JP2003534423A - 水性結合剤混合物 - Google Patents

水性結合剤混合物

Info

Publication number
JP2003534423A
JP2003534423A JP2001587035A JP2001587035A JP2003534423A JP 2003534423 A JP2003534423 A JP 2003534423A JP 2001587035 A JP2001587035 A JP 2001587035A JP 2001587035 A JP2001587035 A JP 2001587035A JP 2003534423 A JP2003534423 A JP 2003534423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dispersion
silica sol
modified
leather
dispersions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001587035A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003534423A5 (ja
Inventor
トルステン・リーシェ
デトレフ−インゴ・シュッツェ
ユルゲン・マイクスナー
ティルマン・ハッセル
ローラント・コモレック
ルッツ・シュマルシュティーク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JP2003534423A publication Critical patent/JP2003534423A/ja
Publication of JP2003534423A5 publication Critical patent/JP2003534423A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/34Silicon-containing compounds
    • C08K3/36Silica

Abstract

(57)【要約】 本発明は、水性シリカゾル変性PUR分散液、および塗料、特に織物および革のための塗料としてのその使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、シリカゾル変性水性ポリウレタン-ポリ尿素分散液、並びに向上し
た耐薬品性、透湿性および向上した機械的特性を有する塗料物質としてのその使
用、特に織物分野および革分野におけるその使用に関する。
【0002】 (背景技術) 水性系は、織物および革用の塗料でますます使用されている。塗料系が満たす
べき要件は、特に、化学薬品および水に対する高耐性、高い機械的安定性、高い
引張強度および極限引張強度並びに接着性である。これらの要件は、実質的にポ
リウレタン分散液により満たされる。そのような分散液製造の様々な可能性は、
例えば D. Dieterich による概観的論文 [D. Dieterich, Prog. Org Coatings 9
, 281 (1981)] に要約されている。
【0003】 US-A 5 041 494、US-A 5 354 808 および US-A 5 554 686 並びに EP-A 0 924
231 および EP-A 0 924230 のように、ポリウレタン-ポリ尿素分散液(以下、P
U分散液という。)をアルコキシシラン基により変性すると、PU分散液塗料の
化学的および機械的安定性を向上させことができる。 アルコキシシラン変性PU分散液の耐薬品性および硬度のさらなる向上を、シ
リカゾルとの組合せで達成することができ、これは、US-A 5 945 476、US-A 5 9
52 445、US-A 5 859 118、US-A 5 932 652 および EP-A 0 924 232 に詳細に記
載されている。
【0004】 しかしながら、現在までに先行技術から既知のアルコキシシラン変性PU分散
液とシリカゾルとのこれらの組合せは、そのアルコキシシラン変性PU分散液の
製造が、通常のポリウレタン分散液と比べて非常に込み入っているという、欠点
を有する。さらに、アルコキシシラン変性PU分散液を製造するために必要なシ
ランは、入手することが比較的困難であり、非常に高価である。その結果、工業
的使用は、特別な分野に限定される。
【0005】 (発明の開示) (発明が解決しようとする技術的課題) それゆえ本発明の目的は、織物および革塗料の分野のための代替PU分散液を
提供することである。該塗料は、一方でシラン変性生成物の利点、即ち、水中に
おける良好な膨潤挙動と合せて、通常のPU分散液と比べて向上した耐薬品性、
および向上した機械的特性を有し、他方でその製造において、入手が困難なアル
コキシシランのような出発物質を含む費用のかかるプロセス工程を省くことがで
きる。
【0006】 (その解決方法) 驚くべきことに、シリカゾルと組合せた、アルコキシシラン基を有さないPU
分散液も、上記の特性プロフィルに相当することを見出した。さらにこれらの分
散液は、とりわけ、通常のPU分散液と比べて実質的に向上した透湿性を有し、
光沢レベルは変化しないことを見出した。その上、本発明の分散液は、先行技術
(DE 4 236 569 A1)に開示されている透湿性PU塗料物質よりも容易に得るこ
とができ、同等に良好な膨潤挙動と合せて、より良好な透湿性を有する。
【0007】 それゆえ本発明は、結合剤組成物に関し、それらは、 PU分散液(A)40〜95%、好ましくは50〜90%、特に好ましくは6
0〜85%、および シリカゾル分散液(B)5〜60%、好ましくは10〜50%、特に好ましく
は15〜40% の組合せからなり、上記割合(%)は、不揮発画分の質量に基づき、合計で10
0質量%であることを特徴とする。 さらに本発明は、上記塗料物質の織物および革用の結合剤としての使用に関す
る。
【0008】 (発明を実施するための形態) アルコキシシラン変性されていない先行技術のあらゆるPU分散液が、基本的
に適当である。本発明のPU分散液(A)は、一般に A1. ポリイソシアネート、 A2. 400〜6000の平均分子量を有するポリマーポリオール、 A3. 所望によりモノアルコールまたはモノアミン、 A4. 400未満の分子量を有するポリオール、アミノポリオールまたはポリ
アミン (化合物(A3)および/または(A4)の1つまたはそれ以上は、イオン性基
を有するか、またはイオン性基を形成することができる。これらのイオン性基は
、カチオン性、または好ましくはアニオン性であり得る。例えば遊離カルボキシ
ル基を有する生成物のこの群からの化合物をポリウレタンに組み込むすることは
、これらの基を、中和することによりイオン性基に転化することができる、即ち
それらはイオン性基を形成できることを意味する。)、および A5. 少なくとも1つのヒドロキシルまたはアミノ基を有するポリオキシアル
キレンエーテル から構成される。
【0009】 適当なジイソシアネート(A1)は、原則として、140〜400の分子量範
囲の、脂肪族、脂環式、芳香脂肪族および/または芳香族結合イソシアネート基
を有するジイソシアネートであり、例えば1,4-ジイソシアナトブタン、1,6-
ジイソシアナトヘキサン(HDI)、2-メチル-1,5-ジイソシアナトペンタン
、1,5-ジイソシアナト-2,2-ジメチルペンタン、2,2,4-および2,4,4-
トリメチル-1,6-ジイソシアナトヘキサン、1,10-ジイソシアナトデカン、
