JP2003533528A - 腫瘍壊死因子抑制剤としてのチエノベンゾアズレン化合物 - Google Patents
腫瘍壊死因子抑制剤としてのチエノベンゾアズレン化合物Info
- Publication number
- JP2003533528A JP2003533528A JP2001584284A JP2001584284A JP2003533528A JP 2003533528 A JP2003533528 A JP 2003533528A JP 2001584284 A JP2001584284 A JP 2001584284A JP 2001584284 A JP2001584284 A JP 2001584284A JP 2003533528 A JP2003533528 A JP 2003533528A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dibenzo
- azulen
- ylmethoxy
- ethyl
- hydrochloride
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D495/00—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms
- C07D495/02—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D495/04—Ortho-condensed systems
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P1/00—Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
- A61P1/04—Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for ulcers, gastritis or reflux esophagitis, e.g. antacids, inhibitors of acid secretion, mucosal protectants
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P11/00—Drugs for disorders of the respiratory system
- A61P11/06—Antiasthmatics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P17/00—Drugs for dermatological disorders
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P17/00—Drugs for dermatological disorders
- A61P17/02—Drugs for dermatological disorders for treating wounds, ulcers, burns, scars, keloids, or the like
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P17/00—Drugs for dermatological disorders
- A61P17/06—Antipsoriatics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P19/00—Drugs for skeletal disorders
- A61P19/02—Drugs for skeletal disorders for joint disorders, e.g. arthritis, arthrosis
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P27/00—Drugs for disorders of the senses
- A61P27/02—Ophthalmic agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P29/00—Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
- A61P37/02—Immunomodulators
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P43/00—Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Rheumatology (AREA)
- Pulmonology (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
- Pain & Pain Management (AREA)
- Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
Abstract
Description
る塩、溶媒和物及びプロドラッグ型、その調製方法及びその抗炎症性効果、特に
、腫瘍壊死因子-α(tumor necrosis factor-α)(TNF-α)及びインターロイキン-
1(IL-1)の産生の抑制及びその鎮痛作用に関する。
置換されている1-チアジベンゾアズレンは文献に記載されている(Cagniant P. a
nd Kirsch G., C.R.Hebd. Sceances Acad.Sci., 1976,283:638-686)。しかしな
がら、我々の知識と入手される文献のデーターによれば、一般式Iの1-チアジベ
ンゾアズレン誘導体も、その可能な調製方法も、従来、文献には記載されていな
い。1-チアジベンゾアズレンが抗炎症性効果を有することも知られていない。
因子と定義された(Carswell E.A. et al. Proc. Natl. Acad. Soc. U.S.A. 1975
,72:36666-3670)。抗腫瘍活性の他に、TNF-αは生物のホメオスタシス並びに病
態生理学的状態において重要な他の生物学的活性を有する。TNF-αの主要な供給
源は、単球(monocyte)-マクロファージ、T-リンパ球及びマスト細胞(肥満細胞)
である。
であるという発見(Elliott M., et al., Lancet 1994, 344:1105-1110)により、
RAについて効力を示す可能性のある医薬としての新規なTNF-α抑制剤を見出すこ
とについての興味が増大した。慢性関節リウマチは、関節の不可逆性の病理学的
変化を特徴とする自己免疫性慢性炎症性疾患である。RAの他に、TNF-α拮抗薬は
脊椎炎、骨関節症、通風及び他の関節炎、敗血症、敗血病性ショック、毒物ショ
ック症候群、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、乾癬、糸状体腎炎、狼瘡、紅斑性
狼瘡(エリテマトーデス)、強皮症、喘息、悪液質(カヘキシー)、慢性閉鎖性肺
疾患(chronic obstructive lung disease)、充血性(congestive)心臓疾患、イン
スリン耐性(insulin resistance)、肺線維症、多発性硬化症、クローン病 (Chron’s disease)、潰瘍形成性(ulcerative)大腸炎、ウイルス感染及びAIDSの
ごとき種々の病理学的状態及び疾患にも適用し得る。
性化遺伝子を有するマウスにおける生体内試験によって得られた。かかる動物は
コラーゲン誘発関節炎(Mori L. et al.,J.Immunol,1996,157:3178-3182)及び内
毒素誘発ショック(Pfeffer K. et al., Cell 1993,73:457-467)に対して耐性で
あった。増大したTNF-α水準を有する動物における試験においては、慢性炎症性
多発関節炎が発生し(Georgopoulos S. et al., J.Inflamm. 1996,46:86-97;
Keffer J. et al., EMBO J. 1991,10: 4025-4031)、これはTNF-α産生の抑制剤
によって軽減された。かかる炎症及び病理学的状態の処置では、通常、重症の場
合、非ステロイド系抗炎症性医薬が適用されるが、金塩、D-ペニシリンアミン又
はメトトレキセートが投与される。かかる医薬は症候的に(symptomatically)作
用し、病理学的プロセスを停止させない。慢性関節リウマチの治療における新し
いアプローチは、テニダップ(tenidap)、レフルノマイド(leflunomide)、シクロ
スポリン(cyclosporine)、FK-506及びTNF-αの活性を中和する生体分子のごとき
医薬については確立されている。今日、エタナーセプト(etanercept)(Enbrel, I
mmunex/Wyeth)と命名されている可溶性TNFレセプターの融合蛋白質及びインフリ
キシマブ(infliximab)(Remicade, Centocor)と命名されているマウス及びヒトサ
イメリック(cimeric)モノクロナール抗体を市場で入手し得る。RAの治療の他に
、エタナーセプトとインフリキシマブはクローン病の処置においても立証されて
いる(Exp. Opin.Invest Drugs 2000, 9, 103)。
も重要である;その理由は、IL-1は細胞制御、免疫制御において及び炎症のご
とき病態生理学的状態において重要なサイトカインを代表するものであるからで
ある(Dinarello C.A. et al., Rev.Infect.Disease,1984,6:51)。IL-1の既知の
生物学的活性は下記のものである:T−細胞の活性化、上昇温度の誘発、プロス
タグランジン又はコラゲナーゼ分泌の促進、好中球の化学走性(chemotaxis)及び
血漿中の鉄分水準の低減((Dinarello C.A., J.Clinical Immunology, 1985, 5:
287)。IL-1が結合し得る2種のレセプター:IL-1RI及びIL-1RIIが知られてい
る。IL-1RIは信号を細胞内的に伝達し、これに対して、IL-1RIIは細胞表面に
存在して、信号を細胞内に伝達しない。IL-1RIIはIL-1とIL-1RIの両方に結合
するので、IL-1効果の負の制御体として作用し得る。信号伝達の制御の上記し
たごとき機構の他に、他の天然のIL-1レセプター拮抗物質(IL-1ra)が細胞中に
存在する。この蛋白質はIL-1RIと結合するが、なんらの信号も伝達しない。信
号伝達の抑制におけるその効力は大きくはなく、従って、信号伝達を破壊するた
めには、IL-1より500倍高い濃度で存在しなければならない。組換え体ヒトIL-
1ra(Amgen)が臨床的に試験されており(Bresnihan B. et al., Arthrit. Rheum.
1996,39:73)、得られた結果から、プラセボについて、RAに罹病している472人の
患者において症状が改善されたことが示されている。これらの結果は、IL-1の
産生が抑制されるRAのごとき病気の処置におけるIL-1活性の抑制の重要性を示
唆している。TNF-αとIL-1が相乗作用を示すために、ジベンゾアズレンはTNF-
αとIL-1の分泌の増大に関連する状態及び病気の処置に使用し得る。
ズレン化合物、その薬理学的に許容される塩、水和物、プロドラッグ型及びこれ
らを含有する医薬製剤は記載されていない。更に、本発明の主題である化合物は
抗炎症性物質として或いはTNF-αとIL-1の分泌の抑制剤又は鎮痛剤として文献
には記載されていない。
、R13は水素、C1-6アルキル、C1-6アルキルカルボニル、アリールカルボニル、C1-6 アルキルスルホニル又はアリールスルホニルを意味し、R1、R2、R3、R4、R5
、R6、R7、R8、R9は、他から独立して、水素、ハロゲン(弗素、塩素又は臭素);
又はC1-C7アルキル、アルケニル、アリール又はヘテロアリールであり得る置換
基を表すか、又は、種々の基:ハロメチル、ヒドロキシ、C1-C7アルコキシ又は
アリールオキシ、C1-C7アルキルチオ又はアリールチオ、C1-C7アルキルスルホニ
ル、シアノ、アミノ、モノ-及びジ-C1-C7置換アミン、カルボキシル基の誘導体(
C1-C7カルボン酸及びその無水物、C1-C7非置換、モノ-、ジ-置換アミド、C1-C7
アルキル又はアリールエステル)、カルボニル基のC1-C7誘導体(C1-C7アルキル又
はアリールカルボニル)を表すことができ、R10は下記の置換基:C2-C15アルキル
、C2-C15アルケニル、C2-C15アルキニル、アリール又はヘテロアリール、C1-C15 ハロアルキル、C1-C15ヒドロキシアルキル、C1-C15アルキルオキシ、C1-C15アル
キルチオ、C3-C15アルキルカルボニル、C2-C15アルキルカルボン酸、C2-C15アル
キルエステル、C1-C15アルキルスルホニル、C1-C15アルキルアリールスルホニル
、アリールスルホニル及び一般式 -(CH2)n-A で表されるC1-C15アルキルアミン(式中、nは1〜5を表し、メチレン基の1個又
はそれ以上は酸素又は硫黄原子で置換されていることができ、Aは、1、2又は
3個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和環を表すか、又は、 を表し、R11とR12は、他から独立して、水素、C1-C7アルキル、アルケニル、ア
ルキニル、アリール又はヘテロアリールを表すか又は1〜3個のヘテロ原子を有
するヘテロサイクルを表す)を表す]で表される1-チアジベンゾアズレン誘導体、
その薬理学的に許容される塩及び溶媒和物に関する。
れる。
水素との組合せ又は分岐鎖炭化水素と環式炭化水素との組合せであり得る基が誘
導され得る一価アルカン(炭化水素)を意味する。好ましい直鎖又は分岐鎖アルキ
ルとしてはメチル、エチル、プロピル、iso-プロピル、ブチル、sec-ブチル及び
t-ブチルが挙げられる。好ましいシクロアルキルとしてはシクロペンチル及びシ
クロヘキシルが挙げられる。アルキルは、シクロアルキルを含有するか又はこれ
によって中断されている直鎖又は分岐鎖アルキル基も表す。
化水素との組合せ又は分岐鎖炭化水素と環式炭化水素との組合せであって、少な
くとも1個の炭素−炭素二重結合を有する炭化水素基を意味する。特に、エテニ
ル、プロペニル、ブテニル及びシクロヘキセニルを意味する。“アルキル”の定
義で述べたごとく、アルケニルも直鎖、分岐鎖又は環式のものであることができ
、そして、アルケニル基の部分は二重結合を有することができかつアルケニル基
の部分は、置換アルケニル基が興味のあるものである場合には、置換されている
ことができる。アルケニルは、シクロアルケニル部分を含有するか又はシクロア
ルケニル部分で中断されている直鎖又は分岐鎖アルケニル基も表す。
個の三重炭素―炭素結合を含有する炭化水素基を意味する。特に、エチニル、プ
ロピニル及びブチニル基を意味する。
とき縮合環のごとき芳香族環を意味する。アリールは、少なくとも6個の炭素原
子を有する少なくとも1個の環、又は、2個の環であって、両者で10個の炭素原
子を有するかつ炭素原子の間に交互の二重(共鳴)結合を有する2個の環を含有し
ている(特にフェニル及びナフチル)。アリールは、更に、ハロゲン(弗素、塩素
及び沃素)、ヒドロキシ、C1-C7アルキル、C1-C7アルコキシ又はアリールオキシ
、C1-C7アルキルチオ又はアリールチオ、アルキルスルホニル、シアノ又はアミ
ノ基のごとき置換基の1個又はそれ以上で置換されていることができる。
有しそして炭素と窒素が基本構造式についての結合部位を表す単環又は二環芳香
族炭化水素を意味する。ヘテロアリールは、更に、ハロゲン又はCF3及びメチル
、エチル又はプロピルのごとき低級アルキルで置換されていることができる。ヘ
テロアリールは、1個又はそれ以上のヘテロ原子を有する芳香族基又は部分的に
芳香族基である基を意味する。この種の例はチオフェン、ピロール、イミダゾー
ル、ピリジン、オキサゾール、チアゾール、ピラゾール、テトラゾール、ピリミ
ジン、ピラジン及びトリアジンである。
これらの化合物は、一般式I(式中の全ての基及び記号は前記の意義を有する;即
ち、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9は前記の意義を有し、R10はエトキシ
カルボニルを表す)のチオフェンエステルから調製し得る(Cagniant P. and Kirs
ch G., C.R.Hebd. Sceances Acad.Sci.,1976,283;683-686)。更なる反応により
、これらのエステルはR10について定義したごとき他の置換基に転化し得る。こ
れらの反応として、エステルの対応するアルコール又はアルデヒドへの還元又は
エトキシカルボニル基についてのアルキル化及び他の求核反応が挙げられる(工
程図1)。
ーテル)中で、0〜36℃の温度で1〜5時間行われる。アルコールの単離と精製
は再結晶又はカラムクロマトグラフィーによって行い得る。
-アミノエーテルが得られる。
ルエン)中で、相間移動触媒(好ましくは、ベンジルトリエチルアンモニウムクロ
ライド、ベンジルトリエチルアンモニウムブロマイド、セチルトリメチルブロマ
イド)の存在下、相間移動触媒条件下で行われる。反応混合物を処理した後、得
られた生成物を再結晶又はシリカゲルカラム上でのクロマトグラフィーにより単
離する。
ジクロメート又はピリジニル クロロクロメートにより酸化することにより、一
般式I(式中のR10=CH0)のアルデヒドが得られる。この反応はジクロロメタン中
、室温で2〜5時間行われる。得られたアルデヒドを、フロリジル(florisil)又
はシリカゲルのカラムを通過させることにより精製する。
り、R10が飽和鎖を有する一般式Iの化合物が得られる。これらの反応は、通常、
活性炭上の5%Pdを使用して、6.7 x 104〜4.0 x 105 Paの水素圧下、エタノー
ル、酢酸エチル又は他の適当な溶剤中で行われる。ろ過し、溶剤の蒸発させるこ
とにより飽和生成物が得られ、これは再結晶又はシリカゲル上でのクロマトグラ
フィーにより所望の純度まで精製し得る。
化水素酸、リン酸、メタリン酸、硝酸及び硫酸)又は有機酸(酒石酸、酢酸、トリ
フルオロ酢酸、クエン酸、マレイン酸、乳酸、フマル酸、安息香酸、コハク酸、
メタンスルホン酸及びp-トルエンスルホン酸)との塩が挙げられる。
剰な分泌によって誘発される全ての病気及び状態の処置における本発明の化合物
の使用である。
製剤学的に許容される塩は、サイトカイン又は炎症媒介物質の過剰な、制御され
ていない産生によって誘発される病理学的状態又は病気の処置又は予防のための
医薬の製造に有用である。
方法によって決定し得る。
許容される担体及び溶剤を含有する医薬製剤に関する。
担体は固体又は液体の形であり得る。固体担体はラクトース、スクロース、タル
ク、ゲラチン、カンテン、ペクチン、ステアリン酸マグネシウム、脂肪酸等であ
り得る。液体担体はシロップ、オリーブ油、ヒマワリ種子油、ダイズ油のごとき
油、水等であり得る。同様に、グリセリル モノステアレート又はグリセリル ジ
ステアレートのごとき活性成分の持続性放出のための成分も含有し得る。種々の
形式の医薬組成物を調製し得る。固体担体を使用した場合には、これらの形式は
錠剤、固体ゼラチン状カプセル、粉末又はカプセル中の、経口的に投与し得る顆
粒を包含し得る。固体担体の量は変動し得るが、通常、25mg〜1gである。液体
担体を使用した場合には、製剤はシロップ、エマルジョン、軟質ゲラチンカプセ
ル、アンプルのごとき無菌注射液又は非水性液体懸濁液の形であり得る。
内に投与し得る。“非経口的に”は静脈内、筋肉内及び皮下投与を意味する。本
発明の化合物の対応する製剤は、サイトカイン又は炎症媒介物質、特に、TNF-α
の過剰な、制御されていない産生によって生じる種々の病気及び病理学的炎症状
態の予防及び処置に使用し得る。これらの病気としては慢性関節リウマチ、リウ
マチ状脊椎炎、骨関節炎及び他の関節炎性病理学的状態及び疾患、湿疹、乾癬並
びにUV照射(太陽光線及び同様のUV源)によって誘発される熱傷のごとき皮膚の他
の炎症状態、炎症性眼病、クローン病、潰瘍形成性大腸炎及び喘息が挙げられる
。
び生体内試験によって測定した。
F-αの水準を測定するため、3.5-5x104個の細胞を、マイクロ平底プレート (microtiter flat bottom plate)(96ウエル、Falcon)上で、10%の加熱不活性化
ヒトAB血清(Hrvatski zavod za transfuzijsku medicinu, Zagreb)、100単位/ml
のペニシリン、100mg/mlのストレプトマイシン及び20mMのHEPES(GIBCO)を補充し
たRPMI 1640培地中で、18〜24時間、200μlの全容積で培養した。細胞をCO2 5
%、水分90%の大気中で、37℃でインキュベートした。負の対照(NC)では細胞を
前記培地中だけで培養し、一方、正の対照(PC)ではTNF-αの分泌を1μg/mlのリ
ポ多糖(LPS、E.Coli 血清型0111:B4、SIGMA)を添加して促進しそしてTNF-αの分
泌に対する供試物質の影響を、LPSで促進させた細胞培養物に供試物質を添加し
た後に試験した(TS)。細胞上澄み液におけるTNF-αの水準を製造業者(R&D Syst
ems)の指示に従ってELISAによって測定した。試験感度(test sensitivity)は<
3pg/ml TNF-αであった。IL-1水準は、1x105細胞/ウエルと0.1 ng/mlのLPSを
使用したこと以外、TNF-αの測定について述べたと同様に行った。IL-1水準の
測定はELISA(R&D Systems)によって行った。TNF-α又はIL-1の産生の抑制率は
下記の式によって算定した: 抑制率=[1-(TS-NC)/(PC-NC)]*100 IC-50値は、TNF-αの産生の50%が抑制される物質の濃度として定義した。20
μM又はそれ以下の濃度でIC-50を示す物質は活性であると考えられる。
液(PBS)に溶解した300μgのジモザン(zimozane)(SIGMA)を0.1ml/マウスの全容量
で注射した。24時間後、研究室動物ウエルフェアー法(Laboratory Animals Welfare Act)に従って安楽死させた。腹腔を5mlの無菌塩水で洗浄した。得られ
た腹膜マクロファージを無菌塩水で2回洗浄しついで、最後の遠心分離 (800g)の後、RPMI 1640に再懸濁させた。TNF-αの水準を測定するため、 5x104/ウエル個の細胞を、マイクロ平底プレート(96ウエル、Falcon)上で、10
%の加熱不活性化ウシ胎児血清(FCS)、100単位/mlのペニシリン、100mg/mlのス
トレプトマイシン、20mMのHEPES及び50μMの2-βメルカプトエタノール(全て、G
IBCO)を補充したRPMI 1640培地中で、18〜24時間、200μlの全容積で培養した。
細胞をCO2 5%、水分90%の大気中で、37℃でインキュベートした。負の対照(N
C)では細胞を前記培地中だけで培養し、一方、正の対照(PC)ではTNF-αの分泌を
1μg/mlのリポ多糖(LPS、E.Coli 血清型0111:B4、SIGMA)を添加して促進しそし
てTNF-αの分泌に対する供試物質の影響を、LPSで促進させた細胞に供試物質を
添加した後に試験した(TS)。細胞上澄み液におけるTNF-αの水準を製造業者(R&
D Systems, Biosource)の指示に従ってELISAによって測定した。IL-1水準の測
定は、1x105細胞/ウエルと0.1 ng/mlのLPSを使用したこと以外、TNF-αの測定
について述べたと同様に行った。IL-1水準の測定はELISA(R&D Systems)によっ
て行った。TNF-α又はIL-1の産生の抑制率は下記の式によって算定した: 抑制率=[1-(TS-NC)/(PC-NC)]*100 IC-50値は、TNF-αの産生の50%が抑制される物質の濃度として定義した。20
μM又はそれ以下の濃度でIC-50を示す物質は活性であると考えられる。
mac.and Env.Therap. 1996,279:1453-1461)に記載の方法に従って誘発させた。
試験においては、6〜10匹の動物の群からなる、8〜12週令の雄BALB/cマウスを
使用した。動物に溶剤だけ(負及び正の対照)又は物質の溶液を経口投与し、30分
後、25μg/マウスの投与量で、LPS(E.Coli 血清型0111:B4、SIGMA)を腹腔内投
与した。2時間後、動物をロウムパン(Roumpun)(Bayer)及びケタネスト(Park-Da
vis)の腹腔内注射により安楽死させた。各々の動物からの血液試料を“バクタア
ナー”(“vacutaner”)チューブ(Becton Dickinson)中に捕集し、血漿を製造業
者の指示に従って分離した。血漿中のTNF-αの水準を製造業者によって規定され
た方法に従ってELISA(Biosource,R&D Systems)により測定した。試験感度は<
3pg/ml TNF-αであった。IL-1水準の測定はELISA(R&D Systems)によって行っ
た。TNF-α又はIL-1の産生の抑制率は下記の式によって算定した: 抑制率=[1-(TS-NC)/(PC-NC)]*100 10mg/kgの投与量で30%又はそれ以上のTNF-α産生の抑制率を示す化合物は活
