン−アーク過渡現象から保護する、請求項1に記載のウォッチドッグ・タイマー
    回路。
  8. 【請求項8】 前記第2のウォッチドッグ・タイマーが、前記集積回路が前
    記電子信号を所定の期間に渡って前記第2のウォッチドッグ・タイマーに供給で
    きないことに応答して、前記集積回路をリセットできるようにする、請求項1に
    記載のウォッチドッグ・タイマー回路。
  9. 【請求項9】 前記第2のウォッチドッグ・タイマーが、所定のロジック信
    号を前記集積回路の端子に印加することによって前記集積回路をリセットできる
    ようにする、請求項1に記載のウォッチドッグ・タイマー回路。
  10. 【請求項10】 前記集積回路の前記端子がマスク不可能割込み端子である
    、請求項9に記載のウォッチドッグ・タイマー回路。
  11. 【請求項11】 ウォッチドッグ・タイマー回路であって、 集積回路の動作状態を監視するための第1および第2のウォッチドッグ・タイ
    マーを含む集積回路を含み、前記第2のウォッチドッグ・タイマーは、前記第1
    のウォッチドッグ・タイマーの所定の状態に応答して前記第1のウォッチドッグ
    ・タイマーをリセットする、ウォッチドッグ・タイマー回路。
  12. 【請求項12】 前記第1および第2のウォッチドッグ・タイマーが少なく
    とも部分的にはソフトウェアによって実現される、請求項11に記載のウォッチ
    ドッグ・タイマー回路。
  13. 【請求項13】 前記集積回路がマイクロプロセッサを含む、請求項11に
    記載のウォッチドッグ・タイマー回路。
  14. 【請求項14】 前記第1および第2のウォッチドッグ・タイマーがコンシ
    ューマ・エレクトロニクス・デバイスにおいて実現される、請求項11に記載の
    ウォッチドッグ・タイマー回路。
  15. 【請求項15】 前記コンシューマ・エレクトロニクス・デバイスがテレビ
    ジョン信号処理装置を含む、請求項14に記載のウォッチドッグ・タイマー回路
  16. 【請求項16】 集積回路向けのウォッチドッグ・タイマー機能を提供する
    ための方法であって、 前記集積回路の動作状態を監視するための第1のウォッチドッグ・タイマーを
    前記集積回路の内部に提供するステップと、 前記集積回路によって供給された電子信号に応答して前記集積回路をリセット
    できるようにするための第2のウォッチドッグ・タイマーを、前記集積回路の外
    部に提供するステップとを含む方法。
  17. 【請求項17】 前記第1のウォッチドッグ・タイマーが少なくとも部分的
    にはソフトウェアによって実現され、前記第2のウォッチドッグ・タイマーがハ
    ードウェアによって実現される、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記集積回路がマイクロプロセッサを含む、請求項16に
    記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記第1および第2のウォッチドッグ・タイマーがコンシ
    ューマ・エレクトロニクス・デバイスにおいて実現される、請求項16に記載の
    方法。
  20. 【請求項20】 前記コンシューマ・エレクトロニクス・デバイスがテレビ
    ジョン信号処理装置を含む、請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記第2のウォッチドッグ・タイマーが前記集積回路を静
    電放電から保護する、請求項16に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記第2のウォッチドッグ・タイマーが前記集積回路をカ
    イン−アーク過渡現象から保護する、請求項16に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記第2のウォッチドッグ・タイマーが、前記集積回路が
    前記電子信号を所定の期間に渡って前記第2のウォッチドッグ・タイマーに供給
    できないことに応答して、前記集積回路をリセットできるようにする、請求項1
    6に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記第2のウォッチドッグ・タイマーが、所定のロジック
    信号を前記集積回路の端子に印加することによって前記集積回路をリセットでき
    るようにする、請求項16に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記集積回路の前記端子がマスク不可能割込み端子である
    、請求項24に記載の方法。
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