1,3-および1,4-ジイソシアナトシクロヘキサン、1,3-および1,4-ビス-(
イソシアナトシクロメチル)-シクロヘキサン、1-イソシアナト-3,3,5-トリ
メチル-5-イソシアナトメチルシクロヘキサン(イソホロンジイソシアネート、
IPDI)、4,4'-ジイソシアナトジシクロへキシルメタン、1-イソシアナト
-1-メチル-4(3)-イソシアナトメチルシクロヘキサン、ビス(イソシアナトメ
チル)ノルボルナン、1,3-および1,4-ビス-(2-イソシアナト-プロプ-2-イ
ル)-ベンゼン(TMDXI)、2,4-および2,6-ジイソシアナトトルエン(T
DI)、2,4'-および4,4'-ジイソシアナトジフェニルメタン、1,5-ジイソ
シアナトナフタレンまたはこのようなジイソシアネートのあらゆる所望混合物で
ある。
【0010】 これらは、好ましくは、もっぱら脂肪族および/または脂環式結合イソシアネ
ート基のみを有する上記種類のポリイソシアネートまたはポリイソシアネート混
合物である。まさに好ましい出発成分(A1)は、HDI、IPDIおよび/ま
たは4,4'‐ジイソシアナトジシクロへキシルメタンをベースとするポリイソシ
アネートまたはポリイソシアネート混合物である。
【0011】 他の適当なポリイソシアネート(A1)は、例えば J. Prakt. Chem. 336(19
94年)第185〜200頁、DE-A-1 670 666、DE-A-1 954 093、DE-A-2 414 413、DE-A
-2 452 532、DE-A-2 641 380、DE-A-3 700 209、DE-A-3 900 053 および DE-A-3
928 503 または EP-A-0 336 205、EP-A-0 339 396 および EP-A-0 798 299 に
例として記載されているような、少なくとも2つのジイソシアネートから構成さ
れている、単純脂肪族、脂環式、芳香脂肪族および/または芳香族ジイソシアネ
ートを変性することにより製造されたウレトジオン、イソシアヌレート、ウレタ
ン、アロファネート、ビウレット、イミノオキサジアジンジオンおよび/または
オキサジアジントリオン構造を有する、あらゆる所望のポリイソシアネートであ
る。
【0012】 分子量範囲400〜6000のポリマーポリオール(A2)は、少なくとも1
.8〜約4のOH官能価を有し、ポリウレタンのために既に長い間使用されてい
るような通例のポリオールであり、例えばポリアクリレート、ポリエステル、ポ
リラクトン、ポリエーテル、ポリカーボネート、ポリエステルカーボネート、ポ
リアセタール、ポリオレフィンおよびポリシロキサンである。分子量範囲600
〜2500であり、OH官能価2〜3を有するポリオールを、好ましくは使用す
る。
【0013】 二官能性OH成分の使用に加えて、文献から知られているように、ポリウレタ
ンプレポリマーの単官能性アルコール(A3)による停止も適当である。適当な
モノアルコール(A3)は、好ましくは、1〜18個のC原子を有する脂肪族モ
ノアルコール、例えばエタノール、n-ブタノール、エチレングリコールモノブ
チルエーテル、2-エチルヘキサノール、1-オクタノール、1-ドデカノールま
たは1-ヘキサデカノールである。
【0014】 400未満の分子量を有し、ポリウレタンまたはポリウレタン分散液における
連鎖延長剤として使用することができるポリオール、アミノポリオールまたはポ
リアミン(A4)は、同様に対応する文献に多数記載されている。以下のものを
、例として挙げることができる:エタンジオール、1,4-ブタンジオール、シク
ロヘキサンジメタノール、トリメチロールプロパン、グリセロールおよびヒドラ
ジン、エチレンジアミン、1,4-ジアミノブタン、イソホロンジアミン、ジエチ
レントリアミンおよび4,4-ジアミノジシクロへキシルメタン。
【0015】 さらに本発明のポリウレタン分散液は、少なくとも1つのヒドロキシルまたは
アミノ基を有する親水性ポリオキシアルキレンエーテル(A5)を含有し得る。
これらのポリエーテルは、エチレンオキシドから誘導される構造ブロックを高含
有量(約30〜100質量%)で有する。1〜3の間の官能価を有する直鎖ポリ
エーテル、また一般式(I):
【化1】 〔式中、R1およびR2は、相互に独立にそれぞれ、酸素および/または窒素原子
で介在されていても良い1〜18個のC原子を有する二価の脂肪族、脂環式また
は芳香族基を示し、R3は、非ヒドロキシル末端のポリエステル、または好まし
くはポリエーテルを表す。〕 で示される化合物が適当である。R3は、特に好ましくはアルコキシ末端ポリエ
チレンオキシド基を表す。
【0016】 ヒドロキシル成分(A2)、(A3)および(A4)は、例えば長鎖脂肪族カ
ルボン酸または脂肪アルコールから生じ得る二重結合を有することができる。オ
レフィン性二重結合による官能化を、例えばアリル基またはアクリル酸若しくは
メタクリル酸およびこれらの各エステルを組み込むことにより行うことができる
。 イオン性基を有するか、またはイオン性基を形成することができる成分(A3
)および(A4)は、例えばジメチルプロピオン酸、ヒドロキシピバル酸、2-(
2-アミノエチルアミノ)-エタンスルホン酸のナトリウム塩、ポリエーテルスル
ホネート、2-ブタンジオールのプロポキシル化付加物およびNaHSO3並びに
N-メチレンジアミンのようなカチオン性基に転化することができる構造ブロッ
クである。カルボキシルまたはカルボキシレートおよび/またはスルホネート基
を有するこれらの成分(A3)および(A4)を、好ましくは使用する。
【0017】 水性ポリウレタン分散液(A)の製造を、既知の通常の方法で行うことができ
る:ポリイソシアネート成分を、ポリマーポリオールおよび低分子量連鎖延長剤
と完全に反応させて、ポリウレタンを生じる。その後に任意に分離することがで
きる溶媒を、任意におよび有利には、付随して使用する。適当な溶媒は、自体既
知の通常の塗料溶媒であり、例えばエチルアセテート、ブチルアセテート、1-
メトキシプロプ-2-イルアセテート、3-メトキシ-n-ブチルアセテート、アセ
トン、2-ブタノン、4-メチル-2-ペンタノン、シクロヘキサノン、トルエン、
キシレン、クロロベンゼン、ミネラルスピリット、例えば ソルベントナフサ、S
olvesso(商標) (Exxon)、Cypar(商標) (Shell)、Cyclo Sol(商標) (Shell)、Tol
u Sol(商標) (Shell)、Shellsol(商標) (Shell) の名称で市販されているような
、特に比較的高置換の芳香族化合物を含有する混合物、炭酸エステル、例えばジ
メチルカルボネート、ジエチルカルボネート、1,2-エチレンカルボネートおよ
び1,2-プロピレンカルボネート、ラクトン、例えばβ-プロピオラクトン、γ-
ブチロラクトン、ε-カプロラクトンおよびε-メチルカプロラクトン、プロピレ
ングリコールジアセテート、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジプロピ
レングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールエチル-および-ブチル
エーテルアセテート、N-メチルピロリドンおよびN-メチルカプロラクタム、ま
たは上記溶媒のあらゆる所望混合物である。
【0018】 次いでさらなる工程において、中和することができる基を塩の形態に転化させ
、分散液を、水を用いて製造する。中和度およびイオン性基含有量に依存して、