性であると考えられる 鎮痛活性についての苦痛試験(Writhing test) この試験においては、マウスの腹腔内に刺激薬、通常、酢酸を注射することに
より苦痛(pain)を誘発させた。動物に特徴的な苦痛(writhing)が生じた;この試
験の名称はこのことに由来している (Collier H.O.J.et.al., Pharmac. Chemoth
er. , 1968,32;295-301;Fukawa K.et.al., J.Pharmacol. Meth., 1980, 4:251-
259;Schweizer A. et.al., Agents Actions,1988,23:29-31)。この試験は化合
物の鎮痛活性を測定するのに適している。方法:対照群では、メチルセルロース
を経口投与してから30分後に0.6%の濃度の酢酸を腹腔内投与し、これに対し、
試験群では、メチルセルロース中の標準物質(アセチルサリチル酸)又は供試物質
を経口投与してから30分後に0.6%の酢酸(容量0.1ml/10g)を腹腔内投与した。マ
ウスを、別々に、ガラスろ斗の下に置き、各々のマウスの苦痛の数を20分間記録
した。苦痛の抑制率を下記の式に従って算定した: 抑制率=(対照群における苦痛の数の平均値−試験群における苦痛の数)/ 対照群における苦痛の数*100 アセチルサリチル酸と同一の又はこれより良好な鎮痛活性を示す化合物は活性
であると考えられる。
ルセッサンス(Serratie marcessans)から単離されたLPS(Sigma, L-6136)を無菌
塩水で希釈した。最初のLPS注射を4μg/マウスの投与量で皮内投与した。18〜2
4時間後、第2回目のLPSを200μg/マウスの投与量で静脈内投与した。対照群に
は、2回のLPS注射を上記した方法で投与した。試験群には、各々のLPS投与を行
う30分前に、供試化合物を経口投与した。24時間後の生存を観察した。
えられる。
を示した。しかしながら、これらの結果は本発明の化合物の生物学的活性を例示
するものであり、本発明を限定するものではない。
ものではない。
テルのエーテル溶液(2ミリモル/15mlの無水エーテル)を滴下した。反応混合物
を室温で4時間攪拌した。ついで、全てのエステルが反応中に消費されたとき (反応の経過は薄層クロマトグラフィーにより追跡した)、ジエチルエーテルと水
を添加することにより過剰のLiAlH4を分解した。得られた白色沈殿をろ別し、無
水Na2SO4上で乾燥した後、ろ液を減圧下で蒸発させた。粗生成物をカラムクロマ
トグラフィーにより精製した。
ものである、式Iによって表されるジベンゾアズレンアルコールを調製した。
ルコール1と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩から調製した。
ピル]-アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(2.2g, 0.014モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.1g
, 0.44ミリモル)と、アルコール1(0.28g, 0.001モル)のトルエン溶液を添加し
た。反応混合物を激しく撹拌しながら還流下で、4時間加熱した。ついで、反応
混合物を室温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムク
ロマトグラフィーにより精製した後、油状生成物(0.25g)を単離した。アミンの
冷エタノール溶液に濃塩酸を添加することにより、結晶生成物(融点162-165℃)
を得た。
ル]-アミン塩酸塩 アルコール1(0.45g, 0.0015モル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸
塩(3.05g, 0.021モル)とを反応させて油状生成物(0.3g)を得、これを塩酸塩 (融点203℃)に転化した。
ホリン塩酸塩 アルコール1(0.45g, 0.0015モル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリンモノ塩酸
塩(3.9g, 0.021モル)とを反応させて油状生成物(0.34g)を得、これを塩酸塩 (融点164℃)に転化した。
リジン塩酸塩 アルコール1(0.45g, 0.0015モル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジン塩酸塩(3
.86g, 0.021モル)とを反応させて油状生成物(0.48g)を得、これを塩酸塩(融点17
9℃)に転化した。
リジン塩酸塩 アルコール1(0.45g, 0.0015モル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩(3
.6g, 0.021モル)とを反応させて油状生成物(0.41g)を得、これを塩酸塩(融点203
-205℃)に転化した。
ルコール2と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩とから調製した
。
ピル]-ジメチル-アミン 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(2.37g, 0.015モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.25
g)と、アルコール2(0.2g, 0.64ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混合
物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室温に
冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフィ
ーにより精製した後、油状生成物(0.11g)を単離した。
ル]-ジメチル-アミン アルコール2(0.2g, 0.64ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸
塩(2.6g, 0.015モル)とを反応させて油状生成物(0.15g)を得た。
チル]-モルホリン アルコール2(0.2g, 0.64ミリモル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリン塩酸塩(
2.8g, 0.015モル)とを反応させて油状生成物(0.19g)を得た。
チル]-ピペリジン アルコール2(0.2g, 0.64ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジンモノ塩
酸塩(2.76g, 0.015モル)とを反応させて油状生成物(0.13g)を得た。
チル]-ピロリジン アルコール2(0.2g, 0.64ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩(
2.55g, 0.015モル)とを反応させて、油状生成物(0.15g)を得た。
ルコール3と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩から調製した。
ピル]-ジメチル-アミン 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(2.2g, 0.014モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.25
g)と、アルコール3(0.19g, 0.6ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混合
物を激しく撹拌しながら、還流下で5時間加熱した。ついで、反応混合物を室温
に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフ
ィーにより精製した後、油状生成物(0.18g)を単離した。
ル]-ジメチル-アミン アルコール3(0.19g, 0.6ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸
塩(2.01g, 0.014モル)とを反応させて油状生成物(0.2g)を得た。
チル]-モルホリン アルコール3(0.19g, 0.6ミリモル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリン塩酸塩(
2.8g, 0.015モル)とを反応させて油状生成物(0.3g)を得た。
チル]-ピペリジン アルコール3(0.19g, 0.6ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジン塩酸塩(
2.76g, 0.015モル)とを反応させて油状生成物(0.21g)を得た。
チル]-ピロリジン アルコール3(0.19g, 0.6ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩(
2.55g, 0.015モル)とを反応させて油状生成物(0.25g)を得た。
ルコール4と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩から調製した。
ロピル]-ジメチル-アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(2.2g, 0.014モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.15
g)と、アルコール4(0.2g, 0.63ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混合
物を激しく撹拌しながら還流下で4時間加熱した。ついで、反応混合物を室温に
冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフィ
ーにより精製した後、油状生成物(0.14g)を単離した。
チル]-ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール4(0.2g, 0.63ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸
塩(2.01g, 0.014モル)とを反応させて油状生成物(0.24g)を得、これを塩酸塩(融
点178-179℃)に転化した。
エチル]-モルホリン塩酸塩 アルコール4(0.2g, 0.63ミリモル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリン塩酸塩(
2.6g, 0.014モル)とを反応させて油状生成物(0.25g)を得、これを塩酸塩(融点20
7-208℃)に転化した。
エチル]-ピペリジン塩酸塩 アルコール4(0.2g, 0.63ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジンモノ塩
酸塩(2.6g, 0.014モル)とを反応させて油状生成物(0.2g)を得、これを塩酸塩 (融点122-124℃)に転化した。
エチル]-ピロリジン塩酸塩 アルコール4(0.2g, 0.63ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩(
2.4g, 0.014モル)とを反応させて、油状生成物(0.27g)を得、これを塩酸塩(融点
210℃)に転化した。
ルコール5と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩から調製した。
アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(2.2g, 0.012モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.15
g, 0.65ミリモル)と、アルコール5(0.33g, 0.0011モル)のトルエン溶液を添加
した。反応混合物を激しく撹拌しながら還流下で5時間加熱した。ついで、反応
混合物を室温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムク
ロマトグラフィーにより精製した後、油状生成物(0.32g)を単離した。
ミン塩酸塩 アルコール5(0.25g, 0.84ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩
酸塩(2.7g, 0.019モル)とを反応させて油状生成物(0.22g)を得、これを塩酸塩 (融点151℃)に転化した。
ン塩酸塩 アルコール5(0.25g, 0.84ミリモル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリン塩酸塩
(3.47g, 0.019モル)とを反応させて油状生成物(0.3g)を得、これを塩酸塩 (融点178-183℃)に転化した。
ン塩酸塩 アルコール5(0.25g, 0.84ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジンモノ塩
酸塩(3.3g, 0.018モル)とを反応させて油状生成物(0.17g)を得、これを塩酸塩(
融点173℃)に転化した。
ン塩酸塩 アルコール5(0.25g, 0.84ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩
(3.1g, 0.019モル)とを反応させて油状生成物(0.2g)を得、これを塩酸塩に転化
した。
ルコール6と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩から調製した。
ル]-ジメチル-アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.8g, 0.011モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.15
g)と、アルコール6(0.25g, 0.8ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混合
物を激しく撹拌しながら還流下で5時間加熱した。ついで、反応混合物を室温に
冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフィ
ーにより精製した後、油状生成物(0.18g)を単離した。アミンの冷エタノール溶
液に濃塩酸を添加することにより、結晶生成物(融点209-214℃)を得た。
-ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール6(0.21g, 0.67ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩
酸塩(1.5g, 0.01モル)とを反応させて油状生成物(0.22g)を得、これを塩酸塩 (融点151-155℃)に転化した。
ル]-モルホリン塩酸塩 アルコール6(0.21g, 0.67ミリモル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリン塩酸塩
(1.9g, 0.01モル)とを反応させて油状生成物(0.15g)を得、これを塩酸塩(融点16
7-170℃)に転化した。
ル]-ピペリジン 塩酸塩 アルコール6(0.21g, 0.67ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジン モノ
塩酸塩(1.9g, 0.01モル)とを反応させて油状生成物(0.2g)を得、これを塩酸塩 (融点214-216℃)に転化した。
ル]-ピロリジン塩酸塩 アルコール6(0.21g, 0.67ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩
(1.8g, 0.01モル)とを反応させて油状生成物(0.17g)を得、これを塩酸塩(融点20
2-205℃)に転化した。
ルコール7と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩から調製した。
-ジメチル-アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.7g, 0.011モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.15
g)と、アルコール7(0.25g, 0.75ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混
合物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室温
に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフ
ィーにより精製した後、油状生成物(0.17g)を単離し、これを塩酸塩(融点199-20
0℃)に転化した。
ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール7(0.25g, 0.75ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩
酸塩(1.5g, 0.011モル)とを反応させて油状生成物(0.2g)を得、これを塩酸塩 (融点165-167℃)に転化した。
-モルホリン塩酸塩 アルコール7(0.2g, 0.61ミリモル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリン塩酸塩(
1.9g, 0.01モル)とを反応させて油状生成物(0.21g)を得、これを塩酸塩(融点190
℃)に転化した。
-ピペリジン塩酸塩 アルコール7(0.2g, 0.61ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジンモノ塩
酸塩(1.9g, 0.01モル)とを反応させて油状生成物(0.43g)を得、これを塩酸塩 (融点184-185℃)に転化した。
-ピロリジン塩酸塩 アルコール7(0.2g, 0.61ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩(
1.8g, 0.01モル)とを反応させて油状生成物(0.27g)を得、これを塩酸塩(融点238
℃)に転化した。
ルコール8と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩から調製した。
-ジメチル-アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.7g, 0.011モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.15
g)と、アルコール8(0.23g, 0.61ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混
合物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室温
に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフ
ィーにより精製した後、油状生成物(0.25g)を単離し、これを塩酸塩(融点170-17
6℃)に転化した。
ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール8(0.23g, 0.61ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩
酸塩(1.5g, 0.01モル)とを反応させて油状生成物(0.31g)を得、これを塩酸塩 (融点147-150℃)に転化した。
-モルホリン アルコール8(0.23g, 0.61ミリモル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリン塩酸塩
(2.2g, 0.012モル)とを反応させて油状生成物(0.11g)を得た。
-ピペリジン アルコール8(0.23g, 0.61ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジンモノ塩
酸塩(2.2g, 0.012モル)とを反応させて油状生成物(0.09g)を得た。
-ピペリジン アルコール8(0.23g, 0.61ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩
(2.2g, 0.012モル)とを反応させて油状生成物(0.17g)を得た。
ルコール9と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩から調製した。
シ)-プロピル]-ジメチル-アミン 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.1g, 0.007モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.15
g)と、アルコール9(0.18g, 0.5ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混合
物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室温に
冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフィ
ーにより精製した後、油状生成物(0.11g)を単離した。
ルメトキシ)-エチル]-アミン塩酸塩 アルコール9(0.18g, 0.5ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸
塩(1.g, 0.007モル)とを反応させて油状生成物を得、これを塩酸塩(0.1g)に転化
した。
キシ)-エチル]-モルホリン アルコール9(0.18g, 0.5ミリモル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリン塩酸塩(
1.3g, 0.007モル)とを反応させて油状生成物(0.20g)を得た。
キシ)-エチル]-ピペリジン塩酸塩 アルコール9(0.18g, 0.5ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジンモノ塩
酸塩(1.3g, 0.007モル)とを反応させて油状生成物(0.18g)を得、これを塩酸塩に
転化した。
キシ)-エチル]-ピロリジン塩酸塩 アルコール9(0.18g, 0.5ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジンモノ塩
酸塩(1.2g, 0.007モル)とを反応させて油状生成物(0.1g)を得、これを塩酸塩に
転化した。
ルコール10と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩とから調製した
。
-ジメチル-アミン 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.1g, 0.007モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.15
g)と、アルコール10(0.16g, 0.48ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混
合物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室温
に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフ
ィーにより精製した後、油状生成物(0.17g)を単離した。
ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール10(0.16g, 0.48ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩
酸塩(0.98g, 0.0068モル)とを反応させて油状生成物を得、これを塩酸塩(0.12g)
に転化した。
-ピペリジン塩酸塩 アルコール10(0.16g, 0.48ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジンモノ塩
酸塩(1.25g, 0.0067モル)とを反応させて油状生成物(0.11g)を得、これを塩酸塩
に転化した。
-ピロリジン アルコール10(0.16g, 0.48ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩
(1.15g, 0.0067モル)とを反応させて油状生成物(0.14g)を得た。
ルコール11と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩とから調製した
。
-ジメチル-アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.18g, 0.0074モル)の50%水酸
化ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.
