JP2003534019A - 動物飼料および方法 - Google Patents

動物飼料および方法

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JP2003534019A JP2001587597A JP2001587597A JP2003534019A JP 2003534019 A JP2003534019 A JP 2003534019A JP 2001587597 A JP2001587597 A JP 2001587597A JP 2001587597 A JP2001587597 A JP 2001587597A JP 2003534019 A JP2003534019 A JP 2003534019A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、豚の飼育集団の生殖能力を高めるための配合物および方法に関する。本発明の豚飼料配合物は、魚油または魚粉産物等の動物性海産物を含む動物用飼料配合物である。方法は、雌豚の生殖能力を改善するために、雌豚で代謝産物供給源として働くオメガ−3脂肪酸またはそのエステル類を含有する動物性海産物を含む豚飼料配合物の生物学的有効量を雌豚に対して投与することを含む。また、その方法は、雄豚の受精能を高めるために用いることもでき、また雄および雌豚の両方に対して豚飼料配合物を与えることで雄および雌豚の両方の生殖能力を高めるために用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 <発明の背景> 本発明は、豚の集団飼育能力を改善するための配合物および方法に関し、特に
生殖能力を高めることで豚の集団飼育能力を改善するための配合物および方法に
関する。そのような改善によって、豚集団の商品価値が高められる。より詳細に
は、本発明は、豚飼育集団の生殖能力を高めるために、エイコサペンタエン酸、
ドコサヘキサエン酸、およびドコサペンタエン酸等の長鎖オメガ−3脂肪酸が由
来する動物性海産物を含有する飼育含有物を雌豚および雄豚の両方に投与するこ
とに関する。
【0002】
【従来の技術】
オメガ−3およびオメガ−6脂肪酸、およびそれらの代謝産物は、炎症、疾病
抵抗性、血小板機能、および血管収縮等、生体内における多くの活性を調整する
。さらに、動物の飼料およびヒトの食事に含まれるオメガ−3脂肪酸および/ま
たはガンマ−リノレン酸からなるサプリメントは、学習、視力、および神経機能
のみならず、成長、心疾患、炎症性および自己免疫性疾患、糖尿病、腎疾患、癌
、および免疫に対して、好ましい影響を与えることが報告されている。
【0003】 細胞レベルでは、長鎖オメガ−3脂肪酸は細胞膜のリン脂質に容易に取り込ま
れ、そこで、細胞膜における膜透過性/流動性および膜輸送に対して影響を及ぼ
す。このことは、これらの脂肪酸の貯蔵形態を表しており、これらの脂肪酸は、
エイコサノイドに変換されるためにホスホリバーゼ酵素群による作用を受けて遊
離するまで、そこにとどまる。
【0004】 リノレイン酸およびα−リノレイン酸は、それぞれオメガ−6脂肪酸群および
オメガ−3脂肪酸群の親化合物であるC18含有脂肪酸である。オメガ−3脂肪
酸およびオメガ−6脂肪酸は、不飽和(すなわち、二重結合の付加)を生じ、ま
たそのような長鎖脂肪酸代謝の律速酵素であるD6−不飽和化酵素によってカル
ボキシル末端から連続的に伸張する(すなわち、2炭素単位の付加)。同一の酵
素をそれらの群に対して用いることで、それらの群が互いに拮抗作用を示すよう
になる。同一酵素に対する要求によって生じるそのような拮抗作用は、それらの
群に属するC20含有化合物がさらに代謝されてエイコサノイドと呼ばれる代謝
産物となる過程にも影響が及ぶ。
【0005】 オメガ−3脂肪酸およびオメガ−6脂肪酸等の多価不飽和脂肪酸は、体内で飽
和脂肪酸または一価不飽和脂肪酸から合成することができず、食事から取らなけ
ればならない点で、他の脂肪酸とは異なる。オメガ−6脂肪酸であるリノール酸
は、コーン油、綿実油、大豆油、ベニバナ油、ヒマワリ油等の植物油に多く含ま
れている。また、オメガ−3脂肪酸であるα−リノレン酸は、亜麻油、亜麻仁油
、紫蘇油、およびキャノーラ油に多く含まれている。他の重要な化合物として、
動物性脂肪に見いだされるアラキドン酸と、月見草油、ルリヂサ油、およびクロ
フサスグリ油に見いだされるガンマ−リノレン酸と、魚油および海藻由来のエイ
コサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、およびドコサペンタエン酸とが挙げら
れる。これらの長鎖脂肪酸は、もし親化合物が食餌によって供給されるならば、
親リノール酸およびα−リノレイン酸の伸張および不飽和化によって体内で合成
することができる。
【0006】 種々の油が動物用飼料のオメガ−3脂肪酸およびオメガ−6脂肪酸の原料とし
て用いられている。圧搾された大豆やヒマワリ種子からの不飽和脂肪が与えられ
た乳牛の授乳反応についての研究が行われている(Schingoethe et al., 1996)
。雌豚産生子数の増加、離乳豚の生存数の増加、さらに育種を早めることを目的
として、亜麻油が動物用飼料に使われている(米国特許第5,110,592号
)。脂肪の堅さ、貯蔵寿命、および肉質を高めるために、共役リノール酸が動物
用飼料に用いられている(米国特許第6,060,087号)。産生子数の増加
および離乳豚数の増加を目的として、亜麻仁油およびトウモロコシ油がオメガ−
6脂肪酸の原料として動物用飼料に用いられている(Quackenbush et al., 1941
)。癌に罹って放射線治療が施されている場合、犬および猫等の動物の皮膚およ
び粘膜に対する損傷を低減するために、鮭油がペット・フードに用いられている
(米国特許第6,015,798号)。牛、羊、およびラットに適用可能な精子
受精率および雌受胎率の増加に対する亜麻仁油、特にオメガ−3脂肪酸の効果に
ついて研究されている(Abayasekara et al., 1999)。豚屠殺体の性質の改善お
よび1日あたりの体量増の増加を目的として、改良トール油を補足した豚用飼料
が用いられている(米国特許第6,020,377号)。オメガ−6脂肪酸とオ
メガ−3脂肪酸との比を1.5:1として、雄鶏における精子受精能を高めるた
めに鮭油を用いることが研究されている(Blesbois et al., 1997)。さらに、
上皮粘膜に付着した乳酸菌に対する飼料用脂肪酸の効果について研究されている
(Ringo et al., 1998)。
【0007】 <発明の概要> 動物でのオメガ−3脂肪酸およびオメガ−6脂肪酸の多くの好ましい効果が報
告されているが、本発明にもとづいて開示され、クレームされたように、好まし
くは動物性海産物に由来するオメガ−3脂肪酸またはそのエステル類からなる配
合物を投与することで、豚の生殖能力を高めることができるということは、これ
まで示唆されていなかった。
【0008】 本発明は、長鎖オメガ−3脂肪酸を含有する魚油(例えば、鮭油)を含む動物
性海産物を飼料配合物に加えて雌豚に投与することで、いくつかの驚くべき、思
いもよらなかった結果をもたらすという本発明者の発見に、部分的にもとづいて
いる。動物性海産物を含む飼料配合物は、いくつかの利益、例えば雌豚の初産に
おける産生子数の増加、雌豚の全出産数の増加、雌豚の離乳から発情期までの間
隔の減少、雌豚の子の出生体重の均一化、雌豚の子の離乳前致死による損失の減
少、および雌豚の分娩率の増加をもたらす。動物性海産物を含有する本発明の飼
料配合物は、雄豚において精子の形態異常率も減少させるので、それによって雄
豚の生殖能力を高める。
【0009】 本発明の一実施形態において、雌豚の生殖能力を高めるための方法を提供する
。その方法は、雌豚の生殖機能を改善するために、雌豚の代謝産物供給源となる