分散液を、実質的に溶液の外観を有するような非常に微細に分散させることがで
きる。しかし、充分に安定でもある非常に粗い粒子の配合物も可能である。しか
しながら、300nm未満の小さい平均粒度または親水性基の高含有量が有利で
ある。なぜならこれは、ポリイソシアネートの乳化性を向上させ、それゆえ塗膜
の品質を向上させるからである。固形分はまた、幅広い範囲、例えば20〜60
%で変化することができる。
【0019】 本発明のシリカゾル変性PU分散液は、ポリウレタン部分(A)中において、
好ましくは固形分20〜60%、特に好ましくは30〜50%を有する。 本発明のシリカゾル変性PU分散液を、好ましくは、文献から既知のアセトン
法により製造されたPU分散液(A)から構成する。
【0020】 次いで過剰のイソシアネート基を、多官能性イソシアネート反応性化合物との
反応により反応を引き起こさせる(連鎖延長)。好ましくは水または(A4)に
おいて既に言及したポリアミン、特に好ましくはジ-およびトリアミン、ヒドラ
ジンおよび2-(2-アミノエチルアミノ)-エタンスルホン酸のナトリウム塩を、
この目的のために使用する。モノアミン、例えばジエチルアミン、ジブチルアミ
ン、エタノールアミン、N-メチルエタノールアミンまたはN,N-ジエタノール
アミンによる停止も可能である。
【0021】 さらに本発明のシリカゾル変性ポリウレタン分散液を、ポリアクリレートによ
り変性することができる。この目的のために、例えば DE-A-1 953 348、EP-A-0
167 188、EP-A-0 189 945 および EP-A-0 308 115 に記載されているように、オ
レフィン性不飽和モノマー、例えば(メタ)アクリル酸と1〜18個のC原子を有
するアルコールとのエステル、スチレン、ビニルエステルまたはブタジエンの乳
化重合をポリウレタン分散液の存在下で行う。モノマーは、1つまたはそれ以上
のオレフィン性二重結合を有する。さらにモノマーは、官能基、例えばヒドロキ
シ、エポキシ、メチロールまたはアセトアセトキシ基を有し得る。乳化重合を、
シリカゾルによる変性の前またはその後に行うことができる。
【0022】 使用ために、本発明のポリウレタン分散液を、単独または他の水性結合剤と組
合せのいずれかで用いる。そのような水性結合剤は、例えばポリエステル、ポリ
アクリレート、ポリエポキシドまたはポリウレタンポリマーから構成され得る。
例えば EP-A-0 753 531 に記載されているような、放射線硬化性結合剤との組合
せも可能である。
【0023】 シリカゾル(B): 本発明のシリカゾルは、水中の非晶質二酸化ケイ素のコロイド溶液である。こ
れらは、例えば Ullmanns Encyklopaedie der technischen Chemie (第21巻, 第
4版, Verlag Chemie, Weinheim, 1982年, 第5章, 第456頁以降)に記載されてい
るように、水ガラスを中和することにより得られる。シリカゾルは、例えば商品
名 Levasil(商標) (Bayer AG)、Ludox(商標) (DuPont)、Nalcoag(商標) (Nalco)
、Snowtex(商標) (Nissan) で市販されている。SiO2粒子は、1〜150nm
の直径を有する。SiO2粒子が5〜100nmの間の直径を有するシリカゾル
を、好ましくは本発明の分散液中において使用する。平均SiO2粒径7〜50
nmを有するシリカゾルを、特に好ましくは使用する。シリカゾルは、塩基性(
pH>7)および酸性(pH<7)の両方であり得る。シリカゾルの固形分は、
通常1〜60%、好ましくは20〜40%、特に好ましくは25〜35%である
。非イオン性および/またはイオン性の親水性PU分散液の場合、塩基性シリカ
ゾル型の使用が好ましい。 本発明の塗料物質を、PU分散液(A)およびシリカゾル(B)をあらゆる既
知の混合技術により混合することにより製造することができる。
【0024】 本発明のシリカ変性PU分散液は、40〜95%の量のPU分散液(A)およ
び5〜60%の量のシリカゾル分散液(該割合(%)は、不揮発性画分の質量に
基づき、合計で100質量%である。)を含有する。 特に好ましい実施態様では、50〜90%の量のPU分散液(A)および10
〜50%の量のシリカゾル分散液(該割合(%)は、不揮発性画分の質量に基づ
き、合計で100質量%である。)である。 特に好ましくは、本発明の分散液は、60〜85%の量のPU分散液(A)お
よび15〜40%の量のシリカゾル分散液(該割合(%)は、不揮発性画分の質
量に基づき、合計で100質量%である。)を含有する。
【0025】 本発明の分散液の特に好ましい製造方法は、PU分散液の製造中にシリカゾル
を導入するという手段である。この目的のために、既知の製造方法の1つにより
合成したプレポリマーを、純水の代わりにシリカゾルまたはシリカゾル/水混合
物中に分散させる。そうして、次の混合工程によるプロセスコスト削減および混
合装置の割合によるプラントコストの削減が可能である。 さらに、適用前に架橋剤を添加することができる。親水性または親水化ポリイ
ソシアネート架橋剤は、この目的のために適当である。
【0026】 本発明のシリカゾル変性PU分散液を、塗料および接着剤中における結合剤と
して使用する。本発明のPU分散液をベースとする塗料を、例えば金属、プラス
チック、紙、革、織物、フェルト、木材、ガラス、ガラス繊維および鉱物基材上
で使用することができる。特に好ましい使用は、織物および革用の塗料である。 シリカゾル変性PU分散液を、単独で、または塗料技術分野から既知の助剤お
よび添加剤、例えば塗料製造のための非イオン性および/またはアニオン性増粘
剤、フィラー、顔料、ワックス、握り剤(Griffmitteln)、染料、溶媒および均
展剤と組み合せて使用することができる。
【0027】 塗料物質の適用を、既知の方法、例えばはけ塗り、キャスティング、ナイフ塗
布、噴霧、ロール塗布またはディッピングにより行うことができる。塗膜の乾燥
を、室温または高温で、また200℃までの焼付けにより行うことができる。 本発明の分散液は、特に織布および不織布を塗装または被覆、および含浸する
ために適している。 本発明の分散液は、基材、特に透湿性塗装を提供される革および織物の製造に
役立つ。 適当な基材は、好ましくは柔軟物質、特に織物および革である。
【0028】 本発明により使用される分散液は、貯蔵可能および運送可能であり、後のあら
ゆる時に加工することができる。選択したポリウレタンの化学組成およびシリカ
ゾル含有量に依存して、異なる性質を有する塗料が得られる。従って軟らかい粘
着性コート、様々な程度の硬度を有する熱可塑性およびエラストマー性生成物、
ないしガラス硬度までの熱硬化性プラスチック生成物を得ることができる。 本発明により使用される分散液を、たいてい、さらなる添加剤無しに基材に適
用する。これは、ナイフコータ−、ロールまたはドクターブレードを用いて基材
に直接塗布することにより行うことができる。
【0029】 たいてい複数のコート(しかし好ましくは2つ)を、ベースコートおよびトッ
プコートを含む塗膜の全厚みが10〜100μm、好ましくは20〜60μmで
あるように、連続して適用する。DE-A 2 020 153 に記載されているような多孔
質コートに乾燥するペーストも、ベースコートとして使用することができる。次
いで適用されるトップコートは、機械的応力および摩耗から系全体を保護する。 しかしながらベースコートおよびトップコートを含む塗料系の適用は、いわゆ