15g)と、アルコール11(0.2g, 0.53ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混
合物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室温
に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフ
ィーにより精製した後、油状生成物(0.17g)を単離し、これを塩酸塩に転化した
。
ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール11(0.2g, 0.53ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸
塩(1.18g, 0.0074モル)とを反応させて油状生成物を得、これを塩酸塩(0.12g)に
転化した。
-ピペリジン塩酸塩 アルコール11(0.2g, 0.53ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジンモノ塩
酸塩(1.27g, 0.0074モル)とを反応させて油状生成物(0.15g)を得、これを塩酸塩
に転化した。
-ピロリジン アルコール11(0.2g, 0.53ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩(
1.37g, 0.0074モル)とを反応させて油状生成物(0.09g)を得た。
-ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール11(0.2g, 0.53ミリモル)と1-ジメチルアミノ-2-プロピルクロライ
ド塩酸塩(1.18g, 0.0074モル)とを反応させて油状生成物(0.12g)を得、これを塩
酸塩に転化した。
ルコール12と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩とから調製した
。
ピル]-ジメチル-アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.23g, 0.0077モル)の50%水酸
化ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.
15g)と、アルコール12(0.18g, 0.55ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応
混合物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室
温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラ
フィーにより精製した後、油状生成物(0.13g)を単離し、これを塩酸塩に転化し
た。
ル]-ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール12(0.18g, 0.55ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド 塩
酸塩(1.12g, 0.0077モル)とを反応させて油状生成物を得、これを塩酸塩(0.09g)
に転化した。
チル]-ピロリジン塩酸塩 アルコール12(0.18g, 0.55ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩
(1.32g, 0.0077モル)とを反応させて油状生成物(0.11g)を得た。
ルコール13と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩とから調製した
。
ピル]-ジメチル-アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.5g, 0.0095モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.15
g)と、アルコール13(0.2g, 0.68ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混合
物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室温に
冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフィ
ーにより精製した後、油状生成物を単離し、これを塩酸塩(0.075g)に転化した。
ル]-ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール13(0.2g, 0.68ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸
塩(1.4g, 0.0095モル)とを反応させて油状生成物を得、これを塩酸塩(0.08g)に
転化した。
チル]-モルホリン塩酸塩 アルコール13(0.2g, 0.68ミリモル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリン塩酸塩(
1.7g, 0.0095モル)とを反応させて油状生成物を得、これを塩酸塩(0.11g)に転化
した。
チル]-ピペリジン塩酸塩 アルコール13(0.2g, 0.68ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジンモノ塩
酸塩(1.7g, 0.0095モル)とを反応させて油状生成物を得、これを塩酸塩(0.045g)
に転化した。
チル]-ピロリジン塩酸塩 アルコール13(0.2g, 0.68ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩(
1.62g, 0.0095モル)とを反応させて油状生成物を得、これを塩酸塩(0.09g)に転
化した。
ルコール14と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩とから調製した
。
)-プロピル]-ジメチル-アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.22g, 0.0077モル)の50%水酸
化ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.
15g)と、アルコール14(0.19g, 0.55ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応
混合物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室
温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラ
フィーにより精製した後、油状生成物を単離し、これを塩酸塩(0.095g)に転化し
た。
)-エチル]-ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール14(0.19g, 0.55モル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸塩(
1.12g, 0.0077モル)とを反応させて油状生成物を得、これを塩酸塩(0.07g)に転
化した。
ム(IV)オキシド(ピリジル-ジクロメート、PDC、0.003モル)を添加した。反応混
合物を室温で3〜18時間撹拌した。反応混合物にジエチルエーテル(20ml)を添加
し、希釈された反応混合物をフロリジルカラム上で精製した。得られた生成物を
シリカゲルカラム上で、更に、精製した。
して、R1、R3、R4、R5、R6、R7、R8及びR9=CHOであり、R2、R3、R4及びXが表
2に示す意義を有するジベンゾアズレンを得た。
て、表2に示すアルデヒドと、対応するリンーイリドとから調製した。
メチルエステル トルエン(10ml)中のアルデヒド15(0.07g, 0.0024モル)の溶液に、イリドIII (メチル(トリフェニル)ホスホランイリドアセテート)(0.08g, 0.0024モル)を添
加した。反応混合物を還流下で4時間撹拌しついで反応混合物を室温に冷却し、
蒸発、乾固させついで酢酸エチルで抽出した。カラムクロマトグラフィーで精製
した後、結晶生成物(0.03g)を単離した。
チルエステル テトラヒドロフラン(20ml)中のアルデヒド16(0.15g, 0.48ミリモル)の溶液に
、イリドIII(0.24g, 0.72ミリモル)を添加した。反応混合物を還流下で4時間撹
拌しついで反応混合物を室温に冷却し、蒸発、乾固させついで酢酸エチルで抽出
した。カラムクロマトグラフィーで精製した後、結晶生成物(0.08g)を単離した
。
-2-オン トルエン(10ml)中のアルデヒド15(0.14g, 0.47ミリモル)の溶液に、イリドIV(
アセチルメチレントリフェニルホスホラン)(0.15g, 0.47ミリモル)を添加した。
反応混合物を還流下で4時間撹拌しついで反応混合物を室温に冷却し、蒸発、乾
固させついで酢酸エチルで抽出した。カラムクロマトグラフィーで精製した後、
結晶生成物(0.08g)を単離した。
-オン テトラヒドロフラン(10ml)中のアルデヒド16(0.15g, 0.48ミリモル)の溶液に
、イリドIV(0.15g, 0.47ミリモル)を添加した。反応混合物を還流下で4時間撹
拌しついで反応混合物を室温に冷却し、蒸発、乾固させついで酢酸エチルで抽出
した。カラムクロマトグラフィーで精製した後、結晶生成物(0.08g)を単離した
。
を、2M KOHを使用し(2〜5時間還流)そして反応混合物を濃HClで酸性化するこ
とにより行った。得られた結晶生成物(0.02g)をろ別し、水で洗浄した。
酸 実施例66で調製した酸のエタノール溶液(10ml)に、水で湿潤させた(50%) 5%Pd/C(5mg)を添加した。反応混合物を水素雰囲気中で、300kPaの圧力下、室
温で撹拌した。触媒をろ過氏、溶剤を蒸発させて、生成物を得、これをシリカゲ
ルカラム上でのクロマトグラフィーにより精製した。
る塩、溶媒和物及びプロドラッグ型、その調製方法及びその抗炎症性効果、特に
、 腫瘍壊死因子-α(tumor necrosis factor-α)(TNF-α)及びインターロイキン-1
(IL-1)の産生の抑制及びその鎮痛作用に関する。
置換されている1-チアジベンゾアズレンは文献に記載されている(Cagniant P. a
nd Kirsch G., C.R.Hebd. Sceances Acad.Sci., 1976,283:638-686)。しかしな
がら、我々の知識と入手される文献のデーターによれば、一般式Iの1-チアジベ
ンゾアズレン誘導体も、その可能な調製方法も、従来、文献には記載されていな
い。1-チアジベンゾアズレンが抗炎症性効果を有することも知られていない。
因子と定義された(Carswell E.A. et al. Proc. Natl. Acad. Soc. U.S.A. 1975
,72:36666-3670)。抗腫瘍活性の他に、TNF-αは生物のホメオスタシス並びに病
態生理学的状態において重要な他の生物学的活性を有する。TNF-αの主要な供給
源は、単球(monocyte)-マクロファージ、T-リンパ球及びマスト細胞(肥満細胞)
である。
であるという発見(Elliott M., et al., Lancet 1994, 344:1105-1110)により、
RAについて効力を示す可能性のある医薬としての新規なTNF-α抑制剤を見出すこ
とについての興味が増大した。慢性関節リウマチは、関節の不可逆性の病理学的
変化を特徴とする自己免疫性慢性炎症性疾患である。RAの他に、TNF-α拮抗薬は
脊椎炎、骨関節症、通風及び他の関節炎、敗血症、敗血病性ショック、毒物ショ
ック症候群、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、乾癬、糸状体腎炎、狼瘡、紅斑性
狼瘡(エリテマトーデス)、強皮症、喘息、悪液質(カヘキシー)、慢性閉鎖性肺
疾患(chronic obstructive lung disease)、充血性(congestive)心臓疾患、イン
スリン耐性(insulin resistance)、肺線維症、多発性硬化症、クローン病 (Chron’s disease)、潰瘍形成性(ulcerative)大腸炎、ウイルス感染及びAIDSの
ごとき種々の病理学的状態及び疾患にも適用し得る。
性化遺伝子を有するマウスにおける生体内試験によって得られた。かかる動物は
コラーゲン誘発関節炎(Mori L. et al.,J.Immunol,1996,157:3178-3182)及び内
毒素誘発ショック(Pfeffer K. et al., Cell 1993,73:457-467)に対して耐性で
あった。増大したTNF-α水準を有する動物における試験においては、慢性炎症性
多発関節炎が発生し(Georgopoulos S. et al., J.Inflamm. 1996,46:86-97;
Keffer J. et al., EMBO J. 1991,10: 4025-4031)、これはTNF-α産生の抑制剤
によって軽減された。かかる炎症及び病理学的状態の処置では、通常、重症の場
合、非ステロイド系抗炎症性医薬が適用されるが、金塩、D-ペニシリンアミン又
はメトトレキセートが投与される。かかる医薬は症候的に(symptomatically)作
用し、病理学的プロセスを停止させない。慢性関節リウマチの治療における新し
いアプローチは、テニダップ(tenidap)、レフルノマイド(leflunomide)、シクロ
スポリン(cyclosporine)、FK-506及びTNF-αの活性を中和する生体分子のごとき
医薬については確立されている。今日、エタナーセプト(etanercept)(Enbrel, I
mmunex/Wyeth)と命名されている可溶性TNFレセプターの融合蛋白質及びインフリ
キシマブ(infliximab)(Remicade, Centocor)と命名されているマウス及びヒトサ
イメリック(cimeric)モノクロナール抗体を市場で入手し得る。RAの治療の他に
、エタナーセプトとインフリキシマブはクローン病の処置においても立証されて
いる(Exp. Opin.Invest Drugs 2000, 9, 103)。
も重要である;その理由は、IL-1は細胞制御、免疫制御において及び炎症のご
とき病態生理学的状態において重要なサイトカインを代表するものであるからで
ある(Dinarello C.A. et al., Rev.Infect.Disease,1984,6:51)。IL-1の既知の
生物学的活性は下記のものである:T−細胞の活性化、上昇温度の誘発、プロス
タグランジン又はコラゲナーゼ分泌の促進、好中球の化学走性(chemotaxis)及び
血漿中の鉄分水準の低減((Dinarello C.A., J.Clinical Immunology, 1985, 5:
287)。IL-1が結合し得る2種のレセプター:IL-1RI及びIL-1RIIが知られてい
る。IL-1RIは信号を細胞内的に伝達し、これに対して、IL-1RIIは細胞表面に
存在して、信号を細胞内に伝達しない。IL-1RIIはIL-1とIL-1RIの両方に結合
するので、IL-1効果の負の制御体として作用し得る。信号伝達の制御の上記し
たごとき機構の他に、他の天然のIL-1レセプター拮抗物質(IL-1ra)が細胞中に
存在する。この蛋白質はIL-1RIと結合するが、なんらの信号も伝達しない。信
号伝達の抑制におけるその効力は大きくはなく、従って、信号伝達を破壊するた
めには、IL-1より500倍高い濃度で存在しなければならない。組換え体ヒトIL-
1ra(Amgen)が臨床的に試験されており(Bresnihan B. et al., Arthrit. Rheum.