オメガ−3脂肪酸およびそのエステル類を含有する動物性海産物を含む生物学的
有効量の飼料配合物を前記雌豚に投与する工程を有する。上記した利点のいずれ
かを生じさせることで雌豚の生殖能力を高めるために、本発明の方法の方法およ
び配合物は役立つだろう。「生物学的有効量」とは、所望の効果を作り出す量で
ある。この中で生物学的有効量の例が提供されるが、当業者ならば豚の種類(例
えば遺伝子型または系統)、所望の効果、投与期間等に応じてここに開示した方
法を用いて容易に用量を調整することができる。
【0010】 動物性海産物とは、魚油、例えば鮭油のような、特に北大西洋寒水魚から得ら
れる魚油であってもよく、または魚粉または魚粉から得られる油またはそれらの
混合物であってもよい。動物性海産物は、オメガ−3脂肪酸およびオメガ−6脂
肪酸の原料となる。本発明の好ましい実施形態では、飼料配合物中のオメガ−6
脂肪酸/エステル類とオメガ−3脂肪酸/エステル類との比が約3:1から約2
0:1である。
【0011】 本発明の別の実施形態では、雄精子の形態異常の比率を減少させる方法を提供
するもので、この方法は雄豚の受精能を高めるだろう。この方法は、雄豚の受精
能を高めるために、雄豚の代謝産物供給源となるオメガ−3脂肪酸またはそのエ
ステル類を含有する油のような、生物学的有効量の飼料配合物を雄豚に投与する
工程を含む。この方法で特定される油は、動物性海産物、例えば鮭油等の魚油で
あってもよく、またはオメガ−3脂肪酸およびオメガ−6脂肪酸の供給源となる
他の油であってもよい。また、油は魚粉、魚粉から得られる油、植物油、または
挽いた種子から得られる油、またはそれらの混合物のかたちで飼料配合物に添加
されてもよい。本発明の好ましい実施形態では、飼料配合物中のオメガ−6脂肪
酸/エステル類とオメガ−3脂肪酸/エステル類との比は、約3:1から約20
:1である。
【0012】 本発明のさらに別の実施形態では、雌豚(雌)および雄豚(雄)の両方に対し
て、本発明の飼料配合物を投与することで豚の飼育集団の生殖能力を高めるため
の方法が提供される。この方法は、雌豚の生殖機能を改善するために、雌豚の代
謝産物供給源となるオメガ−3脂肪酸またはそのエステル類を含有する動物性海
産物のような、生物学的有効量の飼料配合物を雌豚に投与する工程と、精子の形
態異常の比率を下げ、拒絶射精回数を下げることで雄豚の受精能を高めるために
、雄豚の代謝産物供給源となるオメガ−3脂肪酸またはそのエステル類を含有す
る油のような、生物学的有効量の飼料配合物を雄豚に投与する工程とを有する。
【0013】 本発明の別の実施形態では、豚飼料配合物が提供される。この配合物は、動物
用飼料配合物と動物性海産物とを含むもので、動物性海産物は、オメガ−6およ
びオメガ−3脂肪酸およびそのエステル類の原料として、魚油、例えば鮭油、魚
粉由来の魚油、または魚粉産物、またはそれらの混合物を含む。あるいは、豚飼
料配合物は、亜麻油以外の植物油、または挽いた種子由来の植物油を含むもので
あってもよい。生物学的に有効な飼料配合物の一例は、約0.025重量%乃至
約2重量%の鮭油を含み、飼料配合物中に含まれるオメガ−6脂肪酸/エステル
類とオメガ−3脂肪酸/エステル類との比が約3:1から約20:1である配合
物である。生物学的に有効な飼料配合物の別の例は、約0.025重量%乃至約
1重量%の鮭油を含み、飼料配合物中に含まれるオメガ−6脂肪酸/エステル類
とオメガ−3脂肪酸/エステル類との比が約3:1から約20:1である配合物
である。
【0014】 本発明の別の実施形態では、動物用飼料配合物と、エイコサペンタエン酸、ド
コサヘキサエン酸、およびドコサペンタエン酸、またはそれらの混合物からなる
群から選択されるオメガ−3脂肪酸が由来する動物性海産物とを含む豚飼料配合
物が提供される。
【0015】 本発明の別の実施形態では、雌豚の生殖能力を高める方法を提供する。発明は
、雌豚に対して、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、ドコサペンタエ
ン酸、またはそれらの混合物からなる群から選択されるオメガ−3脂肪酸が由来
する動物性海産物を含む生物学的有効量の飼料配合物を前記雌豚に投与する工程
を有し、雌豚の生殖能力を高めるのに十分な期間にわたって配合物が投与される
。その方法は、上記した雌豚に対する利点のいずれかによって雌豚の生殖能力を
高めるものであってもよい。「十分な時間」とは、ここに記載されており、また
ここに開示した方法を用いることで当業者が容易に決定することもできる。
【0016】 本発明の別の実施形態では、形態学的に異常な精子の比率を減少させ、雄豚の
受精能を高める結果となる拒絶射精の比率を減少させる方法を提供する。方法は
、オメガ−3脂肪酸が誘導される油を含む生物学的有効量の飼料配合物を雄に投
与する工程を含む。適当なオメガ−3脂肪酸として、エイコサペンタエン酸、ド
コサヘキサエン酸、およびドコサペンタエン酸、またはそれらの混合物が挙げら
れ、配合物は雄豚の受精能を高めるのに十分な期間にわたって投与される。
【0017】 本発明のさらに別の実施形態では、豚の飼育集団の生殖能力を高める方法を提
供する。方法は、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、ドコサペンタエ
ン酸、またはそれらの混合物からなる群から選択されるオメガ−3脂肪酸が由来
する動物性海産物を含む生物学的有効量の飼料配合物を雌豚に投与する工程を有
し、配合物は雌豚の生殖能力を高めるのに十分な期間にわたって投与され、また
オメガ−3脂肪酸が由来する生物学的有効量の油を含む生物学的有効量の飼料配
合物が雄豚に投与される。適当は脂肪酸として、エイコサペンタエン酸、ドコサ
ヘキサエン酸、およびドコサペンタエン酸、またはそれらの混合物が挙げられ、
配合物は雄豚の受精能を高めるのに十分な期間にわたって投与される。
【0018】 豚生殖能力に対する本発明の配合物の効果を決定するために、同様な遺伝的背
景を持つ動物が好ましい。最適な処方を施すためには、処理すべき豚の遺伝的背
景にもとづいて、有る程度の調整を必要とする場合もある。調整は、好ましくは
当業者によって過度な実験を行うことなしに、あらかじめ行われる。
【0019】 <発明の詳細な説明> 雌豚および雄豚の生殖能力を高めることで豚の集団飼育能力を改善するための
方法および配合物を提供する。本発明の配合物は、脂質含有配合物であり、特に
、魚油、魚粉、または魚粉由来の油、またはそれらの組み合わせ等の動物性海産
物を含有する。海洋動物由来の油類(「動物」は魚類も含む)は、オメガ−3脂
肪酸/エステルおよびオメガ−6脂肪酸/エステル、およびそれらの代謝産物(
例えばエイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸およびドコサペンタエン酸、
またはそれらの混合物)の供給源となる。その配合物には、構成比約3:1乃至
約20:1の割合でオメガ−6脂肪酸とオメガ−3脂肪酸が、あるいはそれらの
エステルの形で、含まれている。油は、脂質または脂肪であると理解され、関連
するリン脂質、ステロール、アルコール、炭化水素、ケトン、アルキルエステル
、塩、および関連化合物に加え、脂肪酸のグリセリドエステルが含まれる。
【0020】 二重結合を持たない脂肪酸を飽和脂肪酸と呼び、二重結合が1つある脂肪酸を
一価不飽和脂肪酸と呼び、複数の二重結合を持つ脂肪酸を多価不飽和脂肪酸と呼
ぶ。全体的な消化性は、不飽和度に応じて増加するように見える。
【0021】 この明細書では、脂肪酸の構造を示すのに、簡便な短縮方式を用いる。この方
式では、炭化水素鎖の炭素数を示す数字が用られ、コロン及び分子内の二重結合
の数を示す数字が続き、それから「オメガ−6」または「オメガ−3」をそれぞ
れ示す「w6」または「w3」が続く(例えば、22:5w6)。「w6」また
は「w3」は、脂肪酸分子のメチル末端側から数えて最初の二重結合の位置を示