る逆転法によっても可能である。これはまずトップコートを、剥離支持物に適用
し、乾燥する。第2のベースまたは接着促進コートの適用後に基材を、なお湿っ
ているコートに穏やかにプレスする。乾燥後、塗膜および基材を含む安定系が形
成され、これから剥離支持物を引き離す。これは、その構造において、上記の直
接塗装のものに実質的に一致する。
【0030】 (実施例) 使用物質: A. Impranil(商標) DLN (Bayer AG):以下の性質(DIN 53504、100%モジ
ュラス:2MPa、引張強度:20MPa:破断点伸び:700%)を有する4
0%濃度のアニオン性脂肪族ポリエステルポリウレタン分散液。 B. Impranil(商標) DLN-SD (Bayer AG):以下の性質(DIN 53504、100%
モジュラス:2MPa、引張強度:20MPa:破断点伸び:700%)を有す
る40%濃度のアニオン性脂肪族ポリエステルポリウレタン分散液。 C. Impranil(商標) DLP (Bayer AG):以下の性質(DIN 53504、100%モジ
ュラス:1.3MPa、引張強度:15MPa:破断点伸び:650%)を有す
る50%濃度のアニオン性脂肪族ポリエステルポリウレタン分散液。 D. Impranil(商標) DLV (Bayer AG):以下の性質(DIN 53504、100%モジ
ュラス:2.5MPa、引張強度:20MPa:破断点伸び:500%)を有す
る40%濃度のアニオン性脂肪族ポリエステルポリエーテルポリウレタン分散液
【0031】 E. Levasil(商標) 100/30 (Bayer AG):以下の性質(比表面積:100m2
g、平均粒度:30nm、pH=10)を有する30%濃度のアニオン性シリカ
ゾル分散液。 F. Levasil(商標) 200/30 (Bayer AG):以下の性質(比表面積:200m2
g、平均粒度:15nm、pH=9)を有する30%濃度のアニオン性シリカゾ
ル分散液。 G. Levasil(商標) 300/30 (Bayer AG):以下の性質(比表面積:300m2
g、平均粒度:9nm、pH=10)を有する30%濃度のアニオン性シリカゾ
ル分散液。 H. Levasil(商標) VP AC 4038 (Bayer AG):以下の性質(比表面積:200
2/g、平均粒度:15nm、pH=9)を有する30%濃度のアニオン性シ
リカゾル分散液。
【0032】 I. Bayderm(商標) bottom APV (Bayer AG):以下の性質(100%モジュラ
ス:0.4MPa、伸び1150%での引張強度:5.7MPa)を有する20%
濃度のアニオン性軟質ポリエーテル-ポリウレタン分散液。 J. Euderm(商標) base black D-C (Bayer AG):カーボンブラック26%、層
状ケイ酸塩0.2%およびエタノールアミンで中和したポリアクリル酸8.6%を
含有する配合物。 K. Euderm(商標) filer VF01 (Bayer AG):層状ケイ酸塩2.5%、非官能性
シリコーン1.5%、牛脚油1.5%およびカゼイン3.3%を含有する均展剤。
該配合物は、アンモニアによりアルカリ性にされている。 L. Bayderm(商標) Soft Q (Bayer AG):羊毛脂5%、結合性ポリウレタン増
粘剤20%および高沸点芳香族化合物ブレンド1%を含有する粘着防止エマルシ
ョン。
【0033】 M. Primal(商標) Dispersion 32 A (Rohm and Haas):濃度35%、以下の性
質(100%モジュラス:0.3MPa、伸び880%での引張強度:4.0MP
a)を有する。 N. Bayderm(商標) bottom 50 DU (Bayer AG):以下の性質(100%モジュ
ラス:4.7MPa、伸び600%での引張強度:33MPa)を有する、中硬
質の40%濃度の脂肪族-芳香族ポリエステル-ポリウレタン分散液。 O. Euderm(商標) matt finish SN (Bayer AG):平均粒度4.3μmを有する
沈降シリカ19%を含有する市販乾燥艶消剤。 P. 架橋剤:プロピレングリコールジアセテート中 Desmodur N 3100 からな
る50%濃度の溶液;NCO含有量8.6%、NCO官能価2.8。 Q. Bayderm(商標) Finish DLF (Bayer AG):以下の塗膜データ(100%モ
ジュラス:17.5MPa、伸び560%での引張強度:42.1MPa)を有す
る、超硬質(ショアA>90)の40%濃度の仕上用脂肪族ポリエステル-PU
分散液。
【0034】 R. 以下の製造方法による結合剤: ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)500gおよびジブチルホスフェ
ート1.25gを、まず2Lフラスコに導入する。トリメチロールプロパン開始
エチレンオキシド(EO)/プロピレンオキシド(PO)コポリエーテル(PO
62.5質量%、EO17.5質量%、含有エチレンオキシドは、末端ブロックと
して存在する。特性データ;Mn:4800、OH価:35、F:3)615g
を、攪拌しながら添加する。内部温度100℃に加熱し、攪拌をこの温度で30
分間行う。
【0035】 バッチを80℃に冷却する。プロピレングリコール開始エチレンオキシド/プ
ロピレンオキシドコポリエーテル(PO 50質量%、EO 50質量%、EO画
分19%は、末端ブロックとして存在する。特性データ;Mn:2000、OH
価:56、F:3)500gを添加し、温度を再び100℃に上昇させる。NC
O含有量が13%に減少するまで、攪拌を100℃で行う。さらにジブチルホス
フェート0.6gを添加した後、過剰のHDIを分離するために生成物を、50
mbarおよび160℃で薄膜蒸留に付す。
【0036】 NCO含有量3.06%を有する低粘度樹脂(前駆体)が生ずる。イソシアネ
ート(ウレトジオン15%、NCO含有量22%を有するヘキサメチレンジイソ
シアネートのイソシアヌレート/ウレトジオン混合物)16gを、この樹脂25
0gに入れて攪拌する。 得られる生成物は、NCO含有量4.2%、粘度2400mPas(22℃)
およびNCOの当量につき1000gの化学当量を有する。 S. 硬化剤:水2.17%を含有する、ブタノン中のイソホロンジアミン配合
物。硬化剤600gが、NH2 1当量に相当する。
【0037】 製造例: 1.)シリカゾル変性PU分散液(PU1) PU分散液 337.5gをまず、攪拌機、滴下漏斗および還流冷却器を有す
る反応容器に導入し、シリカゾル分散液 112.5gを、攪拌しながら10分
間で滴下する。次いで攪拌を、室温でさらに30分間行う。 2.)シリカゾル変性PU分散液(PU2) PU分散液 300.0gおよびシリカゾル分散液 150gであること以
外は、1.)と類似する手順。 3.)シリカゾル変性PU分散液(PU3) PU分散液 225gおよびシリカゾル分散液 225gであること以外は
、1.)と類似する手順。 4a.)シリカゾル変性PU分散液(PU4a) PU分散液 360.0gおよびシリカゾル分散液 90.0gであること以
外は、1.)と類似する手順。 4b.)シリカゾル変性PU分散液(PU4b) PU分散液 360.0gおよびシリカゾル分散液 90.0gであること以
外は、1.)と類似する手順。
【0038】 5.)シリカゾル変性PU分散液(PU5) PU分散液 360.0gおよびシリカゾル分散液 90.0gであること以