1996,39:73)、得られた結果から、プラセボについて、RAに罹病している472人の
患者において症状が改善されたことが示されている。これらの結果は、IL-1の
産生が抑制されるRAのごとき病気の処置におけるIL-1活性の抑制の重要性を示
唆している。TNF-αとIL-1が相乗作用を示すために、ジベンゾアズレンはTNF-
αとIL-1の分泌の増大に関連する状態及び病気の処置に使用し得る。
ズレン化合物、その薬理学的に許容される塩、水和物、プロドラッグ型及びこれ
らを含有する医薬製剤は記載されていない。更に、本発明の主題である化合物は
抗炎症性物質として或いはTNF-αとIL-1の分泌の抑制剤又は鎮痛剤として文献
には記載されていない。
、R13は水素、C1-6アルキル、C1-6アルキルカルボニル、アリールカルボニル、C1-6 アルキルスルホニル又はアリールスルホニルを意味し、R1、R2、R3、R4、R5
、R6、R7、R8、R9は、他から独立して、水素、ハロゲン(弗素、塩素又は臭素);
又はC1-C7アルキル、アルケニル、アリール又はヘテロアリールであり得る置換
基を表すか、又は、種々の基:ハロメチル、ヒドロキシ、C1-C7アルコキシ又は
アリールオキシ、C1-C7アルキルチオ又はアリールチオ、C1-C7アルキルスルホニ
ル、シアノ、アミノ、モノ-及びジ-C1-C7置換アミン、カルボキシル基の誘導体(
C1-C7カルボン酸及びその無水物、C1-C7非置換、モノ-、ジ-置換アミド、C1-C7
アルキル又はアリールエステル)、カルボニル基のC1-C7誘導体(C1-C7アルキル又
はアリールカルボニル)を表すことができ、R10は下記の置換基:C2-C15アルキル
、C2-C15アルケニル、C2-C15アルキニル、アリール又はヘテロアリール、C1-C15 ハロアルキル、C1-C15ヒドロキシアルキル、C1-C15アルキルオキシ、C1-C15アル
キルチオ、C3-C15アルキルカルボニル、C2-C15アルキルカルボン酸、C2-C15アル
キルエステル、C1-C15アルキルスルホニル、C1-C15アルキルアリールスルホニル
、アリールスルホニル及び一般式 -(CH2)n-A で表されるC1-C15アルキルアミン(式中、nは1〜5を表し、メチレン基の1個又
はそれ以上は酸素又は硫黄原子で置換されていることができ、Aは、1、2又は
3個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和環を表すか、又は、 を表し、R11とR12は、他から独立して、水素、C1-C7アルキル、アルケニル、ア
ルキニル、アリール又はヘテロアリールを表すか又は1〜3個のヘテロ原子を有
するヘテロサイクルを表す)を表す]で表される1-チアジベンゾアズレン誘導体、
その薬理学的に許容される塩及び溶媒和物に関する。
れる。
水素との組合せ又は分岐鎖炭化水素と環式炭化水素との組合せであり得る基が誘
導され得る一価アルカン(炭化水素)を意味する。好ましい直鎖又は分岐鎖アルキ
ルとしてはメチル、エチル、プロピル、iso-プロピル、ブチル、sec-ブチル及び
t-ブチルが挙げられる。好ましいシクロアルキルとしてはシクロペンチル及びシ
クロヘキシルが挙げられる。アルキルは、シクロアルキルを含有するか又はこれ
によって中断されている直鎖又は分岐鎖アルキル基も表す。
化水素との組合せ又は分岐鎖炭化水素と環式炭化水素との組合せであって、少な
くとも1個の炭素−炭素二重結合を有する炭化水素基を意味する。特に、エテニ
ル、プロペニル、ブテニル及びシクロヘキセニルを意味する。“アルキル”の定
義で述べたごとく、アルケニルも直鎖、分岐鎖又は環式のものであることができ
、そして、アルケニル基の部分は二重結合を有することができかつアルケニル基
の部分は、置換アルケニル基が興味のあるものである場合には、置換されている
ことができる。アルケニルは、シクロアルケニル部分を含有するか又はシクロア
ルケニル部分で中断されている直鎖又は分岐鎖アルケニル基も表す。
個の三重炭素―炭素結合を含有する炭化水素基を意味する。特に、エチニル、プ
ロピニル及びブチニル基を意味する。
とき縮合環のごとき芳香族環を意味する。アリールは、少なくとも6個の炭素原
子を有する少なくとも1個の環、又は、2個の環であって、両者で10個の炭素原
子を有するかつ炭素原子の間に交互の二重(共鳴)結合を有する2個の環を含有し
ている(特にフェニル及びナフチル)。アリールは、更に、ハロゲン(弗素、塩素
及び沃素)、ヒドロキシ、C1-C7アルキル、C1-C7アルコキシ又はアリールオキシ
、C1-C7アルキルチオ又はアリールチオ、アルキルスルホニル、シアノ又はアミ
ノ基のごとき置換基の1個又はそれ以上で置換されていることができる。
有しそして炭素と窒素が基本構造式についての結合部位を表す単環又は二環芳香
族炭化水素を意味する。ヘテロアリールは、更に、ハロゲン又はCF3及びメチル
、エチル又はプロピルのごとき低級アルキルで置換されていることができる。ヘ
テロアリールは、1個又はそれ以上のヘテロ原子を有する芳香族基又は部分的に
芳香族基である基を意味する。この種の例はチオフェン、ピロール、イミダゾー
ル、ピリジン、オキサゾール、チアゾール、ピラゾール、テトラゾール、ピリミ
ジン、ピラジン及びトリアジンである。
これらの化合物は、一般式I(式中の全ての基及び記号は前記の意義を有する;即
ち、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9は前記の意義を有し、R10はエトキシ
カルボニルを表す)のチオフェンエステルから調製し得る(Cagniant P. and Kirs
ch G., C.R.Hebd. Sceances Acad.Sci.,1976,283;683-686)。更なる反応により
、これらのエステルはR10について定義したごとき他の置換基に転化し得る。こ
れらの反応として、エステルの対応するアルコール又はアルデヒドへの還元又は
エトキシカルボニル基についてのアルキル化及び他の求核反応が挙げられる(工
程図1)。
ーテル)中で、0〜36℃の温度で1〜5時間行われる。アルコールの単離と精製
は再結晶又はカラムクロマトグラフィーによって行い得る。
-アミノエーテルが得られる。
ルエン)中で、相間移動触媒(好ましくは、ベンジルトリエチルアンモニウムクロ
ライド、ベンジルトリエチルアンモニウムブロマイド、セチルトリメチルブロマ
イド)の存在下、相間移動触媒条件下で行われる。反応混合物を処理した後、得
られた生成物を再結晶又はシリカゲルカラム上でのクロマトグラフィーにより単
離する。
ジクロメート又はピリジニル クロロクロメートにより酸化することにより、一
般式I(式中のR10=CH0)のアルデヒドが得られる。この反応はジクロロメタン中
、室温で2〜5時間行われる。得られたアルデヒドを、フロリジル(florisil)又
はシリカゲルのカラムを通過させることにより精製する。
り、R10が飽和鎖を有する一般式Iの化合物が得られる。これらの反応は、通常、
活性炭上の5%Pdを使用して、6.7 x 104〜4.0 x 105 Paの水素圧下、エタノー
ル、酢酸エチル又は他の適当な溶剤中で行われる。ろ過し、溶剤の蒸発させるこ
とにより飽和生成物が得られ、これは再結晶又はシリカゲル上でのクロマトグラ
フィーにより所望の純度まで精製し得る。
化水素酸、リン酸、メタリン酸、硝酸及び硫酸)又は有機酸(酒石酸、酢酸、トリ
フルオロ酢酸、クエン酸、マレイン酸、乳酸、フマル酸、安息香酸、コハク酸、
メタンスルホン酸及びp-トルエンスルホン酸)との塩が挙げられる。
剰な分泌によって誘発される全ての病気及び状態の処置における本発明の化合物
の使用である。
製剤学的に許容される塩は、サイトカイン又は炎症媒介物質の過剰な、制御され
ていない産生によって誘発される病理学的状態又は病気の処置又は予防のための
医薬の製造に有用である。
方法によって決定し得る。
許容される担体及び溶剤を含有する医薬製剤に関する。
担体は固体又は液体の形であり得る。固体担体はラクトース、スクロース、タル
ク、ゲラチン、カンテン、ペクチン、ステアリン酸マグネシウム、脂肪酸等であ
り得る。液体担体はシロップ、オリーブ油、ヒマワリ種子油、ダイズ油のごとき
油、水等であり得る。同様に、グリセリル モノステアレート又はグリセリル ジ
ステアレートのごとき活性成分の持続性放出のための成分も含有し得る。種々の
形式の医薬組成物を調製し得る。固体担体を使用した場合には、これらの形式は
錠剤、固体ゼラチン状カプセル、粉末又はカプセル中の、経口的に投与し得る顆
粒を包含し得る。固体担体の量は変動し得るが、通常、25mg〜1gである。液体
担体を使用した場合には、製剤はシロップ、エマルジョン、軟質ゲラチンカプセ
ル、アンプルのごとき無菌注射液又は非水性液体懸濁液の形であり得る。
内に投与し得る。“非経口的に”は静脈内、筋肉内及び皮下投与を意味する。本
発明の化合物の対応する製剤は、サイトカイン又は炎症媒介物質、特に、TNF-α
の過剰な、制御されていない産生によって生じる種々の病気及び病理学的炎症状
態の予防及び処置に使用し得る。これらの病気としては慢性関節リウマチ、リウ
マチ状脊椎炎、骨関節炎及び他の関節炎性病理学的状態及び疾患、湿疹、乾癬並
びにUV照射(太陽光線及び同様のUV源)によって誘発される熱傷のごとき皮膚の他
の炎症状態、炎症性眼病、クローン病、潰瘍形成性大腸炎及び喘息が挙げられる
。
び生体内試験によって測定した。
F-αの水準を測定するため、3.5-5x104個の細胞を、マイクロ平底プレート (microtiter flat bottom plate)(96ウエル、Falcon)上で、10%の加熱不活性化
ヒトAB血清(Hrvatski zavod za transfuzijsku medicinu, Zagreb)、100単位/ml
のペニシリン、100mg/mlのストレプトマイシン及び20mMのHEPES(GIBCO)を補充し
たRPMI 1640培地中で、18〜24時間、200μlの全容積で培養した。細胞をCO2 5
%、水分90%の大気中で、37℃でインキュベートした。負の対照(NC)では細胞を
前記培地中だけで培養し、一方、正の対照(PC)ではTNF-αの分泌を1μg/mlのリ
ポ多糖(LPS、E.Coli 血清型0111:B4、SIGMA)を添加して促進しそしてTNF-αの分
泌に対する供試物質の影響を、LPSで促進させた細胞培養物に供試物質を添加し
た後に試験した(TS)。細胞上澄み液におけるTNF-αの水準を製造業者(R&D Syst
ems)の指示に従ってELISAによって測定した。試験感度(test sensitivity)は<
3pg/ml TNF-αであった。IL-1水準は、1x105細胞/ウエルと0.1 ng/mlのLPSを
使用したこと以外、TNF-αの測定について述べたと同様に行った。IL-1水準の
測定はELISA(R&D Systems)によって行った。TNF-α又はIL-1の産生の抑制率は
下記の式によって算定した: 抑制率=[1-(TS-NC)/(PC-NC)]*100 IC-50値は、TNF-αの産生の50%が抑制される物質の濃度として定義した。20
μM又はそれ以下の濃度でIC-50を示す物質は活性であると考えられる。
液(PBS)に溶解した300μgのジモザン(zimozane)(SIGMA)を0.1ml/マウスの全容量
で注射した。24時間後、研究室動物ウエルフェアー法(Laboratory Animals Welfare Act)に従って安楽死させた。腹腔を5mlの無菌塩水で洗浄した。得られ
た腹膜マクロファージを無菌塩水で2回洗浄しついで、最後の遠心分離 (800g)の後、RPMI 1640に再懸濁させた。TNF-αの水準を測定するため、 5x104/ウエル個の細胞を、マイクロ平底プレート(96ウエル、Falcon)上で、10
%の加熱不活性化ウシ胎児血清(FCS)、100単位/mlのペニシリン、100mg/mlのス
トレプトマイシン、20mMのHEPES及び50μMの2-βメルカプトエタノール(全て、G
IBCO)を補充したRPMI 1640培地中で、18〜24時間、200μlの全容積で培養した。
細胞をCO2 5%、水分90%の大気中で、37℃でインキュベートした。負の対照(N
C)では細胞を前記培地中だけで培養し、一方、正の対照(PC)ではTNF-αの分泌を
1μg/mlのリポ多糖(LPS、E.Coli 血清型0111:B4、SIGMA)を添加して促進しそし
てTNF-αの分泌に対する供試物質の影響を、LPSで促進させた細胞に供試物質を
添加した後に試験した(TS)。細胞上澄み液におけるTNF-αの水準を製造業者(R&
D Systems, Biosource)の指示に従ってELISAによって測定した。IL-1水準の測
定は、1x105細胞/ウエルと0.1 ng/mlのLPSを使用したこと以外、TNF-αの測定
について述べたと同様に行った。IL-1水準の測定はELISA(R&D Systems)によっ
て行った。TNF-α又はIL-1の産生の抑制率は下記の式によって算定した: 抑制率=[1-(TS-NC)/(PC-NC)]*100 IC-50値は、TNF-αの産生の50%が抑制される物質の濃度として定義した。20
μM又はそれ以下の濃度でIC-50を示す物質は活性であると考えられる。
mac.and Env.Therap. 1996,279:1453-1461)に記載の方法に従って誘発させた。
試験においては、6〜10匹の動物の群からなる、8〜12週令の雄BALB/cマウスを
使用した。動物に溶剤だけ(負及び正の対照)又は物質の溶液を経口投与し、30分
後、25μg/マウスの投与量で、LPS(E.Coli 血清型0111:B4、SIGMA)を腹腔内投
与した。2時間後、動物をロウムパン(Roumpun)(Bayer)及びケタネスト(Park-Da
vis)の腹腔内注射により安楽死させた。各々の動物からの血液試料を“バクタア
ナー”(“vacutaner”)チューブ(Becton Dickinson)中に捕集し、血漿を製造業
者の指示に従って分離した。血漿中のTNF-αの水準を製造業者によって規定され
た方法に従ってELISA(Biosource,R&D Systems)により測定した。試験感度は<
3pg/ml TNF-αであった。IL-1水準の測定はELISA(R&D Systems)によって行っ
た。TNF-α又はIL-1の産生の抑制率は下記の式によって算定した: 抑制率=[1-(TS-NC)/(PC-NC)]*100 10mg/kgの投与量で30%又はそれ以上のTNF-α産生の抑制率を示す化合物は活
性であると考えられる 鎮痛活性についての苦痛試験(Writhing test) この試験においては、マウスの腹腔内に刺激薬、通常、酢酸を注射することに
より苦痛(pain)を誘発させた。動物に特徴的な苦痛(writhing)が生じた;この試
験の名称はこのことに由来している (Collier H.O.J.et.al., Pharmac. Chemoth
er. , 1968,32;295-301;Fukawa K.et.al., J.Pharmacol. Meth., 1980, 4:251-
259;Schweizer A. et.al., Agents Actions,1988,23:29-31)。この試験は化合
物の鎮痛活性を測定するのに適している。方法:対照群では、メチルセルロース
を経口投与してから30分後に0.6%の濃度の酢酸を腹腔内投与し、これに対し、
試験群では、メチルセルロース中の標準物質(アセチルサリチル酸)又は供試物質
を経口投与してから30分後に0.6%の酢酸(容量0.1ml/10g)を腹腔内投与した。マ
ウスを、別々に、ガラスろ斗の下に置き、各々のマウスの苦痛の数を20分間記録
した。苦痛の抑制率を下記の式に従って算定した: 抑制率=(対照群における苦痛の数の平均値−試験群における苦痛の数)/ 対照群における苦痛の数*100 アセチルサリチル酸と同一の又はこれより良好な鎮痛活性を示す化合物は活性
であると考えられる。
ルセッサンス(Serratie marcessans)から単離されたLPS(Sigma, L-6136)を無菌
塩水で希釈した。最初のLPS注射を4μg/マウスの投与量で皮内投与した。18〜2
4時間後、第2回目のLPSを200μg/マウスの投与量で静脈内投与した。対照群に
は、2回のLPS注射を上記した方法で投与した。試験群には、各々のLPS投与を行
う30分前に、供試化合物を経口投与した。24時間後の生存を観察した。
えられる。
を示した。しかしながら、これらの結果は本発明の化合物の生物学的活性を例示
するものであり、本発明を限定するものではない。
ものではない。
テルのエーテル溶液(2ミリモル/15mlの無水エーテル)を滴下した。反応混合物
を室温で4時間攪拌した。ついで、全てのエステルが反応中に消費されたとき (反応の経過は薄層クロマトグラフィーにより追跡した)、ジエチルエーテルと水
を添加することにより過剰のLiAlH4を分解した。得られた白色沈殿をろ別し、無
水Na2SO4上で乾燥した後、ろ液を減圧下で蒸発させた。粗生成物をカラムクロマ
トグラフィーにより精製した。
ジクロロメタン溶液に、水素化ジイソブチルアルミニウム(5ミリモル)を添加し
た。反応混合物を0℃で30分間撹拌しついで室温で2時間撹拌した。反応混合物
にメタノールと酒石酸カリウム-ナトリウムを添加し、得られた生成物をジエチ
ルエーテルで抽出した。カラムクロマトグラフィーにより純粋な生成物を単離し
た。
R5、R7、R8及びR9=Hであり、R2、R3、R4、R6、R7、R13及びXが表1に例示され
る意義を有するものである、式Iによって表されるジベンゾアズレンアルコール
を調製した。
ルコール1と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩から調製した。
ピル]-アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(2.2g, 0.014モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.1g
, 0.44ミリモル)と、アルコール1(0.28g, 0.001モル)のトルエン溶液を添加し
た。反応混合物を激しく撹拌しながら還流下で、4時間加熱した。ついで、反応
混合物を室温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムク
ロマトグラフィーにより精製した後、油状生成物(0.25g)を単離した。アミンの
冷エタノール溶液に濃塩酸を添加することにより、結晶生成物(融点162-165℃)
を得た。
ル]-アミン塩酸塩 アルコール1(0.45g, 0.0015モル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸
塩(3.05g, 0.021モル)とを反応させて油状生成物(0.3g)を得、これを塩酸塩 (融点203℃)に転化した。
ホリン塩酸塩 アルコール1(0.45g, 0.0015モル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリンモノ塩酸
塩(3.9g, 0.021モル)とを反応させて油状生成物(0.34g)を得、これを塩酸塩 (融点164℃)に転化した。
リジン塩酸塩 アルコール1(0.45g, 0.0015モル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジン塩酸塩(3
.86g, 0.021モル)とを反応させて油状生成物(0.48g)を得、これを塩酸塩(融点17
9℃)に転化した。
リジン塩酸塩 アルコール1(0.45g, 0.0015モル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩(3
.6g, 0.021モル)とを反応させて油状生成物(0.41g)を得、これを塩酸塩(融点203
-205℃)に転化した。
ルコール2と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩とから調製した
。
ピル]-ジメチル-アミン 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(2.37g, 0.015モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.25
g)と、アルコール2(0.2g, 0.64ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混合
物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室温に
冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフィ
ーにより精製した後、油状生成物(0.11g)を単離した。
ル]-ジメチル-アミン アルコール2(0.2g, 0.64ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸
塩(2.6g, 0.015モル)とを反応させて油状生成物(0.15g)を得た。
チル]-モルホリン アルコール2(0.2g, 0.64ミリモル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリン塩酸塩(
2.8g, 0.015モル)とを反応させて油状生成物(0.19g)を得た。
チル]-ピペリジン アルコール2(0.2g, 0.64ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジンモノ塩
酸塩(2.76g, 0.015モル)とを反応させて油状生成物(0.13g)を得た。
チル]-ピロリジン アルコール2(0.2g, 0.64ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩(
2.55g, 0.015モル)とを反応させて、油状生成物(0.15g)を得た。
ルコール3と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩から調製した。
ピル]-ジメチル-アミン 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(2.2g, 0.014モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.25
g)と、アルコール3(0.19g, 0.6ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混合
物を激しく撹拌しながら、還流下で5時間加熱した。ついで、反応混合物を室温
に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフ
ィーにより精製した後、油状生成物(0.18g)を単離した。
ル]-ジメチル-アミン アルコール3(0.19g, 0.6ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸
塩(2.01g, 0.014モル)とを反応させて油状生成物(0.2g)を得た。