す。脂肪酸のw6系列の慣用名として、リノール酸(18:2w6)、ガンマ−
リノール酸(18:3w6)、およびアラキドン酸(20:4w6)が含まれる
。慣用名を有するw3系列の唯一の脂肪酸は、α−リノレイン酸(18:3w3
)である。この出願では、20:5w3で表される脂肪酸はエイコサペンタエン
酸、22:6w3で表される脂肪酸はドコサヘキサエン酸、さらに22:5w3
と表される脂肪酸はドコサヘキサエン酸である。
【0022】 本発明の方法は、雌豚および雄豚の生殖能力を高めるために、エイコサペンタ
エン酸、ドコサヘキサエン酸、ドコサヘキサエン酸、およびそれらのエステル類
等、長鎖オメガ−3脂肪酸の供給源として脂質含有配合物を利用する。雌の動物
の生殖能力は、(1)その雌の動物における産生子数の増加、(2)その雌の動
物における全出産数(すなわち、生産および死産した子の数)の増加、(3)雌
豚の離乳と発情期との間隔の減少(すなわち、発情期とは雌の動物が妊娠するこ
とが可能な期間)、(4)雌豚の子の出生時体重の均一性の増大、(5)雌豚の
子の離乳前致死による損失の減少、および(6)雌豚の分娩率(すなわち、出産
する動物の割合)の増加によって高まる。
【0023】 一頭の雌あたりの産生子数は、卵胞の発生促進、精子による受精に利用するこ
とができる卵数の増加、卵の生存率の増加、受精に対する卵の感受性の増加、受
精卵の生存率の増加、さらに胚の死亡率の減少といったような機構によって増加
するだろう。これらの効果は、卵の発生、受精、または細胞機能(例えば、卵の
細胞膜輸送、膜間シグナル伝達、または卵における細胞内シグナル伝達系の調節
)が変化して生殖能力を高めるというように、卵膜または卵の脂質組成における
変化によって生じるだろう。出生時において子の組織に存在するか、または母乳
由来の食餌で得られる長鎖オメガ−3脂肪酸の増加によって、雌豚の子の出生時
の均一性における増加、および/または子の前離乳致死による損失の減少をもた
らす。雌豚の離乳から発情期までの間隔の減少は、雌の動物の餌に含まれる長鎖
オメガ−3脂肪酸の存在による細胞代謝における変化によってもたらされる。
【0024】 雄の動物の精子の受精能を高めることによって、雄の動物の生殖能力が高めら
れるだろう。例えば、精子の受精能は、精子の生存率または運動性を高めること
によって、精子の異常性(例えば、形態異常、染色強度の異常、および運動性の
欠陥)を少なくすることによって、または脂質含有配合物が給餌されるか、他の
方法で投与される雄の動物の精子の数または有効性を高めることによって、高め
られる。これらの効果は、卵子に結合し、受精する精子の能力が高まるように、
精子膜または脂質配合物における変化、または精子細胞機能または発生における
変化から生じる。
【0025】 動物の生殖能力を高めるためには、生物学的有効量の脂質含有配合物を投与し
なければならない。「生物学的有効量」とは、ここに記載したものなどの機構に
よって雌または雄の動物の生殖能力を高めることが可能な脂質含有配合物の量を
意味する。
【0026】 動物性海産物を含有する本発明の配合物は、豚に対して飼料配合物の状態で、
経口投与するのが好ましいが、当業者に周知の他の効果的な投与方法を用いても
よい。飼料配合物は、魚油(例えば、鮭油または北大西洋寒水魚から得られる他
の魚油)、魚粉、または魚粉から得られる油、またはそれらの混合物であり、当
業者に周知の動物用飼料配合物との混合物として、オメガ−3脂肪酸/エステル
類およびオメガ−6脂肪酸/エステル類の原料を提供する。
【0027】 豚の生殖能力を高めるのに有効な期間にわたって、豚飼料配合物をその動物に
対して投与してもよい。例えば、雌または雄の動物の一生の間、豚飼料配合物を
毎日給餌してもよい。あるいは、豚飼料配合物を短期間にわたって雌または雄の
動物に投与してもよい。本発明の好ましい実施形態では、分娩(すなわち、出産
)の約1日乃至約4日前から妊娠した雌に豚餌を与え、授乳(雌動物による乳の
分泌)中およびその雌動物が二度目に妊娠するまでの次の交配期間中、豚餌を与
える。本発明の別の好ましい実施形態では、飼料配合物は、発情期間中、雌豚の
1回目の交配の約30日前からその雌豚に与えられ、さらに同一発情期間中での
雌豚の2回目の交配まで与えられる。別の好ましい実施形態では、飼料配合物は
交配の約30日前から雌豚に与えられる。本発明の別の、しかし同様に好ましい
実施形態では、豚飼料配合物は授乳期間中にわたって雌動物に与えられる。上記
した飼料配合物の投与期間は、非限定的な例であり、豚の生殖能力を高めるのに
有効であると決定される期間なら、どんな期間でもよいことが理解されるはずで
ある。
【0028】 当業者に周知の動物用飼料配合物、例えば菜種ミール、綿実ミール、大豆ミー
ル、およびコーンミールを本発明にもとづいて使用することができるが、大豆ミ
ールおよびコーンミールが特に好ましい。オメガ−3脂肪酸/エステル類および
オメガ−6脂肪酸/エステル類の供給源として動物性海産物が動物用飼料配合物
に加えられるが、必要に応じて他の含有物を動物用飼料配合物に加えても良い。
任意に選択できるものとして、動物用飼料配合物の含有物には、糖類および複合
炭水化物、例えば水溶性および非水溶性の単糖類、二糖類、および多糖類が含ま
れても良い。任意に選択できるものとして、飼料配合物に添加してもよいアミノ
酸含有物は、アルギニン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチ
オニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン、バリン、チロシン・
エチル塩酸、アラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸ナトリウム、グリシン、
プロリン、セリン、システイン・エチル塩酸、およびそれらの類似体と塩類であ
る。任意に選択できるものとして、添加してもよいビタミンは、チアミンHCl
、リボフラビン、ピリドキシンHCl、ナイアシン、ナイアシンアミド、イノシ
トール、塩化コリン、パントテン酸カルシウム、ビオチン、葉酸、アスコルビン
酸、およびビタミンA、B、K、D、E等である。タンパク質含有物が添加され
てもよく、それは、肉粉または魚粉、液状卵または粉末卵、フィッシュソリュブ
ル等から得られたタンパク質を含んでも良い。当業者に周知の薬品含有物なら何
でも、例えば抗生物質を、動物用飼料配合物に添加してもよい。
【0029】 飼料配合物を補うために用いられる動物性海産物(例えば、魚油)に存在する
脂肪酸の酸化を防ぐために、例えば長鎖オメガ−3脂肪酸、エイコサペンタエン
酸、ドコサヘキサエン酸、およびドコサペンタエン酸のような抗酸化剤、を添加
してもよい。脂肪酸の酸化は徐々に起こり、湿気や無機触媒の存在等の条件、さ
らに二重結合の数や結合の位置および構成等の脂肪酸の特性によって影響される
。これらオメガ−3脂肪酸の酸化は、β−カロチン、ビタミンE、ビタミンC、
およびトコフェロールのような天然の抗酸化剤、または、ブチル化ヒドロキシト
ルエン、ブチル化ヒドロキシアニソール、tert−ブチルヒドロキシトルエン
、没食子酸プロピル、またはエトキシキンのような合成抗酸化剤を飼料配合物に
導入することによって、防ぐことができる。アスコルビン酸、クエン酸、および
リン酸のような、抗酸化剤と相乗的に作用する化合物も添加することができる。
このようにして取り込まれる抗酸化剤の量は、生成物の処方、輸送条件(例えば
、窒素ブランケット下での輸送)、パッケージング方法、および所望の貯蔵寿命
のような必要条件に依存する。
【0030】 動物用飼料配合物は、動物性海産物、例えば魚油、魚粉、魚粉から得られた魚
油、他の魚粉産物等、またはそれらの混合物によって補われる。魚油はどんな供
給源から得られてもよいが、特に好ましい原料は北大西洋寒水魚から得られる魚