外は、1.)と類似する手順。 6.)シリカゾル変性PU分散液(PU6) PU分散液 360.0gおよびシリカゾル分散液 90.0gであること以
外は、1.)と類似する手順。 7.)シリカゾル変性PU分散液(PU7) PU分散液 360.0gおよびシリカゾル分散液 90.0gであること以
外は、1.)と類似する手順。 8.)シリカゾル変性PU分散液(PU8) PU分散液 360.0gおよび蒸留水171.8gをまず、攪拌機、滴下漏
斗および還流冷却器を有する反応容器に導入し、シリカゾル分散液 90.0g
を、攪拌しながら10分間で滴下する。次いで攪拌を、室温でさらに30分間行
う。 9.)シリカゾル変性PU分散液(PU9) PU分散液 337.5g、蒸留水161.0gおよびシリカゾル分散液
12.5gであること以外は、8.)と類似する手順。 10.)シリカゾル変性PU分散液(PU10) PU分散液 300.0g、蒸留水143.1gおよびシリカゾル分散液
50.0gであること以外は、8.)と類似する手順。
【0039】 11.)シリカゾル変性PU分散液(PU11) PU分散液 225.0g、蒸留水107.4gおよびシリカゾル分散液
25.0gであること以外は、1.)と類似する手順。 12.)シリカゾル変性PU分散液(PU12) PU分散液 666.6g、蒸留水114.2gおよびシリカゾル分散液
33.4gであること以外は、1.)と類似する手順。 13.)シリカゾル変性PU分散液(PU13) PU分散液 640.0g、蒸留水109.7gおよびシリカゾル分散液
60.0gであること以外は、8.)と類似する手順。 14.)シリカゾル変性PU分散液(PU14) PU分散液 600.0g、蒸留水102.9gおよびシリカゾル分散液
00.0gであること以外は、8.)と類似する手順。 15.)シリカゾル変性PU分散液(PU15) PU分散液 533.4g、蒸留水91.4gおよびシリカゾル分散液 26
6.6gであること以外は、8.)と類似する手順。 16.)シリカゾル変性PU分散液(PU16) PU分散液 400.0g、蒸留水68.6gおよびシリカゾル分散液 40
0.0gであること以外は、8.)と類似する手順。 17.)シリカゾル変性PU分散液(PU17) PU分散液 640.0g、蒸留水109.7gおよびシリカゾル分散液
60.0gであること以外は、8.)と類似する手順。
【0040】 適用セクション: 織物: PU分散液の織物塗料のための性質を、以下のように製造するフリーフィルム
に対して測定する: 正確な間隔に調節することができる2つの磨きロールからなるフィルム延伸装
置内で剥離紙を、後ロールの前に挿入する。紙および前ロールの間の距離を、す
きまゲージにより調節する。この距離は、得られる塗膜の(湿潤)膜厚に相当し
、各コートの望ましい厚みに調節することができる。塗装は、複数のコートに連
続的に可能である。個々のコートの適用のために、生成物(水性配合物を、アン
モニア/ポリアクリル酸を添加することにより、あらかじめ4500mPasの
粘度にする)を、紙および前ロールの間のギャップに注ぎ、剥離紙を、垂直に引
き下ろす。対応するフィルムが紙上に形成する。複数のコートの適用を予定する
場合、各コートを乾燥し、紙を再び挿入する。
【0041】 弾性率を、DIN 53504 により、厚み>100μmを有するフィルムに対して測
定した。 PU分散液の平均粒度(数平均を提示)を、レーザー相関分光法(装置:Malv
ern Zetasizer 1000, Malvern Inst. Limited)により測定した。 酢酸エチル膨潤を、酢酸エチル中に2時間貯蔵した後、長さおよび幅の違いを
測定して計算した。 透湿性(WVP)を、British Textile Technology Group, イギリス, マンチ
ェスターの刊行物 DS 2109 TM1 に開示されている仕様により測定する。
【0042】
【表1】 表1に示す結果は、シリカゾル濃度が上昇するにつれ、未変性PU分散液
Impranil(商標) DLN)と比べて実質的に向上した耐薬品性および向上した機械的
特性が生ずることを示す。
【0043】
【表2】 表2の結果は、多数のシリカゾルの種類を使用できることを示す。
【0044】
【表3】 表3に示す結果は、シリカゾル濃度が上昇するにつれ、未変性PU分散液
Impranil(商標) DLP)と比べて実質的に向上した耐薬品性および向上した機械的
特性が生ずることを示す。
【0045】
【表4】 表4の結果は、本発明のシリカゾル変性PU分散液を使用することにより、未
変性分散液(PU およびPU )と比べて非常に高い透湿性(14〜18倍
)が達成されることを示す。
【0046】 革: A)革仕上 A1)トップコート試験 以下の処方により未仕上の牛皮製椅子張りナパ革を、トップコート試験のため
に底付けした。 革を、まず接着促進底部 330部と、イソプロパノール100部および水
600部との配合物により底付けした(交差するように噴霧)。 底付けのために、着色剤 75部、乾燥均展剤 75部、粘着防止剤
0部、アクリレート分散剤 150部、PU分散液 150部および水475
部の混合物を調製する。この混合物を、底付け革に2回(毎回交差するように)
噴霧する。乾燥を70℃で5分間行う。革を液圧で板延べし(80℃、200b
ar、6秒)、次いで上記混合物の噴霧コートを(交差するように)さらに適用
する。乾燥後、板延べを再び行う(80℃、50bar、キスプレート)。
【0047】 試験片を製造するためにトップコートを、このようにして底付けした革に適用
する。 トップコート配合物は、(シリカゾル変性)PU濃度12%(乾燥物質)であ
り、架橋剤 2.2%を含有した。使用した参照は、ポリウレタンQとシリカゾ
ル変性タイプの製造に使用した生成物との2:1の混合物、および対応する単一
生成物であった。噴霧前に配合物を、市販増粘剤を使用して、19秒の流出粘度
(DIN カップ、4mm)にした。 配合物を、1/4平方フィートあたり5gの量で底付き革に噴霧した。その後
に革を、80℃で5分間乾燥し、液圧で板延べした(80℃、200bar、3
秒)。 試験片を、クロック堅牢性および屈曲耐久性について試験した。
【0048】
【表5】
【0049】 説明:すべての屈曲および摩擦の場合で、スラッシュの前の数字は、それぞれ
屈曲および摩擦の数を示す。スラッシュの後の記号は、塗膜損傷の評価である:
o=未損傷、x=わずかに損傷、xx=中度の損傷、xxx=ひどい損傷。 表5に示す結果は、単一PU とは対照的に本発明の結合剤の場合、物理的
堅牢性の損失無しでPUの典型的なつぶつぶが無くなっていることを示す。乾燥
屈曲の領域で本発明の分散液は、実際上、性質レベルにおいて先行技術(PU
/PU (2/1))に対し明らかに優れている。
【0050】 A2)シリカゾル変性PUによる底付け X%のシリカゾル変性PU、5%の着色剤、5%の艶消組成物、5%の均
展剤を含有する水性配合物を調製する。 変性PUのX%の使用量は、このPUに基づき、乾燥物質濃度12%であるよ
うに配合する。使用した参照は、未変性PU含有底部である。 これらの配合物を、市販結合性増粘剤を使用して、16秒の流出粘度(DIN カ
ップ、ノズル4mm)にする。配合物を、未仕上の牛皮製椅子張りナパ革に1度
噴霧し(1/2平方フィートあたり10ml)、80℃で5分間乾燥する。板延
べを行い(Rotopress、90℃、6m/分)、同じ配合物をさらに2回噴霧する
(中間乾燥を伴う)。 このようにして底付けした革を、低温屈曲耐久性について試験する。