チル]-モルホリン アルコール3(0.19g, 0.6ミリモル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリン塩酸塩(
2.8g, 0.015モル)とを反応させて油状生成物(0.3g)を得た。
チル]-ピペリジン アルコール3(0.19g, 0.6ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジン塩酸塩(
2.76g, 0.015モル)とを反応させて油状生成物(0.21g)を得た。
チル]-ピロリジン アルコール3(0.19g, 0.6ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩(
2.55g, 0.015モル)とを反応させて油状生成物(0.25g)を得た。
ルコール4と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩から調製した。
ロピル]-ジメチル-アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(2.2g, 0.014モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.15
g)と、アルコール4(0.2g, 0.63ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混合
物を激しく撹拌しながら還流下で4時間加熱した。ついで、反応混合物を室温に
冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフィ
ーにより精製した後、油状生成物(0.14g)を単離した。
チル]-ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール4(0.2g, 0.63ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸
塩(2.01g, 0.014モル)とを反応させて油状生成物(0.24g)を得、これを塩酸塩(融
点178-179℃)に転化した。
エチル]-モルホリン塩酸塩 アルコール4(0.2g, 0.63ミリモル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリン塩酸塩(
2.6g, 0.014モル)とを反応させて油状生成物(0.25g)を得、これを塩酸塩(融点20
7-208℃)に転化した。
エチル]-ピペリジン塩酸塩 アルコール4(0.2g, 0.63ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジンモノ塩
酸塩(2.6g, 0.014モル)とを反応させて油状生成物(0.2g)を得、これを塩酸塩 (融点12-124℃)に転化した。
エチル]-ピロリジン塩酸塩 アルコール4(0.2g, 0.63ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩(
2.4g, 0.014モル)とを反応させて、油状生成物(0.27g)を得、これを塩酸塩(融点
210℃)に転化した。
ルコール5と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩から調製した。
アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(2.2g, 0.012モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.15
g, 0.65ミリモル)と、アルコール5(0.33g, 0.0011モル)のトルエン溶液を添加
した。反応混合物を激しく撹拌しながら還流下で5時間加熱した。ついで、反応
混合物を室温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムク
ロマトグラフィーにより精製した後、油状生成物(0.32g)を単離した。
ミン塩酸塩 アルコール5(0.25g, 0.84ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩
酸塩(2.7g, 0.019モル)とを反応させて油状生成物(0.22g)を得、これを塩酸塩 (融点151℃)に転化した。
ン塩酸塩 アルコール5(0.25g, 0.84ミリモル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリン塩酸塩
(3.47g, 0.019モル)とを反応させて油状生成物(0.3g)を得、これを塩酸塩 (融点178-183℃)に転化した。
ン塩酸塩 アルコール5(0.25g, 0.84ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジンモノ塩
酸塩(3.3g, 0.018モル)とを反応させて油状生成物(0.17g)を得、これを塩酸塩(
融点173℃)に転化した。
ン塩酸塩 アルコール5(0.25g, 0.84ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩
(3.1g, 0.019モル)とを反応させて油状生成物(0.2g)を得、これを塩酸塩に転化
した。
ルコール6と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩から調製した。
ル]-ジメチル-アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.8g, 0.011モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.15
g)と、アルコール6(0.25g, 0.8ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混合
物を激しく撹拌しながら還流下で5時間加熱した。ついで、反応混合物を室温に
冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフィ
ーにより精製した後、油状生成物(0.18g)を単離した。アミンの冷エタノール溶
液に濃塩酸を添加することにより、結晶生成物(融点209-214℃)を得た。
-ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール6(0.21g, 0.67ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩
酸塩(1.5g, 0.01モル)とを反応させて油状生成物(0.22g)を得、これを塩酸塩 (融点151-155℃)に転化した。
ル]-モルホリン塩酸塩 アルコール6(0.21g, 0.67ミリモル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリン塩酸塩
(1.9g, 0.01モル)とを反応させて油状生成物(0.15g)を得、これを塩酸塩(融点16
7-170℃)に転化した。
ル]-ピペリジン 塩酸塩 アルコール6(0.21g, 0.67ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジン モノ
塩酸塩(1.9g, 0.01モル)とを反応させて油状生成物(0.2g)を得、これを塩酸塩 (融点214-216℃)に転化した。
ル]-ピロリジン塩酸塩 アルコール6(0.21g, 0.67ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩
(1.8g, 0.01モル)とを反応させて油状生成物(0.17g)を得、これを塩酸塩(融点20
2-205℃)に転化した。
ルコール7と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩から調製した。
-ジメチル-アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.7g, 0.011モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.15
g)と、アルコール7(0.25g, 0.75ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混
合物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室温
に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフ
ィーにより精製した後、油状生成物(0.17g)を単離し、これを塩酸塩(融点199-20
0℃)に転化した。
ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール7(0.25g, 0.75ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩
酸塩(1.5g, 0.011モル)とを反応させて油状生成物(0.2g)を得、これを塩酸塩 (融点165-167℃)に転化した。
-モルホリン塩酸塩 アルコール7(0.2g, 0.61ミリモル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリン塩酸塩(
1.9g, 0.01モル)とを反応させて油状生成物(0.21g)を得、これを塩酸塩(融点190
℃)に転化した。
-ピペリジン塩酸塩 アルコール7(0.2g, 0.61ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジンモノ塩
酸塩(1.9g, 0.01モル)とを反応させて油状生成物(0.43g)を得、これを塩酸塩 (融点184-185℃)に転化した。
-ピロリジン塩酸塩 アルコール7(0.2g, 0.61ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩(
1.8g, 0.01モル)とを反応させて油状生成物(0.27g)を得、これを塩酸塩(融点238
℃)に転化した。
ルコール8と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩から調製した。実施例36 [3-(11-ブロモ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-プロピル]
-ジメチル-アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.7g, 0.011モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.15
g)と、アルコール8(0.23g, 0.61ミリモル)のトルエン溶液を添加した。
を室温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマト
グラフィーにより精製した後、油状生成物(0.25g)を単離し、これを塩酸塩(融点
170-176℃)に転化した。
ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール8(0.23g, 0.61ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩
酸塩(1.5g, 0.01モル)とを反応させて油状生成物(0.31g)を得、これを塩酸塩 (融点147-150℃)に転化した。
-モルホリン アルコール8(0.23g, 0.61ミリモル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリン塩酸塩
(2.2g, 0.012モル)とを反応させて油状生成物(0.11g)を得た。
-ピペリジン アルコール8(0.23g, 0.61ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジンモノ塩
酸塩(2.2g, 0.012モル)とを反応させて油状生成物(0.09g)を得た。
-ピペリジン アルコール8(0.23g, 0.61ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩
(2.2g, 0.012モル)とを反応させて油状生成物(0.17g)を得た。
ルコール9と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩から調製した。
シ)-プロピル]-ジメチル-アミン 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.1g, 0.007モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.15
g)と、アルコール9(0.18g, 0.5ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混合
物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室温に
冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフィ
ーにより精製した後、油状生成物(0.11g)を単離した。
ルメトキシ)-エチル]-アミン塩酸塩 アルコール9(0.18g, 0.5ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸
塩(1.g, 0.007モル)とを反応させて油状生成物を得、これを塩酸塩(0.1g)に転化
した。
キシ)-エチル]-モルホリン アルコール9(0.18g, 0.5ミリモル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリン塩酸塩(
1.3g, 0.007モル)とを反応させて油状生成物(0.20g)を得た。
キシ)-エチル]-ピペリジン塩酸塩 アルコール9(0.18g, 0.5ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジンモノ塩
酸塩(1.3g, 0.007モル)とを反応させて油状生成物(0.18g)を得、これを塩酸塩に
転化した。
キシ)-エチル]-ピロリジン塩酸塩 アルコール9(0.18g, 0.5ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジンモノ塩
酸塩(1.2g, 0.007モル)とを反応させて油状生成物(0.1g)を得、これを塩酸塩に
転化した。
ルコール10と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩とから調製した
。
-ジメチル-アミン 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.1g, 0.007モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.15
g)と、アルコール10(0.16g, 0.48ミリモル)のトルエン溶液を添加した。 反応混合物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物
を室温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマト
グラフィーにより精製した後、油状生成物(0.17g)を単離した。
ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール10(0.16g, 0.48ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩
酸塩(0.98g, 0.0068モル)とを反応させて油状生成物を得、これを塩酸塩(0.12g)
に転化した。
-ピペリジン塩酸塩 アルコール10(0.16g, 0.48ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジンモノ塩
酸塩(1.25g, 0.0067モル)とを反応させて油状生成物(0.11g)を得、これを塩酸塩
に転化した。
-ピロリジン アルコール10(0.16g, 0.48ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩
(1.15g, 0.0067モル)とを反応させて油状生成物(0.14g)を得た。
ルコール11と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩とから調製した
。
-ジメチル-アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.18g, 0.0074モル)の50%水酸
化ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.
15g)と、アルコール11(0.2g, 0.53ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混
合物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室温
に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフ
ィーにより精製した後、油状生成物(0.17g)を単離し、これを塩酸塩に転化した
。
ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール11(0.2g, 0.53ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸
塩(1.18g, 0.0074モル)とを反応させて油状生成物を得、これを塩酸塩(0.12g)に
転化した。
-ピペリジン塩酸塩 アルコール11(0.2g, 0.53ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジンモノ塩
酸塩(1.27g, 0.0074モル)とを反応させて油状生成物(0.15g)を得、これを塩酸塩
に転化した。
-ピロリジン アルコール11(0.2g, 0.53ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩(
1.37g, 0.0074モル)とを反応させて油状生成物(0.09g)を得た。
-ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール11(0.2g, 0.53ミリモル)と1-ジメチルアミノ-2-プロピルクロライ
ド塩酸塩(1.18g, 0.0074モル)とを反応させて油状生成物(0.12g)を得、これを塩
酸塩に転化した。
ルコール12と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩とから調製した
。
ピル]-ジメチル-アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.23g, 0.0077モル)の50%水酸
化ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.
15g)と、アルコール12(0.18g, 0.55ミリモル)のトルエン溶液を添加した。 反応混合物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物
を室温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマト
グラフィーにより精製した後、油状生成物(0.13g)を単離し、これを塩酸塩に転
化した。
ル]-ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール12(0.18g, 0.55ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド 塩
酸塩(1.12g, 0.0077モル)とを反応させて油状生成物を得、これを塩酸塩(0.09g)
に転化した。
チル]-ピロリジン塩酸塩 アルコール12(0.18g, 0.55ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩
(1.32g, 0.0077モル)とを反応させて油状生成物(0.11g)を得た。
ルコール13と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩とから調製した
。
ピル]-ジメチル-アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.5g, 0.0095モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.15
g)と、アルコール13(0.2g, 0.68ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混合
物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室温に
冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフィ
ーにより精製した後、油状生成物を単離し、これを塩酸塩(0.075g)に転化した。
ル]-ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール13(0.2g, 0.68ミリモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸
塩(1.4g, 0.0095モル)とを反応させて油状生成物を得、これを塩酸塩(0.08g)に
転化した。
チル]-モルホリン塩酸塩 アルコール13(0.2g, 0.68ミリモル)と4-(2-クロロエチル)-モルホリン塩酸塩(
1.7g, 0.0095モル)とを反応させて油状生成物を得、これを塩酸塩(0.11g)に転化
した。
チル]-ピペリジン塩酸塩 アルコール13(0.2g, 0.68ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピペリジンモノ塩
酸塩(1.7g, 0.0095モル)とを反応させて油状生成物を得、これを塩酸塩(0.045g)
に転化した。
チル]-ピロリジン塩酸塩 アルコール13(0.2g, 0.68ミリモル)と1-(2-クロロエチル)-ピロリジン塩酸塩(
1.62g, 0.0095モル)とを反応させて油状生成物を得、これを塩酸塩(0.09g)に転
化した。
ルコール14と、対応するクロロアルキルジアルキルアミン塩酸塩とから調製した
。
)-プロピル]-ジメチル-アミン塩酸塩 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.22g, 0.0077モル)の50%水酸
化ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.