油である。本発明にもとづいて使用される北大西洋寒水魚から得られる魚油は、
鮭油、メンハーデン油、サバ油、ニシン油等を含む。しかし、北大西洋寒水魚か
ら得られる魚油以外の原料から得た魚油も本発明にもとづいて使用されてもよい
。魚油は、オメガ−3脂肪酸およびオメガ−6脂肪酸の両方の供給源になるが、
特にオメガ−3多価不飽和脂肪酸の良い供給源である。オメガ−3長鎖多価不飽
和脂肪酸であるエイコサペンタエン酸(20:5w3)、ドコサヘキサエン酸(
22:6w3)、およびドコサペンタエン酸(22:5w3)は、魚油に特有な
ものであり、全体で魚油の25〜38重量%を構成する。魚油に含まれるオメガ
−6多価不飽和脂肪酸はリノール酸およびアラキドン酸を含み、約10重量%と
いうより少ない濃度で存在する。油または脂肪酸エステル含有物を、未処理の形
態または純粋な形態で添加してもよく、また天然産物または合成されたものであ
ってもよく、さらに共役であっても非共役であってもよい。飼料配合物に添加し
た脂肪酸エステルは、トリグリセリド、ジグリセリド、モノグリセリド、リン脂
質、リゾホリピドの形態をとるのが好ましく、もしくは天然の原料に由来し、所
望の脂肪酸エステル類の含有量を高めるために化学的に選別される。
【0031】 本発明で使用できるオメガ−6脂肪酸は、2,4−デカジエン酸、リノレイン
酸、ガンマ−リノレン酸、8,10,12−オクタデカトリエン酸、およびアラ
キドン酸のような、炭素−炭素二重結合が少なくとも2つある不飽和脂肪酸が好
ましい。ガンマ−リノレン酸が特に好ましい。飼料配合物中に含まれるオメガ−
6脂肪酸/エステル類とオメガ−3脂肪酸/エステル類との比率は、約3:1か
ら約20:1である。飼料配合物中に含まれるオメガ−6脂肪酸/エステル類と
オメガ−3脂肪酸/エステル類との比率は、動物用飼料配合物、動物性海産物(
例えば、魚油)、および他の油またはオプションとして添加された含有物を含有
する最終飼料配合物(すなわち、最終混合物としての飼料配合物)中での比率の
ことを言っているということが理解されるべきである。
【0032】 オメガ−6脂肪酸/エステル類がオメガ−3脂肪酸/エステル類よりも低い濃
度で魚油中に存在するので、本発明で使用するためにオメガ−6脂肪酸/エステ
ル類とオメガ−3脂肪酸/エステル類との比率を約3:1から約20:1にする
ために、飼料配合物にオメガ−6脂肪酸/エステル類の新たな供給源を用いるこ
とが一般的である。本発明の飼料配合物で用いられるオメガ−6脂肪酸/エステ
ル類の追加供給源として、コーンミールや大豆ミールのような、当業者に周知の
粗粉や、トウモロコシ油、綿実油、大豆油、ベニバナ油、ヒマワリ油、亜麻仁油
、ルリヂサ油、クロフサスグリ油、および月見草油のような油に由来するオメガ
−6脂肪酸/エステル類が挙げられる。
【0033】 オメガ−3脂肪酸/エステル類およびオメガ−6脂肪酸/エステル類は、魚粉
や、より好ましくは魚油、またはここで記載した魚粉由来の油またはそれらの混
合物のような油のような動物性海産物の形で、雌および雄の豚に与えられる。こ
こで、油は当業者に周知の動物用飼料配合物に対するサプリメントとして用いら
れる。油は、本発明にもとづく脂質分子の活性型と思われている、エイコサペン
タエン酸、ドコサペンタエン酸、およびドコサペンタエン酸のような長鎖オメガ
−3およびオメガ−6脂肪酸のグリセリドエステル類であると理解されているオ
メガ−3およびオメガ−6脂肪酸のエステル類を主に含有する。しかし、油はC10 乃至C18を含む遊離脂肪酸のような遊離オメガ−3およびオメガ−6脂肪
酸(例えば、)も少量含有してもよい。グリセリドエステル前駆体は、消化管を
通して吸収された後、動物の細胞内で代謝されて、遊離のオメガ−3脂肪酸およ
びオメガ−6脂肪酸を形成する。また、本発明にもとづいて使用する油に存在す
るグリセリドエステル前駆体は、不飽和化および逐次伸張を行ってC20乃至C22 を含む長鎖脂肪酸、例えばエイコサペンタエン酸(20:5w3)、ドコサ
ヘキサエン酸(22:6w3)、およびドコサペンタエン酸(22:5w3)を
形成するようなC10乃至C18含有脂肪酸のグリセリドエスエル前駆体であっ
てもよい。
【0034】 本発明の飼料配合物は、豚の飼育集団の生殖能力を高めるのに有効な量のオメ
ガ−3脂肪酸/エステル類を与えるのに十分な濃度の、魚油、魚粉、または魚粉
から得られる油、またはそれらの組み合わせのような動物性海産物によって補わ
れる。例えば、本発明の好ましい実施形態では、飼料配合物は、含有量がその飼
料配合物の約0.025重量%乃至約1重量%であるオメガ−3脂肪酸/エステ
ル類含有魚油(例えば鮭油)によって補われる。別の実施形態では、飼料配合物
は、含有量がその飼料配合物の約0.025%から約2%である、鮭油のような
オメガ−3脂肪酸/エステル類含有魚油によって補われる。さらに別の実施形態
では、飼料配合物は、含有量がその飼料配合物の約0.1重量%から約0.5重
量%である、鮭油のような魚油によって補われる。別の実施形態では、飼料配合
物は、含有量がその飼料配合物の約0.2重量%から約0.4重量%である魚油
によって補われる。本発明の各々の実施形態において、飼料配合物の重量に基づ
いた魚油の百分率(%)は、動物用飼料配合物、動物性海産物(すなわち、魚油
)、および他の油、およびオプションとして添加された含有物を含有する最終飼
料配合物(すなわち、最終混合物としての飼料配合物)に言及したものであると
いうことがわかる。本発明のそのような実施形態において、魚油はどんな種類の
魚または魚粉から得られるものであってもよい。
【0035】 本発明の別の実施形態では、飼料配合物は魚粉等の動物性海産物によって補わ
れる。好ましい実施形態では、飼料配合物は、含有量がその飼料配合物の約1重
量%から約10重量%である魚粉によって補われる。別の好ましい実施形態では
、飼料配合物は、含有量がその飼料配合物の約3重量%から約4重量%である魚
粉によって補われる。重量に基づいた魚粉の百分率(%)は、動物用飼料配合物
、動物性海産物、および任意の他の油、およびオプションとして添加された含有
物を含有する最終飼料配合物に言及したものであるということがわかる。
【0036】 豚の飼育集団において、個体の生殖能力を高めるために、雄豚または雌豚、あ
るいは雄豚および雌豚の両方に、本発明の飼料配合物を投与することができる。
雌豚に投与される飼料配合物は、雌の動物の生殖能力を高めるのに十分な含有量
の、魚油、魚粉、または魚粉から得られる魚油、またはそれらの混合物のような
動物性海産物によって補われる。雄豚に投与される飼料配合物は、好ましくは動
物性海産物、最も好ましくは魚油のような油であるが、魚粉、または魚粉から得
られる魚油、またはそれらの混合物も用いてもよい。例えば、鮭油、メンハーデ
ン油、サバ油、ニシン油等の、北大西洋寒水魚から得られる魚油を用いてもよい
が、その代わりとして雄豚に投与される飼料配合物に対して、雄豚の繁殖力増強
に有効な、何かの種類の魚に由来する油または植物油等の他の油即ちオメガ−3
脂肪酸/エステル類の供給源を補ってもよい。オメガ−3脂肪酸/エステル類の
供給源として雄豚に投与される飼料配合物を補うものとして使用するための他の
油の例は、亜麻仁油、紫蘇油、キャノーラ油、大豆油等である。本発明の別の実
施形態では、雄豚に投与される飼料配合物は、生の種子を挽いたものによって、
油を補われる。
【0037】 魚油(例えば、鮭油)等の動物性海産物を、カプセル封入したかたちで、また
はカプセル封入しないかたちで、動物用飼料配合物との混合物として投与しても
よい。カプセル封入は、動物による脂肪酸/エステル類の消化および吸収に先立
って分解および/または酸化からオメガ−3脂肪酸/エステル類およびオメガ−
6脂肪酸/エステル類を保護し(すなわち、カプセル封入によって脂肪酸の安定
性が高まる)、動物用飼料配合物とよりいっそう容易に混合するための乾燥生成