【0051】
【表6】
【0052】 説明:o=未損傷、x=わずかに損傷、xx=中度の損傷、xxx=ひどい損
傷。 表6に示す低温屈曲の結果は、添加シリカゾルの高含有量を用いてさえ(PU
14)、シリカゾル変性PU分散液は、底部として適しており、先行技術を表す
比較用の同一適用条件下で試験したPU と同一であることを示す。
【0053】 B)革塗装 B1)革塗装(LEVACAST) 塗料の製造: 1)一般手順 正確な間隔に調節することができる2つの磨きロールからなるフィルム延伸装
置内で剥離紙を、後ロールの前に挿入する。紙および前ロールの間の距離を、す
きまゲージにより調節する。この距離は、得られる塗膜の(湿潤)膜厚に相当し
、各コートの望ましい厚みに調節することができる。塗装は、複数のコートに連
続的に可能である。 個々のコートの適用のために、生成物(水性配合物を、アンモニア/ポリアク
リル酸を添加することにより、あらかじめ4500mPasの粘度にする)を、
紙および前ロールの間のギャップに注ぎ、剥離紙を、垂直に引き下ろす。対応す
るフィルムが紙上に形成する。複数のコートの適用を予定する場合、各コートを
乾燥し、紙を再び挿入する。
【0054】 2)LEVACASTコートの製造および革への接着: 結合剤を、硬化剤とビーカー内で30秒間徹底的に混合する。結合剤/硬化剤
の比を、これら成分について提示されている当量数と共に、選択するNCO当量
(結合剤)/アミン当量(硬化剤)比から計算する。混合物を、紙および前ロー
ルの間のギャップに注ぐ(粘度の理由により、これはしたたらない)。直ぐに紙
を、ロールニップを通して垂直に引き下ろす。対応するフィルムが紙上に形成す
る。革(短繊維クロムスプリット)を、なお粘着状態のこのフィルムに置き、中
度の圧力でゴムローラーを使用して手動で貼り合せる。次いで試料を、80℃で
5分間の強制循環式乾燥オーブン内で乾燥する。それを室温に冷却し、剥離紙を
取り除く。このようにして得られた塗装スプリットを、屈曲耐久性(DIN 53351
=EN 13334)および透湿性(DIN 53333=EN 12991)について試験する。 以下のパラメーターを、この方法による塗装革の製造を通じて選択した: 結合剤当量/架橋剤当量比=1.08/1。膜厚(湿潤):0.2mm。これら
パラメーターは、実質的に、製造条件下の通例のパラメーターに相当する。
【0055】 塗装実験: a)参照;単一LEVACAST塗装 2)で上記したように結合剤を、硬化剤と混合し、フィルムを剥離媒体上
で製造した。フィルムを、革(短繊維クロムスプリット)に結合させ、乾燥後に
塗装革を、剥離媒体から取り外した。
【0056】 b)PUトップコートを用いるLEVACAST塗装 トップコートを、1)で上記したように製造した。ニップを、1平方メートル
あたり25gの固体コートが生ずるように(40%の固形分で0.07mm)、
選択した。このトップコートを乾燥した。以下のものを、トップコートとして使
用した: b1)PU分散液QおよびDの8:2混合物(通常のトップコート)、 b2)単独では極端につぶつぶの肌触りのために適当ではない、b3に対する
比較としての単一PU分散液D、 b3)PU15。 その後に、トップコートで塗装した紙を再び挿入し、a)で記載したようにL
EVACASTで塗装し、革に接着結合させた。こうして得られた試験片を、屈
曲耐久性および透湿性について試験した(表7)。
【0057】
【表7】 トップコートb3は、摩擦の無い肌触りを与え、これは、通常使用されるトッ
プコートb1のものに相当する。 WVPの数値は、mg/cm2時間である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EC,EE,ES,FI,GB, GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,I N,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD, MG,MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG, US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ユルゲン・マイクスナー ドイツ連邦共和国デー−47803クレーフェ ルト、ヨーゼフ−ブロッカー−デュク56番 (72)発明者 ティルマン・ハッセル ドイツ連邦共和国デー−50259プルハイム、 ペスタロッツィシュトラーセ62番 (72)発明者 ローラント・コモレック ドイツ連邦共和国デー−51381レーフエル クーゼン、イム・ローゼンガルテン17番 (72)発明者 ルッツ・シュマルシュティーク ドイツ連邦共和国デー−50676ケルン、シ ュヌーアガッセ45番 Fターム(参考) 4F056 AA01 CC07 CC37 CC69 DD44 FF01 FF09 4J038 AA011 AA012 DG001 DG002 DG061 DG062 DG101 DG102 DG111 DG112 DG121 DG122 DG131 DG132 DG181 DG182 DG191 DG192 HA441 HA442 MA08 MA10 NA04 NA06 NA11 PB02 PC09 PC10 4L031 AA03 AB32 AB36 BA20 BA34 DA19 4L033 AB05 AC11 AC15 CA50 DA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)アルコキシシラン変性されていないPU分散液40〜9
    5%、および B)シリカゾル分散液5〜60% の組合せを含み、上記割合(%)は、不揮発性画分の質量に基づき、合計で10
    0質量%である水性シリカゾル変性PU分散液。
  2. 【請求項2】 A)アルコキシシラン変性されていないPU分散液50〜9
    0%、および B)シリカゾル分散液10〜50% の組合せを含み、上記割合(%)は、不揮発性画分の質量に基づき、合計で10
    0質量%である請求項1に記載の水性シリカゾル変性PU分散液。
  3. 【請求項3】 A)アルコキシシラン変性されていないPU分散液60〜8
    5%、および B)シリカゾル分散液15〜40% の組合せを含み、上記割合(%)は、不揮発性画分の質量に基づき、合計で10
    0質量%である請求項1または2に記載の水性シリカゾル変性PU分散液。
  4. 【請求項4】 織物および革用の塗料物質、結合剤および被覆用物質として
    のシリカゾル変性PU分散液の使用。
  5. 【請求項5】 織物および革用の塗料物質、結合剤および被覆用物質として
    の請求項1〜3のいずれかに記載のシリカゾル変性PU分散液の使用。
JP2001587035A 2000-05-22 2001-05-09 水性結合剤混合物 Withdrawn JP2003534423A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10025304A DE10025304A1 (de) 2000-05-22 2000-05-22 Mischungen wässriger Bindemittel
DE10025304.0 2000-05-22
PCT/EP2001/005243 WO2001090229A1 (de) 2000-05-22 2001-05-09 Mischungen wässriger bindemittel