15g)と、アルコール14(0.19g, 0.55ミリモル)のトルエン溶液を添加した。 反応混合物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物
を室温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマト
グラフィーにより精製した後、油状生成物を単離し、これを塩酸塩(0.095g)に転
化した。
)-エチル]-ジメチル-アミン塩酸塩 アルコール14(0.19g, 0.55モル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸塩(
1.12g, 0.0077モル)とを反応させて油状生成物を得、これを塩酸塩(0.07g)に転
化した。
ピルアミン 3-クロロプロピルアミン塩酸塩(1.03g, 7.96ミリモル)の50%水酸化ナトリウ
ム(10ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.3g)と、ア
ルコール3(0.25g, 0.79ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混合物を激
しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室温に冷却し
、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフィーによ
り精製した後、油状生成物を単離した。
ル)と3-クロロプロピルアミン塩酸塩(1.4g, 0.011モル)とを反応させることによ
り調製した;油状生成物が得られた。
2-イルメトキシ)-プロピル]-アミン 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.3g, 0.0082モル)の50%水酸化
ナトリウム(6ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.18
g, 0.79ミリモル)と、アルコール20(0.2g, 0.58ミリモル)のトルエン溶液を添加
した。反応混合物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応
混合物を室温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムク
ロマトグラフィーにより精製した後、油状生成物(0.11g)を単離した。
2-イルメトキシ)-エチル]-アミン この化合物は、実施例67に記載の方法に従ってアルコール20(0.2g, 0.58ミリ
モル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸塩(1.2g, 8.2ミリモル)とを反応
させることにより調製した;油状生成物(0.13g)が得られた。
シ)-プロピル]-アミン 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.4g, 8.8ミリモル)の50%水酸
化ナトリウム(7ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0
.2g, 0.88ミリモル)と、アルコール21(0.25g, 0.63ミリモル)のトルエン溶液を
添加した。反応混合物を激しく撹拌しながら還流下で4時間加熱した。ついで、
反応混合物を室温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラ
ムクロマトグラフィーにより精製した後、油状生成物を単離した。
シ)-エチル]-アミン この化合物は、実施例69に記載の方法に従ってアルコール21(0.25g, 0.63ミリ
モル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸塩(1.2g, 8.8ミリモル)とを反応
させることにより調製した;油状生成物(0.2g)が得られた。
シ)-プロピル]-アミン 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.4g, 8.8ミリモル)の50%水酸
化ナトリウム(10ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0
.2g, 0.88ミリモル)と、アルコール22(0.25g, 0.63ミリモル)のトルエン溶液を
添加した。反応混合物を激しく撹拌しながら還流下で4時間加熱した。ついで、
反応混合物を室温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラ
ムクロマトグラフィーにより精製した後、油状生成物(0.21g)を単離した。
シ)-エチル]-アミン この化合物は、実施例71に記載の方法に従ってアルコール22(0.25g, 0.63ミリ
モル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸塩(1.3g, 8.8ミリモル)とを反応
させることにより調製した;油状生成物(0.2g)が得られた。
ルメトキシ)-プロピル]-アミン 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(0.75g, 4.17ミリモル)の50%水
酸化ナトリウム(10ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド
(0.1g, 0.44ミリモル)と、アルコール23(0.2g, 0.64ミリモル)のトルエン溶液を
添加した。反応混合物を激しく撹拌しながら還流下で4時間加熱した。ついで、
反応混合物を室温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラ
ムクロマトグラフィーにより精製した後、油状生成物(0.075g)を単離した。
ルメトキシ)-エチル]-アミン この化合物は、実施例73に記載の方法に従ってアルコール23(0.2g, 0.64ミリ
モル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸塩(0.75g, 5.15ミリモル)とを反
応させることにより調製した;油状生成物(0.063g)が得られた。
-エチル)-ピペリジン この化合物は、実施例73に記載の方法に従ってアルコール23(0.2g, 0.64ミリ
モル)と1-(2-クロロエチル)ピペリジン塩酸塩(0.75g, 4.1ミリモル)とを反応さ
せることにより調製した;油状生成物(0.04g)が得られた。◎ MS(m/z):421(MH+)
-エチル)-ピロリジン この化合物は、実施例73に記載の方法に従ってアルコール23(0.2g, 0.64ミリ
モル)と1-(2-クロロエチル)ピロリジン塩酸塩(0.75g, 4.4ミリモル)とを反応さ
せることにより調製した;油状生成物(0.050g)が得られた。◎ MS(m/z):408(MH+)
ロピルアミン この化合物は、実施例73に記載の方法に従ってアルコール23(0.2g, 0.64ミリ
モル)と3-クロロプロパミン塩酸塩(0.75g, 5.7ミリモル)とを反応させることに
より調製した;油状生成物(0.04g)が得られた。 MS(m/z):368.2(MH+)
シ)-プロピル]-アミン 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(0.48g, 3.0ミリモル)の50%水酸
化ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0
.2g, 0.88ミリモル)と、アルコール24(0.1g, 0.3ミリモル)のトルエン溶液を添
加した。反応混合物を激しく撹拌しながら還流下で4時間加熱した。ついで、反
応混合物を室温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラム
クロマトグラフィーにより精製した後、油状生成物(0.09g)を単離した。
シ)エチル]-アミン この化合物は、実施例78に記載の方法に従ってアルコール24(0.15g, 0.63ミリ
モル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸塩(0.65g, 4.5ミリモル)とを反
応させることにより調製した;油状生成物(0.08g)が得られた。
ミン この化合物は、実施例27に記載の方法に従ってアルコール24(0.15g, 0.45ミリ
モル)と3-クロロプロピルアミン塩酸塩(0.59g, 4.5ミリモル)とを反応させるこ
とにより調製した;油状生成物(0.1g)が得られた。 MS(m/z):388.1(MH+)
キシ)プロピル]-アミン 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.41g, 8.9ミリモル)の50%水酸
化ナトリウム(7ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0
.2g, 0.88ミリモル)と、アルコール27(0.2g, 0.64ミリモル)のトルエン溶液を添
加した。反応混合物を激しく撹拌しながら還流下で4時間加熱した。ついで、反
応混合物を室温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラム
クロマトグラフィーにより精製した後、油状生成物(0.097g)を単離した。
キシ)エチル]-アミン この化合物は、実施例81に記載の方法に従ってアルコール27(0.2g, 0.64ミリ
モル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸塩(1.28g, 8.9ミリモル)とを反
応させることにより調製した;油状生成物(0.085g)が得られた。
ン-8-イル]-フェニル-メタノン この化合物は、実施例81に記載の方法に従ってアルコール25(0.15g, 0.39ミリ
モル)と3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(0.62g, 3.9ミリモル)とを
反応させることにより調製した;油状生成物(0.03g)が得られた。
-8-イル]-フェニル-メタノン この化合物は、実施例81に記載の方法に従ってアルコール25(0.15g, 0.39ミリ
モル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸塩(0.56g, 3.9ミリモル)とを反
応させることにより調製した;油状生成物(0.04g)が得られた。
プロピル]-アミン この化合物は、実施例81に記載の方法に従ってアルコール26(0.03g, 0.107ミ
リモル)と3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(0.17g, 1.07ミリモル)と
を反応させることにより調製した;油状生成物(0.03g)が得られた。
エチル]-アミン この化合物は、実施例81に記載の方法に従ってアルコール26(0.04g, 0.143ミ
リモル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸塩(0.29g, 2.0ミリモル)とを
反応させることにより調製した;油状生成物(0.04g)が得られた。
ロピルアミン塩酸塩 この化合物は、実施例81に記載の方法に従ってアルコール4(0.25g, 0.84ミリ
モル)と3-クロロプロピルアミン塩酸塩(1.53g, 0.012ミリモル)とを反応させる
ことにより調製した;油状生成物が得られ、これを塩酸塩(0.05g)に転化させた
。
モル)と3-クロロプロピルアミン塩酸塩(1.54g, 0.012ミリモル)とを反応させる
ことにより調製した;油状生成物(0.14g)が得られた。
ルオキシ]-プロピル}-アミン 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(0.65g, 0.0041モル)の50%水酸
化ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0
.15g)と、アルコール15(0.09g, 0.29ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応
混合物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室
温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラ
フィーにより精製した後、油状生成物(0.05g)を単離した。
ルオキシ]-エチル}-アミン この化合物は、実施例89に記載の方法に従ってアルコール15(0.09g, 0.29ミリ
モル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸塩(0.58g, 0.004モル)とを反応
させることにより調製した;油状生成物(0.025g)が得られた。
キシ]-プロピル}-アミン 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(0.90g, 0.0052モル)の50%水酸
化ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0
.15g)と、アルコール16(0.12g, 0.37ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応
混合物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室
温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラ
フィーにより精製した後、油状生成物(0.035g)を単離した。
キシ]-エチル}-アミン この化合物は、実施例91に記載の方法に従ってアルコール16(0.21g, 0.63ミリ
モル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸塩(1.27g, 0.009モル)とを反応
させることにより調製した;油状生成物(0.13g)が得られた。
ル}-アミン 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.14g, 0.0072モル)の50%水酸
化ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0
.15g)と、アルコール17(0.2g, 0.72ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応
混合物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室
温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラ
フィーにより精製した後、油状生成物(0.20g)を単離した。
-アミン この化合物は、実施例93に記載の方法に従ってアルコール17(0.20g, 0.72ミリ
モル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸塩(1.03g, 0.007モル)とを反応
させることにより調製した;油状生成物(0.19g)が得られた。
シ]-プロピル}-アミン 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(0.34g, 0.0022モル)の50%水酸
化ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0
.15g)と、アルコール18(0.05g, 0.15ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応
混合物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室
温に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラ
フィーにより精製した後、油状生成物(0.012g)を単離した。 MS(m/z)(ES+):408.2(MH+)
シ]-エチル}-アミン この化合物は、実施例95に記載の方法に従ってアルコール18(0.11g, 0.34ミリ
モル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸塩(0.64g, 0.004モル)とを反応
させることにより調製した;油状生成物(0.018g)が得られた。 MS(m/z)(ES+):392.4(MH+)
ルメトキシ)-プロピル]-アミン 3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(1.2g, 0.0054モル)の50%水酸化
ナトリウム(5ml)中の溶液に、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド(0.1
5g)と、アルコール19(0.20g, 0.54ミリモル)のトルエン溶液を添加した。反応混
合物を激しく撹拌しながら還流下で3時間加熱した。ついで、反応混合物を室温
に冷却し、水で稀釈しついでジクロロメタンで抽出した。カラムクロマトグラフ
ィーにより精製した後、油状生成物(0.15g)を単離した。
ルメトキシ)-エチル]-アミン この化合物は、実施例97に記載の方法に従ってアルコール19(0.20g, 0.54ミリ
モル)と2-ジメチルアミノエチルクロライド塩酸塩(1.10g, 0.008モル)とを反応
させることにより調製した;油状生成物(0.15g)が得られた。
キシ)-プロピル]-アミン 構造式I(X=O、R1=R3=R4=R5=R6=R7=R8=R9=H、R2=Cl、R10= CH20CH2CH2CH2N(CH3)2)の化合物のメタノール溶液(50mlのメタノール中に、上
記化合物 1.79g, 4.48ミリモル)に、酢酸ナトリウム3水和物(3.05g, 0.022モル
)と沃素(1.2g, 4.7ミリモル)を添加した。反応混合物を500Wランプを使用するこ
とにより光線に暴露しかつ室温で5時間撹拌した。全ての反応剤が反応した後(
反応の経過は薄層クロマトグラフィーで追跡した)、反応混合物にチオ硫酸ナト
リウムを添加し、溶剤を蒸発させた。残渣を酢酸エチルで抽出した。カラム上で
精製した後、1.2gの油状生成物が単離された。
キシ)-エチル]-アミン 構造式I(X=O、R1=R3=R4=R5=R6=R7=R8=R9=H、R2=Cl、R10= CH20CH2CH2N(CH3)2)の化合物のメタノール溶液(30mlのメタノール中に、上記化
合物 0.47g, 1.22ミリモル)に、酢酸ナトリウム3水和物(0.83g, 6.1ミリモル)
と沃素(0.32g, 1.28ミリモル)を添加した。反応混合物を500Wランプを使用する
ことにより光線に暴露しかつ室温で5時間撹拌した。全ての反応剤が反応した後
(反応の経過は薄層クロマトグラフィーで追跡した)、反応混合物にチオ硫酸ナト
リウムを添加し、溶剤を蒸発させた。残渣を酢酸エチルで抽出した。カラム上で
精製した後、0.29gの油状生成物が単離された。
ピル]-アミン 構造式I(X=O、R1=R2=R3=R4=R5=R6=R7=R8=R9=H、R10= CH20CH2CH2CH2N(CH3)2)の化合物のメタノール溶液(10mlのメタノール中に、上
記化合物 1.18g, 0.49ミリモル)に、酢酸ナトリウム3水和物(0.33g, 2.46ミリ
モル)と沃素(0.13g, 0.52ミリモル)を添加した。反応混合物を500Wランプを使用
することにより光線に暴露しかつ室温で5時間撹拌した。全ての反応剤が反応し
た後(反応の経過は薄層クロマトグラフィーで追跡した)、反応混合物にチオ硫酸
ナトリウムを添加し、溶剤を蒸発させた。残渣を酢酸エチルで抽出した。カラム
上で精製した後、0.1gの油状生成物が単離された。
アミン 構造式I(X=S、R1=R2=R3=R4=R5=R6=R7=R8=R9=H、R10= CH20CH2CH2CH2N(CH3)2)の化合物のメタノール溶液(10mlのメタノール中に、上
記化合物0.14g, 0.37ミリモル)に、酢酸ナトリウム3水和物(0.25g, 1.83ミリモ
ル)と沃素(0.1g, 0.39ミリモル)を添加した。反応混合物を500Wランプを使用す
ることにより光線に暴露しかつ室温で5時間撹拌した。全ての反応剤が反応した
後(反応の経過は薄層クロマトグラフィーで追跡した)、反応混合物にチオ硫酸ナ
トリウムを添加し、溶剤を蒸発させた。残渣を酢酸エチルで抽出した。カラム上
で精製した後、0.09gの油状生成物が単離された。
下で3時間加熱した。全ての反応剤が反応した後(反応の経過は薄層クロマトグ
ラフィーで追跡した)、反応混合物に水(10ml)を添加し、生成物を酢酸エチルで
抽出した。粗生成物をカラム上でのクロマトグラフィーにより精製した。0.5gの
油状生成物が単離された。 1 H NMR(ppm,CDCl3):4.80(s,2H);7.27-7.65(m,9H)
エタノール中に、上記化合物0.5g, 1.4ミリモル)に、シアン化ナトリウム (0.105g, 2.1ミリモル)を添加し、反応混合物を還流下で8時間加熱した。全て
の反応剤が反応した後(反応の経過は薄層クロマトグラフィーで追跡した)、溶剤
を蒸発させ、無水残渣をジエチルエーテル/水系で抽出した。0.4gの油状生成物
が単離された。
R10=CH2CN)の化合物(0.4g, 1.31ミリモル)を滴下した。反応混合物を室温で4
時間撹拌した。全ての量のエステルが反応した後(反応の経過は薄層クロマトグ
ラフィーで追跡した)、ジエチルエーテルと水を添加することにより過剰のLiAH4 を分解した。得られた白色沈殿をろ別し,無水Na2SO4上で乾燥した後、ろ液を減
圧下で蒸発させた。粗生成物をカラム上でのクロマトグラフィーにより精製した
。0.025gの油状生成物が単離された。 MS m/z(ES+):293.2(M-NH2);310.2(MH+)
ム(IV)オキシド(ピリジル-ジクロメート、PDC、0.003モル)を添加した。反応混
合物を室温で3〜18時間撹拌した。反応混合物にジエチルエーテル(20ml)を添加
し、希釈された反応混合物をフロリジルカラム上で精製した。得られた生成物を
シリカゲルカラム上で、更に、精製した。
及び5)から出発して、R1、R3、R4、R5、R6、R7、R8及びR9=Hであり、R10=CH
Oであり、R2、R3、R4及びXが表2に示す意義を有するジベンゾアズレンを得た
。
従って、表2に示すアルデヒドと、対応するリンーイリドとから調製した。
メチルエステル トルエン(10ml)中のアルデヒド28(0.07g, 0.0024モル)の溶液に、イリドIII
(メチル(トリフェニル)ホスホランイリドアセテート)(0.08g, 0.0024モル)を添
加した。反応混合物を還流下で4時間撹拌しついで反応混合物を室温に冷却し、
蒸発、乾固させついで酢酸エチルで抽出した。カラムクロマトグラフィーで精製
した後、結晶生成物(0.03g)を単離した。
チルエステル テトラヒドロフラン(20ml)中のアルデヒド29(0.15g, 0.48ミリモル)の溶液に
、イリドIII(0.24g, 0.72ミリモル)を添加した。反応混合物を還流下で4時間撹
拌しついで反応混合物を室温に冷却し、蒸発、乾固させついで酢酸エチルで抽出
した。カラムクロマトグラフィーで精製した後、結晶生成物(0.08g)を単離した
。
-2-オン トルエン(10ml)中のアルデヒド28(0.14g, 0.47ミリモル)の溶液に、イリドIV(
アセチルメチレントリフェニルホスホラン)(0.15g, 0.47ミリモル)を添加した。
反応混合物を還流下で4時間撹拌しついで反応混合物を室温に冷却し、蒸発、乾
固させついで酢酸エチルで抽出した。カラムクロマトグラフィーで精製した後、
結晶生成物(0.08g)を単離した。
-オン テトラヒドロフラン(10ml)中のアルデヒド29(0.15g, 0.48ミリモル)の溶液に
、イリドIV(0.15g, 0.47ミリモル)を添加した。反応混合物を還流下で4時間撹
拌しついで反応混合物を室温に冷却し、蒸発、乾固させついで酢酸エチルで抽出
した。カラムクロマトグラフィーで精製した後、結晶生成物(0.08g)を単離した