物が得られる。このようにして、重合体、ワックス、脂肪、および硬化植物油の
ような効果的なカプセル封入剤であることが当技術分野で周知のタンパク質また
は他の物質によって油を被覆することで、オメガ−3脂肪酸/エステル類を保護
することができる。例えば、アルギン酸Na2+カプセル封入法等の当業者に周
知の方法を用いて油のカプセル封入が行える。この方法では、アルギン酸Na によって油を被覆し、続いてカプセル封入のためにCa2+イオン存在下でア
ルギン酸Ca2+に変換する。あるいは、プリル化(すなわち、溶融液体を噴霧
し、液滴を冷やしてビーズ状にする)等の当業者に周知の方法によって、油をカ
プセル封入してもよい。例えば、油は水素化綿実フレークまたは水素化大豆油に
プリル化して乾燥油を産生してもよい。油は、まったくカプセル封入されていな
い形態や完全にカプセル封入された形態で使用されてもよく、カプセル封入され
ていない油とカプセル封入された油との混合物が飼料配合物に添加されてもよい
。魚油以外の油も同様に扱うことができる。
【0038】
【0039】
【0040】 全オメガ3脂肪酸 31.76 全オメガ6脂肪酸 5.66 オメガ3:オメガ6比 5.61
【0041】実施例2:雌豚の生殖能力に対する魚油含有飼料配合物の効果
【0042】データセット1授乳飼料 対照および処理済みの雌豚に対して、授乳期間中、以下に示す飼料を与えた。
飼育中、雌豚に対して離乳時から発情期に到るまで給餌した。
【0043】
【0044】 第1回目の交配、または第2回目の交配(第2回目の交配が必要な場合)のい
ずれかに対して、発情期のあいだ、以下の飼料を雌豚に与えた。
【0045】
【0046】
【0047】 データセット2: 授乳期のあいだ、豚に対して給餌した。
【0048】
【0049】実施例3: 雄豚の生殖系に対する魚油含有飼料配合物の効果
【0050】 予備研究では、雄豚飼料No.1を用いた。予備段階の結果ではあるが、処理
した雄豚によって、何回分の放出精液量が作り出されるかという数が25〜30
%増加した。この応答のほとんどは、さらなる処理を行うことが拒絶された雄豚
の射精が少ないことによるものであり、そのため何回分の放出精液量が作り出さ
れるかという数が増加する。これによって、この研究から財政的利益の著しい増
加が得られた。
【0051】 雄豚の生殖系に対する本発明の飼料配合物の効果についての別の大規模な試験
が約220匹の雄豚に対して実施された。最初に対照飼料(飼料No.3)を雄
豚に給餌し、各豚について射精を調べた。次に、雄豚に対して鮭油を含む雄豚飼
料No.2を与え、各雄豚について射精を調べた。最終飼料1トンあたり5ポン
ドの鮭油を添加した以外は、雄豚に対して対照期間の飼料と同一の飼料を「処理
」期間中に与えた。雄豚に飼料No.2を与えた場合の効果は、対照飼料(飼料
No.3)を雄豚に与えた時よりも雄豚飼料No.2を雄豚に与えた場合に、射
精が拒絶される回数が50%少なかったことである。雄豚に対照飼料を与えた場
合の射精拒絶回数は86回であり、雄豚に飼料No.2を与えた場合の射精拒絶
回数は41回であった。このことは、著しい節約であり、放出量分の精液を作り
出す効率の改善である。
【0052】
【0053】 処理飼料 豚飼料No.1 トウモロコシ 1371.5 大豆ミール 300.0 魚粉 60.0 雄豚ベース 268.5 2000.0ポンド
【0054】 豚飼料No.2 トウモロコシ 1326.5 大豆ミール 400.0 鮭油 5.0 雄豚ベース 268.5 2000.0ポンド
【0055】 対照飼料 トウモロコシ 1331.5 大豆ミール 400 鮭油 0 雄豚ベース 268.5 2000.0ポンド
【0056】 雄豚に対して個別に1日一回給餌するとともに、雌から離した。
【0057】実施例4:雌豚の生殖能力に対する魚油含有飼料配合物の効果
【0058】 データセット1: 雌豚は、妊娠約110日目で分娩室に入室すると、同等に対照または鮭油含有
飼料に対してランダムに割り当てられる。対照の雌豚は、以下に示す授乳飼料を
受け取り、処理済みの雌豚は5ポンドの脂肪の代わりに5ポンドの鮭油を含む同
一飼料を受け取った。
【0059】 処理群の雌豚は、再飼育期間中、離乳後に鮭油含有飼料を続け、この飼育飼料
には5ポンドの鮭油が含まれていた(以下に説明)。
【0060】
【0061】 鮭油を55ガロンの金属製ドラム缶に貯蔵した。飼料を調製するたびに、手動
ポンプを用いてドラム缶から鮭油を取り出して計量し、混合器に入れた。分娩室
に隣接した所定の貯蔵タンクに飼料を直ちに搬送した。オーガーシステムが付属
した2つの飼料タンクによって飼料を各々の分娩室に送った。新鮮な飼料の調製
を約1週間間隔で行い、新たに調製された飼料の一部を直ちに動物に給餌した。
飼育飼料についても同様の手順に従った。標準的な手順に従って雌豚への給餌を
行った。この手順は、分娩に先立って一日あたり4乃至5ポンドの餌を雌豚に与
え、飼料の量を雌豚が任意の摂取量に達するまで分娩後一日約2ポンド増量する
ことからなる。飼育期間中、1日あたり約6ポンドの飼料を雌豚に与えた。
【0062】 分娩後48時間以内、各々の雌豚が授乳する子豚の数を平均化するため、子豚
の相互養育を行った。子豚を、各処理済みの母親の下だけでなく他の処理済みの
母親の下で養育し、誕生後約14日で離乳させ、そして雌豚を発情期検出および
交配のために雌豚を飼育区画から移動させた。全ての雌豚を妊娠区画に収容し、
ひきつづき分娩室へ入室するまで共通の妊娠飼料を与えた。
【0063】 42匹の対照雌豚と45匹の処理雌豚とのすべてを調べた。第2回目の分娩で
生まれた子豚全体の数は、以下の表に示すように、対照雌豚(11.7)よりも
鮭油処理した雌豚(13.2)のほうが多かった(p<0.05)。
【0064】 ab共通の上付き文字のない列内の平均は、有意差が認められる(P<0.05
)。
【0065】 一回の産子数分布を図1に示す。この産子数分布はピークがずれていて、対照
群と比較して、処理済み雌豚では、一回に産まれる子豚数が12匹以下であるも
のが少なく、産子数がそれよりも多い雌豚の数が多かった。
【0066】 データセット2: 合計109匹の対照及び107匹の雌豚を試験に割り当て、以下に記載した授
乳飼料および飼育飼料を用いた以外は、上記と同一の手順を用いた。
【0067】
【0068】
【0069】 第2回目の分娩で生まれた子豚の全数は、以下に示すように対照の雌豚(10
.67)よりも処理した雌豚(11.76)のほうが多かった(p<0.05)
。一回の産子数分布を図2に示す。この産子度数分布はピークがずれていて、子
豚数が11匹未満である同腹子数の処理済み雌豚は対照群に比べて少なく、また
それよりも子豚数が多い同腹子数の処理済み雌豚は対照群よりも多かった。
【0070】 ab共通の上付き文字のない列内の平均は有意差が認められる(P<0.05)
【0071】実施例5:飼料配合物中のオメガ脂肪酸の安定性に対するプリル化の効果 35重量%鮭油プリル化濃縮物を得るために、鮭油をプリル化した(すなわち
、溶融液体から変換し、噴霧して液滴にしてプリルまたはビーズを形成する)。
プリル化濃縮物を10.75重量%で動物用飼料と混合した。プリル化濃縮物(
飼料なし)の試料(約0.5g)、鮭油を含まない対照飼料(実施例4に記載し
たような授乳飼料配合物)、プリル化濃縮物を加えた対照飼料、液状鮭油を加え
た対照飼料(プリル化せず)、および液状鮭油を含むプレミックス(ビタミンお
よび無機サプリメント)を収集し、8週間にわたってオメガ脂肪酸について分析
した。プリル化濃縮物、対照飼料、およびプリル化濃縮物を加えた対照飼料の試
料を製造日に収集し、製造7日以内(「Wk0」と表す)に分析した。脂肪酸分
析を行うために、生成物を4週間間隔(「Wk4」および「Wk8」と表す)で
サンプリングした。液状鮭油を加えた対照飼料からなる試料と液状鮭油を加えた
プレミックスからなる試料とを収集し、製造後約4週間(「Wk4」と表す)で