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003534423A true JP2003534423A (ja) 2003-11-18
JP2003534423A5 JP2003534423A5 (ja) 2008-07-03

Family

ID=7643118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001587035A Withdrawn JP2003534423A (ja) 2000-05-22 2001-05-09 水性結合剤混合物

Country Status (17)

Country Link
US (1) US6927251B2 (ja)
EP (1) EP1290074B1 (ja)
JP (1) JP2003534423A (ja)
KR (1) KR100736309B1 (ja)
CN (1) CN1210339C (ja)
AT (1) ATE402976T1 (ja)
AU (1) AU2001270512A1 (ja)
BR (1) BR0110999B1 (ja)
CA (1) CA2410035C (ja)
CZ (1) CZ20023780A3 (ja)
DE (2) DE10025304A1 (ja)
ES (1) ES2310183T3 (ja)
HK (1) HK1057225A1 (ja)
HU (1) HUP0302018A3 (ja)
MX (1) MXPA02011467A (ja)
PL (1) PL204590B1 (ja)
WO (1) WO2001090229A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008535935A (ja) * 2005-01-24 2008-09-04 ルブリゾル アドバンスド マテリアルズ, インコーポレイテッド ナノ粒子/ポリウレタンコンボジットの水性分散物
JP2010082536A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Toyoda Gosei Co Ltd 本革材及び自動車の内装品

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1563002B2 (de) 2002-10-25 2017-12-13 Evonik Degussa GmbH Absorbierende polymergebilde mit verbesserter retentionskapazität und permeabilität
AU2004221871A1 (en) * 2003-03-13 2004-09-30 Avery Dennison Corporation Thermal transfer image receiving sheet and method
CN1934151B (zh) * 2004-03-16 2013-01-30 阿尔巴尼国际公司 含有纳米填料的聚氨酯涂覆带和辊面包覆层
US7736468B2 (en) * 2004-03-16 2010-06-15 Albany International Corp. Belts and roll coverings having a nanocomposite coating
KR100683403B1 (ko) 2005-05-31 2007-02-15 엘지.필립스 엘시디 주식회사 유기전계발광소자 및 그 제조 방법
US20070048466A1 (en) * 2005-09-01 2007-03-01 Huynh Dieu D Thermal transfer image receiving sheet and method
EP2054549A1 (de) * 2006-08-14 2009-05-06 Basf Se Papierstreichmassen, enthaltend silicasole
FR2914649B1 (fr) * 2007-04-06 2012-09-14 Snpe Materiaux Energetiques Dispersions aqueuses de polyurethane avec charges refractaires ; revetements protecteurs contre les agressions thermiques et notamment la thermo-initiaion
US9085711B1 (en) * 2009-08-12 2015-07-21 Topasol, LLC Product and process for low gloss coating
CN103215002B (zh) * 2013-03-21 2015-01-21 马鞍山市中澜橡塑制品有限公司 一种含有水溶性纳米级硅溶胶的热熔胶及其制备方法
US20150259566A1 (en) * 2014-03-11 2015-09-17 Bayer Materialscience Llc Methods for providing a low gloss polyurethane coating on a substrate
MX2017007115A (es) * 2014-12-19 2017-08-18 Dow Global Technologies Llc Composicion acuosa de revestimiento y proceso para fabricar la misma.
BR112017011966B1 (pt) 2014-12-19 2022-05-10 Dow Global Technologies Llc Composição aquosa de revestimento e processo da mesma
CN112679695B (zh) * 2020-04-03 2022-07-19 麦加芯彩新材料科技(上海)股份有限公司 一种高稳定型有机硅改性型水性聚氨酯的制备方法
CN112646360A (zh) * 2020-12-24 2021-04-13 淮北五星铝业有限公司 一种基于功能性水性聚氨酯的纳米复合保护膜的制备方法