。
解を、2M KOHを使用し(2〜5時間還流)そして反応混合物を濃HClで酸性化する
ことにより行った。得られた結晶生成物(0.02g)をろ別し、水で洗浄した。
酸 実施例107で調製した酸のエタノール溶液(10ml)に、水で湿潤させた(50%) 5%Pd/C(5mg)を添加した。反応混合物を水素雰囲気中で、300kPaの圧力下、室
温で撹拌した。触媒をろ過し、溶剤を蒸発させて、生成物を得、これをシリカゲ
ルカラム上でのクロマトグラフィーにより精製した。
リフェニルホスホランイリデン)アセテート(0.72g, 2.16ミリモル)を添加した。
反応混合物を還流下で4時間撹拌しついで室温に冷却し、蒸発、乾固させついで
酢酸エチルで抽出した。カラムクロマトグラフィーで精製した後、結晶生成物(0
.90g)を単離した。
た。反応混合物を還流下で4時間撹拌しついで室温に冷却し、蒸発、乾固させつ
いで酢酸エチルで抽出した。カラムクロマトグラフィーで精製した後、結晶生成
物(0.25g)を単離した。
Claims (24)
- 【請求項1】 式I [式中、XはCH2、O又はSのごときヘテロ原子、S(=O)、S(=O)2又はNR13を表し
、R13は水素、C1-6アルキル、C1-6アルキルカルボニル、アリールカルボニル、C1-6 アルキルスルホニル又はアリールスルホニルを意味し、R1、R2、R3、R4、R5
、R6、R7、R8、R9は、他から独立して、水素、ハロゲン(弗素、塩素又は臭素);
又はC1-C7アルキル、アルケニル、アリール又はヘテロアリールであり得る置換
基を表すか、又は、種々の基:ハロメチル、ヒドロキシ、C1-C7アルコキシ又は
アリールオキシ、C1-C7アルキルチオ又はアリールチオ、C1-C7アルキルスルホニ
ル、シアノ、アミノ、モノ-及びジ-C1-C7置換アミン、カルボキシル基の誘導体(
C1-C7カルボン酸及びその無水物、C1-C7非置換、モノ-、ジ-置換アミド、C1-C7
アルキル又はアリールエステル)、カルボニル基のC1-C7誘導体(C1-C7アルキル又
はアリールカルボニル)を表すことができ、R10は下記の置換基:C2-C15アルキル
、C2-C15アルケニル、C2-C15アルキニル、アリール又はヘテロアリール、C1-C15 ハロアルキル、C1-C15ヒドロキシアルキル、C1-C15アルキルオキシ、C1-C15アル
キルチオ、C3-C15アルキルカルボニル、C2-C15アルキルカルボン酸、C2-C15アル
キルエステル、C1-C15アルキルスルホニル、C1-C15アルキルアリールスルホニル
、アリールスルホニル及び一般式 -(CH2)n-A で表されるC1-C15アルキルアミン(式中、nは1〜5を表し、メチレン基の1個又
はそれ以上は酸素又は硫黄原子で置換されていることができ、Aは、1、2又は
3個のヘテロ原子を有する5員又は6員の飽和又は不飽和環を表すか、又は、 を表し、R11とR12は、他から独立して、水素、C1-C7アルキル、アルケニル、ア
ルキニル、アリール又はヘテロアリールを表すか又は1〜3個のヘテロ原子を有
するヘテロサイクルを表す)を表す]で表されるジベンゾアズレン誘導体、その薬
理学的に許容される塩及び溶媒和物。 - 【請求項2】 Xが-S-又は-O-を表す、請求項1に記載の化合物及び塩。
- 【請求項3】 R10が-CH2O(CH2)n-Aを表す、請求項2に記載の化合物及び塩
。 - 【請求項4】 Aがモルホリン-4-イルを表す、請求項3に記載の化合物及び
塩。 - 【請求項5】 Aがピペリジン-1-イルを表す、請求項3に記載の化合物及び
塩。 - 【請求項6】 Aがピロリジン-1-イルを表す、請求項3に記載の化合物及び
塩。 - 【請求項7】 Aが を表す、請求項3に記載の化合物及び塩。
- 【請求項8】 R11とR12が、同時に、-CH3又は-CH2CH3を表す、請求項7に記
載の化合物及び塩。 - 【請求項9】 R10が-CH2OHを表す、請求項2に記載の化合物及び塩。
- 【請求項10】 R10が-CHOを表す、請求項2に記載の化合物及び塩。
- 【請求項11】 R10が-CH=CH(CH2)nCOOR13(式中、nは0〜12であることがで
き、R13は前記の意義を有する)を表す、請求項2に記載の化合物及び塩。 - 【請求項12】 R10が-(CH2)nCOOR13(式中、nは0〜13であることができ、R1 3 は前記の意義を有する)を表す、請求項2に記載の化合物及び塩。
- 【請求項13】 nが0であり、R13は-H又は-CH3である、請求項11に記載の
化合物及び塩。 - 【請求項14】 R2がF、Cl、Br又は-CH3である、請求項2〜9に記載の化合
物及び塩。 - 【請求項15】 R3がF、Cl、Br、-CF3又は-CH3である、請求項2〜9に記載
の化合物及び塩。 - 【請求項16】 R4がF、Cl又は-CH3である、請求項2〜9に記載の化合物及
び塩。 - 【請求項17】 式(i)(式中の全ての基及び記号は前記で定義した意義を有す
る)のエステルの水素化物還元を、適当な非極性溶剤(好ましくは脂肪族エーテル
)中で、0〜60℃の温度で1〜15時間行い、ついで、かく得られるアルコール化
合物の単離と精製を再結晶又はカラムクロマトグラフィーにより行うことを特徴
とする、式(ii)(式中の全ての基及び記号は請求項9で定義した意義を有する)で
表されるジベンゾアズレン誘導体の製造方法。 - 【請求項18】 一般式I(式中の全ての基及び記号は請求項9で定義した意義
を有する)のアルコールをピリジニル-ジクロメート又はピリジニル-クロロクロ
メートを使用して酸化すること;ジクロロメタンで行われるこの反応を室温で1
〜2時間行いついでかく得られるアルデヒド化合物の単離と精製をカラムクロマ
トグラフィーにより行うことを特徴とする、式(iii)(式中の全ての基及び記号は
請求項10で定義した意義を有する)で表されるジベンゾアズレン誘導体の製造方
法。 - 【請求項19】 式(ii)(式中の全ての基及び記号は請求項9で定義した意義
を有する)のアルコールと、式II Cl-(CH2)n-A II (記号n及びAは前記の意義を有する)の化合物とを反応させること;この反応を2
0〜100℃の温度で、1〜24時間、2相アルカリ性媒体(好ましくは、50%NaOH-ト
ルエン)中で、相間移動触媒(好ましくは、ベンジルトリエチルアンモニウムクロ
ライド、ベンジルトリエチルアンモニウムブロマイド、セチルトリメチルブロマ
イド)の存在下、相間移動触媒条件下で行い、ついで、反応混合物を処理した後
、得られた生成物を再結晶又はシリカゲルカラム上でのクロマトグラフィーによ
り単離することを特徴とする、一般式I(式中の全ての基及び記号は、請求項3で
定義した意義を有する)の化合物の製造方法。 - 【請求項20】 一般式(iii)(式中の全ての基及び記号は請求項10で定義した
意義を有する)のアルデヒドと、式III Ph3P+CH-(CH2)nCOOCH3 III のトリフェエニルリン試薬とを反応させること;この反応を適当な無水溶剤中で
、溶剤の沸点温度で、1〜24時間行い、ついで、反応混合物を処理した後、得ら
れたエステルを再結晶又はシリカゲルカラム上でのクロマトグラフィーにより単
離し、精製し、ついで、20%KOH中で3時間還流させることにより加水分解しつ
いで生成物をHClで酸性化し、ろ過することにより単離することを特徴とする、
式I(式中の全ての基及び記号は、請求項11で定義した意義を有する)の化合物の
製造方法。 - 【請求項21】 一般式I(式中の全ての基及び記号は、請求項10で定義した意
義を有する)のアルデヒドと、式IV Ph3P+CH-(CH2)nCOCH3 IV のトリフェエニルリン試薬とを反応させること;この反応を適当な無水溶剤中で
、溶剤の沸点温度で、1〜24時間行い、反応混合物を処理した後、得られたメチ
ルケトンを再結晶又はシリカゲルカラム上でのクロマトグラフィーにより単離し
、精製することを特徴とする、式I(式中の全ての基及び記号は、請求項1で定義
した意義を有する)の化合物の製造方法。 - 【請求項22】 請求項11で定義したごときアルケン化合物(全ての基及び記
号は、請求項11で定義した意義を有する)を、活性炭上のパラジウム、ロジウム
又は白金(IV)酸化物であり得る触媒の存在下、適当な有機溶剤中で、100kPa〜30
0kPaの水素圧下で、2〜6時間、接触還元にかけついで生成物をシリカゲルカラ
ム上でのクロマトグラフィーにより精製することを特徴とする、一般式I (式中の全ての基及び記号は、請求項11で定義した意義を有する)の化合物の製
造方法。 - 【請求項23】 化合物: ジメチル-[3-(8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-プ
ロピル]-アミン塩酸塩、 ジメチル-[2-(8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エ
チル]-アミン塩酸塩、 4-[2-(8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチル]-モ
ルホリン塩酸塩、 1-[2-(8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチル]-ピ
ペリジン塩酸塩、 1-[2-(8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチル]-ピ
ロリジン塩酸塩、 [3-(9-クロロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-プ
ロピル]-ジメチル-アミン、 [2-(9-クロロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エ
チル]-ジメチル-アミン、 4-[2-(9-クロロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-
エチル]-モルホリン、 1-[2-(9-クロロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-
エチル]-ピペリジン、 1-[2-(9-クロロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-
エチル]-ピロリジン、 [3-(11-クロロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-プ
ロピル]-ジメチル-アミン、 [2-(11-クロロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エ
チル]-ジメチル-アミン、 4-[2-(11-クロロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-
エチル]-モルホリン、 1-[2-(11-クロロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-
エチル]-ピペリジン、 1-[2-(11-クロロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-
エチル]-ピロリジン、 [3-(11-フルオロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-
プロピル]-ジメチル-アミン塩酸塩、 [2-(11-フルオロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-
エチル]-ジメチル-アミン塩酸塩、 4-[2-(11-フルオロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキ
シ)-エチル]-モルホリン塩酸塩、 1-[2-(11-フルオロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキ
シ)-エチル]-ピペリジン塩酸塩、 1-[2-(11-フルオロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキ
シ)-エチル]-ピロリジン塩酸塩、 [3-(1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-プロピル]-ジメチ
ルアミン塩酸塩、 [2-(1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチル]-ジメチル
アミン塩酸塩、 4-[2-(1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチル]-モルホ
リン塩酸塩、 1-[2-(1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチル]-ピペリ
ジン塩酸塩、 1-[2-(1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチル]-ピロリ
ジン塩酸塩、 [3-(11-フルオロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-プロ
ピル]-ジメチル-アミン塩酸塩、 [2-(11-フルオロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチ
ル]-ジメチル-アミン塩酸塩、 4-[2-(11-フルオロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エ
チル]-モルホリン塩酸塩、 1-[2-(11-フルオロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エ
チル]-ピペリジン塩酸塩、 1-[2-(11-フルオロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エ
チル]-ピロリジン塩酸塩、 [3-(11-クロロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-プロピ
ル]-ジメチル-アミン塩酸塩、 [2-(11-クロロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチル]
-ジメチル-アミン塩酸塩、 4-[2-(11-クロロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチ
ル]-モルホリン塩酸塩、 1-[2-(11-クロロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチ
ル]-ピペリジン塩酸塩、 1-[2-(11-クロロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチ
ル]-ピロリジン塩酸塩、 [3-(11-ブロモ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-プロピ
ル]-ジメチル-アミン塩酸塩、 [2-(11-ブロモ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチル]
-ジメチル-アミン塩酸塩、 4-[2-(11-ブロモ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチ
ル]-モルホリン、 1-[2-(11-ブロモ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチ
ル]-ピペリジン、 1-[2-(11-ブロモ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチ
ル]-ピロリジン、 [3-(10-トリフルオロメチル-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメト
キシ)-プロピル]-ジメチル-アミン、 ジメチル-[2-(10-トリフルオロメチル-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-
イルメトキシ)-エチル]-アミン塩酸塩、 4-[2-(10-トリフルオロメチル-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメ
トキシ)-エチル]-モルホリン、 1-[2-(10-トリフルオロメチル-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメ
トキシ)-エチル]-ピペリジン塩酸塩、 1-[2-(10-トリフルオロメチル-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメ
トキシ)-エチル]-ピロリジン塩酸塩、 [3-(10-クロロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-プロピ
ル]-ジメチル-アミン、 [2-(10-クロロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチル]
-ジメチル-アミン塩酸塩、 1-[2-(10-クロロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチ
ル]-ピペリジン塩酸塩、 1-[2-(10-クロロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチ
ル]-ピロリジン、 [3-(10-ブロモ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-プロピ
ル]-ジメチル-アミン塩酸塩、 [2-(10-ブロモ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチル]
-ジメチル-アミン塩酸塩、 1-[2-(10-ブロモ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチ
ル]-ピペリジン塩酸塩、 1-[2-(10-ブロモ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エチ
ル]-ピロリジン、 [2-(10-ブロモ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-プロピ
ル]-ジメチル-アミン塩酸塩、 [3-(9,11-ジメチル-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-プ
ロピル]-ジメチル-アミン塩酸塩、 [2-(9,11-ジメチル-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エ
チル]-ジメチル-アミン塩酸塩、 1-[2-(9,11-ジメチル-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-
エチル]-ピロリジン塩酸塩、 [3-(10,11-ジクロロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-プ
ロピル]-ジメチル-アミン塩酸塩、 [2-(10,11-ジクロロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-エ
チル]-ジメチル-アミン塩酸塩、 4-[2-(10,11-ジクロロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-
エチル]-モルホリン塩酸塩、 1-[2-(10,11-ジクロロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-
エチル]-ピペリジン塩酸塩、 1-[2-(10,11-ジクロロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキシ)-
エチル]-ピロリジン塩酸塩、 [3-(9-クロロ-11-フルオロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキ
シ)-プロピル]-ジメチル-アミン塩酸塩、 [2-(9-クロロ-11-フルオロ-1,8-ジチア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イルメトキ
シ)-エチル]-ジメチル-アミン塩酸塩、 3-(11-フルオロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イル)-アクリル
酸 メチルエステル、 3-(11-クロロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イル)-アクリル酸
メチルエステル、 4-(11-フルオロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イル)-ブト-3-エ
ン-2-オン、 4-(11-クロロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イル)-ブト-3-エン
-2-オン、 3-(11-フルオロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イル)-アクリル
酸、 3-(11-フルオロ-8-オキサ-1-チア-ジベンゾ[e,h]アズレン-2-イル)-プロピオ
ン酸。 - 【請求項24】 適当な医薬製剤を無毒性の投与量で経口、非経口又は局部投
与することのできる、サイトカイン又は炎症媒介物質の過剰の、制御されていな
い産生によって誘発される病理学的状態又は病気の処置又は予防における、サイ
トカイン又は炎症媒介物質の産生の抑制剤としての、請求項1〜16に記載の化
合物の使用。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
HR20000310A | 2000-05-17 | ||
HR20000310A HRP20000310A2 (en) | 2000-05-17 | 2000-05-17 | New dibenzoazulene compounds as tumor necrosis factor inhibitors |
PCT/HR2001/000027 WO2001087890A1 (en) | 2000-05-17 | 2001-05-16 | Thienodibenzoazulene compounds as tumor necrosis factor inhibitors |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003533528A true JP2003533528A (ja) | 2003-11-11 |
Family
ID=10947110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001584284A Pending JP2003533528A (ja) | 2000-05-17 | 2001-05-16 | 腫瘍壊死因子抑制剤としてのチエノベンゾアズレン化合物 |
Country Status (37)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6897211B2 (ja) |
EP (1) | EP1284977B1 (ja) |
JP (1) | JP2003533528A (ja) |
KR (1) | KR100823064B1 (ja) |
CN (1) | CN1194976C (ja) |
AR (1) | AR030562A1 (ja) |
AT (1) | ATE434619T1 (ja) |
AU (2) | AU2001256560B2 (ja) |
BG (1) | BG65967B1 (ja) |
BR (1) | BR0111202A (ja) |
CA (1) | CA2409090C (ja) |
CR (1) | CR6860A (ja) |
CY (1) | CY1109328T1 (ja) |
CZ (1) | CZ301770B6 (ja) |
DE (1) | DE60139070D1 (ja) |
DK (1) | DK1284977T3 (ja) |
DZ (1) | DZ3357A1 (ja) |
EA (1) | EA006069B1 (ja) |