分析した。液状鮭油を加えた対照飼料からなる試料と液状鮭油を加えたプレミッ
クスからなる試料とを収集し、さらに4週間後(「Wk8」と表す)に分析した
。オメガ脂肪酸含有量について、当業者に周知の脂肪抽出法(「モジョニエール
法(Mojonnier Method)」、A.O.A.C.954.02、
第15版、1990)および脂肪酸分析法(オメガ脂肪酸についてガスクロマト
グラフィA.O.C.S.Cele−91およびCe1d−91によって決定)
を用いて分析した。
【0072】 結果を以下の表に示す。鮭油含有飼料および鮭油含有プレミックス試料につい
てのデータは、重量%(すなわち、g/100g)で表す。結果は、動物飼料と
の混合物由来のプリル化鮭合油中のオメガ脂肪酸は長時間にわたって安定である
ことを示している。それとは対照的に、動物用飼料またはプレミックスとの混合
物に含まれる液状鮭油のオメガ脂肪酸は、おそらく脂肪酸の酸化によって、飼料
配合物との混合4週間目には検出されない。
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】 対照および鮭油処理した雌豚の同腹子数の度数分布を示すグラフ
である(データセット1)。
【図2】 対照および鮭油処理した雌豚の同腹子数の度数分布を示すグラフ
である(データセット2)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23K 1/18 A23K 1/18 Z (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EC,EE,ES,FI,GB, GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,I N,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD, MG,MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG, UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 モーザー,ロニー,エル. アメリカ合衆国・イリノイ州 61744・グ リドリー・ボックス 138・アール.アー ル.2 (72)発明者 オール,ドナルド,イー.,ジュニア アメリカ合衆国・インディアナ州 46060・ノブルズヴィル・カンバーランド ロード 15318 (72)発明者 ホール,デヴィッド,ディー. アメリカ合衆国・インディアナ州 46060・ノブルズヴィル・ウェスリー サ ークル 109 (72)発明者 ウィーベル,ダグラス,エム. アメリカ合衆国・インディアナ州 46074・ウェストフィールド・グラッシー ノウル ドライヴ 18035 Fターム(参考) 2B005 EA01 LA02 LA06 2B150 AA03 AB20 CJ01 CJ04 DA37 DD01 DD31

Claims (70)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌豚の生殖能力を高める方法であって、雌豚の生殖能力を改
    善するために、前記雌豚の代謝産物供給源となるオメガ−3脂肪酸またはそのエ
    ステル類を含有する動物性海産物を含む生物学的有効量の飼料配合物を前記雌豚
    に投与する工程を有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記動物性海産物は、魚油、魚粉産物から得られる魚油、お
    よび魚粉産物またはそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記動物性海産物は、北大西洋寒水魚由来の魚油を含むこと
    を特徴する請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記魚油は、鮭油を含むことを特徴とする請求項3に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 前記飼料配合物は、さらにオメガ−6脂肪酸またはそのエス
    テル類を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 最終混合物としての前記飼料配合物に含まれる前記オメガ−
    6脂肪酸またはそのエステル類と前記オメガ−3脂肪酸またはそのエステル類と
    の比は、3:1乃至20:1であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記オメガ−3脂肪酸は、C20およびC22オメガ−3脂
    肪酸を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 最終混合物としての前記飼料配合物は、約0.025重量%
    乃至約1重量%の鮭油を含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  9. 【請求項9】 最終混合物としての前記飼料配合物は、約0.025重量%
    乃至約1重量%の前記魚油を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  10. 【請求項10】 最終混合物としての前記飼料配合物は、約0.025重量
    %乃至約2重量%の前記鮭油を含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  11. 【請求項11】 最終混合物としての前記飼料配合物は、約0.025重量
    %乃至約2重量%の前記魚油を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  12. 【請求項12】 最終混合物としての前記飼料配合物は、約1重量%乃至約
    10重量%の前記魚粉産物を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  13. 【請求項13】 最終混合物としての前記飼料配合物を雌の動物に対して毎
    日投与することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記飼料配合物を、発情期中に、前記雌豚の第1回目の交
    配の約30日前に開始し、同一発情期中に、前記雌豚の第2回目の交配まで続け
    て投与することを特徴する請求項1に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記飼料配合物を、出産の約1日乃至約4日前に開始し、
    次の出産まで続けて投与することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記飼料配合物を、授乳期のあいだ投与することを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  17. 【請求項17】 最終混合物としての飼料配合物は、抗酸化剤をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1の方法。
  18. 【請求項18】 前記鮭油中のオメガ脂肪酸を、プリル化によって安定化さ
    せることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  19. 【請求項19】 雌豚の産生子数を増加させる方法であって、前記雌豚の産
    生子数を増加させるために、前記雌豚の代謝産物供給源となるオメガ−3脂肪酸
    およびそのエステル類を含有する動物性海産物を含む生物学的有効量の飼料配合
    物を前記雌豚に投与する工程を有することを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 雌豚の全出産数を高めるための方法であって、前記雌豚の