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US554686A (en) * 1896-02-18 Vacuum-cup bicycle-pedal
DE1954093C3 (de) 1968-11-15 1978-12-21 Mobay Chemical Corp., Pittsburgh, Pa. (V.St.A.) Verfahren zur Herstellung von polymeren organischen Isocyanaten
JPS54961B1 (ja) 1969-04-24 1979-01-18
BE757936A (fr) 1969-10-23 1971-04-01 Bayer Ag Procede de preparation de polymeres anioniques modifies en emulsion
DE2452532C3 (de) 1974-11-06 1978-08-24 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur Herstellung von Polyisocyanaten mit Isocyanurat-Struktur
DE2641380C2 (de) 1976-09-15 1989-11-23 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur Herstellung von Polyisocyanaten mit Isocyanuratstruktur
NL8401785A (nl) 1984-06-04 1986-01-02 Polyvinyl Chemie Holland Werkwijze voor de bereiding van een waterige dispersie van urethan-acrylaat entcopolymeren, alsmede aldus verkregen stabiele waterige dispersie.
US4644030A (en) 1985-02-01 1987-02-17 Witco Corporation Aqueous polyurethane - polyolefin compositions
DE3700209A1 (de) 1987-01-07 1988-07-21 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von polyisocyanaten mit biuretstruktur
US4755425A (en) 1987-03-09 1988-07-05 Minnesota Mining And Manufacturing Company Retroreflective sheet coated with silica layer
GB8721538D0 (en) 1987-09-14 1987-10-21 Polyvinyl Chemie Holland Bv Aqueous dispersions
DE3737245A1 (de) 1987-11-03 1989-05-18 Bayer Ag Waessrige loesungen oder dispersionen von polyurethanen, ein verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung als beschichtungsmittel oder zur herstellung von beschichtungsmitteln
DE3811350A1 (de) 1988-04-02 1989-10-19 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von isocyanuratpolyisocyanaten, die nach diesem verfahren erhaltenen verbindungen und ihre verwendung
DE3814167A1 (de) 1988-04-27 1989-11-09 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von isocyanuratgruppen aufweisenden polyisocyanaten und ihre verwendung
JPH06102773B2 (ja) * 1988-12-07 1994-12-14 日本パーカライジング株式会社 メッキ鋼板の表面処理方法
DE3900053A1 (de) 1989-01-03 1990-07-12 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von uretdion- und isocyanuratgruppen aufweisenden polyisocyanaten, die nach diesem verfahren erhaeltlichen polyisocyanate und ihre verwendung in zweikomponenten-polyurethanlacken
DE3928503A1 (de) 1989-08-29 1991-03-07 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von loesungen von isocyanuratgruppen aufweisenden polyisocyanaten in lackloesungsmitteln und ihre verwendung
US5747582A (en) 1992-10-29 1998-05-05 Bayer Aktiengesellschaft Aqueous coating compositions and their use for the preparation of coatings that are permeable to water vapor
US5354808A (en) 1992-12-08 1994-10-11 Minnesota Mining And Manufacturing Company Polyurethanes including pendant hindered amines and compositions incorporating same
US5554686A (en) 1993-08-20 1996-09-10 Minnesota Mining And Manufacturing Company Room temperature curable silane-terminated polyurethane dispersions
DE69615304T2 (de) 1995-04-28 2002-05-02 Basf Nof Coatings Co Ltd Überzugszusammensetzung, verfahren zu ihrer herstellung und verfahren zur herstellung einer anorganischen oxidsoldispersion
DE19525489A1 (de) 1995-07-13 1997-01-16 Wolff Walsrode Ag Strahlenhärtbare, wäßrige Dispersionen, deren Herstellung und Verwendung
DE19611665C1 (de) 1996-03-25 1997-10-23 4 P Folie Forchheim Gmbh Verpackungshülle
JP4568386B2 (ja) * 1997-05-14 2010-10-27 日本ペイント株式会社 防錆コーティング剤および防錆処理方法
US5859118A (en) 1997-12-17 1999-01-12 Bayer Corporation Aqueous dispersions of polyurethane/ureas containing alkoxysilane groups and colloidal silicas
US5932652A (en) 1997-12-17 1999-08-03 Bayer Corporation Aqueous polyurethane/urea dispersions containing alkoxysilane groups
US5919860A (en) 1997-12-17 1999-07-06 Bayer Corporation Aqueous polyurethane/urea dispersions containing alkoxysilane groups
US5952445A (en) 1998-04-09 1999-09-14 Bayer Corporation Water dispersible compounds containing alkoxysilane groups
US5945476A (en) 1998-04-09 1999-08-31 Bayer Corporation Aqueous two-component coating composition

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008535935A (ja) * 2005-01-24 2008-09-04 ルブリゾル アドバンスド マテリアルズ, インコーポレイテッド ナノ粒子/ポリウレタンコンボジットの水性分散物
JP2010082536A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Toyoda Gosei Co Ltd 本革材及び自動車の内装品

Also Published As

Publication number Publication date
CA2410035A1 (en) 2002-11-20
ES2310183T3 (es) 2009-01-01
WO2001090229A1 (de) 2001-11-29
BR0110999B1 (pt) 2011-05-03
EP1290074A1 (de) 2003-03-12
HUP0302018A3 (en) 2005-11-28
PL358749A1 (en) 2004-08-23
BR0110999A (pt) 2003-04-08
US20030158322A1 (en) 2003-08-21
ATE402976T1 (de) 2008-08-15
MXPA02011467A (es) 2003-06-06
DE50114171D1 (de) 2008-09-11
CN1430641A (zh) 2003-07-16
KR100736309B1 (ko) 2007-07-06
CZ20023780A3 (cs) 2003-02-12
PL204590B1 (pl) 2010-01-29
AU2001270512A1 (en) 2001-12-03
DE10025304A1 (de) 2001-11-29
HUP0302018A2 (hu) 2003-09-29
CN1210339C (zh) 2005-07-13
US6927251B2 (en) 2005-08-09
CA2410035C (en) 2008-12-30
HK1057225A1 (en) 2004-03-19
EP1290074B1 (de) 2008-07-30
KR20030001540A (ko) 2003-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2446280C (en) Polyurethane-polyurea dispersions as coating compounds
JP5170499B2 (ja) ブロックイソシアネート含有エマルジョン組成物及びその製造方法並びに焼付け型塗料用又は接着剤用組成物
KR101161888B1 (ko) 코팅제 조성물
JP2003534423A (ja) 水性結合剤混合物
CA2335579C (en) Partial interpenetrating networks of polymers
US20060128885A1 (en) High-solids polyurethane-polyurea dispersions
AU2006201702B2 (en) Polyurethane dispersions having improved film-forming properties
US20070167565A1 (en) Polyurethane-polyurea dispersions based on polyether-polycarbonate-polyols
JPS60243163A (ja) ポリウレタン―尿素水性被覆組成物
CA2492338A1 (en) Size composition
EP1544223B1 (en) Aqueous polyurethane/urea dispersions containing alkoxysilane groups
TWI400258B (zh) 含有懸垂式烷氧矽烷基團之聚胺酯/脲
AU2003204743C1 (en) Blocked polyisocyanates
CA2282909C (en) Aqueous polymer dispersions neutralized with n,n-diisopropyl-n-ethylamine
JPH0551430A (ja) 難黄変型エポキシ変性水性ポリウレタン樹脂組成物
MXPA06007903A (en) Coating agent composition

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080508

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080508

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20110203