EE (1) | EE200200636A (ja) |
ES (1) | ES2328335T3 (ja) |
GE (1) | GEP20043304B (ja) |
HK (1) | HK1056719A1 (ja) |
HR (1) | HRP20000310A2 (ja) |
HU (1) | HUP0302295A3 (ja) |
IL (1) | IL152809A0 (ja) |
IS (1) | IS6621A (ja) |
MA (1) | MA27125A1 (ja) |
MX (1) | MXPA02011269A (ja) |
NO (1) | NO20025510L (ja) |
NZ (1) | NZ522553A (ja) |
PL (1) | PL204849B1 (ja) |
PT (1) | PT1284977E (ja) |
RS (1) | RS50893B (ja) |
SI (1) | SI1284977T1 (ja) |
SK (1) | SK17702002A3 (ja) |
WO (1) | WO2001087890A1 (ja) |
ZA (1) | ZA200209180B (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008523032A (ja) * | 2004-12-07 | 2008-07-03 | ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ | 置換された四環式テトラヒドロフラン、ピロリジンおよびテトラヒドロチオフェン誘導体 |
WO2008096755A1 (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-14 | Nippon Suisan Kaisha, Ltd. | バニロイド受容体(vr1)阻害剤及びその用途 |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
HRP20020303B8 (en) | 2002-04-10 | 2009-03-31 | GlaxoSmithKline istra�iva�ki centar Zagreb d.o.o. | Benzonaphthoazulenes as inhibitors of tumour necrosis factor production and intermediates for the preparation thereof |
HRP20020305A8 (en) | 2002-04-10 | 2009-03-31 | GlaxoSmithKline istra�iva�ki centar Zagreb d.o.o. | 2-thia-dibenzoazulenes as inhibitors of tumour necrosis factor production and intermediates for the preparation thereof |
HRP20020304B1 (en) * | 2002-04-10 | 2008-04-30 | GlaxoSmithKline istra�iva�ki centar Zagreb d.o.o. | 1-oxa-3-aza-dibenzoazulenes as inhibitors of tumor necrosis factor production and intermediates for the production thereof |
HRP20020440B1 (en) * | 2002-05-21 | 2008-02-29 | GlaxoSmithKline istra�iva�ki centar Zagreb d.o.o. | 1-aza-dibenzoazulenes as inhibitors of tumor necrosis factor production and intermediates for the preparation thereof |
HRP20020441A2 (en) * | 2002-05-21 | 2003-12-31 | Pliva D D | 1-oxa-dibenzoazulen as inhibitor of production of tumor necrosis factors and intermediate for preparation thereof |
HRP20020452A2 (en) | 2002-05-23 | 2004-02-29 | Pliva D D | 1,2-diaza-dibenzoazulen as inhibitor of production of tumor necrosis factors and intermediates for preparation thereof |
HRP20020453A2 (en) | 2002-05-23 | 2003-12-31 | Pliva D D | 1,3-diaza-dibenzoazulen as inhibitor of production of tumor necrosis factors and intermediate for preparation thereof |
HRP20020451A2 (en) * | 2002-05-23 | 2003-12-31 | Pliva D D | 1-tia-3-aza-dibenzoazulen as inhibitor of production of tumor necrosis factors and intermediates for preparation thereof |
HRP20030160A2 (en) * | 2003-03-06 | 2005-04-30 | Pliva-Istra�iva�ki institut d.o.o. | 1-thiadibenzoazulene derivatives and biological action thereof |
HRP20030324A2 (en) | 2003-04-24 | 2005-02-28 | Pliva-Istra�iva�ki institut d.o.o. | Compounds of antiinflammatory effect |
WO2005047274A1 (en) * | 2003-11-12 | 2005-05-26 | Dr. Reddy's Laboratories, Inc. | Preparation of escitalopram |
HRP20030954A2 (en) * | 2003-11-21 | 2005-08-31 | Pliva D.D. | USE OF 1-AZA-DIBENZO[e,h]AZULENES FOR THE MANUFACTURENT AND PREVENTION OF CENTRAL NERVOUS SYSTEM DISEASES AND DISORDERS |
HRP20030955A2 (en) * | 2003-11-21 | 2005-08-31 | Pliva-Istra�iva�ki institut d.o.o. | USE OF 1-OXADIBENZO[e,h]AZULENES FOR THE MANUFACTURE OF PHARMACEUTICAL FORMULATIONS FOR THE TREATMENT AND PREVENTION OF CENTRAL NERVOUS SYSTEM DISEASES AND DISORDERS |
HRP20040104A2 (en) * | 2004-01-30 | 2005-10-31 | Pliva-Istra�iva�ki institut d.o.o. | Use of benzonaphthoazulenes for the manufacture of pharmaceutical formulations for the treatment and prevention of central nervous system diseases and disorders |
CA2585711A1 (en) | 2004-10-27 | 2006-05-04 | Glaxosmithkline Istrazivacki Centar Zagreb D.O.O. | Conjugates with anti-inflammatory activity |
JP2008532927A (ja) * | 2005-01-13 | 2008-08-21 | グラクソスミスクライン・イストラジヴァッキ・センタル・ザグレブ・ドルズバ・ゼー・オメイェノ・オドゴヴォルノスティオ | 抗炎症マクロライド接合体 |
DK2026651T3 (da) | 2006-03-08 | 2013-07-08 | Cortria Corp | Kombinationsterapi med ikke-selektive COX-inhibitorer til forebyggelse af COX-relaterede maveskader |
WO2008094275A1 (en) | 2007-01-30 | 2008-08-07 | New York University | Peptides for treatment of conditions associated with nitric oxide |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3781294A (en) * | 1971-03-31 | 1973-12-25 | Pfizer | Certain dibenzo(b,f)thiepin(4,5-d) imidazoles |
JPS53116385A (en) * | 1977-03-19 | 1978-10-11 | Hokuriku Pharmaceutical | Pyrazin derivative and method for its production |
US4198421A (en) * | 1978-11-30 | 1980-04-15 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Antiinflammatory 2-substituted-dibenzo[2,3:6,7]oxepino[4,5-d]imidazoles |
WO1999000335A1 (en) * | 1997-06-25 | 1999-01-07 | Weston Medical Limited | Flame control |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
PT892793E (pt) * | 1996-04-12 | 2003-08-29 | Janssen Pharmaceutica Nv | Derivados 2-cianoiminoimidazolo inibidores da pde iv |
EP0887339A1 (de) * | 1997-06-27 | 1998-12-30 | Roche Diagnostics GmbH | Neue Azulenderivate und diese enthaltende Arzneimittel |
-
2000
- 2000-05-17 HR HR20000310A patent/HRP20000310A2/hr not_active Application Discontinuation
-
2001
- 2001-05-16 PT PT01929882T patent/PT1284977E/pt unknown
- 2001-05-16 EP EP01929882A patent/EP1284977B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-05-16 SI SI200130930T patent/SI1284977T1/sl unknown
- 2001-05-16 IL IL15280901A patent/IL152809A0/xx unknown
- 2001-05-16 EE EEP200200636A patent/EE200200636A/xx unknown
- 2001-05-16 AU AU2001256560A patent/AU2001256560B2/en not_active Ceased
- 2001-05-16 ES ES01929882T patent/ES2328335T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2001-05-16 SK SK1770-2002A patent/SK17702002A3/sk unknown
- 2001-05-16 PL PL365054A patent/PL204849B1/pl not_active IP Right Cessation
- 2001-05-16 DZ DZ013357A patent/DZ3357A1/fr active
- 2001-05-16 MX MXPA02011269A patent/MXPA02011269A/es active IP Right Grant
- 2001-05-16 DE DE60139070T patent/DE60139070D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-05-16 AT AT01929882T patent/ATE434619T1/de not_active IP Right Cessation
- 2001-05-16 WO PCT/HR2001/000027 patent/WO2001087890A1/en active IP Right Grant
- 2001-05-16 GE GE5019A patent/GEP20043304B/en unknown
- 2001-05-16 AU AU5656001A patent/AU5656001A/xx active Pending
- 2001-05-16 RS YUP-841/02A patent/RS50893B/sr unknown
- 2001-05-16 JP JP2001584284A patent/JP2003533528A/ja active Pending
- 2001-05-16 HU HU0302295A patent/HUP0302295A3/hu unknown
- 2001-05-16 EA EA200201223A patent/EA006069B1/ru not_active IP Right Cessation
- 2001-05-16 KR KR1020027015567A patent/KR100823064B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2001-05-16 DK DK01929882T patent/DK1284977T3/da active
- 2001-05-16 CZ CZ20024090A patent/CZ301770B6/cs not_active IP Right Cessation
- 2001-05-16 CN CNB018115896A patent/CN1194976C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2001-05-16 NZ NZ522553A patent/NZ522553A/en unknown
- 2001-05-16 CA CA2409090A patent/CA2409090C/en not_active Expired - Fee Related
- 2001-05-16 BR BR0111202-3A patent/BR0111202A/pt not_active Application Discontinuation
- 2001-05-17 AR ARP010102339A patent/AR030562A1/es active IP Right Grant
-
2002
- 2002-11-11 MA MA26901A patent/MA27125A1/fr unknown
- 2002-11-12 ZA ZA200209180A patent/ZA200209180B/en unknown
- 2002-11-14 IS IS6621A patent/IS6621A/is unknown
- 2002-11-15 NO NO20025510A patent/NO20025510L/no not_active Application Discontinuation
- 2002-11-18 US US10/298,217 patent/US6897211B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-12-17 CR CR6860A patent/CR6860A/es not_active Application Discontinuation
- 2002-12-17 BG BG107399A patent/BG65967B1/bg unknown
-
2003
- 2003-12-11 HK HK03109004A patent/HK1056719A1/xx not_active IP Right Cessation
-
2005
- 2005-03-25 US US11/090,743 patent/US20050171091A1/en not_active Abandoned
-
2009
- 2009-08-20 CY CY20091100888T patent/CY1109328T1/el unknown
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3781294A (en) * | 1971-03-31 | 1973-12-25 | Pfizer | Certain dibenzo(b,f)thiepin(4,5-d) imidazoles |
JPS53116385A (en) * | 1977-03-19 | 1978-10-11 | Hokuriku Pharmaceutical | Pyrazin derivative and method for its production |
US4198421A (en) * | 1978-11-30 | 1980-04-15 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Antiinflammatory 2-substituted-dibenzo[2,3:6,7]oxepino[4,5-d]imidazoles |
WO1999000335A1 (en) * | 1997-06-25 | 1999-01-07 | Weston Medical Limited | Flame control |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
JPN6009048749, CAGNIANT, P. et al., Comptes Rendus des Seances de l’Academie des Sciences, Serie C: Sciences Chimiques, 1976, Vol.283, No.15, p.683−686 * |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008523032A (ja) * | 2004-12-07 | 2008-07-03 | ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ | 置換された四環式テトラヒドロフラン、ピロリジンおよびテトラヒドロチオフェン誘導体 |
JP4912320B2 (ja) * | 2004-12-07 | 2012-04-11 | ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ | 置換された四環式テトラヒドロピラン、ピロリジンおよびテトラヒドロチオフェン誘導体 |
WO2008096755A1 (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-14 | Nippon Suisan Kaisha, Ltd. | バニロイド受容体(vr1)阻害剤及びその用途 |
Also Published As
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003533528A (ja) | 腫瘍壊死因子抑制剤としてのチエノベンゾアズレン化合物 | |
AU2001256560A1 (en) | Thienodibenzoazulene compounds as tumor necrosis factor inhibitors | |
EP1506202B1 (en) | 1-aza-dibenzoazulenes as inhibitors of tumour necrosis factor production and intermediates for the preparation thereof | |
CN100354277C (zh) | 作为肿瘤坏死因子产生抑制剂的1,3-二氮杂-二苯并薁类和制备该抑制剂的中间体 | |
JP2005526827A (ja) | 腫瘍壊死因子産生の阻害剤としてのベンゾナフトアズレン類及びその製造用中間体 | |
RU2334749C2 (ru) | 2-тиадибензоазулены в качестве ингибиторов продуцирования фактора некроза опухоли и промежуточные продукты для их получения | |
RU2323222C2 (ru) | 1-окса-3-азадибензоазулены в качестве ингибиторов продуцирования фактора некроза опухоли и промежуточные продукты для их получения | |
JP2005529157A (ja) | 腫瘍壊死因子産生の阻害剤としての1−チア−3−アザ−ジベンゾアズレン類及びその製造用中間体 | |
JP2005532327A (ja) | 腫瘍壊死因子産生の阻害剤として1−オキサ−ジベンゾアズレン及びその製造用中間体 | |
JP2006500322A (ja) | 腫瘍壊死因子産生の阻害剤としての1,2−ジアザ−ジベンゾアズレン類及びその製造用中間体 | |
JP2006519829A (ja) | 1−チアジベンゾアズレン誘導体及びその生物作用 | |
EP0090275A2 (en) | Isoxazole (5,4-b) pyridines | |
KR20050016336A (ko) | 종양괴사인자 생성 억제제로서의 2-티아-디벤조아줄렌 및그의 제조를 위한 중간체 | |
KR20050020774A (ko) | 종양괴사인자 생성의 억제제로서의1-옥사-3-아자-디벤조아줄렌 및 그의 제조를 위한 중간체 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080501 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090930 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20091228 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20100108 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20100201 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20100208 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100301 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100519 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101020 |