    全出産数を増加させるために、前記雌豚の代謝産物供給源となるオメガ−3脂肪
    酸およびそのエステル類を含有する動物性海産物を含む生物学的有効量の飼料配
    合物を前記雌豚に投与する工程を有することを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】 雌豚の離乳から発情期までの間隔を減少させる方法であっ
    て、前記雌豚の離乳から発情期までの間隔を減少させるために、前記雌豚の代謝
    産物供給源となるオメガ−3脂肪酸およびそのエステル類を含有する動物性海産
    物を含む生物学的有効量の飼料配合物を前記雌豚に投与する工程を有することを
    特徴とする方法。
  22. 【請求項22】 雌豚の離乳から再交配までの間隔を減少させる方法であっ
    て、前記雌豚の離乳から再交配までの間隔を減少させるために、前記雌豚の代謝
    産物供給源となるオメガ−3脂肪酸およびそのエステル類を含有する動物性海産
    物を含む生物学的有効量の飼料配合物を前記雌豚に投与する工程を有することを
    特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 雌豚の子の出生時体重の均一性を高める方法であって、前
    記雌豚の子の出生時体重の均一性を高める方法であって、前記雌豚の子の出生時
    体重の均一性を高めるために、雌豚の代謝産物供給源となるオメガ−3脂肪酸ま
    たはそのエステル類を含有する動物性海産物を含む生物学的有効量の飼料配合物
    を前記雌豚に投与する工程を有することを特徴とする方法。
  24. 【請求項24】 雌豚の子の離乳前致死による損失を減少させる方法であっ
    て、前記雌豚の子の離乳前致死損失を減少させるために、前記雌豚の代謝産物供
    給源となるオメガ−3脂肪酸またはそのエステル類を含有する動物性海産物を含
    む生物学的有効量の飼料配合物を前記雌豚に投与する工程を有することを特徴と
    する方法。
  25. 【請求項25】 雌豚の分娩率を高める方法であって、前記雌豚の分別率を
    高めるために、前記雌豚の代謝産物供給源となるオメガ−3脂肪酸およびそのエ
    ステル類を含有する動物性海産物を含む生物学的有効量の飼料配合物を前記雌豚
    に投与する工程を有することを特徴とする方法。
  26. 【請求項26】 雄豚の受精能を高める方法であって、前記雄豚の受精能を
    高めるために、前記雄豚の代謝産物供給源となるオメガ−3脂肪酸またはそのエ
    ステル類を含有する油を含む生物学的有効量の飼料配合物を前記雄豚に投与する
    ことを特徴とする方法。
  27. 【請求項27】 前記油は、動物性海産物であることを特徴とする請求項2
    6の方法。
  28. 【請求項28】 前記油は、鮭油であることを特徴とする請求項26の方法
  29. 【請求項29】 前記油は、魚粉のかたちで前記飼料配合物に添加されるこ
    とを特徴とする請求項26に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記油は、魚油、魚粉産物由来の油、植物由来の油、およ
    び挽いた種子由来の油、またはそれらの組み合わせ/混合物からなる群から選択
    されることを特徴とする請求項26に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記雄豚の受精能が高まることは、異常な精子の比率が減
    少することに起因することを特徴とする請求項26に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記油は、C20およびC22オメガ−3脂肪酸およびそ
    のエステル類を含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
  33. 【請求項33】 最終混合物としての前記飼料配合物は、約0.025重量
    %乃至約1重量%の鮭油を含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
  34. 【請求項34】 最終混合物としての前記飼料配合物は、約0.025重量
    %乃至約1重量%の魚油を含むことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  35. 【請求項35】 最終混合物としての前記飼料配合物は、約0.025重量
    %乃至約2重量%の鮭油を含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
  36. 【請求項36】 最終混合物としての前記飼料配合物は、約0.025重量
    %乃至約2重量%の魚油を含むことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  37. 【請求項37】 最終混合物としての前記飼料配合物は、約1%乃至約10
    %の魚粉を含むことを特徴とする請求項29に記載の方法。
  38. 【請求項38】 前記飼料配合物は前記雄の動物に対して毎日投与されるこ
    とを特徴とする請求項26に記載の方法。
  39. 【請求項39】 最終混合物としての前記飼料配合物は、さらに抗酸化剤を
    含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
  40. 【請求項40】 前記油に含まれる前記オメガ−3脂肪酸を、プリル化によ
    って安定させることを特徴とする請求項26に記載の方法。
  41. 【請求項41】 豚の飼育集団の生殖能力を高める方法であって、 雌豚の生殖能力を改善するために、前記雌豚の代謝産物供給源となるオメガ−
    3脂肪酸またはそのエステル類を含有する動物性海産物を含む生物学的有効量の
    飼料配合物を前記雌豚に投与する工程と、 雄豚の受精能を高めるために、前記雄豚の代謝産物供給源となるオメガ−3脂
    肪酸またはそのエステル類を含有する油を含む生物学的有効量の飼料配合物を前
    記雄豚に投与する工程と、 を有することを特徴とする方法。
  42. 【請求項42】 動物用飼料配合物と動物性海産物とを含むことを特徴とす
    る豚飼料配合物。
  43. 【請求項43】 前記動物性海産物は、鮭油を含有することを特徴とする請
    求項42に記載の豚飼料配合物。
  44. 【請求項44】 最終混合物としての前記飼料配合物は、0.025重量%
    乃至約1重量%の鮭油を含むことを特徴とする請求項43に記載の豚飼料配合物
  45. 【請求項45】 最終混合物としての前記飼料配合物は、約0.025重量
    %乃至約2重量%の鮭油を含むことを特徴とする請求項43に記載の豚飼料配合
    物。
  46. 【請求項46】 前記鮭油は、オメガ−3脂肪酸およびオメガ−6脂肪酸と
    それらのエステル類とを含むことを特徴とする請求項43に記載の豚飼料配合物
  47. 【請求項47】 最終混合物としての前記飼料配合物におけるオメガ−6脂
    肪酸/エステル類とオメガ−3脂肪酸/エステル類との比は、約3:1から約2
    0:1であることを特徴とする請求項46に記載の豚飼料配合物。
  48. 【請求項48】 前記鮭油は、C20およびC22オメガ−3脂肪酸および
    そのエステル類を含むことを特徴とする請求項43に記載の豚飼料配合物。
  49. 【請求項49】 前記鮭油に含まれる前記オメガ−3脂肪酸が、プリル化に
    よって安定化していることを特徴とする請求項46に記載の豚飼料配合物。
  50. 【請求項50】 動物用飼料配合物と、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキ
    サエン酸、ドコサペンタエン酸、またはそれらの混合物からなる群から選択され
    るオメガ−3脂肪酸が由来する動物性海産物とを含むことを特徴とする豚飼料配
    合物。
  51. 【請求項51】 動物中にあるオメガ−3脂肪酸の供給源となる動物性海産
    物を含むことを特徴とする豚飼料配合物。
  52. 【請求項52】 動物中にあるオメガ−3脂肪酸の供給源となる魚油、魚粉
    由来の魚油、または魚粉産物、またはその混合物を含むことを特徴とする豚飼料
    配合物。
  53. 【請求項53】 前記オメガ−3脂肪酸が、プリル化によって安定化してい
    ることを特徴とする請求項52に記載の豚飼料配合物。
  54. 【請求項54】 約0.025重量%乃至約1重量%の魚油を含むことを特
    徴とする請求項52に記載の豚飼料配合物。
  55. 【請求項55】 約0.025重量%乃至約2重量%の魚油を含むことを特
    徴とする請求項52に記載の豚飼料配合物。
  56. 【請求項56】 最終混合物としての前記飼料配合物は、約1重量%乃至約
    10重量%の前記魚粉産物を含むことを特徴とする請求項52に記載の豚飼料配
    合物。
  57. 【請求項57】 亜麻油以外の植物油を含むことを特徴とする豚飼料配合物
  58. 【請求項58】 挽いた種子由来の亜麻油以外の挽いた種子由来の植物油を
    含むことを特徴とする豚飼料配合物。
  59. 【請求項59】 動物中にあるオメガ−3脂肪酸の供給源となる北大西洋寒
    水魚から得られる魚油を含むことを特徴とする豚飼料配合物。
  60. 【請求項60】 雌豚の生殖能力を高める方法であって、エイコサペンタエ
    ン酸、ドコサヘキサエン酸、ドコサペンタエン酸、またはそれらの混合物からな
    る群から選択されるオメガ−3脂肪酸が由来する動物性海産物を含む生物学的有
    効量の飼料配合物を前記雌豚に投与する工程を有し、前記配合物は、前記雌豚に
    対して生殖能力を高めるのに十分な期間にわたって投与されることを特徴とする
    方法。
  61. 【請求項61】 雌豚の産生子数を増加させる方法であって、エイコサペン
    タエン酸、ドコサヘキサエン酸、ドコサペンタエン酸、またはそれらの混合物か
    らなる群から選択されるオメガ−3脂肪酸が由来する動物性海産物を含む生物学
    的有効量の飼料配合物を前記雌豚に投与する工程を有し、前記配合物は、前記雌
    豚に対して産生子数を高めるのに十分な期間にわたって投与されることを特徴と
    する方法。
  62. 【請求項62】 雌豚の全生産子数を増加させる方法であって、エイコサペ
    ンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、ドコサペンタエン酸、またはそれらの混合物
    からなる群から選択されるオメガ−3脂肪酸が由来する動物性海産物を含む生物
    学的有効量の飼料配合物を前記雌豚に投与する工程を有し、前記配合物は、前記
    雌豚に対して全生産子数を高めるのに十分な期間にわたって投与されることを特
    徴とする方法。
  63. 【請求項63】 雌豚の離乳から発情期までの間隔を減少させる方法であっ
    て、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、ドコサペンタエン酸、または
    それらの混合物からなる群から選択されるオメガ−3脂肪酸が由来する動物性海
    産物を含む生物学的有効量の飼料配合物を前記雌豚に投与する工程を有し、前記
    配合物は前記雌豚に対して前記離乳から発情期までの間隔を減少させるのに十分
    な時間にわたって投与されることを特徴とする方法。
  64. 【請求項64】 雌豚の離乳から再交配までの間隔を減少させる方法であっ
    て、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、ドコサペンタエン酸、または
    それらの混合物からなる群から選択されるオメガ−3脂肪酸が由来する動物性海
    産物を含む生物学的有効量の飼料配合物を前記雌豚に投与する工程を有し、前記
    配合物は、前記雌豚に対して前記離乳から再交配までの間隔を減少させるのに十
    分な時間にわたって投与されることを特徴とする方法。
  65. 【請求項65】 雌豚の子の出生時体重の均一性を高める方法であって、 エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、ドコサペンタエン酸、またはそれ
    らの混合物からなる群から選択されるオメガ−3脂肪酸が由来する動物性海産物
    を含む生物学的有効量の飼料配合物を雌に投与する工程を有し、前記配合物は前
    記雌豚の子の出生児体重の均一性を高めるのに十分な期間にわたって投与される
    ことを特徴とする方法。
  66. 【請求項66】 雌豚の子の離乳前致死による損失を減少させる方法であっ
    て、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、ドコサペンタエン酸、または
    それらの混合物からなる群から選択されるオメガ−3脂肪酸が由来する動物性海
    産物を含む生物学的有効量の飼料配合物を前記雌豚に投与する工程を有し、前記
    配合物は、前記雌豚の子の離乳前致死による損失を減少させるのに十分な時間に
    わたって投与されることを特徴とする方法。
  67. 【請求項67】 雌豚の分娩率を高める方法であって、エイコサペンタエン
    酸、ドコサヘキサエン酸、ドコサペンタエン酸、またはそれらの混合物からなる
    群から選択されるオメガ−3脂肪酸が由来する動物性海産物を含む生物学的有効
    量の飼料配合物を前記雌豚に投与する工程を有し、前記配合物は、前記雌豚の分
    娩率を高めるのに十分な期間にわたって投与されることを特徴とする方法。
  68. 【請求項68】 雄豚の受精能を高める方法であって、エイコサペンタエン
    酸、ドコサヘキサエン酸、ドコサペンタエン酸、またはそれらの混合物からなる
    群から選択されるオメガ−3脂肪酸が由来する動物性海産物を含む生物学的有効
    量の飼料配合物を前記雄豚に投与する工程を有し、前記配合物は、前記雄豚の受
    精能を高めるのに十分な期間にわたって投与されることを特徴とする方法。
  69. 【請求項69】 豚の飼育集団の生殖能力を高める方法であって、 エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、ドコサペンタエン酸、またはそ
    れらの混合物からなる群から選択されるオメガ−3脂肪酸が由来する動物性海産
    物を含む生物学的有効量の飼料配合物を前記雌豚に投与する工程であり、前記配
    合物は前記雌豚の生殖能力を高めるのに十分な期間にわたって投与される工程と
    、 エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、ドコサペンタエン酸、またはそ
    れらの混合物からなる群から選択されるオメガ−3脂肪酸が由来する動物性海産
    物を含む生物学的有効量の飼料配合物を前記雌豚に投与する工程であり、前記配
    合物は前記雄豚の受精能を高めるのに十分な期間にわたって投与される工程と、 を有することを特徴とする方法。
  70. 【請求項70】 雌豚の生殖能力を高める方法であって、オメガ−3脂肪酸
    またはそのエステル類を含有する動物性海産物を含む生物学的有効量の飼料配合
    物を雌豚に投与する工程を有することを特徴とする方法。
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